JP2008213898A - シール貼着機 - Google Patents

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Abstract

【課題】弁当容器等の収容容器の容器本体及び蓋体の重合状態を側辺境界部にシールを貼着することによって保持するとともに、かつ収容容器の開封時の動作を容易にすることの可能なシール貼着機の提供を課題とする。
【解決手段】シール貼着機1は、弁当容器3を略水平方向に移動させる移動機構部11と、シール2を支持するガイドローラ部16を有し、左右一対に設けられたシール供給機構部19と、二組一対の第一ローラ部20a,20b及び第二ローラ部21a,21b及びローラ変位部22を有するシール貼着機構部23と、貼着されたシール2に切込みを設ける切込形成機構部25と、各機構部11,19,23,25を制御し、弁当容器3の側辺境界部17の全周に亘ってシール2を貼着するシール貼着制御部とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明はシール貼着機に関するものであり、特に、コンビニエンスストア等において販売される弁当類に採用される樹脂製の弁当容器の容器本体及び蓋体の重合状態を保持するために貼着されるシール貼着機に関するものである。
従来から、コンビニエンスストア等において、各種の弁当類が販売されている。このとき、当該弁当類に一般的に使用される容器(弁当容器)は、ご飯・麺等の主食、肉・魚・卵・大豆製品等の主菜、野菜類・海藻類等の副菜をそれぞれ小分けして充填可能なように複数の充填区画が設けられた容器本体と、該容器本体に重ね合わされ、一般的に充填されたおかず類等の内部が視認可能な透明樹脂製の蓋体などによって主に構成されている。そして、係る弁当容器を使用して販売される弁当類は、店頭における陳列時の不正開封を防止したり、搬送時の振動等によって蓋体が重ね合わされた容器本体からずれることを防止する目的で、薄い透明の樹脂製素材であるラップ(又はフィルム)によって弁当容器全体を完全に被覆することが行われている。ここで、該ラップは、食品の一時保存等においても頻繁に利用される周知の素材である。そして、このラップは樹脂製の容器本体等やラップ同士との密着性に優れるため、これにより覆われた弁当容器は容器本体及び蓋体の重合状態がほぼ確実に保持されることとなり、上記のような不正開封等の不具合を解消することができる。
以上の従来技術は、当業者として当然に実施されているものであり、本願出願人は、係る従来技術が記載された文献等を本願出願時において特に知見するものではない。
しかしながら、上述したラップで弁当容器全体を完全に被覆することは、下記に示すような問題点を生じることがあった。すなわち、上記の場合、薄いラップ同士が密着した状態になり、ラップとラップとの間に指や爪などを挿入する隙間がほとんどなくなることがあり、弁当容器の開封時にはラップの重なりの境界部分を指先で探りながら開封したり、ラップを強い力で引きちぎるような動作を行う必要があった。その結果、弁当容器自体の開封に多くの時間を要することがあり、食事をする人々に不快な印象を与えることがあった。加えて、視力や指先の感覚の低下した高齢者や身体障害者等の人々、或いは係る感覚の未発達な幼児や児童等は、上述した動作を特に困難と感じることがあった。
さらに、一つの弁当容器に対して、その全体をラップ等で被覆しようとする場合、一個当たりに使用するラップの量が非常に大きなものとなる。そして、開封後の係るラップは、弁当容器とともにゴミとして廃棄されることが多かった。これらのラップは、合成樹脂を素材とするものであり、貴重な石油資源を無駄に消費することとなり、環境保護及び資源保護の観点からもあまり好ましいものではなかった。
ところで、従来から、パン類や菓子類等の食品を合成樹脂製の袋に充填し、その袋口にシールを巻付けた簡易な包装で販売等を行う食品包装のスタイルがよく知られている。ここで、該食品包装に使用されるシールは、裏面側に粘着性の物質(粘着剤)が塗布された構成のものである。また、係るシールの中には、製造時に延伸処理によって、配向性を持たせ、所定方向からの力に対して容易に切断可能とする易開封性を備えたものも多く開発されている。しかしながら、係るシールを上述の弁当容器の重合状態の保持のために用いるものについては開発されていない。
そこで、本発明は、上記実情に鑑み、弁当容器等の収容容器の容器本体及び蓋体の重合状態を側辺境界部にシールを貼着することによって保持するとともに、かつ収容容器の開封時の動作を容易にすることの可能なシール貼着機の提供を課題とするものである。
上記の課題を解決するため、本発明のシール貼着機は、「容器本体及び該容器本体に重ね合わされる蓋体を有する収容容器の前記容器本体及び前記蓋体の重合状態を保持するためのシールを前記収容容器の側辺境界部に貼着するシール貼着機であって、複数の前記収容容器を一つずつシール貼着位置まで略水平方向に移動させる移動機構部と、一面に粘着剤の塗布された粘着面を有する前記シールを巻装したシール巻装体から該シールを繰出可能に支持する巻装体支持部、及び繰出された前記シールを複数のガイドローラの間を架渡し、前記シール貼着位置まで移送された前記収容容器の側辺境界部に前記シールの前記粘着面を向けて支持するシールガイド部を備え、前記収容容器の容器幅方向に対してそれぞれ設けられた一対のシール供給機構部と、支持された前記シールの非粘着面とそれぞれ当接する一対のローラ部、互いの前記ローラ部同士を前記収容容器の容器幅中央付近に向けて近接させ、対向した前記シールの前記粘着面同士を密着させる近接位置及び前記収容容器の容器幅に近似する距離まで前記ローラ部をそれぞれ離間させる離間位置の間で前記ローラ部を変位させるローラ変位部を有するシール貼着機構部と、前記側辺境界部に貼着された前記シールの少なくとも一箇所に切込みを設ける切込形成機構部と、前記移動機構部、前記シール供給機構部、前記シール貼着機構部、及び前記切込形成機構部とそれぞれ電気的に接続され、前記収容容器の前記側辺境界部に沿うように前記シールを介在させて前記ローラ部を押着し、前記側辺境界部の全周に亘って前記シールを貼着可能に制御するシール貼着制御部と」を主に具備して構成されている。
ここで、容器本体及び蓋体から形成される収容容器とは、例えば、コンビニエンスストア等で販売されている弁当類に用いられている各種の弁当容器等、或いは各種惣菜等の食品を販売する際に用いられるトレー(容器本体)及びトレーに被せられるカバー(蓋体)等の樹脂製のパックを示すことができる。すなわち、係る収容容器は、主に内部に食品を収容し、衛生的な状態で店舗において販売することが可能なものとすることができる。これらの弁当容器等の収容容器は、ポリプロピレンやポリスチレン等の各種合成樹脂を使用することができる。なお、蓋体の多くは、内部に収容された食品等を視認可能なように透明性の素材で形成されているものが多い。さらに、これらの収容容器は、シールの貼着によって重合状態を保持可能とするために、容器本体の本体側辺縁が本体上面から略鉛直方向に沿うようにして下側に曲折した本体縁壁面を有し、一方、蓋体の蓋体側側辺縁も同様に蓋体上面に対して略鉛直方向に沿うようにして下側に曲折した蓋体縁壁面を有している。そして、係る本体縁壁面及び蓋体縁壁面によって側辺境界部が形成されている。そのため、本外縁壁面及び蓋体縁壁面を架渡すようにしてシールを貼着することができ、これにより、容器本体及び蓋体の重合状態が保持されることになる。
一方、移動機構部は、例えば、収容容器の容器幅方向に横架し、回転可能に軸支された複数のロール体を設け、該ロール体の上面に載せられた収容容器をロール体の回転によって略水平方向に移動させるもの、或いは複数のロール体に巻装するようにゴム製のベルトを取付け、所謂「ベルトコンベア」のような方式を採用し、移動方向に向かって回転するベルト上に対称となる収容容器を載置するものなどが示される。なお、移動機構部はシール貼着位置に移動した収容容器を当該位置から排出するために利用するものであってもよく、この場合、シール貼着位置を中心として上流側及び下流側の二箇所にそれぞれ設けることが可能である。
さらに、シール供給機構部とは、裏面側に粘着面を有し、軸芯(巻芯)に巻装された一般的な構成のシール巻装体を軸芯を支持して回転させながら、シールを順次供給可能にするものであり、収容容器の側辺境界部に粘着面を向けるように複数のガイドローラ等を用いて支持するものである。さらに、側辺境界部への貼着に応じてシール巻装体から該シールが順次繰出されるようになっている。ここで、複数のガイドローラの間には、支持するシールに加わる張力(テンション)を調整可能とするための張力調整部等の構成を設け、貼着時におけるシールの撓み等の不具合がないようにすることも可能である。
加えて、シール貼着機構部は、収容容器の側辺境界部に向けて配されたシールを実際に収容容器に貼着するものであり、一対の円形状のローラを容器幅方向に自在に変位させることにより、該ローラ同士でシールの粘着面同士を貼付けて密着部を形成したり、ローラを側辺境界部に沿うように押着することにより、ローラと収容容器の側辺境界部との間に介在するシールを貼着することができるものである。ここで、ローラ部は、収容容器の容器幅方向に対して近接または離間する方向に単純に変位する機構のものであればよく、特に、収容容器の左方及び右方(移動方向に対して)に相当する側辺境界部へのシール貼着は、離間位置にセットした左右一対のローラ部の間を移動機構部によって収容容器自体を移動させることで可能となる。なお、係るローラ部は、取付支持された軸に従って自在に回転可能なものであり、また、シールとの押着性を考慮することにより、表面が硬質プラスチックやゴムなどの合成樹脂で形成されるものが望ましい。
また、切込形成機構部とは、収容容器に貼着されたシールの少なくとも一箇所にシール幅に対して僅かな長さの切込みを設けるものである。これにより、収容容器から突出するように残したシールの一端を指先でつまみ、収容容器から離間するように略水平方向に引っ張ることで、破断しやすくなった該切込みからシールが容易に破断されるため、収容容器の開封が簡易に行えるようになる。
ここで、切込形成機構部の具体的構成について例示すると、小型のハサミをシールの上方に支持し、刃先を開いた状態のハサミをシール上縁まで降下させ、その位置で該ハサミの刃先を閉じてシール上縁に切込みを入れるもの、或いはカッターのような切断工具を昇降させ、刃先にシール上縁を当てることによって切込みを行うもの、或いは該カッターの一端を回動可能に軸支し、カッターの刃先を所定の回動角度だけ上下方向の移動させるもの等を示すことができる。ここで、切込みの形成位置は、特に限定されるものではなく、支持されたシールのシール上縁及びシール下縁の少なくともいずれか一方であればよく、その数も所定の間隔をおいて複数設けるものであっても構わない。しかしながら、複数の切込みを形成する場合には、それに要する時間もかかることから一個当たりの製造時間が長くなるため、一箇所或いは二箇所程度の切込みを形成することが好適と思われる。
なお、切込みを形成する場合、収容容器の容器本体や蓋体とハサミ等の刃先が干渉する場合には、例えば、容器本体及び蓋体に所定のサイズの凹部を設け、刃先との干渉を防ぐようにするものであってもよい。
したがって、本発明のシール貼着機によれば、移動機構部によって略水平方向に順次送られる収容容器の容器本体及び蓋体の重ね合わされた側辺境界部の全周に巻付けるようにシールが貼着され、容器本体及び蓋体の重合状態がシールの粘着力によって保持される。その結果、内部に収容された収容物(例えば、弁当類のご飯類やおかず類等)が搬送時などの振動が加わる状況においても外部に飛び出す可能性が低くなり、また店頭陳列時における不正開封を防止することができる。さらに、切込形成機構部によってシールの一部に易開封可能な切込みが設けられているため、シールによる重合状態を片手でも解除することが可能となる。なお、上記作用を実現可能とするために、上記各機構部を制御する制御用コンピュータをシール貼着制御部として使用することが可能である。これにより、各機構部の動作及びタイミングをシールを貼着する収容容器の形状やサイズ等に応じて予めプログラムを登録しておくことにより、複数種類の収容容器のシールの貼着に対応することができる。
さらに、本発明のシール貼着機は、上記構成に加え、「前記切込形成機構部は、前記ローラ部を前記近接位置まで変位させることによって、前記シール同士の前記粘着面が互いに密着し、前記収容容器の移動方向に沿って形成される密着部から、前記収容容器の前記側辺境界部に沿うように前記密着部から前記収容容器の容器幅方向に前記シールが曲折し、前記密着部及び前記収容容器の前記側辺境界部の間に略三角形状の空隙を形成してなるシール曲折部の上端又は下端の少なくともいずれか一方に切込みを設けるものであり、前記シール曲折部に当接する刃先を有する切込刃と、前記刃先を上下方向に変位可能に前記切込刃を軸支する刃軸支部と、前記刃軸支部に軸支された前記切込刃を前記シール曲折部の近傍で変位させる刃変位部とをさらに具備し、前記シール貼着制御部は、前記シール貼着機構部によって互いの前記ローラ部が前記近接位置から前記離間位置に変位するタイミングで、前記切込形成機構部を制御し、前記切込刃によって前記シールに前記切込みを設ける」ものであっても構わない。
したがって、本発明のシール貼着機によれば、密着部と側辺境界部との間で略三角形状を呈する空隙を形成するシール曲折部の一部に切込刃が当てられ、上記の切込みが形成される。その結果、密着部を指で把持し、略水平方向に引っ張ることにより、密着部に近接した位置にある切込みの箇所からシールが破断され、該切込みが設けられた逆の方向にさらに密着部を引っ張ることにより、側辺境界部の全周に亘って貼着されたシールを容易に除去することが可能となる。その結果、容器本体及び蓋体の重合状態の解除をより一層簡易に行えるようになる。
さらに、本発明のシール貼着機は、上記構成に加え、「移動方向に対して前方、左方、及び右方の前記側辺境界部が前記シールによって予め貼着された第一収容容器、及び前記移動機構部の前記第一収容容器の上流側に相当する位置に並載され、前記側辺境界部への前記シールが未貼着の第二収容容器に対し、連続的に前記シールを貼着するシール貼着機であって、前記第一収容容器の後方の前記側辺境界部に対して前記シールの貼着が行われた後に、前記シールから前記第一収容容器を切離す分離機構部をさらに具備し、前記ローラ部は、前記第一収容容器及び前記第二収容容器の移動方向に所定の間隔を保持して並設されたそれぞれ一対の第一ローラ部及び第二ローラ部をさらに有し、前記シール貼着制御部は、ーラ部によって前記第二収容容器の前方の前記側辺境界部に前記シールを貼着し、さらに前記第一ローラ部及び前記第二ローラ部の間に前記密着部を形成する第一ステップと、前記ローラ変位部によって前記第一ローラ部及び前記第二ローラ部を前記離間位置に変位させ、前記切込形成機構部を制御し、前記第一収容容器及び前記第二収容容器に貼着された前記シールに前記切込みを形成するとともに、前記分離機構部を制御し、前記第一ローラ部及び前記第二ローラ部の間に形成された前記密着部を分断し、前記シール供給機構部に支持された前記シールから前記第一収容容器を切離す第二ステップと、前記移動機構部を制御し、第一ローラ部及び前記第二ローラ部を前記第二収容容器の左方及び右方の前記側辺境界部に沿うようにして前記第二収容容器を略水平方向に移動させながら前記シールを貼着する第三ステップとを繰返し制御する」ものであっても構わない。
したがって、本発明のシール貼着機によれば、シール貼着制御部によって各機構部を制御することで、複数の収容容器を順次シール貼着位置まで移送させ、これに対するシールの貼着、切込みの形成、及び密着部の分断(すなわち、第一収容容器及び第二収容容器の分離)等の各種処理を一連の流れの中で行うことが可能となる。その結果、弁当製造工場等で本発明のシール貼着機を採用することにより、弁当容器に対するシールの貼着を連続して行うことが可能となり、最終製品である弁当の生産効率を向上させることができる。
さらに、具体的に説明すると、移動方向に対して前方、左方、及び右方に対する側辺境界部に予めシールが貼着された第一収容容器の後方の側辺境界部に対するシールの貼着処理、第二収容容器の前方の側辺境界部に対するシールの貼着処理、及びシール同士を貼着させる密着部の形成処理を合計四個の二つのローラ部によって同一タイミングで処理することが可能となる。その結果、新しい収容容器をシール貼着位置に順次送出すことにより、側辺境界部の全周がシールで貼着された収容容器が完成することになる。
また、第一収容容器及び第二収容容器にそれぞれ貼着されたシールに対し、同一のタイミングで切込みを形成することが可能となる。ここで、個々の切込みを設ける位置は、例えば、第一収容容器の後方及びこれに相対してシールが貼着された第二収容容器の前方にそれぞれ設けることが可能であり、既に説明したそれぞれのシール曲折部において該切込みを形成することが特に好適と思われる。
さらに、密着部によって連結された第一収容容器と第二収容容器とを分離可能な分離機構部を制御することによって、第一収容容器をシールから切離し、独立させることができる。なお、移動機構部の下流側に位置する第二収容容器は、後方の側辺境界部がシールの未貼着の状態にあるため、依然としてシールから完全に切離されたものではない。
なお、密着部を分離する分離機構部の構成は、上述した切込形成機構部と略同一の構成を採用とすることができ、通常用いられるハサミやカッター等の工具を利用することが可能である。
その後、移動機構部を制御し、第二収容容器を前述の第一収容容器の位置まで移送させる。このとき、離間位置まで変位したそれぞれのローラ部は、移動する第二収容容器の左方及び右方の側辺境界部に沿うように押着させた状態にされる。そのため、ローラ部と側辺境界部の間に介在されたシールが第二収容容器に貼着されることとなる。
さらに、本発明のシール貼着機は、上記構成に加え、「前記収容容器の前記蓋体の蓋体上面と当接可能な蓋体抑え部をさらに有する」ものであっても構わない。
したがって、本発明のシール貼着機によれば、蓋体抑え部によって、移動機構部による移動時に収容容器に伝わる振動を抑えることが可能となる。その結果、該振動によって位置や姿勢が崩れた状態で収容容器がシール貼着位置に到達するような事態が回避される。
本発明の効果として、弁当容器等の収容容器全体を従来のようにラップ等で全体を被覆する必要がなく、容器本体及び蓋体の側辺境界部の全周に巻付ける少ない資源量のシールによって容器本体及び蓋体の重合状態を保持することができる。さらに、シールの一部に設けられた切込みによって、収容容器から突出したシールの一部を引っ張ることにより、該切込みの箇所からシールが容易に破断するため、上記の重合状態の解除を容易に行えるようになる。さらに、本発明のシール貼着機により、二つの収容容器に対して同時に貼着処理を行うことができるため、一個当たりに要する貼着時間を短くすることができ、これにより、連続的かつ効率的に弁当等を製造することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態であるシール貼着機1について、図1乃至図5に基づいて説明する。ここで、図1は本実施形態のシール貼着機1の概略構成を示す上方から見た説明図であり、図2はシール貼着機1の概略構成を示す側方から見た説明図であり、図3は切込形成機構部25の構成及びシール2の支持状態を模式的に示す(a)上方から見た説明図、(b)側方から見た説明図、及び(c)刃先の動きの一例を示す説明図であり、図4及び図5は弁当容器3に対するシール2の貼着の一例を示す説明図である。
なお、本実施形態のシール貼着機1は、コンビニエンスストア等で主として販売される各種弁当類を製造する弁当製造工場に設置され、該弁当類の製造工程の一部に使用するものについて例示している。ここで、各種弁当類は、通常PET樹脂製やポリプロピレン製等の合成樹脂を主原料として用いられているものであり、さらに店頭陳列時には、樹脂製の弁当容器本体4の内部にご飯類や複数のおかず類等が充填され、かつ内容物を視認可能なように、透明素材からなる蓋体5から構成されるものである。
すなわち、本実施形態のシール貼着機1は、既におかず類等の充填が完了し、箱詰め及び各店舗への配送前に行われる弁当類の製造工程においてほぼ最終工程において利用されるものである。なお、上記に示した図1乃至図5において、発明を具体的に特定し、本発明の違いを明確にするため、シール貼着機1の各構成について、適宜省略したものを図示している。特に、図3(a)及び図3(b)は、切込形成機構部25の内部構造を模式的に示したものであり、実際に視認される状態とは異なっている。
ここで、弁当容器3が本発明の収容容器に相当し、さらに弁当容器本体4が本発明の容器本体に相当することになる。加えて、本実施形態においてシール2を貼着する対象となる弁当容器3は、上方から見ると、各辺の長さが等しい、略正方形状を呈するものである。
本実施形態のシール貼着機1は、図1乃至図5に示されるように、内部にご飯類及びおかず類等の食品(図示しない)が充填された弁当容器本体4及び及びその上に重ね合わされた蓋体5を順次連続するようにシール貼着位置Pまで略水平方向に移動させ、さらにシール貼着済みの弁当容器3をシール貼着位置Pから略水平方向に移動させて排出可能な移動機構部11と、一方の面に粘着剤の塗布された粘着面13及び他方の面に該粘着剤の未塗布の非粘着面12を有するシール2を巻芯(図示しない)に巻装したシール巻装体14を、シール2の一端を引っ張ることにより、該引張力に応じて少しずつ該シール2を繰出可能に支持する巻装体支持部15、繰出されたシール2を複数のガイドローラ16の間を架渡し、シール貼着位置Pまで移送された弁当容器3の側辺境界部17に粘着面13を向けながら支持するシールガイド部18を備え、弁当容器3の移動方向に対してそれぞれ左右方向に設けられた一対のシール供給機構部19と、支持されたシール2の非粘着面12と当接し、弁当容器3の移動方向に沿って所定の間隔を空けて並設けられたそれぞれ一対の第一ローラ部20a,20b及び第二ローラ部21a,21b、及び互いに粘着面13を対向させた状態のシール2を密着させる近接位置CP及び弁当容器3の容器幅Wと略近似する距離まで離間させた離間位置SPの間で第一ローラ部20a等及び第二ローラ部21aをそれぞれ変位させるローラ変位部22を有するシール貼着機構部23と、側辺境界部17に貼着されたシール2の一部に切込み24を設ける切込形成機構部25と、前述した移動機構部11、シール供給機構部19、シール貼着機構部23、及び切込形成機構部25をそれぞれ電気的に制御し、弁当容器3の側辺境界部17の全周に亘ってシール2を貼着するシール貼着制御部26とを主に具備して構成されている。なお、上述した主要構成は、複数のフレーム27によって略直方体形状に形成された本体フレーム28にそれぞれ取付けられている。
ここで、各構成についてさらに詳述すると、移動機構部11は、シール2の未貼着の弁当容器3をシール貼着位置Pまで導入するための第一移動機構部29と、該シール貼着位置Pからシール貼着済みの弁当容器3を排出するための第二移動機構部30によって主に構成されている。ここで、第一移動機構部29及び第二移動機構部30は略同一の構成を備えるため、ここでは第一移動機構部29について主に説明するものとする。
第一移動機構部29は、本体フレーム28の幅方向に架渡され、回動可能に軸支された回動ローラ31と、複数の回動ローラ31のローラ面の一部とそれぞれ当接するように巻装されたゴム製のベルト体32と、該回動ローラ31と接続し、ベルト体32を矢印A(図1及び図2参照)方向に動かすための回転用モータ33とを具備して主に構成されている。さらに、ベルト体32の上方に僅かに浮上がるようにして弁当容器3の下面容器幅に略一致させるように間隔を調整可能な樹脂製の左右一対のガイド部34が設けられている。これにより、ベルト体32の上面に載置された弁当容器3は、ガイド部34によって移動姿勢を一定に保った状態で第一移動機構部29の上流から下流へと移動することになる。
さらに、第一移動機構部29は、上記構成に加え、ベルト体32の上方に設置され、移動する弁当容器3の蓋体5の蓋体上面35と当接する蓋体抑え部36を有している。蓋体抑え部36について詳述すると、蓋体上面35と直に接するベルト抑え37と、該ベルト抑え37を弁当容器3の移動に応じて回転させるために本体フレーム28に回動可能に軸支された複数本の抑え側ローラ38と、抑え側ローラ38の一部と連結し、ベルト抑え37が回転するための回転力を発生する抑え側モータ39とを具備して構成されている。これにより、ベルト体32によって略水平方向に移動する弁当容器3は、ガイド部34によって移動方向に対して左右方向への動きが規制されるとともに、上下方向(矢印B:図2参照)の動きも併せて規制することができる。その結果、シール貼着位置Pに到達する弁当容器3は、常に正しい位置に送られることになる。
ここで、第二移動機構部30は、前述したように、第一移動機構部29と略同一の構成を有するため、各構成について第一移動機構部29と同一番号を付し、ここでは説明を省略する。なお、第二移動機構部30は、第一移動機構部29のように、左右方向への移動のブレについて厳密に制御する必要がないため、左右一対のガイド部34の構成は有していない。
さらに、シール供給機構部19は、弁当容器3の側辺境界部17に貼着するためのシール2を順次供給するものであり、上述したようにシール巻装体15を支持した状態で、かつシール2の粘着力に応じて該シール巻装体15がシワなく繰出されるような構成を有するものである。
また、シール貼着機構部23のローラ変位部22は、第一ローラ部20a,20b及び第二ローラ部21a,21bをそれぞれ互いに近接させた近接位置CP及び容器幅Wと略一致する離間位置SPの間で変位させるものである。ここで、ローラ変位部22の具体的構成については、図示しないが、例えば、弁当容器3の移動方向に対して直交する方向に移動可能な周知の移動手段(モータ、アクチュエータ、油圧或いはエアーシリンダー等)を用いて移動させるものが利用される。すなわち、第一ローラ部20a等及び第二ローラ部21a等を弁当容器3の側辺境界部17に沿って移動可能なものであればよく、さらに、側辺境界部17及びローラ部20a等の間に介在するシール2を側辺境界部17に十分に貼着するために、ある程度の力でローラ部20a等を側辺境界部17に押着けることが可能であれば構わない。
さらに、切込形成機構部25は、図1に示されるように、本実施形態のシール貼着機1のほぼ真ん中に設置されるものであり、具体的には、図3(a)及び図3(b)に模式的に図示される構成を有するものである。すなわち、本体フレーム28の幅方向に架渡された横架台(図示しない)によって、シール貼着位置Pの略中央付近に垂下され、上下に昇降可能に設置された切込形成機構部25は、図3(a)に示されるように、その内部に少なくとも三つの刃を有している。さらに、具体的に説明すると、弁当容器3の後方及び前方の側辺境界部17に対して斜め方向に設置された二本の切込刃41と、弁当容器3の後方及び前方の側辺境界部17に略平行に設けられた分離刃42とを有している。ここで、切込刃41は、図3(b)に示すように略中央付近を貫通するようにして、刃軸支部43に対して回動可能に軸支されている。さらに、切込刃41の一部は、バネ44によって変位軸45を上方に付勢する刃変位部46と接続されている。したがって、図3(b)及び図3(c)に示すように、バネ44によって変位軸45が上方に付勢された状態の刃先初期位置FPでは、刃先47は刃軸支部43よりも下方に位置し、切込刃41全体が斜め下方に傾斜した状態となっている。
そして、シール貼着制御部26によって切込形成機構部25が制御されると、変位軸45をさらに下方(図3(b)、矢印C参照)に押下げる力を作用させる。なお、本実施形態では、係る構成を図示していないが、例えば、エアシリンダー等の周知の駆動手段を用い、変位軸45を駆動するものであればよい。
これにより、変位軸45の下端48は、切込刃41の一端(刃先47と別の端部に相当)と接し、刃軸支部43を軸として切込刃41の刃先47を上方に跳上げることが行われる。その結果、図3(c)に示すように、初期刃先位置FPから切込刃先位置KPまで刃先47の位置を変化させることができる。このとき、切込刃先位置KPまで変化する刃先47の移動軌跡に上述のシール2が介在するように配することで、刃先47によってシール2に対して切込み24を設けることが可能となる。
このとき、刃先47の回動距離(移動距離)をシール2のシール幅よりも小さなものに設定することで、シール2を完全に分断(分離)することがなく、下端から僅かに切込まれた切込み24とすることが可能となる。さらに、図3(a)に示すように、本実施形態のシール貼着機1の切込形成機構部25は、弁当容器3の移動方向に対して前後に二つの切込刃41が設けられていることから、上記動作によって二箇所にまとめて切込み24を形成することができる。
さらに、切込形成機構部25は、さらに上記刃変位部46を下方に押下げるエアシリンダー等の駆動手段の動きに連動して、中央部分に設けられた分離刃42を回動させることが行われる。ここで、分離刃42は、上述の切込刃41と同様に刃軸支部49に軸支され、回動可能となっている。さらに、該分離刃42の回動距離は、上述の切込刃41よりも大きく、換言すれば、シール幅よりも大きくなるように設定されているため、上記動作によって、シール2を完全に分断(分離)することができる。そのため、本実施形態のシール貼着機1における切込形成機構部25は、密着部50(詳細は後述する)をカットする分離機構部としての機能を併せて有している。
また、シール貼着制御部26は、前述した各機構部11,19,23,25等と電気的に接続され、シール2の貼着等のタイミングを制御するものであり、プログラミング可能な制御用コンピュータ51を利用することができ、本実施形態のシール貼着機1では、弁当容器3をシール貼着位置Pまで導入するため第一移動機構部29の上方に斜めに懸架された斜めフレーム52に取付けられている。ここで、係る制御コンピュータ51は、タッチパネル方式の表示画面(図示しない)が採用され、各種命令の入力等を行うことが可能となっている(図1参照)。
次に、本実施形態のシール貼着機1を利用した弁当容器3に対するシール2の連続貼着の一例について、図4及び図5に基づいて主に説明する。なお、図4及び図5は説明を簡略化するため、シール貼着機1の構成を模式的に示したものである。また、予めシール貼着位置Pの下流側に既に第一弁当容器3aが配され、当該第一弁当容器3aの後方、左方、及び右方の側辺境界部17に対し、シール2が貼着された初期状態から連続貼着を開始する例について説明する(図4(a)参照)。ここで、複数の弁当容器3は、図4及び図5の紙面左方向から右方向に流れるものとし、上述の後方、左方、及び右方の側辺境界部17とは、それぞれ図4及び図5の紙面左側、紙面上側、及び紙面下側に相当するものとする。
係る状態では、シール2の切断は行われておらず、左方及び右方の側辺境界部17にそれぞれ貼着されたシール2は、第一ローラ部20a,20b及び第二ローラ部21a,21bとそれぞれ粘着面13を当接させ、さらにガイドローラ16を介してシール巻装体14までつながっている(図示を省略)。さらに、シール貼着位置Pの上流側には、いずれの側辺境界部17に対してもシール2が未貼着の状態の第二弁当容器3bが、第一移動機構部29によって移動させられている。なお、第一移動機構部29には、赤外線センサ等の位置検出センサを設け、正しい位置に第二弁当容器3bが送られているか否かについての検出を行うものであっても構わない。ここで、第一弁当容器3aが本発明における第一収容容器に相当し、第二弁当容器3bが本発明における第二収容容器に相当する。
そして、上述した初期状態(図4(a)参照)からシール貼着機構部23を制御し、容器幅Wと略一致する離間位置SPに離間しているローラ部20a等をそれぞれ近接位置CPまで変位させる(図4(b):第一ステップ)。これにより、粘着面13がそれぞれ対向するように支持された一対のシール2は、粘着面13同士が密着し、容器幅Wの中央部分に密着部50が形成される。このとき第一ローラ部20a,20bは、第一弁当容器3aの前方の側辺境界部17に沿うように移動し、係る移動に併せてシール2を側辺境界部17に押着している。一方、第二ローラ部21a,21bは、第二弁当容器3bの後方Bの側辺境界部17に沿うように移動し、同様に移動に併せてシール2を側辺境界部17に押着している。これにより、第一弁当容器3aの全周に亘ってシール2が貼着されたことになる。
その後、ローラ部20a等を近接位置CPから再び離間位置SPまで変位させる(図4(c)参照)。そして、上述した切込形成機構部25を制御し、密着部50及び後方B及び前方Fの各側辺境界部17との間に形成された略三角形状のシール曲折部53の下端に切込刃41によって切込みを入れる(図5(a)及び図3(a)参照)。これにより、第一弁当容器3aの後方側及び第二弁当容器3bの前方側に切込み24が形成される。さらに、係る同じタイミングで分離刃42を作用させ、第一弁当容器3a及び第二弁当容器3bを連結している密着部50をカットする。これにより、第一弁当容器3aがシール2から切り離される(第二ステップ)。
その後、離間位置SPにあるローラ部20a等を第二弁当容器3bの左方及び右方に沿うように押着することにより、第二弁当容器3bの左方及び右方の側辺境界部17にシール2が貼着される(図5(b)参照:第三ステップ)。そして、左方及び右方の側辺境界部17へのシール2の貼着を完了させることにより、と初期状態に戻ることになる(図5(c)参照)。ここで、シール貼着位置Pには、次に貼着を行う第三弁当容器3cが到達している。
したがって、上記操作を繰返すことにより、弁当容器3に対するシール2の貼着を連続的に行うことができる。さらに、弁当容器3の前方及び後方の二箇所のシール曲折部53に切込み24を設けることができる。そのため、弁当容器3の弁当容器本体4及び蓋体5の重合状態を安定して保持するとともに、易開封性のための切込み24の形成を一連の流れの中で行うことができる。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
すなわち、本実施形態のシール貼着機において、説明を簡易にするために、正方形状を呈する弁当容器3を用いて説明を行ったが、弁当容器3の形状は特に限定されるものではなく、例えば、長方形状、或いは円形状等の種々の側形状を有するものに対応することができる。この場合、前述した第三ステップにおいては、ローラ部20a等の互いの間隔を近接位置CP及び離間位置SPの間で移動に応じて変化させながらシール2を押着する必要がある。さらに、本実施形態において、一対のローラ部20a等を二組用いてシール2の貼着を行うものを示したが、これに限定されるものではなく、一組一対のローラ部を用いるものであっても構わない。さらに、該ローラ部20aを容器幅W方向に移動可能なものを示したがこれに限定されるものではなく、容器幅W方向に加え、収容容器の移動方向の前後にさらに移動可能な構成のものであってもよい。これにより、側辺境界部17に対するシール2の貼着がより安定させることができる。
さらに、本実施形態において、収容容器としてコンビニエンスストア等の弁当類のための弁当容器3を用いて説明したが、これに限定されるものではなく、内部に収容される物品は、食品に限らず、日用品等の種々のものであっても構わない。
本実施形態のシール貼着機の概略構成を示す上方から見た説明図である。 シール貼着機の概略構成を示す側方から見た説明図である。 切込形成機構部の構成を模式的に示す(a)上方から見た説明図、(b)側方から見た説明図、及び(c)刃先の動きの一例を示す説明図である。 弁当容器に対するシール貼着の一例を示す説明図である。 弁当容器に対するシール貼着の一例を示す説明図である。
符号の説明
1 シール貼着機
2 シール
3 弁当容器(収容容器)
3a 第一弁当容器(第一収容容器)
3b 第二弁当容器(第二収容容器)
4 弁当容器本体(容器本体)
5 蓋体
11 移動機構部
12 非粘着面
13 粘着面
14 シール巻装体
15 巻装体支持部
16 ガイドローラ
17 側辺境界部
18 シールガイド部
19 シール供給機構部
20a,20b 第一ローラ部(ローラ部)
21a,21b 第二ローラ部(ローラ部)
22 ローラ変位部
23 シール貼着機構部
24 切込み
25 切込形成機構部
26 シール貼着制御部
29 第一移動機構部(移動機構部)
30 第二移動機構部(移動機構部)
35 蓋体上面
36 蓋体抑え部
41 切込刃
43,49 刃軸支部
45 変位軸
46 刃変位部
47 刃先
50 密着部
51 制御用コンピュータ(シール貼着制御部)
53 シール曲折部
CP 近接位置
SP 離間位置
FP 初期刃先位置
KP 切込刃先位置
P シール貼着位置
W 容器幅

Claims (4)

  1. 容器本体及び該容器本体に重ね合わされる蓋体を有する収容容器の前記容器本体及び前記蓋体の重合状態を保持するためのシールを前記収容容器の側辺境界部に貼着するシール貼着機であって、
    複数の前記収容容器を一つずつシール貼着位置まで略水平方向に移動させる移動機構部と、
    一面に粘着剤の塗布された粘着面を有する前記シールを巻装したシール巻装体から該シールを繰出可能に支持する巻装体支持部、及び繰出された前記シールを複数のガイドローラの間を架渡し、前記シール貼着位置まで移送された前記収容容器の側辺境界部に前記シールの前記粘着面を向けて支持するシールガイド部を備え、前記収容容器の容器幅方向に対してそれぞれ設けられた一対のシール供給機構部と、
    支持された前記シールの非粘着面とそれぞれ当接する一対のローラ部、互いの前記ローラ部同士を前記収容容器の容器幅中央付近に向けて近接させ、対向した前記シールの前記粘着面同士を密着させる近接位置及び前記収容容器の容器幅に近似する距離まで前記ローラ部をそれぞれ離間させる離間位置の間で前記ローラ部を変位させるローラ変位部を有するシール貼着機構部と、
    前記側辺境界部に貼着された前記シールの少なくとも一箇所に切込みを設ける切込形成機構部と、
    前記移動機構部、前記シール供給機構部、前記シール貼着機構部、及び前記切込形成機構部とそれぞれ電気的に接続され、前記収容容器の前記側辺境界部に沿うように前記シールを介在させて前記ローラ部を押着し、前記側辺境界部の全周に亘って前記シールを貼着可能に制御するシール貼着制御部と
    を具備することを特徴とするシール貼着機。
  2. 前記切込形成機構部は、
    前記ローラ部を前記近接位置まで変位させることによって、前記シールの前記粘着面が互いに密着し、前記収容容器の移動方向に沿って形成される密着部から、前記収容容器の前記側辺境界部に沿うように前記密着部から前記収容容器の容器幅方向に前記シールを曲折し、前記密着部及び前記収容容器の前記側辺境界部の間に略三角形状の空隙を形成してなるシール曲折部の上端又は下端の少なくともいずれか一方に切込みを設けるものであり、
    前記シール曲折部に当接する刃先を有する切込刃と、
    前記刃先を上下方向に変位可能に前記切込刃を軸支する刃軸支部と、
    前記刃軸支部に軸支された前記切込刃を前記シール曲折部の近傍で変位させる刃変位部と
    をさらに具備し、
    前記シール貼着制御部は、
    前記シール貼着機構部によって互いの前記ローラ部が前記近接位置から前記離間位置に変位するタイミングで、前記切込形成機構部を制御し、前記切込刃によって前記シールに前記切込みを設けることを特徴とする請求項1に記載のシール貼着機。
  3. 移動方向に対して前方、左方、及び右方の前記側辺境界部が前記シールによって予め貼着された第一収容容器、及び前記移動機構部の前記第一収容容器の上流側に相当する位置に並載され、前記側辺境界部への前記シールが未貼着の第二収容容器に対し、連続的に前記シールを貼着するシール貼着機であって、
    前記第一収容容器の後方の前記側辺境界部に対して前記シールの貼着が行われた後に、前記シールから前記第一収容容器を切離す分離機構部をさらに具備し、
    前記ローラ部は、
    前記第一収容容器及び前記第二収容容器の移動方向に所定の間隔を保持して並設されたそれぞれ一対の第一ローラ部及び第二ローラ部をさらに有し、
    前記シール貼着制御部は、
    前記ローラ変位部によって前記離間位置から前記近接位置にそれぞれ一対の前記第一ローラ部及び前記第二ローラ部を変位させ、前記第一ローラ部によって前記第一収容容器の後方の前記側辺境界部に前記シールを貼着するとともに、前記第二ローラ部によって前記第二収容容器の前方の前記側辺境界部に前記シールを貼着し、さらに前記第一ローラ部及び前記第二ローラ部の間に前記密着部を形成する第一ステップと、
    前記ローラ変位部によって前記第一ローラ部及び前記第二ローラ部を前記離間位置に変位させ、前記切込形成機構部を制御し、前記第一収容容器及び前記第二収容容器に貼着された前記シールに前記切込みを形成するとともに、前記分離機構部を制御し、前記第一ローラ部及び前記第二ローラ部の間に形成された前記密着部を分断し、前記シール供給機構部に支持された前記シールから前記第一収容容器を切離す第二ステップと、
    前記移動機構部を制御し、第一ローラ部及び前記第二ローラ部を前記第二収容容器の左方及び右方の前記側辺境界部に沿うようにして前記第二収容容器を略水平方向に移動させながら前記シールを貼着する第三ステップと
    を繰返し制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシール貼着機。
  4. 前記収容容器の前記蓋体の蓋体上面と当接可能な蓋体抑え部をさらに有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載のシール貼着機。
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