JP2008209019A - オイル量測定装置 - Google Patents

オイル量測定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008209019A
JP2008209019A JP2007043274A JP2007043274A JP2008209019A JP 2008209019 A JP2008209019 A JP 2008209019A JP 2007043274 A JP2007043274 A JP 2007043274A JP 2007043274 A JP2007043274 A JP 2007043274A JP 2008209019 A JP2008209019 A JP 2008209019A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
return pipe
oil
compressor
temperature
temperature sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007043274A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Ito
昭 伊東
Mitsushi Yoshimura
充司 吉村
Satoshi Watanabe
聡 渡辺
Yasushi Watanabe
泰 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2007043274A priority Critical patent/JP2008209019A/ja
Publication of JP2008209019A publication Critical patent/JP2008209019A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Compressor (AREA)

Abstract

【課題】圧縮機の運転開始直後や、負荷が大きく変動してシステム全体が不安定な状態にある場合でも、冷媒回路に組み込まれたオイルタンクの内部に溜まるオイル量を測定することができるオイル量測定装置を提供する。
【解決手段】圧縮機の下流側に配置された、オイルセパレータ9およびタンク本体12を備えるオイルタンク10と、前記圧縮機の吸入側に接続された冷媒配管11と、前記オイルタンク12の底部とを連通する第1の戻り管13と、前記オイルタンク12の頂部とを連通する第2の戻り管15と、前記オイルタンク12の側部とを連通する第3の戻り管16とを備え、前記第2の戻り管15および前記第3の戻り管16には、絞り機構17,18がそれぞれ設けられているとともに、前記絞り機構17,18の上流側に位置する前記第2の戻り管15および前記第3の戻り管16には、温度センサ19,20がそれぞれ取り付けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、冷媒回路に組み込まれたオイルタンクの内部に溜まるオイル量を測定するオイル量測定装置に関するものである。
冷媒回路中の所定の場所に溜められたオイル量を判定するものとして、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。
特開2006−118826号公報
上記特許文献1に開示されたオイル量判定装置は、圧縮機から吐出された直後のガス冷媒の温度と、オイルセパレータから圧縮機に戻る潤滑油の温度とを比較することにより圧縮機内に溜まるオイル量を判定しようとするものである。そのため、圧縮機の運転開始直後や、負荷が大きく変動してシステム全体が不安定な状態にある場合には、オイル量を上手く判定することができないおそれがある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、圧縮機の運転開始直後や、負荷が大きく変動してシステム全体が不安定な状態にある場合でも、冷媒回路に組み込まれたオイルタンクの内部に溜まるオイル量を測定することができるオイル量測定装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、下記の手段を採用した。
本発明に係るオイル量測定装置は、圧縮機の下流側に配置された、オイルセパレータおよびタンク本体を備えるオイルタンクと、前記圧縮機の吸入側に接続された冷媒配管と、前記オイルタンクの底部とを連通する第1の戻り管と、前記圧縮機の吸入側に接続された冷媒配管と、前記オイルタンクの頂部とを連通する第2の戻り管と、前記圧縮機の吸入側に接続された冷媒配管と、前記オイルタンクの側部とを連通する第3の戻り管とを備え、前記第2の戻り管および前記第3の戻り管には、絞り機構がそれぞれ設けられているとともに、前記絞り機構の上流側に位置する前記第2の戻り管および前記第3の戻り管には、温度センサがそれぞれ取り付けられている。
本発明に係るオイル量測定装置によれば、タンク本体内に溜まる潤滑油の温度が、冷媒の温度と異なる(例えば、10℃〜20℃低い)ことを利用して、潤滑油の油面がおおよそどの位置にあるのかを判別することができる。
例えば、第3の戻り管に取り付けられた温度センサにより測定された流体の温度が、第2の戻り管に取り付けられた温度センサにより測定された流体の温度と異なる(例えば、10℃〜20℃低い)場合には、第2の戻り管内を冷媒が通過し、第3の戻り管内を潤滑油が通過していることとなる。すなわち、潤滑油の油面は、第3の戻り管の一端が接続された位置よりも高い位置に存在することとなる。
また、第3の戻り管に取り付けられた温度センサにより測定された流体の温度が、第2の戻り管に取り付けられた温度センサにより測定された流体の温度と略等しい場合には、第2の戻り管および第3の戻り管内を冷媒がそれぞれ通過していることとなる。すなわち、潤滑油の油面は、第3の戻り管の一端が接続された位置よりも低い位置に存在することとなる。
したがって、タンク本体の側面に接続される第3の戻り管の一端を、最低限確保したい油量の油面が位置する位置に設置することで、第3の戻り管に取り付けられた温度センサにより測定された流体の温度が、第2の戻り管に取り付けられた温度センサにより測定された流体の温度と異なる(例えば、10℃〜20℃低い)間は、最低限確保したい油量以上の潤滑油がタンク本体内に溜まっていることとなる。
本発明に係るオイル量測定装置は、圧縮機の吐出側に接続された冷媒配管に取り付けられ、圧縮機から吐出された直後のガス冷媒の温度を測定する温度センサと、圧縮機の下流側に配置された、オイルセパレータおよびタンク本体を備えるオイルタンクと、前記圧縮機の吸入側に接続された冷媒配管と、前記オイルタンクの底部とを連通する第1の戻り管と、前記圧縮機の吸入側に接続された冷媒配管と、前記オイルタンクの側部とを連通する第2の戻り管とを備え、前記第2の戻り管には、絞り機構が設けられ、この流量調整弁の上流側に位置する前記第2の戻り管には、温度センサが取り付けられている。
本発明に係るオイル量測定装置によれば、タンク本体内に溜まる潤滑油の温度が、冷媒の温度と異なる(例えば、10℃〜20℃低い)ことを利用して、潤滑油の油面がおおよそどの位置にあるのかを判別することができる。
例えば、第2の戻り管に取り付けられた温度センサにより測定された流体の温度が、圧縮機の吐出側に接続された冷媒配管に取り付けられた温度センサにより測定されたガス冷媒の温度と異なる(例えば、10℃〜20℃低い)場合には、第2の戻り管内を潤滑油が通過していることとなる。すなわち、潤滑油の油面は、第2の戻り管の一端が接続された位置よりも高い位置に存在することとなる。
また、第2の戻り管に取り付けられた温度センサにより測定された流体の温度が、圧縮機の吐出側に接続された冷媒配管に取り付けられた温度センサにより測定された流体の温度と略等しい場合には、第2の戻り管内を冷媒が通過していることとなる。すなわち、潤滑油の油面は、第2の戻り管の一端が接続された位置よりも低い位置に存在することとなる。
したがって、タンク本体の側面に接続される第2の戻り管の一端を、最低限確保したい油量の油面が位置する位置に設置することで、第2の戻り管に取り付けられた温度センサにより測定された流体の温度が、圧縮機の吐出側に接続された冷媒配管に取り付けられた温度センサにより測定された流体の温度と異なる(例えば、10℃〜20℃低い)間は、最低限確保したい油量以上の潤滑油がタンク本体内に溜まっていることとなる。
本発明に係るオイル量測定装置は、圧縮機の下流側に配置された、オイルセパレータおよびタンク本体を備えるオイルタンクと、前記オイルセパレータに取り付けられ、このオイルセパレータから前記タンク本体に流入する流体の温度を測定する温度センサと、前記圧縮機の吸入側に接続された冷媒配管と、前記オイルタンクの底部とを連通する第1の戻り管と、前記圧縮機の吸入側に接続された冷媒配管と、前記オイルタンクの側部とを連通する第2の戻り管とを備え、前記第2の戻り管には、絞り機構が設けられ、この流量調整弁の上流側に位置する前記第2の戻り管には、温度センサが取り付けられている。
本発明に係るオイル量測定装置によれば、タンク本体内に溜まる潤滑油の温度が、冷媒の温度よりも低い(例えば、10℃〜20℃低い)ことを利用して、潤滑油の油面がおおよそどの位置にあるのかを判別することができる。
例えば、第2の戻り管に取り付けられた温度センサにより測定された流体の温度が、オイルセパレータに取り付けられた温度センサにより測定されたガス冷媒の温度と異なる(例えば、10℃〜20℃低い)場合には、第2の戻り管内を潤滑油が通過していることとなる。すなわち、潤滑油の油面は、第2の戻り管の一端が接続された位置よりも高い位置に存在することとなる。
また、第2の戻り管に取り付けられた温度センサにより測定された流体の温度が、オイルセパレータに取り付けられた温度センサにより測定された流体の温度と略等しい場合には、第2の戻り管内を冷媒が通過していることとなる。すなわち、潤滑油の油面は、第2の戻り管の一端が接続された位置よりも低い位置に存在することとなる。
したがって、タンク本体の側面に接続される第2の戻り管の一端を、最低限確保したい油量の油面が位置する位置に設置することで、第2の戻り管に取り付けられた温度センサにより測定された流体の温度が、オイルセパレータに取り付けられた温度センサにより測定された流体の温度と異なる(例えば、10℃〜20℃低い)間は、最低限確保したい油量以上の潤滑油がタンク本体内に溜まっていることとなる。
上記オイル量測定装置において、前記第1の戻り管の途中には、絞り機構が設けられているとともに、この絞り機構の下流側に位置する前記第1の戻り管には、温度センサが取り付けられているとさらに好適である。
このようなオイル量測定装置によれば、タンク本体内に溜まっている潤滑油中に多量の冷媒が含まれている場合には、その潤滑油中の冷媒が絞り機構を通過する際に気化し、その温度が低下することを利用して、タンク本体内に溜まっている潤滑油の希釈率を判別することができる。
例えば、第1の戻り管に取り付けられた温度センサにより測定された流体の温度が、その一端がタンク本体の側部に接続された戻り管に取り付けられた温度センサにより測定された流体の温度よりも低い場合には、タンク本体内に溜まっている潤滑油中に多量の冷媒が含まれていることとなる。
また、第1の戻り管に取り付けられた温度センサにより測定された流体の温度が、その一端がタンク本体の側部に接続された戻り管に取り付けられた温度センサにより測定された流体の温度と略等しい場合には、タンク本体内に溜まっている潤滑油中に含まれる冷媒の量は少ないかあるいはほとんど含まれていないこととなる。
上記オイル量測定装置において、前記第1の戻り管の途中には、絞り機構が設けられているとともに、この絞り機構の上流側および下流側に位置する前記第1の戻り管には、温度センサがそれぞれ取り付けられているとさらに好適である。
このようなオイル量測定装置によれば、タンク本体内に溜まっている潤滑油中に多量の冷媒が含まれている場合には、その潤滑油中の冷媒が絞り機構を通過する際に気化し、その温度が低下することを利用して、タンク本体内に溜まっている潤滑油の希釈率を判別することができる。
例えば、第1の戻り管の下流側に取り付けられた温度センサにより測定された流体の温度が、第1の戻り管の上流側に取り付けられた温度センサにより測定された流体の温度よりも低い場合には、タンク本体内に溜まっている潤滑油中に多量の冷媒が含まれていることとなる。
また、第1の戻り管の下流側に取り付けられた温度センサにより測定された流体の温度が、第1の戻り管の上流側に取り付けられた温度センサにより測定された流体の温度と略等しい場合には、タンク本体内に溜まっている潤滑油中に含まれる冷媒の量は少ないかあるいはほとんど含まれていないこととなる。
本発明に係る空気調和装置は、タンク本体内に溜まっている潤滑油の油量が、最低限確保したい油量あるか否かを判別することができるオイル量測定装置を具備している。
本発明に係る空気調和装置によれば、タンク本体内の潤滑油の油量が、最低限確保したい油量以下になった(を下回った)場合にだけ油戻し制御を行えばよいこととなるので、室内の快適性を向上させることができる。
また、タンク本体内には、最低限確保したい油量の潤滑油が溜められていることとなるので、圧縮機の焼き付きを防止することができ、装置全体の信頼性を向上させることができる。
本発明によれば、メイン軸受に作用するエッジロードを緩和(低減)させることができ、メイン軸受の寿命の長期化(延長)を図ることができるという効果を奏する。
以下、本発明に係るオイル量測定装置の第1実施形態を図1および図2に基づいて説明する。
図1は本実施形態に係るオイル量測定装置を具備した空気調和装置の概略構成図、図2は本実施形態に係るオイル量測定装置の概略構成図である。
図1に示すように、空気調和装置1は、冷媒を圧縮する圧縮機2と、四方弁3と、室外熱交換器4と、室内熱交換器5と、膨張弁6と、オイル量測定装置7とを主たる要素として構成されたものである。
圧縮機2は、低温低圧のガス冷媒を圧縮し、高温高圧のガス冷媒とするものであり、駆動源(例えば、エンジン(内燃機関)や電動モータ等)8により駆動力を受けるものである。圧縮機2によって圧縮された冷媒は、オイル量測定装置7を構成するとともに、オイルセパレータ9(図2参照)を備えたオイルタンク10(図2参照)を通り、四方弁3へと導かれる。
四方弁3は、圧縮機2の下流側に設けられるとともに、圧縮機2から吐出された冷媒の流路を切り替えるものである。例えば、暖房運転時では、圧縮機2から室内熱交換器5に向かう流路と、室外熱交換器4から圧縮機2に向かう流路とが形成されることとなる。
室外熱交換器4は、外気と熱交換し、冷房時には放熱器として、暖房時には蒸発器として動作するものである。
室内熱交換器5は、内気と熱交換し、冷房時には蒸発器として、暖房時には放熱器として動作するものである。
膨張弁6は、冷媒配管11に設けられ、冷房時には室内熱交換器5の上流側に位置した状態で高圧冷媒を絞り減圧させて低圧冷媒とするものであり、暖房時には室外熱交換器4の上流側に位置した状態で高圧冷媒を絞り減圧させて低圧冷媒とする。
オイルセパレータ9は、圧縮機2から吐出された冷媒中から潤滑油を取り除くものである。そして、潤滑油が取り除かれた冷媒は、冷媒配管11を介して四方弁3へと導かれ、潤滑油は、オイルセパレータ9の下方に位置するオイルタンク10のタンク本体12(図2参照)内に溜められた後、タンク本体12の底部に接続された第1の戻り管13を通って圧縮機2の吸入側に接続された冷媒配管11に戻されるようになっている。また、第1の戻り管13の途中には、絞り機構(例えば、電磁弁)14が設けられており、オイルタンク10から圧縮機2に戻される潤滑油の油量を調整できるようになっている。
さて、図2に示すように、本実施形態に係るオイル量測定装置7は、オイルタンク10と、このオイルタンク10のタンク本体12内と、圧縮機2の吸入側に接続された冷媒配管11内とを連通する2本の戻り管15,16(以下、「第2の戻り管15」、「第3の戻り管16」という。)とを備えている。
第2の戻り管15は、その一端がタンク本体12の頂部(タンク本体12内に溜まる潤滑油の油面Lよりも上方に位置するタンク本体12の側面)に接続(連結)されているとともに、その他端が圧縮機2の吸入側に接続された冷媒配管11に接続(連結)されている。
また、第3の戻り管(第2の戻り管)16は、その一端がタンク本体12の底部(タンク本体12内に溜まる潤滑油の油面Lよりも下方に位置するタンク本体12の側面)に接続(連結)されているとともに、その他端が圧縮機2の吸入側に接続された冷媒配管11に接続(連結)されている。
第2の戻り管15および第3の戻り管16にはそれぞれ、絞り機構(例えば、流量調整弁)17,18が設けられている。また、絞り機構17の上流側に位置する第2の戻り管15には、温度センサ19が取り付けられており、絞り機構18の上流側に位置する第3の戻り管16には、温度センサ20が取り付けられている。
さてここで、潤滑油の温度は、冷媒の温度と異なる場合がほとんどである(例えば、10℃〜20℃低い)。したがって、例えば、温度センサ20により測定された流体の温度が、温度センサ19により測定された流体の温度と異なる(例えば、10℃〜20℃低い)場合には、第2の戻り管15内を冷媒が通過し、第3の戻り管16内を潤滑油が通過していることとなる。すなわち、潤滑油の油面Lは、第3の戻り管16の一端が接続された位置よりも高い位置に存在することとなる。
また、温度センサ20により測定された流体の温度が、温度センサ19により測定された流体の温度と略等しい場合には、第2の戻り管15および第3の戻り管16内を冷媒がそれぞれ通過していることとなる。すなわち、潤滑油の油面Lは、第3の戻り管16の一端が接続された位置よりも低い位置に存在することとなる。
したがって、タンク本体12の側面に接続される第3の戻り管16の一端を、最低限確保したい油量の油面が位置する位置に設置することで、温度センサ20により測定された流体の温度が、温度センサ19により測定された流体の温度と異なる(例えば、10℃〜20℃低い)間は、最低限確保したい油量以上の潤滑油がタンク本体12内に溜まっていることとなる。
本実施形態に係るオイル量測定装置7によれば、温度センサ19により測定された測定結果、すなわち、第2の戻り管15内を流れる流体(冷媒)の温度と、温度センサ20により測定された測定結果、すなわち、第3の戻り管16内を流れる流体(潤滑油あるいは冷媒)の温度とを制御器(図示せず)を用いて比較することにより、タンク本体12内に溜まっている潤滑油の油面Lが、第3の戻り管16の一端が接続された位置よりも高い位置にあるか低い位置にあるかを判別することができる。
また、本実施形態に係るオイル量測定装置7を具備した空気調和装置1によれば、タンク本体12内の潤滑油の油量が、最低限確保したい油量以下になった(を下回った)場合にだけ油戻し制御を行えばよいこととなるので、室内の快適性を向上させることができる。
また、タンク本体12内には、最低限確保したい油量の潤滑油が溜められていることとなるので、圧縮機2の焼き付きを防止することができ、装置全体の信頼性を向上させることができる。
本発明に係るオイル量測定装置の第2実施形態を図3に基づいて説明する。図3は本実施形態に係るオイル量測定装置の概略構成図である。
本実施形態に係るオイル量測定装置21は、第2の戻り管15、絞り機構17、および温度センサ19の代わりに、温度センサ22が設けられているという点で上述した第1実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、上述した第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付している。
図3に示すように、温度センサ22は、圧縮機2の吐出側に接続された冷媒配管11に取り付けられており、この温度センサ22により、圧縮機2から吐出された直後のガス冷媒の温度を測定することができるようになっている。
さてここで、潤滑油の温度は、冷媒の温度と異なる(例えば、10℃〜20℃低い)。したがって、例えば、温度センサ20により測定された流体の温度が、温度センサ22により測定された流体の温度と異なる(例えば、10℃〜20℃低い)場合には、第3の戻り管16内を潤滑油が通過していることとなる。すなわち、潤滑油の油面Lは、第3の戻り管16の一端が接続された位置よりも高い位置に存在することとなる。
また、温度センサ20により測定された流体の温度が、温度センサ22により測定された流体の温度と略等しい場合には、第3の戻り管16内を冷媒が通過していることとなる。すなわち、潤滑油の油面Lは、第3の戻り管16の一端が接続された位置よりも低い位置に存在することとなる。
したがって、タンク本体12の側面に接続される第3の戻り管16の一端を、最低限確保したい油量の油面が位置する位置に設置することで、温度センサ20により測定された流体の温度が、温度センサ22により測定された流体の温度と異なる(例えば、10℃〜20℃低い)間は、最低限確保したい油量以上の潤滑油がタンク本体12内に溜まっていることとなる。
本実施形態に係るオイル量測定装置21によれば、温度センサ22により測定された測定結果、すなわち、圧縮機2の吐出側に接続された冷媒配管11内を流れる流体(冷媒)の温度と、温度センサ20により測定された測定結果、すなわち、第3の戻り管16内を流れる流体(潤滑油あるいは冷媒)の温度とを制御器(図示せず)を用いて比較することにより、タンク本体12内に溜まっている潤滑油の油面Lが、第3の戻り管16の一端が接続された位置よりも高い位置にあるか低い位置にあるかを判別することができる。
また、本実施形態に係るオイル量測定装置21を具備した空気調和装置1によれば、タンク本体12内の潤滑油の油量が、最低限確保したい油量以下になった(を下回った)場合にだけ油戻し制御を行えばよいこととなるので、室内の快適性を向上させることができる。
また、タンク本体12内には、最低限確保したい油量の潤滑油が溜められていることとなるので、圧縮機2の焼き付きを防止することができ、装置全体の信頼性を向上させることができる。
本発明に係るオイル量測定装置の第3実施形態を図4に基づいて説明する。図4は本実施形態に係るオイル量測定装置の概略構成図である。
本実施形態に係るオイル量測定装置31は、第2の戻り管15、絞り機構17、および温度センサ19の代わりに、温度センサ32が設けられているという点で上述した第1実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、上述した第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付している。
図4に示すように、温度センサ32は、オイルセパレータ9の下方に位置する側面に取り付けられており、この温度センサ32により、オイルセパレータ9からタンク本体12に流入するガス冷媒の温度を測定することができるようになっている。
さてここで、潤滑油の温度は、冷媒の温度と異なる(例えば、10℃〜20℃低い)。したがって、例えば、温度センサ20により測定された流体の温度が、温度センサ32により測定された流体の温度と異なる(例えば、10℃〜20℃低い)場合には、第3の戻り管16内を潤滑油が通過していることとなる。すなわち、潤滑油の油面Lは、第3の戻り管16の一端が接続された位置よりも高い位置に存在することとなる。
また、温度センサ20により測定された流体の温度が、温度センサ32により測定された流体の温度と略等しい場合には、第3の戻り管16内を冷媒が通過していることとなる。すなわち、潤滑油の油面Lは、第3の戻り管16の一端が接続された位置よりも低い位置に存在することとなる。
したがって、タンク本体12の側面に接続される第3の戻り管16の一端を、最低限確保したい油量の油面が位置する位置に設置することで、温度センサ20により測定された流体の温度が、温度センサ32により測定された流体の温度と異なる(例えば、10℃〜20℃低い)間は、最低限確保したい油量以上の潤滑油がタンク本体12内に溜まっていることとなる。
本実施形態に係るオイル量測定装置31によれば、温度センサ32により測定された測定結果、すなわち、オイルセパレータ9からタンク本体12に流入する流体(冷媒)の温度と、温度センサ20により測定された測定結果、すなわち、第3の戻り管16内を流れる流体(潤滑油あるいは冷媒)の温度とを制御器(図示せず)を用いて比較することにより、タンク本体12内に溜まっている潤滑油の油面Lが、第3の戻り管16の一端が接続された位置よりも高い位置にあるか低い位置にあるかを判別することができる。
この構成は、圧縮機2とオイルセパレータ9とを連通する冷媒配管11が長く、流体(冷媒)の温度低下が大きい場合に好適である。
また、本実施形態に係るオイル量測定装置31を具備した空気調和装置1によれば、タンク本体12内の潤滑油の油量が、最低限確保したい油量以下になった(を下回った)場合にだけ油戻し制御を行えばよいこととなるので、室内の快適性を向上させることができる。
また、タンク本体12内には、最低限確保したい油量の潤滑油が溜められていることとなるので、圧縮機2の焼き付きを防止することができ、装置全体の信頼性を向上させることができる。
本発明に係るオイル量測定装置の第4実施形態を図5に基づいて説明する。図5は本実施形態に係るオイル量測定装置の概略構成図である。
本実施形態に係るオイル量測定装置41は、絞り機構(例えば、電磁弁)14の上流側に位置する第1の戻り管15に温度センサ42が取り付けられ、絞り機構14の下流側に位置する第1の戻り管15に温度センサ43が取り付けられているという点で上述した第2実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した第2実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、上述した第2実施形態と同一の部材には同一の符号を付している。
さてここで、タンク本体12内に溜まっている潤滑油中に多量の冷媒が含まれている場合には、その潤滑油中の冷媒が絞り機構14を通過する際に気化し、その温度が低下することとなる。したがって、例えば、温度センサ43により測定された流体の温度が、温度センサ42により測定された流体の温度よりも低い場合には、タンク本体12内に溜まっている潤滑油中に多量の冷媒が含まれていることとなる。
また、温度センサ43により測定された流体の温度が、温度センサ42により測定された流体の温度と略等しい場合には、タンク本体12内に溜まっている潤滑油中に含まれる冷媒の量は少ないかあるいはほとんど含まれていないこととなる。
本実施形態に係るオイル量測定装置41によれば、温度センサ42により測定された測定結果、すなわち、タンク本体12内に溜まっている潤滑油の温度と、温度センサ43により測定された測定結果、すなわち、絞り機構14を通過した後の潤滑油の温度とを制御器(図示せず)を用いて比較することにより、タンク本体12内に溜まっている潤滑油の希釈率を判別することができる。そして、これにより、潤滑油の希釈率が高いと判断した場合には、圧縮機2の回転数を低下させて、圧縮機2の焼き付きを防止する等の措置をとることができ、装置全体の信頼性を向上させることができる。
その他の作用効果は、上述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
なお、本発明は上述した実施形態のものに限定されるものではなく、必要に応じて適宜変形実施することができる。
例えば、上述した第2実施形態および第4実施形態では、温度センサ22により測定された測定結果、すなわち、圧縮機2の吐出側に接続された冷媒配管11内を流れる流体(冷媒)の温度と、温度センサ20により測定された測定結果、すなわち、第3の戻り管16内を流れる流体(潤滑油あるいは冷媒)の温度とを比較することにより、タンク本体12内に溜まっている潤滑油の油面Lが、第3の戻り管16の一端が接続された位置よりも高い位置にあるか低い位置にあるかを判別するようにしている。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、温度センサ22により測定された測定結果から所定値を減じた結果と、温度センサ20により測定された測定結果とを比較することにより、タンク本体12内に溜まっている潤滑油の油面Lが、第3の戻り管16の一端が接続された位置よりも高い位置にあるか低い位置にあるかを判別するようにしてもよい。
また、上述した第1実施形態ないし第3実施形態の第1の戻り管13に、第4実施形態のところで説明した温度センサ43が取り付けられているとさらに好適である。
これにより、温度センサ20により測定された測定結果、すなわち、タンク本体12内に溜まっている潤滑油の温度と、温度センサ43により測定された測定結果、すなわち、絞り機構14を通過した後の潤滑油の温度とを制御器(図示せず)を用いて比較することにより、タンク本体12内に溜まっている潤滑油の希釈率を判別することができる。
さらに、本発明は、図1ないし図5に示すような、圧縮機2とオイルタンク10とが別体で作製されたものだけに適用されるものではなく、圧縮機2とオイルタンク10とが一体で作製されたもの(例えば、圧縮機2の内部にオイルタンク10が内蔵されたもの)にも適用することができる。
本発明の第1実施形態に係るオイル量測定装置を具備した空気調和装置の概略構成図である。 本発明の第2実施形態に係るオイル量測定装置の概略構成図である。 本発明の第3実施形態に係るオイル量測定装置の概略構成図である。 本発明の第4実施形態に係るオイル量測定装置の概略構成図である。 本発明の第5実施形態に係るオイル量測定装置の概略構成図である。
符号の説明
1 空気調和装置
2 圧縮機
7 オイル量測定装置
9 オイルセパレータ
10 オイルタンク
11 冷媒配管
12 タンク本体
13 第1の戻り管
14 絞り機構
15 第2の戻り管
16 第3の戻り管(第2の戻り管)
17 絞り機構
18 絞り機構
19 温度センサ
20 温度センサ
21 オイル量測定装置
22 温度センサ
31 オイル量測定装置
32 温度センサ
41 オイル量測定装置。
42 温度センサ
43 温度センサ

Claims (6)

  1. 圧縮機の下流側に配置された、オイルセパレータおよびタンク本体を備えるオイルタンクと、
    前記圧縮機の吸入側に接続された冷媒配管と、前記オイルタンクの底部とを連通する第1の戻り管と、
    前記圧縮機の吸入側に接続された冷媒配管と、前記オイルタンクの頂部とを連通する第2の戻り管と、
    前記圧縮機の吸入側に接続された冷媒配管と、前記オイルタンクの側部とを連通する第3の戻り管とを備え、
    前記第2の戻り管および前記第3の戻り管には、絞り機構がそれぞれ設けられているとともに、前記絞り機構の上流側に位置する前記第2の戻り管および前記第3の戻り管には、温度センサがそれぞれ取り付けられていることを特徴とするオイル量測定装置。
  2. 圧縮機の吐出側に接続された冷媒配管に取り付けられ、圧縮機から吐出された直後のガス冷媒の温度を測定する温度センサと、
    圧縮機の下流側に配置された、オイルセパレータおよびタンク本体を備えるオイルタンクと、
    前記圧縮機の吸入側に接続された冷媒配管と、前記オイルタンクの底部とを連通する第1の戻り管と、
    前記圧縮機の吸入側に接続された冷媒配管と、前記オイルタンクの側部とを連通する第2の戻り管とを備え、
    前記第2の戻り管には、絞り機構が設けられ、この絞り機構の上流側に位置する前記第2の戻り管には、温度センサが取り付けられていることを特徴とするオイル量測定装置。
  3. 圧縮機の下流側に配置された、オイルセパレータおよびタンク本体を備えるオイルタンクと、
    前記オイルセパレータに取り付けられ、このオイルセパレータから前記タンク本体に流入する流体の温度を測定する温度センサと、
    前記圧縮機の吸入側に接続された冷媒配管と、前記オイルタンクの底部とを連通する第1の戻り管と、
    前記圧縮機の吸入側に接続された冷媒配管と、前記オイルタンクの側部とを連通する第2の戻り管とを備え、
    前記第2の戻り管には、絞り機構が設けられ、この絞り機構の上流側に位置する前記第2の戻り管には、温度センサが取り付けられていることを特徴とするオイル量測定装置。
  4. 前記第1の戻り管の途中には、絞り機構が設けられているとともに、この絞り機構の下流側に位置する前記第1の戻り管には、温度センサが取り付けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のオイル量測定装置。
  5. 前記第1の戻り管の途中には、絞り機構が設けられているとともに、この絞り機構の上流側および下流側に位置する前記第1の戻り管には、温度センサがそれぞれ取り付けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のオイル量測定装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載のオイル量測定装置を具備してなることを特徴とする空気調和装置。
JP2007043274A 2007-02-23 2007-02-23 オイル量測定装置 Withdrawn JP2008209019A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007043274A JP2008209019A (ja) 2007-02-23 2007-02-23 オイル量測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007043274A JP2008209019A (ja) 2007-02-23 2007-02-23 オイル量測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008209019A true JP2008209019A (ja) 2008-09-11

Family

ID=39785470

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007043274A Withdrawn JP2008209019A (ja) 2007-02-23 2007-02-23 オイル量測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008209019A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011196594A (ja) * 2010-03-18 2011-10-06 Panasonic Corp 冷凍サイクル装置
JP2013221661A (ja) * 2012-04-16 2013-10-28 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空気調和機およびその制御装置
CN106440436A (zh) * 2016-11-17 2017-02-22 珠海格力电器股份有限公司 空调系统及其压缩机回油结构

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011196594A (ja) * 2010-03-18 2011-10-06 Panasonic Corp 冷凍サイクル装置
JP2013221661A (ja) * 2012-04-16 2013-10-28 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空気調和機およびその制御装置
CN106440436A (zh) * 2016-11-17 2017-02-22 珠海格力电器股份有限公司 空调系统及其压缩机回油结构
CN106440436B (zh) * 2016-11-17 2022-11-25 珠海格力电器股份有限公司 空调系统及其压缩机回油结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011208860A (ja) 空気調和機
JP2007183020A (ja) 能力可変式空気調和機
JP2007240041A (ja) 膨張弁
JP2013257121A (ja) 冷凍装置
JP2011117626A (ja) 空気調和機
JP2010507770A (ja) 膨張装置バイパスを有する冷凍システム
WO2007123529A1 (en) Malfunction detection for fan or pump in refrigerant system
WO2018110185A1 (ja) 冷媒回路システムおよび冷媒回路システムの制御方法
JP4335893B2 (ja) 空気調和装置
JP5473213B2 (ja) 空気調和装置
JP4303759B2 (ja) 空気調和機
KR100984215B1 (ko) 냉동장치
JP5157580B2 (ja) 冷凍装置
JP4599190B2 (ja) 流量調整装置及び空気調和装置
JP2007051824A (ja) 空気調和装置
WO2010017384A2 (en) Improved operation of a refrigerant system
KR20180072740A (ko) 공조기
JP2010002173A (ja) 冷凍装置
JP2008209019A (ja) オイル量測定装置
JP2007107860A (ja) 空気調和装置
JP2004142701A (ja) 冷凍サイクル
JP6091616B2 (ja) 冷凍サイクル装置
JP2008121926A (ja) 冷凍空調装置
JP3934601B2 (ja) 空気調和機
KR20100087901A (ko) 능동형 오일 회수 라인을 구비하는 공기조화기

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20100511