JP2003269286A - 燃料噴射装置 - Google Patents

燃料噴射装置

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JP2003269286A JP2002067070A JP2002067070A JP2003269286A JP 2003269286 A JP2003269286 A JP 2003269286A JP 2002067070 A JP2002067070 A JP 2002067070A JP 2002067070 A JP2002067070 A JP 2002067070A JP 2003269286 A JP2003269286 A JP 2003269286A
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orifice
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control pressure
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Toru Taguchi
透 田口
Iwao Maruoka
巌 丸岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流入オリフィス10aの加工および検査を容
易化しつつ、良好な高圧燃料シール性を維持できるよう
なインジェクタ1を提供する 【解決手段】 流入オリフィス10aをオリフィス部材
10に形成し、このオリフィス部材10をインジェクタ
ボディ2の供給通路2b内に圧入固定した。これによ
り、従来、流出オリフィス4aが設けられたオリフィス
プレート4と積層されていた流入オリフィスが設けられ
たオリフィスプレートを廃止できるので、2枚のオリフ
ィスプレート間の高圧燃料シールが困難という問題を解
消して、良好な高圧燃料シール性を維持することができ
る。さらに、オリフィス部材10に貫通孔1個を設ける
という単純な加工により流入オリフィス10aを形成し
たので、流入オリフィス10aの加工および検査を容易
化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンに使用さ
れる燃料噴射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、燃料噴射装置として、たとえば、
特開平9−158811号公報に記載される燃料噴射装
置がある。この燃料噴射装置は、大きくは、ポンプによ
り高圧化された燃料を蓄える蓄圧器と、蓄圧器に接続さ
れてエンジンのシリンダ内に燃料を噴射するインジェク
タとから構成されている。このインジェクタは、ノズル
のニードル弁を開閉することにより燃料の噴射、噴射停
止を行っている。インジェクタにおいては、ニードル弁
に連動する制御ピストンに対して閉弁方向の力を付与す
るように本体に配置された制御圧力室に蓄圧器から高圧
燃料を導入すると共に、電磁弁を作動させて制御圧力室
と燃料低圧側との連通、遮断を切換え、制御圧力室内の
燃料圧力の大きさ、つまり制御ピストンに作用する閉弁
方向の力の大きさを制御してニードル弁を作動させ、燃
料噴射を制御している。すなわち、電磁弁により制御圧
力室を燃料低圧側に連通させると、制御圧力室内の燃料
圧力が低下し、制御ピストン、つまりニードル弁が開弁
方向に移動して噴射が開始する。一方、電磁弁により制
御圧力室と燃料低圧側間の連通を遮断すると、制御圧力
室内の燃料圧力が上昇し、制御ピストンつまりニードル
弁が閉弁方向に移動して噴射が停止する。
【0003】ここで、エンジンの排気中の有害物質量を
低減しつつ高出力かつ低燃費を実現するために、噴射開
始時における制御ピストンの移動速度、つまり燃料噴射
率を最適な値に設定する必要がある。このために、制御
圧力室〜蓄圧器間に流入オリフィスを、また、制御圧力
室〜燃料低圧側間に流出オリフィスをそれぞれ設け、両
オリフィスの流量係数を適宜選定することにより噴射率
を調整している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の、特開平9−1
58811号公報に記載の燃料噴射装置においては、流
出オリフィスが設けられた絞り板と、流入オリフィスが
設けられた絞り板とを積層して電磁弁と本体との間に挟
持している。この構成においては、2枚の絞り板間にお
ける高圧燃料シールが困難であるという問題があった。
【0005】この高圧燃料シールの問題を解決するため
に、上述の2枚の絞り板を1枚とする、すなわち1枚の
絞り板に、流入、流出両オリフィスを形成することが考
えられる。この場合、流入オリフィスが途中止まり孔と
なるため、加工および加工後の検査が困難となるという
問題が予想される。
【0006】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、流入オリフィスの加工および検査を
容易化しつつ、良好な高圧燃料シール性を維持できる燃
料噴射装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、以下の技術的手段を採用する。
【0008】本発明の請求項1に記載の燃料噴射装置
は、流入オリフィスが形成されるオリフィス部材を備
え、このオリフィス部材が燃料供給通路途中に圧入固定
される構成とした。これにより、電磁弁、本体間には流
出オリフィスが設けられた絞り板のみを挟持させるので
良好な高圧燃料シール性を維持することができる。ま
た、オリフィス部材には、その単体状態において流入オ
リフィス形成加工を施すため、流入オリフィスの加工お
よび検査を容易化することができる。
【0009】本発明の請求項2に記載の燃料噴射装置
は、燃料供給通路は、本体に設けられた第1の供給通路
と絞り板に設けられた第2の供給通路とから構成され、
第2の供給通路は、第1の供給通路と連通するように設
けられた環状溝と、この環状溝と制御圧力室とを連通さ
せるように設けられた連絡溝とから構成されている。こ
れにより、絞り板が制御圧力室の周方向に回転しても、
本体に設けられた第1の供給通路を常に制御圧力室に連
通させることができるので、絞り板と本体との位置決め
手段、たとえばノックピン等を不要として、組付け工数
を低減することができる。
【0010】本発明の請求項3に記載の燃料噴射装置
は、オリフィス部材は、第2の供給通路途中に圧入固定
される構成とした。すなわちオリフィス部材を絞り板に
圧入固定した。これにより、電磁弁、本体間に一枚の絞
り板のみを挟持させるので良好な高圧燃料シール性を維
持することができる。また、オリフィス部材には、その
単体状態において流入オリフィス形成加工を施すため、
流入オリフィスの加工および検査を容易化することがで
きる。この場合、請求項4に記載の燃料噴射装置のよう
に、絞り板の制御圧力室側に、第1の供給通路および第
2の供給通路と連通する環状溝が設けられる構成とすれ
ば、絞り板が制御圧力室の周方向に回転しても、本体に
設けられた第1の供給通路を常に制御圧力室に連通させ
ることができるので、絞り板と本体との位置決め手段、
たとえばノックピン等を不要として、組付け工数を低減
することができる。
【0011】本発明の請求項5に記載の燃料噴射装置
は、流入オリフィスは、オリフィス部材に設けられた貫
通孔、もしくはオリフィス部材の外周に設けられた溝部
または平面部である構成とした。これにより、オリフィ
ス部材への流入オリフィス形成加工が容易に実施でき
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明による燃料噴射装置
を蓄圧式燃料噴射装置のインジェクタに適用した場合を
例に図面に基づいて説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施形態による燃料噴
射装置であるインジェクタ1の部分拡大断面図であり、
図2中におけるI部拡大図である。図2は、本発明の一
実施形態によるインジェクタ1の全体断面図である。図
3は、図1中におけるIII矢視図である。
【0014】インジェクタ1は、蓄圧器(図示せず)か
ら供給される高圧燃料をエンジンのシリンダ内に噴射す
るもので、図2に示すように、ノズル8、インジェクタ
ボディ2、制御ピストン3、オリフィスプレート4、電
磁弁5等より構成される。
【0015】ノズル8は、その先端に噴孔6aを有する
ノズルボディ6と、このノズルボディ6の内部に摺動自
在に嵌挿されるニードル弁7とから構成され、リテーニ
ングナット9により、インジェクタボディ2に結合され
ている。ニードル弁7は、図2に示すように、スプリン
グ12により付勢されて閉弁方向(図2における下向
き)に押圧されている。
【0016】本体であるインジェクタボディ2には、蓄
圧器(図示せず)より供給される高圧燃料を後述する制
御圧力室2aへ導く燃料供給通路であり第1の供給通路
である供給通路2b、ノズルボディ6の内部通路6bへ
導く燃料導入通路2c、および燃料を低圧側へ排出する
ための排出通路2d等が設けられている。また、インジ
ェクタボディ2には、制御圧力室2aに連通してシリン
ダ2eが設けられている。また、供給通路2bには、図
1に示すように、制御圧力室2a内へ流入する燃料流量
を規制するための流入オリフィス10aが設けられたオ
リフィス部材10が圧入固定されている。このオリフィ
ス部材10は、たとえば鋼材等から円柱形状に形成さ
れ、略中央部に貫通孔を設けて流入オリフィス10aが
形成されている。
【0017】流入オリフィス10aをこのように構成し
たことにより、従来のインジェクタにおいて、流出オリ
フィス4aが設けられたオリフィスプレート4と積層し
て配置されていた流入オリフィスが設けられた絞り板を
廃止できる。つまり、図1に示すように、オリフィスプ
レート4の周縁部と燃料低圧側である排出通路2dとが
連通する構成において、2枚の絞り板間における高圧燃
料シールが困難であるという問題を解消して、良好な高
圧燃料シール性を維持することができる。また、オリフ
ィス部材10に貫通孔を1個設けるという単純な加工に
より流入オリフィス10aを形成できるので、流入オリ
フィス10aの加工および検査を容易化することができ
る。
【0018】制御ピストン3は、インジェクタボディ2
に設けられたシリンダ2e内に嵌挿され、同じくシリン
ダ2eに嵌挿されたプレッシャピン11を介してニード
ル弁7に連接されている。
【0019】絞り板であるオリフィスプレート4は、後
述する電磁弁5とインジェクタボディ2とにより挟持さ
れている。すなわち、オリフィスプレート4は、シリン
ダ2eの一端が開口するインジェクタボディ2の端面2
f上に配置され、オリフィスプレート4とインジェクタ
ボディ2により、上述の制御圧力室2aがシリンダ2e
に連通して形成されている。また、図3のオリフィスプ
レート4の平面図に示すように、オリフィスプレート4
には、燃料供給通路である第2の供給通路として、供給
通路2bと連通するように設けられた環状溝であるリン
グ溝4bと、このリング溝4bと制御圧力室2aとを連
通するように設けられた連絡溝である溝4cとが設けら
れている。つまり、高圧燃料は、供給通路2b、リング
溝4b、連絡溝4cを介して制御圧力室2aに供給され
る。
【0020】これにより、インジェクタ1の組付け時に
おいて、オリフィスプレート4が制御圧力室2aに対し
て、その周方向のどのような角度位置に配置されても、
インジェクタボディ2の供給通路2bを常に制御圧力室
2aに連通させることができるので、従来のインジェク
タにおいて用いられていた、オリフィスプレートとイン
ジェクタボディとの位置決め手段、たとえばノックピン
等を不要として、部品点数および組付け工数を低減する
ことができる。また、オリフィスプレート4の略中央に
は、図1および図2に示すように、制御圧力室2aから
低圧側に流出する燃料流量を規制する流出オリフィス4
aが設けられている。この流出オリフィス4aは、オリ
フィスプレート4に貫通孔を設けて形成されている。
【0021】制御圧力室2aと燃料低圧側、すなわち排
出通路2dとの連通、遮断を切換える電磁弁5は、オリ
フィスプレート4の制御圧力室2aと反対側に配置され
ている。電磁弁5は、オリフィスプレート4の流出オリ
フィス4aを開閉するアーマチャ21、このアーマチャ
21を流出オリフィス4a閉鎖方向(図2の下向き)へ
付勢するスプリング22、およびアーマチャ21を流出
オリフィス4a開放方向(図2の上向き)へ駆動するソ
レノイド23等を内蔵している。また、電磁弁5は、図
2に示すように、インジェクタボディ2にオリフィスプ
レート4を介して、リテーニングナット24を締め付け
て結合されている。
【0022】アーマチャ21は、ソレノイド23に通電
されるとその電磁力により吸引されて、スプリング22
の付勢力に抗して図2の上方に移動し、流出オリフィス
4aを開放する。これにより、制御圧力室2aが、排出
通路2dと連通する。一方、ソレノイド23への通電が
停止されるとその電磁力が消滅するので、アーマチャ2
1は、スプリング22の付勢力により図2の下方に移動
し、流出オリフィス4aを閉鎖する。これにより、制御
圧力室2aと排出通路2dとの連通が遮断される。
【0023】なお、流出オリフィス4aの通路面積は、
流入オリフィス10aの通路面積より大きく設定されて
いる。
【0024】次に、インジェクタ1の作動を説明する。
【0025】蓄圧器(図示せず)からインジェクタ1に
供給される高圧燃料は、ノズルボディ6の内部通路6b
と制御圧力室2aとに導入される。
【0026】ここで、ノズル8のニードル弁7に作用す
る力について考える。
【0027】ニードル弁7に対して閉弁方向(図2にお
ける下向き)に作用する力は、スプリング15による付
勢力F1と、制御圧力室2a内の燃料圧力により制御ピ
ストン3の受圧面に作用する力F2である。
【0028】ニードル弁7に対して開弁方向(図2にお
ける上向き)に作用する力は、ノズルボディ6の内部通
路6bに導入された高圧燃料によりニードル弁7の受圧
面に作用する力F3である。
【0029】つまり、F1+F2>F3の時は、ニード
ル弁7は閉弁しており燃料は噴射されない。一方、F1
+F2<3になると、ニードル弁7は開弁し燃料が噴射
される。
【0030】電磁弁5のソレノイド23が非通電状態に
おいては、アーマチャ21が流出オリフィス4aを閉鎖
しているので、制御圧力室2a内の燃料圧力は高圧、す
なわち、蓄圧器(図示せず)から供給される燃料圧力と
ほぼ等しくなっている。したがって、ニードル弁7に対
して作用する3つの力の関係は、F1+F2>F3とな
っており、ニードル弁7は閉弁しており燃料は噴射され
ない。
【0031】電磁弁5のソレノイド23が通電される
と、アーマチャ21がソレノイド23の電磁力に吸引さ
れて駆動され、流出オリフィス4aを開放する。これに
より、制御圧力室2aが排出通路2dと連通するため、
制御圧力室2a内の燃料が流出オリフィス4aを通って
排出される。この時、高圧燃料は引き続き制御圧力室2
a内へ供給され続けるが、流出オリフィス4aの通路面
積は、流入オリフィス10aの通路面積より大きく設定
されているので、制御圧力室2a内の燃料圧力は低下す
る。この結果、制御圧力室2a内の燃料圧力により制御
ピストン3に作用する力、つまりF2が減少し、ニード
ル弁7に作用する3つの力の関係が、F1+F2<F3
となった時点でニードル弁7が開弁して燃料が噴射され
る。
【0032】その後、電磁弁5のソレノイド23への通
電が停止されると、アーマチャ21が流出オリフィス4
aを閉鎖し、制御圧力室2a内からの燃料排出が停止す
る。これにより、再び制御圧力室2a内燃料圧力が上昇
し、ニードル弁7に作用する3つの力の関係が、F1+
F2>F3となった時点でニードル弁7が閉弁して燃料
噴射が終了する。
【0033】以上説明した、本発明の一実施形態による
インジェクタ1においては、流入オリフィス10aをオ
リフィス部材10に形成し、このオリフィス部材10を
インジェクタボディ2の供給通路2b内に圧入固定する
構成とした。これにより、従来のインジェクタにおい
て、流出オリフィス4aが設けられたオリフィスプレー
ト4と積層して配置されていた流入オリフィスが設けら
れたオリフィスプレートを廃止することができる、すな
わち、積層されていた2枚のオリフィスプレートの内の
1枚を廃止できるので、2枚のオリフィスプレート間に
おける高圧燃料シールが困難であるという問題を解消し
て、良好な高圧燃料シール性を維持することができる。
また、オリフィス部材10に貫通孔を1個設けるという
単純な加工により流入オリフィス10aを形成できるの
で、流入オリフィス10aの加工および検査を容易化す
ることができる。
【0034】また、オリフィスプレート4に、インジェ
クタボディ2の供給通路2bと連通するように設けられ
た環状溝であるリング溝4bと、このリング溝4bと制
御圧力室2aとを連通するように設けられた連絡溝であ
る溝4cとを設けて、高圧燃料が、供給通路2b、リン
グ溝4b、連絡溝4cを介して制御圧力室2aに供給さ
れる構成とした。これにより、インジェクタ1の組付け
時において、オリフィスプレート4が、制御圧力室2a
に対してその周方向のどのような角度位置に配置されて
も、インジェクタボディ2の供給通路2bを常に制御圧
力室2aに連通させることができるので、従来のインジ
ェクタにおいて用いられていた、オリフィスプレートと
インジェクタボディとの位置決め手段、たとえばノック
ピン等を不要として、部品点数および組付け工数を低減
することができる。
【0035】次に、本発明の一実施形態によるインジェ
クタ1の変形例について説明する。図4に、本発明の一
実施形態によるインジェクタ1の変形例の部分拡大断面
図を示す。この変形例においては、上述の本発明の一実
施形態によるインジェクタ1に対して、オリフィス部材
10の設置部位を変更している。すなわち、オリフィス
プレート4に、第2の供給通路として図4に示すような
供給通路4dを設け、この通路4d内にオリフィス部材
10を圧入固定している。さらに、オリフィスプレート
4に、供給通路4dとインジェクタボディ2の供給通路
2bとを連通させる環状溝であるリング溝4eを設けて
いる。この構成により、上述の本発明の一実施形態によ
るインジェクタ1の場合と同様に、良好な高圧燃料シー
ル性を維持することができる。また、従来のインジェク
タにおいて用いられていた、オリフィスプレートとイン
ジェクタボディとの位置決め手段、たとえばノックピン
等を不要として、部品点数および組付け工数を低減する
ことができる。
【0036】なお、以上説明した、本発明の一実施形態
によるインジェクタ1、およびその変形例においては、
流入オリフィス10aを、オリフィス部材10に設けた
貫通孔により形成したが、他の形状としてもよい。たと
えば、図5に示すように、オリフィス部材10の外周に
溝部10bを設けてもよい。または、図6に示すよう
に、オリフィス部材10の外周に平面部10cを設けて
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるインジェクタ1の部
分拡大断面図であり、図2中におけるI部拡大図であ
る。
【図2】本発明の一実施形態によるインジェクタ1の全
体断面図である。
【図3】本発明の一実施形態によるインジェクタ1のオ
リフィスプレート4の平面図であり、図2中におけるI
II矢視図である。
【図4】本発明の一実施形態によるインジェクタ1の変
形例の部分拡大断面図である。
【図5】本発明の一実施形態によるインジェクタ1の他
の変形例の外観斜視図である。
【図6】本発明の一実施形態によるインジェクタ1の他
の変形例の外観斜視図である。
【符号の説明】
1 インジェクタ(燃料噴射装置) 2 インジェクタボディ(本体) 2a 制御圧力室 2b 供給通路(燃料供給通路、第1の供給通路) 2c 燃料導入通路 2d 排出通路(燃料低圧側) 2e シリンダ 3 制御ピストン 4 オリフィスプレート(絞り板) 4a 流出オリフィス 4b リング溝(環状溝、第2の供給通路) 4c 溝(連絡溝、第2の供給通路) 4d 供給通路(燃料供給通路、第2の供給通路) 4e リング溝(環状溝) 5 電磁弁 6 ノズルボディ 7 ニードル弁 8 ノズル 9 リテーニングナット 10 オリフィス部材 10a 流入オリフィス 10b 溝部(流入オリフィス) 10c 平面部(流入オリフィス) 11 プレッシャピン 12 スプリング 21 アーマチャ 22 スプリング 23 ソレノイド
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 61/10 F02M 61/10 P Fターム(参考) 3G066 AA07 AD07 BA36 BA55 BA69 CC01 CC06T CC08T CC08U CC14 CC63 CC68U CC70 CE13 CE22 CE35

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内蔵するニードル弁が往復動して燃料を
    噴射する噴孔を開閉するノズルと、 前記ノズルを保持する本体と、 前記本体内に設けられる制御圧力室と、 前記制御圧力室内へ高圧燃料を供給する燃料供給通路
    と、 前記燃料供給通路途中に設けられ前記制御圧力室内へ流
    入する燃料流量を規制する流入オリフィスと、 前記本体内に摺動自在に設けられ、一端が前記ニードル
    弁に当接すると共に、他端が前記制御圧力室に臨む制御
    ピストンと、 前記制御圧力室と燃料低圧側との連通・遮断を切換える
    電磁弁と、 前記電磁弁と前記本体との間に挟持され前記制御圧力室
    から前記燃料低圧側に流出する燃料流量を規制する流出
    オリフィスが設けられた絞り板とを備え、 前記電磁弁を作動させ前記圧力制御室内の燃料圧力を制
    御して前記ノズルからの燃料噴射を制御する燃料噴射装
    置において、 前記流入オリフィスが形成されるオリフィス部材を備
    え、 前記オリフィス部材が前記燃料供給通路途中に圧入固定
    されることを特徴とする燃料噴射装置。
  2. 【請求項2】 前記燃料供給通路は、前記本体に設けら
    れた第1の供給通路と前記絞り板に設けられた第2の供
    給通路とから構成され、前記第2の供給通路は、前記第
    1の供給通路と連通するように設けられた環状溝と、こ
    の環状溝と前記制御圧力室とを連通させるように設けら
    れた連絡溝とから構成されることを特徴とする請求項1
    に記載の燃料噴射装置。
  3. 【請求項3】 前記オリフィス部材は、前記第2の供給
    通路途中に圧入固定されることを特徴とする請求項2に
    記載の燃料噴射装置。
  4. 【請求項4】 前記絞り板の前記制御圧力室側に前記第
    1の供給通路および前記第2の供給通路と連通する環状
    溝が設けられることを特徴とする請求項3に記載の燃料
    噴射装置。
  5. 【請求項5】 前記流入オリフィスは、前記オリフィス
    部材に設けられた貫通孔、もしくは前記オリフィス部材
    の外周に設けられた溝部または平面部であることを特徴
    とする請求項1から請求項4に記載の燃料噴射装置。
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