JP2008196721A - 気液分離器 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンパクトな構成で適正に気体と液体とを分離して排出することができる気液分離器を提供する。
【解決手段】中心軸線2aが鉛直方向に沿った円筒状に形成され、気液二相流流体を冷媒蒸気と液体冷媒とに分離可能な気液分離エレメント7が設けられると共に中心軸線2a上の気液分離エレメント7よりも下方に形成される液体流出口5及び中心軸線2a上の気液分離エレメント7よりも上方に形成される気体流出口4とを有する容器2と、中心軸線2aと交差する方向に沿って容器2外部から容器2内部に気液二相流流体を流入可能とし、この気液二相流流体を噴出する気液二相流流体流入口3が中心軸線2a上で液体流出口5に対向して設けられる流入管3aと、気液二相流流体流入口3と液体流出口5との間に設けられ、気液二相流流体が衝突可能な衝突部9とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、気液分離器に関し、例えば、ターボ冷凍機に適用されて好適な気液分離器に関するものである。
従来の気液分離器としては、例えば、図16に示すような、いわゆる横置き型の気液分離器001が知られている。すなわち、このような従来の横置き型の気液分離器001は、軸線が水平方向に沿った円筒形状に形成される容器002と、容器002の上側部に設けられる気液二相流流体の流入口003と、複数の孔を有する多孔板004と、気体と液体とを分離するデミスタ005と、容器002の上側部に設けられる気体流出口006と、容器002の下側部(底部)に設けられる液体流出口007とを備える。従って、流入口003を介して容器002に流入した気液二相流流体は、多孔板004にて整流され、デミスタ005にて気体と液体とに分離され、この分離された気体は気体流出口006を介して外部に流出する一方、液体は容器002底部に一時的に貯留された後、液体流出口007を介して外部に流出する。
ところで、このような気液分離器では、コスト低減や設置スペース削減等の要求から小型化が望まれているが、このような横置き型の気液分離器では、分離された液体が容器002内底部に一時貯留されることから、その径方向断面において流体が通過可能な多孔板の有効面積が減少する結果、容器002の一端側から導入された流体による一端側から他端側への流れ(いわゆる軸流)において、容器002内で偏った流速分布が形成されるおそれがある。そして、容器002内で流体の流れに偏流が発生すると、流体のデミスタ005への近寄り流速が相対的に高くなる領域が部分的に形成され、例えば、流体の流速がデミスタ005において適正な気液分離性能を発揮しうる限界流速を上回り、すなわち、デミスタ005における流体の滞在時間が短くなり十分に気液分離ができなくなるおそれがある。また、流体が容器002内で一端側から他端側へ流れることで、この流体の動圧の影響等で容器002内底部に貯留された液体に渦状の流れが形成され、これにより、液体流出口007を介した液体の外部への排出に支障をきたすおそれがある。このため、横置き型の気液分離器に代えて、容器の径方向断面の全体を流体通路として用いることができる縦置き型の気液分離器が望まれていた。
このような縦置き型の気液分離器として、例えば、特許文献1に記載された気液分離装置のように、側部より気体と液体の二相流流体が供給され上部より分離気体を排出し下部より分離液体を排出する円筒形状のサイクロン分離器を備えるものがある。
特開平11−138053号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載された縦置き型の気液分離装置では、小型化のため、例えば、軸方向の長さを短くすると、容器内底部の液体貯留部の深さ、つまり、液面と液体流出口との距離が短くなることで、流体が容器内に流入する際に貯留液体中への気泡の巻き込みが生じた場合、液面と液体流出口との距離が短くなったがために、この巻き込まれた気泡が液体流出口まで到達してしまい、この結果、気液二相流流体中の気体が液体流出口を介して外部に排出されてしまうことがあった。
そこで本発明は、コンパクトな構成で適正に気体と液体とを分離して排出することができる気液分離器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための請求項1の発明の気液分離器は、中心軸線が鉛直方向に沿った筒状に形成され、気液二相流流体を気体と液体とに分離可能な気液分離エレメントが設けられると共に前記中心軸線上の前記気液分離エレメントよりも下方に形成される液体流出口及び前記中心軸線上の前記気液分離エレメントよりも上方に形成される気体流出口とを有する容器と、前記中心軸線と交差する方向に沿って前記容器外部から前記容器内部に気液二相流流体を流入可能とし、該気液二相流流体を噴出する気液二相流流体流入口が前記中心軸線上で前記液体流出口に対向して設けられる流入管と、前記気液二相流流体流入口と前記液体流出口との間に設けられ、前記流体が衝突可能な衝突部とを備えることを特徴とする。
請求項2の発明の気液分離器では、前記衝突部は、板状に形成されることを特徴とする。
請求項3の発明の気液分離器では、前記衝突部は、頂点が前記気液二相流流体流入口に対向する錐状に形成されることを特徴とする。
請求項4の発明の気液分離器では、前記容器内底部に前記分離された液体を貯溜する貯留部を備え、前記衝突部は、前記液体の液面に設けられることを特徴とする。
請求項5の発明の気液分離器では、前記衝突部は、前記気液二相流流体流入口に設けられることを特徴とする。
請求項6の発明の気液分離器では、前記衝突部の下方に、前記容器内面の径方向に沿って設けられる環状突起部を備えることを特徴とする。
請求項7の発明の気液分離器では、前記衝突部は、前記流体との衝突面に複数の突状部を有することを特徴とする。
請求項1の発明の気液分離器によれば、気液二相流流体流入口が液体流出口に対向して設けられていることから、気液二相流流体流入口から液体流出口に向かって噴出される気液二相流流体の噴流は落下位置がほぼ一定し、さらに、気液二相流流体流入口と液体流出口との間において固定化された気液二相流流体の落下位置に衝突部が位置することから、この衝突部に確実に気液二相流流体の噴流が衝突することで、その落下速度を低減することができる。さらに、衝突部に衝突した気液二相流流体の噴流は、容器の内面に衝突することでさらに速度が低減され、また、容器の内面に沿って落水することで、底部に貯留される液体への気体の連行距離をさらに短くすることができる。よって、コンパクトな構成で適正に気体と液体とを分離して排出することができる。
また、気液二相流流体流入口、気体流出口及び液体流出口は、径方向に対する位置が中心軸線上で一致するように設定されていることから、渦巻状の噴流が形成されることを防止することができ、底部に貯留される液体に渦状の流れが形成されることを防止することができる。これにより、液体流出口を介した液体の外部への排出に支障をきたすことを防止することができる。
請求項2の発明の気液分離器によれば、衝突部が板状に形成されることから、製造が容易であり、より簡単な構成で適正に気体と液体とを分離して排出することができる。
請求項3の発明の気液分離器によれば、頂点が気液二相流流体流入口に対向するように錐状の衝突部を設けたことから、気液二相流流体流入口から噴出される気液二相流流体が衝突部に衝突しこの衝突部に沿って落下する際に、気液二相流流体と衝突部の上斜面との摩擦等により気液二相流流体の流速を効果的に低減することができる。
請求項4の発明の気液分離器によれば、衝突部が貯留部に貯留される液体の液面に設けられることから、気液二相流流体が衝突部に衝突した後の衝突部から液面までの落下距離が短くなるので、衝突部に衝突した後、気液二相流流体の落下中の速度上昇を最小限に抑えることができる。
請求項5の発明の気液分離器によれば、衝突部を気液二相流流体流入口に設けたことから、気液二相流流体を確実に衝突部に衝突させることができ、よって気液二相流流体の速度を確実に低下させることができる。また、衝突部の面積を比較的小さくすることができるので、容器の径方向断面において気液二相流流体が通過可能な流体通路の有効面積を最大限に確保することができ、よって、気液二相流流体の偏流を防止することもできる。
請求項6の発明の気液分離器によれば、衝突部の下方の容器内面に環状突起部を設けたことから、気液二相流流体の噴流が容器内面に沿って落下する際に、この環状突起部が抵抗体となるので、噴流の速度をさらに低減することができる。
請求項7の発明の気液分離器によれば、衝突部の衝突面に複数の突状部が設けられることから、気液二相流流体の噴流が衝突部に衝突し径方向に広がる際に、この複数の突状部が抵抗体となるので、噴流の速度をさらに低減することができ、また、気液二相流流体が衝突部に衝突した際の跳ね返りも防止することができる。
以下に、本発明に係る気液分離器の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、本発明の実施例1に係る中間冷却器の軸方向断面図、図2は、本発明の実施例1に係る中間冷却器の径方向断面図、図3は、本発明の実施例1に係る中間冷却器の軸方向部分断面図、図4は、流体の流入位置と気泡の巻き込みとの関係を説明する線図、図5は、本発明の実施例1に係る中間冷却器が適用されるターボ冷凍機の概略配管系統図である。
本発明の実施例に係る気液分離器としての中間冷却器1は、図5に示すように、ターボ圧縮機(遠心圧縮機)50を備えるターボ冷凍機100に適用した場合で説明する。ターボ冷凍機100は、冷媒(例えば、フルオロカーボン類等オゾン破壊係数がゼロの有機冷媒)を用いた蒸気圧縮冷凍方式の冷凍機であり、ターボ圧縮機50が吸い込んだ冷媒蒸気(気体)を高速回転する羽根車50a、50bで速度エネルギーを与え、ディフューザ部で圧力に変換する圧縮方式である。このターボ冷凍機100は、例えば、ビル空調、蓄熱用途、熱供給事業としての地域冷暖房、工場空調、化学プラント等のプロセス冷却など、広範にわたる用途に適用されている冷熱源機である。
ターボ冷凍機100は、ターボ圧縮機50と、凝縮器51と、サブクーラ52と、中間冷却器1と、蒸発器53とを備える。ターボ圧縮機50、凝縮器51、サブクーラ52、中間冷却器1及び蒸発器53は、冷媒を循環させる閉じた系を構成するために主配管によって接続されている。
ターボ圧縮機50は、冷媒蒸気を2段階に昇圧する第1段羽根車50a及び第2段羽根車50bを有する。第1段羽根車50a及び第2段羽根車50bは、駆動機構50cに接続される。駆動機構50cは、駆動源である電動機50dと、電動機50dの駆動力を第1段羽根車50a及び第2段羽根車50bに伝達する動力伝達機構50eとを有する。したがって、駆動機構50cは、電動機50dが駆動し、動力伝達機構50eがこの電動機50dの駆動力を第1段羽根車50a及び第2段羽根車50bに伝達することで、第1段羽根車50a及び第2段羽根車50bを駆動する。ターボ圧縮機50は、吸入口から吸い込んだ冷媒蒸気を第1段羽根車50aの回転による遠心力で中間圧に昇圧し、この第1段羽根車50aで中間圧に昇圧した冷媒蒸気を第2段羽根車50bの回転による遠心力で凝縮圧力に昇圧する。ターボ圧縮機50は、配管を介して凝縮器51に接続され、ターボ圧縮機50にて昇圧された高温高圧の冷媒蒸気は、凝縮器51に送られる。なお、第2段羽根車50bには、後述の中間冷却器1からの配管が接続され、中間冷却器1からの冷媒蒸気も吸入される。
凝縮器51は、ターボ圧縮機50で昇圧した冷媒蒸気を液体冷媒(液体)に凝縮、液化する。すなわち、凝縮器51は、内部を冷却水が通過可能な伝熱管群51aを有し、ターボ圧縮機50から送られる冷媒蒸気と、伝熱管群51a内を流通する冷却水との間で熱交換が行われることにより、冷媒蒸気の温度が低下しこの冷媒蒸気が液体冷媒に凝縮、液化する一方、冷却水の温度が上昇する。ここで、凝縮、液化された液体冷媒は、凝縮器51の底部に一旦貯留される。そして、凝縮器51は、配管を介してサブクーラ52に接続され、凝縮器51にて凝縮、液化された液体冷媒及び液化しきらなかった冷媒蒸気は、気液二相流流体としてサブクーラ52に送られる一方、温度が上昇した冷却水は外部に導出され、熱源として用いられる。
サブクーラ52は、過冷却器として機能し、凝縮器51において液化した液体冷媒及び液化しきらなかった冷媒蒸気を冷却水により過冷却する。サブクーラ52は、配管を介して中間冷却器1に接続され、サブクーラ52にて凝縮、液化された液体冷媒及び液化しきらなかった冷媒蒸気は、気液二相流流体として中間冷却器1に送られる。
中間冷却器1は、凝縮器51、サブクーラ52において液化した液体冷媒を減圧する。さらに、中間冷却器1は、凝縮器51と蒸発器53との間に一定の圧力差を保持すると共に、液体冷媒の一部を蒸発させて蒸発器53での潜熱の増大を図るものである。また、中間冷却器1は、凝縮器51にて凝縮し切れなかった冷媒蒸気と液体冷媒とが気液二相流流体として導入され、この冷媒蒸気の気泡と液体冷媒とを分離する気液分離器として機能し、分離された冷媒蒸気はターボ圧縮機50に送られ、液体冷媒は蒸発器53に送られる。中間冷却器1は、気体流出口4(図1参照)が配管を介してターボ圧縮機50の第2段羽根車50bの吸込口に接続される一方、液体流出口5(図1参照)が配管を介して蒸発器53に接続される。中間冷却器1では、中間冷却器1と第2段羽根車50bとの間の配管に設けられるオリフィス54により凝縮器51から送られる液体冷媒を中間圧力まで減圧して膨張させ、一部を冷媒蒸気とする。この冷媒蒸気は、前述したように、ターボ圧縮機50の第2段羽根車50bに吸入(中間吸込)される。一方、冷媒液体の蒸発により冷却された残りの液体冷媒は更に減圧されて蒸発器53に送られる。
なお、この中間冷却器1の構成は、後述の図1乃至図4で詳細に説明する。
蒸発器53は、中間冷却器1で減圧した液体冷媒を冷媒蒸気に蒸発、気化する。すなわち、蒸発器53は、内部を冷水が通過可能な伝熱管群53aを有し、中間冷却器1から送られる液体冷媒と、伝熱管群53a内を流通する冷水との間で熱交換が行われることにより、液体冷媒の温度が上昇しこの液体冷媒が冷媒蒸気に蒸発、気化する一方、冷水の温度が低下する。
上記のように構成されるターボ冷凍機100では、ターボ圧縮機50の吸入口から吸い込まれた冷媒蒸気は、第1段羽根車50aにて中間圧に昇圧され、続けて次段の第2段羽根車50bにて及び中間冷却器1にて分離された冷媒蒸気と共に凝縮圧力に昇圧され、凝縮器51に送られる。ターボ圧縮機50で昇圧された冷媒蒸気は、凝縮器51にて液体冷媒に凝縮、液化され、この液体冷媒及び液化しきらなかった冷媒蒸気は、気液二相流流体としてサブクーラ52に送られ、このサブクーラ52にて過冷却された後、中間冷却器1に送られる。中間冷却器1に導入された液体冷媒と冷媒蒸気との気液二相流流体は、冷媒蒸気と液体冷媒とが分離され、分離された冷媒蒸気はターボ圧縮機50に送られ、液体冷媒は蒸発器53に送られる。このとき、液体冷媒を中間圧力まで減圧して膨張させ、一部を冷媒蒸気とすることで、残りの液体冷媒はさらに冷却され減圧されて蒸発器53に送られる。ターボ圧縮機50に送られた冷媒蒸気は、上述のように第2段羽根車50bに導入され、蒸発器53に送られた液体冷媒は、蒸発器53にて冷媒蒸気に蒸発、気化する一方、冷水の温度が低下し、蒸発、気化した冷媒蒸気は、再びターボ圧縮機50の第1段羽根車50aに吸い込まれる一方、温度が低下した冷水は外部に導出され、冷熱源として用いられる。
次に、図1乃至図4を参照して中間冷却器1について詳細に説明する。中間冷却器1は、いわゆる縦置き型の気液分離器である。すなわち、中間冷却器1は、円筒中空状の容器2を有し、この容器2の中心軸線2aの方向が鉛直方向とほぼ一致する姿勢で配置され、容器2内部に導入される冷媒蒸気と液体冷媒との気液二相流流体を冷媒蒸気と液体冷媒とに分離し、各々排出可能である。この中間冷却器1は、容器2に気液二相流流体流入口としての流入口3、気体流出口4及び液体流出口5が設けられると共にその内部に多孔板6と気液分離エレメントとしてのデミスタ7が設けられる。
容器2は、上述のように中心軸線2aが鉛直方向に沿った円筒形状に形成される。この容器2は、両端面が閉端した形状に形成される。容器2は、気液二相流流体を容器2内部に導入する流入管3aが側面に設けられる。この流入管3aは、一端が流入口3として容器2内で開口する一方、他端が上述したサブクーラ52(図5参照)に接続される。この流入管3aは、凝縮器51(図5参照)から排出されサブクーラ52で過冷却された気液二相流流体を容器2の中心軸線2aと交差する方向に沿って容器2外部から容器2内部に導入し、流入口3を介してこの気液二相流流体を噴出可能とする。
さらに、容器2は、容器2内部で後述するデミスタ7により気液二相流流体から分離された冷媒蒸気を外部に流出させる気体流出管4aが鉛直方向上側の閉端面に設けられる。この気体流出管4aは、一端が気体流出口4として容器2内で開口する一方、他端が上述した第2段羽根車50b(図5参照)の吸入口に接続される。すなわち、気体流出口4は、容器2において中心軸線2a上のデミスタ7よりも上方に形成される。また、容器2は、容器2内部でデミスタ7により気液二相流流体から分離された液体冷媒を外部に流出させる液体流出管5aが鉛直方向下側の閉端面に設けられる。この液体流出管5aは、一端が液体流出口5として容器2内で開口する一方、他端が上述した蒸発器53(図5参照)に接続される。すなわち、液体流出口5は、容器2において中心軸線2a上のデミスタ7よりも下方に形成される。つまり、この気体流出口4と液体流出口5とは、共に容器2の中心軸線2a上に位置するように配置され、すなわち、気体流出口4と液体流出口5とは、この中心軸線2a上で互いに対向している。
多孔板6は、複数の孔を有し容器2内に導入された気液二相流流体を整流するものであり、容器2の径方向(中心軸線2a方向に直交する方向)に沿って設けられる。つまり、多孔板6は、容器2内に導入され気体流出口4側に向かう気液二相流流体の流動方向に対して交差するように設けられる。本実施例では、多孔板6は、中心軸線2a方向に所定の間隔をあけて2つ設けられる。
デミスタ7は、気液二相流流体が通過することで冷媒蒸気と液体冷媒とを分離するものであり、例えば、細い金属線をメリヤス状に編み、この金網を重ね合わせること構成される。デミスタ7は、気液二相流流体の流動方向に対して多孔板6の下流側、つまり、多孔板6と気体流出口4と間に設けられる。また、デミスタ7は、多孔板6と同様に容器2の径方向に沿って設けられる。ただし、このデミスタ7は、径方向に対して角度α(例えば15°程度)を有して傾斜して設けられる。デミスタ7を径方向に対して傾斜させて設けることで、このデミスタ7にて冷媒蒸気と液体冷媒とを分離した際に、この分離された液体冷媒を鉛直方向下方に落下させやすくすることができる。そして、このデミスタ7の鉛直方向下方、すなわち、容器2内の底部には貯留部8が設けられている。デミスタ7から落下した液体冷媒は、この貯留部8に一時的に貯留される。上述の液体流出口5は、この貯留部8の最下部に設けられている一方、気体流出口4は、デミスタ7の下流側の容器2内最上部に設けられている。
したがって、流入口3を介して容器2内に導入された気液二相流流体は、多孔板6の複数の孔を通ることで整流された後、デミスタ7に至り、このデミスタ7で冷媒蒸気と液体冷媒とに分離される。そして、デミスタ7で分離された冷媒蒸気は、このデミスタ7を通過して気体流出口4を介して外部に流出する一方、デミスタ7で分離された液体冷媒は、貯留部8に一時的に貯留された後、液体流出口5を介して外部に流出する。この間、気液二相流流体は、多孔板6の複数の孔を通ることで整流され、下流側に配置されるデミスタ7での気液二相流流体の流速分布が均一化される。そして、気液二相流流体の偏流が抑制されることで気液二相流流体のデミスタ7への近寄り流速が相対的に高くなる領域が部分的に形成されることが抑制され、気液二相流流体の流速がデミスタ7において適正な気液分離性能を発揮しうる限界流速を上回ってしまうことが防止され、これにより、デミスタ7における気液二相流流体の滞在時間が十分に確保され、液体冷媒と冷媒蒸気とを適正に分離することができる。
そしてこの中間冷却器1は、上述のように、容器2の中心軸線2aの方向が鉛直方向とほぼ一致する姿勢で配置されることから、コスト低減や設置スペース削減等の要求から容器2の径を小さくして小型化した場合でも、デミスタ7にて分離された液体冷媒が容器2内の鉛直方向下部の貯留部8に貯留されるため、容器2の径方向断面において気液二相流流体が通過可能な多孔板6の有効面積が減少することを防止することができる。よって、容器2の径方向断面の全体を流体通路として気液二相流流体が通過可能であることから、容器2内を流動する気液二相流流体の流れにおいて、容器2内で偏った流速分布が形成されることを確実に防止することができる。
ところで、上記のような縦置き型の中間冷却器1では、さらなる小型化のため、例えば、軸線方向の長さを短くすると、容器2内底部の貯留部8の深さ、つまり、貯留部8に貯留される液体冷媒の液面と液体流出口5との距離が短くなることで、気液二相流流体が容器2内に流入し貯留液体冷媒に落下する際、貯留液体冷媒中への冷媒蒸気の気泡の巻き込みが生じた場合に、液面と液体流出口5との距離が短くなったがために、この巻き込まれた気泡が液体流出口5まで到達してしまい、この結果、気液二相流流体中の冷媒蒸気が液体流出口5を介して外部に排出されてしまうおそれがある。そして、仮に冷媒蒸気が液体流出口5を介して外部に排出され、蒸発器53(図5参照)まで送られてしまうと、蒸発器53での蒸発の効率が悪くなるおそれがある。
そこで、本実施例の中間冷却器1は、図1乃至図4に示すように、気液二相流流体流入口としての流入口3を液体流出口5に対向して設けると共に衝突部としての衝突板9を設けることで、コンパクトな構成で液体冷媒と冷媒蒸気との適正な分離及び排出を図っている。
流入口3は、中心軸線2a上に液体流出口5に対向して設けられる。ここでは、流入口3は、中心軸線2aと交差する方向に沿って容器2の側面に挿入される流入管3aの先端部をエルボ管によりほぼ直角に曲げることで、液体流出口5を向くように設定される。すなわち、流入口3、気体流出口4及び液体流出口5は、径方向に対する位置が中心軸線2a上で一致するように設定されている。
衝突板9は、板状に形成され、流入口3と液体流出口5との間に設けられる。さらに具体的には、衝突板9は、少なくとも一部分が中心軸線2a上に位置すると共に流入口3と液体流出口5との間に位置するように設けられる。したがって、衝突板9には、流入口3から液体流出口5に向かって噴出される気液二相流流体の噴流が衝突可能である。また、衝突板9は、図1に示すように、貯留部8に一時的に貯留される液体冷媒中の液面近傍、ここでは液面にほぼ接するように設けられる。また、衝突板9は、図2、図3に示すように、両端が容器2の内面に固定されると共にその側面と容器2の内面との間に気液二相流流体が通過可能な所定の間隔をあけて設けられる。なお、貯留部8に貯留されている液体冷媒の液面位置は、液体流出管5aに設けられる不図示の弁の開閉により調節可能である。
上記のように構成される中間冷却器1では、流入口3から液体流出口5に向かって噴出される気液二相流流体の噴流は、流入口3が液体流出口5に対向して設けられていることから、気液二相流流体の噴出速度が変化しても噴出後の気液二相流流体の落下位置はほぼ一定しており、中心軸線2aの近傍に固定化できる。そして、流入口3と液体流出口5との間において固定化された気液二相流流体の落下位置に衝突板9が位置することから、この衝突板9に確実に気液二相流流体の噴流が衝突することで、気液二相流流体は一旦径方向に広がるのでその速度が低減される。さらに、径方向に広がった気液二相流流体の噴流の一部は、容器2の内面に衝突することで、ここでもその速度が低減される。その後、径方向に広がった気液二相流流体の噴流は、貯留液体冷媒中に落水する。このとき、衝突板9は、液体冷媒の液面にほぼ接するように設けられることから、衝突板9から液面までの落下距離が短くなるので、衝突板9に衝突した後、気液二相流流体の落下中の速度上昇も最小限に抑えることができる。なお、本実施例では、衝突板9は液体冷媒中に設けられていることから、衝突板9に衝突した後の気液二相流流体の落下距離は厳密に言えばゼロである。
そして、径方向に広がった気液二相流流体の噴流は、貯留液体冷媒中に突入する際の速度が低減されることに加え、容器2の内面に沿って落下することで、この容器2の内面との摩擦等により貯留液体冷媒中に突入した際の冷媒蒸気の気泡の連行距離がさらに短くなる。図4は、所定の流体の流入位置と気泡の巻き込みとの関係を説明する線図である。本図中、Vt(横軸)は流体が排出される平均排出速度、h(縦軸)は気泡の連行距離、V0は流体が液面に突入する際の速度を示す。例えば、管径D=40cm、Vt=15cm/sec、V0=9.0cm/secの場合、流体が管周縁から液中に混入した際の気泡連行距離hは0.9m程度であるのに対して、管中央からら液中に混入した際の気泡連行距離hは1.0mであり、管周縁から液中に混入した場合の方が、気泡連行距離hがより短くなることを示している。
すなわち、本実施例の中間冷却器1では、噴出後の気液二相流流体の落下位置をほぼ一定にすることができ、この落下位置に衝突板9が位置し、衝突板9に気液二相流流体の噴流が衝突することでその速度が低減され、さらに、容器2の内面に衝突することでここでも速度が低減され、これに加えて、気液二相流流体が容器2の内面に沿って落下することで、冷媒蒸気の気泡の連行距離がさらに短くなる。よって、貯留液体冷媒中への冷媒蒸気の気泡の連行距離を短くすることができるので、貯留部8の容積を最小限に抑制するために容器2の軸線方向の長さを短くして、貯留部8に貯留される液体冷媒の液面と液体流出口5との距離を短くしても、冷媒蒸気の気泡が液体流出口5まで到達して外部に排出されてしまうことを防止することができる。したがって、コンパクトな構成で適正に冷媒蒸気と液体冷媒とを分離して排出することができ、蒸発器53での蒸発の効率が悪化することを防止することができる。また、中間冷却器1は、上述したように、容器2の中心軸線2aの方向が鉛直方向とほぼ一致する姿勢で配置されることから、容器2を小径化しても、容器2の径方向断面において気液二相流流体が通過可能な有効面積が減少することを防止することができる。
さらに、この中間冷却器1では、流入口3、気体流出口4及び液体流出口5は、径方向に対する位置が中心軸線2a上で一致するように設定されていることから、気液二相流流体が容器2の中心軸線2aに沿って噴出され、貯留液体冷媒に落下した後、折り返して衝突板9の両側方を抜けて気体流出口4から排出されるため、渦巻状の噴流が形成されることを防止することができ、この気液二相流流体の動圧の影響等により貯留部8に貯留された液体冷媒に渦状の流れが形成されることを防止することができる。
このように本実施例の中間冷却器1にあっては、中心軸線2aが鉛直方向に沿った円筒状に形成され、気液二相流流体を冷媒蒸気と液体冷媒とに分離可能なデミスタ7が設けられると共に中心軸線2a上のデミスタ7よりも下方に形成される液体流出口5及び中心軸線2a上のデミスタ7よりも上方に形成される気体流出口4とを有する容器2と、中心軸線2aと交差する方向に沿って容器2外部から容器2内部に気液二相流流体を流入可能とし、この気液二相流流体を噴出する流入口3が中心軸線2a上で液体流出口5に対向して設けられる流入管3aと、流入口3と液体流出口5との間に設けられ、気液二相流流体が衝突可能な衝突板9とを備える。
したがって、流入口3が液体流出口5に対向して設けられていることから、流入口3から液体流出口5に向かって噴出される気液二相流流体の噴流は、噴出速度が変化しても噴出後の気液二相流流体の落下位置はほぼ一定し、さらに、流入口3と液体流出口5との間において固定化された気液二相流流体の落下位置に衝突板9が位置することから、この衝突板9に確実に気液二相流流体の噴流が衝突することで、その落下速度を低減することができる。さらに、衝突板9に衝突した気液二相流流体の噴流は、容器2の内面に衝突することでさらに速度が低減され、また、容器2の内面に沿って落下することで、冷媒蒸気の気泡の連行距離をさらに短くすることができる。よって、貯留液体冷媒中への冷媒蒸気の気泡の連行距離を短くすることができるので、コンパクトな構成で適正に冷媒蒸気と液体冷媒とを分離して排出することができる。
また、流入口3、気体流出口4及び液体流出口5は、径方向に対する位置が中心軸線2a上で一致するように設定されていることから、渦巻状の噴流が形成されることを防止することができ、貯留部8に貯留された液体冷媒に渦状の流れが形成されることを防止することができる。これにより、液体流出口5を介した液体冷媒の外部への排出に支障をきたすことも防止することができる。
さらに、このように本実施例の中間冷却器1にあっては、衝突部としての衝突板9は、板状に形成される。したがって、製造が容易であり、より簡単な構成で適正に冷媒蒸気と液体冷媒とを分離して排出することができる。
さらに、このように本実施例の中間冷却器1にあっては、容器2内底部に分離された液体冷媒を貯溜する貯留部8を備え、衝突板9は、貯留部8に貯溜される液体冷媒の液面に設けられる。したがって、衝突板9が液体冷媒の液面にほぼ接するように設けられることから、衝突板9から液面までの落下距離が短くなるので、衝突板9に衝突した後、気液二相流流体の落下中の速度上昇も最小限に抑えることができる。
図6は、本発明の実施例2に係る中間冷却器の径方向断面図、図7は、本発明の実施例2に係る中間冷却器の軸方向部分断面図である。実施例2に係る気液分離器としての中間冷却器は、実施例1に係る気液分離器としての中間冷却器と略同様の構成であるが、多孔質物を備える点で実施例1の中間冷却器とは異なる。その他、実施例1と共通する構成、作用、効果については、重複した説明はできるだけ省略するとともに、同一の符号を付す。
本実施例の気液分離器としての中間冷却器201では、図6、図7に示すように、衝突部としての衝突板9は、複数の突状部としての多孔質物210を有する。多孔質物210は、衝突板9における気液二相流流体との衝突面、すなわち、鉛直方向上面に設けられる。多孔質物210は、例えば、金網を複数枚重ねたようなものなど、衝突板9の衝突面にポーラス状に複数の突状部を形成するものであればなんでもよい。これにより、気液二相流流体の噴流が衝突板9に衝突し径方向に広がる際に、この多孔質物210が抵抗体となって気液二相流流体の噴流の速度がさらに低減される。また、気液二相流流体が衝突板9に衝突した際の跳ね返りも防止することができる。
このように本実施例の中間冷却器201にあっては、中心軸線2aが鉛直方向に沿った円筒状に形成され、気液二相流流体を冷媒蒸気と液体冷媒とに分離可能なデミスタ7が設けられると共に中心軸線2a上のデミスタ7よりも下方に形成される液体流出口5及び中心軸線2a上のデミスタ7よりも上方に形成される気体流出口4とを有する容器2と、中心軸線2aと交差する方向に沿って容器2外部から容器2内部に気液二相流流体を流入可能とし、この気液二相流流体を噴出する流入口3が中心軸線2a上で液体流出口5に対向して設けられる流入管3aと、流入口3と液体流出口5との間に設けられ、気液二相流流体が衝突可能な衝突板9とを備える。したがって、液体冷媒中への冷媒蒸気の気泡連行距離を短くすることができるので、コンパクトな構成で適正に冷媒蒸気と液体冷媒とを分離して排出することができる。また、貯留部8に貯留された液体冷媒に渦状の流れが形成されることを防止することができるので、液体流出口5を介した液体冷媒の外部への排出に支障をきたすことも防止することができる。
さらに、このように本実施例の中間冷却器201にあっては、衝突板9は、気液二相流流体との衝突面に多孔質物210を有する。したがって、衝突板9の衝突面に多孔質物210が設けられることから、気液二相流流体の噴流が衝突板9に衝突し径方向に広がる際に、この多孔質物210が抵抗体となるので、噴流の速度をさらに低減することができ、また、気液二相流流体が衝突板9に衝突した際の跳ね返りも防止することができる。
図8は、本発明の実施例3に係る中間冷却器の径方向断面図、図9は、本発明の実施例3に係る中間冷却器の軸方向部分断面図である。実施例3に係る気液分離器としての中間冷却器は、実施例1に係る気液分離器としての中間冷却器と略同様の構成であるが、環状突起板を備える点で実施例1の中間冷却器とは異なる。その他、実施例1と共通する構成、作用、効果については、重複した説明はできるだけ省略するとともに、同一の符号を付す。
本実施例の気液分離器としての中間冷却器301は、図8、図9に示すように、環状突起部としての環状突起板311を備える。環状突起板311は、衝突板9の下方に設けられる。さらに具体的には、環状突起板311は、容器2の内壁に径方向に沿って設けられる。つまり、環状突起板311は、容器2の内面にて、この内面から径方向内方側に突出するように立設され、その径方向中心が容器2の中心軸線2a上に位置するように設けられる。これにより、気液二相流流体の噴流が衝突板9に衝突し径方向に広がって容器2の内面に衝突した後、容器2の内面に沿って落下する際に、この内面に沿って落下する気液二相流流体が環状突起板311に衝突することで、この環状突起板311が抵抗体となって気液二相流流体の噴流の速度がさらに低減される。
このように本実施例の中間冷却器301にあっては、中心軸線2aが鉛直方向に沿った円筒状に形成され、気液二相流流体を冷媒蒸気と液体冷媒とに分離可能なデミスタ7が設けられると共に中心軸線2a上のデミスタ7よりも下方に形成される液体流出口5及び中心軸線2a上のデミスタ7よりも上方に形成される気体流出口4とを有する容器2と、中心軸線2aと交差する方向に沿って容器2外部から容器2内部に気液二相流流体を流入可能とし、この気液二相流流体を噴出する流入口3が中心軸線2a上で液体流出口5に対向して設けられる流入管3aと、流入口3と液体流出口5との間に設けられ、気液二相流流体が衝突可能な衝突板9とを備える。したがって、液体冷媒中への冷媒蒸気の気泡連行距離を短くすることができるので、コンパクトな構成で適正に冷媒蒸気と液体冷媒とを分離して排出することができる。また、貯留部8に貯留された液体冷媒に渦状の流れが形成されることを防止することができるので、液体流出口5を介した液体冷媒の外部への排出に支障をきたすことも防止することができる。
さらに、このように本実施例の中間冷却器301にあっては、衝突板9の下方に、容器2内面の径方向に沿って設けられる環状突起板311を備える。したがって、衝突板9の下方の容器2内面に環状突起板311を設けたことから、気液二相流流体の噴流が容器2内面に沿って落下する際に、この環状突起板311が抵抗体となるので、噴流の速度をさらに低減することができる。
図10は、本発明の実施例4に係る中間冷却器の径方向断面図、図11は、本発明の実施例4に係る中間冷却器の軸方向部分断面図である。実施例4に係る気液分離器としての中間冷却器は、実施例1に係る気液分離器としての中間冷却器と略同様の構成であるが、衝突部の構成が実施例1の中間冷却器とは異なる。その他、実施例1と共通する構成、作用、効果については、重複した説明はできるだけ省略するとともに、同一の符号を付す。
本実施例の気液分離器としての中間冷却器401は、図10、図11に示すように、衝突部としての衝突円板412を備える。衝突円板412は、円形板状に形成される。そして、衝突円板412は、気液二相流流体流入口としての流入口3に設けられる。衝突円板412は、ステー413を介して流入管3aに固定されると共に気液二相流流体の噴射方向に対してこの流入口3から所定の間隔、ここでは気液二相流流体が通過可能な間隔をあけて設けられる。これにより、流入口3から噴出される気液二相流流体の噴出速度が変化しても、この気液二相流流体は確実に衝突円板412に衝突し、その速度が低下する。また、衝突円板412は、例えば、実施例1において液面に設けた衝突板9と比較してその面積をさらに小さくすることができるので、容器2の径方向断面において気液二相流流体が通過可能な流体通路の有効面積を最大限に確保することができることから、気液二相流流体の偏流を防止することもできる。
このように本実施例の中間冷却器401にあっては、中心軸線2aが鉛直方向に沿った円筒状に形成され、気液二相流流体を冷媒蒸気と液体冷媒とに分離可能なデミスタ7が設けられると共に中心軸線2a上のデミスタ7よりも下方に形成される液体流出口5及び中心軸線2a上のデミスタ7よりも上方に形成される気体流出口4とを有する容器2と、中心軸線2aと交差する方向に沿って容器2外部から容器2内部に気液二相流流体を流入可能とし、この気液二相流流体を噴出する流入口3が中心軸線2a上で液体流出口5に対向して設けられる流入管3aと、流入口3と液体流出口5との間に設けられ、気液二相流流体が衝突可能な衝突円板412とを備える。したがって、液体冷媒中への冷媒蒸気の気泡連行距離を短くすることができるので、コンパクトな構成で適正に冷媒蒸気と液体冷媒とを分離して排出することができる。また、貯留部8に貯留された液体冷媒に渦状の流れが形成されることを防止することができるので、液体流出口5を介した液体冷媒の外部への排出に支障をきたすことも防止することができる。
さらに、このように本実施例の中間冷却器401にあっては、衝突円板412は、流入口3に設けられる。したがって、衝突円板412を流入口3に設けたことから、気液二相流流体を確実に衝突円板412に衝突させることができ、よって気液二相流流体の速度を確実に低下させることができる。また、衝突円板412の面積を比較的小さくすることができるので、容器2の径方向断面において気液二相流流体が通過可能な流体通路の有効面積を最大限に確保することができ、よって、気液二相流流体の偏流を防止することもできる。
図12は、本発明の実施例5に係る中間冷却器の径方向断面図、図13は、本発明の実施例5に係る中間冷却器の軸方向部分断面図である。実施例5に係る気液分離器としての中間冷却器は、実施例1に係る気液分離器としての中間冷却器と略同様の構成であるが、衝突部の構成が実施例1の中間冷却器とは異なる。その他、実施例1と共通する構成、作用、効果については、重複した説明はできるだけ省略するとともに、同一の符号を付す。
本実施例の気液分離器としての中間冷却器501は、図12、図13に示すように、衝突部としての衝突円錐板514を備える。衝突円錐板514は、円錐板状に形成される。そして、衝突円錐板514は、その頂点が気液二相流流体流入口としの流入口3に対向するように配置される。衝突円錐板514は、不図示のステーにより容器2内面に固定されてもよいし流入管3aに固定されてもよい。これにより、流入口3から噴出される気液二相流流体がこの衝突円錐板514に衝突し、一旦径方向に広がってその速度が低減される際に、気液二相流流体はこの衝突円錐板514の上斜面に沿って落下する。このとき、気液二相流流体と衝突円錐板514の上斜面との摩擦等により気液二相流流体の流速が効果的に低減される。
このように本実施例の中間冷却器501にあっては、中心軸線2aが鉛直方向に沿った円筒状に形成され、気液二相流流体を冷媒蒸気と液体冷媒とに分離可能なデミスタ7が設けられると共に中心軸線2a上のデミスタ7よりも下方に形成される液体流出口5及び中心軸線2a上のデミスタ7よりも上方に形成される気体流出口4とを有する容器2と、中心軸線2aと交差する方向に沿って容器2外部から容器2内部に気液二相流流体を流入可能とし、この気液二相流流体を噴出する流入口3が中心軸線2a上で液体流出口5に対向して設けられる流入管3aと、流入口3と液体流出口5との間に設けられ、気液二相流流体が衝突可能な衝突円錐板514とを備える。したがって、液体冷媒中への冷媒蒸気の気泡連行距離を短くすることができるので、コンパクトな構成で適正に冷媒蒸気と液体冷媒とを分離して排出することができる。また、貯留部8に貯留された液体冷媒に渦状の流れが形成されることを防止することができるので、液体流出口5を介した液体冷媒の外部への排出に支障をきたすことも防止することができる。
さらに、このように本実施例の中間冷却器501にあっては、衝突円錐板514は、頂点が流入口3に対向する錐状に形成される。したがって、頂点が流入口3に対向するように衝突円錐板514を設けたことから、流入口3から噴出される気液二相流流体が衝突円錐板514に衝突しこの衝突円錐板514に沿って落下する際に、気液二相流流体と衝突円錐板514の上斜面との摩擦等により気液二相流流体の流速を効果的に低減することができる。
図14は、本発明の実施例6に係る中間冷却器の径方向断面図、図15は、本発明の実施例6に係る中間冷却器の軸方向部分断面図である。実施例6に係る気液分離器としての中間冷却器は、実施例5に係る気液分離器としての中間冷却器と略同様の構成であるが、環状突状部を有する点で実施例5の中間冷却器とは異なる。その他、実施例5と共通する構成、作用、効果については、重複した説明はできるだけ省略するとともに、同一の符号を付す。
本実施例の気液分離器としての中間冷却器601では、図14、図15に示すように、衝突円錐板514は、複数の突状部としての環状突状部615を有する。環状突状部615は、衝突円錐板514における気液二相流流体との衝突面、すなわち、鉛直方向上斜面に設けられる。環状突状部615は、衝突円錐板514の衝突面から突出する突状としてこの衝突面に立設される。本実施例では、環状突状部615は、衝突円錐板514の頂点を中心として同心円状に4つ設けられている。これにより、気液二相流流体の噴流が環状突状部615に衝突しこの衝突円錐板514の上斜面に沿って落下する際に、この環状突状部615が抵抗体となって気液二相流流体の噴流の速度がさらに低減される。
このように本実施例の中間冷却器601にあっては、中心軸線2aが鉛直方向に沿った円筒状に形成され、気液二相流流体を冷媒蒸気と液体冷媒とに分離可能なデミスタ7が設けられると共に中心軸線2a上のデミスタ7よりも下方に形成される液体流出口5及び中心軸線2a上のデミスタ7よりも上方に形成される気体流出口4とを有する容器2と、中心軸線2aと交差する方向に沿って容器2外部から容器2内部に気液二相流流体を流入可能とし、この気液二相流流体を噴出する流入口3が中心軸線2a上で液体流出口5に対向して設けられる流入管3aと、流入口3と液体流出口5との間に設けられ、気液二相流流体が衝突可能な衝突円錐板514とを備える。したがって、液体冷媒中への冷媒蒸気の気泡連行距離を短くすることができるので、コンパクトな構成で適正に冷媒蒸気と液体冷媒とを分離して排出することができる。また、貯留部8に貯留された液体冷媒に渦状の流れが形成されることを防止することができるので、液体流出口5を介した液体冷媒の外部への排出に支障をきたすことも防止することができる。
さらに、このように本実施例の中間冷却器601にあっては、衝突円錐板514は、気液二相流流体との衝突面に環状突状部615を有する。したがって、衝突円錐板514の衝突面に環状突状部615が設けられることから、気液二相流流体の噴流が衝突円錐板514に衝突しこの衝突円錐板514に沿って落下する際に、この環状突状部615が抵抗体となるので、噴流の速度をさらに低減することができる。
なお、上述した本発明の実施例に係る気液分離器は、上述した実施例に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。以上の説明では、本発明の気液分離器は、ターボ冷凍機100に中間冷却器1として適用した場合で説明したが、これに限らず、気液二相流流体を気体と液体とに分離するものであれば、種々の装置に適用することができる。また、本発明の実施例に係る気液分離器は、以上で説明した実施例を複数組み合わせることで構成してもよい。また、容器2は、円筒形状に形成されるものとして説明したが、矩形筒形状に形成してもよい。
また、以上の説明では、衝突板9は容器2の内面、衝突円板412は流入管3a、衝突円錐板514は容器2の内面又は流入管3aに固定するものとして説明したが、衝突板9、衝突円板412又は衝突円錐板514を軽量の材料で構成し、貯留部8に貯留されている液体冷媒上に浮くことができる浮体構造としてもよい。例えば、実施例1の衝突板9は、長手方向両端面が容器2の内面に固定されるものとして説明したが、この衝突板9を浮体構造とする場合、長手方向両端面をガイド面(衝突板9の姿勢を維持するガイド部)とし、このガイド面が容器2の内面に当接しながら衝突板9全体が中心軸線2a近傍を回転中心として回転可能にすることで、衝突板9が常に流入口3と液体流出口5との間に位置するようにすればよい。このようにすることで、貯留部8に貯留されている液体冷媒の量が増減しても、衝突板9は常に液体冷媒の液面に位置することができるので、衝突板9から液面までの落下距離を常にゼロに維持することができる。
また、以上の実施例1の説明では、衝突板9は、図1に示すように、貯留部8に一時的に貯留される液体冷媒中の液面近傍、ここでは、液面にほぼ接するように設けられるものとして説明したが、液体冷媒の外側で液面にほぼ接するように設けてもよい。要するに、衝突板9に衝突した後の気液二相流流体の落下距離が短くなればよい。
また、以上の実施例5の説明では、衝突部は、円錐形状の衝突円錐板514として説明したが、例えば、三角錐形状であってもよい。
本発明に係る気液分離器は、コンパクトな構成で適正に気体と液体とを分離して排出するものであり、種々の気液分離器に適用することができる。
本発明の実施例1に係る中間冷却器の軸方向断面図である。 本発明の実施例1に係る中間冷却器の径方向断面図である。 本発明の実施例1に係る中間冷却器の軸方向部分断面図である。 流体の流入位置と気泡の巻き込みとの関係を説明する線図である。 本発明の実施例1に係る中間冷却器が適用されるターボ冷凍機の概略配管系統図である。 本発明の実施例2に係る中間冷却器の径方向断面図である。 本発明の実施例2に係る中間冷却器の軸方向部分断面図である。 本発明の実施例3に係る中間冷却器の径方向断面図である。 本発明の実施例3に係る中間冷却器の軸方向部分断面図である。 本発明の実施例4に係る中間冷却器の径方向断面図である。 本発明の実施例4に係る中間冷却器の軸方向部分断面図である。 本発明の実施例5に係る中間冷却器の径方向断面図である。 本発明の実施例5に係る中間冷却器の軸方向部分断面図ある。 本発明の実施例6に係る中間冷却器の径方向断面図である。 本発明の実施例6に係る中間冷却器の軸方向部分断面図である。 従来の横置き型の気液分離器の軸方向概略断面図である。
符号の説明
1、201、301、401、501、601 中間冷却器(気液分離器)
2a 中心軸線
2 容器
3 流入口(気液二相流流体流入口)
3a 流入管
4 気体流出口
4a 気体流出管
5 液体流出口
5a 液体流出管
6 多孔板
7 デミスタ(気液分離エレメント)
8 貯留部
9 衝突板(衝突部)
50 ターボ圧縮機
51 凝縮器
52 サブクーラ
53 蒸発器
54 オリフィス
100 ターボ冷凍機
210 多孔質物(突状部)
311 環状突起板(環状突起部)
412 衝突円板(衝突部)
514 衝突円錐板(衝突部)
615 環状突状部(突状部)

Claims (7)

  1. 中心軸線が鉛直方向に沿った筒状に形成され、気液二相流流体を気体と液体とに分離可能な気液分離エレメントが設けられると共に前記中心軸線上の前記気液分離エレメントよりも下方に形成される液体流出口及び前記中心軸線上の前記気液分離エレメントよりも上方に形成される気体流出口とを有する容器と、
    前記中心軸線と交差する方向に沿って前記容器外部から前記容器内部に気液二相流流体を流入可能とし、該気液二相流流体を噴出する気液二相流流体流入口が前記中心軸線上で前記液体流出口に対向して設けられる流入管と、
    前記気液二相流流体流入口と前記液体流出口との間に設けられ、前記流体が衝突可能な衝突部とを備えることを特徴とする、
    気液分離器。
  2. 前記衝突部は、板状に形成されることを特徴とする、
    請求項1に記載の気液分離器。
  3. 前記衝突部は、頂点が前記気液二相流流体流入口に対向する錐状に形成されることを特徴とする、
    請求項1に記載の気液分離器。
  4. 前記容器内底部に前記分離された液体を貯溜する貯留部を備え、
    前記衝突部は、前記液体の液面に設けられることを特徴とする、
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の気液分離器。
  5. 前記衝突部は、前記気液二相流流体流入口に設けられることを特徴とする、
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の気液分離器。
  6. 前記衝突部の下方に、前記容器内面の径方向に沿って設けられる環状突起部を備えることを特徴とする、
    請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の気液分離器。
  7. 前記衝突部は、前記流体との衝突面に複数の突状部を有することを特徴とする、
    請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の気液分離器。
JP2007029771A 2007-02-08 2007-02-08 気液分離器 Withdrawn JP2008196721A (ja)

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