JP2008205969A - 記録装置、記録方法およびプログラム - Google Patents

記録装置、記録方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】コンテンツデータを記録する記録装置、記録方法およびプログラムを提供すること。
【解決手段】記録装置は、無線電波を用いて送信されたコンテンツデータを受信する受信部と、受信部が受信したコンテンツデータを記憶媒体に記録する記録部224と、受信部によるコンテンツデータの受信状況が所定の基準を満たすか否かを判断する判断部220と、備え、記録部は、判断部により基準を満たさないと判断されると、記憶媒体へのコンテンツデータの記録を停止することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンテンツデータを記録する記録装置、記録方法およびプログラムに関する。
近日、無線通信機能を備えた携帯機器が広く普及している。また、テレビ番組やラジオ放送などのコンテンツデータを、放送局が無線電波を用いて携帯機器に送信するサービスも行なわれている。したがって、携帯機器を所有するユーザは、移動中や屋外などであっても、携帯機器において放送局が送信した無線電波を受信し、コンテンツデータを視聴することができる。
また、携帯機器は、受信したコンテンツデータを記憶媒体に記録しておくこともできる。例えば、携帯機器は、ユーザにより事前に設定された予約情報や、記録開始を受け付ける操作部に対するユーザ操作に基づいてコンテンツデータを記憶媒体に記録することができる。
しかし、携帯機器の周囲環境によっては、無線電波を用いて送信されたコンテンツデータを正常に受信できない場合がある。例えば、携帯機器を所有するユーザがトンネルに入ると、無線電波が携帯機器に十分に届かず、携帯機器が正常にコンテンツデータを受信することができない。携帯機器が正常にコンテンツデータを受信できない状況において携帯機器に記録されたコンテンツデータは、再生時に画面が表示されない、音声が出されない、または雑音が大きいなど、視聴が困難な場合がある。
特許文献1には、上記のような視聴が困難なコンテンツデータが携帯機器において記録されないようにする制御方法が開示されている。この制御方法は、予約設定されている記録開始時刻の以前に携帯機器がコンテンツデータを正常に受信できる状態にあるか否かを判断し、正常に受信できる状態でないと判断された場合にはその旨をユーザに通知する。当該通知は、記録開始時刻までに携帯機器がコンテンツデータを正常に受信できる場所に携帯機器を移動させるようユーザに促す効果がある。
特開2006−186673号公報
しかし、周囲環境の変化に応じて携帯機器におけるコンテンツデータの受信状況は不規則に変化する。このため、従来の制御方法では、コンテンツデータの記録中に受信状況が悪化した場合や、ユーザが記録開始時刻までに受信状況の好適な場所は携帯機器を移動させられない場合には、視聴が困難なコンテンツデータが携帯機器に記録されてしまうという問題があった。また、コンテンツデータを記憶する記憶媒体の記憶容量は有限であるため、記憶容量の有効利用の観点から、視聴が困難なコンテンツデータは記憶媒体から排除することが望まれる。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、記憶媒体に記録するコンテンツデータのうちで、視聴が困難である部分のデータ量を抑制することが可能な、新規かつ改良された記録装置、記録方法およびプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、無線電波を用いて送信されたコンテンツデータを受信する受信部と、受信部が受信したコンテンツデータを記憶媒体に記録する記録部と、受信部によるコンテンツデータの受信状況が所定の基準を満たすか否かを判断する判断部と、備え、記録部は、判断部により基準を満たさないと判断されると、記憶媒体へのコンテンツデータの記録を停止することを特徴とする、記録装置が提供される。
かかる構成においては、記録部は、判断部によりコンテンツデータの受信状況が所定の基準を満たさないと判断されると記憶媒体へのコンテンツデータの記録を停止する。ここで、受信状況が良好でない場合に判断部が所定基準を満たさないと判断するようにすれば、記録部は、受信状況の悪い環境下で受信したコンテンツデータを記憶媒体に記録しないこととなる。すなわち、受信状況が良好でない場合に判断部が所定基準を満たさないと判断するようにすれば、記録部が記憶媒体に品質の劣悪なコンテンツデータを記録してしまう場合を抑制できる。その結果、記憶媒体の記憶容量を有効に活用することができる。
記録部は、判断部により上記基準を満たすと判断されると、記憶媒体へのコンテンツデータの記録を行なうようにしてもよい。かかる構成においては、記録部は、判断部の判断に基づいてコンテンツデータの記録を停止しているとき、判断部によりコンテンツデータの受信状況が上記基準を満たすと判断されると、記憶媒体へのコンテンツデータの記録を再開することができる。
その結果、記録部は、コンテンツデータの受信状況が所定の基準を満たしている間にコンテンツデータを記憶媒体に記録することができる。したがって、コンテンツデータの再生時に、視聴の困難なコンテンツデータがいつまで再生されるかユーザが分からない、または視聴が困難なコンテンツデータの再生を回避するためにユーザは早送り操作を強いられる、などの問題を解消することができる。
また、記録部は、コンテンツデータの記録を所定のデータ位置で停止すると、所定のデータ位置においてコンテンツデータの記録を停止した旨を示す通知情報を記憶媒体に記録するようにしてもよい。かかる構成においては、記録部は、コンテンツデータの記録を判断部の判断に基づいて停止した場合、コンテンツデータの記録を停止した旨を示し、記録を停止したデータ位置を特定可能な通知情報を記憶媒体に記録する。したがって、ユーザは、かかる通知情報に基づいてコンテンツデータの記録が停止されたか否かを把握することができる。
また、通知情報は、コンテンツデータの記録を停止した旨を示す画像情報または音声情報であって、所定のデータ位置に挿入されるようにしてもよい。かかる構成においては、コンテンツデータの記録を停止した旨を示す画像情報または音声情報などの通知情報が、コンテンツデータの記録を停止した所定のデータ位置と連続的に記憶媒体に記録される。その結果、当該記録装置は、コンテンツデータの再生位置がコンテンツデータの記録停止位置に達すると、特段の処理を要することなく「録画を一時停止しました。」などの映像通知情報を再生することができる。
例えば、コンテンツデータの記録が時刻T1〜時刻T2までの間に停止された場合、記憶媒体には、時刻T1までのコンテンツデータに続いて、時刻T1においてコンテンツデータの記録を停止した旨を示す画像情報または音声情報が記録され、その後に時刻T2以降のコンテンツデータが記録される。したがって、コンテンツデータの再生時には、時刻T1までのコンテンツデータが再生されると、特段の処理を要することなく時刻T1においてコンテンツデータの記録を停止した旨を示す画像情報または音声情報が再生されるため、ユーザは時刻T1においてコンテンツデータの記録が停止されたことを把握できる。
また、通知情報は、上記所定のデータ位置を示す情報を含むメタデータであって、コンテンツデータと対応付けて記録されるようにしてもよい。かかる構成においては、コンテンツデータの記録が停止されたデータ位置を示す情報を含むメタデータが記憶媒体にコンテンツデータと対応付けて記憶される。したがって、当該記録装置は、コンテンツデータの再生時に、該コンテンツデータに対応付けられているメタデータに基づく処理を行うことが可能となる。
また、当該記録装置は、記憶媒体に記憶されたコンテンツデータを再生する再生部を備え、再生部は、再生する一のコンテンツデータに通知情報が対応付けられている場合、通知情報に基づいて、所定のデータ位置でコンテンツデータの記録が停止された旨を示す画像情報または音声情報を再生するようにしてもよい。
かかる構成においては、再生部は、メタデータに含まれる記録停止位置を示す情報に基づいて、当該記録停止位置でコンテンツデータの記録が停止されたことをユーザに通知することができる。例えば、再生部は、コンテンツデータの再生が当該記録停止位置に到達すると、コンテンツデータの記録が停止された旨を示す映像や音声などを再生し、ユーザにコンテンツデータの記録が停止されたことを通知することができる。
また、通知情報は、記録部によるコンテンツデータの記録が停止されたデータ範囲を示す停止情報を含んでもよい。かかる構成においては、当該記録装置は、コンテンツデータの再生時に、コンテンツデータの記録が停止されたデータ範囲を通知情報に基づいてユーザに通知可能である。コンテンツデータの記録が時刻T1〜時刻T2までの間に停止された場合、コンテンツデータの記録が時刻T1〜時刻T2までの間に停止された旨を示す停止情報を含む通知情報が記憶媒体に記録されるようにしてもよい。その結果、当該記録装置は、コンテンツデータの再生位置が時刻T1に対応する位置に到達すると、コンテンツデータの記録が時刻T1〜時刻T2までの間に停止された旨を示す映像や音声を再生し、ユーザに認知させることができる。
また、コンテンツデータには、各コンテンツデータを特定可能な識別情報が対応付けられており、コンテンツデータに対応付けられている識別情報と、通知情報に含まれる停止情報と、に基づき、コンテンツデータの送信元装置に対して記録が停止されたデータ範囲のコンテンツデータの再送信を要求する送信要求部を備えるようにしてもよい。
かかる構成においては、送信要求部は、コンテンツデータの再送信の要求として、コンテンツデータに対応付けられている識別情報と、通知情報に含まれる停止情報と、をコンテンツデータの送信元装置に対して送信することができる。コンテンツデータの送信元装置は、かかる再送信の要求に応じて、受信した識別情報に対応するコンテンツデータの、受信した停止情報により示されるデータ範囲を当該記録装置に送信することができる。
したがって、当該記録装置は、コンテンツデータのうちで、判断部の判断に基づいて記録部が記録しなかった部分をコンテンツデータの送信元装置から受信可能である。その結果、当該記録装置は、記憶媒体に記録されているコンテンツデータのうちで、コンテンツデータの記録が停止され抜け落ちていた部分が補填することができる。
また、判断部は、受信部が受信するコンテンツデータの信号強度が所定の閾値を下回っている場合にコンテンツデータの受信状況が基準を満たさないと判断してもよい。ここで、信号強度はコンテンツデータの品質に影響を与える。例えば、信号強度が高いほどコンテンツデータの品質は高くなり、信号強度が低いほどコンテンツデータの品質は低くなる。したがって、コンテンツデータの許容される品質レベルの下限値に対応する信号強度を閾値とし、判断部がコンテンツデータの信号強度が該閾値を下回っている場合にコンテンツデータの受信状況が基準を満たさないと判断すれば、記録部は、許容される品質レベルのコンテンツデータのみを記憶媒体に記録することができる。その結果、コンテンツデータの許容される品質レベルの下限値に対応する信号強度を閾値とした場合、ユーザは、許容される品質レベルのコンテンツデータのみを視聴することが可能となる。
また、所定の閾値は、コンテンツデータのデータ種別に応じて異なるようにしてもよい。例えば、コンテンツデータのデータ種別が映像、音楽または静止画であるかに応じて判断部が判断に用いる信号強度の閾値を設定してもよい。
かかる構成においては、例えば、受信するコンテンツデータの信号強度が、映像に関して品質を担保できる強度でなくても、音声に関して品質を担保できる強度であった場合、判断部は、コンテンツデータが映像データであった場合には基準を満たさないと判断し、コンテンツデータが音声データであった場合には基準を満たしていると判断することができる。この場合、記録部は、コンテンツデータが映像データであった場合には記録を停止するが、コンテンツデータが音声データであった場合には記録は継続することができる。
また、判断部は、コンテンツデータに複数のデータ種別が含まれる場合、コンテンツデータに含まれるデータ種別ごとにコンテンツデータの受信状況が基準を満たすか否かを判断するようにしてもよい。例えば、コンテンツデータに映像、音楽または静止画などの複数のデータ種別が含まれる場合、コンテンツデータに含まれる映像、音楽または静止画などのデータ種別ごとに判断部が判断に用いる信号強度の閾値を設定してもよい。
かかる構成においては、例えば、受信するコンテンツデータの信号強度が映像に関して品質を担保できる強度でなくても、音声に関して品質を担保できる強度であった場合、判断部は、コンテンツデータに含まれる映像データに関しては基準を満たさないと判断し、コンテンツデータに含まれる音声データに関しては基準を満たしていると判断することができる。この場合、記録部は、コンテンツデータに含まれる映像データの記録は停止するが、コンテンツデータに含まれる音声データの記録は継続する。その結果、映像は表示できなくても、コンテンツデータの音声を出力できる部分を生じさせ得るため、ユーザがコンテンツデータからより多くの情報を得ることが可能となる。
また、判断部は、受信部が受信するコンテンツデータの信号強度の平均値が設定された閾値を下回った場合にコンテンツデータの受信状況が基準を満たさないと判断するようにしてもよい。ここで、受信部が受信するコンテンツデータの信号強度は、周囲環境の突発的な変化により一時的に低下する場合がある。このように瞬間的に信号強度が低下する度に判断部が基準を満たさないと判断し、記録部にコンテンツデータの記録および停止を切替えさせることは効率的でない。また、ユーザの側から見ても、過多にコンテンツデータの記録が停止されることは煩雑である。
そこで、上記のように判断部がコンテンツデータの信号強度の平均値が設定された閾値を下回った場合にコンテンツデータの受信状況が基準を満たさないと判断することにより、周囲環境の突発的な変化により信号強度が一時的に低下した場合であっても、コンテンツデータの記録を継続させることができる。なお、信号強度の平均値は、区分平均法や、移動平均法などの平均値算出法を用いて算出してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、無線電波を用いて送信されたコンテンツデータを受信するステップと、コンテンツデータの受信状況が所定の基準を満たすか否かを判断するステップと、基準を満たさないと判断される間は、記憶媒体へのコンテンツデータの記録を停止するステップと、を含むことを特徴とする、記録方法が提供される。
かかる構成においては、コンテンツデータの受信状況が所定の基準を満たさない間はコンテンツデータが記録されないため、コンテンツデータを記憶する記憶媒体の記憶容量を有効活用することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、無線電波を用いて送信されたコンテンツデータを受信する受信部と、受信部が受信したコンテンツデータを記憶媒体に記録する記録部と、受信部によるコンテンツデータの受信状況が所定の基準を満たすか否かを判断する判断部とを備え、記録部は、判断部により基準を満たさないと判断されると、記憶媒体へのコンテンツデータの記録を停止する記録装置として機能させるための、プログラムが提供される。
かかるプログラムは、例えばCPU、ROMまたはRAMなどを含むコンピュータのハードウェア資源に、上記のような受信部、記録部および判断部の機能を実行させることができる。すなわち、当該プログラムを用いるコンピュータを、上述の記録装置として機能させることが可能である。
記録部は、コンテンツデータの記録を所定のデータ位置で停止すると、所定のデータ位置においてコンテンツデータの記録を停止した旨を示す通知情報を記憶媒体に記録してもよい。
通知情報は、コンテンツデータの記録を停止した旨を示す画像情報または音声情報であって、所定のデータ位置に挿入されようにしてもよい。
通知情報は、所定のデータ位置を示す情報を含むメタデータであって、コンテンツデータと対応付けて記録されるようにしてもよい。
コンテンツデータには、各コンテンツデータを特定可能な識別情報が対応付けられており、コンテンツデータに対応付けられている識別情報と、通知情報に含まれる停止情報と、に基づき、コンテンツデータの送信元装置に対して記録が停止されたデータ範囲のコンテンツデータの再送信を要求する送信要求部を備えてもよい。
判断部は、受信部が受信するコンテンツデータの信号強度が所定の閾値を下回っている場合にコンテンツデータの受信状況が基準を満たさないと判断してもよい。また、判断部は、コンテンツデータに複数のデータ種別が含まれる場合、コンテンツデータに含まれるデータ種別ごとにコンテンツデータの受信状況が基準を満たすか否かを判断してもよい。
以上説明したように本発明にかかる記録装置、記録方法およびプログラムによれば、記憶媒体に記録するコンテンツデータのうちで、視聴が困難である部分のデータ量を抑制することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態にかかる記録装置としての携帯機器20について説明する。本実施形態の説明においては、まず、図1および図2を参照して本実施形態にかかるコンテンツ記録システム1について説明した後、図3〜図10を参照して本実施形態にかかる携帯機器20の構成および動作を説明する。
図1は、本実施形態にかかるコンテンツ記録システム1の構成を示した説明図である。コンテンツ記録システム1は、コンテンツ配信サーバ10と、通信網12と、携帯機器20と、PC30と、を含み、携帯機器20におけるコンテンツデータの記録を可能とする。
コンテンツ配信サーバ10は、通信網12を介して携帯機器20やPC30にコンテンツデータを配信、送信あるいは放送する。例えば、コンテンツ配信サーバ10は、デジタル形式のコンテンツデータを通信網12としての無線電波を用いて送信するワンセグ放送を行なったり、デジタルラジオの放送を行なうことができる。なお、通信網12は、銅線または光ファイバーなどの有線ケーブルや、無線電波などのデータの伝送路、またはルータや通信を制御する基地局などのデータの中継機などを含んでもよい。
また、コンテンツデータは、音楽、講演およびラジオ番組などの音楽データや、映画、テレビジョン番組、ビデオプログラム、写真、文書、絵画および図表などの映像および/または音声データや、ゲームおよびソフトフェアなどの任意のデータを含む概念である。なお、
PC30は、通信網12を介してコンテンツ配信サーバ10から放送されるコンテンツデータを内蔵する記憶媒体に記録することができる。また、PC30は、CD−R(Compact Disk Recordable)/RW(ReWritable)、DVD−R(Digital Versatile Disk Recordable)/RW/+R/+RW/RAM(Ramdam Access Memory)およびBD(Blu−Ray Disc(登録商標))―R/BD−REなどの光ディスクに記憶されたコンテンツデータを、内蔵する記憶媒体に記録することもできる。
また、PC30は、内蔵する記憶媒体に記録されているコンテンツデータを携帯機器20に送信したり、携帯機器20が記憶するコンテンツデータおよびコンテンツデータの検索用データベースのデータ構造などの管理を行なうことができる。ここで、PC30は、コンテンツデータを携帯機器20にダウンロード方式で送信することも、ストリーミング方式で送信することもできる。ストリーミング方式は、携帯機器20におけるコンテンツデータの再生速度に同期しながらコンテンツデータを時系列に送信する方式である。一方、ダウンロード方式は、コンテンツデータの全体を携帯機器20に送信した後に携帯機器20におけるコンテンツデータの再生を可能とする送信方式である。
携帯機器20は、コンテンツ配信サーバ10から送信されたコンテンツデータや、PC30から送信されたコンテンツデータを記憶媒体に記録することができる。また、携帯機器20は、記憶媒体に記録されたコンテンツデータを検索するために、1または2以上のコンテンツデータに対応するメタデータが階層化された検索用データベースを記憶する。また、携帯機器20は、検索用データベースを用いて検索されたメタデータに対応するコンテンツデータを再生する機能も有する。図2を参照してこのような携帯機器20の外観構成の一例を説明する。
図2は、本実施形態にかかる携帯機器20の外観構成例を示した説明図である。詳細には、図2(a)は本実施形態にかかる携帯機器20の正面図であり、図2(b)は本実施形態にかかる携帯機器20の指示操作部23を拡大して示した説明図である。図2(a)に示した例では、携帯機器20は、表示部21、音声出力部22、指示操作部23、ホールド操作部26および音量操作部28を備える。
表示部21は、映像を表示する機能を有し、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、またはプラズマディスプレイであってもよい。表示部21には、コンテンツデータに含まれる映像データに基づく映像や、コンテンツデータの再生状況を示す映像などが表示される。
音声出力部22は、コンテンツデータに含まれる音声データに基づく音声を出力する機能を有する。なお、図2(a)においては音声出力部22の一例としてイヤホンを示したにすぎず、音声出力部22は、スピーカであっても、ヘッドホンであってもよい。
指示操作部23は、携帯機器20に対して所定の処理の実行を指示したり、携帯機器20へのデータ入力を指示する指示操作を検出する。所定の処理としては、例えば、コンテンツデータの再生、コンテンツデータの一時停止、コンテンツデータの早送り、コンテンツデータの巻き戻しなどがあげられる。また、指示操作部23は、図2(b)に示したように、上ボタン23A、下ボタン23B、左ボタン23Cおよび右ボタン23Dなどの十字キーと、決定ボタン23E、リターンボタン23F、およびメニューボタン23Gを含む。
十字キーを構成する各ボタン23A〜23Dは、表示部21に表示される各種選択項目にカーソルを合わせる際に用いられる。例えば、上ボタン23Aが押圧されるとカーソルが上に移動し、下ボタン23Bが押圧されるとカーソルが下に移動し、左ボタン23Cが押圧されるとカーソルが左に移動し、右ボタン23Dが押圧されるとカーソルが右に移動するようにしてもよい。ここで、選択項目としては、コンテンツの名称、アルバムの名称、編集するコンテンツのメタデータの種類などがあげられる。
また、決定ボタン23Eは、カーソルがあてられている選択項目を実行する際に用いられる。また、リターンボタン23Fは、表示部21に表示される表示画面を以前の状態に戻す際に用いられる。また、メニューボタン23Gは、コンテンツデータのメタデータの設定や、表示部21に表示する画面形式の設定などの各種設定のいずれを行うかを選択するためのメニュー画面を表示する際に用いられる。
なお、十字キーや決定ボタン23Eなどは、指示操作部23の具体的構成の一例として示したにすぎず、指示操作部23は、例えば、タッチパネル、ボタン、スイッチ、レバー、ダイヤルや、リモートコントローラが発生する赤外線信号用の受光部などで構成することも可能である。
ホールド操作部26は、指示操作部23に対する所定の処理の実行などを指示する指示操作を受け付けるか否かの設定を切替えるためのユーザによる操作を検出する。ユーザがホールド操作部26をONにする設定操作を行うと、指示操作部23に対する所定の処理の実行などを指示する指示操作を受け付けないホールドオン状態となり、ユーザがホールド操作部26をOFFする解除操作を行なうと、指示操作部23に対する所定の処理の実行などを指示する指示操作を受け付けるホールドオフ状態となる。例えば、ホールド操作部26がOFFである場合には、携帯機器20はコンテンツの再生を指示する再生指示操作に基づいてコンテンツを再生するが、ホールド操作部26がONである場合には、携帯機器20はコンテンツの再生を指示する再生指示操作が検出された場合であってもコンテンツの再生を行なわないようにしてもよい。
音量操作部28は、イヤホン22から再生される音声の音量を調整する機能を有する。例えば、音量操作部28の一側が押圧されると音量が減少し、音量操作部28の他側が押圧されると音量が増加するようにしてもよい。
なお、図1および図2においては、記録装置の一例として携帯機器20を示しているが、記録装置は、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、携帯用音楽再生装置、携帯用映像処理装置、PDA(Personal Digital Assistant)携帯用ゲーム機器、家電機器などの情報処理装置であってもよい。
以上説明したように、本実施形態にかかる携帯機器20は、コンテンツ配信サーバ10やPC30から無線電波を用いて送信されたコンテンツデータを記憶媒体に記録することができる。ここで、携帯機器20の周囲環境によっては、無線電波を用いて送信されたコンテンツデータを正常に受信できない場合がある。例えば、携帯機器20を所持するユーザが地下に入ると、無線電波が携帯機器20に十分に届かず、携帯機器20が正常にコンテンツデータを受信することができない。携帯機器20が正常にコンテンツデータを受信できない状況において携帯機器20に記録されたコンテンツデータは、再生時に画面が表示されない、音声が出されない、または雑音が大きいなど視聴が困難な場合がある。
ここで、コンテンツデータを記憶する記憶媒体の記憶容量は有限であるため、記憶容量の有効利用の観点から、視聴が困難なコンテンツデータは記憶媒体から排除することが望まれる。そこで、上記のような事情を一着眼点として本実施形態にかかる携帯機器20が創作されるに至った。本実施形態にかかる携帯機器20は、記憶媒体に記録するコンテンツデータのうちで、視聴が困難である部分のデータ量を抑制することができる。以下、図3〜10を参照して本実施形態にかかる携帯機器20について詳細に説明する。
図3は、本実施形態にかかる携帯機器20のハードウェア構成を示した説明図である。携帯機器20は、CPU(Central Processing Unit)201と、ROM(Read Only Memory)202と、RAM(Random Access Memory)203と、ホストバス204と、ブリッジ205と、外部バス206と、インタフェース207と、入力装置208と、出力装置210と、ストレージ装置(HDD)211と、ドライブ212と、通信装置215とを備える。
CPU201は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って携帯機器20内の動作全般を制御する。また、CPU201は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM202は、CPU201が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM203は、CPU201の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一次記憶する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス204により相互に接続されている。
ホストバス204は、ブリッジ205を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス206に接続されている。なお、必ずしもホストバス204、ブリッジ205および外部バス206を分離構成する必要はなく、一のバスにこれらの機能を実装してもよい。
入力装置208は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイク、スイッチおよびレバーなどユーザが情報を入力するための指示操作部23と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU201に出力する入力制御回路などから構成されている。携帯機器20のユーザは、該入力装置208を操作することにより、携帯機器20に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力装置210は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置およびランプなどの表示装置と、スピーカおよびヘッドホンなどの音声出力装置で構成される。出力装置210は、例えば、再生されたコンテンツを出力する。具体的には、表示部21に対応する表示装置は、再生された映像データ等の各種情報をテキストまたはイメージで表示する。一方、音声出力部22に対応する音声出力装置は、再生された音声データ等を音声に変換して出力する。
ストレージ装置211は、本実施形態にかかる携帯機器20の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置であり、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含むことができる。ストレージ装置211は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)で構成される。このストレージ装置211は、ハードディスクを駆動し、CPU201が実行するプログラムや各種データを格納する。また、このストレージ装置211には、コンテンツデータや、コンテンツデータを検索するための検索用エータベースなどが記憶される。なお、当該ストレージ装置211または記憶媒体は、携帯機器20と着脱可能であってもよい。
ドライブ212は、記憶媒体用リーダライタであり、携帯機器20に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ212は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体24に記録されている情報を読み出して、RAM203に出力する。
通信装置215は、例えば、通信網12に接続するための通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。また、通信装置215は、無線LAN(Local Area Network)対応通信装置であっても、ワイヤレスUSB対応通信装置であっても、有線による通信を行うワイヤー通信装置であっても、デジタル無線放送の受信装置であってもよい。また、通信装置215は、テレビチューナやアンテナを含んでもよい。この通信装置215は、コンテンツ配信サーバ10やPC30との間で、通信網12を介してコンテンツデータを送受信することができる。
以上、図3を参照して本実施形態にかかる携帯機器20のハードウェア構成を説明した。続いて、図4を参照して携帯機器20の機能を説明する。
図4は、本実施形態にかかる携帯機器20の構成を示した機能ブロック図である。携帯機器20は、通信部216と、測定部218と、判断部220と、データ種別特定部222と、記録部224と、記憶部226と、通知情報付加部228と、データ分離部232と、映像処理部240と、音声処理部250と、再生制御部260と、を備える。
通信部216は、コンテンツ配信サーバ10とのインターフェースであり、送信部または受信部としての機能を有する。例えば、通信部216は、コンテンツ配信サーバ10から無線電波を用いて連続的(リアルタイム)に放送されたテレビ番組や映画などのコンテンツデータを受信することができる。コンテンツ配信サーバ10から送信されるコンテンツデータは、デジタル形式であっても、アナログ形式であってもよい。
なお、通信部216は、図3に示した通信装置215を機能させるためのソフトウェアであっても、該ソフトウェアに基づいて動作する通信装置215であってもよい。また、図4においては、通信部216とコンテンツ配信サーバ10とが直接通信を行う場合を示しているが、通信部216とコンテンツ配信サーバ10とは図1に示したように通信網12を介して通信を行ってもよい。
測定部218は、通信部216が受信したコンテンツデータの信号強度を測定する。ここで、通信部216が受信したコンテンツデータの信号強度は、コンテンツデータの受信状況の良悪と関連する場合がある。例えば、信号強度が高い場合にはコンテンツデータの受信状況が良好であり、高品質のコンテンツデータを受信していると考えられる。一方、信号強度が低い場合にはコンテンツデータの受信状況が悪く、受信しているコンテンツデータの品質が低いと考えられる。
判断部220は、通信部216によるコンテンツデータの受信状況が所定の基準を満たすか否かを判断する。例えば、判断部220は、測定部218が測定した信号強度が所定の閾値を上回っているか否かを判断する。そして、判断部220は、測定部218が測定した信号強度が所定の閾値を上回っていると判断した場合、記録部224にコンテンツデータの記録を指示する。また、判断部220は、測定部218が測定した信号強度が所定の閾値を下回っていると判断した場合、記録部224にコンテンツデータの記録の停止を指示する。
すなわち、信号強度が所定の閾値を上回っていると判断部220により判断されるとコンテンツデータは記憶部226に記録され、信号強度が所定の閾値を下回っていると判断部220により判断されるとコンテンツデータは記憶部226に記録されない。
ここで、信号強度は上述したようにコンテンツデータの品質に影響を与える。例えば、信号強度が高いほどコンテンツデータの品質は高くなり、信号強度が低いほどコンテンツデータの品質は低くなる。したがって、コンテンツデータの視聴が困難となるか否かの信号強度の境界値に所定の閾値を設定すれば、判断部220の判断に基づき、記憶部226に視聴が困難なコンテンツデータが記録される場合を抑制できる。
なお、判断部220は、測定部218により測定された信号強度の平均値が所定の閾値を上回っているか否かに基づいてコンテンツデータの受信状況が基準を満たすか否かを判断してもよい。信号強度の平均値は、区分平均法により算出されても、移動平均法により算出されてもよい。かかる構成によれば、判断部220は、周囲環境の突発的な変化により信号強度が一時的に低下した場合であっても、コンテンツデータの受信状況が基準を満たすと判断し、コンテンツデータの記録を継続させることができる。
また、所定の閾値は、通信部216が受信するコンテンツデータのデータ種別が、映像データ、音声データ、テキストデータなどのいずれであるかに応じて異なるようにしてもよい。コンテンツデータのデータ種別は、以下説明するデータ種別特定部222により特定可能である。
データ種別特定部222は、通信部216が受信するコンテンツデータのデータ種別を特定する。データ種別特定部222は、特定したコンテンツデータのデータ種別を判断部220に通知する。判断部220は、データ種別特定部222から通知されたデータ種別ごとに、上記信号強度の所定の閾値として異なる値を用いることができる。
例えば、測定部218により測定された信号強度が映像に関して品質を担保できる強度でなくても、音声に関して品質を担保できる強度である場合がある。そこで、通信部216が受信するコンテンツデータが音声データである場合、判断部220は、データ種別特定部222によりコンテンツデータが音声データであることを把握し、音声データ用の信号強度の閾値を所定の閾値として判断に用いることができる。
記録部224は、通信部216がコンテンツ配信サーバ10から受信したコンテンツデータを記憶部226に記録する。より詳細には、記録部224は、測定部218が測定した信号強度が判断部220により所定の閾値を上回っていると判断されている場合にコンテンツデータを記憶部226に記録する。また、記録部224は、測定部218が測定した信号強度が判断部220により所定の閾値を下回っていると判断されている場合にはコンテンツデータを記憶部226に記録しない。
なお、通信部216が受信するコンテンツデータは、映像データ、音声データまたはテキストデータなどの複数の種別のデータが混合したデータであってもよい。また、かかるコンテンツデータは、コンテンツ配信サーバ10と通信部216との間における通信量を抑制するために圧縮されていてもよい。
記憶部226は、コンテンツ配信サーバ10が送信したコンテンツデータを記憶する記憶媒体としての機能を有する。当該コンテンツデータは、映像データおよび音声データが混合されていてもよい。また、記憶部226は、記録部224により記録される後述の通知情報を記憶することもできる。
なお、記憶部226は、携帯機器20に内蔵されていても、外付けされていても、着脱可能に接続されていてもよい。また、記憶部226は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPRPM(Erasable Programmable Read Only Memory)などの不揮発性メモリや、ハードディスクおよび円盤型磁性体ディスクなどの磁気ディスクや、CD−R/RW、DVD−R/RW/+R/+RW/RAMおよびBD(Blu−Ray Disc(登録商標))―R/BD−REなどの光ディスクや、MO(Magneto Optical)ディスクなどの記憶媒体であってもよい。
通知情報付加部228は、判断部220の判断に基づき記録部224がコンテンツデータの記録を停止すると、コンテンツデータの記録が停止された旨を示す通知情報をコンテンツデータに対応付ける。例えば、通知情報付加部228は、記録部224がコンテンツデータの記録を停止すると、コンテンツデータの記録が停止された所定のデータ位置に「録画を一時停止しました」や「録画中断」などの文字を含む画像情報を映像通知情報として挿入することができる。
ここで、上述した判断部220や記録部224によりコンテンツデータが記録される過程の具体例を、図5および図6を参照して説明する。
図5は、信号強度と記録部224の動作の関係を示した説明図である。図5の上図に示したグラフにおいて、縦軸は通信部216が受信して測定部218により測定された信号強度を示し、横軸は時間を示している。また、L1は判断部220がコンテンツデータの受信状況が所定の基準を満たすか否かを判断するための信号強度の閾値である。
図5の上図において、測定部218により測定された信号強度は、タイミングT1までは閾値L1を上回っており、タイミングT1〜タイミングT2までは閾値L1を下回っており、タイミングT2以降は閾値L1を上回っている。したがって、判断部220は、タイミングT1において信号強度が閾値L1を下回ったと判断し、記録部224にコンテンツデータの記録を停止させる。このように記録部224がタイミングT1まではコンテンツデータの記録を行う様子を図5の下図においてONを付して示し、記録部224がタイミングT1以降にコンテンツデータの記録を停止する様子を図5の下図においてOFFを付して示している。
また、判断部220は、タイミングT2において信号強度が閾値L1を上回ったと判断し、記録部224にコンテンツデータの記録を再開させることができる。このように記録部224がタイミングT2においてコンテンツデータの記録を再開する様子を図5の下図においてONを付して示している。
また、記録部224は、タイミングT1において、コンテンツデータの記録を停止した旨を示す映像通知情報を記憶部226に記録する。かかる映像通知情報は、通知情報付加部228が記録部224に供給するようにしてもよい。
図6は、記録部224により記録されるコンテンツデータを映像コマごとに示した説明図である。詳細には、図6の上図は信号強度に拘らずコンテンツデータの記録を継続する通常の記録方式により記録されるコンテンツデータを示し、図6の下図は本実施形態にかかる記録方法により記録されるコンテンツデータを示している。また、図5におけるタイミングT1は図6におけるコマ2およびコマ3の境目に該当し、図5におけるタイミングT2は図6におけるコマ45およびコマ46の境目に該当する。
図6の上図に示したように、通常の記録方式によれば、通信部216が受信したコンテンツデータの信号強度に拘らず、コンテンツデータを記録し続ける。その結果、通常の記録方式によれば、信号強度が閾値L1を上回っていたタイミングT1以前およびタイミングT2以降に受信されたコンテンツデータに対応するコマ1、コマ2およびコマ46を記録し、信号強度が閾値L1を下回っていたタイミングT1以後タイミングT2以前に受信されたコンテンツデータに対応するコマ3〜コマ45も記録する。ここで、コマ3〜コマ45は、信号強度が閾値L1を下回っている間に受信されたコンテンツデータであるため比較的品質が低い。
これに対し、本実施形態にかかる記録部224は、図6の下図に示したように、信号強度が閾値L1を下回っていたタイミングT1〜タイミングT2の間に受信されたコンテンツデータに対応する品質が低いコマ3〜コマ45は記憶部226に記録しない。一方、記録部224は、信号強度が閾値L1を上回っていたタイミングT1以前およびタイミングT2以降に受信されたコンテンツデータに対応するコマ1、コマ2およびコマ46を記憶部226に記録する。なお、記録部224は、各コマと併せて、各コマに対応する音声データも記憶部226に記録することができる。
すなわち、本実施形態によれば、受信したコンテンツデータの信号強度が所定の閾値を下回った場合に判断部220が所定基準を満たさないと判断し、記録部224へコンテンツデータの記録の停止を指示する。このため、記録部224が視聴が困難なコンテンツデータを記憶部226に記録してしまう場合を抑制できる。その結果、本実施形態にかかる携帯機器20によれば、記憶部226の記憶容量を有効に活用することができる。
また、記録部224は、図6の下図に示したように、コンテンツデータの記録を停止すると、通知情報付加部228と協働して記録停止位置に映像通知情報を記録する。映像通知情報は、コンテンツデータの記録を一時停止した旨を示す映像である。例えば映像通知情報は、図6の下図に示したような「録画を一時停止しました。」というテキスト情報を含む映像であっても、写真や特殊文字を含む映像であってもよい。
このように、記録部224は、コンテンツデータの記録を停止すると上記映像通知情報を記憶部226に記録する。したがって、携帯機器20は、コンテンツデータの再生位置がコンテンツデータの記録停止位置に達すると、特段の処理を要することなく「録画を一時停止しました。」などの映像通知情報を再生することができる。
図4を参照して携帯機器20の構成の説明に戻ると、データ分離部232は、記憶部226に記憶されているコンテンツデータに含まれる映像データと音声データとを分離する。
そして、データ分離部232は、分離した映像データを映像処理部240に出力し、分離した音声データを音声処理部250に出力する。
映像処理部240は、映像デコード部244と、表示部248とを備える。映像デコード部244は、データ分離部232から入力される映像データをデコードする。例えば、映像デコード部244は、JPEG(Joint Photographic coding Experts Group)、MPEG(Moving Picture Experts Group)1、MPEG2またはMPEG4などのデータ形式の映像データをデコードすることができる。
表示部248は、映像デコード部244がデコードした映像データを表示する。表示部248は、図2に示した表示部21や図3に示した出力装置210に対応し、例えば液晶ディスプレイであってもよい。
音声処理部250は、音声デコード部254と、音声出力部258とを備える。音声デコード部254は、データ分離部232から入力される音声データをデコードする。例えば、音声デコード部254は、MP3(MPEG1 Layer−3)、AAC(Advanced Audio Codec)、LPCM(Linear PCM)、WMA9(Windows Media Audio9)、ATRAC(Adaptive TRansform Acoustic Coding)またはATRAC3などのデータ形式の音声データをデコードすることができる。
音声出力部258は、音声デコード部254がデコードした音声データを出力する。音声出力部258は、図2に示した音声出力部22や図3に示した出力装置210に対応し、例えばイヤホンやヘッドホンであってもよい。
このような再生部としての機能を有する映像処理部240および音声処理部250は、記憶部226に記録されたコンテンツデータを、図7に示すように再生する。
図7は、携帯機器20におけるコンテンツデータの再生の様子を示した説明図である。図7の上図は通常の記録方式により記録されたコンテンツデータが再生される様子を示しており、図7の下図は本実施形態にかかる記録部224により記録されたコンテンツデータが再生される様子を示している。また、図7は、図6に示した記憶部226に記録されたコンテンツデータを再生する場合を示している。
図7の上図に示したように、通常の記録方式により記録されたコンテンツデータは、視聴が困難である部分を含めて再生される。具体的には、品質が劣悪である、または黒につぶれたコマ3〜コマ45が表示される。また、コマ3〜コマ45が表示される間はノイズの多い音声が出力されるか、または音声が出力されない場合がある。このような通常の記録方式では、視聴の困難なコンテンツデータがいつまで再生されるかユーザが分からない、または視聴が困難なコンテンツデータの再生を回避するためにユーザは早送り操作を強いられる、などの問題があった。
これに対し、本実施形態にかかる記録部224は、コンテンツデータのうちで視聴が困難な部分のデータ量を抑制して記憶部226に記録することができる。したがって、携帯機器20においては、図7の下図に示したように、品質が良好であるコンテンツデータおよび映像通知情報が再生され、視聴が困難であるコンテンツデータは再生されない。具体的には、閾値L1を上回る信号強度で受信したコンテンツデータに対応するコマ1、コマ2、コマ46、映像通知情報およびコマ1、コマ2およびコマ46に対応する音声が再生される。
したがって、本実施形態によれば、視聴の困難なコンテンツデータがいつまで再生されるかユーザが分からない、または視聴が困難なコンテンツデータの再生を回避するためにユーザは早送り操作を強いられる、などの問題を解消することができる。また、本実施形態にかかる携帯機器20は、記憶部226に記録されるコンテンツデータのうちで視聴が困難な部分のデータ量を抑制できるため、記憶部226のデータ容量を有効活用することができる。
また、コンテンツデータの再生位置がコンテンツデータの記録停止位置に達すると、特段の処理を要することなくコンテンツデータの記録が停止された旨を示す映像通知情報が表示されるため、ユーザは映像通知情報が表示される直前のデータ位置でコンテンツデータの記録が停止されたことを把握できる。
なお、上記では通知情報の一例として映像通知情報を示したに過ぎず、通知情報は、例えばコンテンツデータの記録が停止された旨を示す音声通知情報であってもよい。記録部224がコンテンツデータの記録停止位置に通知情報の一例として音声通知情報を記録した場合、映像処理部240および音声処理部250は、コンテンツデータを以下説明するように再生する。
図8は、コンテンツデータの記録停止位置に音声通知情報を記録した場合のコンテンツデータの再生の様子を示した説明図である。記録部224は、通知情報付加部228と協働し、コンテンツデータの記録停止位置にコンテンツデータの記録を停止した旨を示す音声通知情報を記録する。例えば、記録部224がコンテンツデータの記録停止位置において「録画を一時停止しました」という音声通知情報を記録した場合、図8に示したように、コンテンツデータの記録停止位置において「録画を一時停止しました」という音声通知情報が再生される。
ユーザは、かかる音声通知情報を聞くことにより、コンテンツデータの記録が一時停止されたことを把握することができる。音声通知情報は、映像通知情報と比べてデータ量が少ない場合があるため、通知情報として音声通知情報を用いることは記憶部226の記憶容量の有効活用の観点から有効である。
なお、図8においては、コマ3〜コマ45のコンテンツデータの記録が行なわれなかった場合、音声通知情報が再生される間に直前のコマであるコマ2が表示される例を示しているが、音声通知情報が再生される間にコマ46が表示されるようにしても、音声通知情報が再生される間は映像が表示されないようにしてもよい。
また、通知情報は、コンテンツデータの記録停止位置に記録される映像通知情報または音声通知情報に限られず、コンテンツデータの記録停止に関する情報を含み、コンテンツデータに対応付けて記録されるメタデータであってもよい。該メタデータの一例を、図9を参照して説明する。
図9は、コンテンツデータの記録停止に関する情報を含むメタデータの一例を示した説明図である。当該メタデータは、コンテンツIDと、タイトルと、ジャンルと、記録日時と、記録停止の有無と、記録停止期間と、を含む。
コンテンツIDは、コンテンツデータごとに固有に付与され、いずれかのコンテンツデータを示す識別情報である。したがって、図9に示したメタデータは、コンテンツIDが「14114411」であるコンテンツデータに関するメタデータである。
タイトルは、コンテンツIDにより示されるコンテンツデータの題目である。図9においては、コンテンツIDが「14114411」であるコンテンツデータのタイトルが、「小学理科〜雲の動き〜」である場合を示している。
ジャンルは、コンテンツIDにより示されるコンテンツデータの内容に応じた区分を示す。ジャンルは、例えば、スポーツ、ニュース、ドラマ、映画、バラエティーなどであってもよい。図9においては、コンテンツIDが「14114411」であるコンテンツデータのジャンルが、「教育」である場合を示している。
記録日時は、コンテンツIDにより示されるコンテンツデータを記録部224が記憶部226に記録した日時を示す。図9においては、コンテンツIDが「14114411」であるコンテンツデータが、2007年1月4日に記憶部226に記録された場合を示している。
記録停止は、コンテンツIDにより示されるコンテンツデータの記憶部226への記録が停止されたか否かを示す情報である。すなわち、記録部224が判断部220の判断に基づいてコンテンツデータの記録を停止した場合、記録停止は「有り」とされ、記録部224がコンテンツデータの記録を停止しなかった場合、記録停止は「無し」とされるようにしてもよい。図9においては、コンテンツIDが「14114411」であるコンテンツデータの記録が停止された場合を示している。
記録停止期間は、コンテンツIDにより示されるコンテンツデータの記憶部226への記録が停止されたデータ範囲を示す停止情報である。図9においては、コンテンツIDが「14114411」であるコンテンツデータの記録が、タイミングT1〜タイミングT2の間に停止された場合を示している。なお、タイミングT1およびタイミングT2は、コンテンツデータの開始タイミングを基準にした時期を示す情報であってもよい。具体的には、再生時間が1時間であるコンテンツデータの開始から12分経ったときにコンテンツデータの記録が停止され、コンテンツデータの開始から40分経ったときにコンテンツデータの記録を再開された場合、タイミングT1は12分に該当し、タイミングT2は40分に該当する。
記録部224は、通知情報付加部228と協働し、図9に例示したメタデータを通知情報として記憶部226にコンテンツデータと対応付けて記録することができる。図4に示した再生制御部260は、当該メタデータが対応付けられたコンテンツデータの再生時に、当該メタデータに基づいて特殊な映像や音声が再生されるよう制御することができる。
再生制御部260は、例えば、コンテンツデータの再生時、該コンテンツデータに対応付けられたメタデータに含まれる記録停止の有無に関する情報を参照する。そして、記録停止が有る場合には、再生制御部260は記録停止期間を参照し、コンテンツデータの記録が停止されたタイミングを抽出する。その後、コンテンツデータが当該抽出したタイミングまで再生されると、当該タイミングにおいてコンテンツデータの記録が停止された旨を示す画像情報や音声情報を再生させる。なお、コンテンツデータの記録が停止された旨を示す画像情報や音声情報は記憶部226にあらかじめ記憶されていてもよい。
例えば、図9に示したメタデータがコンテンツデータに対応付けられていた場合、再生制御部260は、コンテンツデータがタイミングT1まで再生されると、コンテンツデータの記録が停止された旨を示す画像情報を表示部248が表示するように制御することができる。または、再生制御部260は、コンテンツデータがタイミングT1まで再生されると、コンテンツデータの記録がタイミングT1〜タイミングT2までの間停止された旨を示す音声情報を音声出力部258が出力するように制御することができる。
かかる構成においては、メタデータに要するデータ容量は映像情報や音声情報に比べて少ないため、通知情報のために使用される記憶部226の記憶容量を抑制することができる。
また、判断部220の判断に基づいて記録部224がコンテンツデータの記録を行わない間、表示部248にコンテンツデータの記録が停止されている旨が表示されるようにしても、音声出力部258にコンテンツデータの記録が停止されている旨の音声を出力させるようにしてもよい。かかる表示部248および音声出力部258は、コンテンツデータの記録が停止されている旨をユーザに通知する通知部として機能する。
以上、本実施形態にかかる携帯機器20の構成および機能を説明した。上述の測定部218と、判断部220と、データ種別特定部222と、記録部224と、通知情報付加部228と、データ分離部232と、映像処理部240と、音声処理部250と、再生制御部260とを備える情報処理部270は、図3を参照して説明したCPU201などのハードウェアが実行する処理または内部構成を模式的に表したものである。なお、このような情報処理部270の機能を1または2以上の集積回路に実装することも可能である。第2の実施形態および第3の実施形態に示す情報処理部270についても同様である。続いて、本実施形態にかかる携帯機器20による記録方法を図10を参照して説明する。
図10は、本実施形態にかかる携帯機器20による記録方法の流れを示したフローチャートである。まず、携帯機器20は自動または手動によりコンテンツデータの記録を開始する(S404)。手動で記録が開始される場合としては、例えば、ユーザが視聴中のコンテンツデータの記録を指示するための記録開始ボタンを押す場合があげられる。また、自動で記録が開始される場合としては、例えば、ユーザがEPG(Electronic Program Guide)を利用して記録するコンテンツデータをあらかじめ指定していた場合や、ユーザが記録開始時刻および記録終了時刻をあらかじめ指定していた場合などがあげられる。
続いて、携帯機器20はコンテンツデータを受信する(S408)。そして、携帯機器20は、受信したコンテンツデータの信号強度が所定の基準を満たすか否かを判断する(S412)。携帯機器20は、受信したコンテンツデータの信号強度が所定の基準を満たすと判断した場合、コンテンツデータの記録が停止中であるか否かを判断する(S416)。携帯機器20は、コンテンツデータの記録が停止中であった場合にはコンテンツデータの記録を再開して受信したコンテンツデータを記録し(S420、S424)、コンテンツデータの記録が停止中でなかった場合には継続して受信したコンテンツデータを記録する(S424)。
その後、携帯機器20はコンテンツデータの記録を終了するか否かを判断する(S440)。携帯機器20は、例えば、あらかじめ指定された時刻になった場合や、コンテンツデータの記録を終了するユーザ操作があった場合にコンテンツデータの記録を終了すると判断する(S440)。携帯機器20は、コンテンツデータの記録を終了しないと判断した場合、S408の処理に戻る。
携帯機器20は、S412において、受信したコンテンツデータの信号強度が所定の基準を満たさないと判断した場合、コンテンツデータの記録が停止中であるか否かを判断する8S428)。携帯機器20は、コンテンツデータの記録が停止中であると判断した場合はS440の処理に進む。
一方、携帯機器20は、S428においてコンテンツデータの記録が停止中でないと判断した場合、コンテンツデータの記録停止に関する通知情報を記録する(S432)。続いて、携帯機器20は、コンテンツデータの記録を停止し、S440の処理に進む(S436)。そして、携帯機器20は、S440においてコンテンツデータの記録を終了すると判断した場合、コンテンツデータの記録を終了する(S448)。
なお、携帯機器20は、コンテンツデータの記録中に、映像処理部240や音声処理部250を非動作状態にしてもよい。また、携帯機器20は、コンテンツデータの記録を終了すると、携帯機器20の電源をOFFにしてもよい。また、携帯機器20の電源がONであるときにコンテンツデータの記録が開始される場合、自動的にコンテンツデータの受信用機能が起動されるようにしてもよい。
以上説明したように、本発明の第1の実施形態にかかる携帯機器20の記録部224は、判断部220によりコンテンツデータの受信状況が所定の基準を満たさないと判断されると記憶部226へのコンテンツデータの記録を停止する。ここで、受信するコンテンツデータの信号強度が所定の閾値L1より低い場合に判断部220が所定基準を満たさないと判断するようにすれば、記録部224が記憶部226に品質の劣悪なコンテンツデータを記録してしまう場合を抑制できる。その結果、記憶部226の記憶容量を有効に活用することができる。
また、記録部224は、コンテンツデータの記録を判断部220による判断に基づいて停止した場合、コンテンツデータの記録を停止した旨を示し、記録を停止したデータ位置を特定可能な通知情報を記憶部226に記録する。したがって、ユーザはかかる通知情報に基づいてコンテンツデータの記録が停止されたか否かを把握することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態にかかる携帯機器40について説明する。第1の実施形態にかかる携帯機器20は、一のコンテンツデータに対して、一の信号強度の閾値のみを用いて記録停止の判断を行なっていた。しかし、一のコンテンツデータに映像データや音声データなどの複数の種別のデータが含まれており、データ種別に応じて視聴が困難となる信号強度の閾値が異なる場合がある。この場合、一のコンテンツデータに対して、一の信号強度の閾値のみを用いて記録停止の判断を行なうとすれば、各種別のデータに対して記録停止に関する最適な判断を行なうことはできない。その結果、信号強度が音声データの品質を担保できる強度であっても該信号強度が映像データの品質を担保できる強度でないため、携帯機器20が映像データおよび音声データを共に記録しない事態が生じうる。
そこで、上記事情を一着眼点として本発明の第2の実施形態にかかる携帯機器40が創作されるに至った。本実施形態にかかる携帯機器40は、コンテンツデータを、コンテンツデータに含まれるデータ種別ごとに記録するか否かを判断することができる。例えば、本実施形態にかかる携帯機器40は、音声データの品質を担保できると判断すれば、映像データの品質担保の可否に拘らず音声データを記録することができる。以下、このような携帯機器40の構成および動作について図11〜図13を参照して説明する。なお、第1の実施形態で説明した構成と同一の構成については、同一符号を付すことにより説明を省略する。
図11は、本実施形態にかかる携帯機器40の構成を示した機能ブロック図である。携帯機器40は、通信部216と、測定部218と、記憶部226と、通知情報付加部228と、映像処理部240と、音声処理部250と、再生制御部260と、判断部268と、記録部272と、データ分離部276と、を備える。
本実施形態にかかる判断部268は、測定部218により測定された信号強度が、コンテンツデータに含まれる映像データを記録するための基準を満たすか否か、および、コンテンツデータに含まれる音声データを記録するための基準を満たすか否か、をそれぞれ判断する。そして、判断部268は、測定部218により測定された信号強度がコンテンツデータに含まれる映像データを記録するための基準を満たすと判断した場合、記録部272にコンテンツデータに含まれる映像データの記録を指示する。また、判断部268は、測定部218により測定された信号強度がコンテンツデータに含まれる音声データを記録するための基準を満たすと判断した場合、記録部272にコンテンツデータに含まれる音声データの記録を指示する。
記録部272は、判断部268の判断に基づいて、通信部216が受信したコンテンツデータを記憶部226に記録する。例えば、記録部272は、信号強度がコンテンツデータに含まれる映像データを記録するための基準を満たすと判断部268により判断されている場合、コンテンツデータに含まれる映像データを記憶部226に記録する。また、記録部272は、信号強度がコンテンツデータに含まれる音声データを記録するための基準を満たすと判断部268により判断されている場合、コンテンツデータに含まれる音声データを記憶部226に記録する。
また、記録部272は、コンテンツデータに含まれる映像データの記録を停止する場合、通知情報付加部228と協働し、例えば映像通知情報を記憶部226に記録することができる。同様に、記録部272は、コンテンツデータに含まれる音声データの記録を停止する場合、通知情報付加部228と協働し、例えば音声通知情報を記憶部226に記録することができる。
データ分離部276は、通信部216が受信したコンテンツデータを、コンテンツデータに含まれるデータ種別ごとに分離する。例えば、通信部216が受信したコンテンツデータが映像データと音声データとの混合データである場合、データ分離部276は、コンテンツデータを映像データと音声データとに分離する。そして、データ分離部276は、分離したデータを記録部272に出力する。
以下、本実施形態にかかる携帯機器40がコンテンツデータを記録する様子を、図12を参照して具体的に説明する。
図12は、信号強度と、記録部272の動作の関係を示した説明図である。図12に示したグラフにおいて、縦軸は通信部216が受信して測定部218により測定された信号強度を示し、横軸は時間を示している。また、L1は、判断部268がコンテンツデータの受信状況がコンテンツデータに含まれる映像データを記録するための基準を満たすか否かを判断するための信号強度の閾値である。また、L2は、判断部268がコンテンツデータの受信状況がコンテンツデータに含まれる音声データを記録するための基準を満たすか否かを判断するための信号強度の閾値である。
図12において、測定部218により測定された信号強度は、タイミングT1までは閾値L1を上回っており、タイミングT1〜タイミングT2までは閾値L1を下回っており、タイミングT2以降は閾値L1を上回っている。したがって、判断部268は、タイミングT1において信号強度が閾値L1を下回ったと判断し、記録部272にコンテンツデータに含まれる映像データの記録を停止させる。このように記録部272がタイミングT1まではコンテンツデータに含まれる映像データの記録を行う様子を図12の中図においてONを付して示し、記録部272がタイミングT1以降にコンテンツデータに含まれる映像データの記録を停止する様子を図12の中図においてOFFを付して示している。
また、判断部268は、タイミングT2において信号強度が閾値L1を上回ったと判断し、記録部272にコンテンツデータに含まれる映像データの記録を再開させることができる。このように記録部272がタイミングT2においてコンテンツデータの記録を再開する様子を図12の中図においてONを付して示している。
また、記録部272は、タイミングT1において、コンテンツデータに含まれる映像データの記録を停止した旨を示す映像通知情報を記憶部226に記録する。かかる映像通知情報は、通知情報付加部228が記録部224に供給するようにしてもよい。
また、図12において、測定部218により測定された信号強度は、タイミングT3までは閾値L2を上回っており、タイミングT3〜タイミングT4までは閾値L2を下回っており、タイミングT4以降は閾値L2を上回っている。したがって、判断部268は、タイミングT3において信号強度が閾値L2を下回ったと判断し、記録部272にコンテンツデータに含まれる音声データの記録を停止させる。このように記録部272がタイミングT3まではコンテンツデータに含まれる音声データの記録を行う様子を図12の下図においてONを付して示し、記録部272がタイミングT3以降にコンテンツデータに含まれる音声データの記録を停止する様子を図12の下図においてOFFを付して示している。
また、判断部268は、タイミングT4において信号強度が閾値L2を上回ったと判断し、記録部272にコンテンツデータに含まれる音声データの記録を再開させることができる。このように記録部272がタイミングT4においてコンテンツデータの記録を再開する様子を図12の下図においてONを付して示している。
また、記録部272は、タイミングT3において、コンテンツデータに含まれる音声データの記録を停止した旨を示す音声通知情報を記憶部226に記録する。かかる音声通知情報は、通知情報付加部228が記録部224に供給するようにしてもよい。
以上、第2の実施形態にかかる携帯機器40が、第1の実施形態にかかる携帯機器20と主に異なる構成を説明した。続いて、本実施形態にかかる携帯機器40の動作を図13を参照して説明する。
図13は、本実施形態にかかる携帯機器40による記録方法の流れを示したフローチャートである。まず、携帯機器40の通信部216は、コンテンツ配信サーバ10やPC30などの外部装置から、通信網12を介してコンテンツデータを受信する(S504)。続いて、携帯機器40のデータ部分離部276は、通信部216が受信したコンテンツデータを映像データと音声データとに分離する。(S508)。
次いで、携帯機器40の測定部218は、通信部216が受信したコンテンツデータの信号強度を測定する(S512)。その後、携帯機器40の判断部268は、測定部218により測定された信号強度が、映像データを記録するための信号強度の閾値を上回っているか否かを判断する(S516)。携帯機器40の記録部272は、測定部218により測定された信号強度が映像データを記録するための信号強度の閾値を上回っていると判断部268により判断されると、データ分離部276により分離されたコンテンツデータに含まれる映像データを記憶部226に記録する(S520)。
一方、S516において、測定部218により測定された信号強度が映像データを記録するための信号強度の閾値を下回っていると判断部268により判断されると、判断部268は、現在映像データの記録が停止中であるか否かを判断する(S524)。現在映像データの記録が停止中であると判断部268により判断されると、S504の処理に戻る。
一方、S524において、現在映像データの記録が行われていると判断部268により判断されると、記録部272は通知情報付加部228と協働して映像通知情報を記憶部226に記録する(S528)。その後、記録部272は映像データの記録を停止し、S504の処理に戻る(S532)。
また、S512に示した信号強度の測定処理の後、判断部268は、測定部218により測定された信号強度が、音声データを記録するための信号強度の閾値を上回っているか否かを判断する(S536)。携帯機器40の記録部272は、測定部218により測定された信号強度が音声データを記録するための信号強度の閾値を上回っていると判断部268により判断されると、データ分離部276により分離されたコンテンツデータに含まれる音声データを記憶部226に記録する(S540)。
一方、S536において、測定部218により測定された信号強度が音声データを記録するための信号強度の閾値を下回っていると判断部268により判断されると、判断部268は、現在音声データの記録が停止中であるか否かを判断する(S544)。現在音声データの記録が停止中であると判断部268により判断されると、S504の処理に戻る。
一方、S544において、現在音声データの記録が行われていると判断部268により判断されると、記録部272は通知情報付加部228と協働して音声通知情報を記憶部226に記録する(S548)。その後、記録部272は音声データの記録を停止し、S504の処理に戻る(S552)。
以上説明したように、本発明の第2の実施形態にかかる携帯機器40は、コンテンツデータに含まれるデータ種別ごとにコンテンツデータの受信状況が基準を満たすか否かを判断し、コンテンツデータをコンテンツデータに含まれるデータ種別ごとに記録することができる。したがって、本実施形態にかかる携帯機器40は、受信したコンテンツデータの信号強度が、映像データの品質が担保できる強度でなくても、音声データの品質を担保できる強度であった場合に、音声データのみを記録することができる。その結果、映像は表示できなくても、コンテンツデータの音声を出力できる部分を生じさせ得るため、ユーザがコンテンツデータからより多くの情報を得ることが可能となる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態にかかる携帯機器60について説明する。第1の実施形態にかかる携帯機器20は、コンテンツデータのうちで受信状況に応じて記録されなかったデータ範囲を再生することはできない。このため、ユーザが完全なコンテンツデータの再生を所望する場合、携帯機器20に該コンテンツデータの全データを改めて受信させる方法が考えられる。しかし、正常に記録されている部分があるにも拘らずコンテンツデータの全データを携帯機器20に受信させると、通信コスト、通信量および通信時間などが増加するという問題がある。
そこで、上記問題点を一着眼点として本実施形態にかかる携帯機器60が創作されるに至った。本実施形態にかかる携帯機器60は、受信状況が基準を満たさなかったために記録されなかったコンテンツデータ部分を、効率的に補充することができる。以下、本実施形態にかかる携帯機器60の構成および動作を、図14および図15を参照して説明する。なお、第1の実施形態で説明した構成と同一の構成については、同一符号を付すことにより説明を省略する。
図14は、本実施形態にかかる携帯機器60の構成を示した機能ブロック図である。携帯機器60は、通信部216と、測定部218と、判断部220と、データ種別特定部222と、記録部224と、記憶部226と、通知情報付加部228と、データ分離部232と、映像処理部240と、音声処理部250と、再生制御部260と、送信要求部280と、を備える。
送信要求部280は、携帯機器60が取得を試みたコンテンツデータのうちで、判断部220の判断に基づいて記憶部226に記録されなかったデータ範囲(コンテンツデータ部分)の再送信を外部装置に要求する。例えば、携帯機器60が図6に示したようにコマ3〜コマ45を記録しなかった場合、事後的に送信要求部280がコマ3〜45の再送信をコンテンツ配信サーバ10やPC30などの外部装置に要求することができる。例えば、送信要求部280は、コンテンツデータに対応付けて記録された通知情報としてのメタデータに基づいてコンテンツデータの再送信を要求することができる。以下、コンテンツデータの再送信を要求するための具体的手段を図15を参照して説明する。
図15は、本実施形態にかかる携帯機器60によるコンテンツデータの補充の流れを示したシーケンス図である。まず、携帯機器60の送信要求部280は、コンテンツデータに対応付けて記録された通知情報としてのメタデータに基づいて、一部でも記録が停止されたコンテンツデータを抽出する(S610)。続いて、送信要求部280は、S610において抽出したコンテンツデータの再送信要求として、メタデータに含まれるコンテンツIDと、コンテンツデータの記録停止期間の情報と、をコンテンツ配信サーバ10に送信する(S620)。
例えば、コンテンツデータに図9に示したメタデータが対応付けられていた場合、送信要求部280は、コンテンツデータの再送信要求として、コンテンツID「14114411」、記録停止期間「T1〜T2」をコンテンツ配信サーバ10送信する。なお、メタデータには、コンテンツデータの送信元URI(Uniform Resource Identifier)を示す情報が含まれていてもよく、送信要求部280は当該送信元URIに基づいてコンテンツデータの再送信要求をしてもよい。また、送信元装置と、再送信要求先装置とは必ずしも一致していなくてもよい。
その後、コンテンツ配信サーバ10においては、携帯機器60から受信したコンテンツIDに対応するコンテンツデータの、携帯機器60から受信した記録停止期間に該当するコンテンツデータ部分を用意する(S630)。例えば、コンテンツ配信サーバ10は、コンテンツIDが「14114411」であるコンテンツデータの、データ範囲が「T1〜T2」であるコンテンツデータ部分を用意する。
次いで、コンテンツ配信サーバ10は、S630において用意したコンテンツデータ部分を携帯機器60に対して送信する(S640)。そして、携帯機器60の記録部224は、コンテンツ配信サーバ10から受信したコンテンツデータ部分を記憶部226に記録する(S650)。
以上説明したように、本発明の第3の実施形態にかかる携帯機器60は、携帯機器60が取得を試みたコンテンツデータのうちで、判断部220の判断に基づいて記憶部226に記録されなかった部分を、効率的に補充することができる。すなわち、本実施形態にかかる携帯機器60は、判断部220の判断に基づいて記憶部226に記録されなかったコンテンツデータ部分のみを再送信要求し、受信することができるため、通信コスト、通信量および通信時間などを抑制することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記第1の実施形態では、判断部220が測定部218が測定した信号強度に基づいて記録部224にコンテンツデータを記録させるか否かを判断する場合を説明したが、本発明はかかる例に限定されない。一例として、判断部220は、通信部216が受信したコンテンツデータに基づいて再生される映像、または音声に基づいて記録部224にコンテンツデータを記録させるか否かを判断してもよい。コンテンツデータがデジタル放送に基づくものであった場合、ある信号強度以下で受信したコンテンツデータは再生時に黒つぶれの映像となることがある。したがって、判断部220は、再生される映像が黒つぶれの映像であった場合にはコンテンツデータを記録部224に記録させないと判断してもよい。
なお、本明細書の携帯機器20の処理における各ステップは、必ずしもフローチャートまたはシーケンス図として記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むとしてもよい。
また、携帯機器20に内蔵されるCPU201、ROM202およびRAM203などのハードウェアを、上述した携帯機器20の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、上述のようなコンピュータプログラムを記憶した記憶媒体も提供される。
本発明の第1の実施形態にかかるコンテンツ記録システムの構成を示した説明図である。 同実施形態にかかる携帯機器の外観構成例を示した説明図である。 同実施形態にかかる携帯機器のハードウェア構成を示した説明図である。 同実施形態にかかる携帯機器の構成を示した機能ブロック図である。 信号強度と同実施形態にかかる記録部の動作の関係を示した説明図である。 記録部により記録されるコンテンツデータを映像コマごとに示した説明図である。 同実施形態にかかる携帯機器におけるコンテンツデータの再生の様子を示した説明図である。 コンテンツデータの記録停止時に音声通知情報を記録した場合のコンテンツデータの再生の様子を示した説明図である。 コンテンツデータの記録停止に関する情報を含むメタデータの一例を示した説明図である。 同実施形態にかかる携帯機器によるコンテンツデータの記録方法の流れを示したフローチャートである。 本発明の第2の実施形態にかかる携帯機器の構成を示した機能ブロック図である。 信号強度と同実施形態にかかる記録部の動作の関係を示した説明図である。 同実施形態にかかる携帯機器によるコンテンツデータの記録方法の流れを示したフローチャートである。 本発明の第3の実施形態にかかる携帯機器の構成を示した機能ブロック図である。 同実施形態にかかる携帯機器によるコンテンツデータの補充の流れを示したシーケンス図である。
符号の説明
10 コンテンツ配信サーバ
20、40、60 携帯機器
30 PC
216 通信部
218 測定部
220、268 判断部
222 データ種別特定部
224、272 記録部
226 記憶部
228 通知情報付加部
232、276 データ分離部
240 映像処理部
248 表示部
250 音声処理部
258 音声出力部
260 再生制御部
280 送信要求部

Claims (20)

  1. 無線電波を用いて送信されたコンテンツデータを受信する受信部と;
    前記受信部が受信した前記コンテンツデータを記憶媒体に記録する記録部と;
    前記受信部による前記コンテンツデータの受信状況が所定の基準を満たすか否かを判断する判断部と;
    を備え、
    前記記録部は、前記判断部により前記基準を満たさないと判断されると、前記記憶媒体への前記コンテンツデータの記録を停止することを特徴とする、記録装置。
  2. 前記記録部は、前記判断部により前記基準を満たすと判断されると、前記記憶媒体への前記コンテンツデータの記録を行なうことを特徴とする、請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記記録部は、前記コンテンツデータの記録を所定のデータ位置で停止すると、前記所定のデータ位置において前記コンテンツデータの記録を停止した旨を示す通知情報を前記記憶媒体に記録することを特徴とする、請求項1に記載の記録装置。
  4. 前記通知情報は、前記コンテンツデータの記録を停止した旨を示す画像情報または音声情報であって、前記所定のデータ位置に挿入されることを特徴とする、請求項3に記載の記録装置。
  5. 前記通知情報は、前記所定のデータ位置を示す情報を含むメタデータであって、前記コンテンツデータと対応付けて記録されることを特徴とする、請求項3に記載の記録装置。
  6. 前記記憶媒体に記憶されたコンテンツデータを再生する再生部を備え、
    前記再生部は、再生する一のコンテンツデータに前記通知情報が対応付けられている場合、前記通知情報に基づいて、前記所定のデータ位置で前記コンテンツデータの記録が停止された旨を示す画像情報または音声情報を再生することを特徴とする、請求項5に記載の記録装置。
  7. 前記通知情報は、前記記録部による前記コンテンツデータの記録が停止されたデータ範囲を示す停止情報を含むことを特徴とする、請求項5に記載の記録装置。
  8. 前記コンテンツデータには、前記各コンテンツデータを特定可能な識別情報が対応付けられており、
    前記コンテンツデータに対応付けられている識別情報と、前記通知情報に含まれる停止情報と、に基づき、前記記録が停止されたデータ範囲のコンテンツデータの再送信を要求する送信要求部を備えることを特徴とする、請求項7に記載の記録装置。
  9. 前記判断部は、前記受信部が受信する前記コンテンツデータの信号強度が所定の閾値を下回っている場合に前記コンテンツデータの受信状況が前記基準を満たさないと判断することを特徴とする、請求項1に記載の記録装置。
  10. 前記閾値は、前記コンテンツデータのデータ種別に応じて異なることを特徴とする、請求項9に記載の記録装置。
  11. 前記判断部は、前記コンテンツデータに複数のデータ種別が含まれる場合、前記コンテンツデータに含まれるデータ種別ごとに前記コンテンツデータの受信状況が前記基準を満たすか否かを判断することを特徴とする、請求項9に記載の記録装置。
  12. 前記判断部は、前記受信部が受信する前記コンテンツデータの信号強度の平均値が前記閾値を下回った場合に前記コンテンツデータの受信状況が前記基準を満たさないと判断することを特徴とする、請求項1に記載の記録装置。
  13. 前記判断部が前記コンテンツデータの受信状況が前記基準を満たしていないと判断すると、前記記録部がコンテンツデータの記録を停止している旨をユーザに通知する通知部をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の記録装置。
  14. 無線電波を用いて送信されたコンテンツデータを受信するステップと;
    前記コンテンツデータの受信状況が所定の基準を満たすか否かを判断するステップと;
    前記基準を満たさないと判断される間は、前記記憶媒体への前記コンテンツデータの記録を停止するステップと;
    を含むことを特徴とする、記録方法。
  15. コンピュータを、
    無線電波を用いて送信されたコンテンツデータを受信する受信部と;
    前記受信部が受信した前記コンテンツデータを記憶媒体に記録する記録部と;
    前記受信部による前記コンテンツデータの受信状況が所定の基準を満たすか否かを判断する判断部と;
    を備え、
    前記記録部は、前記判断部により前記基準を満たさないと判断されると、前記記憶媒体への前記コンテンツデータの記録を停止する記録装置として機能させるための、プログラム。
  16. 前記通知情報は、前記コンテンツデータの記録を停止した旨を示す画像情報または音声情報であって、前記所定のデータ位置に挿入されることを特徴とする、請求項15に記載のプログラム。
  17. 前記通知情報は、前記所定のデータ位置を示す情報を含むメタデータであって、前記コンテンツデータと対応付けて記録されることを特徴とする、請求項15に記載のプログラム。
  18. 前記コンテンツデータには、前記各コンテンツデータを特定可能な識別情報が対応付けられており、
    前記コンテンツデータに対応付けられている識別情報と、前記通知情報に含まれる前記コンテンツデータの記録が停止されたデータ範囲を示す停止情報と、に基づき、前記コンテンツデータの送信元装置に対して前記記録が停止されたデータ範囲のコンテンツデータの再送信を要求する送信要求部を備えることを特徴とする、請求項17に記載のプログラム。
  19. 前記判断部は、前記受信部が受信する前記コンテンツデータの信号強度が所定の閾値を下回っている場合に前記コンテンツデータの受信状況が前記基準を満たさないと判断することを特徴とする、請求項15に記載のプログラム。
  20. 前記判断部は、前記コンテンツデータに複数のデータ種別が含まれる場合、前記コンテンツデータに含まれるデータ種別ごとに前記コンテンツデータの受信状況が前記基準を満たすか否かを判断することを特徴とする、請求項19に記載のプログラム。
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