JP2008197525A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008197525A
JP2008197525A JP2007034612A JP2007034612A JP2008197525A JP 2008197525 A JP2008197525 A JP 2008197525A JP 2007034612 A JP2007034612 A JP 2007034612A JP 2007034612 A JP2007034612 A JP 2007034612A JP 2008197525 A JP2008197525 A JP 2008197525A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
attribute information
attribute
data
character
font
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007034612A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Motome
光弘 本目
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2007034612A priority Critical patent/JP2008197525A/ja
Publication of JP2008197525A publication Critical patent/JP2008197525A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Abstract

【課題】文字等の表示対象(オブジェクト)を効率良く表示することが可能な画像処理装置を提供する。
【解決手段】属性テーブルをフォント属性テーブルとスプライト属性テーブルと文字属性テーブルとから構成する。文字属性テーブルには、文字列の各文字を指定する文字コードを書き込む。フォント属性テーブルには、文字列全体のフォントを指定する属性データを書き込む。スプライト属性テーブルには、文字列の表示位置や表示色など文字列全体に共通の属性データを書き込む。
【選択図】図3

Description

本発明は画像処理装置に関し、特に属性テーブルに書き込んだ属性情報に従ってスプライト画像を表示させる画像処理装置に関する。
スプライト方式の画像表示装置では、例えば画面に“ABCDEF”という6文字からなる文字列を表示する場合、A、B、C、D、E、Fの各文字をそれぞれ一つのスプライトとして取り扱っている。各文字の表示パターンを表すパターンデータは所定のパターンメモリに格納されており、パターンメモリから表示文字のパターンデータを呼び出すために、表示する画像を指示するための属性テーブルに上記の場合A、B、C、D、E、Fのそれぞれに対応した6個の属性情報が書き込まれる。
図7は従来用いられる属性テーブル(例えば特許文献1参照)の例を示したものであり、スプライト1用〜スプライト6用の属性情報が書き込まれている。この属性テーブルに従って、パターンメモリから文字A(スプライト1)〜文字F(スプライト6)のパターンデータが呼び出され、描画データが生成されて文字列“ABCDEF”が上記属性情報に応じた形で表示される。
特開2005−215252号公報
ところで、スプライトの属性情報には、パターンデータが格納されているパターンメモリのアドレス情報(フォントネーム)、スプライトの表示位置(X座標、Y座標)、スプライトのサイズ(ドット数)、表示色モード、パレット選択、αブレンディング係数、拡大縮小率、透明色指定、などの種々の情報が含まれる。これらの各種情報からなるスプライトの属性情報の情報量を例えば12バイトとすると、上述のように従来は表示する1文字毎に属性情報を属性テーブルに設定していたため、6文字を表示する場合には全部で72バイトの属性情報が必要となる。
しかしながら、属性情報の書き込み先である属性テーブルの容量は限られているため、1画面に表示可能な文字の数も限定されてしまう。これにより、従来は、より多くの文字数を1画面に表示するという要求に応えることができないという問題があった。また、例えばある文字列の表示位置を変更する場合、文字列を構成している各スプライト(一つ一つの文字)の全てについて属性情報を書き換える必要があり、CPUの処理負荷が大きくなってしまうという問題もあった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、文字等の表示対象(オブジェクト)を効率良く表示することが可能な画像処理装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、外部の制御装置によって複数のオブジェクトを表示するための属性情報が属性テーブルに書き込まれて、該書き込まれた属性情報に従って前記オブジェクトのパターンデータをメモリから取得して描画データを生成する画像処理装置において、前記属性テーブルの第1の領域に、表示する複数のオブジェクトを指定する第1の属性情報が書き込まれるとともに、第2の領域に、該表示する複数のオブジェクトに共通の第2の属性情報が前記第1の属性情報にリンクさせて書き込まれ、前記第2の領域から第2の属性情報を読み出すことにより該第2の属性情報にリンクされた第1の属性情報を読み出して、これら読み出した第1および第2の属性情報に従って前記メモリからパターンデータを取得し描画データを生成することを特徴とする。
本発明において、第1の属性情報として例えば文字列の各文字を指定する文字コードが属性テーブルの第1の領域に書き込まれ、第2の属性情報として例えば当該文字列のフォントや表示色、表示位置などが属性テーブルの第2の領域に書き込まれる。そして、第2の属性情報が読み出されると、これにリンクされた第1の属性情報も読み出され、こうして読み出された属性情報の文字コードやフォントに従って上記文字列の各文字のパターンデータがパターンメモリから取得されて、これらのパターンデータに対する描画データが表示色や表示位置などの属性情報に応じて生成される。なお、この説明から明らかなように、生成された描画データのフォントや表示色(第2の属性情報に基づく属性)は文字列内で共通である。
この発明によれば、文字等の複数のオブジェクトを並べて表示する場合に、それら複数のオブジェクトに共通の属性情報である第2の属性情報をオブジェクト毎にではなく各オブジェクト共通のデータとして属性テーブルに書き込み、上記複数のオブジェクトを指定する属性情報である第1の属性情報だけをオブジェクト毎に属性テーブルに書き込むようにしているので、属性テーブルに書き込まれる属性情報の総情報量が第2の属性情報の分だけ少なくなる。したがって、限られた容量の属性テーブルを用いて、より多くのオブジェクトを表示することが可能となる。
また、一まとまりに並べて表示している複数のオブジェクトの例えば表示位置だけを変更する場合、それら全オブジェクトで共通に書き込まれた第2の属性情報を書き換えるだけでよい。したがって、各スプライトについて属性情報(複数)を書き換える必要のあった従来と比較して、CPU等の処理負荷を軽減することができる。
また、本発明は、上記画像処理装置において、前記オブジェクトは1色の表示色により表示される画像または文字であり、前記第2の属性情報は該表示色を指定する情報を含むことを特徴とする。
この発明によれば、1色の表示色で表現される画像または文字について当該表示色を複数の画像または文字で共通にする場合、属性テーブルに書き込む属性情報の情報量を少なくすることができる。
また、本発明は、上記画像処理装置において、前記オブジェクトはフォントにより表示される文字であり、前記第2の属性情報は該フォントを指定する情報を含むことを特徴とする。
この発明によれば、複数の文字をフォントで表示する場合、属性テーブルに書き込む属性情報の情報量を少なくすることができる。
また、本発明は、上記画像処理装置において、前記第2の属性情報は前記第1の属性情報が書き込まれた前記属性テーブルの第1の領域を示すアドレスを含み、該アドレスにより前記第1の属性情報が前記第2の属性情報にリンクされたことを特徴とする。
この発明によれば、属性テーブルから第2の属性情報を読み出すことにより、第1の属性情報が書き込まれている領域のアドレスを取得することができ、このアドレスに従って第1の属性情報を読み出すことができる。
また、本発明は、上記画像処理装置において、前記オブジェクトの表示を変更する場合に、前記属性テーブルにおいて前記第1の属性情報のみが書き換えられることを特徴とする。
この発明によれば、第1の属性情報を書き換えるだけで、同一の表示色や表示位置のまま、表示するオブジェクトを変更することができる。したがってCPU等の処理負荷を軽減することができる。
また、本発明は、上記画像処理装置において、前記第1および第2の属性情報に基づくパターンデータのオブジェクトを一のレイヤとし、該一のレイヤと他のレイヤからなる描画データを生成することを特徴とする。
この発明によれば、複数のレイヤによりスプライト表示をすることができるとともに、上記一のレイヤについては属性テーブルに書き込む属性情報の情報量を少なくすることができる。
また、本発明は、外部の制御装置によって複数の文字からなる文字列を表示するための属性情報が属性テーブルに書き込まれ、該書き込まれた属性情報に従って前記複数の文字のパターンデータをメモリから取得して描画データを生成する画像処理装置において、前記属性テーブルの第1の領域に、表示する複数の文字を指定する文字属性情報が書き込まれ、第2の領域に、該複数の文字の文字列で共通の文字列属性情報が前記文字属性情報およびフォント属性情報にリンクさせて書き込まれ、第3の領域に、前記複数の文字の文字列に対しフォントを指定する前記フォント属性情報が書き込まれ、前記第2の領域から文字列属性情報を読み出すことにより該文字列属性情報にリンクされた文字属性情報およびフォント属性情報を読み出して、これら読み出した文字属性情報と文字列属性情報とフォント属性情報とに従って前記メモリからパターンデータを取得し描画データを生成することを特徴とする。
本発明によれば、属性テーブルに書き込む属性情報の情報量が少なくて済むので、一度により多くのオブジェクトを表示することができる。また、表示を変更する際に書き換えるべき属性情報が少ないので、CPU等の処理負荷を軽減することができる。これらにより、本発明の画像処理装置によれば効率良くオブジェクトを表示することが可能である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。
図1は、本発明の一実施形態による画像処理装置1の構成を示したブロック図であり、ここでは、画像処理装置1と、パターンメモリ2と、CPU(中央処理装置)3と、ディスプレイ4とにより、画像表示装置100が構成されている。
この画像表示装置100において、パターンメモリ2には後述するようにディスプレイ4に表示するスプライト画像や文字のフォントなどのパターンデータが予め格納されており、CPU3が画像処理装置1に対して表示内容を指示すると、画像処理装置1はパターンメモリ2から必要なパターンデータを読み出して、後述する画像処理を行って描画データを生成し、ディスプレイ4に画像や文字を表示する。以下、ディスプレイ4に表示する画像や文字をまとめてオブジェクトと称する。
画像処理装置1は、図1に示すように、CPUインタフェース11と、パターンメモリインタフェース12と、属性テーブル13と、カラーパレット14と、レジスタ15と、スプライト生成部16と、スプライト描画処理部17と、ラインバッファ18と、画素データ制御部19と、DAC(デジタルアナログコンバータ)20と、ディスプレイ制御部21と、クロック生成部22とを含んで構成される。
オブジェクトの表示を行う際、上記CPU3が表示内容を指示する指示データを生成して、CPUインタフェース11を介して当該指示データをその種別に応じて属性テーブル13、カラーパレット14、レジスタ15へ書き込む。これら属性テーブル13、カラーパレット14、レジスタ15は、書き込まれたデータを保持し記憶する機能を有する。ここで、属性テーブル13へは表示するオブジェクトに関する属性データ(属性情報)が書き込まれ、カラーパレット14へはディスプレイ4に表示される各色に対応したRGBデータ(各色を表示するための赤・緑・青の輝度情報)が書き込まれ、レジスタ15へはその他各種の制御データが書き込まれる。なお、カラーパレット14とレジスタ15への書き込みは、初期設定として一度だけ行えば十分である。属性テーブル13については後で詳述する。
スプライト生成部16は、属性テーブル13からオブジェクトの属性データを順次読み出して、読み出した属性データに従ってパターンメモリ2から表示するオブジェクトのパターンデータを取得する。そしてスプライト生成部16は、この取得したパターンデータをカラーパレット14のRGBデータを参照することにより変換して、RGB輝度情報で表された変換後のパターンデータを上記読み出し済みの属性データとともにスプライト描画処理部17へ出力する。なお、パターンメモリ2からのパターンデータの読み出しは、パターンメモリインタフェース12を介して行われる。
スプライト描画処理部17は、スプライト生成部16から入力されたパターンデータに対して属性データに応じた演算を行い、その結果を描画データとしてラインバッファ18へ描画する。ここで、属性データに応じた演算には、オブジェクトの表示位置の計算、αブレンディング処理、オブジェクトの拡大縮小処理、などがある。
ラインバッファ18は2つのバッファメモリを備えており、スプライト描画処理部17により出力された描画データを保持する。バッファメモリは、そのメモリアドレスがディスプレイ4の一表示ライン分の各画素に対応するように構成されている。各バッファメモリへはディスプレイ4の表示ライン毎に描画データがスプライト描画処理部17により描画され、このとき各バッファメモリは交互に描画(スプライト描画処理部17による描画)用バッファ、表示(画素データ制御部19による読み出し)用バッファとして機能する。
ディスプレイ制御部21は、クロック生成部22のクロックに従って表示タイミング信号を発生して、ディスプレイ4と画素データ制御部19へ供給する。画素データ制御部19は、この表示タイミング信号に基づいてラインバッファ18から描画データを読み出して、DAC20を介して描画データをディスプレイ4へ出力する。なお、DAC20はRGB3色に対応して3つ設けられ、入力された画素データ制御部19からのデジタル信号の描画データをアナログ信号の描画データに変換して、ディスプレイ4へ出力する。DAC20を介することなく、デジタル信号の描画データを直接ディスプレイ4へ出力するようにしてもよい。
図2は、パターンメモリ2のメモリマップを示したものである。
同図において、パターンメモリ2のアドレスFN1を開始アドレスとしてフォントデータAが格納され、アドレスFN2を開始アドレスとしてフォントデータBが格納され、アドレスFN3を開始アドレスとしてフォントデータCが格納され、アドレスFN4を開始アドレスとしてフォントデータDが格納されている。ここで、フォントデータとは、例えば明朝体フォントやゴシック体フォントのように、各種のフォント(書体)でデザインされた複数の文字のパターンデータの集まりである。同図右側に示すように、各フォントデータは、文字0から文字n−1までの全部でn文字に対応したパターンデータを有する。
なお、図2では図示を省略したが、パターンメモリ2は上記のフォントデータのほかにもスプライト画像のパターンデータを所定のメモリ領域に格納している。
パターンメモリ2からパターンデータを読み出す際には、所望のパターンデータが格納されているアドレスを指定することにより、各フォントの文字のパターンデータ(例えばフォントデータAの文字0のパターンデータ)やスプライト画像のパターンデータを読み出す。
図3は、属性テーブル13の構成を示した図である。上述したように、この属性テーブル13に書き込まれた内容に従って、パターンメモリ2からパターンデータが読み出されてオブジェクトの表示が行われる。属性テーブル13は、その内部に、フォント属性テーブルと、スプライト属性テーブルと、文字属性テーブルとを有している。
フォント属性テーブルは、フォント属性データ(フォント属性情報)が書き込まれるメモリ領域(第3の領域)であり、アドレス“000h”、“004h”、“008h”、…を開始アドレスとしそれぞれ4バイトの大きさを持つ複数個のメモリ領域からなる。各メモリ領域には異なるフォント属性データを書き込むことができる。フォント属性データは、表示するオブジェクトが文字列である場合にその文字列全体のフォントを指定するデータであり、具体的には、パターンメモリ2に格納されているフォントデータのアドレス情報を含んでいる。このアドレス情報で指定されたフォントデータのフォントにより、文字の表示が行われることになる。フォント属性データの詳細については後述する(図5)。
スプライト属性テーブルは、レイヤ(レイヤ#0〜レイヤ#6)毎にスプライト属性データまたは文字列属性データのいずれかの属性データが書き込まれるメモリ領域であり、アドレス“LYSA”、“LYSA+00Ch”、“LYSA+018h”、…、“LYEA”を開始アドレスとしそれぞれ12バイトの大きさを持つ7個のメモリ領域からなる。レイヤは1つのスプライト画像または1つの文字列(例えば文字列“ABCDEF”)を表示する表示単位であり、レイヤ間で所定の優先順位に従って表示画像の重ね合わせを行うために用いられるものである。図3の例では、レイヤ#0、#1、#3〜#6がスプライト画像用のレイヤとして使用され、レイヤ#2が文字列用のレイヤとして使用されている。なお、各レイヤをスプライト画像用とするか文字列用とするかは任意に設定することができる。
スプライト属性テーブルにおいて、文字列用レイヤに対応するメモリ領域(第2の領域)には文字列属性データ(第2の属性情報、文字列属性情報)が書き込まれる。文字列属性データとは、表示する文字列に関する種々の属性データのうち文字列全体に共通の属性データのことである。例えば、文字列属性データには、文字列の表示位置、文字列で使用するフォント(図3のレイヤ#2におけるFTYPが相当する。詳しくは後述)、文字列の表示色、文字列に対する拡大縮小率、文字列を構成する文字を指定するための文字コードが書き込まれた文字属性テーブルのアドレス(同LISA、LIEAが相当する)、等の各種属性データが含まれる。文字列属性データの詳細については後述する(図4)。
上記の文字列属性データは、それが書き込まれたメモリ領域に対応するレイヤの文字列全体の属性を制御する。例えば、図3において、アドレス“LYSA+018h”のメモリ領域に書き込まれた文字列属性データによって、レイヤ#2の文字列全体の属性が決まる。具体的には、当該文字列用レイヤの文字列は上記文字列属性データに従って同一のフォント、同一の表示色、同一の拡大縮小率、等により表示され、その表示位置は文字毎にではなく文字列の代表点で指定される。
一方、スプライト属性テーブルのスプライト画像用レイヤに対応するメモリ領域には、スプライト属性データが書き込まれる。スプライト属性データはスプライト画像の属性データであり、例えば、スプライト画像のパターンデータが格納されたパターンメモリ2のアドレスや、スプライト画像の表示位置や、スプライト画像に対する拡大縮小率やαブレンディング係数などを含む。
文字属性テーブルは、文字列用レイヤで表示する各文字を指定する文字属性データ(第1の属性情報、文字属性情報)が書き込まれるメモリ領域(第1の領域)であり、アドレス“200h”、“202h”、…、“20Eh”を開始アドレスとしそれぞれ2バイトの大きさを持つ8個のメモリ領域からなる。文字属性データは、文字を一意に識別可能な識別情報であり、“A”や“B”や“C”のように文字を一つずつ指定する。具体的には、文字属性データとして2バイトの文字コード(例えばJISコードやUnicode)を使用し、65536文字を区別可能とする。文字属性テーブルの上記8個のメモリ領域にそれぞれ文字属性データを書き込むことによって、8文字からなる文字列を表示させることができる。文字属性データの詳細は後述する(図6)。
このように構成された属性テーブル13に対して、CPU3が各属性データ(フォント属性データ、スプライト属性データ、文字列属性データ、文字属性データ)をそれぞれ所定のメモリ領域に書き込み、スプライト生成部16がそれら属性データを読み出すが、このとき、スプライト生成部16は、スプライト属性テーブルのレイヤ#0に対応するメモリ領域(アドレス“LYSA”)からデータの読み出しを開始し、順次レイヤ#1、レイヤ#2、…のようにデータの読み出しを進めていく。そして、読み出すレイヤがスプライト画像用レイヤであれば、読み出したスプライト属性データに従って、パターンメモリ2からスプライト画像のパターンデータを取得する。また、読み出すレイヤが文字列用レイヤであれば、読み出した文字列属性データに従ってフォント属性テーブルと文字属性テーブルを参照することにより、パターンメモリ2から表示する文字列に含まれる各文字のパターンデータを取得する。
具体的には、文字列属性データのうち上記したFTYPはフォント属性テーブルのアドレスを指定するデータであり、このFTYPによりフォント属性データが特定される。フォント属性データは、上述したとおりパターンメモリ2のフォントデータのアドレス情報を含んでいる。よって、FTYPによりフォントが指定されることになる。また、文字列属性データのうち上記したLISAおよびLIEAは文字属性テーブルのアドレスを指定する。すなわち、LISAとLIEAにより表示する文字が指定されることになる。こうして、文字列属性データFTYP、LISA、LIEAに従って、パターンメモリ2から読み出す文字(文字列)が決まるので、スプライト生成部16はその文字のパターンデータをパターンメモリ2から取得する。
なお、パターンメモリ2からパターンデータを読み出す際の読み出しバイトアドレスは、スプライト生成部16により次式に従って計算される。
1ビット/ピクセルモードの場合:
FN×8+(SZY×SZX×16/8)×FCODE
4ビット/ピクセルモードの場合:
FN×8+(SZY×SZX×16×4/8)×FCODE
ただし、FN、SZY、SZX、FCODEについては後述のとおりである。
次に、フォント属性データ、文字列属性データ、文字属性データの詳細な構成を説明する。
図4は、文字列属性データのデータ構造を示す図である。
同図において文字列属性データは合計で92ビットのデータサイズを有し、スプライト属性テーブルのメモリ領域1つ分(12バイト)に書き込める構成である。以下、順に各データを説明する。
レイヤ種類LYSELは、文字列用レイヤとスプライト画像用レイヤとを区別するデータ(3ビット)である。例えば、データ“110”が文字列用レイヤ、それ以外のデータがスプライト画像用レイヤであると定義する。スプライト属性テーブルにアクセスしたスプライト生成部16は、このレイヤ種類LYSELを調べることにより、当該レイヤの種類を判断することができる。なお、図4は文字列属性データすなわち文字列用レイヤの説明であるので、レイヤ種類LYSELにはデータ“110”が設定されている。
表示位置DOY、DOXは、それぞれ文字列を表示する位置のY座標、X座標を指定するデータ(11ビット)である。表示位置は、文字列の所定の代表点により規定するものとする。
フォントFTYPは、上述したとおりフォント属性テーブルのアドレスを指定するデータ(10ビット)であり、表示する文字列のフォントを指定する。フォントFTYPで示されるアドレスのフォント属性テーブルには、フォント属性データの一つとして後述のフォントネームFNが書き込まれている。
パレットPLTIは、表示する文字列の表示色を指定するためのデータ(10ビット)であり、カラーパレット14のアドレスを指定する。
αブレンディング対象MXSLは、下位レイヤとの間でαブレンディングを実行するかレジスタ15に設定した設定色との間でαブレンディングを実行するかを指定するデータ(1ビット)である。
αブレンディング係数MXは、当該文字列用レイヤと上記αブレンディング対象MXSLのレイヤとの間で実行するαブレンディングの比率を指定するデータ(5ビット)である。
拡大縮小率MAGY、MAGXは、それぞれパターンデータをY方向、X方向に拡大縮小する割合を指定するデータ(8ビット)である。
透明色TPは、背景を透明とするか否かを指定するデータ(1ビット)である。
バイリニアフィルタFLTは、バイリニアフィルタを使用するか否かを指定するデータ(1ビット)である。
プロポーショナルフォントPFEは、プロポーショナルフォントを使用するか否かを指定するデータ(1ビット)である。
文字属性テーブル開始アドレスLISAおよび文字属性テーブル終了アドレスLIEAは、上述のように、表示する文字の文字属性データが書き込まれた文字属性テーブルのアドレスを指定するデータ(11ビット)である。開始アドレスLISAから終了アドレスLIEAまでのメモリ領域に書き込まれた文字属性データ(後述の文字コード)が読み出される。
図5は、フォント属性データのデータ構造を示す図である。
フォント属性データは、以下に説明するように32ビット(4バイト)のデータサイズを有する。
フォントネームFNは、上述したとおりパターンメモリ2に格納されているフォントデータのアドレスを指定するデータ(23ビット)である。フォントデータのアドレスは、先頭アドレスを8バイト単位で指定するものとする。
フォントサイズSZY、SZXは、パターンメモリ2に格納されているフォントデータについて、それぞれY方向、X方向のフォントの大きさをドット数で表すデータ(4ビット)である。フォントは4ドット単位の大きさをとり得るものとし、データ“0001”はフォントの大きさが4ドット、データ“1111”はフォントの大きさが64ドット、…のようであるとする。
表示色モードCLMは、フォントデータが1ビット/ピクセルモードであるか4ビット/ピクセルモードであるかを表すデータ(1ビット)である。1ビット/ピクセルモードの場合、パターンメモリ2には各ドットに1ビットのカラーコードが格納され、4ビット/ピクセルモードの場合、パターンメモリ2には各ドットに4ビットのαデータが格納される。
図6は、文字属性データのデータ構造を示す図である。
文字属性データは文字コードFCODEのみからなり、文字コードFCODEは上述したように例えばJISコードなどの2バイトのデータである。なお、プロポーショナルフォントを使用する場合には、文字属性データはフォント開始位置とフォント終了位置を指定するデータを含む。この場合、フォント開始位置およびフォント終了位置は、例えばそれぞれ6ビットのデータで表され、文字属性データは全体で4バイトのデータサイズとなる。
このように、フォント属性データ、文字列属性データ、文字属性データの各データサイズは、それぞれ4バイト、12バイト、2バイトである。そして上述したように、フォント属性データと文字列属性データは表示する文字列全体に共通であり、文字属性データだけが表示する文字により変化する。したがって、例えば“ABCDEF”という6文字を表示する場合、属性データは全部で、フォント属性データ4バイト、文字列属性データ12バイト、文字属性データ2バイト×6文字の合計28バイトのデータサイズとなる。このデータサイズは、フォント属性データや文字列属性データを文字毎に持つ場合と比較して少なくなっている。
したがって、属性テーブル13の容量が同じであるとすると、本画像処理装置1ではより多くの文字を表示することが可能である。また、例えば表示する文字列の表示位置だけを変更する場合、文字列属性データ(の一部)だけを書き換えればよいので、CPU3等の処理負荷を軽減することが可能である。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、上記実施形態は文字を複数並べて文字列として表示する場合について説明したが、文字に代えて1色の表示色により表示される画像を複数並べて“画像列”として表示する場合にも同様に適用することができる。この場合、当該表示色を示す属性データを画像列に共通の属性データとしてスプライト属性テーブルに書き込み、各画像を指定する属性データを上記実施形態の文字属性テーブルに相当するテーブルに書き込むようにすればよい。これにより、複数の画像を単一色で並べて表示する場合に上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、上記実施形態においては、文字列属性データのFTYP、LISA、LIEAのアドレス情報を利用することによりフォント属性テーブルと文字属性テーブルの参照位置を取得するようにしたが、これは文字列属性データとフォント属性データ、文字属性データとをリンクさせる方法の一例であり、これらのアドレス情報を用いずにフォント属性テーブルと文字属性テーブルを参照することも可能である。例えば、フォント属性テーブルと文字属性テーブルの格納アドレスを固定しておき、常に同じアドレスのフォント属性テーブルと文字属性テーブルを参照するようにしてもよい。
また、文字列属性データとフォント属性データを区別することなく、一体の属性データとして取り扱ってもよい。
また、上記実施形態において、表示された文字列の表示位置や表示色は変えずに文字の表示内容だけを変える(例えば文字列“ABCDEF”を“BCDEFG”に変える)場合には、スプライト属性テーブルとフォント属性テーブルは書き換える必要がなく、文字属性テーブルの文字属性データ(文字コード)だけを書き換えることにより、表示変更を実現することができる。
本発明の一実施形態による画像処理装置の構成を示したブロック図である。 パターンメモリのメモリマップである。 属性テーブルの構成を示した図である。 文字列属性データのデータ構造を示す図である。 フォント属性データのデータ構造を示す図である。 文字属性データのデータ構造を示す図である。 従来用いられる属性テーブルの例である。
符号の説明
1…画像処理装置 2…パターンメモリ 3…CPU 4…ディスプレイ 11…CPUインタフェース 12…パターンメモリインタフェース 13…属性テーブル 14…カラーパレット 15…レジスタ 16…スプライト生成部 17…スプライト描画処理部 18…ラインバッファ 19…画素データ制御部 20…DAC 21…ディスプレイ制御部 22…クロック生成部 100…画像表示装置

Claims (7)

  1. 外部の制御装置によって複数のオブジェクトを表示するための属性情報が属性テーブルに書き込まれて、該書き込まれた属性情報に従って前記オブジェクトのパターンデータをメモリから取得して描画データを生成する画像処理装置において、
    前記属性テーブルの第1の領域に、表示する複数のオブジェクトを指定する第1の属性情報が書き込まれるとともに、第2の領域に、該表示する複数のオブジェクトに共通の第2の属性情報が前記第1の属性情報にリンクさせて書き込まれ、
    前記第2の領域から第2の属性情報を読み出すことにより該第2の属性情報にリンクされた第1の属性情報を読み出して、これら読み出した第1および第2の属性情報に従って前記メモリからパターンデータを取得し描画データを生成する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記オブジェクトは1色の表示色により表示される画像または文字であり、前記第2の属性情報は該表示色を指定する情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記オブジェクトはフォントにより表示される文字であり、前記第2の属性情報は該フォントを指定する情報を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第2の属性情報は前記第1の属性情報が書き込まれた前記属性テーブルの第1の領域を示すアドレスを含み、該アドレスにより前記第1の属性情報が前記第2の属性情報にリンクされたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかの項に記載の画像処理装置。
  5. 前記オブジェクトの表示を変更する場合に、前記属性テーブルにおいて前記第1の属性情報のみが書き換えられることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかの項に記載の画像処理装置。
  6. 前記第1および第2の属性情報に基づくパターンデータのオブジェクトを一のレイヤとし、該一のレイヤと他のレイヤからなる描画データを生成することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかの項に記載の画像処理装置。
  7. 外部の制御装置によって複数の文字からなる文字列を表示するための属性情報が属性テーブルに書き込まれ、該書き込まれた属性情報に従って前記複数の文字のパターンデータをメモリから取得して描画データを生成する画像処理装置において、
    前記属性テーブルの第1の領域に、表示する複数の文字を指定する文字属性情報が書き込まれ、第2の領域に、該複数の文字の文字列で共通の文字列属性情報が前記文字属性情報およびフォント属性情報にリンクさせて書き込まれ、第3の領域に、前記複数の文字の文字列に対しフォントを指定する前記フォント属性情報が書き込まれ、
    前記第2の領域から文字列属性情報を読み出すことにより該文字列属性情報にリンクされた文字属性情報およびフォント属性情報を読み出して、これら読み出した文字属性情報と文字列属性情報とフォント属性情報とに従って前記メモリからパターンデータを取得し描画データを生成する
    ことを特徴とする画像処理装置。
JP2007034612A 2007-02-15 2007-02-15 画像処理装置 Pending JP2008197525A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007034612A JP2008197525A (ja) 2007-02-15 2007-02-15 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007034612A JP2008197525A (ja) 2007-02-15 2007-02-15 画像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008197525A true JP2008197525A (ja) 2008-08-28

Family

ID=39756506

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007034612A Pending JP2008197525A (ja) 2007-02-15 2007-02-15 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008197525A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014059496A (ja) * 2012-09-19 2014-04-03 Yamaha Corp 画像処理装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0437795A (ja) * 1990-06-01 1992-02-07 N H K Eng Service ハイビジョン用文字表示装置
JPH04285996A (ja) * 1991-03-15 1992-10-12 Canon Inc 文字処理装置及び方法
JPH06130930A (ja) * 1992-10-16 1994-05-13 Just Syst Corp ビットイメージデータ生成方法及び装置
JPH08194460A (ja) * 1995-01-17 1996-07-30 Fuji Xerox Co Ltd 文字処理装置
JPH09258715A (ja) * 1996-03-21 1997-10-03 Canon Inc 画像形成装置及び方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0437795A (ja) * 1990-06-01 1992-02-07 N H K Eng Service ハイビジョン用文字表示装置
JPH04285996A (ja) * 1991-03-15 1992-10-12 Canon Inc 文字処理装置及び方法
JPH06130930A (ja) * 1992-10-16 1994-05-13 Just Syst Corp ビットイメージデータ生成方法及び装置
JPH08194460A (ja) * 1995-01-17 1996-07-30 Fuji Xerox Co Ltd 文字処理装置
JPH09258715A (ja) * 1996-03-21 1997-10-03 Canon Inc 画像形成装置及び方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014059496A (ja) * 2012-09-19 2014-04-03 Yamaha Corp 画像処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0132562B1 (en) Composite display system
US4718024A (en) Graphics data processing apparatus for graphic image operations upon data of independently selectable pitch
JPS62288984A (ja) ビデオ表示装置
US20140177971A1 (en) Method and device for storing a compression ratio indication in a pixel value buffer in tile encoding
JPH0325792B2 (ja)
US20020109702A1 (en) Color display method and semiconductor integrated circuit using the same
JP2005077522A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP2008197525A (ja) 画像処理装置
US20060092167A1 (en) Texture-based packing, such as for packing 16-bit pixels into four bits
JP2002341855A (ja) アンチエリアスフォント生成器
JP4952285B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP2005055715A (ja) オンスクリーン表示装置
JPS61148487A (ja) 拡大縮小装置
JP2006227498A (ja) 画像処理装置
JP2004302324A (ja) オンスクリーン表示装置
JP3533197B2 (ja) 画像処理装置
JPH03134699A (ja) デイスプレイ・システム及びピクセル・マトリツクス変換方法
JP2005234767A (ja) 画像処理装置
JP3778068B2 (ja) 画像データの展開方法及び画像表示制御装置
JP2008209896A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、及び画像処理プログラムを記録した記録媒体、並びに画像表示装置
JPS62174881A (ja) カラ−像処理装置
JPH0437796A (ja) テキスト画面表示装置
JPH10149358A (ja) 文字表示装置および記録媒体
JPS62229295A (ja) デイスプレイ装置
JPH01134493A (ja) 画像表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130514

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130709

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140311