JP2008216715A - 楽音制御装置および楽音制御処理のプログラム - Google Patents

楽音制御装置および楽音制御処理のプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 音色、音質、およびその他の発音に関係する各種のパラメータを鍵盤などの発音操作子の操作によってリアルタイムで制御できるようにする。
【解決手段】 操作に応じて音高を指定する鍵盤1、各鍵の表面に複数の接点が配列された接触センサ15、CPU10を備え、CPU10は、任意の鍵の操作による接触センサ15の複数の接点のオン・オフを検出して、その検出結果に応じて発音に関係するパラメータを制御する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、楽音制御装置および楽音制御処理のプログラムに関し、特に、発音操作子へのタッチの態様によって音色や音質を制御する楽音制御装置および楽音制御処理のプログラムに関するものである。
一般に、パーカッション等の打楽器では、叩く位置や叩き方によって音質や音色を変えることができる。これと同様に、電子鍵盤楽器の中にも、発音操作子である鍵盤へのタッチの態様によって音色や音質を制御するものがある。例えば、スイッチやペダルなどの設定用の操作子を操作することにより、音色、音質、エフェクト(効果音)などの各種設定を変更することができる。この変更によって、例えば、全ての鍵の音色をピアノ音色からフルート音色に設定することができる。また、鍵盤の鍵域を複数のグループに分割して、それぞれのグループで異なる音色で発音させるスプリット機能を有する電子鍵盤楽器も普及している。
さらに、鍵盤の各鍵の構造によって音質や音色を変える電子鍵盤楽器の提案もいくつか発表されている。
例えば、ある提案の電子鍵盤楽器においては、鍵盤の各キーに、オン・オフを検出するスイッチを設けるとともに、キー表面に接触センサを設け、キーオン中またはその直前にキーオンされたキーまたはその他のキータッチ状態に基づいて、キーオンされた楽音を制御する楽音制御手段を設けている。具体的には、各キーの表面に設けられた導電薄膜31(第1図では34と記載)より、指がキーに触っているかをキータッチ検出回路16で検出する。さらに、指がキーに触れ(キータッチ)てキーオンされる前に発音の準備を行う。(特許文献1、2参照)
また、ある提案の楽音制御装置においては、複数の鍵が印刷された鍵盤部と、その鍵盤部の鍵と対応する箇所が押圧されたときに、その押圧位置およびその押圧面積を検出する検出手段と、この検出手段で検出された押圧面積に基づいて楽音制御信号を発生し、この楽音制御信号により検出手段で検出された押圧位置に応じた音高の楽音を制御する制御手段とを備えている。具体的には、図1に示すように、シート部材1と本体装置2とを備え、これらが接続ケーブル3により電気的に接続された構成になっている。シート部材1は、図2に示すように、アクリルなどの可撓性を有する透明な合成樹脂からなるカバーフィルム4に鍵盤部5と操作部6とを印刷し、このカバーフィルム4の下面にタッチパネル7を配置し、このタッチパネル7の下面に弾性部材8を配置した構成になっている。タッチパネル7は、図3に示すように、押圧された箇所の上下の各電極14、15が異方性導電層16を介して導通することにより、鍵の位置を検出し、異方性導電層16の電気抵抗値によって押圧面積を検出する。(特許文献3参照)
また、ある提案の鍵盤装置並びに電子鍵盤楽器においては、鍵操作をする鍵と、鍵動作を検出する鍵動作検出センサと、この鍵動作検出センサからの発音開始等の楽音発生指示情報を受けて発生される楽音発生手段とを有する電子鍵盤楽器において、鍵の下方に設けられ、鍵への指等の接近を非押鍵状態で検出する構えセンサと、構えセンサが指等の鍵への接近の有無を検出する鍵接近有無情報検出手段と、鍵接近有無情報検出手段からの検出信号にて、鍵動作検出センサで発音指示する楽音発生手段の楽音の発音を準備する発音準備手段とを備えている。具体的には、鍵盤装置の側断面図である図1に示すように、各鍵の下方に、鍵への指等の接近を検出する構えセンサ12、13が設けられている。この構えセンサ12(13)は、図2に示すように、チップ状に形成したフォトセンサP12の中央に赤外線を発光するLEDからなる発光体diが埋め込まれ、その周囲に複数のフォトトランジスタからなる受光体acが埋め込まれて構成されている。この構えセンサ12(13)によって、鍵タッチ前の情報を検出して、演奏機能を向上し、演奏表現力を高めている。(特許文献4参照)
実開平2−131794号公報 実公平7−11065号公報 特開2000−250548号公報 特開2005−309469号公報
しかしながら、上記特許文献1ないし特許文献4、およびスイッチやペダルなどの設定用の操作子又はスプリット機能を有する従来の電子鍵盤楽器においては、音色、音質、およびその他の発音に関係する各種のパラメータを発音操作子の操作によってリアルタイムで制御するものではない。例えば、特許文献1、特許文献2、および特許文献4の場合には、鍵盤面への接触状況や接触前の状況を検出するものであるが、鍵盤の演奏中にリアルタイムで各種の発音パラメータを制御することはできない。また、特許文献3の場合には、押圧面積に応じて制御するパラメータはベロシティであり、各種の発音パラメータを制御することはできない。また、設定用の操作子又はスプリット機能を有する電子鍵盤楽器の場合には、演奏に先立って各種の発音パラメータを制御することは可能であるが、発音操作子の操作によってリアルタイムで制御することはできない。
本発明は、このような従来の課題を解決するためのものであり、音色、音質、およびその他の発音に関係する各種のパラメータを鍵盤などの発音操作子の操作によってリアルタイムで制御できるようにすることを目的とする。
請求項1に記載の楽音制御装置は、操作に応じて音高を指定する鍵盤と、各鍵の表面に複数の接点が配列された接触センサと、任意の鍵の操作による前記接触センサの複数の接点のオン・オフを検出する接点検出手段と、前記接点検出手段の検出結果に応じて発音に関係するパラメータを制御する発音制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項1の楽音制御装置において、請求項2に記載したように、前記発音制御手段は、前記接点検出手段によって検出された前記接触センサの複数の接点のオン・オフの分布形状に応じて発音に関係するパラメータを制御することを特徴とする。
請求項2の楽音制御装置において、前記接点検出手段は、鍵の操作開始から一定時間内の前記接触センサの接点のオン又はオフを検出することを特徴とする。さらに、この場合において、前記接点検出手段は、前記接触センサの接点のオンの検出の際に、操作された指の種類を検出することを特徴とする。
あるいは、請求項2の楽音制御装置において、前記発音制御手段は、前記接点検出手段の検出結果に応じて操作された鍵に対応する音高の発音チャンネルを指定することを特徴とする。
あるいは、請求項2の楽音制御装置において、前記発音制御手段は、前記接点検出手段の検出結果に応じて操作された鍵に対応する音高には関与しない発音のパラメータを制御することを特徴とする。さらに、この場合において、前記発音制御手段は、前記接点検出手段の検出結果に応じて伴奏音の音量のパラメータを制御することを特徴とする。
あるいは、請求項2の楽音制御装置において、前記発音制御手段は、前記接点検出手段によって検出された前記接触センサのオン接点の数に応じて発音に関係するパラメータを制御することを特徴とする置。
請求項1の楽音制御装置において、請求項3に記載したように、前記発音制御手段は、前記接点検出手段によって検出された前記接触センサのオン接点の分布範囲に応じて発音に関係するパラメータを制御することを特徴とする。
請求項3の楽音制御装置において、前記発音制御手段は、操作中の全ての鍵における前記接触センサのオン接点の分布範囲の平均値に応じて発音に関係するパラメータを制御することを特徴とする。
あるいは、請求項3の楽音制御装置において、前記発音制御手段は、操作中の全ての鍵の中で前記接触センサのオン接点の分布範囲の最大絶対値に応じて発音に関係するパラメータを制御することを特徴とする。
あるいは、請求項3の楽音制御装置において、前記発音制御手段は、操作中の全ての鍵の中で最後に操作された鍵における前記接触センサのオン接点の分布範囲に応じて発音に関係するパラメータを制御することを特徴とする。
請求項1の楽音制御装置において、請求項4に記載したように、前記発音制御手段は、前記接点検出手段によって検出された前記接触センサのオン接点の分布位置に応じて発音に関係するパラメータを制御することを特徴とする。
請求項4の楽音制御装置において、前記発音制御手段は、前記接点検出手段によって検出された前記接触センサのオン接点の分布位置の移動方向に応じて発音に関係するパラメータを制御することを特徴とする。
あるいは、請求項4の楽音制御装置において、前記発音制御手段は、前記接点検出手段によって検出された前記接触センサのオン接点の分布位置の移動距離に応じて発音に関係するパラメータを制御することを特徴とする。
あるいは、請求項4の楽音制御装置において、前記発音制御手段は、前記接点検出手段によって検出された前記接触センサのオン接点の分布位置の移動速度に応じて発音に関係するパラメータを制御することを特徴とする。
あるいは、請求項4の楽音制御装置において、前記発音制御手段は、前記接点検出手段によって検出された前記接触センサのオン接点の分布位置の左右の偏倚に応じて発音に関係する第1のパラメータを制御し、当該分布位置の前後の偏倚に応じて発音に関係する第2のパラメータを制御することを特徴とする。
請求項5に記載の楽音制御処理のプログラムは、各鍵の表面に配列された複数の接点からなる接触センサにおける接点のオン・オフを鍵盤の操作に応じて検出する第1のステップと、前記第1のステップの検出結果に応じて発音に関係するパラメータを制御する第2のステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の楽音制御装置および楽音制御処理のプログラムによれば、音色、音質、およびその他の発音に関係する各種のパラメータを鍵盤などの発音操作子の操作によってリアルタイムで制御できるという効果が得られる。
以下、本発明の楽音制御装置の第1実施形態および第2実施形態について、電子鍵盤楽器を例に採って、図を参照して説明する。
図1は、第1実施形態の電子鍵盤楽器の構成を示す外観図である。図1において、鍵盤1は、各鍵の操作に応じて音高およびベロシティを発生する発音イベント発生システムおよび後述する接触センサを有する。なお、鍵盤1の鍵域はA0からC8までの88鍵であるが、この図では鍵数が省略されている。スイッチ群2は、音色スイッチ、リズムスイッチ、機能設定スイッチ、およびリズムコントローラスイッチで構成されている。テンキースイッチ3は、スイッチ群2によって指定される数値を入力する。表示部4は、3桁の7セグLEDで構成され、入力されるデータや演奏中のモードなどを表示する。スイッチ5は、爪弾きモードのオン/オフを設定する爪弾きスイッチである。LED6は、スイッチ5のオンで点灯するインジケータである。スイッチ7は、サイクリック・スイッチであり、スイッチ5がオン状態の場合に、モード1ないしモード6のいずれかを選択するモード選択スイッチである。スピーカ8は、鍵盤1の操作に応じて楽音を発音する。
図2は、図1の電子鍵盤楽器の内部システムの構成を示すブロック図である。図2において、CPU10は、ROM11、RAM12、図1に示した各種スイッチ13(スイッチ群2、テンキースイッチ3、スイッチ5、スイッチ7)、7セグ3桁の表示部4、鍵盤1の発音イベント発生システム14および接触センサ15、音源16に接続され、これら各部との間でデータやコマンドを授受しながら、この電子鍵盤楽器を制御する。音源16にはサウンドシステム17が接続されている。
ROM11は、CPU10によって実行される制御プログラム、特に、楽音制御処理のプログラムを記憶している。RAM12は、CPU10のワークエリアであり、CPU10によって処理されるデータを一時的に記憶する。発音イベント発生システム14は、各鍵の下方に設けられた2つのスイッチおよびこれらのスイッチのオン・オフを検出するマトリックス回路を有し、CPU10の鍵走査に応じて、操作された鍵の音高およびベロシティのデータを入力する。音源16は、CPU10の発音指令およびノートオンデータに応じて、波形ROM(図示せず)から波形データを読み出して楽音信号を生成し、サウンドシステム17に供給する。サウンドシステム17は、A/D変換回路、フィルタ回路、増幅回路など(いずれも図示せず)で構成され、音源16から供給された楽音信号をデジタルからアナログに変換し、フィルタ処理や増幅処理を施して、図1に示したスピーカ8から発音する。
図3は、鍵盤1の各鍵の表面に設けられた接触スイッチ15の構成を示す図である。図3(A)に示すように、接触センサは各鍵の手前側の位置すなわち指が接触する位置に設けられている。図3(B)に示すように、接触センサ15はマトリックス状に配列された複数の接点(ドット)15Eで構成され、CPU10の走査によって各接点のオン・オフが検出される。すなわち、指や爪が鍵の表面に接触すると、その接触した範囲の接点がオンになる。したがって、爪で操作した爪弾きの場合のオン接点の数は、指で普通に操作した場合のオン接点の数よりも少なくなる。
図4は、鍵のタッチパターン(操作態様)とオン接点の数との関係を示す図である。図4において、横軸は時間、縦軸はオン接点(ドット)の数である。曲線d1は、操作開始時間t0から操作終了時間t2まで指で普通に操作した場合のオン接点の数の推移を示している。曲線d2は、操作開始時間t0は爪で操作し、途中から操作終了時間t2までは指で操作した場合のオン接点の数の推移を示している。曲線d3は、操作開始時間t0から操作終了時間t2まで爪で操作した場合のオン接点の数の推移を示している。図5は、曲線d3のオン接点の数の推移となる奏法の様子を示す図である。したがって、操作開始時間t0から一定時間T後の時間t1におけるオン接点の数を検出することによって、その鍵のタッチパターンを判定することができる。
図6は、鍵のタッチパターンとオン接点の分布との関係を示す図である。図6において、オン接点は黒丸で表されている。図6(A)は、指で普通に鍵を操作した場合のオン接点の分布を示している。図6(B)は、人指し指、中指、薬指、小指で爪弾き操作した場合のオン接点の分布を示している。図6(C)は、親指で爪弾き操作した場合のオン接点の分布を示している。図6(A)、(B)、(C)の3つの操作態様のオン接点の分布パターン(分布形状)の特徴を縦aおよび横bの比a/b=Pで表す。そして、下記のPの値によってタッチパターンを判定する。
P≦0.3の場合は、タッチパターンBと判定
0.3<P<3の場合は、タッチパターンAと判定
P≧3の場合は、タッチパターンCと判定
図7は、図1の爪弾きスイッチ5のON又はOFF、およびモード選択スイッチ7のモード選択に応じた爪弾き機能の一覧を示す図である。爪弾きスイッチ5がオフの場合には、指で普通に鍵を操作する従来の演奏と同じ発音の機能となる。爪弾きスイッチ5がオンの場合には、モード選択スイッチ7によって選択されたモード種類ごとに、下記の異なる機能が設定される。
モード1においては、判別されたタッチパターンの種類に応じて、ノートオンイベントの発音チャンネル番号を更新する機能となる。タッチパターンAの普通の演奏の場合には、更新を行わず、スイッチ群2およびテンキースイッチ3によって予め設定された発音チャンネルによってノートオンイベントが音源16に供給される。これに対して、タッチパターンB又はタッチパターンCの爪弾き演奏の場合には、変更した発音チャンネルによってノートオンイベントが音源16に供給される。この場合には、発音チャンネルごとに音色、エフェクト、パンニングなどの各種のパートパラメータを独自に設定できる。例えば、タッチパターンAの演奏によって通常の鍵盤の発音チャンネルに設定された音色で発音し、タッチパターンBの爪弾き演奏によって変更した発音チャンネルに設定された音色で発音するような弾き分けが可能になる。
モード2においては、爪弾きされた押鍵は、発音のために音源16に供給される以外に、CPU10に供給されてコード判定が行われる。これにより、演奏中において特定の押鍵のみを爪弾きで演奏してコード判定押鍵にすることができる。
モード3においては、爪弾きされた押鍵は、通常の発音と同時に鍵盤音色スプリットでのスプリットポイントの設定を行う。これによって、演奏中にスプリットポイントを自在に変更することが可能になる。
モード4においては、爪弾きされた押鍵は、通常の発音を行わず、その代わりにタッチセレクトの設定変更を行う。その場合において、タッチパターンBとタッチパターンCとのオン接点の分布の違い、すなわち、上記したPの値に応じてタッチセレクトの用途を区別する。例えば、親指の爪弾きであるタッチパターンCでタッチオフ、親指以外の他の指の爪弾きであるタッチパターンBでタッチオンに設定するように区別する。タッチオンが設定された場合にはさらに、押鍵のベロシティ値(弱、中、強)に応じて、ライト、ノーマル、ヘビーの3種類のタッチカーブを選択する。タッチセレクトは、曲の音符演奏とは直接連動しないので、爪弾きされた鍵の発音は行わない。
モード5においては、リズムスタート/ストップおよびリズムフィルインを実行する。この場合もモード4と同様に、例えば、親指の爪弾きであるタッチパターンCでリズムスタート/ストップ、他の指の爪弾きであるタッチパターンBでリズムフィルインに設定するように区別する。また、このモード5においても、リズムスタート/ストップおよびリズムフィルインは、曲の音符演奏とは直接連動しないので、爪弾きされた鍵の発音は行わない。
モード6においては、アカンプボリューム(伴奏音量)の設定値を爪弾き演奏のベロシティに応じて変更することができる。例えば、図4の曲線d2のように、操作開始時間t0は爪で操作し、途中から操作終了時間t2までは指で操作する際に、爪弾きの強さでアカンプボリューム設定し、指で操作する演奏の強さでメロディボリュームを設定する。
図8は、RAM12のレジスタAのデータ構成を示す図である。図8において、A0からC8までの全ての鍵の設定値はそれぞれの鍵の操作時間を表している。各鍵の初期値は0で最大値は99である。一定時間ごとのタイマインタラプトに応じて、CPU10の鍵走査が行われ、指又は爪で操作された鍵の設定値が1つインクリメントされる。レジスタAの変更については、さらに後述する。
図9は、RAM12のレジスタBのデータ構成を示す図である。図9において、A0からC8までの全ての鍵の判定値はそれぞれの鍵のタッチパターンを表している。各鍵の判定値の初期値は2より大きな値例えば3である。詳細については後述するが、爪弾き判定システムでタッチパターンAと判定された場合には判定値0となる。爪弾き判定システムでタッチパターンBと判定された場合には判定値は1となる。爪弾き判定システムでタッチパターンCと判定された場合には判定値は2となる。
図10ないし図12は、CPU10によって実行される楽音制御処理の動作を示し、図10は、上記したレジスタAおよびレジスタBのデータ更新に関する爪弾き判定システムのフローチャートであり、図11および図12はノートオンイベント処理のフローチャートである。
図10において、レジスタAおよびレジスタBのアドレスを指定する変数KをA0(最低音高の鍵のアドレス)にセットして、A0からC8(最高音高の鍵のアドレス)までのアドレスに対応する各鍵を走査してその接触センサの接点のオン・オフを検出する。まず、アドレスKの鍵(K)の接触センサにオン中の接点(ドット)が存在するか否かを判別する(ステップS101)。オン中の接点が存在する場合には、レジスタAのアドレスKの設定値に1を加算する(ステップS102)。ただし、そのアドレスの設定値が最大値99に達している場合には加算しない。次に、レジスタAのアドレスKの値が98であるか否かを判別する(ステップS103)。この値が98である場合には、鍵(K)の接触センサの現在のオン接点の分布パターンで判定を行う(ステップS104)。すなわち、図6に示した分布パターンの縦横の比a/b=Pの値でタッチパターンの判定を行う。
そして、判定結果がタッチパターンAであるか否かを判別し(ステップS105)、タッチパターンAである場合には、レジスタBのアドレスKの値を0にする(ステップS106)。判定結果がタッチパターンAでない場合には、判定結果がタッチパターンBであるか否かを判別し(ステップS107)、タッチパターンBである場合には、レジスタBのアドレスKの値を1にする(ステップS108)。判定結果がタッチパターンAおよびタッチパターンBでない場合、すなわち、判定結果がタッチパターンCである場合には、レジスタBのアドレスKの値を2にする(ステップS109)。
ステップS106、ステップS108、又はステップS109において、レジスタBのアドレスKの値を設定した後は、アドレスKがC8であるか否かを判別する(ステップS110)。すなわち、A0からC8までの全ての鍵の接触センサの検出が終了したか否かを判別する。アドレスKがC8でない場合には、Kの値をインクリメントして次のアドレスを指定する(ステップS111)。一方、アドレスKがC8である場合には、アドレスKを走査の最初の鍵であるA0にセットする(ステップS112)。
ステップS101において、アドレスKの鍵(K)で接触センサにオン中の接点が存在しない場合には、レジスタAのアドレスKの値を0にする(ステップS113)。この後、又は、ステップS111においてKのアドレスをインクリメントした後、若しくは、ステップS112においてKのアドレスをA0にセットした後は、ステップS101に移行して、アドレスKによって指定される鍵(K)の接触センサの検出処理を続行する。
図11のノートオン処理において、まず、レジスタBのアドレスKの値が0であるか否かを判別する(ステップS201)。アドレスKの値が0である場合には、指による通常の鍵操作であるので、ノートオンイベントをそのまま音源16へ送る(ステップS202)。
ステップS201において、レジスタBのアドレスKの値が0でない場合には、現在の爪弾きモードが1であるか否かを判別し(ステップS203)、爪弾きモードが1である場合には、ノートオンイベントの発音チャンネルを予め設定されている1から特定の発音チャンネル、例えば発音チャンネル5に書き換える(ステップS204)。そして、ノートオンイベントを音源16へ送る(ステップS202)。
ステップS203において、爪弾きモードが1でない場合には、現在の爪弾きモードが2であるか否かを判別し(ステップS205)、爪弾きモードが2である場合には、ノートオンイベントをコード判定システムであるCPU10に送る(ステップS206)。そして、ノートオンイベントを音源16へ送る(ステップS202)。
ステップS205において、爪弾きモードが2でない場合には、現在の爪弾きモードが3であるか否かを判別し(ステップS207)、爪弾きモードが3である場合には、スプリットポイントを鍵(K)に設定する(ステップS208)。そして、ノートオンイベントを音源16へ送る(ステップS202)。
ステップS207において、爪弾きモードが3でない場合には、図12のフローチャートにおいて、現在の爪弾きモードが4であるか否かを判別し(ステップS209)、爪弾きモードが4である場合には、レジスタBのアドレスKの値が1であるか否かを判別する(ステップS210)。アドレスKの値が1である場合には、タッチオフに設定する(ステップS211)。
ステップS210において、レジスタBのアドレスKの値が1でない場合、すなわち、アドレスKの値が2の場合には、ノートオンイベントのベロシティ値が40より小さいか否かを判別する(ステップS212)。ベロシティ値が40より小さい場合には、タッチライトに設定する(ステップS213)。ステップS212において、ベロシティ値が40以上である場合には、ベロシティ値が100より大きいか否かを判別する(ステップS214)。ベロシティ値が100より大きい場合には、タッチノーマルに設定する(ステップS215)。ベロシティ値が40以上で且つ100以下である場合には、タッチヘビーに設定する(ステップS216)。
ステップS209において、現在の爪弾きモードが4でない場合には、爪弾きモードが5であるか否かを判別する(ステップS217)。爪弾きモードが5である場合には、レジスタBのアドレスKの値が1であるか否かを判別し(ステップS218)、アドレスKの値が1である場合には、リズムスタート/ストップ機能を実行する(ステップS219)。アドレスKの値が1でない場合、すなわち、アドレスKの値が2である場合には、リズムフィルインを実行する(ステップS220)。
ステップS217において、現在の爪弾きモードが5でない場合、すなわち、現在の爪弾きモードが6の場合には、ノートオンイベントのベロシティ値と同じ値にアカンプボリューム値を設定する(ステップS221)。
図13は、第1実施形態の爪弾き操作のモード1を活用した実際の演奏例の楽譜を示す図である。いま、発音チャンネル1はピアノの音色に設定され、発音チャンネル5はフルートの音色に設定されているとする。例1においては、右手で丸印の音符に対応する鍵を爪弾きで操作した後、続けて指で操作した場合である。この場合には、3連符の最初の音符は発音チャンネル5のフルートの音色で発音される。例2においては、左手の演奏は発音チャンネル5のフルートの音色で発音される。また、右手の演奏で8分休符の間に丸印の8分音符を挿入して、爪弾き操作をすることで、発音チャンネル5のフルートの音色で発音される。例3においては、発音チャンネル1のピアノの音色の曲の演奏中に、発音チャンネル5のフルートの音色の演奏を自在に挿入する。したがって、2種類の楽器のアンサンブルの演奏を実現できる。
以上のように、上記第1実施形態によれば、操作に応じて音高を指定する鍵盤1、各鍵の表面に複数の接点が配列された接触センサ15、CPU10を備え、CPU10は、任意の鍵の操作による接触センサ15の複数の接点のオン・オフを検出して、その検出結果に応じて発音に関係するパラメータを制御する。
したがって、音色、音質、およびその他の発音に関係する各種のパラメータを鍵盤などの発音操作子の操作によってリアルタイムで制御できる。
この場合において、CPU10は、検出した接触センサ15の複数の接点のオン・オフの分布形状に応じて発音に関係するパラメータを制御する。すなわち、図6に示すように、接触センサ15のオン接点の縦横比a/bの値が予め定めた3つの範囲のいずれに該当するかに応じて、発音に関係するパラメータを制御する。したがって、演奏者は、鍵の操作を指、親指の爪弾き、または親指以外の指の爪弾きで弾き分けることにより、音色、音質、およびその他の発音に関係する各種のパラメータを鍵盤などの発音操作子の操作によってリアルタイムで変更することができる。
この場合において、CPU10は、鍵の操作開始から一定時間T内の接触センサ15の接点のオン又はオフを検出する。したがって、図4の曲線d2に示すように、鍵の操作開始時には爪弾き演奏によってパラメータを変更した後、通常の指の演奏を行うことによって、変更したパラメータでの発音をリアルタイムで行うことができる。
CPU10は、接触センサ15の接点のオンの検出の際に、操作された指の種類を検出する。すなわち、図6に示すように、接触センサ15のオン接点の縦横比a/bの値が3以上である場合には親指による爪弾きであると判定し、この値が0.3以下である場合には親指以外の指の爪弾きであると判定する。したがって、例えば、親指の爪弾き演奏によってリズムスタート/ストップを実行し、親指以外の指の爪弾き演奏によってリズムフィルインを実行することができる。
CPU10は、任意の鍵の操作による接触センサ15の複数の接点のオン・オフを検出した結果に応じて、操作された鍵に対応する音高の発音チャンネルを指定するだけでなく、操作された鍵に対応する音高には関与しない発音のパラメータ、例えば、タッチセレクト、リズムスタート/ストップ、リズムフィルイン、アカンプボリュームのパラメータを制御する。したがって、豊かなバリエーションの演奏が可能になる。
次に、第1実施形態の変形例について説明する。変形例においては、オン接点の分布パターンの判定を第1実施形態のように縦横の比a/b=Pの値で行う代わりに、オン接点の面積すなわちオン接点の数によって判定する。すなわち、CPU10は、接触センサ15のオン接点の数に応じて発音に関係するパラメータを制御する。
したがって、この変形例においても、音色、音質、およびその他の発音に関係する各種のパラメータを鍵盤などの発音操作子の操作によってリアルタイムで制御できる。
次に、本発明の第2実施形態の電子鍵盤楽器について説明する。第2実施形態における電子鍵盤楽器の構成は、一部を除いて図1および図2に示した第1実施形態の構成と同じである。すなわち、図1におけるスイッチ5は、第2実施形態においては接触判定モードのオン/オフ・スイッチである。また、第2実施形態においては、スイッチ7は、接触判定モード選択スイッチである。その他の構成は第1実施形態とほとんど同じであるので、第1実施形態の図面を適宜援用して第2実施形態の動作を説明する。ただし、第2実施形態の場合には、鍵の操作は指によるものであり、爪弾きの操作は含まれない。
図14は、各鍵における接触センサ15のオン接点の分布の縦方向の中心位置z1と横方向の中心位置z2によって決定されるオン接点の上下左右の分布位置の2次元座標Z(z1,z2)を示す図である。図14(A)の場合には、オン接点の分布位置が右側に偏倚している。図14(B)の場合には、オン接点の分布位置が左側に偏倚している。図14(C)の場合には、オン接点の分布位置が上側に偏倚している。図14(D)の場合には、オン接点の分布位置が下側に偏倚している。
第2実施形態において、接触判定モードスイッチ5がオフの場合には、第1実施形態と同様に、通常の鍵盤の発音機能のみを行う。接触判定モードスイッチ5がオンの場合には、接触判定モード選択スイッチ7によって選択されたモード1、モード2、またはモード3、すなわち、発音に関係するパラメータを制御する。
モード1においては、鍵の接触開始t0から一定時間Tが経過した時間t1において、接触センサ15のオン接点の分布位置を検出し、そのとき押鍵中の全ての鍵について分布位置の2次元座標Z(z1,z2)を取得する。そして、取得した2次元座標Z(z1,z2)の平均値Za(z1a,z2a)を算出し、z1aの前後の偏倚およびz2aの左右の偏倚に応じて、それぞれ別個のパラメータを制御する。
すなわち、この第2実施形態において、CPU10は、検出した接触センサ15のオン接点の分布位置に応じて発音に関係するパラメータを制御する。例えば、CPU10は、検出した接触センサ15のオン接点の分布位置の移動方向に応じて発音に関係するパラメータを制御する。あるいは、CPU10は、検出した接触センサ15のオン接点の分布位置の移動距離に応じて発音に関係するパラメータを制御する。あるいは、CPU10は、検出した接触センサ15のオン接点の分布位置の移動速度に応じて発音に関係するパラメータを制御する。さらにCPU10は、検出した接触センサ15のオン接点の分布位置の左右の偏倚に応じて発音に関係する第1のパラメータを制御し、分布位置の前後の偏倚に応じて発音に関係する第2のパラメータを制御する。第1のパラメータは、例えば、ブリリアンス設定値である。したがって、オン接点の分布位置が右側に偏倚した場合には、明るく固めの音色になり、左側に偏倚した場合には、柔らかく落ち着いた音色になる。また、第2のパラメータは、例えば、パートボリューム設定値である。オン接点の分布位置が奥側に偏倚した場合には、パートボリューム値が大きくなり、手前側に偏倚した場合には、パートボリューム値が小さくなる。したがって、第1実施形態と同様に、音色、音質、およびその他の発音に関係する各種のパラメータを鍵盤などの発音操作子の操作によってリアルタイムで制御できる。
ただし、この場合、接触センサ15のオン接点の分布位置に対するブリリアンス設定値およびパートボリューム設定値の変更の度合いは、演奏に先立って予めスイッチで設定された変更の度合いに比べて小さく、演奏誤差を吸収できるように余裕を持たせた構成になっている。さらに、モード1の場合には、接触センサ15のオン接点の分布位置を3桁の数値に変換して図1に示した7セグのLEDに表示する。これによって、演奏者は、演奏する指が鍵のどの位置に接触しているかを視覚的に把握できる。したがって、演奏中の指の動きの癖を知ることができるとともに、パラメータ変更のフィードバックに活用することができる。
モード2においては、押鍵中の全ての鍵について、時間経過に伴って変化する分布位置の平均値の移動方向および移動距離を算出して、その算出値に応じてパラメータを制御する。例えば、時間経過に伴って変化する分布位置の平均値の移動距離の算出値を、パートボリューム値やパートチューニング値に反映させる。接触開始t0からt1までの一定時間Tにおいて、図8に示したレジスタAの値が78、88、98…と10ずつ大きくなった瞬間ごとに、接触センサ15のオン接点の分布位置の縦および横の座標Z(z1,z2)の最初の検出値からの変化量Zv(z1v,z2v)を検出する。さらに、現在押鍵中の全て鍵のz1vの総計からその平均値z1vaを算出して、パートボリューム値に反映させる。すなわち、z1vaがプラスの値であれば音量を大きくし、マイナスの値であれば音量を小さくする。したがって、押鍵しながら指または手全体を左右に振動させると、発音中の楽音に音量のビブラートをかけることができる。また、現在押鍵中の全て鍵のz2vの総計からその平均値z2vaを算出して、パートチューニング値に反映させる。すなわち、z2vaがプラスの値であればピッチ(音高)を高くし、z2vaがマイナスの値であればピッチを低くする。したがって、押鍵しながら指または手全体を前後に振動させると、発音中の楽音にピッチのビブラートをかけることができる。
モード3においては、押鍵中の全ての鍵について、時間経過に伴って変化する分布位置の平均値の移動速度を算出して、その算出値に応じてパラメータを制御する。例えば、時間経過に伴って変化する分布位置の平均値の移動距離を経過時間で除算した移動速度の算出値を、ブリリアント値に反映させる。すなわち、接触開始t0からt1までの一定時間Tにおいて、図8に示したレジスタAの値が78、88、98…と10ずつ大きくなった瞬間ごとに、接触センサ15のオン接点の分布位置の縦および横の座標Z(z1,z2)の最初の検出値からの変化量の変化率すなわち移動速度を検出して、ブリリアント値に反映させる。あるいは、時間経過に伴って変化する分布位置の平均値の移動速度を算出することにより、グリッサンドや軽めのタッチで鍵盤をひっかくような演奏法のパラメータを制御できるので、粒立ちよく明るい音が可能となる。
以上のように、上記第2実施形態によれば、CPU10は、検出した接触センサ15のオン接点の分布範囲に応じて発音に関係するパラメータを制御するので、第1実施形態と同様に、音色、音質、およびその他の発音に関係する各種のパラメータを鍵盤などの発音操作子の操作によってリアルタイムで制御できる。
なお、上記実施形態においては、電子鍵盤楽器のROM11にあらかじめ記憶された楽音制御処理のプログラムをCPU10が実行する装置の発明について説明したが、フレキシブルディスク(FD)、CD、メモリカードなどの外部記憶媒体に記録されている楽音制御処理のプログラムをハードディスクやフラッシュROMなどの書き込み可能な不揮発性メモリにインストールするか、又は、インターネットなどのネットワークからダウンロードした楽音制御処理のプログラムを不揮発性メモリにインストールして、そのプログラムをCPU10によって実行することも可能である。この場合には、プログラムの発明やそのプログラムを記録した記録媒体の発明を実現できる。
すなわち、本発明による楽音制御処理のプログラムは、
各鍵の表面に配列された複数の接点からなる接触センサにおける接点のオン・オフを鍵盤の操作に応じて検出する第1のステップと、前記第1のステップの検出結果に応じて発音に関係するパラメータを制御する第2のステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。したがって、上記実施形態における装置の発明と同様に、音色、音質、およびその他の発音に関係する各種のパラメータを鍵盤などの発音操作子の操作によってリアルタイムで制御できる。
本発明の第1実施形態に共通する電子鍵盤楽器の構成を示す外観図。 図1の電子鍵盤楽器の内部構成を示すブロック図。 図1の鍵盤の各鍵の表面に設けられた接触スイッチの構成を示す図。 第1実施形態における鍵のタッチパターンとオン接点の数との関係を示す図。 図4の曲線d3のオン接点の数の推移となる奏法の様子を示す図。 第1実施形態における鍵のタッチパターンとオン接点の分布との関係を示す図。 図1の爪弾きスイッチおよびモード選択スイッチに応じた爪弾き機能の一覧を示す図。 図2のRAMのレジスタAのデータ構成を示す図。 図2のRAMのレジスタBのデータ構成を示す図。 第1実施形態におけるレジスタAおよびレジスタBのデータ更新に関する爪弾き判定システムのフローチャート。 第1実施形態におけるノートオンイベント処理のフローチャート。 図11に続くノートオンイベント処理のフローチャート。 第1実施形態の爪弾き操作のモード1を活用した実際の演奏例の楽譜を示す図。 第2実施形態における接触センサのオン接点の分布の2次元座標を示す図。
符号の説明
1 鍵盤
2、5、7 スイッチ
3 テンキースイッチ
4 表示部
6 インジケータ
8 スピーカ
10 CPU
11 ROM
12 RAM
13 スイッチ群
14 発音イベント発生システム
15 接触センサ
16 音源
17 サウンドシステム

Claims (5)

  1. 操作に応じて音高を指定する鍵盤と、
    各鍵の表面に複数の接点が配列された接触センサと、
    任意の鍵の操作による前記接触センサの複数の接点のオン・オフを検出する接点検出手段と、
    前記接点検出手段の検出結果に応じて発音に関係するパラメータを制御する発音制御手段と、
    を備えたことを特徴とする楽音制御装置。
  2. 前記発音制御手段は、前記接点検出手段によって検出された前記接触センサの複数の接点のオン・オフの分布形状に応じて発音に関係するパラメータを制御することを特徴とする請求項1に記載の楽音制御装置。
  3. 前記発音制御手段は、前記接点検出手段によって検出された前記接触センサのオン接点の分布範囲に応じて発音に関係するパラメータを制御することを特徴とする請求項1に記載の楽音制御装置。
  4. 前記発音制御手段は、前記接点検出手段によって検出された前記接触センサのオン接点の分布位置に応じて発音に関係するパラメータを制御することを特徴とする請求項1に記載の楽音制御装置。
  5. 各鍵の表面に配列された複数の接点からなる接触センサにおける接点のオン・オフを鍵盤の操作に応じて検出する第1のステップと、
    前記第1のステップの検出結果に応じて発音に関係するパラメータを制御する第2のステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする楽音制御処理のプログラム。
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