JP2008202485A - 内燃機関の排気熱回収装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却水の流量の適切な制御を行うことが可能な内燃機関の排気熱回収装置を提供する。
【解決手段】内燃機関の排気熱回収装置は、排気熱回収器を用いて冷却水と排気ガスとの熱交換を行うために好適に利用される。具体的には、排気熱回収装置は、排気熱回収器と、伝導ポンプと、冷却水流量制御手段と、を備える。排気熱回収器は、内燃機関の排気通路上に配設され、内部を通過する冷却水と排気ガスとの間で熱交換を行う。電動ポンプは、冷却水の循環を行う。冷却水流量制御手段は、排気ガスの温度と、排気熱回収器における冷却水の水温と、外気温度と、を基に、冷却水の流量を制御する。これにより、冷却水の流量の適切な制御を行うことができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、排気ガスと冷却水との間で熱交換を行う内燃機関の排気熱回収装置に関する。
従来から、排気ガスと冷却水との間で熱交換を行い、排気熱を回収する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、内燃機関からの排気熱を冷却水により回収する排気熱回収器において、内燃機関停止直後に電動ポンプの駆動のタイミングを所定時間遅延させる技術が記載されている。
特開平2−104952号公報
ところで、冷却水の流量が適切な流量となっていない場合には、冷却不足による冷却水の沸騰や、冷却過剰による電動ポンプの燃費の悪化を招く恐れがある。しかしながら、特許文献1には、冷却水の流量については、特に検討がされていない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、冷却水の流量の適切な制御を行うことが可能な内燃機関の排気熱回収装置を提供することを課題とする。
本発明の1つの観点では、内燃機関の排気通路上に配設され、内部を通過する冷却水と排気ガスとの間で熱交換を行う排気熱回収器と、前記冷却水の循環を行う電動ポンプと、を有する内燃機関の排気熱回収装置は、前記排気ガスの温度と、前記冷却水の水温と、外気温度と、を基に、前記冷却水の流量を制御する冷却水流量制御手段を備える。
上記の内燃機関の排気熱回収装置は、排気熱回収器を用いて冷却水と排気ガスとの熱交換を行うために好適に利用される。具体的には、排気熱回収装置は、排気熱回収器と、伝導ポンプと、冷却水流量制御手段と、を備える。前記排気熱回収器は、内燃機関の排気通路上に配設され、内部を通過する冷却水と排気ガスとの間で熱交換を行う。前記電動ポンプは、前記冷却水の循環を行う。前記冷却水流量制御手段は、例えば、ECU(Engine Control Unit)であり、前記排気ガスの温度と、前記冷却水の水温と、外気温度と、を基に、前記冷却水の流量を制御する。これにより、冷却水の沸騰や冷却水の水温低下を抑えることの可能な、冷却水の流量の適切な制御を行うことができる。
上記の内燃機関の排気熱回収装置の他の一態様では、前記冷却水流量制御手段は、前記冷却水が加温中の状態にある場合には、前記排気ガスの温度と、前記冷却水の水温と、前記外気温度と、を基に、前記排気熱回収器で前記冷却水により回収される熱量が最大となる最適流量を求め、前記冷却水の流量を前記最適流量に調整する。これにより、排気熱を効率的に回収することができ、燃費の悪化を防ぐことができる。
上記の内燃機関の排気熱回収装置の他の一態様では、前記冷却水流量制御手段は、ソーク中において、前記排気ガスの温度と、前記外気温度と、を基に、前記排気熱回収器における前記冷却水の水温を求め、求められた前記冷却水の水温を基に、前記冷却水の流量を制御する。これにより、ソーク中において、排気熱回収器における冷却水の沸騰を抑制することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。
[冷却系システムの構成]
図1は、本発明の実施形態に係る排気熱回収装置が適用された冷却系システム100の概略構成を示す図である。なお、図1においては、実線矢印が冷却水の流れを示し、破線矢印が信号の入出力を示している。また、太線で表した実線は、冷却水が流れる通路(冷却水通路)を示している。
本実施形態に係る冷却系システム100は、冷却水を用いてエンジン1の冷却を行うと共に、この冷却水と排気ガスとの間で熱交換を行うことによって排気熱を回収し、エンジン1の暖機やヒータの熱源に利用するシステムである。この場合、冷却水は、冷却水通路7a、7b、7cを通過することによって、エンジン1の冷却及び暖機などを行う。冷却水通路7a上には排気熱回収器2が設けられており、冷却水通路7b上にはラジエータ3が設けられており、冷却水通路7c上には電動ポンプ5が設けられている。なお、以下では、冷却水通路7a〜7cを区別しない場合には、単に冷却水通路7として用いるものとする。
エンジン(内燃機関)1は、供給される燃料と空気との混合気を燃焼させることによって動力を発生する装置である。例えば、エンジン1は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどによって構成される。また、エンジン1は、ハイブリッド車両などに搭載される。
排気熱回収器2は、エンジン1からの排気ガスが通過する排気通路(不図示)上に設けられている。排気熱回収器2は、内部に冷却水が通過し、この冷却水と排気ガスの間で熱交換を行うことによって、排気熱を回収する。
ラジエータ3では、その内部を通過する冷却水が外気によって冷却される。この場合、電動ファン(不図示)の回転により導入された風によって、ラジエータ3内の冷却水の冷却が促進される。また、電動ポンプ(以下、「電動WP」と呼ぶ。)5は、電動式のモータを備えて構成され、このモータの駆動により冷却水を冷却水通路7内で循環させる。具体的には、電動WP5は、バッテリから電力が供給され、ECU50から供給される制御信号S5によって回転数などが制御される。
サーモスタット4は、冷却水の水温に応じて開閉する弁によって構成される。基本的には、サーモスタット4は、冷却水の水温が高温となったときに開弁する。この場合、サーモスタット4を介して冷却水通路7bと冷却水通路7cとが接続され、冷却水はラジエータ3を通過することとなる。これにより、冷却水が冷却され、エンジン1のオーバーヒートが抑制される。これに対して、冷却水の水温が比較的低温である場合には、サーモスタット4は閉弁している。この場合には、冷却水はラジエータ3を通過しない。これにより、冷却水の水温低下が抑制されるため、エンジン1のオーバークールが抑制される。
ここで、排気熱回収器2の一例について、図2を参照して具体的に説明する。図2は、排気熱回収器2の概略構成を示す図である。図2は、主に、上記したエンジン1の排気系と排気熱回収器2とを示している。なお、実線矢印が排気ガス及び冷却水の流れを示し、破線矢印が信号の入出力を示している。
排気熱回収器2は、エンジン1からの排気ガスが流通する排気通路10上に設けられている。詳しくは、排気熱回収器2は、排気ガスを浄化する触媒11の下流側の排気通路10上に設置されている。
排気熱回収器2は、排気通路10の外壁面を覆うように配設された冷却水通路12を有している。例えば、冷却水通路12は、排気通路10を円筒状に囲む形状を有している。冷却水通路12は、矢印B1で示すように冷却水通路7aより冷却水が流入し、矢印B2で示すように冷却水通路7aに対して冷却水を流出させる。
このような構造をとることにより、排気熱回収器2は、排気通路10の壁面を介して、冷却水通路12内の冷却水に対して、排気ガスの排気熱を伝達し、熱交換を実現する。
排気熱回収器2の排気ガスが流入する入口付近には、排気ガスの温度を検出する排気ガス温度センサ13が取り付けられている。排気ガス温度センサ13は、検出した温度に対応する検出信号S13をECU50に供給する。
排気熱回収器2に冷却水が流入する入口付近の冷却水通路7aには、冷却水の水温を検出する水温センサ16aが取り付けられている。水温センサ16aは、検出した水温に対応する検出信号S16aをECU50に供給する。また、排気熱回収器2の冷却水が流出する出口付近の冷却水通路7aにも、冷却水の水温を検出する水温センサ16bが取り付けられている。水温センサ16bは、検出した水温に対応する検出信号S16bをECU50に供給する。
排気熱回収器2の外部には、外部の温度(外気温度)を検出する外気温度センサ(不図示)が設けられる。外気温度センサは、検出した外気温度に対応する検出信号S17をECU50に供給する。
ここで図1に戻り説明を続ける。ECU(Engine Control Unit)50は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)などを備える。ECU50は、水温センサ16a、16b、排気ガス温度センサ13、外気温度センサから供給される検出信号などに基づいて、電動W/P5の制御を実行する。従って、ECUは、本発明における水流量制御手段として機能する。以下では、電動W/P5の具体的な制御方法について説明する。
(冷却水加温中における電動W/Pの制御方法)
まず、冷却水加温中における電動W/Pの制御方法について述べる。エンジン1が始動すると、エンジン1より排出された排気ガスが、排気通路10及び触媒11を通って、外部へ排出される。排気ガスが排気熱回収器2を通過する際、当該排気ガスの排気熱が排気通路10の壁面を介して、冷却水通路12内の冷却水に伝達する。これにより、冷却水通路12内を流れる冷却水は、加温される。加温された冷却水は、電動W/P5の駆動により、冷却水通路7を循環し、エンジン1の暖機やヒータの熱源に利用される。冷却水の加温は、冷却水が所定の水温(例えば80℃)になるまで行われる。
冷却水が排気熱回収器2で加温される場合において、当該冷却水の流量は、排気熱回収器2で当該冷却水により回収される熱量が最大となる流量(最適流量)となるのが望ましい。なぜなら、冷却水の流量が最適流量よりも小さければ、冷却水の水温は上昇して、冷却水が沸騰する恐れがあり、また、冷却水の流量が最適流量よりも大きければ、冷却水の水温は低下して、電動W/P5の燃費の悪化を招く恐れがあるからである。
本発明の排気熱回収装置では、ECU50は、排気ガスの温度と、排気熱回収器2における冷却水の水温と、外気温度と、を基に、冷却水の流量を制御する。これにより、冷却水の適切な制御、具体的には、冷却水の沸騰や冷却水の水温低下を抑えることの可能な制御を行うことができる。以下で具体的に述べる。
図3は、図2に排気熱回収器2の一部20を拡大した模式図である。図3の矢印は、排気ガスの排気熱の伝達する方向を示している。具体的には、排気熱は、排気ガスから排気通路10の壁面、即ち、排気熱回収器2へ伝達し、排気熱回収器2から冷却水へ伝達し、冷却水から外部へと伝達する。
図3において、排気ガスの熱容量をMcg、排気ガスの温度をTg、排気熱回収器2の熱容量をMcs、排気熱回収器2の温度をTs、冷却水の熱容量をMcw、排気熱回収器2における冷却水の水温(冷却水通路12における冷却水の水温)をTw、外部の温度(外気温度)をTaとする。ここで、熱容量の単位はkJ/Kであり、温度の単位はKである。
排気ガスから排気熱回収器2へ移動する熱量をQgs、排気熱回収器2から冷却水へ移動する熱量をQsw、冷却水から外部へ移動する熱量をQwaとすると、これらの熱量は、以下の式(1)〜(3)より求められる。
Figure 2008202485
Figure 2008202485
Figure 2008202485
上記の式(1)〜(3)において、Kgsは、排気ガスと排気熱回収器2の間の熱伝達係数であり、Kswは、排気熱回収器2と冷却水の間の熱伝達係数であり、Kwaは、冷却水と外部との間の熱伝達係数である。なお、熱伝達係数の単位はW/Kである。
また、冷却水の流量をFlw、冷却水の比熱をCw、排気熱回収器2の冷却水が流入する入口の水温をTw1、排気熱回収器2の冷却水が流出する出口の水温をTw2とすると、以下の式(4)が成立する。
Figure 2008202485
このQsw−Qwaが、冷却水により回収される最大熱量である。
さらに、熱力学の第1法則より、以下の式(5)が求められる。
Figure 2008202485
上記の式(5)において、右辺は、熱量Qwaの温度Tに対する積分を示している。
ECU50は、上記の式(1)、(2)、(4)に対して、温度Tw1、Tw2、Tw、Tg、Taを代入し、冷却水により回収される熱量が最大熱量Qsw−Qwaとなるときの冷却水の流量Flwを求める。この冷却水の流量Flwが冷却水の最適流量となる。ECU50は、電動W/P5を制御して、冷却水の流量を流量Flwに調整する。このようにすることで、冷却水は、排気熱回収器2において、最大熱量Qsw−Qwaを回収することができる。以下では、温度Tw1,Tw2、Tw、Tg、Taの求め方について具体的に述べる。
ECU50は、冷却水が加温中の状態にある場合、水温センサ16aより供給された検出信号S16aを基に、排気熱回収器2の冷却水が流入する入口の水温Tw1を求めることができる。また、ECU50は、水温センサ16bより供給された検出信号S16bを基に、排気熱回収器2の冷却水が流出する出口の水温Tw2を求めることができる。
冷却水が加温されている状態にあるときは、冷却水は冷却水通路7及び冷却水通路12を循環している。従って、このときの排気熱回収器2における冷却水の水温Tw(冷却水通路12における冷却水の水温)は、Tw1とTw2の平均値(Tw=(Tw1+Tw2)/2)と略等しいとみなすことができる。従って、ECU50は、排気熱回収器2における冷却水の水温Tw=(Tw1+Tw2)/2として求める。
また、ECU50は、排気ガス温度センサ13より供給された検出信号S13を基に、排気ガスの温度Tgを求めることができる。また、外気温度を検出する外気温度センサより供給された検出信号S17を基に、外気温度Taを求めることができる。なお、排気ガスの温度Tgについては、排気ガス温度センサ13を用いて計測する代わりに、排気ガス量を基に推定するとしても良い。
以上に述べたことから分かるように、本実施形態に係る排気熱回収装置では、ECU50は、冷却水が加温中の状態にある場合には、排気ガスの温度と、冷却水の水温と、外気温度と、を基に、排気熱回収器2で冷却水により回収される熱量が最大となる最適流量を求め、冷却水の流量を当該最適流量に調節する。このようにすることで、排気熱を効率的に回収することができ、燃費の悪化を防ぐことができる。
(ソーク中における電動W/Pの制御方法)
次に、ソーク中における電動W/Pの制御方法について述べる。先に述べたように、水温センサ16aは、排気熱回収器2の冷却水が流入する入口付近に取り付けられ、水温センサ16bは、排気熱回収器2の冷却水が流出する出口付近に取り付けられている。また、ソーク中において、基本的には電動W/Pは作動しない。そのため、冷却水が冷却水通路7を循環する冷却水加温中の場合とは異なり、ソーク中における冷却水の流量は、基本的には概ね0となっている。つまり、冷却水が循環していないため、排気熱回収器2における冷却水の水温Tw(冷却水通路12における冷却水の水温)は、排気熱回収器2の冷却水が流入する入口の水温Tw1、出口の水温Tw2と大きく異なっている可能性が高い。
従って、ソーク中において、排気熱回収器2における冷却水の水温Twを、排気熱回収器2の冷却水が流入する入口の水温Tw1、出口の水温Tw2の平均値として求めても、求められた水温Twは、排気熱回収器2における冷却水の実際の水温とは大きく異なっている可能性が高い。
このことから、ECU50が、ソーク中の冷却水の沸騰抑制のために、水温センサ16a、16bの出力に基づいて、電動W/P5を制御すると、冷却水が沸騰しないときに電動W/P5を作動させたり、冷却水が沸騰するときに電動W/P5を作動させなかったりするといった問題が発生する。
そこで、本実施形態に係る排気熱回収装置では、ECU50は、ソーク中において、上述の式(1)、(5)に、排気ガスの温度Tg、外気温度Ta、排気熱回収器2の温度Tsを代入することで、排気熱回収器2における冷却水の水温Twを求めることとする。ここで、ソーク中とは、ホットソークとデッドソークの両方を含むものとする。本実施形態に係る排気熱回収装置では、デッドソークの場合においても、電動W/P5は、バッテリから電源が供給されて駆動可能とされているものとする。以下では、温度Ts、Tg、Taの求め方について具体的に述べる。
先に述べたのと同様、排気ガスの温度Tgは、排気ガス温度センサ13より供給された検出信号S13を基に求められ、外気温度Taは、外気温度を検出する温度センサ(不図示)より供給された検出信号S17を基に求められる。
排気熱回収器2の温度Tsは、エンジン1が停止した直後では、排気ガスの温度Tgとほぼ等しいとみることができる。そこで、ここでは、温度Ts=温度Tgとする。なお、排気熱回収器2の温度Tsは、このようにして求める代わりに、排気熱回収器2を温度センサで直接計測することで求められるとしてもよい。
このように、ECU50は、ソーク中において、式(1)、(5)に、排気ガスの温度Tg、外気温度Ta、排気熱回収器2の温度Tsを代入することで、排気熱回収器2における冷却水の水温Twを求める。これにより、排気熱回収器2における冷却水の水温Twをより正確に求めることができる。ECU50は、このようにして求められた冷却水の水温Twに基づいて、沸騰抑制に必要な流量を推定する。そして、ECU50は、電動W/P5を制御して、冷却水の流量を推定した流量に制御する。これにより、ソーク中において、排気熱回収器2における冷却水の沸騰を抑制することができる。
以上に述べたことをまとめると、ECU50は、ソーク中において、排気ガスの温度と、外気温度と、を基に、排気熱回収器2における冷却水の水温を求め、求められた冷却水の水温を基に、冷却水の流量を制御する。これにより、排気熱回収器2における冷却水の沸騰を抑制することができる。
排気熱回収装置が適用された冷却系システムの概略構成を示す図である。 排気熱回収器の概略構成を示す図である。 排気熱回収器の一部を拡大した模式図である。
符号の説明
1 エンジン(内燃機関)
2 排気熱回収器
3 ラジエータ
4 サーモスタット
5 電動ポンプ(電動WP)
6 水温センサ
7、12 冷却水通路
10 排気通路
11 触媒
13 排気ガス温度センサ
16a、16b 水温センサ
50 ECU
100 冷却系システム

Claims (3)

  1. 内燃機関の排気通路上に配設され、内部を通過する冷却水と排気ガスとの間で熱交換を行う排気熱回収器と、前記冷却水の循環を行う電動ポンプと、を有する内燃機関の排気熱回収装置であって、
    前記排気ガスの温度と、前記冷却水の水温と、外気温度と、を基に、前記冷却水の流量を制御する冷却水流量制御手段を備えることを特徴とする内燃機関の排気熱回収装置。
  2. 前記冷却水流量制御手段は、前記冷却水が加温中の状態にある場合には、前記排気ガスの温度と、前記冷却水の水温と、前記外気温度と、を基に、前記排気熱回収器で前記冷却水により回収される熱量が最大となる最適流量を求め、前記冷却水の流量を前記最適流量に調整することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気熱回収装置。
  3. 前記冷却水流量制御手段は、ソーク中において、前記排気ガスの温度と、前記外気温度と、を基に、前記排気熱回収器における前記冷却水の水温を求め、求められた前記冷却水の水温を基に、前記冷却水の流量を制御することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気熱回収装置。
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