JP2008206887A - 血流量増加装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】経済的に、血流を増加させることができる血流量増加装置を提供する。
【解決手段】この血流量増加装置49は、炭酸泉改良ユニット4で炭酸ガスマイクロナノバブルまたは炭酸ガスナノバブルの少なくとも一方を含有する浴槽水を作製し上記浴槽水を炭酸カルシウム鉱物16,22,活性炭23が充填された水槽7,8,9に流入させる。上記浴槽水は炭酸泉改良ユニット4から浴槽1へ導入される。浴槽水が含有する炭酸ガスマイクロナノバブルまたは炭酸ガスナノバブルで水槽7,8,9に充填された炭酸カルシウム鉱物を溶解させて、カルシウムイオンやマグネシウムイオンの溶解を促進できる。水槽に充填された活性炭に繁殖した微生物によって浴槽水を浄化できる。効率よく発生させた炭酸ガスマイクロナノバブル,炭酸ガスナノバブルを含有すると共に浄化された浴槽水が炭酸泉改良ユニット4から浴槽1へ導入される。
【選択図】図1

Description

この発明は、血流量増加装置に関し、例えば、炭酸ガスの極微細な気泡によって血流量を増加させることで各種疾患に有効となる血流量増加装置に関する。
従来から、炭酸泉が、血流量を増加させるとの医学的な知見がある。炭酸泉に代表される炭酸ガスを約1000ppm含有している温泉は、欧州とくにドイツにおいて存在し、古くより、各種医学的治療に炭酸泉として活用されてきた。
日本においては、炭酸ガスを約1000ppm含有している温泉が存在しないことから、あらゆる疾病に対応可能、すなわち、医学的治療可能な温泉は存在しないものの、MRC・ホームプロダクツ株式会社により、人工的に1000ppm以上の高濃度の炭酸ガスを含む浴槽水(人工炭酸泉)を製造する装置が開発された。この装置の構造,機能は、水を通さず気体のみを通過させる半透膜,多層複合中空糸膜を使って炭酸ガスを浴槽水に溶け込ませる装置である。
また、日本では血液の流れが悪くなる糖尿病患者が約800万人とも言われており、糖尿病による合併症から腎臓人工透析へ発展した場合や足の末端付近の血流悪化を原因とする壊疽による足の切断の事例もある。ここで、人の足の血流が悪化した場合に効果がある改善方法としては、浴槽システムに、多数の旋回流方式のマイクロナノバブル発生機を設置し(現在知られているものとしては、10台の旋回流方式のマイクロナノバブル発生機を設置し)、浴槽水内に大量のマイクロナノバブルを発生させる方法がある。
しかしながら、この方法は、多数のマイクロナノバブル発生機を運転するための電気代や、多数のマイクロナノバブル発生機のイニシャルコストに起因する浴槽の製造コストが高く、この方法を実用化することは、現実的ではない。すなわち、浴槽装置において、経済的に、糖尿病の症状を回復できる装置は、見出されていない。
従来、ナノバブルを利用した方法および装置としては、特開2004−121962号公報(特許文献1)に記載されているものがある。
ここで、この方法および装置は、ナノバブルが有する浮力の減少、表面積の増加、表面活性の増大、局所高圧場の生成、静電分極の実現による界面活性作用および殺菌作用等の特性を活用している。この方法および装置は、それらの作用を相互に関連させて、汚れ成分の吸着機能、物体表面の高速洗浄機能、および、殺菌機能を向上させるようにしている。そして、各種物体を、高機能、低環境負荷で洗浄し、汚濁水の浄化を行うようになっている。
また、従来、ナノ気泡を生成する方法としては、特開2003−334548号公報(特許文献2)に記載されているものがある。
この方法は、液体中において、液体の一部を分解ガス化する工程、液体中で超音波を印加する工程、または、液体の一部を分解ガス化する工程及び超音波を印加する工程から構成されている。
また、従来、オゾンマイクロバブルを利用する廃液の処理装置としては、特開2004−321959号公報(特許文献3)に記載されているものがある。
この処理装置は、オゾン発生装置より生成されたオゾンガスをマイクロナノバブル発生装置に供給すると共に、処理槽の下部から抜き出された廃液を加圧ポンプを介してマイクロナノバブル発生装置に供給している。また、生成されたオゾンマイクロバブルをガス吹き出しパイプの開口部より処理槽内の廃液中に通気している。
また、従来、二酸化炭素によるマイクロバブルの応用技術が、特開2006−320675号公報(特許文献4)に記載されている。この技術は、炭酸ガス容器と減圧弁を配し或る条件での圧力と流量で炭酸ガスをマイクロバブル発生装置の吸入空気取り入れ系統に供給している。
しかしながら、上記4つの技術を例とする既存のバブルを用いた技術を参照しても、経済的に、人体に特に好適な影響および効果を及ぼす装置を伺いしることができないという問題がある。
特開2004−121962号公報 特開2003−334548号公報 特開2004−321959号公報 特開2006−320675号公報
そこで、この発明の課題は、経済的に、血流を増加させることができる血流量増加装置を提供することにある。また、この発明の課題は、炭酸ガスマイクロナノバブルまたは炭酸ガスナノバブルの少なくとも一方を多量に経済的に発生させることができる血流量増加装置を提供することにある。また、この発明の課題は、特に、人体に特に好適な影響および効果を及ぼす血流量増加装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の血流量増加装置は、炭酸カルシウム鉱物と活性炭が充填された水槽を有すると共に炭酸ガスマイクロナノバブルまたは炭酸ガスナノバブルの少なくとも一方を含有する浴槽水を作製し、かつ、上記浴槽水が上記水槽に流入する炭酸泉改良ユニットと、
上記炭酸泉改良ユニットから上記浴槽水が導入される浴槽部とを備えることを特徴としている。
この発明の血流量増加装置によれば、炭酸泉改良ユニットでは、浴槽水が含有する炭酸ガスマイクロナノバブルまたは炭酸ガスナノバブルの少なくとも一方で、水槽に充填された炭酸カルシウム鉱物を溶解させて、カルシウムイオンやマグネシウムイオンの溶解を促進できる。よって、マイクロナノバブルやナノバブルの発生効率を高める効果がある。また、水槽に充填された活性炭に繁殖した微生物によって浴槽水を浄化できる。なお、炭酸泉とは、炭酸ガスを含有する浴槽水を言う。
こうして、効率良く発生させた炭酸ガスマイクロナノバブルまたは炭酸ガスナノバブルの少なくとも一方を含有すると共に浄化された浴槽水が上記炭酸泉改良ユニットから浴槽へ導入される。この浴槽水は、皮膚から炭酸ガスの吸収が良く、吸収された炭酸ガスが毛細血管に取り込まれて、血流量増加作用や血行促進作用を発揮する。よって、この発明の血流量増加装置によれば、経済的に、血流を増加させることができる。
また、一実施形態の血流量増加装置は、上記炭酸泉改良ユニットは、マイクロナノバブル発生機が設置されていると共に浴槽水に炭酸ガスマイクロナノバブルを含有させる第1槽と、
上記第1槽からの浴槽水が流入すると共に炭酸カルシウム鉱物が充填された第2槽と、
上記第2槽からの浴槽水が流入すると共に炭酸カルシウム鉱物が充填された第3槽と、
上記第3槽からの浴槽水が流入すると共に活性炭が充填された第4槽と、
上記第4槽からの浴槽水が流入すると共にナノバブル発生機が付属している第5槽とを有する。
この実施形態によれば、炭酸泉改良ユニットの第1槽において、マイクロナノバブル発生機が浴槽水にマイクロナノバブルを発生させ、このマイクロナノバブルを含有する浴槽水が第2水槽に流入する。このマイクロナノバブルを含有する浴槽水が第2水槽に充填された炭酸カルシウム鉱物を溶解させ、カルシウムイオンやマグネシウムイオンの溶解を促進する。これにより、マイクロナノバブルやナノバブルの発生効率を高める効果がある。
なお、炭酸カルシウム鉱物としては、牡蠣殻やサンゴが、一般的であるが、中国地方の山から採掘可能な、自然の炭酸カルシウム(商品としての寒水石)も採用可能である。牡蠣殻やサンゴは、海からの産物であるため、溶解するとカルシウム、マグネシウム等多くの無機イオンを含有しており、マイクロナノバブルやナノバブルが浴槽水の中で発生し易くなる。このことは、水道水よりも海水の方が、マイクロナノバブルやナノバブルが発生し易いのと同じ現象である。一方、マイクロナノバブルやナノバブルの存在下では、活性炭に微生物が繁殖し、また活性化して、浴槽水のように一例として37℃から42℃の温度範囲でも浴槽水中の有機物としての汚れを微生物学的に分解する。
また、一実施形態の血流量増加装置は、上記マイクロナノバブル発生機に供給する気体が、炭酸ガス供給ユニットからの炭酸ガスである。
この実施形態によれば、炭酸ガス供給ユニットからマイクロナノバブル発生機に炭酸ガスが供給され、このマイクロナノバブル発生機は炭酸ガスマイクロナノバブルを浴槽水に含有させる。この浴槽水に含まれる炭酸ガスマイクロナノバブルは、炭酸ガスが本来有している血流量増加作用に加えて、マイクロナノバブルであることでもって、皮膚からの吸収を高めて、毛細血管に取り込まれて、全身を血液と共に巡り、血流量増加作用,血行促進作用を発揮できる。
また、一実施形態の血流量増加装置は、上記ナノバブル発生機に供給する気体が、炭酸ガス供給ユニットからの炭酸ガスである。
この実施形態によれば、炭酸ガス供給ユニットからナノバブル発生機に炭酸ガスが供給され、このナノバブル発生機は炭酸ガスナノバブルを浴槽水に含有させる。この浴槽水に含まれる炭酸ガスナノバブルは、炭酸ガスが本来有している血流量増加作用に加えて、ナノバブルであることでもって、皮膚からの吸収を高めて、毛細血管に取り込まれて、全身を血液と共に巡り、血流量増加作用を効率的かつ強力に発揮できる。
このように、炭酸ガス供給ユニットを用いて浴槽水に炭酸ガスを含有させ、続いて、浴槽水に炭酸ガスを溶解させることにより、浴槽水のpHが、一例として4近くまで低下し、その結果、水槽内に充填している牡蠣殻などの炭酸カルシウム鉱物が容易に溶解して、牡蠣殻の成分であるカルシウム、マグネシウム等の無機イオンが多量に浴槽水中に溶解する。そして、浴槽水に無機イオンが多く存在することでもって、炭酸ガスマイクロナノバブル、炭酸ガスナノバブルを効率的に製造できることとなる。
また、一実施形態の血流量増加装置は、上記マイクロナノバブル発生機に連結された炭酸ガス供給ユニットと、
上記第5槽内に設置されたpH計と、
上記pH計から上記浴槽水のpH値を表す信号が入力されると共にこの信号が示すpH値に応じて上記マイクロナノバブル発生機の運転を制御するpH調節計とを備える。
この実施形態によれば、炭酸泉改良ユニットにおける第5槽内にpH計が設置され、第5槽外部にpH調節計が設置され、このpH調節計からの信号で、上記炭酸ガス供給ユニットに連結されたマイクロナノバブル発生機が運転される。したがって、浴槽水に炭酸ガスが予定量溶け込んで、炭酸カルシウム鉱物の中のカルシウムイオン等が溶け出して浴槽水のpHを上昇させ、かつ、マイクロナノバブルが発生し易い条件であるカルシウムイオン量となった時点(例えば浴槽水のpH6.5)で、上記マイクロナノバブル発生機の運転を自動停止可能なシステムを実現できる。
また、一実施形態の血流量増加装置は、上記マイクロナノバブル発生機の運転と上記ナノバブル発生機の運転とが連動している。
この実施形態によれば、マイクロナノバブル発生機の運転とナノバブル発生機の運転が連動しているので、サイズ分布が幅広いバブルでもって、活性炭に繁殖した微生物による浴槽水の浄化がなされる。さらに、マイクロバブルによって炭酸カルシウム鉱物が物理的に撹拌されて溶解され、また、2種類のバブル発生機によって炭酸マイクロナノバブルおよび炭酸ナノバブルへの生成,進行を促進できる。
また、一実施形態の血流量増加装置は、上記マイクロナノバブル発生機が、水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機または旋回流型マイクロナノバブル発生機であり、上記ナノバブル発生機が、気液混合気体せん断方式ナノバブル発生機である。
この実施形態によれば、上記水中ポンプ型または旋回流型マイクロナノバブル発生機および気液混合気体せん断方式ナノバブル発生機の3種類のバブル発生機は、浴槽水での運転実績があり、システムの信頼性、血流増加作用の信頼性に効果があり、医療用として採用することができる。
また、一実施形態の血流量増加装置は、上記マイクロナノバブル発生機に連結された炭酸ガス供給ユニットと、
上記第5槽内に設置された溶存炭酸ガス計と、
上記溶存炭酸ガス計から上記浴槽水の溶存炭酸ガス濃度を表す信号が入力されると共にこの信号が示す溶存炭酸ガス濃度に応じて上記マイクロナノバブル発生機の運転を制御する溶存炭酸ガス調節計とを備える。
この実施形態によれば、溶存炭酸ガス計は浴槽水中の炭酸ガス濃度を直接測定することができるので、炭酸ガスによる血流増加作用を短時間の内に制御,管理、および観測,測定できる。
また、一実施形態の血流量増加装置は、上記ナノバブル発生機は、マイクロバブル発生部を有する気液混合循環ポンプと、
上記気液混合循環ポンプで作製したマイクロバブルをせん断してナノバブルを発生させる気体せん断部と、
上記マイクロバブル発生部に供給される気体量を調節するニードルバルブと、
上記気液混合循環ポンプ,気体せん断部,ニードルバルブを接続する配管とを有する。
この実施形態によれば、信頼性の高いナノバブル発生機を構築でき、このナノバブル発生機で浴槽水中に含有させた炭酸ガスナノバブルが皮膚から吸収され、炭酸ガスによる血流増加作用をより確実なものにすることができる。
なお、マイクロバブル発生部を有する気液混合循環ポンプとは、ポンプ本体が、マイクロナノバブルを発生させることができるポンプである。一般的には、ポンプと発生部は別個のものであるが、この気液混合循環ポンプ33は、マイクロバブル発生部を有する。そして、全体システムとしてのナノバブル発生機は、第1段目の段階で、マイクロバブル発生部を有する気液混合循環ポンプでマイクロバブルを発生し、製造し、第2段目の段階では、気体せん断部でナノバブルを発生させる。また、必要に応じて、ニードルバルブの開度制御によって空気量を正確に調節する。また、より正確な制御が必要な場合は、気液混合循環ポンプの回転数制御を行うシステムを構築してもよい。
また、一実施形態の血流量増加装置では、上記炭酸泉改良ユニットは、上記炭酸ガスマイクロナノバブルを発生するマイクロナノバブル発生機と上記炭酸ガスナノバブルを発生するナノバブル発生機のうちのいずれか一方を有する。
この実施形態によれば、炭酸泉改良ユニットをシンプルな構成とすることができると同時に、イニシャルコストやランニングコストを低減できる。なお、バブル発生機を1台だけ有する場合は、1台のナノバブル発生機を運転する方が好ましい。その理由は、マイクロナノバブルに比べてナノバブルの方が血流増加作用の面で効果的であることにある。
また、一実施形態の血流量増加装置では、上記浴槽部から上記炭酸泉改良ユニットへ浴槽水が導入されると共に、上記浴槽水に含まれる人体からの有機物としての垢を、上記炭酸泉改良ユニットの水槽に充填された活性炭に繁殖させた微生物で処理する。
この実施形態によれば、浴槽部で発生する人体からの垢(アカ)としての有機物を、上記炭酸泉改良ユニットの水槽に充填された活性炭に繁殖させた微生物で処理する。よって、浴槽水の繰り返し利用,再利用が可能になる。また、浴槽水の浄化が可能となるから、浴槽部で24時間連続して入浴が可能となり、例えば24時間営業の温泉やホテルでの使用に好適となる。また、浴槽水を排水しないで再利用することが可能になって、節水が可能となるメリットがある。また、ナノバブルの酸化作用でも有機物を分解できる。特に、ナノバブルが持つマイナス電荷により有機物を強力に酸化できる。
また、一実施形態の血流量増加装置では、上記活性炭はネット状容器に充填されており、このネット状容器の下部から炭酸ガスナノバブル水を吐出させる吐出部を有する。
この実施形態によれば、上記吐出部から吐出する炭酸ガスナノバブル水によって、活性炭で繁殖した微生物を活性化できる。なお、炭酸ガスが微生物を活性化する現象は、人間においても同様のことが言える。すなわち、人体においても、皮膚から炭酸ガスナノバブルが、吸収されて、毛細血管に入り、血液中の炭酸ガス濃度が高まると、全身を巡る血流量も増加し活性が高まる。これと同様、炭酸ガスナノバブルによって生物の一部である微生物も生理活性を示し、さらには、全ての生物の活性化が期待できる。
また、一実施形態の糖尿病治療装置は、上記血流量増加装置を有する。
この実施形態の糖尿病治療装置によれば、上記血流量増加装置を活用して浴槽部で入浴した人体に対し、浴槽水に含まれる炭酸ガスマイクロナノバブルまたは炭酸ガスナノバブルの少なくとも一方でもって血流量を増加できる。この血流量の増加でもって、糖尿病の症状を大きく改善させることができる。
なお、糖尿病の治療において、本発明の糖尿病治療装置による治療と、スルホニル尿素剤やビグアナイト剤等の血糖降下薬の服用とを、併用して行うと、非常に効果的である。本発明の糖尿病治療装置による治療と、血糖降下薬の服用による相乗効果は、非常に大きなものであり、上記相乗効果によって、糖尿病の症状を短期間で改善することができる。
また、一実施形態の美容装置は、上記血流量増加装置を有する。
この実施形態の美容装置によれば、上記血流量増加装置による血流増加効果でもって、効果的に美容を促進可能となる。
また、一実施形態の育毛促進装置では、上記血流量増加装置を有する。
この実施形態の育毛促進装置によれば、上記血流量増加装置による血流増加効果でもって、効果的に育毛を促進可能となる。
また、一実施形態の中枢神経疾患治療装置は、上記血流量増加装置を有する。
この実施形態の中枢神経疾患治療装置によれば、上記血流量増加装置による血流増加効果でもって、中枢神経疾患の症状を改善することができる。この中枢神経疾患には、アルツハイマー病や認知症等が含まれる。
また、一実施形態の心血管系疾患治療装置は、上記血流量増加装置を有する。
この実施形態の心血管系疾患治療装置によれば、上記血流量増加装置による血流増加効果でもって、心血管系疾患の症状を改善することができる。この心血管系疾患には、慢性心不全、高血圧、脳梗塞、心筋梗塞等が含まれる。
また、一実施形態の代謝異常疾患治療装置は、上記血流量増加装置を有する。
この実施形態の代謝異常疾患治療装置によれば、上記血流量増加装置による血流増加効果でもって、代謝異常疾患の症状を改善することができる。この代謝異常疾患には、肥満、高脂血症等が含まれる。
また、一実施形態の消化器疾患治療装置は、上記血流量増加装置を有する。
この実施形態の消化器疾患治療装置によれば、上記血流量増加装置による血流増加効果でもって、消化器疾患の症状を改善できる。この消化器疾患には、胃潰瘍、肝機能低下症等が含まれる。
また、一実施形態の運動器疾患治療装置は、上記血流量増加装置を有する。
この実施形態の運動器疾患治療装置によれば、上記血流量増加装置による血流増加効果でもって、運動器疾患の症状を改善できる。この運動器疾患には、関節リウマチ、関節炎等が含まれる。
また、一実施形態の皮膚科領域疾患治療装置は、上記血流量増加装置を有する。
この実施形態の皮膚科領域疾患治療装置によれば、上記血流量増加装置による血流増加効果でもって、皮膚科領域疾患の症状を改善できる。この皮膚科領域疾患には、皮膚老化,脱毛などが含まれる。
この発明の血流量増加装置によれば、炭酸泉改良ユニットでは、浴槽水が含有する炭酸ガスマイクロナノバブルまたは炭酸ガスナノバブルの少なくとも一方で、水槽に充填された炭酸カルシウム鉱物を溶解させて、カルシウムイオンやマグネシウムイオンの溶解を促進できる。よって、マイクロナノバブルやナノバブルの発生効率を高める効果がある。また、水槽に充填された活性炭に繁殖した微生物によって浴槽水を浄化できる。
こうして、効率よく発生させた炭酸ガスマイクロナノバブルまたは炭酸ガスナノバブルの少なくとも一方を含有すると共に浄化された浴槽水が上記炭酸泉改良ユニットから浴槽へ導入される。この浴槽水は、皮膚から炭酸ガスの吸収が良く、吸収された炭酸ガスが毛細血管に取り込まれて、血流量増加作用や血行促進作用を発揮する。よって、この発明の血流量増加装置によれば、経済的に、血流を増加させることができる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、この発明の第1実施形態である血流量増加装置49を模式的に示す図である。この血流量増加装置49は、浴槽部としての浴槽1と炭酸泉改良ユニット4とを備えている。
図1においては、炭酸泉改良ユニット4の容量が浴槽1の容量の2倍程度に表現されているが、これは、炭酸泉改良ユニット4の設備内容を詳細に示しているからであり、実際には、浴槽1の容量が、炭酸泉改良ユニット4の容量に比べて、一例として、8倍以上の容量を持っている。
浴槽1としては、各種浴槽が該当し、家庭用の浴槽、病院、ホテル、旅館、温泉の浴槽が該当し、材質も各種様々である。一般に家庭用浴槽1は、合成樹脂等の各種材料から製造されている。この浴槽1は、大略、次の第1,第2のステップで使用される。
(第1ステップ)
浴槽1への新規給湯を行うか、もしくは、前日の使用後の浴槽水を再利用して不足分の浴槽水の給湯を行う。浴槽水は水温低下するので、給湯水は、高温給湯水とする。また、前日使用後の浴槽水は、有機物としての垢を含有している。
(第2ステップ)
浴槽移送循環ポンプ2で、浴槽1の浴槽水を配管37経由で第1槽6に移送する。この第1槽6に浴槽水を移送することで、第1槽6に新たに導入された浴槽水は、自然流下方式で、順に、第2槽7、第3槽8、第4槽9、第5槽10に移動する。そして、最後に、浴槽水は、第5槽10からオバーフローして、リターン配管50を経て、浴槽1に戻る。
また、前日の使用後の浴槽水を再利用している場合、前日の浴槽水は、水温が下がっていることと、浴槽水に有機物としての垢を含有している。
水温の低下対策としては、新たに別系統(図示せず)のボイラーラインの配管やボイラー設備で加温する。浴槽水に含有している有機物としての垢(アカ)対策としては、浴槽1と第5槽10の間で循環させることによって、
特に、第4槽に充填されている活性炭23に繁殖した微生物により、有機物としての垢が微生物活性した微生物により強力に酸化分解される。また、浴槽水を長い間再利用していると、一般に浴槽水が黄色に着色するが、活性炭23により、着色成分が吸着処理される。吸着した成分は、活性炭23に繁殖した微生物により、処理される。
すなわち、浴槽水は、浴槽移送循環ポンプ2を用いて、第1槽6から第5槽10まで、オーバーフロー方式で移送オーバーフローさせて、最後には、浴槽1に戻る。
次に、第1〜第5の各槽について詳細に説明する。
第1槽6には、水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機11が設置されている。水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機11は、気体としての炭酸ガスをマイクロナノバブルとしての血流量増加作用がある炭酸ガスマイクロナノバブルを製造する。炭酸ガス供給ユニット3から発生する炭酸ガスは、炭酸ガス配管12とバルブ14で炭酸ガス量を調整されて、ブロワー13に吸い込まれる。続いて、ブロワー13は炭酸ガスを水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機11に吐出する。
ここで、炭酸ガス供給ユニット3について説明する。この炭酸ガス供給ユニット3は炭酸ガスボンベと減圧弁から構成されたユニットである。
なお、従来から、炭酸温水を製造する装置としては、各種メーカーから販売されている炭酸ガス溶解装置が存在していたが、炭酸ガスマイクロナノバブルや炭酸ガスナノバブルを含有する温水を製造する装置ではない。よって、従来からある炭酸温水製造装置では、溶解効率が悪く、炭酸ガスの使用量が多い。また、炭酸ガスが、炭酸ガスマイクロナノバブルや炭酸ガスナノバブルでなければ皮膚からの吸収が僅かである。例えば、MRC・ホームプロダクツ株式会社や株式会社フォームによる炭酸ガスの温水への溶解装置がある。商品としては、MRC・ホームプロダクツ株式会社の場合、人工炭酸泉製造装置として、一般向けとして、商品名『ソーダバス』や医療用としての『カーボセラ』である。それらの商品である『ソーダバス』や『カーボセラ』が製造する炭酸温水は、炭酸ガスマイクロナノバブルや炭酸ガスナノバブルを含有する炭酸温水ではないので、上述のように、特に、炭酸ガスが皮膚から多量に吸収され難い。つまり、含有する炭酸ガスがマイクロナノバブルやナノバブルではない炭酸温水では、炭酸ガスをマイクロナノバブルやナノバブルとして含有する炭酸温水と比較して、血流量増加作用が充分ではない。
これに対して、この実施形態では、水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機11は、炭酸ガス供給ユニット3から供給された炭酸ガスから炭酸ガスマイクロナノバブルを発生する。こうして、第1槽6において、浴槽水に炭酸ガスマイクロナノバブルが含有される。
一例として、この浴槽水には炭酸ガスが約1000ppm以上含有されることになる。この炭酸ガスが約1000ppm以上程度含有した浴槽水は、pHが約5.0となる。このpHが約5.0でかつ炭酸ガスマイクロナノバブルを含有する浴槽水は、続いて第2槽7に下部より導入される。
第1槽6と第2槽7を仕切るために仕切板24Aが設置されている。この第2槽7には、炭酸カルシウム鉱物16(例えば牡蠣ガラ)がネット収容器15Aの中に充填されている。導入される浴槽水のpHが5.0と酸性側に傾いていることによって、炭酸カルシウム鉱物16(例えば牡蠣ガラ)が溶解し、主成分のカルシウムやマグネシウムが溶け出してくる。
浴槽水にカルシウムやマグネシウムが溶出してくることによって、水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機11はより効率的にマイクロナノバブルを発生することができる。このことは、後述のナノバブル発生機48がナノバブルをより効率的に発生することと同様の現象である。たとえば、海水には無機イオンが多量に溶解しているので、マイクロバブルが効率的に発生することが、牡蠣やアコヤ貝の養殖において実証されている。事実、浴槽水に無機イオンを添加させた場合、マイクロバブルやマイクロナノバブルが効率良く発生した。
なお、マイクロナノバブル発生機11は、一例として、使用空気量が約5リットル/分で、後述のナノバブル発生機48の0.7リットル/分の約5倍である。そこて、牡蠣殻やサンゴ等の炭酸カルシウム鉱物を溶解するには、多量の空気が必要なことから、炭酸ガスマイクロナノバブル発生機11を第1槽6に設置して、多量の炭酸ガスマイクロナノバブルで、第2槽7の炭酸カルシウム鉱物16を溶解させている。また、人体への血流量増加対策としては、炭酸ガスナノバブルのみでは量的に少ない場合があることから、容易に製造可能でイニシャルコストの低いマイクロナノバブル発生機11を用いて炭酸ガスマイクロナノバブルを利用している。
続いて、浴槽水は、第2槽7の上部から第3槽8に導入される。この第3槽8には炭酸カルシウム鉱物22が設置されている。この炭酸カルシウム鉱物22はネット収容器15Bに充填されている。この第3槽8では、一例として、炭酸カルシウム鉱物22としての寒水石(商品名)を採用した。この寒水石(商品名)は、牡蠣ガラよりも、はるかに硬く、重量も重い。しかし、牡蠣ガラと同様、時間はかかるが、浴槽水に溶解して、カルシウムが溶け出してくる。また、寒水石(商品名)は、中国地方の山から採掘される天然の鉱物であるため、その表面に微生物が繁殖して浴槽水中の有機物を分解する。
また、この実施形態では、この第3槽8の下部には、液体気体混合配管18とナノバブル含有水を吐出する吐出口19が必要に応じて設置されている。この液体気体混合配管18は、バルブ17でナノバブル量が調整されて、吐出口19からナノバブル含有水を吐出する。このナノバブル含有水は、寒水石(商品名)を溶解し、カルシウムを溶出させたり、寒水石の表面に微生物を繁殖させたりする作用がある。
次に、浴槽水は、第3槽8の下部から第4槽9に導入される。仕切り板24Cが第3槽8と第4槽9を仕切っている。この第4槽9には活性炭23が設置されている。この活性炭23は、ネット収容器15Cに充填されている。この第4槽9は、充填物が炭酸カルシウム鉱物でなく活性炭23である点が、第3槽8と異なる。活性炭23は、浴槽水中の有機物や黄色着色成分を吸着処理する。また、この第4槽9では、液体気体混合配管28にバルブ20を介して接続された配管が活性炭23の下方に延在している。この配管の吐出口21からは、ナノバブルがバルブ20で量を調整されて、吐出される。このナノバブルは、微生物を活性化する作用、および、有機物の高酸化作用を有し、有機物としての垢を酸化分解する作用がある。
次に、上記第4槽9の上部から、オーバーフローにより仕切り板24Dから流出した浴槽水は、第5槽10に導入される。この第5槽10には、pH計25が設置され、このpH計25は信号線27AでpH調節計26に接続されている。また、この第5槽10には、ナノバブル吐出口29が設置されている。このナノバブル吐出口29は液体気体混合配管30に接続されている。この液体気体混合配管30は、バルブ32を経由して第5槽10の外部に延在していると共に、気体せん断部35を経由して、マイクロバブル発生部34,気液混合循環ポンプ33に接続している。また、マイクロバブル発生部34は気液混合循環ポンプ33に付属している。このマイクロバブル発生部34には空気配管を介してニードルバルブ36が接続されている。上記ナノバブル吐出口29,液体気体混合配管30,気体せん断部35,マイクロバブル発生部34を有する気液混合循環ポンプ33,ニードルバルブ36がナノバブル発生機48を構成している。このナノバブル発生機48としては、具体的一例として、ステンレス製の容器に収納したユニットとして販売されているものがある。
このナノバブル発生部34は、開いたニードルバルブ36を経由して気液混合循環ポンプ33の吸い込み側から空気を自給する。また、このナノバブル発生部34は、第5槽10内の浴槽水を吸入する。このマイクロバブル発生部34は、一例として特殊なケーシング構造をしている。このマイクロバブル発生部34は、液体と気体としての空気とを、混合,撹拌,昇圧させて、マイクロバブルを生成させる。そして、生成したマイクロバブルを水配管を通じて気体せん断部35に導入する。気体せん断部35は、流体運動によりマイクロバブルをせん断することによって、マイクロバブルからナノバブルを発生させている。
このナノバブル発生のメカニズムを、次の第1,第2ステップにより、より詳細に説明する。
(第1ステップ)
マイクロバブル発生部34において、流体力学的に圧力を制御することで、負圧形成部分から気体を吸入し、高速流体運動させて、負圧部を形成し、マイクロバブルを発生させる。より解り易く簡単に説明すると、水と空気を効果的に自給,混合,溶解し、圧送することにより、マイクロバブル白濁水を製造することが、第1ステップである。
(第2ステップ)
次に、気体せん断部35において、上述の高速流体運動と負圧部の形成でもって発生されたマイクロバブルを、水配管を通じて気体せん断部35に、導入し、流体運動としてせん断することによって、マイクロバブルからナノバブルを発生させる。
なお、この実施形態では、炭酸ガス供給ユニット3,ブロワー13,水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機11は、信号線27CでpH調節計26に接続されている。また、上記ナノバブル発生機48は、信号線27BでpH調節計26に接続されている。このpH調節計26は、第5槽10内に設置されたpH計25に信号線27Aで接続されている。pH計25は第5槽10内の浴槽水のpH値を計測し、このpH値を表す信号をpH調節計26に入力する。このpH調節計26は、上記信号が表すpH値に応じて、信号線27C,27Bに制御信号を出力して、炭酸ガス供給ユニット3,ブロワー13,水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機11および上記ナノバブル発生機48の運転を制御する。
この運転制御は、一例として、次のようになされる。すなわち、浴槽水を炭酸泉改良ユニット4に最初に導入した時点では、炭酸ガスマイクロナノバブルの炭酸ガスの影響により、pH約5.0であるが、時間の経過で浴槽水が、浴槽1と炭酸泉改良ユニット4との間で、循環する。これにより、浴槽水の浄化とpHの中性化が進行して、pHが6.5になった時点で、炭酸ガス供給ユニット3、ブロワー13、水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機11、ナノバブル発生機48の全ては停止することになる。
この第1実施形態では、次に述べる効果がある。すなわち、この第1実施形態によれば、浴槽水に炭酸ガスマイクロナノバブルと空気ナノバブルを含有させて、浴槽1の浴槽水に浸かる人体に対する血流量を増加させると共に血行を促進させることができる。 また、血流量の増加により、免疫機能の回復等生体の機能が回復すると同時に、薬物を服用した場合は、薬物の作用を高める効果もあるので、少ない薬物量で、同じ効果を期待できる。
また、この実施形態の血流量増加装置49による浴槽水によれば、人体に対する血流量増加作用を発揮すると同時に人体の皮膚に対する炭酸ガスマイクロナノバブルと空気ナノバブルによる洗浄効果もある。よって、この血流量増加装置49の浴槽水を、顔,頭髪にも使用すれば、洗顔量、シャンプー、ボディーソープ等の使用量を減少させることもできる。
なお、ナノバブル発生機48を基本的に構成している気液混合循環ポンプ33,マイクロバブル発生部34,気体せん断部35,ニードルバルブ36,ナノバブル吐出口29のセットは、市販されているものを採用できるが、メーカーが特に限定されるものではない。具体的一例としては、株式会社 協和機設の商品を採用できるが、他の商品としても、他メーカーの商品も数多く販売されてくるものと予想されるが、目的にしたがって選定すればよい。また、水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機11は、一例として、野村電子工業株式会社の商品を採用したが、他メーカーの商品でも勿論構わない。
ここで、3種類のバブルについて説明する。
(i) 通常のバブル(気泡)は水の中を上昇して、ついには表面でパンとはじけて消滅する。
(ii) マイクロバブルは、その発生時において、直径が10〜数10ミクロン(μm)の微細気泡で、発生後に収縮運動により一部マイクロナノバブルに変化する。
(iii) ナノバブルは、マイクロバブルよりさらに小さい数百nm以下の直径を有するバブル(代表的には直径が1ミクロン以下の100〜200nm)でいつまでも水の中に存在することが可能なバブルといわれている。
そして、マイクロナノバブルとは、マイクロバブルとナノバブルとが混合したバブルと説明できる。
(第2の実施の形態)
次に、図2に、この発明の第2実施形態の血流量増加装置59を示す。図2に示すように、この第2実施形態は、前述の第1実施形態と比較して、次の点が異なる。すなわち、前述の第1実施形態では、ブロワー13への気体の供給が、炭酸ガス供給ユニット3からの炭酸ガスのみであったが、この第2実施形態では、炭酸ガスと空気の両方を配管12から水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機11に供給している。よって、この第2実施形態では、前述の第1実施形態と同じ部分については同じ符号を付けて詳細説明を省略し、前述の第1実施形態と異なる部分を説明する。
この第2実施形態では、自動弁39を開にすることで炭酸ガス供給ユニット3から配管12を経由して水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機11に炭酸ガスを供給できる。また、自動弁38を開にすることで水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機11に空気を供給可能である。よって、pH調節計26から信号線27Dを経由して送られてくる制御信号によって、空気と炭酸ガスのうちの一方または両方を自動的に選択してブロワー13へ供給させる運転ができる。
この第2実施形態では、pH調節計26からの制御信号が、信号線27Dによって、自動弁38,自動弁39,ブロワー13,水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機11に入力される。このpH調節計26からの制御信号によって、自動弁38の開閉と自動弁39の開閉を制御することにより、空気と炭酸ガスを目的に応じて配管12に供給してブロワー13および水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機11を運転することができる。
すなわち、この第2実施形態では、浴槽水のpHが6.5に達しており、溶存炭酸ガス濃度が1000ppm以上含有していて、浴槽水中の有機物としての垢を処理したい場合は、自動弁39を閉とすると共に自動弁38を開とする。これにより、炭酸ガスを配管12に導入しないと共に空気をブロワー13を介して水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機11に導入する。こうして、水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機11によって空気マイクロナノバブルを製造し、この空気マイクロナノバブルによって第2槽7,第3槽8,第4槽9に繁殖している微生物を活性化して、有機物としての垢を微生物学的に処理することができる。
(第3の実施の形態)
次に、図3にこの発明の第3実施形態の血流量増加装置69を示す。この第3実施形態は、前述の第1実施形態と比較して、次の点が異なっている。つまり、この第3実施形態では、ニードルバルブ36に炭酸ガス供給ユニット40を接続し、この炭酸ガス供給ユニット40からナノバブル発生機48に炭酸ガスを供給する点が、前述の第1実施形態と異なっている。よって、この第3実施形態では、前述の第1実施形態と同じ部分については、同じ符号を付けて詳細説明を省略し、前述の第1実施形態と異なる部分を説明する。
この第3実施形態では、ナノバブル発生機48に供給する気体を炭酸ガス供給ユニット40からの炭酸ガスとした。すなわち、この第3実施形態では、炭酸ガス供給ユニット40からの炭酸ガスをニードルバルブ36で調整して、ナノバブル発生機48のマイクロバブル発生部34に供給している。なお、この炭酸ガス供給ユニット40はpH調節計26から信号線27Bに出力される制御信号によって気液混合循環ポンプ33と連動するように稼動制御される。
この第3実施形態では、炭酸ガスマイクロナノバブルと炭酸ガスナノバブルの両方を浴槽水に含有させることができるので、人体に対する血流量増加効果は、相当期待できる。特に、炭酸ガスナノバブルの血流量増加作用は、炭酸ガスマイクロナノバブルの血流量増加作用よりも格段に高い効果があるので、全体としては、より血流量増加効果の有るシステムとなる。
特に、従来は少量しか皮膚表面から吸収されなかった炭酸ガスを、炭酸ガスナノバブルとしたことによって、気泡サイズを可能な限り縮小して、皮膚表面からの吸収,毛細血管への取り込みを図れる。よって、炭酸ガスが血液と共に全身を巡って、結果的には血流量増加、および血流量増加による各種疾病に有効な治療装置となる。
また、ニードルバルブ36からマイクロナノバブル発生部34に供給される炭酸ガスの正確なガス量と気液混合循環ポンプ33の電動機の正確な回転数によって、ナノサイズのバブルの発生状態を正確に制御して、ナノバブルを製造することができる。また、浴槽1に入浴した場合の血流量増加効果は、ナノサイズレベルといえども、このナノサイズの大小によっても差があることが判明している。よって、浴槽水の条件に合わせて、ニードルバルブ36からの正確な空気量と気液混合循環ポンプ33の電動機の正確な回転数にすることによって、ナノサイズのバブルを目的の所望の大きさで製造できる。
(第4の実施の形態)
次に、図4に、この発明の第4実施形態である血流量増加装置79を示す。この血流量増加装置79は、前述の第2実施形態と比較して、次の点が異なる。すなわち、この第4実施形態の血流量増加装置79は、空気だけでなく炭酸ガス供給ユニット40からの炭酸ガスをナノバブル発生機48に供給可能とした。よって、この第4実施形態では、前述の第2実施形態と同じ部分については、同じ符号を付けて詳細説明を省略して第2実施形態と異なる部分を説明する。
この第4実施形態では、炭酸ガス供給ユニット43からの炭酸ガスが自動弁41を経由してニードルバルブ36に供給されると共に、空気が自動弁42を経由してニードルバルブ36に供給される。この自動弁41と42および炭酸ガス供給ユニット43は、pH調節計26から信号線27Bに出力される制御信号が入力される。
この第4実施形態では、ニードルバルブ36には、自動弁41を経由する炭酸ガスまたは自動弁42を経由する空気のいずれか一方もしくは両方が供給され、このニードルバルブ36からマイクロナノバブル発生部34に炭酸ガスまたは空気の一方もしくは両方が供給される。
したがって、この第4実施形態では、炭酸ガスマイクロナノバブルおよび空気マイクロナノバブルと炭酸ガスナノバブルおよび空気ナノバブルとの両方を、浴槽水に含有させることができる。
また、この第4実施形態では、炭酸ガスマイクロナノバブルと炭酸ガスナノバブルのいずれか一方または両方を浴槽水に含有させる選択が可能となる。また、この第4実施形態では、炭酸ガスマイクロナノバブルと空気マイクロナノバブルのいずれか一方または両方を浴槽水に含有させる選択が可能となる。また、この第4実施形態では、炭酸ガスナノバブルと空気ナノバブルのいずれか一方または両方を浴槽水に含有させる選択が可能となる。
よって、この第4実施形態によれば、目的に応じて、炭酸ガスマイクロナノバブル,炭酸ガスナノバブル,空気マイクロナノバブル,空気ナノバブルの4種類のバブルのうちの所望のバブルを浴槽水に含有させることができる。人体に対する血流量増加効果は、空気よりも炭酸ガスの方が有利であるし、浴槽水の浄化に関しては、空気の方が有利となる。また、マイクロナノバブルとナノバブルでは、バブルのサイズからして、皮膚からの吸収の面でナノバブルの方が有利となる。
よって、炭酸ガスマイクロナノバブルと炭酸ガスナノバブルとを適宜組み合わせて使用することによって、浴槽水のpH5.0からpH6.5までの中和や、人体への血流量増加作用が相当期待できる。特に、炭酸ガスナノバブルの血流量増加作用は、炭酸ガスマイクロナノバブルの血流量増加作用よりも各段に大きいので、全体システムとしては、炭酸ガスナノバブルを含むシステムは、血流量増加効果の大きなシステムとなる。特に、炭酸ガスナノバブルは、従来少量しか皮膚表面から吸収されなかった炭酸ガスの気泡を可能な限り縮小して、皮膚表面からの吸収、および毛細血管への取り込みを行い、血液と共に全身を巡って、結果的には、血流量増加、血流量増加による各種疾病に有効な治療装置となる。
(第5の実施の形態)
次に、図5にこの発明の第5実施形態の血流量増加装置89を示す。この第5実施形態の血流量増加装置89は、前述の第1実施形態と比較して、次の点が異なっている。つまり、この第5実施形態では、pH計25に替えて、溶存炭酸ガス計44を第5槽10に設置したと共に、pH調節計26に替えて、溶存炭酸ガス調節計45を備えた点が、前述の第1実施形態と異なる。よって、この第5実施形態では、第1実施形態と同じ部分については同じ符号を付けて詳細説明を省略し、前述の第1実施形態と異なる部分を説明する。
この第5実施形態は、第5槽10に設置した溶存炭酸ガス計44は、浴槽水の炭酸ガス量を直接検知して、検知信号を溶存炭酸ガス調節計45に送る。そして、溶存炭酸ガス調節計45は、検知信号が表す炭酸ガス量に基づいて作成した制御信号を信号線27Cと27Bに出力する。
前述の第1実施形態では、浴槽水に溶解している炭酸ガス量によるpHの変化を検知して、溶存炭酸ガス量を検知するシステムである。
しかし、血流量増加作用は、本来、炭酸ガスマイクロナノバブルや炭酸ガスナノバブルにおける炭酸ガスにある。したがって、この第5実施形態では、前述の第1実施形態におけるpH計25やpH調節計26を用いた計測システムに替えて、より直接的に溶存炭酸ガス量を検知できる溶存炭酸ガス計44と溶存炭酸ガス調節計45を用いて、より直接的に溶存炭酸ガス量を検知する計測システムを採用している。
もっとも、第1実施形態で採用するpH計25は、一般的であり、入手も容易であるので、システムを構築しやすい利点はあるのに対して、溶存炭酸ガス計44は、一般的ではなく、メーカーも少ないと言う面がある。
しかし、pH計25やpH調節計26程でないが、溶存炭酸ガス計44や溶存炭酸ガス調節計45も、幾つかのメーカーから販売されている。例えば、東亜ディーケーケー株式会社の製品は、隔膜型電極法で液相の溶存炭酸ガス濃度を直接測定できる。また、エイブル株式会社の製品は、蒸気殺菌可能な計器であるというメリットがある。
(第6の実施の形態)
次に、図6に、この発明の第6実施形態の血流量増加装置99を示す。この第6実施形態の血流量増加装置99は、前述の第5実施形態と比較して、次の点が異なる。つまり、前述の第5実施形態では、ブロワー13への気体の供給が、炭酸ガス供給ユニット3からの炭酸ガスのみであったが、この第6実施形態では、炭酸ガスと空気の両方を配管12から水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機11に供給している。よって、この第6実施形態では、前述の第5実施形態と同じ部分については同じ符号を付けて詳細説明を省略し、前述の第5実施形態と異なる部分を説明する。
この第6実施形態では、自動弁39を開にすることで炭酸ガス供給ユニット3から配管12を経由して水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機11に供給できる。また、自動弁38を開にすることで水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機11に空気を供給できる。よって、溶存炭酸ガス調節計45から信号線27Dを経由して送られてくる制御信号によって、空気と炭酸ガスを自動的に選択してブロワー13へ供給させる運転ができる。
この第6実施形態では、溶存炭酸ガス調節計44からの制御信号が、信号線27Dによって、自動弁38,自動弁39,ブロワー13,水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機11に入力される。この溶存炭酸ガス調節計44からの制御信号によって、自動弁38の開閉と自動弁39の開閉を制御することにより、空気と炭酸ガスを目的に応じて配管12に供給してブロワー13および水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機11を運転できる。
すなわち、この第6実施形態では、浴槽水のpHが6.5に達しており、溶存炭酸ガス濃度が1000ppm以上含有していて、浴槽水中の有機物としての垢を処理したい場合は、自動弁39を閉とすると共に自動弁38を開とする。これにより、炭酸ガスを配管12に導入しないと共に空気をブロワー13を介して水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機11に導入する。こうして、水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機11によって空気マイクロナノバブルを製造し、この空気マイクロナノバブルによって第2槽7,第3槽8,第4槽9に繁殖している微生物を活性化して、有機物としての垢を微生物学的に処理することができる。よって、浴槽水の水質を向上させることができる。
(第7の実施の形態)
次に、図7に、この発明の第7実施形態の血流量増加装置109を示す。この第7実施形態の血流量増加装置109は、前述の第1実施形態と比較して、次の(1),(2)の点が異なる。よって、この第7実施形態では、前述の第1実施形態と同じ部分については同じ符号を付けて詳細説明を省略し、前述の第1実施形態と異なる部分を説明する。
(1) 前述の第1実施形態では、ブロワー13への気体の供給が、炭酸ガス供給ユニット3からの炭酸ガスであったが、この第7実施形態では、配管12からの空気をブロワー13を介して水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機11に供給している。すなわち、この第7実施形態では、第1実施形態が備えていた炭酸ガス供給ユニット3を備えていない。
(2) この第7実施形態では、第1水槽6の上部に比較的小型のネット状容器46を設置し、この小型ネット状容器46に炭酸ガス発泡固形剤47を投入している。この炭酸ガス発泡固形剤47は数多く商品化されている。この第7実施形態では、炭酸ガス発泡固形剤47でもって浴槽水に炭酸ガスを供給している。
したがって、この第7実施形態によれば、炭酸ガス供給ユニット3を設置していないことから、コストの低減や、炭酸ガス供給ユニット3のメンテナンスが必要無いという利点がある。この第7実施形態のように、ネット状容器46に炭酸ガス発泡固形剤47を投入して、炭酸ガスを浴槽水に溶解させる方法を採用した場合には、浴槽水の炭酸ガス濃度を約1000ppまで上昇させるには、商品によっても異なるが、炭酸ガス発泡固形剤47は20錠相当の量が必要である。
なお、この炭酸ガス発泡固形剤47としては、各種薬理作用を含有している商品も販売されているので、目的に応じて、この第7実施形態で採用する炭酸ガス発泡固形剤47の種類を選定すればよい。代表的な炭酸ガス発泡固形剤として、花王株式会社の「バブ」(商品名)がある。この「バブ」によって浴槽水に炭酸ガスを含有させて、浴槽1に入浴することによって、血液の循環が改善される。すると、体内に溜まった乳酸などの疲労物質の代謝が促される。また、上記「バブ」によって発生させた炭酸ガスは、浴槽水に溶け込んで、入浴効果を高めて、血行を促進することが判明している。
(実験例)
図1に示した血流量増加装置49に基づき、浴槽1の容量が2m、第1槽6,第2槽7,第3槽8,第4槽9,および第5槽10の合計容量が0.2mであり、気液混合循環ポンプ33の電動機3.7kwの仕様で、血液量増加装置49を製作した。そして、糖尿病を10年以上患っており、かつ薬物療法、食事療法、運動療法をきっちり実施している患者に、この血液量増加装置によって、対応治療する前と対応治療した後の血糖値(空腹時および食後)を比較した。この比較の結果、日によって異なるものの、平均して、対応治療後の血糖値は対応治療前の血糖値の30%から60%に低下していた。
尚、上記第1〜第7実施形態のいずれかの血流量増加装置を備えた糖尿病治療装置によれば、上記血流量増加装置を活用して浴槽部で入浴した人体に対し、浴槽水に含まれる炭酸ガスマイクロナノバブルまたは炭酸ガスナノバブルの少なくとも一方でもって血流量を増加できる。この血流量の増加でもって、糖尿病の症状を大きく改善させることができる。また、上記血流量増加装置を備えた美容装置,育毛促進装置によれば、それぞれ、血流量増加効果でもって、美容促進,育毛促進が可能となる。また、上記血流量増加装置を備えた中枢神経疾患治療装置,心血管系疾患治療装置,代謝異常疾患治療装置,消化器疾患治療装置,運動器疾患治療装置,皮膚科領域疾患治療装置によれば、それぞれ、血流量増加効果でもって、各疾患の症状を改善できる。また、上記血流量増加装置の浴槽への入浴による人体の血流量増加でもって、各種薬物の服用による薬物が血管を通じて吸収され血液と共に全身を巡って薬理効果を一層発揮することが可能になる。
この発明の血流量増加装置の第1実施形態を模式的に示す図である。 この発明の血流量増加装置の第2実施形態を模式的に示す図である。 この発明の血流量増加装置の第3実施形態を模式的に示す図である。 この発明の血流量増加装置の第4実施形態を模式的に示す図である。 この発明の血流量増加装置の第5実施形態を模式的に示す図である。 この発明の血流量増加装置の第6実施形態を模式的に示す図である。 この発明の血流量増加装置の第7実施形態を模式的に示す図である。
符号の説明
1 浴槽
2 浴槽移送循環ポンプ
3 炭酸ガス供給ユニット
4 炭酸泉改良ユニット
5 マイクロナノバブル水流
6 第1槽
7 第2槽
8 第3槽
9 第4槽
10 第5槽
11 水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機
12 炭酸ガス配管
13 ブロワー
14 バルブ
15A〜15C ネット収容器
16 炭酸カルシウム鉱物
17 バルブ
18 液体気体混合吐出配管
19 吐出口
20 バルブ
21 液体気体混合吐出口
22 炭酸カルシウム鉱物
23 活性炭
24A〜24D 仕切板
25 pH計
26 pH調節計
27A〜27D 信号線
28 液体気体混合配管
29 ナノバブル吐出口
30 液体気体混合配管
31 バルブ
32 バルブ
33 気液混合循環ポンプ
34 マイクロバブル発生部
35 気体せん断部
36 ニードルバルブ
37 配管
38 自動弁
39 自動弁
40 炭酸ガス供給ユニット
41 自動弁
42 自動弁
43 炭酸ガス供給ユニット
44 溶存炭酸ガス計
45 溶存炭酸ガス調節計
46 ネット状容器
47 炭酸ガス発泡固形剤
48 ナノバブル発生機
49〜109 血流量増加装置
50 リターン配管

Claims (21)

  1. 炭酸カルシウム鉱物と活性炭が充填された水槽を有すると共に炭酸ガスマイクロナノバブルまたは炭酸ガスナノバブルの少なくとも一方を含有する浴槽水を作製し、かつ、上記浴槽水が上記水槽に流入する炭酸泉改良ユニットと、
    上記炭酸泉改良ユニットから上記浴槽水が導入される浴槽部とを備えることを特徴とする血流量増加装置。
  2. 請求項1に記載の血流量増加装置において、
    上記炭酸泉改良ユニットは、
    マイクロナノバブル発生機が設置されていると共に浴槽水に炭酸ガスマイクロナノバブルを含有させる第1槽と、
    上記第1槽からの浴槽水が流入すると共に炭酸カルシウム鉱物が充填された第2槽と、
    上記第2槽からの浴槽水が流入すると共に炭酸カルシウム鉱物が充填された第3槽と、
    上記第3槽からの浴槽水が流入すると共に活性炭が充填された第4槽と、
    上記第4槽からの浴槽水が流入すると共にナノバブル発生機が付属している第5槽とを有することを特徴とする血流量増加装置。
  3. 請求項2に記載の血流量増加装置において、
    上記マイクロナノバブル発生機に供給する気体が、炭酸ガス供給ユニットからの炭酸ガスであることを特徴とする血流量増加装置。
  4. 請求項2に記載の血流量増加装置において、
    上記ナノバブル発生機に供給する気体が、炭酸ガス供給ユニットからの炭酸ガスであることを特徴とする血流量増加装置。
  5. 請求項2または3に記載の血流量増加装置において、
    上記マイクロナノバブル発生機に連結された炭酸ガス供給ユニットと、
    上記第5槽内に設置されたpH計と、
    上記pH計から上記浴槽水のpH値を表す信号が入力されると共にこの信号が示すpH値に応じて上記マイクロナノバブル発生機の運転を制御するpH調節計とを備えることを特徴とする血流量増加装置。
  6. 請求項5に記載の血流量増加装置において、
    上記マイクロナノバブル発生機の運転と上記ナノバブル発生機の運転とが連動していることを特徴とする血流量増加装置。
  7. 請求項2に記載の血流量増加装置において、
    上記マイクロナノバブル発生機が、水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機または旋回流型マイクロナノバブル発生機であり、
    上記ナノバブル発生機が、気液混合気体せん断方式ナノバブル発生機であることを特徴とする血流量増加装置。
  8. 請求項2または3に記載の血流量増加装置において、
    上記マイクロナノバブル発生機に連結された炭酸ガス供給ユニットと、
    上記第5槽内に設置された溶存炭酸ガス計と、
    上記溶存炭酸ガス計から上記浴槽水の溶存炭酸ガス濃度を表す信号が入力されると共にこの信号が示す溶存炭酸ガス濃度に応じて上記マイクロナノバブル発生機の運転を制御する溶存炭酸ガス調節計とを備えることを特徴とする血流量増加装置。
  9. 請求項2に記載の血流量増加装置において、
    上記ナノバブル発生機は、
    マイクロバブル発生部を有する気液混合循環ポンプと、
    上記気液混合循環ポンプで作製したマイクロバブルをせん断してナノバブルを発生させる気体せん断部と、
    上記マイクロバブル発生部に供給される気体量を調節するニードルバルブと、
    上記気液混合循環ポンプ,気体せん断部,ニードルバルブを接続する配管とを有することを特徴とする血流量増加装置。
  10. 請求項1に記載の血流量増加装置において、
    上記炭酸泉改良ユニットは、
    上記炭酸ガスマイクロナノバブルを発生するマイクロナノバブル発生機と上記炭酸ガスナノバブルを発生するナノバブル発生機のうちのいずれか一方を有することを特徴とする血流量増加装置。
  11. 請求項1または2に記載の血流量増加装置において、
    上記浴槽部から上記炭酸泉改良ユニットへ浴槽水が導入されると共に、上記浴槽水に含まれる人体からの有機物としての垢を、上記炭酸泉改良ユニットの水槽に充填された活性炭に繁殖させた微生物で処理することを特徴とする血流量増加装置。
  12. 請求項1または2に記載の血流量増加装置において、
    上記活性炭はネット状容器に充填されており、このネット状容器の下部から炭酸ガスナノバブル水を吐出させる吐出部を有することを特徴とする血流量増加装置。
  13. 請求項1に記載の血流量増加装置を有することを特徴とする糖尿病治療装置。
  14. 請求項1に記載の血流量増加装置を有することを特徴とする美容装置。
  15. 請求項1に記載の血流量増加装置を有することを特徴とする育毛促進装置。
  16. 請求項1に記載の血流量増加装置を有することを特徴とする中枢神経疾患治療装置。
  17. 請求項1に記載の血流量増加装置を有することを特徴とする心血管系疾患治療装置。
  18. 請求項1に記載の血流量増加装置を有することを特徴とする代謝異常疾患治療装置。
  19. 請求項1に記載の血流量増加装置を有することを特徴とする消化器疾患治療装置。
  20. 請求項1に記載の血流量増加装置を有することを特徴とする運動器疾患治療装置。
  21. 請求項1に記載の浴槽装置を有することを特徴とする皮膚科領域疾患治療装置。
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