JP2008215504A - 作業機械の油圧駆動装置 - Google Patents

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愛智 藪内
Takashi Niitome
隆志 新留
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Abstract

【課題】可逆油圧ポンプのレギュレータに与える傾転制御圧を制御可能な油圧パイロット式制御弁により、前記ポンプの吐出圧が予め設定された値以上になったときに前記ポンプの吐出流量を制限する作業機械の油圧駆動装置を、可逆油圧ポンプに設けられた1対の入出口の圧力のうちの高い方を選択する構造が不要な構成にすること。
【解決手段】制御弁41が、可逆油圧ポンプ16の一方の入出口18の圧力を導入する第1パイロットポート49と、他方の入出口19の圧力を導入する第2パイロットポート50と、第1パイロットポート49に導かれた圧力を受ける第1受圧部43、および、第2パイロットポート50に導かれた圧力を、第1受圧部43が受ける圧力と方向と同じ方向から受ける第2受圧部44を有する弁体42と、この弁体42の作動に必要な油圧力を規定するバネ53とを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、油圧モータと閉回路接続された可逆油圧ポンプを備え、この可逆油圧ポンプの吐出圧が予め設定された圧力以上になったときに、可逆油圧ポンプの吐出流量を制限する作業機械の油圧駆動装置に関する。
従来の作業機械の油圧駆動装置は、油圧モータと、この油圧モータと閉回路接続された可逆油圧ポンプ(例えば、両傾転形油圧ポンプ)と、この可逆油圧ポンプに付設されこの可逆油圧ポンプの傾転角を制御する油圧パイロット式レギュレータと、このレギュレータに与える傾転制御圧を発生させる傾転制御圧発生部と、傾転制御圧を制御可能な制御弁とを備えている。可逆油圧ポンプの吐出圧が予め設定された圧力以上になったときに制御弁が作動するように設定されていて、制御弁の作動により可逆油圧ポンプの吐出流量が制限されるようになっている。
前記制御弁は、油圧パイロット式の弁であり、パイロット圧を導入するパイロットポートと、このパイロットポートに導かれた圧力から油圧力を受ける受圧部を有する弁体と、受圧部が受けた油圧力が予め設定された力以上であるときに、弁体を作動させる作動力規定手段としてのバネとを備えている。
可逆油圧ポンプに設けられた1対の入出口の一方と、油圧モータの1対の出入口の一方とを連通させる管路からは、パイロット管路が導出されている。可逆油圧ポンプに設けられた1対の入出口の他方と、油圧モータの1対の出入口の他方とを連通させる管路からも、パイロット管路が導出されている。これら2本のパイロット管路は合流して制御弁のパイロットポートに接続されている。パイロット管路のそれぞれには、圧油の流れの方向を連通管路からパイロットポートに向かう方向に限定するチェック弁が設けられている。
このように構成された従来の油圧駆動装置では、可逆油圧ポンプに設けられた1対の入出口の圧力のうちの高い方が2つのチェック弁により選択され、制御弁のパイロットポートに導かれる。そして、その選択された圧力が予め設定された圧力以上になると、すなわち、その圧力による油圧力が予め設定された力以上になると、制御弁が作動し、これにより、可逆油圧ポンプの吐出流量が制限される。
この種の作業機械の油圧駆動装置は特許文献1に開示されている。
特開2004−232469公報
ところで、作業機械の油圧駆動装置に対しては、構造の簡素化による故障の低減や製造コストの削減が要望されている。
本発明は、前述の要望に応えるために、可逆油圧ポンプのレギュレータに与える傾転制御圧を制御可能な油圧パイロット式制御弁により、可逆油圧ポンプの吐出圧が予め設定された圧力以上になったときに可逆油圧ポンプの吐出流量を制限する作業機械の油圧駆動装置であって、可逆油圧ポンプに設けられた1対の入出口の圧力のうちの高い方をパイロット圧として選択し油圧パイロット式制御弁に導く構造が不要な作業機械の油圧駆動装置を提供することにある。
本発明は前述の目的を達成するために、次のように構成されている。
〔1〕 本発明は、油圧モータと、この油圧モータと閉回路接続された可逆油圧ポンプと、この可逆油圧ポンプに付設されこの可逆油圧ポンプの傾転角を制御する油圧パイロット式レギュレータと、このレギュレータに与える傾転制御圧を発生させる傾転制御圧発生部と、前記傾転制御圧を制御可能な油圧パイロット式制御弁とを備え、前記可逆油圧ポンプの吐出圧が予め設定された圧力以上になったときに前記制御弁を作動させて前記可逆油圧ポンプの吐出流量を制限する作業機械の油圧駆動装置であって、前記制御弁が、前記可逆油圧ポンプに設けられた1対の入出口のうちの一方の圧力をパイロット圧として導入する第1パイロットポート、および、他方の圧力をパイロット圧として導入する第2パイロットポートと、前記第1パイロットポートに導かれたパイロット圧を受ける第1受圧部、および、前記第1受圧部がパイロット圧を受ける方向と同じ方向から、前記第2パイロットポートに導かれたパイロット圧を受ける第2受圧部を有する弁体と、この弁体を作動させるのに必要な油圧力を規定する作動力規定手段とを備えた
ことを特徴とする。
このように構成された本発明では、傾転制御圧発生部で発生した傾転制御圧がレギュレータに与えられ、このレギュレータがその傾転制御圧に応じて可逆油圧ポンプの傾転角可変機構を駆動して傾転角を変化させる。これにより、可逆油圧ポンプが圧油を吐出する入出口と吐出流量が決定され、油圧モータに圧油が供給される。
可逆油圧ポンプの1対の入出口の一方の圧力は、第1パイロットポートに導かれて第1受圧部に作用し、他方の圧力は第2パイロットポートに導かれて第2受圧部に作用する。したがって、可逆油圧ポンプが一方の入出口から圧油を吐出したとき、可逆油圧ポンプの吐出圧が第1受圧部に作用し、同吸込圧が第2受圧部に作用することになる。そして、吐出圧により第1受圧部に与えられる油圧力と、吸込圧により第2受圧部に与えられる油圧力との合力が作動力規定手段により規定された油圧力以上になると、制御弁が作動する。逆に、可逆油圧ポンプが他方の入出口から圧油を吐出したとき、可逆油圧ポンプの吐出圧が第2受圧部に作用し、同吸込圧が第1受圧部に作用することになる。そして、吐出圧により第2受圧部に与えられる油圧力と、吸込圧により第1受圧部に与えられる油圧力との合力が作動力規定手段により規定された油圧力以上となって、制御弁が作動する。
これらのことから、本発明によれば、可逆油圧ポンプに設けられた1対の入出口の圧力のうちの高い方をパイロット圧として選択し制御弁に導く構造が不要な作業機械の油圧駆動装置を提供することができる。
〔2〕 本発明は、「〔1〕」に記載の発明において、前記油圧モータとは別の油圧アクチュエータと、この別の油圧アクチュエータに供給する圧油を吐出する、前記可逆油圧ポンプとは別の油圧ポンプとを備え、前記制御弁が、前記別の油圧ポンプの吐出圧をパイロット圧として導入する第3パイロットポートを備えるとともに、前記制御弁の弁体が、前記第1受圧部がパイロット圧を受ける方向と同じ方向から、前記第3パイロットポートに導かれたパイロット圧を受ける第3受圧部を有することを特徴とするものであってもよい。
このように構成された本発明では、第3パイロットポートに導かれた別の油圧ポンプの吐出圧が弁体の第3受圧部に作用する。これにより、可逆油圧ポンプの吐出流量の制限、すなわち、油圧モータに供給する圧油の流量の制限を、別の油圧アクチュエータの負荷圧に関連付けて行うことができる。
〔3〕 本発明は、「〔2〕」に記載の発明において、前記作業機械がホイール式作業機械であり、前記油圧モータがホイール式作業機械の走行装置を駆動する走行モータであり、前記別の油圧アクチュエータが前記作業機械に装備された作業機を駆動する油圧シリンダであることを特徴とするものであってもよい。
このように構成された本発明では、可逆油圧ポンプと油圧モータとの間で圧油が循環するとともに、別の油圧ポンプから吐出された圧油が油圧シリンダに供給される。このとき、制御弁では、可逆油圧ポンプの1対の入出口の一方の圧力、すなわち、油圧モータの1対の出入口の一方の圧力が弁体の第1受圧部に作用し、可逆油圧ポンプの1対の入出口の他方の圧力、すなわち、油圧モータの1対の出入口の他方の圧力が弁体の第2受圧部に作用し、別の油圧ポンプの吐出圧、すなわち油圧シリンダの負荷圧が弁体の第3受圧部に作用する。これにより、作業機の駆動力や作業機の姿勢を保持する保持力に関連付けて、走行モータに供給する圧油の流量を制限することができる。
〔4〕 本発明は、「〔1〕」〜「〔3〕」のいずれか1に記載の発明において、前記制御弁が、前記作動力規定手段としてのバネを備えたスプリングリターン式のスプール弁からなり、前記傾転制御圧発生部から前記レギュレータに傾転制御圧を導く傾転制御圧管路と作動油タンクとの間に介在し、前記制御弁の中立位置が、前記傾転制御圧管路と前記作動油タンクの間を遮断する弁位置であり、前記制御弁の作動位置が、前記傾転制御圧管路と作動油タンクを連通させる弁位置であることを特徴とするものであってもよい。
このように構成された本発明は、制御弁が作動すると、傾転制御圧管路が作動油タンクに連通するので、傾転制御圧が低下する。これにより、傾転角が最小に近づく方向にレギュレータを操作することができる。
〔5〕 本発明は、「〔1〕」〜「〔3〕」のいずれか1に記載の発明において、前記レギュレータが、前記傾転制御圧を受ける1対の受圧部を有し前記可逆油圧ポンプの傾転可変機構を駆動するピストンと、傾転制御圧を導入する1対の傾転制御圧室とを備え、前記1対の受圧部のそれぞれに作用する圧力が同圧のときに前記ピストンの位置が傾転角を最小にする位置になるように前記1対の受圧部のそれぞれの受圧面積が設定され、前記制御弁が、前記作動力規定手段としてのバネを備えたスプリングリターン式のスプール弁からなり、前記レギュレータの前記1対の傾転制御圧室間に介在し、前記制御弁の中立位置が、前記1対の傾転制御圧室間を遮断する弁位置であり、前記制御弁の作動位置が、前記1対の傾転制御圧室を連通させる弁位置であることを特徴とするものであってもよい。
このように構成された本発明は、制御弁が作動すると1対の傾転制御圧室が連通するので、1対の傾転制御圧室内の圧力が同圧になる。これにより、傾転角が最小に近づく方向にレギュレータを操作することができる。
〔6〕 本発明は、「〔1〕」〜「〔5〕」のいずれか1に記載の発明において、前記第1,第2受圧部の受圧面積が等しいことを特徴とするものであってもよい。
このように構成された本発明では、1対の入出口の一方と第1パイロットポートを接続し他方と第2パイロットポートを接続する配管設計としても、1対の入出口の一方と第2パイロットポートを接続し他方と第1パイロットポートを接続する配管設計としてもよいので、可逆油圧ポンプの取付姿勢や配管設計の自由度を向上させることができる。
〔7〕 本発明は、「〔1〕」〜「〔5〕」のいずれか1に記載の発明において、前記第1,第2受圧部の受圧面積が異なることを特徴とするものであってもよい。
このように構成された本発明によれば、油圧モータが相反する2方向のうちの一方向に回転しているときと、他方向に回転しているときとで、制御弁を作動させる油圧力を異ならせることができる。
〔8〕 本発明は、「〔3〕」に記載の発明において、前記ホイール式作業機械がホイールローダであり、前記第1,第2受圧部の受圧面積が異なり、前記第1,第2受圧部のうちの受圧面積の大きい方の受圧部に作用する圧力を導入する前記第1パイロットポートまたは前記第2パイロットポートが、前記可逆油圧ポンプの前記1対の入出口のうちの前記作業機械を後進させる方向に圧油を吐出する方の入出口に接続されたことを特徴とするものであってもよい。
ホイールローダの前進時には、地山にフロント作業機のバケットを突き刺せるだけの走行駆動力が必要であるのに対し、後進時には前進時ほどの走行駆動力が必要ない場合が多い。本発明では、第1,第2受圧部のうちの受圧面積の大きい方の受圧部に作用する圧力を導入する第1パイロットポートまたは第2パイロットポートが、可逆油圧ポンプの1対の入出口のうちの作業機械を後進させる方向に圧油を吐出する方の入出口に接続されているから、ホイールローダの後進時における走行駆動力の上限を、前進時よりも低く抑えることができる。これにより、可逆油圧ポンプの出力が後進走行時に過剰とならないように制限できる。
本発明によれば、前述したように、可逆油圧ポンプのレギュレータに与える傾転制御圧を制御可能な油圧パイロット式制御弁により、可逆油圧ポンプの吐出圧が予め設定された圧力以上になったときに可逆油圧ポンプの吐出流量を制限する作業機械の油圧駆動装置であって、可逆油圧ポンプに設けられた1対の入出口の圧力のうちの高い方を選択し油圧パイロット式制御弁に導く構造が不要な作業機械の油圧駆動装置を提供することができる。これにより、作業機械の油圧駆動装置の構造を簡素化でき、故障の低減や製造コストの削減に貢献できる。
<第1実施形態>
第1実施形態について図1〜図3を用いて説明する。図1は本発明が備えられる作業機械の一例であるホイールローダの側面図である。図2は本発明の第1実施形態の構成の概略を示す油圧回路図である。図3は図2に示した制御弁の断面図である。
第1実施形態は、作業機械、例えば図1に示すホイールローダ1に備えられる。このホイールローダ1は、運転室3、前輪4および後輪5が設けられた本体2と、この本体2の前部に装備されたフロント作業機6とを備えている。フロント作業機6は、本体2に上下方向に回動可能に連結されたブーム7と、このブーム7に回動可能に連結されたバケット8とを備えている。ブーム7は、ボトム側の端部およびロッド側の端部のそれぞれが本体2およびブーム7のそれぞれに回動可能に連結されたブームシリンダ7a(油圧シリンダ)の伸縮により駆動されるようになっている。バケット8は、ボトム側の端部がブーム7に回動可能に連結され、ロッド側の端部がリック機構8bを介してバケット8に連結されたバケットシリンダ8aの伸縮により駆動されるようになっている。
図2に示すように、第1実施形態は、ホイールローダ1の前輪4および後輪5を駆動するための走行用HSTを構成する油圧駆動装置10であって、後輪5に動力伝達機構(図示していない)を介して接続された可変容量型油圧モータからなる走行モータ13と、原動機12により駆動され、走行モータ13と閉回路接続された可逆油圧ポンプ16、例えば両傾転形油圧ポンプと、この可逆油圧ポンプ16に付設されこの可逆油圧ポンプ16の傾転角を制御する油圧パイロット式レギュレータ20とを備えている。
レギュレータ20は、傾転制御圧を受ける1対の受圧部22,23を有し可逆油圧ポンプ16の傾転可変機構17を駆動するピストン21と、傾転制御圧を導入する1対の傾転制御圧室24,25とを備えている。1対の受圧部22,23のそれぞれに作用する圧力が同圧のときにピストン21が傾転角を最小にする位置に保持されるように、1対の受圧部22,23のそれぞれの受圧面積が設定されている。また、ピストン21は1対のバネ26,27によって傾転角を最小にする位置に復帰するようになっている。
第1実施形態はさらに、原動機12により駆動されるパイロットポンプ28(固定容量型油圧ポンプ)と、このパイロットポンプ28に管路30を介して接続されていてパイロットポンプ28の吐出圧を一次圧としてレギュレータ20に与える傾転制御圧を発生させる傾転制御圧発生部29と、方向切換弁32と、傾転制御圧発生部29から導出され方向切換弁32の弁位置に応じてレギュレータ20の傾転制御圧室24または25に接続されるか、行き止まりになる傾転制御圧管路31とを備えている。
方向切換弁32は、スプリングセンタ式の3位置弁であり、中立位置32a、第1位置32bおよび第2位置32cに切換可能に構成されている。中立位置32aは、レギュレータ20のピストン21の一方の受圧部22側の傾転制御圧室24、および他方の受圧部23側の傾転制御圧室25の両方を作動油タンク33に連通させる通路を形成する弁位置である。第1位置32bは、傾転制御圧発生部29からの傾転制御圧を一方の傾転制御圧室24に導き、他方の傾転制御圧室25を作動油タンク33に連通させる通路を形成する弁位置である。第2位置32cは、傾転制御圧発生部29からの傾転制御圧を他方の傾転制御圧室25に導き、一方の傾転制御圧室24を作動油タンク33に連通させる通路を形成する弁位置である。
第1実施形態はさらに、閉回路11に作動油を補充するチャージ回路34を備えている。このチャージ回路34は、前記パイロットポンプ28と、このパイロットポンプ28の吐出圧を規定するリリーフ弁35と、パイロットポンプ28と傾転制御圧発生部29を接続する管路30から導出された管路36と、この管路36から分岐し閉回路11の管路11A,11Bのそれぞれに接続された管路37,38と、これら管路37,38上のそれぞれに設けられていて、圧油の流れの方向をパイロットポンプ28から閉回路11に向かう方向に限定するチェック弁39,40とを備えている。
第1実施形態はさらに、レギュレータ20に与える傾転制御圧を制御可能な、方向制御弁41とは別の油圧パイロット式制御弁41を備えている。この制御弁41は、傾転制御圧発生部29からレギュレータ20に向かって導出され方向制御弁41が設けられた傾転制御圧管路31と、作動油タンク33との間に介在している。この制御弁41はスプリングリターン式のスプール弁からなり、図3に示すように、弁体42(スプール)と、可逆油圧ポンプ16の外郭を形成するポンプケース16aに嵌め込まれ、弁体42が摺動する摺動穴46aが形成されたスリーブ46を備えている。
スリーブ46には、傾転制御圧管路31に管路58を介して接続された入口47と、作動油タンク33に管路59を介して接続された出口48と、可逆油圧ポンプ16に設けられた1対の入出口18,19のうちの一方の圧力を、パイロット圧としてパイロット管路56から導入する第1パイロットポート49と、他方の入出口の圧力をパイロット圧としてパイロット管路57から導入する第2パイロットポート50とが形成されている。図2に示すように、前記パイロット管路56は、可逆油圧ポンプ16の一方の入出口、例えば入出口18と走行モータ13の一方の入出口14とを連通させる管路11Aから導出された管路であり、前記パイロット管路57は、可逆油圧ポンプ16の他方の入出口19と走行モータ13の他方の入出口15とを連通させる管路11Bから導出された管路である。
弁体42の一端側(図3の左側)には、第1パイロットポート49に導かれたパイロット圧を受ける第1受圧部43と、第1受圧部43がパイロット圧を受ける方向(図3の左から右に向かう方向)と同じ方向から、第2パイロットポート50に導かれたパイロット圧を受ける第2受圧部44が形成されている。第1,第2受圧部43,44の受圧面積は等しく設定されている。
スリーブ46の一端は、制御弁41のポンプケース16aに螺合したプラグ51と、このプラグ51に螺合した調節ロッド52とによって塞がれている。調節ロッド52は弁体42と同心になるように配置されているとともにプラグ51を貫通している。弁体42および調節ロッド52のそれぞれにはバネ座54,55のそれぞれが嵌められていて、これらバネ座54,55間に、弁体42を作動させるのに必要な油圧力を規定する作動力規定手段としてのバネ53が配置されている。このバネ53のセット荷重、すなわち、弁体42を作動させるのに必要な油圧力は、調節ロッド52の締め具合により調節可能である。
弁体42の第1,第2受圧部43,44の受圧面積をSとし、可逆油圧ポンプ16の吐出圧をPoとし、可逆油圧ポンプ16の吸込み側の圧力、すなわちチャージ圧をPcとし、第1,第2受圧部43,44に作用する圧力により弁体42に与えられる油圧力をFとすると、「F=Po×S+Pc×S」が成り立つ。チャージ圧Pcがリリーフ弁35により一定に制御されるとともに受圧面積Sが定数であるので、油圧力Fと吐出圧Poは比例関係にある。そして、弁体42を作動させるのに必要な油圧力、すなわちバネ53のセット荷重をFsとすると「Fs=Pos×S+Pc×S」が成り立つから、バネ53のセット荷重をFsに設定することによって、制御弁41を作動させるのに必要な吐出圧PoをPosに設定しておくことができる。
弁体42の外周面には、入口47と出口48を連通可能な円筒状溝45が形成されている。つまり、制御弁41の中立位置41aは、傾転制御圧管路31と作動油タンク33の間を遮断する弁位置であり、制御弁41の作動位置41bは、傾転制御圧管路31を円筒状溝45によって作動油タンク33に連通させる弁位置である。
このように構成された第1実施形態は次のように動作する。
方向切換弁32が中立位置32aから第1位置32bに切り換わると、傾転制御圧発生部29で発生した傾転制御圧が方向切換弁32を介してレギュレータ20の一方の傾転制御圧室24に導かれ、他方の傾転制御圧室25が方向切換弁32を介して作動油タンク33に連通する。これにより、レギュレータ20では、ピストン21がその傾転制御圧から油圧力を受けて矢印A方向に移動し、可逆油圧ポンプ16の傾転可変機構17が矢印a方向に駆動されて、傾転角が変化する。この結果、可逆油圧ポンプ16が圧油を吐出する入出口が入出口18に決定されるとともに吐出流量が決定され、走行モータ13に圧油が供給される。
方向切換弁32が中立位置32aから第2位置32cに切り換わると、傾転制御圧発生部29で発生した傾転制御圧が、方向切換弁32を介してレギュレータ20の他方の傾転制御圧室25に導かれ、一方の傾転制御圧室24が方向切換弁32を介して作動油タンク33に連通する。これにより、レギュレータ20では、ピストン21が傾転制御圧から油圧力を受けて矢印B方向に移動し、可逆油圧ポンプ16の傾転可変機構17が矢印b方向に駆動されて、傾転角が変化する。この結果、可逆油圧ポンプ16が圧油を吐出する入出口が入出口19に決定されるとともに吐出流量が決定され、走行モータ13に圧油が供給される。
可逆油圧ポンプ16の一方の入出口18の圧力は第1パイロットポート49に導かれて第1受圧部43に作用し、他方の入出口19の圧力は第2パイロットポート50に導かれて第2受圧部44に作用する。したがって、可逆油圧ポンプ16の一方の入出口19から圧油が吐出されている状態では、可逆油圧ポンプ16の吐出圧Poが第1受圧部43に作用していて、チャージ圧Pcが第2受圧部44に作用している。そして、吐出圧Poが予め設定された値Pos以上になると、第1,第2受圧部43,44のそれぞれにおける油圧力の合計Fがバネ53により規定された油圧力以上、すなわちセット荷重Fs以上となって、制御弁41が作動する。これにより、レギュレータ20の一方の傾転制御圧室24が、方向切換弁32と制御弁41を介して作動油タンク33に連通し、傾転制御圧室24内の傾転制御圧が低下する。これに伴い、レギュレータ20のピストン21は傾転角を小さくする方向(矢印B方向)に移動し、この結果、可逆油圧ポンプ16の吐出流量が制限される。
逆に、可逆油圧ポンプ16の他方の入出口19から圧油が吐出しているとき、可逆油圧ポンプ16の吐出圧Poが第2受圧部44に作用していて、チャージ圧Pcが第1受圧部43に作用している。そして、吐出圧Poが予め設定された値Pos以上になると、第1,第2受圧部43,44のそれぞれにおける油圧力の合計Fがバネ荷重Fs以上となって、制御弁41が作動する。これにより、レギュレータ20の他方の傾転制御圧室25が、方向切換弁32と制御弁41を介して作動油タンク33に連通し、傾転制御圧室25内の傾転制御圧が低下する。これに伴い、レギュレータ20のピストン21は傾転角を小さくする方向(矢印A方向)に移動し、この結果、可逆油圧ポンプ16の吐出流量が制限される。
第1実施形態によれば次の効果を得られる。
第1実施形態によれば、可逆油圧ポンプ16のレギュレータ20に与える傾転制御圧を制御可能な油圧パイロット式制御弁41により、可逆油圧ポンプ16の吐出圧が予め設定された値以上になったときに可逆油圧ポンプ16の吐出流量を制限する作業機械の油圧駆動装置であって、可逆油圧ポンプ16に設けられた1対の入出口18,19の圧力のうちの高い方を選択する構造が不要な作業機械の油圧駆動装置を提供できる。これにより、ホイールローダの油圧駆動装置の構造を簡素化でき、故障の低減や製造コストの削減に貢献できる。
第1実施形態によれば、第1,第2受圧部43,44の受圧面積が等しいので、可逆油圧ポンプ16の1対の入出口18,19の一方と第1パイロットポート49を接続し他方と第2パイロットポート50を接続する配管設計としても、1対の入出口18,19の一方と第2パイロットポート50を接続し他方と第1パイロットポート49を接続する配管設計としてもよい。これにより、可逆油圧ポンプ16の取付姿勢や配管設計の自由度を向上させることができる。
なお、第1実施形態では、制御弁41の作動力規定手段がバネ53からなるが、本発明における作動力規定手段はそれに限るものではなく、入口47と出口48が連通する方向に弁体が移動しようとするときに弁体に油圧力を与えるように配置され、内部の圧力が規定された圧力室であってもよい。
第1実施形態は、制御弁41の弁体42の第1,第2受圧部43,44の受圧面積が等しい例であるが、本発明における第1,第2受圧部の受圧面積の大小関係はそれに限定されるものではない。第1,第2受圧部の受圧面積が異なり、第1,第2受圧部のうちの受圧面積の大きい方の受圧部に作用する圧力を導入する第1パイロットポートまたは第2パイロットポートが、可逆油圧ポンプの1対の入出口のうちのホイールローダを後進させる方向に圧油を吐出する方の入出口に接続されていてもよい。
ホイールローダの前進時には、地山にフロント作業機のバケットを突き刺せるだけの走行駆動力が必要であるのに対し、後進時には前進時ほどの走行駆動力が必要ない場合が多い。前述のように第1,第2受圧部のうちの受圧面積の大きい方の受圧部に作用する圧力を導入する第1パイロットポートまたは第2パイロットポートが、可逆油圧ポンプの1対の入出口のうちのホイールローダを後進させる方向に圧油を吐出する方の入出口に接続されていることによって、ホイールローダの後進時における走行駆動力の上限を、前進時よりも低く抑えることができる。これにより、可逆油圧ポンプの出力が後進走行時に過剰とならないように制限できる。
第1実施形態は、ホイールローダ1の走行用HSTを構成していたが、本発明はホイールローダの走行用HSTを構成するものに限定されるものではなく、他のホイール式作業機械の走行用HSTを構成するものであってもよい。
第1実施形態では、スリーブ46が可逆油圧ポンプ16の外郭を形成するポンプケース16aに嵌め込まれているが、ポンプケース16aに直接、弁体42の摺動穴46aが形成されていてもよいし、可逆油圧ポンプ16と制御弁41とが別体であってもよい。また、バネ座54,55はそれぞれ弁体42、調節ロッド52と一体に形成されていてもよい。
第1実施形態は、可逆油圧ポンプとして両傾転形油圧ポンプからなる可逆油圧ポンプ19を備えた例であるが、本発明における可逆油圧ポンプは両傾転形油圧ポンプに限定されるものではなく、回転方向を逆転させることで1対の入出口の吸込と吐出の関係が切換わる油圧ポンプであってもよい。この場合、電動機等の回転方向が逆転可能な原動機によりその油圧ポンプを駆動することになる。
<第2実施形態>
第2実施形態について図4〜図6を用いて説明する。図4は本発明の第2実施形態の構成の概略を示す油圧回路図である。図5は図4に示した制御弁の断面図である。図6は作業機ポンプの吐出圧と、制御弁作動時の可逆油圧ポンプの吐出圧との関係を示す特性線図である。なお、図4,5に示すもののうち図2,3に示したものと同等のものに対しては図2,3に付した符号と同じ符号を付してあり、それらの説明を省略する。
第2実施形態である油圧駆動装置60は、走行モータ13とは別の油圧アクチュエータ、すなわちブームシリンダ7aおよびバケットシリンダ8aと、このブームシリンダ7aおよびバケットシリンダ8aに供給する圧油を吐出する、可逆油圧ポンプ16とは別の油圧ポンプである作業機ポンプ61と、この作業機ポンプ61からブームシリンダ7aに供給される圧油の流れを制御する制御弁、および、作業機ポンプ61からバケットシリンダ8aに供給される圧油の流れを制御する制御弁を一体化した制御弁ブロック100とを備えている。また、第1実施形態における制御弁41とは異なる制御弁62を備えている。
制御弁62は、作業機ポンプ61の吐出圧をパイロット圧としてパイロット管路66から導入する第3パイロットポート63を備えている。制御弁62の弁体42は、第3パイロットポート63に導かれたパイロット圧を、第1受圧部43がパイロット圧を受ける方向と同じ方向から受ける第3受圧部64を有する。パイロット管路66は、作業機ポンプ61の吐出管路65から導出された管路である。
第3受圧部64に作用する圧力をPfとし、第3受圧部64の受圧面積をS1とすると、弁体42が受ける油圧力Fは「F=Po×S+Pc×S+Pf×S1」である。図6に示すように、作業機ポンプ61の吐出圧Pfが0(零)の状態では可逆油圧ポンプ16の吐出圧PoがPos1に達したときに制御弁62が作動するよう、また、作業機ポンプ61の吐出圧Pfが上限値Pfsの状態では可逆油圧ポンプ16の吐出圧PがPos2(Pos2<Pos1)に達したときに制御弁62が作動するよう、第3受圧部64の受圧面積S1は「S2=(Pos1−Pos2)/Pfs×S1」に設定されている。
第2実施形態によれば、第1実施形態と同じ効果以外に、次の効果を得られる。
第2実施形態では、弁体42の第3パイロットポート63に導かれた作業機ポンプ61の吐出圧Pfが第3受圧部64に作用することから、可逆油圧ポンプ16の吐出流量の制限、すなわち走行モータ13に供給する圧油の流量の制限を、作業機ポンプ61の吐出圧Pfに関連付けて行うことができる。これにより、例えば、ホイールローダ1がバケット8を地山に突き刺し、掘削する際に、作業機ポンプ61の吐出圧Pf、すなわちブームシリンダ7aおよびバケットシリンダ8aの負荷圧PfがPfsとなったときに、走行モータ13の駆動圧がPos2に制限されるため、作業機の駆動力に対する最適な走行駆動力に制限することができる。
<第3実施形態>
第3実施形態について図7を用いて説明する。図7は本発明の第3実施形態の構成の概略を示す油圧回路図である。図7に示すもののうち、図5に示したものと同等のものに対しては、図7に付した符号と同じ符号を付してあり、それらの説明を省略する。
第3実施形態である油圧駆動装置70では、制御弁62の入口47が管路71を介してレギュレータ20の一方の傾転制御圧室24に連通していて、制御弁62の出口48が管路72を介してレギュレータ20の他方の傾転制御圧室25に連通している。つまり、制御弁62は、レギュレータ20の1対の傾転制御圧室24,25間に介在している。制御弁62の中立位置62aは、1対の傾転制御圧室24,25間を遮断する弁位置であり、制御弁62の作動位置62bは、1対の傾転制御圧室24,25を円筒状溝45により連通させる弁位置である。
このように構成された第3実施形態では、制御弁62が作動すると1対の傾転制御圧室24,25が制御弁62を介して連通し、これにより1対の傾転制御圧室24,25内の圧力が同圧になる。これに伴い、レギュレータ20のピストン21は傾転角を小さくする方向に移動し、この結果、可逆油圧ポンプ16の吐出流量が制限される。
このように構成された第3実施形態によっても、第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
本発明が備えられる作業機械の一例であるホイールローダの側面図である。 本発明の第1実施形態の構成の概略を示す油圧回路図である。 図2に示した制御弁の断面図である。 本発明の第2実施形態の構成の概略を示す油圧回路図である。 図4に示した制御弁の断面図である。 作業機ポンプの吐出圧と、制御弁作動時の可逆油圧ポンプの吐出圧との関係を示す特性線図である。 本発明の第3実施形態の構成の概略を示す油圧回路図である。
符号の説明
1 ホイールローダ
2 本体
3 運転室
4 前輪
5 後輪
6 フロント作業機
7 ブーム
7a ブームシリンダ
8 バケット
8a バケットシリンダ
8b リンク機構
10 油圧駆動装置
11 閉回路
11A,11B 管路
12 原動機
13 走行モータ
14,15 入出口
16 可逆油圧ポンプ
16a ポンプケース
17 傾転可変機構
18,19 入出口
20 レギュレータ
21 ピストン
22,23 受圧部
24,25 傾転制御圧室
26,27 バネ
28 パイロットポンプ
29 傾転制御圧発生部
30 管路
31 傾転制御圧管路
32 方向切換弁
32a 中立位置
32b 第1位置
32c 第2位置
33 作動油タンク
34 チャージ回路
35 リリーフ弁
36〜38 管路
39,40 チェック弁
41 制御弁
41a 作動位置
41b 中立位置
42 弁体
43 第1受圧部
44 第2受圧部
45 円筒状溝
46 スリーブ
47 入口
48 出口
49 第1パイロットポート
50 第2パイロットポート
51 プラグ
52 調節ロッド
53 バネ
54,55バネ座
56,57 パイロット管路
58,59 管路
60 油圧駆動装置
61 作業機ポンプ
62 制御弁
62a 中立位置
62b 作動位置
63 第3パイロットポート
64 第3受圧部
65 吐出管路
66 パイロット管路
70 油圧駆動装置
71,72 管路
100 制御弁ブロック

Claims (8)

  1. 油圧モータと、この油圧モータと閉回路接続された可逆油圧ポンプと、この可逆油圧ポンプに付設されこの可逆油圧ポンプの傾転角を制御する油圧パイロット式レギュレータと、このレギュレータに与える傾転制御圧を発生させる傾転制御圧発生部と、前記傾転制御圧を制御可能な油圧パイロット式制御弁とを備え、前記可逆油圧ポンプの吐出圧が予め設定された圧力以上になったときに前記制御弁を作動させて前記可逆油圧ポンプの吐出流量を制限する作業機械の油圧駆動装置であって、
    前記制御弁が、
    前記可逆油圧ポンプに設けられた1対の入出口のうちの一方の圧力をパイロット圧として導入する第1パイロットポート、および、他方の圧力をパイロット圧として導入する第2パイロットポートと、
    前記第1パイロットポートに導かれたパイロット圧を受ける第1受圧部、および、前記第1受圧部がパイロット圧を受ける方向と同じ方向から、前記第2パイロットポートに導かれたパイロット圧を受ける第2受圧部を有する弁体と、
    この弁体を作動させるのに必要な油圧力を規定する作動力規定手段とを備えたことを特徴とする作業機械の油圧駆動装置。
  2. 請求項1に記載の発明において、
    前記油圧モータとは別の油圧アクチュエータと、この別の油圧アクチュエータに供給する圧油を吐出する、前記可逆油圧ポンプとは別の油圧ポンプとを備え、
    前記制御弁が、前記別の油圧ポンプの吐出圧をパイロット圧として導入する第3パイロットポートを備えるとともに、前記制御弁の弁体が、前記第1受圧部がパイロット圧を受ける方向と同じ方向から、前記第3パイロットポートに導かれたパイロット圧を受ける第3受圧部を有することを特徴とする作業機械の油圧駆動装置。
  3. 請求項2記載の発明において、
    前記作業機械がホイール式作業機械であり、
    前記油圧モータがホイール式作業機械の走行装置を駆動する走行モータであり、
    前記別の油圧アクチュエータが前記作業機械に装備された作業機を駆動する油圧シリンダであることを特徴とする作業機械の油圧駆動装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、
    前記制御弁が、前記作動力規定手段としてのバネを備えたスプリングリターン式のスプール弁からなり、前記傾転制御圧発生部から前記レギュレータに傾転制御圧を導く傾転制御圧管路と作動油タンクとの間に介在し、
    前記制御弁の中立位置が、前記傾転制御圧管路と前記作動油タンクの間を遮断する弁位置であり、前記制御弁の作動位置が、前記傾転制御圧管路と作動油タンクを連通させる弁位置であることを特徴とする作業機械の油圧駆動装置。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、
    前記レギュレータが、前記傾転制御圧を受ける1対の受圧部を有し前記可逆油圧ポンプの傾転可変機構を駆動するピストンと、傾転制御圧を導入する1対の傾転制御圧室とを備え、前記1対の受圧部のそれぞれに作用する圧力が同圧のときに前記ピストンの位置が傾転角を最小にする位置になるように前記1対の受圧部のそれぞれの受圧面積が設定され、
    前記制御弁が、前記作動力規定手段としてのバネを備えたスプリングリターン式のスプール弁からなり、前記レギュレータの前記1対の傾転制御圧室間に介在し、
    前記制御弁の中立位置が、前記1対の傾転制御圧室間を遮断する弁位置であり、前記制御弁の作動位置が、前記1対の傾転制御圧室を連通させる弁位置であることを特徴とする作業機械の油圧駆動装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の発明において、
    前記第1,第2受圧部の受圧面積が等しいことを特徴とする作業機械の油圧駆動装置。
  7. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の発明において、
    前記第1,第2受圧部の受圧面積が異なることを特徴とする作業機械の油圧駆動装置。
  8. 請求項3に記載の発明において、
    前記ホイール式作業機械がホイールローダであり、
    前記第1,第2受圧部の受圧面積が異なり、
    前記第1,第2受圧部のうちの受圧面積の大きい方の受圧部に作用する圧力を導入する前記第1パイロットポートまたは前記第2パイロットポートが、前記可逆油圧ポンプの前記1対の入出口のうちの前記作業機械を後進させる方向に圧油を吐出する方の入出口に接続されたことを特徴とする作業機械の油圧駆動装置。
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