JP2008210347A - 画像編集処理装置及び方法、並びにプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】より少ない操作ステップで、同一色彩の多様なテーマにわたるツールの選択が可能になり、撮影画像に対する編集作業を行なう際の操作性を向上させる画像編集処理装置等を提供する。
【解決手段】本発明にかかる画像編集処理装置は、複数の色彩を有する複数の外観を備えた1又は複数の編集素材を記憶する記憶部と、前記編集素材を前記外観ごとに分類して表示する表示部と、前記複数の色彩のうちから少なくとも1つの色彩を選択入力させる入力部と、前記記憶部と表示部と入力部との間の動作を制御する制御部とを備え、前記表示部は、前記選択入力された少なくとも1つの色彩に基づいて、該色彩を有する編集素材を一覧表示し、前記入力部は、前記一覧表示された編集素材の中から少なくとも1つの素材を選択入力させ、前記制御部は、前記選択入力された少なくとも1つの素材を用いて画像編集するよう制御することを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、一般的に、画像編集処理装置及び方法、並びにプログラムに関し、より詳細には、被写体を撮影した撮影画像を編集することができる自動写真撮影装置及び方法、並びにプログラムに関する。
利用者等の被写体を撮影すると共に、該撮影画像に対して利用者等が編集することができる自動写真撮影装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。かかる自動写真撮影装置においては、利用者等は、該装置に設けられた編集画面に表示された多様なテーマ毎に分類されているペン等から利用者等が希望するテーマのペンをタッチペン等で選択することにより、編集作業を行なうことが一般的であった。ここで、「テーマ」とは、例えば、ペンを編集の「ツール」として選択している場合における当該ペンの色彩、フォント、飾り等の外観又は属性を言い、「ペン等」とは、「ペン」というツールの他に、スタンプ、文字、(撮影画像に対する)フレーム等の画像編集のために用いる複数のツールが含まれることを意味する。なお、「ツール」は、上記「ペン等」の例からも理解できるように、画像編集に際しての素材的側面もあることから、本明細書においては「編集素材」又は「素材」と呼ぶこともできる。
なお、以上述べた「テーマ」は、さらに階層的に構成することも可能であり、その構成例を図8に示す。図8は、ツールとして「ペン」についてのテーマ例を示すが、上述したテーマの具体例としての「ベタ」「ネオン」「立体」「フチドリ」「2重フチ」「影付き」「キラキラ」のさらに下位概念のテーマとして、例えば、「ベタ」に対する「ノーマル」「手書き」「ふにょふにょ」、「ネオン」に対する「ノーマルネオン」「手書きネオン」「ふにょふにょネオン」といったサブテーマが構成されている。
次に、図9に、従来の自動写真撮影装置の編集画面例を示す。編集画面900は、典型的には編集テーブル106のパネル上に表示されるがこれに限定されるものではない。まず、901には編集ツール(編集素材)の選択が可能な選択ボタン(メニュー)が表示されている。具体的には、利用者は、「ペン」「スタンプ」「文字」「フレーム」の中から編集のためのツール(編集素材)を選択することができる。次に、902には、ツールの属性(テーマ、又は外観)を切り替え可能なタブが表示されており、利用者は、例えば、「ベタ」「ネオン」「立体」「フチドリ」「影付き」「キラキラ」といった、ツールの属性の表現形式を切り替え選択することができる。編集画面900では、ツール(編集素材)として「ペン」、属性として「ベタ」が選択されているので、ベタという属性(外観)をもった様々な色彩のペンが一覧表示されている。例えば、904には、赤色、橙色、水色、緑色、桃色、白色等の多様な色彩が一覧表示されている。種類が多すぎて一度に表示できない場合には、例えばページ送り/ページ戻りボタン905を設けることによって、ページ送り/ページ戻りができるようになっている。また、ツール(編集素材)のサイズを切り替え可能なサイズ切り替えボタン(メニュー)が903の通り表示されており、実際に描画する場合の描画サイズの切り替えが可能となっている。消しゴム機能906を使用することによって、既に編集した内容の削除を行なうことができる。また、確認画面907は、現在編集中の画面を随時確認できるようにリアルタイム表示させている。終了ボタン908をタッチすると編集処理が終了するようになっている。
特許第3324038号明細書
しかしながら、従来の画像編集処理装置又は自動写真撮影装置においては、次のような課題があった。
例えば、利用者等は、撮影画像に対する編集作業において、例えば、ペンという同一のツールを用いて複数のテーマを使用して編集をする場合に、色彩及びデザインの統一感を生み出すために同系統の色彩(例えば、ピンク系統)を選択する傾向がある。かかる場合に、利用者等は、希望するテーマを選択する毎に、希望する同系統の色彩を都度選択しなければならなかった。
つまり、この場合の利用者等の操作ステップは、テーマの選択を行なってから色彩の選択を行なうという一連の操作を、テーマを選択する(テーマを切り替える)ごとに繰り返さねばならず、利用者等にとっての編集作業が煩雑となっていた。特に、1つのテーマに対する色彩が多数に及び、1画面内に表示しきれない場合であって、後ろのほうに配置された色彩を希望する場合には、(1)テーマの選択、(2)1又は複数のページ送り動作、(3)希望する色彩の選択、というように、その操作手順は一層煩雑なものとなっていた。
さらに、利用者等にとっての編集作業が煩雑になると、利用者等による編集作業は長期化する虞があり、限られた編集作業時間内に撮影画像に対する編集作業を十分に行なうことができない場合が数多く発生し、利用者等の満足度を低下させる虞があった。
ひいては、かかる編集時間の長期化に伴い、利用者等による装置の利用効率が低下してしまう場合もあり、顧客に対するより質の高いサービスの向上が望まれる一因となっていた。
そこで、本発明は、少なくとも制御部と記憶部と入力部と表示部とを備えた画像編集処理装置において前記記憶部に記憶された複数の色彩を有する複数の外観を備えた1又は複数の編集素材の中から少なくとも1つを選択して画像を編集する方法等であって、前記表示部によって前記編集素材を前記外観ごとに分類して表示し、前記入力部によって前記複数の色彩のうちから少なくとも1つの色彩を選択入力させ、前記選択入力された少なくとも1つの色彩に基づいて、前記表示部によって該色彩を有する編集素材を一覧表示し、前記一覧表示された編集素材の中から少なくとも1つの素材を前記入力部によって選択入力させ、前記選択入力された少なくとも1つの素材を用いて画像編集するよう前記制御部によって制御することを特徴とする方法等を提供することを特徴としている。
本発明により、利用者は、より少ない操作ステップで、同一色彩の多様なテーマにわたるツールの選択が容易になり、撮影画像に対する編集作業を行なう際の操作性を向上させることができる。併せて、編集作業の迅速化を図ることができ、装置の利用効率を改善し、顧客に対するより質の高いサービスの提供が可能となる。
図1に、本発明の一実施形態における自動写真撮影装置100の外観を示す。101及び102は利用者を示し、利用者101は写真撮影を行っており、利用者102は撮影した写真に対する編集作業を行っている。この利用者101及び102は、同一人物の撮影時動作の様子と撮影後の編集時動作の様子とを一度に示したものと解釈してもよいし、あるいは、利用者101が写真撮影を行っている最中に、利用者101とは別の利用者102が前回撮影した利用者102自身の画像を継続編集中であるものと解釈することもできる。コイン投入部103は、利用者が自動写真撮影装置100の使用を開始する際に、使用料金として貨幣又はコインを投入する部分である。撮影カメラ104は、利用者を撮影するための撮像手段であって、典型的には、固体撮像素子であるCCDイメージセンサ(Charge Coupled Device Image Sensor)が使用されるが、これに限定されるものではなく、例えば、相補性金属酸化膜半導体を用いた固体撮像素子であるCMOSイメージセンサ等の他の撮像素子を使用することもできる。ディスプレイ105は、撮影カメラ104が取り込んだイメージを随時表示する表示手段(装置)であり、液晶ディスプレイ、タッチパネルモニタ等が使用される。ディスプレイ105には、デモ画面、撮影画面(利用者が撮影を行なうために参照する画面)を表示させることができるほか、撮影の開始、画質調整、継続(繰り返し)、終了等の指示を含めた編集画面(利用者が撮影画像に対して所望する編集作業を行なうための画面)を表示させることもできる。編集テーブル106には撮影カメラ104によって撮影を行なった画像とともに、編集画面(後述)を表示する。利用者は、この編集テーブル106上に表示された撮影画像に対して、編集ペン107等で編集することができる。
なお、図1に示した自動写真撮影装置100は、撮影エリアと編集エリアとを別々に設けた構成となっているが、これに限定されるものではなく、撮影エリアと編集エリアとを同じエリア内に設ける構成とすることできることは言うまでもない。
図2に、本発明の一実施形態における自動写真撮影装置及び方法の構成機能を説明するブロック構成図を示す。これらの機能ブロックは、図1における自動写真撮影装置100内のハードウェア(例えば、CPU、メモリ、記憶装置、通信バス等)及びソフトウェア(例えば、プログラム、データ、デバイスドライバ等)として実現されている。
まず、入力部202は、例えば、タッチペン、タッチパネル、ボタン等の入力デバイスであり、表示部に表示された編集画面内の選択メニューを含めることができる。したがって、入力部202を介した入力例には次のようなものがある。例えば、利用者がタッチパネル等を介して編集画面に表示されたペン等のツール(編集素材)の選択、ツールの属性(外観)の選択、編集指示及び編集終了指示のための入力等である。
撮影部203は、撮影カメラ104に対応する機能部分であり、利用者(被写体)を撮影し、撮像画像データを記憶部210に取り込む。例えば、撮影は、入力部202からの撮影指示信号の受信による、制御部201の撮影指示によって実行される。
画像編集部204は、利用者からの要求に応じて撮影画像の編集を行なう機能部分であり、自動写真撮影装置100内のハードウェア及びソフトウェアによって実現されている。画像編集部204による画像編集例として、利用者による編集作業時に、編集指示として入力部202から入力された位置情報等を受信し、該位置情報が示す撮影画像上の位置に、記憶部210の設定属性データ2103が示すツール属性に従ったツール画像を合成し、この合成画像データとして表示部209等へ表示する、等の編集処理がある。
属性設定部205は、例えば、ペン等のツール属性の設定を行なう機能部分である。例えば、入力部202から属性設定指示を受信すると、対応する属性情報を指示された内容に設定して記憶部210に記憶する等の設定処理を行なう。
画面制御部206は、デモ画面、撮影画面、及び編集画面等の表示部への表示を制御する機能部分であって、自動写真撮影装置100内のハードウェア及びソフトウェアによって実現されている。具体的な制御例としては、制御部201からデモ画面表示信号を受信し、記憶部210内のデモ画面データに基づいてデモ画面を表示部209に表示するよう制御する、或は、制御部201から撮影表示信号を受信し、記憶部210の撮影画面データに基づいて撮影画面を表示209に表示するよう制御する、等の制御を行なう。
コイン投入検知部207は、利用者がコイン(又は貨幣)をコイン投入部103投入したことを検知する機能部分であり、例えば、自動写真撮影装置100内のコイン投入部103に内蔵された図示しない検知センサ等に対応する。利用者が、図示しないコイン投入口にコインを投入したことを検知すると、その旨を制御部201に通知するための検知信号を送信する等の処理を行なう。
表示部209は、例えば、タッチパネルモニタ、液晶モニタ等で構成され、自動写真撮影装置100内のディスプレイ105に対応する。或は、自動写真撮影装置100内の編集テーブル106上の表示装置に対応させることもできる。表示部209による表示例には、デモ画面、撮影画面(利用者が撮影を行なうために参照する画面)、編集画面(利用者が撮影画像に対して所望する編集作業を行なうための画面)等の表示があり、画面制御部206の表示制御によって各種画面が表示される。
記憶部210は、例えば、自動写真撮影装置100に内蔵されたハードディスクドライブ(HDD)等の磁気ディスクであり、自動写真撮影装置100が動作するために必要なデータ及びプログラム等の情報を記憶する機能部分である。記憶部210に記憶されるデータ例としては、デモ画面データ2101、撮影画像データ2102、編集画面データ2103、設定属性データ2104等がある。デモ画面データ2101には、例えば、メーカ会社名のロゴデータ、宣伝広告データ、利用者にコイン投入を案内するための表示データ等が含まれ、撮影画像データ2102には、例えば、コイン投入を行なった利用者に撮影を案内するための画面データ等が含まれ、編集画面データ2103には、例えば、利用者が編集作業を行なう際に参照する画面データ等が含まれる。さらに、デモ画面データ2101、撮影画像データ2102、編集画面データ2103、設定属性データ2104等の各々は、より詳細にデータを取り扱うための属性情報(ヘッダ情報、属性を表わす数値データ、対応テーブル等)を含むことができる。
さらに、設定属性データ2104には、例えば、利用者により選択されたペン等のツールの色属性を示す情報が含まれ、一例として、ツール色・ツール画像対応テーブル2105によって管理されている。ここで、図3に、本発明の一実施形態に基づく自動写真撮影装置及び方法におけるツールの色彩系統と各テーマ(属性)の画像データとの対応関係をテーブル化したテーブル2105の一例を示す。図3は、説明の便宜上、ツールとしてペンを取り上げ、かかるペンの色を含めた属性データ及び対応する画像データを管理するテーブルを例示している。図3(A)には、ペン色属性データとして「桃色」から「黒色」までの色系統を数種類(一例として、「桃色系」「青色系」「黄色系」「白色系」「黒色系」の5種類)に分類し、各色系統に分類される各テーマ(一例として、「ノーマル」「ネオン」「立体」「フチドリ」「二重フチドリ」「影付き」「キラキラ」)に対応する画像データを一纏まりに(グループ化)して管理している。この一纏まりの(グループ化された)データは、画像データ(典型的にはビットマップデータであるが、これに限定されるものではない)へのポインタのリストとして管理してもよく、また、図3(B)に示すように、実データをテーブル2105の所定のメモリ領域内に格納するようにしてもよい。以上のようにして図3(A)では、色系統「桃色」から「黒色」までの5つグループ化が行なわれている。
ここで、グループ化する画像データの色彩の分類に関し、例えば、どのような色合いまでを「桃色系」と判断し、どこまでの色合いを「青色系」と判断するかについては、メーカ側で色系統を予め分類したうえで各画像データの色合いがどの色系統に属するかを個別具体的に判断し、グループ化することもできるし、また、カラーチャート上への色彩特性に基づいた各画像データの自動マッピングにより、各領域にマッピングされた画像データを「桃」や「青」というように自動的に対応付けしてもよい。例えば、図3(C)に示したような、色を構成する三要素であるR(赤)、G(緑)、B(青)の各成分値、又は、C(シアン)、マゼンタ(M)、Y(イエロー)の各成分値に基づいた2次元(平面への射影)又は3次元(立方体等の立体への射影)のグラデーションカラーパレットを利用すれば、これを所定の領域(図3(C)の場合は、赤、桃、青、水色、緑、黄の6分類)で区切り、次に、各画像データの有する色彩がどの領域に属するのかをマッピングすることによって、各画像データの色彩を自動的に分類することができる。
なお、記憶部210には、図示しない制御プログラム、デバイスドライバ、データ等も記憶されており、例えば、制御プログラムによって、必要なデータが呼び出されて各構成ブロック間で送受信される。
印刷部211は、シールシートを印刷する機能部分であり、例えば、制御部201の制御により記憶部210から合成画像データ(例えば、画像編集部204によって編集された、撮影画像と編集素材との合成画像データ)を所定のヘッダ情報(画像サイズ、レイアウト情報、印刷指定情報等を含む)と共に受信すると、該合成画像データをシールシートに印刷する。
シート排出部212は、印刷済のシールシートを排出する機能部分であり、印刷部211が合成画像データシールシートに印刷すると、図示しないシール排出口より該シールシートを排出する。
そして、制御部201は、図1には図示しない中央処理装置(CPU)等の制御ユニットで構成され、自動写真撮影装置100を統括的に制御する。制御部201による制御例には次のようなものがある。例えば、自動写真撮影装置100の図示しない電源スイッチをONすると、所定の初期化処理を行なうと共に、デモ画面等を表示部209に表示するよう画面制御部206に指示制御する(例えば、デモ画面表示信号等を送信する)。あるいは、利用者がコイン投入部103にコイン(又は、貨幣)を投入することによってコイン投入検知部207から送信された検知信号を受信すると、利用者が撮影を行なうことができるような撮影画面を表示209に表示するよう画面制御部206に指示制御する(例えば、撮影画面表示信号等を送信する)。あるいは、入力部202から撮影終了信号を受信すると、記憶部210に一時記憶されている撮影画像情報を画像制御部206へ出力するよう指示制御する。また、画像編集部204が編集による合成画像データを生成する毎に該生成された合成画像データを記憶部210に一時記憶するよう制御する。あるいは、入力部202から編集終了信号を受信すると、記憶部210に一時記憶されている合成画像データを印刷部211に送信するよう制御する、等である。
次に、本発明の一実施形態における自動写真撮影装置及び方法の全体動作について、図4のフローチャートに基づいて説明する。
まず、S401において、自動写真撮影装置100の図示しない電源スイッチがONされると、S402に進み、制御部201が所定の初期化処理を行なうと共に、デモ画面を表示部209に表示指示するためのデモ画面表示信号を画面制御部206に送信する。そして、画面制御部206では制御部201からデモ画面表示信号を受信して記憶部210のデモ画面データを表示部209に表示する。
次に、S403において、利用者がコイン投入部103にコインを投入し、コイン投入検知部207がこれを検知すると(Yes)、S404に進み、コインが投入されたことを示す検知信号を制御部201に送信する。制御部201は、コイン投入検知部207から検知信号を受信し、利用者が撮影を行なうための撮影画面を表示指示する撮影表示信号を画面制御部206に送信するよう制御する。さらに、制御部201から撮影表示信号を受信した画面制御部206は、記憶部210の撮影画像データに基づいて、撮影画像を表示部209に表示する。ここで、利用者は、表示された撮影画像を随時参照しながら、入力部202を介して撮影指示をする(例えば、撮影ボタンをタッチ若しくは押下する)。すると、制御部201によって撮影を行なうための撮影指示信号が撮影部203に送信される。撮影部203は、この撮影指示信号を受信して、撮影カメラ104を使用して利用者を撮影し(撮影画像を固定)、撮影画像データを記憶部210の所定領域に取り込み一時記憶する。以上の撮影操作は、原則として、利用者が納得いくまで繰り返すことができる(S405においてNo)。もちろん、繰り返し撮影の回数を制限する、操作時間に一定の制限時間を設ける等の処理を付け加えることによって、一定条件に基づいて自動的に終了させることもできる。そして、S405において、例えば、利用者が撮影終了を選択する(例えば、撮影画面に表示された終了ボタンをタッチ若しくは押下する)と、撮影を終了するための撮影終了信号が入力部202から制御部201に送信されて、処理はS406へ進む。
S406において、制御部201が入力部202から撮影終了信号を受信すると、記憶部210に一時記憶されている撮影画像データを画面制御部206へ送信する。そして、画面制御部206は、撮影画像データ及び編集画面データに基づいて、撮影画像データに対する編集作業を行なうための編集画面を表示部209に表示させる。本実施形態においては、編集テーブル106上の表示部に表示される。次に編集処理S407(詳細は後述)に進み、編集が終了するまで(S408でYes)、利用者は編集処理を行なうことができる。編集の終了は、典型的には、利用者が明示的に終了を指示する場合と、編集時間に一定の制限時間を設けて制限時間を過ぎると自動的に終了さえる場合とがある。編集が終了すると、編集終了信号が制御部201に送信され、処理はS409へ進む。
S409において、制御部201は、記憶部210に一時記憶されている編集画像データ(典型的には、撮影画像と、利用者によって編集されたツール画像等との合成画像)を印刷部211へ送信する。印刷部211では、制御部201から受信した編集画像データをシールシートに印刷して、シート排出部212により該シールシートを排出する。以上の一連の処理を完了すると終了する(S410)が、もちろん、次の利用者のために、例えばS402(デモ画面の表示)に復帰させて、次のコイン投入を待機するように構成することも可能である。
ここで、本発明の一実施形態における自動写真撮影装置及び方法の上述の「編集画面例」を図6に示す。編集画面600は、典型的には、編集テーブル106のパネル上に表示されるがこれに限定されるものではない。まず、601には編集ツール(編集素材)の選択が可能な選択ボタン(メニュー)が表示されている。具体的には、利用者は、「ペン」「スタンプ」「文字」「フレーム」の中から編集のためのツール(素材)を選択することができる。もちろんツールの種類は、変更及び/又は追加が可能である。602には、ツールの属性(テーマ、又は外観)を切り替え可能なタブが表示されており、利用者は、例えば、「ネオン」「立体」「フチドリ」「影付き」「キラキラ」といった、ツールの表現形式を自由に切り替えて選択することができる。併せて、602では、一例として「色検索」タブが設けられており、ここには、上述した全属性(全テーマ)を横断する色系統に着目した分類選択が可能になっている。つまり、一例として603に示されるように、ツールの全属性に共通する選択基準として「系統色」が採用されており、ここでは、「桃色系」「青色系」「黄色系」「白色系」「黒色系」の切り替えが可能なっている。従って、例えば、この「色検索」タブにおいて「桃色系」が選択されたとすると、「ネオン」「立体」「フチドリ」「影付き」「キラキラ」といった全属性(全テーマ)を横断して桃色系の色彩を有するツール画像が605に示すように一覧表示される。種類が多すぎて一度に表示できない場合には、例えばページ送り/ページ戻りボタン606を設けることによって、ページ送り/ページ戻りができるようになっている。また、ツールのサイズを切り替え可能なサイズ切り替えボタン(メニュー)が604の通り表示されている。消しゴム機能607、確認画面608、終了ボタン609は、従来と同様に使用することができる。
なお、図6の605に一覧表示されているツールは、「桃色系」の「ペン」であるが、図6に表示されている状態において、例えば、ツール選択メニュー601の「スタンプ」を選択すると、色系統に関して現在選択される「桃色系」がそのまま継続されて、今度は「桃色系」の「スタンプ」の一覧画像が表示されるようにすることもできる。このように処理することにより、撮影した画像に対して予め統一した色彩で編集をしようと意図する利用者にとって操作の煩雑性が一層軽減されて、より優れた装置及び方法を提供することができる。
さらに、図6に示すように、「色検索タブ」において「桃色系」を選択したまま他のテーマ(例えば、「ネオン」)を選択した場合に、そのテーマのサブテーマ(例えば、「ノーマルネオン」「手書きネオン」「ふにょふにょネオン」といったサブテーマ)について、現在選択されている「桃色系」を承継し、かかる桃色系を有するサブテーマ画像を優先して表示させる(例えば、各サブテーマの桃色系画像を先頭に表示する)ように制御することも可能である。
また、図7に、本発明の一実施形態における自動写真撮影装置及び方法の上述した編集画面の他の例を示す。編集画面700には、図6に示したものとは異なる色彩選択ボタン(メニュー)703を設けている。すなわち、図6に示した色彩選択ボタン(メニュー)603は、「桃色系」「青色系」などのように、文字によってその色彩の特徴を表示しているが、色彩選択ボタン(メニュー)703は、「桃色系」「青色系」等に対応する実際の色彩をボタン等に配色することによって、利用者に対してより直感的に訴えかけることができる構成となっている。
次に、編集処理S407の詳細フローについて、図5に基づいて詳説する。
S501において編集処理が開始されると、自動写真撮影装置100は、典型的には、編集画面600を編集テーブル106に表示する(S502)。ここで、利用者は編集をはじめることができるが、画像編集部204では、利用者が入力部202を介して編集指示をしたか又はツールの色を選択したかを、イベントハンドラ等を用いて監視している(S503)。そして、利用者が編集指示をしたか、又は、ツールの色を選択した場合には、S504に進み、さらにツール色の選択であったかが判断される(S504)。もしツール色の選択でなければ、利用者は編集指示をしたものと判断できるので、S508に進み、個別具体的な編集処理(例えば、ペンで文字を書く、スタンプを押す等)を行なう。1つの編集処理が終わると、利用者からの編集終了の指示があったかどうかを見て(S509)、編集終了の指示でない場合には、S503に復帰する。
S504において、ツール色の選択と判断されたなら、S505に進む。S505では、さきほど選択されたツール色に対応するツール属性データが画面制御部206に送信され、画面制御部206は、記憶部210を参照して対応するツール色・ツール画像対応テーブルのツール画像データに基づき、当該選択された色(色彩)と同一(又は同系統)の全属性(全テーマ)のツール画像を一覧して選択可能な画面を表示する(S505)。その具体例は、図6及び図7に示した通りである。そして、S506において利用者が個別のテーマを選択したかを判断し、個別のテーマが選択されたならば、属性設定部205において、対応するツール属性データを設定属性データとして更新設定して、編集処理へと進み(S508)、更新設定された設定属性データに基づいた編集処理が行なわれる(例えば、「桃色系」の「ペン」が選択されたことによる「桃色系ペン」の描画処理)。S506において個別のテーマが選択されていない場合には、現在設定されているツール属性データに基づいて編集処理を行なう(S508)。
編集処理S508においては、利用者が編集画面600等を参照し、撮影画像に対して書き込み等の編集指示を行なうことにより、例えば、当該指示が行なわれた撮影画像上の位置情報を画像編集部204に随時送信する。画像編集部204では、随時送信されてくる位置情報に基づいて、該位置情報が示す撮影画像上の位置に記憶部210の設定属性データが示すツール属性に対応するツール画像を合成して合成画像データを随時生成する。制御部201では、画像編集部204が上記合成画像データを生成するごとに、記憶部210に一時記憶する。画面制御部206は、記憶部210内の合成画像データが更新されるごとに確認画面608等に更新表示する。以上のようにして、利用者は、撮影した画像に対する編集作業を、随時確認しながら(リアルタイムに)進めていくことができる。
S509において、利用者から編集終了の指示があった場合、或は、予め定められた制限時間に達した場合には、編集処理を終了する(S510)。
なお、図5のフローでは、S503及びS504の判定を区別して説明したが、これに限定されるものではなく、S503において、まとめて判断してもよい。すなわち、S503において、編集指示又はツール色の選択かが判断され、編集指示であった場合には処理をS508に直接遷移させ、ツール色の選択であった場合には、処理をS505に直接遷移させるよう制御することもできる。
本発明の実施形態は、具体的な理解のために自動写真撮影装置に関して記載したが、本発明はこれに限定されるものではなく、少なくとも制御部、入力部、記憶部、表示部を備えた画像編集処理装置に広く適用可能である。
本発明の一実施形態における自動写真撮影装置の外観を説明する説明図である。 本発明の一実施形態における自動写真撮影装置及び方法の構成機能をブロック図で説明するブロック構成図である。 本発明の一実施形態に基づく自動写真撮影装置及び方法におけるツールの色彩系統と各テーマ(属性)の画像データとの対応関係例を説明する説明図である。 本発明の一実施形態における自動写真撮影装置及び方法の全体動作を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態における自動写真撮影装置及び方法の編集処理動作を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態における自動写真撮影装置の編集画面例を説明する説明図である。 本発明の一実施形態における自動写真撮影装置の他の編集画面例を説明する説明図である。 本発明の一実施形態に基づく自動写真撮影装置及び方法における各テーマ(属性)の構成例を説明する説明図である。 従来の自動写真撮影装置の編集画面例を説明する説明図である。
符号の説明
101 利用者
102 利用者
103 コイン投入部
104 撮影カメラ
105 ディスプレイ
106 編集テーブル
107 編集ペン

Claims (10)

  1. 編集素材を選択して画像を編集する画像編集処理装置であって、
    複数の色彩を有する複数の外観を備えた1又は複数の編集素材を記憶する記憶部と、
    前記編集素材を前記外観ごとに分類して表示する表示部と、
    前記複数の色彩のうちから少なくとも1つの色彩を選択入力させる入力部と、
    前記記憶部と表示部と入力部との間の動作を制御する制御部と
    を備え、
    前記表示部は、前記選択入力された少なくとも1つの色彩に基づいて、該色彩を有する編集素材を一覧表示し、
    前記入力部は、前記一覧表示された編集素材の中から少なくとも1つの素材を選択入力させ、
    前記制御部は、前記選択入力された少なくとも1つの編集素材を用いて画像編集するよう制御する
    ことを特徴とする画像編集処理装置。
  2. 前記複数の色彩は、予め定められた複数のグループに分類され、前記入力部は前記複数のグループに分類された色彩のうちから少なくとも1つのグループを選択入力させることを特徴とする請求項1に記載の画像編集処理装置。
  3. 前記複数の色彩は、グラデーションカラーパレットに基づいて自動的に分類され、前記入力部は前記複数のグループに分類された色彩のうちから少なくとも1つのグループを選択入力させることを特徴とする請求項1に記載の画像処理編集装置。
  4. 前記記憶部は、編集素材を複数記憶し、
    前記制御部は、前記少なくとも1つの編集素材又は色彩グループが選択されたとき、前記編集素材又はグループの色彩を次回選択される編集素材又はグループに承継させるよう制御することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の画像編集処理装置。
  5. 被写体を撮影可能な撮影部をさらに備え、
    前記制御部は、前記撮影部により撮影された撮影画像を編集可能に制御することを特徴とする画像編集処理装置。
  6. 少なくとも制御部と記憶部と入力部と表示部とを備えた画像編集処理装置において前記記憶部に記憶された複数の色彩を有する複数の外観を備えた1又は複数の編集素材の中から少なくとも1つを選択して画像を編集する方法であって、
    前記表示部によって前記編集素材を前記外観ごとに分類して表示し、
    前記入力部によって前記複数の色彩のうちから少なくとも1つの色彩を選択入力させ、
    前記選択入力された少なくとも1つの色彩に基づいて、前記表示部によって該色彩を有する編集素材を一覧表示し、
    前記一覧表示された編集素材の中から少なくとも1つの素材を前記入力部によって選択入力させ、
    前記選択入力された少なくとも1つの素材を用いて画像編集するよう前記制御部によって制御する
    ことを特徴とする方法。
  7. 前記複数の色彩は、予め定められた複数のグループに分類され、前記入力部は前記複数のグループに分類された色彩のうちから少なくとも1つのグループを選択入力させることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記複数の色彩は、グラデーションカラーパレットに基づいて自動的に分類され、前記入力部は前記複数のグループに分類された色彩のうちから少なくとも1つのグループを選択入力させることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  9. 前記記憶部は、編集素材を複数記憶し、
    前記制御部は、前記少なくとも1つの編集素材又は色彩グループが選択されたとき、前記編集素材又はグループの色彩を次回選択される編集素材又はグループに承継させるよう制御することを特徴とする請求項6〜請求項8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 少なくとも制御部と記憶部と入力部と表示部とを備えた画像編集処理装置上で、前記記憶部に記憶された複数の色彩を有する複数の外観を備えた1又は複数の編集素材の中から少なくとも1つを選択して画像を編集するよう動作するステップを実行するプログラムであって、
    前記表示部によって前記編集素材を前記外観ごとに分類して表示するステップと、
    前記入力部によって前記複数の色彩のうちから少なくとも1つの色彩を選択入力させるステップと、
    前記選択入力された少なくとも1つの色彩に基づいて、前記表示部によって該色彩を有する編集素材を一覧表示するステップと、
    前記一覧表示された編集素材の中から少なくとも1つの素材を前記入力部によって選択入力させるステップと、
    前記選択入力された少なくとも1つの素材を用いて画像編集するよう前記制御部によって制御するステップと
    を含むステップを実行するプログラム。
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JP2011232630A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Furyu Kk 写真シール作成装置および方法、並びにプログラム

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