JP2008198987A - 半導体装置および記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】論理回路を構成するコアセルを備えた半導体装置の電源ノイズを低減する。
【解決手段】半導体基板の主面に設けられた論理回路を構成するコアセルCLの上方に、コアセルCLに対する電源Vdd用の電源幹線PM1と電気的に接続された支線BL1、および、コアセルCLに対する電源Vss用の電源幹線PM2と電気的に接続された支線BL2を設ける。支線BL1と支線BL2とが対向して、電源Vddと電源Vssとの間に容量C1を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置および記憶媒体に関し、特に、論理回路を構成するコアセルを備えた半導体装置およびその設計情報を含む記憶媒体に適用して有効な技術に関する。
例えばLSIなどの半導体装置に搭載されるトランジスタの数はムーアの法則に則り、現在では数千万個と高集積化されている。高集積化されたトランジスタをよりサイズの小さい半導体チップに搭載するために、トランジスタやそれらを接続するための配線などの微細化が進められている。その一方で配線の微細化に伴い、配線が溶断し易くなるため、電源は低電圧化が進められている。また、半導体装置の情報処理の高速化に伴い、トランジスタは高速スイッチングで動作されている。
トランジスタが高速スイッチングで動作された場合、電源系に瞬間的に大電流が流れ電源電圧が変動する電源ノイズのために、回路動作の不安定や回路の誤動作などが発生する問題が顕著になる。このため、例えば、LSIの外部にいわゆるバイパスコンデンサが設けられている。バイパスコンデンサに充電されていた電荷を電源ノイズが発生した瞬間に充放電させることによって、電源の電圧変動を補償することで電源ノイズに対応させることが行われている。
なお、本発明者らは、発明した結果に基づき、コアセルに供給する電源Vddおよび電源Vssに対してそれぞれ電気的に接続される第1支線(配線)および第2支線(配線)が、対向して設けられることによって容量を構成し、その容量が電源ノイズを低減する、という観点で先行技術調査を行った。その結果、電源ノイズを低減する観点で、特開2001−85630号公報(特許文献1)が抽出された。この特許文献1は、基板と垂直な縦方向に延びるスルーホール間などで構成される縦型の容量(キャパシタ)で電源ノイズを低減するものであり、基板と平行な横方向に延びる配線のみで容量を形成する記載はない。
特開2001−85630号公報(例えば、段落[0037]、[0038])
本発明者らは、論理回路を構成するコアセルが共通の電源に接続されるような半導体装置(例えばLSI)の電源ノイズの低減について検討している。
例えば、コアセルとしてCMIS(Complementary Metal Insulator Semiconductor)論理ゲートを用いて構成した場合、クロック信号の制御のもとに1段目の論理ゲートに信号が入力されると、この論理ゲートのスイッチング動作に基づいてこの出力は2段目の論理ゲートに入力され、そしてこの出力はさらに3段目の論理ゲートに入力されるという一連の動作が繰り返される。16ビットのマイクロプロセッサとした場合、16組の論理ゲートが互いに並列に配置され、クロック信号の制御に基づいて各組同時に一連の動作が行われる。
このような半導体装置では、入力信号の変化により電源電流が変化して起こる電源ノイズが生じてしまう。この電源ノイズは、プロセス技術の微細化により単位面積当たりの論理ゲート密度が大きくなるに従い、大きくなってしまう。電源ノイズが発生すると、論理ゲートと共通の電源に接続され経路的に離れている他の論理ゲートの電源の値も同時に変化して、電源ノイズによる誤動作が発生し易くなる。さらに、低電圧化された電源の場合、論理ゲートのレベル判定の範囲が狭くなっているので、レベル判定に誤りを生じ易くなるため、電源ノイズによる誤動作が発生し易くなる。
このような電源ノイズの対策として、基板と平行な横方向に延びる配線間で構成されるような容量(横型の容量)や、前記特許文献1に記載のような縦型の容量を論理ゲートとは別に形成して電源に付加させるなどの対処をすることが考えられるが、それらを形成するための基板面積を別に必要とするので高集積化の妨げとなる。また、論理ゲート上にスルーホールで縦型の容量を形成する場合、電源と電気的に接続されるスルーホールと、導電体からなるゲートとの間の寄生容量は、スイッチング動作の高速化を鈍らせることが考えられる。
本発明の目的は、論理回路を構成するコアセルを備えた半導体装置の電源ノイズを低減することのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明の一実施例によれば、論理回路を構成するコアセルを覆う層間絶縁膜に設けられた電源Vdd用の電源幹線からの支線および電源Vss用の電源幹線からの支線が対向して配置されることによって、電源Vddと電源Vssとの間に容量を構成するものである。
本発明の他の一実施例によれば、論理回路を構成するコアセルの出力端子の配線に対して電源Vdd用の電源幹線からの支線、または電源Vss用の電源幹線からの支線、または両方の支線を対向して設ける。これによりコアセルの出力端子と電源Vddもしくは電源Vss、もしくは双方に対して容量を構成するものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
この実施例によれば、論理回路を構成するコアセルの電源Vddと電源Vssとの間に容量が配置され、コアセルのスイッチング動作に伴う電源ノイズを低減する効果がある。
また、コアセルの出力端子の配線に対して電源Vdd用の電源幹線からの支線、または電源Vss用の電源幹線からの支線、または両方の支線を対向して設ける他の実施例によれば論理回路を構成するコアセルの出力端子と電源間に容量を設けることができ、コアセルに遅延時間を付加することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は原則として省略する。また、平面図であっても見易くするためにハッチングを付す場合がある。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1における半導体装置は、p型のMIS(Metal Insulator Semiconductor)トランジスタとn型のMISトランジスタとから構成されるCMIS(Complementary MIS)インバータ(論理回路)によって論理ゲートを構成しているものである。このCMISインバータ(以下、単に「インバータ」という)を備えた半導体装置(例えばLSI)では、微細化のプロセス技術が適用され、トランジスタやそれらを接続するための配線などが微細化されている。
まず、本実施の形態1における半導体装置を図1、図2を参照して説明する。図1は本実施の形態1における半導体装置の要部平面図であり、図2は図1のA−A’線の断面図である。なお、本実施の形態1における半導体装置は、周知の方法を用いて製造することができる。
本実施の形態1における半導体装置は、例えばp型の単結晶シリコン基板からなる半導体基板Subの主面(素子形成面)に形成されたインバータを構成するコアセル(Core Cell)CLを有している。半導体基板Subの主面の領域において隣接して設けられている素子領域あるいは活性領域DA1、および素子領域あるいは活性領域DA2には、それぞれp型のMISトランジスタQ1のドレイン、ソース、チャネル領域、およびn型のMISトランジスタQ2のドレイン、ソース、チャネル領域が形成される。それら素子領域あるいは活性領域DA1、DA2を区画する絶縁分離領域IPには、例えばSTI(Shallow Trench Isolation)などが形成されている。なお、素子領域あるいは活性領域DA1、と素子領域あるいは活性領域DA2との境界には、絶縁分離領域IPが設けられている。
以降、素子領域あるいは活性領域DA1、および素子領域あるいは活性領域DA2については、それぞれ素子領域DA1、および素子領域DA2と呼ぶ。
コアセルCLを構成するn型のMISトランジスタQ2には、半導体基板Subの主面に形成されたp型のウエルPW上にゲート絶縁膜GIおよびゲート電極GEが順に設けられている。このゲート電極GEの側壁には、例えば酸化シリコン膜からなる側壁スペーサSSが設けられている。また、p型のウエルPWの表面側には、いわゆるLDD構造のn型の半導体領域(図示しない)がゲート電極GEを用いて自己整合的に形成され、ソース・ドレインとなるn型の半導体領域IAが側壁スペーサSSを用いて自己整合的に形成されている。なお、コアセルCLを構成するp型のMISトランジスタQ1は、n型のMISトランジスタQ2と極性が異なるだけであるので、その説明は省略する。
p型のMISトランジスタQ1およびn型のMISトランジスタQ2から構成されるコアセルCLを覆うように半導体基板Subの主面上には、配線間を絶縁分離するための層間絶縁膜LIFが設けられている。この層間絶縁膜LIFは、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)法によって形成された酸化シリコン膜からなる。なお、コアセルCLの上方では多層配線が設けられるが、図2では第1配線層のみが示されている。また、本願においては各配線を絶縁分離する絶縁膜を層間絶縁膜としている。
この層間絶縁膜LIFには、コアセルCLにおける電源Vdd用の配線である電源幹線PM1、電源Vss用の配線である電源幹線PM2が設けられている。この電源VssはコアセルCLに対する基準電位(接地電位、GND)となり、また電源VddはコアセルCLに対して電源Vssとは異なる電位(+電位)となっている。
また、コアセルCLの入力側となる配線ILとゲート電極GEとを接続するコンタクトCNTG1、および出力側となる配線OLとp型のMISトランジスタQ1のソース領域とを接続するコンタクトCNTDA1、および配線OLとn型のMISFETトランジスタQ2のドレイン領域とを接続するコンタクトCNTDA2が設けられている。
これら電源幹線PM1、PM2、配線IL、OLは、層間絶縁膜LIFを構成する酸化シリコン膜上に例えばスパッタ法によって、例えばアルミニウム(Al)、銅(Cu)、Al−Cu合金などの導電膜を堆積した後、パターニングされてなる。また、コンタクトCNTG1、CNTDA1、CNTDA2は、層間絶縁膜LIFにスルーホールを形成した後、そのコンタクトホール内部を、例えばタングステン(W)、Al−Cuなどの埋め込み材(導電膜)を埋め込み、不要な埋め込み材を除去してなる。なお、スルーホールを埋め込み材で埋め込む前に、そのコンタクトホール内側に、例えばW、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)などのバリヤメタルを形成してなるコンタクトCNTG1、CNTDA1、CNTDA2であっても良い。
また、層間絶縁膜LIFには、電源Vddの電源幹線PM1と電気的に接続された配線である支線BL1、および電源Vssの電源幹線PM2と電気的に接続された配線である支線BL2が同じ層に設けられている。これら支線BL1、BL2は電源幹線PM1、PM2などと同一の工程で形成されるので、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、Al−Cu合金などの導電膜からなる。
支線BL1はコンタクトCNTVD1、CNTVD2、CNTVD3を介して素子領域DA1でp型MISトランジスタQ1のソース領域となる半導体領域IAと電気的に接続されており、また支線BL2はコンタクトCNTVS1、CNTVS2、CNTVS3を介して素子領域DA2でソース領域となる半導体領域IAと電気的に接続されている。このコンタクトCNTVD1〜CNTVD3およびCNTVS1〜CNTVS3は、コンタクトCNTG1、CNTDA1、CNTDA2と同様に、層間絶縁膜LIFに半導体領域IAの表面を露出するようにスルーホールを形成した後、このスルーホールに埋め込み材を埋め込むことによって形成される。
例えば、隣接する支線BL1のコンタクトCNTVD1、CNTVD2、CNTVD3とゲート電極GEのコンタクトCNTG1間は、例えば支線BL1と支線BL2の対向する部分の距離より広い間隔で配置しており、それらが隣接しすぎることによって寄生容量が形成されるようなレイアウトを、本実施の形態1ではしていない。このため、導電体からなるゲート電極GEとコンタクトCNTVD1、CNTVD2、CNTVD3との間には大きな寄生容量が形成されず、高速スイッチング動作を行うことができる。
また、支線BL1と支線BL2とが対向して、図1および図2において点線で囲まれた領域に、容量(キャパシタ)C1が構成されている。支線BL1と支線BL2との間の絶縁膜は層間絶縁膜LIFと同じ材料の酸化シリコン膜であるので、容量C1は電極面となる支線BL1と支線BL2との間が酸化シリコン膜で満たされている。この容量C1は、電源Vddと電源Vssとの間に構成され、いわゆるバイパスコンデンサとなり、トランジスタの高速スイッチング動作時に電源ノイズの発生を抑制することができる。
バイパスコンデンサは、バイパスコンデンサに充電されていた電荷を電源ノイズが発生した瞬間に放電させることによって電源の値を補償するため、できるだけトランジスタに近いことが望ましい。また、電源ノイズの発生をできるだけ低減する点に関して、バイパスコンデンサの容量を大きくすることが望ましい。具体的にはMISトランジスタQ1のスイッチング動作に伴い、MISトランジスタQ1のドレイン電流が変化して電源電圧変動を引き起こすので、素子領域DA1において電源電圧と接続されるドレイン端子部分に電源コンタクトが取られた配線を利用してバイパスコンデンサが形成されることが望ましい。これはバイパスコンデンサの形成位置が電源ノイズの発生源から距離が離れると直列抵抗の影響によって電源電圧変動の抑制効果が薄れるためである。
本実施の形態1では、図1および図2に示すように、容量C1がコアセルCLの上方、すなわちコアセルCLの近傍であって、電源電圧変動を引き起こすp型のMISトランジスタQ1のドレイン近傍に設けられているため、電源ノイズの発生をより抑制することができる。具体的には、支線BL1が素子領域DA1から素子領域DA2に延在するように設けられ、また支線BL2が素子領域DA2から素子領域DA1に延在するように設けられて、互いに対向する支線BL1と支線BL2の対向面が電極面となって容量C1が構成されている。これにより電源ノイズの発生をより抑制することができる。
さらに、本実施の形態1では、支線BL1および支線BL2が、それぞれ素子領域DA2と素子領域DA1の境界を越えて設けているため、電極面となる面積を大きくし、すなわち容量C1の容量を大きくしている。これにより電源ノイズの発生を更に抑制することができる。なお、容量C1の電極面を形成するため、支線BL1と支線BL2とが対向するのであれば、支線BL1または支線BL2の少なくともいずれか一方が、素子領域DA1と素子領域DA2の境界を越えて設けられていれば良い。
このような電源ノイズの発生を抑制する本発明は、特に、インバータに代表される論理ゲートを用いて論理回路を構成した場合に有効である。高速スイッチング動作が行われる論理ゲートの入力信号の変化により電源電流が変化して起こる電源ノイズを、本実施の形態1で示した容量C1で抑制することで、スイッチング動作する論理ゲートと共通の電源に接続され、隣接して経路的に離れている他の論理ゲートの電源に対して、電源変動を抑制し電源ノイズによる誤動作の発生を抑制することができる。
また、低電圧化された電源の場合、論理ゲートのレベル判定の範囲が狭くなっているので、レベル判定に誤りを生じ易くなる。しかしながら、電源のノイズの発生を抑制することができるので、電源ノイズによる誤動作の発生を抑制することができる。
本実施の形態1における半導体装置は、プロセス技術の微細化により、半導体基板の主面と平行な方向の寸法が小さくなり、また、同じ層における配線相互の線間距離が短くなっているため、配線抵抗の増大を抑制する目的から配線断面積を大きくとるために配線の厚さを厚くしている。言い換えると、容量C1を構成する配線からなる支線BL1および支線BL2は、半導体基板Subの主面と平行な方向の寸法が、半導体基板Subの主面と垂直な方向の寸法より短い。これにより配線断面積を確保し、配線抵抗の増大を抑制することができる。
また、必要に応じて半導体基板Subの主面と平行な方向の寸法を半導体基板Subの主面と垂直な方向の寸法より大きくし、横長の断面構造とすることも可能である。この場合は容量C1の容量値を縦長の構造と同じ程度に確保しつつさらに配線断面積を大きくすることができるので、配線抵抗を低くすることができる。
次に、本実施の形態1における半導体装置の動作の一例について、図3を参照して説明する。図3は図1で示した半導体装置の等価回路図である。図3に示すように、コアセルCLはp型のMISトランジスタQ1およびn型のMISトランジスタQ2から構成されるインバータであり、複数個設けられている。さらに各段のコアセルCLにはインバータと図1、2に示した支線BL1と支線BL2とが対向することによって形成されたバイパスコンデンサC1が電源VddとVss間に接続されている。
クロック信号の制御に基づいて、第1段のインバータに入力信号が入力されてHIGHレベルからLOWレベルに変化した場合、p型のMISトランジスタQ1がオン状態となり、n型のMISトランジスタQ2がオフ状態となる。このため、オン状態のp型のMISトランジスタQ1を通じて電源Vddの電位が出力されるので、出力信号はLOWレベルからHIGHレベルに反転する。この第1段のインバータの出力が第2段の論理回路に入力される。
本実施の形態1では、容量C1が電源Vddと電源Vssとの間に設けられているので、容量C1には電荷が蓄積されている。この結果、インバータを構成するp型のMISFETトランジスタQ1がオン状態となることによって出力に電源Vddから出力に電流が流れた場合でも、容量C1が設けられているため、この容量C1に充電されていた電荷が瞬間的に放電され、電源ノイズの発生を低減することができる。
また、第1段のインバータで電源ノイズが発生した場合であっても、本実施の形態1では容量C1を設けているので、経路的に離れている第n段のインバータに伝達する前に、その電源ノイズを除去することができる。また、電源が低電圧化した場合であっても、電源ノイズによる誤動作を防止することができる。
本実施の形態1における半導体装置の動作の他の一例について、図4を参照して説明する。図4は図1で示したコアセルの構造を用いたインバータやNANDゲート、NORゲートなどのコアセルを利用して構成した論理回路の等価回路図である。図中に破線で囲んだINV1、2、3、NAND1、2、NOR1はそれぞれコアセルを表している。電源VddとVssに挟まれたゲート列がひとつのセル列を現しており、論理回路の接続関係に基づいて適宜配置され相互に結線されている。
図4では、一例としてインバータINV1の出力はNAND1に入力され、NAND2はNOR1の出力とNAND1の出力を受け、INV2とINV3に出力する接続となっている。コアセルは破線で囲まれ、INV1、2、3、NAND2、NOR1には実施の形態1によるバイパスコンデンサC1が各々設けてあり、コアセルのスイッチング動作による電源電圧変動を抑制することができる。また、コアセルNAND1にはバイパスコンデンサを設けていない。これはバイパスコンデンサを設ける必要がない場合や、配置配線の都合上バイパスコンデンサを設けることが困難である場合には実施の形態1によらないコアセルを用いることができる例を表している。
(実施の形態2)
前記実施の形態1では、第1支線と第2支線との間の絶縁膜は、層間絶縁膜と同じ材料で構成する場合について説明したが、本発明の実施の形態2では、別材料で構成する場合について説明する。なお、他の構成については前記実施の形態1と同様であるので、その説明は省略する。
本発明の実施の形態2における半導体装置は、p型のMISトランジスタQ1とn型のMISトランジスタQ2とから構成されるCMISインバータ(コアセルCL)によって論理ゲートを構成しているものである。図5は本実施の形態2における半導体装置の要部平面図であり、図6は図5のA−A’線の断面図である。
図5および図6において点線で囲まれた領域に、電源Vddの電源幹線PM1と電気的に接続された支線BL1と電源Vssの電源幹線PM2と電気的に接続された支線BL2とが対向して、電源Vddと電源Vssとの間に容量C2が構成されている。支線BL1と支線BL2との間には、層間絶縁膜LIFより誘電率が高い高誘電率膜DFが設けられている。具体的には、層間絶縁膜LIFは誘電率が4.2程度の酸化シリコン膜から構成され、高誘電率膜DFは誘電率が7〜9程度の窒化シリコン膜または誘電率が8.5程度のアルミナ(Al)から構成される。また、層間絶縁膜LIFには、誘電率が3程度のSiOCから構成されてもよい。
本実施の形態2における半導体装置の製造工程を概略する。なお、半導体基板Subの主面に設けられた論理回路を構成するコアセルCLは、周知の製造方法を用いて製造することができる。
まず、コアセルCLを覆うように半導体基板Sub上に層間絶縁膜LIFを構成する酸化シリコン膜を形成した後、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法によって酸化シリコン膜を平坦化する。次いで、同層で形成される支線BL1、BL2などを構成する導電膜(例えば銅など)を前記酸化シリコン膜上に形成した後、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を用いて前記導電膜をパターニングする。すなわち、図4に示すように、パターニングされる。
次いで、対向する支線BL1と支線BL2との間が開口されたマスクを支線BL1、BL2および前記酸化シリコン膜上に形成する。次いで、例えばCVD法によって高誘電率膜DFを構成する窒化シリコン膜を対向する支線BL1と支線BL2との間に埋め込む。次いで、前記マスクを除去した後、支線BL1、BL2などを覆うように、例えばCVD法によって層間絶縁膜LIFを構成する酸化シリコン膜を形成する。これにより、支線BL1と支線BL2とが対向して、電源Vddと電源Vssとの間に容量C2が構成される。
このように容量C2には支線BL1と支線BL2との間に層間絶縁膜LIFより誘電率の高い高誘電率膜DFが設けられている。このため、前記実施の形態1の容量C1より容量C2が大容量となり、より電源ノイズの発生を抑制することができる。
(実施の形態3)
前記実施の形態1では、第1支線と第2支線を同じ層に設ける場合について説明したが、本発明の実施の形態3では、異なる層に設ける場合について説明する。なお、他の構成については前記実施の形態1と同様であるので、その説明は省略する。
本発明の実施の形態3における半導体装置は、p型のMISトランジスタQ1とn型のMISトランジスタQ2とから構成されるCMISインバータ(コアセルCL)によって論理ゲートを構成しているものである。図7は本実施の形態3における半導体装置の要部平面図であり、図8は図7のA−A’線の断面図である。
図7および図8に示すように、p型のMISトランジスタQ1およびn型のMISトランジスタQ2から構成されるコアセルCLを覆うように半導体基板Subの主面上には、配線間を絶縁分離するための層間絶縁膜LIFが設けられている。この層間絶縁膜LIFは、例えばCVD法によって形成された酸化シリコン膜からなる。
この層間絶縁膜LIFには、コアセルCLにおける電源Vdd用の電源幹線PM1、電源Vss用の電源幹線PM2、電源幹線PM1と電気的に接続された支線BL1、電源幹線PM2と電気的に接続された支線BL2、コアセルCLの入力側となる配線IL、および出力側となる配線OLが設けられている。このうち電源幹線PM1、PM2、支線BL2、配線IL、OLが同じ層に設けられているが、支線BL1はこれらとは異なる層に設けられている。なお、支線BL1はコンタクトCNTを介して電源Vdd用の電源幹線PM1と電気的に接続されている。
図7および図8において点線で囲まれた領域に、上層の支線BL1と下層の支線BL2とが対向して、そのオーバーラップ部に容量C3が構成されている。支線BL1と支線BL2との間の絶縁膜は層間絶縁膜LIFと同じ材料の酸化シリコン膜であるので、容量C3は電極面となる支線BL1とBL2との間が酸化シリコン膜で満たされている。この容量C3は、トランジスタの高速スイッチング動作時に電源ノイズの発生を抑制することができる。
(実施の形態4)
前記実施の形態1では、同一方向に平行して延在する第1支線と第2支線が対向して、バイパスコンデンサとなる容量の電極面を構成する場合について説明したが、本発明の実施の形態4では、第1支線と第2支線のそれぞれの先端部が対向して容量の電極面を構成する場合について説明する。なお、他の構成については前記実施の形態1と同様であるので、その説明は省略する。
本発明の実施の形態4における半導体装置は、p型のMISトランジスタQ1とn型のMISトランジスタQ2とから構成されるCMISインバータ(コアセルCL)によって論理ゲートを構成しているものである。図9は本実施の形態4における半導体装置の要部平面図である。
図9に示すように、電源Vdd用の電源幹線PM1と電気的に接続された支線BL1が素子領域DA1から素子領域DA2に延在するように設けられている。一方、電源Vss用の電源幹線PM2と電気的に接続された支線BL2が素子領域DA2から素子領域DA1に延在するように設けられている。すなわち、支線BL1と支線BL2は同一方向(以下、「A方向」という)に延在している。支線BL1と支線BL2の先端部は、A方向と垂直な方向(以下、「B方向」という)に分岐し、平面形状がT字状となり、それぞれの先端部が対向して容量C4が設けられている。これにより電源ノイズの発生をより抑制することができる。
(実施の形態5)
前記実施の形態1では、本発明を説明するにあたり論理回路を構成するコアセルについて説明したが、本実施の形態5では、フリップフロップ(Flip-Flop)に適用した場合について説明する。なお、前記実施の形態1と同様の説明は省略する。
本発明の実施の形態5における半導体装置は、p型のMISトランジスタQ1とn型のMISトランジスタQ2とから構成されるCMISインバータ(コアセルCL)を備えたフリップフロップを備えている。図10は本実施の形態5における半導体装置の要部平面図であり、図11は図10の半導体装置の等価回路図である。
フリップフロップは、クロック信号(CLK)の制御のもとに、クロック信号(CLK)がHIGHの状態で入力(IN)の信号を内部に取り込み、クロック信号(CLK)がLOWの状態になると出力が変化し、データ保持状態となるマスター・スレーブ型のフリップフロップ回路である。図11に示すように、フリップフロップは入力(IN)側のインバータ(図中、囲みA)、クロック信号(CLK)側のインバータ(囲みB)、出力(OUT)側のインバータ(囲みC)などから構成されている。なお、図11中の囲みA〜Cのインバータは、図10中の囲みA〜Cのインバータ(コアセルCL)に対応している。
図10に示すように、囲みBの素子領域DA1、DA2は、他の素子領域DA1、DA2と比較して面積が大きい。このため、本実施の形態5では、面積が大きい囲みBの素子領域DA1、DA2(すなわち、コアセルCL)の上方に、互いに対向するように支線BL1と支線BL2とを対向して設け、容量C5を構成している。囲みBのコアセルCLの近傍に容量C5を設けることで、電源ノイズの発生をより抑制することができる。
容量を形成するための領域が素子領域の上方に確保できないような例えば囲みA、囲みCのコアセルCLにおいて、素子領域DA1、DA2の上方ではなく、絶縁分離領域IPの上方に設け、それらのコアセルCLの比較的近傍に容量を構成することが考えられる。しかしながら、容量を構成するために絶縁分離領域IPの面積を確保することは、チップサイズが大きくなる、すなわちコアセルの配列方向の幅が広がることになるので、本実施の形態5では、上方に容量を構成することができない素子領域DA1、DA2には、チップサイズを大きくしてまで、容量を確保することをしていない。
なお、容量を形成するための領域が素子領域の上方に確保できる場合、囲みA、Cなど面積の増加させることなくバイパスコンデンサを設けることで、同一のクロックに同期して動作する図10、図11のフリップフロップのような回路の内部にバイパスコンデンサを形成することもできる。これにより電源ノイズの発生源に近い位置にバイパスコンデンサを配置することが可能となって電源ノイズの発生をより抑制することができる。
(実施の形態6)
前記実施の形態1では、1つのコアセルの上方にバイパスコンデンサとなる容量を構成する場合について説明したが、本発明の実施の形態6では、コアセルが複数個集積されたセル列において信号配線のためのスペースやコアセルの配置ピッチを他のセル列と合わせるために生じるコアセルとコアセルの隙間を埋めるフィルセル(Fill Cell)において、容量を構成する場合について説明する。フィルセルはコアセルとコアセルの隙間に配置されることによって左右のコアセルのp型ウエルとn型ウエルを電気的につなぐために用いられ、通常はコアセルのようにドレイン、ソースおよびゲート領域は形成されないが、レイアウトパターン密度の均一化などの目的でドレイン、ソースおよびゲート領域を設けても良い。また、左右のコアセルのp型ウエルとn型ウエルを電気的につなぐ必要がない場合にはp型ウエルとn型ウエルを設けなくとも良い。なお、コアセルの構成については前記実施の形態1と同様であるので、その説明は省略する。
本実施の形態6における半導体装置は、p型のMISトランジスタとn型のMISトランジスタとから構成されるCMISインバータ(コアセルCL)が複数個集まったセル列に生じるコアセルCLとコアセルCLの隙間を埋めるフィルセルを用いて論理回路を構成しているものである。図12は本実施の形態6における半導体装置の要部平面図であり、図13は図12の要部拡大図である。
図12に示すように、半導体基板はコアセルCLが設けられる領域およびその領域と隣接するフィルセルが設けられる空き領域VAを有している。前述したように、コアセルCLが設けられる領域には、p型のMISトランジスタとn型のMISトランジスタが形成されている。また、コアセルCLにおける電源Vdd用の配線である電源幹線PM1、電源Vss用の配線である電源幹線PM2が半導体基板上に設けられている。
p型のMISトランジスタとn型のMISトランジスタとから構成されるコアセルCLは、図2で示したように、その上部が層間絶縁膜LIFで覆われている。すなわちコアセルCLが設けられる領域には、半導体基板Subの主面上に層間絶縁膜LIFが設けられている。同様にフィルセルが設けられる領域には、半導体基板Subの主面上に層間絶縁膜LIFが設けられることとなる。
この層間絶縁膜LIFには、電源Vddの電源幹線PM1と電気的に接続された配線である支線BL1、および電源Vssの電源幹線PM2と電気的に接続された配線である支線BL2が同じ層に設けられることとなる。図12では、前記実施の形態1で示したように、コアセルCLが設けられる領域に支線BL1と支線BL2とが対向して設けられることによって、電源Vddと電源Vssとの間に容量が構成される他に、フィルセルが設けられる空き領域VAにも支線BL1と支線BL2とが対向して設けられている。
図13に示すように、点線で囲まれた領域に、電源Vddの電源幹線PM1と電気的に接続された支線BL1と電源Vssの電源幹線PM2と電気的に接続された支線BL2とが対向して、電源Vddと電源Vssとの間に容量C6が構成されている。この容量C6はコアセルが設けられていない空き領域VAの上方に構成されている。このように空き領域VAにバイパスコンデンサとなる容量を形成するので、容量形成のために面積を増大することなく、フィルセルが形成されたセル列の論理動作で生じる電源間ノイズを低減することができる。なお、本実施の形態では支線BL1と支線BL2の下の半導体基板には左右に配置されるコアセルの素子領域を結ぶDA1およびDA2が設けたが、コアセルの素子領域を結ばなくとも良い場合はDA1、DA2を設けなくとも良い。
(実施の形態7)
前記実施の形態1では、コアセルの上方にバイパスコンデンサとなる容量を設けた場合について説明したが、本発明の実施の形態7では、タップセルの上方に容量を設けた場合について説明する。なお、本実施の形態7に示す半導体装置には、前記実施の形態1で示したようなコアセルも搭載されるが、その説明は省略する。
本実施の形態7における半導体装置(例えばLSI)には、タップセルが搭載される。タップセルはコアセルが配置されたセル列のp型のウエルとn型のウエルにそれぞれ電源Vddと電源Vssを供給するために配置されるセルである。図14は本実施の形態7における半導体装置の要部平面図である。なお、タップセル前記実施の形態6で図12を参照して説明したセル列に配置される。図12では、コアセルCLが設けられる領域には、p型のMISトランジスタとn型のMISトランジスタが形成されている。また、コアセルCLにおける電源Vdd用の配線である電源幹線PM1、電源Vss用の配線である電源幹線PM2が半導体基板上に設けられている。
図14に示すように、タップセルTAPが設けられる領域には、n型ウエルNWと、p型ウエルPWとが絶縁分離領域IPで絶縁されて形成されている。このタップセルTAPが設けられる領域の半導体基板の主面上には、層間絶縁膜が設けられており、その層間絶縁膜には、電源幹線PM1と電気的に接続された支線BL1と、電源幹線PM2と電気的に接続された支線BL2とが設けられている。なお、図14では、図面を見易くするために層間絶縁膜は省略されている。
この支線BL1とn型ウエルNWはコンタクトCNTNWを介して電気的に接続されており、支線BL2とp型ウェルPWはコンタクトCNTPWを介して電気的にされている。これにより、タップセルTAPが設けられる領域に、n型ウエルNWと電気的に接続された支線BL1と、p型ウエルPWと電気的に接続された支線BL2とが対向して設けられることによって、電源Vddと電源Vssとの間に容量C7が構成される。
図14に示すように、タップセルTAPは半導体基板の主面に設けられており、層間絶縁膜はタップセルTAPを覆うように半導体装置の主面上に設けられている。
この層間絶縁膜には、タップセルTAPを構成するn型のウエルNWに対する電源Vdd用の電源幹線PM1、およびタップセルTAPを構成するp型のウエルPWに対する電源Vss用の電源幹線PM2が設けられている。また、その層間絶縁膜には、電源幹線PM1と電気的に接続された支線BL1、および電源幹線PM2と電気的に接続された支線BL2が設けられている。
支線BL1はn型のウエルNWからp型のウエルPWに延在するように設けられており、支線BL2はp型のウエルPWからn型のウエルNWに延在するように設けられている。また、支線BL1とn型のウエルNWとはコンタクトCNTを介して電気的に接続されており、支線BL2とp型のウエルPWとはコンタクトCNTを介して電気的に接続されている。
図14において点線で囲まれた領域に、支線BL1と支線BL2とが対向して、電源Vddと電源Vssとの間に容量C7が構成されている。この容量C7はタップセルTAPの上方に構成されている。このようにタップセルTAPの上方にバイパスコンデンサとなる容量を形成するので、容量形成のために面積を増大することなく、電源間ノイズを低減することができる。
(実施の形態8)
前記実施の形態1から7では電源幹線PM1、PM2が1層目の金属配線を用いた場合の例を示した。本発明の実施の形態8では電源幹線が1層目の金属配線より上層の金属配線を用いた場合の例を示す。なお、他の構成は他の実施の形態1から7と同じであるので省略する。図15は本実施の形態8における半導体装置の要部平面図であり、図16は図15のA−A’線の断面図である。
本実施の形態8では図15および図16に示すようにコアセルCLが設けられた上層の金属配線による電源幹線PM21を用いて電源Vddが供給され、電源幹線PM22を用いて電源Vssが供給される場合に電源幹線PM21と電気的に接続された支線BL21と電源幹線PM22と電気的に接続された支線BL22が対向して設けられている。なお、コアセルCLについては前記実施の形態1と同様の構造であるため省略した。
支線BL21と支線BL22が対向して設けられることで支線BL21と支線BL22との間に点線で囲まれた容量C82が形成される。容量C82は電源Vddと電源Vssの間のバイパスコンデンサとなり、下層に設けられたコアセルCLの論理動作による電源ノイズを低減させることが可能となる。
本実施の形態8では上層の金属配線として2層目の金属配線(支線)を用いた例を示したが、さらに上層の配線を電源幹線として用いる場合や、複数の配線層において同様の構造を形成することも実施可能である。図17に3層目の金属配線を用いてバイパスコンデンサを形成した断面図、図18に4層目の金属配線を用いてバイパスコンデンサを形成した断面図を示す。符号BL31、BL41は電源Vdd用の電源幹線と電気的に接続された支線を示し、支線BL31は3層目、支線BL41は4層目に設けられている。また、符号BL32、BL42は電源Vss用の電源幹線と電気的に接続された支線を示し、支線BL32は3層目、支線BL42は4層目に設けられている。また、符号C83は支線BL31と支線BL32とが対向して形成された容量であり、3層目に設けられている。また、符号C84は支線BL41と支線BL42とが対向して形成された容量であり、4層目に設けられている。また、符号SIG2は2層目に設けられている信号配線を示している。
このように本実施の形態8では各々の金属層を用いて容量を形成した断面図を示したが、複数の配線層の配線を用いてバイパスコンデンサを形成する方法を併用することも可能である。さらに、前記実施の形態6に示したフィルセルにバイパスコンデンサを形成する場合、あるいは前記実施の形態7に示したタップセルTAPにパスコンデンサを形成する場合においても本実施の形態8と同様の手法が適用できることは言うまでもない。
(実施の形態9)
前記実施の形態1〜8では電源Vddと電源Vss間にバイパスコンデンサを形成する場合について説明したが、本発明の実施の形態9ではコアセルCLの出力側配線OLに容量を形成する場合について説明する。
図19は本実施の形態9における半導体装置の要部平面図であり、図20は図19のA−A’線の断面図、図21は図19に示す半導体装置の等価回路図である。
図19に示すように、出力側配線OLは、p型のMISトランジスタQ1のソースとコンタクトCNTDA1を介して電気的に接続されている。また、出力側配線OLは、n型のMISトランジスタQ2のドレインとコンタクトCNTDA2を介して電気的に接続されている。すなわち、出力側配線OLは、p型のMISトランジスタQ1のソースとn型のMISトランジスタQ2のドレインとを電気的に接続している。
本実施の形態9ではp型のMISトランジスタQ1およびn型のMISトランジスタQ2から構成されるコアセルCLの出力側配線OLに対して、電源Vdd用の電源幹線PM1からの支線BLO1および電源Vss用の電源幹線PM2からの支線BLO2が対向して設けられている。これにより出力側配線OLと電源Vdd間に容量CO1、出力側配線OLと電源Vss間に容量CO2が形成される。このように容量CO1と容量CO2が出力側配線OLに接続されることで出力の変化が緩やかになりコアセルCLを遅延素子として使用することが可能となる。
本実施の形態9では、出力側配線OLに対して支線BLO1、BLO2が対向して設けられ、出力側配線OLと電源Vdd間に容量CO1、出力側配線OLと電源Vss間に容量CO2が形成される例を示したが、どちらか一方の支線を設ける構成としても良い。
また、本実施の形態9では電源幹線PM1、PM2から延びる支線BLO1、BLO2は設計ルール上で許される最大の長さに設け、出力側配線OLと電源Vdd、Vss間に形成される容量値が大きくなるように形成したが、必ずしも最大の長さにする必要はなく、必要に応じて対向する長さを調整することで遅延時間を調整することも可能である。
また、本実施の形態9では、前記実施の形態1で示した電源幹線PM1と電源幹線PM2にそれぞれ支線BL1、BL2を設け、容量C1(バイパスコンデンサ)を形成した例を挙げたが必要に応じて容量C1を形成せずとも良い。
(実施の形態10)
本発明の実施の形態10は前記実施の形態1〜9で示したコアセル、フィルセル、タップセルを半導体装置の設計に適用する例である。本実施の形態10ではトランジスタやゲートの結線情報、トランジスタのサイズ情報などからなる回路記述と、コアセル、フィルセル、およびタップセルなどの情報を含むセルライブラリを配置配線手段に読み込ませ、レイアウト図形情報、端子位置情報などを含むレイアウト情報を生成する。
図22は本実施の形態10の処理フローを表す図である。回路記述はトランジスタやゲートの結線情報、トランジスタのサイズ情報などを含む回路記述を記憶した記憶媒体である。セルライブラリはコアセル、フィルセル、タップセルなどの情報を含むセルライブラリを記憶した記憶媒体である。配置配線手段は一定のアルゴリズムに従い回路記述とセルライブラリからレイアウトパターンを生成する。配置配線手段はコンピュータ装置と配置配線処理を行なうべく設計されたプログラムにより実現される。通常、配置配線手段は設計ツールとして用いられるものと同様のものである。配置配線手段から生成されたレイアウトパターンはレイアウト図形情報、端子位置情報などを含む形で記憶媒体に記録される。
本実施の形態10では、セルライブラリの中に実施の形態1〜9で述べたコアセル、フィルセル、タップセルの情報を記憶しておき配置配線を実行することでバイパスコンデンサや出力の遅延容量を含んだコアセル、フィルセル、タップセルを半導体装置のレイアウトパターンに反映させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施の形態1では、論理用のコアセルにインバータを適用した場合について説明したが、AND、NAND、NOR回路等にも適用することができる。
本発明は、半導体装置、特に、複数のコアセルで構成される論理回路を備えた半導体装置に幅広く利用されるものである。
本発明の実施の形態1における半導体装置の要部平面図である。 図1のA−A’線の断面図である。 図1で示した半導体装置の等価回路図である。 図1で示したコアセルの構造を用いたインバータやNANDゲート、NORゲートなどのコアセルを利用して構成した論理回路の等価回路図である。 本発明の実施の形態2における半導体装置の要部平面図である。 図5のA−A’線の断面図である。 本発明の実施の形態3における半導体装置の要部平面図である。 図7のA−A’線の断面図である。 本発明の実施の形態4における半導体装置の要部平面図である。 本発明の実施の形態5における半導体装置の要部平面図である。 図10で示した半導体装置の等価回路図である。 本発明の実施の形態6における半導体装置の要部平面図である。 図12の要部拡大図である。 本発明の実施の形態7における半導体装置の要部平面図である。 本発明の実施の形態8における半導体装置の要部平面図である。 図15のA−A’線の断面図である。 3層目の金属配線を用いてバイパスコンデンサを形成した断面図である。 4層目の金属配線を用いてバイパスコンデンサを形成した断面図である。 本発明の実施の形態9における半導体装置の要部平面図である。 図19のA−A’線の断面図である。 図19に示す半導体装置の等価回路図である。 本実施の形態10における半導体装置設計の処理フローを表す図である。
符号の説明
BL1、BL2、BL21、BL22、BL31、BL32、BL41、BL42 支線
BLO1、BLO2 支線
C1、C2、C3、C4、C5、C6、C7、C82、C83、C84 容量
CO1、CO2 容量
CL コアセル
CNT コンタクト
CNTDA1、CNTDA2 コンタクト
CNTG1 コンタクト
CNTNW、CNTPW コンタクト
CNTVD1、CNTVD2、CNTVD3 コンタクト
CNTVS1、CNTVS2、CNTVS3 コンタクト
DA1、DA2 素子領域
DF 高誘電率膜
GE ゲート電極
IA 半導体領域
IP 絶縁分離領域
IL 入力側配線
LIF 層間絶縁膜
NW n型ウエル
OL 出力側配線
PM1、PM2、PM21、PM22 電源幹線
PW p型ウエル
Q1、Q2 MISトランジスタ
SIG2 信号配線
SS 側壁スペーサ
TAP タップセル
VA 空き領域

Claims (17)

  1. 半導体基板の主面に設けられた論理回路を構成するコアセルと、
    前記コアセルを覆うように前記半導体基板の主面上に設けられた層間絶縁膜と、
    前記層間絶縁膜に設けられ、前記コアセルに対する第1電源用の第1電源幹線と、
    前記層間絶縁膜に設けられ、前記コアセルに対し、前記第1電源と異なる第2電源用の第2電源幹線と、
    前記層間絶縁膜に設けられ、前記第1電源幹線と電気的に接続された第1支線と、
    前記層間絶縁膜に設けられ、前記第2電源幹線と電気的に接続された第2支線と、
    を有し、
    前記第1支線と前記第2支線とが対向して設けられることによって、前記第1電源と前記第2電源との間に容量が構成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記容量が、前記コアセルの上方に設けられていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記第1支線と前記第2支線とは、同じ層に設けられていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  4. 前記半導体基板の主面には、前記コアセルを構成する素子が形成される第1素子領域および第2素子領域が隣接して設けられており、
    前記第1支線が前記第1素子領域から前記第2素子領域に延在するように設けられ、
    前記第2支線が前記第2素子領域から前記第1素子領域に延在するように設けられ、
    前記第1支線または前記第2支線の少なくともいずれか一方が、前記第1素子領域と前記第2素子領域の境界を越えて設けられていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  5. 前記コアセルは、インバータを構成することを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  6. 前記第1支線および前記第2支線の断面の大きさにおいて、前記半導体基板の主面と平行な方向の寸法が、前記半導体基板の主面と垂直な方向の寸法より短いことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  7. 前記容量には、前記第1支線と前記第2支線との間に前記層間絶縁膜より誘電率の高い高誘電率膜が設けられていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  8. 前記第1支線と前記第2支線とは、異なる層に設けられていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  9. 前記半導体基板の主面には、前記コアセルを構成する素子が形成される第1素子領域および第2素子領域が隣接して設けられており、
    前記第1支線が前記第1素子領域から前記第2素子領域に延在するように設けられ、
    前記第2支線が前記第2素子領域から前記第1素子領域に延在するように設けられ、
    前記第1支線の先端部と前記第2支線の先端部とが対向して前記容量を構成していることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  10. 前記コアセルは、フリップフロップを構成することを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  11. 半導体基板の主面に設けられた論理回路を構成する複数のコアセルとフィルセルを含むセル列と、
    前記フィルセルを覆うように前記半導体基板の主面上に設けられた層間絶縁膜と、
    前記層間絶縁膜に設けられ、前記フィルセルに対する第1電源用の第1電源幹線と、
    前記層間絶縁膜に設けられ、前記フィルセルに対し、前記第1電源と異なる第2電源用の第2電源幹線と、
    前記層間絶縁膜に設けられ、前記第1電源幹線と電気的に接続された第1支線と、
    前記層間絶縁膜に設けられ、前記第2電源幹線と電気的に接続された第2支線と、
    を有し、
    前記第1支線と前記第2支線とが対向して設けられることによって、前記第1電源と前記第2電源との間に容量が構成されていることを特徴とする半導体装置。
  12. 半導体基板の主面に設けられた論理回路を構成する複数のコアセルとタップセルを含むセル列と、
    前記タップセルを覆うように前記半導体基板の主面上に設けられた層間絶縁膜と、
    前記層間絶縁膜に設けられ、前記タップセルに対する第1電源用の第1電源幹線と、
    前記層間絶縁膜に設けられ、前記タップセルに対し、前記第1電源と異なる第2電源用の第2電源幹線と、
    前記層間絶縁膜に設けられ、前記第1電源幹線と電気的に接続された第1支線と、
    前記層間絶縁膜に設けられ、前記第2電源幹線と電気的に接続された第2支線と、
    を有し、
    前記第1支線と前記第2支線とが対向して設けられることによって、前記第1電源と前記第2電源との間に容量が構成され、
    前記容量が、前記タップセルの上方に設けられていることを特徴とする半導体装置。
  13. 半導体基板の主面に形成された第1導電型のMISトランジスタと、
    前記半導体基板の主面に形成された第2導電型のMISトランジスタと、
    前記第1導電型のMISトランジスタと前記第2導電型のMISトランジスタを覆うように前記半導体基板の主面上に設けられた層間絶縁膜と、
    前記第1導電型のMISトランジスタに接続される第1電源用の第1電源幹線と、
    前記第2導電型のMISトランジスタに接続される前記第1電源と異なる第2電源用の第2電源幹線と、
    前記層間絶縁膜に設けられ、前記第1電源幹線と電気的に接続された第1支線と、
    前記層間絶縁膜に設けられ、前記第2電源幹線と電気的に接続された第2支線と、
    を有し、
    前記第1支線と前記第2支線とが対向して設けられることによって、前記第1電源と前記第2電源との間に容量が構成されていることを特徴とする半導体装置。
  14. 第1領域および前記第1領域と隣接する第2領域を有する半導体基板と、
    前記第1領域に形成された第1導電型のMISトランジスタと、
    前記第1領域に形成された第2導電型のMISトランジスタと、
    前記第1領域および前記第2領域の前記半導体基板の主面上に設けられた層間絶縁膜と、
    前記第1導電型のMISトランジスタに接続される第1電源用の第1電源幹線と、
    前記第2導電型のMISトランジスタに接続される前記第1電源と異なる第2電源用の第2電源幹線と、
    前記層間絶縁膜に設けられ、前記第1電源幹線と電気的に接続された第1支線と、
    前記層間絶縁膜に設けられ、前記第2電源幹線と電気的に接続された第2支線と、
    を有し、
    前記第2領域に前記第1支線と前記第2支線とが対向して設けられることによって、前記第1電源と前記第2電源との間に容量が構成されていることを特徴とする半導体装置。
  15. 第1領域および前記第1領域と隣接する第2領域を有する半導体基板と、
    前記第1領域に形成された第1導電型のMISトランジスタと、
    前記第1領域に形成された第2導電型のMISトランジスタと、
    前記第2領域に形成された前記第2導電型の第1ウエルと、
    前記第2領域に形成された前記第1導電型の第2ウエルと、
    前記第1領域および前記第2領域の前記半導体基板の主面上に設けられた層間絶縁膜と、
    前記第1導電型のMISトランジスタに接続される第1電源用の第1電源幹線と、
    前記第2導電型のMISトランジスタに接続される前記第1電源と異なる第2電源用の第2電源幹線と、
    前記層間絶縁膜に設けられ、前記第1電源幹線と電気的に接続された第1支線と、
    前記層間絶縁膜に設けられ、前記第2電源幹線と電気的に接続された第2支線と、
    を有し、
    前記第1支線と前記第1ウエルは第1コンタクトを介して電気的に接続されており、
    前記第2支線と前記第2ウエルは第2コンタクトを介して電気的に接続されており、
    前記第2領域に前記第1支線と前記第2支線とが対向して設けられることによって、前記第1電源と前記第2電源との間に容量が構成されていることを特徴とする半導体装置。
  16. 半導体基板の主面に形成された第1導電型のMISトランジスタと、
    前記半導体基板の主面に形成された第2導電型のMISトランジスタと、
    前記第1導電型のMISトランジスタと前記第2導電型のMISトランジスタを覆うように前記半導体基板の主面上に設けられた層間絶縁膜と、
    前記第1導電型のMISトランジスタに接続される第1電源用の第1電源幹線と、
    前記第2導電型のMISトランジスタに接続される前記第1電源と異なる第2電源用の第2電源幹線と、
    前記層間絶縁膜に設けられ、前記第1電源幹線と電気的に接続された第1支線と、
    前記層間絶縁膜に設けられ、前記第2電源幹線と電気的に接続された第2支線と、
    前記層間絶縁膜に設けられ、前記第1導電型のMISトランジスタのソースと前記第2導電型のMISトランジスタのドレインとを電気的に接続する配線と、
    を有し、
    前記配線に対して、前記第1支線または前記第2支線の少なくともいずれか一方とが対向して設けられることによって、前記第1電源または前記第2電源の少なくともいずれか一方に容量が構成されていることを特徴とする半導体装置。
  17. 半導体基板の主面に論理回路を形成するための制約条件を含む回路設計情報と、
    前記半導体基板の主面に形成されるセル列を構成するためのセル情報と、
    前記回路設計情報と前記セル情報から、
    第1導電型のMISトランジスタおよび第2導電型のMISトランジスタと、
    前記第1導電型のMISトランジスタと前記第2導電型のMISトランジスタを覆う層間絶縁膜と、
    前記第1導電型のMISトランジスタに接続される第1電源用の第1電源幹線と、
    前記第2導電型のMISトランジスタに接続される前記第1電源と異なる第2電源用の第2電源幹線と、
    前記層間絶縁膜に設けられ、前記第1電源幹線と電気的に接続された第1支線と、
    前記層間絶縁膜に設けられ、前記第2電源幹線と電気的に接続された第2支線と、
    前記第1支線と前記第2支線とが対向してなる前記第1電源と前記第2電源との間の容量と、
    を前記半導体基板の主面にレイアウトするレイアウト設計情報と、
    有することを特徴とする記憶媒体。
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