JP2008199585A - 撮像素子の読出制御方法および装置 - Google Patents

撮像素子の読出制御方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】撮像素子の各光電変換素子に蓄積した電荷を転送路に転送する前に、転送路に残留した電荷を読み出すスミア掃出しを行う撮像素子の読出制御方法において、スミア掃出し後の電源電圧のオーバーシュートを抑制し、これにより発生する縦線キズの発生を抑制して画質の向上を図る。
【解決手段】スミア掃出しを行うステップにおいて、転送路の転送クロックの速度を段階的に遅くするようにする。
【選択図】図8

Description

本発明は、光電変換素子により発生した電荷が転送路を介して読み出される撮像素子からの電荷の読み出しを制御する読出制御方法および装置に関するものである。
従来、デジタルスチルカメラ等の撮像装置においては、撮像素子として、電荷結合素子であるCCD(Charge Coupled Device)が広く用いられている。このCCDは、フォトダイオードなどの光電変換素子を有し、各光電変換素子が光量に応じた電荷を蓄積し、その蓄積した電荷が転送路を介して読み出されるものである。
上記CCDを用いたデジタルカメラにおいては、静止画撮影を行うにあたり、まず、露光が行われる。この露光では、機械式シャッタが開かれた状態で被写体観察用のスルー画像を画像モニタに表示する等の処理が行われる。次いで、機械式シャッタが閉じられて光が入射されない状態で垂直転送路に残留する電荷の読出しを行うことによりその垂直転送路をクリアするスミア掃出しが行われる。このスミア掃出しシーケンスは、垂直転送路を比較的高速なパルスにより駆動することによって行われる。
特開2005−260407号公報 特開2004−69993号公報 特開2006−14175号公報
しかしながら、上記のようにスミア掃出しを行う際、通常駆動時の消費電流に対し数倍以上の電流を消費するため、スミア掃出しシーケンスの前後で垂直転送路の電源電圧が応答遅れでアンダーシュート/オーバーシュートする。そして、このスミア掃出しシーケンス後のオーバーシュート電圧により垂直転送路のポテンシャルが変動し、これによって垂直転送路に電子が漏れこみ、CCDにより撮像された画像中に縦線キズが発生する場合がある。
また、上記のようなオーバーシュートを抑制するために、CCDの入力コンデンサまたは出力コンデンサを増やす方法も考えられるが、大幅なコストアップになる。
本発明は、上記の事情に鑑み、スミア掃出しを行う撮像素子の読出制御装置において、大幅なコストアップを招くことなく、上記のような電源電圧のオーバーシュートを抑制し、画像中の縦線キズの発生を抑制して画質の向上を図ることができる撮像素子の読出制御装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の撮像素子の読出制御方法は、受光した光量に応じた電荷を発生して蓄積する複数の光電変換素子を有し、光電変換素子により発生した電荷が転送路を介して読み出される撮像素子からの上記電荷の読み出しを制御する読出制御方法において、各光電変換素子に蓄積した電荷を転送路に転送する前に、転送路に残留した電荷を読み出すスミア掃出しを行うステップを有し、スミア掃出しを行うステップにおいて、転送路の転送クロックの速度を段階的に遅くすることを特徴とする。
また、本発明の第1の撮像素子の読出制御方法においては、基準クロックに基づいて転送路に転送クロックを与えるタイミングジェネレータICに入力される基準クロックの速度を段階的に遅くすることによって転送クロックの速度を段階的に遅くするようにすることができる。
また、基準クロックに基づいて転送路に転送クロックを与えるタイミングジェネレータIC内に設けられた分周器により基準クロックを分周することによって転送クロックの速度を段階的に遅くするようにすることができる。
また、基準クロックと予め設定された転送クロックのクロックパターンとに基づいて転送路に転送クロックを与えるタイミングジェネレータICが、スミア掃出し時における転送クロックのクロックパターンを複数有するものとし、その複数のクロックパターンを、段階的に転送クロックが遅くなるように形成するようにすることができる。
本発明の第2の撮像素子の読出制御方法は、受光した光量に応じた電荷を発生して蓄積する複数の光電変換素子を有し、光電変換素子により発生した電荷が転送路を介して読み出される撮像素子からの電荷の読み出しを制御する読出制御方法において、各光電変換素子に蓄積した電荷を転送路に転送する前に、転送路に残留した電荷を読み出すスミア掃出しを行うステップを有し、スミア掃出し完了時近傍において撮像素子の電源電圧の絶対値が予め設定された設定電圧値の絶対値よりも小さくなるように切り替える。
また、上記本発明の第2の撮像素子の読出制御方法においては、スミア掃出しを行った後、光電変換素子に蓄積された電荷の転送路を介した読出し終了時近傍において撮像素子の電源電圧を設定電圧値に戻すようにすることができる。
また、撮像素子の電源電圧の設定電圧値からの切り替えタイミングを、スミア掃出し終了時において撮像素子へ供給される電源電圧の変動が所定の電圧範囲内になるようなタイミングとすることができる。
また、電源電圧を負電圧とし、スミア掃出し完了時近傍において電源電圧を正電圧側に切り替えるようにすることができる。
本発明の撮像素子の読出制御装置は、受光した光量に応じた電荷を発生して蓄積する複数の光電変換素子を有し、光電変換素子により発生した電荷が転送路を介して読み出される撮像素子からの電荷の読み出しを制御する読出制御装置において、各光電変換素子に蓄積した電荷を転送路に転送する前に、転送路に残留した電荷を読み出すスミア掃出しを行うスミア読出制御部を備え、スミア読出制御部が、スミア掃出しを行う際、転送路の転送クロックの速度を段階的に遅くするものとすることができる。
また、本発明の撮像素子の読出制御装置においては、スミア読出制御部を、基準クロックに基づいて転送路に転送クロックを与えるタイミングジェネレータICを有するものとし、タイミングジェネレータICに入力される基準クロックの速度を段階的に遅くすることによって転送クロックの速度を段階的に遅くするものとすることができる。
また、スミア読出制御部を、基準クロックに基づいて転送路に転送クロックを与えるタイミングジェネレータICを有するものとし、タイミングジェネレータIC内に設けられた分周器により入力された基準クロックを分周することによって転送クロックの速度を段階的に遅くするものとすることができる。
また、スミア読出制御部を、基準クロックと予め設定された転送クロックのクロックパターンとに基づいて転送路に転送クロックを与えるタイミングジェネレータICを有するものとし、タイミングジェネレータICを、スミア掃出し時における転送クロックのクロックパターンを複数有するものとし、複数のクロックパターンを、段階的に転送クロックが遅くなるように形成するようにすることができる。
本発明の第2の撮像素子の読出制御装置は、受光した光量に応じた電荷を発生して蓄積する複数の光電変換素子を有し、光電変換素子により発生した電荷が転送路を介して読み出される撮像素子からの電荷の読み出しを制御する読出制御装置において、各光電変換素子に蓄積した電荷を転送路に転送する前に、転送路に残留した電荷を読み出すスミア掃出しを行うスミア読出制御部と、撮像素子に電源電圧を供給する電源部と、スミア掃出し完了時近傍において電源部から撮像素子へ供給される電源電圧の絶対値が予め設定された設定電圧値の絶対値よりも小さくなるように切り替える電源電圧切替部とを備えたことを特徴とする。
また、上記本発明の第2の撮像素子の読出制御装置においては、電源電圧切替部を、スミア掃出しが行われた後、光電変換素子に蓄積された電荷の転送路を介した読出し終了時近傍において撮像素子の電源電圧を設定電圧値に戻すものとすることができる。
また、電源電圧切替部を、スミア掃出し終了時において撮像素子に供給される電源電圧の変動が所定の電圧範囲内になるようなタイミングで撮像素子の電源電圧の設定電圧値からの切り替えを行うものとすることができる。
また、電源電圧を負電圧とし、電源電圧切替部を、スミア掃出し完了時近傍において電源電圧を正電圧側に切り替えるものとすることができる。
また、電源電圧切替部として、電源部から出力される電源電圧を制御する電源制御ICを利用することができる。
また、電源電圧切替部として、電源部と撮像素子とを接続する電源ラインに設けられ、電源部から出力された電源電圧をFETスイッチを用いて切り替えるものを利用することができる。
本発明の第1の撮像素子の読出制御方法および装置によれば、受光した光量に応じた電荷を発生して蓄積する複数の光電変換素子を有し、光電変換素子により発生した電荷が転送路を介して読み出される撮像素子からの上記電荷の読み出しを制御する読出制御方法において、各光電変換素子に蓄積した電荷を転送路に転送する前に、転送路に残留した電荷を読み出すスミア掃出しを行うステップにおいて、転送路の転送クロックの速度を段階的に遅くするようにしたので、大幅なコストアップを招くことなくスミア掃出し後の電源電圧のオーバーシュートを抑制することができ、これにより発生する縦線キズの発生を抑制して画質の向上を図ることができる。
本発明の第2の撮像素子の読出制御方法および装置によれば、受光した光量に応じた電荷を発生して蓄積する複数の光電変換素子を有し、光電変換素子により発生した電荷が転送路を介して読み出される撮像素子からの電荷の読み出しを制御する読出制御方法において、各光電変換素子に蓄積した電荷を転送路に転送する前に、転送路に残留した電荷を読み出すスミア掃出し完了時近傍において、撮像素子の電源電圧の絶対値が予め設定された設定電圧値の絶対値よりも小さくなるように切り替えるようにしたので、大幅なコストアップを招くことなくスミア掃出し後の電源電圧のオーバーシュートを抑制することができ、これにより発生する縦線キズの発生を抑制して画質の向上を図ることができる。
また、第1の撮像素子の読出制御方法および装置のように転送クロックの速度を段階的に遅くするとスミア掃出しの時間が長くなり、撮影時間全体が長くなるため処理効率が落ちてしまうが、本発明の第2の撮像素子の読出制御方法および装置によれば、スミア掃出しの時間は変わらないので、処理効率の低下を招くことなく画質の向上を図ることができる。
また、上記本発明の第2の撮像素子の読出制御方法において、スミア掃出しを行った後、光電変換素子に蓄積された電荷の転送路を介した読出し終了時近傍において撮像素子の電源電圧を設定電圧値に戻すようにした場合には、読出し時における電源電圧変動を最小に抑え、悪影響を小さくすることができる。
また、電源電圧切替部として、電源部から出力される電源電圧を制御する電源制御ICを利用するようにした場合には、スイッチなどの部品を新たに追加することなく、電源制御ICの制御方法を変更するだけでよいので、部品追加によるコストアップを回避することができる。
以下、図面を参照して本発明の撮像素子の読出制御方法および装置の第1の実施形態を適用したデジタルカメラについて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態を適用したデジタルカメラを前面斜め上から見た外観斜視図、図2は、図1のデジタルカメラを背面斜め上から見た外観斜視図である。
図1に示すように、デジタルカメラ100の前面中央部には、撮影レンズ11が備えられている。また、デジタルカメラ100の前面上部には、光学式ファインダ対物窓12および補助光発光部13が備えられている。さらに、デジタルカメラ100の上面には、シャッタボタン14およびスライド式の電源スイッチ15が備えられている。
さらに、図2に示すように、デジタルカメラ100の背面には、光学式ファインダ接眼窓16と、メニュースイッチ17と、実行/画面切換スイッチ18と、画像モニタ19とが備えられている。
図3は、図1に示すデジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。
デジタルカメラ100には、前述した撮影レンズ11と補助光発光部13が備えられている。また、デジタルカメラ100には、機械式のシャッタ・絞り部21と、CCD22と、アナログ信号処理部23と、このデジタルカメラ100の動作を総括的に制御するCPU24と、CCD駆動部25が備えられている。ここで、CPU24およびCCD駆動部25が、本発明におけるスミア読出制御部を構成している。
CCD22は、配列された複数の光電変換素子を有する。各光電変換素子は光量に応じた電荷を蓄積する。また、CCD22は、光電変換素子に蓄積した電荷を転送する垂直転送路および水平転送路を有する。
また、CCD駆動部25は、CCD22の各光電変換素子に蓄積した電荷をCCD22の垂直転送路および水平転送路に読み出して電荷信号の読出しを行うものであるとともに、CCD22の各光電変換素子に蓄積した電荷をCCD22の垂直転送路に転送する前に、上記垂直転送路に残留した電荷を読み出すスミア掃出しを行うものである。
CCD駆動部25は、図4に示すように、CCD22の垂直転送路および水平転送路を駆動するタイミングジェネレータIC26と、CPU24から出力された基準クロックを分周してタイミングジェネレータIC26に出力する分周器27とを備えている。
そして、タイミングジェネレータIC26は、CCD22に与えられる転送クロックのパターンが予め設定されているレジスタカウンター26aと、レジスタカウンター26aに予め設定されたパターンと分周器27から出力された分周された基準クロックに基づいて転送クロックを出力するタイミングジェネレータ26bと、タイミングジェネレータ26bから出力された転送クロックに基づいてCCD22の垂直転送路を駆動する垂直駆動部26cと、タイミングジェネレータ26bから出力された転送クロックを基づいてCCD22の水平転送路を駆動する水平駆動部26dとを備えている。なお、CCD駆動部25によるスミア掃出しの詳細については、後で詳述する。
撮影レンズ11およびシャッタ・絞り部21を経由してきた被写体光は、CCD22に入射される。CCD駆動部25からの信号に同期して、入射された被写体光を電気信号であるアナログの画像信号に変換して出力する。
CCD22から出力されたアナログの画像信号は、アナログ信号処理部23でアナログ信号処理される。詳細には、このアナログ信号処理部23は、CCD22から出力されたアナログ画像信号に対して雑音低減処理等を施し、その処理等が施されたアナログ画像信号をデジタル画像信号にA/D(アナログ/デジタル)変換処理を行なって、デジタルの画像信号を出力する。
また、デジタルカメラ100には、デジタル信号処理部29と、テンポラリメモリ30と、圧縮伸長部31と、内蔵メモリ(またはメモリカード)32と、前述した画像モニタ19とが備えられている。アナログ信号処理部28でアナログ信号処理されてデジタルに変換されたデジタル画像信号は、デジタル信号処理部29に入力される。デジタル信号処理部29は、入力されたデジタル画像信号に所定のデジタル信号処理を施して今回の撮影シーンの被写体画像を表わす画像データを完成させて、テンポラリメモリ30に一時的に格納する。テンポラリメモリ30に格納されたデータは、圧縮伸長部31で圧縮されて内蔵メモリ(またはメモリカード)32に記録される。尚、撮影モードによっては、圧縮の過程を省いて内蔵メモリ32に直接記録してもよい。テンポラリメモリ30に格納されたデータは画像モニタ19に読み出され、これにより画像モニタ19に被写体の画像が表示される。
さらに、デジタルカメラ100には、前述したメニュースイッチ17および実行/画面切換スイッチ18からなる操作スイッチ部33と、シャッタボタン14とが備えられている。写真撮影にあたっては、操作スイッチ部33を操作して所望の撮影状態に設定してシャッタボタン14を押下する。
また、デジタルカメラ100は、CCD22を用いて静止画撮影を行なう静止画撮影モードと、動画撮影を行なう動画撮影モードとを有する。これら静止画撮影モードと動画撮影モードとの切り換えは、実行/画面切換スイッチ18の操作により行なうことができる。
図5は、図3に示すデジタルカメラの撮影シーケンスにおけるタイミングチャートである。
図4には、撮影シーケンスとして、プレビューモード,露光モード,静止画取込みモードが示されている。また、シャッタ・絞り部21を構成する機械式シャッタの開閉状態を示すメカシャッタ信号MSが示されている。さらに、CCD22の各駆動状態を示す動画駆動状態,スミア掃出し(スミア掃出し)状態,静止画駆動状態が示されている。
デジタルカメラ100では、先ず、撮影シーケンスがプレビューモードに設定される。このプレビューモードでは、機械式シャッタが開成された状態(メカシャッタ信号MSは開状態を示す‘H’レベル状態)で被写体光観察用のスルー画像が画像モニタ19に表示される。ここで、写真撮影を行なうためにシャッタボタン14が押下される。すると、撮影シーケンスがプレビューモードから露光モードに移行する。
次いで、機械式シャッタが閉成され、メカシャッタ信号MSが‘H’レベルから‘L’レベルに変化する。すると、撮影シーケンスが露光モードから静止画取込みモードに移行する。また、スミア掃出しが行なわれる。このスミア掃出しは、高速なパルス駆動により行なわれる。
ここで、CCD22周辺の電源のブロック図を図6に示す。図6に示すように、CCD22の電源としては、−8Vまたは−7.5VのVL電圧を供給するVL電源と12Vまたは15VのVH電圧を供給するVH電源とがある。そして、VL電源およびVH電源は、図6に示すように、CCD22だけでなく垂直駆動部26cにも接続されている。
そして、上記のようにスミア掃出しの間は、垂直駆動部26cによりCCD22が高速パルス駆動される。このときの垂直転送路の転送クロックの波形と、VL電源の電圧波形および消費電流波形を図7に示す。図7に示すように、スミア掃出しの間は、垂直駆動部26cから出力される転送クロックは高速パルスである。したがって、図7に示すように、VL電源の消費電流は、通常駆動時の消費電流に対し数倍以上の消費電流となるため、スミア掃出しの前後で垂直転送路のVL電圧が、電源供給側の応答おくれで、図7に示すように、アンダーシュート/オーバーシュートする。そして、このスミア掃出しシーケンスの後のオーバーシュート電圧により垂直転送路のポテンシャルが変動したときに垂直転送路に電子が流れ込み、CCD22で撮像された画像に縦線キズとして現れてしまう。
そこで、本実施形態においては、図8に示すように、スミア掃出しシーケンスにおいて、垂直転送路の転送クロックが段階的に遅くなるようにする。このようにすることによって、VL電圧のオーバーシュートをなくすことができる。
具体的には、図4に示す分周器27の分周比を、レジスタカウンター26aからの切換信号に応じてスミア掃出しシーケンスの間に切り換えるによって実現する。なお、本実施形態においては、上述したように分周器27の分周比を切り換えることによって垂直転送路の転送クロックを段階的に遅くなるようにしたが、これに限らず、たとえば、分周器27の代わりにクロックジェネレータを設け、このクロックジェネレータの周波数を切り換えることによって垂直転送路の転送クロックが段階的に遅くなるようにしてもよい。また、本実施形態においては、タイミングジェネレータIC26とは別個に分周器27を設けるようにしたが、図9に示すように、タイミングジェネレータIC26内に分周器26eを設けるようにしてもよい。
また、レジスタカウンター26aに、図10に示すようなスミア掃出しのクロックパターンを複数種類設定し、このクロックパターンに応じてタイミングジェネレータ26bから転送クロックを出力するようにすることにより、垂直転送路の転送クロックが段階的に遅くなるようにしてもよい。
次に、本発明の第2の実施形態を適用したデジタルカメラについて説明する。上記第1の実施形態を適用したデジタルカメラにおいては、CPU24とCCD駆動部25によりスミア読出制御部を構成し、スミア掃出しシーケンスにおいて、CCD22の垂直転送路の転送クロックが段階的に遅くなるようにしてスミア掃出しシーケンスの後のオーバーシュート電圧を抑制するようにしたが、第2の実施形態を適用したデジタルカメラにおいては、CCD22の垂直転送路の転送クロックを段階的に遅くするのでははく、スミア掃出しシーケンス完了時近傍においてCCD22のVL電源のVL電圧を予め設定された設定電圧値よりも小さくなるように切り替えることによってスミア掃出しシーケンスの後のオーバーシュート電圧を抑制する。その他の構成については、第1の実施形態を適用したデジタルカメラの構成と同様である。以下、第2の実施形態を適用したデジタルカメラについて、主に第1の実施形態を適用したデジタルカメラと異なる構成について、詳細に説明する。
図11に、第2の実施形態を適用したデジタルカメラのCCD22の電源周りの構成を示す。
図11に示すように、CCD22には、上述したVH電圧(たとえば、15V)を供給するVH電源40と、上述したVL電圧(たとえば、−8V)を供給するVL電源41とが接続されており、VH電源40とVL電源41には、VH電圧とVL電圧とを制御する電源制御ICが接続されている。
VH電源40はスイッチング電源であり、コイル40a、FET40b、ダイオード40cおよび抵抗器40d,40eを備えている。そして、電源制御IC42からの制御信号に基づいてFET40bをスイッチングすることによって、電池から供給される電池電圧から所望のVH電圧を生成して出力するものである。また、VH電源40から出力されたVH電圧は抵抗器40d,40eにより分圧され、その分圧された電圧が電源制御IC42にフィードバックされる。そして、電源制御IC42は、入力されたフィードバック電圧と予め設定された基準電圧とを比較し、その差に基づいて制御信号を出力することによってVH電源40から所望のVH電圧を出力させる。
VL電源41もVH電源40と同様にスイッチング電源であり、コイル41a、FET41b、ダイオード41cおよび抵抗器41d,41eを備えている。そして、電源制御IC42からの制御信号に基づいてFET41bをスイッチングすることによって、電池から供給される電池電圧から所望のVL電圧を生成して出力するものである。また、VL電源41から出力されたVL電圧は抵抗器41d,41eにより分圧され、その分圧された電圧が電源制御IC42にフィードバックされる。そして、電源制御IC42は、入力されたフィードバック電圧と予め設定された基準電圧とを比較し、その差に基づいて制御信号を出力することによってVL電源41から所望のVH電圧を出力させる。
ここで、本実施形態のデジタルカメラの電源制御IC42についてより詳細に説明する。
本実施形態のデジタルカメラの電源制御IC42は、図12に示すように、VL電源41から出力されたフィードバック電圧と基準電圧の差分を算出する比較器42cと、比較器42cから出力された差分に基づく制御信号を出力する制御部42dと、制御部42dから出力された制御信号に基づいてFET41bをON/OFFするための駆動信号を出力するドライバ42eとを備えている。そして、電源制御IC42は、DAコンバータ42bをさらに備え、比較器42cには、基準電圧源42aから出力された基準電圧がDAコンバータ42bを介して入力され、フィードバック電圧と比較される。そして、本実施形態のデジタルカメラの電源制御ICは、DAコンバータ42bにより基準電圧の値を変更可能なように構成されている。そして、基準電圧値を変更することによってVL電圧の大きさを変更することができる。
図13に、第2の実施形態のデジタルカメラにおけるVL電圧の変更タイミングを示す。
図13に示すように、第2の実施形態のデジタルカメラにおいても、第1の実施形態のデジタルカメラと同様に、露光モード終了後、静止画取り込みモードに切り替わり、まず、CCD22においてスミア掃出しが行なわれる。そして、スミア掃出し終了時において、VL電圧の設定電圧が、−8Vから所定の電圧値だけ大きくなるように切り替えられる。すなわち、スミア掃出し終了時において、DAコンバータ42bにより基準電圧源42aから出力された基準電圧値が変更され、これによってVL電圧の設定電圧が−8Vから所定の電圧値だけ大きい値に変更される。そして、このようにVL電圧の設定電圧を変更することによって、図13に示すように、スミア掃出し終了時におけるCCD22の垂直転送路に供給されるVL電圧のオーバーシュートを抑制することができる。なお、本実施形態のデジタルカメラにおいては、VL電圧の変更タイミングをスミア掃出し終了時としたが、これに限らず、上記VL電圧のオーバーシュートが所定の電圧範囲内、たとえば、±100mV程度の範囲内に収まるのであれば、スミア掃出し時の直前または直後であってもよい。
そして、静止画取り込みモードが終了した時点、つまり、CCD22の光電変換素子に蓄積された電荷が垂直転送路および水平転送路を介して読み出され、その読出しが終了した時点において、比較器42cに入力される基準電圧値が元に戻されてVL電圧も設定電圧値である−8Vに戻される。そして、再びプレビューモードに設定される。なお、本実施形態のデジタルカメラにおいては、VL電圧を元に戻すタイミングを静止画取り込みモード終了時としたが、これに限らず、プレビューモードに影響を及ぼさないのであれば、静止画取り込みモード終了時の直前または直後であってもよい。
また、上記のように静止画取り込みモードが終了した時点近傍において、VL電圧を設定電圧値に戻すようにした場合には、読出し時における電源電圧変動を最小に抑え、悪影響を小さくすることができる。
次に、本発明の第3の実施形態を適用したデジタルカメラについて説明する。上記第2の実施形態を適用したデジタルカメラにおいては、電源制御IC42において基準電圧源42aから出力される基準電圧値をDAコンバータ42bで切り替えることによってVL電圧を切り替えるようにしたが、第3の実施形態のデジタルカメラはVL電圧を切り替えるための構成が第2の実施形態のデジタルカメラとは異なる。その他の構成については、第2の実施形態を適用したデジタルカメラの構成と同様である。以下、第3の実施形態を適用したデジタルカメラについて、第2の実施形態を適用したデジタルカメラと異なる構成について、詳細に説明する。
第2の実施形態のデジタルカメラにおいては、電源制御IC42の基準電圧源42aから出力される基準電圧値をDAコンバータ42bで切り替えることによってVL電圧を切り替えるようにしたが、第3の実施形態のデジタルカメラにおいては、電源制御ICの比較器に入力される基準電圧値を切り替えるのではなく、VL電源41から比較器に入力されるフィードバック電圧を切り替えることによってVL電圧を切り替える。
具体的には、第3の実施形態のデジタルカメラは、図14に示すように、VL電源41の抵抗器41d,41eに直列に接続された抵抗器41fと、抵抗器41fに並列に接続されたFETスイッチ41gとをさらに備えている。
そして、信号Aに応じてFETスイッチ41gをON/OFFすることによって抵抗器41fの接続を切り替え、これにより分圧比を切り替えることによって比較器43aに入力されるフィードバック電圧の値を切り替える。なお、信号Aは、CPU24(図3参照)から出力されるものである。そして、上記のようにフィードバック電圧を切り替えることによってVL電圧を切り替える。なお、第3の実施形態のデジタルカメラにおける電源制御IC43は、図14に示すように、VL電源41から出力されたフィードバック電圧と基準電圧(接地電圧)の差分を算出する比較器43aと、比較器43aから出力された差分に基づく制御信号を出力する制御部43bと、制御部43bから出力された制御信号に基づいてFET41bをON/OFFするための駆動信号を出力するドライバ43cとを備えている。
そして、図15に示すように、第3の実施形態のデジタルカメラにおいても、第2の実施形態のデジタルカメラと同様に、スミア掃出し終了時において、VL電圧の設定電圧が、−8Vから所定の電圧値だけ大きくなるように切り替えられる。すなわち、スミア掃出し終了時において、H信号の信号AがFETスイッチ41gに入力され、FETスイッチ41gがONされ、抵抗器41fが接続されず、Vrefと抵抗器41dとが導通している状態となる。したがって、比較器43aに入力されるフィードバック電圧は、抵抗器41dと抵抗器41eとの分圧比で決定されて低い値となる。そして、電源制御IC43は、フィードバック電圧が低くなった分だけVL電圧を上げようと動作するので、結果的に、VL電圧の設定値が予め設定された設定電圧値−8Vから所定の電圧値だけ大きい値に変更される。そして、このようにVL電圧の設定電圧を変更することによって、図15に示すように、スミア掃出し終了時におけるCCD22の垂直転送路に供給されるVL電圧のオーバーシュートを抑制することができる。なお、本実施形態のデジタルカメラにおいても、VL電圧の変更タイミングは、スミア掃出し終了時に限らず、上記VL電圧のオーバーシュートが所定の電圧範囲内、たとえば、±100mV程度の範囲内に収まるのであれば、スミア掃出し時の直前または直後であってもよい。
そして、静止画取り込みモードが終了した時点、つまり、CCD22の光電変換素子に蓄積された電荷が垂直転送路および水平転送路を介して読み出され、その読出しが終了した時点において、L信号の信号AがFETスイッチ41gに入力され、FETスイッチ41gがOFFされ、Vrefと抵抗器41dとの間に抵抗器41fが接続された状態となる。したがって、比較器43aに入力されるフィードバック電圧は、抵抗器41dおよび抵抗器41fの加算値と抵抗器41eとの分圧比で決定され、FETスイッチ41gがONしているときよりも高い値となる。そして、電源制御IC43は、フィードバック電圧が高くなった分だけVL電圧を下げようと動作するので、結果的に、VL電圧の設定値が予め設定された設定電圧値−8Vに戻ることになる。なお、抵抗器43fの抵抗値は、上記のように電源制御IC43の設定電圧が変更されるように選択されているものとする。
そして、再びプレビューモードに設定される。なお、本実施形態のデジタルカメラにおいても、VL電圧を元に戻すタイミングは静止画取り込みモード終了時に限らず、プレビューモードに影響を及ぼさないのであれば、静止画取り込みモード終了時の直前または直後であってもよい。
次に、本発明の第4の実施形態を適用したデジタルカメラについて説明する。上記第2および第3の実施形態を適用したデジタルカメラにおいては、電源制御ICによりVL電圧を切り替えるようにしたが、第4の実施形態のデジタルカメラはVL電圧を切り替えるための構成が第2および第3の実施形態のデジタルカメラとは異なる。その他の構成については、第2の実施形態を適用したデジタルカメラの構成と同様である。以下、第4の実施形態を適用したデジタルカメラについて、第2の実施形態を適用したデジタルカメラと異なる構成について、詳細に説明する。
図16に、第4の実施形態を適用したデジタルカメラのCCD22の電源周りの構成を示す。第4の実施形態のデジタルカメラは、図16に示すように、VH電源40、VL電源41および電源制御IC43の他に、切替スイッチ部43を備えている。なお、VH電源40およびVL電源41は、第2の実施形態のデジタルカメラと同様であり、電源制御IC43は、第3の実施形態のデジタルカメラと同様である。
切替スイッチ部43は、図16に示すように、信号Aの入力に応じてON/OFFするトランジスタ43aと、抵抗器43b,43cと、VL電源41とCCD22との間を接続する電源ラインの途中に接続されるFETスイッチ43dとを備えている。なお、トランジスタ43aのエミッタ端子には、信号Aと同じ電源から電圧(たとえば、3.3V)が供給される。また、信号Aは、CPU24(図3参照)から出力されるものである。
そして、信号Aに応じてトランジスタ43aとFETスイッチ43dとをON/OFFすることによってVL電源41からCCD22に供給されるVL電圧を切り替える。
具体的には、図17に示すように、第4の実施形態のデジタルカメラにおいても、第2および第3の実施形態のデジタルカメラと同様に、スミア掃出し終了時において、VL電圧の設定電圧が、−8Vから所定の電圧値だけ大きくなるように切り替えられる。すなわち、スミア掃出し終了時において、H信号の信号Aがトランジスタ43aに入力され、トランジスタ43aがOFFされ、これによりFETスイッチ43dがOFFされる。したがって、VL電源41から出力されたVL電圧はFETスイッチ43dの寄生ダイオードの順方向電圧分だけ上昇してCCD22に供給される。具体的には、本実施形態においては、予め設定された設定電圧値−8Vから寄生ダイオードの順方向電圧分0.6〜0.7Vだけ上昇したVL電圧がCCD22に供給される。
そして、このようにVL電圧の設定電圧を変更することによって、図17に示すように、スミア掃出し終了時におけるCCD22の垂直転送路に供給されるVL電圧のオーバーシュートを抑制することができる。なお、本実施形態のデジタルカメラにおいても、VL電圧の変更タイミングは、スミア掃出し終了時に限らず、上記VL電圧のオーバーシュートが所定の電圧範囲内、たとえば、±100mV程度の範囲内に収まるのであれば、スミア掃出し時の直前または直後であってもよい。
そして、静止画取り込みモードが終了した時点、つまり、CCD22の光電変換素子に蓄積された電荷が垂直転送路および水平転送路を介して読み出され、その読出しが終了した時点において、L信号の信号Aがトランジスタ43aに入力され、トランジスタ43aがONされ、これによりFETスイッチ43dがONされる。したがって、VL電源41から出力されたそのままFETスイッチ43dを介してCCD22に供給される。つまり、VL電圧の設定値が予め設定された設定電圧値−8Vに戻ることになる。
そして、再びプレビューモードに設定される。なお、本実施形態のデジタルカメラにおいても、VL電圧を元に戻すタイミングは静止画取り込みモード終了時に限らず、プレビューモードに影響を及ぼさないのであれば、静止画取り込みモード終了時の直前または直後であってもよい。
なお、上記第4の実施形態を適用したデジタルカメラにおける切替スイッチ部45に、図18に示すように、さらに変更電圧調整部としてのショットキーバリアダイオード45eを設けるようにしてもよい。ショットキーバリアダイオード45eは、図18に示すようにFETスイッチ45dに並列に接続される。
そして、上記のようにショットキーバリアダイオード45eを設けることによって、スミア掃出し終了時点におけるVL電圧の上昇分をショットキーバリアダイオード45eの順方向電圧Vf分だけ小さくすることができる。つまり、上記第4の実施形態のデジタルカメラにおいては、スミア掃出し終了時点においてVL電圧を、寄生ダイオードの順方向電圧分0.6〜0.7Vだけ上昇させるようにしたが、ショットキーバリアダイオード45eを設けることによってショットキーバリアダイオード45eの順方向電圧Vf0.2〜0.3分だけ小さくすることができる。このようにVL電圧の変更電圧値を細かく設定することにより、VL電圧を上昇させることによる悪影響をより小さくすることができる。
上記第2〜第4の実施形態のデジタルカメラのように、VL電圧の設定電圧を変更することによって、CCDに供給されるVL電圧のオーバーシュートを抑制するようにすれば、第1の実施形態のデジタルカメラのようにスミア掃出し時における転送クロックを遅くする必要がないので、第1の実施形態のデジタルカメラよりも処理効率を向上させることができる。
本発明の撮像素子の読出制御装置の第1の実施形態を適用したデジタルカメラを前面斜め上から見た外観斜視図 図1に示すデジタルカメラを背面斜め上から見た外観斜視図 図1に示すデジタルカメラの電気的構成を示すブロック図 図1に示すデジタルカメラのCCD駆動部の構成を示す図 図1に示すデジタルカメラの撮影シーケンスにおけるタイミングチャート 図1に示すデジタルカメラのCCD周辺の電源のブロック図 従来のCCDの垂直転送路の転送クロックの波形と、VL電源の電圧波形および消費電流波形を示す図 本発明の実施形態のCCDの垂直転送路の転送クロックの波形と、VL電源の電圧波形および消費電流波形を示す図 図1に示すデジタルカメラのCCD駆動部のその他の構成を示す図 スミア掃出し時における転送クロックのクロックパターンを示す図 本発明の第2の実施形態を適用したデジタルカメラのCCDの電源周りの概略構成を示す図 本発明の第2の実施形態を適用したデジタルカメラの電源制御IC内部の概略構成を示す図 本発明の第2の実施形態を適用したデジタルカメラにおけるVL電圧の変更タイミングを示すタイミングチャート 本発明の第3の実施形態を適用したデジタルカメラのVL電源および電源制御IC内部の概略構成を示す図 本発明の第3の実施形態を適用したデジタルカメラにおけるVL電圧の変更タイミングを示すタイミングチャート 本発明の第4の実施形態を適用したデジタルカメラのCCDの電源周りの概略構成を示す図 本発明の第4の実施形態を適用したデジタルカメラにおけるVL電圧の変更タイミングを示すタイミングチャート 本発明の第4の実施形態を適用したデジタルカメラの変形例を示す図
符号の説明
11 撮影レンズ
12 光学式ファインダ対物窓
13 補助光発光部
14 シャッタボタン
15 電源スイッチ
16 光学式ファインダ接眼窓
17 メニュースイッチ
18 実行/画面切換スイッチ
19 画像モニタ
21 シャッタ・絞り部
22 CCD
24 CPU(スミア読出制御部)
25 CCD駆動部(スミア読出制御部)
26 タイミングジェネレータIC
26a レジスタカウンター
26b タイミングジェネレータ
26c 垂直駆動部
26d 水平駆動部
26e、27 分周器
28 アナログ信号処理部
29 デジタル信号処理部
30 テンポラリメモリ
31 圧縮伸長部
32 内蔵メモリ
33 操作スイッチ部
40 VH電源
41 VL電源(電源部)
42 電源制御IC(電圧切替用DAC内蔵)(電源電圧切替部)
43 電源制御IC
45 切替スイッチ部(電源電圧切替部)
45d FETスイッチ

Claims (18)

  1. 受光した光量に応じた電荷を発生して蓄積する複数の光電変換素子を有し、該光電変換素子により発生した電荷が転送路を介して読み出される撮像素子からの前記電荷の読み出しを制御する読出制御方法において、
    前記各光電変換素子に蓄積した電荷を前記転送路に転送する前に、前記転送路に残留した電荷を読み出すスミア掃出しを行うステップを有し、
    該スミア掃出しを行うステップにおいて、前記転送路の転送クロックの速度を段階的に遅くすることを特徴とする撮像素子の読出制御方法。
  2. 基準クロックに基づいて前記転送路に前記転送クロックを与えるタイミングジェネレータICに入力される前記基準クロックの速度を段階的に遅くすることによって前記転送クロックの速度を段階的に遅くすることを特徴とする請求項1記載の撮像素子の読出制御方法。
  3. 基準クロックに基づいて前記転送路に前記転送クロックを与えるタイミングジェネレータIC内に設けられた分周器により前記基準クロックを分周することによって前記転送クロックの速度を段階的に遅くすることを特徴とする請求項1記載の撮像素子の読出制御方法。
  4. 基準クロックと予め設定された前記転送クロックのクロックパターンとに基づいて前記転送路に前記転送クロックを与えるタイミングジェネレータICが、前記スミア掃出し時における前記転送クロックのクロックパターンを複数有するものとし、該複数のクロックパターンを、段階的に前記転送クロックが遅くなるように形成することを特徴とする請求項1記載の撮像素子の読出制御方法。
  5. 受光した光量に応じた電荷を発生して蓄積する複数の光電変換素子を有し、該光電変換素子により発生した電荷が転送路を介して読み出される撮像素子からの前記電荷の読み出しを制御する読出制御方法において、
    前記各光電変換素子に蓄積した電荷を前記転送路に転送する前に、前記転送路に残留した電荷を読み出すスミア掃出しを行うステップを有し、
    該スミア掃出し完了時近傍において前記撮像素子の電源電圧の絶対値が予め設定された設定電圧値の絶対値よりも小さくなるように切り替えることを特徴とする撮像素子の読出制御方法。
  6. 前記スミア掃出しを行った後、
    前記光電変換素子に蓄積された電荷の前記転送路を介した読出し終了時近傍において前記撮像素子の電源電圧を前記設定電圧値に戻すことを特徴とする請求項5記載の撮像素子の読出制御方法。
  7. 前記撮像素子の電源電圧の前記設定電圧値からの切り替えタイミングが、前記スミア掃出し終了時において前記撮像素子へ供給される電源電圧の変動が所定の電圧範囲内になるようなタイミングであることを特徴とする請求項5または6記載の撮像素子の読出制御方法。
  8. 前記電源電圧が負電圧であり、
    前記スミア掃出し完了時近傍において前記電源電圧を正電圧側に切り替えることを特徴とする請求項5から7いずれか1項記載の撮像素子の読出制御方法。
  9. 受光した光量に応じた電荷を発生して蓄積する複数の光電変換素子を有し、該光電変換素子により発生した電荷が転送路を介して読み出される撮像素子からの前記電荷の読み出しを制御する読出制御装置において、
    前記各光電変換素子に蓄積した電荷を前記転送路に転送する前に、前記転送路に残留した電荷を読み出すスミア掃出しを行うスミア読出制御部を備え、
    該スミア読出制御部が、前記スミア掃出しを行う際、前記転送路の転送クロックの速度を段階的に遅くするものであることを特徴とする撮像素子の読出制御装置。
  10. 前記スミア読出制御部が、基準クロックに基づいて前記転送路に前記転送クロックを与えるタイミングジェネレータICを有し、該タイミングジェネレータICに入力される前記基準クロックの速度を段階的に遅くすることによって前記転送クロックの速度を段階的に遅くするものであることを特徴とする請求項9記載の撮像素子の読出制御装置。
  11. 前記スミア読出制御部が、基準クロックに基づいて前記転送路に前記転送クロックを与えるタイミングジェネレータICを有し、該タイミングジェネレータIC内に設けられた分周器により入力された前記基準クロックを分周することによって前記転送クロックの速度を段階的に遅くするものであることを特徴とする請求項9記載の撮像素子の読出制御装置。
  12. 前記スミア読出制御部が、基準クロックと予め設定された前記転送クロックのクロックパターンとに基づいて前記転送路に前記転送クロックを与えるタイミングジェネレータICを有し、
    該タイミングジェネレータICが、前記スミア掃出し時における前記転送クロックのクロックパターンを複数有し、
    該複数のクロックパターンが、段階的に前記転送クロックが遅くなるように形成されたものであることを特徴とする請求項9記載の撮像素子の読出制御装置。
  13. 受光した光量に応じた電荷を発生して蓄積する複数の光電変換素子を有し、該光電変換素子により発生した電荷が転送路を介して読み出される撮像素子からの前記電荷の読み出しを制御する読出制御装置において、
    前記各光電変換素子に蓄積した電荷を前記転送路に転送する前に、前記転送路に残留した電荷を読み出すスミア掃出しを行うスミア読出制御部と、
    前記撮像素子に電源電圧を供給する電源部と、
    前記スミア掃出し完了時近傍において前記電源部から前記撮像素子へ供給される電源電圧の絶対値が予め設定された設定電圧値の絶対値よりも小さくなるように切り替える電源電圧切替部とを備えたことを特徴とする撮像素子の読出制御装置。
  14. 前記電源電圧切替部が、前記スミア掃出しが行われた後、前記光電変換素子に蓄積された電荷の前記転送路を介した読出し終了時近傍において前記撮像素子の電源電圧を前記設定電圧値に戻すものであることを特徴とする請求項13記載の撮像素子の読出制御装置。
  15. 前記電源電圧切替部が、前記スミア掃出し終了時において前記撮像素子に供給される電源電圧の変動が所定の電圧範囲内になるようなタイミングで前記撮像素子の電源電圧の前記設定電圧値からの切り替えを行うものであることを特徴とする請求項13または14記載の撮像素子の読出制御装置。
  16. 前記電源電圧が負電圧であり、
    前記電源電圧切替部が、前記スミア掃出し完了時近傍において前記電源電圧を正電圧側に切り替えるものであることを特徴とする請求項13から15いずれか1項記載の撮像素子の読出制御装置。
  17. 前記電源電圧切替部が、前記電源部から出力される電源電圧を制御する電源制御ICであることを特徴とする請求項13から16いずれか1項記載の撮像素子の読出制御装置。
  18. 前記電源電圧切替部が、前記電源部と前記撮像素子とを接続する電源ラインに設けられ、前記電源部から出力された電源電圧をFETスイッチを用いて切り替えるものであることを特徴とする請求項13から16いずれか1項記載の撮像素子の読出制御装置。
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