JP2008216715A - 楽音制御装置および楽音制御処理のプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 操作に応じて音高を指定する鍵盤1、各鍵の表面に複数の接点が配列された接触センサ15、CPU10を備え、CPU10は、任意の鍵の操作による接触センサ15の複数の接点のオン・オフを検出して、その検出結果に応じて発音に関係するパラメータを制御する。
【選択図】 図2
Description
さらに、鍵盤の各鍵の構造によって音質や音色を変える電子鍵盤楽器の提案もいくつか発表されている。
例えば、ある提案の電子鍵盤楽器においては、鍵盤の各キーに、オン・オフを検出するスイッチを設けるとともに、キー表面に接触センサを設け、キーオン中またはその直前にキーオンされたキーまたはその他のキータッチ状態に基づいて、キーオンされた楽音を制御する楽音制御手段を設けている。具体的には、各キーの表面に設けられた導電薄膜31(第1図では34と記載)より、指がキーに触っているかをキータッチ検出回路16で検出する。さらに、指がキーに触れ(キータッチ)てキーオンされる前に発音の準備を行う。(特許文献1、2参照)
また、ある提案の楽音制御装置においては、複数の鍵が印刷された鍵盤部と、その鍵盤部の鍵と対応する箇所が押圧されたときに、その押圧位置およびその押圧面積を検出する検出手段と、この検出手段で検出された押圧面積に基づいて楽音制御信号を発生し、この楽音制御信号により検出手段で検出された押圧位置に応じた音高の楽音を制御する制御手段とを備えている。具体的には、図1に示すように、シート部材1と本体装置2とを備え、これらが接続ケーブル3により電気的に接続された構成になっている。シート部材1は、図2に示すように、アクリルなどの可撓性を有する透明な合成樹脂からなるカバーフィルム4に鍵盤部5と操作部6とを印刷し、このカバーフィルム4の下面にタッチパネル7を配置し、このタッチパネル7の下面に弾性部材8を配置した構成になっている。タッチパネル7は、図3に示すように、押圧された箇所の上下の各電極14、15が異方性導電層16を介して導通することにより、鍵の位置を検出し、異方性導電層16の電気抵抗値によって押圧面積を検出する。(特許文献3参照)
また、ある提案の鍵盤装置並びに電子鍵盤楽器においては、鍵操作をする鍵と、鍵動作を検出する鍵動作検出センサと、この鍵動作検出センサからの発音開始等の楽音発生指示情報を受けて発生される楽音発生手段とを有する電子鍵盤楽器において、鍵の下方に設けられ、鍵への指等の接近を非押鍵状態で検出する構えセンサと、構えセンサが指等の鍵への接近の有無を検出する鍵接近有無情報検出手段と、鍵接近有無情報検出手段からの検出信号にて、鍵動作検出センサで発音指示する楽音発生手段の楽音の発音を準備する発音準備手段とを備えている。具体的には、鍵盤装置の側断面図である図1に示すように、各鍵の下方に、鍵への指等の接近を検出する構えセンサ12、13が設けられている。この構えセンサ12(13)は、図2に示すように、チップ状に形成したフォトセンサP12の中央に赤外線を発光するLEDからなる発光体diが埋め込まれ、その周囲に複数のフォトトランジスタからなる受光体acが埋め込まれて構成されている。この構えセンサ12(13)によって、鍵タッチ前の情報を検出して、演奏機能を向上し、演奏表現力を高めている。(特許文献4参照)
本発明は、このような従来の課題を解決するためのものであり、音色、音質、およびその他の発音に関係する各種のパラメータを鍵盤などの発音操作子の操作によってリアルタイムで制御できるようにすることを目的とする。
請求項2の楽音制御装置において、前記接点検出手段は、鍵の操作開始から一定時間内の前記接触センサの接点のオン又はオフを検出することを特徴とする。さらに、この場合において、前記接点検出手段は、前記接触センサの接点のオンの検出の際に、操作された指の種類を検出することを特徴とする。
あるいは、請求項2の楽音制御装置において、前記発音制御手段は、前記接点検出手段の検出結果に応じて操作された鍵に対応する音高の発音チャンネルを指定することを特徴とする。
あるいは、請求項2の楽音制御装置において、前記発音制御手段は、前記接点検出手段の検出結果に応じて操作された鍵に対応する音高には関与しない発音のパラメータを制御することを特徴とする。さらに、この場合において、前記発音制御手段は、前記接点検出手段の検出結果に応じて伴奏音の音量のパラメータを制御することを特徴とする。
あるいは、請求項2の楽音制御装置において、前記発音制御手段は、前記接点検出手段によって検出された前記接触センサのオン接点の数に応じて発音に関係するパラメータを制御することを特徴とする置。
請求項3の楽音制御装置において、前記発音制御手段は、操作中の全ての鍵における前記接触センサのオン接点の分布範囲の平均値に応じて発音に関係するパラメータを制御することを特徴とする。
あるいは、請求項3の楽音制御装置において、前記発音制御手段は、操作中の全ての鍵の中で前記接触センサのオン接点の分布範囲の最大絶対値に応じて発音に関係するパラメータを制御することを特徴とする。
あるいは、請求項3の楽音制御装置において、前記発音制御手段は、操作中の全ての鍵の中で最後に操作された鍵における前記接触センサのオン接点の分布範囲に応じて発音に関係するパラメータを制御することを特徴とする。
請求項4の楽音制御装置において、前記発音制御手段は、前記接点検出手段によって検出された前記接触センサのオン接点の分布位置の移動方向に応じて発音に関係するパラメータを制御することを特徴とする。
あるいは、請求項4の楽音制御装置において、前記発音制御手段は、前記接点検出手段によって検出された前記接触センサのオン接点の分布位置の移動距離に応じて発音に関係するパラメータを制御することを特徴とする。
あるいは、請求項4の楽音制御装置において、前記発音制御手段は、前記接点検出手段によって検出された前記接触センサのオン接点の分布位置の移動速度に応じて発音に関係するパラメータを制御することを特徴とする。
あるいは、請求項4の楽音制御装置において、前記発音制御手段は、前記接点検出手段によって検出された前記接触センサのオン接点の分布位置の左右の偏倚に応じて発音に関係する第1のパラメータを制御し、当該分布位置の前後の偏倚に応じて発音に関係する第2のパラメータを制御することを特徴とする。
図1は、第1実施形態の電子鍵盤楽器の構成を示す外観図である。図1において、鍵盤1は、各鍵の操作に応じて音高およびベロシティを発生する発音イベント発生システムおよび後述する接触センサを有する。なお、鍵盤1の鍵域はA0からC8までの88鍵であるが、この図では鍵数が省略されている。スイッチ群2は、音色スイッチ、リズムスイッチ、機能設定スイッチ、およびリズムコントローラスイッチで構成されている。テンキースイッチ3は、スイッチ群2によって指定される数値を入力する。表示部4は、3桁の7セグLEDで構成され、入力されるデータや演奏中のモードなどを表示する。スイッチ5は、爪弾きモードのオン/オフを設定する爪弾きスイッチである。LED6は、スイッチ5のオンで点灯するインジケータである。スイッチ7は、サイクリック・スイッチであり、スイッチ5がオン状態の場合に、モード1ないしモード6のいずれかを選択するモード選択スイッチである。スピーカ8は、鍵盤1の操作に応じて楽音を発音する。
P≦0.3の場合は、タッチパターンBと判定
0.3<P<3の場合は、タッチパターンAと判定
P≧3の場合は、タッチパターンCと判定
図10において、レジスタAおよびレジスタBのアドレスを指定する変数KをA0(最低音高の鍵のアドレス)にセットして、A0からC8(最高音高の鍵のアドレス)までのアドレスに対応する各鍵を走査してその接触センサの接点のオン・オフを検出する。まず、アドレスKの鍵(K)の接触センサにオン中の接点(ドット)が存在するか否かを判別する(ステップS101)。オン中の接点が存在する場合には、レジスタAのアドレスKの設定値に1を加算する(ステップS102)。ただし、そのアドレスの設定値が最大値99に達している場合には加算しない。次に、レジスタAのアドレスKの値が98であるか否かを判別する(ステップS103)。この値が98である場合には、鍵(K)の接触センサの現在のオン接点の分布パターンで判定を行う(ステップS104)。すなわち、図6に示した分布パターンの縦横の比a/b=Pの値でタッチパターンの判定を行う。
したがって、音色、音質、およびその他の発音に関係する各種のパラメータを鍵盤などの発音操作子の操作によってリアルタイムで制御できる。
したがって、この変形例においても、音色、音質、およびその他の発音に関係する各種のパラメータを鍵盤などの発音操作子の操作によってリアルタイムで制御できる。
各鍵の表面に配列された複数の接点からなる接触センサにおける接点のオン・オフを鍵盤の操作に応じて検出する第1のステップと、前記第1のステップの検出結果に応じて発音に関係するパラメータを制御する第2のステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。したがって、上記実施形態における装置の発明と同様に、音色、音質、およびその他の発音に関係する各種のパラメータを鍵盤などの発音操作子の操作によってリアルタイムで制御できる。
2、5、7 スイッチ
3 テンキースイッチ
4 表示部
6 インジケータ
8 スピーカ
10 CPU
11 ROM
12 RAM
13 スイッチ群
14 発音イベント発生システム
15 接触センサ
16 音源
17 サウンドシステム
Claims (5)
- 操作に応じて音高を指定する鍵盤と、
各鍵の表面に複数の接点が配列された接触センサと、
任意の鍵の操作による前記接触センサの複数の接点のオン・オフを検出する接点検出手段と、
前記接点検出手段の検出結果に応じて発音に関係するパラメータを制御する発音制御手段と、
を備えたことを特徴とする楽音制御装置。 - 前記発音制御手段は、前記接点検出手段によって検出された前記接触センサの複数の接点のオン・オフの分布形状に応じて発音に関係するパラメータを制御することを特徴とする請求項1に記載の楽音制御装置。
- 前記発音制御手段は、前記接点検出手段によって検出された前記接触センサのオン接点の分布範囲に応じて発音に関係するパラメータを制御することを特徴とする請求項1に記載の楽音制御装置。
- 前記発音制御手段は、前記接点検出手段によって検出された前記接触センサのオン接点の分布位置に応じて発音に関係するパラメータを制御することを特徴とする請求項1に記載の楽音制御装置。
- 各鍵の表面に配列された複数の接点からなる接触センサにおける接点のオン・オフを鍵盤の操作に応じて検出する第1のステップと、
前記第1のステップの検出結果に応じて発音に関係するパラメータを制御する第2のステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とする楽音制御処理のプログラム。
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JP2007055111A JP5391521B2 (ja) | 2007-03-06 | 2007-03-06 | 楽音制御装置および楽音制御処理のプログラム |
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JP2016080769A (ja) * | 2014-10-10 | 2016-05-16 | カシオ計算機株式会社 | 電子楽器、電子楽器における楽音パラメータ制御方法およびプログラム |
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