JP2008205555A - アンテナ - Google Patents

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Toshihiro Kotani
俊博 小谷
Takeshi Masutani
武 増谷
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】携帯電話等の移動体通信機器に用いられるアンテナに関し、アンテナ用エレメントをキャリアに固定するかしめ品質を維持し、生産性の向上が図れるものを提供することを目的とする。
【解決手段】キャリア12の傾斜面12Bに設けられた2ヶ所の第2突起14は、根元部分が天面である水平面12Aの第1突起13の直径より太い円柱形状で、傾斜面12Bの下方側となる下流側が切り欠かれて段部14Aとされ傾斜面12Bの上方側となる上流側のみが水平断面が半円形の柱状に形成したものとされ、それを上方側から垂直に潰しかしめする構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯電話等の移動体通信機器に使用されるアンテナに関するものである。
近年、移動体通信機器は小型、軽量化が進み、それに伴いその移動体通信機器に搭載されるアンテナについても小型、軽量化への要望が強くなっている。そして、アンテナの形態は移動体通信機器の筐体内部に収納される内蔵式のアンテナが主流となってきている。
このような移動体通信機器としての携帯電話機に用いられる従来のアンテナについて、図6〜図8を用いて説明する。
図6は従来のアンテナの外観斜視図、図7は同分解斜視図であり、同図において、1は細長い金属板を所定の周波数の電波に共振可能なように打ち抜き加工や折り曲げ加工を施して構成されたアンテナ用エレメントである。2は下面開口の略箱型をした絶縁樹脂製のキャリアであり、同図中に示す上方側の天面となる水平面2Aと前方側の垂直面2Cとで形成されるコーナー部が傾斜面2Bとして形成され、前記アンテナ用エレメント1がその水平面2A、傾斜面2Bに沿った表面に載せられてかしめ固定されることによって、従来のアンテナが構成されている。
この従来のアンテナは、図示しない携帯電話機の筐体内に収納状態で搭載される内蔵式のものであり、前記キャリア2の図6中に示す前方側を、携帯電話機筐体の端部側に向けて搭載される形態となっているために、その筐体に当接しないように、前方端部側に向かって厚みが薄くなるように傾斜面2Bが設けられている。
そして、前記キャリア2には、前記アンテナ用エレメント1をかしめ固定する円柱形状の第1突起3が水平面2Aに、そして第2突起4が傾斜面2Bに突設されており、前記第1突起3および第2突起4は、同じ直径寸法で、それぞれが平行関係で垂直上方に向けて設けられている。
前記構成の従来のアンテナにおいて、前記キャリア2にアンテナ用エレメント1を固定する方法を説明すると、まず、キャリア2の水平面2Aの第1突起3と傾斜面2Bの第2突起4それぞれに対応して設けられたアンテナ用エレメント1の貫通孔6を合わせて、アンテナ用エレメント1をキャリア2表面に載せるなどして組み合わせる。次に、所定温度に加熱した図示しないかしめ用ポンチを上方から垂直下方に押し付けて、第1突起3と第2突起4に同時に圧力と熱を加え、第1突起3と第2突起4とをかしめ加工して、前記アンテナ用エレメント1を前記キャリア2に固定させる。なお、図8は図6中の傾斜面2Bの第2突起4部分となるR−R線における断面図であり、同図に示したように、第2突起4は傾斜面2Bの上流側でかしめ固定されるようになるものであった。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2003−273623号公報
前記従来のアンテナにおいては、キャリア2の天面である水平面2Aに設けられた第1突起3と傾斜面2Bに設けられた第2突起4とを熱を加えながら潰している。これは、加熱していない状態で上方側から垂直に潰しかしめを行うと、傾斜面2Bの第2突起4が傾斜面2Bの下流となる下方に向けて倒れたり、場合によっては折れが発生したりして、第2突起4に対してうまくかしめができないことが発生するからであり、前述した構成であれば、前記かしめ固定時において、かしめ用ポンチの温度管理が必要で、かしめ加工にも時間がかかり、生産性が良くないという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、アンテナ用エレメントをキャリアに固定するかしめ品質を維持しながら、生産性が向上できるアンテナを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、金属板製のアンテナ用エレメントと、天面に第1突起と傾斜面に第2突起が垂直上方にそれぞれ突設され、それら第1突起、第2突起が潰しかしめされて前記アンテナ用エレメントを表面に固定保持する絶縁樹脂製のキャリアとからなり、前記傾斜面の第2突起のかしめ部形状が、前記傾斜面の上方となる上流側が高く、下方となる下流側が低くなる傾斜形状または段差形状に形成され、前記第1突起と第2突起とが上方側から垂直に押し潰されて、前記アンテナ用エレメントが前記キャリアに固定されていることを特徴とするアンテナとしたものであり、傾斜面に設けた第2突起のかしめ部を傾斜面の上流側が高くなる傾斜した形状または段差を持たせた形状のものとしたので、熱かしめを用いなくても第2突起の倒れなどなく各突起を同時に安定してかしめ固定でき、アンテナ用エレメントをキャリアにかしめ固定する際の生産性の向上が図られたアンテナとして実現できるという作用を有する。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、傾斜面の第2突起の潰される部分の体積が、天面の第1突起の潰される部分と同じ体積となるように設定されたものであり、第1突起と第2突起の潰される部分の体積を同じにしたので、同時にかしめる際の各突起に必要な圧力が同等となり、安定したかしめを行うことができるという作用を有する。
以上のように本発明によれば、傾斜面に設けられた第2突起のかしめ部形状が傾斜面の上方となる上流側が高く、下方となる下流側が低くなる傾斜形状または段差形状に形成したものとしたため、熱かしめを用いなくても傾斜面の突起と天面の突起とを、かしめ品質を維持して同時に上方側からかしめ固定でき、これにより生産性の向上が図られたアンテナとして実現できるという有利な効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図5を用いて説明する。
なお、従来の技術の項で説明した構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を簡略化する。
(実施の形態)
図1は本発明の一実施の形態によるアンテナの外観斜視図、図2は同分解斜視図、図3はかしめ前の図2中のS−S線における要部断面図、図4はかしめ後の図2中のS−S線における要部断面図である。
図1、図2において、12は下面開口の略箱型をした絶縁樹脂製のキャリアで、図1中に示した上方側方向の天面となる水平面12Aと前方側の垂直面12Cが交わってできるコーナー部が面取りされた傾斜面12Bを有した形状となっている。そして、11は細長い金属板を所定の周波数の電波に共振可能なように打ち抜き加工や折り曲げ加工を施して形成されたアンテナ用エレメントであり、このアンテナ用エレメント11が、前記キャリア12の水平面12Aから傾斜面12Bに沿った表面に載せられてかしめ固定されることによって、アンテナとして構成されている。
また、前記キャリア12の左右の側面12D,12Eの下端部位置には取付用孔15Aを有した取付用突起15が、水平方向にそれぞれ突設されており、この取付用孔15Aを介してビス等により図示しない携帯電話機の筐体などに搭載される。
これらは、従来のアンテナと同様であるが、本実施の形態によるアンテナは、アンテナ用エレメント11をキャリア12に固定するかしめ用の突起が異なっている。
つまり、図2に示すように、本実施の形態によるキャリア12において、上方側の天面となる水平面12Aに垂直上方に向けて突設された5ヶ所の第1突起13は、従来のものと同じであって、その第1突起13どうしは同一直径となされているが、傾斜面12Bに垂直上方に向けて突設された2ヶ所の第2突起14は、その形状、寸法が異なっている。
この傾斜面12Bに設けられた2ヶ所の第2突起14は、垂直上方に突出した第1突起13と平行関係すなわち水平面12Aに対して同じく垂直上方に向けて突設され、図3に示したように、その根元部分は前記水平面12Aの第1突起13の直径より太い円柱形状で、傾斜面12Bの下方側となる下流側が切り欠かれて段部14Aが形成され、その傾斜面12Bの上方側となる上流側のみが、水平断面が半円形の柱状に形成されたものとしている。そして、この半円形の柱状となされた部分の体積は、水平面12Aの第1突起13の突出部分の体積とほぼ同じ体積で設定されている。
そして、アンテナ用エレメント11には、第1突起13および第2突起14の配設位置に応じた箇所に、それぞれ対応する形状で設けられた貫通孔21および31が設けられている。なお、貫通孔31は、第2突起14の根元部分が挿入できる形状に設定されている。
そして、アンテナ用エレメント11の貫通孔21および31に第1突起13および第2突起14を挿入させてアンテナ用エレメント11をキャリア12に組み合わせ、その後、第1突起13および第2突起14の先端側をかしめ固定して完成させる。
このとき、傾斜面12Bの第2突起14は、図4に示すように、図示しないかしめポンチにより、前記半円形の柱状部分が上方から垂直下方に向けて押し潰されてかしめ固定状態になされる。そのかしめ固定時においては、段部14Aを境とした根元部分がかしめ圧力の受け部となるため、前記かしめ時においても傾斜面12Bの下方側に倒れること等をなくすことができて第1突起13同様に水平面12Aで潰しかしめがなされるような状態の確保ができ、上方側から垂直に押し潰す際に、かしめ用ポンチを加熱せずとも安定した潰しかしめ加工が行えるものにできる。
このように本発明の実施の形態によれば、傾斜面12Bの第2突起14への潰しかしめを水平面12Aでの潰しかしめと同様に扱えるものとして実現でき、かしめ用ポンチを加熱する必要もなくせて、ポンチの温度管理なども不要で、かつ安定してアンテナ用エレメント11をキャリア12にかしめ固定できるようになるため、高いかしめ品質を得ながら、かしめ作業性が向上して効率的な生産が可能となる。
また、水平面12Aの第1突起13と傾斜面12Bの第2突起14との潰しかしめされる部分の体積を同じ設定にしているので、どの突起も同じ圧力で潰すことができ、より安定したかしめ加工が可能となり、水平面12Aの5ヵ所の第1突起13と傾斜面12Bの2ヶ所の第2突起14のすべてを一回のかしめ作業で同時に安定して行うことができる。
なお、傾斜面12Bの第2突起14の形状について、前述のように下流側に段部14Aを持たせた段差形状ではなく、図5に示すように、前記段差を設けて切り欠いた部分を先端に向かって細くなるようにテーパ面17Aに形成したテーパ面付き突起17としても良く、これによっても熱かしめが不要で、潰しかしめに際して、根元部分がかしめ時の圧力をしっかり受け止めるため、キャリア16の傾斜面16Bの下方に突起が倒れること等がなく、安定したかしめ固定が行えるものにできる。
また、絶縁樹脂製のキャリアの天面は、水平面に限られるものではなく、上方に膨出した球面や曲面でも良く、さらにそれら天面と傾斜面は直接繋がっていなくても良い。
本発明によるアンテナは、アンテナ用エレメントをキャリアに固定するかしめ品質を維持しながら、生産性が向上されたものとして実現できるという効果を有し、携帯電話を代表とする移動体通信機器等に有用である。
本発明の一実施の形態によるアンテナの外観斜視図 同分解斜視図 かしめ前の図2中のS−S線における要部断面図 かしめ後の図2中のS−S線における要部断面図 他の形態の傾斜面の突起を示す断面図 従来のアンテナの外観斜視図 同分解斜視図 同図6中のR−R線における要部断面図
符号の説明
11 アンテナ用エレメント
12,16 キャリア
12A 水平面
12B,16B 傾斜面
12C 垂直面
12D,12E 側面
13 第1突起
14 第2突起
14A 段部
15 取付用突起
15A 取付用孔
17 テーパ面付き突起
17A テーパ面
21,31 貫通孔

Claims (2)

  1. 金属板製のアンテナ用エレメントと、天面に第1突起と傾斜面に第2突起が垂直上方にそれぞれ突設され、それら第1突起、第2突起が潰しかしめされて前記アンテナ用エレメントを表面に固定保持する絶縁樹脂製のキャリアとからなり、前記傾斜面の第2突起のかしめ部形状が、前記傾斜面の上方となる上流側が高く、下方となる下流側が低くなる傾斜形状または段差形状に形成され、前記第1突起と第2突起とが上方側から垂直に押し潰されて、前記アンテナ用エレメントが前記キャリアに固定されていることを特徴とするアンテナ。
  2. 傾斜面の第2突起の潰される部分の体積が、天面の第1突起の潰される部分と同じ体積となるように設定された請求項1記載のアンテナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012239151A (ja) * 2011-05-09 2012-12-06 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 通信端末機及びその製造方法
JP2013062858A (ja) * 2009-09-22 2013-04-04 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd アンテナパターンフレーム、その製造方法及び製造金型、電子装置のケースの製造方法及び電子装置

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