JP2008204120A - コンピュータシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】管理者にハードウェア交換の判断のためのログデータを提供することで、管理者の能動的な機器チェックの必要性を抑えることができる技術を提供する。
【解決手段】コンピュータシステムにおいて、利用者が直接操作もしくは内容の確認を行う端末装置105と、端末装置105にネットワークを介して接続され、利用者が遠隔地から操作する対象となる複数のパーソナルコンピュータ107,109と、利用者が作成もしくは参照する情報の蓄積を行うストレージ用サーバ装置112と、端末装置105を通して利用者が複数のパーソナルコンピュータ107,109のいずれかへの割り付け要求を通知してきた時に、使用可能なパーソナルコンピュータを選出し、端末装置105に接続して利用者に利用環境を提供するコンピュータ運用管理機能を持つ起動サーバ装置111などを有する。
【選択図】図1
【解決手段】コンピュータシステムにおいて、利用者が直接操作もしくは内容の確認を行う端末装置105と、端末装置105にネットワークを介して接続され、利用者が遠隔地から操作する対象となる複数のパーソナルコンピュータ107,109と、利用者が作成もしくは参照する情報の蓄積を行うストレージ用サーバ装置112と、端末装置105を通して利用者が複数のパーソナルコンピュータ107,109のいずれかへの割り付け要求を通知してきた時に、使用可能なパーソナルコンピュータを選出し、端末装置105に接続して利用者に利用環境を提供するコンピュータ運用管理機能を持つ起動サーバ装置111などを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、コンピュータシステムの技術に関し、特に、コンピュータの運用、保守、利用技術に適用して有効な技術に関する。
本発明者が検討したところによれば、コンピュータシステムの技術に関しては、近年、特にモバイルPCからの電子情報の紛失、漏洩を防ぐセキュリティの観点から、以下のような技術が提案されている。
(1)クライアント端末装置を業務遂行に必要な電子ファイルを格納した共有サーバに直接繋ぐのではなく、その利用に際して個人認証を行い、本来の業務遂行用パーソナルコンピュータに接続して、そこから業務用サーバ並びに自分のデータへのアクセスを行う、言わば「二重のクライアント」を使うコンピュータ運用技術。
(2)起動を管理する起動管理サーバからネットワーク越しに特定のコンピュータを起動させる技術。
(3)利用者データ領域を特定のパーソナルコンピュータ上に持たず、組織で共有するストレージ上に格納しておき、起動管理サーバからの指示があった場合に、起動要求をしてきた利用者の保有するデータが格納された領域へリンクを行って利用者データへのアクセスを可能にする技術。
(4)パーソナルコンピュータ上にストレージを全く持たず、オペレーティングシステムやアプリケーションをインストールしたディスクのイメージファイルからネットワークを利用してコンピュータを起動可能にし、利用者データへのアクセスも可能にする技術。
(5)クライアントコンピュータの起動要求を出す端末装置が、その利用に当って正当な利用者が操作しているか認証を行う技術。
(6)クライアントコンピュータを操作する端末装置が、その使用に当って正当な利用者により操作されているか認証を行う技術。
(7)クライアントコンピュータを起動する起動管理サーバが、クライアントコンピュータの電源操作を行う技術。
以上のような技術に関して、例えば、特許文献1には複数の高密度電子計算機におけるバス共有、故障時の回避方法の技術、特許文献2には二重クライアントシステムにおいて、管理上の負担を減らす情報を提供する技術、特許文献3にはPDAや携帯電話などからパーソナルコンピュータの操作を行う構成において、その端末機の認証方法に関する技術、特許文献4には携帯電話のメールからリモートの計算機に情報処理を行わせる技術、がそれぞれ記載されている。
特開2002−41348号公報
特開2005−370289号公報
特開2005−184350号公報
特開2004−192388号公報
ところで、前記のようなコンピュータシステムの技術に関しては、例えば、二重系のクライアントコンピュータを利用する場合、性能やメモリその操作対象であるパーソナルコンピュータの管理・保守業務は、従来、サーバ装置の管理を行うだけで良かったシステム管理者が行うことになり、その負担をどう軽減するかが問われている。
そこで、本発明の目的は、管理者にハードウェア交換の判断のためのログデータを提供することで、管理者の能動的な機器チェックの必要性を抑えることができる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明は、特に、高密度実装型のパーソナルコンピュータ、即ちブレード型、カートリッジ型などと表現されるパーソナルコンピュータ群において、何らかの理由で起動不能に陥った場合、その復旧を自動的に試行し、その記録を管理者に提供することを自動的に行うことを特徴としている。但し、技術的にはネットワークを介して操作ができるため、散在するパーソナルコンピュータ群への適用も可能である。
これを実現するために、利用者が直接操作もしくは内容の確認を行う端末装置と、端末装置にネットワークを介して接続され、利用者が遠隔地から操作する対象となる複数のパーソナルコンピュータと、利用者が作成もしくは参照する情報の蓄積を行うストレージ装置と、端末装置を通して利用者が複数のパーソナルコンピュータのいずれかへの割り付け要求を通知してきた時に、使用可能なパーソナルコンピュータを選出し、端末装置に接続して利用者に利用環境を提供するコンピュータ運用管理機能を持つサーバ装置などを有するものである。具体的には、(1)パーソナルコンピュータの起動確認、(2)パーソナルコンピュータの生死判定、(3)代替コンピュータの自動割当、(4)電源のリモートON/OFF、(5)自動ログ取得、(6)復旧用オペレーティングシステムとアプリケーション、(7)前記(6)を自動インストールする手段などを有するものである。
また、多数、他種のパーソナルコンピュータをリモートの端末装置から利用すると、故障や、利用権限の有無など、最適リソースでの運用が困難になり、TCOが高くなるという課題に対しては、以下のようにして実現する。
まず、各パーソナルコンピュータに対して利用者を固定せず、利用者は自分の所属するグループや組織の一員として、そのグループや組織の業務遂行に適した性能、機能、アプリケーションに適したパーソナルコンピュータのグループに対して端末装置から接続要求を出して使用する。管理者側から見れば複数のグループや組織が複数のコンピュータグループに接続し、個人の属性や時間経過により優先利用が許されるような運用を要求される。ここでは、起動サーバ装置に各個人の所属するグループや、そのグループの一員として優先的な利用が必要になるコンピュータグループをテーブルとして管理し、端末装置からパーソナルコンピュータの利用要求が来た時に、起動サーバ装置自身が自動的に適したパーソナルコンピュータを探し当てるようにする。管理者においては、その起動サーバ装置が割り当てに失敗した場合や、リソースが実際に足りない場合にどのように系を振舞わせるかについてプリセットのポリシー登録をしておくことで、運用の半自動化を行い、ひいてはTCOの削減を行うことができるようになる。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
本発明によれば、ハードウェア故障で無いにも関わらず、業務中断を強いられる利用者及び管理者による復旧作業の軽減が可能である。すなわち、パーソナルコンピュータのシステムダウン時に、ハードウェアの不具合による起動不能、もしくは起動できてもシステムが不安定な場合には、管理者にハードウェア交換の判断のためのログデータを提供することで、管理者の能動的な機器チェックの必要性を抑える効果がある。
(実施の形態の概要)
本発明の実施の形態は、オペレーティングシステムとアプリケーションが動作するパーソナルコンピュータの本体と、それをリモートから操作する端末装置が組み合わされて使われるクライアントシステムを保有する系に適用可能である。また、ユーザ固有のデータ類は上記パーソナルコンピュータもしくは端末装置以外の場所に格納してあり、端末装置を通してパーソナルコンピュータの起動を要求した場合に、前記ユーザ固有のデータ領域をパーソナルコンピュータ上に仮想ドライブ装置やシンボリックリンクとして表示し使用可能にする制御系に適用可能である。
本発明の実施の形態は、オペレーティングシステムとアプリケーションが動作するパーソナルコンピュータの本体と、それをリモートから操作する端末装置が組み合わされて使われるクライアントシステムを保有する系に適用可能である。また、ユーザ固有のデータ類は上記パーソナルコンピュータもしくは端末装置以外の場所に格納してあり、端末装置を通してパーソナルコンピュータの起動を要求した場合に、前記ユーザ固有のデータ領域をパーソナルコンピュータ上に仮想ドライブ装置やシンボリックリンクとして表示し使用可能にする制御系に適用可能である。
具体的には、利用者が直接操作もしくは内容の確認を行う端末装置と、端末装置にネットワークを介して接続され、利用者が遠隔地から操作する対象となる複数のパーソナルコンピュータと、利用者が作成もしくは参照する情報の蓄積を行うストレージ装置と、コンピュータ運用管理機能を持つサーバ装置などを有するコンピュータシステムに適用するものである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(コンピュータシステムの構成)
図1に、本発明の一実施の形態であるコンピュータシステムの構成の一例を挙げ、以下に説明する。
図1に、本発明の一実施の形態であるコンピュータシステムの構成の一例を挙げ、以下に説明する。
本実施の形態であるコンピュータシステムは、境界線101で分けられた組織内の各装置と、一般回線網の公衆ネットワーク104に接続される端末装置(T1,T2)105などからなり、この境界にはファイアウォール(FW)103と呼ばれる侵入防止装置が存在し、組織内への定めたポート以外からのアクセスを制限するように構成されている。端末装置105は、モバイル、もしくはリモート接続によって公衆ネットワーク104に接続され、この公衆ネットワーク104を介して組織内のパーソナルコンピュータの起動サーバ装置に接続要求が出される。
一方、一般的な運用環境として、組織内には、計算機室102が設けてあり、物理的に侵入者を防ぐことを想定している。それ以外にも、組織内には、計算機室102の外部に、端末装置(T3)106や、パーソナルコンピュータ(CL1,CL2,…)107、業務用サーバ装置(SV1)110が配置されている。このような組織内にあるパーソナルコンピュータ107の利用に対しても本発明は有効である。
また、計算機室102の内部においては、よりセキュアに管理されたサーバ装置群並びに端末装置から操作するパーソナルコンピュータ群が備えられている。サーバ装置群のうち、1台をパーソナルコンピュータの起動サーバ装置(SV2)111とし、また、ユーザデータを格納する場所としてストレージ用サーバ装置(SV3)112を定め、さらに当然、従来からある業務用サーバ装置(SV4)113,(SV5,…)114も配置されている。パーソナルコンピュータ群には、複数のパーソナルコンピュータ(CLn,…)109が配置されている。
以上のように構成されるコンピュータシステムにおいて、端末装置105は利用者が直接操作もしくは内容の確認を行う端末装置として機能し、パーソナルコンピュータ107,109は利用者が遠隔地から操作する対象となる複数のパーソナルコンピュータとして機能し、ストレージ用サーバ装置112は利用者が作成もしくは参照する情報の蓄積を行うストレージ装置として機能し、起動サーバ装置111はコンピュータ運用管理機能を持つサーバ装置として機能する。このコンピュータ運用管理機能を持つ起動サーバ装置111は、具体的には以下のような各機能を備えている。
(1)端末装置105を通して利用者がパーソナルコンピュータ107,109への割り付け要求を通知してきた時に、使用可能なパーソナルコンピュータを選出し、端末装置105に接続して利用者に利用環境を提供する。
(2)利用者が端末装置105を通してパーソナルコンピュータ107,109の操作を要求してきた際に、ストレージ用サーバ装置112上の利用者が保有、もしくは利用者に閲覧や改変を許可された情報を、閲覧や改変を可能にした状態で、パーソナルコンピュータに割り付け、利用者に利用環境を提供する。
(3)利用者が端末装置105を通して要求してくる情報によって、特定のオペレーティングシステムやアプリケーションプログラムの種類、バージョンの組み合わせでインストールされているパーソナルコンピュータを選択して、利用者に利用環境を提供する。
(4)利用者が要求してくる情報に基づいて、特定のオペレーティングシステムの種類もしくはバージョンや、アプリケーションソフトウェアの種類もしくはバージョンの組み合わせを選択し、その時にパーソナルコンピュータにインストールし、利用者に利用環境を提供する。
(5)要求されうる特定のオペレーティングシステムの種類もしくはバージョンや、アプリケーションソフトウェアの種類もしくはバージョンの組み合わせを、予めインストールされた記憶装置のイメージファイルとして系内のストレージ用サーバ装置112に蓄積しておき、利用要求が来た時にそのイメージファイルをパーソナルコンピュータ上に展開し、利用者に利用環境を提供する。
(6)パーソナルコンピュータ107,109の構成の特徴が各利用者の業務内容に適するものを、利用者からの端末装置105を通した接続要求に対して優先的に割り当てる。
(7)パーソナルコンピュータ107,109の構成の特徴として、a)性能、b)プロセッサの種類、c)提供するオペレーティングシステムの種類もしくはバージョン、d)提供するアプリケーションプログラムの種類もしくはバージョンの組み合わせ、e)接続されるストレージ装置もしくはその上の情報の位置、f)利用できるストレージの容量、g)導入時期、h)それまでの総稼働時間、i)管理者による任意分類、j)予備機、k)ゲスト用の一時的な利用割り当て機、l)運用準備・試用中、m)メモリ規模、n)単位時間当たりの消費電力、o)ネットワーク帯域幅の大小、の一つ以上の組み合わせがあり、この組み合わせを属性として分類し、利用者からの端末装置を通した接続要求に対して、適した属性を持つパーソナルコンピュータを優先的に割り当てる。
(8)パーソナルコンピュータ107,109の一つ以上の属性によってパーソナルコンピュータをコンピュータグループに分け、a)各パーソナルコンピュータの単品としての識別子(以下“ID”と略す)、b)パーソナルコンピュータが所属するコンピュータグループのID(但し単体のパーソナルコンピュータが複数のコンピュータグループに所属する場合も含む)、c)パーソナルコンピュータの現在のステータスが「利用中」「未使用」「保守待ち」「未設定」「接続要求に対して最適のパーソナルコンピュータとして割り当て中」「接続要求に対して最適でないパーソナルコンピュータとして割り当て中」、の内一つ以上の項目を全パーソナルコンピュータに割り当て、単品としてのIDとコンピュータグループとしてのIDの対応表、及びステータスを格納する領域、更に利用中の場合その利用者のID情報を常に最新の状態に更新しながら記憶装置上に持ち、これらの情報を元に、新たな接続要求に対して最適となるパーソナルコンピュータを選択し、割り当てる。
(9)利用者の属性として、a)利用者毎に一意の名前もしくはID(識別子)、b)利用者の所属部署あるいは学校の授業クラスのユーザグループID(但し一人が複数のグループに所属する場合も含む)、c)利用者が優先的に利用できるパーソナルコンピュータのコンピュータグループID(利用時期、時間帯により変化する場合あり)、d)優先利用レベル(複数ある場合もあり)、e)優先レベルで優先的に利用可能なパーソナルコンピュータのコンピュータグループID(優先利用レベルと対で複数ある場合もあり)、f)優先レベルで利用できるパーソナルコンピュータのコンピュータグループIDの時間帯もしくは期間(但し優先利用レベルと対で複数ある場合も含む。また、曜日、日付により変動する場合も含む)、g)非優先利用モデルの使用可否、h)非優先利用モデルのコンピュータグループID、i)あるパーソナルコンピュータを利用中に、そのパーソナルコンピュータのIDと、パーソナルコンピュータが所属するコンピュータグループID、及び利用中のパーソナルコンピュータは利用者の優先接続になっているか否か、動的な状態を格納するステータス領域、の内一つ以上の項目を全利用者に割り付けて自らの記憶装置上に保持し、ある利用者がパーソナルコンピュータの利用を端末装置を通して要求してきた時に、利用者の属性、優先レベルやパーソナルコンピュータのステータスを照合し、最も適合するパーソナルコンピュータを選択して起動し、利用者の保有情報並びにネットワークで接続された業務遂行に必要なサーバ装置群をその端末装置から操作可能にし、全パーソナルコンピュータのステータス及び全利用者のステータス領域の状態が変化するたびにそれらの格納値を現状に合った値に更新する。
(10)利用者が端末装置105を通してパーソナルコンピュータ107,109の利用要求をしてきたときに、利用者の属性に合致するパーソナルコンピュータが全て使用中、もしくは障害やメンテナンスのために存在しない場合、a)利用者にとって優先順序の低い他のコンピュータグループの未使用パーソナルコンピュータを提示して利用者に利用の要否を問い合わせる、b)現在の利用者で、最適でないコンピュータグループのパーソナルコンピュータを使用している者のうち一人を一定のルール(現セッションの長短、CPU負荷の高低、利用者IDの並び順、パーソナルコンピュータIDの並び順など)をもって終了させ、それを利用者に割り当てる、c)接続要求をしてきた者のユーザグループが優先的に利用できるコンピュータグループに空きができるまで接続しない、即ち利用者を待たせる、もしくは拒絶する、d)ゲスト用パーソナルコンピュータもしくは予備機を割り当てる、のいずれかまたは複数の処理を行う。
(11)利用者交代のルールとして、a)現セッションが長い順に切断、b)現セッションが短い順に切断、c)最適割り当てをされてない状態で使用中の利用者IDの並び順で切断(但し昇順降順の二通り)、d)最適割り当てがされていないパーソナルコンピュータIDの並び順で切断(但し昇順降順の二通り)、e)使用しているパーソナルコンピュータのネットワーク負荷が高い順に切断、f)使用しているパーソナルコンピュータのネットワーク負荷が低い順に切断、g)使用しているパーソナルコンピュータの使用電力が大きい順に切断、h)使用しているパーソナルコンピュータの仕様電力が小さい順に切断、の内一つ以上の組み合わせにて決定する。
以上説明したコンピュータ運用管理機能を持つ起動サーバ装置111の各機能の一例について、図面を用いて以下に説明する。
図2に、本実施の形態であるコンピュータシステムの端末装置105,106とパーソナルコンピュータ107,109において、論理的な端末装置とパーソナルコンピュータのマッピングの一例を示し、以下に説明する。
ここでは一例として、ある会社に複数のプロジェクト(1)201,(2)202,(3)203,(4)204があるものとして、それに携わるメンバ(a,b,c,d,e,f,g)をグループとして分類し、また、各プロジェクトで必要な性能や機能を持ったパーソナルコンピュータのグループ(G1)205,(G2)206,(G3)207,(G4)208を対応させている。
また、複数のプロジェクトに携わるメンバも許容し、例えばプロジェクト(1)201に含まれるメンバaはプロジェクト(2)202にも参加している。また、メンバeはプロジェクト(2)202とプロジェクト(3)203、メンバfはプロジェクト(3)203とプロジェクト(4)204に参加している。更に、あるプロジェクトでは複数のパーソナルコンピュータのグループを使用可能と設定し、例えばプロジェクト(1)201ではグループ(G1)205と(G3)207を使用できるようになっている。また、プロジェクト(4)204はグループ(G1)205と(G4)208を使用できるようになっている。
図3に、図2の一例を具体化するためのテーブルとして、起動サーバ装置111が保持する管理テーブルの一例を示し、以下に説明する。なお、各テーブルにおける“PC”はパーソナルコンピュータを示す。
まず、図3のテーブルは論理的なもので、実際は起動サーバ装置の記憶装置上に作成される動的に内容更新が可能な領域に格納されている。
利用者ID301と利用者グループID302、接続要求PCグループID303は、利用者の端末装置から起動サーバ装置が受け取る情報である。
管理テーブルとして、利用者管理テーブル305、利用者所属グループテーブル306,307、優先時間帯テーブル309、PC利用管理テーブル310、PC運用ポリシーテーブル311などがある。
利用者管理テーブル305には、利用者名/所属、所属グループ数、利用者グループポインタ、自データ格納先、現在利用中のPC−IDなどの情報が格納されている。
利用者所属グループテーブル306,307には、利用者グループID、次のグループへのポインタ、優先接続PCグループ、優先接続時間帯ポインタ、次点利用PCグループなどの情報が格納されている。
優先時間帯テーブル309には、項目数、有効期間開始日、有効期間終了日、開始時間1、終了時間1、開始時間2、終了時間2などの情報が格納されている。
PC利用管理テーブル310には、PCID、状態、PCグループ、利用者ID、セッション開始時間、現セッション時間などの各欄が設けられ、各欄に対応する各情報が格納されている。このPC利用管理テーブル310のPCの状態308として、未接続、未接続(保守待ち)、優先利用PCで正常稼働中、代替PCで正常稼働中、優先利用PCで異常状態、代替PCで異常状態などがある。
PC運用ポリシーテーブル311には、同グループPCの割り当て順序、優先利用PCが空いていないときの処理、非優先利用者の取扱い、PC連続利用の時間制限、優先利用時間帯を適用するか、などの情報が格納されている。
起動サーバ装置は、利用者IDリスト304から利用者管理テーブル305を辿り、そこから利用者所属グループテーブル306,307を辿りながら受け取った利用者グループID302が一致する利用者所属グループテーブルを特定する。利用者所属グループテーブルの優先接続PCグループ欄より、起動サーバ装置が自ら保持する同グループ用のPCが空いていれば、ストレージ装置上にある当該利用者の個人データを割り付けて利用者の端末装置と接続する。その際に、PC利用管理テーブル310のPCの状態308をアップデートする一方、利用者管理テーブル305の現在利用中のPCのIDを記録することによって、後から接続要求してくる端末装置へ、既に使用しているかどうかの判断を与える。
もし、優先接続PCグループに空きが無かった場合、a)次点利用PCグループに所属するPCを辿る方法、b)現在接続不可として要求者に知らせる方法、c)非優先の利用者の内、一人を選択し、ログアウトを促し(一定時間待って強制終了)、その後、優先権を持っている者の端末装置を接続する方法、などの幾つかの選択肢がある。これらの選択肢をどのように設定するかは、ポリシーとしてPC運用ポリシーテーブル311に管理者によって設定されている内容に従う。運用ポリシーテーブル311は、予め管理者が定義しているテーブルで、端末装置の利用者割り当てに関するアルゴリズムを決める要素を格納している。
図4に、利用者の端末装置105からの接続要求から、利用可能なパーソナルコンピュータ107,109を接続するまでのフローの一例を、起動サーバ装置111の視点から記し、前述した図3に実際の数値を書き込んだ図5を用いて説明する。図5と図3は、符号の500番台が300番台に対応する。
まず、ステップ401では、起動サーバ装置は、図5に示す利用者ID501、利用者グループID502、接続要求PCグループID503のデータを、利用者の端末装置から取得する。本例では、利用者IDが“0002”、利用者グループIDが“MAN−GR01”、接続要求PCグループIDが“PC−GR2”である。
次のステップ402では、起動サーバ装置は、図5に示す利用者IDリスト504から、その利用者IDに基づき、この利用者の利用者管理テーブル505を経て、その利用者グループポインタから最初の利用者所属グループテーブル506を見つける。因みに、本テーブルでは、この利用者は、このグループ以外にも所属する利用者所属グループテーブル507があることを示唆している。
続いて、ステップ403では、所属グループが有るか否かを判定する。この判定の結果、有る場合(Y)はステップ404に進み、無い場合(N)にはステップ401に戻る。本例では、上記のように他にも所属グループ(利用者所属グループテーブル507)が発見されたので、ステップ404に進むこととなる。
次のステップ404では、優先接続PCグループの中にPCの空きが有るか否かをチェックする。有る場合(Y)はステップ405に進み、無い場合(N)には後述する図6の処理に移行する。
そして、優先接続PCグループにPCの空きがある場合、ステップ405では、PC利用管理テーブル510から、要求されたPCグループ“PC−GR2”をシステムのPC運用ポリシーテーブル511に従って、一つの空いていたPCのIDである“PC0002”を選択し、利用者データ領域をマウントして利用者に利用環境を提供する。すなわち、利用者管理テーブル505の“HDD0−Image0002”を、このPCのデータ領域としてアタッチして要求している端末装置に接続する。
その後、ステップ406では、現在の状態として、利用者管理テーブル505の現在利用中のPCのIDを格納する領域に“PC0002”、PC利用管理テーブル510のPCグループ、利用者ID、セッション開始時間、現セッション時間をアップデートする。現セッション時間は、このセッションが優先利用時間帯内にあるかどうかを示す優先時間帯テーブル509と比較して判定したり、保守用に延べ起動時間を計測するために記録しており、一定時間ごとの更新を行う必要がある。
また、何事も無く、利用が終了した場合には、ステップ407で、PC利用管理テーブル510上のデータをアップデートし、また、利用者管理テーブル505の現在利用中のPC領域をリセットする。その後、ステップ408で、また新たな端末装置からの接続要求受付状態に戻る。
図6に、図4のステップ404の処理で、優先して使用できるPCに空きがない場合の処理の一例について説明する。
優先利用PCに空きがない場合、(1)最初に見つけた者、(2)現セッション時間の短い順、(3)現セッション時間の長い順、(4)セッション中断をさせない(接続要求の却下)、(5)セッション中断をさせない(次点の接続先を採用)、(6)当該PCグループ予備機の割り当て、(7)予備機の割り当て(ソフトウェア固定)、(8)汎用予備機に必要なアプリケーションを配置(ディプロイメント)して環境提供、のような処理が考えられる。
このような複数候補がある時の選択基準610がある場合について、予め管理者がシステムの動作を規定しておく。このような自由度のある部分に予め設定しておくことを運用ポリシーと呼ぶ。当然、システム構成で満足しきれない運用ポリシーは選択できない。以下、最初に見つけた非優先者に、使用しているパーソナルコンピュータの停止を行わせる手順について述べる。
まず、優先利用できるパーソナルコンピュータが1台も空いていない場合、ステップ601では、非優先で利用している者がいるか否かを探す。ここでもし、全員が優先利用の最中であった場合(N)は、運用ポリシーに従って(4)〜(8)の別処理となる。
発見できた場合(Y)、ステップ602で、その利用者のパーソナルコンピュータに対して、一定時間内にシャットダウンの指示メッセージを表示する。例えば、「5分以内にシャットダウンせよ」などと言うメッセージを送る。
その後、ステップ603でシャットダウンされたかどうか、ステップ604で一定時間経ったかどうかを判断し、もしシャットダウンされずに(N)一定時間経った場合(Y)は、ステップ605で当該PCの強制終了を実行する。そして、ステップ606で、優先接続を要求する者の優先接続者IDのデータと共にそのパーソナルコンピュータを再起動し、利用環境を提供する。提供後は、ステップ607で、上述した管理利用テーブル群の更新を行う。
以上説明した本実施の形態であるコンピュータシステムによれば、端末装置105およびパーソナルコンピュータ107,109や、コンピュータ運用管理機能を持つ起動サーバ装置111などを有することで、以下のような効果を得ることができる。
(1)ハードウェア故障で無いにも関わらず、業務中断を強いられる利用者及び管理者による復旧作業の軽減が可能となる。この効果の大小は、予備系のパーソナルコンピュータの保有量とチェックサイクル時間による。
(2)パーソナルコンピュータのシステムダウン時にはオペレーティングシステムとアプリケーションソフトウェアを再インストールすることで回避されるケースが多く、大半の不良はこれで回避可能である。しかし、ハードウェアの不具合による起動不能、もしくは起動できてもシステムが不安定な場合には管理者の判断によってハードウェア交換を行う必要があり、その判断のためのログデータを提供することで、管理者の能動的な機器チェックの必要性を抑える効果がある。
(3)起動サーバ装置が割り当てに失敗した場合や、リソースが実際に足りない場合に、どのように系を振舞わせるかについてプリセットのポリシー登録をしておくことで、運用の半自動化を行い、ひいてはTCOの削減を行うことができる。
(4)業務遂行上必要十分な性能・メモリ量を備えたパーソナルコンピュータの選択により、必要以上の高スペックで高価な機器購入の回避が可能となる。
(5)業務遂行上必要十分なソフトウェアライセンスの購入と、半自動化されたインベントリ管理とソフトウェアの違法コピー利用の回避が可能となる。
(6)パーソナルコンピュータをグループとして管理することにより、そのグループがアクセス可能な業務用サーバ装置を制限することができ、セキュリティの向上が見込まれる。
(7)本来使用権限の無いアプリケーションの利用を抑えることができ、不要なインベントリを削減することができる。
(8)また、例えば学校で、使用していない計算機リソースは学生が自由に利用・活用できるようにしたい場合、授業で使用する人数分のクライアント、及びソフトウェアしか購入していないと、その授業の開始時に受講者以外の人間が既に利用して、授業を受ける者が必要なソフトウェア/パーソナルコンピュータを使用できなくなる可能性がある。これについては、特定のグループに属するパーソナルコンピュータの優先利用権による運用を行うことで、本来使用権限の無いアプリケーションがインストールされたパーソナルコンピュータを利用している者の利用を中断・回避することができ、設定によっては余分な機器やソフトウェアライセンスの購入を行うことなく運用コストを下げることに貢献できる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、官公庁、商社、データセンタなど多岐に渡る業種について、その一般事務処理に適用可能である。特に多数の、多種に渡るクライアント装置を持つ組織にて、緻密なインベントリ管理を行うことで機器数の最適運用ができ、TCOの削減に貢献する。背後に稼動中のソフトウェアプロセスの監視を入れれば更なる発展が可能である。
また、時間帯優先機能を有効化すると、例えば学校におけるコンピュータ利用学科にて過不足のないコンピュータリソースで運用が可能になり、やはりTCOの削減が見込める。更にその学科の授業が無いときは利用できるコンピュータを自由に学生に使わせることができ、計算機資源の有効活用も可能になる。
101…境界線、102…計算機室、103…ファイアウォール、104…公衆ネットワーク、105…端末装置、106…端末装置、107…パーソナルコンピュータ、109…パーソナルコンピュータ、110…業務用サーバ装置、111…起動サーバ装置、112…ストレージ用サーバ装置、113…業務用サーバ装置、114…業務用サーバ装置。
Claims (11)
- 利用者が直接操作もしくは内容の確認を行う端末装置と、
前記端末装置とネットワークを介して接続され、前記利用者が遠隔地から操作する対象となる複数のパーソナルコンピュータと、
前記端末装置を通して前記利用者が前記複数のパーソナルコンピュータのいずれかへの割り付け要求を通知してきた時に、使用可能なパーソナルコンピュータを選出し、前記端末装置に接続して前記利用者に利用環境を提供するサーバ装置とを有することを特徴とするコンピュータシステム。 - 請求項1記載のコンピュータシステムにおいて、
前記サーバ装置の管理する系の中に前記利用者が作成もしくは参照する情報の蓄積を行うストレージ装置を有し、
前記サーバ装置は、前記利用者が前記端末装置を通してパーソナルコンピュータの操作を要求してきた際に、前記ストレージ装置上の前記利用者が保有もしくは前記利用者に閲覧や改変を許可された情報を、閲覧や改変を可能にした状態で、前記パーソナルコンピュータに割り付け、前記利用者に利用環境を提供することを特徴とするコンピュータシステム。 - 請求項1または2記載のコンピュータシステムにおいて、
前記サーバ装置は、前記利用者が前記端末装置を通して要求してくる情報によって、特定のオペレーティングシステムやアプリケーションプログラムの種類、バージョンの組み合わせでインストールされているパーソナルコンピュータを選択して、前記利用者に利用環境を提供することを特徴とするコンピュータシステム。 - 請求項3記載のコンピュータシステムにおいて、
前記サーバ装置は、前記利用者が要求してくる情報に基づいて、特定のオペレーティングシステムの種類もしくはバージョンや、アプリケーションソフトウェアの種類もしくはバージョンの組み合わせを選択し、その時にパーソナルコンピュータにインストールし、前記利用者に利用環境を提供することを特徴とするコンピュータシステム。 - 請求項4記載のコンピュータシステムにおいて、
前記サーバ装置は、前記特定のオペレーティングシステムの種類もしくはバージョンや、アプリケーションソフトウェアの種類もしくはバージョンの組み合わせを、予めインストールされた記憶装置のイメージファイルとして系内のストレージ装置に蓄積しておき、利用要求が来た時にそのイメージファイルをパーソナルコンピュータ上に展開し、前記利用者に利用環境を提供することを特徴とするコンピュータシステム。 - 請求項1〜5のいずれか1項記載のコンピュータシステムにおいて、
前記サーバ装置の管理する系の中に異なる構成のパーソナルコンピュータを有し、
前記サーバ装置は、前記パーソナルコンピュータの構成の特徴が各利用者の業務内容に適するものを、前記利用者からの前記端末装置を通した接続要求に対して優先的に割り当てることを特徴とするコンピュータシステム。 - 請求項6記載のコンピュータシステムにおいて、
前記サーバ装置は、前記パーソナルコンピュータの構成の特徴として、a)性能、b)プロセッサの種類、c)提供するオペレーティングシステムの種類もしくはバージョン、d)提供するアプリケーションプログラムの種類もしくはバージョンの組み合わせ、e)接続されるストレージ装置もしくはその上の情報の位置、f)利用できるストレージの容量、g)導入時期、h)それまでの総稼働時間、i)管理者による任意分類、j)予備機、k)ゲスト用の一時的な利用割り当て機、l)運用準備・試用中、m)メモリ規模、n)単位時間当たりの消費電力、o)ネットワーク帯域幅の大小、の内の一つ以上の組み合わせで属性として分類し、前記利用者からの前記端末装置を通した接続要求に対して、適した属性を持つパーソナルコンピュータを優先的に割り当てることを特徴とするコンピュータシステム。 - 請求項7記載のコンピュータシステムにおいて、
前記サーバ装置は、前記属性によってパーソナルコンピュータをコンピュータグループに分け、a)各パーソナルコンピュータの単品としての識別子、b)パーソナルコンピュータが所属するコンピュータグループの識別子(単体のパーソナルコンピュータが複数のコンピュータグループに所属する場合も含む)、c)パーソナルコンピュータの現在のステータスが「利用中」「未使用」「保守待ち」「未設定」「接続要求に対して最適のパーソナルコンピュータとして割り当て中」「接続要求に対して最適でないパーソナルコンピュータとして割り当て中」、の内の一つ以上の項目を全パーソナルコンピュータに割り当て、前記単品としての識別子と前記コンピュータグループとしての識別子の対応表、及び前記ステータスを格納する領域、更に利用中の場合その利用者の識別子の情報を常に最新の状態に更新しながら記憶装置上に持ち、これらの情報を元に、新たな接続要求に対して最適となるパーソナルコンピュータを選択し、割り当てることを特徴とするコンピュータシステム。 - 請求項8記載のコンピュータシステムにおいて、
前記サーバ装置は、前記利用者の属性として、a)利用者毎に一意の名前もしくは識別子、b)利用者の所属部署あるいは学校の授業クラスのユーザグループ識別子(一人が複数のグループに所属する場合も含む)、c)利用者が優先的に利用できるパーソナルコンピュータのコンピュータグループ識別子(利用時期、時間帯により変化する場合も含む)、d)優先利用レベル(複数ある場合も含む)、e)優先レベルで優先的に利用可能なパーソナルコンピュータのコンピュータグループ識別子(優先利用レベルと対で複数ある場合も含む)、f)優先レベルで利用できるパーソナルコンピュータのコンピュータグループ識別子の時間帯もしくは期間(優先利用レベルと対で複数ある場合も含む。また曜日、日付により変動する場合も含む)、g)非優先利用モデルの使用可否、h)非優先利用モデルのコンピュータグループ識別子、i)あるパーソナルコンピュータを利用中に、そのパーソナルコンピュータの識別子と、パーソナルコンピュータが所属するコンピュータグループ識別子、及び利用中のパーソナルコンピュータは利用者の優先接続になっているか否か、動的な状態を格納するステータス領域、の内の一つ以上の項目を全利用者に割り付けて自らの記憶装置上に保持し、前記利用者がパーソナルコンピュータの利用を端末装置を通して要求してきた時に、前記利用者の属性、前記優先レベルや前記パーソナルコンピュータのステータスを照合し、最も適合するパーソナルコンピュータを選択して起動し、前記利用者の保有情報並びにネットワークで接続された業務遂行に必要なサーバ装置群をその端末装置から操作可能にし、全パーソナルコンピュータのステータス及び全利用者のステータス領域の状態が変化するたびにそれらの格納値を現状に合った値に更新することを特徴とするコンピュータシステム。 - 請求項9記載のコンピュータシステムにおいて、
前記サーバ装置は、前記利用者が端末装置を通してパーソナルコンピュータの利用要求をしてきたときに、前記利用者の属性に合致するパーソナルコンピュータが全て使用中、もしくは障害やメンテナンスのために存在しない場合は、a)利用者にとって優先順序の低い他のコンピュータグループの未使用パーソナルコンピュータを提示して利用者に利用の要否を問い合わせる、b)現在の利用者で最適でないコンピュータグループのパーソナルコンピュータを使用している者のうち一人を一定のルールをもって終了させ、それを利用者に割り当てる、c)接続要求をしてきた者のユーザグループが優先的に利用できるコンピュータグループに空きができるまで接続しない、d)ゲスト用パーソナルコンピュータもしくは予備機を割り当てる、のいずれかまたは複数の処理を行うことを特徴とするコンピュータシステム。 - 請求項10記載のコンピュータシステムにおいて、
前記サーバ装置は、前記一定のルールとして、a)現セッションが長い順に切断、b)現セッションが短い順に切断、c)最適割り当てをされてない状態で使用中の利用者識別子の並び順で切断(昇順降順の二通り)、d)最適割り当てがされていないパーソナルコンピュータ識別子の並び順で切断(昇順降順の二通り)、e)使用しているパーソナルコンピュータのネットワーク負荷が高い順に切断、f)使用しているパーソナルコンピュータのネットワーク負荷が低い順に切断、g)使用しているパーソナルコンピュータの使用電力が大きい順に切断、h)使用しているパーソナルコンピュータの仕様電力が小さい順に切断、の内の一つ以上の組み合わせにて決定することを特徴とするコンピュータシステム。
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