JP2007072672A - 計算機システムおよび記憶領域の割当て方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ボリューム作成にかかる管理者の負担を軽減する。
【解決手段】各ヒントに対するヒント値として評価ヒント値および性能ヒント値を採用する。評価ヒント値は、ボリュームを割当てる業務サーバ1の業務用途等を考慮して管理者が決定する。性能ヒント値は、ストレージシステム3に作成するボリュームの性能、構成を決定するのに使用される。管理サーバ2は、ストレージシステム3毎に、ハードウエア構成を考慮して定められた評価ヒント値と性能ヒント値との対応関係を示す変換テーブルを有する。管理サーバ2は、管理者が指定した評価ヒント値を、ボリュームを作成しようとしているストレージシステム3に対応する変換テーブルを用いて性能ヒント値に変換し、該性能ヒント値に従って当該ストレージシステム3にボリュームを作成する。
【選択図】図1
【解決手段】各ヒントに対するヒント値として評価ヒント値および性能ヒント値を採用する。評価ヒント値は、ボリュームを割当てる業務サーバ1の業務用途等を考慮して管理者が決定する。性能ヒント値は、ストレージシステム3に作成するボリュームの性能、構成を決定するのに使用される。管理サーバ2は、ストレージシステム3毎に、ハードウエア構成を考慮して定められた評価ヒント値と性能ヒント値との対応関係を示す変換テーブルを有する。管理サーバ2は、管理者が指定した評価ヒント値を、ボリュームを作成しようとしているストレージシステム3に対応する変換テーブルを用いて性能ヒント値に変換し、該性能ヒント値に従って当該ストレージシステム3にボリュームを作成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ストレージシステムにおける記憶領域の割当制御技術に関する。
特許文献1には、DMTF(Distributed Management Task Force)が策定したCIM(Common Information Model)で定義されたインターフェースを用いて、ホストにストレージシステムのボリュームを割当てる技術が開示されている。特許文献1において、管理計算機は、GUIを介して管理者から、作成するボリュームに適用するヒントのヒント値を受け付ける。ここで、「ヒント」は、CIMで定義されたボリュームの作成指針である。データアベラビリティ(Data Availability)、アクセスランダムネス(Access Randomness)、アクセスディレクション(Access Direction)、アクセスサイズ(Access Size)、アクセスレイテンシ(Access Latency)、アクセス帯域(Access Bandwidth)、ストレージコスト(Storage Cost)、および、ストレージ効率(Storage Efficiency)の計8種類のヒントがある。管理計算機は、管理者から受け付けたヒントのヒント値に応じたボリュームをストレージシステムに作成し、これを該管理者が指定するホストに割当てる。例えば、管理者から受け付けた「データアベラビリティ」のヒント値(例えば0から9までの10段階で表現される)に応じた可用性を持つRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)レベルを採用してボリュームを作成し、これを該管理者が指定するホストに割当てる。
ヒントを用いることで、作成するボリュームを抽象的に指定することが可能となり、また、ストレージシステムのハードウエア構成がベンダによって異なっている場合でも、統一的なフォーマットでボリュームの作成を要求することが可能となる。
上述したように、特許文献1に記載の技術では、ヒントを用いることで、ストレージシステムのハードウエア構成がベンダによって異なっている場合でも、統一的なフォーマットでボリュームの作成を要求することが可能となる。
しかし、ストレージシステムのハードウエア構成がベンダによって異なっている場合、同じヒントのヒント値であっても、ストレージシステムに作成されるボリュームの性能、構成が異なる場合がある。例えば、管理者が、ベンダAのストレージシステムS1およびベンダBのストレージシステムS2のそれぞれに、同じ「データアベラビリティ」のヒント値を指定して、管理計算機にボリュームを作成させた場合を考える。この場合、ストレージシステムS1にはRAID5で構成されたボリュームが作成され、ストレージシステムS2にはリモートコピーが適用されたボリュームが作成される可能性がある。
このため、管理者は、それぞれのヒント値が表す意味(当該ヒント値に基づいて作成されるストレージの性能、構成)を、ストレージシステム毎に予め把握しておく必要がある。そして、各ストレージシステムにおけるヒント値が表す意味に基づいて、ホストの業務用途に使用可能なボリュームを作成できるストレージシステムを特定し、当該ストレージシステムに当該使用可能なボリュームを作成するためのヒント値を決定しなければならない。この管理者の負担はストレージシステムのベンダ数が増えるにつれて大きくなる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、ボリューム作成にかかる管理者の負担を軽減することのできる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、各ヒントに対するヒント値として評価ヒント値および性能ヒント値を採用する。評価ヒント値は、ボリュームを割当てるホストの業務用途等を考慮して管理者が決定する。性能ヒント値は、ストレージシステムに作成するボリュームの性能、構成を決定するのに使用される。また、管理計算機は、ストレージシステム毎に、当該ストレージシステムのハードウエア構成を考慮して定められた評価ヒント値と性能ヒント値との対応関係を示す変換テーブルを予め用意しておく。そして、管理計算機は、管理者が指定した評価ヒント値を、ボリュームを作成しようとしているストレージシステムに対応する変換テーブルを用いて性能ヒント値に変換し、該性能ヒント値に従って当該ストレージシステムにボリュームを作成する。
例えば本発明の一態様は、ホスト計算機と、前記ホスト計算機にボリュームを提供する少なくとも1台のストレージシステムと、前記ストレージシステムおよび前記ホスト計算機にネットワークを介して接続される管理計算機と、を有する計算機システムであって、
前記ホスト計算機は、
前記管理サーバと接続するための第1の管理用ポートと、
前記ストレージシステムと接続するための第1のストレージ用ポートと、
第1のプロセッサと、
第1のメモリと、を有し、
前記第1のプロセッサは、
評価ヒント値およびストレージシステムの指定を含む第1のボリューム作成要求を、前記第1の管理用ポートを介して前記管理計算機に送信する処理と、
前記第1の管理用ポートを介して前記管理計算機より受信したパスに従い、前記第1のストレージ用ポートを介してボリュームにアクセスする処理と、を行い、
前記管理計算機は、
前記ネットワークに接続される第2の管理用ポートと、
第2のプロセッサと、
第2のメモリと、を有し、
前記第2のメモリは、
前記ストレージシステム毎に、評価ヒント値と性能ヒント値との対応関係を示すシステム別変換テーブルを保持しており、
前記第2のプロセッサは、
前記第2の管理用ポートを介して前記ホスト計算機より受信した第1のボリューム作成要求で指定されているストレージシステムに対応する前記システム別変換テーブルを用いて、当該第1のボリューム作成要求に含まれている評価ヒント値を、当該評価ヒント値に対応する性能ヒント値に変換する処理と、
前記変換された性能ヒント値を含む第2のボリューム作成要求を、前記第2の管理用ポートを介して、前記第1のボリューム作成要求で指定されているストレージシステムに送信する処理と、
前記第1のボリューム作成要求で指定されているストレージシステムに作成されたボリュームと前記第1のボリューム作成要求を送信した前記ホスト計算機との間のパスを、前記第2の管理用ポートを介して当該ホスト計算機に送信する処理と、を行い、
前記ストレージシステムは、
前記ホスト計算機と接続するための第2のストレージ用ポートと、
前記管理計算機と接続するための第3の管理用ポートと、
第3のCPUと、
第3のメモリと、を有し、
前記第3のメモリは、
性能ヒント値とボリューム構成との対応関係を示すヒント・構成対応テーブルを保持しており、
前記第3のCPUは、
前記ヒント・構成対応テーブルを用いて、前記第3の管理用ポートを介して前記管理計算機から受信した第2のボリューム作成要求に含まれている性能ヒント値に対応するボリューム構成を特定し、特性したボリューム構成を持つボリュームを作成する処理と、
前記第2のストレージ用ポートを介して、前記作成したボリュームへの前記ホスト計算機からのアクセスを受け付ける処理と、を行う。
前記ホスト計算機は、
前記管理サーバと接続するための第1の管理用ポートと、
前記ストレージシステムと接続するための第1のストレージ用ポートと、
第1のプロセッサと、
第1のメモリと、を有し、
前記第1のプロセッサは、
評価ヒント値およびストレージシステムの指定を含む第1のボリューム作成要求を、前記第1の管理用ポートを介して前記管理計算機に送信する処理と、
前記第1の管理用ポートを介して前記管理計算機より受信したパスに従い、前記第1のストレージ用ポートを介してボリュームにアクセスする処理と、を行い、
前記管理計算機は、
前記ネットワークに接続される第2の管理用ポートと、
第2のプロセッサと、
第2のメモリと、を有し、
前記第2のメモリは、
前記ストレージシステム毎に、評価ヒント値と性能ヒント値との対応関係を示すシステム別変換テーブルを保持しており、
前記第2のプロセッサは、
前記第2の管理用ポートを介して前記ホスト計算機より受信した第1のボリューム作成要求で指定されているストレージシステムに対応する前記システム別変換テーブルを用いて、当該第1のボリューム作成要求に含まれている評価ヒント値を、当該評価ヒント値に対応する性能ヒント値に変換する処理と、
前記変換された性能ヒント値を含む第2のボリューム作成要求を、前記第2の管理用ポートを介して、前記第1のボリューム作成要求で指定されているストレージシステムに送信する処理と、
前記第1のボリューム作成要求で指定されているストレージシステムに作成されたボリュームと前記第1のボリューム作成要求を送信した前記ホスト計算機との間のパスを、前記第2の管理用ポートを介して当該ホスト計算機に送信する処理と、を行い、
前記ストレージシステムは、
前記ホスト計算機と接続するための第2のストレージ用ポートと、
前記管理計算機と接続するための第3の管理用ポートと、
第3のCPUと、
第3のメモリと、を有し、
前記第3のメモリは、
性能ヒント値とボリューム構成との対応関係を示すヒント・構成対応テーブルを保持しており、
前記第3のCPUは、
前記ヒント・構成対応テーブルを用いて、前記第3の管理用ポートを介して前記管理計算機から受信した第2のボリューム作成要求に含まれている性能ヒント値に対応するボリューム構成を特定し、特性したボリューム構成を持つボリュームを作成する処理と、
前記第2のストレージ用ポートを介して、前記作成したボリュームへの前記ホスト計算機からのアクセスを受け付ける処理と、を行う。
本発明によれば、管理者は、それぞれの性能ヒント値が表す意味(当該性能ヒント値に基づいて作成されるストレージの性能、構成)を、ストレージシステム毎に予め把握しておく必要がない。したがって、ボリューム作成にかかる管理者の負担を軽減することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
<<第1実施形態>>
本発明の第1実施形態が適用された計算機システムについて図面を参照して説明する。
本発明の第1実施形態が適用された計算機システムについて図面を参照して説明する。
(1)システム構成
図1は本発明の第1実施形態が適用された計算機システムの概略図である。図示するように、本実施形態の計算機システムは、業務サーバ1と、管理サーバ2と、複数のストレージシステム3と、を有する。なお、図1では、1台の業務サーバ1を示しているが、業務サーバ1の数は複数台でもよい。また、2台のストレージシステム3A、3Bを示しているが、ストレージシステムの数は3台以上でもよい。
図1は本発明の第1実施形態が適用された計算機システムの概略図である。図示するように、本実施形態の計算機システムは、業務サーバ1と、管理サーバ2と、複数のストレージシステム3と、を有する。なお、図1では、1台の業務サーバ1を示しているが、業務サーバ1の数は複数台でもよい。また、2台のストレージシステム3A、3Bを示しているが、ストレージシステムの数は3台以上でもよい。
業務サーバ1および管理サーバ2は、LANなどで構築された第1管理用ネットワーク4を介して互いに接続されている。同様に、管理サーバ2およびストレージシステム3A、3Bは、LANなどで構成された第2管理用ネットワーク5を介して互いに接続されている。そして、業務サーバ1およびストレージシステム3A、3Bは、SAN(Storage Area Network)などのストレージ用ネットワーク6を介して互いに接続されている。
業務サーバ1は、管理サーバ2に対して自装置の業務処理に用いるボリュームの割当てを要求する。そして、管理サーバ2によって自装置に割当てられたストレージシステム3のボリュームを用いて業務処理を行う。
図2は業務サーバ1の概略図である。図示するように、業務サーバ1は、CPU11と、CPU11のワークエリアとして機能するメモリ12と、各種プログラムやデータを記憶するHDD13と、ディスプレイ14と、キーボード、マウス等の入力装置15と、ストレージ用ネットワーク6に接続するためのストレージ用ネットワークI/Oポート16と、第1管理用ネットワーク4に接続するための第1管理用ネットワークI/Oポート17と、これらの各部11〜17を相互接続するためのバス18と、を有する。CPU11は、HDD13に記憶されているエージェントプログラム121、業務アプリケーションプログラム122をメモリ12にロードして実行する。
エージェントプログラム121は、CIMによって定義されたインターフェースを用いて管理サーバ2にボリュームの作成(割当て)を要求するためのプログラムである。このプログラムにより、業務サーバ1はCIMクライアントとして機能する。また、エージェントプログラム121は、所定のプロトコル(例えばSNMPや独自プロトコル)により自装置の構成情報(ハードウエア構成、ソフトウエア構成)を管理サーバ2に通知するためのプログラムである。
業務アプリケーションプログラム122は、管理サーバによって自装置に割当てられたストレージシステム3のボリュームを用いて所定の業務処理(業務DB、アーカイブ等)を行うためのプログラムである。このプログラムにより、業務サーバ1はストレージシステム3のホストとして機能する。
管理サーバ2は、業務サーバ1より受け付けたボリューム作成要求に従ってストレージシステム3にボリュームを作成すると共に、当該ボリュームと業務サーバ1との間のパスを設定する。これにより、業務サーバ1にボリュームを割当てる。
図3は管理サーバ2の概略図である。図示するように、管理サーバ2は、CPU21と、CPU21のワークエリアとして機能するメモリ22と、各種プログラムやデータを記憶するHDD23と、ディスプレイ24と、キーボード、マウス等の入力装置25と、第2管理ネットワーク5に接続するための第2管理用ネットワークI/Oポート26と、第1管理用ネットワーク4に接続するための第1管理用ネットワークI/Oポート27と、これらの各部21〜27を相互接続するためのバス28と、を有する。CPU21は、HDD23に記憶されているCIMOM(CIM Object Manager)221、ヒント値変換プログラム222、構成情報取得プログラム223をメモリ22にロードして実行する。また、これらのプログラム221〜223で使用する用途別変換テーブル224、システム別変換テーブル225、業務サーバ管理テーブル226、使用ヒント値管理テーブル227、ヒント・性能対応テーブル228、および、構成別変換テーブル229を、HDD12から読み出してメモリ13にロードする。なお、ヒント・性能対応テーブル228、構成別変換テーブル229は、本実施形態の変形例で使用するテーブルである。本実施形態では使用しない。
CIMOM221は、CIMによって定義されたインターフェースを用いて業務サーバ1よりボリューム作成要求を受け付けるためのプログラムである。このプログラムにより、管理サーバ2は、CIMサーバとして機能する。また、CIMOM21は、管理サーバ2より受け付けたボリューム作成要求に従い、ヒント値変換プログラム222、構成情報取得プログラム223と連携して、ストレージシステム3にボリュームを作成すると共に、当該ボリュームと業務サーバ1との間のパスを設定する。
ヒント値変換プログラム222は、用途別変換テーブル224およびシステム別変換テーブル225を用いて、業務サーバ1より受け付けたボリューム作成要求に含まれているヒントの評価ヒント値を性能ヒント値に変換する。ここで、評価ヒント値は、業務サーバ1の管理者が当該業務サーバ1の業務用途等を考慮して決定するヒント値である。一方、性能ヒント値は、ストレージシステム3に作成するボリュームの性能、構成を決定するのに使用されるヒント値である。
構成情報取得プログラム223は、所定のプロトコル(例えばSNMPや独自プロトコル)を用いて、業務サーバ1から当該業務サーバ1の構成情報(ハードウエア構成、ソフトウエア構成)を取得するためのプログラムである。業務サーバ1のハードウエア構成情報としては、当該業務サーバ1が採用する冗長構成(例えばスタンドアロン構成か、それともクラスタ構成かなど)、ストレージ用ネットワーク6に対するI/O性能などがある。ソフトウエア構成情報としては、業務アプリケーションプログラム122の業務用途(例えば業務DBか、それともアーカイブかなど)がある。
用途別変換テーブル224には、ボリューム作成に使用するヒント各々について、業務サーバ1の業務用途毎に、評価ヒント値と中間ヒント値との対応関係が登録されている。ここで、中間ヒント値とは、評価ヒント値から性能ヒント値への変換の中間段階に位置するヒント値である。例えば、業務サーバ1の業務用途が業務DBの場合、ボリュームには高い検索処理能力が要求される。一方、業務用途がアーカイブの場合、検索処理よりも保存性能に高い能力がボリュームに要求される。このため、同じヒントの評価ヒント値であっても、業務サーバ1の業務用途の違いによってボリュームに要求される性能が変わってくる。ヒント値変換プログラム222は、用途別変換テーブル224を用いて、業務サーバ1より受け付けたボリューム作成要求に含まれているヒントの評価ヒント値を、当該業務サーバ1の業務用途に応じた中間ヒント値に変換している。なお、用途別変換テーブル224には、例えばボリューム作成に関し十分なスキルを持つ管理者が経験に基づいて決定した中間ヒント値が登録される。
図5は用途別変換テーブル224を模式的に表した図である。図示するように、用途別変換テーブル224は、ボリューム作成に使用するヒント毎に設けられ、各テーブル224には、業務用途毎にレコード2240が登録されている。レコード2240は、業務用途を登録するフィールド2241と、評価ヒント値毎に設けられた、評価ヒント値に対応する中間ヒント値を登録するフィールド2242と、を有する。なお、本実施形態では、ボリューム作成に使用するヒントとして、データアベラビリティ、アクセスレイテンシおよびアクセス帯域を用いている。このため、データアベラビリティ、アクセスレイテンシおよびアクセス帯域の各々について用途別変換テーブル224を用意している。
図5(A)はヒント「データアベラビリティ」に関する用途別変換テーブル224Aを模式的に表している。通常、業務用途「アーカイブ」は業務用途「業務DB」に比べて可用性が要求される。このため、図5(A)に示すように、同じ評価ヒント値であっても、業務用途「アーカイブ」の中間ヒント値の方が業務用途「業務DB」の中間ヒント値よりも高いヒント値が設定されている。
図5(B)はヒント「アクセスレイテンシ」に関する用途別変換テーブル224Bを模式的に表している。通常、業務用途「業務DB」は業務用途「アーカイブ」に比べて素早い応答性が要求される。このため、図5(B)に示すように、同じ評価ヒント値であっても、業務用途「業務DB」の中間ヒント値の方が業務用途「アーカイブ」の中間ヒント値よりも高いヒント値が設定されている。
図5(C)はヒント「アクセス帯域」に関する用途別変換テーブル224Cを模式的に表している。通常、業務用途「業務DB」は業務用途「アーカイブ」に比べて高いスループットが要求される。このため、図5(C)に示すように、同じ評価ヒント値であっても、業務用途「業務DB」の中間ヒント値の方が業務用途「アーカイブ」の中間ヒント値よりも高いヒント値が設定されている。
システム別変換テーブル225には、ボリューム作成に使用するストレージシステム3各々について、ボリューム作成に使用するヒント毎に、中間ヒント値と性能ヒント値との対応関係が登録されている。例えば、ストレージシステム3Aの性能とストレージシステム3Bとの性能が異なる場合、同じヒントの評価ヒント値であっても、作成するボリュームの性能が変わってくる。ヒント値変換プログラム222は、上述の中間ヒント値を、システム別変換テーブル225を用いて、ボリュームを作成するストレージシステム3に適用する、当該ストレージシステム3の性能等に応じた性能ヒント値に変換する。なお、システム別変換テーブル225には、例えばボリューム作成に関し十分なスキルを持つ管理者が経験に基づいて決定した性能ヒント値が登録される。
図6はシステム別変換テーブル225を模式的に表した図である。図示するように、システム別変換テーブル225は、ストレージシステム3毎に設けられ、各テーブル225には、ボリューム作成に使用するヒント毎にレコード2250が登録されている。レコード2250は、ヒント項目を登録するフィールド2251と、中間ヒント値毎に設けられた、当該中間ヒント値に対応する性能ヒント値を登録するフィールド2252と、を有する。なお、本実施形態では、ボリューム作成に使用するヒントとして、データアベラビリティ、アクセスレイテンシおよびアクセス帯域を用いている。このため、データアベラビリティ、アクセスレイテンシおよびアクセス帯域の各々についてレコード2250が登録されている。
図6(A)はストレージシステム(S1)3Aに関するシステム別変換テーブル225Aを模式的に表している。本実施形態において、ストレージシステム(S1)3Aは、旧型であり性能が低い。したがって、中間ヒント値をそのまま性能ヒント値として、ストレージシステム(S1)3Aにボリュームを作成したのでは、期待どおりの性能を得ることができない。そこで、低い中間ヒント値に対しても、高い性能ヒント値を割り当てることで、作成されるボリュームに、当該ストレージシステム(S1)3Aで実現可能なボリューム構成のうち性能の高いボリューム構成が適用されるようにしている。
図6(B)はストレージシステム(S2)3Bに関するシステム別変換テーブル225Aを模式的に表している。本実施形態において、ストレージシステム(S2)3Bは、新型であり性能が高い。したがって、中間ヒント値をそのまま性能ヒント値として、ストレージシステム(S2)3Bにボリュームを作成しても、期待どおりの性能を得ることができる。そこで、中間ヒント値に対して、同じ値を持つ性能ヒント値を割り当てている。
業務サーバ管理テーブル226には、構成情報取得プログラム223が業務サーバ1から取得した当該業務サーバ1の構成情報が登録される。図7は業務サーバ管理テーブル226を模式的に表した図である。図示するように、業務サーバ管理テーブル226は、業務サーバ1毎にレコード2260が登録されている。レコード2260は、業務サーバ1のアドレスを登録するフィールド2261と、当該業務サーバ1で稼動中の業務アプリケーションプログラム122の業務用途を登録するフィールド2262と、当該業務サーバ1の性能(最大I/O性能)を登録するフィールド2263と、当該業務サーバ1が採用する冗長構成を登録するフィールド2264と、を有する。業務サーバ1の冗長構成としては、1台の計算機で構成されるスタンドアロン構成、2台の計算機で構成され、そのうちの一方が稼動し、他方は待機中となるクラスタ(Active-Passive)構成、および、2台の計算機で構成され、その両方共に稼動するクラスタ(Active-Active)構成がある。
使用ヒント値管理テーブル227は、CIMOM221によって、ボリューム作成に使用したヒント値に関する情報が登録される。図8は使用ヒント値管理テーブル227を模式的に表した図である。図示するように、使用ヒント値管理テーブル227は、作成したボリューム毎にレコード2270が登録されている。レコード2270は、ボリュームの識別情報(ボリュームID)を登録するフィールド2271と、当該ボリュームの作成に使用した各ヒントの評価ヒント値および/または性能ヒント値を登録するフィールド2272と、当該ボリュームが割り当てられた業務サーバ1のアドレスを登録するフィールド2273と、を有する。
ヒント・性能対応テーブル228には、アクセス帯域のヒントについて、性能ヒント値と、当該性能ヒント値によって作成されるボリュームの最大I/O性能との対応関係が登録されている。図9はヒント・性能対応テーブル228を模式的に表した図である。図示するように、ヒント・性能変換テーブル228は、ストレージシステム3毎に設けられ、各テーブル228には、性能ヒント値毎にレコード2280が登録されている。レコード2280は、アクセス帯域の性能ヒント値を登録するフィールド2281と、当該性能ヒント値によって作成されるボリュームの最大I/O性能を登録するフィールド2283と、を有する。
図9(A)はストレージシステム(S1)3Aに関するヒント・性能対応テーブル228Aを模式的に表している。また、図9(B)はストレージシステム(S2)3Bに関するヒント・性能対応テーブル228Bを模式的に表している。本実施形態において、ストレージシステム(S1)3Aは旧型であり性能が低い。一方、ストレージシステム(S2)3Bは新型であり性能が高い。このため、同じアクセス帯域の性能ヒント値であっても、ストレージシステム(S2)3Bの方がストレージシステム(S1)3Aよりも高い最大I/O性能が割当てられている。
なお、ヒント・性能対応テーブル228は、本実施形態の変形例で使用するテーブルである。したがって、本実施形態では不要である。
構成別変換テーブル229には、データアベラビリティのヒントについて、業務サーバ1の構成毎に、中間ヒント値と補正ヒント値との対応関係が登録されている。図10は構成別変換テーブル229を模式的に表した図である。図示するように、構成別変換テーブル229には、業務サーバ1の構成毎にレコード2290が登録されている。レコード2290は、業務サーバ1の構成を登録するフィールド2291と、データアベラビリティの中間ヒント値毎に設けられた、中間ヒント値に対応する補正ヒント値を登録するフィールド2292と、を有する。ここで、補正ヒント値とは、中間ヒント値から性能ヒント値への変換の中間段階に位置するヒント値である。例えば、業務サーバ1の構成がクラスタ構成の場合、スタンドアロン構成の場合に比べて、当該業務サーバ1に高い可用性が求められていると考えられる。このため、同じデータアベラビリティの評価ヒント値であっても、業務サーバ1の構成の違いによってボリュームに要求される性能が変わってくる。ヒント値変換プログラム222は、データアベラビリティについて、上述の中間ヒント値を、構成別変換テーブル229を用いて、業務サーバ1の構成に応じた補正ヒント値に変換する。なお、構成別変換テーブル229には、例えばボリューム作成に関し十分なスキルを持つ管理者が経験に基づいて決定した中間ヒント値が登録される。
なお、構成別変換テーブル229は、本実施形態の変形例で使用するテーブルである。したがって、本実施形態では不要である。
図1に戻って説明を続ける。ストレージシステム3は、第2管理用ネットワーク5を介して管理サーバ2より受け付けた指示に従いボリュームを作成する。そして、ストレージ用ネットワーク6を介して業務サーバ1に該ボリュームへのパスを設定する。これにより、ストレージシステム3は、業務サーバ1の業務処理に利用するボリュームを提供する。
図4はストレージシステム3の概略図である。図示するように、ストレージシステム3は、コントローラ(CPU)31と、メモリ32と、少なくとも1台のHDD33と、第2管理用ネットワーク5に接続するための第2管理用ネットワークI/Oポート34と、ストレージ用ネットワーク6に接続するための複数のストレージ用ネットワークI/Oポート35と、を有する。メモリ32には、ボリューム制御プログラム321、アクセス制御プログラム322およびヒント・構成対応テーブル323が記憶されている。コントローラ31は、メモリに記憶されているボリューム制御プログラム321、アクセス制御プログラム322を実行する。
ボリューム制御プログラム321は、業務サーバ1にボリューム331を割当てるためのプログラムである。第2管理用ネットワーク5を介して管理サーバ2より受け付けた指示に従い、少なくとも1台のHDD33から構成される論理的な記憶領域であるボリューム331を作成する。なお、ボリューム331は、複数のHDD33により冗長的に構成(RAID構成)されていてもよい。そして、ストレージ用ネットワーク6を介して、作成したボリューム331と業務サーバ1との間のパスを設定する。
アクセス制御プログラム322は、ボリューム331へのアクセスを制御するためのプログラムである。ストレージ用ネットワーク6を介して業務サーバ1から、当該業務サーバ1に割当てられたボリューム331へのアクセスを受付け、アクセス内容に従って当該業務サーバ1に割当てられたボリューム331へのデータの読書きを制御する。
ヒント・構成対応テーブル323には、ボリューム作成に使用するヒント各々について、性能ヒント値と、当該性能ヒント値で作成されるボリューム331の構成との対応関係が登録されている。図11はヒント・構成対応テーブル323を模式的に表した図である。図示するように、ヒント・構成対応テーブル323は、性能ヒント値毎にレコード3230を有する。レコード3230は、性能ヒント値を登録するフィールド3231とフィールド3231に登録されているヒント値がデータアベラビリティの性能ヒント値であった場合にボリュームに適用される冗長構成を登録するフィールド3232と、フィールド3231に登録されているヒント値がアクセスレイテンシの性能ヒント値であった場合にボリュームに適用される動作モード(常時稼動、省電力(常時)、省電力(夜間)等)を登録するフィールド3232と、フィールド3231に登録されているヒント値がアクセス帯域の性能ヒント値であった場合にボリュームに適用されるストレージネットワーク用I/Oポート35のポート数を登録するフィールド3233と、を有する。また、フィールド3232は、データアベラビリティの性能ヒント値がフィールド3231に登録されているヒント値であった場合にボリュームに適用されるRAIDレベルを登録するサブフィールド32321と、データアベラビリティの性能ヒント値がフィールド3231に登録されているヒント値であった場合にボリュームにリモートコピーが適用されるか否かを示すフラグを登録するフィールド32322と、を有する。
図11に示すように、データアベラビリティの性能ヒント値が大きくなるほど、より可用性の高いRAIDレベルが選択され、また、リモートコピーが適用される。また、アクセスレイテンシの性能ヒント値が大きくなるほど、より応答性の高い動作モードが選択される。また、アクセス帯域の性能ヒント値が大きくなるほど、より多くのストレージネットワーク用I/Oポート35が利用される。
(2)システム動作概要
本実施形態の計算機システムの動作を説明する。図13は本発明の第1実施形態が適用された計算機システムの動作を説明するための図である。なお、以下では、CPU(もしくはコントローラ)がプログラムに従って行う処理を、説明の簡略化のために、プログラム自身が行うものとして説明する。
本実施形態の計算機システムの動作を説明する。図13は本発明の第1実施形態が適用された計算機システムの動作を説明するための図である。なお、以下では、CPU(もしくはコントローラ)がプログラムに従って行う処理を、説明の簡略化のために、プログラム自身が行うものとして説明する。
先ず、業務サーバ1において、エージェントプログラム121は、ディスプレイ14および入力装置15を介して管理者から、業務アプリケーションプログラム122が使用するボリュームを作成するストレージシステム3の指定と、ボリューム作成に使用するヒント各々の評価ヒント値の指定とを受け付ける(S1001)。なお、評価ヒント値の指定を受け付ける代わりに、管理者が直感的に理解できるような表現の指定を受け付けるようにしてもかまわない。図12はエージェントプログラム121がディスプレイ14に表示する評価ヒントの設定画面例を示している。この例では、データアベラビリティ、アクセスレイテンシ、アクセス帯域のそれぞれについて、優先度高、中、低といった管理者が直感的に理解できるような表現で指定を受け付けるための選択欄1401〜1403を設けている。この場合、エージェントプログラム121は、管理者が直感的に理解できるような表現を具体的な評価ヒント値に変換するための変換テーブルを有しており、この変換テーブルを用いて指定された表現を評価ヒント値に変換する。
次に、業務サーバ1において、エージェントプログラム121は、ボリュームを作成するストレージシステム3の指定と、ボリューム作成に使用するヒント各々の評価ヒント値の指定とを受け付けると、これらの指定を含んだボリューム作成要求を生成する。そして、このボリューム作成要求を、第1管理用ネットワーク4を介して管理サーバ2に送信する(S1002)。
管理サーバ2において、CIMOM221は、第1管理用ネットワーク4を介して業務サーバ1からボリューム作成要求を受信すると、業務サーバ管理テーブル226を参照し、ボリューム作成要求送信元の業務サーバ1のレコード2260が登録されているか否かを調べる。登録されていない場合は、その旨を構成情報取得プログラム223に通知する。これを受けて、構成情報取得プログラム223は、ボリューム作成要求送信元の業務サーバ1を宛先とする構成情報要求を生成し、これを第1管理用ネットワーク4を介して、ボリューム作成要求送信元の業務サーバ1に送信する(S2001)。
業務サーバ1において、エージェントプログラム121は第1管理用ネットワーク4を介して管理サーバ2から構成情報要求を受信すると、自装置の構成情報(ハードウエア構成、ソフトウエア構成)を、例えば自装置で稼動中のOSから取得する。そして、取得した構成情報を第1管理用ネットワーク4を介して管理サーバ2に送信する(1003)。
管理サーバ2において、構成情報取得プログラム223は、第1管理用ネットワーク4を介して業務サーバ1から構成情報を受信すると、業務サーバ管理テーブル226にレコード2260を追加し、該レコード2260のフィールド2261に、構成情報送信元の業務サーバ1のアドレスを登録し、フィールド2262に、当該構成情報に含まれている当該業務サーバ1の業務アプリケーションプログラム122の業務用途を登録し、フィールド2263に、当該構成情報に含まれている当該業務サーバ1の最大I/O性能を登録し、そして、フィールド2264に、当該構成情報に含まれている当該業務サーバの冗長構成を登録する(S2002)。その後、構成情報取得プログラム223は、業務サーバ管理テーブル226を更新した旨をCIMOM221に通知する。
さて、CIMOM221は、業務サーバ管理テーブル226に、ボリューム作成要求送信元の業務サーバ1のレコード2260が登録されていることを確認したならば、当該レコード2260のフィールド2262に登録されている業務用途を特定する(S2003)。それから、CIMOM221は、特定した業務用途を、ボリューム作成要求送信元に含まれているヒントの評価ヒント値およびストレージシステム3の指定情報と共に、ヒント値変換プログラム222に通知する。
これを受けて、ヒント値変換プログラム222は、ボリューム作成要求送信元に含まれているヒントの評価ヒント値各々について、当該ヒントに対応する用途別変換テーブル224A〜224Cの特定した業務用途のレコード2240を参照し、当該ヒントの評価ヒント値に対応するフィールド2242に登録されている中間ヒント値を特定する。そして、ボリューム作成要求送信元に含まれているヒントの評価ヒント値各々を、該特定した中間ヒント値に変換する(S2004)。
次に、ヒント値変換プログラム222は、S2004で変換したヒントの中間ヒント値各々について、CIMOM221より通知された指定情報により特定されるストレージシステム3に対応するシステム別変換テーブル225A、225Bの当該ヒントのレコード2250を参照し、当該ヒントの中間ヒント値に対応するフィールド2252に登録されている性能ヒント値を特定する。そして、S2004で変換したヒントの中間ヒント値各々を、該特定した性能ヒント値に変更する(S2005)。それから、ヒント値変換プログラム222は、以上のようにして求めたヒントの性能ヒント値各々を、CIMOM221に通知する。
次に、CIMOM221は、ヒント値変換プログラム222から、ボリューム作成要求に含まれている各ヒントの評価ヒント値に対応する性能ヒント値を受け取ると、該ボリューム作成要求に含まれている指定情報により特定されるストレージシステム3が採用するインターフェース(CIMもしくは独自インターフェース)に従い、該ボリューム作成要求元である業務サーバ1のアドレス情報と該各ヒントの評価ヒント値に対応する性能ヒント値とを含むボリューム作成要求を新たに作成し、これを第2管理用ネットワーク5を介して、該ボリューム作成要求に含まれている指定情報により特定されるストレージシステム3に送信する(S2006)。
さて、ストレージシステム3において、ボリューム制御プログラム321は、第2管理用ネットワーク5を介して、管理サーバ2からボリューム作成要求を受信すると、ヒント・構成対応テーブル323を参照し、該ボリューム作成要求に含まれているヒントの性能ヒント値各々に対応するボリューム構成を特定する(S3001)。具体的には、ヒントの性能ヒント値各々について、次の処理を行う。すわなち、ヒントの性能ヒント値がフィールド3231に登録されているレコード3230を特定し、当該レコード3230において、当該ヒントに対応するフィールド3232〜3234に登録されているボリューム構成(冗長構成、動作モード、使用ポート数)を特定する。それから、ボリューム制御プログラム321は、S3001で特性したボリューム構成を採用するボリューム331を、少なくとも1台のHDD33を用いて作成する(S3002)。次に、ボリューム制御プログラム321は、該ボリューム作成要求に含まれているアドレス情報により特定される業務サーバ1と、作成したボリューム331との間に、ストレージ用ネットワーク6を用いたパスを設定し(S3003)、第2管理用ネットワーク5を介して管理サーバ2に、このパスを通知する(S3004)。
管理サーバ2において、CIMOM221は、ストレージシステム3からパス設定の通知を受け取ると、第1管理用ネットワーク4を介して該ボリューム作成要求送信元の業務サーバ1に送信する(S2007)。また、使用ヒント値管理テーブル227にレコード2270を追加し、追加したレコード2270に、作成したボリューム331の識別情報、当該ボリューム331の作成に用いた各ヒントの使用ヒント値および/または性能ヒント値、および、当該ボリューム331が割当てられた業務サーバ1のアドレス情報を登録する。
業務サーバ2において、エージェントプログラム121は、第1管理用ネットワーク4を介して管理サーバ2からパスの通知を受け取ると、このパスに従いボリューム331をマウントする。そして、マウントしたボリューム331を業務アプリケーションプログラム122に通知する(S1004)。これにより、業務アプリケーションプログラム122は、ボリューム331を使えるようになる。
以上、本発明の第1実施形態について説明した。
本実施形態によれば、管理者は、それぞれの性能ヒント値が表す意味(当該性能ヒント値に基づいて作成されるストレージシステム3の性能、構成)を、ストレージシステム3毎に予め把握しておく必要がない。したがって、ボリューム作成にかかる管理者の負担を軽減することができる。
また、本実施形態によれば、業務サーバ1の構成情報を自動的に取得し、該構成情報に従って管理者が設定した評価ヒント値を中間ヒント値に変換するので、管理者は業務サーバ1の業務用途に適した性能ヒント値を管理者が予め把握しておく必要がない。したがって、ボリューム作成にかかる管理者の負担をさらに軽減することができる。
なお、本実施形態において、管理サーバ2は、ネットワークを介してストレージシステム3および業務サーバ2に1つのポートで接続されていてもよい。また、本実施形態において、ネットワークに接続するためのネットワークインターフェースは、ポートに限られない。
<<第1実施形態の変形例1>>
次に、上記の第1実施形態の変形例1を説明する。変形例1では、業務サーバ管理テーブル226およびヒント値・性能対応テーブル228を用いて、アクセス帯域の性能ヒント値を修正するようにしている。すなわち、図13のS2005において、管理サーバ2のヒント値変換プログラム222は、ボリューム作成要求に含まれている指定情報により特定されるストレージシステム3に対応するヒント値・性能対応テーブル228A、228Bから、システム別変換テーブル225を用いて求めたアクセス帯域の性能ヒント値がフィールド2281に登録されているレコード2280を特定する。また、業務サーバ管理テーブル226から、ボリューム作成要求送信元の業務サーバ1のアドレスがフィールド2261に登録されているレコード2260を特定する。そして、特性したレコード2280のフィールド2282に登録されているボリュームのI/O性能と、特定したレコード2260のフィールド2263に登録されている業務サーバ1の最大I/O性能とを比較する。業務サーバ1の最大I/O性能がボリュームのI/O性能よりも小さいならば、ボリューム作成要求に含まれている指定情報により特定されるストレージシステム3に対応するヒント値・性能対応テーブル228A、228Bから、業務サーバ1の最大I/O性能以下のI/O性能に対応する性能ヒント値のうちの最も大きい性能ヒント値を特定し、システム別変換テーブル225を用いて求めたアクセス帯域の性能ヒント値を当該特定した性能ヒント値に変更する。
次に、上記の第1実施形態の変形例1を説明する。変形例1では、業務サーバ管理テーブル226およびヒント値・性能対応テーブル228を用いて、アクセス帯域の性能ヒント値を修正するようにしている。すなわち、図13のS2005において、管理サーバ2のヒント値変換プログラム222は、ボリューム作成要求に含まれている指定情報により特定されるストレージシステム3に対応するヒント値・性能対応テーブル228A、228Bから、システム別変換テーブル225を用いて求めたアクセス帯域の性能ヒント値がフィールド2281に登録されているレコード2280を特定する。また、業務サーバ管理テーブル226から、ボリューム作成要求送信元の業務サーバ1のアドレスがフィールド2261に登録されているレコード2260を特定する。そして、特性したレコード2280のフィールド2282に登録されているボリュームのI/O性能と、特定したレコード2260のフィールド2263に登録されている業務サーバ1の最大I/O性能とを比較する。業務サーバ1の最大I/O性能がボリュームのI/O性能よりも小さいならば、ボリューム作成要求に含まれている指定情報により特定されるストレージシステム3に対応するヒント値・性能対応テーブル228A、228Bから、業務サーバ1の最大I/O性能以下のI/O性能に対応する性能ヒント値のうちの最も大きい性能ヒント値を特定し、システム別変換テーブル225を用いて求めたアクセス帯域の性能ヒント値を当該特定した性能ヒント値に変更する。
このようにすることで、業務サーバ1の最大I/O性能よりも高いI/O性能を持つボリューム331が作成されるのを防止することができ、これにより、業務サーバ1に対してオーバスペックのボリューム331が作成されるのを防止できる。
<<第1実施形態の変形例2>>
次に、上記の第1実施形態の変形例2を説明する。変形例2では、業務サーバ管理テーブル226および構成別変換テーブル229を用いて、データアベラビリティの中間ヒント値を修正するようにしている。すなわち、図13のS2005において、管理サーバ2のヒント値変換プログラム222は、業務サーバ管理テーブル226から、ボリューム作成要求送信元の業務サーバ1のアドレスがフィールド2261に登録されているレコード2260を特定し、さらに、特性したレコード2260のフィールド2264に登録されている業務サーバ1の構成情報を特定する。次に、構成別変換テーブル229から該特定した構成情報がフィールド2291に登録されているレコード2290を特定し、さらに、特性したレコード2290から、用途別変換テーブル224を用いて求めたデータアベラビリティの中間ヒント値に対応するフィールド2292に登録されている補正ヒント値を特定する。そして、特性した補正ヒント値をデータアベラビリティの中間ヒント値として、このデータアベラビリティの中間ヒント値を該補正ヒント値に変更する。
次に、上記の第1実施形態の変形例2を説明する。変形例2では、業務サーバ管理テーブル226および構成別変換テーブル229を用いて、データアベラビリティの中間ヒント値を修正するようにしている。すなわち、図13のS2005において、管理サーバ2のヒント値変換プログラム222は、業務サーバ管理テーブル226から、ボリューム作成要求送信元の業務サーバ1のアドレスがフィールド2261に登録されているレコード2260を特定し、さらに、特性したレコード2260のフィールド2264に登録されている業務サーバ1の構成情報を特定する。次に、構成別変換テーブル229から該特定した構成情報がフィールド2291に登録されているレコード2290を特定し、さらに、特性したレコード2290から、用途別変換テーブル224を用いて求めたデータアベラビリティの中間ヒント値に対応するフィールド2292に登録されている補正ヒント値を特定する。そして、特性した補正ヒント値をデータアベラビリティの中間ヒント値として、このデータアベラビリティの中間ヒント値を該補正ヒント値に変更する。
このようにすることで、業務サーバ1の構成に合わせてデータアベラビリティの中間ヒント値を修正できるので、業務サーバ1に適したボリュームの冗長構成を採用することが可能となる。
<<第2実施形態>>
本発明の第2実施形態が適用された計算機システムについて図面を参照して説明する。
本発明の第2実施形態が適用された計算機システムについて図面を参照して説明する。
(1)システム構成
本実施形態の計算機システムが上記の第1実施形態の計算機システムと異なる点は、管理サーバ2に代えて管理サーバ2Aを用いた点にある。その他の構成は上記の第1実施形態と同様である。
本実施形態の計算機システムが上記の第1実施形態の計算機システムと異なる点は、管理サーバ2に代えて管理サーバ2Aを用いた点にある。その他の構成は上記の第1実施形態と同様である。
図14は管理サーバ2Aの概略図である。図示するように、本実施形態の管理サーバ2Aが図3に示す第1実施形態の管理サーバ2と異なる点は、CIMOM221に代えてCIMOM221Aを設けた点にある。CIMOM221Aは、上記第1実施形態のCIMOM221の機能に加えて、ストレージプール管理機能(仮想ストレージサーバ)を有する。ここで、ストレージプールとは、複数のストレージシステムを1つのプールと見なした記憶領域のことである。ストレージプール管理機能により、CIMOM221Aは、ストレージシステム3が採用するインターフェース(CIMもしくは独自インターフェース)に従い、ストレージシステム3のボリューム制御プログラム321から、記憶領域に関する情報(作成済みボリューム、空容量等)を入手して一元管理する。また、ストレージプール管理機能により、CIMOM221Aは、ボリューム作成先のストレージシステム3を決定する。
(2)システム動作概要
本実施形態の計算機システムの動作を説明する。図15は本発明の第2実施形態が適用された計算機システムの動作を説明するための図である。図示するように、本実施形態の計算機システムの動作が図13に示す第1実施形態の計算機システムの動作と異なる点は、S1002に代えてS1002’を設けた点、および、S2004とS2005との間にS2004’を設けた点にある。
本実施形態の計算機システムの動作を説明する。図15は本発明の第2実施形態が適用された計算機システムの動作を説明するための図である。図示するように、本実施形態の計算機システムの動作が図13に示す第1実施形態の計算機システムの動作と異なる点は、S1002に代えてS1002’を設けた点、および、S2004とS2005との間にS2004’を設けた点にある。
S1002’において、業務サーバ1のエージェントプログラム121は、ボリューム作成要求を生成して、このボリューム作成要求を、第1管理用ネットワーク4を介して管理サーバ2に送信する。この際、ボリューム作成要求に、ボリュームを作成するストレージシステム3の指定を含める必要はない。
S2004’において、管理サーバ2のCIMOM221は、一元管理している各ストレージシステム3の記憶領域に関する情報を確認し、例えば空き容量の大きいストレージシステム3を、ボリューム作成先のストレージシステム3に決定する。これにより、管理サーバ2のヒント値変換プログラム222は、S2005において、S2004で求めたヒントの中間ヒント値各々について、S2004’でCIMOM221がボリューム作成先に決定したストレージシステム3に対応するシステム別変換テーブル225A、225Bの当該ヒントのレコード2250を参照し、当該ヒントの中間ヒント値に対応するフィールド2252に登録されている性能ヒント値を特定する。そして、S2004で変換したヒントの中間ヒント値各々を、該特定した性能ヒント値に変更する。
以上、本発明の第2実施形態について説明した。
本実施形態によれば、管理者は個々のストレージシステム3A、3Bを意識することなく、管理サーバ2にボリュームを作成させることができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。例えば、上記の実施形態において、第1管理用ネットワーク4および第2管理用ネットワーク5を同一のネットワークとしてもよい。また、ストレージ用ネットワーク6に、第1管理用ネットワーク4および/または第2管理用ネットワーク5を兼用させてもうよい。
1…業務サーバ、2…管理サーナ、3A、3B…ストレージシステム、4…第1管理用ネットワーク、5…第2管理用ネットワーク、6…ストレージ用ネットワーク、11…CPU、12…メモリ、13…HDD、14…ディスプレイ、15…入力装置、16…ストレージ用ネットワークI/Oポート、17…第1管理用ネットワークI/Oポート、21…CPU、22…メモリ、23…HDD、24…ディスプレイ、25…入力装置、26…第2管理用ネットワークI/Oポート、27…第1管理用ネットワークI/Oポート、31…コントローラ、32…メモリ、33…HDD、34…第2管理用ネットワークI/Oポート、35…ストレージ用ネットワークI/Oポート
Claims (16)
- ホスト計算機と、前記ホスト計算機にボリュームを提供する少なくとも1台のストレージシステムと、前記ストレージシステムおよび前記ホスト計算機にネットワークを介して接続される管理計算機と、を有する計算機システムであって、
前記ホスト計算機は、
前記管理サーバと接続するための第1の管理用ポートと、
前記ストレージシステムと接続するための第1のストレージ用ポートと、
第1のプロセッサと、
第1のメモリと、を有し、
前記第1のプロセッサは、
評価ヒント値およびストレージシステムの指定を含む第1のボリューム作成要求を、前記第1の管理用ポートを介して前記管理計算機に送信する処理と、
前記第1の管理用ポートを介して前記管理計算機より受信したパスに従い、前記第1のストレージ用ポートを介してボリュームにアクセスする処理と、を行い、
前記管理計算機は、
前記ネットワークに接続される第2の管理用ポートと、
第2のプロセッサと、
第2のメモリと、を有し、
前記第2のメモリは、
前記ストレージシステム毎に、評価ヒント値と性能ヒント値との対応関係を示すシステム別変換テーブルを保持しており、
前記第2のプロセッサは、
前記第2の管理用ポートを介して前記ホスト計算機より受信した第1のボリューム作成要求で指定されているストレージシステムに対応する前記システム別変換テーブルを用いて、当該第1のボリューム作成要求に含まれている評価ヒント値を、当該評価ヒント値に対応する性能ヒント値に変換する処理と、
前記変換された性能ヒント値を含む第2のボリューム作成要求を、前記第2の管理用ポートを介して、前記第1のボリューム作成要求で指定されているストレージシステムに送信する処理と、
前記第1のボリューム作成要求で指定されているストレージシステムに作成されたボリュームと前記第1のボリューム作成要求を送信した前記ホスト計算機との間のパスを、前記第2の管理用ポートを介して当該ホスト計算機に送信する処理と、を行い、
前記ストレージシステムは、
前記ホスト計算機と接続するための第2のストレージ用ポートと、
前記管理計算機と接続するための第3の管理用ポートと、
第3のCPUと、
第3のメモリと、を有し、
前記第3のメモリは、
性能ヒント値とボリューム構成との対応関係を示すヒント・構成対応テーブルを保持しており、
前記第3のCPUは、
前記ヒント・構成対応テーブルを用いて、前記第3の管理用ポートを介して前記管理計算機から受信した第2のボリューム作成要求に含まれている性能ヒント値に対応するボリューム構成を特定し、特性したボリューム構成を持つボリュームを作成する処理と、
前記第2のストレージ用ポートを介して、前記作成したボリュームへの前記ホスト計算機からのアクセスを受け付ける処理と、を行うこと
を特徴とする計算機システム。 - 請求項1に記載の計算機システムであって、
前記第1のプロセッサは、
前記第1の管理用ポートを介して前記管理計算機に、前記ホスト計算機が行う業務処理の業務用途を含むホスト構成情報を送信する処理をさらに行い、
前記第2のメモリは、
前記業務処理の用途毎に、評価ヒント値と中間ヒント値との対応関係を示す用途別変換テーブルをさらに保持しており、
前記第2のプロセッサは、
前記評価ヒント値を性能ヒント値に変換する処理において、前記第2の管理用ポートを介して前記ホスト計算機より受信したホスト構成情報に含まれている業務用途に対応する前記用途別変換テーブルを用いて、前記第1のボリューム作成要求に含まれている評価ヒント値を中間ヒント値に変換し、それから、前記第1のボリューム作成要求で指定されているストレージシステムに対応する前記システム別変換テーブルを用いて、前記中間ヒント値を当該中間ヒント値と同じ値を持つ評価ヒント値に対応する性能ヒント値に変換すること
を特徴とする計算機システム。 - 請求項2に記載の計算機システムであって、
前記ホスト構成情報は、
前記ホスト計算機の性能に関する情報を含んでおり、
前記第2のメモリは、
前記ストレージシステム毎に、性能ヒント値と当該性能ヒント値に基づいて作成されるボリュームの性能との対応関係を示すヒント・性能対応テーブルをさらに保持しており、
前記第2のプロセッサは、
前記第1のボリューム作成要求で指定されているストレージシステムに対応する前記ヒント・性能対応テーブルを用いて、前記第1のボリューム作成要求に含まれている評価ヒント値から求めた性能ヒント値に対応するボリュームの性能を特定し、該特定したボリュームの性能が、前記ホスト構成情報に含まれている前記ホスト計算機の性能よりも高い場合に、作成するボリュームの性能がより低くなるように前記性能ヒント値を変更する処理をさらに行うこと
を特徴とする計算機システム。 - 請求項2又は3に記載の計算機システムであって、
前記ホスト構成情報は、
前記ホスト計算機が採用する冗長構成に関する情報を含んであり、
前記第2のメモリは、
前記ホスト計算機が採用する冗長構成毎に中間ヒント値と補正ヒント値との対応関係を示す構成別変換テーブルをさらに保持しており、
前記第2のプロセッサは、
前記評価ヒント値を性能ヒント値に変換する処理において、前記第1のボリューム作成要求に含まれている評価ヒント値から求めた中間ヒント値を、前記構成別変換テーブルの前記ホスト構成情報に含まれている冗長構成に対応する当該中間ヒント値の補正ヒント値に変更し、それから該変更された中間ヒント値を性能ヒント値に変換すること
を特徴とする計算機システム。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の計算機システムであって、
前記第1のプロセッサは、
前記管理計算機に送信する処理において、評価ヒント値およびストレージシステムの指定を含む第1のボリューム作成要求に代えて、評価ヒント値を含み、ストレージシステムの指定は含まない第1のボリューム作成要求を、前記第1の管理用ポートを介して前記管理計算機に送信し、
前記第2のプロセッサは、
前記ストレージシステム各々の状態を管理し、前記第2の管理用ポートを介して前記ホスト計算機より第1のボリューム作成要求を受信した場合に、前記ストレージシステム各々の状態に基づいてボリューム作成先のストレージシステムを決定し、これを前記第1のボリューム作成要求で指定されているストレージシステムとする処理をさらに行うこと
を特徴とする計算機システム。 - 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の計算機システムであって、
前記ホスト計算機は、
入力装置をさらに有し、
前記第1のプロセッサは、
前記入力装置に入力されたボリュームの作成指針を表す情報を評価ヒント値に変換する処理さらに行うこと
を特徴とする計算機システム。 - 少なくとも1台のストレージシステムにボリュームを作成し、該ボリュームをホスト計算機に割当てる管理計算機であって、
前記ホスト計算機および前記ストレージシステムに接続されるネットワークに接続可能なネットワークインターフェースと、
前記ネットワークインターフェースに接続されるプロセッサと、
前記プロセッサに接続されるメモリと、を有し、
前記メモリは、
前記ストレージシステム毎に、評価ヒント値と性能ヒント値との対応関係を示すシステム別変換テーブルを保持しており、
前記プロセッサは、
前記ネットワークインターフェースを介して前記ホスト計算機より受信した第1のボリューム作成要求でボリューム作成先に指定されているストレージシステムに対応する前記システム別変換テーブルを用いて、当該第1のボリューム作成要求に含まれている評価ヒント値を、当該評価ヒント値に対応する性能ヒント値に変換する処理と、
前記変換された性能ヒント値を含む第2のボリューム作成要求を、前記ネットワークインターフェースを介して、前記第1のボリューム作成要求でボリューム作成先に指定されているストレージシステムに送信する処理と、
前記第1のボリューム作成要求でボリューム作成先に指定されているストレージシステムに作成されたボリュームと、前記第1のボリューム作成要求を送信した前記ホスト計算機との間のパスを、前記ネットワークインターフェースを介して当該ホスト計算機に送信する処理と、を行うこと
を特徴とする管理計算機。 - 請求項7に記載の管理計算機であって、
前記メモリは、
前記ホスト計算機が行う業務処理の用途毎に、評価ヒント値と中間ヒント値との対応関係を示す用途別変換テーブルをさらに保持しており、
前記プロセッサは、
前記評価ヒント値を性能ヒント値に変換する処理において、前記ネットワークインターフェースを介して前記ホスト計算機より受信したホスト構成情報に含まれている業務用途に対応する前記用途別変換テーブルを用いて、前記第1のボリューム作成要求に含まれている評価ヒント値を中間ヒント値に変換し、それから、前記第1のボリューム作成要求でボリューム作成先に指定されているストレージシステムに対応する前記システム別変換テーブルを用いて、前記中間ヒント値を当該中間ヒント値と同じ値を持つ評価ヒント値に対応する性能ヒント値に変換すること
を特徴とする管理計算機。 - 請求項8に記載の管理計算機であって、
前記メモリは、
前記ストレージシステム毎に、性能ヒント値と当該性能ヒント値に基づいて作成されるボリュームの性能との対応関係を示すヒント・性能対応テーブルをさらに保持しており、
前記プロセッサは、
前記第1のボリューム作成要求でボリューム作成先に指定されているストレージシステムに対応する前記ヒント・性能対応テーブルを用いて、前記第1のボリューム作成要求に含まれている評価ヒント値から求めた性能ヒント値に対応するボリュームの性能を特定し、該特定したボリュームの性能が、前記ホスト構成情報に含まれているホスト計算機の性能よりも高い場合に、作成するボリュームの性能がより低くなるように前記性能ヒント値を変更する処理をさらに行うこと
を特徴とする管理計算機。 - 請求項8又は9に記載の管理計算機であって、
前記メモリは、
前記ホスト計算機が採用する冗長構成毎に中間ヒント値と補正ヒント値との対応関係を示す構成別変換テーブルをさらに保持しており、
前記プロセッサは、
前記評価ヒント値を性能ヒント値に変換する処理において、前記第1のボリューム作成要求に含まれている評価ヒント値から求めた中間ヒント値を、前記構成別変換テーブルの前記ホスト構成情報に含まれているホスト計算機の冗長構成に対応する当該中間ヒント値の補正ヒント値に変更し、それから該変更された中間ヒント値を性能ヒント値に変換すること
を特徴とする管理計算機。 - 請求項7乃至10のいずれか一項に記載の管理計算機であって、
前記プロセッサは、
前記ストレージシステム各々の状態を管理し、前記ネットワークインターフェースを介して前記ホスト計算機より第1のボリューム作成要求を受信した場合に、前記ストレージシステム各々の状態に基づいてボリューム作成先のストレージシステムを決定し、これを前記第1のボリューム作成要求で指定されているストレージシステムとする処理をさらに行うこと
を特徴とする管理計算機。 - ホスト計算機と、前記ホスト計算機にボリュームを提供する少なくとも1台のストレージシステムとにネットワークを介して接続される管理計算機が、前記ストレージシステムにボリュームを作成し、該ボリュームをホスト計算機に割当てる記憶領域の割当て方法であって、
前記管理計算機は、
前記ストレージシステム毎に、評価ヒント値と性能ヒント値との対応関係を示すシステム別変換テーブルを保持し、
前記ホスト計算機より受信した第1のボリューム作成要求でボリューム作成先に指定されているストレージシステムに対応する前記システム別変換テーブルを用いて、当該第1のボリューム作成要求に含まれている評価ヒント値を、当該評価ヒント値に対応する性能ヒント値に変換し、
前記変換された性能ヒント値を含む第2のボリューム作成要求を、前記第1のボリューム作成要求でボリューム作成先に指定されているストレージシステムに送信し、
前記第1のボリューム作成要求でボリューム作成先に指定されているストレージシステムに作成されたボリュームと、前記第1のボリューム作成要求を送信した前記ホスト計算機との間のパスを、当該ホスト計算機に送信すること
を特徴とする記憶領域の割当て方法。 - 請求項12に記載の記憶領域の割当て方法であって、
前記管理計算機は、
前記ホスト計算機が行う業務処理の用途毎に、評価ヒント値と中間ヒント値との対応関係を示す用途別変換テーブルをさらに保持し、
前記評価ヒント値を性能ヒント値に変換する処理において、前記ネットワークを介して前記ホスト計算機より受信したホスト構成情報に含まれている業務用途に対応する前記用途別変換テーブルを用いて、前記第1のボリューム作成要求に含まれている評価ヒント値を中間ヒント値に変換し、それから、前記第1のボリューム作成要求でボリューム作成先に指定されているストレージシステムに対応する前記システム別変換テーブルを用いて、前記中間ヒント値を当該中間ヒント値と同じ値を持つ評価ヒント値に対応する性能ヒント値に変換すること
を特徴とする記憶領域の割当て方法。 - 請求項13に記載の記憶領域の割当て方法であって、
前記管理計算機は、
前記ストレージシステム毎に、性能ヒント値と当該性能ヒント値に基づいて作成されるボリュームの性能との対応関係を示すヒント・性能対応テーブルをさらに保持し、
前記第1のボリューム作成要求でボリューム作成先に指定されているストレージシステムに対応する前記ヒント・性能対応テーブルを用いて、前記第1のボリューム作成要求に含まれている評価ヒント値から求めた性能ヒント値に対応するボリュームの性能を特定し、該特定したボリュームの性能が、前記ホスト構成情報に含まれているホスト計算機の性能よりも高い場合に、作成するボリュームの性能がより低くなるように前記性能ヒント値を変更すること
を特徴とする記憶領域の割当て方法。 - 請求項13又は14に記載の記憶領域の割当て方法であって、
前記管理計算機は、
前記ホスト計算機が採用する冗長構成毎に中間ヒント値と補正ヒント値との対応関係を示す構成別変換テーブルをさらに保持し、
前記評価ヒント値を性能ヒント値に変換する処理において、前記第1のボリューム作成要求に含まれている評価ヒント値から求めた中間ヒント値を、前記構成別変換テーブルの前記ホスト構成情報に含まれているホスト計算機の冗長構成に対応する当該中間ヒント値の補正ヒント値に変更し、それから該変更された中間ヒント値を性能ヒント値に変換すること
を特徴とする記憶領域の割当て方法。 - 請求項12乃至15のいずれか一項に記載の記憶領域の割当て方法であって、
前記管理計算機は、
前記ストレージシステム各々の状態を管理し、前記ネットワークを介して前記ホスト計算機より第1のボリューム作成要求を受信した場合に、前記ストレージシステム各々の状態に基づいてボリューム作成先のストレージシステムを決定し、これを前記第1のボリューム作成要求で指定されているストレージシステムとすること
を特徴とする記憶領域の割当て方法。
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