JP2008208771A - インテークマニホールドのガス供給管取付構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】ガス供給管をサージタンク部に挿入して各種ガスを吸気に混合する場合に、ガス供給管を薄肉化して外径を小さくすることによって吸気の流れに対する抵抗を低くしながら、ガス供給管の破損を防止する。
【解決手段】インテークマニホールドのサージタンク部の壁部に、吸気を取り入れる吸気取入孔16と、ガス供給管3のガス流れ方向下流側をへ挿入するための挿入孔とを形成する。サージタンク部の内部には、ガス供給管3を支える支持部材4を設ける。ガス供給管3をサージタンク部の挿入孔から内部に挿入した状態で支持部材4により支えるとともに、ガス供給管3のガス流れ方向上流側をサージタンク部の壁部に固定する。
【選択図】図2
【解決手段】インテークマニホールドのサージタンク部の壁部に、吸気を取り入れる吸気取入孔16と、ガス供給管3のガス流れ方向下流側をへ挿入するための挿入孔とを形成する。サージタンク部の内部には、ガス供給管3を支える支持部材4を設ける。ガス供給管3をサージタンク部の挿入孔から内部に挿入した状態で支持部材4により支えるとともに、ガス供給管3のガス流れ方向上流側をサージタンク部の壁部に固定する。
【選択図】図2
Description
本発明は、EGRガスやブローバイガス、燃料蒸気ガス等を内燃機関の吸気系に供給するためのガス供給管を、インテークマニホールドに取り付けるようにしたインテークマニホールドのガス供給管取付構造に関する。
従来より、例えば、特許文献1に開示されているように、インテークマニホールドは、複数の吸気パイプ部と、該吸気パイプ部の上流端が接続されたサージタンク部とを備えている。サージタンク部の壁部には、ガス供給管のガス流れ方向下流側をサージタンク部の内部に挿入するための挿入孔が形成されている。このガス供給管は、サージタンク部の挿入孔から内部へ挿入された状態で、ガス流れ方向上流端部がサージタンク部の壁部に固定されている。このガス供給管のガス流れ方向上流端部にはEGR管が接続されている。このEGR管からガス供給管に流入したガスは、ガス供給管のガス噴出口からサージタンク部の内部に供給されて吸気に混合した後、各吸気パイプ部に分流して内燃機関の各気筒に流入する。
特開平10−131813号公報
ところが、特許文献1のようにサージタンク部の内部にガス供給管を挿入するようにした場合には、ガス供給管から噴出したガスの吸気への混合を促進するためにガス供給管を吸気の主流やその近傍に配置する必要が生じるので、ガス供給管が吸気の流れに対し抵抗となることは避けられない。この抵抗を低減するために、ガス供給管の肉厚を薄くして外径を小さくすることが考えられるが、このようにした場合には、ガス供給管は、ガス流れ方向上流端部がサージタンク部に固定されているだけで下流端は自由端であるため、吸気の脈動や内燃機関の振動等に耐え得るだけの強度を確保するのが難しく、ガス供給管の破損を招く虞れがある。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ガス供給管をサージタンク部に挿入した状態で固定して各種ガスを吸気に混合する場合に、ガス供給管を薄肉化して外径を小さくすることによって吸気の流れに対する抵抗の低減を図りながら、ガス供給管の破損を防止できるようにすることにある。
上記目的を達成するために、本発明では、サージタンク部の内部においてガス供給管を支えるようにした。
具体的には、請求項1の発明では、複数の吸気パイプ部と、該吸気パイプ部の上流端が接続されたサージタンク部とを有するインテークマニホールドに、吸気へ混合するガスを供給するガス供給管を取り付けるように構成されたインテークマニホールドのガス供給管取付構造において、上記サージタンク部の壁部には、吸気を取り入れる吸気取入孔と、上記ガス供給管のガス流れ方向下流側を上記サージタンク部内へ挿入するための挿入孔とが形成され、上記サージタンク部の内部には、上記ガス供給管の任意の位置を支える支持手段が設けられ、上記ガス供給管は、上記サージタンク部の挿入孔から内部に挿入された状態で、上記支持手段により支えられるとともに、ガス流れ方向上流側が該サージタンク部の壁部に固定されている構成とする。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、支持手段は、ガス供給管に固定される固定部と、該固定部からサージタンク部の内面へ向かって延びる支持部とを備え、上記サージタンク部の内面には、上記支持部の末端側が嵌る嵌合部が設けられている構成とする。
請求項3の発明では、請求項1の発明において、ガス供給管は、サージタンク部の内部で複数の吸気パイプ部の上流端が並ぶ方向に延びるように形成されるとともに、各吸気パイプ部の上流端に対向するように開口した複数のガス噴出口を有している構成とする。
請求項1の発明によれば、サージタンク部の内部に、ガス供給管の任意の位置を支える支持手段を設けたので、ガス供給管の薄肉化によって外径を小さくして吸気の流れに対する抵抗の低減を図るようにした場合に、ガス供給管の破損を防止することができる。
請求項2の発明によれば、支持手段の固定部をガス供給管に固定した状態で、支持部の末端側をサージタンク部の嵌合部に嵌めることで、ガス供給管をサージタンク部の内部で確実に支えることができる。
請求項3の発明によれば、ガス供給管が、各吸気パイプ部の上流端に対向するガス噴出口を有しているので、ガスの各吸気パイプ部への分流性を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
《発明の実施形態1》
図1は、本発明の実施形態1に係るインテークマニホールドのガス供給管取付構造が適用された吸気装置1を示すものである。この吸気装置1は、自動車に搭載される直列4気筒型のエンジン(図示せず)に装着されるもので、インテークマニホールド2と、インテークマニホールド2の内部にEGRガスを供給するガス供給管3と、ガス供給管3を支える支持手段を構成する支持部材4(図2及び図3に示す)とを備えている。
図1は、本発明の実施形態1に係るインテークマニホールドのガス供給管取付構造が適用された吸気装置1を示すものである。この吸気装置1は、自動車に搭載される直列4気筒型のエンジン(図示せず)に装着されるもので、インテークマニホールド2と、インテークマニホールド2の内部にEGRガスを供給するガス供給管3と、ガス供給管3を支える支持手段を構成する支持部材4(図2及び図3に示す)とを備えている。
上記インテークマニホールド2は、4本の吸気パイプ部10、10、…と、該吸気パイプ部10、10、…の上流端部が接続されたサージタンク部11とが一体化されたサージタンク一体型インテークマニホールドである。4本の吸気パイプ部10、10、…は、エンジンの気筒列方向に並ぶように所定の間隔をあけて配置されている。吸気パイプ部10、10、…の中途部には、略直角に折り曲げられた屈曲部が形成されている。吸気パイプ部10、10、…の下流端部には、フランジ13が一体に設けられている。このフランジ13によって吸気パイプ部10、10、…の下流端部同士が連結されている。フランジ13には、複数の締結孔13aが形成され、各締結孔13aには、カラー14が嵌め込まれている。このカラー14にボルト等(図示せず)を挿通してエンジンのシリンダヘッドのねじ孔に螺合させることで、吸気装置1がエンジンに固定されるようになっている。
上記サージタンク部11は、吸気パイプ部10、10、…の並ぶ方向(図1の左右方向)に長い筒状をなしている。サージタンク部11の長手方向一側(図1及び図4の左側)の端壁部には、図2及び図4に示すように、サージタンク部11の内部に吸気を取り入れるための吸気取入孔16が形成され、この吸気取入孔16の周縁部には、サージタンク部11の中心線に沿って該サージタンク部11の外方へ延びる管状部18がサージタンク部11の内部に連通するように設けられている。管状部18のサージタンク部11と反対側の端部には、フランジ20が一体に設けられている。このフランジ20には、複数の締結孔20a、20a、…が形成されている。図示しないが、各締結孔20aにボルト等を挿通してスロットルボディのねじ孔に螺合させることで、スロットルボディがインテークマニホールド2に固定されるようになっている。
また、サージタンク部11の長手方向他側(図1及び図4の右側)の端壁部には、図4に示すように、ガス供給管3をサージタンク部11の内部に挿入するための挿入孔22が形成されている。挿入孔22の周縁部には、サージタンク部11の中心線に沿って該サージタンク部11の外方へ突出する筒状部24がサージタンク部11に連通するように設けられている。この筒状部24と上記管状部18との中心線は、同一直線上に位置している。
上記筒状部24の内面には、挿入孔22よりも拡径した第1拡径部24aと、第1拡径部24aよりも拡径した第2拡径部24bとがサージタンク部11の外方へ向かって順に設けられている。これら第1拡径部24aと第2拡径部24bとの境界部分に形成されている段差部は、後述するガス供給パイプ3を溶着するためのタンク側溶着部26とされている。
上記インテークマニホールド2は、図1の上下方向、即ち吸気パイプ部10、10、…の径方向に2つに分割され、図1の上側に位置する第1分割体30と下側に位置する第2分割体32とを組み合わせて構成されている。これら第1分割体30及び第2分割体32は、樹脂材を成形してなるものであり、両分割体30、32の接合面が周知の振動溶着法によって溶着されている。図1の符号Lは、第1分割体30と第2分割体32との分割ラインである。
上記第1分割体30は、サージタンク部11の管状部18及び筒状部24よりも上側部分(図1の上側に位置する部分)と、吸気パイプ部10、10、…の上側部分とが一体成形されてなるものである。一方、第2分割体32は、サージタンク部11の管状部18及び筒状部24を含む下側部分(図1の下側に位置する部分)と、吸気パイプ部10、10、…の下側部分とが一体成形されてなるものである。従って、吸気パイプ部10、10、…のフランジ13は、第2分割体32に一体成形されることになる。また、第2分割体32は、第1分割体30よりも大型となっている。
図4に示すように、上記ガス供給管3は、サージタンク部11の中心線方向に沿って直線状に延びており、先端側であるガス流れ下流側へ行くほど外径が僅かに小さくなるテーパー形状をなしている。ガス供給管3の基端部(ガス流れ上流端部)には、EGR管Aが接続される接続部3aが設けられている。この接続部3aの外周面には、図5にも示すように、周方向に延びる突条部3bが形成されている。ガス供給管3の先端部は、図2示すように、サージタンク部11の内部において上記吸気取入孔16の中心部近傍に位置している。つまり、ガス供給管3の先端部は、吸気取入孔16からサージタンク部11に流入してくる吸気の主流にぶつかるように位置付けられている。また、ガス供給管3の周壁部は、吸気パイプ部10、10、…の上流端に対向している。
上記ガス供給管3の先端部には、図5に示すように、ガス噴出口3cが開口している。また、ガス供給管3の接続部3a寄りの部位には、円形のフランジ3dが形成されている。図1や図4に示すように、このフランジ3dが上記インテークマニホールド2の筒状部24の端部に全周に亘って接触するようになっている。
図5に示すように、上記ガス供給管3のフランジ3dよりも先端側の部位には、ガス供給管3の先端部よりも大径の大径部3eが形成されている。この大径部3eと上記フランジ3dとは一体化している。大径部3eの外径は、フランジ3dの外径よりも小さく、かつ、図4に示すように、筒状部24の第2拡径部24bの内径よりも小さく設定されている。図5に示すように、大径部3eにおけるガス供給管3の先端側の部位が、上記筒状部24のタンク側溶着部26に溶着される供給管側溶着部3fとされている。また、ガス供給管3の大径部3eよりも先端側の外径は、上記挿入孔22の内径と略同じか、若干小さめに設定されている。
また、図2に示すように、上記支持部材4は、第2分割体32の内部に配設されている。支持部材4は、図3にも示すように、ガス供給管3の先端部が挿入される環部42と、環部42の外周面から半径方向に互いに逆向きに延びる一対の支持部44、44とで構成されている。環部42の外周面は、吸気流れ方向上流側へ向かって縮径するように形成されている。また、図4に示すように、環部42の内周面には、ガス供給管3の先端部が嵌入する嵌入部42aが形成されている。ガス供給管3の先端部が嵌入部42aに嵌入した状態で、環部42がガス供給管3にがたつきなく固定されるようになっている。環部42における嵌入部42a以外の部分の内径は、上記ガス供給管3の先端部の内径と略同じに設定され、ガス供給管3の内周面と環部42の内周面とが連続するようになっている。また、支持部44は、図3に示すように、柱状をなしており、その延びる方向と直交する方向の断面形状は、吸気流れ上流側へ行くほど細くなるクサビ形状となっている。
図2に示すように、上記第2分割体32の内面には、吸気取入孔16の周縁部に上記支持部44の末端側(先端側)がそれぞれ嵌る2つの嵌合凹部32aが形成されている。これら嵌合凹部32aのうち、図2の上側に位置する嵌合凹部32aは、第2分割体32の接合面に亘って形成されている。これにより、一方の支持部44の末端部が第2分割体32の接合面と同一面上に位置するようになっており、この末端部が第1分割体30に溶着されるようになっている。図示しないが、他方の嵌合凹部は、一方の嵌合凹部32aに対し、吸気取入孔16の径方向について反対側(図2の下側)に位置している。
次に、上記インテークマニホールド2にガス供給管3を取り付ける要領について説明する。まず、樹脂材を射出成形して、インテークマニホールド2の第1及び第2分割体30、32、ガス供給管3及び支持部材4を得る。そして、ガス供給管3を、その先端側から第2分割体32の筒状部24及び挿入孔22に挿入していく。一方、支持部材4の支持部44、44の末端側を第2分割体32の嵌合凹部32aに嵌めて、支持部材4を第2分割体32に固定しておく。
次いで、図示しないが、超音波溶着機の治具及びホーンに第2分割体32及びガス供給管3をそれぞれセットする。セット後、供給管側溶着部3fを第2分割体32のタンク側溶着部26に押し付けながら、ガス供給管を振動させることにより、両溶着部3f、26を溶融させる。そして、ガス供給管3のフランジ3dが筒状部24の端部に当接した状態で振動を停止させると、両溶着部3f、26が固化して溶着された状態になる。この溶着の過程において、ガス供給管3の先端部が支持部材4の環部42の嵌入部42aに嵌入する。これにより、ガス供給管3の先端部が第2分割体32に支えられた状態になる。また、超音波溶着法を用いることで、ガス供給管3の全周をシールすることが可能である。
そして、図示しないが、振動溶着機の治具に第1分割体30及び第2分割体32をセットし、両分割体30、32の接合面を合わせて一方を他方に対し振動させ、両分割体30、32を溶着する。このときに、支持部材4の支持部44の末端部が第1分割体30に溶着される。
次に、上記ガス供給管3が取り付けられたインテークマニホールド2をエンジンに装着した場合について説明する。上記ガス供給管3の接続部3aには、EGR管Aが接続されている。EGR管Aからガス供給管3に流入したEGRガスは、ガス供給管3を先端側へ流れてガス噴出口3cから環部42を通ってサージタンク部11の吸気取入孔16近傍に噴出する。このようにガス噴出口3cから吸気取入孔16近傍にガスを噴出させることで、ガスの流れを、吸気取入孔16からサージタンク部11へ流れ込む吸気の主流にぶつけることができ、ガスが吸気によく混合するようになる。このガスが混合した吸気が各吸気パイプ部10、10、…を通ってエンジンの気筒に流入する。
このとき、上記サージタンク部11の内部には吸気の脈動が生じており、また、エンジンの振動等がインテークマニホールド2を介してガス供給管3に伝達している。これらのことによってガス供給管3には加振力が作用するが、ガス供給管3の先端部がサージタンク部11の内部において支持部材4により支えられているので、ガス供給管3を薄肉化した場合にガス供給管3の破損が防止される。
以上説明したように、この実施形態1に係るインテークマニホールドのガス供給管取付構造によれば、ガス供給管3の先端部をサージタンク部11の内部で支えるようにしたので、ガス供給管3を薄肉化して外径を小さくすることによって吸気の流れに対する抵抗の低減を図った場合に、ガス供給管3の破損を防止することができる。
また、支持部材4の環部42をガス供給管3に固定した状態で、該環部42から延びる支持部44、44の末端側をサージタンク部11の嵌合部32aに嵌めるようにしたので、ガス供給管3をサージタンク部11の内部において確実に支えることができる。尚、上記支持部44、44の数は、2つに限られるものではなく、任意の数にすることができる。
また、上記実施形態1では、ガス供給管3の先端部を支持部材4で支えるようにしているが、これに限らず、図6〜図8に示す変形例1のように、ガス供給管3の中間部を支持部材50で支えるようにしてもよい。この変形例1では、隣接する吸気パイプ部10、10の間に支持部材50が配置されている。この支持部材50の環部51の内径は、ガス供給管3外径よりも小さめに設定され、嵌め合いがきつくなっている。符号32bは、支持部材50の支持部52、52が嵌る嵌合凹部である。また、支持部材50の位置は上記の位置に限られるものではなく、任意の位置に設定することができる。尚、支持部52、52の数は、2つに限られるものではなく、任意の数にすることができる。
また、上記実施形態1では、ガス供給管3の先端部にガス噴出口3cを1つだけ形成しているが、例えば、図9〜図11に示す変形例2のように、4つのガス噴出口3c、3c、…をガス供給管3の周壁部に形成してもよい。この変形例2では、支持部材4の環部42に、ガス供給管3の先端部を覆うように閉塞部42bが設けられている。閉塞部42bは、吸気流れ方向上流側へ向けて尖った先鋭形状とされている。また、ガス噴出口3cは、各吸気パイプ部10の上流端に対向するように開口している。この変形例2では、各ガス噴出口3cから噴出したガスを、サージタンク部11から各吸気パイプ部10に流入する吸気に乗せて各吸気パイプ部10に流入させることができ、ガスの各吸気パイプ部10への分流性をより一層向上させることができる。
また、上記変形例2では、4つのガス噴出口3c、3c、…を吸気パイプ部10、10、…の上流端に対向するように設けているが、これに限らず、ガス噴出口3cを、ガス供給管3の閉塞部42b近傍の周壁部に形成することもできる。
尚、ガス供給管3を流れるガスに水蒸気が多く含まれている場合には、冬場、エンジン停止後、水蒸気がガス供給管3の内部で水滴化して凍結する虞れがあるため、ガス噴出口3cをガス供給管3の周壁部の下側に開口するように形成して、水滴が排出されるようにすることが望ましい。
《発明の実施形態2》
図12は、本発明の実施形態2に係るインテークマニホールドのガス供給管取付構造が適用された吸気装置1を示すものである。この実施形態2の吸気装置1は、実施形態1のものに対し、吸気取入孔16の形成位置と、ガス供給管3を支える構造が異なるだけで、他の部分は同じであるため、以下、実施形態1と異なる部分について詳細に説明する。
図12は、本発明の実施形態2に係るインテークマニホールドのガス供給管取付構造が適用された吸気装置1を示すものである。この実施形態2の吸気装置1は、実施形態1のものに対し、吸気取入孔16の形成位置と、ガス供給管3を支える構造が異なるだけで、他の部分は同じであるため、以下、実施形態1と異なる部分について詳細に説明する。
すなわち、インテークマニホールド2のサージタンク部11の周壁部には、図13に示すように、吸気パイプ部10の上流端に対向する箇所に吸気取入孔16が形成されている。この吸気取入孔16の周縁部には、実施形態1と同様に管状部18が形成され、管状部18にはフランジ20が形成されている。
サージタンク部11の筒状部24と反対側の端壁部の中心部近傍には、ガス供給管3の先端部を支えるための2つの突出部60、60がサージタンク部11の内部へ向けて突設されている。突出部60、60は、ガス供給管3の先端部の外周面に沿うように形成されたリブ形状とされ、ガス供給管3の周方向に間隔をあけて2つ設けられている。これら突出部60、60は、本発明の支持手段を構成するものである。尚、突出部60、60の数は、2つに限られるものではない。
ガス供給管3の周壁部には、上記実施形態1の変形例2と同様に4つのガス噴出口3cが形成されている。また、ガス供給管3の先端部は、突出部60、60によって支えられた状態でサージタンク部11の端壁部に接触して閉塞されるようになっている。尚、ガス供給管3の先端部とサージタンク部11の端壁部との間に、ガス供給管3の内部に水滴が溜まった場合にその水滴を排出するための隙間を設けることが望ましい。
したがって、この実施形態2に係るインテークマニホールドのガス供給管取付構造によれば、ガス供給管3の先端部をサージタンク部11の内部で支えるようにしたので、実施形態1と同様な作用効果を奏することができる。
また、図示しないが、上記実施形態2において、ガス供給管3を挿入するための挿入孔22をサージタンク部11の吸気パイプ部10、10の間に設け、ガス供給管3をこの挿入孔から吸気取入孔16へ向けて挿入するようにしてもよい。この場合には、実施形態1と同様な支持部材4によりガス供給管3を支持することが可能である。
また、上記実施形態1、2では、直列4気筒型のエンジンに装着される吸気装置1に本発明を適用した場合について説明したが、これに限らず、例えば、水平対向型やV型のエンジンに装着される吸気装置1に本発明を適用することも可能である。
また、上記実施形態1、2では、吸気に混合するガスがEGRガスである場合について説明したが、本発明は、ブローバイガスや、燃料蒸気ガス(パージガス)等を吸気に混合する場合にも適用することができる。
また、上記実施形態1、2では、ガス供給管3の基端部を超音波溶着法によってサージタンク部11に固定するようにしたが、これに限らず、例えば、ネジ等の締結部材を用いて締結固定するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明に係るインテークマニホールドのガス供給管取付構造は、例えば、自動車用エンジンの吸気装置に適している。
1 吸気装置
2 インテークマニホールド
3 ガス供給管
3c ガス噴出口
4 支持部材(支持手段)
10 吸気パイプ部
11 サージタンク部
16 吸気取入孔
22 挿入孔
30 第1分割体
32 第2分割体
32a 嵌合凹部(嵌合部)
50 支持部材(支持手段)
60 突出部(支持手段)
A EGR管
2 インテークマニホールド
3 ガス供給管
3c ガス噴出口
4 支持部材(支持手段)
10 吸気パイプ部
11 サージタンク部
16 吸気取入孔
22 挿入孔
30 第1分割体
32 第2分割体
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A EGR管
Claims (3)
- 複数の吸気パイプ部と、該吸気パイプ部の上流端が接続されたサージタンク部とを有するインテークマニホールドに、吸気へ混合するガスを供給するガス供給管を取り付けるように構成されたインテークマニホールドのガス供給管取付構造において、
上記サージタンク部の壁部には、吸気を取り入れる吸気取入孔と、上記ガス供給管のガス流れ方向下流側を上記サージタンク部内へ挿入するための挿入孔とが形成され、
上記サージタンク部の内部には、上記ガス供給管の任意の位置を支える支持手段が設けられ、
上記ガス供給管は、上記サージタンク部の挿入孔から内部に挿入された状態で、上記支持手段により支えられるとともに、ガス流れ方向上流側が該サージタンク部の壁部に固定されていることを特徴とするインテークマニホールドのガス供給管取付構造。 - 請求項1に記載のインテークマニホールドのガス供給管取付構造において、
支持手段は、ガス供給管に固定される固定部と、該固定部からサージタンク部の内面へ向かって延びる支持部とを備え、
上記サージタンク部の内面には、上記支持部の末端側が嵌る嵌合部が設けられていることを特徴とするインテークマニホールドのガス供給管取付構造。 - 請求項1に記載のインテークマニホールドのガス供給管取付構造において、
ガス供給管は、サージタンク部の内部で複数の吸気パイプ部の上流端が並ぶ方向に延びるように形成されるとともに、各吸気パイプ部の上流端に対向するように開口した複数のガス噴出口を有していることを特徴とするインテークマニホールドのガス供給管取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007045947A JP2008208771A (ja) | 2007-02-26 | 2007-02-26 | インテークマニホールドのガス供給管取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007045947A JP2008208771A (ja) | 2007-02-26 | 2007-02-26 | インテークマニホールドのガス供給管取付構造 |
Publications (1)
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JP2008208771A true JP2008208771A (ja) | 2008-09-11 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2008208771A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011064138A (ja) * | 2009-09-17 | 2011-03-31 | Keihin Corp | エンジンの吸気制御装置 |
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2007
- 2007-02-26 JP JP2007045947A patent/JP2008208771A/ja active Pending
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JP2011064138A (ja) * | 2009-09-17 | 2011-03-31 | Keihin Corp | エンジンの吸気制御装置 |
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