JP2008212906A - インキ吐出印刷装置及びその洗浄方法 - Google Patents
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Abstract
着色インキを吐出して印刷物を製造するインキ吐出印刷装置において、アルカリ可溶性樹脂を含む着色インキが乾燥等による異物の発生により、吐出部のノズル穴が目詰まりし不吐出となった場合に、簡単迅速に目詰まりの解消を行うことができるインキ吐出印刷装置とその洗浄方法を提供することを課題とする。
【解決手段】
吐出不良となった吐出部のノズル穴を、アルカリ性洗浄液を通液することにより、閉塞されたノズル穴の目詰まりを解消することにより吐出不良部を再生する事を特徴としたインキ吐出印刷装置とその洗浄方法。
【選択図】図1
Description
る方法(特許文献1)、超音波をかけながら洗浄液を逆流させ洗浄する方法(特許文献2)、ノズル面を効率よく洗浄する為にカバー部材を取り付けクリーニングする方法(特許文献3)を挙げることができる。
着色インキを吐出して印刷物を製造するインキ吐出印刷装置において、少なくとも、
(a)アルカリ可溶性樹脂を含む着色インキを多数のノズルから吐出する工程と、
(b)アルカリ性洗浄液で前記多数のノズルを洗浄する工程と、
を有することを特徴とするインキ吐出印刷装置。
前記印刷物がカラーフィルタであることを特徴とする請求項1に記載のインキ吐出印刷装置。
前記アルカリ可溶性樹脂が、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルキルエーテル、スチレンとアクリル酸の共重合体、ヒドロキシスチレンの重合体、アクリル酸重合体やメタクリル酸重合体のいずれかを含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のインキ吐出印刷装置。
前記着色インキが、アルカリ可溶樹脂を成分の一部又は全部とするバインダー樹脂を含み、前記アルカリ可溶樹脂の前記着色インキ中における含有量が前記バインダー樹脂全重量に対し、30重量%以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のインキ吐出印刷装置。
前記アルカリ性洗浄液の液性がpH12〜13であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のインキ吐出印刷装置の洗浄方法。
前記アルカリ洗浄液の温度が20〜40℃の範囲で前記(b)工程を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のインキ吐出印刷装置の洗浄方法。
前記アルカリ洗浄液の成分に少なくとも1種以上の有機化合物を含有する請求項1〜6のいずれかに記載のインキ吐出印刷装置の洗浄方法。
前記アルカリ性洗浄液で洗浄する前後、または前後の両方に、有機溶剤で前記(b)工程を行うことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のインキ吐出印刷装置の洗浄方法。
アルカリ性洗浄液を使用してノズルの洗浄工程を行うため、当該工程に於いてアルカリ可溶性樹脂がアルカリ性洗浄液に速やかに溶解する。このため、着色インキ由来のインキ乾燥物およびゲル状の異物を除去する工程をより速やかにかつ確実に行うことができた。
必要に応じて、単独、あるいは二種以上混合して用いることができる。
メタクリル酸20部、メチルメタクリレート10部、ブチルメタクリレート55部、ヒドロキシエチルメタクリレート15部を乳酸ブチル300gに溶解し、窒素雰囲気下でアゾビスイソブチルニトリル0.75部を加え70℃にて5時間の反応によりアクリル共重合体樹脂を得た。得られたアクリル共重合体樹脂を樹脂濃度が10重量%になるようにプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートで希釈し、アクリル共重合体樹脂の希釈液を得た。
得られた各着色ワニスに、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを、その顔料濃度が11〜15重量%、粘度が15cpsになるように、各々調整して添加し、R(赤色)、G(緑色)、及びB(青色)着色インキを得た。
上記のR(赤色)の着色インキをノズル吐出部に充填後、24時間自然放置した。
メンテナンスを行わず、故意にノズル詰まりが発生する状況にした。
本発明の洗浄液の配合組成、pH値、洗浄試験時の洗浄液の温度を表1に示す。
また、洗浄評価として、洗浄液を採取し測定した透過率のデータ結果とノズルの目詰まり評価を示す。
比較として別の洗浄液の配合比を示す。実施例と同様な評価を行い、結果として透過率データとノズルの目詰まり評価を示す。
(表1)に実施例1〜6、比較例1〜2を示す。
B…インキ供給源
C…洗浄液供給源
D…ノズル吐出部
E…インキ供給経路
F…切り替えバルブ
G…ポンプ
H…フィルター
Claims (8)
- 着色インキを吐出して印刷物を製造するインキ吐出印刷装置において、少なくとも、
(a)アルカリ可溶性樹脂を含む着色インキを多数のノズルから吐出する工程と、
(b)アルカリ性洗浄液で前記多数のノズルを洗浄する工程と、
を有することを特徴とするインキ吐出印刷装置。 - 前記印刷物がカラーフィルタであることを特徴とする請求項1に記載のインキ吐出印刷装置。
- 前記アルカリ可溶性樹脂が、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルキルエーテル、スチレンとアクリル酸の共重合体、ヒドロキシスチレンの重合体、アクリル酸重合体やメタクリル酸重合体のいずれかを含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のインキ吐出印刷装置。
- 前記着色インキが、アルカリ可溶樹脂を成分の一部又は全部とするバインダー樹脂を含み、前記アルカリ可溶樹脂の前記着色インキ中における含有量が前記バインダー樹脂全重量に対し、30重量%以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のインキ吐出印刷装置。
- 前記アルカリ性洗浄液の液性がpH12〜13であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のインキ吐出印刷装置の洗浄方法。
- 前記アルカリ洗浄液の温度が20〜40℃の範囲で前記(b)工程を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のインキ吐出印刷装置の洗浄方法。
- 前記アルカリ洗浄液の成分に少なくとも1種以上の有機化合物を含有する請求項1〜6のいずれかに記載のインキ吐出印刷装置の洗浄方法。
- 前記アルカリ性洗浄液で洗浄する前後、または前後の両方に、有機溶剤で前記(b)工程を行うことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のインキ吐出印刷装置の洗浄方法。
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