JP2008205543A - 移動電話装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】着呼を伝えないモード設定時にも、緊急な用件を伝えるための着呼を利用者に伝える「移動電話装置」を提供する。
【解決手段】制御部13は、移動電話機30の着呼発生時に、ドライブモードが設定されていた場合には、今回の着呼の発呼元からの過去T時間(たとえば、1分)以内の着呼が、N回(たとえば、3回)以上発生している場合には、呼出音を鳴動させ、利用者のオフフック操作を待って、移動電話機30に呼を接続させ、音声通話を開始する。今回の着呼の発呼元からの着呼が過去T時間内にN回以上発生していない場合には、運転中のため電話にでられない旨の音声メッセージを移動電話機30から発呼元に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、主として、自動車等の移動体に搭載される移動電話装置における、着呼の取り扱いに関するものである。
自動車等の移動体に搭載される移動電話装置における、着呼の取り扱いに関する技術としては、自動車に搭載される移動電話端末において、自動車の走行中の有無を検出し、自動車の走行中は、自身の動作モードを、ドライブモード呼称されるモードに設定する技術が知られている(たとえば、特許文献1)。ここで、ドライブモードとは、着呼時に呼出音を鳴動せずに着呼に自動応答して、現在電話にでられない旨の音声メッセージの送信や、発呼者の伝言の自動録音を行うモードを指す。
また、自動車に搭載されるハンズフリー通話装置において、自動車の車速が所定速度以上大きいときに、当該ハンズフリー通話装置に接続された移動電話機を制御しつつ、上述のようなドライブモードにおける着呼時の動作を行う技術も知られている(たとえば、特許文献2)。ここで、また、ハンズフリー通話装置とは、移動電話機から送信する音声をピックアップするマイクを備え、接続された移動電話機にハンズフリー通話の機能を付加する装置であり、ハンズフリー通話とは、利用者が移動電話機を手持ち操作することなく行う通話である。
また、以上のような、着呼時に呼出音を鳴動せずに着呼に自動応答して、現音声メッセージの送信や、発呼者の伝言の自動録音を行うモードに関する技術としては、予め特定の発呼元からの着呼に対してのみは、通常通り呼出音を鳴動させ、利用者と発呼元との通話を可能とする技術も知られている(たとえば、特許文献3)。
特開平11-168767号公報 特開2001-144850号公報 特開平5-292177号公報
さて、自動車内の移動電話機に対して緊急な用件を伝えるための着呼が発生した場合には、自動車が走行している場合であっても、当該着呼を移動電話機の利用者に伝え、当該着呼に係る通話が行えるようにすることが好ましい場合もある。
しかしながら、前述したドライブモードが設定されている場合には、全ての着呼に対して一律にドライブモードでの処理が行われるため、緊急な用件を伝えるための着呼が発生した場合でも、その着呼を移動電話機の利用者に伝えることができない。
一方、前述した特許文献3の技術をドライブモードに適用すれば、自動車が走行している場合であっても、特定の発呼元から着呼については、その着呼を移動電話機の利用者に伝えることができる。しかしながら、緊急な用件を伝えるための呼が、常に特定の発呼元から着呼するとは限らない。
そこで、本発明は、移動電話機の利用者に着呼を伝えないモードが設定されている場合であっても、緊急な用件を伝えるための着呼については、当該着呼を移動電話機の利用者に伝えることを課題とする。
前記課題達成のために、本発明は、着呼時に呼出音を鳴動せずに、当該着呼の発呼元に所定の音声メッセージを自動応答する自動応答モードを備えた移動電話装置に、前記自動応答モードが設定されているときに、着呼が発生した場合に、過去所定期間内における当該着呼の発呼元からの着呼の頻度を算定する着呼頻度検出手段と、前記自動応答モードが設定されているときに、前記着呼頻度検出手段が所定のレベル以上大きい頻度を算出した場合に、呼出音を鳴動させ、利用者の応答操作に応じて、当該利用者と前記発呼元との音声通話を開始する着呼制御手段とを備えたものである。
ここで、移動電話装置の利用者に緊急の用件を連絡しようとする発呼元は、連絡がとれるまで、短時間の間に何度も移動電話装置に繰り返し発呼してくることが期待できる。したがって、このような移動電話装置によれば、自動応答モードが設定されている場合であっても、緊急な用件を伝えるための着呼については、当該着呼を移動電話装置の利用者に伝えることができるようになる。
また、本発明は、前記課題達成のために、着呼時に、呼出音を鳴動せずに当該着呼の発呼元に所定の音声メッセージを自動応答する自動応答モードを備えた移動電話装置を、前記自動応答モードが設定されているときに、着呼が発生した場合に、前記音声メッセージ送信中または前記音声メッセージの送信直後期間における、当該着呼の発呼元からの予め定めた番号列の受信を検出する番号列受信検出手段と、前記自動応答モードが設定されているときに、前記番号列受信検出手段が前記番号列の受信を検出した場合に、呼出音を鳴動させ、利用者の応答操作に応じて、当該利用者と前記発呼元との音声通話を開始する着呼制御手段とを含めて構成したものである。
このような移動電話装置によれば、移動電話機の利用者に緊急の用件を連絡しようとする発呼元のみが前記予め定めた番号列を入力するように処置することにより、自動応答モードが設定されている場合に、緊急な用件を伝えるための着呼についてのみ、当該着呼を移動電話装置の利用者に伝えることができるようになる。
また、前記課題達成のために、本発明は、着呼時に、呼出音を鳴動せずに当該着呼の発呼元に所定の音声メッセージを自動応答する自動応答モードを備えた移動電話装置に、前記自動応答モードが設定されているときに、着呼が発生した場合に、前記音声メッセージ送信後に、呼が前記発呼元によって所定期間以上切断されなかったことを検出する非切断検出手段と、前記自動応答モードが設定されているときに、非切断検出手段が前記所定期間以上切断されなかったことを検出したときに呼出音を鳴動させ、利用者の応答操作に応じて、当該利用者と前記発呼元との音声通話を開始する着呼制御手段とを備えたものである。
ここで、移動電話機の利用者に緊急の用件を連絡しようとする発呼元は、音声メッセージを聴いても直ちには呼を切断せずに、利用者が応答することを期待してしばらくそのまま待ち続けることが推定できる。したがって、このような移動電話装置によれば、自動応答モードが設定されている場合であっても、緊急な用件を伝えるための着呼については、当該着呼を移動電話装置の利用者に伝えることができるようになる。
なお、以上のような各移動電話装置は、自動車に搭載されたものであってよく、前記自動応答モードは、前記自動車の走行中設定されるものであってよい。
また、以上のような各移動電話装置は、接続された移動電話機にハンズフリー通話機能を付加するハンズフリー装置を含んで構成されるものであってよく、この場合、前記着呼制御手段が開始する音声通話は、当該ハンズフリー装置に接続された移動電話機を用いたハンズフリー通話機能を利用して行われる音声通話であってよい。
以上のように、本発明によれば、移動電話機の利用者に着呼を伝えないモードが設定されている場合であっても、緊急な用件を伝えるための着呼については、当該着呼を移動電話機の利用者に伝えることができる。
以下、本発明の実施形態について、自動車に搭載され、移動電話機(一般に「携帯電話」とも呼称される)にハンズフリー通話機能を付加するハンズフリー通話装置への適用を例にとり説明する。
図1に、本実施形態に係るハンズフリー通話装置の構成を示す。
図示するように、ハンズフリー通話装置10は、ハンズフリー通話処理装置1、携帯型の移動電話機30を保持するクレイドル2、入力装置3、表示装置4、マイクロフォン5、スピーカ6とを備えている。
また、ハンズフリー通話処理装置1は、移動電話機インタフェース11、通話音声処理部12、制御部13、メモリ14を有している。
ここで、制御部13は、自動車の車速を検出する車速センサ20に接続している。また、メモリ14には、呼び出し音として用いる音声の音声データや、通話相手に送信する音声メッセージとして用いる音声の音声データが予め記憶されている。また、メモリ14には、通話相手から伝言として受信した音声の音声データを記憶することができる。
ここで、移動電話機30がクレイドル2に装着されると、クレイドル2に設けられたコネクタと、移動電話機30に設けられているコネクタが連結し、移動電話機30と移動電話機インタフェース11とが接続される。そして、移動電話機30と移動電話機インタフェース11との間で各種信号の入出力が行われる。ただし、移動電話機インタフェース11は、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信によって移動電話機30に接続し信号の入出力を行うものであってもよく、この場合にはクレイドル2は不要となる。
ここで、移動電話機30と移動電話機インタフェース11との間で入出力する信号としては、移動電話機30から通話相手に送信する音声を表す送信音声信号や、移動電話機30が通話相手から受信した音声を表す受信音声信号の他、制御部13と移動電話機30との間で移動電話機インタフェース11を介して送受される各種コマンドや各種状態情報があり、制御部13は、これらコマンドや状態情報を用いて、移動電話機30の各種動作の制御や移動電話機30の各種状態の取得を行う。なお、送信音声信号は、ハンズフリー通話処理装置1から移動電話機30に対して出力され、受信音声信号は、移動電話機30からハンズフリー通話処理装置1に対して出力される。
さて、ハンズフリー通話装置10の移動電話機インタフェース11に接続した移動電話機30は、着呼時の呼出音の鳴動は行わない。また、移動電話機30が備える内蔵スピーカと内蔵マイクロフォンを用いた音声の入出力は行わない。すなわち、ハンズフリー通話装置10の移動電話機インタフェース11に接続した移動電話機30は、移動電話網を介した他の電話機との呼が確立している期間中、通話相手の電話機から受信した音声信号を、受信音声信号として移動電話機インタフェース11に出力し、移動電話機インタフェース11から送信音声信号として受信した音声信号を、通話相手の電話機に送信する。
移動電話機インタフェース11は、受信した受信音声信号を、通話音声処理部12に送り、通話音声処理部12から入力する送信音声信号を移動電話機30に送信する。また、制御部13によって音声通話が開始されると、通話音声処理部12は、入力した受信音声信号に対して、音量調整やラウドネス補償処理を施し、スピーカ6から出力する。また、音声通話が開始されると、通話音声処理部12は、マイクロフォン5から入力した音声信号を、スピーカ6からマイクロフォン5への回り込んだ音声成分を除去するエコーキャンセル処理などを施した後、移動電話機インタフェース11を介して送信音声信号として移動電話機30に送る。
そして、制御部13は、入力装置3から入力されるユーザ操作や、移動電話機30から通知される着呼通知や通話終了通知などの各種状態を表す状態情報に応じて、移動電話機30にコマンドを発行することにより、移動電話機30の発呼動作や着呼応答動作などの呼制御動作やその他の各種通信動作の制御を行う。
さて、このような構成において、ハンズフリー通話装置10は、動作モードとして、ドライブモードを備えており、このドライブモードの設定/解除は、制御部13が、次に示すドライブモード制御処理によって行う。
図2に、このドライブモード制御処理の手順を示す。
図示するように、この処理では、車速センサ20が検出している自動車の車速を監視し(ステップ202)、車速が所定の速度Thを超えたならば(ステップ204)、ドライブモードを設定する(ステップ206)。
そしてドライブモードを設定したならば、車速センサ20が検出している自動車の車速が所定の速度Th-Δ(但し、Th>Δ)以下となるのを監視し(ステップ208、210)、車速が所定の速度Th-Δ以下となったならば、ドライブモードを解除し(ステップ212)、ステップ202からの処理に戻る。なお、Δは、速度Th付近で自動車が走行しているときに、必要以上に頻繁にドライブモードの設定/解除が繰り返されないようにするために設けている。
このようなドライブモード制御処理によれば、自動車が速度Thを超える速度で走行している場合には、自動的にドライブモードが設定され、当該ドライブモードの設定が、自動車が速度Th-Δまで減速するまで維持されることになる。
次に、制御部13は、移動電話機30が通信を行っていない着信待ち受け状態にあるときには、図2bに示す着信処理を実行する。
図示するように、この着信処理では、移動電話機30における着呼の発生を待ち(ステップ252)、着呼が発生したならば(ステップ252)、現在、ドライブモードが設定されているかどうかを調べ(ステップ254)、ドライブモードが設定されていなければ、通話音声処理部12に、予めメモリ14に用意した音声データに基づく呼出音をスピーカ6から出力させることにより、呼出音を鳴動させる(ステップ266)。そして、利用者の入力装置3に対するオフフック操作を待って(ステップ268)、移動電話機30に着呼に応答させることにより呼を接続させて呼を確立し(ステップ270)、音声通話を開始し(ステップ272)、処理を終了する。ここで、前述のように、音声通話が開始されると、通話音声処理部12は、移動電話機30から送られた受信音声信号をスピーカ6に出力し、マイクロゴン5から入力した音声信号を送信音声信号として移動電話機30に送る。
なお、このような音声通話開始後、利用者または発呼元によって呼が切断され、呼が解放されたならば、制御部13は、音声通話を終了して着信待ち受け状態に遷移し、着信処理を再起動する。
一方、着呼発生時に(ステップ252)、ドライブモードが設定されていた場合には(ステップ254)、移動電話機30から通知された発呼元の電話番号と現在日時を着呼履歴としてメモリ14に保存し(ステップ256)、今回の着呼の発呼元からの過去T時間(たとえば、1分)以内の着呼が、N回(たとえば、3回)以上発生しているかどうかをメモリ14に保存されている着呼履歴を参照して判定し(ステップ258)、過去T時間内にN回以上発生していれば、呼出音を鳴動させ(ステップ266)、利用者のオフフック操作を待って(ステップ268)、移動電話機30に呼を接続させて呼を確立し(ステップ270)、音声通話を開始し(ステップ272)、処理を終了する。なお、この後、利用者または発呼元によって呼が切断され、呼が解放されたならば、制御部13は、音声通話を終了して着信待ち受け状態に遷移し、着信処理を再起動する。
一方、今回の着呼の発呼元からの着呼が過去T時間内にN回以上発生していなければ(ステップ258)、移動電話機30に呼を接続させて呼を確立し(ステップ260)、介して予めメモリ14に用意した伝言の音声データに基づく音声メッセージの音声信号を通話音声処理部12を送信音声信号として移動電話機30に出力することにより、発呼元に送信する(ステップ262)。ここで、この音声メッセージとしては、たとえば、「ただいま、運転中のため、電話にでられません。伝言のある方は、このままお話ください。」といった音声を用いる。
そして、移動電話機30から受信音声信号として通話音声処理部12に入力する、発呼元から送信された伝言音声の音声データをメモリ14に伝言として記憶する伝言録音処理を開始し(ステップ264)、処理を終了する。ここで、この後、伝言録音処理または発呼元によって呼が切断され、呼が解放されたならば、制御部13は、伝言録音処理を終了して着信待ち受け状態に遷移し、着信処理を再起動する。なお、伝言録音処理は、伝言の録音時間が予め定めた録音可能最大時間となったときなどに呼を切断する。
なお、以上の着信処理実行中に、発呼元から呼が切断された場合には、制御部13は、着信処理を直ちに終了し、呼が接続されている場合には呼を切断して解放した上で、着信待ち受け状態に遷移する。そして、着信処理を再起動する。
以上のような着信処理によれば、ハンズフリー通話装置10は、ドライブモード設定時に、着呼があった場合に、呼出音を鳴動させずに呼を自動接続し、発呼元に対する音声メッセージの送信と、発呼元からの伝言の録音を行う処理を行うが、同じ発呼元から所定期間内に所定回数以上着呼した場合に限っては、呼出音を鳴動させて、利用者に着呼を知らせ、その後の利用者のオフフック操作に応じて利用者と発呼元との間の通話を可能とする。
ここで、移動電話機30の利用者に緊急の用件を連絡しようとする発呼元は、連絡がとれるまで、短時間の間に何度も移動電話機30に繰り返し発呼してくることが期待できる。したがって、このような着信処理によれば、ドライブモードが設定されている場合であっても、緊急な用件を伝えるための着呼については、当該着呼を移動電話機30の利用者に伝えることができる。
ところで、以上の実施形態で示した着信処理は、図3に示すように行うようにしてもよい。
すなわち、この着信処理では、移動電話機30における着呼の発生を待ち(ステップ302)、着呼が発生したならば(ステップ302)、現在、ドライブモードが設定されているかどうかを調べ(ステップ304)、ドライブモードが設定されていなければ、呼出音を鳴動させ(ステップ328)、利用者の入力装置3に対するオフフック操作を待って(ステップ330)、移動電話機30に呼を接続させて呼を確立し(ステップ332)、音声通話を開始し(ステップ334)、処理を終了する。なお、この後、利用者または発呼元によって呼が切断され、呼が解放されたならば、制御部13は、音声通話を終了し着信待ち受け状態に遷移し、着信処理を再起動する。
一方、着呼発生時に(ステップ302)、ドライブモードが設定されていた場合には(ステップ304)、移動電話機30に呼を接続させて呼を確立し(ステップ306)、通話音声処理部12を介して予めメモリ14に用意した伝言の音声データに基づく音声メッセージの音声信号を送信音声信号として移動電話機30に出力することにより、音声メッセージを発呼元に送信する(ステップ308)。ここで、この音声メッセージとしては、たとえば、「ただいま、運転中のため電話にでられません。後ほどおかけ直しください。」といった音声を用いる。
そして、発呼元から、予め定めておいた暗証番号を受信することなく(ステップ310)、音声メッセージの送信を終了したならば(ステップ312)、移動電話機30に呼を切断させて、呼を解放し(ステップ314)、処理を終了する。ここで、この暗唱番号は、発呼元の電話機から、当該電話機のボタン操作によって送信されるDTMF信号列によって受け付ける。すなわち、通話音声処理部12は受信音声信号に含まれるDTMF信号列が表す番号列を検出し、検出した番号列を制御部13に通知する。そして、制御部13は、通知された番号列が暗証番号と一致した場合に暗唱番号を受信したと判定する。なお、このようにして、呼が解放されたならば、制御部13は、着信待ち受け状態に遷移し、着信処理を再起動する。
一方、音声メッセージの送信を終了する前に、発呼元から暗証番号を受信した場合には(ステップ310)、所定のタイムアウト時間(たとえば、15秒)を持つタイマをセットし(ステップ316)、呼出音を鳴動させ(ステップ318)、利用者の入力装置3に対するオフフック操作を待って(ステップ322)、音声通話を開始し(ステップ324)、処理を終了する。なお、この後、利用者または発呼元によって呼が切断され、呼が解放されたならば、制御部13は、着信待ち受け状態に遷移し、着信処理を再起動する。ただし、利用者の入力装置3に対するオフフック操作の前にステップ316でセットしたタイマがタイムアウトした場合には(ステップ320)、移動電話機30に呼を切断させ(ステップ326)処理を終了する。この場合にも制御部13は、呼が解放されたならば、制御部13は、着信待ち受け状態に遷移し、着信処理を再起動する。
ところで、このような着信処理のステップ308で発呼元に送信する音声メッセージは、たとえば、「ただいま、運転中のため電話にでられません。急用の方は「1234(暗唱番号)」を押して下さい。」の音声と、これに引き続く数秒間の無音音声と、これに引き続く「急用でない方は、後ほどおかけ直しください。」の音声とよりなる音声メッセージのような、発呼元に暗唱番号を伝える音声メッセージを用いるようにしてもよい。なお、このような、発呼元に暗唱番号を伝える音声メッセージを用いない場合には、緊急の用件を連絡する可能性のある者に、緊急の用件の場合にのみ使用するように、暗唱番号を予め通知しておくようにする。
なお、以上の着信処理実行中に、発呼元から呼が切断された場合には、制御部13は、着信処理を直ちに終了し、呼が接続されている場合には呼を切断して解放した上で、着信待ち受け状態に遷移する。そして、着信処理を再起動する。
このような着信処理によれば、ハンズフリー通話装置10は、ドライブモード設定時に、着呼があった場合に、呼出音を鳴動させずに呼を自動接続し、発呼元に対する音声メッセージの送信を行うが、音声メッセージの送信中に、暗唱番号を受信した場合には、呼出音を鳴動させて、利用者に着呼を知らせ、その後の利用者のオフフック操作に応じて利用者と発呼元との間の通話を可能とする。
ここで、以上のように移動電話機30の利用者に緊急の用件を連絡しようとする発呼元のみが暗証番号を入力するようにすることにより、このような着信処理によって、ドライブモードが設定されている場合に、緊急な用件を伝えるための着呼についてのみ、当該着呼を移動電話機30の利用者に伝えることができるようになる。
なお、図3に示した着信処理は、音声メッセージ送信完了後(ステップ312)に、所定期間、暗唱番号の受信を待ち、所定期間内に暗唱番号を受信したならばステップ316に進み、所定期間内に暗唱番号を受信しなかった場合に、ステップ314に進んで、移動電話機30に呼を切断し、処理を終了するものとしてもよい。
さて、さらに、このようなハンズフリー通話装置10における着信処理は、図4に示すように行うようにしてもよい。
すなわち、この着信処理では、移動電話機30における着呼の発生を待ち(ステップ402)、着呼が発生したならば(ステップ402)、現在、ドライブモードが設定されているかどうかを調べ(ステップ404)、ドライブモードが設定されていなければ、呼出音を鳴動させ(ステップ426)、利用者の入力装置3に対するオフフック操作を待って(ステップ428)、移動電話機30に呼を接続させて呼を確立し(ステップ430)、音声通話を開始し(ステップ432)、処理を終了する。なお、この後、利用者または発呼元によって呼が切断され、呼が解放されたならば、制御部13は、音声処理を終了して着信待ち受け状態に遷移し、着信処理を再起動する。
一方、着呼発生時に(ステップ402)、ドライブモードが設定されていた場合には(ステップ404)、移動電話機30に呼を接続させて呼を確立し(ステップ406)、通話音声処理部12を介して予めメモリ14に用意した伝言の音声データに基づく音声メッセージの音声信号を送信音声信号として移動電話機30に出力することにより、音声メッセージを発呼元に送信する(ステップ408)。ここで、この音声メッセージとしては、たとえば、「ただいま、運転中のため電話にでられません。後ほどおかけ直し下さい。」といった音声を用いる。
そして、所定のタイムアウト時間(たとえば、30秒)のタイムアウト時間を有するタイマAをセットし(ステップ410)、タイマAのタイムアウトが発生したならば(ステップ412)、所定のタイムアウト時間(たとえば、15秒)を持つタイマBをセットし(ステップ414)、呼出音を鳴動させ(ステップ416)、利用者の入力装置3に対するオフフック操作を待って(ステップ420)、音声通話を開始し(ステップ422)、処理を終了する。なお、この後、利用者または発呼元によって呼が切断され、呼が解放されたならば、制御部13は、音声通話を終了して着信待ち受け状態に遷移し、着信処理を再起動する。
ただし、利用者の入力装置3に対するオフフック操作の前にステップ424でセットしたタイマBがタイムアウトした場合には(ステップ418)、移動電話機30に呼を切断させ(ステップ424)処理を終了する。この場合にも制御部13は、呼が解放されたならば、制御部13は、着信待ち受け状態に遷移し、着信処理を再起動する。
ところで、このような着信処理のステップ408で発呼元に送信する音声メッセージは、たとえば、「ただいま、運転中のため電話にでられません。急用の方は、このまましばらくお待ちください。急用でない方は、後ほどおかけ直しください。」といったような、緊急の用件を有する発呼元を、タイマAのタイムアウト発生まで待機するように誘導する音声メッセージを用いるようにしてもよい。
なお、以上の着信処理実行中に、発呼元から呼が切断された場合には、制御部13は、着信処理を直ちに終了して呼を解放し、その後、着信処理を再起動するようにする。したがってステップ412でタイマAをセットした後、タイマAのタイムアウト(ステップ414)が発生する前に、発呼元から呼が切断された場合には、制御部13は、着信処理を直ちに終了して呼を解放し、その後、着信処理を再起動することなる。
以上、このような着信処理によれば、ハンズフリー通話装置10は、ドライブモード設定時に、着呼があった場合に、呼出音を鳴動させずに呼を自動接続し、発呼元に対する音声メッセージの送信と、発呼元からの伝言の録音を行う処理を行うが、音声メッセージの送信後も所定期間、発呼元によって呼が切断されなかった場合には、呼出音を鳴動させて、利用者に着呼を知らせ、その後の利用者のオフフック操作に応じて利用者と発呼元との間の通話を可能とする。
ここで、移動電話機30の利用者に緊急の用件を連絡しようとする発呼元は、音声メッセージを聴いても直ちには呼を切断せずに、利用者が応答することを期待してしばらくそのまま待ち続けることが推定できる。したがって、このような着信処理によれば、ドライブモードが設定されている場合であっても、緊急な用件を伝えるための着呼については、当該着呼を移動電話機30の利用者に伝えることができる。
以上、本発明の実施形態について説明した。
なお、以上の実施形態で示した着信処理は、ドライブモードを利用者が手動で設定する場合にも同様に適用することができる。また、以上の実施形態で示した着信処理は、移動電話機単体に以上のようなドライブモードを備える場合において、移動電話機30における着信処理として適用することもできる。
また、移動電話機単体もしくは移動電話機30に接続したハンズフリー装置において、ドライブモード以外の、公共モード等の着信時に呼出音を鳴動させないモードが設定されている場合にも、以上の着信処理は応用できる。すなわち、この場合には、たとえば、着呼発生時に当該着呼の発呼元から過去T時間内にN回以上の着呼があった場合には、呼出音を鳴動させて、着呼を利用者に知らせ、その後のユーザ操作に応じて発呼元との通話を可能とするようにする。そして、他の場合には、設定されているモードに応じた処理を行うようにする。また、着呼発生時に、呼を接続して設定されているモードに応じた音声メッセージを発呼元に送信する場合には、音声メッセージ送信中または送信直後の所定期間内に所定の暗証番号を受信したり、音声メッセージ送信完了後も所定期間以上呼が切断されなかった場合に、呼出音を鳴動させて、着呼を利用者に知らせ、その後のユーザ操作に応じて発呼元との通話を可能とするようにする。そして、他の場合には、設定されているモードに応じた処理を行うようにする。
本発明の実施形態に係るハンズフリー通話装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るハンズフリー通話装置の着信処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るハンズフリー通話装置の着信処理の他の例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るハンズフリー通話装置の着信処理の他の例を示すフローチャートである。
符号の説明
1…ハンズフリー通話処理装置、2…クレイドル、3…入力装置、4…表示装置、5…マイクロフォン、6…スピーカ、10…ハンズフリー通話装置、11…移動電話機インタフェース、12…通話音声処理部、13…制御部、14…メモリ、20…車速センサ、30…移動電話機。

Claims (5)

  1. 着呼時に呼出音を鳴動せずに、当該着呼の発呼元に所定の音声メッセージを自動応答する自動応答モードを備えた移動電話装置であって、
    前記自動応答モードが設定されているときに、着呼が発生した場合に、過去所定期間内における当該着呼の発呼元からの着呼の頻度を算定する着呼頻度検出手段と、
    前記自動応答モードが設定されているときに、前記着呼頻度検出手段が所定のレベル以上大きい頻度を算出した場合に、呼出音を鳴動させ、利用者の応答操作に応じて、当該利用者と前記発呼元との音声通話を開始する着呼制御手段とを有することを特徴とする移動電話装置。
  2. 着呼時に、呼出音を鳴動せずに当該着呼の発呼元に所定の音声メッセージを自動応答する自動応答モードを備えた移動電話装置であって、
    前記自動応答モードが設定されているときに、着呼が発生した場合に、前記音声メッセージ送信中または前記音声メッセージの送信直後期間における、当該着呼の発呼元からの予め定めた番号列の受信を検出する番号列受信検出手段と、
    前記自動応答モードが設定されているときに、前記番号列受信検出手段が前記番号列の受信を検出した場合に、呼出音を鳴動させ、利用者の応答操作に応じて、当該利用者と前記発呼元との音声通話を開始する着呼制御手段とを有することを特徴とする移動電話装置。
  3. 着呼時に、呼出音を鳴動せずに当該着呼の発呼元に所定の音声メッセージを自動応答する自動応答モードを備えた移動電話装置であって、
    前記自動応答モードが設定されているときに、着呼が発生した場合に、前記音声メッセージ送信後に、当該呼が前記発呼元によって所定期間以上切断されなかったことを検出する非切断検出手段と、
    前記自動応答モードが設定されているときに、非切断検出手段が前記所定期間以上切断されなかったことを検出したときに呼出音を鳴動させ、利用者の応答操作に応じて、当該利用者と前記発呼元との音声通話を開始する着呼制御手段とを有することを特徴とする移動電話装置。
  4. 請求項1、2または3記載の移動電話装置であって、
    当該移動電話装置は、自動車に搭載され、
    前記自動応答モードは、前記自動車の走行中設定されることを特徴とする移動電話装置。
  5. 請求項1、2、3または4記載の移動電話装置であって、
    接続された移動電話機にハンズフリー通話機能を付加するハンズフリー装置を有し、
    前記着呼制御手段が開始する音声通話は、当該ハンズフリー装置に接続された移動電話機を用いたハンズフリー通話機能を利用して行われる音声通話であることを特徴とする移動電話装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016208124A (ja) * 2015-04-16 2016-12-08 トヨタ自動車株式会社 着信通知制御システム

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