JP2008211827A - 通信システムおよび通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本体アンテナからの電波の放射を抑制しつつ通信装置から送信信号を出力可能であるとともに、その送信電力の低下を抑制できる通信システムおよび通信装置を提供する。
【解決手段】中継装置20のコネクタ204と接続可能なコネクタ106が通信装置10に設けられており、通信装置10の選択部103において、送信信号の出力先として、通信装置10の本体アンテナ103またはコネクタ106の何れか一方が選択される。コネクタ106および204が接続された状態で、選択部103においてコネクタ106が送信信号の出力先として選択されると、通信装置10の送信信号は中継装置20を介し外部アンテナ30から出力される。このとき、送信信号は、中継装置20の増幅部203において、コネクタ204と外部アンテナ30との間における伝送損失に応じた増幅率をもって増幅される。
【選択図】図2

Description

本発明は通信システムに係り、特に、携帯電話などの通信装置から発せられる電波がその周辺の電子機器に与える影響を低減するための通信システムおよび通信装置に関するものである。
近年、携帯電話の利用者の増加に伴って通信環境の整備が進み、屋外屋内を問わず、あらゆる場所で携帯電話の利用が可能になっている。その結果、携帯電話の電波が至るところで放射されるようなり、電波の干渉によって生じる電子機器の誤動作が社会的な問題になっている。
特に、医療用の電子機器や航空機の電子制御システムなど、誤動作の発生が取り返しのつかない事故を引き起こす機器の周囲では、携帯電話の電源を切るか、少なくとも電波の送受信を停止させた状態に設定することが求められている。
したがって、携帯電話の利用者は、その使用が禁じられている施設や乗り物などにおいて、公衆電話などの代替の通信手段を利用する必要がある。しかしながら、多くの利用者は、通話相手の電話番号を携帯電話のメモリーに記憶させているため、携帯電話の電源を切った状態ではこれを参照することができない。そのため、携帯電話に入力した電話帳を紙の電話帳に書き写すなどの手間が必要となり、利用者にとって著しく不便である。
また、公衆電話には電子メールの送受信機能がないため、これを利用することができないという不利益もある。
携帯電話の利用を可能にしつつ、その本体アンテナから放射される電波の影響を低減する方法として、例えば、特許文献1に記載された無線通信装置におけるアンテナの切り替え機能を利用する方法が考えられる。
すなわち、携帯電話の本体アンテナとは別に、携帯電話の使用禁止区域の外に外部アンテナを設置しておき、この使用禁止区域内で携帯電話を使用する場合は、携帯電話と外部アンテナとを有線で接続し、送受信に利用するアンテナを、本体アンテナから外部アンテナへ切り替えるものである。これにより、携帯電話の利用を可能にしつつ、電波の放射による電子機器の誤動作を防止することができる。
特開平11−284555号公報
ところで、上記のように携帯電話と外部アンテナとの間を有線で接続すると、その接続経路上の電線やコネクタにおいて損失が生じる。しかしながら、上述の方法ではこの損失が考慮されていないため、特に送信電力の低下によって通信品質が劣化してしまうという不利益がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、通信装置の本体アンテナから電波を放射させることなく通信装置から送信信号を出力させることが可能であるとともに、その送信電力の低下を抑えることができる通信システムおよび通信装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る通信システムは、外部アンテナと、通信装置と、上記通信装置より出力される送信信号を上記外部アンテナへ中継可能な中継装置とを有し、上記通信装置は、本体アンテナと、第1のコネクタと、上記本体アンテナまたは上記第1のコネクタの何れか一方を送信信号の出力先として選択する選択手段とを含み、上記中継装置は、上記第1のコネクタと接続可能な第2のコネクタと、上記第2のコネクタより入力される上記送信装置の送信信号を、上記第2のコネクタと上記外部アンテナとの間における伝送損失に応じた増幅率をもって増幅し、上記外部アンテナへ出力する増幅手段とを含むことを特徴とする。
上記通信装置は、送信信号の周波数帯域に関連する第1の情報を上記第1のコネクタへ出力する第1の情報出力手段を含み、上記増幅手段は、上記第2のコネクタより入力される上記第1の情報に応じて上記送信信号の増幅率を設定しても良い。
また、上記通信装置は、上記本体アンテナより出力される送信信号に対して上記第1のコネクタおよび上記第2のコネクタを経由して出力される送信信号が減衰する度合いに関連する第2の情報を上記第1のコネクタへ出力する第2の情報出力手段を含み、上記増幅手段は、上記第2のコネクタより入力される上記第1の情報および上記第2の情報に応じて送信信号の増幅率を設定しても良い。
また、上記中継装置は、送信信号の周波数帯域を検出する帯域検出手段を含み、上記増幅手段は、上記帯域検出手段の検出結果に応じて送信信号の増幅率を設定しても良い。
本発明の第2の観点に係る通信装置は、本体アンテナと、中継装置を備えた外部アンテナに接続されるコネクタと、上記本体アンテナと上記コネクタの何れか一方を送信信号の出力先として選択する選択手段と、送信信号の周波数帯域に関連する第1の情報を上記コネクタに出力する第1の情報出力手段と、本体アンテナより出力される送信信号に対して上記コネクタを経由して出力される送信信号が減衰する度合いに関連する第2の情報を上記コネクタへ出力する第2の情報出力手段とを備え、上記第1の情報および上記第2の情報に応じた増幅率をもって送信信号を増幅する制御を行うよう上記中継装置に要求することを特徴とする。
本発明によれば、通信装置の本体アンテナから電波を放射させることなく通信装置から送信信号を出力させることが可能であるとともに、その送信電力の低下を抑えることができる。
以下、本発明の3つの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の実施形態に係る通信システムの構成例を図解した図である。
図1に例示する通信システムは、携帯電話等の通信装置10と、通信装置10の使用が禁止された建物の外に設置される外部アンテナ30と、この建物の各部屋に設置された中継装置20とを有する。
なお、通信装置10は、本発明の通信装置の一実施形態である。
中継装置20は、本発明の中継装置の一実施形態である。
外部アンテナ30は、本発明の外部アンテナの一実施形態である。
図1に示すように、通信装置10は、中継装置20と接続可能であり、この中継装置20とケーブル40とを介して外部アンテナ30に接続される。
通信装置10と中継装置20とが接続された状態において、通信装置10の送信信号は外部アンテナ30から送出されるとともに、外部アンテナ30の受信信号は通信装置10へ入力される。
図2は、図1に示す通信装置10および中継装置20の構成例を示すブロック図である。
図2に例示する通信装置10は、制御部101と、通信処理部102と、選択部103と、本体アンテナ104と、入出力部105と、コネクタ106と、記憶部107と、表示制御部108と、キー制御部109とを有する。
また、図2に例示する中継装置20は、制御部201と、入出力部202と、増幅部203と、コネクタ204と、記憶部205と、電源供給部206とを有する。
なお、選択部103は、本発明の選択手段の一実施形態である。
本体アンテナ104は、本発明の本体アンテナの一実施形態である。
コネクタ106は、本発明の第1のコネクタの一実施形態である。
増幅部203は、本発明の増幅手段の一実施形態である。
コネクタ204は、本発明の第2のコネクタの一実施形態である。
[制御部101]
制御部101は、通信装置10の全体的な動作に係わる種々の処理を行う。
例えば、制御部101は、入出力部105において中継装置20から所定の信号が入力されるか否かを監視することにより、通信装置10と中継装置20との接続を検知し、この検知結果に応じて、選択部103におけるアンテナの選択を制御する。
すなわち、通信装置10と中継装置20とが接続されることにより、中継装置20からの所定の信号が入出力部105に入力された場合、制御部101は、送信信号の出力先および受信信号の入力先を本体アンテナ104からコネクタ106へ切り替えるように、選択部103を制御する。また、通信装置10と中継装置20とが切り離されることにより、中継装置20からの信号入力が途絶えた場合、制御部101は、送信信号の出力先および受信信号の入力先をコネクタ106から本体アンテナ104へ切り替えるように、選択部103を制御する。
以降の説明では、送信信号の出力先および受信信号の入力先としてコネクタ106が選択される動作モードを有線モード、本体アンテナ104が選択される動作モードを無線モードと呼ぶことにする。
制御部101は、上記のようにして動作モードを有線モードに設定した場合、中継装置20の増幅部203における増幅率を設定するための情報を生成し、生成した情報を入出力部105からコネクタ106へ出力させる。
例えば、制御部101は、送受信信号の周波数帯域に関連する情報を生成し、これを第1の情報として入出力部105からコネクタ106へ出力させる。
第1の情報は、中継装置20の制御部201において、コネクタ204から外部アンテナ30までの伝送損失を求めるために用いられる。
また、制御部101は、有線モードにおける通信装置10内部の伝送損失に関連する情報を生成し、これを第2の情報として入出力部105からコネクタ106へ出力させる。
例えば、制御部10は、本体アンテナ104において入出力される送受信信号に対してコネクタ106および204を経由して入出力される送受信信号が減衰する度合いに関連する情報を、第2の情報として生成する。この場合、第2の情報は、主として選択部103からコネクタ106および204の接続部にかけての伝送損失に関連する。
なお、上述した第2の情報は送信装置10に固有の情報であり、後述するように、予め記憶部107に記憶されている。制御部101は、第1の情報に応じた適切な第2の情報を記憶部107から読み出して、入出力部105から出力させる。
以上のような処理の他に、制御部101は、動作モードを有線モードに設定した場合、通信装置10の移動に伴う通信環境の変動を補償するための所定の通信処理(ダイバシティ受信処理など)を停止させるように、後述の通信処理部102を制御する。
また、制御部101は、表示制御部108やキー制御部109などのユーザーインターフェース部を制御して、利用者の操作に応じた種々の処理を行う。
[通信処理部102]
通信処理部102は、音声や画像、文字などの送信すべき情報を所定の変調方式で変調し、送信信号を生成する。また、受信信号を所定の復調方式で復調し、音声、画像、文字などの受信情報を再生する。
また、通信処理部102は、通信装置10の移動に伴う通信環境の変動を補償するための所定の通信処理を行う。例えば、フェージング現象による受信性能の劣化を抑えるため、ダイバシティ受信処理などを行う。
なお、こうした通信処理は、通信装置10が移動することを前提とした処理であり、固定された外部アンテナ30により通信を行う有線モードでは不要であるため、通信処理部102は、制御部101によって有線モードに設定された場合、こうした通信処理を停止させる。これにより、処理内容が簡略化され、消費電力が削減される。
[選択部103]
選択部103は、通信処理部102において生成される送信信号の出力先、および、通信処理部102において処理される受信信号の入力先として、本体アンテナ104またはコネクタ106の何れか一方を選択する。
選択部103は、例えば半導体スイッチやリレーを有しており、通信処理部102における送受信信号の入出力端子と、本体アンテナ104またはコネクタ106の何れか一方とを電気的に接続し、他方を電気的に切り離す。
[本体アンテナ104]
本体アンテナ104は、通信装置10の本体に付属するアンテナであり、無線モードにおいて送受信信号の入出力に使用される。
[入出力部105]
入出力部105は、制御部101の制御に基づいて、コネクタ106における制御信号の入出力処理を行う。
[コネクタ106]
コネクタ106は、中継装置20のコネクタ204と接続可能であり、両者が接続された状態において、選択部103において入出力される送受信信号や、入出力部105において入出力される各種の制御信号を伝送する。
[記憶部107]
記憶部107は、通信装置10の処理動作に必要な種々の情報を記憶する。
例えば、記憶部107は、有線モードにおいて通信装置10から中継装置20へ出力する上述した第1の情報と第2の情報とを関連付けて記憶する。
以下に示す表1は、記憶部107に記憶されるこれらの情報の一例である。
表1において、「方式」の欄には第1の情報が示されており、「通信装置内部のロス」の欄には第2の情報が示されている。
表1によると、例えば1.5GHzのPDC(personal digital cellular)
方式の場合、本体アンテナ104において入出力される送受信号に対し、コネクタ106および204を経由して入出力される送受信信号は3dBmの損失を生じる。
[表示制御部108]
表示制御部108は、LCD等の図示しない表示部において画像を表示させるための処理を行う。
[キー制御部109]
キー制御部109は、ボタンスイッチ等の図示しないキー入力部に対して行なわれる利用者のキー入力操作に応じた信号を生成する。
なお、図2の例において、通信処理部102、入出力部105、記憶部107、表示制御部108、およびキー制御部109は、共通のバスB1に接続されている。これらのユニットと制御部101との間における制御信号やデータの受け渡しは、このバスB1を介して行なわれる。
[制御部201]
制御部201は、中継装置20の全体的な動作に係わる種々の処理を行う。
例えば、制御部201は、コネクタ204から入出力部202を介して入力される上述した第1の情報および第2の情報に応じて、増幅部203における送信信号および受信信号の増幅率をそれぞれ設定する。
すなわち、制御部201は、通信装置10から第1の情報として与えられる送受信信号の周波数帯域の情報に基づいて、その周波数帯域におけるコネクタ204から外部アンテナ30までの伝送損失(主として中継装置10から外部アンテナ30までのケーブルによって生じる伝送損失)に関する情報を記憶部205から読み出す。そして、この読み出した伝送損失の情報と、通信装置10から第2の情報として与えられる通信装置10内部の伝送損失に関する情報とに基づいて、増幅部203における増幅率を設定する。
[入出力部202]
入出力部202は、制御部201の制御に基づいて、コネクタ204における制御信号の入出力処理を行う。
また、入出力部202は、通信装置10においてコネクタ106および204の接続を検知させるための所定の信号をコネクタ204から出力させる。
[増幅部203]
増幅部203は、コネクタ204と外部アンテナ30との間で伝送される送受信信号を、制御部201によって設定される増幅率で増幅する。
[コネクタ204]
コネクタ204は、通信装置10のコネクタ106と接続可能であり、両者が接続された状態において、外部アンテナ30において入出力される送受信信号や、入出力部202において入出力される各種の制御信号を伝送する。
[記憶部205]
記憶部205は、中継装置20の処理動作に必要な種々の情報を記憶する。
例えば、中継装置20から外部アンテナ30までの伝送損失に関する情報と上述した第1の情報とを関連付けて記憶する。
以下に示す表2は、記憶部205に記憶されるこれらの情報の一例である。
表2において、「方式」の欄には第1の情報が示されており、「外部アンテナのロス」の欄には第2の情報が示されている。
表2によると、例えば1.5GHzのPDC方式の場合、中継装置20から外部アンテナ30までの伝送損失は2dBmである。
[電源供給部206]
電源供給部206は、中継装置20の各構成ユニットに電源を供給する。
電源供給部206は、例えば、図示しないケーブルを介して入力される交流ライン電圧を直流電圧に変換することにより生成した電源電圧を各構成ユニットに供給しても良いし、あるいは、コネクタ106および204を介して入力される通信装置10のバッテリ電圧を各構成ユニットに供給しても良い。
なお、図1の例において、入出力部202、増幅部203、および記憶部205は、共通のバスB2に接続されている。これらのユニットと制御部201との間における制御信号やデータの受け渡しは、このバスB2を介して行なわれる。
次に、上述した構成を有する本実施形態に係る通信システムの動作について、図3および図4のフローチャートを参照して説明する。
図3は、本実施形態に係る通信装置10における処理の流れを図解したフローチャートである。
通信装置10と中継装置20とが切り離されている状態において、通信装置10は無線モードで動作する(ステップST100)。すなわち、選択部103において本体アンテナ104と通信処理部102とが接続され、送受信信号は本体アンテナ10において入出力される。
この無線モードにおいて、制御部101は、入出力部105に中継装置20からの所定の信号が入力されるか否かを監視する(ステップST110)。所定信号の入力が確認された場合、制御部101は、送受信信号の入出力先を本体アンテナ104からコネクタ106へ切り替える(ステップST120)。
また、制御部101は、送受信信号の周波数帯域を示す第1の情報を入出力部105からコネクタ106へ出力させるとともに、この第1の情報に対応した第2の情報を記憶部107から読み出して入出力部105からコネクタ106へ出力させる(ステップST130)。
以降、通信装置10は、有線モードにおいて通信を行う(ステップST140)。
有線モードにおいても、無線モードと同様に、制御部101は、入出力部105に中継装置20からの所定の信号が入力されるか否かを監視する(ステップST150)。中継装置20からの信号入力が途絶えた場合、制御部101は、送受信信号の入出力先をコネクタ106から本体アンテナ104へ切り替えて(ステップST160)、再び無線モードの処理に戻る(ステップST100)。
図4は、本実施形態に係る中継装置20における処理の流れを図解したフローチャートである。
制御部201は、コネクタ204から入出力部202へ上述した第1の情報および第2の情報が入力されると(ステップST210)、この入力した情報に基づいて、増幅部203の増幅率を設定する(ステップST220)。
例えば、送信信号に関して表1および表2に示す情報が記憶部107および記憶部205に記憶されており、このうち第1の情報として方式NO.1(PDC 1.5GHz)が、第2の情報として3dBmの伝送損失を示す情報が、それぞれコネクタ204から入力されるものとする。
この場合、制御部201は、記憶部205に記憶される表2の情報から、方式NO.1に対応する伝送損失として2dBmを取得する。
これにより、通信装置10内部の伝送損失が3dBm、中継装置20から外部アンテナ30までの伝送損失が2dBmとなり、合計で5dBmの損失を生じることが分かるため、制御部201は、この5dBmの合計損失が補われるように増幅部203の増幅率を設定する。
仮に、無線モードにおいて本体アンテナ104から10dBmの送信信号が出力されるものとすると、増幅部203の増幅率が0dBの場合、外部アンテナ30から出力される送信信号の電力は5dBm(=10[dBm]−(2+3)[dBm])まで減衰してしまう。この場合、制御部201は、外部アンテナ30から出力される送信信号の電力が本体アンテナ104と同じ10dBmとなるように、増幅部203の増幅率を設定する。
受信信号の増幅率についても、上述した送信信号と同様に増幅率を設定する。
すなわち、表1および表2に示すような情報が受信信号についても記憶部107および記憶部205にそれぞれ記憶されており、制御部201は、コネクタ204から入力される第1および第2の情報と、記憶部205に記憶される伝送損失の情報とに基づいて、受信信号に対する増幅部203の増幅率を設定する。
以上説明したように、本実施形態に係る通信システムによると、中継装置20のコネクタ204と接続可能なコネクタ106が通信装置10に設けられており、通信装置10の選択部103において、送信信号の出力先として、通信装置10の本体アンテナ103またはコネクタ106の何れか一方が選択される。コネクタ106および204が接続された状態で、選択部103においてコネクタ106が送信信号の出力先として選択されると、通信装置10の送信信号は、中継装置20を介し外部アンテナ30から出力される。このとき、送信信号は、中継装置20の増幅部203において、コネクタ204と外部アンテナ30との間における伝送損失に応じた増幅率をもって増幅される。
したがって、通信装置10を中継装置20に接続して使用することにより、通信装置10の周囲に電波を放射することなく、通信装置10から信号を送信することが可能になるとともに、増幅部203における信号の増幅作用によってコネクタ204と外部アンテナ30との間における伝送損失を補償することにより、外部アンテナ30における送信電力の低下を抑えることができる。
また、送信信号の周波数帯域に関連する第1の情報が制御部101の制御によってコネクタ106から出力され、コネクタ204および入出力部202を介して制御部201に入力される。そして、この第1の情報に応じて、増幅部203における増幅率が設定される。
したがって、送信信号の周波数帯域に応じた伝送損失の変化も補償することが可能になり、外部アンテナ30における送信電力の補償精度を向上させることができる。
さらに、本体アンテナ104より出力される送信信号に対してコネクタ106およびコネクタ204を経由して出力される送信信号が減衰する度合いに関連する第2の情報が制御部101の制御によってコネクタ106から出力され、コネクタ204および入出力部202を介して制御部201に入力される。そして、この第2の情報と第1の情報とに応じて、増幅部203における増幅率が設定される。
これにより、コネクタ204と外部アンテナ30との間における伝送損失に加えて、送信装置10内部で生じる伝送損失についても補償することができるため、外部アンテナ30における送信電力の補償精度をさらに向上させることができる。
また、通信装置10と中継装置20との接続状態が制御部101において監視されており、この監視結果に応じて、選択部103における選択が自動的に切り替えられるため、利用者が手動で選択を切り替える必要がなくなり、操作を簡易化することができる。
加えて、上述した実施形態によると、送信信号の出力先のみならず受信信号の入力先についても、本体アンテナ104またはコネクタ106の何れか一方が選択部103において選択される。そして、増幅部203において、外部アンテナ30からの受信信号が増幅されてコネクタ204に出力され、コネクタ106および選択部103を介して通信処理部102に入力される。
このように、外部アンテナ30において受信された信号が増幅されて通信処理部102に入力されるため、より安定した受信信号を得ることが可能になり、通信品質が向上する。
なお、上述した実施形態では、送信装置10が接続されていない場合でも、中継装置20の制御部201が常に送信装置10からの情報入力を待ち受けているため、この待ち受け状態を維持するための電力が消費されている。
図5は、こうした消費電力の削減を可能とする中継装置20Aの構成例を示すブロック図であり、図2と図5の同一符号は同一の構成要素を示す。
図6は、この中継装置20Aにおける処理の流れを図解したフローチャートであり、図3と図6の同一符号は同一内容のステップを示す。
図5に示す中継装置20Aは、図2における制御部201を制御部201Aに置き換えたものである。
制御部201Aは、コネクタ106と204との接続状態に応じて動作モードを変化させる点において制御部201と異なる。
すなわち、制御部201Aは、コネクタ106と204との接続状態を監視しており、両者が接続された場合、動作モードを通常モードへ移行させる(ステップST200,ST202)。通常モードにおいて、制御部201Aは制御部201と同様な処理を行う(ステップST210,ST220)。
また、制御部201Aは、コネクタ106と204とが切り離された場合、動作モードをスリープモードへ移行させる(ステップST230,ST240)。
スリープモードでは、例えばクロック信号の周波数が低下した状態、あるいはクロック信号が停止した状態となり、電力の無駄な消費が抑えられる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について述べる。
第2の実施形態は、送信信号の帯域を検出する手段を中継装置に設けたものである。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る中継装置20Bの構成の一例を示すブロック図であり、図7と図2の同一符号は同一の構成要素を示す。
図7に例示する中継装置20Bは、図2に例示する中継装置20における制御部201の代わりとして制御部201Bを有するとともに、本発明の帯域検出手段の実施形態である帯域検出部207を有する。その他の構成については、中継装置20と同じである。
帯域検出部207は、増幅部203において増幅される送信信号および受信信号の周波数帯域を検出する。
例えば、帯域検出部207は、送信信号および受信信号を検波した結果に基づいて、これらの信号が表1や表2に示す方式の何れに対応する信号であるかを検出する。
図8は、中継装置20Bにおける処理の流れを図解したフローチャートである。
制御部201Bは、入出力部105より出力される所定の信号がコネクタ106および204を介して入出力部202に入力されるか否かを監視し、この監視結果に基づいて、コネクタ106とコネクタ204との接続を検知する(ステップST200)。
両者が接続されたことを検知すると、制御部201Bは、送信装置10から出力される情報を入出力部202から入力し(ステップST210)、この入力情報に第1の情報が含まれているか否かを判定する(ステップST212)。
第1の情報が含まれていない場合、制御部201Bは、帯域検出部207において送受信信号の帯域を検出させ(ステップST216)、この検出結果に応じた伝送損失(コネクタ204から外部アンテナ30までの伝送損失)を記憶部205から取得する。そして、この取得した伝送損失に基づいて、増幅部203の増幅率を設定する(ステップST220)。
ステップST212において第1の情報が含まれていると判定した場合、制御部201Bは、この第1の情報に応じた伝送損失を記憶部205から取得し、この伝送損失に基づいて、増幅部203の増幅率を設定する(ステップST220)。
なお、入出力部202から入力した情報に第2の情報が含まれる場合、制御部201Bは、この第2の情報と、記憶部205から取得した伝送損失とに基づいて、増幅部203の増幅率を設定する。
以上説明した中継装置20Bを有する通信システムによれば、通信装置10において第1の情報が生成されない場合であっても、帯域検出部207において検出された周波数帯域に応じて、送受信信号の増幅率が設定される。
したがって、中継装置20Bの記憶部205に登録されていない未知の通信方式の通信装置が接続された場合でも、中継装置20Bにおいて適切な増幅率を設定することが可能になる。これにより、さまざまな種類の通信装置を本通信システムで使用することが可能になり、利用者の利便性を高めることができる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について述べる。
第3の実施形態は、通信システムの利用者を認証し、その利用状況を記録して課金処理を行う手段を設けたものである。
図9は、本発明の実施形態に係る通信装置10Cおよび中継装置20Cの構成例を示すブロック図であり、図9と図2の同一符号は同一の構成要素を示す。
図9に例示する通信装置10Cは、図2に例示する通信装置10における制御部101の代わりとして制御部101Cを有する。その他の構成については、通信装置10と同じである。
図9に例示する中継装置20Bは、図2に例示する中継装置20における制御部201の代わりとして制御部201Cを有するとともに、入出力部208を有する。その他の構成については、中継装置20と同じである。
制御部201Cは、コネクタ106とコネクタ204とが接続されたことを検知した場合、予め記憶部107に記録された認証情報を読み出して、入出力部105からコネクタ106へ出力させる。すなわち、図3のステップST130において、上述した第1の情報および第2の情報に加えて、記憶部107から読み出した認証情報を、入出力部105からコネクタ106へ出力させる。
その他の処理については、制御部201と同様である。
入出力部208は、制御部201Cと後述する認証処理装置50および利用状況記録装置60との間で信号をやり取りするための処理を行う。入出力部208と認証装置50および利用状況記録装置60とは、ケーブル42を介して接続される。
図10は、本実施形態に係る認証処理装置50、利用状況記録装置60および課金処理装置70と中継装置20C−1〜20C−n(nは2以上の整数を示す)との接続関係を図解した図である。
図10の例において、中継装置20C−1〜20C−nにはそれぞれ通信装置10C−1〜10C−nが接続されている。
なお、通信装置10C−1〜10C−nは図9に示す通信装置10Cと同等の構成を有し、中継装置20C−1〜20C−nは図9に示す中継装置20Cと同等の構成を有する。
認証処理装置50は、中継装置20C−i(iは1からnまでの整数を示す)と通信装置10C−iとの接続を通知する通知信号が入力された場合に、この通知信号とともに入力される認証情報が予め登録された情報に合致するか否かを検査し、この検査結果に基づいて、通信システムの使用を許可するか否かを決定する。
また、認証処理装置50は、上記の検査の際に、入力される認証情報に対応する認証処理装置50の認証対象が課金処理装置70において通信システムの使用を許可されているか否か調査し、使用が許可されている場合に限り、当該認証対象による通信システムの使用を許可する。
利用状況記録装置60は、認証処理装置50において通信システムの使用が許可された場合、この使用許可を受けた認証処理装置50の認証対象を識別する情報(利用者のID番号など)に関連付けて、通信システムの所定の利用状況を示す情報を記録する。
例えば、利用状況記録装置60は、利用状況を示す情報として、中継装置20C−iと通信装置10C−iとの接続回数や接続時間、中継装置20C−iにおける送受信信号の中継時間を記録する。これらの情報を記録する場合、利用状況記録装置60は、中継装置20C−iより出力される通知信号を参照する。
課金処理装置70は、利用状況記録装置60によって記録された利用状況に基づいて、認証処理装置60の認証対象ごとに所定の課金処理を行う。
例えば、課金処理装置70は、利用状況記録装置60において記録された接続回数や接続時間、中継時間などの数値に基づいて、通信システムの使用料金を利用者ごとに算出し、その支払予定日を設定する。また、使用料金の支払いの有無に関する情報を入力し、上記の支払予定日を過ぎて支払いが未了の利用者については、通信システムの利用禁止を示す情報を設定する。この利用禁止情報が設定された利用者(認証処理装置50の認証対象)は、認証処理装置50において通信システムの使用が禁止される。
次に、上述した構成を有する本実施形態に係る通信システムの動作について、図11のフローチャートを参照して説明する。
図11は、中継装置20C−iにおける処理の流れを図解したフローチャートである。
制御部201Cは、入出力部105より出力される所定の信号がコネクタ106および204を介して入出力部202に入力されるか否かを監視し、この監視結果に基づいて、コネクタ106とコネクタ204との接続を検知する(ステップST200)。
両者が接続されたことを検知すると、制御部201Cは、送信装置10C−iから出力される上述した第1の情報および第2の情報を入出力部202より入力する。また、コネクタ106とコネクタ204とが接続されたことを通知する通知信号を生成し、これを入出力部208から認証処理装置50および利用状況記録装置60へ出力させる。さらに、送信装置10C−iから出力される認証情報を入出力部208から認証処理装置50へ転送させる(ステップST204)。
接続の通知信号とともに認証情報が入力されると、認証処理装置50は、入力された認証情報が予め登録された情報に合致するか否かを検査するとともに、この認証情報に対応する認証対象が課金処理装置70において通信システムの使用を許可されているか否か調査する。そして、認証処理装置50は、これらの検査や調査の結果に基づいて、接続された通信装置10C−iによる通信システムの使用を許可するか否か決定し、この決定を認証処理結果として認証情報の出力元の中継装置20C−iならびに利用状況記録装置60へ出力する。
認証処理装置50における上述した認証処理結果が入出力部208において受信されると(ステップST206)、制御部201Cは、その認証処理結果において通信システムの使用が許可されているか否かを調べ(ステップST208)、使用が許可されている場合、上述した第1の情報および第2の情報に基づいて増幅部203における増幅率を設定する(ステップST220)。
また、認証処理結果において通信システムの使用が禁止された場合、制御部201Cは、送信装置10C−iと外部アンテナ30との間における送受信信号の中継を切断する。例えば、増幅部203における増幅信号の出力レベルを一定レベルに保持させたり、通信処理が不能になる程度まで増幅率を下げたりすることにより、送受信信号の中継を切断する(ステップST222)。
さらに、制御部201Cは、コネクタ106および204の接続後も両者の接続状態を監視し、コネクタ106とコネクタ204との接続が開放された場合、その開放を通知する通知信号を入出力部208から利用状況記録装置60へ出力させる(ステップST230,ST232)。
利用状況記録装置60は、認証処理装置50において通信システムの使用が許可された場合、この使用許可を受けた認証対象の識別情報に関連付けて、通信システムの利用状況を示す情報を記録する。例えば、中継装置20C−iから出力される通知信号を監視し、接続の開始時刻と終了時刻を記録する。
課金処理装置70は、利用状況記録装置60によって記録された利用状況の情報を例えば一定期間ごとに読み出して、認証処理装置60の認証対象ごとに所定の課金処理を行う。
以上説明したように、本実施形態に係る通信システムによれば、中継装置20Cに接続された通信装置10Cによる通信システムの使用の許可/禁止を認証情報に基づいて決定することが可能であり、予め登録されていない者による通信システムの利用を制限することができる。
また、認証対象ごとに利用状況が記録されるため、通信システムの利用状況を人手に依らず自動的に記録することができる。
さらに、記録した利用状況に基づいて、認証対象ごとに課金を行うことが可能であり、通信システムの課金に関する管理を人手に依らず自動化することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、例えば次に述べるような種々の改変が可能である。
通信装置と中継装置との接続検知方法は、上述した実施形態の方法に限定されない。例えば、通信装置と中継装置との接続/開放に応じた信号を発生する装置を、通信装置や中継装置の内部に設けて、これを制御部に認識させても良い。
上述した実施形態において、選択部103における切り替えは、通信装置と中継装置との接続を検知した結果に応じて自動的に行なわれているが、この例に限らず、例えば通信装置10のユーザーインターフェース部を操作することにより利用者が手動でこの選択を切り替えても良い。
上述した実施形態では、受信信号と送信信号とでそれぞれ個別に増幅率が設定されているが、この例に限らず、通信性能が許容される範囲内であれば、両者の増幅率を同一にしても良い。この場合、記憶部107および205に記憶させる情報を送信信号用と受信信号用とで兼用しても良い。
上述した実施形態では、受信信号の増幅を行っているが、受信性能が許容される範囲内であれば、受信信号の増幅を行わなくても良い。
また、有線モードにおいては、少なくとも送信信号の本体アンテナからの放射が防止されれば良いので、通信装置において受信信号用と送信信号用の本体アンテナがそれぞれ別に設けられている場合には、本通信システムにおいて受信信号の中継を行わなくても良い。
上述した実施形態では、通信装置の使用禁止区域の外に外部アンテナを設置する例が説明されているが、こうした外部アンテナの代わりに、通信装置の基地局との接続手段を設けても良い。
上述した実施形態において、認証情報は通信装置10から自動的に入力されるが、この例に限らず、例えばICカード・リーダやキーボードなどの入力装置によって認証情報を認証処理装置に入力しても良い。
図10の例では、認証処理装置50、利用状況処理装置60、および課金処理装置70がそれぞれ別の装置として描かれているが、これらの一部または全部を同一の処理装置に収容しても良い。また、これらの装置における機能の一部または全部をコンピュータ上で動作するソフトウェアによって実現しても良い。
本発明の実施形態に係る通信システムの構成例を図解した図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信装置および中継装置の構成例を示すブロック図である。 図2に示す通信装置における処理の流れを図解したフローチャートである。 図2に示す中継装置における処理の流れを図解したフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る中継装置の他の構成例を示すブロック図である。 図5に示す中継装置における処理の流れを図解したフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る中継装置の構成例を示すブロック図である。 図7に示す中継装置における処理の流れを図解したフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る通信装置および中継装置の構成例を示すブロック図である。 認証処理装置、利用状況記録装置および課金処理装置と中継装置との接続関係を図解した図である。 図9に示す中継装置における処理の流れを図解したフローチャートである。
符号の説明
10,10C…通信装置、20,20A,20B,20C…中継装置、30…外部アンテナ、40,42…ケーブル、50…認証処理装置、60…利用状況記録装置、70…課金処理装置、101,101C,201,201A,201B,201C…制御部、102…通信処理部、103…選択部、104…本体アンテナ、105,202,208…入出力部、106,204…コネクタ、107,205…記憶部、108…表示制御部、109…キー制御部、203…増幅部、206…電源供給部、207…帯域検出部

Claims (14)

  1. 外部アンテナと、
    通信装置と、
    上記通信装置より出力される送信信号を上記外部アンテナへ中継可能な中継装置と、
    を有し、
    上記通信装置は、
    本体アンテナと、
    第1のコネクタと、
    上記本体アンテナまたは上記第1のコネクタの何れか一方を送信信号の出力先として選択する選択手段と、を含み、
    上記中継装置は、
    上記第1のコネクタと接続可能な第2のコネクタと、
    上記第2のコネクタより入力される上記送信装置の送信信号を、上記第2のコネクタと上記外部アンテナとの間における伝送損失に応じた増幅率をもって増幅し、上記外部アンテナへ出力する増幅手段と、を含むことを特徴とする
    通信システム。
  2. 上記通信装置は、送信信号の周波数帯域に関連する第1の情報を上記第1のコネクタへ出力する第1の情報出力手段を含み、
    上記増幅手段は、上記第2のコネクタより入力される上記第1の情報に応じて上記送信信号の増幅率を設定することを特徴とする
    請求項1に記載の通信システム。
  3. 上記通信装置は、上記本体アンテナより出力される送信信号に対して上記第1のコネクタおよび上記第2のコネクタを経由して出力される送信信号が減衰する度合いに関連する第2の情報を上記第1のコネクタへ出力する第2の情報出力手段を含み、
    上記増幅手段は、上記第2のコネクタより入力される上記第1の情報および上記第2の情報に応じて送信信号の増幅率を設定することを特徴とする
    請求項2に記載の通信システム。
  4. 上記中継装置は、送信信号の周波数帯域を検出する帯域検出手段を含み、
    上記増幅手段は、上記帯域検出手段の検出結果に応じて送信信号の増幅率を設定することを特徴とする
    請求項1から3の何れか一に記載の通信システム。
  5. 上記通信装置は、上記中継装置との接続を検知する第1の接続検知手段を含み、
    上記選択手段は、上記第1の接続検知手段において接続が検知された場合、送信信号の出力先として上記第1のコネクタを選択することを特徴とする
    請求項1から4の何れか一に記載の通信システム。
  6. 上記選択手段は、上記本体アンテナまたは上記第1のコネクタの何れか一方を受信信号の入力先として選択し、
    上記増幅手段は、上記外部アンテナからの受信信号を増幅して上記第2のコネクタへ出力することを特徴とする
    請求項1から5の何れか一に記載の通信システム。
  7. 上記通信装置は、フェージング現象による受信性能の劣化を抑える所定の受信処理を行い、上記選択手段において上記第1のコネクタが受信信号の入力先として選択された場合に当該受信処理を停止する通信処理手段を有することを特徴とする
    請求項6に記載の通信システム。
  8. 上記中継装置と上記通信装置とが接続されたことを通知する通知信号が入力された場合に、入力される認証情報が予め登録された情報に合致するか否かを検査し、当該検査結果に基づいて、上記通信システムの使用を許可するか否かを決定する認証処理装置を有し、
    上記中継装置は、
    上記通信装置との接続を検知し、当該検知結果に応じて上記通知信号を出力する第2の接続検知手段と、
    上記認証処理装置において使用が禁止された場合に、上記送信装置と上記外部アンテナとの間における信号の中継を切断する中継切断手段と、を含むことを特徴とする
    請求項1から7の何れか一に記載の通信システム。
  9. 上記通信装置は、上記選択手段において上記第1のコネクタが送信信号の出力先として選択された場合、予め設定された上記認証情報を上記第1のコネクタへ出力する認証情報出力手段を含み、
    上記第2の接続検知手段は、上記通信装置との接続を検知した場合、上記第2のコネクタより入力される上記認証情報を上記認証処理装置へ出力することを特徴とする
    請求項8に記載の通信システム。
  10. 上記認証処理装置において上記通信システムの使用が許可された場合、当該使用許可を受けた上記認証処理装置の認証対象を識別する情報に関連付けて、通信システムの所定の利用状況を示す情報を記録する利用状況記録装置を有することを特徴とする
    請求項8または9に記載の通信システム。
  11. 上記利用状況記録装置は、上記利用状況を示す情報として、少なくとも、上記中継装置と上記通信装置の接続回数もしくは接続時間、または、上記中継装置における送信信号の中継時間を記録することを特徴とする
    請求項10に記載の通信システム。
  12. 上記利用状況記録装置に記録された上記利用状況を示す情報に基づいて、上記認証処理装置の認証対象ごとに所定の課金処理を行う課金処理装置を有することを特徴とする
    請求項10または11に記載の通信システム。
  13. 本体アンテナと、
    中継装置を備えた外部アンテナに接続されるコネクタと、
    上記本体アンテナと上記コネクタの何れか一方を送信信号の出力先として選択する選択手段と、
    送信信号の周波数帯域に関連する第1の情報を上記コネクタに出力する第1の情報出力手段と、
    本体アンテナより出力される送信信号に対して上記コネクタを経由して出力される送信信号が減衰する度合いに関連する第2の情報を上記コネクタへ出力する第2の情報出力手段とを備え、
    上記第1の情報および上記第2の情報に応じた増幅率をもって送信信号を増幅する制御を行うよう上記中継装置に要求することを特徴とする
    通信装置。
  14. 上記中継装置における上記制御のオンとオフを所定の入力操作に応じて切り替えるユーザーインターフェース手段を有し、
    上記選択手段は、上記ユーザーインターフェース手段による上記切り替えに連動して、送信信号の出力先の選択を切り替えることを特徴とする
    請求項13に記載の通信装置。
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