JP2008203305A - 現像装置 - Google Patents

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JP2008203305A JP2007035949A JP2007035949A JP2008203305A JP 2008203305 A JP2008203305 A JP 2008203305A JP 2007035949 A JP2007035949 A JP 2007035949A JP 2007035949 A JP2007035949 A JP 2007035949A JP 2008203305 A JP2008203305 A JP 2008203305A
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Abstract

【課題】トナーコンテナと現像器との間に補給用トナーの搬送経路を設けたものでありながら、補給用トナーの過補給の発生を抑制することができる現像装置を提供する。
【解決手段】トナー搬送経路24内での補給用トナーのトナー残存量が記憶部37に記憶され、トナー濃度センサ34によって検出された現在トナー濃度検出値と予め定められたトナー基準濃度との差に基づいて現像器21内のトナー濃度がトナー基準濃度に達するまでに必要な総トナー補給量とその総トナー補給量からトナー残存量を減じた仮トナー基準濃度とが制御回路35によって算出され、トナー濃度センサ34が仮トナー基準濃度を検出したときには制御回路35によってトナー搬送経路24への補給用トナーの供給が停止され、トナー濃度センサ34がトナー基準濃度を検出したときには制御回路35によって現像器21へのトナー補給が停止される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複写機・プリンタ・ファクシミリ、或いはこれらを機能的に複合した複合機等の画像形成装置に用いられる現像装置に関する。
一般に、電子写真方式や静電記録方式を採用した複写機・プリンタ・ファクシミリやこれらを機能的に複合した複合機等の画像形成装置に用いられる現像装置には、非磁性トナーまたは磁性トナーのみからなる一成分現像剤、もしくは、非磁性トナーとキャリアとからなる二成分現像剤が用いられている。
特に、電子写真方式を採用したフルカラー画像やマルチカラー画像を形成するカラー画像形成装置では、画像の色味などの観点から、ほとんどの現像装置が、二成分現像剤を使用している。
周知のように、この二成分現像剤のトナー濃度(キャリアおよびトナーの合計重量に対するトナー重量の割合)は、画像品質を安定化させる上で極めて重要な要素になっている。
二成分現像剤中のトナーは現像(画像形成処理)によって消費されるので、二成分現像剤のトナー濃度は現像を行うにつれて減少するため、適時トナー濃度の制御もしくは画像濃度の制御を行うことで画像品質を安定化する必要がある。
そこで、現像器内の二成分現像剤のトナー濃度をトナー濃度センサによって監視し、その濃度変化に応じて二成分現像剤のトナー濃度が常に一定になるようにトナー補給を制御するセンサ出力値制御や、原稿等の画像データの印字率(原稿画像濃度)を検出して、その印字率に応じてトナー補給を制御する印字率制御が行われている(例えば、特許文献1参照)。
従来のセンサ出力値制御の方式としては、例えば、透磁率センサ方式が知られている。透磁率センサ方式では、トナーと磁性キャリアとからなる二成分現像剤の透磁率がそのトナー濃度に応じて変化することを利用し、透磁率センサによって現像器内での二成分現像剤の透磁率を検出し、その検出結果に基づいて透磁率が所定の濃度となるようにトナー補給槽からトナーを補給することにより、トナー濃度を一定に保持するようにしている。この方式では、現像器内での二成分現像剤のトナー濃度を直接検出するために、二成分現像剤のトナー濃度を一定に保つことが可能である。
一方、従来の印字率制御の方式としては、原稿画像の濃度情報(画像面積、黒べた率)をビデオカウント数に変換し、この値からトナー消費量を予測してトナー濃度の初期設定をすることでトナー補給を制御するビデオカウンタ方式や、感光体上に形成した画像濃度制御用のパッチ画像の静電潜像を現像器で現像し、その現像されたパッチ画像の濃度を画像濃度センサにより検出し、そのパッチ画像濃度に応じてトナー補給を制御するパッチ検方式等がある。
尚、これら各トナー補給制御の方式の両方を組み合わせて採用することも考えられる。即ち、図7に示すように、電源投入時の画像出力可能になるまでの安定回転時及びトナーローやエンプティー時のトナー補給においては、現像器内のトナー濃度をトナー濃度センサにより監視し、トナー濃度が基準値に対し低いと検出したらトナー補給を開始し、トナー濃度が基準値に対し高いと検出したら補給停止するセンサ出力値制御を行い、画像出力中においては、現像器内のトナー濃度が基準値を下回ったとトナー濃度センサが検出した時に、出力画像の印字率からトナー消費量を算出し、印字率に応じたトナーを補給する印字率制御を行うことも考えられる。
一方、画像形成装置における現像装置において、例えば、図6に示すように、複数の現像器1を並列的に配置したタンデム方式のカラープリンタ2の場合、無端状の搬送ベルト3の上方に各現像器1を配置し、搬送ベルト3の回動移動によって搬送過程にある転写紙(図示せず)の上面にトナーを転写するものが主流であった(例えば、特許文献2参照)。
この際、各現像器1は、搬送ベルト3の直上に配置された感光体4と接触する略対面位置に配置された現像ローラ5と、現像ローラ5の上方に配置された磁気ローラ6と、現像ローラ6の上方に並列配置された2つの攪拌ローラ7,8とで現像器1を構成すると共に、この現像器1の上方に配置されて現像器1に補給用トナーを供給するトナーコンテナ9を備えている。
しかしながら、このような現像器1にあっては、現像ローラ5が下方に位置し且つその上方に磁気ローラ6が位置する下向き構造を採用しているため、一成分現像ニップ位置での飛散したトナーが現像器1の外へ漏れる虞があった。
また、磁気ローラ6の現像剤分離位置(0ガウス位置)が磁気ローラ6の軸芯水平位置よりも上方側に位置し、その更に上方に攪拌ローラ7,8が位置しているため、現像剤分離位置で現像剤が重力により上から覆い被さってしまい、磁気ローラ6上の現像剤の分離が不十分となり、現像剤の入れ換わり不良が発生し、現像ローラ5の表面への均一なトナー薄層の形成ができ難い虞があった。
さらに、磁気ローラ6と攪拌ローラ7,8との間で現像剤が滞留してしまい、回収しきれなかった現像剤が重力によって下方へと流れ出し、現像器1の外部へと漏れる虞もあった。
そこで、このような下向きの現像器1におけるこれら問題の改善策として、下方に攪拌ローラが位置し、その上方に磁気ローラ及び現像ローラが位置する上向き現像方式を採用した現像装置が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
この際、上述したようなカラープリンタ1に上向きの現像器1を配置した場合、転写紙搬送経路の設計の容易化やカラープリンタ1の大型化を防止する等の観点から、トナーコンテナ9は搬送ベルト3の上方に、現像器1は搬送ベルト3の下方に配置するのが好ましい。
従って、トナーコンテナ9から現像器1への補給用トナーの供給にあっては、搬送ベルト3を避ける位置で上下を含む搬送経路をトナーコンテナ9と現像器1との間に構成することが必要となる(例えば、特許文献4参照)。
また、このような搬送経路は、複数の現像器1を配置したタンデム式のカラープリンター1の場合、例えば、トナーコンテナ9に設けたトナー供給のための駆動モータ等を共用すると共に、そのトナーコンテナ9と供給した駆動モータを各現像器1で供給することによって駆動系部品コストの削減並びに省スペース化を実現することができる。
特開2000−214672号公報 特開2005−141108号公報 特開2006−231707号公報 特開平04−204870号公報
ところが、上述した上向きに現像器を配置すると共にトナーコンテナと複数の現像器とを搬送経路で連通した場合、特に、その駆動系を各現像器で共有した場合には、従来のトナー濃度センサを用いたセンサ出力値制御方式では、搬送経路内に補給用トナーが残存していると、その搬送経路と連通した現像器とは異なる現像器へのトナー補給時にトナー補給の必要のない現像器へも残存したトナーが同時に補給されてしまい、過補給となってしまうという問題が生じていた。
そこで、本発明は、上記事情を考慮し、トナーコンテナと現像器との間に補給用トナーの搬送経路を設けたものでありながら、補給用トナーの過補給の発生を抑制することができる現像装置を提供することを目的とする。
本発明の現像装置は、補給用トナーを収納したトナーコンテナと、感光体にトナーを供給する現像器と、前記トナーコンテナから前記現像器へと前記補給用トナーを搬送するトナー搬送経路と、前記現像器内のトナー濃度を検出するトナー濃度センサとを備えた現像装置において、前記補給用トナーの補給開始時点を基準として前記トナーコンテナから前記トナー搬送経路を経由して前記現像器への到達時点までの所要時間内に前記トナー搬送経路内で搬送過程にある前記補給用トナーのトナー残存量を記憶する記憶手段と、前記トナー濃度センサによって検出されたトナー濃度の現在トナー濃度検出値と予め定められたトナー基準濃度との差に基づいて前記現像器内のトナー濃度が前記トナー基準濃度に達するまでに必要な総トナー補給量を算出する算出手段と、該算出手段で算出された総トナー補給量から前記記憶手段に記憶されたトナー残存量を減じることにより決定された仮トナー基準濃度を前記トナー濃度センサが検出したときに前記トナーコンテナから前記搬送経路への前記補給用トナーの供給を停止し且つ前記トナー濃度センサが前記トナー基準濃度を検出したときに前記トナー搬送路から前記現像器へのトナー補給を停止する制御手段とを備えていることを特徴とする。
この際、前記制御手段は、画像形成処理中においては画像データの印字率からトナー消費量を算出し、そのトナー消費量を総トナー補給量とすることが好ましい。
また、本発明の補給用トナー補給制御プログラムにあっては、トナーコンテナからトナー搬送経路を経由して現像器へと補給用トナーを補給するに際して、現像器内の現在トナー濃度を検出してその現像器内の現在トナー濃度検出値がトナー補給を必要とするトナー補給開始濃度であった場合に前記現像器内のトナー濃度がトナー基準濃度に達するまでに必要な総トナー補給量を算出する総トナー補給量算出ステップと、前記補給用トナーの補給開始時点を基準として前記トナーコンテナから前記トナー搬送経路を経由して前記現像器へと到達するまでの所要時間内に前記トナー搬送経路内で搬送過程にある前記補給用トナーのトナー残存量を算出したうえで前記総トナー補給量からトナー残存量を減じることで仮トナー基準濃度を算出する仮トナー基準濃度算出ステップと、前記トナーコンテナからトナー搬送経路を経由して前記現像器へと前記補給用トナーの補給を行っている過程で前記現像器内のトナー濃度が前記仮トナー基準濃度に達した時に前記トナーコンテナから前記トナー搬送経路への前記補給用トナーの供給を停止する補給用トナー供給停止ステップと、前記トナー搬送経路に残存する補給用トナーを前記現像器へと供給して前記現像器内のトナー濃度がトナー基準濃度に達した際に前記トナー搬送経路から前記現像器への前記補給用トナーのトナー補給を停止するトナー補給停止ステップと、をコンピュータに実行することを特徴とする。
本発明の現像装置は、トナーコンテナと現像器との間に補給用トナーのトナー搬送経路を設けたものでありながら、補給用トナーの過補給の発生を抑制することができる。
次に、本発明の一実施形態に係る現像装置について、画像形成装置としてのタンデム式カラープリンタに適用し、図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る現像装置を採用した画像形成装置としてのタンデム式カラープリンタの説明図、図2は本発明の一実施形態に係る現像装置を採用した画像形成装置としてのタンデム式カラープリンタの要部の概略説明図、図3は本発明の一実施形態に係る現像装置の断面図、図4は本発明の一実施形態に係る現像装置におけるトナー補給タイミングのグラフ図である。
(カラープリンタ11の全体構成)
図1に示すように、本発明の一実施形態に係るカラープリンタ11は、装置本体12の内部に、転写紙(図示せず)を収納する給紙カセット13と、常時は起立状態とされて装置本体12の側面の一部を構成すると共に必要に応じて装置本体12の側面から突出して転写紙を収納する手差トレイ14と、これら給紙カセット13又は手差トレイ14から供給された転写紙に画像形成処理を行う画像形成処理部15と、給紙カセット13又は手差トレイ14から供給された転写紙を転写紙搬送経路16で案内しつつ画像形成処理部15で画像形成処理したトナー像を転写部17で転写した後に、定着部18で定着させて装置本体12の上面として兼用する排紙トレイ12aに向けて排出する。
画像形成処理部15は、例えば、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のトナーを用いて画像形成を行うタンデム方式が採用され、これら各色の補給用トナーを収納した複数のトナーコンテナ19と、これら各色のトナーを図示を略するパーソナルコンピュータから送信された印刷データに含まれる画像データに基づいてトナー像を形成する感光体20と、感光体20にトナーを供給する現像器21と、感光体20に形成されたトナー像が転写される無端状の中間転写ベルト22とを備えている。
また、各トナーコンテナ19と各現像器21とは、中間転写ベルト22の上下に離間状態で配置されていることから、図2に示すように、スパイラル(スクリュー)23を備えたトナー搬送経路24を介して連通され、これによりトナーコンテナ19内の補給用トナーが現像器21に供給される。
尚、スパイラル23は、各トナーコンテナ19に対応して設けられており、同軸上で回転すると共に、一つの駆動モータで共有して同時回転する。また、この駆動モータは、トナーコンテナ19内の補給用トナーをトナーコンテナ19内で攪拌・搬送するための駆動系を駆動させる駆動モータで共有することも可能である。
各現像器21は、基本的に同一構成のものが中間転写ベルト22の下方に回動移動方向に沿って隣接配置されている。また、図3に示すように、ドラム状の感光体20の周囲には、回転方向(矢印参照)に沿って、帯電器25、露光器26、現像器21、中間転写ベルト22、クリーニング器27、除電器28が配置されている。
さらに、現像器21は、ケーシング29、一対の攪拌ローラ30,31、磁気ローラ32、現像ローラ33、トナー濃度センサ34を備え、算出手段及び制御手段としての制御回路(CPU)35、上述したスパイラル23の回転用の駆動モータを含むトナー補給モータ36、制御回路35で実行される画像形成処理等のための各種制御プログラムを含む本発明のトナー補給制御プログラムを格納した記憶手段としての記憶部(ROM)37、トナーコンテナ19に設けられてトナー搬送経路24への補給用トナーの供給・供給停止を実行するシャッタ38とで本発明の現像装置を構成している。
尚、制御回路35と記憶部37とは、画像形成処理等に関する各種制御プログラムを実行するマイクロコンピュータとして機能する。
各感光体20は、その表面に露光器26から出射されたレーザービームに基づいて各色のトナー像を担持して中間転写ベルト22にトナー像を転写するためのものであり、現像器21と共に中間転写ベルト22の下方に配置されている。
中間転写ベルト22は、装置本体12内で水平方向に延びて配置された無端ベルトであり、画像形成動作に伴って循環駆動される。中間転写ベルト22上に転写されたトナー像は、給紙カセット13又は手差トレイ14から転写紙搬送経路16を通って搬送されてきた転写紙に対し転写部17で転写する。
各攪拌ローラ30,31は、軸の外周部にスパイラル状の羽根(図示せず)が形成された形状の部材であり、ケーシング29内の底部に互いに平行に配置されている。また、攪拌ローラ30,31は、画像形成動作に伴って回転駆動されることで、ケーシング29の仕切壁29aを介して現像剤をケーシング29内で循環搬送することができる。
磁気ローラ32は、表面に現像剤が供給され得る筒状のスリーブの内周側に、周方向の所定位置に汲み上げ極と引き剥がし極と無磁極領域を有している。尚、汲み上げ極は現像剤を磁気ローラ32の表面に汲み上げるための磁極であり、引き剥がし極は現像剤を磁気ローラ32の表面から引き剥がすための磁極である。各汲み上げ極、引き剥がし極、無磁極領域は、回転方向に沿ってこの順で互いに隣接して並んで配置されている。
現像ローラ33は、磁気ローラ32に近接して配置されると共に感光体20に近接して配置されている。また、現像ローラ33は、図示を略するローラ接離機構によって感光体20に対して接近・退避可能となっている。さらに、現像ローラ33は、画像形成動作に伴って回転駆動され、磁気ローラ32の表面上の現像剤からトナーを汲み上げることができる。また、現像ローラ33には、軸方向両端部にギャップコロ(図示せず)が装着されるとともに、感光体20側に付勢力を付与する付勢機構(図示せず)が設けられている。これにより、現像器21が装置本体12に装着されると、ギャップコロが感光体20の軸方向両端部に当接して、感光体20と現像ローラ33との間の距離が一定に保たれる。
トナー濃度センサ34は、ケーシング29内のトナー濃度に関する検出値を制御回路35に出力する。
制御回路35は、トナー濃度センサ34から出力されたケーシング29内のトナー濃度に関する検出値を監視する。具体的に、制御回路35は、図4に示すように、トナー濃度センサ34による補給用トナーの補給開始濃度に対応する検出値V1、トナー濃度センサ34による補給用トナーの補給停止濃度(トナー基準濃度)に対応する検出値V3、この検出値V1と検出値V3との間に位置する検出値V2を監視し、その検出値に応じて記憶部37に記憶された所要時間T並びに総トナー補給量Qを考慮してシャッタ38の開閉並びにトナー補給モータ36の駆動を制御する。
この際、検出値V1は、ケーシング29の容量や画像形成処理速度等によって決定される他、上述した印字率制御と併用した補給量(補給タイミングを含む)等を考慮して決定される。検出値V3はケーシング29内のトナー容量が過補給状態とならない範囲で決定される。検出値V2は、検出値V3となった際のトナー濃度(総トナー補給量Q)から補給用トナーの補給開始時点(検出値V1)を基準としてトナーコンテナ19からトナー搬送経路24を経由して現像器21へ到達する時点までの所要時間内Tにトナー搬送経路24内に残存するトナー残存量qを減じることにより求められる仮トナー基準濃度を算出することにより決定する。
記憶部37には、上述した画像形成処理に係わるプログラムの他、トナー搬送経路24の内径や長さ、並びにスパイラル23のスパイラルピッチや回転速度等を考慮して設定されたトナー搬送経路24を通過する際の補給用トナーの所要時間Tやトナー搬送経路24内に残存するトナー残存量q等を記憶している。
次に、制御回路35による具遺体的なトナー補給制御例(センサ出力値制御)を図5のフロー図を参照しつつ説明する。
(ステップS1)
ステップS1では、トナー濃度センサ34からの現像器21内の現在トナー濃度検出値を取得してステップS2へと移行する。
(ステップS2)
ステップS2では、ステップS1で取得した現在トナー濃度検出値がトナー補給を必要とするトナー補給開始濃度である検出値V1であるか否かが監視され、検出値V1に達した場合にはステップS3へと移行し、検出値V1に達していない場合にはステップS1へとループして現在トナー濃度検出値を引き続き監視する。
(ステップS3)
ステップS3では、トナー濃度センサ34が検出値V1に達したため、現像器19内のトナー濃度がトナー基準濃度(検出値V3)に達するまでに必要な総トナー補給量Qを算出すると共に、総トナー補給量Qからトナー残存量qを減じることにより求められる仮トナー基準濃度から検出値V2を算出してステップS4へと移行する。
(ステップS4)
ステップS4では、制御回路35によりシャッタ38を開放してトナーコンテナ19からトナー搬送経路24へと補給用トナーの供給を開始すると同時にトナー補給用モータ36を駆動させて現像器21への補給用トナーの補給を開始してステップS5へと移行する。
(ステップS5)
ステップS5では、現像器21への補給用トナーのトナー補給に伴って現像器21内のトナーが増加するため、トナー濃度センサ34からの現像器21内の現在トナー濃度検出値を取得し、その現在トナー濃度検出値が検出値V2に達したか否かが監視され、検出値V2に達した場合にはステップS6へと移行し、検出値V2に達していない場合にはステップS3へとループする。尚、ここでは、検出値V2の補正を含めてステップS3へとループしたが、検出値V2に達していない場合には、ステップS3へとループせずにステップS4へとループするのでも良い。
(ステップS6)
ステップS6では、検出値V2を検出したことに伴い、シャッタ38を閉じてトナーコンテナ19からトナー搬送経路24への補給用トナーの供給を停止(トナー補給用モータ36の駆動継続)してステップS7へと移行する。
(ステップS7)
ステップS7では、シャッタ38を閉じた後のトナー搬送経路24からのトナー補給に伴い、トナー濃度センサ34からの現像器21内の現在トナー濃度検出値を取得し、その現在トナー濃度検出値が検出値V3に達したか否かが監視され、検出値V3に達した場合にはステップS8へと移行し、検出値V3に達していない場合にはステップS6へとループして引き続きトナー補給用モータ36を駆動させてトナー補給を継続する。
(ステップS8)
ステップS8では、検出値V3を検出したことに伴い、トナー補給モータ36の駆動を停止してトナー補給ルーチンを終了する。
これにより、例えば、ブラック(K)のトナーを頻繁に使用し、カラーのトナーは頻繁に使用されないなどのプリンタ使用環境において、カラー画像形成処理を行ったためにカラーのトナー(例えば、イエロー(Y))の補給を行った後、ブラック(K)のトナー補給を行った場合等、前に補給を行ったトナーがトナー搬送経路24内に残存していることが無いため、今回の補給の際にスパイラル23が駆動しても、ブラック(K)のトナーのみが現像器21内に補給されることとなり、過補給を防止することができる。
ところで、上記実施の形態では、例えば、電源投入時の安定回転時及びトナーローやエンプティー検出時のトナー補給の際のセンサ出力値制御で説明したが、画像形成処理中においては、画像データの印字率からトナー消費量を制御回路部35で算出し、そのトナー消費量を総トナー補給量Qとすることによって、トナー搬送経路24内での補給用トナーの残存を抑制することができる。
このように、本発明の現像装置にあっては、トナー搬送経路24内に残存するトナー量を考慮して、このトナー搬送経路24内の補給用トナーが残存しないようにトナーコンテナ19からトナー搬送経路24への補給用トナーの供給量が制御されると共にトナー搬送経路24からのトナー供給のためのトナー補給モータ36の駆動が制御されることにより、トナーコンテナ19と現像器21との間に補給用トナーのトナー搬送経路24を設けたものでありながら、補給用トナーの過補給の発生を抑制することができる。
尚、上記実施の形態では、本発明の現像装置をカラープリンタ1に適用して説明したが、例えば、複写機や複合機のように、画像形成装置全般に適用することができることは勿論である。
また、上記実施の形態では、シャッタ38の開閉によってトナーコンテナ19からトナー搬送経路24への補給用トナーの供給開始・停止を行う旨で説明したが、例えば、補給ローラの回転開始・停止によって補給用トナーの供給開始・停止を行う等、上記実施の形態に限定されるものではない。
本発明の一実施形態に係る現像装置を採用した画像形成装置としてのタンデム式カラープリンタの説明図である。 本発明の一実施形態に係る現像装置を採用した画像形成装置としてのタンデム式カラープリンタの要部の概略説明図である。 本発明の一実施形態に係る現像装置の断面図である。 本発明の一実施形態に係る現像装置におけるトナー補給タイミングのグラフ図である。 本発明の一実施形態に係る現像装置におけるトナー補給制御例のフロー図である。 従来の下向き現像装置を備えた画像形成装置の説明図である。 トナー濃度センサを用いたトナー補給制御方式のタイミングの説明図である。
符号の説明
11…カラープリンタ(画像形成装置)
19…トナーコンテナ
21…現像器
24…トナー搬送経路
34…トナー濃度センサ
35…制御回路(算出手段・制御手段)
37…記憶部(記憶手段)

Claims (3)

  1. 補給用トナーを収納したトナーコンテナと、感光体にトナーを供給する現像器と、前記トナーコンテナから前記現像器へと前記補給用トナーを搬送するトナー搬送経路と、前記現像器内のトナー濃度を検出するトナー濃度センサとを備えた現像装置において、
    前記補給用トナーの補給開始時点を基準として前記トナーコンテナから前記トナー搬送経路を経由して前記現像器への到達時点までの所要時間内に前記トナー搬送経路内で搬送過程にある前記補給用トナーのトナー残存量を記憶する記憶手段と、前記トナー濃度センサによって検出されたトナー濃度の現在トナー濃度検出値と予め定められたトナー基準濃度との差に基づいて前記現像器内のトナー濃度が前記トナー基準濃度に達するまでに必要な総トナー補給量を算出する算出手段と、該算出手段で算出された総トナー補給量から記記憶手段に記憶されたトナー残存量を減じることにより決定された仮トナー基準濃度を前記トナー濃度センサが検出したときに前記トナーコンテナから前記搬送経路への前記補給用トナーの供給を停止し且つ前記トナー濃度センサが前記トナー基準濃度を検出したときに前記トナー搬送路から前記現像器へのトナー補給を停止する制御手段とを備えていることを特徴とする現像装置。
  2. 前記制御手段は、画像形成処理中においては画像データの印字率からトナー消費量を算出し、そのトナー消費量を総トナー補給量とすることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. トナーコンテナからトナー搬送経路を経由して現像器へと補給用トナーを補給するに際して、
    現像器内の現在トナー濃度を検出してその現像器内の現在トナー濃度検出値がトナー補給を必要とするトナー補給開始濃度であった場合に前記現像器内のトナー濃度がトナー基準濃度に達するまでに必要な総トナー補給量を算出する総トナー補給量算出ステップと、
    前記補給用トナーの補給開始時点を基準として前記トナーコンテナから前記トナー搬送経路を経由して前記現像器へと到達するまでの所要時間内に前記トナー搬送経路内で搬送過程にある前記補給用トナーのトナー残存量を算出したうえで前記総トナー補給量からトナー残存量を減じることで仮トナー基準濃度を算出する仮トナー基準濃度算出ステップと、
    前記トナーコンテナからトナー搬送経路を経由して前記現像器へと前記補給用トナーの補給を行っている過程で前記現像器内のトナー濃度が前記仮トナー基準濃度に達した時に前記トナーコンテナから前記トナー搬送経路への前記補給用トナーの供給を停止する補給用トナー供給停止ステップと、
    前記トナー搬送経路に残存する補給用トナーを前記現像器へと供給して前記現像器内のトナー濃度がトナー基準濃度に達した際に前記トナー搬送経路から前記現像器への前記補給用トナーのトナー補給を停止するトナー補給停止ステップと、
    をコンピュータに実行することを特徴とする補給用トナー補給制御プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016075813A (ja) * 2014-10-07 2016-05-12 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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