JP2008208546A - 開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電源不良等の影響を受け難い構造でもって、開閉体の閉鎖動作を障害物との接触により停止することができる開閉装置を提供する。
【解決手段】 スライドしながら閉鎖動作可能な開閉体本体11と、該開閉体本体11の閉鎖方向端部に接続されて該開閉体本体11に相対して開放方向へ移動可能な可動座板13と、前記開閉体本体11の閉鎖動作を制動したり該制動状態を解除したりするブレーキ機構42とを備えた開閉装置において、可動座板13の開閉体本体11に相対する開放方向への移動により、第一紐状部材a3を巻取体a2に巻戻して第二紐状部材a4の張力を低下させ、その張力の低下により、ブレーキ機構42を解除状態から制動状態にするようにした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、閉鎖動作中の開閉体が障害物に接触した際に、該開閉体の閉鎖動作を停止するようにした開閉装置に関し、特に防火シャッター装置として好適な開閉装置に関する。
従来、この種の発明には、例えば特許文献1に記載されたもののように、閉鎖動作中の開閉体(シャッターカーテン2)が、その閉鎖方向側の障害物に当接した際に、該開閉体の下端の可動座板(下座板101)を障害物からの押圧力により相対的に上昇させ、その可動座板の上昇を感知部(マイクロスイッチ105)により感知し、この感知信号をコード(11a〜11c)により制御装置(8)へ送信し、該制御装置(8)からの制御信号によって開閉機(7)のブレーキ機構を作動させて、前記開閉体(シャッターカーテン2)の閉鎖動作を停止するようにしたものがある。
前記開閉機(7)におけるブレーキ機構の構造を詳細に説明すれば、例えば特許文献2に記載されたもののように、電磁ソレノイド(電磁クラッチ17)を非通電状態にした場合には、ブレーキドラム(4)が制動スプリング(16)の付勢力によりブレーキシュー(2)に当接し、駆動軸(電動機軸1)の回転が制動された状態となる。
また、前記電磁ソレノイド(電磁クラッチ17)を通電状態にすれば、該電磁ソレノイドの磁力に吸引されてブレーキドラム(4)がブレーキシュー(2)から離れるため、駆動軸(電動機軸1)が回転自在な状態となる。
したがって、例えば、特許文献1に記載された開閉装置に特許文献2に記載された開閉機を具備した場合には、電磁ソレノイド(電磁クラッチ17)を通電状態にすることで、開閉体(シャッターカーテン2)を自重降下させることができ、また、その自重降下中に、開閉体(シャッターカーテン2)が障害物に当接した際には、電磁ソレノイド(電磁クラッチ17)を非通電にすれば、開閉体(シャッターカーテン2)の閉鎖動作を停止することができる。
しかしながら、前記のような構成では、可動座板(下座板101)の上昇を感知する感知部(マイクロスイッチ105)、及びコード(11a〜11c)を収納する構造(固定プーリ18a,可動プーリ18b,フラットバー20等)が複雑でコストの高騰を招き易い。
また、上記開閉装置を例えば防火シャッター装置として用いる場合には、火災等に起因する停電が発生した際にも、電磁ソレノイド(電磁クラッチ17)を通電状態にして開閉体(シャッターカーテン2)を自重降下できるように、バッテリーを具備している。
しかし、このような構成であっても、メンテナンス不良等に起因して前記バッテリーの電力が十分に得られない場合等には、電磁ソレノイド(電磁クラッチ17)の通電状態を維持できないので、開閉体(シャッターカーテン2)を自重降下させることができなかったり、自重降下中の開閉体を途中停止させてしまったり等するおそれがある。
特開2004−308222号公報 実開平01−118084号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、電源不良等の影響を受け難い構造でもって、開閉体の閉鎖動作を障害物との接触により停止することができる開閉装置を提供することにある。
上記課題を解決するために第一の発明は、スライドしながら閉鎖動作可能な開閉体本体と、該開閉体本体の閉鎖方向端部に接続されて該開閉体本体に相対して開放方向へ移動可能な可動座板と、前記開閉体本体の閉鎖動作を制動したり該制動状態を解除したりするブレーキ機構とを備えた開閉装置において、前記開閉体本体の開放方向側の不動部位に回動可能に支持された軸体と、該軸体の周囲に回動可能に支持された巻取体と、前記軸体に対する前記巻取体の繰り出し方向の回転に抵抗を与えるロータリーダンパー手段と、該巻取体を前記軸体に対し巻き取り方向へ付勢する付勢手段と、該巻取体の外周部に一端側が巻かれるとともに、その他端側が前記可動座板の開放方向への移動に伴って張力を緩めるように前記開閉体本体又は前記可動座板に止着された第一紐状部材と、前記巻取体の繰り出し方向の回転に伴って引っ張られるように前記軸体の外周部に一端側が止着されるとともに他端側が前記ブレーキ装置に対し操作可能に連絡された第二紐状部材とを具備し、前記可動座板の前記開閉体本体に相対する開放方向への移動により、前記第一紐状部材を前記巻取体に巻戻して前記第二紐状部材の張力を低下させ、その張力の低下により、前記ブレーキ機構を解除状態から制動状態にするようにしたことを特徴とする。
ここで、上記開閉装置には、開閉体が閉鎖動作のみを行うように用いられる態様(例えば防火シャッター装置等)、開閉体が開放動作と閉鎖動作との双方を行うように用いられる態様等を含む。
また、この開閉装置には、開閉体をその開放方向側の巻取軸によって巻取り、該巻取軸から繰出すようにした態様や、開閉体をその開放方向側の収納部位へ巻き取ることなく収納し、該収納部位から繰出すようにした態様(例えばオーバーヘッドドア等)等を含む。
また、上記開閉体には、複数のスラットやパイプを開閉方向へ連設してなる態様や、単数もしくは複数のパネルや、シート状物、ネット状物を開閉方向へ設けてなる態様、あるいはスラット、パネル、パイプ、シート状物、ネット状物等を適宜に組み合わせてなる態様等を含む。
また、上記ブレーキ機構は周知の機構を用いてもよく、このブレーキ機構には、上記開閉体本体を巻き取ったり繰り出したりする巻取軸の回転を制動する態様や、開閉体本体に直接接触して該開閉体本体の閉鎖動作を制動する態様等を含む。
また、上記不動部位とは、開閉動作する上記開閉体本体に相対して不動な部位であればよく、この不動部位には、例えば、上記開閉体本体をその開放方向側で収納する収納ケースや、当該開閉装置の設置対象となる構造物等を含む。
また、上記軸体、上記巻取体、及び上記ロータリーダンパー手段は、周知構造のロータリーダンパー装置によって構成することが可能である。このロータリーダンパー装置は、例えば、流体の粘性抵抗により軸体の回転に抵抗を与える構成等とすればよい。
このロータリーダンパー手段は、上記巻取体の繰り出し方向の回転と巻き取り方向の回転との双方に抵抗を付加する態様としてもよいが、好ましくは、上記巻取体の繰り出し方向の回転のみに抵抗を付加し、巻き取り方向の回転には抵抗を付加しない態様、すなわちワンウェイタイプのロータリーダンパー装置等とする。
また、第二の発明では、前記ブレーキ機構は、前記開閉体本体の閉鎖動作に連動して回転する出力軸と、付勢部材によって付勢されて前記出力軸に係合するブレーキ軸と、該ブレーキ軸を前記出力軸から離脱するために動かされる操作部とを備え、第二紐状部材の前記他端側を前記操作部に連絡し、前記巻取体の繰り出し方向の回転に伴って上昇する第二紐状部材の張力によって前記操作部を離脱操作方向へ作動させ、同巻取体の巻き取り方向の回転に伴って第二紐状部材の張力が低下した際には前記付勢部材の付勢力によって前記操作部を係合操作方向へ作動させるようにしたことを特徴とする。
また、第三の発明では、前記開閉体本体又は前記可動座板に、前記可動座板と連動して開閉体開放方向へ移動するように滑車部材を支持し、前記第一紐状部材の前記他端側を前記滑車部材の下半部に掛け巻いて前記開閉体本体に止着したことを特徴とする。
ここで、前記「前記可動座板と連動して開閉体開放方向へ移動するように滑車部材を支持し」という構成には、開閉体本体の閉鎖方向側に、可動座板に押圧されて開放方向へ揺動するように揺動部材を設け、該揺動部材に滑車部材を支持するようにした態様や、可動座板に対し滑車部材を回動自在に支持することで、可動座板の開放方向への移動に伴って滑車部材も開放方向へ移動するようにした態様等を含む。
また、第四の発明では、前記開閉体本体には相対的に開放方向へ移動した際の前記可動座板に押圧されて揺動するように開閉体幅方向へわたる揺動部材が支持され、この揺動部材には前記滑車部材が支持されていることを特徴とする。
また、第五の発明では、第二紐状部材を引っ張って該第二紐状部材の弛みを防ぐ引張バネを具備したことを特徴とする。
また、第六の発明では、上記ブレーキ機構における解除動作に抵抗を与えるダンパー手段が具備されていることを特徴とする。
なお、本明細書中において「開閉体厚さ方向」とは、閉鎖状態の上記開閉体の厚さ方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体幅方向」とは、上記開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、該開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体開閉方向」とは、上記開閉体が空間を仕切ったり開放したりするためにスライドする方向を意味する。
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
第一の発明によれば、開閉体本体が閉鎖動作すると、巻取体が第一紐状部材を繰り出しながら回転し、その巻取体の回転力により前記軸体にも同方向への回転力が作用する。そのため、第二紐状部材が軸体の外周部によって引っ張られる。
また、開閉体本体の閉鎖動作中、可動座板が障害物に当接し、可動座板が開閉体本体に相対して開放方向へ移動すると、第一紐状部材の張力が弛み、該第一紐状部材が巻取体に巻き戻される。そして、その際の巻取体の巻き取り方向の回転により、軸体に作用していた前記回転力が解除される。したがって、第二紐状部材の張力が低下し、その張力の低下によってブレーキ機構が解除状態から制動状態に作動する。
よって、電源不良等の影響を受け難い機械的構造でもって、開閉体の閉鎖動作を障害物との接触により停止することができる。
更に、第二の発明によれば、ブレーキ機構を作動性の良好な具体的態様とすることができる。
更に、第三の発明によれば、開閉体本体の閉鎖動作中、可動座板が障害物に当接して相対的に開放方向へ移動すると、その可動座板の移動に連動して滑車部材も開放方向へ移動する。その際、第一紐状部材は、動滑車の原理により、滑車部材の移動量の2倍量、巻取体に巻き戻されることになる。よって、第二紐状部材の張力を効果的に低下させて、ブレーキ機構の作動を良好にすることができる。
更に、第四の発明によれば、仮に可動座板の幅方向において部分的に障害物が当接し、可動座板の開閉体幅方向の一方側が偏って開放方向へ移動した場合であっても、その偏って移動した可動座板により、開閉体幅方向へわたる揺動部材を押圧して揺動させるとともに、滑車部材を開放方向へ移動させることができる。
第五の発明によれば、紐状部材の弛みによりブレーキ機構の作動が遅延したり鈍ったりするようなことを防ぐことができる。
第六の発明によれば、ブレーキ機構の復帰動作を、ダンパー手段によって低速に行うことができ、ひいては、自動復帰動作の安全性を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施の形態は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の躯体の開口部分や内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、躯体内部の空間を仕切ったり開放したりするシャッター装置として適用可能であり、特に好ましい態様として、火災等の非常時に自動閉鎖されて火炎や煙の蔓延を防ぐ防火シャッター装置に適用した一例について説明する。
開閉装置1は、閉鎖方向端部をスライドさせて開閉動作する開閉体10と、該開閉体10の幅方向(図1の左右方向)の端部を囲み開閉方向へ案内するガイドレール20と、開閉体10を巻き取ったり繰出したりする巻取装置30とを備え、もしも障害物Xが開閉体10の開閉経路に存在した場合に、機械的な連動手段Aとブレーキ機構42の作動によって、開閉体10の閉鎖動作を停止する。
開閉体10は、横長略矩形状の金属板を曲げ加工してなる所謂スラット11aを、上下に隣接する該スラット11a,11a間で回動するように複数連接することで開閉体本体11を構成し、該開閉体本体11の閉鎖方向端部側(図示例によれば下端側)に、縦断面略枠状の接続部材12を介して、可動座板13を接続している。
接続部材12は、下方側からの押圧力により揺動する揺動部材12aと、該揺動部材の先端部を受ける受部12bと、該揺動部材12aに支持されて回動自在な滑車部材12cとを具備し、上方から挿通された第一紐状部材a3の下端側を滑車部材12cの下半部に掛け巻いて、内壁の上面に止着している。
揺動部材12aは、開閉体幅方向のどの位置であっても可動座板13に対し当接するように、開閉体幅方向の略全長にわたって設けられ、接続部材12の内壁面に枢支されている。
また、受部12bは、上方へ揺動した際の揺動部材12aの先端側を受けるように、接続部材12の内壁面に配設された突起である。
また、滑車部材12cは、揺動部材12aにおける開閉体幅方向の一端側に回動自在に支持された動滑車状の回転体である。
また、可動座板13は、開閉体幅方向の略全長にわたって接続部材12の下方へ突出する部材であり、前記接続部材12に対し開閉体閉鎖方向へ所定量だけ自在にスライドするように接続されるとともに、揺動部材12aを下方から押圧して揺動させるように配設されている(図3(a)(b)参照)。
また、ガイドレール20は、開閉体10の幅方向の端部を囲む断面略コ字状の部材であり、開閉体10によって着座される当接対象部位p(例えば、床面や地面、枠部材等)と巻取装置30との間にわたって配設されている。
また、巻取装置30は、下部側に開閉体10を出没させるための開口部を形成した収納ケース31内に、開閉体10を巻き取ったり繰出したりする巻取軸32と、該巻取軸32をチェーン及びスプロケット等の動力伝達手段33を介して駆動回転させたり制動したりする開閉機40と、該開閉機40を解除操作して開閉体10を自重によって閉鎖動作させる自動閉鎖装置50とを具備している。
開閉機40は、例えば実開平01−118084号公報に示される周知構造の開閉機に対し操作部42fを設けてなる。
この開閉機40は、図4に示すように、巻取軸32の動力源となるモータ部41と、該モータ部41の回転を制動するブレーキ機構42とを、ケーシング43内に備えている。
モータ部41は、直流モータまたは交流モータであり、その回転子41aの中心には駆動力及び/又は制動力を出力する出力軸41bが固定され、該出力軸41bの一端側(図3によれば左端側)の回転力を、動力伝達手段33を介して巻取軸32へ伝達するように構成してある。また、同出力軸41bの他端側には、ブレーキ機構42からの制動力を受けるように略円盤状のブレーキシュー41cが固定されている。
また、ブレーキ機構42は、上記出力軸41bに対し略直線状に並ぶように配置されたブレーキ軸42aと、該ブレーキ軸42aにおけるモータ部41側に固定されて前記ブレーキシュー41cに対し離脱可能に当接したブレーキドラム42bと、該ブレーキドラム42bをモータ部41方向(図3によれば左方向)へ付勢するコイルスプリング42cと、該コイルスプリング42cの付勢力に抗してブレーキドラム42bを吸引する電磁ソレノイド42dと、同コイルスプリング42cの付勢力に抗して手動でブレーキドラム42bをブレーキシュー41cから離間させるためのレバー部材42eとを具備している。
ブレーキ軸42aは、適宜な回転抵抗を有する状態で回転可能であって、且つ軸方向へ所定量移動するように支持されている。
また、ブレーキドラム42bは、モータ部41側のブレーキシュー41cに対し当接したり離間したりする略円筒状に構成され、その外周に巻かれたチェーン42gからの回転力により回転するように支持されるとともに、その回転が、ケーシング43側の周知の回転抑制手段42hから受ける抵抗によって抑制されるようになっている。
なお、チェーン42gは、開閉体10を手動で開閉できるように具備されているが、必要に応じて省くことも可能である。
また、レバー部材42eは、一端側に作用する揺動力によって、ブレーキ軸42aを開閉機40から引き離すように構成された略杆状の部材である。
より詳細に説明すれば、このレバー部材42eは、ブレーキ軸42aを貫通させた板状部材からなり、ブレーキ軸42aと交差して一方へ突出する上側レバー部42e1と、その逆方向へ突出する下側レバー部42e2とから一体に構成されている。
上側レバー部42e1のブレーキ軸42a側は、略く字状に曲げられることで上側支点部42e1aが構成されている。同様にして、下側レバー部42e2のブレーキ軸42a側も、略く字状に曲げられることで、下側支点部42e2aが構成されている。
上記レバー部材42eによれば、例えば上側レバー部42e1の上端側が図示の右方向へ押された場合には、下側支点部42e2aを支点にしたレバー部材42eの揺動により、ブレーキ軸42aが反モータ部41方向(図4の右方向)へ移動する。
また、同上側レバー部42e1の上端側が図示の左方向へ引かれた場合には、上側支点部42e1aを支点とした上側レバー部42e1の揺動により、ブレーキ軸42aが右方向へ移動する。
また、下側レバー部42e2の下端側が右方向へ引かれた場合には、上側支点部42e1aを支点とした下側レバー部42e2の揺動により、ブレーキ軸42aが右方向へ移動する。
また、下側レバー部42e2が左方向へ引かれた場合も、下側支点部42e2aを支点とした下側レバー部42e2の揺動によりブレーキ軸42aが右方向へ移動する。
すなわち、上側レバー部42e1と下側レバー部42e2との内の何れかが、左右のどちら側に揺動した場合であっても、ブレーキ軸42aが右方向へ引かれて移動し、ブレーキ軸42aと一体的なブレーキドラム42bがブレーキシュー41cから離れ、ブレーキシュー41c及び出力軸41bに作用していた制動力が解除されるようになっている。
なお、図4は、自動閉鎖装置50が作動する前、つまりブレーキ解除する前の初期状態(制動状態)を示している。
また、上記構成の開閉機40において、上記上側レバー部42e1の揺動端側には、該上側レバー部42e1を上方へ延設するようにして、操作部42fが固定されている。この操作部42fは、例えばボルト等からなる略棒状の部材である。
また、自動閉鎖装置50は、開閉機40のケーシング43に固定されたケーシング51内に、一端側を操作部42f方向(図4の右方向)へ突出させるとともに操作部42fの揺動方向に沿ってスライドするように支持された押圧作動部材52と、該押圧作動部材52を操作部42f方向へスライドさせるモータ53と、押圧作動部材52の操作部42f方向へのスライドを逆方向への運動に変換するリンク部材54とを具備している。
押圧作動部材52は、上方を向く略凹凸状のラック部52aを有する。
モータ53は、直流または交流の回転式電動機であり、その出力軸には、前記ラック部52aと噛み合うピニオン部53aを固定している。
リンク部材54は、一端側に前記ラック部52aを枢支するとともに他端側に後述する第二紐状部材a3を枢支し、これら枢支箇所間の略中央部がケーシング51に対し回動自在に支持されている。
上記構成の自動閉鎖装置50によれば、図示しない制御部からモータ53へ電力が供給され、ピニオン部53aが一方向(図4によれば反時計方向)へ回転すると、押圧作動部材52が操作部42f方向へスライドするとともに、リンク部材54他端側の逆方向へ揺動する。
また、連動手段Aは、開閉体10の開放方向側の不動部位である収納ケース31に対し回動可能に支持された軸体a1と、該軸体a1の周囲に回動可能に支持された巻取体a2と、前記軸体a1に対する前記巻取体a2の繰り出し方向の回転に抵抗を与えるロータリーダンパー手段(図示せず)と、該巻取体a2を前記軸体a1に対し巻き取り方向へ付勢する付勢手段(図示せず)と、該巻取体a2の外周部に一端側が巻かれるとともに、その他端側が可動座板13の開放方向への移動に伴って張力を緩めるように揺動部材12a及び滑車部材12cを介して前記開閉体本体11下端の接続部材12に止着された第一紐状部材a3と、前記巻取体a2の繰り出し方向の回転に伴って引っ張られるように前記軸体a2の外周部に一端側が止着されるとともに他端側が自動閉鎖装置50を介してブレーキ機構42の操作部42fに対し操作可能に連絡された第二紐状部材a4とを具備している。
そして、この連動手段Aは、可動座板13の開閉体本体11に相対する開放方向への移動により、第一紐状部材a3を第二紐状部材a2に巻戻して第二紐状部材a4の張力を低下させ、その張力の低下により、ブレーキ機構42を解除状態から制動状態にする。
前記ロータリーダンパー装置としては、軸体と、該軸体の周りに支持されて回転する回転体とを備え、該回転体の一方向への回転に対し流体摩擦等による抵抗を与えるようにした所謂ワンウェイタイプのロータリーダンパー装置が用いられる。
また、前記付勢手段としては、例えばゼンマイバネや、コイルスプリング等が用いられる。
すなわち、本実施の形態では、前記ロータリーダンパー装置の軸体を図示の軸体a1として用いるとともに、前記ロータリーダンパー装置の回転体を図示の巻取体a2として用いることで、巻取体a2における繰り出し回転方向(図2における反時計方向)の回転に抵抗を与え、また、軸体a1と巻取体a2間に設けられる図示しない付勢手段によって、巻取体a2を巻き取り回転方向へ付勢している。
前記付勢手段の付勢力は、揺動部材12a及び滑車部材12cを強制的に上方へ揺動させてしまうことのないように、適宜に設定されている。
また、軸体a1は、その外周に、第二紐状部材a4を止着するための止着突起a11と、当該軸体a1の回転を規制するための規制突起a12とを、一体的に具備している。
止着突起a11は、巻取体a2の繰り出し方向の回転に伴う軸体a1の回転により第二紐状部材a4を引っ張るように、第二紐状部材a4の一端側に止着されている。
また、規制突起a12は、図示例によれば、軸体a1の外周において止着突起a11に対し180度逆側に配置され、回転規制部材31aに当接することで、巻取体a2の巻き取り回転に伴う軸体a1の回転量(図示例によれば時計方向の回転量)を規制している。前記回転規制部材31aは、収納ケース31等の不動部位に固定された部材であればよく、図示例によれば略角材状の部材としている。
なお、規制突起a12と回転規制部材31aにより軸体a1の回転量を規制する構成は、軸体a1が巻取体a2の巻き取り方向(図示の時計方向)へ回転して第二紐状部材a4の張力がなくなる寸前で、軸体a1の回転を規制することが好ましい。また、前記のように軸体a1の回転量を規制する構成は、図示例に限定されず、他の構造としてもよい。
また、第一紐状部材a3は、本実施の形態の好ましい一例によれば金属製ワイヤーとしているが、可撓性を有する長尺状の部材であればよく、他例としては、帯状物や、鎖状物、紐等とすることも可能である。更に、この第一紐状部材a3の他例としては、導電性の材料とし、電線としての作用を兼ね備えた構成としてもよい。
この紐状部材a3の一端側は、巻取体a2の外周面に止着されて巻き取られ、その他端側は、滑車部材12cの下半部に掛け巻かれて接続部材12の上端面に止着されている
また、第二紐状部材a4は、紐状体a41と、該紐状体a41の中途部分に設けられた引張りバネa42とから構成され、その一端側が自動閉鎖装置50のリンク部材54上端側に止着されるとともに、他端側が軸体a1の止着突起a11に止着されている。
紐状体a41は、前記第一紐状部材a3と略同様に可撓性を有する長尺状の部材であればよく、好ましくは金属製ワイヤーとされる。
引張バネa42は、第二紐状部材a4の弛みを解消する程度の引張力に設定されている。より詳細に説明すれば、この引張りバネa42の引張力は、図2(a)の状態で第二紐状部材a4の弛みを解消した状態で、ブレーキ機構42を解除操作する力(すなわちコイルスプリング42cの付勢力)よりもやや小さくなるように設定されている。
つまり、図2(a)から図2(b)の状態へ移行したり、図2(b)の状態を維持するには、第二紐状部材a4(詳細には紐状体a41及び引張バネa42)による引張力を、ブレーキ機構42を解除操作する力(すなわちコイルスプリング42cの付勢力)よりも、大きくする必要があるが、このようになるのは、例えば、第二紐状部材a4が軸体a1の止着突起a11に引っ張られることに伴う引張バネa42の伸びによる付勢力の増加によるものであればよい。
なお、図示例によれば、紐状体a41の中途箇所を切断して、その間に引張バネa42を介在する構成としているが、紐状体a41の一方の端部に引張バネa42を接続した構成としてもよい。
また、引張バネa42は、第二紐状部材a4の弛みを許容できれば、省略することも可能である。
次に、上記構成の開閉装置1について、その特徴的な作用効果を詳細に説明する(図2及び図3参照)。
先ず、防災信号のない通常状態では、図2(a)に示すように、ブレーキ機構42がコイルスプリング42cの付勢力によって制動状態に維持され、開閉体10は全開状態で静止している。
そして、開閉装置1は、防災信号を受けると、図示しない制御部からの電力供給により自動閉鎖装置50のモータ53を回転させて、押圧作動部材52を操作部42f方向へスライドさせる(図2(b)参照)。
前記モータ53への電力は、押圧作動部材52の操作部42f方向へのスライドが完了すると、モータ53の電源端子間が電気的に開放状態にされることで遮断される。すなわち、その後の押圧作動部材52のスライドを、モータ53によって規制しないようにしている。
押圧作動部材52が操作部42f方向へスライドすると、押圧作動部材52が操作部42fを押圧揺動して解除操作し、開閉機40の出力軸41bがブレーキ機構42から開放されて回動自在な状態となり、開閉体10が自重により巻取軸32から繰り出されて閉鎖動作をする。
なお、開閉体10の自重による閉鎖動作は、開閉機40に設けられた図示しない調速装置により、所定の速度を超えないように調整されている。
この閉鎖動作中、巻取体a2は、第一紐状部材a3を繰り出しながら回転する。
そのため、軸体a1は、ロータリーダンパー手段を介して巻取体a2から回転力を受け、止着突起a11により第二紐状部材a4を引っ張る(図3(a)参照)。
したがって、モータ53への電力が遮断された状態であっても、押圧作動部材52により操作部42fを解除方向へ揺動させた状態が、第二紐状部材a4の張力によって維持されることになる。
また、閉鎖動作中の開閉体10の下端に障害物Xが当接した場合には、図3(b)に示すように、接続部材12に相対して開放方向へ移動した可動座板13によって揺動部材12aが上方へ揺動し、この揺動部材12aの揺動に伴って滑車部材12cが上方へ移動する。
したがって、第一紐状部材a3は、動滑車の原理により、滑車部材12cの移動量の2倍量、巻取体a2に巻き戻されることになる。
よって、巻取体a2が急速に巻き取り方向へ回転し、その回転に伴って、軸体a1も同回転方向へ回転する。そして、軸体a1は、規制突起a12を回転規制部材31aに当接させて回転を停止する。
したがって、前記軸体a1の回転により第二紐状部材a4の張力が低下するため、操作部42fがコイルスプリング42cの付勢力によって元の状態に戻り、ブレーキ機構42が出力軸41bの回転を拘束した制動状態になる。そのため、巻取軸32の回転が停止し、開閉体10の閉鎖動作も停止する。
なお、このときモータ53へは電力が供給されておらず、モータ53の作動によってブレーキ機構42が解除されることなはい。
その後、障害物Xが取り除かれる等して、可動座板13が相対的に閉鎖方向(図示の下方)へ移動した場合には、図3に示す(b)状態から(a)状態へと、状態が変化することになる。
すなわち、可動座板13の下降により揺動部材12a及び滑車部材12cも下方へ移動し、その移動量の2倍量、第一紐状部材a3が巻取体a2から繰り出されることになる。そのため、巻取体a2の繰り出し方向の回転に伴って、軸体a1も同方向へ回転して第二紐状部材a4を引っ張る。
したがって、図3(a)に示すように、第二紐状部材a4の引張り方向と逆の方向へスライドする押圧作動部材52より操作部42fが押圧され、ブレーキ機構42が解除状態になり、開閉体10の閉鎖動作が再開する。
なお、上記実施の形態では、滑車部材12cの回転軸の方向を開閉体幅方向とした、他例としては、滑車部材12cの回転軸の方向を開閉体厚さ方向や、開閉体厚さ方向に傾斜した斜め方向等とすることも可能である。
また、図示例によれば、動滑車として単一の滑車部材12cを具備した構成としているが、他例としては、動滑車の原理が二重、三重、それ以上に作用するように、定滑車を介して動滑車を複数設けた構成とすることも可能である。
次に、自動閉鎖装置50を他の態様のものとした実施の形態について説明する。
図5に示す自動閉鎖装置50’は、上記自動閉鎖装置50からモータ53を省くとともに、ブレーキ機構42における下側レバー部42e2下端側の略L字状に曲げられた部分に、引き手部材42gを吊り下げた構成としている。
引き手部材42gは、図示例によれば可撓性の紐状体の下端に環状部材を止着した構成としているが、ワイヤーや、その他の紐状部材、帯状部材、あるいはレバー部材42eに対し吊持された棒状部材等であってもよい。
而して、図5に示す態様によれば、引き手部材42gが下方へ引かれると、開閉機40内部でブレーキ機構42が解除状態となり、開閉体10が自重によって繰り出されることになる。
したがって、巻取体a2が第一紐状部材a3を繰り出しながら回転し、その回転に伴って軸体a1も同方向へ回転し、第二紐状部材a4が引っ張られる。
よって、仮に引き手部材42gに対する下方への引張力が開放された後であっても、ブレーキ機構42の解除状態、及び開閉体10の自重落下状態を維持することができる。
また、閉鎖動作中の開閉体10の下端に障害物Xが当接した場合には、上述した態様と略同様に、可動座板13の相対的な開放方向への移動に機械的に連動して、ブレーキ機構42が解除状態から制動状態になる(図5(a)(b)参照)。
後に、障害物Xが除去された場合も、上述した態様と略同様に、可動座板13の相対的な閉鎖方向への移動に機械的に連動して、ブレーキ機構42が制動状態(図5(b)に示す状態)から解除状態(図5(a)に示す状態)になり、開閉体10の自重による閉鎖動作が再開する。
また、図6に示す自動閉鎖装置60は、上述した自動閉鎖装置50に対し、ブレーキ機構42の解除動作に抵抗を与えるダンパー手段61を付加した構成としている。
ダンパー手段61は、ケーシング51に固定されたシリンダー61a内に進退可能にピストン61bを備えた周知のダンパー装置であり、ピストン61bに対し気体圧又は液体圧による抵抗を与えることで、ピストン61bの移動抵抗が、後退時(図示における左方向への移動時)よりも前進時に大きくなるようにしている。ピストン61bの先端側はリンク部材54の下端側に枢支される。
而して、図6に示す自動閉鎖装置60によれば、開閉体10の閉鎖方向端部に当接していた障害物Xが除去されて、可動座板13が相対的に閉鎖方向へ移動した場合、すなわち図6の(a)状態から(b)状態に変化した場合に、押圧作動部材52によって操作部42fを解除操作方向へ揺動させる動作を、ダンパー手段61の抵抗により低速に行うことができ、ひいては、自動復帰動作の安全性を向上することができる。
なお、ダンパー手段61は、図6に示す態様に限定されるものでなく、例えば、図7に示す自動閉鎖装置60’のように、ロータリー式のダンパー手段62を具備するようにしてもよい。
ダンパー手段62は、周知構造のワンウェイタイプのロータリーダンパー装置であり、軸体62aの一方向(図示例によれば反時計方向)の回転に抵抗を与えるように構成してある。
而して、図7に示す態様によれば、開閉体10の閉鎖方向端部に当接していた障害物Xが除去されて、可動座板13が相対的に閉鎖方向へ移動した場合、すなわち図7の(a)状態から(b)状態に変化した場合に、押圧作動部材52によって操作部42fを解除操作方向へ揺動させる動作を、ダンパー手段62の抵抗により低速に行うことができ、ひいては、自動復帰動作の安全性を向上することができる。
なお、上記実施の形態によれば、開閉体開放方向へ移動する揺動部材12a及び滑車部材12cによって、第一紐状部材a3を緩めて巻取体a2に巻き戻すようにしたが、他例としては、第一紐状部材a3の下端側を可動座板13に止着し、可動座板13の開放方向への移動により第一紐状部材a3が緩んで巻取体a2に巻き戻されるようにすることも可能である。
また、上記実施の形態によれば、可動座板13が開放方向へ移動したことを機械的な連動手段Aのみによって伝達する構成としているが、他例としては、接続部材12内に接触式または非接触式スイッチを設け、該スイッチを可動座板13の上昇に伴う揺動部材12aの移動により作動させ、該スイッチの出力信号に応じて障害物Xを感知し制御動作を行うように、電気制御方式の装置を併設するようにしてもよい。更に、このような構成では、第一紐状部材a3及び/又は第二紐状部材a4を導電体(具体的には電線等)とし、前記スイッチの出力信号を導電体である前記第一紐状部材a3及び/又は第二紐状部材a4を介して図示しない制御部へ電気的に伝送するようにしてもよい。
また、図6及び図7に示す態様は、図2に示す自動閉鎖装置50に対しダンパー手段61又は62を付加した構成としているが、図5に示す自動閉鎖装置50’に対しても同様にダンパー手段61又は62を付加することが可能なのは勿論である。
また、上記実施の形態において、開閉機40からモータ部41の回転子41aや固定子等を省き(出力軸41bは省かない)、開閉体10が手動で開放動作され自重により閉鎖動作される構成とすることも可能である。
本発明に係わる開閉装置の一例を示す正面図である。 同開閉装置の作動状態を示す模式図であり、(a)は開閉体が全開された通常状態を示し、(b)は自動閉鎖装置の作動により開閉体を閉鎖動作させている状態を示す。 同開閉装置の作動状態を示す模式図であり、(a)は開閉体が閉鎖動作している状態を示し、(b)はブレーキ機構が制動状態になり開閉体の自動閉鎖を停止した状態を示す。 同開閉装置に用いられる開閉機及び自動閉鎖装置の一例を示す構造図であり、出力軸を制動した状態を示している。 本発明に係わる開閉装置の他例を示す模式図であり、(a)は自動閉鎖装置の作動により開閉体を閉鎖動作させている状態を示し、(b)はブレーキ機構が制動状態になり開閉体の閉鎖動作を停止した状態を示す。 本発明に係わる開閉装置の他例を示す模式図であり、(a)はブレーキ機構が制動状態になり開閉体の閉鎖動作を停止した状態を示し、(b)はブレーキ機構の制動状態が解除され開閉体の閉鎖動作を再開した状態を示す。 本発明に係わる開閉装置の他例を示す模式図であり、(a)はブレーキ機構が制動状態になり開閉体の閉鎖動作を停止した状態を示し、(b)はブレーキ機構の制動状態が解除され開閉体の閉鎖動作を再開した状態を示す。
符号の説明
1:開閉装置
10:開閉体
11:開閉体本体
12:接続部材
12a:揺動部材
12c:滑車部材
13:可動座板
20:ガイドレール
40:開閉機
42:ブレーキ機構
42f:操作部
50,50’,60,60’:自動閉鎖装置
A:連動手段
a1:軸体
a2:巻取体
a3:第一紐状部材
a4:第二紐状部材
a42:引張バネ

Claims (6)

  1. スライドしながら閉鎖動作可能な開閉体本体と、該開閉体本体の閉鎖方向端部に接続されて該開閉体本体に相対して開放方向へ移動可能な可動座板と、前記開閉体本体の閉鎖動作を制動したり該制動状態を解除したりするブレーキ機構とを備えた開閉装置において、
    前記開閉体本体の開放方向側の不動部位に回動可能に支持された軸体と、該軸体の周囲に回動可能に支持された巻取体と、前記軸体に対する前記巻取体の繰り出し方向の回転に抵抗を与えるロータリーダンパー手段と、該巻取体を前記軸体に対し巻き取り方向へ付勢する付勢手段と、該巻取体の外周部に一端側が巻かれるとともに、その他端側が前記可動座板の開放方向への移動に伴って張力を緩めるように前記開閉体本体又は前記可動座板に止着された第一紐状部材と、前記巻取体の繰り出し方向の回転に伴って引っ張られるように前記軸体の外周部に一端側が止着されるとともに他端側が前記ブレーキ装置に対し操作可能に連絡された第二紐状部材とを具備し、
    前記可動座板の前記開閉体本体に相対する開放方向への移動により、前記第一紐状部材を前記巻取体に巻戻して前記第二紐状部材の張力を低下させ、その張力の低下により、前記ブレーキ機構を解除状態から制動状態にするようにしたことを特徴とする開閉装置。
  2. 前記ブレーキ機構は、前記開閉体本体の閉鎖動作に連動して回転する出力軸と、付勢部材によって付勢されて前記出力軸に係合するブレーキ軸と、該ブレーキ軸を前記出力軸から離脱するために動かされる操作部とを備え、
    第二紐状部材の前記他端側を前記操作部に連絡し、前記巻取体の繰り出し方向の回転に伴って上昇する第二紐状部材の張力によって前記操作部を離脱操作方向へ作動させ、同巻取体の巻き取り方向の回転に伴って第二紐状部材の張力が低下した際には前記付勢部材の付勢力によって前記操作部を係合操作方向へ作動させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
  3. 前記開閉体本体又は前記可動座板に、前記可動座板と連動して開閉体開放方向へ移動するように滑車部材を支持し、
    前記第一紐状部材の前記他端側を前記滑車部材の下半部に掛け巻いて前記開閉体本体に止着したことを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置。
  4. 前記開閉体本体には相対的に開放方向へ移動した際の前記可動座板に押圧されて揺動するように開閉体幅方向へわたる揺動部材が支持され、この揺動部材には前記滑車部材が支持されていることを特徴とする請求項3記載の開閉装置。
  5. 第二紐状部材を引っ張って該第二紐状部材の弛みを防ぐ引張バネを具備したことを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の開閉装置。
  6. 上記ブレーキ機構における解除動作に抵抗を与えるダンパー手段が具備されていることを特徴とする請求項1乃至5何れか1項記載の開閉装置。
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