JP2008204759A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】鍋サイズによらず高火力から低火力まで火力調整が可能で、アルミ製等の低インピーダンスの鍋に対しても過電流を流さずに安全に鍋判定のできる誘導加熱調理器を提供する。
【解決手段】3組のアームのうち1組を共通アーム9とし、この共通アーム9と他の2組のアーム10、11間にそれぞれ直列共振回路32、33と34、35を接続するとともに、その直列共振回路の内コイル32と外コイル34を共通アーム9から流れ出る電流の周回方向が同じ向きになるように接続し、制御部39においては、共通アーム9と他の2組のアーム10、11とを高周波で駆動するフルブリッジ動作と、共通アーム9を固定駆動するとともに他の2組のアーム10、11の少なくとも1組を高周波で駆動するハーフブリッジ動作を切り換え可能にした。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の加熱コイルを有する誘導加熱調理器に関するものである。
従来の誘導加熱調理器には、略同心円状に配設された内コイルと外コイルを有し、その内コイルと外コイルをそれぞれフルブリッジ式インバータ回路で駆動するものがある。小径鍋に対しては内コイルのみを駆動し、大径鍋に対しては内コイルと外コイルとを時分割で交互に駆動し、フルブリッジ式インバータ回路の一方のアームを共通化してコストの低減を図っている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−91063号公報
従来の誘導加熱調理器では、前述したように鍋サイズに応じて内コイルのみ、あるいは内コイルと外コイルに通電するので鍋サイズによらず漏れ磁束が少なく、また、フルブリッジ式インバータ回路を用いているので内コイルや外コイル等の負荷回路に印加する電圧が高く、高火力を得やすい。しかし、低火力に出力を絞ることが難しく、また、時分割で通電状態を切り換えて加熱するため、鍋の温度変動が大きくなり、調理物が焦げ付くことがあった。さらに、アルミ製等の低インピーダンスの鍋が載置された場合には、加熱コイルに過電流が流れ易く、インバータ回路のスイッチング素子が破壊されてしまうおそれがあった。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたもので、鍋サイズによらず高火力から低火力まで火力調整が可能で、アルミ製等の低インピーダンスの鍋に対しても過電流を流さずに安全に鍋判定のできる誘導加熱調理器を得ることを目的とする。
本発明に係る誘導加熱調理器は、直流電源回路の母線間にそれぞれ2個のスイッチング素子が直列に接続されてなり、この2個のスイッチング素子を組とする3組のアームと、3組のアームの各スイッチング素子を駆動制御するインバータ制御手段と、同心円上に配設された内コイルおよび外コイルと、内コイルおよび外コイルとそれぞれ直列共振回路を構成する共振コンデンサと、直流電源回路に入力される電流を検出する入力電流検出手段と、内コイルに流れる電流を検出する内コイル電流検出手段と、外コイルに流れる電流を検出する外コイル電流検出手段とを備え、3組のアームのうち1組を共通アームとし、この共通アームと他の2組のアーム間にそれぞれ直列共振回路を接続するとともに、その直列共振回路の内コイルと外コイルを共通アームから流れ出る電流の周回方向が同じ向きになるように接続し、インバータ制御手段において、共通アームを高周波で駆動するとともに他の2組のアームの少なくとも1組を高周波で駆動するフルブリッジ動作と、共通アームを固定駆動するとともに他の2組のアームの少なくとも1組を高周波で駆動するハーフブリッジ動作を切り換え可能にしたものである。
また、インバータ制御手段は、加熱開始時に共通アームの2個のスイッチング素子のうち何れか一方をオンにしてその状態を固定するとともに、他の2組のアームの少なくとも一方を高周波で駆動してハーフブリッジ動作させ、入力電流検出手段により検出された入力電流と内コイル電流検出手段あるいは外コイル電流検出手段の少なくとも一方の検出電流との相関に基づいて負荷判定を行うようにしたものである。
さらに、インバータ制御手段は、ハーフブリッジ動作で行った負荷判定が不確定のとき、共通アームと他の2組のアームのうち一方のアームとを高周波で駆動してフルブリッジ動作させ、入力電流検出手段により検出された入力電流と内コイル電流検出手段あるいは外コイル電流検出手段の何れか一方の検出電流との相関に基づいて再び負荷判定を行うようにしたものである。
この発明に係る誘導加熱調理器は、共通アームと他の1組のアームとの間に内コイルを、共通アームともう1組のアームとの間に外コイルを接続したので、内コイルと外コイルへの電圧印加を別々に可能であり、内コイルと外コイルに対して共通アームから流れ出る電流の周回方向が同じ向きになるように内コイルと外コイルを接続したので、内コイルと外コイルに流れる電流はお互いに抑制しあって過電流が流れ難くすることができ、インバータ制御手段でフルブリッジ動作とハーフブリッジ動作を切り換え可能にすることにより、負荷の鍋サイズに依らず高火力から低火力まで出力制御を行うことができる。
また、加熱開始時に共通アームの2個のスイッチング素子のうち何れか一方をオンにしてその状態を固定するとともに、他の2組のアームの少なくとも一方を高周波で駆動してハーフブリッジ動作させるようにしたので、コイルへの印加電圧を低減して低インピーダンスの鍋検出時に流れる過電流を抑えることが可能になり、使用する鍋の材質を安全確実に判別することができる。
さらに、ハーフブリッジ動作で行った負荷判定が不確定のとき、共通アームと他の2組のアームのうち一方のアームとを高周波で駆動してフルブリッジ動作させ、入力電流検出手段により検出された入力電流と内コイル電流検出手段あるいは外コイル電流検出手段の何れか一方の検出電流との相関に基づいて再び負荷判定を行うようにしたので、各アームに過電流を流すことなく正確に負荷を判定することができる。
以下、本発明に係る誘導加熱調理器の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の回路構成を示す図である。
図において、商用交流電源1から供給される電力は直流電源回路2で直流電力に変換される。直流電源回路2は、交流電力を整流する整流ダイオードブリッジ3とリアクトル4と平滑コンデンサ5とから構成されている。そして、直流電源回路2へ入力される入力電力は、入力電流検出器6と入力電圧検出器7とによって検出される。直流電源回路2で直流電力に変換された電力はインバータ回路8に供給される。
このインバータ回路8は、直流電源回路2の正負母線間に直列に接続された2個のスイッチング素子(IGBT)と、そのスイッチング素子にそれぞれ逆並列に接続されたダイオードとによって構成される3組のアームからなっている。なお、これ以降、3組のアームのうち1組を共通アーム9、他の2組を内コイル用アーム10および外コイル用アーム11と呼ぶ。また、各アーム9〜11の正母線側のスイッチング素子を上スイッチ12、17、22、負母線側のスイッチング素子を下スイッチ13、18、23と呼び、各アーム9〜11の正母線側の逆並列ダイオードを上ダイオード14、19、24、負母線側の逆並列ダイオードを下ダイオード15、20、25と呼ぶ。
共通アーム9は、後述する内コイル負荷回路30及び外コイル負荷回路31に接続されたアームで、上スイッチ12および下スイッチ13と、これらスイッチ12、13にそれぞれ逆並列に接続された上ダイオード14および下ダイオード15とで構成され、上スイッチ12および下スイッチ13の接続点が共通アーム9の出力点となっている。下スイッチ13にはスナバコンデンサ16が並列に接続されている。内コイル用アーム10は、内コイル負荷回路30が接続されたアームで、上スイッチ17および下スイッチ18と、これらスイッチ17、18に逆並列に接続された上ダイオード19および下ダイオード20とから構成されている。下スイッチ18にはスナバコンデンサ21が並列に接続されている。また、外コイル用アーム11は、外コイル負荷回路31が接続されたアームで、上スイッチ22および下スイッチ23と、これらスイッチ22、23にそれぞれ逆並列に接続された上ダイオード24および下ダイオード25とで構成されている。下スイッチ23にはスナバコンデンサ26が並列に接続されている。
共通アーム9の上スイッチ12と下スイッチ13は共通アーム駆動回路27から出力される駆動信号によりオンオフ駆動され、内コイル用アーム10の上スイッチ17と下スイッチ18は内コイル用アーム駆動回路28から出力される駆動信号によりオンオフ駆動され、外コイル用アーム11の上スイッチ22と下スイッチ23は外コイル用アーム駆動回路29から出力される駆動信号によりオンオフ駆動される。
共通アーム駆動回路27は、共通アーム9の上スイッチ12をオンさせている間は下スイッチ13をオフ状態にし、上スイッチ12をオフさせている間は下スイッチ13をオン状態にし、交互にオンオフする駆動信号を出力する。内コイル用アーム駆動回路28も同様に、内コイル用アーム10の上スイッチ17と下スイッチ18を交互にオンオフする駆動信号を出力するものであり、外コイル用アーム駆動回路29も同様に、外コイル用アーム11の上スイッチ22と下スイッチ23を交互にオンオフする駆動信号を出力する。
なお、前述したスナバコンデンサ16、21、26はそれぞれ、共通アーム9、内コイル用アーム10、外コイル用アーム11における各スイッチ13、18、23のターンオフ時の出力電圧の変動を遅延させてスイッチのターンオフ損失を低減するために設けられている。
内コイル負荷回路30は、内コイル32と共振コンデンサ33とで構成される直列共振回路であり、共通アーム9の出力点と内コイル用アーム10の出力点との間に接続され、外コイル負荷回路31は、外コイル34と共振コンデンサ35とで構成される直列共振回路であり、共通アーム9の出力点と外コイル用アーム11の出力点との間に接続されている。内コイル32は、略円形に巻回された外形の小なる加熱用のコイルであり、その外周に環状の外コイル34が巻回されており、内コイル32と外コイル34の中心位置が略一致するように配設されている。なお、内コイル32と外コイル34は、大径鍋が載置された状態で、そのインダクタンス値が略同等になるように調整されており、内コイル負荷回路30と外コイル負荷回路31は略同等の共振周波数を有するようにしている。また、内コイル32と外コイル34は、共通アーム9から見て、同一周回方向に巻回されて接続されている。内コイル電流検出器36は内コイル32に流れる電流を、外コイル電流検出器37は外コイル34に流れる電流を検出し、電流の大きさ及び位相を検出できるようになっている。外コイル電圧検出器38は外コイル34に発生する電圧を検出する。
制御部39は、誘導加熱器全体を制御するもので、操作入力部40からの入力指示により、表示部41に動作状態を表示するとともに、入力電流検出器6や入力電圧検出器7、内コイル電流検出器36及び外コイル電流検出器37の検出値を取り込みながら各アーム駆動回路27〜29を制御し、加熱出力を調整する。なお、各アーム9〜11に出力される駆動信号は、内コイル負荷回路30および外コイル負荷回路31の共振周波数より高い駆動周波数として、負荷回路に流れる電流は負荷回路に印加される電圧と比較して遅れ位相で流れるように制御する。
また、制御部39は、共通アーム9と他の2組のアーム10、11とを高周波で駆動するフルブリッジ動作と、共通アーム9を固定駆動するとともに他の2組のアーム10、11の少なくとも1組を高周波で駆動するハーフブリッジ動作を切り換え可能にし、加熱開始時には、例えば、共通アーム9の上下スイッチ12、13のうち下スイッチ13をオンにしてその状態を固定するとともに、他の2組のアーム10、11のうち内コイル用アーム10を高周波で駆動してハーフブリッジ動作させ、入力電流検出器6により検出された入力電流と内コイル電流検出器36の検出電流との相関に基づいて負荷判定(一次判定)を行い、この負荷判定が不確定のときは、共通アーム9と他の2組のアーム10、11のうち内コイル用アーム10を高周波で駆動してフルブリッジ動作させ、入力電流検出器6により検出された入力電流と内コイル電流検出器36の検出電流との相関に基づいて再び負荷判定(二次判定)を行うインバータ制御手段を備えている。この点については動作説明時に詳述する。
次に、前記のように構成された誘導加熱調理器の動作について、図2〜図13の図面を用いて説明する。なお、図9〜図13については後述する。図2は実施の形態1における誘導加熱調理器の加熱制御処理を示すフローチャート、図3はインバータ回路へのフルブリッジモードにおける駆動信号の一例を示す波形図、図4はインバータ回路へのハーフブリッジモードにおける駆動信号の一例を示す波形図、図5はインバータ回路のフルブリッジモードの出力電圧を示す波形図、図6はインバータ回路のハーフブリッジモードの出力電圧を示す波形図、図7は内コイル通電と外コイル通電とから内コイルのみに通電を切り換える判定条件を示す図、図8は内コイルのみの通電から内コイルと外コイルとに通電を切り換える判定条件を示す図である。
制御部39は、まず、操作入力部40からの加熱指示入力の有無を判定し(ステップ1)、入力が有った場合には被加熱負荷が適正なものであるか否かを判定する初期負荷判定処理を行う(ステップ2)。この初期負荷判定処理の詳細については後述する。初期負荷判定の結果(ステップ3)、無負荷あるいは鍋不適と判断した場合には、インバータ回路8を駆動することなく(ステップ4)、鍋が適していない旨を表示部に表示し(ステップ5)、ステップ1に戻って加熱指示入力の有無を判定する。
一方、ステップ3において鍋適正と判断した場合には、通電する加熱コイルを内コイル32と外コイル34の両方に通電するモードに設定し(ステップ6)、設定火力の大きさの判定に入る(ステップ7)。設定火力が所定値より大きい場合にはフルブリッジモードでインバータ回路8を駆動し(ステップ8)、設定火力の方が小さい場合にはハーフブリッジモードで駆動する(ステップ9)。
フルブリッジモードでは、図3に示すように、共通アーム9の上下スイッチ12、13に高周波の駆動信号が出力されるとともに、内コイル用アーム10の上下スイッチ17、18および外コイル用アーム11の上下スイッチ22、23にそれぞれ高周波の駆動信号が出力され、各出力端子に高周波電圧が発生する。内コイル32とその共振コンデンサ33で構成される内コイル負荷回路30に印加される電圧は、内コイル用アーム10の出力端子電圧と共通アーム9の出力端子電圧の差であり、外コイル33とその共振コンデンサ34で構成される外コイル負荷回路31には、外コイル用アーム11の出力端子電圧と共通アーム9の出力端子電圧の差が印加される。また、ハーフブリッジモードでは、図4に示すように、共通アーム9の下スイッチ13をオン状態にして継続(固定)し、その出力端子電圧が0Vに固定され、内コイル用アーム10と外コイル用アーム11とを高周波で駆動し、内コイル負荷回路30と外コイル負荷回路31とに高周波電圧が印加される。
次に、図2に示すステップ10において、入力電流検出器6と入力電圧検出器7とにより検出された入力電流と入力電圧とから入力電力を算出し、操作入力部40によって設定された設定火力の電力と比較する。入力電力の方が大きかった場合には、各アーム駆動回路27〜29から出力される駆動信号を、加熱出力が低減する方向に制御する(ステップ11)。具体的には、フルブリッジモードの場合には、共通アーム9と内コイル用アーム10あるいは外コイル用アーム11への高周波の駆動信号の位相差を小さくすることにより、図5(a)に示すように、出力端子電圧の位相差を小さくして、内コイル負荷回路30あるいは外コイル負荷回路31に印加する交流電圧の実効値を抑制する。また、ハーフブリッジモードの場合には、内コイル用アーム10あるいは外コイル用アーム11の上スイッチ17又は22の通電時間を短くして、図6(a)に示すように、内コイル負荷回路30あるいは外コイル負荷回路31に印加する交流電圧の実効値を抑制する。
また、ステップ10において、設定電力の方が入力電力より大きい場合には、加熱出力を増大させるように制御する(ステップ12)。具体的には、フルブリッジモードの場合には、共通アーム9と内コイル用アーム10あるいは外コイル用アーム11への高周波の駆動信号の位相差を大きくすることにより、図5(b)に示すように、出力端子電圧の位相差を大きくする。また、ハーフブリッジモードの場合には、内コイル用アーム10あるいは外コイル用アーム11の上スイッチ17又は22の通電時間を長くして、図6(b)に示すように、内コイル負荷回路30あるいは外コイル負荷回路31に印加する交流電圧の実効値を増大させる。
続いて、通電コイルモードを判定する(ステップ13)。つまり、内コイル32のみ、あるいは内コイル32と外コイル34とに通電しているか否かを判定する。内コイル32と外コイル34の両方に通電している場合には、内コイル電流検出器36と外コイル電流検出段器37により検出される電流比がアンバランスか否かを判定する(ステップ14)。加熱コイル上に載置された鍋のサイズが小さい場合には、内コイル32あるいは外コイル34の一方のみ磁気結合が強く他方は弱くなるので、内コイル32と外コイル34の負荷インピーダンスがアンバランスになり、各負荷回路に流れる電流もアンバランスになり易い。従って、図7に示すように、内コイル32に流れる電流と外コイル34に流れる電流がアンバランスになった場合には、小径鍋が載置されていると判断して、内コイル32のみに通電する内コイルモードに変更する(ステップ15)。
また、内コイル32のみに通電していた場合において、使用鍋のサイズが大きく、内コイル32と外コイル34の両方に載置されると、内コイル32と外コイル34にまたがる磁路が形成され、両コイル32、34の磁気結合が強まり、外コイル34に誘起される電圧も大きくなる。そこで、外コイル電圧検出器38により検出される誘導電圧の大きさを判定し(ステップ16)、図8に示すように、所定値以上の誘導電圧が検出された場合には、大径鍋や中径鍋が載置されているものと判断して、内コイル32と外コイル34の両方に通電する内外コイルモードに変更する(ステップ17)。
そして、操作入力部40から加熱停止の指示入力が無いか否かを判定し(ステップ18)、停止指示が無ければステップ7に戻り、加熱停止の指示入力が有った場合には、インバータ回路8への駆動信号の出力を停止して加熱動作を停止し(ステップ19)、ステップ1の加熱開始の指示入力待ちに戻る。
ここで、前述した初期負荷判定処理を図9〜図13の図面を用いて説明する。図9は実施の形態1における初期負荷判定処理を示すフローチャート、図10は初期負荷判定処理における一次判定用の駆動信号を示す波形図、図11は初期負荷判定処理における一次判定条件を示す図、図12は初期負荷判定処理における二次判定用の駆動信号を示す波形図、図13は初期負荷判定処理における二次判定条件を示す図である。
まず、内コイル32にハーフブリッジ駆動により通電する(ステップ21)。例えば図10に示す駆動信号のように、共通アーム9の下スイッチ13をオン状態にして出力端子電圧を0Vとし、内コイル用アーム10を高周波で駆動して内コイル用アーム10の出力端子に高周波電圧を発生させ、外コイル用アーム11の上下スイッチ22、23をオフ状態にして外コイル用アーム11の出力端子を0V〜+V(正母線電位)で不定の電位とし、内コイル負荷回路30のみに高周波電圧を発生させる(ステップ21)。そして、入力電流検出器6と内コイル電流検出器36により検出される電流値を利用して、例えば図11に基づき、一次判定を行う(ステップ22)。図11では、出力電流が大きい場合や、入力電流に対して出力電流の大きいときはアルミ鍋等の低抵抗の加熱に適さない不適正鍋と判断する。また、入力電流が小さい場合や、出力電流が小さい場合には、コイル上に鍋が載置されていない状態(無負荷)、フォークやナイフ等の小物が載置されている状態と判断する。また、入力電流と出力電流が所定範囲内にあるとき正確に判断できないとして二次判定に移行し、その他では加熱に適する鍋と判断する。
二次判定に移行した場合には、内コイル32にフルブリッジ駆動により通電する(ステップ23)。例えば図12に示す駆動信号を出力して、共通アーム9と内コイル用アーム10とを高周波で駆動して内コイル用アーム10の出力端子に高周波電圧を発生させ、外コイル用アーム11の上下スイッチ22、23をオフ状態にして外コイル用アーム11の出力端子を0V〜+V(正母線電位)で不定の電位とし、内コイル負荷回路30のみに高周波電圧を発生させる(ステップ23)。そして、入力電流検出器6と内コイル電流検出器36により検出される電流値を利用して、例えば図13に基づき、二次判定を行う(ステップ24)。図13では、出力電流が大きい場合や、入力電流に対して出力電流の大きい場合はアルミ鍋等の低抵抗の加熱に適さない不適切な鍋と判断する。また、入力電流が小さい場合や出力電流が小さい場合には、加熱コイル上に鍋が載置されていない状態、フォークやナイフ等の小物が載置されている状態と判断する(ステップ24)。一次判定(ステップ22)や二次判定(ステップ24)で負荷が不適正鍋や小物と判断した場合には、検知した負荷データとして不適正鍋を設定し(ステップ25)、適正な鍋を検出した場合には、負荷データとして適性鍋を設定して(ステップ26)、初期負荷判定の処理を終了する。
以上のように実施の形態1によれば、鍋サイズに応じて内コイル32のみ、あるいは内コイル32と外コイル34とに通電して加熱を行うので、鍋サイズに依らず漏れ磁束が少なく、また、フルブリッジ動作による高出力からハーフブリッジ動作による低出力まで、幅広い出力範囲で加熱動作を行うことができる。また、加熱開始時に、内コイル32のみにハーフブリッジ動作で初期負荷の判定処理を行うので、鍋サイズや鍋材質に依らず、鍋判定を安全確実に行うことができる。また、ハーフブリッジ動作においては、共通アーム9の出力端子が固定電圧であるため、内コイル32と外コイル34で独立して出力調整が可能であり、また、内コイル32のみ、あるいは外コイル34のみに通電して、他方のコイルには通電しない片側駆動の場合においても、通電していない負荷回路の一端の電位が固定されるので誘導電流が流れ難い。
なお、前記の実施の形態1では、フルブリッジ動作における出力制御を共通アーム9への駆動信号と、内コイル用アーム10あるいは外コイル用アーム11への駆動信号との位相差を制御することで行ったが、各アームの上スイッチと下スイッチの通電比率や駆動周波数の制御で出力制御を行ってもよい。また、ハーフブリッジ動作における出力制御も駆動周波数を制御することで行ってもよい。
また、実施の形態1では、内外コイルモードで動作させる場合に、内コイル32と外コイル34に同時に通電するように、図3あるいは図4に示した駆動信号により3組のアームのスイッチング素子を駆動する動作を示したが、内コイル32と外コイル34に時分割で交互に通電するように動作させてもよい。内コイル32と外コイル34に交互に通電させる場合の駆動信号の例を図14(フルブリッジ動作)と図15(ハーフブリッジ動作)に示す。
実施の形態2.
実施の形態1の初期負荷判定は、図9のフローチャートで示したように、内コイル負荷回路30のみにハーフブリッジ駆動で通電して、鍋サイズにかかわらず鍋材質を判別するようにしたが、実施の形態2では、内コイル32と外コイル34の同時通電やフルブリッジ駆動で初期負荷判定を行うようにしたものである。
図16は実施の形態2における初期負荷判定処理を示すフローチャート、図17は初期負荷判定処理における一次判定用の駆動信号を示す波形図、図18は初期負荷判定処理における二次判定用の駆動信号を示す波形図である。なお、実施の形態2における回路構成は、実施の形態1で説明した図1と同様であり、説明を省略する。
実施の形態2における制御部39のインバータ制御手段は、加熱開始時に共通アーム9の上下スイッチ12、13のうち下スイッチ13をオンにしてその状態を固定するとともに、他の2組のアーム10、11を高周波で駆動してハーフブリッジ動作させ、内コイル電流検出器36と外コイル電流検出器37とにより検出された電流の比が所定範囲内のとき、入力電流検出器6により検出された入力電流と内コイル電流検出器36および外コイル電流検出器37の検出電流の和との相関に基づいて負荷判定(一次判定)を行う。この負荷判定が不確定のとき、共通アーム9と他の2組のアーム10、11とを高周波で駆動してフルブリッジ動作させ、内コイル電流検出器36と外コイル電流検出器37とにより検出された電流の比が所定範囲内のときは、入力電流検出器6により検出された入力電流と内コイル電流検出器36および外コイル電流検出器37の検出電流の和との相関に基づいて再び負荷判定(二次判定)を行う。
また、ハーフブリッジ動作時の内コイル電流検出器36と外コイル電流検出器37との検出電流の比が所定範囲外のとき、共通アーム9の上下スイッチ12、13のうち下スイッチ13をオンにしてその状態を固定するとともに、他の2組のアーム10、11のうち内コイル用アーム10を高周波で駆動してハーフブリッジ動作させ、入力電流検出器6により検出された入力電流と内コイル電流検出器36の検出電流との相関に基づいて負荷判定(一次判定)を行う。さらに、この負荷判定が不確定のとき、共通アーム9と他の2組のアーム10、11のうち内コイル用アーム10とを高周波で駆動してフルブリッジ動作させ、入力電流検出器6により検出された入力電流と内コイル電流検出器36の検出電流との相関に基づいて再び負荷判定(二次判定)を行うようにしている。
次に、実施の形態2の動作を図16〜図18に基づいて説明する。
本実施の形態においては、共通アーム駆動回路27、内コイル用アーム駆動回路28および外コイル用アーム駆動回路29から図17に示すような駆動信号が出力され、共通アーム9の下スイッチ13をオン状態にして継続し、その出力端子電圧が0Vに固定されている。内コイル用アーム10と外コイル用アーム11の上スイッチ17、22と下スイッチ18、23とが交互にオンオフを繰り返して高周波電圧を出力させ、内コイル負荷回路30と外コイル負荷回路31とにハーフブリッジ駆動で高周波電圧が印加される(ステップ101)。
そして、内コイル電流検出器36と外コイル電流検出器37により検出された内コイル32に流れる電流と外コイル34に流れる電流の比が所定範囲内か否かを判定する(ステップ102)。差が大きくない場合には、大径あるいは中径の鍋が載置されている可能性があるとして、実施の形態1と同様に図11に示す関係を用いて、入力電流検出器6で検出された入力電流と内コイル30および外コイル32に流れる出力電流の和とから鍋の一次判定を行う(ステップ103)。入力電流に対して出力電流の大きい場合や絶対的に出力電流が大きい場合に、アルミ鍋等の誘導加熱に適さない電気抵抗の低い鍋(低抵抗鍋)と判断し、出力電流や入力電流が小さい場合には無負荷状態や、ナイフやフォーク等の小物負荷が置かれた状態と判断する。また、入力電流と出力電流とが所定範囲で、ある程度大きい場合には中径あるいは大径の適正鍋と判断する(中径・大径鍋)。
それ以外は二次判定に移行し、この場合は、図18に示すような駆動信号を、共通アーム駆動回路27、内コイル用アーム駆動回路28および外コイル用アーム駆動回路29から出力する(ステップ104)。そして、内コイル電流検出器36により検出された出力電流と、外コイル電流検出器37により検出された出力電流が所定の比の範囲に収まっているか否かを判定する(ステップ105)。所定範囲外であれば小径鍋が載置されている可能性があるとして後述のステップ111に移行し、所定範囲内にある場合には鍋の二次判定を実施の形態1と同様に図13を用いて行う(ステップ106)。即ち、出力電流の和が所定値を超えて大きい場合や、小さい入力電流に対して出力電流が大きい場合には電気抵抗の小さい誘導加熱に適さない鍋(低抵抗鍋)と判断し、また、出力電流や入力電流が小さい場合には鍋が載置されていない無負荷状態や、フォークやナイフ等の加熱を停止すべき小物負荷と判断し、それ以外は大径あるいは中径の鍋が載置されていると判断する。ステップ103の一次判定およびステップ106の二次判定で低抵抗鍋や無負荷状態、小物負荷と判断した場合には、負荷判定結果を不適正鍋とし(ステップ107)、加熱に適した中径あるいは大径鍋と判断した場合には負荷判定結果を内外コイル通電鍋とする(ステップ108)。なお、一次判定で使用される図11、二次判定で使用される図13の閾値は、各アームの駆動条件や入力電圧等の動作条件に応じて調整された値が用いられている。
ステップ102において、内コイル電流検出器36と外コイル電流検出器37により検出された内コイル32に流れる電流と外コイル34に流れる電流の比が所定範囲内でなかった場合には、内コイル32のみと磁気結合している小径鍋が載置されている可能性が高いと判断して、図10に示す駆動信号を、共通アーム駆動回路27と内コイル用アーム駆動回路28とから出力して、内コイル32のみをハーフブリッジ駆動し(ステップ109)、内コイル電流検出器36で検出された出力電流と入力電流検出器6で検出された入力電流とからステップ103と同様に鍋の一次判定を行う(ステップ110)。但し、判定用閾値はステップ102と異なるものとする。出力電流が過大な場合や、入力電流あるいは出力電流が小さい場合には不適正鍋と判断し、入力電流と出力電流が所定範囲で、ある程度大きい場合には小径の適正鍋と判断し(小径鍋)、それ以外は二次判定処理に移行するために図12に示す駆動信号を、共通アーム駆動回路27と内コイル用アーム駆動回路28から出力して、外コイル用アーム11の出力を開放状態とし、共通アーム9と内コイル用アーム10から高周波電圧を出力し、内コイル負荷回路30のみにフルブリッジ駆動で高周波電圧を印加する(ステップ111)。そして、内コイル電流検出器36と入力電流検出器6で検出された出力電流と入力電流を用いて、二次判定を行う(ステップ112)。ステップ110の一次判定とステップ112の二次判定とで低抵抗鍋や無負荷状態、小物負荷と判断した場合には負荷判定結果を不適正鍋とし(ステップ107)、加熱に適した小径鍋と判断した場合には負荷判定結果を内コイル通電鍋とする(ステップ113)。
なお、前記の実施の形態2では、内加熱コイル32と外加熱コイル34とに流れる電流を検出する手段を設け、検出した内加熱コイル電流と外加熱コイル電流の比率から加熱している鍋の大きさを判断して、通電する加熱コイルを切り換える例を示したが、内加熱コイル32と外加熱コイル34とに生じる電圧、あるいはその共振コンデンサ33、35に生じる電圧を検出する手段を設け、その検出電圧の比率などから加熱している鍋の大きさを判断して、通電する加熱コイルを切り換えるようにしてもよい。
以上のように実施の形態2によれば、加熱開始時に共通アーム9の下スイッチ13をオンにしてその状態を固定するとともに、他の2組のアーム10、11を高周波で駆動してハーフブリッジ動作させ、内コイル電流検出器36と外コイル電流検出器37とにより検出された電流の比が所定範囲内のとき、実施の形態1と同様に内コイル32のみにハーフブリッジ動作で高周波電圧を印加して初期負荷の判定処理を行うようにしたので、鍋サイズや鍋材質に依らず、鍋判定を安全確実に行うことができる。また、内コイル32と外コイル34をハーフブリッジ動作しているときに、一次判定において負荷が不確定であったとき内コイル32と外コイル34をフルブリッジ動作で二次判定に入るようにしているので、各アーム9〜11に過電流を流すことなく正確に負荷を判定することができる。
本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の回路構成を示す図である。 実施の形態1における誘導加熱調理器の加熱制御処理を示すフローチャートである。 インバータ回路へのフルブリッジモードにおける駆動信号の一例を示す波形図である。 インバータ回路へのハーフブリッジモードにおける駆動信号の一例を示す波形図である。 インバータ回路のフルブリッジモードの出力電圧を示す波形図である。 インバータ回路のハーフブリッジモードの出力電圧を示す波形図である。 内加熱コイル通電と外加熱コイル通電とから内加熱コイルのみに通電を切り換える判定条件を示す図である。 内加熱コイルのみの通電から内コイルと外コイルとに通電を切り換える判定条件を示す図である。 実施の形態1における初期負荷判定処理を示すフローチャートである。 初期負荷判定処理における一次判定用の駆動信号を示す波形図である。 初期負荷判定処理における一次判定条件を示す図である。 初期負荷判定処理における二次判定用の駆動信号を示す波形図である。 初期負荷判定処理における二次判定条件を示す図である。 インバータ回路のフルブリッジモードの他の例を示す出力電圧の波形図である。 インバータ回路のハーフブリッジモードの他の例を示す出力電圧の波形図である。 実施の形態2における初期負荷判定処理を示すフローチャートである。 初期負荷判定処理における一次判定用の駆動信号を示す波形図である。 初期負荷判定処理における二次判定用の駆動信号を示す波形図である。
符号の説明
1 商用交流電源、2 直流電源回路、8 インバータ回路、9 共通アーム、
10 内コイル用アーム、11 外コイル用アーム、27 共通アーム駆動回路、
28 内コイル用アーム駆動回路、29 外コイル用アーム駆動回路、32 内コイル、33 内コイル用の共振コンデンサ、34 外コイル、35 外コイル用の共振コンデンサ、39 制御部、40 操作入力部、41 表示部。

Claims (6)

  1. 直流電源回路の母線間にそれぞれ2個のスイッチング素子が直列に接続されてなり、この2個のスイッチング素子を組とする3組のアームと、
    前記3組のアームの各スイッチング素子を駆動制御するインバータ制御手段と、
    同心円上に配設された内コイルおよび外コイルと、
    前記内コイルおよび外コイルとそれぞれ直列共振回路を構成する共振コンデンサと、
    前記直流電源回路に入力される電流を検出する入力電流検出手段と、
    前記内コイルに流れる電流を検出する内コイル電流検出手段と、
    前記外コイルに流れる電流を検出する外コイル電流検出手段とを備え、
    前記3組のアームのうち1組を共通アームとし、この共通アームと他の2組のアーム間にそれぞれ前記直列共振回路を接続するとともに、その直列共振回路の内コイルと外コイルを前記共通アームから流れ出る電流の周回方向が同じ向きになるように接続し、
    前記インバータ制御手段において、前記共通アームを高周波で駆動するとともに他の2組のアームの少なくとも1組を高周波で駆動するフルブリッジ動作と、共通アームを固定駆動するとともに他の2組のアームの少なくとも1組を高周波で駆動するハーフブリッジ動作を切り換え可能にしたことを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 前記インバータ制御手段は、加熱開始時に前記共通アームの2個のスイッチング素子のうち何れか一方をオンにしてその状態を固定するとともに、他の2組のアームのうち一方のアームを高周波で駆動してハーフブリッジ動作させ、前記入力電流検出手段により検出された入力電流と前記内コイル電流検出手段あるいは前記外コイル電流検出手段の何れか一方の検出電流との相関に基づいて負荷判定を行うことを特徴とする請求項1記載の誘導加熱調理器。
  3. 前記インバータ制御手段は、加熱開始時に前記共通アームの2個のスイッチング素子のうち何れか一方をオンにしてその状態を固定するとともに、他の2組のアームを高周波で駆動してハーフブリッジ動作させ、前記内コイル電流検出手段および前記外コイル電流検出手段により検出された電流の比が所定範囲内のとき、前記入力電流検出手段により検出された入力電流と前記内コイル電流検出手段および前記外コイル電流検出手段の検出電流の和との相関に基づいて負荷判定を行うことを特徴とする請求項1記載の誘導加熱調理器。
  4. 前記インバータ制御手段は、ハーフブリッジ動作で行った負荷判定が不確定のとき、前記共通アームと他の2組のアームとを高周波で駆動してフルブリッジ動作させ、前記内コイル電流検出手段および前記外コイル電流検出手段により検出された電流の比が所定範囲内のときは、前記入力電流検出手段により検出された入力電流と前記内コイル電流検出手段および前記外コイル電流検出手段の検出電流の和との相関に基づいて再び負荷判定を行うことを特徴とする請求項3記載の誘導加熱調理器。
  5. 前記インバータ制御手段は、ハーフブリッジ動作時の前記内コイル電流検出手段および前記外コイル電流検出手段の検出電流の比が所定範囲外のとき、前記共通アームの2個のスイッチング素子のうち何れか一方をオンにしてその状態を固定するとともに、他の2組のアームのうち一方のアームを高周波で駆動してハーフブリッジ動作させ、前記入力電流検出手段により検出された入力電流と前記内コイル電流検出手段あるいは前記外コイル電流検出手段の何れか一方の検出電流との相関に基づいて負荷判定を行うことを特徴とする請求項3記載の誘導加熱調理器。
  6. 前記インバータ制御手段は、ハーフブリッジ動作で行った負荷判定が不確定のとき、前記共通アームと他の2組のアームのうち一方のアームとを高周波で駆動してフルブリッジ動作させ、前記入力電流検出手段により検出された入力電流と前記内コイル電流検出手段あるいは前記外コイル電流検出手段の何れか一方の検出電流との相関に基づいて再び負荷判定を行うことを特徴とする請求項2又は5記載の誘導加熱調理器。
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