JP2008209589A - 画像表示方法、画像表示媒体及び画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 低コストで、鮮明なフルカラー画像を表示できる画像表示方法を提供する
【解決手段】
磁界発生手段及び電界発生手段を具備した少なくとも一方が透明である2枚の基板と隔壁とで形成される複数のセルに、磁気特性の有無及び帯電特性の組み合わせが異なり、かつ色相が異なる着色粒子を封入し、前記複数のセルごとに磁界及び/又は電界を与えて、前記着色粒子の少なくとも一種を一方の基板側に飛翔移動させ、加法混色によるフルカラー画像を表示する画像表示方法であって、前記着色粒子は、黒色粒子、赤色粒子、緑色粒子、及び青色粒子からなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、磁界及び電界を利用して複数種の着色粒子をセル内で飛翔移動させることにより、フルカラー画像を繰り返し書き換えることが可能な画像表示方法、画像表示媒体及び画像表示装置に関する。
電気的に画像の表示と消去が切り替え可能でフレキシブルな表示媒体(いわゆる電子ペーパー)に適用可能な表示方式としては、液晶に比べて通常の印刷物に近い広い視野角が得られ、消費電力が小さく、またメモリー機能を持つ種々の画像表示方式、例えば電気泳動方式、ツイストボール方式、トナーディスプレイ方式が検討されている。これらの方式のうちでは、無電源下でも表示画像のメモリー性をもち(電圧を切断しても表示粒子は影像力などにより保持される)、また取り扱いや製造が容易なトナーディスプレイ方式が注目されている。例えば非特許文献1には、一対の電極基板に挟まれ空気などの気体で満たされた空間に、互いに異なる光学特性と帯電特性をもつ二種類の絶縁性粒子(黒色粒子と白色粒子)を封入し、基板間に電位差を発生しかつ印加する電圧の極性を切り替えることにより、黒色または白色の表示を行うことが記載されている。
上記のトナーディスプレイ方式では、白黒画像しか表示できないので、例えば特許文献1には、少なくとも一方が透光性を有するとともに間の空間に気体が封入された一対の基板と、前記基板間に封入され、互いに色が異なりかつ同一の帯電極性を有すると共に基板に対する付着力の異なる複数種類の粒子を封入し、基板間に電界を発生させ、表示面側に特定の着色粒子を付着させるカラー表示可能な画像表示装置が提案されている。
また、特許文献2には、少なくとも一方が透明である対向する一対の基板間に、各々色の異なる着色粒子(赤、青、緑)を内包した3種類のカプセルと、着色粒子と逆の帯電極性を有する黒色粒子を内包したカプセルを充填し、マトリクス状に配置された画素ごとに信号電極を設け、画素ごとに画像信号に応じた電圧を印加する(アクティブマトリクス駆動方式)ことにより、加法混色によるフルカラー画像表示を行うことが記載されている。
重廣清,他4名,"Japan Hardcpoy 2001 論文集",日本画像学会,p.135−138 特開2001―290178号公報(第5−7頁、第10頁、図4) 特開2004―325632号公報(第5−8頁、図1、図2)
特許文献1に記載のトナーディスプレイ方式は、粒子の帯電量、粒径、球形度、表面粗さ等の特性を変化させることにより基板への付着力の差をつけ複数の色を選択的に発色させる。しかしながらフルカラー表示を行うためには、黒色を含めた4〜5色の着色粒子の特性をコントロールする必要があり、この方法では色分離が充分ではないと考えられる。
また特許文献2に記載の画像表示方法は、着色粒子をカプセルに封入することが必要なので、表示媒体のコストが増大する。しかもアクティブマトリクス駆動方式で画像表示を行うので、応答時間が短くかつ高い解像度が得られるが、表示装置の価格が増大するという難点がある。
従って、本発明の目的は、低コストで、鮮明なフルカラー画像を表示できる画像表示方法、画像表示媒体及び画像表示装置を提供することである。
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、磁界発生手段及び電界発生手段を具備した複数のセルに、磁気特性及び/又は帯電特性の異なる着色粒子を封入し、磁界及び/又は電界により粒子を飛翔移動させる方法により、単純な構造で、応答速度の速い、かつ安定性及び鮮明性に優れたフルカラー表示が可能であることを見出し、本発明に想到した。
すなわち本発明の画像表示方法は、磁界発生手段及び電界発生手段を具備した少なくとも一方が透明である2枚の基板と隔壁とで形成される複数のセルに、磁気特性の有無及び/又は帯電特性の組み合わせが異なり、かつ色相が異なる4種類の着色粒子を封入し、前記複数のセルごとに磁界及び電界を与えて、前記着色粒子の少なくとも一種を表示側の基板の内面に飛翔移動させ、加法混色によるフルカラー画像を表示する方法であって、前記着色粒子は、黒色粒子、赤色粒子、緑色粒子及び青色粒子からなることを特徴とする。
前記黒色粒子は所定極性を有する磁性粒子であるとともに、前記赤色粒子、前記緑色粒子及び前記青色粒子は、前記黒色粒子と同極性の非磁性粒子、前記黒色粒子と逆極性の非磁性粒子及び前記黒色粒子と逆極性の磁性粒子といった、3種類の着色粒子の組み合わせであるのが好ましい。
前記黒色粒子と逆極性の磁性粒子は、磁性体からなるコア部と、コア部を覆う白色顔料を有する中間層と、それを被覆する帯電性を有する着色層とで構成することが好ましい。特に前記黒色粒子と逆極性の磁性粒子は、非相溶性の分散媒を用いた相分離法により作成されたものであるのが好ましい。
本発明の画像表示媒体は、表示側に透光性シートが設けられた複数のセルと、各セルに封入された、磁気特性の有無及び/又は帯電特性の組み合わせが異なる、黒色粒子、赤色粒子、緑色粒子及び青色粒子からなる着色粒子群を有することを特徴とする。
本発明の画像表示装置は、上記画像表示媒体を所定方向に搬送する搬送手段と、搬送方向に沿って前記搬送手段の後方に設けられた、搬送方向と直交する方向に配列された複数の磁界発生用電極及び電界発生用電極を含み、前記セルごとに画像情報に対応した磁界と電界を印加する制御回路を有することを特徴とする。
本発明の画像表示方法は、着色粒子に磁界及び電界を作用させてセル(気体)中に封入した特定色の着色粒子を表示面側に飛翔移動させるので、応答速度が速く、かつ鮮明な画像を安定して表示することができる。特に加法混色により画像を表示するので、4種類の着色粒子を使用してフルカラー(白黒を含む5色)の表示を行うため、表示媒体の構造が簡素化され高い実用性を有する。また、パッシブマトリクス駆動方式で画像表示を行うことにより、画像表示装置の構造を簡素化することができる。
以下、図面を用いて本発明の詳細を説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[表示媒体]
図1に示すように、本発明の画像表示媒体1は、内面に透明電極5aを設けた表示側基板2と、表示側基板2と所定の間隔をおいて対向し、電極5bを有する背面側基板3と、表示側基板2と背面側基板3との間に設けた隔壁4とによって囲まれてなるセル10中に、赤色粒子7R、緑色粒子7G、青色粒子7B及び黒色粒子7BKからなる4種類の着色粒子をそれぞれ複数個封入して画素を構成する。セル10の表示側基板1の表示面側には光が透過する構造の磁界発生手段6aが設けられており、背面側基板2にも同様の磁界発生手段6bが設けられている。磁界発生手段6a、6bは、例えば図2に示すように、矩形状の空芯コイルであり、コイルの端末62及び63を電圧源に接続することにより、コイルの中心に紙面に対して垂直な向きの磁界を発生することができる。
本発明の画像表示方法は、上記セル10に与える磁界の向き及び/又は電界の極性を変化させることにより、セル10中に封入した着色粒子を飛翔移動させる方法であるから、着色粒子の磁気特性及び/又は帯電特性を色ごとに変化させる必要がある。付与できる帯電特性と磁気特性の組み合わせ例は、次の通りである。
青色粒子7B及び黒色粒子7BKは磁性体を含有する磁性粒子で、青色粒子7Bは正の帯電性を有し、黒色粒子7BKは負の帯電性を有する。赤色粒子7R及び緑色粒子7Gは非磁性粒子であり、赤色粒子7Rは正の帯電性を有し、緑色粒子7Gは負の帯電性を有する。
上記の着色粒子は、黒色、赤色、緑色、青色の色相を呈するが、磁性の有無と帯電特性(正極性又は負極性)の組み合わせは特に制限はない。各着色粒子の粒子構造の一例を図3に示す。赤色粒子7Rは、非磁性の負帯電粒子で、結着樹脂70a中に、赤色着色剤72a及び負帯電制御剤73aを含有している(図3(a)参照)。緑色粒子7Gは非磁性の正帯電粒子で、結着樹脂70b中に、緑色着色剤72b及び正帯電制御剤73bを含有している(図3(b)参照)。
青色粒子7Bは、磁性体からなるコア粒子74の周囲を、白色顔料72Wを含む中間層75で被覆し、さらに青色着色剤72cと正帯電制御剤73cを含む着色層76で被覆した粒子構造を有する(図3(c)参照)。黒色粒子7BKは磁性を有する負帯電粒子であって、結着樹脂70d中に磁性粉71と黒色着色剤72dと負帯電制御剤73dが分散された粒子である(図3(d)参照)。磁性粉71としてマグネタイトのような黒色の色相を呈する粉体を使用した場合は、黒色着色剤72dを省略できる。
本発明においては、上記以外の組み合わせも可能であるが、黒色粒子7BKは正又は負極性の磁性粒子であり、他の着色粒子7R、7G、7Bは黒色粒子と同極性又は逆極性の非磁性粒子、あるいは黒色粒子と逆極性の磁性粒子であるのが好ましい。
上記の画像表示媒体による5色の表示原理を図4及び図5により説明する。まず黒色と赤、緑、青の3原色を表示する場合は、図4に示すように各セルに磁界及び電界を印加する。すなわち図3に示す4種類の着色粒子を封入したセル10に、表示側基板2側が正となるよう電界を印加しかつこの基板側に磁界(H)を発生させると、図4(a)に示すように黒色粒子(磁性/負帯電)が表示側基板2の内面に向かって飛翔移動する。また青色粒子7Bは正帯電性であるが、磁性を有するので(黒色粒子7BKよりも弱い吸引力が作用するので)、黒色粒子7BKよりも表示側基板2から離間した位置に集まる。緑色粒子7Gは、非磁性かつ正帯電性なので、負の電界に吸引されて、背面側基板3側に集まる。赤色粒子は、非磁性でかつ負帯電性なので、負の電界に反発されて、緑色粒子7Gよりも背面側基板3から離間したところに集まる。したがって表示側基板1側からは黒の色相が観察される。
図4(b)に示すように表示側基板2側が負となるよう電界を印加しかつこの基板側に磁界(H)を発生させると、青色粒子7B(磁性/正帯電)が表示側基板2に最も近づくようにセル10内を飛翔移動する。なお、黒色粒子7BKは磁性を有するが、負帯電性なので負の電界に反発されて、青色粒子7Bよりも表示面から離間した位置に集まる。赤色粒子7Rは、非磁性で負帯電性なので、正の電界に吸引されて、背面側基板3側に集まる。緑色粒子7Gは、非磁性でかつ正帯電性なので、正の電界に反発されて、赤色粒子7Rよりも背面側基板3から離間したところに集まる。したがって表示側基板1側からは青の色相が観察される
図4(c)に示すように表示側基板2側が正となるよう電界を印加しかつ背面側基板3側に磁界(H)を発生させると、赤色粒子7B(非磁性/負帯電)が表示側基板2に最も近づくようにセル10内を飛翔移動する。なお、緑色粒子7Gは非磁性であるが、正帯電性なので、赤色粒子7Rよりも弱い吸引力が作用するので、赤色粒子7Rよりも表示面から離間した位置に集まる。黒色粒子7BKは、磁性を有しかつ負帯電性なので、正の電界に吸引されて、背面側基板3側に集まる。青色粒子7Bは、磁性を有しかつ正帯電性なので、正の電界に反発されて、背面側基板3から離間したところに集まる。したがって表示側基板1側からは赤の色相が観察される。
図4(d)に示すように表示側基板2側が負となるよう電界を印加しかつ背面側基板3側に磁界(H)を発生させると、緑色粒子7G(非磁性/正帯電)が表示側基板2に最も近づくようにセル10内を飛翔移動する。なお、赤色粒子7Gは磁性を有するが、負帯電性をもち、緑色粒子7Gよりも弱い吸引力が作用するので、緑色粒子7Gよりも表示側基板2から離間した位置に集まる。青色粒子7Gは、磁性を有しかつ負帯電性なので、正の電界に吸引されて、背面側基板3側に集まる。黒色粒子は、磁性を有するが、正帯電性なので、正の電界に反発されて、背面側基板3から離間したところに集まる。したがって表示側基板1側からは緑の色相が観察される。
また、図5に示すように、画像表示媒体1の各セル10にB(青色)、R(赤色)、G(緑色)が並ぶように磁界及び電界を印加して、3色(赤色、緑色、青色)を等分に使用すると、白色を表示することができる。
本発明の画像表示方式では、各粒子は電極に鏡像力により貼り付いた状態になるので、電源を切断した後でも表示画像は長期に保持され、メモリー性が良好である。また、帯電粒子は気体中を磁気力及び/又はクーロン力によって飛翔移動するものであるから高速で表示できる。しかも、図4(a)〜(d)の各表示状態は、磁界発生手段への電圧の印加と切断及び電界発生手段に印加する電流の向きを反転することにより切り替えが可能であり、良好な応答性を得ることができる。
本発明の画像表示媒体の各部は、次のように構成することができる。
[基板]
表示側基板2(透明電極5a付き基板)は、表示媒体1の外側から表示する色が視認できる程度の透明度をもつ基板であればよく、可視光の透過率が高くかつ耐熱性の良い材料で形成することが好ましい。基板材料としてはポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルサルフォン、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリイミド、アクリル等のポリマーシートや、ガラス、石英等の無機シートが挙げられる。基板の厚みは、2〜5000μmが好ましい。2μmより薄いと、強度が低下し基板間の間隔均一性を保ちにくくなり、5000μmより厚いと、鮮明な表示機能が得られなくなったり、コントラストが低下したりする。5〜1000μmがより好ましい。
本発明の画像表示媒体1における表示側基板2と背面側基板3の間隔は、粒子が飛翔移動でき、コントラストを維持できる寸法であれば良く、好ましくは10〜5000μmであり、より好ましくは10〜500μmである。対向する基板間のセル10における粒子の体積占有率は好ましくは10〜80%であり、より好ましくは10〜60%である。80%を超えると粒子の移動に支障をきたし、10%未満ではコントラストが低下してしまう。
[セル構造]
基板の間隔を均一にし、基板平行方向の粒子移動を防ぐため、隔壁4を設ける。隔壁4はストライプ状に設けても良いが、図1を表示面側からみた場合に、各セル10の全周(四辺)が隔壁4で囲まれるようにするのが好ましい。このように隔壁4を設けることにより、画像表示媒体の強度が向上し、耐繰り返し性及びメモリー保持性が高まる。隔壁4を形成する方法としては、特に限定されないが、スクリーン版を用いて所定の位置にペーストを重ね塗りするスクリーン印刷法、基板上に所望の厚さの隔壁材をベタ塗りし、隔壁として残したい部分のみレジストパターンを隔壁材上に被覆した後、ブラスト材を噴射して隔壁部以外の隔壁材を切削除去するサンドブラスト法、基板上に感光性樹脂を用いてレジストパターンを形成し、レジスト凹部へペーストを埋込んだ後レジスト除去するリフトオフ法(アディティブ法)、基板上に隔壁材料を含有した感光性樹脂組成物を塗布し、露光・現像により所望のパターンを得る感光性ペースト法、基板上に隔壁材料を含有するペーストを塗布した後、凹凸を有する金型等を圧着・加圧成形して隔壁形成する鋳型成形法等、種々の方法を採用できる。さらに鋳型成形法を応用し、鋳型として感光性樹脂組成物により設けたレリーフパターンを使用する、レリーフ型押し法で形成することも可能である。
[電界発生手段]
電界の発生は、一般に用いられている電極により行う。表示側電極は、透明かつパターン形成可能である導電性材料で形成した透明電極5aで、金属酸化物(ITO、酸化錫、酸化亜鉛等)や、透明性を損なわない程度の厚さの金属(アルミニウム、銀、ニッケル、銅、金等)をスパッタリング法、真空蒸着法、CVD法、塗布法等で薄膜状に形成したものや、導電剤を溶媒や合成樹脂バインダーに混合して塗布したものが好ましい。導電剤としてはベンジルトリメチルアンモニウムクロライド、テトラブチルアンモニウムパークロレート等のカチオン性高分子電解質、ポリスチレンスルホン酸塩、ポリアクリル酸塩等のアニオン性高分子電解質や導電性の酸化亜鉛、酸化スズ、酸化インジウム微粉末等が用いられる。電極の厚みは、導電性が確保でき透光性に支障なければ良く、3〜1000 nmが好ましく、5〜400 nmがさらに好ましい。透明電極5aとしては金属酸化物が好ましい。
背面側電極は、上記の表示側電極と同じ材料で形成することができ、特にアルミニウム、銀、ニッケル、銅、金等の金属が好ましい。また各電極は帯電した粒子の電荷が放出されないようにするために、絶縁性のコート層で被覆することが好ましい。
[磁界発生手段]
磁界は、例えば各セルに矩形状の空心コイルを設け、直流電流を流すことで発生させる(図2参照)。電流の向きを変えることにより極性を反転させることが可能である。
着色粒子をセル内で速やかに移動させるために、電極には50〜200 Vの直流電圧を印加するとともに、コイルに直流電圧を印加することにより、0.008〜0.08kA/m(0.1〜1kOe)の磁界を発生させることが好ましい。ここで上記の画像表示媒体では、例えばパッシブマトリクス駆動方式によりフルカラーの画像表示を行うことができる。すなわちマトリクス状に配置された表示側電極及び背面側電極(その交点に位置するセルが単位画素となる)に各々ドライバ(コントローラから信号が入力される)を接続し、表示側電極(コラム電極)に画像信号を入力し、また背面側電極(ロウ電極)に走査信号を1ラインずつ付与すればよい。
[着色粒子]
(粒径)
着色粒子は、原色として赤色、緑色、青色(青紫色でもよい)の3色を使用する加法混色法によりフルカラー表示(5色)を行うために、異なる4色(例えば黒色、赤色、緑色、及び青色を表示するための粒子である。3原色の全てを混合しても鮮明な黒色を得ることは困難なので、黒色粒子も使用される。着色粒子は、磁気特性の有無及び帯電特性の組み合わせが異なり、電界(クーロン力)及び/又は磁界(磁気吸引力)により飛翔移動し得るものとする。これらの粒子は球形で、比重が小さく、かつ各粒子の比重差が小さいことが好ましい。粒子の平均粒径d50は1〜30μmが好ましく、5〜20μmがさらに好ましい。平均粒径d50が1μm未満であると粒子の電荷密度が大きすぎて電極や基板への鏡像力が強すぎるため電界を反転した場合の追随性が悪くなる。平均粒径d50が30μmを超えるとメモリー性が悪くなる。平均粒径d50は、コールターカウンター社製マルチサイザーIIIを用いて電解質溶液中で測定した粒子径頻度分布から付属の解析ソフトを用いて、体積平均粒径(d50)として求めた。測定方法は以下に述べるとおりであった。すなわち電解質溶液(1%NaCl水溶液)100〜150ml中に分散剤(界面活性剤:アルキルベンゼンスルホン酸塩)を0.1〜5 ml添加後、測定試料2〜20 mgを添加してから、超音波分散器で分散処理を行い、上記装置で100μmのアパーチャーを使用して測定した。
(帯電特性)
着色粒子の帯電量は単体で測定することができないため、例えば電子写真装置(複写機等)で用いられるフェライトキャリアを標準試料とした場合のブローオフ法[日本画像学会標準トナー帯電量測定法:日本画像学会誌125号、p461〜468参照]によって測定する。ブローオフ法はキャリア粒子と粉体試料を小型のファラデーケージ内に入れ,高圧ガスを噴射し,粉体試料だけを吹き飛ばすという方法である。その際に粉体と粒体間の摩擦によってキャリア粒子側に発生した電荷量をファラデーケージに接続した電位計で直接測定する。
本発明で適用する測定条件を以下に記す。すなわちフェライトキャリア(ふるいわけ法により測定された重量平均粒径60μmのCu-Znフェライト粒子)9.5gと着色粒子0.5gをガラス製ビン(内径40 mm)中で十分に混合(約10分間)し、得られた混合物200 mgを用いて、ブローにより着色粒子を吹き飛ばし325メッシュの金網に捕捉されたキャリア粒子の帯電量を測定した。静電界による粒子の移動は粒子の持つ表面電荷密度と粒子の重量に依存するが、磁性粒子と非磁性粒子が混在する場合には、粒子の比重が異なるため単純な表面電荷密度の比較では電界による粒子移動特性を表すことができないので、帯電量の単位として(μC/g)を用いた。
平均粒径d50が1〜30μmの粒子においては、上記のキャリアを用いたブローオフ法により測定した粒子の帯電量が絶対値で1〜100μC/gである場合に画像表示媒体に好適な着色粒子となる。帯電量が1μC/g未満であると電界の変化に対する応答速度が遅くなり、メモリー性も低下する。帯電量が100μC/gを超えると電極や基板への鏡像力が強すぎ、電界を反転した場合の追随性が悪くなる。
着色粒子を負又は正に帯電させる方法は特に限定されないが、粒子に帯電制御剤等を含有させることにより、粒子同士の摩擦又は隔壁や電極材料との摩擦によって、容易に帯電させることができる。帯電電荷を保持するため粒子は絶縁性であるのが好ましく、例えば粒子の体積固有抵抗は1×1010 Ω・cm以上が好ましく、1×1012Ω・cm以上がより好ましい。体積固有抵抗は、平行平板セルにてDC 1,000 V/cmの電界で測定した値である。
(材料)
着色粒子は、樹脂、荷電制御剤、着色剤、磁性粒子、その他の添加剤等のトナー用材料により構成することができる。それぞれの材料は、各粒子に必要とされる電気的特性、磁気的特性及び色相を満たす様に種類及び使用量を調節する。
(結着樹脂)
結着樹脂としては、不飽和ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスルフォン樹脂、ポリエーテル樹脂、スチレン系樹脂(ポリスチレン、スチレンアクリル樹脂等)、ポリオレフイン、ポリアミド樹脂等を使用することができ、また、これらの樹脂を2種以上混合することもできる。この他着色粒子と基板との付着力を適正に制御するために、アクリル系樹脂(アクリルウレタン樹脂、アクリルシリコーン樹脂、アクリルフッ素樹脂、アクリルウレタンシリコーン樹脂、アクリルウレタンフッ素樹脂)、フッ素樹脂、シリコーン樹脂等を使用することもできる。
(荷電制御剤)
負荷電制御剤としては、サリチル酸金属錯体、含金属アゾ染料、含金属(金属イオンや金属原子を含む)の油溶性染料、カリックスアレン化合物、含ホウ素化合物(ベンジル酸ホウ素錯体)、ニトロイミダゾール誘導体等が使用できる。正荷電制御剤としては、ニグロシン染料、トリフエニルメタン系化合物、4級アンモニウム塩系化合物、イミダゾール誘導体等が使用できる。これらの染料(化合物)以外でも、超微粒子シリカ、超微粒子酸化チタン、超微粒子アルミナ等の金属酸化物、ピリジン等の含窒素環状化合物及びその誘導体や塩、各種有機顔料、弗素、塩素、窒素等を含んだ樹脂等も荷電制御剤として用いることができる。荷電制御剤の含有量は、結着樹脂100質量部に対して、0.5〜5質量部が好ましい。但し、結着樹脂が、アミノ基などの極性基をもつ場合は、荷電制御剤を省略することができる。
(着色剤)
着色剤としては、以下に例示するような公知の無機顔料{有彩色顔料、無彩色顔料(黒色顔料、白色顔料、体質顔料)}、有機顔料(アゾ顔料、フタロシアニン顔料、縮合多環顔料等)及び染料を単独又は2種以上組み合せて使用することができる。着色剤の含有量は、結着樹脂100質量部に対して、3〜10質量部が好ましい。
黒色顔料としては、黒鉛、カーボンブラック(ファーネスブラック、チャンネルブラック等)等を使用できる。後述の黒色磁性体を黒色顔料として用いても良い。
赤色顔料としては、赤色酸化鉄(べんがら)、鉛丹等の無機顔料、Pig.No.RED12,48,122,144等のアゾ系顔料などを使用できる。
青色顔料としては、ウルトラマリンブルー、コバルトアルミネートブルー等の無機顔料、フタロシアニンブルー、インダスレンブルー等の有機顔料を使用できる。
白色顔料としては、酸化亜鉛、二酸化チタン(ルチル型又はアナターゼ型)、アンチモン白、硫化亜鉛等を使用できる。また増量などの目的のために、体質顔料、例えばバライト粉、アルミナ、無水ケイ酸、炭酸カルシウム、タルク等を使用できる。
その他、塩基性染料、酸性染料、分散染料、直接染料等の各種染料、例えばニグロシン、メチレンブルー、ローズベンガルなどを使用できる。
これらの着色剤のうち、色調や分散性などを考慮すると、特に黒色着色剤としてはカーボンブラックが好ましく、白色着色剤としては二酸化チタン(ルチル型)が好ましい。
(磁性粒子)
黒色粒子は、微粒子状の磁性体[各種のフェライト、マグネタイト(黒色磁性粉)等の金属酸化物粒子]が結着樹脂中に分散した形態が好ましい。磁性体は黒色顔料を兼ねることができる。磁性体の含有量は、20〜80質量%が好ましい。磁性体としてマグネタイト(Fe3O4)を使用する場合は、湿式法により合成された粒子を用いるのが好ましい。湿式合成物は、硫酸第一鉄溶液にアンモニアを吹き込むことにより生成した水酸化第一鉄に過剰のアンモニア、苛性ソーダ及び硝酸を加えて酸化した後、水洗・ろ過・乾燥・粉砕することにより得られる。マグネタイト粒子の形状は、正八面体、六面体、立方体(Cubic)、球形、針状等種々あるが、いずれの形状でもよい。マグネタイト粒子の粒径は、一次粒子の体積平均粒径(以下単に平均粒径という)が0.05〜0.5μmの範囲にあるのが好ましい。平均粒径が0.05μm未満の粒子は、隠蔽力が低下するともに、赤みを帯びた色相を呈するので好ましくない。一次粒子の平均粒径が0.5μmを超えると、単位質量当たりの粒子数が少なくなるため、やはり隠蔽力が低下するので好ましくない。
黒色粒子以外の磁性を有する着色粒子は、磁性体からなるコア部と、コア部の外側に設けた白色顔料を有する中間層と、前記中間層を被覆する着色剤及び帯電制御剤を有する着色層とから構成されるのが好ましい。コア部に用いる磁性粒子は、体積粒径が1〜10μmのニッケル、コバルト、鉄等の金属又はその合金からなる。コア部はこの磁性粒子の単体又はこの磁性粒子を分散した粒子からなる。上記の構成にすることにより、磁性及び帯電性を備えた明度の高い着色粒子が得られる。
磁性を有する着色粒子の磁気特性は、飽和磁化が10A・m/kg(10emu/g)以上で、保磁力が15.92 kA/m(200Oe)以下(好ましくは0.79〜15.92 kA/m(10〜200 Oe))であるのが好ましい。磁気特性は、振動試料型磁力計(東英工業(株)製VSM-III型)により398 kA/m(5 kOe)の磁場を印加して測定し、B-Hトレーサで得られた減磁曲線から算出した値である。
(その他添加剤)
着色粒子の流動性を向上させるために、シランカップリング剤、チタネート系カップリング剤等のカップリング剤やシリコーンオイルなどで疎水化処理された無機微粉末(シリカ、チタニア、アルミナ等)に代表される流動化剤を添加し粒子表面に付着させるのが好ましい。その添加量は、着色粒子100質量部に対して0.3〜1質量部が好ましい。添加量が、0.3質量部未満であると効果が無く、1質量部を超えると余分な添加剤がセル内を汚すので好ましくない。また着色粒子の電極への付着性を抑制する為に導電性二酸化チタンを0.1〜1質量部加えても良い。
(着色粒子の製造法)
着色粒子の製造方法については特に限定されないが、電子写真用トナーを製造する場合と同様に、粉砕法、重合法等で製造することができる。
(粉砕法)
粉砕法は、樹脂と着色剤を含む原料を乾式混合する工程、混合物をニーダ等で加熱混練する工程、混練物を冷却・固化する工程、冷却固化物を粉砕する工程、粉砕粉を所定粒径に分級する工程を有する。また無機又は有機顔料の粉体の表面に樹脂や荷電制御剤等をコートする方法でもよい。
(重合法)
懸濁重合法は、重合性単量体、着色剤、必要に応じて重合開始剤、帯電制御剤等を混合し、湿式粉砕機により均一に分散する工程、得られた混合物、懸濁安定剤、重合開始剤及び水を重合槽に投入し、温度調節及びpH調整を行いホモジナイザーで攪拌して懸濁造粒を行う工程、重合槽内を昇温して重合反応を行う工程、重合粒子を濾過、水洗、脱水、乾燥を行う工程を有する。懸濁重合法は、真球状粒子が得られるため好ましい。
ラジカル重合性単量体としては、モノビニル単量体、アクリル系単量体、ビニルエステル系単量体、ビニールエーテル系単量体、ジオレフィン系単量体、モノオレフィン系単量体等を単独又は組み合わせて使用できる。
分散剤としては、シランカップリング剤(γ-メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、N-β-(N-ビニルベンジルアミノエチル)等)、チタネートカップリング剤(イソプロピルトリイソステアリックチタネート等)、p-スチレンスルホン酸ナトリウム、p-スチレンスルホン酸カリウム、p-スチレンスルホン酸カルシウム、p-クロロスチレン等を使用できる。
分散安定剤としては、難水溶性無機塩類(炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、燐酸マグネシウム、硫酸バリウム、シリカ、アルミナ等)を使用できる。
過酸化物系重合開始剤(着色剤分散用)としては、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、イソプロピルパーオキシカーボネート、クメンハイドロオキサイド、2,4-ジクロリルベンゾイルパーオキサイド等を使用できる。重合開始剤(着色剤分散後)としては、2,2'-アゾビスイソブチルニトリル、2,2'-アゾビスイ(2,4-ジメチル)バレロニトリル等を使用できる。
(相分離法)
磁性を有する多層構造の着色粒子(図3(c)参照)は、乾式混合、表面重合等により製造することができるが、以下に述べるように非相溶性の分散媒を用いた相分離法(例えば特開2001-114901号公報参照)により製造することが好ましい。
相分離法は、コアとなる磁性体粒子、白色顔料、結着樹脂及び非相溶性の分散媒を混合する工程、混合物を融点以上の温度に加熱しながら混練する工程、混練物を熱水中に投入し、分散媒を溶解除去する工程、遠心分離機等で白色粒子を分離後、濾過・乾燥・洗浄する工程、この白色粒子に着色剤、帯電制御剤、結着樹脂及び非相溶性の分散媒を添加・混合する被覆工程、非相溶性の分散媒の軟化点よりも0〜50℃だけ高い温度で加熱混練した後、混練物を熱水中に投入し、非相溶性の分散媒を溶解除去する工程、遠心分離機等で着色粒子を分離し、濾過・乾燥・洗浄する工程を有する。さらに必要に応じて着色粒子に帯電制御剤を添加することができる。
非相溶性の分散媒としては、着色剤を結合するための結着樹脂を実質的に膨潤及び溶解しない高分子材料を使用することが好ましい。すなわち結合樹脂の溶解度パラメータ{SP値(MJ/m3)1/2}と離れたSP値を有する高分子材料(溶媒)を選定すればよい。具体的な材料としては、ポリエチレンオキシド[ポリエチレングリコール(SP値:29.1)]、ポリプロピレングリコール、ポリビニールアルコールなどが挙げられる。非相溶性の分散媒を溶解除去し易くするために、軟化点が低い(130℃以下)もの、例えばポリエチレングリコールが好ましい。ポリエチレングリコールは、水溶性でかつ結着樹脂の溶融温度又は粘度を低下させる機能を有するので、本発明において有効に使用することができる。特に、本発明においては、粘度平均分子量が10万〜40万の範囲にあるポリエチレングリコールを用いることが好ましい。非相溶性の分散媒の使用量は、結着樹脂100質量部に対して、120〜200質量部の範囲が好ましい。
[表示装置]
本発明においては、上記のセルをマトリクス状に配置してフルカラー画像の表示を行う。これにより、ノートパソコン、PDA、携帯電話等のモバイル機器の画像表示部、看板、ポスター、黒板等の掲示板、コピー機、電卓、家電製品の画像表示部等に用いることができる。フルカラー画像の表示装置(画像書き換え装置)の一例を図6に示す。
図6に示す画像表示装置11は、側板12に各端部が軸支された搬送ローラ13a、16a及び搬送ローラ13b、16bと、これらの間に配設された制御回路19a、19bと、画像表示シート100を搬送ローラ13a、16aの接触部に案内する入口ガイド20aと、画像表示シート100(シート状の画像表示媒体)を搬送ローラ13b、16bから排出する出口ガイド20bを備えている。
搬送ローラ13aは、画像表示シート100との接触でセルを破損しないようにするために、シャフト14aの周囲にスポンジゴムなどの弾性体層15aを設けた構造を有する。他の搬送ローラ16a、13b、16bも同様に、シャフト17a、14b、17bの周囲にそれぞれ弾性体層16a、15b、18bを設けた構造を有する。搬送ローラ13a及び13bは歯車又はベルトなどの伝達機構(不図示)を介してモータなどの駆動源に連結されて、図示矢印方向(反時計方向)に同期して回転するとともに、搬送ローラ16a、16bは各々搬送ローラ13a、13bにより図示矢印方向(時計方向)に従動回転するように構成される。
制御回路19a、19bは、図7に示すように平板状の電界発生用電極22の周囲にコイル状の磁界発生用電極23を設けた制御電極21を有する。各制御電極21は、画像表示シートのセルの配列ピッチに対応するピッチで画像表示シート100の幅方向(搬送方向と直交する方向)に沿って千鳥状に配列されている。所定列の電極に画像情報に対応した信号電圧を印加することにより、制御回路19aと制御回路19bとの間隙gに電界と磁界が発生するように構成される。
画像表示シート100は、図8に示すように、ベース部材101にマトリクス状の孔加工を施して、隔壁4で仕切られたセル10を形成し、セル10内に着色粒子7を充填した後、透明シート102を被着させて、セル内に着色粒子7が封入された構造とすることができる。この構造によれば、表示媒体の低コスト化を図ることができる。
上記の画像表示装置11によれば、次の手順で画像の書き換えを行うことができる。まず、搬送ローラの駆動源に電源(例えばバッテリー)を接続するとともに、制御回路をUSBプリンタ端子とケーブルを介して画像情報が保存されているパソコンに接続する。次いで、画像表示シート100を図示矢印X方向に移動して、搬送ローラ13a、16a間に送り込み、このときパソコンを操作して、画像情報に対応する書き換え信号を制御回路に出力する。したがって搬送ローラ13b、16bから排出された画像表示シート100には、別の画像を表示することができる。また、図8のようなライン状の電極を用いる代わりに電極を画像表示シートの幅方向に沿って往復移動させてもよい。さらに、搬送ローラを手動で駆動することにより、画像表示シートを搬送してもよく、これにより、消費電力を低減することができる。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明する。ただし本発明は以下の実施例により限定されるものではない。
<実施例1>
[基板]
図1に示す構成のセルをもつ画像表示媒体1を作製した。表示側基板2及び背面側基板3としてガラス基板を用い、透明電極5aにはITO電極を、背面の電極5bには銅電極を用いた。セル10の表示側周囲に磁界発生手段6aとしてコイル状の銅パターン(図2参照)を配線した。セルの背面側にも磁界発生手段6bとしてコイル状の銅パターンを配線した。隔壁4は感光性レジストとマスクにより、約30μmの厚さで約90μmの高さに形成した。セルは127μmのピッチ(200 dpi)であった。
[着色粒子]
(青色粒子)
正帯電を有する青色の磁性粒子は,平均粒径5μmのフェライトコア粒子を白色顔料を含む中間層で被覆し、さらに帯電性を有する着色層で被覆した構造{図3(c)参照}を有し、次に述べるように非相溶性の分散媒を用いた相分離法によって作成した。以下の説明で、部はすべて質量部を示す。
白色顔料として1次粒子径0.35μmのルチル型酸化チタン15部とポリアミド(ナイロン6)15部をフェライトコア粒子70部と混合し、150℃で二軸押出機によって混練した。粗粉砕後、非相溶性の分散媒としてポリエチレンオキシド(分子量20万)150部を混合し、150℃で二軸押出機によって混練した。非相溶性の分散媒を熱水中で溶解し、遠心分離・ろ過・乾燥して、白色にコーティングされたフェライト粒子を得た。この白色粒子100部に対し、青色顔料(フタロシアニンブルー(B15-6))5部、ポリスチレン樹脂微粒子10部、正帯電制御剤[四級化アンモニウム塩(オリエント化学(株)製ボントロンP-51)]2部を混合して、高速ミキサーによりコーティングした。さらに,非相溶性の分散媒(ポリエチレンオキシド)を混合して、120℃で二軸押出機によって混練した。上記と同様に非相溶性の分散媒を溶解除去し、分離乾燥を行い、正帯電性を有する磁性粒子を得た。この粒子に、正帯電シリカ(デグッサ社製HVK2150)を0.5部高速ミキサーで添加した。得られた磁性粒子は球形で、帯電量は+2.5 gC/g、体積平均粒径は13μmであった。得られた磁性粒子は流動性が良好で、明るい青色を呈した。粉体セルを用いた色差計により明度はL*a*b*表色系(「JIS Z 8729,色の表示方法」参照)にてL*=20であった。
(黒色粒子)
負帯電性を有する黒色の磁性粒子はマグネタイト(平均粒径0.3μm)100部、ポリエステル樹脂50部、負帯電制御剤(保土ヶ谷化学製スピロンブラックTRH)2部を混合し、二軸押出機にて125℃で混練し、ジェットミルで粉砕した後に、熱球形化装置により体積平均粒径が10μmである球形粒子を得た。その表面に疎水性二酸化チタン(チタン工業社製STT550)0.5部を高速ミキサーで添加固定し、流動性と帯電性を調節した。得られた粒子の帯電量は−20μC/gであった。
(緑色粒子)
正帯電性を有する緑色の非磁性粒子は懸濁重合法により作成した。スチレンモノマー450部、緑色顔料(フタロシアニングリーン(G36))20部及び樹脂タイプ帯電制御剤(藤倉化成(株)製201PS)15部、架橋性モノマー15部の比率で混合した材料500部を重合開始剤(ベンゾイルパーオキサイド)5部とともに、ボールミルに投入し、室温で12時間混合分散してモノマー混合液を作成した。反応容器に分散安定剤(燐酸カルシウム)25部とイオン交換水5000部を投入し、重合開始剤(アゾビス-2,4-ジメチルバレロニトリル)15部と上記モノマー混合液700部を加え、ホモジナイザー(日本特殊機化工業社製ホモミキサー)にて9000 rpmで9分間攪拌して12μmに懸濁造粒した。反応容器を窒素で置換した後、ホモジナイザーの代わりにパドル攪拌翼を備えた攪拌装置により、140 rpmで8時間攪拌を続けて50℃で重合反応を行った。この懸濁重合液に水酸化ナトリウム30部を加え、50℃で2時間攪拌して懸濁安定剤の溶解を行い、濾過・水洗・脱水・乾燥を行って体積平均粒径が12μmの球形粒子を作成した。この球形粒子100部に、正帯電性シリカ(デグッサ社製H30TA)0.5部を外添して、帯電量が+12μC/gの緑色粒子を得た。
(赤色粒子)
負帯電性を有する赤色の非磁性粒子は、ポリエステル樹脂100部、赤色顔料(ジケトピロロピロール(R254))5部、及び負帯電制御剤(オリエント化学(株)製ボントロンE304)4部を用いて混練粉砕法により作成した。黒色粒子と同様に熱処理(球形化)後、疎水性シリカ(日本アエロジル社製H2000/4)0.5部を添加して体積平均粒子径13μm、帯電量-22μC/gの赤色の非磁性粒子を得た。
[表示方法]
上記の各着色粒子を、比重を測定しながら粒子の数が同じになるように混合し、各セルに数百個の着色粒子を封入した。
図4(a)に示す様に、表示側の磁界発生手段6aのコイルのみに50 mAの電流を流すと同時に、表示側が正極性にかつ背面側が負極性になるように透明電極と背面側の電極に150 Vの電圧を印加することにより、磁性及び負帯電性を有する黒色粒子7BKは表示側に飛翔移動し、応答速度10 msecで黒色に表示された。電圧の印加を停止して48時間放置したが黒色の表示は保存されたままであった。
同様に印加電圧の極性と磁界発生側を変更することで、3原色の表示を行うことができた。すなわち図4(b)に示す様に、表示側の磁界発生手段6aのコイルのみに50 mAの電流を流すと同時に、表示側が負極性にかつ背面側が正極性になるように透明電極と背面側の電極に150 Vの電圧を印加することにより、磁性及び正帯電性を有する青色粒子7Bは表示側に飛翔移動し、青色に表示された。
図4(c)に示す様に、背面側の磁界発生手段6bのコイルのみに50 mAの電流を流すと同時に、表示側が正極性にかつ背面側が負極性になるように透明電極と背面側の電極に150 Vの電圧を印加することにより、非磁性で負帯電性を有する赤色粒子7Rは表示側に飛翔移動し、赤色に表示された。
図4(d)に示す様に、背面側の磁界発生手段6bのコイルのみに50 mAの電流を流すと同時に、表示側が負極性にかつ背面側が正極性になるように透明電極と背面側の電極に150 Vの電圧を印加することにより、非磁性及び正帯電性を有する緑色粒子7Gは表示側に飛翔移動し、緑色に表示された。
図5に示す様に、各行のセルに青色、緑色、赤色の各色がこの順に並ぶように数行のセルの電極に上記と同様の電圧を印加して、磁界と電界を作用させた。その結果、各セルが白色に発光するわけではないが、表示面全体では、白色乃至昼光色による反射モードで十分な明るさの白色が表示された。
磁界のオン/オフ及び電界の極性の反転を繰り返し行った結果、5000回の切り替えによっても応答速度に変化が見られなかった。さらにセルをモザイク状に配置した以外は上記と同様の表示媒体1を作成し、各セルに上記と同様の磁界と電界をさせることにより、擬似フルカラーの画像を表示できることが確認された。
<実施例2>
厚さ25μmのポリエチレンテレフタレート製シート(A4サイズ)を、表面に微小突起を有する加圧ロールと送りロールとで挟んで加熱しながら多数の凹部(一辺が200μmの正方形で、深さ150μm)を形成し、各凹部(セル)に黒色、青色、緑色、赤色の着色粒子(実施例1で作成した粒子)をほぼ等量になるように混合したものを均一に充填し、表示側に透明フィルム(ポリエチレン製)を固着して、図8に示す画像表示シート100を作成した。
この画像表示シート100を図6に示す画像表示装置11に送り込み、画像表示シート100の耐久性を評価した。画像表示装置は、図6に示すように配置された制御電極(各電極をA4の横幅だけ並べたもの)を有する制御回路を備え、バッテリーで搬送ローラを駆動した。その結果、500回の使用に耐えることが確認された。但し、1000回の使用では、画像表示シートに筋が発生し、一部のセルに破損が生じた。
画像表示媒体のセルの構造を模式的に示す断面図である。 磁界発生手段を示す概略平面図である。 着色粒子の構造を模式的に示す断面図で、(a)は赤色粒子、(b)は緑色粒子、(c)は青色粒子、(d)は黒色粒子を示す図である。 セルの画像表示を模式的に示す断面図で、(a)は黒色の表示、(b)は青色の表示、(c)は赤色の表示、(d)は緑色の表示を示す図である。 白色表示を模式的に示す画像表示面の平面図である。 画像表示装置の一例を示す断面図である。 画像表示装置の電極配置を模式的に示す平面図である。 画像表示媒体の実施例を示す断面図である。
符号の説明
1:画像表示媒体、
2:表示側基板、3:背面側基板、4:隔壁、5a:透明電極、5b:電極、6a、6b:磁界発生手段、
7:着色粒子、
7R:赤色粒子、70a:結着樹脂、71:磁性粉、72:赤色着色剤、73a:負帯電制御剤、
7G:緑色粒子、70b:結着樹脂、72b:緑色着色剤、73b:正帯電制御剤、
7B:青色粒子、72W:白色顔料、72c:青色着色剤、73c:正帯電制御剤、74:コア粒子、75:中間層、76:着色層、
7BK:黒色粒子、71:磁性粉、72d:黒色着色剤、73d:負帯電制御剤、
10:セル、
11:画像表示装置、12:側板、13a、13b、16a、16b:搬送ローラ、15a、15b、17a、17b:弾性体、14a、14b、18a、18b:シャフト、19a、19b:制御回路、20a:入口ガイド、20b:出口ガイド、21:制御電極、21:電界発生用電極、22:磁界発生用電極、
100:画像表示シート、101:ベース部材、102:透明シート

Claims (6)

  1. 磁界発生手段及び電界発生手段を具備した少なくとも一方が透光性を有する2枚の基板と隔壁とで形成される複数のセルに、磁気特性の有無及び/又は帯電特性の組み合わせが異なり、かつ色相が異なる4種類の着色粒子を封入し、前記複数のセルごとに磁界及び電界を与えて、前記着色粒子の少なくとも一種を表示面側の基板の内面に飛翔移動させ、加法混色によるフルカラー画像を表示する画像表示方法であって、前記着色粒子は、黒色粒子、赤色粒子、緑色粒子及び青色粒子からなることを特徴とする画像表示方法。
  2. 前記黒色粒子は所定極性の帯電性を有する磁性粒子であり、前記赤色粒子、前記緑色粒子及び前記青色粒子は、前記黒色粒子と同極性の非磁性粒子、前記黒色粒子と逆極性の非磁性粒子、及び黒色粒子と逆極性の磁性粒子の組み合わせであることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示方法。
  3. 前記黒色粒子と逆極性の磁性粒子は、磁性体からなるコア部と、コア部を覆う白色顔料を含む中間層と、中間層を覆う帯電性を有する着色層とから構成されることを特徴とする請求項3に記載の画像表示方法。
  4. 前記黒色粒子と逆極性の磁性粒子は、非相溶性の分散媒を用いた相分離法により作成された着色粒子であることを特徴とする請求項3に記載の画像表示方法。
  5. 表示側に透光性シートが設けられた複数のセルと、各セルに封入された、磁気特性の有無及び/又は帯電特性の組み合わせが異なる、黒色粒子、赤色粒子、緑色粒子及び青色粒子からなる着色粒子群とを有することを特徴とする画像表示媒体。
  6. 請求項5に記載の画像表示媒体を所定方向に搬送する搬送手段と、搬送方向に沿って前記搬送手段の後方に設けられ、搬送方向と直交する方向に配列された複数の磁界発生用電極及び電界発生用電極を含み、前記セルごとに画像情報に対応した磁界と電界を印加する制御回路を有することを特徴とする画像表示装置。
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