JP2008215224A - 内燃機関の停止制御装置 - Google Patents

内燃機関の停止制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】この発明は、内燃機関の停止制御装置に関し、内燃機関の停止および再始動を自動的に行う停止制御が適用された内燃機関において、自動停止指示が発せられた後に排気ガスが排気通路から吸気通路に逆流するのを好適に防止し、再始動性を良好に向上させることを目的とする。
【解決手段】吸気弁30の開き期間と排気弁32の開き期間とが重なるバルブオーバーラップ期間を可変とする可変動弁機構を備える。内燃機関10の自動停止指示が出された場合には、バルブオーバーラップ期間が設けられるのを禁止する。内燃機関10の完全停止後に、吸気通路内圧力と排気通路内圧力との圧力差が所定値より小さくなるまで、バルブオーバーラップの禁止を継続する。
【選択図】図4

Description

この発明は、内燃機関の停止制御装置に係り、特に、車両が一時的に停止した際に、内燃機関の停止および再始動を自動的に行う内燃機関の停止制御装置に関する。
従来、例えば特許文献1には、車両が一時的に停止した際に、内燃機関の停止(アイドリングストップ)および再始動を自動的に行う内燃機関の停止制御装置が開示されている。この従来の停止制御装置では、アイドリングストップ条件が成立した場合に、負のバルブオーバーラップ時間(つまり、排気弁が閉じてから吸気弁が開くまでの時間)を長くすることにより、ピストンの仕事量を増大させて内燃機関を早期に停止させるようにしている。
特開2004−162617号公報 特開平11−93714号公報 特開2004−204816号公報 特開2004−293474号公報 特開2001−107812号公報
内燃機関の自動停止が行われるアイドリング状態では、スロットルバルブが十分に閉じられているため、吸気通路内の圧力は大きく負圧化する。その一方で、アイドリング状態では、排気通路18内の圧力は大気圧以上となっている。このため、既に燃焼が終了している内燃機関の停止過程中に、吸気通路と排気通路とが連通状態になることがあると、排気通路内圧力が吸気通路内圧力よりも高いため、排気通路内の排気ガスが吸気通路に逆流してしまう。その結果、吸気通路内の酸素濃度が低下し、次の始動時の燃焼を悪化させてしまう。そのような燃焼の悪化は、始動性と排気エミッションの悪化を招く。
また、上記のような排気通路から吸気通路への排気ガスの逆流が発生する期間は、内燃機関が完全に停止するまでの停止過程中に限られるものではない。つまり、排気ガスの上記逆流は、排気通路と吸気通路との間で圧力差が存在している限り、内燃機関の完全停止後であっても、その発生が想定される。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、内燃機関の停止および再始動を自動的に行う停止制御が適用された内燃機関において、自動停止指示が発せられた後に排気ガスが排気通路から吸気通路に逆流するのを好適に防止し、再始動性を良好に向上させ得る内燃機関の停止制御装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、車両が一時的に停止した際に、内燃機関の停止および再始動を自動的に行う内燃機関の停止制御装置であって、
吸気弁の開き期間と排気弁の開き期間とが重なるバルブオーバーラップ期間を可変とする可変動弁機構と、
内燃機関の停止過程中に、前記バルブオーバーラップ期間が設けられるのを禁止するオーバーラップ禁止手段と、
を備えることを特徴とする。
また、第2の発明は、車両が一時的に停止した際に、内燃機関の停止および再始動を自動的に行う内燃機関の停止制御装置であって、
吸気通路と排気通路との連通および遮断を担う連通遮断手段と、
前記連通遮断手段を制御する通路連通状態制御手段とを備え、
前記通路連通状態制御手段は、
内燃機関の停止過程中に、吸気通路と排気通路とが連通状態となるのを禁止する連通状態禁止手段と、
内燃機関の完全停止後に、吸気通路内圧力と排気通路内圧力との圧力差が所定値より小さくなるまで、前記連通状態の前記禁止を継続する禁止状態継続手段とを含むことを特徴とする。
また、第3の発明は、第2の発明において、前記連通遮断手段は、吸気通路と燃焼室との連通および遮断を担う吸気弁、および排気通路と燃焼室との連通および遮断を担う排気弁の少なくとも一方であって、
前記連通状態禁止手段は、前記吸気弁の開き期間および前記排気弁の開き期間とが重なるバルブオーバーラップ期間を可変とする可変動弁機構を制御して、当該バルブオーバーラップ期間が設けられるのを禁止することによって、前記連通状態となるのを禁止する手段であることを特徴とする。
また、第4の発明は、第2の発明において、前記連通遮断手段は、吸気通路と燃焼室との連通および遮断を担う吸気弁、および排気通路と燃焼室との連通および遮断を担う排気弁の少なくとも一方であって、
前記連通状態禁止手段は、前記吸気弁および前記排気弁の少なくとも一方を閉弁状態とすることによって、前記連通状態となるのを禁止する手段であることを特徴とする。
また、第5の発明は、第4の発明において、前記連通遮断手段は、前記吸気弁および前記排気弁のうちの少なくとも前記排気弁であって、
前記連通状態禁止手段は、内燃機関のピストン位置が上死点近傍であるときに前記排気弁を閉弁状態とすることを特徴とする。
また、第6の発明は、第4または第5の発明において、前記連通遮断手段は、前記吸気弁および前記排気弁のうちの少なくとも前記吸気弁であって、
前記連通状態禁止手段は、内燃機関のピストン位置が上死点近傍であるときに前記吸気弁を閉弁状態とすることを特徴とする。
また、第7の発明は、第2の発明において、吸気通路と燃焼室との連通および遮断を担う吸気弁、および排気通路と燃焼室との連通および遮断を担う排気弁を備えない内燃機関であって、
前記連通遮断手段は、吸気通路および排気通路の少なくとも一方に、通路を開閉可能に設けられた開閉弁であって、
前記連通状態禁止手段は、前記開閉弁によって吸気通路および排気通路の少なくとも一方を閉弁状態とすることによって、前記連通状態となるのを禁止する手段であることを特徴とする。
また、第8の発明は、第2の発明において、吸気通路と排気通路とを連通するバイパス通路を更に備え、
前記連通遮断手段は、前記バイパス通路の途中に設けられ、当該バイパス通路を開閉可能な開閉弁であって、
前記連通状態禁止手段は、前記開閉弁によって前記バイパス通路を閉弁状態とすることによって、前記連通状態となるのを禁止する手段であることを特徴とする。
第1の発明によれば、排気通路内圧力が吸気通路内圧力よりも高い状況下であっても、自動停止指示が発せられた後に排気ガスが排気通路から吸気通路に逆流するのを好適に防ぐことができ、再始動性を良好に向上させることができる。
第2の発明によれば、内燃機関の停止過程中だけでなく完全停止後においても、排気通路内圧力が吸気通路内圧力よりも高い状況下であっても、自動停止指示が発せられた後に排気ガスが排気通路から吸気通路に逆流するのを確実に防ぐことができる。これにより、再始動性を良好に向上させることができる。
第3の発明によれば、内燃機関の完全停止後においても、排気通路内圧力が吸気通路内圧力よりも高い状況下である限り、バルブオーバーラップ期間が設けられることが禁止される。これにより、自動停止指示が発せられた後に排気ガスが排気通路から吸気通路に逆流するのを確実に防ぐことができる。
第4の発明によれば、内燃機関の完全停止後においても、排気通路内圧力が吸気通路内圧力よりも高い状況下である限り、吸気弁および排気弁の少なくとも一方が閉弁状態とされる。これにより、自動停止指示が発せられた後に排気ガスが排気通路から吸気通路に逆流するのを確実に防ぐことができる。
第5の発明によれば、燃焼室内に残留する既燃ガスの量を最小にすることができる。これにより、第4の発明に比して、次の始動時の燃焼が更に良好なものとなり、更なる始動性の向上を図ることが可能となる。
第6の発明によれば、燃焼室内に流入する新気の量を最小にすることができる。これにより、第4の発明に比して、その後に内燃機関が完全停止されるまでの間にピストンがガスを圧縮する際の反力が小さくすることができる。このため、内燃機関の停止過程中に内燃機関が発する振動を好適に低減することができる。
第7の発明によれば、内燃機関の完全停止後においても、排気通路内圧力が吸気通路内圧力よりも高い状況下である限り、開閉弁によって吸気通路および排気通路の少なくとも一方が閉弁状態とされる。これにより、自動停止指示が発せられた後に排気ガスが排気通路から吸気通路に逆流するのを確実に防ぐことができる。
第8の発明によれば、内燃機関の完全停止後においても、排気通路内圧力が吸気通路内圧力よりも高い状況下である限り、開閉弁によってバイパス通路が閉弁状態とされる。これにより、自動停止指示が発せられた後に排気ガスが、バイパス通路を介して排気通路から吸気通路に逆流するのを確実に防ぐことができる。
実施の形態1.
[システム構成の説明]
図1は、本発明の実施の形態1の構成を説明するための図である。本実施形態のシステムは、内燃機関10を備えている。ここでは、内燃機関10は、4ストローク式のエンジンであるものとする。内燃機関10の筒内には、ピストン12が設けられている。ピストン12は、筒内を往復移動することができる。内燃機関10の筒内には、ピストン12の頂部側に燃焼室14が形成されている。また、燃焼室14には、吸気通路16および排気通路18が連通している。
吸気通路16の入口近傍には、吸気通路16に吸入される空気の流量に応じた信号を出力するエアフローメータ20が設けられている。エアフローメータ20の下流には、スロットルバルブ22が設けられている。スロットルバルブ22は、アクセル開度と独立してスロットル開度を制御することのできる電子制御式スロットルバルブである。スロットルバルブ22の近傍には、スロットル開度TAを検出するスロットルポジションセンサ24が配置されている。
スロットルバルブ22の下流には、内燃機関10の吸気ポートに燃料を噴射するための燃料噴射弁26が配置されている。また、内燃機関10が備えるシリンダヘッドには、気筒毎に、燃焼室14の頂部から燃焼室14内に突出するように点火プラグ28がそれぞれ取り付けられている。吸気ポートおよび排気ポートには、それぞれ、燃焼室14と吸気通路16、或いは燃焼室14と排気通路18を連通状態または遮断状態とするための吸気弁30および排気弁32が設けられている。
吸気弁30および排気弁32は、それぞれ吸気可変動弁機構34および排気可変動弁機構36により駆動される。これらの可変動弁機構34、36の具体的構成は、ここでは、吸気弁30や排気弁32を駆動するカム(図示せず)の位相を連続的に可変とするVVT機構であるものとする。但し、このようなVVT機構に限らず、例えば、任意のタイミングで吸気弁30等を開閉可能な電磁駆動弁などを用いるようにしてもよい。
また、吸気カム軸および排気カム軸(図示せず)のそれぞれの近傍には、それぞれカム角センサ38が配置されている。カム角センサ38によれば、吸気カム軸や排気カム軸の回転位置(進角量)を検知することができる。また、スロットルバルブ22より下流側の吸気通路16には、吸気通路16内圧力を検出するための吸気圧センサ40が配置されている。更に、排気通路18には、排気通路18内圧力を検出するための排気圧センサ42が配置されている。
図1に示すシステムは、ECU(Electronic Control Unit)44を備えている。ECU44には、上述した各種センサに加え、エンジン回転数を検出するためのクランク角センサ46やアクセル開度を検出するためのアクセルポジションセンサ48が接続されている。また、ECU44には、上述した各種アクチュエータが接続されている。ECU44は、各センサの出力に基づき、所定のプログラムに従って各アクチュエータを駆動させることにより、内燃機関10の運転状態を制御する。
以上説明した構成を備える本実施形態のシステムでは、車両が一時的に停止した際に、所定の自動停止実行条件が成立した場合に、内燃機関10の停止および再始動を自動的に行う停止制御(エコラン制御)を実行するようにしている。
図2は、吸気弁30と排気弁32とのバルブオーバーラップ期間を説明するための図である。図2に示すように、バルブオーバーラップ期間とは、吸気弁30の開き期間と排気弁32の開き期間とが重なっている期間をいう。本実施形態のシステムでは、吸気可変動弁機構34および排気可変動弁機構36によって、吸気弁30の開き期間を進角させるととともに排気弁32の開き期間を遅角させることにより、バルブオーバーラップ期間が無い状態を含め、バルブオーバーラップ期間の長さを連続的に変化させることができる。また、このようなバルブオーバーラップ期間は、内燃機関10の運転状態に応じた適切な期間となるように調整される。
図3は、バルブオーバーラップ期間中の排気ガスの流れの様子を表した図である。内燃機関10の自動停止が行われるアイドリング状態では、スロットルバルブ22が十分に閉じられているため、吸気通路16内の圧力は大きく負圧化する。その一方で、アイドリング状態では、排気通路18内の圧力は大気圧以上となっている。このため、バルブオーバーラップ期間が設けられているために、既に燃焼が終了している内燃機関10の停止過程中に吸気通路16と排気通路18とが連通状態になることがあると、排気通路18内圧力が吸気通路16内圧力よりも高いため、図3に示すように、排気通路18内の排気ガスが燃焼室14を介して吸気通路16に逆流してしまう。また、このような排気ガスの逆流量は、内燃機関10の回転が停止する直前で一層多くなる。排気ガスの逆流が生ずると、吸気通路16内の酸素濃度が低下し、次の始動時の燃焼を悪化させてしまう。また、そのような燃焼の悪化は、始動性と排気エミッションの悪化を招く。
また、上記のような排気通路18から吸気通路16への排気ガスの逆流が発生する期間は、内燃機関10が完全に停止するまでの停止過程中に限られるものではない。完全停止後であっても、停止過程中のスロットル開度や吸気通路容積によっては、排気通路18内圧力と吸気通路16内圧力との圧力差が完全停止後に即座になくならないことがある。つまり、排気ガスの逆流は、排気通路18と吸気通路16との間で上記圧力差が存在している限り、内燃機関10の完全停止後であっても、その発生が想定される。
そこで、本実施形態では、内燃機関10の停止過程中(すなわち、内燃機関10に自動停止指示が出されてから内燃機関10が完全に停止するまでの期間)および完全停止後に、排気ガスが通常の運転時とは逆に燃焼室14を介して吸気通路16に向かって流れるのを防止すべく、以下の図4に示すような特徴的な制御を実行するようにした。
図4は、本発明の実施の形態1で実行される特徴的な制御を説明するための図である。より具体的には、図4(A)はバルブオーバーラップ禁止フラグの成否を表す波形を、図4(B)は内燃機関10の自動停止指示の有無を表す波形を、図4(C)は吸気通路16内圧力の変化を表す波形を、図4(D)はエンジン回転数の変化を表す波形を、それぞれ示している。
内燃機関10の自動停止指示は、所定の自動停止実行条件が成立した場合に発せられる。図4(B)に示すように時点t0において自動停止指示が発令されると、燃料噴射や点火が停止されることによって燃焼が停止される。その結果、図4(D)に示すように、それまで所定のアイドリング回転数近傍の値で推移していたエンジン回転数がゼロに向かって低下していく。そして、図4(C)に示すように、それまである範囲内で変動していた吸気通路16内圧力が、エンジン回転数の低下に伴って、負圧が緩和されて大気圧に近づいていく。また、内燃機関10が完全停止した時点t1以後は、ピストン12の動作が停止し、燃焼室14内を負圧化させる要素がなくなる。このため、図4(C)に示す吸気通路16内圧力の変化は、当該時点t1以後にはそれまでに比してより急激に大気圧に近づいていく。
本実施形態では、時点t0において上述した自動停止指示が出された際に、排気通路18内圧力と吸気通路16内圧力との圧力差が所定値より大きい場合には、図4(A)に示すように、バルブオーバーラップ期間が設けられるのを禁止するようにした。そして、本実施形態では、このバルブオーバーラップの禁止を、内燃機関10が完全に停止した後であっても、排気通路18内圧力と吸気通路16内圧力との圧力差が所定値以下に小さくなるまで継続して実行するようにした。
図5は、上記の機能を実現するために、本実施の形態1においてECU44が実行するルーチンのフローチャートである。尚、本ルーチンは、例えば車速がゼロになったタイミングで起動され、その後、内燃機関10の自動停止指示があると判定された場合には内燃機関10が完全停止した後に所定時間が経過するまで継続して実行されるものとする。
図5に示すルーチンでは、先ず、内燃機関10の自動停止指示があるか否か、つまり、自動停止実行条件が成立しているか否かが判別される(ステップ100)。尚、自動停止実行条件は、以下のような諸条件、例えば、車速がゼロであること、スロットル開度が全閉状態(アイドリング開度)であること、エンジン回転数が所定回転数以下であること、エンジン冷却水温度が所定温度以上であること、および、触媒温度が所定温度以上であることというすべての条件が成立している場合に成立していると判定される。
上記ステップ100において、自動停止指示があると判定された場合には、燃料噴射が停止される(ステップ102)。次いで、バルブオーバーラップ禁止フラグの情報が取得される(ステップ104)。当該バルブオーバーラップ禁止フラグの成否は、ECU44が本ルーチンとともに並行して実行している以下の図6に示すルーチンによって判定される。
図6は、バルブオーバーラップ禁止フラグの成否を判定するために、本実施の形態1においてECU44が実行するルーチンのフローチャートである。尚、図6に示すルーチンは、内燃機関10の自動停止指示が発令された場合に起動されるものとする。
図6に示すルーチンでは、先ず、排気管(排気通路)圧力検出値の絶対値と吸気管(吸気通路)圧力検出値の絶対値との差が所定値より大きいか否かが判別される(ステップ200)。尚、ここでは、排気通路18と吸気通路16との圧力差を、吸気圧センサ40や排気圧センサ42による検出値から取得するようにしているが、センサを利用する手法に代え、それらの圧力の推定値を利用する手法を用いてもよい。
上記ステップ200における判定が成立する場合、すなわち、排気通路18と吸気通路16との圧力差が存在していると判断できる場合には、バルブオーバーラップ禁止フラグがONとされる(ステップ202)。一方、上記ステップ200における判定が不成立である場合、すなわち、上記圧力差が十分に小さいか消滅していると判断できる場合には、バルブオーバーラップ禁止フラグがOFFとされる(ステップ204)。
図5に示すルーチンでは、上記ステップ102においてバルブオーバーラップ禁止フラグの情報が取得された場合には、次いで、現時点でバルブオーバーラップが存在しているか否かが判別される(ステップ106)。バルブオーバーラップの存在の有無は、カム角センサ38によって吸気弁30や排気弁32の開閉時期の進角量を確認することによって判断される。
上記ステップ106において、バルブオーバーラップが無いと判定された場合には、以後、今回の処理サイクルが速やかに終了され、一方、バルブオーバーラップがあると判定された場合には、次いで、バルブオーバーラップ禁止フラグがONであるか否かが判別される(ステップ108)。
その結果、バルブオーバーラップ禁止フラグがONになっていないと判定された場合には、以後、今回の処理サイクルが速やかに終了され、一方、バルブオーバーラップ禁止フラグがONになっていると判定された場合には、バルブオーバーラップを無くすべく、排気弁32の閉じ時期が進角されるとともに吸気弁30の開き時期が遅角される(ステップ110)。
以上説明した図5および図6に示すルーチンによれば、内燃機関10の停止過程中において、排気通路18内圧力が吸気通路16内圧力よりも高い状況下であっても、吸気通路16と排気通路18とが燃焼室14を介して連通状態となることを回避することで、排気ガスが排気通路18から燃焼室14を介して吸気通路16に逆流するのを防ぐことができる。これにより、次の始動時の燃焼を改善することで、早期着火により再始動性を向上させることができるとともに、再始動時の排気エミッションの悪化を回避することができる。
また、本実施形態では、以上説明した図5および図6に示すルーチンを、内燃機関10の完全停止後に所定時間が経過するまで継続して実行することで、内燃機関10の停止過程中だけでなく完全停止後においても、排気通路18内圧力が吸気通路16内圧力よりも高い状況下であっても、排気ガスが排気通路18から燃焼室14を介して吸気通路16に逆流するのを確実に防止することができる。これにより、更なる再始動性の向上を実現することができる。
ところで、上述した実施の形態1においては、バルブオーバーラップが禁止された場合には、吸気可変動弁機構34によって吸気弁30の開き時期を遅角させるとともに、排気可変動弁機構36によって排気弁32の閉じ時期を進角させるようにしている。しかしながら、バルブオーバーラップを禁止する手法はこれに限定されるものではなく、吸気弁および排気弁の何れか一方に同様の可変動弁機構を備えるようにし、吸気弁の開き時期および排気弁の閉じ時期の何れか一方を制御してバルブオーバーラップを禁止するようにしてもよい。
尚、上述した実施の形態1においては、ECU44が上記図1に示すルーチンの一連の処理を実行することにより前記第1の発明における「オーバーラップ禁止手段」が実現されている。
また、吸気弁30および排気弁32が前記第2の発明における「連通遮断手段」に相当しているとともに、ECU44が可変動弁機構34、36を駆動して吸気弁30および排気弁32を開閉駆動することにより前記第2の発明における「通路連通状態制御手段」が、上記図1に示すルーチンの一連の処理を実行することにより前記第2の発明における「連通状態禁止手段」が、上記図1に示すルーチンにおけるステップ108および110の処理が内燃機関10の完全停止後に所定時間経過するまで実行されることにより前記第2の発明における「禁止状態継続手段」が、それぞれ実現されている。
実施の形態2.
次に、図7乃至図9を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。
本実施形態のシステムのハードウェア構成は、基本的には図1に示すものと同様である。本実施形態では、吸気弁30や排気弁32を開閉駆動する可変動弁機構34、36が、吸気弁30等のリフト動作を休止可能とするバルブ停止機構を更に備えているものとする。このようなバルブ停止機構は、公知のロストモーション機構を組み合わせることで実現可能なものであるため、ここでは、図示を含め詳細な説明を省略するものとする。
本実施形態のシステムは、上記のようなハードウェア構成を用いて、ECU44に図5、6のルーチンに代えて、後述する図8、9のルーチンを実行させることにより実現されるものである。
図7は、本発明の実施の形態2において実行される特徴的な制御を説明するための図である。本実施形態では、時点t0において自動停止指示が出された際に、排気通路18内圧力と吸気通路16内圧力との圧力差が所定値より大きい場合には、図7(A)に示すように、吸気弁30および排気弁32が閉弁状態に維持されるようにした。そして、本実施形態では、吸気弁30および排気弁32の閉弁維持を、内燃機関10が完全に停止した後であっても、排気通路18内圧力と吸気通路16内圧力との圧力差が所定値以下に小さくなるまで継続して実行するようにした。
図8は、上記の機能を実現するために、本実施の形態2においてECU44が実行するルーチンのフローチャートである。尚、本ルーチンは、例えば車速がゼロになったタイミングで起動され、その後、内燃機関10の自動停止指示があると判定された場合には内燃機関10が完全停止した後に所定時間が経過するまで継続して実行されるものとする。また、図8において、実施の形態1における図5に示すステップと同一のステップについては、同一の符号を付してその説明を省略または簡略する。
図8に示すルーチンでは、ステップ106においてバルブオーバーラップが無いと判定された場合には、吸気弁30および排気弁32は通常通りの制御がなされる(ステップ300)。すなわち、自動停止直前の運転状態と同様のバルブ動作が行われる。
一方、上記ステップ106において、バルブオーバーラップがあると判定された場合には、次いで、吸気弁・排気弁閉じ実行フラグの情報が取得される(ステップ302)。当該吸気弁・排気弁閉じ実行フラグの成否は、ECU44が本ルーチンとともに並行して実行している以下の図9に示すルーチンによって判定される。
図9は、吸気弁・排気弁閉じ実行フラグの成否を判定するために、本実施の形態2においてECU44が実行するルーチンのフローチャートである。尚、図9に示すルーチンは、内燃機関10の自動停止指示が発令された場合に起動されるものとする。また、図9において、実施の形態1における図6に示すステップと同一のステップについては、同一の符号を付してその説明を省略または簡略する。
図9に示すルーチンでは、ステップ200における判定が成立する場合、すなわち、排気通路18と吸気通路16との圧力差が存在していると判断できる場合には、吸気弁・排気弁閉じ実行フラグがONとされる(ステップ400)。一方、上記ステップ200における判定が不成立である場合、すなわち、上記圧力差が十分に小さいか消滅していると判断できる場合には、吸気弁・排気弁閉じ実行フラグがOFFとされる(ステップ402)。
図8に示すルーチンでは、上記ステップ302において吸気弁・排気弁閉じ実行フラグの情報が取得された場合には、次いで、吸気弁・排気弁閉じ実行フラグがONであるか否かが判別される(ステップ304)。その結果、吸気弁・排気弁閉じ実行フラグがONになっていないと判定された場合には、吸気弁30および排気弁32は通常通りの制御がなされる(ステップ300)。
一方、上記ステップ304において、吸気弁・排気弁閉じ実行フラグがONになっていると判定された場合には、吸気弁30および排気弁32が共に閉じられ、当該閉弁状態が維持される(ステップ306)。
以上説明した図8および図9に示すルーチンによれば、内燃機関10の停止過程中において、排気通路18内圧力が吸気通路16内圧力よりも高い状況下であっても、吸気通路16と排気通路18とが燃焼室14を介して連通状態となることを回避することで、排気ガスが排気通路18から燃焼室14を介して吸気通路16に逆流するのを防ぐことができる。これにより、次の始動時の燃焼を改善することで、早期着火により再始動性を向上させることができるとともに、再始動時の排気エミッションの悪化を回避することができる。
また、本実施形態では、以上説明した図8および図9に示すルーチンを、内燃機関10の完全停止後に所定時間が経過するまで継続して実行することで、内燃機関10の停止過程中だけでなく完全停止後においても、排気通路18内圧力が吸気通路16内圧力よりも高い状況下であっても、排気ガスが排気通路18から燃焼室14を介して吸気通路16に逆流するのを確実に防止することができる。これにより、更なる再始動性の向上を実現することができる。
また、本実施形態の制御によれば、上述した実施の形態1の手法と比べ、内燃機関10の停止過程中に吸気弁30および排気弁32が駆動されなくなることで、バルブスプリングからの反力がなくなり、内燃機関10が発する振動を低減することもできる。
ところで、上述した実施の形態2においては、吸気弁・排気弁閉じ実行フラグがONになっている場合には、吸気弁30および排気弁32を共に閉弁状態に維持するようにしている。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、すなわち、そのような状況下で閉弁維持される対象を吸気弁30および排気弁32の何れか一方としてもよい。
実施の形態3.
次に、図10を参照して、本発明の実施の形態3について説明する。
本実施形態のシステムは、実施の形態2で説明したハードウェア構成を用いて、ECU44に図8のルーチンに代えて、後述する図10のルーチンを実行させることにより実現されるものである。
本実施形態のシステムは、内燃機関10の自動停止時に、排気通路18内圧力が吸気通路16内圧力よりも高い状況下であることが排気弁閉じ実行フラグによって認められた場合に、排気弁32を閉弁させるタイミングに特徴を有している。より具体的には、本実施形態では、そのような排気弁32の閉弁要求がある場合に、排気行程が終了する時点、すなわち、吸気上死点近傍において、排気弁32を閉じるようにし、その後、排気弁閉じ実行フラグがOFFとされるまで、その閉弁状態を維持させるようにした。
図10は、上記の機能を実現するために、本実施の形態3においてECU44が実行するルーチンのフローチャートである。尚、本ルーチンは、例えば車速がゼロになったタイミングで起動され、その後、内燃機関10の自動停止指示があると判定された場合には内燃機関10が完全停止した後に所定時間が経過するまで継続して実行されるものとする。また、図10において、実施の形態1における図5に示すステップと同一のステップについては、同一の符号を付してその説明を省略または簡略する。
図10に示すルーチンでは、ステップ106においてバルブオーバーラップが無いと判定された場合には、排気弁32は通常通りの制御がなされる(ステップ500)。すなわち、自動停止直前の運転状態と同様のバルブ動作が行われる。
一方、上記ステップ106において、バルブオーバーラップがあると判定された場合には、次いで、排気弁閉じ実行フラグの情報が取得される(ステップ502)。当該排気弁閉じ実行フラグの成否は、ECU44が本ルーチンとともに並行して実行している上記図9に類似するルーチンによって判定される。
図10に示すルーチンでは、上記ステップ502において排気弁閉じ実行フラグの情報が取得された場合には、次いで、排気弁閉じ実行フラグがONであるか否かが判別される(ステップ504)。その結果、排気弁閉じ実行フラグがONになっていないと判定された場合には、排気弁32は通常通りの制御がなされる(ステップ500)。
一方、上記ステップ504において、排気弁閉じ実行フラグがONになっていると判定された場合には、ピストン12の位置が吸気上死点近傍にあるか否かが判別される(ステップ506)。その結果、ピストン12の位置が吸気上死点近傍にあると判定された場合には、排気弁32が閉じられ、当該閉弁状態が維持される(ステップ508)。
以上説明した図10に示すルーチンによれば、排気弁32の停止タイミングを吸気上死点近傍とすることで、燃焼室14内に残留する既燃ガスの量を最小にすることができる。これにより、上述した実施の形態2に比して、次の始動時の燃焼が更に良好なものとなり、更なる始動性の向上を図ることが可能となる。
実施の形態4.
次に、図11を参照して、本発明の実施の形態4について説明する。
本実施形態のシステムは、実施の形態2で説明したハードウェア構成を用いて、ECU44に図8のルーチンに代えて、後述する図11のルーチンを実行させることにより実現されるものである。
本実施形態のシステムは、内燃機関10の自動停止時に、排気通路18内圧力が吸気通路16内圧力よりも高い状況下であることが吸気弁閉じ実行フラグによって認められた場合に、吸気弁30を閉弁させるタイミングに特徴を有している。より具体的には、本実施形態では、そのような吸気弁30の閉弁要求がある場合に、吸気行程が開始する時点、すなわち、吸気上死点近傍において、吸気弁30を閉じるようにし、その後、吸気弁閉じ実行フラグがOFFとされるまで、その閉弁状態を維持させるようにした。
図11は、上記の機能を実現するために、本実施の形態4においてECU44が実行するルーチンのフローチャートである。尚、本ルーチンは、例えば車速がゼロになったタイミングで起動され、その後、内燃機関10の自動停止指示があると判定された場合には内燃機関10が完全停止した後に所定時間が経過するまで継続して実行されるものとする。また、図11において、実施の形態1における図5に示すステップと同一のステップについては、同一の符号を付してその説明を省略または簡略する。
図11に示すルーチンでは、ステップ106においてバルブオーバーラップが無いと判定された場合には、吸気弁30は通常通りの制御がなされる(ステップ600)。すなわち、自動停止直前の運転状態と同様のバルブ動作が行われる。
一方、上記ステップ106において、バルブオーバーラップがあると判定された場合には、次いで、吸気弁閉じ実行フラグの情報が取得される(ステップ602)。当該吸気弁閉じ実行フラグの成否は、ECU44が本ルーチンとともに並行して実行している上記図9に類似するルーチンによって判定される。
図11に示すルーチンでは、上記ステップ602において吸気弁閉じ実行フラグの情報が取得された場合には、次いで、吸気弁閉じ実行フラグがONであるか否かが判別される(ステップ604)。その結果、吸気弁閉じ実行フラグがONになっていないと判定された場合には、吸気弁30は通常通りの制御がなされる(ステップ600)。
一方、上記ステップ604において、吸気弁閉じ実行フラグがONになっていると判定された場合には、ピストン12の位置が吸気上死点近傍にあるか否かが判別される(ステップ606)。その結果、ピストン12の位置が吸気上死点近傍にあると判定された場合には、吸気弁30が閉じられ、当該閉弁状態が維持される(ステップ608)。
以上説明した図11に示すルーチンによれば、吸気弁30の停止タイミングを吸気上死点近傍とすることで、燃焼室14内に流入する新気の量を最小にすることができる。これにより、上述した実施の形態2に比して、その後に内燃機関10が完全停止されるまでの間にピストン12がガスを圧縮する際の反力が小さくすることができる。このため、内燃機関10の停止過程中に内燃機関10が発する振動を好適に低減することができる。
ところで、上述した実施の形態4においては、内燃機関10の自動停止時における吸気弁30の閉じタイミングを吸気上死点近傍にしているが、このような吸気弁30の閉じタイミングの制御と、上述した実施の形態3における排気弁32の閉じタイミングの制御とを、それらの要求が認められる自動停止時において共に実行するようにしてもよい。
実施の形態5.
次に、図12乃至図15を参照して、本発明の実施の形態5について説明する。
図12は、本発明の実施の形態5の構成を説明するための図である。図12に示すように、ロータリーエンジンが本実施形態の内燃機関50として適用されている。内燃機関50は、概略三角形状のロータ52を備えている。また、内燃機関50は、ロータ52を収容するロータ収容室(燃焼室)54を形成する部材として、ロータハウジング56とサイドハウジング(図示省略)を備えている。また、ロータハウジング56には、ロータ収容室54内に突出するように点火プラグ58が設けられている。
ロータ収容室54には、吸入空気を取り込むための吸気通路60が連通している。吸気通路60の途中には、吸入空気量を制御するためのスロットルバルブ62が配置されている。また、ロータ収容室54には、ロータ収容室54で燃焼に付された後の排気ガスを排出するための排気通路64が連通している。
また、吸気通路60におけるロータ収容室54の近傍の吸気ポート60aには、吸気通路60を開閉可能な吸気開閉弁66が配置されている。排気通路64におけるロータ収容室54の近傍の排気ポート64aには、排気通路64を開閉可能な排気開閉弁68が配置されている。更に、スロットルバルブ62より下流側の吸気通路60には、吸気通路内圧力を検出するための吸気圧センサ70が配置されている。排気通路64には、排気通路内圧力を検出するための排気圧センサ72が配置されている。
図12に示すシステムは、ECU(Electronic Control Unit)74を備えている。ECU74には、上述した各種センサに加え、エンジン回転数を検出するためのエンジン回転数センサ76やアクセル開度を検出するためのアクセルポジションセンサ78が接続されている。また、ECU74には、吸気開閉弁66や排気開閉弁68などの上述した各種アクチュエータが接続されている。ECU74は、各センサの出力に基づき、所定のプログラムに従って各アクチュエータを駆動させることにより、内燃機関50の運転状態を制御する。
一般的なロータリーエンジンでは、ロータ収容室54への吸気およびロータ収容室54からの排気を行う際に、吸気ポート60aおよび排気ポート64aを開閉する目的で、本実施形態の吸気開閉弁66や排気開閉弁68のようなバルブを備えていない。より具体的には、一般的なロータリーエンジンでは、ロータ52が回転した際の当該ロータ52の回転位置に応じて、吸気ポート60aとロータ収容室54とが連通する状態、排気ポート64aとロータ収容室54とが連通する状態、更には吸気ポート60aと排気ポート64aとが連通する状態とが切り替わるようになっている。
内燃機関50の通常運転時には、図10に示すように、ガスは、吸気通路60側からロータ収容室54内に取り込まれた後に、排気通路64側から排出されることになる。しかしながら、一般的なロータリーエンジンでは、排気通路内圧力が吸気通路内圧力よりも高い状況下において、吸気ポートと排気ポートとがロータ収容室を介して連通状態になることがあると、吸気開閉弁66等を備えていないため、図12に示すように、排気通路から吸気通路への排気ガスの逆流が生じてしまう。
図13は、本発明の実施の形態5で実行される特徴的な制御を説明するための図である。本実施形態のロータリーエンジン(内燃機関50)では、内燃機関50の自動停止が実行された場合には、内燃機関50の停止過程中および完全停止後に排気通路64から吸気通路60への排気ガスの逆流が生ずるのを防止すべく、以下のような特徴的な制御を実行するようにした。
すなわち、本実施形態では、時点t0において自動停止指示が出された際に、排気通路64内圧力と吸気通路60内圧力との圧力差が所定値より大きい場合には、図13(A)に示すように、吸気開閉弁66および排気開閉弁68が閉弁状態に維持されるようにした。そして、本実施形態では、そのような吸気開閉弁66および排気開閉弁68の閉弁維持を、内燃機関50が完全に停止した後であっても、排気通路64内圧力と吸気通路60内圧力との圧力差が所定値以下に小さくなるまで継続して実行するようにした。
図14は、上記の機能を実現するために、本実施の形態5においてECU74が実行するルーチンのフローチャートである。尚、図14において、実施の形態1における図5に示すステップと同一のステップについては、同一の符号を付してその説明を省略または簡略する。
図14に示すルーチンでは、ステップ100において内燃機関50の自動停止指示がないと判定された場合には、吸気開閉弁66および排気開閉弁68が共に開弁状態とされる(ステップ700)。
一方、内燃機関50の自動停止指示があると判定された場合には、燃料噴射が停止された後(ステップ102)、吸気・排気開閉弁閉じ実行フラグの情報が取得される(ステップ702)。当該吸気・排気開閉弁閉じ実行フラグの成否は、ECU74が本ルーチンとともに並行して実行している以下の図15に示すルーチンによって判定される。
図15は、吸気・排気開閉弁閉じ実行フラグの成否を判定するために、本実施の形態5においてECU74が実行するルーチンのフローチャートである。尚、図15に示すルーチンは、内燃機関50の自動停止指示が発令された場合に起動されるものとする。
図15に示すルーチンでは、先ず、排気管(排気通路)圧力検出値の絶対値と吸気管(吸気通路)圧力検出値の絶対値との差が所定値より大きいか否かが判別される(ステップ800)。尚、ここでは、排気通路64と吸気通路60との圧力差を、吸気圧センサ70や排気圧センサ72による検出値から取得するようにしているが、センサを利用する手法に代え、それらの圧力の推定値を利用する手法を用いてもよい。
上記ステップ800における判定が成立する場合、すなわち、排気通路64と吸気通路60の圧力差が存在していると判断できる場合には、吸気・排気開閉弁閉じ実行フラグがONとされる(ステップ802)。一方、上記ステップ800における判定が不成立である場合、すなわち、上記圧力差が十分に小さいか消滅していると判断できる場合には、吸気・排気開閉弁閉じ実行フラグがOFFとされる(ステップ804)。
図14に示すルーチンでは、上記ステップ702において吸気・排気開閉弁閉じ実行フラグの情報が取得された場合には、次いで、吸気・排気開閉弁閉じ実行フラグがONであるか否かが判別される(ステップ704)。その結果、吸気・排気開閉弁閉じ実行フラグがONになっていないと判定された場合には、吸気開閉弁66および排気開閉弁68は通常通りの制御がなされる(ステップ700)。
一方、上記ステップ704において、吸気・排気開閉弁閉じ実行フラグがONになっていると判定された場合には、吸気開閉弁66および排気開閉弁68が共に閉じられ、当該閉弁状態が維持される(ステップ706)。
以上説明した図14および図15に示すルーチンによれば、内燃機関50の停止過程中において、排気通路64内圧力が吸気通路60内圧力よりも高い状況下であっても、吸気通路60と排気通路64とがロータ収容室54を介して連通状態となることを回避することで、排気ガスが排気通路64からロータ収容室54を介して吸気通路60に逆流するのを防ぐことができる。これにより、次の始動時の燃焼を改善することで、早期着火により再始動性を向上させることができるとともに、再始動時の排気エミッションの悪化を回避することができる。
また、本実施形態では、以上説明した図14および図15に示すルーチンを、内燃機関50の完全停止後に所定時間が経過するまで継続して実行することで、内燃機関50の停止過程中だけでなく完全停止後においても、排気通路64内圧力が吸気通路60内圧力よりも高い状況下であっても、排気ガスが排気通路64からロータ収容室54を介して吸気通路60に逆流するのを確実に防止することができる。これにより、更なる再始動性の向上を実現することができる。
ところで、上述した実施の形態5においては、吸気・排気開閉弁閉じ実行フラグがONになっている場合には、吸気開閉弁66および排気開閉弁68を共に閉弁状態に維持するようにしている。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、すなわち、そのような状況下で閉弁維持される対象を吸気開閉弁66および排気開閉弁68の何れか一方としてもよい。
また、上述した実施の形態5においては、燃焼室への吸気および当該燃焼室からの排気を制御するためのバルブを本来的に備えない内燃機関の一例としてロータリーエンジンを用いた構成に、本発明を適用するようにしている。しかしながら、本発明の適用対象となる内燃機関であって、上記バルブを本来的に備えない内燃機関は、ロータリーエンジンに限らず、例えば、2ストローク式のレシプロエンジンであってもよい。より具体的には、2ストローク式のレシプロエンジンの吸気ポートや排気ポートに上記吸気開閉弁66等と同様の開閉弁を備えて、上記図14、15に示すルーチンと同様のルーチンを実行してもよい。
尚、上述した実施の形態5においては、吸気開閉弁66および排気開閉弁68が前記第7の発明における「開閉弁」に相当している。
実施の形態6.
次に、図16乃至図19を参照して、本発明の実施の形態6について説明する。
図16は、本発明の実施の形態6の構成を説明するための図である。尚、図16において、上記図1に示す構成要素と同一の要素については、同一の符号を付してその説明を省略または簡略する。
図16に示す内燃機関80は、排気ガス還流通路82、および排気ガス還流弁(EGR弁)84を備えている点を除き、上述した図1に示す内燃機関10と同様の構成を有している。排気ガス還流通路82は、燃焼室14を介さずに吸気通路16と排気通路18とを連通する通路として構成されている。EGR弁84は、排気ガス還流通路82の途中に設けられている。このような内燃機関80によれば、内燃機関80の運転中に、EGR弁84の開度を運転状態に応じた所定開度に調整することにより、排気ガスの一部を排気ガス還流通路82から吸気通路16に戻して燃焼を行うというEGR制御を実行することができる。
上記のようなEGR制御によってEGR弁84が開いた状態(すなわち、吸気通路16と排気通路18とが排気ガス還流通路82を介して連通した状態)において内燃機関80の自動停止指示が出された場合には、排気通路18内圧力が吸気通路16内圧力より高い状況下であると、図16に示すように、排気ガス還流通路82を介して排気通路18から吸気通路16への排気ガスの逆流が生じてしまう。
図17は、本発明の実施の形態6で実行される特徴的な制御を説明するための図である。そこで、本実施形態では、内燃機関80の停止過程中および完全停止後に排気通路18から吸気通路16への排気ガスの逆流が生ずるのを防止すべく、以下のような特徴的な制御を実行するようにした。すなわち、本実施形態では、時点t0において自動停止指示が出された際に、排気通路18内圧力と吸気通路16内圧力との圧力差が所定値より大きい場合には、図17(A)に示すように、EGR弁84が閉弁状態に維持されるようにした。そして、本実施形態では、そのようなEGR弁84の閉弁維持を、内燃機関80が完全に停止した後であっても、排気通路18内圧力と吸気通路16内圧力との圧力差が所定値以下に小さくなるまで継続して実行するようにした。
図18は、上記の機能を実現するために、本実施の形態6においてECU44が実行するルーチンのフローチャートである。尚、図18において、実施の形態1における図5に示すステップと同一のステップについては、同一の符号を付してその説明を省略または簡略する。
図18に示すルーチンでは、ステップ100において内燃機関80の自動停止指示がないと判定された場合には、EGR弁84が開弁状態とされる(ステップ900)。
一方、内燃機関80の自動停止指示があると判定された場合には、燃料噴射が停止された後(ステップ102)、EGR弁閉じ実行フラグの情報が取得される(ステップ902)。当該EGR弁閉じ実行フラグの成否は、ECU44が本ルーチンとともに並行して実行している以下の図19に示すルーチンによって判定される。
図19は、EGR弁閉じ実行フラグの成否を判定するために、本実施の形態6においてECU44が実行するルーチンのフローチャートである。尚、図19に示すルーチンは、内燃機関80の自動停止指示が発令された場合に起動されるものとする。また、図19において、実施の形態1における図6に示すステップと同一のステップについては、同一の符号を付してその説明を省略または簡略する。
図19に示すルーチンでは、ステップ200における判定が成立する場合、すなわち、排気通路18と吸気通路16との圧力差が存在していると判断できる場合には、EGR弁閉じ実行フラグがONとされる(ステップ1000)。一方、上記ステップ200における判定が不成立である場合、すなわち、上記圧力差が十分に小さいか消滅していると判断できる場合には、EGR弁閉じ実行フラグがOFFとされる(ステップ1002)。
図18に示すルーチンでは、上記ステップ902においてEGR弁閉じ実行フラグの情報が取得された場合には、次いで、EGR弁閉じ実行フラグがONであるか否かが判別される(ステップ904)。その結果、EGR弁閉じ実行フラグがONになっていないと判定された場合には、EGR弁84は通常通りの制御がなされる(ステップ900)。
一方、上記ステップ904において、EGR弁閉じ実行フラグがONになっていると判定された場合には、EGR弁84が閉じられ、当該閉弁状態が維持される(ステップ906)。
以上説明した図18および図19に示すルーチンによれば、内燃機関80の停止過程中において、排気通路18内圧力が吸気通路16内圧力よりも高い状況下であっても、吸気通路16と排気通路18とが排気ガス還流通路82を介して連通状態となることを回避することで、排気ガスが排気通路18から排気ガス還流通路82を介して吸気通路16に逆流するのを防ぐことができる。これにより、次の始動時の燃焼を改善することで、早期着火により再始動性を向上させることができるとともに、再始動時の排気エミッションの悪化を回避することができる。
また、本実施形態では、以上説明した図18および図19に示すルーチンを、内燃機関80の完全停止後に所定時間が経過するまで継続して実行することで、内燃機関80の停止過程中だけでなく完全停止後においても、排気通路18内圧力が吸気通路16内圧力よりも高い状況下であっても、排気ガスが排気通路18から排気ガス還流通路82を介して吸気通路16に逆流するのを確実に防止することができる。これにより、更なる再始動性の向上を実現することができる。
尚、上述した実施の形態6においては、排気ガス還流通路82が前記第8の発明における「バイパス通路」に、EGR弁84が前記第8の発明における「開閉弁」に、それぞれ相当している。
本発明の実施の形態1の構成を説明するための図である。 吸気弁と排気弁とのバルブオーバーラップ期間を説明するための図である。 バルブオーバーラップ期間中の排気ガスの流れの様子を表した図である。 本発明の実施の形態1で実行される特徴的な制御を説明するための図である。 本発明の実施の形態1において実行されるルーチンのフローチャートである。 図5に示すルーチンにおいて参照されるルーチンのフローチャートである。 本発明の実施の形態2において実行される特徴的な制御を説明するための図である。 本発明の実施の形態2において実行されるルーチンのフローチャートである。 図8に示すルーチンにおいて参照されるルーチンのフローチャートである。 本発明の実施の形態3において実行されるルーチンのフローチャートである。 本発明の実施の形態4において実行されるルーチンのフローチャートである。 本発明の実施の形態5の構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態5で実行される特徴的な制御を説明するための図である。 本発明の実施の形態5において実行されるルーチンのフローチャートである。 図14に示すルーチンにおいて参照されるルーチンのフローチャートである。 本発明の実施の形態6の構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態6で実行される特徴的な制御を説明するための図である。 本発明の実施の形態6において実行されるルーチンのフローチャートである。 図18に示すルーチンにおいて参照されるルーチンのフローチャートである。
符号の説明
10、50、80 内燃機関
12 ピストン
14 燃焼室
16、60 吸気通路
18、64 排気通路
22、62 スロットルバルブ
26 燃料噴射弁
28、58 点火プラグ
30 吸気弁
32 排気弁
34 吸気可変動弁機構
36 排気可変動弁機構
38 カム角センサ
40、70 吸気圧センサ
42、72 排気圧センサ
44、74 ECU(Electronic Control Unit)
46、76 クランク角センサ(エンジン回転数センサ)
48、78 アクセルポジションセンサ
52 ロータ
54 ロータ収容室
56 ロータハウジング
60a 吸気ポート
64a 排気ポート
66 吸気開閉弁
68 排気開閉弁
82 排気ガス還流通路
84 排気ガス還流弁(EGR弁)

Claims (8)

  1. 車両が一時的に停止した際に、内燃機関の停止および再始動を自動的に行う内燃機関の停止制御装置であって、
    吸気弁の開き期間と排気弁の開き期間とが重なるバルブオーバーラップ期間を可変とする可変動弁機構と、
    内燃機関の停止過程中に、前記バルブオーバーラップ期間が設けられるのを禁止するオーバーラップ禁止手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の停止制御装置。
  2. 車両が一時的に停止した際に、内燃機関の停止および再始動を自動的に行う内燃機関の停止制御装置であって、
    吸気通路と排気通路との連通および遮断を担う連通遮断手段と、
    前記連通遮断手段を制御する通路連通状態制御手段とを備え、
    前記通路連通状態制御手段は、
    内燃機関の停止過程中に、吸気通路と排気通路とが連通状態となるのを禁止する連通状態禁止手段と、
    内燃機関の完全停止後に、吸気通路内圧力と排気通路内圧力との圧力差が所定値より小さくなるまで、前記連通状態の前記禁止を継続する禁止状態継続手段とを含むことを特徴とする内燃機関の停止制御装置。
  3. 前記連通遮断手段は、吸気通路と燃焼室との連通および遮断を担う吸気弁、および排気通路と燃焼室との連通および遮断を担う排気弁の少なくとも一方であって、
    前記連通状態禁止手段は、前記吸気弁の開き期間および前記排気弁の開き期間とが重なるバルブオーバーラップ期間を可変とする可変動弁機構を制御して、当該バルブオーバーラップ期間が設けられるのを禁止することによって、前記連通状態となるのを禁止する手段であることを特徴とする請求項2記載の内燃機関の停止制御装置。
  4. 前記連通遮断手段は、吸気通路と燃焼室との連通および遮断を担う吸気弁、および排気通路と燃焼室との連通および遮断を担う排気弁の少なくとも一方であって、
    前記連通状態禁止手段は、前記吸気弁および前記排気弁の少なくとも一方を閉弁状態とすることによって、前記連通状態となるのを禁止する手段であることを特徴とする請求項2記載の内燃機関の停止制御装置。
  5. 前記連通遮断手段は、前記吸気弁および前記排気弁のうちの少なくとも前記排気弁であって、
    前記連通状態禁止手段は、内燃機関のピストン位置が上死点近傍であるときに前記排気弁を閉弁状態とすることを特徴とする請求項4記載の内燃機関の停止制御装置。
  6. 前記連通遮断手段は、前記吸気弁および前記排気弁のうちの少なくとも前記吸気弁であって、
    前記連通状態禁止手段は、内燃機関のピストン位置が上死点近傍であるときに前記吸気弁を閉弁状態とすることを特徴とする請求項4または5記載の内燃機関の停止制御装置。
  7. 吸気通路と燃焼室との連通および遮断を担う吸気弁、および排気通路と燃焼室との連通および遮断を担う排気弁を備えない内燃機関であって、
    前記連通遮断手段は、吸気通路および排気通路の少なくとも一方に、通路を開閉可能に設けられた開閉弁であって、
    前記連通状態禁止手段は、前記開閉弁によって吸気通路および排気通路の少なくとも一方を閉弁状態とすることによって、前記連通状態となるのを禁止する手段であることを特徴とする請求項2記載の内燃機関の停止制御装置。
  8. 吸気通路と排気通路とを連通するバイパス通路を更に備え、
    前記連通遮断手段は、前記バイパス通路の途中に設けられ、当該バイパス通路を開閉可能な開閉弁であって、
    前記連通状態禁止手段は、前記開閉弁によって前記バイパス通路を閉弁状態とすることによって、前記連通状態となるのを禁止する手段であることを特徴とする請求項2記載の内燃機関の停止制御装置。
JP2007054514A 2007-03-05 2007-03-05 内燃機関の停止制御装置 Pending JP2008215224A (ja)

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