JP2008210544A - 放電管調光装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】高圧発生回路の位相遅れを防止して、異常動作を防止した放電管調光装置を提供することを目的とする。
【解決手段】高圧発生回路2の入力電圧をコントロールして放電管3の調光を行う放電管調光装置おいて、入力電圧をコントロールする電源回路(DC/DCコンバータ)1を具え、高圧発生回路2にインダクタンス部品Tを具え、放電管3の電流を検出する検出回路4を具え、検出回路4の出力信号をフィードバックして電源回路の出力電圧を制御するPWM制御回路5を具え、高圧発生回路2の入力側aと検出回路4の出力側bとの間に進相回路6を設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】高圧発生回路2の入力電圧をコントロールして放電管3の調光を行う放電管調光装置おいて、入力電圧をコントロールする電源回路(DC/DCコンバータ)1を具え、高圧発生回路2にインダクタンス部品Tを具え、放電管3の電流を検出する検出回路4を具え、検出回路4の出力信号をフィードバックして電源回路の出力電圧を制御するPWM制御回路5を具え、高圧発生回路2の入力側aと検出回路4の出力側bとの間に進相回路6を設ける。
【選択図】 図1
Description
本発明は、液晶テレビやパーソナルコンピュータ等に用いられている液晶ディスプレイのバックライトに好適な冷陰極放電管(CCFL)や熱陰極放電管(HCFL)を調光して点灯する放電管調光装置に関する。
液晶ディスプレイを有するパーソナルコンピュータや液晶テレビにおいて、パネルの裏面にはバックライトが取り付けられ、画面上の映像や文字を視覚的に見やすくしている。例えば、液晶ディスプレイにおいて使用時の周囲の明るさが変化したとき、上記、バックライト(冷陰極放電管、熱陰極放電管)の輝度調整が行われ、画面上の映像や文字を最適なコントラストで見ることができる。
上記、バックライトの輝度調整は、単に、高圧発生回路の電源電圧を変化させることによって、または、PWM(パルス幅変調)制御回路により点灯時間のヂューティ比を変化させることによって行われている。この放電管調光装置の回路例を図3に示す。
図3に示すように、入力電圧を調整する電源回路(DC/DCコンバータ)1と高圧発生回路(または点灯回路、DC/ACインバータ)2と放電管(CCFL、HCFL)3と検出回路4とPWM制御回路5から構成されている。高圧発生回路2はスイッチング素子Q2からQ5を用いてフリップフロップ回路(F.F.)の発振回路からなり、昇圧用トランスTを用いて放電管(CCFL、HCFL)3を点灯させる。そして、放電管3に流れる電流をカレントトランスCTを用いた検出回路4を用いて、PWM制御回路5にフィードバック(F.B.)し、電源回路1の電圧をコントロールして輝度調整を行う方法が知られている。
このような構成において、電源回路の負荷である高圧発生回路、検出回路にインダクタ部品である昇圧用トランスT、カレントトランスCTが存在しているため、フィードバック信号は大きな位相遅れを伴い、回路全体が異常動作となり、調光を正常に行われないことがしばしば発生しているばかりではなく、高圧発生回路に用いられているスイッチング素子Q2―Q5を焼損することもあった。
したがって、本発明は、上記問題点を解決するもので、回路の位相遅れを防止して、異常動作を防止した放電管調光装置を提供することを目的とする。
本発明の放電管調光装置は、高圧発生回路の入力電圧をコントロールして放電管の調光を行う放電管調光装置おいて、入力電圧をコントロールする電源回路(DC/DCコンバータ)を具え、高圧発生回路にインダクタンス部品を具え、放電管の電流を検出する検出回路を具え、検出回路の出力信号をフィードバックして電源回路の出力電圧を制御するPWM制御回路を具え、高圧発生回路の入力側と検出回路の出力側との間に進相回路を設けたことを特徴とする。
本発明の放電管調光装置によれば、電源回路(DC/DCコンバータ)の負荷である高圧発生回路、検出回路に存在するインダクティブ要素によって生じる位相遅れを進相回路を付加することによって解消し、回路の異常動作を防止することができる。また、異常動作における高圧発生回路のスイッチング素子の焼損をも防止することができる。
図1は本発明の一実施例である放電管調光装置の回路図を示す。
図3にしました従来の回路と異なる点は高圧発生回路の入力側と検出回路の出力側との間に進相回路を付加した点にある。
図3にしました従来の回路と異なる点は高圧発生回路の入力側と検出回路の出力側との間に進相回路を付加した点にある。
図1に示すように、入力電圧を調整する電源回路(DC/DCコンバータ)1と高圧発生回路(点灯回路、DC/ACインバータ回路)2と冷陰極管(CCFL)または熱陰極管(HCFL)である放電管3と検出回路4とPWM制御回路5から構成されている。高圧発生回路2はスイッチング素子Q2からQ5を用いてフリップフロップ回路(F.F.)などの発振回路からなり、同回路から出力されるタイミングパルスを受けたスイッチング素子Q2−Q5は相互にスイッチングを繰り返し、昇圧用トランスTを用いて放電管3を点灯させる。そして、放電管3に流れる電流をカレントトランスCTを用いた検出回路4を用いて、PWM制御回路5にフィードバック(F.B.)し、電源回路1の電圧をコントロールして輝度調整を行う。
図1の放電管調光装置の回路の動作は以下のようにして行われる。
スイッチング素子Q1、ダイオードD1、インダクタL、コンデンサC1からなる電源回路1からの出力された電圧が高圧発生回路2のスイッチング素子Q2、Q3のエミッタに印加されている。フリップフロップ回路(F.F.)等からなるパルス発生器から互いに逆のタイミングを持ったパルスが高圧発生回路2のスイッチング素子Q2―Q5のベースに印加される。
ある時間をみた場合、パルス発生器(F.F.)のPにハイレベル、Qバーにローレベルの信号が現れた場合、スイッチング素子Q4とQ3がオンし、スイッチング素子Q2のエミッタからコレクタを介し、コンデンサCo、トランスT、スイッチング素子Q5のコレクタ、エミッタに電流が流れ、トランスTにエネルギーが注入される。
スイッチング素子Q1、ダイオードD1、インダクタL、コンデンサC1からなる電源回路1からの出力された電圧が高圧発生回路2のスイッチング素子Q2、Q3のエミッタに印加されている。フリップフロップ回路(F.F.)等からなるパルス発生器から互いに逆のタイミングを持ったパルスが高圧発生回路2のスイッチング素子Q2―Q5のベースに印加される。
ある時間をみた場合、パルス発生器(F.F.)のPにハイレベル、Qバーにローレベルの信号が現れた場合、スイッチング素子Q4とQ3がオンし、スイッチング素子Q2のエミッタからコレクタを介し、コンデンサCo、トランスT、スイッチング素子Q5のコレクタ、エミッタに電流が流れ、トランスTにエネルギーが注入される。
また、次の時間、パルス発生器(F.F.)のPがローレベル、Qバーがハイレベルに転じると、今までオンしていたスイッチング素子Q2とQ5はオフし、スイッチング素子Q3、Q4がオンになり、トランスTにエネルギーが注入される。と、同時に、トランスTの2次側インダクタンスとコンデンサCo’の共振作用によって、トランスTの2次側には高電圧が発生し、放電管3を点灯する。また、検出回路4のカレントトランスCTの2次側には放電管3に流れる電流に比例した電圧が発生する。この電圧を前記電源回路1のPWM制御回路5に入力することによって電源回路1の出力電圧が制御される。この繰り返しによって放電管の電流を常に所望の電流値を維持する。
この回路の動作において、電源回路(DC/DCコンバータ)1の負荷となる高圧発生回路2は昇圧トランスTのインダクタンス成分を用いていることから電流フィードバック系に大きな位相遅れを生じている。また、検出回路4にもカレントトランスCTのインダクタンス成分を用いているためにさらに大きな位相遅れとなり回路全体が異常動作となることから、この位相遅れを解消するために、高圧発生回路2の入力側aと検出回路4の出力側bとの間に進相回路6を付加したものである。この進相回路6を付加することにより位相遅れが解消されると共に回路全体の動作を安定にする。
次に、図2に遅延状態における進相回路の各種実施例を示す。
図2(a)はコンデンサC 1個による回路である。
図2(b)は抵抗RとコンデンサCを直列接続した回路である。
図2(c)は抵抗RとコンデンサCを並列接続したものと直列にコンデンサCを接続した回路である。
図2(d)はコンデンサCと抵抗Rの直列接続の間に2つの異なる極性同士を並列接続したダイオードDを接続した回路である。
上記回路は、遅延状態に応じて適宜選択し用いる。
図2(a)はコンデンサC 1個による回路である。
図2(b)は抵抗RとコンデンサCを直列接続した回路である。
図2(c)は抵抗RとコンデンサCを並列接続したものと直列にコンデンサCを接続した回路である。
図2(d)はコンデンサCと抵抗Rの直列接続の間に2つの異なる極性同士を並列接続したダイオードDを接続した回路である。
上記回路は、遅延状態に応じて適宜選択し用いる。
以上述べたように、本発明の放電管調光装置は、電源回路(DC/DCコンバータ)の負荷である高圧発生回路、検出回路に存在するインダクティブ要素によって生じる位相遅れを進相回路を付加することによって解消し、回路の異常動作を防止することができる。また、異常動作における高圧発生回路のスイッチング素子の焼損をも防止することができる。
また、本発明の放電管調光装置は実施例に限られるものではない。例えば、実施例では高圧発生回路にフリップフロップ回路(F.F.)からなる発振回路を用いたがトランスに帰還巻線を設けた自励発振回路(ロイヤー回路)でもよい、さらに、電流検出回路にカレントトランスを用いたが他の回路(例えば、抵抗分割)でもよい。進相回路においても容量性を持った回路であれば実施例に限られるものではない。
1 電源回路(DC/DCコンバータ)
2 高圧発生回路
3 放電管(CCFL、HCFL)
4 検出回路
5 PWM制御回路
6 進相回路
2 高圧発生回路
3 放電管(CCFL、HCFL)
4 検出回路
5 PWM制御回路
6 進相回路
Claims (3)
- 高圧発生回路の入力電圧をコントロールして放電管の調光を行う放電管調光装置おいて、
該入力電圧をコントロールする電源回路を具え、該高圧発生回路にインダクタンス部品を具え、該放電管の電流を検出する検出回路を具え、該検出回路の出力信号をフィードバックして該電源回路の出力電圧を制御するPWM制御回路を具え、該高圧発生回路の入力側と該検出回路の出力側との間に進相回路を設けたことを特徴とする放電管調光装置。 - 前記検出回路にカレントトランスを用いたことを特徴とする請求項1記載の放電管調光装置。
- 前記進相回路は、コンデンサ、抵抗とコンデンサの直列回路、抵抗とコンデンサの並列回路に直列に抵抗を接続した回路、コンデンサとダイオードと抵抗を接続した回路、の、いずれか1つを用いたことを特徴とする請求項1記載の放電管調光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007043612A JP2008210544A (ja) | 2007-02-23 | 2007-02-23 | 放電管調光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007043612A JP2008210544A (ja) | 2007-02-23 | 2007-02-23 | 放電管調光装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008210544A true JP2008210544A (ja) | 2008-09-11 |
Family
ID=39786692
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007043612A Withdrawn JP2008210544A (ja) | 2007-02-23 | 2007-02-23 | 放電管調光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008210544A (ja) |
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2007
- 2007-02-23 JP JP2007043612A patent/JP2008210544A/ja not_active Withdrawn
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