以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、発明の詳細な説明に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、発明の詳細な説明に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の詳細な説明中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
すなわち、本発明の第1の側面の監視システムは、外部電源より遊技台(例えば、図2の遊技台42)に電源を供給する複数の台間機(例えば、図2の台間機43)と、前記台間機を管理する台間機管理装置(例えば、図2の台間機管理装置34)とからなる監視システムであって、前記台間機が、前記台間機近傍における人間の存在を検知する検知手段(例えば、図2の人感センサ165またはRFIDアンテナ166)と、前記検知手段により検知された前記台間機近傍における人間の存在を示す存在情報を、自らを識別する情報と共に前記台間機管理装置に送信する第1の送信手段(例えば、図2の人感検出信号送信部223)と、過電圧を検出する過電圧検出手段(例えば、図2の過電圧監視部173)と、前記過電圧検出手段により過電圧が検出されたことを示す過電圧情報を、前記自らを識別する情報と共に送信する第2の送信手段(例えば、図2の過電圧異常信号送信部221)と、前記自ら、または、他の台間機により送信された前記過電圧情報に対応して、前記台間機管理装置より送信されてくる警報情報に基づいて、警報を提示する警報提示手段(例えば、図2の警報制御部215)とを含み、前記台間機管理装置が、前記台間機より送信されてくる前記識別情報と前記存在情報とを対応付けてデータベースとして記憶する存在情報記憶手段(例えば、図2の人感検出信号管理DB141)と、前記台間機より過電圧情報が送信されてきた場合、前記過電圧情報と共に送信されてきた識別情報に基づいて、前記存在情報記憶手段により記憶されているデータベースを検索する識別情報検索手段(例えば、図2の人感検出信号管理部113)と、前記識別情報検索手段の検索結果となる識別情報に対応する台間機に対して、前記過電圧が検出されていることを警告する警告情報を送信する第3の送信手段(例えば、図2の警報情報送信部131)とを含む。
前記検知手段には、人感センサ(例えば、図2の人感センサ165)により前記台間機近傍における人間の存在を検知させるようにすることができる。
前記検知手段には、RFIDアンテナ(例えば、図2のRFIDアンテナ166)により前記台間機近傍における前記RFIDアンテナにより通信可能な携帯端末を所持した人間の存在を検知させるようにすることができる。
前記RFIDアンテナにより前記台間機近傍における前記RFIDアンテナにより通信可能な携帯端末を所持した人間の存在を検知する際、前記携帯端末の固有IDを取得する固有ID取得手段(例えば、図2のRFIDアンテナ管理部213)と、前記固有ID取得手段により取得された固有IDを、自らを識別する情報と共に前記台間機管理装置に送信する第4の送信手段(例えば、図2の携帯端末固有ID送信部222)と、前記台間機より送信されてくる前記識別情報、および固有IDを対応付けてデータベースとして記憶する固有ID記憶手段(例えば、図2の携帯端末固有ID管理DB142)と、前記台間機より過電圧情報が送信されてきた場合、前記過電圧情報と共に送信されてきた識別情報に基づいて、前記固有ID記憶手段により記憶されているデータベースを検索する固有ID検索手段(例えば、図2の携帯端末固有ID管理部112)と、前記識別情報検索手段の検索結果となる固有IDに対応する携帯端末に対して、前記過電圧が検出されていることを警告する警告情報を通知する通知手段(例えば、図2の通信部105)とをさらに含ませるようにすることができる。
前記台間機には、前記外部電源を所定の電源に変換する変換手段(例えば、図2のスイッチング電源部172)と、前記外部電源が投入されたタイミングから所定の時間までカウントするカウント手段(例えば、図2の印加制御タイマ174)と、前記変換手段に対して前記外部電源を遮断する遮断手段(例えば、図2の電圧印加制御部175)とをさらに含ませるようにすることができ、前記遮断手段には、前記過電圧検出手段により過電圧が検出されず、前記カウント手段により所定の時間が経過した場合、前記変換手段に対して前記外部電源の遮断を解除させ、前記過電圧検出手段により過電圧が検出された場合、前記カウント手段は、時間のカウントを停止させるようにすることができる。
本発明の第1の側面の監視方法は、外部電源より遊技台に電源を供給する複数の台間機と、前記台間機を管理する台間機管理装置とからなる監視システムの監視方法であって、前記台間機の監視方法が、前記台間機近傍における人間の存在を検知する検知ステップ(例えば、図6のステップS71)と、前記検知ステップの処理により検知された前記台間機近傍における人間の存在を示す存在情報を、自らを識別する情報と共に前記台間機管理装置に送信する第1の送信ステップ(例えば、図6のステップS72)と、過電圧を検出する過電圧検出ステップ(例えば、図7のステップS111)と、前記過電圧検出ステップの処理により過電圧が検出されたことを示す過電圧情報を、前記自らを識別する情報と共に送信する第2の送信ステップ(例えば、図7のステップS112)と、前記自ら、または、他の台間機により送信された前記過電圧情報に対応して、前記台間機管理装置より送信されてくる警報情報に基づいて、警報を提示する警報提示ステップ(例えば、図7のステップS173)とを含み、前記台間機管理装置の監視方法が、前記台間機より送信されてくる前記識別情報と前記存在情報とを対応付けてデータベースとして記憶する存在情報記憶ステップ(例えば、図6のステップS93)と、前記台間機より過電圧情報が送信されてきた場合、前記過電圧情報と共に送信されてきた識別情報に基づいて、前記存在情報記憶ステップの処理により記憶されているデータベースを検索する識別情報検索ステップ(例えば、図7のステップS136)と、前記識別情報検索ステップの処理での検索結果となる識別情報に対応する台間機に対して、前記過電圧が検出されていることを警告する警告情報を送信する第3の送信ステップ(例えば、図7のステップS138)とを含む。
図1は、本発明に係る遊技店の監視システムの一実施の形態の構成を示す図である。
遊技店1−1乃至1−nは、いわゆるパチンコ店、パチスロ店、または、カジノ店である。また、これらの遊技店1−1乃至1−nは、系列店舗や第3者遊技店管理センタの加盟店であって、複数の店舗を統括的に管理する必要のある店舗である。各遊技店1−1乃至1−nは、第3者遊技店管理バス5により接続されており、それらのバスおよびインターネット等に代表される公衆通信回線網4を介して、相互にそれぞれ第3者遊技店管理情報を授受している。尚、以降において、遊技店1−1乃至1−nのそれぞれについて、特に区別する必要がない場合、単に、遊技店1と称するものとし、その他の構成についても同様に称するものとする。
第3者遊技店管理センタ2は、第3者遊技店管理センタを管理運営する事業者により使用されるサーバであり、第3者遊技店管理データベース(DB)3で管理されている媒体貸出管理情報からなるDBを各遊技店1より供給されてくる情報に基づいて更新すると供に、更新した最新の媒体貸出管理情報を各遊技店1に対して配信する。
遊技店管理装置31は、いわゆるホールコンピュータと呼ばれるものであり、遊技店管理情報バス38を介して遊技台42−1乃至42−nの動作を監視している。遊技店管理装置31は、遊技台42の出玉もしくはメダルの払い出しの情報、各遊技台42−1乃至42−nの遊技者の呼び出し情報、またはエラーの発生などの監視状況に応じて、所定の処理を実行し、実行結果をCRTやLCDなどからなる表示部33に表示する。遊技店管理装置31は、計数機41、遊技台42−1乃至42−n、および台間機43−1乃至43−nのそれぞれより供給されてくる情報を、それぞれを識別する識別情報(例えば、遊技台番号)とを対応付けて遊技台管理データベース32により管理する。
台間機管理装置34は、台間機43より供給されてくる人感検出信号、および携帯端末固有IDの情報を、送信してきた台間機43を識別する台間機IDに対応付けて、台間機管理データベース(DB)35として登録する。また、台間機管理装置34は、台間機43より対応する遊技台42における誤配線などにより発生する過電圧が検出されたことが通知されると、通知と共に送信されてくる台間機43の台間機IDを、台間機管理データベース35より検索して、対応して人感センサ165により係員が付近に存在することが検出されている台間機43に警報情報を送信すると共に、過電圧が検出された台間機43の近傍に存在する人物により所持されている携帯端末37に警報情報を送信する。
精算販売機39は、貸球を借りるための度数をつけてプリペイドカードを販売する。また、精算販売機39は、プリペイドカードなどの度数として貸し出した遊技媒体の残数に基づいて現金を精算して払い出す。
貸出機40は、遊技者が遊技台42で遊技する際、現金やプリペイドカードなどにより所定の金額を受け付けると、金額に応じた個数の遊技媒体を貸し出す。
計数機41は、遊技者が遊技台42により遊技することにより獲得した遊技媒体の数を、計数し、計数結果を磁気カードやレシートなどとして出力する。
遊技台42−1乃至42−nは、遊技者により所定の操作がなされることにより、遊技を実行し、いわゆる小当たりや大当たりに応じて、遊技球、または、メダルを払い出す。
台間機43−1乃至43−nは、各遊技台42−1乃至42−nに対応して設けられており、球貸機(原理的には、貸出機40と同様のもの)などが設けられている。また、台間機43は、遊技台42を介して供給されてくるAC電源をDC電源に変換して遊技台42に供給する。この際、台間機43は、AC電源に過電圧が発生した場合、AC電源を停止させると共に、過電圧が発生したことを台間機管理装置34に通知する。
また、台間機43は、人感センサ165(図2)により自らの近傍に人物(営業時間外における係員など)の有無を検知し、人物を検知した場合、自らを識別する台間機IDと共に、その旨を台間機管理装置34に送信する。
さらに、台間機43は、RFID(Radio Frequency Identification)アンテナ166(図2)により自らの近傍に、RFIDアンテナ166により認識可能な携帯端末37(IDタグなどが付された携帯端末37)を所持した人物(営業時間外における係員など)の有無を検知し、人物を検知した場合(携帯端末37を検知した場合)、IDタグとして登録されている携帯端末37を識別する固有IDを読み出し、携帯端末37を所持した人物が存在すること示す情報と共に固有ID並びに、自らを識別する台間機IDと共に台間機管理装置34に送信する。
また、台間機43は、台間機管理装置34より自ら、または、その他の台間機43により過電圧が発生したことを示す警報情報が送信されてきた場合、受信し、表示する。
次に、図2を参照して、監視システムを構成する機器の詳細な実施の形態の構成例について説明する。
遊技台42のAC入力端子151は、AC電源91より供給される電力を受け付けAC出力端子152より台間機43に出力する。遊技台42のDC入力端子153は、台間機43によりAC電源からDC電源に変換された電力の供給を受けると、駆動部154に供給し、遊技台42における各種の動作をさせる駆動部154を駆動させる。
台間機43は、遊技台42に電力を供給する電源部161、台間機43の動作の全体を制御する台間機制御部162、CRTやLCDなどからなる表示部163、各種の情報を音声として出力するスピーカ164、台間機43の近傍に存在する人間を感知する人感センサ165、およびIDタグを認識して、IDタグに記録されている情報を受信するRFIDアンテナ166より構成される。
電源部161の電圧印加部171は、遊技台42より供給されてくるAC電源を、電圧印加制御部175により制御されて、スイッチング電源部172に供給する。より具体的には、電圧印加部171の出力制御部183は、電圧印加制御部175により制御され、入力部181に入力されたAC電源の電力を出力部182よりスイッチング電源部172に出力させる。
過電圧監視部173は、入力されたAC電源91の電圧を計測し、所定の閾値以上の過電圧を監視し、過電圧が検出された場合、過電圧が検出されたことを示す過電圧情報を、印加制御タイマ174、過電圧検知タイマ176、および台間機制御部162に出力する。
印加制御タイマ174は、遊技台42からのAC電源91の電圧が印加されると、供給されたタイミングからタイマとして機能して、時間をカウントする。この際、過電圧監視部173より過電圧情報が供給されると、そのタイミングで時間のカウントを停止する。過電圧検知タイマ176は、過電圧監視部173より過電圧情報が供給されてくると、時間のカウントを開始する。電圧印加制御部175は、印加制御タイマ174および過電圧検知タイマ176を読み出し、印加制御タイマ174がカウントを開始してから所定の時間(例えば、100ms程度)が経過している場合、電圧印加部171に対して、AC電源91からの電力をスイッチング電源部172に出力するように制御させると共に、印加制御タイマ174がカウントが停止している、カウントが所定時間を経過していない、または、過電圧検知タイマ176がカウントを継続している場合、電圧印加部171に対して、AC電源91からの電力をスイッチング電源部172に出力しないように制御させる。
台間機制御部162は、台間機制御部162の動作の全体を制御する主制御部201、各種の情報を台間機管理装置34に送信する管理情報送信部202、および、台間機管理装置34より送信されてくる各種の情報を受信する管理情報受信部203より構成されている。
主制御部201には、台間機43を個々に識別するための台間機ID211が格納されている。過電圧異常管理部212は、電源部161より過電圧異常により過電圧情報が供給されてくるか否かを監視し、供給されてきた場合、管理情報送信部202の過電圧異常信号送信部221に対して過電圧情報が供給されてきたことを台間機管理装置34に対して通知するように制御すると共に、その際、台間機ID211を読み出して、台間機ID211の情報を含めて台間機管理装置34に送信させる。
RFIDアンテナ管理部213は、RFIDアンテナ166を制御して、台間機43近傍の係員により所持される携帯端末37のIDタグの有無を検知させて、IDタグの存在が検知された場合、IDタグに記憶されている携帯端末37を個別に識別する固有IDを読み出させて、管理情報送信部202に供給し、台間機管理装置34に台間機IDと共に送信させる。
人感センサ制御部214は、人感センサ165の動作を制御して、台間機43の近傍の係員の存在の有無を検知させ、存在する場合、近傍で係員が存在することを示す存在情報を人感検出信号として、人感検出信号送信部223を制御して、台間機管理装置34に送信させる。
警報制御部215は、管理情報受信部203により台間機管理装置34より過電圧が検知された台間機43の存在を示す警報情報が受信されると、受信された警報情報に基づいて、過電圧が発生したことを、発生した台間機43の情報と共に表示部163およびスピーカ164を制御して、画像および音声により提示する。
台間機管理装置34は、台間機管理装置34の動作の全体を制御する主制御部101、各種の情報を台間機43より受信する管理情報受信部102、各種の情報を台間機43に送信する管理情報送信部103、キーボードやボタンなどからなる操作部104、および携帯端末37と通信する通信部105からなる。
主制御部101の携帯端末固有ID管理部112は、管理情報受信部102の携帯端末固有ID受信部122により、台間機43より送信されてくる携帯端末固有IDの情報が受信されると、併せて送信されてくる台間機IDに対応付けて、台間機管理DB35の携帯端末固有ID管理DB142に登録する。
主制御部101の人感検出信号管理部113は、管理情報受信部102の人感検出信号受信部123により、台間機43より送信されてくる人感検出信号の情報が受信されると、併せて送信されてくる台間機IDに対応付けて、台間機管理DB35の人感検出信号管理DB141に登録する。
携帯端末通信制御部111は、管理情報受信部102の過電圧異常信号受信部121により、台間機43より過電圧が検知されて、過電圧情報が発生したことを示す過電圧異常信号が受信されると、併せて送信されてくる台間機IDの近傍の複数の台間機43の台間機IDを、携帯端末固有ID管理DB142より検索し、検索された対応する携帯端末固有IDに基づいて、通信部105を制御して、過電圧が検出された台間機43の情報を通知する。
警報制御部114は、管理情報受信部102の過電圧異常信号受信部121により、台間機43より過電圧が検知されて、過電圧情報が発生したことを示す過電圧異常信号が受信されると、併せて送信されてくる台間機IDに対応する台間機43の近傍の複数の台間機43の台間機IDを、人感検知信号管理DB141より検索し、検索された対応する人感検知信号に基づいて、管理情報送信部103の警報情報送信部131を制御して、過電圧が検出された台間機43の警報情報を台間機43に送信させる。
携帯端末37の固有ID251は、いわゆるIDタグに記憶されている情報である。通信部252は、ネットワークインタフェースなどから構成され、画像または音声などからなる情報を通信により授受する。表示部253は、LCDなどから構成されており、警報情報などを表示する。
次に、図3のフローチャートを参照して、電源部161における過電圧監視処理について説明する。尚、以降の処理の説明においては、遊技店1の営業時間外などの、遊技客などが遊技店1内に存在せず、係員のみが存在する状況における処理であることが前提である。
ステップS1において、印加制御タイマ174は、遊技台42よりAC電源91の電圧の印加が開始されたか否かを判定し、例えば、図示せぬ遊技台42にAC電源91より電力が供給され、AC入力端子151に供給された電力がAC出力端子152より出力されてきた場合、AC電源91の電圧の印加が開始されたと判定され、処理は、ステップS2に進む。尚、このとき、電圧印加部171の入力部181、および過電圧監視部173にも同時に、AC電源91からの電力の印加が開始される。
ステップS2において、印加制御タイマ174は、AC電源91からの電圧の印加が開始されてからの時間のカウントを開始する。
ステップS3において、過電圧監視部173は、印加されたAC電源91からの電圧が、過電圧であるか否かを判定し、過電圧ではない場合、処理は、ステップS1に戻る。
一方、ステップS1において、AC電源91の電圧の印加が開始されていない場合、ステップS2の処理は、スキップされる。すなわち、ステップS1においては、AC電源91の電圧の印加が開始されたか否かが判定されているので、電圧が印加されていない状態はもちろんのこと、既に電圧が印加され、その状態が継続されている場合も、印加が開始されたとはみなされない。このため、印加された状態が継続している場合、ステップS2の処理がスキップされる。従って、AC電源91から電圧が印加されているか否かに関わらず、過電圧ではない場合、ステップS1乃至S3の処理が繰り返されて、過電圧の監視状態が継続し、AC電源91から電圧の印加が開始されたタイミングにおいてのみ、印加制御タイマ174のカウントがリセットされて開始される。
ステップS3において、過電圧が検知された場合、ステップS4において、過電圧監視部173は、過電圧が検知されたことを印加制御タイマ174、過電圧検知タイマ176に通知する。これにより、印加制御タイマ174は、タイマのカウントを停止する。
ステップS5において、過電圧検知タイマ176は、タイマのカウントを開始する。
ステップS6において、過電圧監視部173は、過電圧が検出されたことを台間機制御部162に通知し、処理は、ステップS1に戻る。
以上の処理により、AC電源91により電圧の印加が開始されると、印加制御タイマ174がタイマのカウントを開始し、過電圧が検出されると、印加制御タイマ174がカウントを停止して、過電圧検知タイマ176がタイマのカウントを開始すると共に、過電圧が検知されたことが台間機制御部162に通知される。
次に、図4のフローチャートを参照して、電源部161における電源管理処理について説明する。
ステップS21において、電圧印加制御部175は、印加制御タイマ174でカウントされている時間情報を参照して、所定時間(例えば、100ms)が経過しているか否か、すなわち、図3のフローチャートで参照したステップS2の処理により、カウントが開始され、過電圧が検知されることなく所定時間が経過したか否かを判定する。ステップS21において、所定時間が経過していると判定された場合、すなわち、AC電源91が接続されてから過電圧が検出されることなく所定時間が経過した場合、ステップS22において、電圧印加制御部175は、電圧印加部171の入力部181に対してAC電源91より印加されている電力をスイッチング電源部172に出力部182より出力するように指示する。この指示に基づいて、出力制御部183は、入力部181に入力されている電力を出力部182に供給し、AC電源91より印加されている電力をスイッチング電源部172に出力させる。
ステップS23において、スイッチング電源部172は、電圧印加部171より供給されてきたAC電源91より供給されてきたAC電力をDC電力に変換して遊技台42に出力する。
一方、ステップS21において、所定時間が経過していない、すなわち、AC電源91が接続されてから、所定時間が経過していないか、または、所定時間が経過するまでのいずれかのタイミングで過電圧が検知されて、印加制御タイマ174のカウントが停止している場合、ステップS24において、電圧印加制御部175は、過電圧検知タイマ176でカウントされている時間情報を参照して、過電圧検知タイマ176においてタイマがカウントされているか否か、すなわち、いずれかのタイミングで過電圧が検知されたか否かを判定し、例えば、過電圧検知タイマ176がカウントされていない場合、すなわち、AC電源91からの印加が開始されてから所定時間が経過していないだけで、過電圧が検知されていない場合、処理は、ステップS21に戻る。
一方、ステップS24において、過電圧検知タイマ176のタイマがカウントされている場合、すなわち、過電圧が検知されている場合、ステップS25において、電圧印加制御部175は、電圧印加部171の入力部181に対してAC電源91より印加されている電力をスイッチング電源部172に出力部182より出力しないように指示する。この指示に基づいて、出力制御部183は、入力部181に入力されている電力をカットして、出力部182に供給せず、AC電源91より印加されている電力をカットし、処理は、ステップS21に戻る。
以上においては、AC電源91よりAC電源が印加されると、印加制御タイマ174においてタイマがカウントされ、電圧印加部171の出力制御部183は、入力部181に印加されている電力を、所定時間だけ停止させて、印加制御タイマ174のカウントと、過電圧検知タイマ176のカウントとを参照して、過電圧が検知されていないと判定されたときにのみ、AC電源91からの電力がスイッチング電源部172に供給される。結果として、AC電源91からの電力が投入された瞬間に過電圧が発生していても、所定時間が経過するまで、スイッチング電源部172には、AC電源91からの電力が供給されず、その間に過電圧が検知されれば、供給されないことになるので、スイッチング電源部172の過電圧による故障を抑制することが可能となる。
次に、図5のフローチャートを参照して、携帯端末固有ID管理処理について説明する。
ステップS41において、RFIDアンテナ管理部213は、RFIDアンテナ166を制御して、付近にRFIDアンテナ166により認識可能な携帯端末37の固有IDが取得できるか否かを判定する。ステップS41において、例えば、台間機43の近傍に携帯端末37を所持した係員が存在し、RFIDアンテナ166が、その係員の携帯端末37の固有ID251を受信すると、ステップS42において、RFIDアンテナ管理部213は、RFIDアンテナ166より受信した固有ID251を取得し、管理情報送信部202の携帯端末固有ID送信部222を制御して、台間機ID211と共に台間機管理装置34に送信させ、処理は、ステップS43に進む。
ステップS51において、携帯端末固有ID管理部112は、管理情報受信部102の携帯端末固有ID受信部122を制御して、台間機43より携帯端末37の固有IDが送信されてきたか否かを判定する。ステップS51において、上述したステップS42の処理により、固有ID251と台間機ID211とが送信されてきた場合、処理は、ステップS52に進む。
ステップS52において、携帯端末固有ID管理部112は、管理情報受信部102の携帯端末固有ID受信部122を制御して、台間機43より送信されてきた、RFIDアンテナ166により受信された携帯端末37の固有ID251と台間機ID211とを受信させる。
ステップS53において、携帯端末固有ID管理部112は、受信した固有ID251と台間機ID211とを対応付けて台間機管理DB35の携帯端末固有ID管理DB142に登録し、処理は、ステップS54に進む。
一方、ステップS41において、RFIDアンテナ166で固有ID251が受信できない場合、ステップS42の処理がスキップされて、処理は、ステップS43に進む。
ステップS43において、RFIDアンテナ管理部213は、RFIDアンテナ166を制御して、RFIDアンテナ166により認識していた携帯端末37の固有IDが取得できない状態となったか否かを判定する。すなわち、係員が移動するなどして台間機43の近傍から離れるような状態となり、携帯端末37の固有ID251が受信できない状態となったか否かが判定される。ステップS43において、例えば、台間機43の近傍で携帯端末37を所持した係員が移動して台間機43から離れることにより、RFIDアンテナ166が、その係員の携帯端末37の固有ID251を受信することができなくなると、ステップS44において、RFIDアンテナ管理部213は、RFIDアンテナ166より受信していた固有ID251が取得できなくなったものとみなし、管理情報送信部202の携帯端末固有ID送信部222を制御して、台間機ID211と共に取得できなくなった固有ID251を台間機管理装置34に送信させ、処理は、ステップS41に戻る。
この場合、ステップS51において、携帯端末37の固有IDは受信されないので、ステップS52,S53の処理は、スキップされる。
ステップS54において、携帯端末固有ID管理部112は、管理情報受信部102の携帯端末固有ID受信部122を制御して、台間機43より認識できなくなった携帯端末37の固有IDが送信されてきたか否かを判定する。ステップS54において、上述したステップS44の処理により、取得できなくなった固有ID251と台間機ID211とが送信されてきた場合、処理は、ステップS55に進む。
ステップS55において、携帯端末固有ID管理部112は、受信した取得できなくなった台間機43の台間機ID211を台間機管理DB35の携帯端末固有ID管理DB142から検索し、その台間機ID211とを対応付けて登録されていた情報を削除して、処理は、ステップS51に戻る。
さらに、ステップS43において、RFIDアンテナ166により認識していた携帯端末37の固有IDが取得できない状態となっていないと判定された場合、ステップS44の処理は、スキップされる。したがって、RFIDアンテナ166により固有ID251が認識されることがない状態が継続すると、ステップS41,S43の処理が繰り返される。
同様にして、その場合、ステップS54においても、取得できなくなった固有ID251が送信されてくることがないので、ステップS55の処理はスキップされる。したがって、取得された固有ID251、および、取得できなくなった固有ID251がいずれも存在しない場合、ステップS51,S54の処理が繰り返される。
以上の処理により、台間機43の台間機ID211に対応付けられて携帯端末37の固有ID251とが登録された携帯端末固有ID管理DB142が、リアルタイムで管理され続けられることにより、遊技店1内における携帯端末37を所持した係員が存在する位置を、台間機43の位置に対応付けて管理することが可能となる。
次に、図6のフローチャートを参照して、人感検出管理処理について説明する。
ステップS71において、人感センサ制御部214は、人感センサ165を制御して、付近に係員などの人間を検知できるか否かを判定する。ステップS71において、例えば、台間機43の近傍に係員が存在し、人感センサ165が、その係員の存在を検知すると、ステップS72において、人感センサ制御部214は、人感センサ165により係員の存在を検知したこと示す人感検出信号を、管理情報送信部202の人感検出信号送信部223を制御して、台間機ID211と共に台間機管理装置34に送信させ、処理は、ステップS73に進む。
ステップS91において、人感検出信号管理部113は、管理情報受信部102の人感検出信号受信部123を制御して、台間機43より人感検出信号が送信されてきたか否かを判定する。ステップS91において、上述したステップS72の処理により、人感検出信号と台間機ID211とが送信されてきた場合、処理は、ステップS92に進む。
ステップS92において、人感検出信号管理部113は、管理情報受信部102の人感検出信号受信部123を制御して、台間機43より送信されてきた、人感検出信号と台間機ID211とを受信させる。
ステップS93において、人感検出信号管理部113は、受信した人感検出信号と台間機ID211とを対応付けて台間機管理DB35の人感検出信号管理DB141に登録し、処理は、ステップS94に進む。
一方、ステップS71において、人感センサ165で係員が検出できない場合、ステップS72の処理がスキップされて、処理は、ステップS73に進む。
ステップS73において、人感センサ制御部214は、人感センサ165を制御して、検出していた係員が検出できない状態となったか否かを判定する。すなわち、係員が移動するなどして台間機43の近傍から離れるような状態となり、係員の存在が検出できない状態となったか否かが判定される。ステップS73において、例えば、台間機43の近傍の係員が移動して台間機43から離れることにより、人感センサ165が、その係員を検出することができなくなると、ステップS74において、人感センサ制御部214は、人感センサ165より検出していた係員が検出できなくなったものとみなし、管理情報送信部202の人感検出信号送信部223を制御して、台間機ID211と共に係員が検出できなくなったこと示す情報を台間機管理装置34に送信させ、処理は、ステップS71に戻る。
この場合、ステップS91において、人感検出信号は受信されないので、ステップS92,S93の処理は、スキップされる。
ステップS94において、人感検出信号管理部113は、管理情報受信部102の人感検出信号受信部123を制御して、台間機43より係員が検出できなくなったことを示す情報が送信されてきたか否かを判定する。ステップS94において、上述したステップS74の処理により、係員が検出できなくなったことを示す情報と台間機ID211とが送信されてきた場合、処理は、ステップS95に進む。
ステップS95において、人感検出信号管理部113は、人感センサ165により係員が検出できなくなった台間機43を識別する台間機ID211を台間機管理DB35の携帯端末固有ID管理DB142から検索し、台間機ID211とを対応付けて登録されていた人感検出情報を削除して、処理は、ステップS91に戻る。
さらに、ステップS73において、人感センサ165により係員の存在を検出できない状態となっていないと判定された場合、ステップS74の処理は、スキップされる。したがって、人感センサ165により係員の存在が検出されることがない状態が継続すると、ステップS71,S73の処理が繰り返される。
同様にして、その場合、ステップS94においても、人感センサ165により係員の存在が検出できなくなったことを示す情報が送信されてくることがないので、ステップS95の処理はスキップされる。したがって、人感センサ165により係員の存在が検出されない状態が継続した場合、ステップS91,S94の処理が繰り返される。
以上の処理により、台間機43の台間機ID211に対応付けられて人感センサ165により係員の存在が検出されているか否かが登録された人感検出信号管理DB141が、リアルタイムで管理され続けられることにより、遊技店1内における係員が存在する位置を、台間機43の位置に対応付けて管理することが可能となる。
次に、図7のフローチャートを参照して、過電圧警報処理について説明する。
ステップS111において、主制御部201の過電圧異常管理部212は、電源部161より過電圧異常を示す信号が送信されてきたか否かを判定し、送信されてくるまで、同様の処理を繰り返す。ステップS111において、例えば、上述の図3のフローチャートにおけるステップS6の処理により、過電圧を検知したことを示す情報が通知されてくると、過電圧異常を示す信号が送信されてきたとみなし、処理は、ステップS112に進む。
ステップS112において、過電圧異常管理部212は、管理情報送信部202の過電圧異常信号送信部221を制御して、過電圧異常を示す信号が検出されたことを示す過電圧異常信号と共に、台間機ID211を台間機管理装置34に送信させる。
ステップS131において、携帯端末通信制御部111、および警報制御部114は、管理情報受信部102の過電圧異常信号受信部121を制御して、台間機IDと共に過電圧異常信号が送信されてきたか否かを判定し、送信されてくるまで、同様の処理を繰り返す。ステップS131において、例えば、ステップS112の処理により、過電圧異常信号が送信されてきた場合、ステップS132において、携帯端末通信制御部111、および警報制御部114は、管理情報受信部102の過電圧異常信号受信部121を制御して、台間機IDと共に過電圧異常信号を受信させる。
ステップS133において、携帯端末通信制御部111は、携帯端末固有ID管理DB142にアクセスし、過電圧異常信号と共に送信されてきた台間機ID211の台間機43の近傍の複数の台間機43の台間機ID211のいずれかに対応付けて登録されている携帯端末37の固有ID251を検索する。
ステップS134において、携帯端末通信制御部111は、携帯端末固有ID管理DB142より、過電圧異常信号と共に送信されてきた台間機ID211の近傍の複数の台間機43の台間機ID211のいずれかに対応付けて登録されている固有ID251が検索できたか否かを判定する。ステップS134において、例えば、台間機ID211に対応する固有ID251が検索できた場合、ステップS135において、携帯端末通信制御部111は、通信部105を制御して、検索された固有ID251で特定される携帯端末37に対して、過電圧異常信号を送信してきた台間機ID211で特定される台間機43の情報と共に過電圧異常が発生していることを示す情報を送信させ、処理は、ステップS136に進む。
ステップS151において、携帯端末37の通信部252は、台間機管理装置34より過電圧異常を示す情報が送信されてきたか否かを判定し、送信されてくるまで、同様の処理を繰り返す。ステップS151において、例えば、ステップS135の処理により、過電圧異常が発生していることを示す情報が送信されてきた場合、ステップS152において、通信部252は、送信されてきた過電圧異常が発生していることを示す情報を受信し、その旨を示す情報を表示部253に表示する。
この処理により、過電圧異常が発生した台間機43の近傍に存在する係員の携帯端末37に対して、過電圧異常が発生したことが通知されるため、電源を操作する係員が、台間機43から遠隔地で操作していても、過電圧異常が発生した台間機43の近傍に存在する係員に対して、迅速に過電圧異常の発生と、発生した台間機43を通知することが可能となり、異常の発生した台間機43に迅速に係員を派遣させることが可能となり、結果として、過電圧異常から迅速に復旧させることが可能となる。
一方、ステップS134において、携帯端末固有ID管理DB142より、過電圧異常信号を送信してきた台間機43の近傍の複数の台間機43の台間機IDのいずれにも対応付けて登録されている固有IDが検索されなかった場合、ステップS135の処理がスキップされる。
ステップS136において、警報制御部114は、人感検出信号管理DB141にアクセスし、過電圧異常信号と共に送信されてきた台間機ID211の台間機43の近傍にある複数の台間機43の台間機ID211のいずれかに対応付けて登録されている人感検出信号を検索する。
ステップS137において、警報制御部114は、人感検出信号管理DB141より、過電圧異常信号と共に送信されてきた台間機ID211の台間機43の近傍にある複数の台間機43の台間機ID211のいずれかに対応付けて人感検出信号が登録されているか否かを判定する。ステップS137において、例えば、台間機ID211の台間機43の近傍にある複数の台間機43の台間機ID211のいずれかに対応付けて人感検出信号が登録されている場合、ステップS138において、警報制御部114は、管理情報送信部103の警報情報送信部131を制御して、検索された人感検出信号が登録されている台間機ID211の台間機43に対して、過電圧異常信号を送信してきた台間機ID211で特定される台間機43の情報と共に過電圧異常が発生していることを示す警報情報を送信させ、処理は、ステップS139に進む。
ステップS171において、警報制御部215は、管理情報受信部203の警報情報受信部231を制御して、台間機管理装置34より過電圧異常を示す警報情報が送信されてきたか否かを判定し、送信されてくるまで、同様の処理を繰り返す。ステップS171において、例えば、ステップS138の処理により、過電圧異常が発生していることを示す警報情報が送信されてきた場合、ステップS172において、警報制御部215は、管理情報受信部203の警報情報受信部231を制御して、台間機管理装置34より過電圧異常を示す警報情報を受信し、ステップS173において、送信されてきた過電圧異常が発生していることを示す情報を表示部163に表示すると共に、対応する情報を音声としてスピーカ164より出力する。
この処理により、過電圧異常が発生した台間機43の近傍であって、係員が存在する台間機43において、過電圧異常が発生した台間機43を特定する情報が画像により、または、音声により通知されるため、電源を操作する係員が、台間機43から遠隔地で操作していても、係員に対して、迅速に過電圧異常を通知することが可能となり、過電圧異常が発生した台間機43に対して迅速に係員を派遣することが可能となり、結果として、過電圧異常から迅速に復旧させることが可能となる。
一方、ステップS137において、人感検出信号管理DB141より、過電圧異常信号を送信してきた台間機43の近傍の複数の台間機43の台間機IDのいずれにも対応付けて人感検出信号が登録されていない場合、ステップS138の処理がスキップされる。
ステップS139において、警報制御部114は、台間機43において、過電圧異常が発生したことを示す情報を表示部36に表示する。この際、警報制御部114は、過電圧異常が発生した台間機43を特定する情報を台間機ID211に基づいて、表示すると共に、過電圧異常が発生した台間機43に最寄りの係員への携帯端末37への通知の有無や、人感センサ165で検出されている係員への過電圧異常が発生していることを示す情報の呈示をどの台間機43で行ったかについての情報も併せて表示部36に表示する。
この処理により、もし、過電圧異常が発生した台間機43の近傍の台間機43で、人感センサ165により係員が検出されていなかったり、付近に携帯端末37を所持した係員が存在しないことにより、過電圧異常が発生した台間機43の対応を指示すべき係員が検出されない場合でも、遠隔地において電源を操作する係員に対して、確実に過電圧異常が発生した台間機43を特定する情報を呈示することが可能となる。
以上の処理により、台間機43において、過電圧異常が発生するようなことがあっても、過電圧異常が発生した台間機43の付近に存在する係員に対して携帯端末37により過電圧異常が発生した台間機43の情報を通知することが可能となる。また、台間機43において、過電圧異常が発生するようなことがあっても、過電圧異常が発生した台間機43近傍であって、係員が存在する複数の台間機43において、過電圧異常が発生した台間機43の情報を画像により、または、音声により通知することが可能となる。
いずれにおいても、過電圧異常が発生した台間機43に係員を迅速に誘導することが可能となるので、過電圧異常からの台間機43の復旧を迅速にすることが可能となる。
尚、以上の例においては、人感センサ165により係員の存在が検出された台間機43の情報に基づいて、人感検出信号管理DB141を生成する例について説明してきたが、RFIDアンテナ166により取得される携帯端末37の固有IDの有無により係員の存在を検出するようにして、人感検出信号管理DB141を管理するようにしても良い。
また、以上においては、過電圧異常が発生した台間機43の近傍であって、係員が存在する台間機43において過電圧異常が発生したことを通知する例について説明してきたが、過電圧異常が発生した台間機43とは離れていても係員が付近に存在する台間機43において、過電圧異常が発生したことを通知するようにしても良い。この場合、過電圧警報処理は、人感検出信号管理DB141および携帯端末固有ID管理DB142の検索対象が異なるのみであって、その他の処理は同様である。
さらに、本明細書においては、AC電源が入力として記載されているが、一部のパチンコ台またはパチスロ台においては、DC電源が入力とされている場合もある。このため、必ずしも、AC電源だけが入力として使用されるものではなく、DC電源が入力として使用される場合も含む。
以上の如く、本発明によれば、誤配線により台間機に過電圧による事故が発生しても、過電圧を遮断することで、遊技台そのものの故障を抑制することが可能になると共に、さらに、誤配線による過電圧事故の発生を係員や管理者に迅速に警告することが可能となる。
ところで、上述した一連の監視処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
図8は、汎用のパーソナルコンピュータの構成例を示している。このパーソナルコンピュータは、CPU(Central Processing Unit)1001を内蔵している。CPU1001にはバス1004を介して、入出力インタフェース1005が接続されている。バス1004には、ROM(Read Only Memory)1002およびRAM(Random Access Memory)1003が接続されている。
入出力インタフェース1005には、ユーザが操作コマンドを入力するキーボード、マウスなどの入力デバイスよりなる入力部1006、処理操作画面や処理結果の画像を表示デバイスに出力する出力部1007、プログラムや各種データを格納するハードディスクドライブなどよりなる記憶部1008、LAN(Local Area Network)アダプタなどよりなり、インターネットに代表されるネットワークを介した通信処理を実行する通信部1009が接続されている。また、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini Disc)を含む)、もしくは半導体メモリなどのリムーバブルメディア1011に対してデータを読み書きするドライブ1010が接続されている。
CPU1001は、ROM1002に記憶されているプログラム、または磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリ等のリムーバブルメディア1011から読み出されて記憶部1008にインストールされ、記憶部1008からRAM1003にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM1003にはまた、CPU1001が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
尚、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理は、もちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理を含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。