JP2008203222A - 電波源の位置推定方法、位置推定システム及び位置推定プログラム - Google Patents

電波源の位置推定方法、位置推定システム及び位置推定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】従来の電波源の位置推定システムは、センタ局が内部のメモリに受信したすべての到来方向検知情報を一旦蓄積した後、一定時間経過後、読み出す構成であるため、必要以上にメモリの蓄積時間が多くなる場合が多々発生し、リアルタイム性に欠ける。
【解決手段】センタ局12は、受信した全ての到来方向検知情報13の中から最も到着時刻の遅い到着時刻を到着時間検出手段15で検出する。読み出しタイミング生成手段16は、検出した到着時刻に、読み出しに必要な固定値を加算した時刻を読み出しタイミング時刻とする読み出しタイミング情報を生成する。読み出し手段17は、読み出しタイミング情報が示す読み出し時刻でメモリ14の読み出しを開始し、蓄積されているすべての到来方向検知情報13を読み出す。これにより、メモリ14の到来方向検知情報の蓄積時間を最小にすることができ、電波源の推定位置の表示のリアルタイム性を向上できる。
【選択図】図1

Description

本発明は電波源の位置推定方法、位置推定システム及び位置推定プログラムに係り、特に電波を発する無線局の位置を推定する電波源の位置推定方法、位置推定システム及び位置推定プログラムに関する。
図3(A)は従来の電波源の位置推定システムの一例のシステム構成図、図3(B)は同図(A)のタイミングチャートを示す。同図(A)において、センサ局1A、1B、1Cは、存在位置が未知の無線局4が発射した電波をそれぞれ検知し、その検知した電波の到来方向を示す到来方向検知情報3A、3B、3Cをそれぞれ通信回線を介してセンタ局2へ通知する。
ここで、センサ局1Aが検知した電波の到来方向の方位が180°であり、センサ局1Bが検知した電波の到来方向の方位が45°であり、センサ局1Cが検知した電波の到来方向の方位が310°であるものとすると、センタ局2は、センサ局1A、1B、1Cからの到来方向検知情報3A、3B、3Cに基づいて、図3(A)に示すように画面5にそれらの3つの到来方向が交わる位置を無線局4の位置として特定する表示を行う。なお、上記の方位は真北を0°とする。
ここで、センサ局1A、1B、1Cが無線局4が発射した電波をたとえ同一の時刻でそれぞれ同時に検知して到来方向検知情報3A、3B、3Cを送出したとしても、センサ局1A、1B、1Cの立地条件によるセンタ局2との間の距離差や通信手段・伝送媒体の差による伝送時間の差異により、図3(B)に矢印の長さで模式的に示すように、センタ局2への到来方向検知情報3A、3B、3Cの到達時間に差が生じる。
そのため、センタ局2では、センサ局1A、1B、1Cから受信した到来方向検知情報3A、3B、3Cを、遅延時間の大小に拘らず、図3(B)に示すようにメモリ6に一旦蓄積した後、一定時間経過後、順に全センサ局分の到来方向検知情報を一斉にメモリ6から読み出し、図3(A)の画面5に示すように組み合わせ表示している。なお、各センサ局3A〜3Cとセンタ局2は、時刻同期が確立されているものとしている。
また、従来、未知の位置にある無線電波を発する電波源である無線局を特定する電波源の位置推定システムとして、電波源が発射した電波を受信し、基準時刻から所定時間内の受信信号波形を実部と虚部とに分解し、各部をフーリエ変換することによって作成した複素周波数成分をセンタ局へ送信する複数のセンサ局と、これら複数のセンサ局から受信した複素周波数成分間の複素共役積を算定し、この複素共役積の位相回転量と周波数との関係から算定した各センサ局間の到達時間差に基づき、電波源の位置を検出するセンタ局とから構成された電波源の位置推定システムも知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−040120号公報
しかるに、図3に示した従来の電波源の位置推定システムは、センタ局2への到来方向検知情報3A、3B、3Cの到達時間の差を補正するため、センタ局2が内部のメモリ6に受信したすべての到来方向検知情報3A、3B、3Cを一旦蓄積した後、一定時間経過後、順に全センサ局分の到来方向検知情報を一斉にメモリ6から読み出す構成であるため、メモリ6の読み出しまでに要する上記の一定時間は、電波源の特定のためのすべてのセンサ局からの到来方向検知情報の到達時間のうち最も遅いと想定される到達時間よりも長くする必要があるため、必要以上にメモリ6の蓄積時間が多くなる場合が多々発生し、リアルタイム性に欠けるという課題がある。
また、特許文献1に記載の従来の電波源の位置推定システムは、センサ局内での位置探知精度(測定能力)向上の技術に関するものであり、センサ局とセンタ局とを含めた電波源の位置推定システムでの測定結果表示精度を向上することはできない。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、センタ局での測定結果表示のリアルタイム性を向上し得る電波源の位置推定方法、位置推定システム及び位置推定プログラムを提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、センタ局でのセンサ局からの到来方向検知情報を蓄積するメモリの容量を低減し得る電波源の位置推定方法、位置推定システム及び位置推定プログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、第1の発明は、位置が未知の電波源が発射する電波を受信し、その受信電波の到来方向を検知して到来方向検知情報を生成する複数のセンサ局からそれぞれ送信された到来方向検知情報をセンタ局が受信し、受信した複数の到来方向検知情報に基づいて電波源の位置を推定する電波源の位置推定方法において、センタ局は、複数のセンサ局から送信された到来方向検知情報を受信してメモリに蓄積すると共に、到来方向検知情報の受信時刻である到着時刻を監視し、一番遅い到着時刻に、メモリの読み出しに要する固定時間を加算した時間タイミングでメモリから複数のセンサ局からの到来方向検知情報を読み出すことを特徴とする。
この発明では、センタ局のメモリに蓄積した複数のセンサ局から送信された到来方向検知情報を、複数の到来方向検知情報のセンタ局への各到着時刻のうち、最も遅い到着時刻を基準にして読み出すようにしたため、到着時刻に関係なく常にメモリに全ての到来方向検知情報を蓄積してから、一定時間経過後にメモリから到来方向検知情報を読み出す方法に比べて、立地条件等による各センサ局とセンタ局間の伝送遅延差により生じる到来方向検知情報の到着時間差を吸収するためのメモリでの蓄積時間を最小化することができる。
また、上記の目的を達成するため、第2の発明は、位置が未知の電波源が発射する電波を受信し、その受信電波の到来方向を検知して到来方向検知情報を生成する複数のセンサ局からそれぞれ送信された到来方向検知情報をセンタ局が受信し、受信した複数の到来方向検知情報に基づいて電波源の位置を推定する電波源の位置推定方法において、
複数のセンサ局のそれぞれから送信された到来方向検知情報を受信してメモリに蓄積する第1のステップと、メモリに蓄積する複数のセンサ局のそれぞれから送信された到来方向検知情報のうち、センタ局への到着時刻が最も遅い到来方向検知情報の到着時刻を検出する第2のステップと、第2のステップで検出した最も遅い到来方向検知情報の到着時刻に、メモリの読み出しに要する固定時間を加算した時刻を読み出しタイミング時刻とする読み出しタイミング情報を生成する第3のステップと、読み出しタイミング情報に基づいて、メモリから複数のセンサ局からの到来方向検知情報を読み出す第4のステップと、メモリから読み出された複数のセンサ局からの到来方向検知情報に基づいて、複数のセンサ局の電波到来方向を同時に表示して電波源の推定位置を表示する第5のステップとを含むことを特徴とする。
この発明では、センタ局のメモリに蓄積した複数のセンサ局から送信された到来方向検知情報を、複数の到来方向検知情報のセンタ局への各到着時刻のうち、最も遅い到着時刻に、メモリの読み出しに要する固定時間を加算した時刻を読み出しタイミング時刻として読み出すようにしたため、立地条件等による各センサ局とセンタ局間の伝送遅延差により生じる到来方向検知情報の到着時間差を吸収するためのメモリでの蓄積時間を最小化することができる。
また、上記の目的を達成するため、第3の発明は、位置が未知の電波源が発射する電波を受信し、その受信電波の到来方向を検知して到来方向検知情報を生成して送信する複数のセンサ局と、複数のセンサ局からそれぞれ送信された到来方向検知情報を受信してメモリに蓄積すると共に、到来方向検知情報の受信時刻である到着時刻を監視し、一番遅い到着時刻に、メモリの読み出しに要する固定時間を加算した時間タイミングでメモリから複数のセンサ局からの到来方向検知情報を読み出して、複数の到来方向検知情報を同時に表示することで電源源の推定位置を表示するセンタ局とを有することを特徴とする。
この発明では、センタ局においてメモリに蓄積した複数のセンサ局から送信された到来方向検知情報を、複数の到来方向検知情報のセンタ局への各到着時刻のうち、最も遅い到着時刻に、メモリの読み出しに要する固定時間を加算した時刻を読み出しタイミング時刻としてメモリから読み出すようにしたため、メモリでの蓄積時間を最小化することができる。
また、上記の目的を達成するため、第4の発明は、位置が未知の電波源が発射する電波を受信し、その受信電波の到来方向を検知して到来方向検知情報を生成して送信する複数のセンサ局と、複数のセンサ局からそれぞれ送信された到来方向検知情報を同時に表示することで電源源の推定位置を表示するセンタ局とよりなる電波源の位置推定システムであって、センタ局は、
複数のセンサ局のそれぞれから送信された到来方向検知情報を受信してメモリに蓄積する蓄積手段と、メモリに蓄積する複数のセンサ局のそれぞれから送信された到来方向検知情報のうち、センタ局への到着時刻が最も遅い到来方向検知情報の到着時刻を検出する到着時刻検出手段と、到着時刻検出手段で検出した最も遅い到来方向検知情報の到着時刻に、メモリの読み出しに要する固定時間を加算した時刻を読み出しタイミング時刻とする読み出しタイミング情報を生成する読み出しタイミング生成手段と、読み出しタイミング情報に基づいて、メモリから複数のセンサ局からの到来方向検知情報を読み出す読み出し手段と、メモリから読み出された複数のセンサ局からの到来方向検知情報に基づいて、複数のセンサ局の電波到来方向を同時に表示して電波源の推定位置を表示する表示手段とを有することを特徴とする。
この発明では、センタ局においてメモリに蓄積した複数のセンサ局から送信された到来方向検知情報を、複数の到来方向検知情報のセンタ局への各到着時刻のうち、最も遅い到着時刻に、メモリの読み出しに要する固定時間を加算した時刻を読み出しタイミング時刻としてメモリから読み出すようにしたため、メモリでの蓄積時間を最小化することができる。
また、上記の目的を達成するため、第5の発明は、位置が未知の電波源が発射する電波を受信し、その受信電波の到来方向を検知して到来方向検知情報を生成する複数のセンサ局からそれぞれ送信された到来方向検知情報をセンタ局が受信してメモリに蓄積し、メモリから読み出した複数の到来方向検知情報に基づいてコンピュータにより電波源の位置を推定させる電波源の位置推定プログラムにおいて、コンピュータに、複数のセンサ局から送信された到来方向検知情報の受信時刻である到着時刻を監視し、一番遅い到着時刻を検出されるステップと、検出した一番遅い到着時刻にメモリの読み出しに要する固定時間を加算した時間タイミングでメモリから複数のセンサ局からの到来方向検知情報を読み出すステップとを実行させることを特徴とする。
更に、上記の目的を達成するため、第6の発明は、位置が未知の電波源が発射する電波を受信し、その受信電波の到来方向を検知して到来方向検知情報を生成する複数のセンサ局からそれぞれ送信された到来方向検知情報をセンタ局が受信してメモリに蓄積し、メモリから読み出した複数の到来方向検知情報に基づいてコンピュータにより電波源の位置を推定させる電波源の位置推定プログラムにおいて、コンピュータを、
メモリに蓄積する複数のセンサ局のそれぞれから送信された到来方向検知情報のうち、センタ局への到着時刻が最も遅い到来方向検知情報の到着時刻を検出する到着時刻検出手段と、到着時刻検出手段で検出した最も遅い到来方向検知情報の到着時刻に、メモリの読み出しに要する固定時間を加算した時刻を読み出しタイミング時刻とする読み出しタイミング情報を生成する読み出しタイミング生成手段と、読み出しタイミング情報に基づいて、メモリから複数のセンサ局からの到来方向検知情報を読み出す読み出し手段と、メモリから読み出された複数のセンサ局からの到来方向検知情報に基づいて、複数のセンサ局の電波到来方向を同時に表示して電波源の推定位置を表示する表示手段として機能させることを特徴とする。
第5、第6の発明では、コンピュータによりセンタ局のメモリに蓄積した複数のセンサ局から送信された到来方向検知情報を、複数の到来方向検知情報のセンタ局への各到着時刻のうち、最も遅い到着時刻に、メモリの読み出しに要する固定時間を加算した時刻を読み出しタイミング時刻としてメモリから読み出すようにしたため、立地条件等による各センサ局とセンタ局間の伝送遅延差により生じる到来方向検知情報の到着時間差を吸収するためのメモリでの蓄積時間を最小化することができる。
本発明によれば、センタ局のメモリに蓄積した複数のセンサ局から送信された到来方向検知情報を、複数の到来方向検知情報のセンタ局への各到着時刻のうち、最も遅い到着時刻を基準にして読み出すことで、メモリでの蓄積時間を最小化するようにしたため、電波源の推定位置の表示のリアルタイム性を改善することができる。
また、本発明によれば、複数の到来方向検知情報のメモリの蓄積時間の最小化により、メモリの容量を最適化(削減)することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に詳細に説明する。図1(A)は本発明になる電波源の位置推定システムの一実施の形態のシステム構成図、同図(B)は同図(A)のタイミングチャートを示す。本実施の形態は、図1(A)に示すように、互いに通信回線で接続されたセンサ局11とセンタ局12とから構成されている。ここで、センサ局11は位置が未知の無線局から発射された電波の受信し、その受信電波の到来方向を示す到来方向検知情報13をセンタ局12へ送信する構成は、図3に示した従来のセンサ局と同様である。なお、図1(A)では便宜上、センサ局11は1局のみ図示しているが、実際には2局以上のセンサ局が必要とされる。
一方、センタ局12は、従来のセンタ局2とは構成が異なり、到来方向検知情報13を蓄積するためのメモリ14と、各センサ局11から送信された到来方向検知情報13の到着時間を検出し、最も遅く到着した到来方向検知情報の時刻を送出する到着時刻検出手段15と、到着時刻検出手段15からの到着時刻情報よりメモリ14からの読み出しタイミングを生成する読み出しタイミング生成手段16と、メモリ14から各センサ局分の到来方向検知情報を読み出す読み出し手段17とより構成されており、到来方向検知情報13のうち最も到着時刻の遅い時刻を基準にメモリ14から全センサ局分の到来方向検知情報を一斉に読み出すことで、メモリ14の蓄積時間を最短にするものである。
次に、図1(A)の本実施の形態の動作について、図1(B)を併せ参照して説明する。いま、図1(B)に示す3つのセンサ局11A、11B、11Cのそれぞれが、位置が未知の無線局(図示せず)が発射した電波を受信したものとすると、各センサ局11A、11B、11Cはその受信電波の真北を0°とする到来方向の方位を検出し、その検出した到来方向検知情報13A、13B、13Cをそれぞれセンタ局12へ送信する。なお、各センサ局11A、11B、11Cとセンタ局12は時刻同期が確立されているものとする。
センタ局12では、各センサ局11A、11B、11Cから受信した到来方向検知情報13A、13B、13Cをそれぞれ一旦メモリ14へ書き込み蓄積する。到着時刻検出手段15は、到来方向検知情報13A、13B、13Cに含まれる時刻情報を基に、到来方向検知情報13A、13B、13Cのうち、最も遅く到着した到来方向検知情報の時刻を検出して、その時刻情報を読み出しタイミング生成手段16へ送出する。
ここでは、図1(B)に示すように、到来方向検知情報13A、13B、13Cのうち、到来方向検知情報13Bが最も遅くセンタ局12に到着しているので、到着時刻検出手段15は、到来方向検知情報13Bの到着時刻t1を示す到着時刻情報を読み出しタイミング生成手段16へ送出する。
読み出しタイミング生成手段16は、この到来方向検知情報13Bの到着時刻t1を示す到着時刻情報を入力として受け、その到着時刻t1を基準に読み出しに必要な固定時間を加味した時刻t2をメモリ14の読み出しタイミング時刻とする読み出しタイミング情報を生成し、その読み出しタイミング情報を読み出し手段17へ出力する。
読み出し手段17は、読み出しタイミング情報を入力として受け、その読み出しタイミング情報が示す読み出し時刻t2のタイミングで、メモリ14に蓄積されている到来方向検知情報13A、13B、13Cを一斉に読み出す。従って、本実施の形態によれば、メモリ14に蓄積されている各センサ局からの到来方向検知情報は、そのうちセンタ局12へ最も遅く到着した到来方向検知情報の到着時刻に所定の固定時間を加えた時刻タイミングで常に読み出されることになり、メモリ14の到来方向検知情報の蓄積時間を最小にすることができる。
センタ局12は、センサ局11A、11B、11Cの設置位置が予め分かっており、それら各センサ局11A、11B、11Cの相対配置位置を示す画面内に、例えば、読み出し手段17によりメモリ14から読み出された到来方向検知情報13A、13B、13Cが示す電波到来方向(方位)に基づいて、そのセンサ局の電波到来方向を示す直線をそれぞれ表示し、それらの3本の直線の交点の位置を、存在が未知の無線局の位置であると推定する。
このように、本実施の形態によれば、センタ局12において、各センサ局11A、11B、11Cの到来方向検知情報13A、13B、13Cの到着時刻を監視し、その中で最も到着時刻の遅い到来方向検知情報に合わせてメモリ14から到来方向検知情報13A、13B、13Cを読み出すことで、メモリ14の到来方向検知情報の蓄積時間を最小にすることができ、その結果、存在が未知の無線局の位置であると推定される位置の表示のリアルタイム性を向上できる(推定位置の表示精度を向上できる。)。また、このことは、製造者からみると、メモリ14のメモリ容量を削減(最適化)することにつながる。
次に、本発明になる電波源の位置推定方法の一実施の形態について図2のフローチャートと共に説明する。この電波源の位置推定方法では、図1(A)に示すセンタ局12にて行われる。まず、センタ局12は各センサ局から前述した各センサ局で受信した電波の到来方向(方位)を示す到来方向検知情報13を受信してメモリ14に蓄積する(ステップS1)。このとき、到来方向検知情報13のセンタ局12での到着時刻を監視している。
続いて、センタ局12は、受信した全ての到来方向検知情報13の中から最も到着時刻の遅い到着時刻を検出し(ステップS2)、その検出した到着時刻に、読み出しに必要な固定値を加算した時刻を読み出しタイミング時刻とする読み出しタイミング情報を生成する(ステップS3)。続いて、その読み出しタイミング情報が示す読み出し時刻でメモリ14の読み出しを開始し、蓄積されているすべての到来方向検知情報13を読み出す(ステップS4)。
そして、センタ局12は、読み出された各センサ局の到来方向検知情報13に基づいて、各センサ局毎にそのセンサ局の電波到来方向を示す直線をそれぞれ表示し、それら複数本の直線の交点の位置を、存在が未知の無線局の位置であると推定表示する(ステップS5)。
これにより、メモリ14の到来方向検知情報の蓄積時間を最小にすることができ、その結果、存在が未知の無線局の位置であると推定される位置の表示のリアルタイム性を向上できる(推定位置の表示精度を向上できる。)と共に、メモリ14のメモリ容量を削減(最適化)することができる。
なお、本発明は上記の到着時刻検出手段15、読み出しタイミング生成手段16、読み出し手段17をコンピュータにより実行させるプログラムも包含するものである。
本発明の電波源の位置推定システムの一実施の形態のシステム構成図とタイミングチャートを示す図である。 本発明の電波源の位置推定方法の一実施の形態のフローチャートである。 従来の電波源の位置推定システムの一例のシステム構成図とタイミングチャートを示す図である。
符号の説明
11、11A、11B、11C センサ局
12 センタ局
13、13A、13B、13C 到来方向検知情報
14 メモリ
15 到着時刻検出手段
16 読み出しタイミング生成手段
17 読み出し手段

Claims (6)

  1. 位置が未知の電波源が発射する電波を受信し、その受信電波の到来方向を検知して到来方向検知情報を生成する複数のセンサ局からそれぞれ送信された前記到来方向検知情報をセンタ局が受信し、受信した複数の前記到来方向検知情報に基づいて前記電波源の位置を推定する電波源の位置推定方法において、
    前記センタ局は、前記複数のセンサ局から送信された前記到来方向検知情報を受信してメモリに蓄積すると共に、前記到来方向検知情報の受信時刻である到着時刻を監視し、一番遅い到着時刻に、前記メモリの読み出しに要する固定時間を加算した時間タイミングで前記メモリから前記複数のセンサ局からの前記到来方向検知情報を読み出すことを特徴とする電波源の位置推定方法。
  2. 位置が未知の電波源が発射する電波を受信し、その受信電波の到来方向を検知して到来方向検知情報を生成する複数のセンサ局からそれぞれ送信された前記到来方向検知情報をセンタ局が受信し、受信した複数の前記到来方向検知情報に基づいて前記電波源の位置を推定する電波源の位置推定方法において、
    前記複数のセンサ局のそれぞれから送信された前記到来方向検知情報を受信してメモリに蓄積する第1のステップと、
    前記メモリに蓄積する前記複数のセンサ局のそれぞれから送信された前記到来方向検知情報のうち、前記センタ局への到着時刻が最も遅い到来方向検知情報の到着時刻を検出する第2のステップと、
    前記第2のステップで検出した前記最も遅い到来方向検知情報の到着時刻に、前記メモリの読み出しに要する固定時間を加算した時刻を読み出しタイミング時刻とする読み出しタイミング情報を生成する第3のステップと、
    前記読み出しタイミング情報に基づいて、前記メモリから前記複数のセンサ局からの前記到来方向検知情報を読み出す第4のステップと、
    前記メモリから読み出された前記複数のセンサ局からの前記到来方向検知情報に基づいて、前記複数のセンサ局の電波到来方向を同時に表示して前記電波源の推定位置を表示する第5のステップと
    を含むことを特徴とする電波源の位置推定方法。
  3. 位置が未知の電波源が発射する電波を受信し、その受信電波の到来方向を検知して到来方向検知情報を生成して送信する複数のセンサ局と、
    前記複数のセンサ局からそれぞれ送信された前記到来方向検知情報を受信してメモリに蓄積すると共に、前記到来方向検知情報の受信時刻である到着時刻を監視し、一番遅い到着時刻に、前記メモリの読み出しに要する固定時間を加算した時間タイミングで前記メモリから前記複数のセンサ局からの前記到来方向検知情報を読み出して、該複数の到来方向検知情報を同時に表示することで前記電源源の推定位置を表示するセンタ局と
    を有することを特徴とする電波源の位置推定システム。
  4. 位置が未知の電波源が発射する電波を受信し、その受信電波の到来方向を検知して到来方向検知情報を生成して送信する複数のセンサ局と、
    前記複数のセンサ局からそれぞれ送信された前記到来方向検知情報を同時に表示することで前記電源源の推定位置を表示するセンタ局とよりなる電波源の位置推定システムであって、
    前記センタ局は、
    前記複数のセンサ局のそれぞれから送信された前記到来方向検知情報を受信してメモリに蓄積する蓄積手段と、
    前記メモリに蓄積する前記複数のセンサ局のそれぞれから送信された前記到来方向検知情報のうち、前記センタ局への到着時刻が最も遅い到来方向検知情報の到着時刻を検出する到着時刻検出手段と、
    前記到着時刻検出手段で検出した前記最も遅い到来方向検知情報の到着時刻に、前記メモリの読み出しに要する固定時間を加算した時刻を読み出しタイミング時刻とする読み出しタイミング情報を生成する読み出しタイミング生成手段と、
    前記読み出しタイミング情報に基づいて、前記メモリから前記複数のセンサ局からの前記到来方向検知情報を読み出す読み出し手段と、
    前記メモリから読み出された前記複数のセンサ局からの前記到来方向検知情報に基づいて、前記複数のセンサ局の電波到来方向を同時に表示して前記電波源の推定位置を表示する表示手段と
    を有することを特徴とする電波源の位置推定システム。
  5. 位置が未知の電波源が発射する電波を受信し、その受信電波の到来方向を検知して到来方向検知情報を生成する複数のセンサ局からそれぞれ送信された前記到来方向検知情報をセンタ局が受信してメモリに蓄積し、該メモリから読み出した複数の前記到来方向検知情報に基づいてコンピュータにより前記電波源の位置を推定させる電波源の位置推定プログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    前記複数のセンサ局から送信された前記到来方向検知情報の受信時刻である到着時刻を監視し、一番遅い到着時刻を検出されるステップと、
    検出した前記一番遅い到着時刻に前記メモリの読み出しに要する固定時間を加算した時間タイミングで前記メモリから前記複数のセンサ局からの前記到来方向検知情報を読み出すステップと
    を実行させることを特徴とする電波源の位置推定プログラム。
  6. 位置が未知の電波源が発射する電波を受信し、その受信電波の到来方向を検知して到来方向検知情報を生成する複数のセンサ局からそれぞれ送信された前記到来方向検知情報をセンタ局が受信してメモリに蓄積し、該メモリから読み出した複数の前記到来方向検知情報に基づいてコンピュータにより前記電波源の位置を推定させる電波源の位置推定プログラムにおいて、
    前記コンピュータを、
    前記メモリに蓄積する前記複数のセンサ局のそれぞれから送信された前記到来方向検知情報のうち、前記センタ局への到着時刻が最も遅い到来方向検知情報の到着時刻を検出する到着時刻検出手段と、
    前記到着時刻検出手段で検出した前記最も遅い到来方向検知情報の到着時刻に、前記メモリの読み出しに要する固定時間を加算した時刻を読み出しタイミング時刻とする読み出しタイミング情報を生成する読み出しタイミング生成手段と、
    前記読み出しタイミング情報に基づいて、前記メモリから前記複数のセンサ局からの前記到来方向検知情報を読み出す読み出し手段と、
    前記メモリから読み出された前記複数のセンサ局からの前記到来方向検知情報に基づいて、前記複数のセンサ局の電波到来方向を同時に表示して前記電波源の推定位置を表示する表示手段と
    して機能させることを特徴とする電波源の位置推定プログラム。
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