JP2008196967A - インフルエンザウイルスh5亜型の免疫検出法 - Google Patents
インフルエンザウイルスh5亜型の免疫検出法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008196967A JP2008196967A JP2007032346A JP2007032346A JP2008196967A JP 2008196967 A JP2008196967 A JP 2008196967A JP 2007032346 A JP2007032346 A JP 2007032346A JP 2007032346 A JP2007032346 A JP 2007032346A JP 2008196967 A JP2008196967 A JP 2008196967A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antibody
- amino acid
- subtype
- influenza virus
- acid sequence
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】インフルエンザウイルスH5亜型のヘマグルチニン蛋白の特定のエピトープに特異的に反応する抗体、特に、モノクローナル抗体を得た。該エピトープは、配列番号1に示されるヘマグルチニン蛋白のアミノ酸配列の88番目、145番目、157番目、159番目又は205番目のアミノ酸を含むものであり、弱毒株及び強毒株を広範囲に検出するためには、157番目又は205番目のアミノ酸を含むものが好ましい。かくして、当該抗体を用いる免疫測定法、特に該ヘマグルチニン蛋白に対する第一の抗体と第二の抗体とを用いたサンドイッチ式免疫測定法、特に、イムノクロマトグラフィー測定法、イムノクロマト法テストストリップが提供される。第一の抗体と第二の抗体の少なくとも何れか一方はモノクローナル抗体であることが好ましい。
【選択図】図1
Description
したがって、高病原性鳥インフルエンザの感染を迅速に発見することは、大規模なインフルエンザ感染拡大を防ぐ上で重要な課題である。
この検出法における免疫測定法としては、特に限定されるものではないが、サンドイッチ式免疫測定法、とりわけELISA(Enzyme−linked immunosorbent assay)法、イムノクロマトグラフィー測定法などが好ましい。
本発明において、ポリクローナル抗体は、例えば、配列番号1に記載されるアミノ酸配列をコードするDNA配列のうち、該アミノ酸配列の88番目、145番目、157番目、159番目又は205番目のアミノ酸残基を含む部分に対応するDNA断片をクローニングし、当該クローン化遺伝子を大腸菌などの宿主で遺伝子工学的に発現させて発現蛋白を抽出および精製し、この精製蛋白を抗原として常法に従って動物を免疫し、その抗血清から取得することができる。
一般に、かかるイムノクロマト法テストストリップは、抗原の第一の抗原決定基にて抗体抗原反応可能な第一の抗体と、前記抗原の第二の抗原決定基にて抗体抗原反応可能で且つ標識された第二の抗体と、膜担体とを少なくとも備え、前記第一の抗体は前記膜担体の所定位置に予め固定されて捕捉部位を形成し、前記第二の抗体は前記捕捉部位から離隔した位置で前記膜担体にてクロマト展開可能なように配置されて構成される。第一の抗体および第二の抗体は、上述のように、それぞれポリクローナル抗体であってもモノクローナル抗体であっても良いが、少なくとも何れか一方がモノクローナル抗体であることが好ましい。通常は、第一の抗体及び第二の抗体は「ヘテロ」の組み合わせで用いられ、すなわち、抗原上の位置および構造の何れもが異なる各抗原決定基をそれぞれ認識する第一の抗体及び第二の抗体が組み合わせて用いられる。しかしながら、第一の抗原決定基と第二の抗原決定基は抗原上の位置が異なっていれば構造的に同一であってもよく、その場合、第一の抗体および第二の抗体は「ホモ」の組み合わせのモノクローナル抗体であってよく、すなわち、第一の抗体および第二の抗体の両方に同一のモノクローナル抗体が使用できる。
図示の例では、膜担体3は、幅5mm、長さ36mmの細長い帯状のニトロセルロース製メンブレンフィルターで作成されている。
該膜担体3には、そのクロマト展開始点側の末端から7.5mmの位置に、第一の抗体が固定され、検体の捕捉部位31が形成される。
図示の例では、膜担体3は、ニトロセルロース製メンブレンフィルターを用いているが、被験試料に含まれる検体をクロマト展開可能で、かつ、上記捕捉部位31を形成する抗体を固定可能なものであれば、いかなるものであってもよく、他のセルロース類膜、ナイロン膜、ガラス繊維膜なども使用できる。
図示の例では、含浸部材2として、5mm×15mmの帯状のガラス繊維不織布を用いているが、これに限定されるものではなく、例えば、セルロース類布(濾紙、ニトロセルロース膜等)、ポリエチレン、ポリプロピレン等の多孔質プラスチック布類なども使用できる。
このうち、捕捉部位31での色の変化を肉眼で観察することにより迅速かつ簡便に判定できる点から、呈色標識物質を用いることが好ましい。
呈色標識物質としては、金コロイド、白金コロイド等の金属コロイドの他、赤色および青色などのそれぞれの顔料で着色されたポリスチレンラテックスなどの合成ラテックスや、天然ゴムラテックスなどのラテックスが挙げられ、このうち、金コロイドなどの金属コロイドが特に好ましい。
当該含浸部材2は、標識された第二の抗体の懸濁液を前記ガラス繊維不織布等の部材に含浸せしめ、これを乾燥させることなどによって作製できる。
さらに、必要に応じて、含浸部材2の上面に試料添加用部材5の下流側部分を載置するとともに、該試料添加用部材5の上流側部分を粘着シート1に貼着してもよく、また、膜担体3の下流側部分の上面に吸収用部材4の上流側部分を載置するとともに、該吸収用部材4の下流側部分を粘着シート1に貼着せしめることもできる。
吸収用部材4は、液体をすみやかに吸収、保持できる材質のものであればよく、綿布、濾紙、およびポリエチレン、ポリプロピレン等からなる多孔質プラスチック不織布等を挙げることができるが、特に濾紙が最適である。
その際、該混合液中に検体が存在すれば、抗原抗体反応により検体と第二の抗体との複合体が形成される。
この複合体は、膜担体3中をクロマト展開されて捕捉部位31に到達し、そこに固定された第一の抗体と抗原抗体反応して捕捉される。
このとき、標識物質として金コロイドなどの呈色標識物質が使用されていれば、当該呈色標識物質の集積により捕捉部位31が発色するので、直ちに、検体を定性的または定量的に測定することができる。
なお、全血を被験試料として用いるときで、特に標識抗体の標識物質として金コロイドなどの呈色標識物質が用いられる場合、前記試料添加用部材に血球捕捉膜部材を配置しておくことが好ましい。血球捕捉膜部材は、前記含浸部材と前記試料添加用部材との間に積層することが好ましい。これにより、赤血球が膜担体に展開されるのが阻止されるので、膜担体の捕捉部位における呈色標識の集積の確認が容易になる。血球捕捉膜部材としては、カルボキシメチルセルロース膜が用いられ、具体的には、アドバンテック東洋株式会社から販売されているイオン交換濾紙CM(商品名)や、ワットマンジャパン株式会社から販売されているイオン交換セルロースペーパーなどを用いることができる。
インフルエンザウイルスH5亜型であるA/duck/Pennsylvania/10128/84(H5N2)株を11日齢の孵化鶏卵の羊膜腔に接種し、培養した。数日後に羊水を採取しウイルスを得た。
得られたウイルスを抗原として、当該ウイルスに対するモノクローナル抗体を作出した。モノクローナル抗体の作出は常法に従っておこなった。
すなわち、100μgのウイルス抗原と等量のAdjuvant Complete Freund (Difco)を混合して、マウス(BALB/c、5週齢、日本SLC)に3回免疫し、その脾臓細胞を細胞融合に用いた。細胞融合には、マウスの骨髄腫細胞であるSp2/0-Ag14細胞(Shulmanら、1978)を用いた。
作出した5クローンのモノクローナル抗体と各種インフルエンザウイルスH5亜型との反応性を蛍光抗体法により確認し、結果を表1に示した。なお、蛍光抗体法は下記手順に従った。
イヌ腎臓由来株化細胞(Madin-Darby canine kidney cell : MDCK細胞)を用いて蛍光抗体法を行った。MDCK細胞の培養にはイーグル最小必須培地(日水製薬)に56℃で30分間加熱非動化した10% Bovine calf serum(Roche)、0.3mg/ml L-グルタミン、100単位/mLペニシリンGカリウム、100μg/ml硫酸ストレプトマイシンを加えた後、炭酸水素ナトリウムでpHを調整した培地を用いた。
蛍光抗体法はOffice International Des Epizooties (2000)の方法に従った。Lab-Tek II Chamber Slide System (Nunc)に単層を形成させたMDCK細胞に104 TCID50/mlでウイルスを接種し、35℃で8時間培養後、培養上清を除去し、感染細胞をPBSで1回洗浄した。細胞を20分間100%冷アセトン(和光純薬)に浸し固定した後、乾燥させた。モノクローナル抗体を含むマウス腹水、もしくは培養上清を抗体希釈液(1% BSA及び0.05% Tween20を含むPBS)で800倍に希釈し、これを1次抗体液として添加し、室温で1時間反応させた。PBSで1回洗浄後、抗体希釈液で1000倍に希釈したFluerescence-conjugated Goat IgG Fraction to Mouse IgG (ICN Biomedicals)を2次抗体液として添加し、室温で1時間反応させた。PBSで1回洗浄後、細胞を封入剤(Glycerol for fluerescence microscopy (Merck) と0.5M 炭酸重炭酸バッファー(pH9.5)を比率3:1で混合したもの)で封入した後、蛍光顕微鏡(Axiovert 200, ZEISS)を用い、FITC Filter (Chroma) で観察した。判定は目視により核および細胞質に緑色の特異的な細胞内蛍光を確認することで陽性(+)と判定した。
なお、表1において、A/duck/Mongolia/500/01(H5N3)及びA/duck/Mongolia/596/01(H5N3)は、それぞれ、A/duck/Mongolia/3/01(H5N3)及びA/duck/Mongolia/10/01(H5N3)と同等であることが知られている。
そこで、各羊水から得られたウイルスのヘマグルチニン遺伝子をシークエンスし、そのアミノ酸配列を配列番号1の配列と比較したところ、前者のアミノ酸配列は、配列番号1のアミノ酸配列と表3に示すアミノ酸残基において変異していることがわかった。
このうち、クローンNo.BL001およびBL002は、表1の結果から、インフルエンザウイルスH5亜型の弱毒株と強毒株の全てに反応するものであるから、これらのクローンの抗体が認識するエピトープはインフルエンザウイルスH5亜型の弱毒株と強毒株に共通に保存されているものと考えられる。したがって、配列番号1に示されるヘマグルチニン蛋白のアミノ酸配列の157番目又は205番目のアミノ酸を含むエピトープを認識する抗体は、弱毒株および強毒株を含めた広範囲のインフルエンザウイルスH5亜型を検出するために好適であり、とりわけ、強毒株の検出に好適であることが示された。
(1)抗インフルエンザウイルスH5亜型抗体(抗H5抗体)の調製
実施例1で得られた5種のクローンのそれぞれを、マウス腹腔に接種し、抗H5抗体を含んだ腹水を得た。さらに、常法によりプロテインG吸着体を用いたIgG精製を行い、抗H5抗体とした。
加熱によって沸騰させた超純水99mlに、1%(v/w)塩化金酸水溶液1mlを加え、さらに、その1分後に1%(v/w)クエン酸ナトリウム水溶液1.5mlを加えて加熱し5分間沸騰させた後、室温に放置して冷却した。次いで、この溶液に200mM炭酸カリウム水溶液を加えてpH9.0に調製し、これに超純水を加えて全量を100mlとして金コロイド溶液を得た。
上記(1)で得られた5種のクローン由来の抗H5抗体を下記の手順でそれぞれ金コロイド標識した。
抗H5抗体の蛋白換算重量1μg(以下、抗体の蛋白換算重量を示すとき、単に、その精製蛋白質の重量分析による重量数値で示す)と上記(2)の金コロイド溶液1mlとを混合し、室温で2分間静置してこの抗体のことごとくを金コロイド粒子表面に結合させた後、金コロイド溶液における最終濃度が1%となるように10%ウシ血清アルブミン(以下、「BSA」と記す)水溶液を加え、この金コロイド粒子の残余の表面をことごとくこのBSAでブロックして、金コロイド標識抗H5抗体(以下、「金コロイド標識抗体」と記す)溶液を調製した。この溶液を遠心分離(5600×G、30分間)して金コロイド標識抗体を沈殿せしめ、上清液を除いて金コロイド標識抗体を得た。この金コロイド標識抗体を10%サッカロース・1%BSA・0.5%トリトン(Triton)-X100を含有する50mMトリス塩酸緩衝液(pH7.4)に懸濁して金コロイド標識抗体溶液を得た。
図1に示されるイムノクロマト法テストストリップを下記の手順で作成した。
(4−1)抗H5抗体と金コロイド標識抗体との複合体の捕捉部位
幅5mm、長さ36mmの細長い帯状のニトロセルロース膜をクロマトグラフ媒体のクロマト展開用膜担体3として用意した。
抗H5抗体1.0mg/mlが含有されてなる溶液0.5μlを、このクロマト展開用膜担体3におけるクロマト展開開始点側の末端から7.5mmの位置にライン状に塗布して、これを室温で乾燥し、インフルエンザウイルスH5亜型と金コロイド標識抗体との複合体の捕捉部位31とした。抗H5抗体として、表4−1及び表4−2に記載のクローン由来のモノクローナル抗体を用いた。
5mm×15mmの帯状のガラス繊維不織布に、金コロイド標識抗体溶液37.5μlを含浸せしめ、これを室温で乾燥させて金コロイド標識抗体含浸部材2とした。金コロイド標識抗体として、表4−1及び表4−2に記載のクローン由来の金コロイド標識抗体を用いた。
(4−3)イムノクロマト法テストストリップの作成
上記クロマト展開用膜担体3、上記標識抗体含浸部材2の他に、試料添加用部材5として綿布と、吸収用部材4として濾紙を用意した。そして、これらの部材を用いて、図1と同様のクロマト法テストストリップを作成した。
金コロイド標識抗体及び捕捉部位形成抗体として表4−1に記載の抗H5抗体を用いた全25種類のイムノクロマト法テストストリップを用意した。なお、表4−1中、捕捉部位形成抗体はメンブレン固相化抗体と表記している。
A/duck/Pennsylvania/10128/84(H5N2)株を検体希釈液で希釈して2.5μg/mLに調整し、被験試料とした。そして、被験試料100μlを上記(4)で得られたテストストリップの試料添加用部材5にマイクロピペットで滴下してクロマト展開し、室温で15分放置後、上記捕捉部位31で捕捉されたA/duck/Pennsylvania/10128/84 (H5N2)株と金コロイド標識抗体との複合体の捕捉量を肉眼で観察した。捕捉量は、その量に比例して増減する赤紫色の呈色度合いを肉眼で、−(着色なし)、±(微弱な着色)、+(明確な着色)、++(顕著な着色)の4段階(但し、wは弱めを示す)に区分して判定した。対照として、検体希釈液100μlを同様にクロマト展開し呈色度合いを観察した。その結果を表4−1に示した。
金コロイド標識抗体及び捕捉部位形成抗体(メンブレン固相化抗体)として表4−2に記載の抗H5抗体を用いた全9種類のイムノクロマト法テストストリップを用意した。なお、表4−2中、捕捉部位形成抗体はメンブレン固相化抗体と表記している。
インフルエンザウイルスH5亜型強毒株であるA/Chicken/Yamaguchi/7/04(H5N1)株(HA価:1024HA)を検体希釈液で625倍に希釈して被験試料とした。そして、被験試料100μlを上記(4)で得られたテストストリップの試料添加用部材5にマイクロピペットで滴下してクロマト展開し、室温で15分放置後、上記捕捉部位31で捕捉されたA/Chicken/Yamaguchi/7/04(H5N1)株と金コロイド標識抗体との複合体の捕捉量を肉眼で観察した。捕捉量は、その量に比例して増減する赤紫色の呈色度合いを肉眼で−(着色なし)、±(微弱な着色)、+(明確な着色)の3段階に区分して判定した。対照として、検体希釈液100μlを同様にクロマト展開し呈色度合いを観察した。その結果を表4−2に示した。
実施例2で作製したイムノクロマトキットにおいて、(i)金コロイド標識抗体としてNo.BL002を用い、捕捉部位形成抗体としてNo.BL001を用いたもの、(ii)金コロイド標識抗体及び捕捉部位形成抗体の両者としてNo.BL002を用いたもの、及び、(iii)金コロイド標識抗体としてNo.BL002を用い、捕捉部位形成抗体としてNo.BL001及びBL002を混合した抗体を用いたものを用意し、A/Chicken/Yamaguchi/7/04(H5N1強毒株、HA価:1024HA)、A/Vietnam/1194/04(H5N1強毒株、HA価:512HA)及びA/Hongkong/483/97(H5N1強毒株、HA価:512HA)の各ウイルス原液を検体希釈液で表5に記載の倍率に希釈した被験試料を用意した。
そして、被験試料100μlを上記各テストストリップの試料添加用部材5にマイクロピペットで滴下してクロマト展開し、室温で15分放置後、上記捕捉部位31で捕捉されたウイルス株と金コロイド標識抗体との複合体の捕捉量を肉眼で観察した。捕捉量は、その量に比例して増減する赤紫色の呈色度合いを肉眼で−(着色なし)、±(微弱な着色)、+(明確な着色)の3段階(但し、wは弱めを示す)に区分して判定した。結果を表5に示した。なお、表5中、捕捉部位形成抗体はメンブレン固相化抗体と表記している。
表5から明らかなように、金コロイド標識抗体及び捕捉部位形成抗体の両者ともにNo. BL002を用いたイムノクロマトキット(ii)及び(iii)は、インフルエンザウイルスH5亜型強毒株と良好に反応し、とりわけ、インフルエンザウイルスH5N1亜型強毒株の検出に好適である。
インフルエンザウイルスH5N1亜型(A/Chicken/Yamaguchi/7/04、以下「山口株」と略称)をニワトリに接種し、当該ウイルスを感染させたニワトリの気管スワブ及びクロアカスワブを採取し、イムノクロマトキットによるウイルス抗原の検出を実施した。また死亡鳥から気管、腎臓、結腸を採取し、臓器乳剤を作製し、イムノクロマトキットによるウイルス抗原の検出を実施した。また、インフルエンザウイルス抗原の存在を確認する目的でインフルエンザウイルス核タンパク検出イムノクロマトキット(以下、NPキットと称する)を対照に用いた。
感染対象鳥として、ボリスブラウン種を用いた。ウイルス液を経鼻的にニワトリに接種し、死亡するまで毎日クロアカスワブ及び気管スワブを接種した。
なお、表10にウイルス分離結果として示された数値は、ウイルス感染価(10X EID50/ml or g)であり、上記気管スワブ及び上記クロアカスワブ並びに各種臓器の上記10%臓器乳剤の10倍希釈系列を作成し、各希釈液を9〜11日齢発育鶏卵に接種して2日間培養した後、該発育鶏卵から尿液を採取してHA試験に供し、その結果から算出した。
2 含浸部材
3 膜担体
31 捕捉部位
4 吸収用部材
5 試料添加用部材
Claims (27)
- インフルエンザウイルスH5亜型のヘマグルチニン蛋白に対する抗体を用いる免疫測定法からなり、前記抗体が、配列番号1に示されるヘマグルチニン蛋白のアミノ酸配列の88番目、145番目、157番目、159番目又は205番目のアミノ酸を含むエピトープに対する抗体を含有してなる、インフルエンザウイルスH5亜型の検出法。
- 前記抗体が、配列番号1に示されるヘマグルチニン蛋白のアミノ酸配列の157番目又は205番目のアミノ酸を含むエピトープに対する抗体を含有してなる請求項1に記載の検出法。
- 前記抗体がモノクローナル抗体である請求項1または2に記載の検出法。
- 前記モノクローナル抗体がインフルエンザウイルスH5亜型以外のインフルエンザウイルスとは反応しないものである請求項3に記載の検出法。
- インフルエンザウイルスH5亜型のヘマグルチニン蛋白に対する第一の抗体と第二の抗体とを用いたサンドイッチ式免疫測定法からなり、前記第一の抗体および前記第二の抗体の少なくとも何れか一方が、配列番号1に示されるヘマグルチニン蛋白のアミノ酸配列の88番目、145番目、157番目、159番目又は205番目のアミノ酸を含むエピトープに対する抗体を含有してなる、インフルエンザウイルスH5亜型の検出法。
- 前記第一の抗体および前記第二の抗体の少なくとも何れか一方が、配列番号1に示されるヘマグルチニン蛋白のアミノ酸配列の157番目又は205番目のアミノ酸を含むエピトープに対する抗体を含有してなる請求項5に記載の検出法。
- 前記抗体がモノクローナル抗体である請求項5または6に記載の検出法。
- 前記モノクローナル抗体がインフルエンザウイルスH5亜型以外のインフルエンザウイルスとは反応しないものである請求項7に記載の検出法。
- 前記第一の抗体および第二の抗体の何れか一方を担体に固定しておく請求項5に記載の検出法。
- インフルエンザウイルスH5亜型のヘマグルチニン蛋白に対する第一の抗体を予め所定位置に固定せしめて形成された捕捉部位を備える膜担体を用意し、インフルエンザウイルスH5亜型のヘマグルチニン蛋白に対する第二の抗体と所定量の被験試料との混合液を、前記捕捉部位に向けて前記膜担体にてクロマト展開せしめ、前記被験試料中に含まれるインフルエンザウイルスH5亜型と前記第二の抗体とを備えた複合体を前記捕捉部位に捕捉させるイムノクロマトグラフィー測定法であって、前記第一の抗体および前記第二の抗体の少なくとも何れか一方が、配列番号1に示されるヘマグルチニン蛋白のアミノ酸配列の88番目、145番目、157番目、159番目又は205番目のアミノ酸を含むエピトープに対する抗体を含有してなる、インフルエンザウイルスH5亜型のイムノクロマトグラフィー測定法。
- 前記第一の抗体および前記第二の抗体の少なくとも何れか一方が、配列番号1に示されるヘマグルチニン蛋白のアミノ酸配列の157番目又は205番目のアミノ酸を含むエピトープに対する抗体を含有してなる請求項10に記載のイムノクロマトグラフィー測定法。
- 前記第一の抗体が、配列番号1に示されるヘマグルチニン蛋白のアミノ酸配列の157番目又は205番目のアミノ酸を含むエピトープに対する抗体を含有してなり、前記第二の抗体が、配列番号1に示されるヘマグルチニン蛋白のアミノ酸配列の157番目のアミノ酸を含むエピトープに対する抗体を含有してなる請求項11に記載のイムノクロマトグラフィー測定法。
- 前記第一の抗体および前記第二の抗体の少なくとも何れか一方がモノクローナル抗体である請求項10乃至12の何れか1項に記載のイムノクロマトグラフィー測定法。
- 前記モノクローナル抗体がインフルエンザウイルスH5亜型以外のインフルエンザウイルスとは反応しないものである請求項13に記載のイムノクロマトグラフィー測定法。
- 前記第二の抗体は金属コロイドまたはラテックスで標識されている請求項10に記載のイムノクロマトグラフィー測定法。
- 前記膜担体がニトロセルロース膜である請求項15に記載のイムノクロマトグラフィー測定法。
- インフルエンザウイルスH5亜型のヘマグルチニン蛋白に対する第一の抗体と第二の抗体と膜担体とを少なくとも備え、前記第一の抗体は前記膜担体の所定位置に予め固定されて捕捉部位を形成し、前記第二の抗体は適当な標識物質で標識され、かつ、前記捕捉部位から離隔した位置で前記膜担体にてクロマト展開可能なように配置されてなるイムノクロマト法テストストリップであって、前記第一の抗体および前記第二の抗体の少なくとも何れか一方が、配列番号1に示されるヘマグルチニン蛋白のアミノ酸配列の88番目、145番目、157番目、159番目又は205番目のアミノ酸を含むエピトープに対する抗体を含有してなる、インフルエンザウイルスH5亜型検出用イムノクロマト法テストストリップ。
- 前記第一の抗体および前記第二の抗体の少なくとも何れか一方が、配列番号1に示されるヘマグルチニン蛋白のアミノ酸配列の157番目又は205番目のアミノ酸を含むエピトープに対する抗体を含有してなる請求項17に記載のイムノクロマト法テストストリップ。
- 前記第一の抗体が、配列番号1に示されるヘマグルチニン蛋白のアミノ酸配列の157番目又は205番目のアミノ酸を含むエピトープに対する抗体を含有してなり、前記第二の抗体が、配列番号1に示されるヘマグルチニン蛋白のアミノ酸配列の157番目のアミノ酸を含むエピトープに対する抗体を含有してなる請求項18に記載のイムノクロマト法テストストリップ。
- 前記第一の抗体および前記第二の抗体の少なくとも何れか一方がモノクローナル抗体である請求項17乃至19の何れか1項に記載のイムノクロマト法テストストリップ。
- 前記モノクローナル抗体がインフルエンザウイルスH5亜型以外のインフルエンザウイルスとは反応しないものである請求項20に記載のイムノクロマト法テストストリップ。
- 前記第二の抗体は金属コロイドまたはラテックスで標識されている請求項17に記載のイムノクロマト法テストストリップ。
- 前記膜担体がニトロセルロース膜である請求項22に記載のイムノクロマト法テストストリップ。
- 配列番号1に示されるヘマグルチニン蛋白のアミノ酸配列の88番目、145番目、157番目、159番目又は205番目のアミノ酸を含むエピトープを認識するモノクローナル抗体。
- インフルエンザウイルスH5亜型以外のインフルエンザウイルスとは反応しないものである請求項24に記載のモノクローナル抗体。
- 配列番号1に示されるヘマグルチニン蛋白のアミノ酸配列の157番目又は205番目のアミノ酸を含むエピトープを認識するモノクローナル抗体。
- インフルエンザウイルスH5亜型以外のインフルエンザウイルスとは反応しないものである請求項26に記載のモノクローナル抗体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007032346A JP5435844B2 (ja) | 2007-02-13 | 2007-02-13 | インフルエンザウイルスh5亜型の免疫検出法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007032346A JP5435844B2 (ja) | 2007-02-13 | 2007-02-13 | インフルエンザウイルスh5亜型の免疫検出法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008196967A true JP2008196967A (ja) | 2008-08-28 |
JP5435844B2 JP5435844B2 (ja) | 2014-03-05 |
Family
ID=39756058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007032346A Active JP5435844B2 (ja) | 2007-02-13 | 2007-02-13 | インフルエンザウイルスh5亜型の免疫検出法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5435844B2 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009119722A1 (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-01 | 国立大学法人北海道大学 | 抗h5亜型a型インフルエンザウイルスヘマグルチニンモノクローナル抗体 |
WO2012029694A1 (ja) * | 2010-09-01 | 2012-03-08 | 富士レビオ株式会社 | A型インフルエンザウイルス核タンパク質の第100番アミノ酸がアルギニンであるか否かを判定する方法 |
JP2013087069A (ja) * | 2011-10-17 | 2013-05-13 | Toyobo Co Ltd | H5亜型インフルエンザウイルスを特異的に認識するモノクローナル抗体 |
WO2015186721A1 (ja) * | 2014-06-03 | 2015-12-10 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 抗体またはその可変領域を含む抗体断片、抗原ポリペプチド、およびその利用 |
CN107589252A (zh) * | 2017-09-06 | 2018-01-16 | 扬州千代科技有限公司 | 一种h5亚型禽流感病毒荧光微球检测卡及其应用 |
JP2018105662A (ja) * | 2016-12-24 | 2018-07-05 | 株式会社タウンズ | インフルエンザウイルスh5亜型の免疫検出法 |
CN111398593A (zh) * | 2020-04-03 | 2020-07-10 | 天津华科泰生物技术有限公司 | 一种快速联合检测卡及其制备方法和应用 |
WO2021210633A1 (ja) * | 2020-04-16 | 2021-10-21 | デンカ株式会社 | アデノウイルスの免疫測定方法及び免疫測定器具 |
WO2021210631A1 (ja) * | 2020-04-16 | 2021-10-21 | デンカ株式会社 | アデノウイルスの免疫測定方法及び免疫測定器具 |
-
2007
- 2007-02-13 JP JP2007032346A patent/JP5435844B2/ja active Active
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
JPN6012053063; 津田祥美 ほか: 'H5インフルエンザウイルス感染症の迅速診断キットの開発' 日本ウイルス学会学術集会プログラム・抄録集 54巻, 20061101, 199頁 * |
JPN6012053067; Ha Y et al.: 'H5 avian and H9 swine influenza virus haemagglutinin structures: possible origin of influenza subtyp' EMBO J. 21(5), 20020301, 865-875 * |
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009119722A1 (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-01 | 国立大学法人北海道大学 | 抗h5亜型a型インフルエンザウイルスヘマグルチニンモノクローナル抗体 |
US8658354B2 (en) | 2008-03-28 | 2014-02-25 | National University Corporation Hokkaido University | Anti-(influenza a virus subtype H5 hemagglutinin) monoclonal antibody |
WO2012029694A1 (ja) * | 2010-09-01 | 2012-03-08 | 富士レビオ株式会社 | A型インフルエンザウイルス核タンパク質の第100番アミノ酸がアルギニンであるか否かを判定する方法 |
JP2012052916A (ja) * | 2010-09-01 | 2012-03-15 | Fujirebio Inc | A型インフルエンザウイルス核タンパク質の第100番アミノ酸がアルギニンであるか否かを判定する方法 |
JP2013087069A (ja) * | 2011-10-17 | 2013-05-13 | Toyobo Co Ltd | H5亜型インフルエンザウイルスを特異的に認識するモノクローナル抗体 |
WO2015186721A1 (ja) * | 2014-06-03 | 2015-12-10 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 抗体またはその可変領域を含む抗体断片、抗原ポリペプチド、およびその利用 |
JPWO2015186721A1 (ja) * | 2014-06-03 | 2017-04-20 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 抗体またはその可変領域を含む抗体断片、抗原ポリペプチド、およびその利用 |
JP2018105662A (ja) * | 2016-12-24 | 2018-07-05 | 株式会社タウンズ | インフルエンザウイルスh5亜型の免疫検出法 |
CN107589252A (zh) * | 2017-09-06 | 2018-01-16 | 扬州千代科技有限公司 | 一种h5亚型禽流感病毒荧光微球检测卡及其应用 |
CN111398593A (zh) * | 2020-04-03 | 2020-07-10 | 天津华科泰生物技术有限公司 | 一种快速联合检测卡及其制备方法和应用 |
WO2021210633A1 (ja) * | 2020-04-16 | 2021-10-21 | デンカ株式会社 | アデノウイルスの免疫測定方法及び免疫測定器具 |
WO2021210631A1 (ja) * | 2020-04-16 | 2021-10-21 | デンカ株式会社 | アデノウイルスの免疫測定方法及び免疫測定器具 |
JP2021168617A (ja) * | 2020-04-16 | 2021-10-28 | デンカ株式会社 | アデノウイルスの免疫測定方法及び免疫測定器具 |
JP2021168619A (ja) * | 2020-04-16 | 2021-10-28 | デンカ株式会社 | アデノウイルスの免疫測定方法及び免疫測定器具 |
JP7256144B2 (ja) | 2020-04-16 | 2023-04-11 | デンカ株式会社 | アデノウイルスの免疫測定方法及び免疫測定器具 |
EP4116322A4 (en) * | 2020-04-16 | 2023-09-27 | Denka Company Limited | ADENOVIRUS IMMUNE TESTING METHOD AND IMMUNE TESTING INSTRUMENT |
JP7455947B2 (ja) | 2020-04-16 | 2024-03-26 | デンカ株式会社 | アデノウイルスの免疫測定方法及び免疫測定器具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5435844B2 (ja) | 2014-03-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5849065B2 (ja) | A型インフルエンザウイルスh5亜型の検出法 | |
JP5827701B2 (ja) | インフルエンザウイルスh5亜型の免疫検出法 | |
JP5435844B2 (ja) | インフルエンザウイルスh5亜型の免疫検出法 | |
JP5432453B2 (ja) | A型インフルエンザウイルス強毒株の検出法 | |
JP5586064B2 (ja) | 抗h5亜型a型インフルエンザウイルスヘマグルチニンモノクローナル抗体 | |
EP2063270B1 (en) | Rapid diagnosis method specific to avian influenza virus | |
US9115188B2 (en) | Monoclonal antibodies specific to hemagglutinin from influenza virus H5-subtype and uses thereof | |
US20110003278A1 (en) | H5 Subtype-Specific Binding Proteins Useful for H5 Avian Influenza Diagnosis and Surveillance | |
SG183031A1 (en) | Monoclonal antibodies specific to hemagglutinin and neuraminidase from influenza virus h5-subtype or n1-subtype and uses thereof | |
EP2250197A1 (en) | Binding protein and epitope-blocking elisa for the universal detection of h5-subtype influenza viruses | |
JP2010025745A (ja) | 抗rsウイルスモノクローナル抗体を用いたrsウイルス検出用キット及びイムノクロマトグラフィー用試験具、並びに新規な抗rsウイルスモノクローナル抗体 | |
JP2010261912A (ja) | ヒトインフルエンザウイルスh3亜型の免疫学的検出法 | |
JP2011069800A (ja) | ヒトインフルエンザウイルスh1亜型の免疫学的鑑別検出法 | |
JP2006067979A (ja) | インフルエンザa型ウイルスの免疫検出法 | |
CN108918875A (zh) | 鸽新城疫病毒单克隆抗体及在制备诊断和检测试剂盒中的应用 | |
CN115947835B (zh) | 靶向乙型流感病毒核蛋白的抗体及其应用 | |
JP6824026B2 (ja) | インフルエンザウイルスh5亜型の免疫検出法 | |
CN115724959B (zh) | 靶向甲型流感病毒核蛋白的抗体及其应用 | |
CN115819566B (zh) | 靶向甲型流感病毒核蛋白的抗体及其应用 | |
JP5490669B2 (ja) | 免疫検査試薬、それを用いる検査装置及び検査方法 | |
CN108693352B (zh) | 新城疫病毒抗体检测试剂盒 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100208 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121030 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130507 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130514 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131203 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131210 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5435844 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |