JP2008209286A - 走査型プローブ顕微鏡用プローブ及び走査型プローブ顕微鏡 - Google Patents

走査型プローブ顕微鏡用プローブ及び走査型プローブ顕微鏡 Download PDF

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Abstract

【課題】 試料表面の形状、および微小領域での複数の物性を同時測定することが可能な顕微鏡用プローブ及び走査型顕微鏡を提供する。
【解決手段】 先鋭化された第1の探針部21および第2の探針部211と、第1の探針部21が先端部に突出して設けられたカンチレバー22aと第2の探針部211が先端部に突出して設けられたカンチレバー22bとからなるカンチレバー22と、カンチレバー22の基端部を先端部が自由端となるように片持ち状態で固定する本体部23とを備える顕微鏡用プローブとした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、走査型プローブ顕微鏡などに使用されるプローブに関する。
現在、試料表面におけるナノメートルオーダーの微小な領域を観察するための顕微鏡は、走査型プローブ顕微鏡(SPM:Scanning ProbeMicroscope)が使われている。このSPMの中でも、先端部に探針を設けたカンチレバーを走査プローブとして使用する原子間力顕微鏡(AFM:Atomic Force Microscope)が、特に注目されている。この原子間力顕微鏡は、カンチレバーの探針を試料表面に沿って走査し、試料表面と探針との間に発生する原子間力(引力または斥力)をカンチレバーの撓み量として検出することにより、試料表面の形状測定が行われる。カンチレバーには、その撓み量の測定方法の違いから光てこ式と自己検知型のものがある。
光てこ式のカンチレバー(以下「光てこ式カンチレバー」と呼ぶ。)では、カンチレバーにレーザ光を照射して、その反射角の変化を計測することによって撓み量を検出する。また、光てこ式カンチレバーには、探針に導電性を持たせることにより、探針と試料表面との間に電圧を印加し、探針と試料表面との間に流れる電流変化またはその電圧印加によって誘起される静電容量に基づいて撓み量の変化を測定するものがある(例えば、非特許文献1参照。)。
また、自己検知型のカンチレバー(以下「自己検知型SPMプローブ」と呼ぶ。)では、カンチレバーにピエゾ抵抗体を形成し、その抵抗値の変動を計測することによって撓み量を検出する(例えば、特許文献1参照。)。
また、この原子間力顕微鏡の技術を利用して、探針から被加工物に電流を流すことで被加工物の物性を変化させてナノメートルオーダーの加工や素子の作製を行う微細加工装置も提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
さらには、被加工物に接触して加工を行う角錐状ダイヤモンドバルクチップなどの第1の探針と、この探針が固定された第一のカンチレバーと、被加工物に接近してその形状や物性その他の性状を検知する探針であって、角錐状のシリコン系材料のチップにダイヤモンドコーティングした第二の探針とこの第二の短針が固定された第二のカンチレバーとこれら第一、第二のカンチレバーを所定間隔空けて保持したカンチレバー取付部材とを備えた微細加工装置がある。この装置は、加工を行う第一のカンチレバーと観察を行う第二のカンチレバーを、カンチレバー取付部材を回転させて切り替えることにより観察と加工を行う装置である(例えば、特許文献3参照。)。
特開平5−116458号公報 特開2002−154100号公報 特開2004−276177号公報 Journal of Applied Physics 65(1),1 p164 January 1989
プローブ顕微鏡には、さまざまな測定モードがあり、代表的なものとしてはコンタクトモード(接触型)AFMとノンコンタクト(非接触モード)AFMがあげられる。それぞれの測定モードに応じたプローブの選択が必要とされる。
とりわけ、コンタクトモード(接触型)AFMは、AFMの基本になる測定モードであり、硬さ、粘弾性、摩擦力、原子間力、電磁気力など、試料の表面物性の観察や原子像など高分解能の測定に適している。
コンタクトモード(接触型)AFMは、探針と試料表面が接触した状態で利用される。試料と探針間の距離が近いため、高分解能が期待される。コンタクトモード(接触型)AFMは、探針と試料表面が接触した状態で利用されるため、バネ定数が高く硬いカンチレバーでは、試料表面を破壊しながら観察してしまう危険性がある。このため観察された表面構造が実構造とは異なってしまう恐れがあり、例えば有機材料や生体試料など軟質な試料を観察する際には、試料にかかる探針荷重を小さくするため、できるだけバネ定数を低くした柔らかいカンチレバーであることが求められる。しかし、生体試料などと比べて硬いサンプルなどの測定においては、バネ定数を低くした柔らかいカンチレバーでは試料表面の硬さなど、試料自体の変形特性を測定することが出来ない。また、測定試料の表面の凹凸が激しい場合や、角度が急峻なサンプルの場合にはバネ定数を低くした柔らかいカンチレバーでは、試料の形状に対する追従性が悪いため測定結果が試料の表面状態を正しく示していないという課題があった。
また、SPMによる観察において、使用するプローブの選択は測定するサンプルに応じて、カンチレバーの各特性値により選ばれ、装置のオペレーターの経験よるところが大きかった。つまりプローブの選択には経験やノウハウが必要とされるところに課題があった。さらには、前述したとおり、測定する試料の硬さに応じてカンチレバーを付替える必要があった。
また、プローブ顕微鏡を用いたナノインデンテーションに応用する場合においては、測定を行う際にカンチレバーに荷重をかけて、探針を試料に押し込む必要がある。バネ定数が低い、柔らかいカンチレバーを用いると、硬い試料などでは圧痕が試料につかず計測が出来ない恐れがあった。この場合バネ定数が高い、硬いカンチレバーを選択すればよいが、バネ定数が高い、硬いカンチレバーを用いると、測定ポイントの特定などのために試料表面を観察する時に、試料を破損してしまう恐れがあった。つまり測定用と観察用にそれぞれバネ定数の違うカンチレバーが必要であり、それらを測定時と観察時で付替える必要があった。
また、例えばフォトリソグラフィに用いるフォトマスクの黒欠陥修正など、いわゆるナノ加工に用いる場合には、加工速度を早くあるいは粗く加工を行う場合には探針に大きな荷重をかけて加工を行うため、バネ定数が高い、硬いカンチレバーを用いる必要がある。しかし、仕上げの加工あるいは試料観察など極力荷重をかけずに試料表面を走査したい場合にはバネ定数を低くした柔らかいカンチレバーを用いる必要がある。つまり加工用と観察用にそれぞれバネ定数の違うカンチレバーが必要であり、それらを測定時と観察時で付替える必要があった。
また、上記背景技術の特許文献2に記載された微細加工装置は、探針から被加工物に電流を流すことで被加工物の物性を変化させてナノメートルオーダーの加工や素子の作製を行うものであり、機械的に被加工物を加工する物ではない。さらには、加工を行った部分の加工状態や加工結果の形状を観察するためには、加工が終了した後に、被加工物を他の観察手段、たとえば原子間力顕微鏡などにセットしなおして観察を行う必要があった。そのため、加工および観察を繰り返し行うといった作業を簡単に行うことは困難であった。
また、特許文献3に記載された微細加工装置では、加工用カンチレバーと観察用カンチレバーを取付部材を回転させることで切り替えているため、観察と加工を交互に行う場合には、観察した部位と加工する部位の対応させることが困難となってしまう。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、バネ定数を可変できるカンチレバーを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提案している。
本発明の顕微鏡用プローブは、カンチレバーと、該カンチレバーを支持する本体部とからなるプローブであって、前記カンチレバーに先鋭化された探針部が複数設けられている構成とした。また、本発明の顕微鏡用プローブは前記探針部が前記カンチレバーの中心軸上に配置されている構成とした。
上記発明に係る顕微鏡用プローブによれば、試料の種類や状態に合わせて異なるプローブを、試料を一軸方向に移動させるだけで選択できるため、測定結果に応じて都度、プローブを交換しなければならなかった従来法にくらべ、測定位置の特定などに多くの時間を費やす必要が無く測定を行うことができる。
また、本発明の顕微鏡用プローブは、前記カンチレバーの厚みを部分的に変化させて形成してある構成とした。
あるいは、本発明の顕微鏡用プローブは、前記カンチレバーの幅を部分的に変化させて形成してある構成とした。
上記発明に係る顕微鏡用プローブによれば、前記カンチレバーの厚みを部分的に変化させること、あるいは、前記カンチレバーの幅を部分的に変化させることにより、カンチレバーのバネ定数を変化させる事としており、複数の探針部がそれぞれ異なるバネ定数のカンチレバー上に設置されているため、試料の種類や状態に合わせてバネ定数の異なるプローブを選択して観察を行うことが可能となる。さらには、複数のプローブを交互に選択しながらの測定も可能とする。
また、本発明においてはそれらの構成を組み合わせてカンチレバーのバネ定数を変化させる事としても良い。
また、上記発明に係る顕微鏡用プローブによれば、例えばコンタクトモード(接触型)測定を行う場合には、バネ定数の低いカンチレバー部に形成した探針部を用いて測定を行うため、試料表面を走査させた場合にも試料表面を破壊しながら観察してしまう危険性がない。このため有機材料や生体試料など軟質な試料を観察する際に観察された表面構造が実構造とは異なったものになってしまうなどのリスクを抑えることを可能にする。また、バネ定数の低いカンチレバー部に形成した探針部を用いて測定を行った結果、試料表面の凹凸が激しい、あるいは角度が急峻なサンプルであった場合には、測定結果がだれてしまうため、バネ定数の高いカンチレバー部分に形成した探針部を用いて再度測定を行う。こうした連続的な観察を、カンチレバーを交換することなしに行うことが可能となる。
さらには、プローブ顕微鏡を用いたナノインデンテーションに応用する場合においては測定時と観察時、フォトリソグラフィに用いるフォトマスクの黒欠陥修正など、いわゆるナノ加工に用いる場合においては加工時と観察時にそれぞれバネ定数の異なるカンチレバーに形成された探針部を選択することにより観察時にはバネ定数の低いカンチレバーに形成された探針部を選択することで、試料表面にダメージを与えることなく観察を行い、測定時および加工時にはバネ定数の高いカンチレバーに形成された探針部を選択する。このとき、観察用のカンチレバーを充分にバネ定数の低い状態に形成することで、バネ定数の低いカンチレバーに形成された探針部が試料に接触している状態であっても試料表面にダメージを与えることなく測定及び加工を行うことを可能とする。
また、本発明の走査型プローブ顕微鏡は、前述した走査型プローブ顕微鏡用プローブと、前記プローブの複数の前記探針部を、試料表面に対して相対的に平行に走査するとともに垂直方向に移動させる移動手段と、前記移動手段により走査される複数の前記探針部の、前記試料表面の形状に応じた変位データを検出する変位検出手段と、を備える構成とした。
この発明に係る走査型プローブ顕微鏡によれば、凹凸を表面に有する試料表面微小領域の形状感度良く測定することができる。
また、本発明の走査型プローブ顕微鏡は、少なくとも1つの探針部を任意の周波数で共振または強制振動させる加振手段を備え、変位検出手段は、探針部の振動状態を検出する振動検出手段である構成とした。
この発明に係わる走査型プローブ顕微鏡によれば、DFM(Dynamic Force Mode)などのカンチレバーを振動させて試料の表面形状を測定する場合において、カンチレバーの共振周波数が高まり、試料との相互作用を感度良く測定することができる。
また、本発明のプローブは、変位検出手段をカンチレバー内に設けてあることとした。
また、さらには、変位検出手段はピエゾ抵抗素子であることとした。
この発明にかかわるプローブによれば、カンチレバーにレーザ光を反射させる反射面を設ける必要がないので、カンチレバーの形状に制限を受ける必要がなく、プローブの設計の自由度が向上し、製造し易い。また、レーザ光源等の大がかりな装置が不要なので、装置コスト及び装置スペースの削減を図ることができる。
本発明によれば、測定モードや試料の表面状態に合わせて探針部を選択することにより、カンチレバーのバネ定数が選択できるため、測定結果に応じて都度プローブを交換しなければならなかった従来法にくらべ、プローブ交換、測定位置の特定などを行うことなく測定を行うことができる。
また、プローブ顕微鏡を用いたナノインデンテーションに応用する場合においては測定時と観察時、フォトリソグラフィに用いるフォトマスクの黒欠陥修正など、いわゆるナノ加工に用いる場合においては加工時と観察時に都度プローブを交換しなければならなかった従来法にくらべ、プローブ交換、測定位置の特定などを行うことなく作業を行うことができる。
以下に、本願発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1から図7は、この発明に係る第1実施形態を示している。図1に走査型プローブ顕微鏡のブロック図を示す。図2にプローブの斜視図、図3に平面図、図4に断面図を示す。図5から図6にはプローブの製造工程の工程図を示す。また、図7には本実施例のほかの例を示している。
図1に示すように、走査型プローブ顕微鏡1は、試料100を支持する試料支持部9と、試料100を移動させる試料移動手段3と、試料移動手段3によって試料100の試料上面S上を相対的に走査される第1の探針部21および第2の探針部211を有するプローブ20と、プローブ20の第1の探針部21および第2の短針部211を、カンチレバー22が共振または強制振動する周波数で振動させる加振手段500とを備えている。プローブ20は、第1の探針部21および第2の探針部211が先端部に突出して設けられるカンチレバー22と、カンチレバー22の基端部を先端部が自由端となるように片持ち状態で固定する本体部23とを備えている。
試料移動手段3は、試料支持部9を支持し、試料上面Sに平行で互いに直交する2方向であるX、Y方向及び試料上面Sに垂直な方向であるZ方向に移動する試料移動手段3と、試料移動手段3を駆動させる駆動装置4とを備える。より詳しくは、試料移動手段3は、試料100をX、Y、Z方向に粗動移動させる粗動機構及び微小移動させるXYスキャナ、及びZスキャナとで構成される。粗動機構に対応する駆動装置4としては、例えばステッピングモータなどである。また、XYスキャナ及びZスキャナに対応する駆動装置4としては、例えばPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)等からなる圧電素子であり、電圧が印加されると、電圧印加量及び極性等に応じて試料100をXYZ方向に微小移動させることが可能である。また、加振手段500は、プローブ20に接続され所定の周波数及び振幅で振動するようにプローブ20を加振するPZTからなる圧電素子と、圧電素子に電圧を印加して圧電素子を振動させる加振電源5とを備える。
さらに、図1に示すように、走査型プローブ顕微鏡1は、加振手段500によって加振されたプローブ20の第1の探針部21および第2の探針部211の振動状態を検出する変位検出手段6を備える。変位検出手段6は、第1の探針部21および第2の探針部211の裏面に形成された反射面(例えば、金やアルミニウム等の金属材料をコーティングして形成:図示しない)にレーザ光を照射するレーザ光源と、レーザ光源の電源であるレーザ電源と、反射面で反射したレーザ光を検出するフォトダイオードとを備えている。フォトダイオードで検出されるレーザ光は、DIF信号として出力され、プリアンプで増幅され、交流−直流変換器によって直流変換され、コンピュータ7に送られる。コンピュータ7には、Z電圧フィードバック回路が備えられており、コンピュータ7に入力されたDIF信号に基づいて試料移動手段3のZスキャナに電圧を印加して試料100をZ方向に微小移動させる。
また、コンピュータ7は、前述のように駆動装置4、加振電源5、変位検出手段6と接続されている。
以上の構成により、走査型プローブ顕微鏡1は、以下に示すように、試料100の表面形状を測定する。まず、コンピュータ7による制御のもとに加振電源5で加振手段500を振動させるとともに、変位検出手段6からプローブ20のカンチレバー22の反射面にレーザ光を照射させる。カンチレバー22は加振手段500から伝達される振動によって上下に振動し、これによりカンチレバー22で反射され変位検出手段6のフォトダイオードで検出されるレーザ光は一定の振幅及び周波数の振動波形を形成する。この状態で、コンピュータ7による制御のもと、駆動装置4を駆動させて、試料100をX、Y方向に走査させて試料100の表面形状を測定する。
プローブ20の第1の探針部21および第2の探針部211が走査された位置に凹凸があると、変位検出手段6のフォトダイオードで検出されるレーザ光の振動振幅が減衰される。この振動振幅は、DIF信号としてプリアンプで増幅され、交流−直流変換器によって直流変換され、コンピュータ7に入力される。コンピュータ7には前述のZ電圧フィードバック回路が備えられており、DIF信号化された振動振幅がしきい値を超えた場合、入力されたDIF信号に基づいて駆動装置4を駆動させ、振動振幅がしきい値内で一定となるように試料移動手段3をZ方向に移動し、調整する。これを駆動装置4によって試料100をX、Y方向に移動させて、繰り返すことによって試料100の表面形状の測定を行う。
測定結果は、試料100のX、Y方向の走査位置とともにコンピュータ7によって表示される。
次に、このような走査型プローブ顕微鏡1に搭載されるプローブ20の詳細の構成について説明する。
図2はプローブ20の全体斜視図であるが、走査型プローブ顕微鏡1に搭載される向きと上下逆となるように記載されている。
図2に示すように、プローブ20は、先鋭化された第1の探針部21および第2の探針部211と、第1の探針部21が先端部に突出して設けられたカンチレバー22aと第2の探針部211が先端部に突出して設けられたカンチレバー22bとからなるカンチレバー22と、カンチレバー22の基端部を先端部が自由端となるように片持ち状態で固定する本体部23とを備える。カンチレバー22及び本体部23は、シリコン基板、特に、シリコンからなるシリコン活性層24及びシリコン支持層25と、シリコン活性層24とシリコン支持層25とに介装され、SiO2からなるBOX層26とを貼り合わせたSOI基板27(Silicon on Insulator)から形成されている。
また、図3、図4(図3におけるA−A´断面)に示すとおり、第1の探針部21はカンチレバー22a、第2の探針部211はカンチレバー22bの表面の先端部に形成されており、その先端が先鋭化されているため、試料100がアスペクト比の高い凹凸を有する表面形状であったとしても、第1の探針部21および第2の探針部211が凹凸に対して正確に追従し、凹凸の深さ、幅を高い精度で測定し、正確な観察像を得ることができる。
次に、この実施形態のプローブ20の製造方法について説明する。前述のとおり、プローブ20のカンチレバー22及び本体部23は、シリコン活性層24、BOX層26、シリコン支持層25から構成されるSOI基板27から形成される。ここで、シリコン活性層24の厚さはカンチレバー22の厚さに設定され、また、BOX層26及びシリコン支持層25の厚さは本体部23の厚さに設定されている。以下、順に説明する。
図5及び図6は、図3に示す切断線A−A´におけるプローブ20の形成工程を説明する部分断面図である。
まず、図5(a)のように、SOI基板27の表面および裏面を熱酸化することによりシリコン酸化膜33を形成する。さらに表面側のシリコン酸化膜33上にエッチングマスクとなるフォトレジスト膜31を形成する。次にフォトレジスト膜31をマスクとしてバッファードフッ酸溶液(BHF)を用いて表面側のシリコン酸化膜33をエッチングすることにより図5(b)に示すように第1の探針部21および第2の探針部211を形成するためのマスクとなるシリコン酸化膜33をパターニングする。つづいて、パターニングしたシリコン酸化膜33をマスクとして反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)することで、図5(c)に示すように、マスクであるシリコン酸化膜33の下に第1の探針部21および第2の探針部211が形成される。そして、バッファードフッ酸溶液(BHF)を用いてマスクであるシリコン酸化膜33をエッチングすることにより図5(d)に示すとおり、先鋭化した第1の探針部21および第2の探針部211が形成される。フォトレジスト膜としては、ポジ型でもネガ型でも良い。シリコン活性層24をエッチングする方法としては、ドライエッチングでもウェットエッチングでもいずれの方法でも良いが、ドライエッチングが好適である。ドライエッチングであれば、他にDRIE(Deep Reactive Ion Etching)などがある。またウェットエッチングであれば、水酸化カリウム(KOH)やテトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(TMAH)等のアルカリ性エッチャントによる異方性エッチングなどがある。
次に、図6(a)から(d)に示すように、本体部23を形成する。まず、図6(a)に示すように、シリコン酸化膜33をエッチングすることにより本体部23を形成するためのマスクとなるシリコン酸化膜33をパターニングする。つぎに、図6(b)に示すように、第1の探針部21、第2の探針部211、カンチレバー22を保護するため、カンチレバー22側の全面にフォトレジスト膜32を形成する。そして、図6(c)に示すように、酸化膜33をマスクとして、本体部23以外のシリコン支持層25をエッチングする。この場合、ドライエッチングでもウェットエッチングでもいずれでも構わないが、ウェットエッチングが好適である。さらに、図6(d)に示すように、バッファードフッ酸(BHF)によってシリコン酸化膜33及び本体部23以外のBOX層26を除去し、フォトレジスト膜32を除去することでプローブ20が製作される。
本実施例においては、探針部の水平断面形状を円形としたが、これに限られることはなく、四角形や半円形などいずれの形状でも良い。
また、本実施例の他の例として、図7に示すように、カンチレバー22の厚みを変化させた形としても良い。図7は本実施例の図3におけるA−A´断面図である。
図8から図14は、本発明に係る第2実施形態を示している。図8に走査型プローブ顕微鏡のブロック図を示す。図9にプローブの平面図、図10から図13にはプローブの製造工程の工程図を示す。図14は、本実施形態のカンチレバーの基部にスリットを形成した例を示している。この第2実施形態において前述した第1実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図8に示すように、本実施形態における走査型プローブ顕微鏡2は、試料100を支持する試料支持部9と、試料100を移動させる試料移動手段3と、試料移動手段3によって試料100の試料上面S上を相対的に走査される第1の探針部21および第2の探針部211を有するプローブ201と、プローブ201の第1の探針部21および第2の短針部211を、カンチレバー22が共振または強制振動する周波数で振動させる加振手段500とを備えている。プローブ201は、第1の探針部21および第2の短針部211が先端部に突出して設けられるカンチレバー22と、カンチレバー22の基端部を先端部が自由端となるように片持ち状態で固定する本体部23とを備えている。
試料移動手段3は、試料支持部9を支持し、試料上面Sに平行で互いに直交する2方向であるX、Y方向及び試料上面Sに垂直な方向であるZ方向に移動する試料移動手段3と、試料移動手段3を駆動させる駆動装置4とを備える。より詳しくは、試料移動手段3は、試料100をX、Y、Z方向に粗動移動させる粗動機構及び微小移動させるXYスキャナ、及びZスキャナとで構成される。粗動機構に対応する駆動装置4としては、例えばステッピングモータなどである。また、XYスキャナ及びZスキャナに対応する駆動装置4としては、例えばPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)等からなる圧電素子であり、電圧が印加されると、電圧印加量及び極性等に応じて試料100をXYZ方向に微小移動させることが可能である。また、加振手段500は、プローブ201に接続され所定の周波数及び振幅で振動するようにプローブ201を加振するPZTからなる圧電素子と、圧電素子に電圧を印加して圧電素子を振動させる加振電源5とを備える。
また、第1の探針部21および第2の短針部211の変位を測定する変位検出手段60はカンチレバー22aの基端部およびカンチレバー22bの基端部に備えられ、カンチレバーの撓みを検出するピエゾ抵抗素子により検出した抵抗変化に基づいて探針部の変位を測定するものとした。
図9は、プローブ201の全体平面図であるが、走査型プローブ顕微鏡2に搭載される向きとは上下逆となるように示されている。
図9に示すように、プローブ201は、先鋭化された第1の探針部21および第2の探針部211と、第1の探針部21が先端部に突出して設けられたカンチレバー22aと第2の探針部211が先端部に突出して設けられたカンチレバー22bとからなるカンチレバー22と、カンチレバー22の基端部を先端部が自由端となるように片持ち状態で固定する本体部23とを備える。カンチレバー22aとカンチレバー22bの境界部にはカンチレバー22aの撓みを検出するピエゾ抵抗素子40a、また、カンチレバー22の基端部には、カンチレバー22bの撓みを検出するピエゾ抵抗素子40bが形成され、カンチレバー22および本体部23にはピエゾ抵抗素子40aの抵抗変化を検出するためのピエゾ抵抗素子用電極配線41a、42aとピエゾ抵抗素子40bの抵抗変化を検出するためのピエゾ抵抗素子用電極配線41b、42bとが形成されている。カンチレバー22及び本体部23は、シリコン基板、特に、シリコンからなるシリコン活性層24及びシリコン支持層25と、シリコン活性層24とシリコン支持層25とに介装され、SiO2からなるBOX層26とを貼り合わせたSOI基板27(Silicon on Insulator)から形成されている。
次に、この実施形態のプローブ201の製造方法について説明する。図10および図11、図13は図9の切断線B−B´における断面図であり、図12は図9の切断線C−C´における断面図である。
前述のとおり、プローブ201のカンチレバー22及び本体部23は、シリコン活性層24、BOX層26、シリコン支持層25から構成されるSOI基板27から形成される。ここで、シリコン活性層24の厚さはカンチレバー22の厚さに設定され、また、BOX層26及びシリコン支持層25の厚さは本体部23の厚さに設定されている。以下、順に説明する。
まず、図10(a)のように、SOI基板27の表面および裏面を熱酸化することによりシリコン酸化膜33を形成する。さらに表面側のシリコン酸化膜33上にエッチングマスクとなるフォトレジスト膜50を形成する。次にフォトレジスト膜50をマスクとしてバッファードフッ酸溶液(BHF)を用いて表面側のシリコン酸化膜33をエッチングすることにより図10(b)に示すように第1の探針部21および第2の探針部211を形成するためのマスクとなるシリコン酸化膜33をパターニングする。つづいて、パターニングしたシリコン酸化膜33をマスクとして反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)することで、図10(c)に示すように、マスクであるシリコン酸化膜33の下に第1の探針部21および第2の探針部211が形成される。そして、バッファードフッ酸溶液(BHF)を用いてマスクであるシリコン酸化膜33をエッチングすることにより、図10(d)に示すとおり、先鋭化した第1の探針部21および第2の探針部211が形成される。フォトレジスト膜としては、ポジ型でもネガ型でも良い。シリコン活性層24をエッチングする方法としては、ドライエッチングでもウェットエッチングでもいずれの方法でも良いが、ドライエッチングが好適である。ドライエッチングであれば、他にDRIE(Deep Reactive Ion Etching)などがある。またウェットエッチングであれば、水酸化カリウム(KOH)やテトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(TMAH)等のアルカリ性エッチャントによる異方性エッチング等がある。
次に、図11に示すように、カンチレバー22aとカンチレバー22bの境界部にはカンチレバー22aの撓みを検出するピエゾ抵抗素子40a、また、カンチレバー22の基端部には、カンチレバー22bの撓みを検出するピエゾ抵抗素子40bを形成する。まず、図11(a)のように、カンチレバー22が形成された側の全体をフォトレジスト膜51でパターニングする。つぎに図11(b)に示すようにフォトリソグラフィ技術によって、ピエゾ抵抗素子40aおよびピエゾ抵抗素子40bを形成する範囲のフォトレジスト膜51を除去する。そして、図11(C)に示すとおり、フォトレジスト膜51をマスクとして、シリコン活性層24にボロンをイオンインプラしてフォトレジスト膜51を除去することでカンチレバー22aとカンチレバー22bの境界部にはカンチレバー22aの撓みを検出するピエゾ抵抗素子40a、また、カンチレバー22の基端部には、カンチレバー22bの撓みを検出するピエゾ抵抗素子40bを形成する。つぎに、図11(d)に示すようにカンチレバー22の表面上に絶縁層28を形成する。絶縁層28は熱酸化法によって形成される。本プロセスに使用するフォトレジスト膜としては、ポジ型でもネガ型でも良い。
続いて、図12(a)から図12(d)に示すように、ピエゾ抵抗素子40bに電極配線41b、42bを形成する。まず、ピエゾ抵抗素子40b上の絶縁層28を除去してピエゾ抵抗素子用電極配線41bおよび42bの接続部を形成する。図12(a)に示すように、接続部となる部分以外の部分をフォトレジスト膜52でパターニングして保護する。レジストで保護されていない部分の絶縁層28はフッ酸に浸漬することにより除去し、更にレジスト52も除去する。次に、図12(b)に示すようにカンチレバー22のピエゾ抵抗素子を形成した面全体、つまりウエハの表面側全体に電極配線材料となるアルミ膜をスパッタリングにより形成し、図12(c)に示すように、ピエゾ抵抗素子用電極配線41bおよび42bとなる部分にフォトレジスト膜53をパターニング形成する。図12(d)に示すようにフォトレジスト53を形成していない部分のアルミ膜を除去し、つづいてフォトレジスト膜53を除去することによってピエゾ抵抗素子用電極配線41bおよび42bが形成される。
なお、ピエゾ抵抗素子用電極配線41bおよび42bとなる電極配線材料を形成する方法は、スパッタリング法に限らず、蒸着法としても良い。また、あらかじめ全体にフォトレジスト膜53を形成し、ピエゾ抵抗素子用電極配線41および42を形成する部分のフォトレジスト膜53を除去する。つづいて、スパッタリング法あるいは蒸着法によってアルミ膜を成膜し、つづいてフォトレジスト膜53を除去することでピエゾ抵抗素子用電極配線41bおよび42bを形成する方法としても良い。
また、図示しないが、ピエゾ抵抗体40aに電極配線41a、42aを形成するプロセスも、ピエゾ抵抗素子40bに電極配線41b、42bを形成するプロセスと同時に行う。
次に、図13(a)から(d)に示すように、本体部23を形成する。まず、図6(a)に示すように、シリコン酸化膜33をエッチングすることにより本体部23を形成するためのマスクとなるシリコン酸化膜33をパターニングする。つぎに、図13(b)に示すように、第1の探針部21、第2の探針部211、カンチレバー22を保護するため、カンチレバー22側の全面にフォトレジスト膜54を形成する。そして、図13(c)に示すように、酸化膜33をマスクとして、本体部23以外のシリコン支持層25をエッチングする。この場合、ドライエッチングでもウェットエッチングでもいずれでも構わないが、ウェットエッチングが好適である。さらに、図13(d)に示すように、バッファードフッ酸(BHF)によってシリコン酸化膜33及び本体部23以外のBOX層26を除去し、フォトレジスト膜54を除去することでプローブ201が製作される。
本実施例においては、探針部の断面形状を円形としたが、これに限られることはなく、四角形や半円形などいずれの形状でも良い。
なお、上述の各工程において、フォトレジスト膜を露光させることでパターニングするが、これに限らず、電子ビームなどによる直接描画する方法でも構わない。
またさらには、図14に示すようにカンチレバー22aとカンチレバー22bの境界部にはスリット70、カンチレバー22の基端部には、スリット71が形成されている構造としてもよい。これによりカンチレバー22aおよび22bの基端部が、たわみやすい構造となり、更に精度の高い測定を可能とする。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。なお、プローブのカンチレバー及び本体部はSOI基板から形成されるものとしたが、これに限ることは無く、樹脂、半導体、ガラス、あるいは金属に絶縁層をコートしたものなどでも良い。
また、プローブに振動を与えて試料の表面形状を測定するDFMモードの走査型プローブ顕微鏡としたが、これに限ることは無く、探針部の変位を直接測定するAFMモードに使用するものとしても、アスペクト比の高い凹凸を感度良く測定することができる。
また、プローブには、カンチレバーが1つ設けられるものとしたが、これに限ることは無く、複数のカンチレバーを設けることで、アレイ化したプローブとしても良い。さらに、プローブは走査型プローブ顕微鏡に備えられるものとしたがこれに限ることはない。
本発明の第1の実施形態に係る走査型プローブ顕微鏡の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るプローブの要部を示す部分斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るプローブの全体を示す平面図である。 本発明の第1の実施形態に係るプローブの要部を示す部分断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るプローブの形成工程を説明するための部分断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るプローブの形成工程を説明するための部分断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るプローブの変形例の要部を示す部分断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る走査型プローブ顕微鏡の構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係るプローブの全体を示す平面図である。 本発明の第2の実施形態に係るプローブの形成工程を説明するための部分断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るプローブの形成工程を説明するための部分断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るプローブの形成工程を説明するための部分断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るプローブの形成工程を説明するための部分断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るプローブの変形例を示す全体平面図である。
符号の説明
1、2 走査型プローブ顕微鏡
3 試料移動手段
4 駆動装置
500 加振手段
5 加振電源
6、60 変位検出手段
7 コンピュータ
9 試料支持部
20、201 プローブ
21 第1の探針部
211 第2の探針部
22、22a、22b カンチレバー
23 本体部
24 シリコン活性層
25 シリコン支持層
26 BOX層
27 SOI基板(シリコン基板)
28 絶縁層
33 シリコン酸化膜
31、32、50、51、52、53、54 フォトレジスト膜
40a、40b ピエゾ抵抗素子
41a、41b、42a、42b ピエゾ抵抗素子用電極配線
70、71 スリット
100 試料

Claims (8)

  1. カンチレバーと、該カンチレバーを支持する本体部とからなるプローブであって、前記カンチレバーに先鋭化された探針部が複数設けられていることを特徴とする走査型プローブ顕微鏡用プローブ。
  2. 複数の前記探針部がそれぞれ前記カンチレバーの中心軸上に配置されていることを特徴とする請求項1記載の走査型プローブ顕微鏡用プローブ。
  3. 前記カンチレバーの厚みが部分的に異なっていることを特徴とする請求項2記載の走査型プローブ顕微鏡用プローブ。
  4. 前記カンチレバーの幅が部分的に異なっていることを特徴とする請求項2または請求項3記載の走査型プローブ顕微鏡用プローブ。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の走査型プローブ顕微鏡用プローブと、
    前記プローブの複数の前記探針部を、試料表面に対して相対的に平行に走査するとともに垂直方向に移動させる移動手段と、
    前記移動手段により走査される複数の前記探針部の、前記試料表面の形状に応じた変位データを検出する変位検出手段と、
    を備える走査型プローブ顕微鏡。
  6. 少なくとも1つの前記探針部を任意の周波数で共振または強制振動させる加振手段を備え、
    前記変位検出手段は、前記探針部の振動状態を検出する振動検出手段である請求項5に記載の走査型プローブ顕微鏡。
  7. 前記変位検出手段を前記カンチレバー内に設けてある請求項5または請求項6に記載の走査型プローブ顕微鏡。
  8. 前記変位検出手段はピエゾ抵抗素子である請求項5乃至7のいずれか1項に記載の走査型プローブ顕微鏡。
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