JP2008208923A - ヨークシャフト結合構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】組付け作業性を向上でき、ボルトの誤組付けを防止でき、ボルト締結後のボルト突出量を抑制できる、ヨークシャフト結合構造を提供する。
【解決手段】ボルト60がヨーク部材30のボルト孔51に挿通されてボルト60の小径ネジ部61の先端部がネジ孔52に螺合された仮組みナット70に螺合された仮組み状態で、小径ネジ部61がヨーク部材30のシャフト挿入孔30aに臨んでヨーク部材30にシャフト12を挿入可能に構成され、本組み時、ボルト60を締め付け回動させることで、仮組みナット70に対してボルト30を先端側へ移動させるとともに、仮組みナット70を回動させてネジ孔52の先端側へ移動させてボルト60の大径ネジ部62をネジ孔52に螺合させ、ボルト60をヨーク部材30に締結可能に構成されている。
【選択図】 図5
【解決手段】ボルト60がヨーク部材30のボルト孔51に挿通されてボルト60の小径ネジ部61の先端部がネジ孔52に螺合された仮組みナット70に螺合された仮組み状態で、小径ネジ部61がヨーク部材30のシャフト挿入孔30aに臨んでヨーク部材30にシャフト12を挿入可能に構成され、本組み時、ボルト60を締め付け回動させることで、仮組みナット70に対してボルト30を先端側へ移動させるとともに、仮組みナット70を回動させてネジ孔52の先端側へ移動させてボルト60の大径ネジ部62をネジ孔52に螺合させ、ボルト60をヨーク部材30に締結可能に構成されている。
【選択図】 図5
Description
本発明は、所定の可動部材とシャフトとを回転力を伝達可能に連結する継手のヨーク部材の切割筒状部に、前記シャフトの端部を内嵌状に結合するヨークシャフト結合構造に関するものである。
従来、自動車のステアリング装置は、ステアリングホイール、ステアリングホイールに連結されたステアリングシャフト、ステアリングシャフトに連動連結されたステアリングギヤ機構、ステアリングギヤ機構により車幅方向へ移動駆動される左右1対のタイロッドを備えている。ステアリングシャフトとして、直列状に連結された2本のシャフトを有し、これらシャフトは非同軸状に且つ軸交差状に配設されて、回転力を伝達可能な継手であるユニバーサルジョイントにより連結されている。
この種のユニバーサルジョイントでは、連結する2本のシャフトの端部が1対のヨーク部材の切割筒状部に夫々内嵌状に結合され、これらヨーク部材の2股部が中間連結部材に、シャフトの軸心と直交し且つ互いに直交する軸心回りに夫々軸部材を介して回転自在に連結されている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、自動車のステアリング装置において、ステアリングシャフトは車室とエンジンルームとを仕切るダッシュパネルを貫通して延び、そのダッシュパネルの直ぐ後側にユニバーサルジョイントを配設し、そのユニバーサルジョイントの周囲の少なくとも一部をカバーするカバー部材をダッシュパネルに取付けた構造が周知である。
従来、図10に示すように、ヨーク部材の切割筒状部にシャフトの端部を内嵌状に結合するヨークシャフト結合構造においては、ヨーク部材100の切割筒状部101にボルト孔102が形成され、そのボルト孔102の先端側部分がネジ孔103に形成され、ボルト104がボルト孔102に挿通され、ボルト104の先端側部分がネジ孔102に螺合されて、ボルト104がヨーク部材100に締結され、そのボルト104がヨーク部材100に挿入されたシャフト105の端部に形成された係合凹部106に係合している。
このヨークシャフト結合構造では、ヨーク部材100の内周面とシャフト105の端部に形成された断面非円弧部107及びボルト104により、シャフト105に対してヨーク部材100が回り止めされ、また、ボルト104によりシャフト105に対してヨーク部材100が抜け止めされている。尚、ヨーク部材の内周面とシャフトの端部とをスプライン結合したヨークシャフト結合構造も周知である。
ところで、自動車にステアリング装置を組付ける際、組付けライン上で、車室側のステアリングホイール等と共にシャフト及びユニバーサルジョイントを組付ける一方で、エンジンルーム側のステアリングギヤ機構等と共にシャフトを組付け、最終的に、エンジンルーム側のシャフトの端部をダッシュパネル近傍のユニバーサルジョイントのヨーク部材に挿入し、その状態で、ボルトをヨーク部材に挿通締結して、エンジンルーム側のシャフトの端部とヨーク部材とを結合する、という組付け作業が行われる。
尚、最近の自動車には、ステアリングホイールの回動操作をアシストする電動モータや油圧シリンダを有するパワーステアリング機構が一般的に装備され、このパワーステアリング機構としては、アシスト力をステアリングホイール側のシャフトに入力する方式と、アシスト力をステアリングギヤ機構側に入力する方式とに大別され、ユニバーサルジョイントを介して伝達される回転力は、前者方式の方が後者方式の方よりも大きくなる。
図10のような従来のヨークシャフト結合構造では、ヨーク部材にシャフトの端部を結合する組付け作業を行う場合、作業者がボルトをピックアップしてヨーク部材のボルト孔に挿入させる必要があるので、組付け作業負荷が大きくなり、特に、自動車の組付けラインにおいて、ステアリング装置における前記組付けに複数種のボルトを必要とする複数車種を混流生産する場合に、その同一組付けライン上での前記同作業について、作業者が車種毎に専用のボルトを複数種のボルトの中から間違いなくピックアップして、ヨーク部材のボルト孔に挿入させる必要があるので、組付け作業負荷が一層大きくなる。
ここで、ある車種のヨーク部材とシャフトとを結合する作業を行う場合に、間違ったボルトをピックアップした場合、そのボルトの形状・サイズが組付けるべきボルトと同じ又は類似している場合には、そのボルトを誤って組付けてしまう虞があり、この両ボルトの許容トルクが異なっている場合、特に、誤って組付けたボルトの許容トルクが組付けるべきボルトの許容トルクよりも小さい場合には、作動信頼性に問題が生じる。
例えば、自動車の組付けラインにおいて、パワーステアリング機構として、アシスト力をステアリングホイール側のシャフトに入力する方式を備えた車種と、アシスト力をステアリングギヤ機構側に入力する方式を備えた車種とを混流生産する場合に、前記理由により、前者方式の場合のボルトの許容トルクよりも後者方式の場合のボルトの許容トルクを小さくすることができ、この場合、これら両ボルトの形状・サイズが同じ又は類似している場合に、上記問題が発生する虞がある。
そこで、図11、図12に示すように、本願発明者が提案したヨークシャフト結合構造では、ボルト110が、先端仮ネジ部111、小径部112、中間本ネジ部113を有し、先ず、図11のようにボルト110を仮組みしておく。即ち、ボルト110がヨーク部材100のボルト孔102に挿通され、先端仮ネジ部111がボルト孔102のネジ孔103に螺合され、小径部112がヨーク部材100のシャフト挿入孔100aに臨んでシャフト挿入孔100aにシャフト105を挿入することができる、仮組み状態になる。
そして、本組み時、図12に示すように、ヨーク部材100にシャフト105を挿入した後、ボルト110を締め付け回動させることで、中間本ネジ部113をネジ孔103に螺合させ、ボルト110をヨーク部材100に締結し、そのボルト110がシャフト105の係合凹部106に係合される。
しかし、このヨークシャフト結合構造では、ボルトが長くなり過ぎて、ボルトをヨーク部材に締結した状態で、ボルトがヨーク部材(ボルト孔)から突出する突出量が大きくなり、そのボルト突出部分がヨーク部材の周辺の他部材に悪影響を与える虞がある。例えば、ダッシュパネルの直ぐ後側にユニバーサルジョイントを配設し、そのユニバーサルジョイントの周囲の少なくとも一部をカバー部材でカバーするような場合、既存のカバー部材では、このカバー部材にボルト突出部分が干渉する虞もあり、このカバー部材等の設計変更、配置変更を余儀なくされる虞もある。
本発明の目的は、組付け作業性を向上でき、ボルトの誤組付けを防止でき、ボルト締結後のボルト突出量を抑制できる、ヨークシャフト結合構造を提供することである。
請求項1のヨークシャフト結合構造は、所定の可動部材とシャフトとを回転力を伝達可能に連結する継手のヨーク部材の切割筒状部に前記シャフトの端部を内嵌状に結合するために、ヨーク部材の切割筒状部に形成されたボルト孔であって先端側部分がネジ孔に形成されたボルト孔と、このボルト孔に挿通され先端側部分がネジ孔に螺合されるボルトと、シャフトの端部に形成されボルト孔に挿通されたボルトが係合する係合凹部とを備えたヨークシャフト結合構造において、前記ボルトが、先端部に形成され前記ネジ孔よりも小径の小径ネジ部と、この小径ネジ部よりも基端側に形成され前記ネジ孔に螺合される大径ネジ部とを有し、前記ネジ孔に内嵌状に螺合され且つ前記小径ネジ部に外嵌状に螺合される仮組みナットを設け、前記ボルトがボルト孔に挿通されて前記小径ネジ部の先端部がネジ孔に螺合された仮組みナットに螺合された仮組み状態で、前記小径ネジ部がヨーク部材のシャフト挿入孔に臨んでヨーク部材にシャフトを挿入可能に構成され、本組み時、前記ボルトを締め付け回動させることで、仮組みナットに対してボルトを先端側へ移動させるとともに、仮組みナットを回動させてネジ孔の先端側へ移動させて前記大径ネジ部をネジ孔に螺合させ、ボルトをヨーク部材に締結可能に構成されたことを特徴とする。
このヨークシャフト結合構造では、ヨーク部材の切割筒状部にボルト孔が形成され、そのボルト孔の先端側部分がネジ孔に形成されている。ボルトが小径ネジ部と大径ネジ部とを有し、小径ネジ部はボルトの先端部に形成されてネジ孔よりも小径であり、大径ネジ部はボルトの小径ネジ部よりも基端側に形成されてネジ孔に螺合される。また、仮組みナットが設けられ、この仮組みナットはネジ孔に内嵌状に螺合され且つ小径ネジ部に外嵌状に螺合される。そして、ボルトがボルト孔に挿通されて、小径ネジ部の先端部がネジ孔に螺合された仮組みナットに螺合されて仮組み状態になり、この仮組み状態で、小径ネジ部がヨーク部材のシャフト挿入孔に臨んで、ヨーク部材にシャフトを挿入することができる。
本組み時、シャフトの端部をヨーク部材に挿入してから、シャフトの端部に形成された係合凹部をボルト孔に一致させた状態で、ボルトを締め付け回動させることで、ボルトが仮組みナットに対して相対的に回転すること、仮組みナットが回転すること、の少なくとも一方により、ボルトが先端側へ移動して、大径ネジ部がシャフトの係合凹部に係合していき、ここで、ボルトが仮組みナットに対して相対的に回転することで、仮組みナットに対してボルトが先端側へ移動して、ボルトと仮組みナットの全長が短くなり、また、仮組みナットが回動してネジ孔の先端側へ移動し、大径ネジ部がネジ孔に螺合され、最終的に、ボルトがヨーク部材に締結され、そのボルトがシャフトの係合凹部に係合された状態で、ヨーク部材の切割筒状部にシャフトの端部が内嵌状に結合される。
尚、請求項1の従属請求項として次の構成を採用してもよい。
前記仮組みナットの外周ネジ部が、仮組みナットのボルト孔先端側部分に設けられる(請求項2)。前記本組み時、仮組みナットがネジ孔から外れてから、大径ネジ部がネジ孔に螺合されるように構成される(請求項3)。前記本組み時、ボルトの小径ネジ部と大径ネジ部との間の段部に仮組みナットが当接して、ボルトと共に仮組みナットが一体的に回転するように構成される(請求項4)。
前記仮組みナットの外周ネジ部が、仮組みナットのボルト孔先端側部分に設けられる(請求項2)。前記本組み時、仮組みナットがネジ孔から外れてから、大径ネジ部がネジ孔に螺合されるように構成される(請求項3)。前記本組み時、ボルトの小径ネジ部と大径ネジ部との間の段部に仮組みナットが当接して、ボルトと共に仮組みナットが一体的に回転するように構成される(請求項4)。
前記ボルトがヨーク部材に締結された状態で、ボルトに対する仮組みナットの回転を規制する回転規制部を設ける(請求項5)。前記可動部材及びシャフトが車両のステアリング装置のステアリングホイールに直列状に連結された2本のシャフトからなり、前記ヨーク部材の周囲の少なくとも一部がカバー部材でカバーされる(請求項6)。
請求項1のヨークシャフト結合構造によれば、ヨーク部材の切割筒状部にボルト孔を形成し、そのボルト孔の先端側部分をネジ孔に形成し、特に、ボルトが、先端部に形成されネジ孔よりも小径の小径ネジ部と、この小径ネジ部よりも基端側に形成されネジ孔に螺合される大径ネジ部とを有し、ネジ孔に内嵌状に螺合され且つ小径ネジ部に外嵌状に螺合される仮組みナットを設けた。そして、ボルトがボルト孔に挿通されて小径ネジ部の先端部がネジ孔に螺合された仮組みナットに螺合された仮組み状態で、小径ネジ部がヨーク部材のシャフト挿入孔に臨んでヨーク部材にシャフトを挿入可能に構成し、本組み時、ボルトを締め付け回動させることで、仮組みナットに対してボルトを先端側へ移動させるとともに、仮組みナットを回動させてネジ孔の先端側へ移動させて大径ネジ部をネジ孔に螺合させ、ボルトをヨーク部材に締結可能に構成した。
従って、ヨーク部材に仮組みナットを介してボルトを仮組みでき、その仮組み状態で、ヨーク部材にシャフトを挿入でき、その後、ボルトを締め付け回動させることで、シャフトの係合凹部にボルトを係合させることができ、つまり、本組み時、作業者がボルトをピックアップしてボルト孔に挿入させる従来の作業が不要になり、ボルトを締め付け回動させるだけで、ボルトをヨーク部材に確実に締結でき、シャフトの係合凹部に確実に係合させることができるので、ヨーク部材にシャフトを結合する組付け作業性が向上する。更に、本組み時、ボルトを締め付け回動させることで、仮組みナットに対してボルトを先端側へ移動させて、ボルトと仮組みナットの全長を短くできるので、ボルトをヨーク部材に締結した状態で、ボルト及び仮組みナットがヨーク部材から突出する突出量を抑制することができ、コンパクトな構成とすることができる。例えば、ヨーク部材の周辺に他部材が存在するような場合においては、その突出部分がヨーク部材の周辺の他部材に悪影響を与える(例えば、ヨーク部材の周囲の少なくとも一部をカバーするカバー部材と干渉する)ことを防止できるように構成することができる。
また、自動車の組付けラインにおいて、ステアリング装置における前記組付けに複数種のボルトを必要とする複数車種を混流生産する場合においては、以下のような付随的な効果を期待できる。即ち、その同一組付けライン上での前記同作業について、仮組みされた状態では、作業者が車種毎に専用のボルトを複数種のボルトの中から間違いなくピックアップして、ヨーク部材のボルト孔に挿入させる作業が不要になるので、組付け作業性の一層の向上を実現できて生産性の向上を期待できる。しかも、自動車の組付けラインにおいて、パワーステアリング機構として、アシスト力をステアリングホイール側のシャフトに入力する方式を備えた車種と、アシスト力をステアリングギヤ機構側に入力する方式を備えた車種とを混流生産する場合に、ボルトの誤組付けを確実に防止できるので、誤って組付けたボルトの許容トルクが組付けるべきボルトの許容トルクよりも小さくなって作動信頼性に問題が生じることもなくなる。
請求項2のヨークシャフト結合構造によれば、仮組みナットの外周ネジ部を、仮組みナットのボルト孔先端側部分に設けたので、ヨーク部材に組付ける仮組みナットの組付け代を少なくして、仮組みナットの仮組み作業の負荷を軽減でき、また、仮組みナットを小型化し外周ネジ部の加工部位も少なくなるので仮組みナットの製造費を安価にできる。
請求項3のヨークシャフト結合構造によれば、本組み時、仮組みナットがネジ孔から外れてから、大径ネジ部がネジ孔に螺合されるように構成したので、仮組みナットがネジ孔から外れる前に大径ネジ部がネジ孔に螺合されるような場合、仮組みナットの外周ネジ部と大径ネジ部のネジ位相が異なった場合に、大径ネジ部がネジ孔にスムーズに螺合しない虞があるが、それを解消でき、大径ネジ部をネジ孔にスムーズに確実に螺合させることができる。
請求項4のヨークシャフト結合構造によれば、本組み時、ボルトの小径ネジ部と大径ネジ部との間の段部に仮組みナットが当接して、ボルトと共に仮組みナットが一体的に回転するように構成したので、仮組みナットに対してボルトを極力先端側へ移動させて、ボルトと仮組みナットの全長、つまり、ボルトをヨーク部材に締結した状態で、ボルト及び仮組みナットがヨーク部材から突出する突出量を極力抑制でき、また、仮組みナットを確実に回動させてボルト孔の先端側へ確実に移動させることができる。
請求項5のヨークシャフト結合構造によれば、ボルトがヨーク部材に締結された状態で、ボルトに対する仮組みナットの回転を規制する回転規制部を設けたので、ボルト締結後の仮組みナットのガタツキ及びボルトからの脱落を防止できる。
請求項6のヨークシャフト結合構造によれば、可動部材及びシャフトが車両のステアリング装置のステアリングホイールに直列状に連結された2本のシャフトからなる結合部において、このシャフトに対するヨーク部材の組み付け作業性を向上でき、また、ヨーク部材の周囲の少なくとも一部をカバー部材でカバーしたので、既存のカバー部材にボルトが干渉しないようにして、このカバー部材でヨーク部材を含む継手をカバーできる。
本発明のヨークシャフト結合構造は、所定の可動部材とシャフトとを回転力を伝達可能に連結する継手のヨーク部材の切割筒状部にシャフトの端部を内嵌状に結合するために、ヨーク部材の切割筒状部に形成されたボルト孔であって先端側部分がネジ孔に形成されたボルト孔と、このボルト孔に挿通され先端側部分がネジ孔に螺合されるボルトと、シャフトの端部に形成されボルト孔に挿通されたボルトが係合する係合凹部とを備えたものであり、自動車のステアリング装置において、ステアリングホイールに直列状に連結された2本のシャフトを連結する継手であるユニバーサルジョイントのヨーク部材と、所定の可動部材としてのシャフトの端部とを結合する構造に適用されたものである。
図1〜図3に示すように、自動車Vに装備されたステアリング装置1は、ステアリングホイール2、ステアリングホイール2に連結されたステアリングシャフト3、ステアリングシャフト3に連動連結されたラックピニオン機構等からなるステアリングギヤ機構4、ステアリングギヤ機構4により車幅方向へ移動駆動される左右1対のタイロッド5、ステアリングホイール2の回動操作をアシストする電動モータを有するパワーステアリング機構6を備えている。
ステアリングシャフト3として、直列状に連結された3本のシャフト10〜12を有し、これらシャフト10〜12は非同軸状に配設され、2本のシャフト10,11と、2本のシャフト11,12は、夫々、軸交差状に配設されて、回転力を伝達可能な継手であるユニバーサルジョイント14,15により連結されている。
ステアリングシャフト3は車室VaとエンジンルームVbとを仕切るダッシュパネルVcを貫通して延び、ダッシュパネルVcの直ぐ後側にユニバーサルジョイント15が配設され、ユニバーサルジョイント15の周囲の少なくとも一部がカバー部材7でカバーされ、カバー部材7はダッシュパネルVcに取付けられている。
ユニバーサルジョイント15は、1対のヨーク部材20,30、中間連結部材40を有する。ヨーク部材20,30は、夫々、切割筒状部21,31、2股部25,35を有し、切割筒状部21,31にシャフト11,12の端部が内嵌状に結合され、2股部25,35が中間連結部材40を4方から挟むようにして、夫々、シャフト11,12の軸心と直交し且つ互いに直交する軸心回りに軸部材26,36を介して中間連結部材40に回転自在に連結されている。
ここで、パワーステアリング機構6は、アシスト力をステアリングホイール2側のシャフト10に入力する方式のものであり、アシスト力をステアリングギヤ機構4側に入力する方式のものと比べると、シャフト10〜12によりユニバーサルジョイント14,15を介して伝達される回転力は大きくなる。
自動車Vにステアリング装置1を組付ける場合には、組付けライン上で、車室Va側のステアリングホイール2等と共にシャフト10,11及びユニバーサルジョイント14,15を組付ける一方で、エンジンルームVb側のステアリングギヤ機構4等と共にシャフト12を組付け、最終的に、エンジンルームVb側のシャフト12の端部をダッシュパネルVc近傍のユニバーサルジョイント15のヨーク部材30に挿入結合する。
次に、ユニバーサルジョイント15のヨーク部材30の切割筒状部31にシャフト12の端部を内嵌状に結合するヨークシャフト結合構造50に詳細に説明する。
図4〜図9に示すように、ヨークシャフト結合構造50は、ヨーク部材30の切割筒状部31に形成されたボルト孔51であって先端側部分がネジ孔52に形成されたボルト孔51、ボルト孔51に挿通され先端側部分がネジ孔52に螺合されるボルト60、シャフト12の端部に形成されボルト孔51に挿通されたボルト60が係合する係合凹部67を備えている。
このヨークシャフト結合構造50では、切割筒状部31のシャフト挿入孔30aの内周面とシャフト12の端部に断面非円弧部55が形成され、切割筒状部31にシャフト12の端部が挿入された状態で、断面非円弧部55及びとボルト60により、シャフト12に対してヨーク部材30が回り止めされ、また、ボルト60によりシャフト12に対してヨーク部材30が抜け止めされている。
切割筒状部31は、その軸心と平行方向へ細長い切割部31aを挟んで相対向する1対のボルト取付部31b,31cを有し、ボルト孔51はボルト取付部31b,31cにこれらの相対向方向へ延びるように形成され、ボルト取付部31cに形成されボルト孔51の先端側約半部がネジ孔52に形成され、ボルト孔51に挿通されたボルト60の大径ネジ部62が、切割部31aの近傍位置でシャフト挿入孔30aへ張り出した状態になる。尚、2股部35は、ヨーク部材30の軸心と切割部30aとを通る面に対して対称に配置され、切割筒状部31から相手側のヨーク部材20の方へ延びている。
ボルト60は、先端部に形成されネジ孔51よりも小径の小径ネジ部61、小径ネジ部61よりも基端側の長さ方向中央部分に形成されネジ孔52に螺合される大径ネジ部62、基端側部分に形成された軸部63、基端部に形成されボルト締め付け工具(図示略)が係合するヘッド部64を有し、小径ネジ部61と大径ネジ部62との間に、先端側程小径化するテーパ状の段部65が形成されている。
このヨークシャフト結合構造50には、ネジ孔52に内嵌状に螺合され且つ小径ネジ部61に外嵌状に螺合される仮組みナット70が設けられている。ネジ孔52に内嵌螺合される仮組みナット70の外周ネジ部71が、仮組みナット70のボルト孔先端側部分に設けられ、小径ネジ部61に外嵌螺合される仮組みナット70の内周ネジ部72は、仮組みナット70の全長に亙って設けられている。仮組みナット70の基端部に、仮組みナット70の仮組みのために工具(図示略)が係合する工具係合溝73が形成されている。
そして、このヨークシャフト結合構造50は、図5に示すように、ボルト60がボルト孔51に挿通されて小径ネジ部61の先端部がネジ孔52に螺合された仮組みナット70に螺合された仮組み状態で、小径ネジ部61がヨーク部材30のシャフト挿入孔30aに臨んでヨーク部材30にシャフト12を挿入可能に構成され、図6〜図9に示すように、本組み時、ボルト60を締め付け回動させることで、仮組みナット70に対してボルト60を先端側へ移動させるとともに、仮組みナット70を回動させてネジ孔52の先端側へ移動させて大径ネジ部62をネジ孔52に螺合させ、ボルト60をヨーク部材30に締結可能に構成されている。
この場合、本組み時、仮組みナット70がネジ孔52から外れてから、ボルト60の大径ネジ部62がネジ孔52に螺合されるように構成され、また、本組み時、ボルト60の小径ネジ部61と大径ネジ部62との間の段部65に仮組みナット70が当接して、ボルト60と共に仮組みナット70が一体的に回転するように構成されている。
次に、ヨークシャフト結合構造50の組付け方法について詳細に説明し、併せて、ヨークシャフト結合構造50の上記構成を実現する具体的構成について説明する。
先ず、仮組み時、図5に示すように、仮組みナット70の外周ネジ部71をネジ孔52に先端側から螺合させ、仮組みナット70の先端部がネジ孔52に少し入り込む位置となるように、仮組みナット70を組付け、次に、ボルト60をボルト孔51に基端側から挿入し、小径ネジ部61の先端部を仮組みナット70の内周ネジ部72の基端部に螺合させて、仮組み状態とする。ここで、仮組みナット70の基端部はネジ孔52よりも基端側へ突出し、ボルト60の小径ネジ部61が切割部31aを通過し、仮組みナット70の基端部とボルト60の小径ネジ部61及び段部65が、シャフト挿入孔30aに張り出さないように臨んだ状態になる。
次に、本組み時、図5の状態のボルト60を締め付け回動させる。ここで、当初、小径ネジ部61から仮組みナット70へは、仮組みナット70を回動させる迄の力は作用しないものとし、そのために、例えば、仮組みナット70をネジ孔52に組付ける前に、ネジ孔52のネジ部分に摩擦剤を塗布しておいてもよい。
即ち、ボルト60を締め付け回動させると、先ず、図6に示すように、ボルト60が仮組みナット70に対して回転して先端側へ移動して、大径ネジ部62がシャフト12の係合凹部67に係合していき、ボルト60と仮組みナット70の全長が短くなり、段部65に仮組みナット70の基端部が当接する。ここで、大径ネジ部62はネジ孔52に接近し、小径ネジ部61は仮組みナット70よりも先端側へ突出し、故に、ボルト60と仮組みナット70の全長はボルト60の全長となる。
更に、ボルト60を締め付け回動させると、図7に示すように、ボルト60と共に仮組みナット70が一体的に回転して先端側へ移動し、仮組みナット70の外周ネジ部71がネジ孔52から先端側へ外れる。ここで、外周ネジ部71がネジ孔52から外れた時、大径ネジ部62はネジ孔52にかなり接近した位置になる。その後、図8に示すように、ボルト60と共に仮組みナット70が一体的に先端側へ移動して、仮組みナット70(外周ネジ部71)がネジ孔52から外れてから、大径ネジ部62がネジ孔52に螺合される。
続いて、ボルト60を締め付け回動させると、図9に示すように、ネジ孔52の大部分に大径ネジ部62が螺合され、ボルト60がヨーク部材30に締結され、大径ネジ部62がシャフト12の係合凹部67に係合された状態で、ヨーク部材30の切割筒状部31にシャフト12の端部が内嵌状に結合される。ここで、ステアリング装置1の作動時、ボルト60と仮組みナット70はシャフト12の軸心回りに回動するが、ボルト60の基端部及び先端部(ヘッド部64)と仮組みナット70の回動軌跡の最大半径は略同じになる。
以上説明したヨークシャフト結合構造50によれば次の効果を奏する。
ヨーク部材30に仮組みナット70を介してボルト60を仮組みでき、その仮組み状態で、ヨーク部材30にシャフト12を挿入でき、その後、ボルト60を締め付け回動させることで、シャフト12の係合凹部67にボルト60を係合させることができ、つまり、本組み時、作業者がボルト60をピックアップしてボルト孔51に挿入させる従来の作業が不要になり、ボルト60を締め付け回動させるだけで、ボルト60をヨーク部材30に確実に締結でき、シャフト12の係合凹部67に確実に係合させることができるので、ヨーク部材30にシャフト12を結合する組付け作業性が向上する。
ヨーク部材30に仮組みナット70を介してボルト60を仮組みでき、その仮組み状態で、ヨーク部材30にシャフト12を挿入でき、その後、ボルト60を締め付け回動させることで、シャフト12の係合凹部67にボルト60を係合させることができ、つまり、本組み時、作業者がボルト60をピックアップしてボルト孔51に挿入させる従来の作業が不要になり、ボルト60を締め付け回動させるだけで、ボルト60をヨーク部材30に確実に締結でき、シャフト12の係合凹部67に確実に係合させることができるので、ヨーク部材30にシャフト12を結合する組付け作業性が向上する。
特に、自動車の組付けラインにおいて、ステアリング装置における前記組付けに複数種のボルトを必要とする複数車種を混流生産する場合に、その同一組付けライン上での前記同作業について、仮組みされた状態では、作業者が車種毎に専用のボルトを複数種のボルトの中から間違いなくピックアップして、ヨーク部材のボルト孔に挿入させる作業が不要になるので、組付け作業性の一層の向上を実現できて生産性の向上を期待できる。
しかも、自動車の組付けラインにおいて、パワーステアリング機構として、アシスト力をステアリングホイール側のシャフトに入力する方式を備えた車種と、アシスト力をステアリングギヤ機構側に入力する方式を備えた車種とを混流生産する場合に、ボルトの誤組付けを確実に防止できるので、誤って組付けたボルトの許容トルクが組付けるべきボルトの許容トルクよりも小さくなって作動信頼性に問題が生じることもなくなる。
更に、本組み時、ボルト60を締め付け回動させることで、仮組みナット70に対してボルト60を先端側へ移動させて、ボルト60と仮組みナット70の全長を短くできるので、ボルト60をヨーク部材30に締結した状態で、ボルト60及び仮組みナット70がヨーク部材30から突出する突出量を抑制することができ、その突出部分が、ヨーク部材30の周囲の少なくとも一部をカバーするカバー部材7と干渉することを防止できる。尚、既存のヨーク部材30を使用して、上記効果を達成できる。
また、仮組みナット70の外周ネジ部71を、仮組みナット70のボルト孔先端側部分に設けたので、ヨーク部材30に組付ける仮組みナット70の組付け代を少なくして、仮組みナット70の仮組み作業の負荷を軽減でき、また、仮組みナット70を小型化し外周ネジ部71の加工部位も少なくなるので仮組みナット70の製造費を安価にできる。
また、本組み時、仮組みナット70がネジ孔52から外れてから、大径ネジ部62がネジ孔52に螺合されるように構成したので、仮に、仮組みナット70がネジ孔52から外れる前に大径ネジ部62がネジ孔52に螺合されるような場合、仮組みナット70の外周ネジ部71と大径ネジ部62のネジ位相が異なった場合に、大径ネジ部62がネジ孔52にスムーズに螺合しない虞があるが、それを解消できる。
また、本組み時、ボルト60の小径ネジ部61と大径ネジ部62との間の段部65に仮組みナット70が当接して、ボルト60と共に仮組みナット70が一体的に回転するように構成したので、仮組みナット70に対してボルト60を極力先端側へ移動させて、ボルト60と仮組みナット70の全長、つまり、ボルト60をヨーク部材30に締結した状態で、ボルト60及び仮組みナット70がヨーク部材30から突出する突出量を極力抑制でき、また、仮組みナット70を確実に回動させてボルト孔52の先端側へ確実に移動させることができる。
尚、前記実施例の変形例として次の形態を採用可能である。
1]仮組みナット70の外周ネジ部71を仮組みナット70の全長に亙って設ける。この場合、本組み時、仮組みナット70がネジ孔52から外れる前に、大径ネジ部62がネジ孔52に螺合されるが、その螺合について問題はないものとする。
2]仮組みナット70の内周ネジ部72を仮組みナット70の基端部にのみ設ける。
1]仮組みナット70の外周ネジ部71を仮組みナット70の全長に亙って設ける。この場合、本組み時、仮組みナット70がネジ孔52から外れる前に、大径ネジ部62がネジ孔52に螺合されるが、その螺合について問題はないものとする。
2]仮組みナット70の内周ネジ部72を仮組みナット70の基端部にのみ設ける。
3]図5の状態のボルト60を締め付け回動させた場合に、ボルト60は仮組みナット70に対して相対的に回転するが、仮組みナット70もボルト60から回動力を受けて回動するように構成してもよい。但し、仮組みナット70の外周ネジ部71がネジ孔52から外れる迄に、段部65に仮組みナット70の基端部が当接して、ボルト60及び仮組みナット70の全長が極力小さくなるように構成することが好ましい。
4]ボルト60がヨーク部材30に締結された状態で、ボルト60に対する仮組みナット70の回転を規制する回転規制部を設ける。この回転規制部は、例えば、ボルト60の締結後、小径ネジ部61と仮組みナット70との間に塗布される接着剤からなり、この回転規制部によって、仮組みナット70のガタツキ及びボルト60からの脱落を防止できる。尚、ボルト60の小径ネジ部61と仮組みナット70の内周ネジ部72との間に摩擦剤を塗布しておくようにしてもよい。
5]ユニバーサルジョイン15のヨーク部材20に対しても本発明を適用可能であり、また、ユニバーサルジョイン14に対しても本発明を適用可能であり、更に、種々のステアリング装置に対して本発明を適用可能である。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更、追加を行って実施可能である。
5]ユニバーサルジョイン15のヨーク部材20に対しても本発明を適用可能であり、また、ユニバーサルジョイン14に対しても本発明を適用可能であり、更に、種々のステアリング装置に対して本発明を適用可能である。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更、追加を行って実施可能である。
以上説明したように、本発明のヨークシャフト結合構造は、自動車のステアリング装置において、ステアリングホイールに直列状に連結された2本のシャフトを連結する継手であるユニバーサルジョイントのヨーク部材と、所定の可動部材としてのシャフトの端部とを結合する構造に好適であるが、自動車に限らず種々の分野で用いられる継手(ユニバーサルジョイン)のヨーク部材とシャフトとを結合する構造にも適用可能である。
1 ステアリング装置
2 ステアリングホイール
7 カバー部材
11,12 シャフト
15 ユニバーサルジョイン
30 ヨーク部材
30a シャフト挿入孔
31 切割筒状部
50 ヨークシャフト結合構造
51 ボルト孔
52 ネジ孔
60 ボルト
61 小径ネジ部
62 大径ネジ部
65 段部
67 係合凹部
70 仮組みナット
2 ステアリングホイール
7 カバー部材
11,12 シャフト
15 ユニバーサルジョイン
30 ヨーク部材
30a シャフト挿入孔
31 切割筒状部
50 ヨークシャフト結合構造
51 ボルト孔
52 ネジ孔
60 ボルト
61 小径ネジ部
62 大径ネジ部
65 段部
67 係合凹部
70 仮組みナット
Claims (6)
- 所定の可動部材とシャフトとを回転力を伝達可能に連結する継手のヨーク部材の切割筒状部に前記シャフトの端部を内嵌状に結合するために、ヨーク部材の切割筒状部に形成されたボルト孔であって先端側部分がネジ孔に形成されたボルト孔と、このボルト孔に挿通され先端側部分がネジ孔に螺合されるボルトと、シャフトの端部に形成されボルト孔に挿通されたボルトが係合する係合凹部とを備えたヨークシャフト結合構造において、
前記ボルトが、先端部に形成され前記ネジ孔よりも小径の小径ネジ部と、この小径ネジ部よりも基端側に形成され前記ネジ孔に螺合される大径ネジ部とを有し、
前記ネジ孔に内嵌状に螺合され且つ前記小径ネジ部に外嵌状に螺合される仮組みナットを設け、
前記ボルトがボルト孔に挿通されて前記小径ネジ部の先端部がネジ孔に螺合された仮組みナットに螺合された仮組み状態で、前記小径ネジ部がヨーク部材のシャフト挿入孔に臨んでヨーク部材にシャフトを挿入可能に構成され、本組み時、前記ボルトを締め付け回動させることで、仮組みナットに対してボルトを先端側へ移動させるとともに、仮組みナットを回動させてネジ孔の先端側へ移動させて前記大径ネジ部をネジ孔に螺合させ、ボルトをヨーク部材に締結可能に構成されたことを特徴とするヨークシャフト結合構造。 - 前記仮組みナットの外周ネジ部が、仮組みナットのボルト孔先端側部分に設けられたことを特徴とする請求項1に記載のヨークシャフト結合構造。
- 前記本組み時、仮組みナットがネジ孔から外れてから、大径ネジ部がネジ孔に螺合されるように構成されたことを特徴とする請求項2に記載のヨークシャフト結合構造。
- 前記本組み時、ボルトの小径ネジ部と大径ネジ部との間の段部に仮組みナットが当接して、ボルトと共に仮組みナットが一体的に回転するように構成されたことを特徴とする請求項3に記載のヨークシャフト結合構造。
- 前記ボルトがヨーク部材に締結された状態で、ボルトに対する仮組みナットの回転を規制する回転規制部を設けたことを特徴とする請求項3に記載のヨークシャフト結合構造。
- 前記可動部材及びシャフトが車両のステアリング装置のステアリングホイールに直列状に連結された2本のシャフトからなり、前記ヨーク部材の周囲の少なくとも一部がカバー部材でカバーされたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のヨークシャフト結合構造。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007046564A JP2008208923A (ja) | 2007-02-27 | 2007-02-27 | ヨークシャフト結合構造 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012167743A (ja) * | 2011-02-15 | 2012-09-06 | Miki Pulley Co Ltd | 軸継手 |
JP2012229749A (ja) * | 2011-04-26 | 2012-11-22 | Nsk Ltd | フランジ付き六角ボルト |
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JP2015105755A (ja) * | 2013-11-29 | 2015-06-08 | 台湾固而美工業股▲ふん▼有限公司 | 車輪用締結具 |
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JP2019052700A (ja) * | 2017-09-15 | 2019-04-04 | 日本精工株式会社 | トルク伝達軸 |
-
2007
- 2007-02-27 JP JP2007046564A patent/JP2008208923A/ja active Pending
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