JP2008201417A - バンパステイ - Google Patents

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Abstract

【課題】衝突時において多くの衝突エネルギを安定して確実に吸収できるバンパステイを提供する。
【解決手段】アルミニウム合金の中空部15を有する押出形材からなり、その押出方向と車体の前後方向とが直交するようにバンパ1とフレーム6との間に配置されると共に、上記形材におけるバンパ1側の斜め辺11は、フレーム6側の端辺14よりも長く且つ少なくとも車体の幅方向における中央寄りに張り出している、バンパステイ10。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車等の車体の前後に配置され、衝突時のエネルギを効率良く吸収するバンパステイに関する。尚、本明細書においては、バンパの強度部材であるバンパリィンフォースメントを単にバンパと称するものとする。また、フレームとは、サイドフレーム等であってバンパステイを介してバンパが取り付けられる車体側の構造部材を指す。
図7(A)に示すように、バンパステイ60は、自動車のフロント50におけるバンパ52とフレーム56との間に配置され、バンパ52における表皮54に覆われたバンパリィンフォースメント55と、フレーム56のフランジ58との間に、図示しないボルト等により固定されている。
従来のバンパステイ60は、図7(B)に示すように、アルミニウム合金の押出形材をその押出方向と直交し所定の幅に切断したものであり、バンパ52寄りの幅の狭い衝撃吸収段61と、フレーム56寄りの幅広の衝撃吸収段62とからなる。衝撃吸収段61は、断面長方形の中空部64を内設する矩形片63であり、衝撃吸収段62は、一対の長片65,67と短片66,66とからなる長方形断面を有し、一対の仕切壁68により内部に3つの中空部69を内設している。
上記バンパステイ60は、図7(B)に示すように、衝撃吸収段61,62間の長片65に対する、上記一対の仕切壁68と衝撃吸収段61の短片63aとの各接続位置間の距離を、長片65の厚みの3倍以上に設定している。
これにより、バンパステイ60は、衝突時において、短片63a、仕切壁68、および短片66における座屈変形の開始時期がずれながら圧壊するため、図示しない車体側のフレームに加わる衝突エネルギを、2段階に分散して吸収するものである(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−58499号公報
また、図7(C)に示すバンパステイ70も、アルミニウム合金の押出形材をその押出方向と直交し所定の幅に切断したものであり、外矩形部72の中空部73におけるフレーム側の長片76寄りに、中空部75を内設する内矩形部74を併設すると共に、上記長片76の両側にフランジ78を対称に張り出している。
上記バンパステイ70は、図7(C)に示すように、衝突時において、先ず外矩形部72の左側から右向きに圧縮変形して、衝突初期の衝突エネルギを吸収すると共に、続いて内矩形部74が残った外矩形部72と共に長片76寄りに圧縮変形して、2回目の衝突エネルギを吸収する。係る2段階に渉る変形を生じることにより、バンパステイ70は、衝突エネルギを2段階に分散して吸収し、フレームに加わる衝撃力を緩和するものである(特開平7−277112号公報参照)。
しかしながら、前記バンパステイ60では、複雑な断面形状にも拘わらず、衝突時に図7(B)中の矢印で示す右向きの力が短片63aに作用すると、この短片63aによって長片65の端部65aが小さな力で右側に撓み、引き続いてその付近が図7(B)中の破線のように変形する。これにより、短片63aと長片65の端部65aとの交叉部には、過大な曲げ応力が発生し、端部65aを比較的容易に変形させる。この結果、衝突時のエネルギを十分吸収することなく、バンパ52寄りの衝撃吸収段61が潰れる。また、フレーム56寄りの衝撃吸収段62は、これまでの変形により、容易に座屈変形あるいは横倒れ変形を生じ易い状態になっている。従って、以上のようなバンパステイ60では、衝突時のエネルギを十分に吸収できない、という問題点があった。
一方、前記バンパステイ70では、図7(C)に示すように、外矩形部72の短片72aに右向きの力が加わると、外矩形部72自体が横倒れ変形してしまうため、衝突時の第1段階におけるエネルギの吸収が非常に小さくなる。更に、外矩形部72の横倒れ変形が進行すると、上記短片72aと内矩形部74の短片74aとが接触するため、内矩形部74の横倒れ変形を誘発する。この結果、衝突時の第2段階において、それぞれ横倒れ変形を生じる。従って、バンパステイ70では吸収できるエネルギが少ない、という問題点を有していた。
本発明は、以上において説明した従来の技術における問題点を解決し、衝突時において多くの衝突エネルギを安定して確実に吸収できるバンパステイを提供すること、を課題とする。
本発明は、上記課題を解決するため、バンパステイにアルミニウム合金の押出形材を活用し、且つバンパステイにおけるバンパ側の辺の長さを長くして、両者間の接触面積を大きくし、衝突時のエネルギを幅広く受け止めることにより、安定的に上記エネルギを吸収させること、に着想して成されたものである。
即ち、本発明のバンパステイ(請求項1)は、アルミニウム合金の中空部を有する押出形材からなり、その押出方向と車体の前後方向とが直交するようにバンパとフレームとの間に配置されると共に、上記形材におけるバンパ側の辺は、フレーム側の辺よりも長く且つ少なくとも車体の幅方向における中央寄りに張り出している、ことを特徴とする。これにより、バンパステイに対するバンパの接触面積が広くなるため、衝突時にバンパ自体に局部的な集中応力が発生しなくなる。この結果、バンパ自体に大きな変形が生じることによる車体側への損傷を生じにくくできる。
また、バンパステイを押出形材により形成したことで、バンパステイにおけるバンパ側をフレーム側よりも広くした断面形状を、自在に形成することができる。更に、バンパ側の辺が車体の幅方向における中央寄りに張り出しているため、衝突時において、初めにバンパ側の辺と幅方向の中央寄りの側辺とが、第1段階として車体の中央寄りに倒れ込むように曲げ変形し、この変形により衝突エネルギが吸収される。尚、上記曲げ変形の開始までに、衝突により発生する荷重がフレームに伝わり、且つ変形を開始する時点でフレームに伝わる衝突荷重の1次ピークが生じる。
その後、衝突エネルギが第1段階では吸収できない程に大きい場合、第2段階として車体の幅方向における外側寄りの側辺が座屈変形し、これにより更に大きな衝突エネルギが吸収される。この場合、フレームには衝突荷重の2次ピークが生じる。また、第1段階の曲げ変形に際して上記座屈変形を伴う場合もある。従って、係るバンパステイにより、衝突時における多くの衝突エネルギを、徐々に且つ効率良く確実に吸収することができ、乗員の安全を図ることが可能となる。
また、前記形材の中空部が、車体の前後方向と略平行な仕切辺により、車体の幅方向にて一対に仕切られるか、或いは、上記仕切辺およびこの仕切辺に交差し且つ車体の前後方向と略直交する仕切辺により、略十字形又は略T字形に仕切られている、バンパステイ(請求項2)も含まれる。
これによれば、上記形材の中空部に設けた仕切辺により、衝突時におけるバンパステイの変形は多段階に発生する。これにより、フレーム側に伝わる衝突エネルギを多段階で吸収できると共に、フレームに加わる荷重のピークを増やして、乗員に加わる衝撃力を緩和することができる。
即ち、第1段階としてバンパ側の辺と車体の幅方向における中央寄りの側辺とを、幅方向の中央寄りに倒れ込ませるように曲げ変形させて、衝撃エネルギを吸収する。この際、フレームには荷重の1次ピークが生じる。次に、第2段階として車体の前後方向に略平行に設けられた仕切辺を座屈変形させて、衝突エネルギを吸収すると共に、フレームには荷重の2次ピークが生じる。更に、第3段階として車体の幅方向においてサイド寄りの側辺を座屈変形させて、衝突エネルギを吸収すると共に、フレームには荷重の3次ピークが生じる。従って、衝突時における衝突エネルギを段階的に吸収させて、多くのエネルギを吸収できる。これにより、フレーム側に生じる衝撃荷重は減少し且つ分散される。
更に、前記押出形材における押出方向における一方の端面または両端に蓋板を固定し、この蓋板は上記端面の全面に固定されるか、またはフレーム寄りの位置に固定されている、バンパステイ(請求項3)も含まれる。
これによれば、衝突エネルギにより荷重を受けた際のバンパステイにおける座屈強度は、その一方の端面または両端面に固定した蓋板により増大し、係る座屈変形に要する変形エネルギ量を増加させる。また、蓋板をバンパステイにおけるフレーム寄りの位置のみに固定した形態では、バンパ側の座屈強度が低くなり、且つフレーム側の座屈強度が高くなるため、上記に加えて車体の前後方向に対しても2段階での座屈変形が生じる。このため、衝撃力が分散されると共に、多くのエネルギを吸収できる。
尚、蓋板の固定により座屈強度が増加するのに伴い、フレームに加わる座屈開始直前の1次乃至その後のピーク荷重も増大するが、吸収するエネルギ量も増える。これにより、蓋板を固定したバンパステイで座屈変形が発生するレベルの衝突時において、乗員への衝撃力は小さくなる。
従って、係るバンパステイにより、衝突時における多くの衝突エネルギを一層確実に効率良く吸収することが可能となる。尚、前記押出形材の中空部内にビスホールを一体に付設し、係るビスホールにねじ又はボルトを螺入することにより、上記蓋板を容易に固定することができる。もちろん、上記蓋板は、溶接により形材の一端面または両端面に固定しても良い。
本発明のバンパステイ(請求項1)によれば、バンパ側をフレーム側よりも広くした断面形状を押出形材により、自在に形成することができる。しかも、衝突時において、先に車体の幅方向にて中央寄りに張り出している側辺を車体の中央寄りに倒れ込むように曲げ変形させ、第1段階としての衝突エネルギ吸収をさせた後、車体の幅方向にて外側の側辺を中央寄りに座屈変形させて、第2段階としての衝突エネルギ吸収をさせることができる。従って、係るバンパステイにより、衝突時における多くのエネルギを、徐々に且つ効率良く確実に吸収することができ、乗用者の安全を図ることが可能となる。
また、請求項2のバンパステイによれば、上記に加えて、仕切辺を付設するのみで、バンパステイを特別な構造にすることなく、多段階の変形を生じさせることができ、更に多くの衝突エネルギを吸収することができる。
更に、請求項3のバンパステイによれば、上記に加えて、衝突時における第1段階として、両端面に蓋板がないバンパ寄りに作用してこれを座屈変形させ、衝突エネルギを吸収すると共に、衝突エネルギが大きく第1段階で吸収しきれなかった場合、第2段階として一方の端面または両端面にて蓋板を有するフレーム寄りの部分を座屈変形させて、更に多くの衝突エネルギを吸収することができる。従って、衝突時における多くの衝突エネルギを一層確実に効率良く吸収することが可能となり、フレームに加わる衝撃荷重を低減することができる。
以下において本発明の実施に好適な形態を図面と共に説明する。
図1(A)は、バンパ1の両端部とフレーム6,6との間に、本発明による一形態のバンパステイ10,10を配置した状態を示す。バンパ1は、外側に表皮3を有するバンパリィンフォースメント2を含み、後者の両端部4,4の側面5,5にバンパステイ10,10が配置される。また、フレーム6は、角形断面の中空部7を内設し、且つその先端にフランジ8を有する。
バンパステイ10は、図1(B)に示すように、バンパ1のリィンフォースメント2に図示しないボルト等により固定され、フレーム6のフランジ8に対し、ボルト18・ナット19にて固定される。この結果、バンパステイ10は、その押出方向を車体の前後方向と直交してバンパ1とフレーム6との間に固定される。
バンパステイ10は、アルミニウム合金(JIS:A6063,A6N01,A6061等で調質T5またはT6)の押出形材を、その押出方向と直交して所定の幅で切断したもので、図1(B)に示すように、略台形の中空部15を図示で奥行き方向に沿って所定の長さで有する。また、バンパステイ10は、バンパ1側の斜め辺(辺)11、フレーム6側の端辺(辺)14、及びこれらの左右を接続し且つ車体の前後方向に沿って斜めの一対の側辺12,13を一体に有すると共に、端辺14の両側にはフランジ16,16が左右対称に延在し、これを貫通するボルト18・ナット19により、フレーム6のフランジ8に固定されている。
図1(B)に示すように、バンパ1側の斜め辺11の車体の幅方向の長さXは、フレーム6側の端辺14の長さYよりも長く、且つ斜め辺11は車体の中央寄りとサイド寄りの双方に張り出し、これに応じて図1(B)で右側の側辺12も、そのバンパ1寄りが車体の中央寄りに張り出すように形成されている。このため、バンパ1に接する斜め辺11の接触面積は、フレーム6に接する端辺14よりも広くなる。尚、サイド側の側辺13は、車体の前後方向と略平行でも良い。
他の車両に追突した場合などで、バンパリィンフォースメント2の車幅方向の中間部に衝突すると、図1(A)に示すように、バンパリィンフォースメント2の中間部に荷重Pが作用し、各バンパステイ10に曲げモーメントMが生じる。
また、上記荷重Pによるバンパリィンフォースメント2の変形に伴い、各バンパステイ10にはP方向に引き寄せる力が作用する。このため、図1(B)に示すように、衝突により作用する荷重Pは、バンパリィンフォースメント2を経て、バンパステイ10の斜め辺11および側辺12,13に作用する。この結果、車体の中央寄りの側壁12には、図1(B)中の矢印Pで示す力が働き、側辺12は図示で右側の車体幅方向の中央寄りに倒れ込むように曲げ変形する。これにより、第1段階としての衝突エネルギの吸収が行われる。この際、フレーム6には、側辺12の最大変形荷重までのピーク荷重が加わる。
更に、変形が進行すると、図1(B)中の矢印Pで示す力により、サイド側の側辺13が座屈変形する。この座屈が生じることで、第2段階としての衝突エネルギの吸収が行われる。この際、フレーム6には座屈荷重までのピーク荷重が働くが、係るピーク荷重を越える荷重は生じないため、乗員や車体本体に加わる衝撃が緩和されることになる。
以上のような2段階の曲げと座屈変形を確実に生じさせるバンパステイ10を用いることにより、衝突時のエネルギを大量に効率良く吸収することができ、乗員の安全を図り得る。
図1(C)はバンパステイ10の応用形態のバンパステイ10′の断面を示す。
バンパステイ10′も、図1(C)に示すように、バンパ1側の斜め辺11、フレーム6側の端辺14、一対の側辺12,13、及びフランジ16,16からなると共に、車体の前後方向に沿った仕切辺17を形成することにより、車体の幅方向に一対の中空部15a,15bを内設している。
係るバンパステイ10′においても、前記と同様に衝突に伴う荷重は、斜め辺11、側壁12,13、および仕切辺17に伝達され、第1段階として側辺12が図示で右側の車体の中央寄りに倒れ込むように容易に曲げ変形し、第1段階としての衝撃エネルギの吸収がされる。また、前記フレーム6には、上記変形を開始する直前の荷重に相当する1次ピーク荷重が伝わるが、上記曲げ変形により衝突エネルギが吸収される。
変形が進行すると、第2段階して仕切辺17が座屈変形し、この変形過程で、衝撃エネルギが吸収される。また、フレーム6には、上記変形を開始する直前の荷重に相当する2次ピーク荷重が発生し、第2段階としての衝突エネルギの吸収がされる。更に変形が進むと、第3段階としてサイド側の側辺13が座屈変形し、この過程で衝撃エネルギが吸収される。一方、フレーム6には、上記変形を開始する直前の荷重に相当する3次ピーク荷重が発生し、第3段階としての衝突エネルギの吸収がされる。従って、仕切辺17を更に内設したバンパステイ10′によっても、前記同様に衝突に伴うエネルギを効率良く吸収可能となる。
図1(D)は、バンパステイ10′の応用形態のバンパステイ10″を示す。
図1(D)に示すように、バンパステイ10″も前記と同様に、バンパ1側の斜め辺11、一対の側辺12,13、フレーム6側の端辺14、及びフランジ16,16からなる。また、側辺12,13間で車体の幅方向に沿い且つ端辺14寄りの約1/3の位置に配置した仕切辺17bと、この仕切辺17bと端辺14との間で車体の前後方向に沿った仕切辺17aとを略T字形に形成することにより、バンパ1寄りの幅広い中空部15cと、フレーム6寄りで幅の狭い一対の小さな中空部15a,15bとを内設している。上記仕切辺17bにより、側辺12,13は、長尺部12a,13aと短尺部12b,13bとに区分される。
上記バンパステイ10″によっても、前記と同様に衝突に伴う衝突エネルギを吸収でき、且つバンパステイ10′よりも更に多段階にして吸収できる。即ち、バンパステイ10″におけるフレーム側の部分は、仕切辺17aの存在と、側壁12,13の長尺部12a,13aと短尺部12b,13bとの長短差により、次のように変形して、多段階で衝突エネルギを吸収する。
即ち、第1段階として長尺部12aが曲げ変形し、第2段階として長尺部13aが座屈変形または座屈変形と共に曲げ変形する。更に、第3段階として短尺部12bが曲げ変形と共に座屈変形し、第4段階として仕切辺17aが座屈変形した後で、第5段階として短尺部13bが座屈変形する。これらの変形に際して必要とされる変形エネルギによって、衝突エネルギが吸収されるため、フレーム6側に生じる衝撃が緩和される。尚、各段階での変形は連続して生じる場合や、力の加わり状況によって変形する順番が入れ替わる場合もある。
図2(A)は、異なる形態のバンパステイ20の断面を示す。バンパステイ20も、前記同様のアルミニウム合金の押出形材をその押出方向と直交して所定の幅で切断したものであり、図2(A)に示すように、バンパ側の斜め辺(辺)21、一対の側辺22,23、フレーム側の端辺(辺)24、及び一対のフランジ29からなる。斜め辺21は端片24よりも長いため、バンパに接する斜め辺21の接触面積は、フレームに接する端辺24の接触面積よりも広くなる。
また、側辺22,23間で車体の幅方向に沿った仕切辺27と、斜め辺21と端辺24との間で車体の前後方向に沿った仕切辺28とを略十字形に形成することにより、バンパ寄りでやや広い中空部25a,25bと、フレーム寄りでやや狭い中空部25c,25dを内設している。
バンパステイ20に他の車両等が衝突すると、図2(A)において、衝突に伴う荷重Pは、前記バンパリィンフォースメント2を経て、バンパステイ20の斜め辺21、側辺22,23、および仕切辺28に伝達される。この際、斜め辺21、側辺22、および仕切辺28は、図2(A)中の矢印で示すように、第1段階として右側の車体の中央寄りに倒れ込むように容易に曲げ変形し、衝突エネルギが吸収される。変形が進行すると、第2段階として仕切辺28が座屈変形して衝突エネルギが吸収され、引き続く荷重により、第3段階として側辺23が座屈変形して更に衝突エネルギが吸収される。これらの変形過程において、フレームには、1〜3次ピーク荷重が発生して衝撃が伝わるが、係るピーク値を越える衝撃荷重はフレームに生じない。
以上のような3段階の変形を確実に生じさせるバンパステイ20を用いることにより、衝突時のエネルギを大量に効率良く吸収することができる。また、仕切辺27,28を断面略十字形に配置することにより、バンパ寄りでやや広い中空部25a,25bと、フレーム寄りでやや狭い中空部25c,25dとが内設されるため、バンパステイ20の剛性を高められる。このため、吸収できるエネルギ量が増大し、且つ3段階に分けてより多く吸収することができる。
図2(B)は、前記バンパステイ20の応用形態であるバンパステイ20′の断面を示す。図2(B)に示すように、バンパステイ20′も前記と同様に、バンパ側の斜め辺21、一対の側辺22,23、フレーム側の端辺24、及びフランジ29,29からなる。側辺22,23間には車体の幅方向に沿った仕切辺27が形成され、この仕切辺27と斜め辺21との間には車体の前後方向に沿った仕切辺28aが形成され、仕切辺27と端辺24との間にはそのフレーム寄り部分が車体の中央寄りに傾斜した仕切辺28bが形成されている。これらにより、バンパ寄りのやや広い中空部25a,25bと、フレーム寄りでやや狭い中空部25c,25dとが内設されている。
上記バンパステイ20′によっても、複数段階にわたる変形により衝突エネルギを吸収し、フレームに発生する衝撃荷重のピーク値を一定の限度に抑制することができる。前記と同様に衝突に伴う荷重Pは、図2(B)に示すように、斜め辺21、側辺22,23、および仕切辺28aに伝達され、これらが図中の矢印のように右側の車体の中央寄りに倒れ込むように容易に曲げ変形し、衝突エネルギが吸収される。この際、フレーム寄りの仕切辺28bは、車体の前後方向に沿うように変形しつつ、バンパステイ20′におけるフレーム寄り部分の変形に抵抗する。変形が進むと、側辺22のフレーム寄りの部分と仕切辺28bが座屈変形し、その過程で衝突エネルギが吸収される。尚、仕切辺28bは荷重の方向と略平行なため、その座屈荷重が大きくなり、多くの衝突エネルギを吸収できる。
従って、仕切辺27,28a,28bを有するバンパステイ20′によれば、衝突エネルギを一層効率良く確実に吸収可能となる。しかも、仕切辺27,28a,28bにより4つの中空部25a〜25dが形成されているため、バンパステイ20′の剛性を一層向上させ得ると共に、バンパステイ20′の断面積自体が小さくても、多くの衝突エネルギを吸収することが可能となる。
図3(A)も、前記バンパステイ20の応用形態であるバンパステイ30の断面を示す。バンパステイ30も、前記同様のアルミニウム合金の押出形材をその押出方向と直交して所定の幅で切断したものであり、図3(A)に示すように、バンパ側の斜め辺(辺)31、一対の側辺32,33、フレーム側の端辺(辺)34、及び一対のフランジ39からなる。斜め辺31は端辺34よりも長尺とされ、車体の幅方向における中央寄りに張り出している。また、バンパに接する斜め辺31の接触面積は、フレームに接する端辺34よりも広くなる。更に、斜め辺31は前記の各形態に比べて傾斜角度が大きくなり、これに応じて車体中央寄りの側辺32は長くなると共に、車体のサイド寄りの側辺33は短くなっている。
また、バンパステイ30は、側辺32,33間で車体の幅方向に沿った仕切辺36と、該仕切辺36と斜め辺31との間で車体の前後方向に沿った仕切辺37と、仕切辺36と端辺34との間で且つそのフレーム寄り部分が車体の中央寄りに傾斜した仕切辺38とを、略十字形に形成している。これらにより、バンパステイ30は、広めの中空部35b,35cと、狭めの中空部35a,35dとを内設している。
バンパステイ30に衝突が発生すると、図3(A)において、衝突に伴う荷重Pは、前記バンパリィンフォースメント2を経て、バンパステイ30の斜め辺31、側辺32,33、および仕切辺37に伝達される。この結果、斜め辺31、側辺32は、図3(B)に示すように、右側の車体の中央寄りに倒れ込むように容易に曲げ変形し、仕切辺37も座屈変形することにより、衝突エネルギが吸収される。これにより、フレームに加わる衝撃荷重では1次ピークが発生するが、これを越える大きな衝撃荷重はフレームに加わらない。
衝突により発生する衝突エネルギが大きいため、更に変形が進行すると、図3(C)に示すように、側辺32のフレーム寄りの部分、および仕切辺38が座屈変形し、これらの過程で、更に衝突エネルギが吸収される。これに伴い、フレームには更に大きい衝撃荷重である2次ピーク荷重が発生する。しかし、フレームに生じる衝撃荷重は、バンパステイ30全体が潰れるまでは、上記2次ピーク荷重を越えない。
以上のような2段階にわたる変形を確実に生じさせるバンパステイ30を用いることにより、衝突時のエネルギを大量に一層効率良く吸収することができる。
しかも、仕切辺36〜38を断面略十字形に配置することにより、バンパ寄りの中空部35a,35bと、フレーム寄りの中空部35c,35dとが内設されるため、バンパステイ30の剛性を一層高め、小さな断面積でも多くの衝突エネルギを吸収できる。且つ、上記2段階の変形を一層確実に生じさせ得る。
ここで、本発明の具体的な実施例を説明する。
図4(A)は、アルミニウム合金(JIS:A6N01−調質T5)の押出形材からなり、厚さが6mmの斜め辺31、側辺32,33、端辺34、および一対のフランジ39を備え、且つ前記仕切辺36〜38のない中空部35を有するバンパステイ30aの端面図を示す。図4(A)で上下方向の高さは、斜め辺31の右端のH1が80mm、左端のH2が32mmであると共に、図4(A)で左右方向の幅は、斜め辺31の左右両端間のW1が173mm、フランジ39,39の両端間のW2が140mmである。また、図4(A)におけるバンパステイ30aの奥行き(押出)方向に沿った長さ(切り出し長さ)は、100mmである。
図4(D)は、上記と同じアルミニウム合金の形材からなり、各辺31〜34とフランジ39も上記と同じ厚さで、車体の前後方向に沿った仕切辺37の両側に中空部35a,35bを有するバンパステイ30bの端面を示す。図4(D)で上下方向および左右方向の各部の長さは、上記バンパステイ30aと同一である。
バンパステイ30a,30bを実施例1,2とし、これらを同じ条件で個別に固定し、図4(A),(D)に示すように、重さ100kgの錘(荷重)Pを速度40km/hrで衝突させて、それぞれの変形推移を調べた。実施例1のバンパステイ30aは、図4(B),(C)の端面図に示すように、側辺32の曲げ変形および側辺33の座屈変形の2段階の変形を示した。これに対し、実施例2のバンパステイ30bは、図4(E)〜(G)の端面図に示すように、側辺32の曲げ変形、仕切辺37の座屈変形、および側辺33の座屈変形という3段階の変形を示した。
上記の変形過程において、実施例1,2における車体の前後方向に沿った変位量と、フレームに相当する部分に加わる荷重との推移を図5のグラフに示した。
図5のグラフ中で一点鎖線で示す実施例1は、側辺32の曲げ変形に対応する1次ピーク荷重を示した後、側辺33の座屈変形に対応する2次ピーク荷重を示した。一方、実線で示す実施例2は、上記同様の1次,2次ピーク荷重を示した後、更に3次ピーク荷重を示した。実施例2の2次ピーク荷重は、仕切辺37の座屈変形によるものである。また、実施例2の実線は実施例1の一点鎖線に対し、全体的に高い荷重値を示した。更に、実施例1,2の一点鎖線や実線と横軸との間の面積は、各例のバンパステイ30a,30bが吸収した衝突エネルギに相当する。その結果、実施例2が実施例1よりも多くの衝突エネルギを吸収したことが判明し、仕切辺37を付設した効果が裏付けられた。そして、図5のグラフにおける各例の挙動から、2,3段階の変形を生じることにより、多くの衝突エネルギを吸収できる、という本発明の効果も裏付けられたことが理解される。
図6(A),(B)は、前記バンパステイ10の更に異なる応用形態であるバンパステイ10aを示す。このバンパステイ10aも、前記同様の押出形材からなり、バンパ側の斜め辺11、フレーム側の端辺14、一対の側辺12,13、一対のフランジ16、及び中空部15を有すると共に、各フランジ16には前記ボルト18用の透孔16aが穿孔されている。また、中空部15の両端、即ち押出方向の両端の開口部におけるフレーム寄りの位置には、図4(B)に示すように、中空部15を覆う台形の蓋板40,40が溶接Wにより固定されている。
尚、蓋板40もアルミニウム合金板からなり、溶接W付けされた後に適宜必要な熱処理が施される。また、蓋板40は、上記ステイ10aの何れか一方の端面のみに固定しても良い。
上記バンパステイ10aによれば、衝突に伴う荷重は、前記同様に斜め辺11、側辺12,13に伝達され、第1段階としてバンパ側の部分で側辺12,13が車体の中央寄りに倒れ込むように容易に曲げ変形し、これにより衝突エネルギが吸収される。これに伴いフレームには衝撃荷重として1次ピーク荷重が発生するが、これを越える荷重に生じない。衝突エネルギが第1段階で吸収できないほど大きい場合、バンパステイ10aのフレーム寄りの部分が座屈変形する。この部分には一対の蓋板40が固定されているため、当該部分の座屈荷重は大きくなる。このため、バンパステイ10aにおける蓋板40を含むフレーム寄り部分の座屈変形に際し、多くの衝突エネルギが吸収される。この際、フレームには衝撃荷重として2次ピーク荷重が発生する。従って、フレーム寄りに一対の蓋板40を固定するバンパステイ10aによれば、衝突に伴うエネルギを一層効率良く吸収可能となる。
図4(C)は、バンパステイ10aに用いる異なる形態の押出形材10bの端面を示す。この形材10bも、前記同様に斜め辺11、端辺14、一対の側辺12,13、一対のフランジ16、及び中空部15を有すると共に、図4(C)に示すように、中空部15における側辺12,13の中間と端辺14の両端とに一対ずつのビスホール42,44を付設している。従って、前記一対の蓋板40を中空部15の両端におけるフレーム寄りの位置に固定する際、各蓋板40に予め設けた透孔から図示しないセルフタッピングボルトを上記ビスホール42,44内にねじ込むことにより、一対の蓋板40の固定を容易に行うことができる。
この場合、蓋板40は上記形材10bの一方の端面のみに固定しても良い。また、蓋板40には、鋼板などを用いることも可能である。
本発明は、以上において説明した各形態に限定されるものではない。
例えば、前記バンパステイ10,20,30等において、車体のサイド側の側辺13,23,33は、車体の前後方向と平行に形成しても良い。
また、前記バンパステイ10,20,30等においてバンパ1側の辺は、斜め辺11,21,31としたが、前記バンパリィンフォースメント2の形状に応じてカーブを有する湾曲辺などにすることもできる。
更に、バンパ1側の辺である前記斜め辺11,21,31の左右両端に、バンパリィンフォースメント2の形状に倣った一対のフランジを突設しても良い。
尚、本発明のバンパステイは、自動車の前後のバンパに用いられるが、例えば鉄道車両のスカートを支持する部材に適用することも可能である。
(A)はバンパとフレームの間に、本発明のバンパステイを配置した状態を示す斜視図、(B)は(A)に示したバンパステイ付近の拡大断面図、(C),(D)はその応用形態のバンパステイを示す断面図。 (A)及び(B)は異なる応用形態のバンパステイを示す断面図。 (A)は更に異なる形態のバンパステイを示す断面図、(B)及び(C)は(A)のバンパステイの衝突時における変形状態を示す概略断面図。 (A),(D)は図3のバンパステイの変形形態を示す端面図、(B),(C)および(E)〜(G)はこれらの変形過程を示す端面図。 図4の各バンパステイにおける荷重と変位量との関係を示すグラフ。 (A)は図1(A)のバンパステイの異なる応用形態を示す斜視図、(B)は(A)中のB−B線に沿った断面図、(C)は(A)の応用形態の押出形材を示す端面図。 (A)は一般的なバンパステイの配置を示す概略図、(B)及び(C)は従来のバンパステイの断面図。
符号の説明
1…………………………………………………………………………バンパ
6…………………………………………………………………………フレーム
10,10′,10″,10a,20,20′,30,30a,30b…バンパステイ
10b……………………………………………………………………押出形材
11,21,31……………………………………………斜め辺(バンパ側の辺)
14,24,34……………………………………………端辺(フレーム側の辺)
15,15a〜15c,25a〜25d,35a〜35d…………中空部
17,17a,17b,27,28,28a,28b,36〜38……仕切壁
40………………………………………………………………………蓋板

Claims (3)

  1. アルミニウム合金の中空部を有する押出形材からなり、その押出方向と車体の前後方向とが直交するようにバンパとフレームとの間に配置されると共に、上記形材におけるバンパ側の辺は、フレーム側の辺よりも長く且つ少なくとも車体の幅方向における中央寄りに張り出している、
    ことを特徴とするバンパステイ。
  2. 前記形材の中空部が、車体の前後方向と略平行な仕切辺により、車体の幅方向にて一対に仕切られるか、或いは、上記仕切辺およびこの仕切辺に交差し且つ車体の前後方向と略直交する仕切辺により、略十字形または略T字形に仕切られている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のバンパステイ。
  3. 前記押出形材における押出方向における一方の端面または両端面に蓋板を固定し、この蓋板は上記端面の全面に固定されるか、またはフレーム寄りの位置に固定されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のバンパステイ。
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