JP2008203311A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008203311A
JP2008203311A JP2007036061A JP2007036061A JP2008203311A JP 2008203311 A JP2008203311 A JP 2008203311A JP 2007036061 A JP2007036061 A JP 2007036061A JP 2007036061 A JP2007036061 A JP 2007036061A JP 2008203311 A JP2008203311 A JP 2008203311A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
heat
fixing device
magnetic flux
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007036061A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Inoue
芳典 井上
Takeshi Tamaru
剛士 田丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2007036061A priority Critical patent/JP2008203311A/ja
Publication of JP2008203311A publication Critical patent/JP2008203311A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】定着回転体の発熱に伴うコイル支持部材の変形を抑制してコイル各部と定着回転体間の距離を所定距離に変動少なく維持し、それによりトナー像定着にとって好ましくない温度勾配が定着回転体に発生することを抑制し、品質良好なトナー像定着画像を得る。
【解決手段】定着回転体61と、これに圧接される加圧回転体62と、定着回転体61の電磁誘導発熱層613を発熱させる磁束発生装置60とを備え、磁束発生装置60は励磁コイル64を支持して定着回転体61に臨むコイル支持部材63を含んでおり、コイル支持部材63の定着回転体61に臨む正面部631には、コイル支持部材63の正面部631の温度と背面部632の温度とを均一化するための放熱用熱伝導部材67が設けられている定着装置6。定着装置6を採用した画像形成装置A。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機やプリンタ等の画像形成装置において、記録紙等の記録媒体上に形成された未定着トナー像を加熱溶融して該記録媒体に定着させる定着装置に関し、特に、熱源として誘導加熱方式の熱源を利用した定着装置に関する。本発明は該定着装置を備えた画像形成装置にも関係している。
電子写真方式等の画像形成装置において採用される定着装置は、通常、回転可能の定着ローラ等の定着回転体と、該定着回転体に圧接される回転可能の加圧ローラ等の加圧回転体と、該定着回転体を加熱する熱源とを備えており、該熱源で定着回転体を加熱し、該定着回転体及び加圧回転体間のニップ部に、トナー像を保持した記録媒体を通過させることで、該トナー像を記録媒体に加圧下に溶融定着させる。
かかる熱源としては、定着回転体の内部或いは外周面等に設けられた発熱体(ヒータ等)が採用されてきたが、今日の省エネルギーの要請から、高い熱変換効率が達成される電磁誘導加熱方式の熱源が注目されている。例えば、特許第2616433号公報には、支持体上に渦巻きパターンに形成したコイルに通電して磁束を発生させ、該発生磁束で金属製の、定着ローラとして使用するヒートローラを電磁誘導発熱させる定着装置が記載されている。
最近では、旧来のハロゲンランプヒータを用いた熱回転体方式の定着装置と同等或いはそれ以上の熱変換効率が得られ、トナー像定着のための定着温度への立ち上がりが迅速で、定着装置のコンパクト化が可能な定着装置として、コイルへの通電により発生する磁束をフェライトコアなどのコア材で、定着回転体に設けた電磁誘導発熱層に導く構成の定着装置も提案されている。
その一つに、電磁誘導発熱層を有する回転可能の定着回転体と、該定着回転体に圧接される回転可能の加圧回転体と、該定着回転体の電磁誘導発熱層を電磁誘導発熱させるための磁束を発生させる磁束発生装置とを備え、該磁束発生装置は励磁コイルを支持して前記定着回転体に臨むコイル支持部材を含んでおり、該磁束発生装置の発生磁束によって定着回転体の電磁誘導発熱層を発熱させることで定着回転体を加熱する定着装置がある。
このタイプの定着装置は例えば特開2005−351929号公報や特開2005−351931号公報に記載されている。
このタイプの定着装置においては、熱変換効率を最大化するためにコイル支持部材上の励磁コイルと定着回転体間の距離をできるだけ小さく保つことが重要であり、そのためにコイルを支持しているコイル支持部材各部と定着回転体間の距離を所定の距離に精度よく維持する必要がある。
特許第2616433号公報 特開2005−351929号公報 特開2005−351931号公報
しかしながら、電磁誘導発熱層を有する回転可能の定着回転体と、該定着回転体に圧接される回転可能の加圧回転体と、該定着回転体の電磁誘導発熱層を電磁誘導発熱させるための磁束を発生させる磁束発生装置とを備え、該磁束発生装置は励磁コイルを支持して前記定着回転体に臨むコイル支持部材を含んでおり、該磁束発生装置の発生磁束によって定着回転体の電磁誘導発熱層を発熱させることで定着回転体を加熱する定着装置では次の問題がある。
すなわち、定着装置使用時には、定着回転体の電磁誘導発熱層が発熱するため、その熱が該定着回転体に臨んでいるコイル支持部材に伝わり、コイル支持部材の該定着回転体に臨む正面部が背面部より昇温し、それによりコイル支持部材の正面部と背面部との間に大きい温度差が生じ、それにより該正面部と背面部との間で熱膨張に差が生じてコイル支持部材が反り変形する。その結果、該コイル支持部材に支持されたコイル各部においてコイルと定着回転体との距離が所定のものから変動し、そのため定着回転体において温度勾配が発生して該定着回転体によるトナー像の定着性能が悪化するという恐れがある。
定着装置稼働時に過熱防止のために励磁コイル及びこれを支持するコイル支持部材が存在する領域をファンで強制冷却する場合でも、加熱された定着回転体により近い位置にあるコイル支持部材の正面部側の温度は背面部側温度より高温になる。従ってそのようなファンを採用しても、正面部と背面部との間で熱膨張に差が生じてコイル支持部材が反り変形する恐れがある。
そこで、コイル支持部材に補強手段(例えば補強リブ)を設けることが考えられるが、補強手段がコイル支持部材の反り変形を有効に防止し得る領域にはコイルを設けることができなくなってしまので、実際には補強リブのような補強手段を設けて反り変形を防止することは困難である。
そこで本発明は、電磁誘導発熱層を有する回転可能の定着回転体と、該定着回転体に圧接される回転可能の加圧回転体と、該定着回転体の電磁誘導発熱層を発熱させる磁束発生装置とを備え、該磁束発生装置は励磁コイルを支持して前記定着回転体に臨むコイル支持部材を含んでおり、該磁束発生装置により該定着回転体の電磁誘導発熱層を発熱させ、該定着回転体及び該加圧回転体間のニップ部にトナー像を保持する記録媒体を通過させることで該トナー像を該記録媒体に定着させる定着装置であって、定着回転体の発熱に伴うコイル支持部材の変形を抑制して該コイル支持部材に支持されたコイル各部と定着回転体間の距離を所定の距離に変動少なく維持でき、それによりトナー像定着にとって好ましくない温度勾配が定着回転体に発生することを抑制でき、それだけ品質良好なトナー像定着画像を得ることができる定着装置を提供することを第1の課題とする。
また本発明は、像担持体上に形成しようとする画像に応じた静電潜像を形成し、該静電潜像を現像してトナー像とし、該トナー像を記録媒体に定着装置で定着させる画像形成装置であって、該定着装置において品質良好なトナー像定着画像を得ることができ、それだけ良好な画像を形成することができる画像形成装置を提供することを第2の課題とする。
前記第1の課題を解決するため本発明は、
電磁誘導発熱層を有する回転可能の定着回転体と、該定着回転体に圧接される回転可能の加圧回転体と、該定着回転体の電磁誘導発熱層を発熱させる磁束発生装置とを備え、該磁束発生装置は励磁コイルを支持して前記定着回転体に臨むコイル支持部材を含んでおり、該磁束発生装置により該定着回転体の電磁誘導発熱層を発熱させ、該定着回転体及び該加圧回転体間のニップ部にトナー像を保持する記録媒体を通過させることで該トナー像を該記録媒体に定着させる定着装置であり、
前記コイル支持部材の前記定着回転体に臨む正面部に、該コイル支持部材の正面部の温度と背面部の温度とを均一化するための、放熱部材に熱伝導可能に接続された放熱用熱伝導部材が設けられている定着装置を提供する。
前記第2の課題を解決するため本発明は、
像担持体上に形成しようとする画像に応じた静電潜像を形成し、該静電潜像を現像してトナー像とし、該トナー像を記録媒体に定着装置で定着させる画像形成装置であって、該定着装置として上記本発明に係る定着装置を採用した画像形成装置を提供する。
本発明に係る定着装置及び本発明に係る画像形成装置における定着装置によると、磁束発生装置における励磁コイルを支持しているコイル支持部材は、定着回転体に対向している正面部に該コイル支持部材の正面部の温度と背面部の温度とを均一化するための、放熱部材に熱伝導可能に接続された放熱用熱伝導部材を備えている。
従って、定着装置使用において定着回転体の電磁誘導発熱層の発熱によりコイル支持部材の正面部側が背面部側より高温に加熱されようとしても、定着回転体からコイル支持フレーム正面部へ流れ込む熱は該正面部に設けられた放熱用熱伝導部材を介して放熱部材から外部へ放出させることができ、それによりコイル支持部材の正面部の温度と背面部の温度とを均一化して正面部と背面部の熱膨張割合を均一化し、該コイル支持部材の熱変形を抑制することができ、かくしてコイル支持部材に支持されたコイル各部と定着回転体間の距離を所定の距離に変動少なく維持でき、それによりトナー像定着にとって好ましくない温度勾配が定着回転体に発生することを抑制でき、それだけ品質良好なトナー像定着画像を得ることができる。
本発明に係る画像形成装置においては、定着装置として本発明に係る定着装置を採用しているので、それだけ該定着装置において品質良好なトナー像定着画像を得ることができ、ひいてはそれだけ良好な画像を形成することができる。
前記放熱用熱伝導部材としては、例えば200W/(m・K)〜400W/(m・K)程度の熱伝導率を示す高熱伝導率の材料からなる部材を挙げることができる。放熱用熱伝導部材は単一の材料からなっていても複数種類の材料からなっていてもよい。いずれにしても放熱用熱伝導部材は非磁性材料から形成されていることが望ましい。このような放熱用熱伝導部材として熱伝導率が略240W/(m・K)であるアルミニウム材料からなるものを例示できる。
このような高熱伝導率を有する放熱用熱伝導部材の形態及び放熱部材それぞれの形態は放熱を円滑に行えるものであればよく、板状部材、帯状部材、棒状部材等各種形態のものを採用できる。
放熱用熱伝導部材の他の例としてヒートパイプ機能を有する部材を挙げることもできる。このヒートパイプ機能を有する放熱用熱伝導部材の例として、作動媒体流路を有し、該作動媒体流路に例えばヒートパイプに採用されている水、アルコール等の作動媒体を封入したものを挙げることができる。
このヒートパイプ機能を有する放熱用熱伝導部材についても、その形態は放熱を円滑に行えるものであればよく、板状部材、帯状部材、棒状部材等各種形態のものを採用できる。
いずれにしても、放熱用熱伝導部材が直接或いは適当な接続部材を介して接続される放熱部材としては、例えば放熱フィン付きの放熱部材を挙げることができるが、前記磁束発生装置が磁束発生装置支持フレームに支持されている場合、放熱用熱伝導部材を該支持フレームに直接又は接続部材を介して熱伝導可能に接続し、該支持フレームに記放熱用熱伝導部材からの熱を外部へ放出する放熱部材を兼ねさせてもよい。
本発明に係る画像形成装置はモノクロ画像を形成するものでも、カラー画像を形成するものでもよい。
モノクロ画像形成装置の場合は、静電潜像担持体上に形成されたトナー像は、直接、或いは中間転写体を介して記録媒体に転写され、定着装置により定着される。
カラー画像形成装置では、一般的には、静電潜像担持体に形成されたトナー像は、一旦中間転写体に転写され、中間転写体から記録媒体に転写され、定着装置で定着される。
いずれにしても、静電潜像担持体に形成されたトナー像は記録媒体に転写され、定着装置により定着される。
以上説明したように本発明によると、電磁誘導発熱層を有する回転可能の定着回転体と、該定着回転体に圧接される回転可能の加圧回転体と、該定着回転体の電磁誘導発熱層を発熱させる磁束発生装置とを備え、該磁束発生装置は励磁コイルを支持して前記定着回転体に臨むコイル支持部材を含んでおり、該磁束発生装置により該定着回転体の電磁誘導発熱層を発熱させ、該定着回転体及び該加圧回転体間のニップ部にトナー像を保持する記録媒体を通過させることで該トナー像を該記録媒体に定着させる定着装置であって、定着回転体の発熱に伴うコイル支持部材の変形を抑制して該コイル支持部材に支持されたコイル各部と定着回転体間の距離を所定の距離に変動少なく維持でき、それによりトナー像定着にとって好ましくない温度勾配が定着回転体に発生することを抑制でき、それだけ品質良好なトナー像定着画像を得ることができる定着装置を提供することができる。
また本発明は、像担持体上に形成しようとする画像に応じた静電潜像を形成し、該静電潜像を現像してトナー像とし、該トナー像を記録媒体に定着装置で定着させる画像形成装置であって、該定着装置において品質良好なトナー像定着画像を得ることができ、それだけ良好な画像を形成することができる画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
〔1〕画像形成装置(図1参照)
図1は本発明に係る定着装置の1例を備えた画像形成装置例を示している。図1の画像形成装置はカラー画像を形成できるタンデム型カラープリンタAである。
カラープリンタAは、駆動ローラ31とこれに対向するローラ32に巻き掛けられた無端中間転写ベルト4を有している。転写ベルト4は、図示省略のベルト駆動部により駆動される駆動ローラ31により図中反時計方向(図中矢印方向)に回転させることができる。
対向ローラ32上の転写ベルト部分には転写ベルト4上の2次転写残トナー等を清掃するクリーナ40が臨んでいる。駆動ローラ31上の転写ベルト部分には、2次転写ローラ5が臨んでいる。
2次転写ローラ5の表層部は弾性材料で形成されており、図示省略の押圧手段にて中間転写ベルト4に押圧され、中間転写ベルト4との間にニップ部を形成し、中間転写ベルト4の回転に従動して、或いは、後述するように該ニップ部に送り込まれる記録媒体Pの移動に従動して回転する。2次転写ローラ5には、図示省略の2次転写バイアス電源装置から2次転写バイアスを印加することができる。
2次転写ローラ5の下方には、タイミングローラ7が配置されており、さらにその下方に、記録媒体を収容した記録媒体収容カセット8が配置されている。
転写ローラ5の上方には定着装置6が配置されている。定着装置6は本発明に係る定着装置の1例である。定着装置6については後ほど詳述する。
記録媒体収容カセット8に収容された記録媒体Pは、媒体供給ローラ81にて1枚ずつ引き出してタイミングローラ7へ供給することができる。
記録媒体Pとしては、記録紙、オーバーヘッドプロジエクタ用シート等を例示できる。
中間転写ベルト4を巻き掛けたローラ31、32の間には、転写ベルト4に沿って、ローラ32から31に向けて、イエロー画像形成部Y、マゼンタ画像形成部M、シアン画像形成部C及びブラック画像形成部Kがこの順序で配置されている。
Y、M、C、Kの各画像形成部は、静電潜像担持体としてドラム型の感光体11を備えており、該感光体の周囲に帯電装置12、画像露光装置13、現像装置14、1次転写ローラ2、感光体上の1次転写残トナーを除去清掃するクリーニング装置15等がこの順序で配置されている。
各画像形成部における感光体11、帯電装置12、現像装置14及びクリーニング装置15はカートリッジケースに設けられており、該カートリッジケースとともにプロセスカートリッジを形成している。すなわち、イエロー画像形成部Yを形成するためのイエロープロセスカートリッジYC、マゼンタ画像形成部Mを形成するためのマゼンタプロセスカートリッジMC、シアン画像形成部Cを形成するためのシアンプロセスカートリッジCC、ブラック画像形成部Kを形成するためのブラックプロセスカートリッジKCである。
各プロセスカートリッジはプリンタ本体に対し着脱可能である。
1次転写ローラ2は転写ベルト4を間にして感光体11に対向しており、ベルトの走行に従動回転する。1次転写ローラ2には、感光体11上に形成されるトナー像をベルト4へ1次転写するための1次転写バイアスを図示省略の1次転写バイアス電源装置から印加できる。
露光装置13は、図示省略のパーソナルコンピュータ等から提供される画像情報に応じて、レーザービームを用いて感光体11に画像露光を施す。
各画像形成部における感光体11は、ここでは負帯電性の感光体であり、図示省略の感光体駆動モータにて図中時計方向回りに回転駆動できる。
各画像形成部における帯電装置12には、図示省略の帯電用電源装置から所定のタイミングで帯電電圧を印加できる。
各画像形成部における現像装置14は、本例では、負帯電性トナーを採用するもので、感光体11上に形成される静電潜像を、図示省略の現像バイアス印加電源装置から現像バイアス電圧が印加される現像ローラ141で反転現像することができる。
ブラック画像形成部Kとベルト4の駆動ローラ31との間には、レジストセンサを兼ねるAIDC(画像濃度)センサ100が配置されている。このセンサ100による情報は図示省略の制御部に入力され、該制御部はその入力情報に応じて、中間転写ベルト4上に形成される各色のパターンの間隔を求め、その間隔を予め定められた基準値と比較することで、各色の画像の書き出し開始タイミングを調整する。
プリンタAによると、Y、M、C、Kの画像形成部のうち1又は2以上を用いて画像を形成することができる。
画像形成部Y、M、C及びKのすべてを用いてフルカラー画像を形成する場合を例にとると、先ず、イエロー画像形成部Yにおいてイエロートナー像を形成し、これを転写ベルト4に1次転写する。
すなわち、イエロー画像形成部Yにおいて、感光体11が図中時計方向に回転駆動され、帯電装置12にて表面が一様に所定電位に帯電せしめられた感光体11の該帯電域に画像露光装置13からイエロー画像用の画像露光が施され、感光体11上にイエロー用静電潜像が形成される。この静電潜像はイエロートナーを有する現像装置14の現像バイアスが印加された現像ローラ141にて現像されて可視イエロートナー像となり、該トナー像が1次転写ローラ2にて転写ベルト4上に1次転写される。このとき、1次転写ローラ2には図示省略の電源装置から1次転写バイアス電圧が印加される。
同様にして、マゼンタ画像形成部Mにおいてマゼンタトナー像が形成されて転写ベルト4に転写され、シアン画像形成部Cにおいてシアントナー像が形成されて転写ベルト4に転写され、ブラック画像形成部Kにおいてブラックトナー像が形成されて転写ベルト4に転写される。
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像はこれらが中間転写ベルト4上に重ねて転写されるタイミングで形成される。転写ベルト4上に形成された多重トナー像は転写ベルト4の回動により2次転写ローラ5へ向け移動する。
一方、記録媒体Pが記録媒体収容カセット8から媒体供給ローラ81にて引き出され、タイミングローラ7へ供給され、待機している。
タイミングローラ7のところで待機する記録媒体Pは、中間転写ベルト4にて送られてくる多重トナー像に合わせて転写ベルト4と2次転写ローラ5とのニップ部へ供給されるようにタイミングローラ7が記録媒体Pを搬送開始することで該ニップ部へ送り込まれ、図示省略の電源装置から2次転写バイアスが印加された2次転写ローラ5にて該多重トナー像が記録媒体P上に2次転写される。
その後記録媒体Pは定着装置6に通され、そこで多重トナー像が加熱加圧下に記録媒体Pに定着される。記録媒体Pはひき続き、排出ローラ91にて排出トレイ9へ排出される。中間転写ベルト4上に残留する転写残トナー等はクリーナ40により除去清掃され、各画像形成部において感光体11上に残留する転写残トナー等はクリーニング装置15により除去清掃される。
〔2〕定着装置6(図2等参照)
(2−1)定着装置6の全体構成及び動作
図2は定着装置6の断面図である。
定着装置6は、定着ローラ61、定着ローラ61に圧接された加圧ローラ62及び定着ローラ61に臨む磁束発生装置60並びに磁束発生装置60を支持する支持フレーム600を含んでいる。
定着ローラ61と加圧ローラ62は並行に配列され、該各ローラは両端で図示省略の軸受部材にて回転可能に支持されている。加圧ローラ62は、図示省略の押圧バネを含む押圧装置で所定圧力下に定着ローラ61に圧接され、定着ローラ61と共に圧接ニップ部(定着ニップ部)Nを形成している。記録媒体Pの搬送方向においてニップ部Nの出口側には記録媒体Pを定着ローラ61から分離するための分離爪68が配置されており、入口側には定着ローラ表面温度を検出する温度センサSEが配置されている。
加圧ローラ62は図示省略の駆動機構により図2において矢印の時計方向に所定の周速度で回転駆動される。定着ローラ61は圧接ニップ部Nでの加圧ローラ62との圧接摩擦力により、或いはニップ部Nにて挟持搬送される記録媒体Pとの圧接摩擦力等により加圧ローラ62の回転に従動回転する。なお、定着ローラ61を駆動して加圧ローラ62を従動回転させてもよい。
定着ローラ61の加熱は、定着ローラ61に設けられた電磁誘導発熱層613を磁束発生装置60にて発生させる磁束で発熱させる電磁誘導加熱方式で行われる。この加熱方式によると、定着ローラ61における低熱容量の発熱層613を高効率で発熱させることができ、定着装置6の起動時に定着ローラ表面の温度をトナー像定着に適する温度まで上昇させるのに要する時間を短くすることができる。
磁束発生装置60の発生磁束の作用により定着ローラ61の誘導発熱層613が電磁誘導発熱して定着ローラ61の表面がトナー像定着温度へ向け加熱される。
トナー像定着処理においては、このように定着ローラ61の少なくとも記録媒体通過領域の表面温度がトナー像定着に適する温度に制御された状態において、前記2次転写ローラ5と転写ベルト4のニップ部から出てきた未定着トナー像Ptを保持した記録媒体Pが定着ローラ61と加圧ローラ62とのニップ部Nに送り込まれる。このとき、記録媒体Pの未定着トナー像担持面が定着ローラ61に対面する。
定着ローラ61と加圧ローラ62との圧接ニップ部Nに供給された記録媒体Pは圧接ニップ部Nに挟持搬送され、定着ローラ61で加熱されて、未定着トナー像Ptが記録媒体Pに加圧下に溶融定着される。圧接ニップ部Nを通ってきた記録媒体Pはそのままで、或いは分離爪68により定着ローラ62から分離され、排出ローラ91にて排出トレイ9へ排出される。
(2−2)定着ローラ61について(図2参照)
定着ローラ61は、内側から外側に順に、支持層611、断熱層612、電磁誘導発熱層613及び離型層615の少なくとも4層で構成さていればよいが、本例では、カラー画像定着をより良好に行えるように、弾性層614が発熱層613と離型層615との間に設けられている。
定着ローラ61の外側に配置されてローラ61に臨む磁束発生装置60は発生磁束を電磁誘導発熱層613に作用させ、渦電流を発生させる。電磁誘導発熱層613は薄い層であり、熱容量が小さくて断熱層612により断熱保持されるために定着ローラ表層側にある弾性層614、さらには離型層615を迅速に加熱することができ、定着ローラ61の表面温度をトナー像定着に必要な温度に迅速に到達させることができるとともに、記録媒体に熱が奪われても必要な熱を供給しやすい。
支持層(芯金)611は、ここではアルミニウム製のものであるがこれに限定されない。いずれにしても、支持層611が発熱するのを防ぐために、電磁誘導加熱の影響が少ない非磁性材料を用いることが望ましい。
断熱層612は電磁誘導発熱層613を断熱保持するためのものである。
本例での電磁誘導発熱層613は、無端状のニッケル電鋳ベルト層であるがこれに限定されるものではない。
弾性層614は、記録媒体と定着ローラ61の表面との密着性を高める役目をするものである。
最外層の離型層615は定着ローラ表面の離型性を高めるためのもので、定着温度での使用に耐えることができ、さらにトナー離型性を有するものであればよい。
(2−3)加圧ローラ62について(図2参照)
加圧ローラ62は芯金621の外周に断熱層622を設け、さらに定着ローラ61と同様に表面の離型性を高めるために、該層622の外周面に離型層623を設けたローラである。
なお、加圧ローラ62の芯金621は、強度が確保できれば、種々材料から形成できるが、芯金621が発熱することを防ぐために電磁誘導加熱の影響が少ない非磁性材料を用いるのが望ましい。
なお、ローラなどの材質や構成は本例に限定されない。画像形成装置や定着装置等に応じて適宜変更しても構わない。
(2−4)磁束発生装置60について(図2〜図4参照)
図2は定着装置6の要部の断面図である。図3は定着装置6を図2において左側から、且つ、磁束発生装置支持フレーム600及びコア保持フレーム66を取り外して見た図である。図4は定着装置6を図2において右側から、且つ、定着ロール61及び加圧ローラ62を除いて見た図である。
図2〜図4に示すように磁束発生装置60は定着ローラ61に対向させて定着ローラ61の長手方向に沿わせて配置してある。
磁束発生装置60は、図2に示すようにコイル支持部材の1例であるコイル支持フレーム63と、これに支持された励磁コイル64と、磁性体コア65とを含んでいる。コイル支持フレーム63は、それには限定されないが、例えば液晶ポリマー或いは液晶ポリエステルと呼ばれている材料で形成でき、本例では溶融液晶性芳香性ポリエステルで形成されている。フレーム63のの正面部631が定着ローラ61に対向している。
該正面部631は、該正面部における各部が定着ローラ61の表周面から所定の等距離に位置するように凹湾曲形状に形成されている。正面部631とは反対側の背面部632も正面部に倣って湾曲形成さており、該背面部上にコイル64が巻き設けられ、支持されている。
励磁コイル64は図3に示すように、定着ローラ61の長手方向に沿わせて導線を巻いたような構造であり、励磁コイル64の外面を覆うように磁性体コア65が設けられている。
磁性体コア65は、励磁コイル64に背後から臨んでいる。磁性体コア65は横断面が台形状の主たる部分651とその上下両側の部分652とからなっている。主たる部分651はこれに背後から臨むコア保持フレーム66に保持されており、上下部分652はコイル支持フレーム63の上下端部に保持されている。
この磁束発生装置60はコア保持フレーム66の背後から被せ付けられた磁束発生装置支持フレーム600に支持されている。
磁性体コア65の主部分651及び上下の部分652はいずれも、本例ではフェライトで形成されている。磁性体コア65の主部分651は図3から分かるように、長手方向(定着ローラ61の回転中心軸線方向)に間欠的に透孔65aが形成されており、梯子状の形態を示している。
コア保持フレーム66は、それには限定されないが、例えば液晶ポリマー或いは液晶ポリエステルと呼ばれている材料で形成でき、本例では溶融液晶性芳香性ポリエステルで形成されている。
フレーム600は本例ではアルミニウムで形成されている。
ここで重要なことは、コイル支持フレーム63の定着ローラ61に対向する正面部631には高熱伝導性の放熱用熱伝導部材67が設けられている点である。
放熱用熱伝導部材67はヒートパイプ機能を有する部材である。ヒートパイプ機能を有する部材67は、それとは限定されないが、ここでは銅製の板状部材671の内部に設けた作動媒体流路(図示省略)に作動媒体として水を封入したものである。部材67(板状部材671)はコイル支持フレーム63の定着ローラ61に対向する正面部631に沿って、且つ、該正面部631に接触する状態で固定されている。
放熱用熱伝導部材67のコイル支持フレーム63への固定は、例えば板状部材671を耐熱温度250℃〜350℃程度の耐熱性接着材でコイル支持フレーム63の正面部631に貼着することで行える。ここでは、板状部材671を耐熱性エポキシ樹脂接着材にてコイル支持フレーム63の正面部631に貼着固定してある。
ヒートパイプ機能を有する放熱用熱伝導部材67は、その板状部材671の長手方向の片側端部が該板状部材に連設された接続部材673により磁束発生装置支持フレーム600に熱伝導可能に接続されている。それとは限定されないが、ここでは接続部材673は銅製接続部材であり、それは、板状部材671の長手方向の全長の略10%以内の幅で板状部材671の長手方向片側端部に接続されている。
磁束発生装置60によると、励磁コイル64は図示省略の高周波インバータによる励磁コイル駆動回路に接続されて10〔kHz〕〜100〔kHz〕、100〔W〕〜2000〔W〕の高周波電力が供給される。
交流電流によって誘導される磁束は、図2に点線で示すように磁性体コア65(主部分651、上下部分652)の内部を外部に漏れることなく通り、主部分651の中央部で磁性体コア外部に漏れ、定着ローラ61の電磁誘導発熱層613を貫き、これにより電磁誘導発熱層613に渦電流が流れて発熱層自体がジュール発熱する。この電磁誘導発熱層613の発熱で定着ローラ61が加熱される。
定着ローラ61の表面温度は温度センサSEで検出され、該センサによる検出温度に基づいて、図示省略の温調制御部が高周波インバータによる励磁コイル駆動回路を制御して励磁コイル64への電力供給を増減させる。それにより定着ローラ61の表面温度がトナー像定着に適する定着温度になるように制御される。
そして、加圧ローラ62が回転駆動され、これに伴い定着ローラ61も従動回転し、磁束発生装置60の発生磁束の作用により定着ローラ61の電磁誘導発熱性層613が電磁誘導発熱して定着ローラ61の表面温度が前記定着温度になるように制御されている状態で、定着ローラ61と加圧ローラ62との圧接ニップ部Nへタイミングローラ7から搬送されて2次転写領域で2次転写ローラ5によりベルト4上のトナー像が転写されることで未定着トナー像を担持した記録媒体Pが送り込まれる。
ニップ部Nへ突入した記録媒体Pは、未定着トナー像保持面側が定着ローラ61に対面しつつローラ61、62間の圧接ニップ部Nを挟持搬送され、かくしてトナー像が定着ローラ61で加熱されて、記録媒体Pに溶融定着される。
圧接ニップ部Nを通った記録媒体Pは定着ローラ61から分離して排出搬送されていく。このとき、記録媒体Pが圧接ニップ部通過後に定着ローラ61面に貼りついてしまった場合、定着ローラ61の表面に当接配置されている分離爪68が該記録媒体Pをローラ61から強制的に分離させてジャムを防止する。
この定着装置6では、定着ローラ6の電磁誘導発熱層613の発熱により定着ローラ表面温度が上昇し、その熱が磁束発生装置60のコイル支持フレーム63の定着ローラ61る対向する正面部631へ伝わろうとする。ここでもし放熱用熱伝導部材67がフレーム正面部631に設けられていないとすると、該コイル支持フレーム63の正面部631は背面部632より高温に加熱され、正面部631と背面部632との間に大きい温度差が生じ、それにより該正面部と背面部との間で熱膨張に差が生じてコイル支持フレーム63に反り変形が生じる。そうすると、コイル支持フレーム61に支持された励磁コイル64の各部において該コイルと定着ローラ61との距離が所定のものから変動し、そのため定着ローラ61においてトナー像定着にとって好ましくない温度勾配(温度不均一)が発生して該定着ローラによるトナー像の定着性能が悪化する。
しかし定着装置6では、磁束発生装置60のコイル支持フレーム63の正面部631にヒートパイプ機能を有する放熱用熱伝導部材67が設けられているので、定着ローラ61から流れ込む熱はこの部材67から接続部材673を介して磁束発生装置支持フレーム600に伝達され、該フレーム600から外部へ放出される。
このときヒートパイプ機能を有する放熱用熱伝導部材67では、作動媒体が、板状部材671内部に形成された作動媒体流路(図示省略)を、図4に矢印α、βで示す流れ672で循環する。すなわち、定着ローラ61からの熱が板状部材671に伝わり、それにより内蔵された作動媒体が熱せられて温度上昇し、沸騰を経て気化する。この気化に際して熱が潜熱として変換され、周辺領域の熱が高効率で取り込まれる。作動媒体の蒸気は接続部材673が設けられた端部領域67aで熱交換により凝縮して液化し、この凝縮の際に潜熱を放出する。作動媒体の蒸気から放出された熱は接続部材673を介して磁束発生装置支持フレーム600に伝達され、空気中に放出される。一方作動媒体は毛細管作用により板状部材671の内壁に沿って還流する。
なお、接続部材673は板状部材671の1箇所だけでなく、例えば板状部材671長手方向の両端部など複数箇所に設けてもよく、また、板状部材671内部の作動媒体流路は接続部材の位置や数に応じて、該接続部材を介して放熱可能なものに設計すればよい。
かくして、コイル支持フレーム63の正面部631の温度と背面部632の温度はそれだけ均一化され、ひいては正面部631と背面部632の熱膨張割合がそれだけ均一化され、コイル支持フレーム63の熱変形を抑制することができる。
これによりコイル支持フレーム63に支持された励磁コイル64各部と定着ローラ61間の距離が所定の距離に変動少なく維持され、トナー像定着にとって好ましくない温度勾配が定着ローラ61に発生することが抑制され、それだけ品質良好なトナー像定着画像を得ることができる。
以上説明した定着装置6ではコイル支持フレーム63の正面部631に接触固定した放熱用熱伝導部材67はヒートパイプ機能を備えたものであったが、それに代えて熱伝導率200W/(m・K)〜400W/(m・K)程度の高熱伝導率を有する材料、例えば非磁性材料であるアルミニウム(熱伝導率約240W/(m・K))からなる、フレーム正面部631に沿う板状、帯状、棒状等の部材であってもよい。
形態がいずれであれ、そのような放熱用熱伝導部材を採用する場合についても、例えばその長手方向のいずれか一方の端部又は両端部で、接続部材(例えば放熱用熱伝導部材に連設された接続部材)でフレーム600に熱伝導可能に接続すればよい。
以上説明した画像形成装置Aは、タンデム型のカラー画像形成装置であったが、本発明は、他のタイプのカラー画像形成装置やモノクロ画像形成装置にも適用できる。
さらに、複写機、プリンタ、ファクシミリ機、これらのうち2以上を組み合わせた複合機等、各種画像形成装置に適用可能である。
本発明は複写機やプリンタ等の画像形成装置において、記録媒体上に形成された未定着トナー像を加熱溶融して該記録媒体に定着させる定着装置及び該定着装置を備えた画像形成装置を提供することに利用できる。
本発明に係る定着装置例を備えた画像形成装置例の構成の概略を示す図である。 図1の画像形成装置における定着装置の要部の断面図である。 図2に示す定着装置を同図において左側から、且つ、磁束発生装置支持フレーム及びコア保持フレームを取り外して見た図である。 図2に示す定着装置を同図において右側から、且つ、定着ロール及び加圧ローラを除いて見た図である。
符号の説明
A カラープリンタ
Y イエロー画像形成部
M マゼンタ画像形成部
C シアン画像形成部
K ブラック画像形成部
YC イエロープロセスカートリッジ
MC マゼンタプロセスカートリッジ
CC シアンプロセスカートリッジ
KC ブラックプロセスカートリッジ
11 感光体
12 帯電装置
13 画像露光装置
14 現像装置
141 現像ローラ
15 クリーニング装置
2 1次転写ローラ
31 駆動ローラ
32 対向ローラ
4 中間転写ベルト
5 2次転写ローラ
40 クリーナ
7 タイミングローラ
P 記録媒体
Pt トナー像

6 定着装置
61 定着ローラ
611 支持層
612 断熱層
613 電磁誘導発熱層
614 弾性層
615 離型層
62 加圧ローラ
621 芯金
622 芯金外周上の層
623 離型層
N 圧接ニップ部(定着ニップ部)
68 分離爪
SE 温度センサ

60 磁束発生装置
63 コイル支持フレーム
631 コイル支持フレーム正面部
632 コイル支持フレーム背面部
64 励磁コイル
65 磁性体コア
651 コアの主たる部分
651a 透孔
652 コアの上下部分
66 コア保持フレーム
600 磁束発生装置支持フレーム
67 放熱用熱伝導部材
671 板状部材
672 作動液流路
673 接続部材

Claims (5)

  1. 電磁誘導発熱層を有する回転可能の定着回転体と、該定着回転体に圧接される回転可能の加圧回転体と、該定着回転体の電磁誘導発熱層を発熱させる磁束発生装置とを備え、該磁束発生装置は励磁コイルを支持して前記定着回転体に臨むコイル支持部材を含んでおり、該磁束発生装置により該定着回転体の電磁誘導発熱層を発熱させ、該定着回転体及び該加圧回転体間のニップ部にトナー像を保持する記録媒体を通過させることで該トナー像を該記録媒体に定着させる定着装置であり、
    前記コイル支持部材の前記定着回転体に臨む正面部に、該コイル支持部材の正面部の温度と背面部の温度とを均一化するための、放熱部材に熱伝導可能に接続された放熱用熱伝導部材が設けられていることを特徴とする定着装置。
  2. 前記放熱用熱伝導部材は非磁性材料からなる部材である請求項1記載の定着装置。
  3. 前記放熱用熱伝導部材はヒートパイプ機能を有する部材である請求項1記載の定着装置。
  4. 前記磁束発生装置は磁束発生装置支持フレームに支持されており、前記放熱用熱伝導部材は該支持フレームに熱伝導可能に接続されており、該支持フレームは前記放熱部材を兼ねている請求項1、2又は3記載の定着装置。
  5. 像担持体上に形成しようとする画像に応じた静電潜像を形成し、該静電潜像を現像してトナー像とし、該トナー像を記録媒体に定着装置で定着させる画像形成装置であって、該定着装置として請求項1から4のいずれかに記載の定着装置を採用したことを特徴とする画像形成装置。
JP2007036061A 2007-02-16 2007-02-16 定着装置及び画像形成装置 Withdrawn JP2008203311A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007036061A JP2008203311A (ja) 2007-02-16 2007-02-16 定着装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007036061A JP2008203311A (ja) 2007-02-16 2007-02-16 定着装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008203311A true JP2008203311A (ja) 2008-09-04

Family

ID=39780932

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007036061A Withdrawn JP2008203311A (ja) 2007-02-16 2007-02-16 定着装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008203311A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012198493A (ja) * 2011-03-09 2012-10-18 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012198493A (ja) * 2011-03-09 2012-10-18 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6108837B2 (ja) 画像加熱装置
US9274467B2 (en) Image heating apparatus
JP2002083676A (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JP3913069B2 (ja) 加熱装置
JP2006293079A (ja) 像加熱装置
JP2007108213A (ja) 定着装置
JP2001005315A (ja) 像加熱装置とこれに用いる発熱ローラおよび画像形成装置
JP2002056960A (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JP2003208055A (ja) 像加熱装置及びこの装置に用いられる弾性ローラ
JP5800688B2 (ja) 像加熱装置
JP4994107B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP4760688B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2002296936A (ja) 電磁加熱を有する定着システム
JP2003270998A (ja) 像加熱装置
JPH0926719A (ja) 像加熱装置
JP4222739B2 (ja) 加熱装置、定着装置および画像形成装置
JP2011039397A (ja) 画像加熱装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2008203311A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5266640B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2005148350A (ja) 誘導加熱定着装置
JP2000214713A (ja) 定着ロ―ラ、定着装置及び画像形成装置
JPH09101693A (ja) 加熱装置および画像形成装置
JP2006126410A (ja) 加熱装置、定着装置および画像形成装置
JP2001126856A (ja) 誘導加熱装置及び画像形成装置
JPH10171279A (ja) 画像加熱定着装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20100511