JP2008206349A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】充電入力部の逆流防止、過電圧入力、複数の充電電力供給源の接続、及び充電制御回路破損などの色々な問題を簡単な回路構成で全て対応することができる電子機器を提供する。
【解決手段】チャージャーが接続される入力接点1〜3は、優先度が予め決められている。複数のチャージャーが同時に接続された場合、優先度上位、例えば、充電入力1検出52でANDゲート54、ANDゲート57を禁止し、トランジスタ14、15をオフにして、優先度下位のチャージャーからの充電を禁止する。また、異常状態として、各入力接点の過電圧1検出53、過電圧2検出56、過電圧3検出59、もしくは電池電圧32aの過充電検出62のいずれかの検出で、全てのANDゲート51、54、57を禁止し、トランジスタ14〜16をオフにして、全てのチャージャーからの充電を禁止する。トランジスタ14〜16は電圧降下が小さく、また逆流防止を兼ねる。
【選択図】図1

Description

本発明は、外部の複数の充電電力供給源からの電力供給を受けて電池に充電を行う電子機器に関する。
携帯電話機では、ACチャージャーなどを接続して、携帯電話機内部の電池に充電を行う。このため、携帯電話機の充電入力端子は、外部に露出している。また、色々なACチャージャーなどが接続される。これらに関連して、携帯電話機の充電入力部は、様々な保護を行う必要がある。
まず、充電入力端子は外部と接触するおそれがあるため、入力部に逆流防止用のダイオードが接続されている。充電時は、このダイオードに大きな充電電流が流れ、ダイオードの電圧降下(Vf)による熱が発生し、携帯電話機本体の熱と合わせて、発熱が増加する。
また、規定外の過電圧のACチャージャーが誤って充電入力端子に接続された場合に、内部を保護する必要がある。
また、外部の充電電力供給源として、ACチャージャーとUSBチャージャーなどが接続できるように複数の充電入力端子を備えた携帯電話機がある。携帯電話機の充電システムとして、ACチャージャーやUSBチャージャー自体に定電流機能を持たせ、携帯電話機内部の充電回路は、ACチャージャーやUSBチャージャーから供給された電流で充電し、所定の電圧に達したら、定電圧充電に切り替える定電流定電圧充電が多く採用されている。このような充電システムにおいては、複数の充電電力供給源が同時に接続された場合に、両方からの充電電流が加算されて過大な電流で充電されるおそれがある。
このように、充電入力部は色々な問題に対応する必要がある。これらの問題に対応した以下の特許文献がある。
(背景技術1)
ダイオードの替わりにトランジスタで逆流防止を行う充電制御回路がある(例えば、特許文献1参照。)。この充電制御回路では、太陽電池1から蓄電池2に充電を行う。太陽電池1と蓄電池2の間にトランジスタ4を設け、これが、逆流防止用素子と回路切離し用素子を兼ねている。極性検出部6は、太陽電池1の電圧と蓄電池2の電圧を比較し、太陽電池1の電圧が低い場合には、トランジスタ4をオフにして、蓄電池2から太陽電池1への逆流を防止している。太陽電池1の電圧が高い場合には、トランジスタ4をオンにする。トランジスタ4の電圧降下は0.2V程度なので、ダイオードの電圧降下に比べて小さく、充電電流による熱損失を減少している。このように、トランジスタで、逆流防止と熱損失減少をはかっている。
(背景技術2)
過電圧入力に対応した充電装置がある(例えば、特許文献2参照。)。特許文献2の図12では、入力電圧検出回路114は、外部からの過大な電源電圧を検出すると、前段のスイッチ回路104をオフにして、後段の充電制御用の制御回路113などが破壊されることを防止している。スイッチ回路104としては、PNPトランジスタ(図13)や、MOS FET(図14)による構成がある。
特開平4−265639号公報(段落0013、0016〜0024、図1、図3) 特開2004−7853号公報(段落0002〜0016、図12〜図14)
充電入力部は上記した逆流防止、過電圧入力、複数の充電電力供給源の接続などの問題があるが、簡単な回路構成でそれら全てを同時に解消できるものはない。また、充電経路の後段(下流側)の充電制御部が破損したときの保護を充電入力部で行う記載もない。
本発明は、逆流防止、過電圧入力、複数の充電電力供給源の接続、充電制御部破損などの色々な問題を簡単な回路構成で全て対応することができる電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電子機器は、チャージャー接続用の複数の入力接点と、前記入力接点毎に充電経路の上流に配置したトランジスタと、前記入力接点毎に規定電圧のチャージャーが接続されたことを検出する充電入力検出手段と、前記入力接点毎に規定電圧を超える過電圧のチャージャーが接続されたことを検出する過電圧検出手段と、前記複数のトランジスタの出力の共通接続点の下流側に接続され、上流側からの充電電流で電池を充電し、更に、電池を第1電圧で充電制御する充電制御手段と、前記電池の電圧が前記第1電圧より高い電圧にある過充電状態を検出する過充電検出手段と、前記複数の充電入力検出手段の少なくとも1つが充電入力を検出した場合、当該検出された充電入力の内、1つの充電入力のみを許可する充電入力選択手段と、前記複数の過電圧検出と前記過充電検出の少なくとも1つを検出した場合、全ての充電入力を禁止する保護手段とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、逆流防止、過電圧入力、複数の充電電力供給源の接続、充電制御回路破損などの色々な問題を簡単な回路構成で全て対応することができる電子機器を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施例を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例1の1に係る電子機器の関連部分の回路図である。電子機器100は、入力接点1〜3、ヒューズ4〜6、抵抗7〜12、トランジスタ13〜15、抵抗16〜21、トランジスタ22〜24、ツェナーダイオード25、抵抗26〜28、トランジスタ29、充電制御回路30、ヒューズ31、電池32、サーミスタ33、ヒューズ34〜36、各負荷回路(図示せず)、保護回路50などによって構成される。
さらに、保護回路50は、ANDゲート51、充電入力1検出52、過電圧1検出53、ANDゲート54、充電入力2検出55、過電圧2検出56、ANDゲート57、充電入力3検出58、過電圧3検出59、インバータゲート60、NORゲート61、過充電検出62、NORゲート63などを有するICである。
入力接点1は、充電電力の供給源である図示しないACチャージャー用の接続接点である。入力接点2は、同様にUSBチャージャー用の接続接点である。入力接点3は、同様に他のチャージャー用の接続接点である。各チャージャーは、定電流を主機能として、電圧も制限されたACアダプタなどの機器であり、電池32の許容充電電流以下に出力電流を制限する機能を持つことが望ましい。
これらの入力接点には、1ないし複数のチャージャーが同時に接続されうる。複数のチャージャーが同時に接続された場合、加算された充電電流が電池32に流れると、電池32の許容充電電流を超えて、特性が急速に劣化するおそれがある。そのため、入力接点1が優先度1位、入力接点2が優先度2位、入力接点3が優先度3位の順序でいずれか1つが後述するように選択される。優先度の順番として、例えば、ACチャージャーは、電子機器100専用のチャージャーであり、充電容量も充分で、短時間充電が可能なため、優先度1位にする。それに比べると、充電容量の多い順に、USBチャージャー、他のチャージャーとなる。なお、優先度の付け方はこれに限らない。
ヒューズ4〜6は、短絡保護用である。抵抗7と8、及び、抵抗9と10、及び、抵抗11と12は、それぞれ、入力接点1、2、3に印加されるチャージャーの外部入力電圧を分圧して後段の保護回路50に伝え、充電入力の検出用に供される。外部入力電圧が分圧されて保護回路50に伝わるため、保護回路50の耐圧は前段(上流側)のトランジスタ13〜15よりも低いデバイスでよい。
トランジスタ13は、入力接点1に接続されたチャージャーの電力を後段(下流側)の充電制御回路30や電池32に伝達するスイッチ手段である。オン時の電圧降下がダイオードに比べて小さいので、発熱量が小さい。また、Vbeの逆耐圧により、後段から入力接点1側への逆流を防止する。トランジスタ13は、正規電圧より高い電圧のチャージャーが誤って入力接点1に接続された場合でも壊れないように、高耐圧のデバイスを使用する。
トランジスタ13のオンオフは、保護回路50の入力1選択H信号により、トランジスタ22、バイアス用の抵抗16、17を経由して行われる。つまり、入力1選択H信号がHighレベルになると、トランジスタ22がオンになり、トランジスタ13のベース電流が流れて、トランジスタ13がオンになる。
信号名の意味は、入力1選択H信号の例では、H(High)レベルで、信号名を肯定する状態、すなわち、入力1選択状態を意味し、トランジスタ13をオンにするという意味である。L(Low)レベルで、信号名を否定する状態、すなわち、入力1非選択状態を意味し、トランジスタ13をオフにするという意味である。後述の異常検出L信号の例では、L(Low)レベルで、信号名を肯定する状態、すなわち、異常検出状態である。H(High)レベルで、信号名を否定する状態、すなわち、正常状態である。
入力接点2関係として、トランジスタ14、トランジスタ23、バイアス用の抵抗18、19、入力2選択H信号の動作も同じであり、説明を省略する。また、入力接点3関係として、トランジスタ15、トランジスタ24、バイアス用の抵抗20、21、入力3選択H信号の動作も同じであり、説明を省略する。
ツェナーダイオード25は、一瞬の過電圧を吸収する。抵抗26、27、28、トランジスタ29、充電制御回路30は、充電制御部であり、リチウム電池である電池32への定電流定電圧充電などの充電制御を行う。充電開始から電池電圧32aが4.10Vに達するまでは、外部のチャージャーの出力電流制限特性を利用した定電流充電制御を行う。4.10Vに達すると定電圧充電に切り換え、トランジスタ29のコレクタ出力が規定の4.10Vになるように定電圧充電制御を行う。定電圧充電制御では、充電電流が徐々に小さくなってくるので、充電の終了は、抵抗28の両端の電圧により充電電流を検出して、満充電と見なせる所定充電電流以下になったらトランジスタ29をオフにして充電を停止する。また、サーミスタ33により電池32の温度を検出して充電制御を行う。
ヒューズ31は、過充電電流に対する保護を行う。電池32は、リチウム電池である。電池32から負荷への放電は、ヒューズ34〜36を経由して図示しない各負荷回路へ供給される。
(保護回路50の構成)
次に、保護回路50(充電入力選択手段と保護手段を含む)について説明する。保護回路50は、電池32から電源供給を受けて動作する。各検出部は、色々な電圧値検出を行うが、基準電圧源として、図示しないバンドギャップ素子などの基準電圧を基にしてコンパレータで検出する。
正常状態の検出部として、入力接点1〜3に規定のチャージャー電圧が接続されたことを検出する充電入力1検出52、充電入力2検出55、充電入力3検出58がある。
充電入力1検出52は、入力接点1にチャージャーが接続されて、規定のチャージャー電圧を検出すると、充電入力1検出H信号を出力する(信号名は図示せず)。同様に、充電入力2検出55は、入力接点2にチャージャーが接続されて、規定のチャージャー電圧を検出すると、充電入力2検出H信号を出力する(信号名は図示せず)。また、充電入力3検出58は、入力接点3にチャージャーが接続されて、規定のチャージャー電圧を検出すると、充電入力3検出H信号を出力する(信号名は図示せず)。
規定のチャージャー電圧の下限は、例えば、電池電圧を測定して、その電池電圧よりも高い電圧である。または、電池電圧を測定しない場合、3.6V、3.8V、4.0Vなどであってもよい。電池が空の場合、3.6Vでも10%程度は充電でき、3.8Vでも50%程度は充電でき、4.0Vでも80%程度は充電できるからである。規定のチャージャー電圧の上限は、過電圧の5.0〜6.0V程度である。
異常状態の検出部として、入力接点1〜3に規定を超えるチャージャー電圧が接続されたことを検出する過電圧1検出53、過電圧2検出56、過電圧3検出59がある。また、電池電圧32aの異常を検出する過充電検出62がある。
過電圧1検出53は、入力接点1にチャージャーが接続されて、規定以上のチャージャー電圧、例えば、6V以上の範囲にあることを検出すると、過電圧1検出H信号を出力する(信号名は図示せず)。同様に、過電圧2検出56は、入力接点2にチャージャーが接続されて、規定以上のチャージャー電圧、例えば、6V以上の範囲にあることを検出すると、過電圧2検出H信号を出力する(信号名は図示せず)。また、過電圧3検出59は、入力接点3にチャージャーが接続されて、規定以上のチャージャー電圧、例えば、6V以上の範囲にあることを検出すると、過電圧3検出H信号を出力する(信号名は図示せず)。
過充電検出62は、電池電圧32aの異常を検出する。すなわち、充電制御を行う充電制御回路30やトランジスタ29が何らかの要因で誤動作や破損により4.10Vの定電圧充電制御ができなくなって、電池電圧32aがさらに上昇した場合、過充電検出62は、定電圧充電制御の4.10Vより高い4.25V以上になったことを検出し、過充電検出H信号を出力する(信号名は図示せず)。
(正常時の保護回路50の動作:充電入力選択)
まず、正常時の保護回路50の動作について説明する。各異常検出部は異常を検出していないので、各異常検出部の検出H信号は、すべてLowレベルである。従って、それらを入力とするNORゲート63の異常検出L信号は、否定のHighレベルとなり、ANDゲート51、ANDゲート54、ANDゲート57の1入力は、Highレベルとなって許可状態となる。
この正常状態において、入力接点1に規定のチャージャーが接続された場合、充電入力1検出H信号が肯定のHighレベルとなり、ANDゲート51の入力1選択H信号が肯定のHighレベルとなり、トランジスタ13がオンとなる。そして、入力接点1に接続された規定のチャージャーから充電電流が後段へ供給される。
この時、充電入力1検出H信号は、インバータゲート60を経て、ANDゲート54を禁止状態にし、ANDゲート54の入力2選択H信号が否定のLowレベルとなり、トランジスタ14はオフとなる。したがって、優先度の低い入力接点2に規定のチャージャーが接続されていたとしても、そのチャージャーからは充電電流の供給は行われない。
また、充電入力1検出H信号は、NORゲート61を経て、ANDゲート57を禁止状態にし、ANDゲート57の入力3選択H信号が否定のLowレベルとなり、トランジスタ15はオフとなる。したがって、優先度の低い入力接点3に規定のチャージャーが接続されていたとしても、そのチャージャーからは充電電流の供給は行われない。このように、優先度の低い方のすべてのチャージャーからの充電を禁止する。
次に、入力接点1にチャージャーが接続されてない状態で、入力接点2に規定のチャージャーが接続された場合について説明する。優先度1位の入力接点1にはチャージャーが接続されてないので、インバータゲート60の出力はHighレベルとなり、ANDゲート54を許可状態にする。
そして、入力接点2に規定のチャージャーが接続されると、充電入力2検出H信号が肯定のHighレベルとなり、ANDゲート54の入力2選択H信号が肯定のHighレベルとなり、トランジスタ14がオンとなる。そして、入力接点2に接続された規定のチャージャーから充電電流が後段へ供給される。
この時、充電入力2検出H信号は、NORゲート61を経て、ANDゲート57を禁止状態にし、ANDゲート57の入力3選択H信号が否定のLowレベルとなり、トランジスタ15はオフとなる。したがって、優先度の低い入力接点3に規定のチャージャーが接続されていたとしても、そのチャージャーからは充電電流の供給は行われない。
次に、入力接点1と入力接点2にどちらもチャージャーが接続されてない状態で、入力接点3に規定のチャージャーが接続された場合について説明する。優先度上位の入力接点1および入力接点2のどちらにもチャージャーが接続されてないので、NORゲート61の出力はHighレベルとなり、ANDゲート57を許可状態にする。
そして、入力接点3に規定のチャージャーが接続されると、充電入力3検出H信号が肯定のHighレベルとなり、ANDゲート57の入力3選択H信号が肯定のHighレベルとなり、トランジスタ15がオンとなる。そして、入力接点3に接続された規定のチャージャーから充電電流が後段へ供給される。
このように、入力接点1〜3に同時にチャージャーが接続された場合であっても、優先度の高い順に選択されて、電池32に規定以上の大電流が流れることを防ぐことができる。
(異常時の保護回路50の動作)
次に、異常時の保護回路50の動作について説明する。異常状態として、入力接点1〜3に規定を超えるチャージャー電圧の接続および、電池電圧32aの異常検出(過充電検出)があるが、そのいずれか1つでも検出されると、NORゲート63の異常検出L信号は肯定のLowレベルとなる。そして、ANDゲート51、ANDゲート54、ANDゲート57を禁止し、入力1選択H信号、入力2選択H信号、入力3選択H信号は、否定のLowレベルとなり、トランジスタ13〜15をオフとし、入力接点1〜3に接続されたチャージャーからの充電電流の供給を全て禁止する。
なお、規定のチャージャーが接続された状態において、チャージャー故障などにより規定を超えるチャージャー電圧が途中で印加されてしまった場合、例えば、入力接点1の場合、オンとなっているトランジスタ13を閉じるまでにごく若干の時間を要する。それは、過電圧を検出してトランジスタ13を閉じるまでのディレイ時間として、過電圧1検出53、NORゲート63、ANDゲート51、トランジスタ22、トランジスタ13の動作時間の合計がディレイ時間となるためである。
そのため、トランジスタ13のコレクタ側には一瞬、過電圧がかかるおそれがあるが、それは、ツェナーダイオード25により吸収される。一瞬の時間なので、ツェナーダイオード25の替わりに、応答性のよいコンデンサであってもよい。
なお、優先度最下位の入力接点3関連については、充電入力3検出58を省略してもよい。その場合、優先度上位側にチャージャーが接続されてない状態においては、ANDゲート57は常時、入力3選択H信号が肯定状態になり、トランジスタ15も常時オン状態にある。そして、入力接点3に規定のチャージャーが接続された時点で、充電電流が供給されることになる。更に、入力接点3に接続されるチャージャーが構造上、正規品以外は繋がらない構造となっている場合などは、過電圧3検出59と、抵抗11、12を省略してもよい。
さらに、充電入力1検出52、充電入力2検出55、NORゲート61を含めた部分を、DTL(ダイオード−トランジスタ−ロジック)のNORゲート相当のディスクリート回路で構成してもよい。その場合、充電入力1検出52、充電入力2検出55の検出精度より精度は下がるが、特に厳密な充電入力検出を行わない場合は、それでもよい。
また、入力接点は3個の例で説明したが、2個や4個以上であってもよい。
図2は、本発明の実施例1の2に係る電子機器の関連部分の回路図である。図1に比べて、(異常時の保護回路50の動作)が異なる。相違点を主に説明する。NORゲート63(図1)の替わりに、NORゲート64、65、66を設けている。
図1では、異常状態として、入力接点1〜3に規定を超えるチャージャー電圧の接続および、電池電圧32aの異常検出(過充電検出)があるが、そのいずれか1つでも検出されると、NORゲート63により、すべての入力接点1〜3に接続されたチャージャーからの充電電流の供給を禁止していた。
図2では、電池電圧32aの異常検出(過充電検出)は、すべてのNORゲート64、65、66に接続しているので、すべての入力接点1〜3に接続されたチャージャーからの充電電流の供給を禁止する。しかし、入力接点1〜3に規定を超えるチャージャー電圧の接続が検出された場合、例えば、過電圧1検出が検出された場合は、NORゲート64により入力接点1のみ禁止している。また、過電圧2検出が検出された場合は、NORゲート65により入力接点2のみ禁止している。過電圧3検出が検出された場合は、NORゲート66により入力接点3のみ禁止している。
このように、入力接点1〜3に規定を超えるチャージャー電圧の接続が検出された場合は、検出された入力接点のみを禁止し、他の正常な入力接点からの充電を行うことができる。
図3は、本発明の実施例1の3に係る電子機器の関連部分の回路図である。図1では、充電入力に優先度を付けていたが、図3では、優先度を付けずに任意に1つのみを選択する。(正常時の保護回路50の動作:充電入力選択)が異なり、相違点を主に説明する。インバータゲート60、NORゲート61の替わりに、入力選択部67を設けている。
図1では、優先度の高い充電入力が検出されると、インバータゲート60、NORゲート61により、優先度の低い充電入力を禁止していた。
図3では、入力選択部67は、簡単なマイクロコンピュータなどにより構成される。入力選択部67への入力は、充電入力1検出、充電入力2検出、充電入力3検出である。入力選択部67は、これらの内、すくなくとも1つの充電入力が検出されると、優先度を決めない任意の基準で、充電入力が検出された内の1つのみの充電入力を選択する。
これにより、優先度順ではない任意の1つのみの選択が可能であり、複数の充電入力があっても、下流側の充電制御部を保護することができる。
なお、充電入力1検出52、充電入力2検出55、充電入力3検出58を、入力選択部67の中に含めてもよい。また、ORゲート63の替わりに、図2のORゲート64、65、66を設ける構成として、過電圧が検出された系統のみを禁止するようにしてもよい。
保護回路50の内、充電入力1検出52、充電入力2検出55、充電入力3検出58、入力選択部67を除いた異常検出関連は、マイクロコンピュータなどによる処理では、応答が遅いので、ハード回路としてそのまま残している。
実施例1によれば、逆流防止、過電圧入力、複数の充電電力供給源の接続、充電制御回路破損などの色々な問題を簡単な回路構成で全て対応することが可能となる。
図4は、本発明の実施例2に係る電子機器の関連部分の回路図である。実施例1に比べて簡素化し、チャージャーの同時接続における充電電流の重なりを防ぐことを主体にしている。実施例1と同じ箇所には同じ番号を付している。相違点を主に説明する。
入力接点1のチャージャーの充電電流の大きさは、入力接点2のチャージャーのそれに比べて、大きいとする。そのために、入力接点1側のスイッチ手段は、ダイオードに比べて電圧降下の小さいトランジスタ13を使用する。入力接点1側のスイッチ手段は、シリコンダイオード72を使用する。
入力接点1のみにチャージャーが接続されている場合、チャージャーの電圧で、トランジスタ13のベース電流が流れて、トランジスタ13はオンになり、充電電流が後段に流れる。トランジスタ13の電圧降下は小さい(0.2V程度)ので、充電電流が大きくてもトランジスタ13の消費電力と発熱は小さい。後段から入力接点1への逆流は、トランジスタ13のVbeの逆耐圧により防止する。また、入力接点1から入力接点2への逆流は、シリコンダイオード72およびショットキーバリアダイオード71により防止する。
入力接点2のみにチャージャーが接続されている場合、シリコンダイオード72を経由して、充電電流が後段に流れる。シリコンダイオード72の電圧降下(0.7V程度)はトランジスタ13(0.2V程度)に比べると大きいが、充電電流が小さいので、シリコンダイオード72の消費電力と発熱は、それほどでもない。後段から入力接点2への逆流は、シリコンダイオード72で防止する。また、入力接点2から入力接点1への逆流は、トランジスタ13のVbeの逆耐圧により防止する。
入力接点1と入力接点2の両方にチャージャーが接続されている場合について次に説明する。
(入力接点1のチャージャー電圧>入力接点2のチャージャー電圧の場合)
トランジスタ13のVbeとショットキーバリアダイオード71の電圧降下は同程度なので、入力接点2からショットキーバリアダイオード71を経由して抵抗17に電流を流してトランジスタ13のベース電位を持ち上げることはできない。従って、トランジスタ13はオンとなり、入力接点1からの充電電流が下流側に流れる。
そして、トランジスタ13の電圧降下は小さいので、シリコンダイオード72は逆バイアスとなり、入力接点2からの充電電流は防止される。
(入力接点1のチャージャー電圧≒入力接点2のチャージャー電圧の場合)
入力接点2のチャージャー電圧がショットキーバリアダイオード71(0.2V程度)を経由して、抵抗17に流れてトランジスタ13のベース電位を持ち上げる。トランジスタ13をオンにするために必要なVbeは0.6V程度であるが、ショットキーバリアダイオード71の電圧降下は、0.2V程度と低いため、トランジスタ13のベース電位が持ち上がり、トランジスタ13はオフになる。従って、入力接点1のチャージャーからの充電電流は禁止され、入力接点2のチャージャーの充電電流のみが、下流側に流れる。
(入力接点1のチャージャー電圧<入力接点2のチャージャー電圧の場合)
入力接点1のチャージャー電圧≒入力接点2のチャージャー電圧の場合と同等であり、説明を省略する。
実施例2によれば、簡素化された回路で、チャージャーの同時接続における充電電流の重なりを防ぐと共に、充電電流の大きい方のスイッチ手段(トランジスタ13)の発熱を抑えることができる。
なお、各実施例において、充電供給源のチャージャーを電子機器の内部に備えてもよい。また、電池が電力供給する負荷は、電子機器の外部にあってもよい。また、電池も電子機器の外部にあってもよい。また、実施例の電子機器は、携帯電話機、カメラ、ノートパソコン、充電装置などに適用することができる。ヒューズは、必要に応じて温度ヒューズを用いることが出来る。
本発明の実施例1の1に係る電子機器の関連部分の回路図。 本発明の実施例1の2に係る電子機器の関連部分の回路図。 本発明の実施例1の3に係る電子機器の関連部分の回路図。 本発明の実施例2に係る電子機器の関連部分の回路図。
符号の説明
1〜3 入力接点
4〜6 ヒューズ
7〜12 抵抗
13〜15 トランジスタ
16〜21 抵抗
22〜24 トランジスタ
25 ツェナーダイオード
26〜28 抵抗
29 トランジスタ
30 充電制御回路
31 ヒューズ
32 電池
33 サーミスタ
34〜36 ヒューズ
50 保護回路
51 ANDゲート
52 充電入力1検出
53 過電圧1検出
54 ANDゲート
55 充電入力2検出
56 過電圧2検出
57 ANDゲート
58 充電入力3検出
59 過電圧3検出
60 インバータゲート
61 NORゲート
62 過充電検出
63〜66 NORゲート
67 入力選択部
71 ショットキーバリアダイオード
72 シリコンダイオード
100 電子機器

Claims (5)

  1. チャージャー接続用の複数の入力接点と、
    前記入力接点毎に充電経路の上流に配置したトランジスタと、
    前記入力接点毎に規定電圧のチャージャーが接続されたことを検出する充電入力検出手段と、
    前記入力接点毎に規定電圧を超える過電圧のチャージャーが接続されたことを検出する過電圧検出手段と、
    前記複数のトランジスタの出力の共通接続点の下流側に接続され、上流側からの充電電流で電池を充電し、更に、電池を第1電圧で充電制御する充電制御手段と、
    前記電池の電圧が前記第1電圧より高い電圧にある過充電状態を検出する過充電検出手段と、
    前記複数の充電入力検出手段の少なくとも1つが充電入力を検出した場合、当該検出された充電入力の内、1つの充電入力のみを許可する充電入力選択手段と、
    前記複数の過電圧検出と前記過充電検出の少なくとも1つを検出した場合、全ての充電入力を禁止する保護手段とを
    具備することを特徴とする電子機器。
  2. チャージャー接続用で優先順序が定義された複数の入力接点と、
    前記入力接点毎に充電経路の上流に配置したトランジスタと、
    前記入力接点毎に規定電圧のチャージャーが接続されたことを検出する充電入力検出手段と、
    前記入力接点毎に規定電圧を超える過電圧のチャージャーが接続されたことを検出する過電圧検出手段と、
    前記複数のトランジスタの出力の共通接続点の下流側に接続され、上流側からの充電電流で電池を充電し、更に、電池を第1電圧で充電制御する充電制御手段と、
    前記電池の電圧が前記第1電圧より高い電圧にある過充電状態を検出する過充電検出手段と、
    前記複数の充電入力検出手段の少なくとも1つが充電入力を検出した場合、当該検出された充電入力の内、優先順序が最も高い充電入力のみを許可する充電入力選択手段と、
    前記複数の過電圧検出と前記過充電検出の少なくとも1つを検出した場合、全ての充電入力を禁止する保護手段とを
    具備することを特徴とする電子機器。
  3. 前記保護手段は、
    前記過電圧検出した入力接点からの充電入力のみを禁止し、前記過充電を検出した場合、全ての充電入力を禁止することを
    特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記保護回路の耐圧より前記トランジスタの耐圧を高くしたことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  5. 第1のチャージャーが接続される第1の入力接点と、
    第2のチャージャーが接続される第2の入力接点と、
    前記第1の入力接点の充電経路の上流側にエミッタを接続し、ベースから抵抗で接地され、所定のベース−エミッタ間電圧でオンとなって、コレクタから充電電流を下流の充電制御部へ流すトランジスタと、
    前記第2の入力接点の充電経路の上流側にアノードを接続し、カソードを前記コレクタとワイヤーOR接続した第2のダイオードと、
    前記第2のダイオードの上流側にアノードが接続され、カソードを前記ベースに接続され、前記所定のベース−エミッタ間電圧より小さい電圧降下の第1のダイオードとを
    具備することを特徴とする電子機器。
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