JP2008204278A - 環境負荷管理システム及び環境負荷管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】家庭で発生する環境負荷を統括的に管理する。
【解決手段】環境負荷管理システム10は、家屋11内で使用される各電気機器12と、家屋11内に敷設された電力線22による電力線通信ネットワークにより家屋11内でローカルエリアネットワークが構築されたACコンセント19との間に、電気機器12の消費電力を計測する計測ユニット20を介設し、各計測ユニット20から電力線通信ネットワークを介して送られてくる電気機器12毎の消費電力の計測結果に基づいて、管理ユニット24で電気機器12から発生される環境負荷物質の排出量に相当する環境負荷を算出し、これらを統括的に管理する。
【選択図】図2

Description

本発明は、環境負荷管理システム及び環境負荷管理方法に関し、さらに詳しくは建物内で電気機器の使用により生じる環境負荷の情報を統括的に管理するための環境負荷管理システム及び環境負荷管理方法に関するものである。
近年、急激なエネルギー消費による地球温暖化現象が問題となっている。地球の温暖化は、エネルギー消費により大気中に放出される二酸化炭素(CO2),メタン,亜酸化窒素のような温室効果ガス(以下、このような物質を環境負荷物質という)の濃度増加が原因とされ、地球があたかも温室のような状況になるとされている。このため、異常高温、洪水、干ばつ等のいわゆる異常気象が世界各地で頻発し、動・植物の分布や農業に大きな影響が出ることも予想されている。
そこで、環境負荷物質の低減を図る必要があるが、そのためには、電気機器が具体的にどの程度、環境負荷物質を発生しているのかを示す環境負荷情報を知る必要がある。
このような事情を背景にして、環境負荷情報を提供する装置や方法が提案されている(例えば特許文献1〜4)。特許文献1に記載された家庭用環境負荷測定装置は、家庭用交流電源(ACコンセント)と電気機器との間に介設され、電気機器が消費する消費電力(kw)を秒単位で測定し、これを時間積分することにより消費電力量(kwh)を算出して記録する。そして、この消費電力量に予め設定された換算基準(電気製造の二酸化炭素排出原単位)を乗算することにより電気機器から排出される環境負荷物質の排出量に相当する換算量(以下、単に環境負荷という場合がある)を算出し、これを液晶表示パネルに表示する。また、すでに記録されている一定期間の過去の消費電力量を積算して換算基準を乗算することにより、環境負荷の1時間積算値,1日の積算値,1ヶ月の積算値などを算出して液晶表示パネルに表示する。
特許文献2に記載された表示装置は、例えば回収した複写機に装着され、消費電力量等の環境負荷情報を各種検知センサで検知して表示部に表示する。また、特許文献3に記載された環境負荷管理機能を有する自動販売機は、内蔵した電力計が測定した電力値に基づいて算出される使用時の環境負荷と、予め設定された自動販売機の製造から廃棄までの全ライフサイクルの全環境負荷と、全環境負荷から使用時環境負荷を減算した基準環境負荷とを環境カルテとして記憶し、これに基づいて環境負荷を管理する。
なお、上記で挙げた全環境負荷とは、自動販売機を製造するために必要な素材を製造し、これらの素材に加工等の処理を施して部品にする際に発生する素材環境負荷と、部品を組み立てて自動販売機を完成させる際に発生する組立環境負荷と、完成した自動販売機をユーザまで届ける間に発生する物流輸送環境負荷と、自動販売機を使用している間に発生する使用時環境負荷と、廃棄時に発生する廃棄時環境負荷とを加算した値をいう。また、素材環境負荷,組立環境負荷及び物流輸送環境負荷を加算した値を初期環境負荷という。
特許文献3には、単独で環境負荷を管理する自動販売機の他に、ネットワークを通じて複数の自動販売機についての環境負荷を管理するシステムも記載されている。このシステムでは、管理装置がネットワークを通じて複数の自動販売機にアクセスし、各自動販売機の環境カルテの変更情報を取得し、この変更内容を管理する。
特許文献4には、製品の長寿命化や、撤去品をそのまま、あるいは修理によって製品を再度使用することによる廃棄物抑制および環境影響低減の効果を定量的に把握する環境影響方策比較のための環境影響評価方法が記載されている。この環境影響評価方法は、製品を、製造−使用−廃棄/リサイクルのそれぞれのステップごとに、投入エネルギー量、材料使用量、二酸化炭素排出量、環境汚染物質排出量などを分析し、環境への影響を総合的に評価する手法であるライフサイクルアセスメントの結果を比較する共通の基準として、製品の推定寿命の概念を導入して、現行の環境影響をΣSn、推定寿命をA年とし、環境影響方策推進時の環境影響をΣSn′、推定寿命をB年とするとき、推定寿命1年当たりの環境影響ΣSn/AとΣSn′/Bとの大小を比較することにより、環境影響の総和は増大しても、ライフサイクルの延伸により推定寿命1年当たりの環境影響が減少する場合は、環境影響低減効果があると評価するものである。
特開2000−152500号公報 特開2001−356648号公報 特開2002−024919号公報 特開2004−318337号公報
特許文献1〜4に示されるように、従来から個々の電気機器の環境負荷情報を知るものはあった。しかし、一つの建物の環境負荷情報を統括的に管理するものはない。例えば、日本で排出される環境負荷物質の約半分は家庭生活に関係していると言われているため、各家庭における電気などの省エネルギー促進は、環境負荷物質の低減のために重要である。しかしながら、家庭全体での省エネルギー促進を図るには、個々の電気機器の環境負荷情報を知るばかりではなく、家庭全体でどの程度の環境負荷物質が発生しているのかを知る必要がある。このため、電気機器から発生する環境負荷の情報を統括的に管理できることが待望されている。
本発明は、前記のような問題点を解決するためになされたもので、電気機器から発生する環境負荷の情報を統括的に管理することができる環境負荷管理システム及び環境負荷管理方法を提供することを目的とする。
本発明の環境負荷管理システムは、電力線通信ネットワークにより建物内でローカルエリアネットワークが構築された配線用差込接続器から電力を受給される電気機器の消費電力量を計測する電力量計と、前記電力量計の計測結果を元に、前記電気機器から排出される環境に負荷を与える物質の排出量に相当する換算量を演算する演算手段と、前記演算手段の演算結果を記憶する第一記憶手段と、前記演算結果を解析して、前記換算量に関する情報を生成する情報処理手段と、前記情報を表示する第一表示手段とを備え、前記電力量計は、前記配線用差込接続器と前記電気機器の間に接続されており、前記電力量計および前記演算手段、または、前記演算手段および前記情報処理手段は、前記電力線通信ネットワークを介して、前記計測結果、または、前記演算結果を送受信する通信部を有することを特徴とする。
前記換算量の瞬時値、または積算値のうち、少なくともいずれか一つが、予め設定された第一の閾値よりも大きい場合に、その旨を表示する第二表示手段を備えることを特徴とする。この場合、前記第一の閾値を設定変更する第一設定変更手段を備えることを特徴とする。
前記電気機器への電力の供給量を制御する電力供給量制御手段を備え、前記電力供給量制御手段は、前記換算量の瞬時値、または積算値のうち、少なくともいずれか一つが、予め設定された第二の閾値よりも大きい場合に、前記供給量を低減することを特徴とする。この場合、前記第二の閾値を設定変更する第二設定変更手段を備えることを特徴とする。
前記電力供給量制御手段で前記供給量を低減する前記電気機器の優先順位を設定変更する第三設定変更手段を備えることを特徴とする。
前記電気機器毎に付された識別コードにより、前記電気機器を識別する識別手段を備えることを特徴とする。この場合、前記識別手段は、前記電力線通信ネットワークを介して、前記識別コードを取得することを特徴とする。また、前記識別コードと、前記電気機器を製造してユーザーの手元に届くまでに掛かる前記換算量の初期値とを対応付けて記憶する第二記憶手段を備え、前記演算手段は、前記識別手段で識別された電気機器に対応する前記初期値を前記第二記憶手段から読み出して、前記演算を実行することを特徴とする。
前記換算量を演算する際に用いる係数を設定変更する第四設定変更手段を備えることを特徴とする。この場合、前記係数は、環境に負荷を与える物質の排出量の原単位、前記電気機器を製造してユーザーの手元に届くまでに掛かる前記換算量の初期値、または前記電気機器の修理履歴に応じた前記換算量の増分のうち、少なくともいずれか一つを含むことを特徴とする。
前記電力量計で計測される前記消費電力量が予め設定された第三の閾値よりも小さい場合、前記演算手段は、前記換算量を0として演算し、前記電気機器が待機電力で作動している旨を表示する第三表示手段を備えることを特徴とする。この場合、前記第三の閾値を設定変更する第五設定変更手段を有することを特徴とする。
前記情報処理手段は、前記換算量の瞬時値、前記換算量の積算値、または異なる期間における前記積算値のうち、少なくともいずれか一つを前記情報として生成することを特徴とする。
前記演算手段、前記第一記憶手段、前記情報処理手段、および前記第一表示手段は、パーソナルコンピュータに設けられていることを特徴とする。
本発明の環境負荷管理方法は、電力線通信ネットワークにより建物内でローカルエリアネットワークが構築された配線用差込接続器から電力を受給される電気機器の消費電力量を電力量計で計測する計測ステップと、前記電力量計の計測結果を元に、前記電気機器から排出される環境に負荷を与える物質の排出量に相当する換算量を演算する演算ステップと、前記演算ステップの演算結果を記憶する記憶ステップと、前記演算結果を解析して、前記換算量に関する情報を生成する情報処理ステップと、前記情報を表示する第一表示ステップとを備え、前記電力量計を、前記配線用差込接続器と前記電気機器の間に接続し、前記計測ステップおよび前記演算ステップ、または、前記演算ステップおよび前記情報処理ステップでは、前記電力線通信ネットワークを介して、前記計測結果、または、前記演算結果を送受信することを特徴とする。
前記換算量の瞬時値、または積算値のうち、少なくともいずれか一つが、予め設定された第一の閾値よりも大きい場合に、その旨を表示する第二表示ステップを備えることを特徴とする。
前記電気機器への電力の供給量を制御する電力供給量制御ステップを備え、前記電力供給量制御ステップでは、前記換算量の瞬時値、または積算値のうち、少なくともいずれか一つが、予め設定された第二の閾値よりも大きい場合に、前記供給量を低減することを特徴とする。
前記電気機器毎に付された識別コードにより、前記電気機器を識別する識別ステップを備えることを特徴とする。
前記換算量を演算する際に用いる係数を設定変更する設定変更ステップを備えることを特徴とする。
前記電力量計で計測される前記消費電力量が予め設定された第三の閾値よりも小さい場合、前記演算ステップでは、前記換算量を0として演算し、前記電気機器が待機電力で作動している旨を表示する第三表示ステップを備えることを特徴とする。
本発明の環境負荷管理システム及び環境負荷管理方法によれば、電力線通信ネットワークにより建物内でローカルエリアネットワークが構築された配線用差込接続器と電気機器との間に電気機器の消費電力量を計測する電力量計を接続し、電力量計の計測結果を元に電気機器から排出される環境負荷物質の排出量に相当する換算量を演算して、演算結果を解析して換算量に関する情報を生成し、演算結果を記憶するとともに情報を表示するので、家庭などの建物内で発生する環境負荷を統括的に管理することができる。
電力線通信ネットワークを介して、電力量計の計測結果、または、換算量の演算結果を送受信するので、特別な配線をすることなく、配線用差込接続器と電気機器との間に電力量計を接続するだけで、簡単にシステムを構成することができる。また、配線用差込接続器さえ設置されていれば、電力量計の設置場所が制限されることがない。また、無線通信でデータの送受信をする無線LANなどでは、外部との通信によって情報が漏洩する危険性があるが、電力線通信ネットワークを用いているので、情報が漏洩する危険性が少なくセキュリティの面でも優れている。
換算量の瞬時値、または積算値のうち、少なくともいずれか一つが、予め設定された第一の閾値よりも大きい場合に、その旨を表示するので、環境負荷の低減を消費者に喚起することができる。
換算量の瞬時値、または積算値のうち、少なくともいずれか一つが予め設定された第二の閾値よりも大きい場合に、電気機器への電力供給量を制御するので、環境負荷の低減をより促進することができる。電力供給量を低減する電気機器の優先順位を設定変更するので、消費者の事情に合わせて効率的に環境負荷を低減することができる。
電気機器毎に付された識別コードにより電気機器を識別するので、電気機器を自動的に識別することができる。
換算量を演算する際に用いる係数を設定変更するので、常に最適な係数で換算量を演算することができる。また、係数は、環境に負荷を与える物質の排出量の原単位、電気機器を製造してユーザーの手元に届くまでに掛かる換算量の初期値、または電気機器の修理履歴に応じた換算量の増分のうち、少なくともいずれか一つを含むので、係数が原単位の場合には、最新の環境の変化に即応した換算量を演算することができる。係数が換算量の初期値の場合には、素材製造から物流輸送までの初期の環境負荷と使用時の環境負荷を見比べながら使用時の負荷を把握することができる。係数が電気機器の修理履歴に応じた換算量の増分の場合には、修理後にも正確な換算量を演算することができる。
電力量計で計測される消費電力量が予め設定された第三の閾値よりも小さい場合、換算量を0として演算し、電気機器が待機電力で作動している旨を表示するので、環境負荷がほとんど発生していない状態では、換算量の演算などの処理を行なわなくて済む。
図1において、環境負荷管理システム10は、家屋11内で使用される各電気機器12(電気機器12a〜12g)と、家屋11内に敷設された電力線22による電力線通信ネットワークにより家屋11内でローカルエリアネットワークが構築された配線用差込接続器としてのACコンセント19(図2参照)との間に、電気機器12の消費電力を計測する計測ユニット20を介設し、各計測ユニット20から電力線通信ネットワークを介して送られてくる電気機器12毎の消費電力の計測結果に基づいて、管理ユニット24で電気機器12から発生される環境負荷物質の排出量に相当する換算量(以下、単に環境負荷という)を算出し、これらを統括的に管理する。
図2に示すように、計測ユニット20は、プラグ28,コンセント29,PLC(Power Line Communications:電力線搬送通信)モデム30,電力量計32,電力制限装置33,CPU35,データメモリ36,操作部37,及びLCD38から構成される。PLCモデム30,電力量計32,及び電力制限装置33は、プラグ28とコンセント29との間に設けられ、バス39を介してCPU35,データメモリ36,操作部37,及びLCD38に接続されている。
プラグ28は、ACコンセント19に差し込まれて電力を受給する。コンセント29には、電気機器12の電源プラグ43が差し込まれ、電気機器12に電力を供給する。PLCモデム30は、電力線22を介した他のPLCモデム30との間の電力の波とデータ用の信号との合波によるデータ通信を媒介する。PLCモデム30で受信された合波は、電力の波とデータ用の信号に分離される。分離された電力の波は、電力量計32に、データ信号はバス39を介してCPU35にそれぞれ供給される。また、PLCモデム30により、電力の波にデータ用の信号が重ね合わされて送信用の合波が生成される。
電力量計32には、小型・高精度のデジタル電力計が内蔵されている。電力計は、電気機器12の消費電力(kW)を1秒毎にサンプリングする。電力量計32は、電力計でサンプリングされた消費電力を時間で積分して、ある時間(例えば数秒)における消費電力の積算総和,すなわち消費電力量(kWh)を算出する。消費電力量は、日付・時刻と一緒にデータメモリ36に記憶される。
電力制限装置33は、管理ユニット24からの指令信号があった場合に、プラグ28,コンセント29を経由した電気機器12への電力供給を遮断し、電気機器12を強制終了する。操作部37は、リセットボタンを有し、これを押圧操作することにより、強制終了された電気機器12への電力供給が再開される。また、操作部37には、リセットボタンの他、LCD38の表示項目を切り替えるモード切替ボタンなどが設けられている。
管理ユニット24は、計測ユニット20と電気機器12の一つであるパソコン12aとの間に接続されている。管理ユニット24は、プラグ45,コンセント46,PLCモデム47,CPU50,データメモリ52,LCD53,通信部54,アラーム装置55及び操作部56からなり、これらはバス57によって相互に接続されている。
データメモリ52には、パソコン12aの操作部59を操作することにより、各電気機器12の識別コードと、消費電力量をCO2排出量による使用時環境負荷の瞬時値(以下単に瞬時値という)に換算するための電力原単位とが、パソコン12aから通信部54を介して転送され、記憶される。また、データメモリ52には、各電気機器12の初期環境負荷がパソコン12aから通信部54を介して転送され、各電気機器12の識別コードに基づいて電気機器12毎に分類して記憶される。また、データメモリ52には、各計測ユニット20から送られてきた消費電力量が各識別コードに基づいて電気機器12毎に分類して記憶される。
なお、電力原単位としては、例えば日本国基準である「電気製造の二酸化炭素排出原単位:0.42[kg−CO2/kWh]」が用いられる。また、初期環境負荷は、電気機器12を製造するために必要な素材を製造し、これらの素材に加工等の処理を施して部品にする際に発生する素材環境負荷と、部品を組み立てて電気機器12を完成させる際に発生する組立環境負荷と、完成した電気機器12をユーザまで届ける間に発生する物流輸送環境負荷とを加算したものである。
初期環境負荷の情報は、表1に代表例を示すように、各電気機器12のメーカから提供され、インターネット上に公開されている。環境負荷管理システム10では、パソコン12aで、初期環境負荷の情報が記憶されたインターネット上のサーバ58にアクセスし、初期環境負荷の情報をダウンロードして、これを通信部54を介してデータメモリ52に転送することで、データメモリ52に記憶されている初期環境負荷の情報を最新のものに更新することができる。また、電力原単位についても、サーバ58から最新のものをダウンロードして随時更新することができる。
Figure 2008204278
CPU50は、電力線22を介して計測ユニット20から送られてくる消費電力量に電力原単位を乗算して使用時環境負荷の瞬時値を算出し、これを各電気機器12毎に分類してデータメモリ52に記憶する。
瞬時値,初期環境負荷は、PLCモデム47を介して、識別コードに基づいて、それぞれ該当する電気機器12が接続された計測ユニット20に送信され、データメモリ36に記憶されるとともに、図3に示すように、各計測ユニット20のLCD38に、瞬時値は「現在の使用時環境負荷」として、また、初期環境負荷は「初期環境負荷」として表示される。
また、CPU50は、電気機器12毎にデータメモリ52に記憶された瞬時値を1ヶ月間積算して、PLCモデム47を介して、該当する電気機器12が接続された計測ユニット20に送信し、「今月の使用時環境負荷」としてLCD38に表示する。
また、CPU50は、電気機器12毎に計測ユニット12が計測を開始してからデータメモリ52に記憶してきたこれまでの全瞬時値を積算し、これに初期環境負荷を加算した累積環境負荷を、PLCモデム47を介して該当する電気機器12が接続された計測ユニット20に送信し、「これまでの環境負荷」としてLCD38に表示する。以下、図3に示す表示をLCD38の通常表示という。
また、LCD53の通常表示を示す図4において、瞬時値,積算値が、「現在の使用時環境負荷」,「今月の積算値」として、各電気機器12の名称毎に一覧表示される。各電気機器12の名称(パソコン,テレビなど)は、電気機器12毎の識別コードに基づいて表示される。また、下方部の合計欄には、電気機器12全ての瞬時値,積算値をそれぞれ合算した総瞬時値,総積算値が表示される。
操作部56の切換ボタンを操作すると、図5に示すように、LCD53の表示が切り換わり、先月と今月の家庭内の環境負荷を電気機器12毎に比較する立体グラフが表示される。
また、CPU50は、電気機器12毎の瞬時値と、これらの合算値である総瞬時値とを常に監視している。CPU50は、電気機器12毎の瞬時値と、電気機器12毎に設定され電気機器12の使用を中止するか否かを決めるための基準である第一閾値とを比較する。
電気機器12の瞬時値が第一閾値よりも大きくなった場合、CPU50は、アラーム装置55を作動して警告音を鳴らすと同時にLCD53に、図6に示すように、例えば「テレビの使用を中止します。」という警告メッセージ61をLCD53に表示するとともに、PLCモデム47を介して電気機器12が接続されている計測ユニット20に指令信号を送信する。
管理ユニット24からの指令信号を受けた計測ユニット20のCPU35は、図7に示すように、LCD38に「この電気機器の使用を中止します。」という警告メッセージ62を表示した後、電力制限装置33を駆動して電気機器12への電力供給を停止し、電気機器12を強制終了する。
警告音と、LCD53での警告メッセージ61の表示とは、操作部56のリセットボタンを操作するまで継続される。また、LCD38での警告メッセージ62の表示と、電気機器12への電力供給停止とは、操作部37のリセットボタンを操作するまで継続される。
また、CPU50は、電気機器12毎の消費電力量と、電気機器12が待機状態であるか否かを決めるための基準である第二閾値とを比較する。消費電力量が第二閾値よりも小さい場合には、電力原単位を0として演算する。電力原単位が0なら使用時環境負荷の瞬時値は0になる。これにより、電気機器12が待機状態である場合には、換算量の演算などの処理を行なわなくて済む。
使用時環境負荷の瞬時値が0の場合には、その電気機器12が使用されていない状態とみなして、管理ユニット24のLCD53には、図8に示すように、該当する電気機器12の欄に「待機状態」という警告メッセージ63を表示するとともに、該当する電気機器12が接続されている計測ユニット20に指令信号を送信して、計測ユニット20のLCD38に、図9に示すように、「待機状態です」という警告メッセージ64を表示する。なお、消費電力量ではなく電気機器12毎の瞬時値と、所定の閾値とを比較してもよい。
また、CPU50は、総瞬時値と第三閾値とを比較する。総瞬時値が第三閾値よりも大きくなった場合、CPU50は、予め設定された優先順位データに従い、図10に示すように、最上位の電気機器12である例えばエアコン12dの使用を中止する旨の「エアコンの使用を中止します。」という警告メッセージ65をLCD53に表示するとともに、PLCモデム47,電力線22を介して、該当する電気機器12に接続されている計測ユニット20に指令信号を送信する。
管理ユニット24からの指令信号を受信した計測ユニット20のCPU35は、LCD38に警告メッセージ62を表示した後、電力制限装置33を駆動して電気機器12への電力供給を停止し、電気機器12を強制終了する。この最上位の電気機器12を停止しても、なお総瞬時値が第三閾値よりも大きい場合には、総瞬時値が第三閾値以下となるまで、優先順位が高い電気機器12から順番に停止させてゆく。
第一〜第三閾値及び優先順位データは、予めパソコン12aの操作部59を操作することにより、パソコン12aから通信部54を介してデータメモリ52に転送され、記憶される。
このように構成された環境負荷管理システム10の作用について図11のフローチャートを参照して説明する。まず、パソコン12aの操作部59を操作することにより、予め各電気機器12の識別コード及び優先順位データを作成しておき、これと電力原単位,初期環境負荷,第一〜第三閾値を、パソコン12aから通信部54を介して管理ユニット24のデータメモリ52に転送して記憶しておく(st1)。
各計測ユニット20の電力量計32は、電力計で電気機器12の消費電力(kW)を1秒毎にサンプリングし、これを時間で積分して消費電力量(kWh)を算出する(st2)。CPU35は、消費電力量をデータメモリ36に記憶するとともに、PLCモデム30を介して管理ユニット24へ送信する(st3)。
電力線22を介して各計測ユニット20から送られてくる消費電力量を管理ユニット24のPLCモデム47が受け取ると、CPU50は、データメモリ52から電力原単位を読み出して消費電力量に乗算して使用時環境負荷の瞬時値を算出し(st4)、これを識別コードに基づいて該当する電気機器12毎に分類してデータメモリ52に記憶するとともに、PLCモデム47を介して各計測ユニット20に送る(st5)。
管理ユニット24のLCD53には、各電気機器12の名称毎に、瞬時値である「現在の使用時環境負荷」と、「今月の積算使用時環境負荷」とが分類して表示される(図4参照)。また、各電気機器12のLCD38には、当該電気機器12の「現在の使用時環境負荷」,「初期環境負荷」,「今月の使用時環境負荷」が表示される(図3参照)。
管理ユニット24のCPU50は、常に電気機器12毎の瞬時値を電気機器12毎の第一閾値と比較するとともに、電気機器12毎の消費電力量と第二閾値とを比較し、さらに電気機器12全部の瞬時値の合計値である総瞬時値を第三閾値と比較している。
瞬時値が第一閾値よりも大きい場合(st6)、アラーム装置55が駆動されると同時にLCD53に警告メッセージ61が表示される(st7)。これと同時に、該当する電気機器12に接続された計測ユニット20に指令信号が送信され(st8)、LCD35に警告メッセージ62が表示される(st9)。続いて、電力制限装置33が駆動され、計測ユニット20に接続されている電気機器12への電源供給が停止される(st10)。
操作部56のリセットボタンを押圧操作すると(st11)、アラーム装置55の駆動が停止されるとともに、警告メッセージ61が表示されたLCD53が図4に示す通常表示に戻る(st12)。
停止された電気機器12の使用を再開したい場合には、その電気機器12に接続されている計測ユニット20のリセットボタンを押圧操作する(st13)。これにより、電力制限装置33による電気機器12への電源供給停止が解除されるとともに(st14)、LCD35も図3に示す通常表示に戻る(st15)。
電気機器12毎の消費電力量が第二閾値よりも小さい場合(st16)、LCD53の名称「テレビ」の「現在の使用時環境負荷」の欄に、「待機状態」の警告メッセージ63が表示される(st17)とともに、該当する電気機器12が接続されている計測ユニット20に指令信号が送信され(st18)、LCD38に警告メッセージ64が表示される(st19)。
総瞬時値が第三閾値よりも大きい場合(st20)、アラーム装置55が駆動されると同時に、データメモリ52の優先順位データが参照され、最上位の電気機器12(本実施形態ではエアコン12d)の使用を中止する旨の警告メッセージ65がLCD53に表示される(st21)。
これと同時に、管理ユニット24から該当する電気機器12に接続された計測ユニット20に指令信号が送信され(st22)、LCD38に警告メッセージ62が表示される(st23)。続いて、電力制限装置33が駆動され、計測ユニット20に接続されている電気機器12への電源供給が停止される(st24)。
操作部56のリセットボタンを押圧操作すると(st25)、アラーム装置55の駆動が停止されるとともに、警告メッセージ65が表示されたLCD53が通常表示に戻る(st26)。
最上位の電気機器12の使用が中止された後、この中止された旨を示す報告信号が管理ユニット24に送信される(st27)。これを受けた管理ユニット24のCPU50は、新たに算出した総瞬時値と第三閾値とを比較する(st20)。
総瞬時値が第三閾値よりも大きい場合(st20)、アラーム装置55が駆動されると同時に、データメモリ52の優先順位データが参照され、優先順位が2番目に高い電気機器12(例えばテレビ12b)の使用を中止する旨の警告メッセージがLCD53に表示される(st21)。
これと同時に、該当する電気機器12に接続された計測ユニット20に指令信号が送信され(st22)、LCD38に警告メッセージ62が表示される(st23)。続いて、電力制限装置33が駆動され、計測ユニット20に接続されている電気機器12への電源供給が停止される(st24)。
優先順位が2番目に高い電気機器12の使用が中止された後、この中止された旨を示す報告信号が管理ユニット24に送信される(st27)。以下同様に、総瞬時値が第三閾値以下になるまで、優先順位が3番目に高い電気機器12、4番目に高い電気機器12、・・・と、優先順位データに従って該当する電気機器12の使用が順次に中止される。そして、総瞬時値が第三閾値以下になったら、LCD53に通常表示(図4参照)が表示される。
停止された電気機器12の使用を再開したい場合には、その電気機器12に接続されている計測ユニット20のリセットボタンを押圧操作する(st28)。これにより、電力制限装置33による電気機器12への電源供給停止が解除されるとともに(st29)、LCD35が通常表示(図3参照)に戻る(st30)。
このように本発明の環境負荷管理システム10では、ACコンセントさえあればレイアウトフリーに管理ユニット24を設置でき、ACコンセントから電源を取得する全ての電気機器12の環境負荷を管理することができる。また、電力線通信ネットワークを用いているので、周知の無線LANに比べてセキュリティの面で有利である。
また、計測ユニット20に接続された電気機器12を修理した場合には、修理した内容を示す修理履歴を管理ユニット24のデータメモリ52に記憶しておき、修理履歴に基づいて、例えば修理した部品の環境負荷と修理に要したエネルギーの分について、電気機器12の使用時環境負荷を増加させる。修理した部品の環境負荷は、例えば部品交換した場合、古い部品の廃棄時環境負荷と新しい部品の初期環境負荷と修理に要した新旧部品の物流輸送環境負荷とを加算した値である。
以上説明した実施形態では、計測ユニットの電力計で計測して算出した電気機器の消費電力量を管理ユニットに送信し、管理ユニット側で消費電力量を使用時環境負荷の瞬時値に換算するようにしたが、本発明はこれに限定されることなく、例えば計測ユニット側で消費電力量を使用時環境負荷の瞬時値に換算するようにしてもよい。
具体的には、計測ユニット20のデータメモリ36に予め電力原単位を記憶させておき、電力量計32で計測して算出された消費電力量をCPU35が使用時環境負荷の瞬時値に換算する。この瞬時値は、「現在の使用時環境負荷」として計測ユニット20のLCD38にリアルタイムに表示される。
また、データメモリ36に、全ての電気機器12の初期環境負荷か、または計測ユニット20に接続される電気機器12のみの初期環境負荷を記憶させておけば、図3に示すように、「初期環境負荷」を表示することができる。また、CPU35が、瞬時値を今月分に対応する期間だけ積算することにより算出し、これを「今月の使用時環境負荷値」として表示する。
計測ユニット20毎に換算された使用時環境負荷の瞬時値は、管理ユニット24に送信される。以降のシーケンスは、使用時環境負荷の瞬時値を管理ユニット24から各計測ユニット20に送信しないこと以外は、前記実施形態と同様であるから説明を省略する。
また、上記実施形態では、使用時環境負荷の積算値については、図5にて先月と今月の対比のみを表示し、特に警告を行なわなかったが、所定の閾値を設け、この閾値よりも大きくなった場合には、警告を発するようにしてもよい。また、積算する期間の例として、1ヶ月を挙げたが、本発明はこれに限定されることなく、例えば1日や1週間などでもよい。
また、上記実施形態では、初期環境負荷をインターネット上のサーバから取得したが、本発明はこれに限定されることなく、例えばユーザがパソコンで手入力して管理ユニットのデータメモリに記憶させてもよい。
また、上記実施形態では、消費電力量から使用時環境負荷への変換演算,使用時環境負荷の記憶(データメモリ),得られた使用時環境演算に基づく各種判断などの情報処理やその結果の表示は、全て管理ユニットによって行なったが、本発明はこれに限定されることなく、例えばパソコンで行なってもよい。この場合、管理ユニットの機能をパソコンで実現するためのプログラムを作成するか、パソコンにハードウエアとして組み込む。
また、計測ユニットをチップ化できれば、各ACコンセントの内側に計測ユニットを設け、1個のACコンセントに管理ユニットを接続することにより、家屋内で手軽に使用時環境負荷の管理を実施することができる。
また、電気機器が省電力モードを有し、かつ計測ユニット側で通常モードから省電力モードに切り替える切替機能を設けることができれば、電気機器への電力供給を停止する代わりに省電力モードに切り替えるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、瞬時値が閾値を超えたときに、警報及び電力制限を行なったが、本発明はこれに限定されることなく、例えば、ある一定時間を超えてから警報や電力制限を行なってもよい。また、最初の閾値とこれよりも大きな次の閾値とを設定しておき、瞬時値が最初の閾値を超えたときに省エネを促す警報を出し、さらに瞬時値が次の閾値を超えたときに強制終了の警告及び電力制限を行なうようにしてもよい。
本発明の環境負荷管理システムの概略構成を示す説明図である。 計測ユニットと管理ユニットの概略的な構成を示すブロック図である。 計測ユニットでの通常表示の一例を示す説明図である。 管理ユニットでの通常表示の一例を示す説明図である。 先月と今月の各電気機器の積算使用時環境負荷を示す立体グラフの一例を示す説明図である。 管理ユニットでの警告表示の一例を示す説明図である。 計測ユニットでの警告表示の一例を示す説明図である。 待機状態の電気機器があることを示す管理ユニットでの表示例を示す説明図である。 電気機器が待機状態であることを示す計測ユニットでの表示例を示す説明図である。 優先順位が高い電気機器の使用を中止する場合に表示される警告表示の一例を示す説明図である。 環境負荷管理システムの主なシーケンスを示すフローチャートである。
符号の説明
10 環境負荷管理システム
11 家屋
12 電気機器
19 ACコンセント
20 計測ユニット
22 電力線
24 管理ユニット
30,47 PLCモデム
32 電力量計
33 電力制限装置
35,50 CPU
36,52 データメモリ
37,56,59 操作部
38,53 LCD
54 通信部
55 アラーム装置
61〜65 警告メッセージ

Claims (21)

  1. 電力線通信ネットワークにより建物内でローカルエリアネットワークが構築された配線用差込接続器から電力を受給される電気機器の消費電力量を計測する電力量計と、
    前記電力量計の計測結果を元に、前記電気機器から排出される環境に負荷を与える物質の排出量に相当する換算量を演算する演算手段と、
    前記演算手段の演算結果を記憶する第一記憶手段と、
    前記演算結果を解析して、前記換算量に関する情報を生成する情報処理手段と、
    前記情報を表示する第一表示手段とを備え、
    前記電力量計は、前記配線用差込接続器と前記電気機器の間に接続されており、
    前記電力量計および前記演算手段、または、前記演算手段および前記情報処理手段は、前記電力線通信ネットワークを介して、前記計測結果、または、前記演算結果を送受信する通信部を有することを特徴とする環境負荷管理システム。
  2. 前記換算量の瞬時値、または積算値のうち、少なくともいずれか一つが、予め設定された第一の閾値よりも大きい場合に、その旨を表示する第二表示手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の環境負荷管理システム。
  3. 前記第一の閾値を設定変更する第一設定変更手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の環境負荷管理システム。
  4. 前記電気機器への電力の供給量を制御する電力供給量制御手段を備え、
    前記電力供給量制御手段は、前記換算量の瞬時値、または積算値のうち、少なくともいずれか一つが、予め設定された第二の閾値よりも大きい場合に、前記供給量を低減することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の環境負荷管理システム。
  5. 前記第二の閾値を設定変更する第二設定変更手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の環境負荷管理システム。
  6. 前記電力供給量制御手段で前記供給量を低減する前記電気機器の優先順位を設定変更する第三設定変更手段を備えることを特徴とする請求項4または5に記載の環境負荷管理システム。
  7. 前記電気機器毎に付された識別コードにより、前記電気機器を識別する識別手段を備えることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の環境負荷管理システム。
  8. 前記識別手段は、前記電力線通信ネットワークを介して、前記識別コードを取得することを特徴とする請求項7に記載の環境負荷管理システム。
  9. 前記識別コードと、前記電気機器を製造してユーザーの手元に届くまでに掛かる前記換算量の初期値とを対応付けて記憶する第二記憶手段を備え、
    前記演算手段は、前記識別手段で識別された電気機器に対応する前記初期値を前記第二記憶手段から読み出して、前記演算を実行することを特徴とする請求項7または8に記載の環境負荷管理システム。
  10. 前記換算量を演算する際に用いる係数を設定変更する第四設定変更手段を備えることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の環境負荷管理システム。
  11. 前記係数は、環境に負荷を与える物質の排出量の原単位、前記電気機器を製造してユーザーの手元に届くまでに掛かる前記換算量の初期値、または前記電気機器の修理履歴に応じた前記換算量の増分のうち、少なくともいずれか一つを含むことを特徴とする請求項10に記載の環境負荷管理システム。
  12. 前記電力量計で計測される前記消費電力量が予め設定された第三の閾値よりも小さい場合、
    前記演算手段は、前記換算量を0として演算し、
    前記電気機器が待機電力で作動している旨を表示する第三表示手段を備えることを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載の環境負荷管理システム。
  13. 前記第三の閾値を設定変更する第五設定変更手段を有することを特徴とする請求項12に記載の環境負荷管理システム。
  14. 前記情報処理手段は、前記換算量の瞬時値、前記換算量の積算値、または異なる期間における前記積算値のうち、少なくともいずれか一つを前記情報として生成することを特徴とする請求項1ないし13のいずれかに記載の環境負荷管理システム。
  15. 前記演算手段、前記第一記憶手段、前記情報処理手段、および前記第一表示手段は、パーソナルコンピュータに設けられていることを特徴とする請求項1ないし14のいずれかに記載の環境負荷管理システム。
  16. 電力線通信ネットワークにより建物内でローカルエリアネットワークが構築された配線用差込接続器から電力を受給される電気機器の消費電力量を電力量計で計測する計測ステップと、
    前記電力量計の計測結果を元に、前記電気機器から排出される環境に負荷を与える物質の排出量に相当する換算量を演算する演算ステップと、
    前記演算ステップの演算結果を記憶する記憶ステップと、
    前記演算結果を解析して、前記換算量に関する情報を生成する情報処理ステップと、
    前記情報を表示する第一表示ステップとを備え、
    前記電力量計を、前記配線用差込接続器と前記電気機器の間に接続し、
    前記計測ステップおよび前記演算ステップ、または、前記演算ステップおよび前記情報処理ステップでは、前記電力線通信ネットワークを介して、前記計測結果、または、前記演算結果を送受信することを特徴とする環境負荷管理方法。
  17. 前記換算量の瞬時値、または積算値のうち、少なくともいずれか一つが、予め設定された第一の閾値よりも大きい場合に、その旨を表示する第二表示ステップを備えることを特徴とする請求項16に記載の環境負荷管理方法。
  18. 前記電気機器への電力の供給量を制御する電力供給量制御ステップを備え、
    前記電力供給量制御ステップでは、前記換算量の瞬時値、または積算値のうち、少なくともいずれか一つが、予め設定された第二の閾値よりも大きい場合に、前記供給量を低減することを特徴とする請求項16または17に記載の環境負荷管理方法。
  19. 前記電気機器毎に付された識別コードにより、前記電気機器を識別する識別ステップを備えることを特徴とする請求項16ないし18のいずれかに記載の環境負荷管理方法。
  20. 前記換算量を演算する際に用いる係数を設定変更する設定変更ステップを備えることを特徴とする請求項16ないし19のいずれかに記載の環境負荷管理方法。
  21. 前記電力量計で計測される前記消費電力量が予め設定された第三の閾値よりも小さい場合、
    前記演算ステップでは、前記換算量を0として演算し、
    前記電気機器が待機電力で作動している旨を表示する第三表示ステップを備えることを特徴とする請求項16ないし20のいずれかに記載の環境負荷管理方法。
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