JP2008201299A - シートスライドセンサ取付け構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】シートスライドセンサに対する外乱が一時的に生じた場合でも、シート位置の検知範囲を適正に確保できるようにすることを目的とする。
【解決手段】アッパレール26に固定された固定ブラケット16に、可動ブラケット18が回動可能に設けられており、該可動ブラケット18にシートスライドセンサ14が固定されている。この可動ブラケット18は、ねじりコイルばね20(付勢手段)によりシートスライドセンサ14とロアレール24の検知面24Eとの所定の対向状態が維持される方向(矢印B方向)に付勢されているので、シートスライドセンサ14に対する外乱が一時的に生じた場合でも、可動ブラケット18がねじりコイルばね20の付勢力に抗して一時的に回動することで、該外乱の影響を吸収することができる。
【選択図】図3
【解決手段】アッパレール26に固定された固定ブラケット16に、可動ブラケット18が回動可能に設けられており、該可動ブラケット18にシートスライドセンサ14が固定されている。この可動ブラケット18は、ねじりコイルばね20(付勢手段)によりシートスライドセンサ14とロアレール24の検知面24Eとの所定の対向状態が維持される方向(矢印B方向)に付勢されているので、シートスライドセンサ14に対する外乱が一時的に生じた場合でも、可動ブラケット18がねじりコイルばね20の付勢力に抗して一時的に回動することで、該外乱の影響を吸収することができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、シートスライドセンサ取付け構造に関する。
車両用シートのシート位置を車両前後方向で調整するためのシートスライド部において、ロアレールに対して移動可能なアッパレールに、車両前後方向におけるシート位置を検出するためのシートスライドセンサを設けた構成が開示されている(特許文献1参照)。
特開2005−41245号公報
しかしながら、上記した従来例のように、シートスライドセンサをアッパレールに対して固定したのでは、該シートスライドセンサに対する何らかの外乱により該シートスライドセンサを保持する取付けブラケット等が塑性変形すると、シートスライドセンサとロアレールとの位置関係に変化が生じて、シート位置の検知範囲が減少する可能性がある。
本発明は、上記事実を考慮して、シートスライドセンサに対する外乱が一時的に生じた場合でも、シート位置の検知範囲を適正に確保できるようにすることを目的とする。
請求項1の発明は、車体側に固定されるロアレール上をアッパレールがスライド可能に構成されたシートスライド部において前記アッパレール側に設けられ、前記ロアレールの検知面に対向して前記アッパレールのスライド方向におけるシート位置を検知可能なシートスライドセンサと、前記アッパレールに固定された固定ブラケットと、前記シートスライドセンサが固定され、前記固定ブラケットに対して回動可能に設けられた可動ブラケットと、前記シートスライドセンサと前記ロアレールの前記検知面との所定の対向状態が維持される方向に前記可動ブラケットを付勢する付勢手段と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載のシートスライドセンサ取付け構造では、シートレール部のアッパレールに固定ブラケットが固定され、該固定ブラケットに可動ブラケットが回動可能に設けられており、該可動ブラケットにシートスライドセンサが固定されている。この可動ブラケットは、付勢手段によりシートスライドセンサとロアレールの検知面との所定の対向状態が維持される方向に付勢されているので、シートスライドセンサに対する外乱により付勢手段の付勢力を超える荷重が可動ブラケットに入力された場合には、該可動ブラケットが固定ブラケットに対して一時的に回動することで該外乱の影響を吸収することができ、該外乱がなくなったときには、可動ブラケットが、付勢手段の付勢力により、シートスライドセンサとロアレールの検知面との所定の対向状態が維持される方向に復帰する。このため、シートスライドセンサに対する外乱が一時的に生じた場合でも、シート位置の検知範囲を適正に確保することが可能である。
請求項2の発明は、請求項1に記載のシートスライドセンサ取付け構造において、前記付勢手段により付勢された前記可動ブラケットが、前記シートスライドセンサと前記検知面とが前記所定の対向状態となる位置を越えて回動することを規制する回動規制手段を有することを特徴としている。
請求項2に記載のシートスライドセンサ取付け構造では、付勢手段により付勢される可動ブラケットについての回動規制手段を有しており、シートスライドセンサとロアレールの検知面とが所定の対向状態となる位置を越えるような可動ブラケットの回動を規制することが可能である。このため、シートスライドセンサとロアレールの検知面とを所定の対向状態に維持し、シート位置の検知範囲を適正に確保することが容易である。
請求項3の発明は、請求項2に記載のシートスライドセンサ取付け構造において、前記回動規制手段は、前記可動ブラケットに一体的に設けられ、前記アッパレールの側壁部に当接するストッパ部であることを特徴としている。
請求項3に記載のシートスライドセンサ取付け構造では、回動規制手段が、可動ブラケットに一体的に設けられアッパレールの側壁部に当接するストッパ部であり、通常時の可動ブラケットは、付勢手段により付勢されて、ストッパ部がアッパレールの側壁部に当接した状態に維持されている。このとき、シートスライドセンサとロアレールの検知面とは、所定の対向状態となっている。このように、請求項3に記載のシートスライドセンサ取付け構造では、可動ブラケットに一体的に設けられた簡易な構成のストッパ部により、該可動ブラケットの過度な回動を規制して、シートスライドセンサとロアレールの検知面とを所定の対向状態に維持することができる。
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載のシートスライドセンサ取付け構造によれば、シートスライドセンサに対する外乱が一時的に生じた場合でも、シート位置の検知範囲を適正に確保できる、という優れた効果が得られる。
請求項2に記載のシートスライドセンサ取付け構造によれば、シートスライドセンサとロアレールの検知面とを所定の対向状態に維持し、シート位置の検知範囲を適正に確保することが容易である、という優れた効果が得られる。
請求項3に記載のシートスライドセンサ取付け構造によれば、可動ブラケットに一体的に設けられた簡易な構成のストッパ部により、シートスライドセンサとロアレールの検知面とを所定の対向状態に維持することができる、という優れた効果が得られる。
効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1において、本実施の形態に係るシートスライドセンサ取付け構造Sは、車両用シート10のシートスライド部12に設けられるシートスライドセンサ14の取付け構造に係り、図2に示されるように、シートスライドセンサ14と、固定ブラケット16と、可動ブラケット18と、付勢手段の一例たるねじりコイルばね20と、回動規制手段の一例たるストッパ部22と、を有している。
シートスライド部12は、車両用シート10のシート位置を例えば車両前後方向で調整するための機構であって、例えば1台の車両用シート10に対して車幅方向に一対設けられ、ロアレール24と、アッパレール26とを有して構成されている。このシートスライド部12は、手動又は電動によりシート位置の調整を行うように構成されている。
ロアレール24は、車体側の一例たるフロア(図示せず)に固定される固定側レールであり、例えば鉄鋼部材により構成され、車両用シート10のシート位置調整方向である例えば車両前後方向に延びている。図2,図3に示されるように、ロアレール24は、例えば車両上方が開口した断面略U字状に構成されている。具体的には、ロアレール24における底面24Aの左右から車両上方に側壁部24Bが立設され、該左右の側壁部24Bの上縁から互いに相対する方向に延びる上面24Cが形成されている。この上面24Cの端縁24Dは、夫々車両下方に折り返されている。左右の上面24Cのうち、シートスライドセンサ14と車両上下方向に対向する面がロアレール24における検知面24Eである。図1に示される例では、検知面24Eは、車両左側のシートスライド部12において、ロアレール24の車両左側の上面24Cとなっている。このロアレール24は、前後端に夫々設けられた取付けブラケット28,30においてフロアに固定されている。
図2,図3に示されるように、アッパレール26は、ロアレール24上をスライド可能に構成された可動側レールであり、例えば鉄鋼部材により構成され、例えば車両上方に凸となる断面略ハット形に構成されている。具体的には、アッパレール26においては、車両用シート10の脚部32(図1参照)が載置及び固定される上面26Aの左右から、夫々車両下方に延びる側壁部26Bが設けられ、該左右の側壁部26Bの下縁から、互いに離間する方向に延びる裾部26Cが形成されている。この裾部26Cの端縁26Dは、ロアレール24における側壁部24Bと端縁24Dの間に入り込むように、例えば車両斜め上方側に折り返されている。即ち裾部26C及び端縁26Dは、ロアレール24における端縁24Dと係り合っており、アッパレール26がロアレール24から車両上方に離脱することがないように構成されている。アッパレール26の上面26Aは、ロアレール24の上面24Cより車両上方に位置している。なお、上記したロアレール24及びアッパレール26を有して構成されるシートスライド部12には、必要に応じて他の部品が追加される。
図2,図3において、シートスライドセンサ14は、アッパレール26側に設けられ、ロアレール24の検知面24Eに対向してアッパレール26のスライド方向におけるシート位置を検知可能に構成された、例えば非接触式の磁気センサである。このシートスライドセンサ14は、例えば合成樹脂製のケース34に覆われて可動ブラケット18に固定されており、図3に示されるように、下面がロアレール24の検知面24Eと近接対向するように配設されている。シートスライドセンサ14の詳細な構成や検知の原理については説明を省略する。
図2,図3において、固定ブラケット16は、アッパレール26に固定された、例えば断面略L字形の取付けブラケットであり、基部16Aにおいてアッパレール26の上面26Aに例えば溶接されている。固定ブラケット16の基部16Aの例えば車両左側の端縁からは、縦壁部16Bが車両上方に立設されている。この縦壁部16Bの上縁には、例えば断面略円形の孔部が形成されるように筒状に丸められた支持部16Cが、例えば車両前後方向に離間した同軸上に2箇所設けられている。
図2,図3において、可動ブラケット18は、固定ブラケット16に対して回動可能に設けられた、例えば断面略U字形の取付けブラケットであり、シートスライドセンサ14の取付け面となる縦壁部18Bの上縁から、車両右側に上面18Aが延設されている。図2に示されるように、この上面18Aの車両右側の端縁における車両前後方向略中央部には、例えば断面略円形の孔部が形成されるように筒状に丸められ、固定ブラケット16における2箇所の支持部16Cの間に配置される連結部18Cが設けられている。この連結部18Cと固定ブラケット16における2箇所の支持部16Cとには、1本の支持軸36が挿入されており、これによって可動ブラケット18が、固定ブラケット16に対して、支持軸36回りに回動可能に連結されている。
図3に示されるように、可動ブラケット18の縦壁部18Bは、アッパレール26の車両左側の側壁部26Bと車幅方向に重なる位置まで車両下方に延設されており、例えばその下縁には該側壁部26Bと当接するストッパ部22が設けられている。このストッパ部22は、可動ブラケット18に一体的に設けられた例えば折曲げ部であり、シートスライドセンサ14とロアレール24の検知面24Eとが所定の対向状態となっているときに、アッパレール26の車両左側の側壁部26Bに対して、車両前後方向に沿って線状に当接するように設定されている。なお、ストッパ部22と該側壁部26Bとの当接状態は、線状に限られるものではなく、例えば点状や面状に当接する構成であってもよい。
図3に示されるように、可動ブラケット18の縦壁部18Bには、車両左側に突出したスタッドボルト38が設けられている。図2,図3に示されるように、シートスライドセンサ14は、このスタッドボルト38と、ナット40とにより、縦壁部18Bに締結固定されている。なお、本実施形態では、縦壁部18Bの中央部に1本のスタッドボルト38を設けた構成となっているが、該スタッドボルト38の本数は2本以上であってもよい。また縦壁部18Bにシートスライドセンサ14を締結固定する際の位置決めを容易にするために、可動ブラケット18とシートスライドセンサ14との間に何らかのガイド手段を設けるようにしてもよい。このガイド手段としては、例えば縦壁部18Bの所定位置に凸部を設け、該凸部に対応する凹部をシートスライドセンサ14側に設けて、該シートスライドセンサ14の取付け時に該凹部及び凸部を合致させることが考えられる。このようなガイド手段を設けることは、1本のスタッドボルト38によりシートスライドセンサ14を固定する場合に特に有効であり、シートスライドセンサ14の位置決めを容易かつ性格に行うことが可能である。
ねじりコイルばね20は、シートスライドセンサ14とロアレール24の検知面24Eとの所定の対向状態が維持される方向に可動ブラケット18を付勢するための弾性体であり、案内棒である支持軸36にコイル部20Cが挿通され、一端20Aが固定ブラケット16の縦壁部16Bの車両右側面に当接し、他端20Bが可動ブラケット18の上面18Aに当接している。このねじりコイルばね20は、可動ブラケット18を矢印B方向に付勢しているが、シートスライドセンサ14又は可動ブラケット18に対してねじりコイルばね20の付勢力を上回る入力があった場合には、該可動ブラケット18及びシートスライドセンサ14が矢印A方向に回動するように構成されている。またねじりコイルばね20は、可動ブラケット18を矢印B方向に付勢しているものの、可動ブラケット18のストッパ部22がアッパレール26の側壁部26Bに当接することで、該可動ブラケット18が、シートスライドセンサ14と検知面24Eとが所定の対向状態となる位置を越えて矢印B方向に回動することを規制可能となっている。
ここで、「所定の対向状態」とは、図3に示されるように、シートスライドセンサ14の下面(本実施形態ではケース34の下面)と検知面24Eとが車両上下方向に重なる車幅方向範囲、即ち検知範囲Cが適正であり、シートスライドセンサ14が有する本来のセンサ性能を発揮できる状態をいう。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図3において、シートスライドセンサ取付け構造Sでは、シートスライド部12のアッパレール26に固定された固定ブラケット16に、シートスライドセンサ14が固定された可動ブラケット18が回動可能に設けられており、該可動ブラケット18が、ねじりコイルばね20により、シートスライドセンサ14とロアレールの検知面24Eとの所定の対向状態が維持される方向、即ち矢印B方向に付勢されている。
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図3において、シートスライドセンサ取付け構造Sでは、シートスライド部12のアッパレール26に固定された固定ブラケット16に、シートスライドセンサ14が固定された可動ブラケット18が回動可能に設けられており、該可動ブラケット18が、ねじりコイルばね20により、シートスライドセンサ14とロアレールの検知面24Eとの所定の対向状態が維持される方向、即ち矢印B方向に付勢されている。
またシートスライドセンサ取付け構造Sでは、ねじりコイルばね20により付勢される可動ブラケット18についての回動規制手段として、可動ブラケット18に一体的に設けられたストッパ部22を有しており、該ストッパ部22は、通常時は可動ブラケット18がねじりコイルばね20により付勢されることで、アッパレール26の車両左側の側壁部26Bに当接した状態に維持されている。このため、シートスライドセンサ14とロアレール24の検知面24Eとが所定の対向状態となる位置を越えるような可動ブラケット18の矢印B方向への回動を、簡易な構成のストッパ部22により規制することが可能である。またこれによって、シートスライドセンサ14とロアレール24の検知面24Eとを所定の対向状態に維持し、シート位置の検知範囲Cを適正に確保することが容易であり、シートスライドセンサ14が有する本来のセンサ性能を発揮することができる。
一方、シートスライドセンサ14又は可動ブラケット18に対する外乱により、ねじりコイルばね20の付勢力を超える荷重が可動ブラケット18に入力された場合には、該可動ブラケット18が固定ブラケット16に対して矢印A方向に一時的に回動することで、該外乱の影響を吸収することができる。外乱がなくなったときには、可動ブラケット18が、ねじりコイルばね20の付勢力により、シートスライドセンサ14とロアレールの検知面24Eとの所定の対向状態が維持される方向(矢印B方向)に復帰する。このため、シートスライドセンサ14に対する外乱が一時的に生じた場合でも、その外乱を吸収して、シート位置の検知範囲Cを適正に確保することが可能である。
なお、固定ブラケット16及び可動ブラケット18の連結位置は、上記構成に限られるものではなく、例えば図4に示される構成とすることが可能である。この変形例では、固定ブラケット16と可動ブラケット18との連結部位が、上記した実施形態よりも車両左側にオフセットされた構成となっている。具体的には、固定ブラケット16において、縦壁部16Bの上縁から車両左側へ延びる上面16Dが設けられており、該上面16Dの車両左側の端縁における車両前後方向略中央部に、筒状に丸められた支持部(図示せず)が設けられている。また可動ブラケット18において、縦壁部18Bの上縁に、筒状に丸められた連結部18Cが、車両前後方向に離間した同軸上に例えば2箇所設けられている。
固定ブラケット16の支持部は、可動ブラケット18における2箇所の連結部18Cの間に配置され、該連結部18Cと固定ブラケット16の支持部は、1本の支持軸36により連結されている。これにより、可動ブラケット18が、固定ブラケット16に対して、支持軸36回りに回動可能に構成されている。ねじりコイルばね20は、案内棒である支持軸36にコイル部20Cが挿通され、一端20Aが固定ブラケット16の上面16Dに当接し、他端20Bが可動ブラケット18の縦壁部18Bの車両左側面に当接している。
またシートスライドセンサ取付け構造Sは、例えば図5に示される構成とすることも可能である。この変形例では、固定ブラケット16と可動ブラケット18との連結部位が、上記した実施形態よりも車両下方にオフセットされた構成となっている。具体的には、固定ブラケット16において、基部16Aの例えば車両左側の端縁に、筒状に丸められた支持部16Cが、例えば車両前後方向に離間した同軸上に2箇所設けられている。また可動ブラケット18において、上面18Aの車両右側の端縁から車両下方に延びる縦壁部18Dが設けられている。この縦壁部18Dの下縁には、筒状に丸められ、固定ブラケット16における2箇所の支持部16Cの間に配置される連結部(図示せず)が設けられている。
可動ブラケット18の連結部は、固定ブラケット16における2箇所の支持部16Cの間に配置され、該支持部16Cと可動ブラケット18の連結部は、1本の支持軸36により連結されている。これにより、可動ブラケット18が、固定ブラケット16に対して、支持軸36回りに回動可能に構成されている。ねじりコイルばね20は、案内棒である支持軸36にコイル部20Cが挿通され、一端20Aが固定ブラケット16の基部16Aの上面に当接し、他端20Bが可動ブラケット18の縦壁部18Dの車両右側面に当接している。
これらの変形例の作用効果については、何れも上記した実施形態と同様であるので、説明を省略する。
なお、上記実施形態及び変形例では、付勢手段の一例としてねじりコイルばね20を挙げて説明したが、付勢手段はこれに限られるものではなく、例えば板ばねや、固定ブラケット16の縦壁部16Bと可動ブラケット18の縦壁部18Bとの間に架け渡される引張りコイルばねであってもよい。
また回動規制手段の一例として、可動ブラケット18に一体的に設けられたストッパ部22を挙げて説明したが、回動規制手段はこれに限られるものではなく、例えばアッパレール26の側壁部26Bにストッパ部(図示せず)を設け、該ストッパ部に可動ブラケット18の縦壁部18Bが当接する構成であってもよい。
更に、シートスライドセンサ取付け構造Sは、車両左側のシートスライド部12に設けられるものとして説明したが、これに限られず、車両右側のシートスライド部12に設けるようにしてもよい。またアッパレール26に対するシートスライドセンサ14、固定ブラケット16及び可動ブラケット18の搭載位置は、図示の位置には限られず、シートスライドセンサ14が、ロアレール24に対するアッパレール26のスライド範囲をすべて検知できるように設定される。
12 シートスライド部
14 シートスライドセンサ
16 固定ブラケット
18 可動ブラケット
20 ねじりコイルばね(付勢手段)
22 ストッパ部(回動規制手段)
24 ロアレール
24E 検知面
26 アッパレール
26B 側壁部
C 検知範囲
S シートスライドセンサ取付け構造
14 シートスライドセンサ
16 固定ブラケット
18 可動ブラケット
20 ねじりコイルばね(付勢手段)
22 ストッパ部(回動規制手段)
24 ロアレール
24E 検知面
26 アッパレール
26B 側壁部
C 検知範囲
S シートスライドセンサ取付け構造
Claims (3)
- 車体側に固定されるロアレール上をアッパレールがスライド可能に構成されたシートスライド部において前記アッパレール側に設けられ、前記ロアレールの検知面に対向して前記アッパレールのスライド方向におけるシート位置を検知可能なシートスライドセンサと、
前記アッパレールに固定された固定ブラケットと、
前記シートスライドセンサが固定され、前記固定ブラケットに対して回動可能に設けられた可動ブラケットと、
前記シートスライドセンサと前記ロアレールの前記検知面との所定の対向状態が維持される方向に前記可動ブラケットを付勢する付勢手段と、
を有することを特徴とするシートスライドセンサ取付け構造。 - 前記付勢手段により付勢された前記可動ブラケットが、前記シートスライドセンサと前記検知面とが前記所定の対向状態となる位置を越えて回動することを規制する回動規制手段を有することを特徴とする請求項1に記載のシートスライドセンサ取付け構造。
- 前記回動規制手段は、前記可動ブラケットに一体的に設けられ、前記アッパレールの側壁部に当接するストッパ部であることを特徴とする請求項2に記載のシートスライドセンサ取付け構造。
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