JP2008215438A - 流体アクチュエータ、およびカメラモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】構造が簡単で小型・軽量化に寄与することができ、且つ大きな変位量を得ることができる流体アクチュエータを提供する。
【解決手段】カメラモジュール2に組み込まれた流体アクチュエータ25は、流体36が貯留される貯留室30と、流体圧によって変位可能な可動部31と、貯留室30と可動部31とを繋ぐ連結路32、33とを備える。可動部31は、外皮37と内皮38を有する二重構造の蛇腹形状からなる。連結路32、33には、連結路32、33を介して貯留室30と可動部31との間で流体36を相互に移動させるためのマイクロポンプ47、48が設けられている。マイクロポンプ47、48は、圧電素子53により弁50、52の開閉動作を行う。圧電素子53は、アクチュエータドライバ74により駆動制御される。
【選択図】図2

Description

本発明は、小型・軽量化が要求される機器に好適な流体アクチュエータ、およびこれを用いたカメラモジュールに関する。
従来、流体や電気、熱、あるいは光などを利用した様々なアクチュエータが開発されている。中でも流体アクチュエータは、他のものに比べて変位量を大きくすることができ、動きの滑らかさや耐久性、安全性の面も優れているため、多くの分野で用いられている。
従来の流体アクチュエータとしては、例えば、複数の板と軸間に、伸縮する複数のポンプユニットを設けて可動部とし、ポンプユニット毎に設けられたポンプから各ポンプユニットに流体を注入して、ポンプユニットの伸縮によって可動部を屈曲させるものが提案されている(特許文献1参照)。
また、複数の主液室と、主液室の間で流体が移動する複数のリザーバ室とを交互に配置した可動部、および流体移動を行わせるポンプを備え、流体の移動により可動部を屈曲させるフレキシブルアクチュエータが提案されている(特許文献2、3参照)。さらに、二つの流体収納セルで可動部を構成し、流体収納セル間で流体をポンプ駆動させることにより、可動部を伸縮させる人工筋肉が提案されている(特許文献4参照)。
ところで、最近、情報端末機器、例えば、カメラ付き携帯電話やPDA、ノート型パソコンなどの小型・軽量化が益々加速してきている。このため、これらの情報端末機器に搭載されるカメラモジュールを、よりコンパクトな機構で実現する要求が高まっている。カメラモジュールの中には、ズームレンズを搭載して変倍機能を付加したものや、より鮮明な画像を得るためにピント合わせ機能を持たせたものがある。このようなカメラモジュールでは、ズームレンズやフォーカスレンズを動かすために、多くのアクチュエータが用いられている。したがって、カメラモジュール、延いては情報端末機器の小型・軽量化を促進するためには、アクチュエータの小型・軽量化を実現することが重要な課題となっている。
特表平10−502990号公報 特開2003−184818号公報 特開2003−184819号公報 特表2005−524802号公報
しかしながら、特許文献1〜3に記載のアクチュエータは、可動部の構造が複雑で小型・軽量化には不向きであり、可動部自体の変位量もさほど期待することができない。また、特許文献4に記載の発明では、二つの流体収納セル間を流体が移動するだけなので、可動部全体の体積は変化せず、これもあまり大きな変位量とはならない。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、構造が簡単で小型・軽量化に寄与することができ、且つ大きな変位量を得ることができる流体アクチュエータを提供することを目的とする。
また、本発明は、小型・軽量化を実現することが可能なカメラモジュールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、流体アクチュエータであって、流体が貯留される貯留室と、流体圧によって変位可能な可動部と、前記貯留室と前記可動部とを繋ぐ連結路と、前記連結路に設けられ、前記連結路を介して前記貯留室と前記可動部との間で前記流体を相互に移動させるための圧力発生手段と、前記圧力発生手段の駆動を制御する駆動制御手段とを備え、前記可動部は、外皮と内皮を有する二重構造の蛇腹形状からなることを特徴とする。
前記圧力発生手段は、圧電体、および電極が交互に複数積層された積層型圧電素子からなることが好ましい。
あるいは、前記圧力発生手段は、誘電エラストマー、および前記誘電エラストマーを挟む伸縮または湾曲自在な一対の電極を有する誘電エラストマーアクチュエータからなることが好ましい。
前記貯留室、または前記可動部のいずれか一方向のみに前記流体を移動させる整流弁を備えることが好ましい。この場合、前記整流弁は、構成部品となる複数の基板を接合して形成されていることが好ましい。
前記駆動制御手段は、前記圧力発生手段の駆動回数を制御することで、前記流体の移動量を変化させることが好ましい。
前記可動部から外部に流体が漏洩することを防止する防漏部材を備えることが好ましい。
前記流体は、生理食塩水、水、空気、窒素、および希ガスのうちのいずれかであることが好ましい。
請求項9に記載の発明は、可動レンズを備えたカメラモジュールであって、請求項1ないし8のいずれかに記載の流体アクチュエータが組み込まれ、前記流体アクチュエータにより前記可動レンズが移動されることを特徴とする。
本発明の流体アクチュエータによれば、外皮と内皮を有する二重構造の蛇腹形状からなる可動部を備えるので、構造が簡単で小型・軽量化に寄与することができ、且つ大きな変位量を得ることができる。
また、本発明のカメラモジュールによれば、請求項1ないし8のいずれかに記載の流体アクチュエータを用いて可動レンズを移動させるので、小型・軽量化を実現することが可能となる。
図1において、カメラモジュール2は、カメラ付き携帯電話などの携帯型の情報端末機器に内蔵されるもので、レンズ装置10とCCDイメージセンサ(以下、CCDと略す)11とからなる。
レンズ装置10は、可動鏡筒12と、可動鏡筒12を移動自在に支持する固定鏡筒13とを含む。可動鏡筒12の前端(被写体側を前、CCD11側を後とする)には、G1レンズ14が固定されている。G1レンズ14の背面を保持している可動鏡筒12のフランジ面12aには、光軸Lを中心とする円周を三等分する位置に、それぞれ光軸Lと平行に後端側に延びた三本のガイドロッド15(図示は二本)が設けられている。ガイドロッド15の中央部分には、G2レンズ16を保持したレンズ枠17が移動自在に支持されている。また、ガイドロッド15の後端には、G3レンズ18を保持したレンズ枠19が接着剤などで固着されている。つまり、G1レンズ14とG3レンズ18とが可動鏡筒12に固定され、G2レンズ16は、可動鏡筒12に対して相対的に光軸Lの方向に移動自在な変倍レンズとなっている。
固定鏡筒13の後端に設けられたセンサ枠20には、CCD11が固定されている。なお、図示は省略したが、固定鏡筒13の後端のフランジ部13aは、情報端末機器の筐体に取り付けられた回路基板に固定されている。また、CCD11は、フレキシブル配線板などを介して、回路基板の所要の回路ユニット部分と電気的に接続されている。
可動鏡筒12の後端には、光軸Lの方向に延びたスロット21が形成されている。スロット21には、固定鏡筒13から突設したピン22が係合している。スロット21とピン22とは、ガイドロッド15と同様に、光軸を中心とする円周を三等分する位置にそれぞれ設けられている。これらのスロット21、およびピン22により、可動鏡筒12の光軸Lの方向の移動が案内される。また、スロット21の後端にピン22が当接した図示する前進位置と、可動鏡筒12の後端縁がフランジ部13aの根元に当接した後退位置とで、可動鏡筒12が位置決めされる。
レンズ枠17、19の前面には、それぞれ位置決めピン23、24が一体に形成されている。位置決めピン23は、レンズ枠17、すなわちG2レンズ16が前進して、図示するテレ側変倍位置に移動したときに、その先端がフランジ面12aに当接し、これによりG2レンズ16がテレ側変倍位置に位置決めされる。また、位置決めピン24は、G2レンズ16が後退してワイド側変倍位置に移動したときに、その先端がレンズ枠17の背面に当接し、これによりG2レンズ16がワイド側変倍位置に位置決めされる。
可動鏡筒12の前端側内部、およびセンサ枠20には、流体アクチュエータ25、26がそれぞれ設けられている。流体アクチュエータ25、26は、ガイドロッド15やスロット21、ピン22と同様に、光軸を中心とする円周を三等分する位置にそれぞれ設けられている。流体アクチュエータ25は、G2レンズ16をテレ側、またはワイド側変倍位置に移動させる。流体アクチュエータ26は、可動鏡筒12を前進、または後退位置に移動させる。なお、流体アクチュエータ25、26は同様の構成を有するので、以下、流体アクチュエータ25を挙げて説明する。
図2および図3において、流体アクチュエータ25は、貯留室30、可動部31、および貯留室30と可動部31とを繋ぐ二つの連結路32、33などからなる。貯留室30は、矩形状に形成され、その内部には、ピストン34が設けられている。ピストン34は、貯留室30の天板および底板と同じ矩形状を有し、その側縁を貯留室30の側板に摺接させながら、図の上下方向に移動自在となっている。ピストン34には、貯留室30の底板に一端が取り付けられたバネ35の他端が取り付けられており、バネ35によって上方向に緩く付勢されている。
貯留室30の天板と側板、およびピストン34で囲まれる空間には、流体36が密閉収容されている。流体36は、例えば、生理食塩水、水、空気、窒素、またはアルゴンやヘリウムなどの希ガスのうちのいずれかからなる。流体36は、連結路32、33を介して、貯留室30と可動部31との間を移動可能となっている。
可動部31は、略筒状に形成されており、外皮37、および内皮38を有する二重構造となっている。外皮37、および内皮38は、例えば、ポリエチレンやフッ素樹脂のシートからなり、山折り、谷折りを繰り返したいわゆる蛇腹形状を有する。外皮37、および内皮38は、その上端で互いに接着され、そのまま筒の中心方向に延設されて可動部31の上端面31aを形成している。上端面31aには、内皮38により形成される中空部分の空気を、外部に逃がすための複数の空気孔39が穿たれている。なお、流体アクチュエータ25の場合、上端面31aがレンズ枠17に、貯留室30の底板がフランジ面12aにそれぞれ取り付けられている。流体アクチュエータ26の場合は、上端面31aがレンズ枠19に、貯留室30の底板がセンサ枠20にそれぞれ取り付けられている(ともに図1参照)。
外皮37の下端は、環状の留め具40の下に敷かれている。留め具40は、ネジ41で貯留室30の天板に締結固定されている。これにより、可動部31から外部への流体36の漏洩が防がれる。一方、内皮38の下端は、袋状となっている。
連結路32は、貯留室30の上部端に設けられた供給入口42と、貯留室30の天板の中央部分に設けられた供給出口43とを結んでいる。また、連結路33は、供給出口43の近傍に設けられた排出入口44と、供給入口42の反対側に設けられた排出出口45とを結んでいる。供給出口43と排出入口44とは、外皮37と内皮38とで形成される空間46に繋がっている。供給入口42、および供給出口43を介して、貯留室30から空間46へ流体36が供給される。また、排出入口44、および排出出口45を介して、空間46から貯留室30へ流体36が排出される。
連結路32、33には、マイクロポンプ47、48が設けられている。マイクロポンプ47は、貯留室30から空間46へ流体36を供給する際に駆動する。一方、マイクロポンプ48は、空間46から貯留室30へ流体36を排出する際に駆動する。なお、マイクロポンプ47、48は同様の構成を有するので、以下、マイクロポンプ47を挙げて説明する。
図4において、マイクロポンプ47は、供給入口42を開閉する弁50、供給出口43の手前に設けられた中継口51を開閉する弁52、およびこれらの弁50、52を開閉動作させるための圧電素子53からなる。
圧電素子53の上下面は、貯留室30の天板、およびマイクロポンプ47の可動板54にそれぞれ取り付けられている。圧電素子53に電圧を印加し続けた状態では、図示するように可動板54が連結路32側に撓み、これにより弁50、52が閉じられる。逆に、圧電素子53を振動させた場合は、図2のマイクロポンプ47のように、可動板54が貯留室30の天板側に撓み、これにより弁50、52が開かれる。
図5に示すように、圧電素子53には、圧電体55a〜55e(55b〜55dは図示省略)と、表面、裏面電極56、57、および内部電極58a〜58d(58b、58cは図示省略)とが交互に積層された積層構造体59、および積層構造体59の対向する両側面に形成された側面電極60a、60bを有する積層型圧電素子が用いられている。
圧電体55a〜55eは、例えば、リラクサー系PMN(Pb(Mg1/3Nb2/3)O3)/PT(PbTiO3)や、PZN(Pb(Zn1/3Nb2/3)O3)/PTからなる。圧電体55a〜55eは、表面、裏面電極56、57、および内部電極58a〜58dで表裏全面を覆うように挟まれている。圧電体55a〜55eは、上下で互い違いに逆向きの極性となるように分極処理されている。表面、裏面電極56、57、および内部電極58a〜58dは、例えば、パラジウム銀(AgPd)薄膜からなる。側面電極60a、60bは、例えば、Pt/Ti、Au/Ni/Cr薄膜や、銀ペースト塗布膜からなる。
内部電極58a〜58dの片側の端部には、絶縁材61が全体的に設けられている。絶縁材61は、上下の内部電極58a〜58dで互い違いとなるように配されている。絶縁材61は、例えば、エポキシ樹脂などからなり、内部電極58a〜58dよりも若干幅広に形成されている。
側面電極60a、60bは、積層構造体59の側面に露出した裏面電極57の端面から表面電極56の手前までと、表面電極56の端面から裏面電極57の手前までをそれぞれ覆っている。側面電極60aは、裏面電極57、および圧電体55a〜55eのうち「−」に分極された側に接する内部電極58a、58cを電気的に接続し、圧電体55a〜55eのうち「+」に分極された側に接する内部電極58b、58dとは、絶縁材61により絶縁されている。一方、側面電極60bは、表面電極56、および内部電極58b、58dを電気的に接続し、絶縁材61により内部電極58a、58cから絶縁されている。これにより、表面電極56と内部電極58b、58d、および裏面電極57と内部電極58a、58cは、それぞれ等電位となり、圧電体55a〜55eの分極状態に見合った電圧が印加される。なお、図示は省略したが、表面、裏面電極56、57には、アクチュエータドライバ74(図6参照)からの配線が接続されている。
マイクロポンプ48の圧電素子53に電圧を印加し続け、弁50、52を閉じた状態で、マイクロポンプ47の圧電素子53を振動させて弁50、52を開くと、供給入口42、連結路32、および供給出口43を伝って、貯留室30から空間46へ流体36が供給される。これにより、可動部31が図2に示すように伸張される。また、このとき、流体36の移動に伴って、ピストン34がバネ35の付勢によって上方に移動する。
逆に、マイクロポンプ47の圧電素子53に電圧を印加し続け、弁50、52を閉じた状態で、マイクロポンプ48の圧電素子53を振動させてマイクロポンプ48の弁50、52を開くと、排出入口44、連結路33、および排出出口45を伝って、空間46から貯留室30へ流体36が排出される。これにより、可動部31が図3に示すように収縮される。また、このとき、流体36の移動に伴って、ピストン34がバネ35の付勢に抗して下方に移動し、内皮38により形成される中空部分の空気が、空気孔39から外部に排出される。
なお、貯留室30は、例えば、外形寸法が縦横高さ10×10×6mm、流体36が貯留される天板と側板、およびピストン34で囲まれる空間の寸法(可動部31収縮時)が縦横高さ9×9×3mmに形成されている。また、可動部31は、例えば、上端面31aの径がφ3mm、伸張時の高さ(貯留室30の天板から上端面31aまでの距離)14mm、収縮時の高さ4mm、すなわち変位量10mmに形成されている。
図6において、CPU70は、カメラモジュール2を含む情報端末機器全体の動作を統括的に制御する。CPU70は、プログラムROM(図示せず)に書き込まれた処理プログラムにしたがって、各種処理を実行する。
CCD11から出力された撮像信号は、アナログ信号処理部71に入力される。アナログ信号処理部71は、撮像信号に対して相関二重サンプリングを施し、CCD11の各セルの蓄積電荷量に正確に対応したR、G、Bの画像信号を出力する。そして、この画像信号を所定の増幅率で増幅した後、A/D変換してデジタルの画像データを出力する。
デジタル信号処理部72は、アナログ信号処理部71からの画像データに対して、階調変換、ホワイトバランス補正、γ補正などの各種画像処理を施す。デジタル信号処理部72で各種画像処理を施された画像データは、情報端末機器に備え付けられた液晶表示器などの表示器に送られて映像として出力される他、メモリカードなどの記録媒体に記録される。
操作部73は、カメラモジュール2に撮影動作を行わせるためのレリーズボタンや、G2レンズ16をワイド側、テレ側変倍位置に移動させるためのズーム操作スイッチを備えている。CPU70は、この操作部73からの操作入力信号に応じて、各部を動作させる。
流体アクチュエータ25、26には、アクチュエータドライバ74が接続されている。アクチュエータドライバ74は、操作部73からの操作入力信号に応じてCPU70から出力される制御信号に基づいて、流体アクチュエータ25、26の駆動を制御する。
次に、上記構成を有するカメラモジュール2の動作について説明する。なお、以下の説明では、便宜上、流体アクチュエータ25の構成部品の符号にズームのZ、流体アクチュエータ26の構成部品の符号にフォーカスのFを付して区別する。
まず、情報端末機器の電源投入後の初期状態では、アクチュエータドライバ74により、マイクロポンプ48Zの圧電素子53Zに電圧が印加され続けた状態(弁50Z、52Zが閉じた状態)で、マイクロポンプ47Zが駆動される。これにより、マイクロポンプ47Zの圧電素子53Zが振動されて弁50Z、52Zが開かれ、供給入口42Z、連結路32Z、および供給出口43Zを伝って、貯留室30Zから空間46Zへ流体36Zが供給され、可動部31Zが伸張される。この結果、G2レンズ16を保持したレンズ枠17が後退してワイド側変倍位置に移動された状態となる。なお、初期状態では、流体アクチュエータ26によるピント合わせは行われない。
G1〜G3レンズ14、16、18を透過した被写体像は、CCD11の撮像面に結像され、これによりCCD11から撮像信号が出力される。CCD11から出力された撮像信号は、アナログ信号処理部71、およびデジタル信号処理部72を経て、表示器にスルー画像として表示される。
被写体のフレーミングに際して操作部73のズーム操作スイッチが操作され、G2レンズ16をワイド側変倍位置に移動させる指示がなされた場合、アクチュエータドライバ74により、マイクロポンプ48Zの圧電素子53Zに電圧が印加され続けた状態(弁50Z、52Zが閉じた状態)で、マイクロポンプ47Zが駆動される。これにより、マイクロポンプ47Zの圧電素子53Zが振動されて弁50Z、52Zが開かれ、供給入口42Z、連結路32Z、および供給出口43Zを伝って、貯留室30Zから空間46Zへ流体36Zが供給され、可動部31Zが伸張される。この結果、G2レンズ16を保持したレンズ枠17が後退してワイド側変倍位置に移動される。
逆に、G2レンズ16をテレ側変倍位置に移動させる指示がなされた場合、アクチュエータドライバ74により、マイクロポンプ47Zの圧電素子53Zに電圧が印加され続けた状態(弁50Z、52Zが閉じた状態)で、マイクロポンプ48Zが駆動される。これにより、マイクロポンプ48Zの圧電素子53Zが振動されて弁50Z、52Zが開かれ、排出入口44Z、連結路33Z、および排出出口45Zを伝って、空間46Zから貯留室30Zへ流体36Zが排出され、可動部31Zが収縮される。この結果、G2レンズ16を保持したレンズ枠17が前進してテレ側変倍位置に移動される。操作部73のレリーズボタンを操作する前であれば、ズーム操作スイッチを操作する度に、流体アクチュエータ25の伸縮によってG2レンズ16がテレ変倍位置とワイド変倍位置との二箇所を交互に移動され、二段階の変倍を行うことができる。
レリーズボタンの操作により撮影準備の指示がなされると、測距センサ(図示せず)で被写体までの距離が測定される。測距センサの測定結果は、CPU70に送られ、これに応じた制御信号がCPU70からアクチュエータドライバ74に送られる。
被写体までの距離が近距離(例えば、2m以内)であった場合は、G2レンズ16をテレ変倍位置、またはワイド変倍位置に保持したまま、アクチュエータドライバ74により、マイクロポンプ48Fの圧電素子53Fに電圧が印加され続けた状態(弁50F、52Fが閉じた状態)で、マイクロポンプ47Fが駆動される。これにより、マイクロポンプ47Fの圧電素子53Fが振動されて弁50F、52Fが開かれ、供給入口42F、連結路32F、および供給出口43Fを伝って、貯留室30Fから空間46Fへ流体36Fが供給され、可動部31Fが伸張される。この結果、レンズ枠19、すなわちレンズ枠19に固着された可動鏡筒12が前進位置に移動され、近距離の被写体に対するピント合わせが行われる。
逆に、被写体までの距離が遠距離(例えば、2m以上)であった場合は、上記と同様にG2レンズ16をテレ変倍位置、またはワイド変倍位置に保持したまま、アクチュエータドライバ74により、マイクロポンプ47Fの圧電素子53Fに電圧が印加され続けた状態(弁50F、52Fが閉じた状態)で、マイクロポンプ48Fが駆動される。これにより、マイクロポンプ48Fの弁50F、52Fが開かれ、排出入口44F、連結路33F、および排出出口45Fを伝って、空間46Fから貯留室30Fへ流体36Fが排出され、可動部31Fが収縮される。この結果、可動鏡筒12が後退位置に移動され、遠距離の被写体に対するピント合わせが行われる。
変倍、ピント合わせは操作部73の操作に応答して行われるが、その処理はマイクロポンプ47、48の圧電素子53に電圧を印加し続け、G2レンズ16、または可動鏡筒12をそれぞれの位置に移動させるだけなので、瞬時に完了する。
ピント合わせの後、引き続きレリーズボタンが操作されて撮影の指示がなされると、そのときCCD11から出力された撮像信号に基づいた画像データが記録媒体に記録される。なお、ピント合わせの後にレリーズボタンの操作を解除した場合には、G2レンズ16の変倍位置は保持されるが、ピント合わせについてはクリアされ、再度レリーズボタンを操作したときに、新たに測距、ピント合わせが行われることになる。
以上のように、簡素な構造の可動部31を有する小型・軽量な流体アクチュエータ25、26を用いて、ズーム、およびフォーカス駆動を行うので、アクチュエータの組み込みスペースを大幅に節約することができる。したがって、カメラモジュール2は、カメラ付き携帯電話やPDAなどの情報端末機器に組み込むカメラモジュールとして好適である。また、マイクロポンプ47、48を用いているので、小型・軽量化をさらに促進することができ、変位量も稼ぐことができる。
流体36が貯留される天板と側板、およびピストン34で囲まれる空間の寸法(可動部31収縮時)を縦横高さ9×9×3mm、圧電素子の大きさを縦横2×2mm(厚さ50μmの圧電体を20層積層)、変位量を1.4μm(電圧100V印加時)として、流体アクチュエータの動作シミュレーションを行った。なお、貯留室30の体積は9×9×3≒240mm、圧電素子の体積変化量は2×2×1.4×10―3=5.6×10―3mmである。
シミュレーション結果を示す図7において、縦軸の応答時間は、貯留室の流体を全て可動部に供給する、もしくは、可動部の流体を全て貯留室に排出するのに要する時間であり、横軸の駆動周波数は、圧電素子に印加する電圧の駆動周波数である。圧電素子の駆動周波数を10kHzとした場合、応答時間は4.3sec、100kHzとした場合は0.43secの応答時間が見込まれる。ここで挙げた貯留室や圧電素子のスペックは、現在の技術で十分実現可能な範囲の値である。したがって、本発明によれば、小型・軽量で、且つ大きな変位量で応答速度の速い高性能な流体アクチュエータを提供することができることが確認された。
なお、マイクロポンプ47、48の弁50、52を開閉させる手段として、積層型の圧電素子53を例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、図8に示す誘電エラストマーアクチュエータ80を用いてもよい。誘電エラストマーアクチュエータ80は、誘電エラストマー81と、これを挟む一対の電極82、83より構成される。誘電エラストマー81は、電極82、83間に電圧を印加したときに電極82、83間で発生する静電力によって、電界方向と垂直な矢印方向に伸縮するもので、例えば、シリコーンゴムなどからなる。電極82、83は、伸縮または湾曲自在な材料、例えば、炭素微粒子を混ぜた高分子材料などからなる。電極82、83間に電圧を印加すると、誘電エラストマー81が膨張、または収縮し、これによりマイクロポンプ47、48の弁50、52が開閉される。
また、図9に示すように、図8の誘電エラストマーアクチュエータ80を円筒状に丸めた誘電エラストマーアクチュエータ90を用いてもよい。この場合、伸縮方向は矢印で示すように円筒の軸方向となるので、図10に示す流体アクチュエータ100のように、誘電エラストマーアクチュエータ90の上下面を、貯留室30の天板とマイクロポンプ47、48の可動板54とに取り付ける。
なお、マイクロポンプ47は、例えば、以下に説明するプロセスで作製される(特開2000−154783号公報も参照)。すなわち、図11の上段に示すように、マイクロポンプ47の構成部品を含む基板110a〜110eを用意する。基板110a〜110eは、単結晶シリコンを母材とし、シリコン熱酸化膜をマスクとして、連結路32や供給入口42、供給出口43、弁50、52となる部分を水酸化カリウム水溶液でエッチングすることにより形成される。
基板110a〜110eの形成後、基板110a〜110eを加熱して全面に熱酸化膜を形成し、基板110a〜110eの各々の接合面に金属膜を成膜する。そして、真空中で金属膜にArプラズマを照射して表面を清浄・活性化した後、基板110a〜110eの所定位置に各々の接合面が対向するように位置合わせを行い、各基板110a〜110eを順次重ね合わせて加熱・加圧して接合する。この際、基板110aと110bとの間に圧電素子53を固着させる。以上のようにして、図11の下段に示すように、連結路32、供給入口42、供給出口43を含むマイクロポンプ47の部分を完成させる。貯留室30なども同様の方法で作製することができる。このようにすれば、数mmオーダーのマイクロポンプを、簡単且つ歩留りよく作製することができる。
上記実施形態では、テレ側、ワイド側変倍位置、および前進、後退位置の二段階で、G2レンズ16、および可動鏡筒12を移動させているが、マイクロポンプの駆動回数を制御することで、流体の移動量を変化させ、これにより可動部31の変位量を多段階で調整することもできる。
上記実施形態では、供給出口43、および排出入口44を一個ずつ設け、それぞれ一個のマイクロポンプ47、48で流体36の供給、および排出を行っているが、これらを複数個、例えば、図12に示す流体アクチュエータ120のように、二個ずつ設けてもよい。このようにすれば、一個の場合に比べて、流体36の供給、および排出時の流量を多くすることができ、結果として流体アクチュエータの応答速度を速めることができる。また、流量を一個の場合と同じにした場合は、マイクロポンプの駆動負担が減るので、マイクロポンプの駆動に要する電力を低減させることができる。
なお、上記実施形態の可動部31は、伸張、収縮するのみで屈曲することはできないが、例えば、図13に模式的に示すように、流体アクチュエータを複数個並列に配置して、各々の動作を独立して制御するか、あるいは、図14に示すように、可動部の空間を幾つかの隔壁130で仕切り、各空間に供給、排出口、およびマイクロポンプを配置して、各空間の動作を独立して制御すれば、動作させる対象物Xを屈曲させることができる。
図13に示す例では、上から見た図にも示すように、正三角形の頂点に三個の流体アクチュエータがそれぞれ位置するように配置し、対象物Xを屈曲させる際には、屈曲させる方向の流体アクチュエータの可動部を収縮させ、他の流体アクチュエータの可動部を伸張させる。図14に示す例では、上から見た図にも示すように、可動部を周方向に八等分した位置に隔壁130を設け、八個の空間を形成している。対象物Xを屈曲させる際には、屈曲させる方向の数個の空間を収縮させ、他の空間を伸張させる。なお、流体アクチュエータを複数個直列に繋いだり、斜めに繋いだりすれば、より複雑な動作を対象物に行わせることが可能となる。
さらに、図15に示す流体アクチュエータ140のように、可動部の構造を簡単化して、外皮、および内皮からなる二重構造とせず、外皮141のみの可動部142とし、外皮141により形成される空間143に流体36を充満させるようにしてもよい。但し、この場合は流体36の量が多くなるので、貯留室30が大型化し、マイクロポンプ47、48の駆動負担も増加する。
上記実施形態では、ピストン34およびバネ35を用いて、空間46と貯留室30との間の流体36の移動を補助しているが、図16、および図17に示す流体アクチュエータ150のように、ピストン34の代わりに弾性部材151を設けてもよい。弾性部材151は、可動部31と同様に、例えば、ポリエチレンやフッ素樹脂のシートからなり、貯留室30の側板に端部が取り付けられている。図16において、弾性部材151は、可動部31の伸張による流体36の移動に伴って、上方に収縮する。また、図17において、弾性部材151は、可動部31の収縮による流体36の移動に伴って、下方に伸張する。なお、弾性部材151の中央部分が下方に撓んでいるのは、流体36の重さが加わっているためである。
また、図18、および図19に示す流体アクチュエータ160のように、上下方向に伸縮する構造(図示は例として蛇腹構造)をもつ弾性部材161を設けてもよい。弾性部材161は、上記同様に、例えば、ポリエチレンやフッ素樹脂のシートからなり、貯留室30の側板に端部が取り付けられている。図18において、弾性部材161は、可動部31の伸張による流体36の移動に伴って、上方に収縮する。また、図19において、弾性部材161は、可動部31の収縮による流体36の移動に伴って、下方に伸張する。このようにすれば、ピストン34と貯留室30の側板の摺接部分から流体36が漏れるなどの心配がなく、貯留室30の機密性をさらに高めることができる。
なお、圧電素子は、上記実施形態で例示した側面電極と絶縁材を用いた構成に限らず、適宜変更することが可能である。また、上記実施形態では、カメラモジュールに流体アクチュエータを組み込んだ例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、他の如何なる対象物についても、適用することができる。
カメラモジュールの構成を示す断面図である。 流体アクチュエータの構成を示す断面図であり、可動部が伸張した状態を示す。 流体アクチュエータの構成を示す断面図であり、可動部が収縮した状態を示す。 マイクロポンプ周辺の構成を示す拡大断面図である。 圧電素子の構成を示す平面図である。 カメラモジュールが搭載される情報端末機器の電気的構成を示すブロック図である。 圧電素子の駆動周波数と可動部の応答時間との関係を示すグラフである。 誘電エラストマーアクチュエータの構成を示す平面図である。 円筒状の誘電エラストマーアクチュエータの構成を示す斜視図である。 図9に示す誘電エラストマーアクチュエータを設けた流体アクチュエータの構成を示す断面図である。 マイクロポンプ周辺の作製手順の例を示す説明図である。 供給出口、排出入口、およびマイクロポンプを複数設けた例を示す平面図である。 流体アクチュエータを複数並列に配置して、対象物を屈曲させる例を示す模式図である。 可動部の空間を複数の隔壁で仕切った流体アクチュエータを用いて、対象物を屈曲させる例を示す模式図である。 可動部を外皮のみの構成とした流体アクチュエータの例を示す断面図である。 貯留室に弾性部材を設けた流体アクチュエータの例を示す断面図であり、可動部が伸張した状態を示す。 貯留室に弾性部材を設けた流体アクチュエータの例を示す断面図であり、可動部が収縮した状態を示す。 貯留室に弾性部材を設けた流体アクチュエータの別の例を示す断面図であり、可動部が伸張した状態を示す。 貯留室に弾性部材を設けた流体アクチュエータの別の例を示す断面図であり、可動部が収縮した状態を示す。
符号の説明
2 カメラモジュール
14、16、18 G1〜G3レンズ
25、26、100、120、140、150、160 流体アクチュエータ
30 貯留室
31、142 可動部
32、33 連結路
36 流体
37、141 外皮
38 内皮
40 留め具
41 ネジ
47、48 マイクロポンプ
50、52 弁
53 圧電素子
55a〜55e 圧電体
56、57 表面、裏面電極
58a〜58d 内部電極
60a、60b 側面電極
74 アクチュエータドライバ
80、90 誘電エラストマーアクチュエータ
81 誘電エラストマー
82、83 電極
110a〜110e 基板

Claims (9)

  1. 流体が貯留される貯留室と、
    流体圧によって変位可能な可動部と、
    前記貯留室と前記可動部とを繋ぐ連結路と、
    前記連結路に設けられ、前記連結路を介して前記貯留室と前記可動部との間で前記流体を相互に移動させるための圧力発生手段と、
    前記圧力発生手段の駆動を制御する駆動制御手段とを備え、
    前記可動部は、外皮と内皮を有する二重構造の蛇腹形状からなることを特徴とする流体アクチュエータ。
  2. 前記圧力発生手段は、圧電体、および電極が交互に複数積層された積層型圧電素子からなることを特徴とする請求項1に記載の流体アクチュエータ。
  3. 前記圧力発生手段は、誘電エラストマー、および前記誘電エラストマーを挟む伸縮または湾曲自在な一対の電極を有する誘電エラストマーアクチュエータからなることを特徴とする請求項1に記載の流体アクチュエータ。
  4. 前記貯留室、または前記可動部のいずれか一方向のみに前記流体を移動させる整流弁を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の流体アクチュエータ。
  5. 前記整流弁は、構成部品となる複数の基板を接合して形成されていることを特徴とする請求項4に記載の流体アクチュエータ。
  6. 前記駆動制御手段は、前記圧力発生手段の駆動回数を制御することで、前記流体の移動量を変化させることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の流体アクチュエータ。
  7. 前記可動部から外部に流体が漏洩することを防止する防漏部材を備えることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の流体アクチュエータ。
  8. 前記流体は、生理食塩水、水、空気、窒素、および希ガスのうちのいずれかであることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の流体アクチュエータ。
  9. 可動レンズを備えたカメラモジュールであって、
    請求項1ないし8のいずれかに記載の流体アクチュエータが組み込まれ、前記流体アクチュエータにより前記可動レンズが移動されることを特徴とするカメラモジュール。
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