JP2008216511A - 光ケーブル及びその解体方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】多数本の光ファイバ心線を収納した溝付きスペーサの外周に、光ファイバ心線が溝付きスペーサの溝から脱落するのを防止する粗巻き紐を施し、その上に押え巻きテープ及びシースを施してなる光ケーブルにおいて、解体時に粗巻き紐を確実且つ短時間で容易に切断し、その破断片の飛散も回避することを可能にする。
【解決手段】光ケーブル1において、押え巻きテープ6は、粗巻き紐5の一部5aが露出するように長手方向に間欠的に窓6aが開いており、その上にシース7が施される。その窓6aから露出した部分5aはシース7に融着している。この光ケーブル1を解体するに際しては、シース7を切断して、溝付きスペーサ2側から剥がすことにより、粗巻き紐5を切断する。
【選択図】図1
【解決手段】光ケーブル1において、押え巻きテープ6は、粗巻き紐5の一部5aが露出するように長手方向に間欠的に窓6aが開いており、その上にシース7が施される。その窓6aから露出した部分5aはシース7に融着している。この光ケーブル1を解体するに際しては、シース7を切断して、溝付きスペーサ2側から剥がすことにより、粗巻き紐5を切断する。
【選択図】図1
Description
本発明は、溝付きスペーサの溝内に多数本の光ファイバ心線を収納し、溝付きスペーサの外周に粗巻き紐、押え巻きテープ、及びシースを施してなる光ケーブル、及びその解体方法に関する。
情報通信の進展により光ケーブルを用いたネットワーク化が進むなかで、使用済み光ケーブルの廃棄量も増大しているが、地球環境保護と資源の有効利用の観点から、光ケーブルのリサイクルに対する対応が求められている。光ケーブルのリサイクルを実施するに当たって、リサイクルコストやリサイクル品の品質、また、リサイクルを考慮した光ケーブルに関して、今までにも種々の提案がなされている。
光ケーブルは、単心のものから1000心を超えるものもある。代表的な光ケーブルとしては、溝付きスペーサの溝内に数百心の単心又はテープ状の光ファイバ心線を収納し、この外周に止水又は外被成形時の熱絶縁のための押え巻きテープを、螺旋巻きあるいは縦添えで施し、その外側をケーブル外被で覆った構造のものがある。この光ケーブルのリサイクルでは、ケーブル外被又は溝付きスペーサのプラスチック材(通常、ポリエチレン)が対象とされるが、ケーブル外被のみを再利用するか、溝付きスペーサ(溝付きスロットとも呼ばれている)のみを再利用するか、又はケーブル外被と溝付きスペーサの両方を再利用するかによって、リサイクルの形態も多少異なっている。
例えば、特許文献1には、ケーブル外被を再利用するに際して、ケーブル外被の剥ぎ取りの段階で吸水テープ材等の異物を除去でき、再生化段階での異物除去に要する設備、マンナワーの低減を図るための解体方法が開示されている。この解体方法では、ケーブル外被に剥離のための切り込みを入れる際に、ケーブル外被内面に接する押え巻きテープ材に達しないように薄皮を残して切り込むようにしている。
また、特許文献2には、溝付きスペーサを再利用するに際して、スペーサ本体内からテンションメンバを小さい剥離引取り力でスムーズに剥離する方法が開示されている。この方法は、スペーサ本体に剥離のためのスリットを切り込んだ後、外周から圧力を加えてスペーサ本体に接着状態にあるテンションメンバを分離する。次いで、傾斜する分離プレートに設けたガイド孔からテンションメンバのみを挿通させて引出し、スペーサ本体を分離プレートの外面に乗り上げるようにして分離解体している。
また、特許文献3には、溝付きスペーサとケーブルシース(ケーブル外被)の両方を再利用するに際して、スペーサとケーブルシースの樹脂材料を効率的に回収し、リサイクル処理の低コスト化を図るための光ケーブルが開示されている。この光ケーブルは、スペーサ(例えば、高密度ポリエチレン)とケーブルシース(例えば、低密度ポリエチレン)の熱可塑性樹脂の密度を同程度にし、また、スペーサ内の抗張力(テンションメンバ)に添わせてスペーサを引裂くための引裂き用抗張力体を埋設している。
また、特許文献4には、シース(ケーブル外被)を再利用するに際して、シースのリサイクル時にシース内面に配される押え巻きテープの不織布繊維が不純物として混入しないようにする光ケーブルが開示されている。この光ケーブルは、シースを外層シースと内層シースの2層構造とし、内層シースに押出し成形時に外層シースと熱融着しない材料を用いている。内層シース自体には、不織布が直接接触して不織布繊維が混入するが、外層シースには不織布繊維が混入しないので、外層シースを良質なリサイクル品として再利用できるようにしている。
特開2005−326656号公報
特開2001−30193号公報
特開2004−240061号公報
特開2004−20619号公報
図3は、上述した従来技術による溝付きスペーサを用いた光ケーブルのリサイクル方法の一例を示す図である。従来の光ケーブル1は、図3に示すように中心にテンションメンバ3を埋設一体化し、複数の溝2aを外周に設けたプラスチック材からなる溝付きスペーサ2により構成される。溝付きスペーサ2の溝2aは螺旋状又はSZ状に形成され、溝2a内には複数本の光ファイバ心線又はテープ状の光ファイバ心線4が集線され収納される。光ケーブル1の製造過程で、光ファイバ心線4を溝2a内に収納した直後、溝2aから光ファイバ心線4が脱落する(特に、SZ状溝付きスペーサの場合)のを防止するために、粗巻き紐5が溝付きスペーサ2の外周に直ちに螺旋状に巻き付けられる。粗巻き紐5としては、テープ状のものも含まれる。
粗巻き紐5が施された溝付きスペーサ2の外周には、ケーブル内への止水又は外被成形時の熱絶縁のための押え巻きテープ6を螺旋巻きあるいは縦添えで施し、その外側をシース7で被覆して光ケーブル1とされる。水走り防止のためには、押え巻きテープ6は吸水性を持つ材料で構成される。
このように、光ケーブル1は、シース7と溝付きスペーサ2の中間に巻かれる押え巻き層を少なくとも有している。通常、この押え巻き層としては、幅広のテープ形状の押え巻きテープ6が用いられ、図3及び図4に示すように溝付きスペーサ2の外周面を螺旋状にテープの一部が重なるように巻かれる。通常、この巻き方を横巻きの重ね巻きと言う。この粗巻き紐5及び押え巻きテープ6は、図3の拡大図に示すようにお互いクロスして巻くことも、図4に示すようにお互い平行に巻くこともある。
なお、螺旋溝を有する溝付きスペーサの場合は、粗巻き紐5を用いずに押え巻きテープ6のみで光ファイバ心線の脱落を防止することも可能であるが、SZ溝を有する溝付きスペーサの場合は、光ファイバの脱落防止のために、複数本の光ファイバ心線を集線して溝付きスペーサ2の溝2aに収納すると同時に、押え巻きテープ6を施すのは難しく製造線速を遅くする必要などがあり効率的でない。このため、通常は、SZ状溝付きスペーサを用いる場合、複数本の光ファイバ心線4を収納する地点近くで、巻き付けが容易な繊維束からなる粗巻き紐5で光ファイバ心線4の脱落を防止してから、押え巻きテープ6を施している。
上述した光ケーブル1をリサイクルする場合、例えば、前記特許文献1に開示のようなケーブル外被7に切り込みを入れる外被切り込み処理手段10と、切り込みを入れたケーブル外被7を2分する外被分離処理手段11とを用いて、シース7を除去する。外被切り込み処理手段10は、位置調整が可能な第1のケーブル保持ローラ10aと、第2の保持ローラ10bで光ケーブル1の保持位置を調整し、外被カッター10cをシース7の両側から当てて切り込みを入れる。外被分離処理手段11は、2分割された外被破材7aを、例えば、外被ガイドローラ11aを経てピンチローラからなる外被引取りローラ11bで引取り、排出シュータ(図示省略)に送り込んで再利用に供する。
次いで、押え巻き除去手段12により押え巻きテープ6とその内側の粗巻き紐5を切断して除去する。この押え巻き除去手段12は、例えば、シース7が除去され、表面に押え巻きテープ6が施された状態の光ケーブルコアの外面に押え巻きカッター12aで切り込みを入れて、押え巻きテープ6をテープ屑6bに、粗巻き紐5を紐屑5bにする。そして、紐屑5b及びテープ屑6bは廃棄容器12cに自然に落下させるか、あるいは溝付きスペーサの位置決めにも用いられるダイス12bで溝付きスペーサ表面をしごくことによって、強制的に落下させることにより回収する。
この後、光ファイバ心線回収手段13により、溝付きスペーサ2の解放された溝2aから光ファイバ心線4を引き出して除去する。光ファイバ心線回収手段13は、例えば、心線ガイドローラ13aを経て、ピンチローラからなる引取ローラ13b又はドラムで直接巻き取って回収する。光ファイバ心線4が除去された溝付きスペーサ2は、例えば、前記特許文献2に開示のようなテンションメンバ剥離手段14を用いて溝付きスペーサからテンションメンバを分離する。このテンションメンバ剥離手段14は、溝付きスペーサ2の両側面にスペーサカッター14aによる切り込みを入れて側面を圧縮することにより、テンションメンバ3との密着を分離する。次いで、分離装置14bを用いて、2分割されたスペーサ破材2bとテンションメンバ3とに分離し、スペーサ破材2bは再利用に供され、テンションメンバ3はドラム等に巻き取って処分される。
上述のリサイクル処理の押え巻き除去手段12において、押え巻きテープ6と粗巻き紐5に対して、除去のために押え巻きカッター12aにより切り込みが入れられる。このとき、押え巻きテープ6は幅広テープで且つ摩擦がある程度大きいのでカッター12a等で長手に切る作業は可能であるが、粗巻き紐5が切断されずに残ってしまうことがある。この理由としては、カッター12aが溝付きスペーサのリブ部にある粗巻き紐に当たる場合は、リブ部が壁となって粗巻き紐が逃げないため比較的切断し易いが、溝付きスペーサの溝部を跨る粗巻き紐は、カッター12aに対し逃げるため、切断されないことがある。また、端部が切断された粗巻き紐5は張力が開放された状態となって弛むため、押え巻きカッター12aが当たっても切断されずに溝付きスペーサ2の長手方向に逃げてしまうことがある。さらに、粗巻き紐5に切断できない部分が生じると、溝付きスペーサ2に巻き付いた紐自体が緩み易くなって、リブ部上の粗巻き紐5に対しての切断もできなくなることがある。
粗巻き紐5を自然に落下させて完全に除去しようとすると、粗巻き紐5を細かく切断する必要が生じる。逆に、細かく切断して多くの切断片(破断片)を発生させ過ぎると、押え巻きテープ6の除去時などにその破断片が飛散し易くなる。しかし、上述のごとく従来技術では、粗巻き紐5の切断間隔(すなわち紐屑5bの長さ)をコントロールすることができないため、粗巻き紐5の破断片の飛散を回避することはできない。従って、特に電柱上等の屋外環境での作業においては、喩え廃棄容器12cを準備していたとしても、飛散した全ての破断片を回収することは困難であり、環境上の他の対策を考慮しなければならなくなる。
ダイス等を用いて溝付きスペーサ表面をしごいて除去する場合も、粗巻き紐5は溜まり絡まって毛玉状に固まって、押え巻きテープ6の切断を妨げたり、ダイス12bの通し穴を塞いで溝付きスペーサ2の移動が停止されるなどの障害を発生し、効率のよいケーブル解体ができないという問題があった。そのため、破断片の飛散を回避するためには、粗巻き紐5を巻きまわしながら除去するなどの対策が必要となり、粗巻き紐5のピッチが短いため極めて煩雑な作業となり、多くの所要時間を要した。
本発明は、上述した実情に鑑みてなされたもので、多数本の光ファイバ心線を収納した溝付きスペーサの外周に、光ファイバ心線が溝付きスペーサの溝から脱落するのを防止する粗巻き紐を施し、その上に押え巻きテープ及びシースを施してなる光ケーブルで、解体時に粗巻き紐を確実且つ短時間で容易に切断し、その破断片の飛散も回避することが可能な光ケーブルとその解体方法の提供を目的とする。
本発明による光ケーブルは、溝付きスペーサの溝内に光ファイバ心線を収納し、その溝付きスペーサの外周に粗巻き紐、押え巻きテープ、及びシースを順に施してなる。その押え巻きテープは、粗巻き紐の一部が露出するように長手方向に間欠的に窓が開いており、窓から露出した部分の粗巻き紐はシースに融着している。
本発明による光ケーブルの解体方法は、上述の光ケーブルを解体するに際し、シースを切断して、溝付きスペーサ側から剥がすことにより、粗巻き紐を切断するものである。
本発明の光ケーブルによれば、粗巻き紐のうち押え巻きテープの窓から一部露出した部分がシースと融着しているので、シースを剥ぐだけの容易で時間のかからない作業で粗巻き紐を確実に切断することができ、窓を適当な間隔で設けることでその破断片も飛散することがなくなる。
図により本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の第1の実施形態に係る光ケーブルを示す図、図2は本発明の第2の実施形態に係る光ケーブルを示す図である。図中、1は光ケーブル、2は溝付きスペーサ、2aは溝、3はテンションメンバ、4は光ファイバ心線、5は粗巻き紐、6は押え巻きテープ、7はシース(ケーブル外被)を示す。
光ケーブル1は、図1及び図2に示すように中心にテンションメンバ(抗張力体とも言う)3を埋設一体化し、複数の溝2aを設けたプラスチック材からなる溝付きスペーサ2により構成される。溝付きスペーサ2の溝2aは、螺旋状又はSZ状に形成され、溝2a内には複数本の光ファイバ心線又はテープ状の光ファイバ心線4が収納される。また、溝付きスペーサ2は、光ケーブル1に高い抗張力を持たせるためにテンションメンバ3と接着一体化されている必要があるが、再利用するには、溝2a内に収納された光ファイバ心線4を除去し、溝付きスペーサ2とテンションメンバ3を剥離する必要がある。これには、例えば、特許文献2に開示の剥離方法を用いたり、あるいは、特許文献3に開示のように、溝付きスペーサを引裂くための引裂き用抗張力体を埋設しておくようにしてもよい。
光ケーブル1の製造過程で、光ファイバ心線4が溝2a内に収納された後、溝2aから飛び出して脱落する(特に、SZ状溝付きスペーサの場合)のを防止するために、粗巻き紐5が直ちに溝付きスペーサ2の外周(直上)に巻き付けられ、その外周に押え巻きテープ6が施される。光ファイバ心線4の収納直後に押え巻きテープ6を施すのは技術的に難しく、製造線速を遅くする必要などがあり効率的でないためである。SZ状溝付きスペーサを用いる場合に限らず、螺旋溝付きスペーサ等、他の溝付きスペーサに対しても、本発明では粗巻き紐5を用いるものとする。
粗巻き紐5は、例えば、太さが1260デニールのナイロン繊維を束ねた紐状のものが用いられたり、テープ形状のものが用いられる。また、100心程度の光ケーブルで、溝付きスペーサ2の外径が9mm程度の場合、粗巻き紐5は20mmピッチで2条の紐を巻きつけて(10mmピッチとなる)形成される。なお、粗巻き紐5は、ナイロン、アラミド繊維などのポリアミド系、ポリエステル系、アクリル系、ポレオレフィン系などの種々の材料を用いることができるが、押え巻きテープ6を施す前に光ファイバ心線4が溝2aから脱落しない程度に保持されていればよく、取扱い性がよくて安価なものが用いられる。但し、粗巻き紐5としては、後述するように熱可塑性樹脂であることが好ましい。
粗巻き紐5が施された溝付きスペーサ2の外周に施される押え巻きテープ6は、外被成形時に成形材が光ファイバ心線に直接接触しないように熱絶縁の役割、又はケーブル内への止水の役割を果たす。押え巻きテープ6には、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン等の繊維からなる種々のものが用いられ、テープ幅としては例えば20mm〜30mm程度のものが用いられるがこれに限ったものではない。
この押え巻きテープ6は、図1で例示したように溝付きスペーサ2に対して螺旋巻き(横巻き)で重ね巻きされるか、あるいは図2で例示したように溝付きスペーサ2に対して縦添えで施され、その外側をシース7で被覆して光ケーブル1とされる。
螺旋巻きで押え巻き層を形成する場合には、図1に示すように粗巻き紐5の巻き方向と同方向で重ね巻きするか、あるいは図3の拡大図で示すのと同様に、逆方向で(クロスした状態で)重ね巻きしてもよい。一方、縦添えで押え巻き層を形成する場合は、図2に示すように、重ねしろを含まず溝付きスペーサ2の外周と同じ幅の押え巻きテープを使用するか、あるいは重ねしろを含むようにスペーサ2の外周より大きい幅の押え巻きテープを使用するとよい。なお、押え巻きテープ6が縦添えで施される場合はテープ6上にさらに別の粗巻き紐が施される場合もあるが、この粗巻き紐は、シース7を施す時に同時に押え巻きテープ6を施す場合は不要となる。
そして、本発明の光ケーブル1で用いる押え巻きテープ6には、粗巻き紐5の一部5aが露出するように長手方向に間欠的に窓6aが開いており、その上にシース7が施される。なお、シース7がなく、押え巻きテープ6が露出した状態を、本明細書では光ケーブルコアあるいは集合コアと呼ぶ。
そして、このような押え巻き構成で作られた集合コアの上にシース7を施すと、窓6aから露出した部分(露出部分)5aが覗いている溝付きスペーサ直上に巻かれた粗巻き紐5は、露出部分5aにおいて高温で押し出しされたシース7と直接接触する。従って、シース7の熱で粗巻き紐5の露出部分5aが溶融し、その窓6aから覗いている露出部分5aがシース7の内面と融着する。
このようなシース7との融着を可能とするために、粗巻き紐5としては、シース押し出し時の熱で溶ける素材を用いる。このような素材としては、熱可塑性樹脂が好ましい。また、シース7は、一般にポリエチレンで形成され、再利用が可能な材料である。
上述のごとき構造を採用することによって、溝付きスペーサ直上の粗巻き紐5はシース7を剥いだ時に、シース7と融着している部分で引っ張られ、その結果、粗巻き紐5は露出部分5aで切断される。そのため、溝付きスペーサ型光ケーブル(特にSZ撚り溝付きスペーサケーブル)の解体作業においてもっとも煩雑な作業である溝付きスペーサ直上の粗巻き紐5の切断を、確実且つ容易に短時間で行うことが可能となる。
なお、このシース7には押え巻きテープ6の繊維や粗巻き紐5が混入し易く、再生化したときの品質を低下させる。このため、不純物が混入しない純度の高い再生品を得る場合には、特許文献4に開示のようにリサイクル品に供される外層外被と、押え巻きテープ6の混入が許容される内層外被の2層で形成するようにしてもよい。この場合、シース7の内層外被と粗巻き紐5の露出部分5aとが融着することとなる。また、粗巻き紐5の材質にシース7と同様のポリエチレンを用いることによって、シース7と粗巻き紐5の露出部分5aとが混在しても、再生化したときの品質低下を防ぐことは可能となる。
上述のごとき光ケーブル1を解体する解体方法は、シース7に長手方向に沿ってカッターなどで切れ目を入れて切断し、シース7を溝付きスペーサ2側から剥がすことにより、露出部分5aを切断する。すなわち、この解体方法では、粗巻き紐5を露出部分5aの間隔で切断することができる。
実際、このような光ケーブル1の全体的な解体は、図3で説明したのと同様な処理形態を基本としている。すなわち、シース7のリサイクルには、例えば、前記特許文献1に開示のようなシース7に切り込みを入れる外被切り込み処理手段10と、切り込みを入れたシース7を2分する外被分離処理手段11を用いて、シース7を除去する。
外被切り込み処理手段10は、位置調整が可能な第1のケーブル保持ローラ10aと第2の保持ローラ10bで光ケーブル1の保持位置を調整し、外被カッター10cを光シース7の両側から当てて切り込みを入れる。外被分離処理手段11は、2分割された外被破材7aを、例えば、外被ガイドローラ11aを経てピンチローラからなる外被引取りローラ11bで引取り、排出シュータ(図示省略)に送り込んで再利用に供する。
本発明では、外被切り込み処理手段10によるシース7の切断除去により、シース7との融着部分(露出部分5aに相当)で粗巻き紐5が引っ張られ、融着部分で切断されることとなる。なお、図2で示した縦添えの場合にはシース7の表面の露出部分5aに相当する位置に印を付けておくなどして、その位置を避けるようにシース7の切断除去を行うとよい。切断時には、シース7と粗巻き紐屑5bとが融着したまま粗巻き紐屑5bもシース7とともに排出シュータに送り込まれるか、あるいは粗巻き紐5が押え巻きテープ6と溝付きスペーサ2との間に残る。
また、次の押え巻き除去手段12により光ケーブルコア上の押え巻きテープ6を切断することで、シース7の切断に伴い切断された粗巻き紐5が押え巻きテープ6と溝付きスペーサ2との間に残っていた場合でも、粗巻き紐5は切断されているので確実に粗巻き紐5の除去が可能となる。この押え巻き除去手段12では、例えば、光ケーブルコアの長手方向に沿ってカッター12bを用いて押え巻きテープ6に切り込みを入れて切断除去する。切断された短片状のテープ屑6bは、自然に落ち廃棄容器12cで回収されるが、回転ブラシ等のブラシ手段や空を吹き付ける風圧手段(図示せず)で強制的に剥ぎ取るようにしてもよい。それでも溝付きスペーサ上に残るような場合は、図3に示すようにダイス12bなどによりしごくことで落下させることで、廃棄容器12cで回収できる。
一方、粗巻き紐5は、スペーサ2上に露出間隔に応じた回数だけ巻かれて残る。しかし、スペーサ2上に残った紐屑5bの巻き付け回数は、露出間隔が押え巻きテープ6上に窓6aを穿つ間隔と粗巻き紐5の巻きピッチなどでコントロールことから、少なくすることができる。従って、ダイス12bなどによりしごいて落下させた場合でも、絡まって毛玉状に固まることや押え巻きテープ6の切断を妨害したり、ダイス12bの通し穴を塞ぐといった障害もなく、廃棄容器12cで回収できる。
この後、図3で説明したように、光ファイバ心線回収手段13により、溝付きスペーサ2の解放された溝2aから光ファイバ心線4を引出して除去する。光ファイバ心線回収手段13は、例えば、心線ガイドローラ13aを経て、ピンチローラからなる引取ローラ13b又はドラムで直接巻き取って回収する。また、光ファイバ心線4が除去された溝付きスペーサ2は、例えば、前記特許文献2に開示のようなテンションメンバ剥離手段14を用いて溝付きスペーサ2からテンションメンバ3を分離する。このテンションメンバ剥離手段14は、溝付きスペーサ2の両側にスペーサカッター14aによる切り込みを入れて側面を圧縮してテンションメンバ3との密着を分離する。次いで、分離装置14bを用いて、2分割されたスペーサ破材2bとテンションメンバ3とに分離し、スペーサ破材2bは再利用に供され、テンションメンバ3はドラム等に巻き取って処理される。
上述のごとき光ケーブル解体方法は、屋内作業を前提としたものであるが、中間分岐や端末処理等の電柱上等の屋外環境での作業においては、押え巻きテープ6の除去時に、既に切断されている粗巻き紐5の破断片が飛散する可能性がある。従って、屋外での押え巻きテープ除去時に、既に切断されている粗巻き紐5の破断片が飛散することを回避するための対策が必要となる。
粗巻き紐5の飛散回避のためには、シース7の除去時に粗巻き紐5が切断される間隔を或る一定以上長くするとよい。粗巻き紐5の切断間隔を一定以上長くするためには、押え巻きテープ6に一定間隔でテープ6をくり抜いた窓6aを設けたものを用い、この窓6aを開ける間隔を長く調整するとよい。これによって、押え巻きテープ6の窓6aから粗巻き紐5が露出する間隔、すなわち粗巻き紐5の切断間隔を長くすることができる。そして、シース7の除去時に切断された粗巻き紐5が、その後の押え巻きテープ6の除去作業中でも溝付きスペーサ2上に露出間隔に応じた回数だけ巻き付いたままの状態を保つことができる。
粗巻き紐5が溝付きスペーサ2上に巻き付いた状態にするためには、粗巻き紐5の切断間隔が長い程、また、粗巻き紐5の溝付きスペーサ2への巻き付け数が多い程、効果がある。逆に、長過ぎたり多過ぎたりすると粗巻き紐5の除去作業性が悪くなる。しかし、スペーサ2上に残った粗巻き紐屑5bの巻き付き回数は、露出間隔が押え巻きテープ6上に窓6aを穿つ間隔と粗巻き紐5の巻きピッチなどでコントロールことから、片手で簡単に除去できる程度に少なくできる。そして、巻き付いたままの状態を保つことで、既に切断されている粗巻き紐5の破断片の飛散を防止することができる。特に、10mm程度以下の小径の溝付きスペーサ2を用いた光ケーブル1の場合、幅細の押え巻きテープ6を用いる必要があるが、このような場合でも破断片の飛散は防止できる。
一般的に行われている布設されているケーブルの中間で、シースを半割りして分岐作業を行う中間分岐作業においては、取り付ける接続箱(クロージャ)の寸法や取り出す光ファイバ心線の接続余長の確保から、シース剥ぎ取り長の最低長は500mm程度である。このことから、粗巻き紐5は少なくとも500mmに1回は切断されることが好ましい。また、切断点から次の切断点までの間(露出間隔によって決定)に、粗巻き紐5は、1周以上溝付きスペーサ2に巻き付いていることが好ましい。1周以上溝付きスペーサ2に巻き付いていると、切断後の粗巻き紐5が、容易に落下しないため飛散し難くなる。この効果を実現するための押え巻き構成としては、押え巻きテープ6の巻き方が、横巻きと縦添えのいずれであってもよい。但し、光ケーブル1の端末作業等で手を用いて押え巻きテープ6を除去する必要がある場合は、押え巻きテープ6と粗巻き紐5を同方向巻きにしたほうが、一度に両方の押え巻きを除去できるという利点がある。
次に、押え巻きテープ6の窓6aの間隔や粗巻き紐5の露出間隔について調査を行い、その結果に基づき粗巻き紐5の飛散度合い及び除去性について考察する。
まず、図1で例示したような押え巻きテープ6が粗巻き紐5と同方向に横巻きされた構造で且つ表1の構造の光ケーブルを試作し、10mのサンプルを用いて粗巻き紐5の破断片飛散性及び除去性を評価した。この調査では、スペーサ径6mmのSZ撚り溝付きスペーサ2の上に、幅3.5mm、厚さ0.07mmのポリエチレン製テープを粗巻き紐5として巻き、さらにその上に、約5mmの楕円形の窓6aを表1の露出間隔になるように開けた厚さ0.23mmの吸水性能を持った不織布テープを押え巻きテープ6として重ね巻きした。粗巻き紐5及び押え巻きテープ6の巻き方は双方左巻きとした。このようにして製造した集合コアの上に厚さ1.5mmmのポリエチレンシースをシース7として施した。
ここで、粗巻き紐5の破断片飛散性の評価基準としては、押え巻きテープ6の除去中に溝付きスペーサ2から粗巻き紐5が落下するか否かを確認し、落下しないものを「○」、落下するものを「×」とする。また、粗巻き紐5の除去性の評価基準としては、片手で容易に除去できるか否かを確認し、除去できるものを「○」、除去できないものを「×」とする。
表1で破断片飛散性及び除去性についての結果を示したように、横巻きの場合には、露出間隔E(切断間隔ピッチ)が20mm〜500mm、巻き付け回数が1〜10回以内の条件であれば、破断片が飛散することなく除去性も問題ないことが確認できた。この調査では、巻き付ける粗巻き紐5は1本で行ったが、これに限ったものではなく、2本や3本など2本以上であっても同様の結果が得られる。また、この調査では、押え巻きテープ6と粗巻き紐5の巻き付け方向は同方向としたが、逆方向でも同じ結果が得られる。
また、この調査で用いた押え巻きテープ6の窓6aの間隔は、幾何学的に決まり、例えば調査2の場合、約22mmとすればよく、露出間隔が調査2(E=1)の4倍となる調査3では窓6aの間隔もその4倍となる。
また、押え巻きテープ6の巻きピッチPw及び粗巻き紐5の巻きピッチPaが精度良くコントロールできない場合は、必ずしも窓6aの下に粗巻き紐5が存在しない場合が起こり得るが、この場合は、押え巻きテープ6の窓6aから必ず粗巻き紐5が露出するように、押え巻きテープ6の窓6aの大きさ(ケーブル長さ方向の窓の幅)を、粗巻き紐5の巻きピッチPaの1/2以上にする、あるいは、押え巻きテープ6の隣接する窓6aと窓6aの間に、粗巻き紐5が10回ではなくマージンを見て、例えば1〜5回程度に巻き数を抑えるとよい。
次に、図2で例示したような縦添え構造で且つ表2の構造の光ケーブルを試作し、10mのサンプルを用いて粗巻き紐5の破断片飛散性及び除去性を評価した。破断片飛散性や除去性の評価基準は、表1のそれと同じとした。この調査では、スペーサ径6mmのSZ撚り溝付きスペーサ2の上に、幅3.5mm、厚さ0.07mmのポリエチレン製テープを粗巻き紐5として巻き、その上に、約5mmの楕円形の窓を表2の露出間隔になるように空けた厚さ0.23mmの不織布を押え巻きテープ6として縦添えで巻いた。このようにして製造した集合コアの上に厚さ1.5mmのポリエチレンシースをシース7として施した。
表2で破断片飛散性及び除去性についての結果を示したように、縦添えの場合にも、露出間隔E(切断間隔ピッチ)が20mm〜500mm、巻き付け回数が1〜10回以内の条件であれば、破断片が飛散することなく除去性も問題ないことが確認できた。この調査では、巻き付ける粗巻き紐5は1本で行ったが、これに限ったものではなく、2本や3本など2本以上であっても同様の結果が得られる。
以上の調査により、横巻き及び縦添えのいずれの場合でも、押え巻きテープ6の窓6aによる露出部分5aから次の窓6aによる露出部分5aまでの間の巻き付け回数(露出間隔E内の巻き付け回数)が、1回以上あれば、破断片飛散を抑えることができた。但し、上限は10回であり、巻き付け回数がそれ以上となると除去性が問題になることが判明した。すなわち、粗巻き紐5は、露出間隔Eの間に、1回以上且つ10回以下の巻き付け回数分、溝付きスペーサ2に巻きつけられていることが好ましく、また実際の分岐作業を考慮すると露出間隔Eは500mm以下とすることが好ましい。
また、シース7を切断して溝付きスペーサ2からシース7を剥がす際に、粗巻き紐5の露出部分5aが切断されるようにするためには、露出部分5aがシース7に確実に融着している必要がある。
そこで、図1で例示したような押え巻きテープ6が粗巻き紐5と同方向に横巻きされた構造で且つ表3の構造の光ケーブルを試作し、10mのサンプルを用いて粗巻き紐5の除去性を評価した。この調査では、表3の条件スペーサ径のSZ撚り溝付きスペーサ2の上に、幅3.5mm、厚さ0.07mmのポリエチレン製テープを粗巻き紐5として巻き、さらにその上に、表3の大きさの楕円形の窓6aを開けた厚さ0.23mmの吸水性能を持った不織布テープを押え巻きテープ6として重ね巻きした。粗巻き紐5及び押え巻きテープ6の巻き方は双方左巻きとした。このようにして製造した集合コアの上に厚さ1.5mmのポリエチレンシースをシース7として施した。
ここで、粗巻き紐5の除去性の評価基準としては、スロット直上押巻き(粗巻き紐5)の露出部分5aがシース7の内面と融着しておりシース除去時に露出部分5aが切断されるか否かを確認し、シース除去時に切断されるものを「○」、切断されないものを「×」とする。また、ケーブル外観の評価基準としては、表面の凹凸を確認し、外観が良好であるものを「○」、表面が凸凹しており外観がわるいものを「×」とする。
次に、図2で例示したような縦添え構造で且つ表4の構造の光ケーブルを試作し、10mのサンプルを用いて粗巻き紐5の除去性を評価した。この調査では、表4の条件スペーサ径のSZ撚り溝付きスペーサ2の上に、幅3.5mm、厚さ0.07mmのポリエチレン製テープを粗巻き紐5として巻き、その上に、表4の大きさの窓6aを空けた厚さ0.23mmの不織布を押え巻きテープ6として縦添えで巻いた。このようにして製造した集合コアの上に厚さ1.5mmのポリエチレンシースをシース7として施した。そして、表3と同じ評価基準を採用した。
これらの調査の結果、確実に融着させるためには、表3,表4に示すように露出する大きさが1mm以上であることが望ましく、それ以下の場合、上手く切断されない。すなわち、シース7との融着性を鑑みると、窓6aの幅は1mm以上であることが好ましい。なお、窓6aがあまり大きくなると光ケーブル1の外観がわるくなるため、窓6aの幅は20mm以下にすることが好ましい。さらに最適には、押え巻きテープ6としての機能を十分に発揮するために、窓6aの幅を10mm以下にすることが好ましい。
また、押え巻きテープ6の窓6aの形状が楕円形であることを前提として説明したが、スリット状、矩形、円いずれの形状でも適用できる。窓6aが円形である場合にはその幅は直径を指し、楕円形である場合にはその幅は短軸の長さを指す。円形や楕円形以外の形状をもつ窓6aを設けた場合には、「窓の幅」とは基本的に最短部分の幅を指し、最低限この幅をもつ窓であれば、シース7の除去により切断できるように融着が可能となる。
また、窓6aが光ケーブル1の長手方向に平行に一直線に整列することを前提として説明したが、当然これに限ったものではない。押え巻きテープ6に穴を穿つなどして窓6aを形成する際に、その窓形成間隔を一定にしておきさえすれば、光ケーブル1の長手方向に平行な直線上に整列するか否かは関係なく、少なくとも窓6aのピッチPbは一定にすることができる。さらに、光ケーブル1の長手方向に平行な直線上に並ぶように窓6aを形成するためには、粗巻き紐5を巻いた溝付きスペーサ2の直径から求めればよい。また、設けられた窓6aの全てから必ず粗巻き紐5が露出するように、すなわち露出間隔Eが窓6aのピッチPbと等しくなるように、光ケーブル1を構成することが好ましいが、これに限ったものではない。
なお、粗巻き紐をシースを剥がすことで切断するために、本発明のごとき窓6aを採用する他に、押え巻きテープを開き巻きしてその開きにより生じた露出部分で粗巻き紐とシースを融着させておき切断する方法も採用できる。しかし、本発明のごとき窓空きの押え巻きテープ6を重ね巻き/重ね縦添えする方法は、開き巻きにより生じた露出部分を利用する方法に比べて、製造時(集合、シース時)に押え巻きテープ6のずれが発生し難く、露出間隔Eをより安定して制御し易い。また、露出部分5aを減らすことができ、光ケーブル1の外観の凸凹の発生要因を減らすことができる。
1…光ケーブル、2…溝付きスペーサ、2a…溝、3…テンションメンバ、4…光ファイバ心線、5…粗巻き紐、5a…露出部分、6…押え巻きテープ、6a…窓、7…シース(ケーブル外被)。
Claims (6)
- 溝付きスペーサの溝内に光ファイバ心線を収納し、前記溝付きスペーサの外周に粗巻き紐、押え巻きテープ、及びシースを順に施してなる光ケーブルであって、
前記押え巻きテープは、前記粗巻き紐の一部が露出するように長手方向に間欠的に窓が開いており、前記窓から露出した部分の粗巻き紐は、前記シースに融着していることを特徴とする光ケーブル。 - 前記押え巻きテープは、前記溝付きスペーサに対して横巻きで且つ重ね巻きされていることを特徴とする請求項1に記載の光ケーブル。
- 前記押え巻きテープは、前記溝付きスペーサに対して縦添えされていることを特徴とする請求項1に記載の光ケーブル。
- 前記粗巻き紐は、前記窓から露出した部分から次の窓によって露出した部分までの間に、1回以上且つ10回以下の巻き付け回数分、前記溝付きスペーサに巻きつけられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の光ケーブル。
- 前記窓の幅は1mm以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の光ケーブル。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の光ケーブルを解体する解体方法であって、前記シースを切断して、前記溝付きスペーサ側から剥がすことにより、前記粗巻き紐を切断することを特徴とする光ケーブルの解体方法。
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JP2007052200A JP2008216511A (ja) | 2007-03-02 | 2007-03-02 | 光ケーブル及びその解体方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013182094A (ja) * | 2012-03-01 | 2013-09-12 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光ケーブル |
WO2023181510A1 (ja) * | 2022-03-24 | 2023-09-28 | 株式会社フジクラ | 光ファイバケーブル |
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2007
- 2007-03-02 JP JP2007052200A patent/JP2008216511A/ja active Pending
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