JP2008208825A - インジェクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】プレート16には、流入流路23、流出流路24及び高圧流路25が、一端面21及び他端面22に開口するように直線的に貫通して設けられている。そして、一端面21には流入流路23の開口部46と高圧流路25の開口部47とを連通する溝48が流出流路24の開口部39を避けて環状に設けられ、高圧流路25、溝48及び流入流路23を介して背圧室に高圧の燃料が流入する。このため、流入流路23の観察が容易になるので、流入流路23におけるバリ発生の確認およびバリの除去が容易になり、さらに入口オリフィス43の径および長さを容易に計測することができる。
【選択図】図2
Description
請求項1に記載のインジェクタは、ノズルニードルの一端側に背圧室を形成し、この背圧室に燃料を流出入させることで背圧室の燃料圧を操作してノズルニードルに噴孔を開閉させるものである。そして、背圧室の一端側に配される1つのプレートを備え、プレートの一端面及び他端面に開口するように直線的に貫通して設けられ、背圧室へ燃料を流入させる流入流路と、プレートの一端面及び他端面に開口するように直線的に貫通して設けられ、背圧室から燃料を流出させる流出流路と、プレートに2つの流路端を具備し、少なくとも一方の流路端がプレートの一端面に開口し、燃料供給源から受け入れた高圧の燃料が流れる高圧流路とが形成されている。
請求項2に記載のインジェクタによれば、流入流路は溝に開口し、溝の幅は流入流路の開口径よりも大きい。
これにより、流入流路と溝との接続部でのバリの除去が容易になる。
請求項3に記載のインジェクタによれば、入口オリフィスよりも下流側の流入流路は、流路径が流路長よりも大きい。
これにより、入口オリフィスを通過した燃料が入口オリフィスの下流側の流路壁に沿うコアンダ効果を抑制することができる。このため、入口オリフィスの下流側の流入流路において、燃料の流量の変動が抑制されるので、燃料噴射に対する制御性能が向上する。
請求項4に記載のインジェクタによれば、出口オリフィスは、入口オリフィスよりも流路抵抗が小さい。
これにより、流出流路の流路抵抗が流入流路の流路抵抗よりも小さくなるため、流出流路の開放により、確実に背圧を低下させることができる。
請求項5のインジェクタは、溝が流出流路の開口部の全周を囲う環状に設けられている。
これにより、溝の加工を旋盤で行うことができるので、加工コストを低減することができる。また、溝を流出流路の開口部の周囲に環状に設けることで、溝の燃料圧は全周において均等に作用する。このため、溝の周方向において燃料圧が偏って作用する部分がなくなるので、溝の燃料シール性が向上する。
請求項6のインジェクタは、高圧流路が、プレートの一端面及び他端面に開口するように直線的に貫通して設けられている。
これにより、高圧流路の観察が容易になる。このため、プレートに形成された高圧流路におけるバリ発生の確認およびバリの除去が容易になる。
また、出口オリフィスは、入口オリフィスよりも流路抵抗が小さい。
そして、溝は、流出流路の開口部の全周を囲う環状に設けられている。
また、高圧流路が、プレートの一端面及び他端面に開口するように直線的に貫通して設けられている。
実施例1のインジェクタ1の構成を、図1および図2を用いて説明する。
インジェクタ1は、図1に示すように、コモンレール(図示せず)等の燃料供給源から燃料を受け入れてノズル2に導く本体3と、本体3の一端側に組み付けられて噴孔開閉のアクチュエータとして機能する電磁弁4と、本体3の他端側に配されて燃料を噴射するノズル2とを備える。なお、電磁弁4は、ソレノイドコイル5への通電により作動して開弁する周知の構造を有する。
また、背圧室13の燃料は流出流路24を介してプレート16の一端側に(つまり、電磁弁4に)導かれる。
実施例1のインジェクタ1は、流入流路23が、プレート16の一端面21及び他端面22に開口するように直線的に貫通して設けられている。このため、流入流路23の観察が容易になり、流入流路23におけるバリ発生の確認およびバリの除去が容易になり、さらに、入口オリフィス43の径および長さを容易に計測することができる。
これにより、溝48の加工を旋盤で行うことができるので、加工コストを低減することができる。また、溝48を開口部39の周囲に環状に設けることで、溝48の燃料圧は全周において均等に作用する。このため、溝48の周方向において燃料圧が偏って作用する部分がなくなるので、溝48の燃料シール性が向上する。
これにより、高圧流路25の観察が容易になる。このため、プレート16に形成された高圧流路25におけるバリ発生の確認およびバリの除去が容易になる。
これにより、軸方向に対する高圧流路25の傾斜角を自在に設定することで、高圧流路25の他端面22における開口部50の位置、つまり、プレート16への高圧の燃料の導入口の位置を自由に設定できる。
これにより、軸方向に対する流入流路23の傾斜角を自在に設定することで、開口部36の開口範囲を自由に設定できる。このため、プレート16の他端面22における燃料シール性の設定が容易になる。
実施例1〜4のインジェクタ1では、流出流路24が、軸方向に対して平行に、かつ、プレート16の一端面21及び他端面22に開口するように直線的に貫通して設けられていたが、流出流路24を軸方向に対して傾斜して設けてもよい。
また、実施例3のインジェクタ1では、高圧流路25のみが傾斜して設けられており、実施例4のインジェクタ1では、流入流路23のみが傾斜して設けられていたが、流入流路23、流出流路24、高圧流路25の内の2流路を軸方向に対して傾斜して設けてもよく、3流路の全てを軸方向に対して傾斜して設けてもよい。
2 ノズル
3 本体
7 噴孔
9 ノズルニードル
13 背圧室
16 プレート
21 一端面
22 他端面
23 流入流路
24 流出流路
25 高圧流路
39 流出流路の一端側の開口部
43 入口オリフィス
44 出口オリフィス
46 流入流路の一端側の開口部
47 高圧流路の一端側の開口部
48 溝
Claims (6)
- ノズルニードルの一端側に背圧室を形成し、この背圧室に燃料を流出入させることで前記背圧室の燃料圧を操作して前記ノズルニードルに噴孔を開閉させるインジェクタにおいて、
前記背圧室の一端側に配される1つのプレートを備え、
前記プレートの一端面及び他端面に開口するように直線的に貫通して設けられ、前記背圧室へ燃料を流入させる流入流路と、
前記プレートの一端面及び他端面に開口するように直線的に貫通して設けられ、前記背圧室から燃料を流出させる流出流路と、
前記プレートに2つの流路端を具備し、少なくとも一方の流路端が前記プレートの一端面に開口し、燃料供給源から受け入れた高圧の燃料が流れる高圧流路とが形成され、
前記流入流路には、前記背圧室への燃料の流入流量を規制する入口オリフィスが設けられ、
前記流出流路には、前記背圧室からの燃料の流出流量を規制する出口オリフィスが設けられ、
前記プレートの一端面には前記流入流路の開口部と前記高圧流路の開口部とを連通する溝が前記流出流路の開口部を避けて設けられ、
前記高圧流路、前記溝、及び前記流入流路を介して前記背圧室に高圧の燃料が流入し、前記流出流路を介して前記背圧室から燃料が流出することを特徴とするインジェクタ。 - 請求項1に記載のインジェクタにおいて、
前記流入流路は前記溝に開口し、
前記溝の幅は前記流入流路の開口径よりも大きいことを特徴とするインジェクタ。 - 請求項1に記載のインジェクタにおいて、
前記入口オリフィスよりも下流側の前記流入流路は、流路径が流路長よりも大きいことを特徴とするインジェクタ。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のインジェクタにおいて、
前記出口オリフィスは、前記入口オリフィスよりも流路抵抗が小さいことを特徴とするインジェクタ。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のインジェクタにおいて、
前記溝は、前記流出流路の開口部の全周を囲う環状に設けられていることを特徴とするインジェクタ。 - 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のインジェクタにおいて、
前記高圧流路は、前記プレートの一端面及び他端面に開口するように直線的に貫通して設けられていることを特徴とするインジェクタ。
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