JP2008195295A - 灯火制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】状況によって変化する運転者の好みに応じて灯火装置を自動的に制御する灯火制御装置を提供すること。
【解決手段】灯火制御装置100は、車両位置を検出する車両位置検出手段と、運転操作内容を検知する運転操作内容検知手段11と、灯火装置8が手動で操作された場合における灯火装置8の操作内容を検知する灯火操作内容検知手段12と、灯火操作内容、車両位置及び運転操作内容を対応付けて記憶する灯火操作環境記憶手段13と、現在の車両位置及び運転操作内容と灯火操作環境記憶手段13が記憶した車両位置及び運転操作内容とが合致する場合に灯火操作環境記憶手段13が記憶した車両位置に対応する灯火操作内容を実行させる灯火制御手段14と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載された灯火装置を自動的に制御する灯火制御装置に関し、特に、灯火装置の点灯若しくは消灯のタイミング、又は、灯火装置の配光若しくは光量等に関する運転者の好みをシチュエーション別に学習し、運転者の好みに応じて灯火装置を自動的に制御する灯火制御装置に関する。
従来、運転者を識別し、各運転者の感覚に合わせて車両の前照灯を点灯又は消灯させる車両用前照灯点灯制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この車両用前照灯点灯制御装置は、ICカードデータ入出力装置を介してICカードに記憶された個人識別情報を読み取ることで運転者を識別し、さらに、ICカードに記憶された学習プログラムを読み取る。
その後、前照灯が自動モードに切り替えられると、車両用前照灯点灯制御装置は、読み取った学習プログラムに従って自動的に前照灯の点灯又は消灯を行う。なお、学習プログラムは、操作者による前照灯の手動操作が行われた時点における雨量データ、照度データ及び車速データに基づいて補正される。
特開平5−278518号公報
しかしながら、特許文献1に記載の車両用前照灯点灯制御装置は、雨量データ、照度データ及び車速データに基づいて前照灯を制御するので、雨量、照度及び車速が同じであっても車両位置に応じて前照灯の制御を変更させたいような場合に対応することができず、状況によって変化する運転者の好みに応じた前照灯の制御を実現させることができない。
上述の点に鑑み、本発明は、状況によって変化する運転者の好みに応じて灯火装置を自動的に制御する灯火制御装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、第一の発明に係る灯火制御装置は、車両位置を検出する車両位置検出手段と、運転操作内容を検知する運転操作内容検知手段と、灯火装置が手動で操作された場合における該灯火装置の操作内容を検知する灯火操作内容検知手段と、灯火操作内容、車両位置及び運転操作内容を対応付けて記憶する灯火操作環境記憶手段と、現在の車両位置及び運転操作内容と前記灯火操作環境記憶手段が記憶した車両位置及び運転操作内容とが合致する場合に前記灯火操作環境記憶手段が記憶した車両位置に対応する灯火操作内容を実行させる灯火制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、第二の発明に係る灯火制御装置は、車両位置を検出する車両位置検出手段と、運転操作内容を検知する運転操作内容検知手段と、車両位置と地図情報とに基づいて周辺環境を判定する周辺環境判定手段と、灯火装置が手動で操作された場合における灯火装置の操作内容を検知する灯火操作内容検知手段と、灯火操作内容、周辺環境及び運転操作内容を対応付けて記憶する灯火操作環境記憶手段と、現在の周辺環境及び運転操作内容と前記灯火操作環境記憶手段が記憶した周辺環境及び運転操作内容とが合致する場合に前記灯火操作環境記憶手段が記憶した周辺環境に対応する灯火操作内容を実行させる灯火制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、第三の発明は、第一又は第二の発明に係る灯火制御装置であって、前記運転操作内容検知手段は、車両を停止させる操作、車両の向きを変える操作、又は、車両を後進させる操作を検知する、ことを特徴とする。
また、第四の発明は、第一乃至第三の何れかの発明に係る灯火制御装置であって、運転者を識別する運転者識別手段を更に備え、前記灯火操作環境記憶手段は、前記運転者識別手段が識別した運転者毎に情報を対応付けて記憶し、前記灯火制御手段は、運転者が合致する場合に限り、対応する灯火操作内容を実行させる、ことを特徴とする。
また、第五の発明は、第一乃至第四の何れかの発明に係る灯火制御装置であって、車両周辺の明るさを検出する明るさ検出手段を更に備え、前記灯火制御手段は、前記明るさ検出手段が所定の明るさを検出した場合に限り、対応する灯火操作内容を実行させる、ことを特徴とする。
上述の手段により、本発明は、状況によって変化する運転者の好みに応じて灯火装置を自動的に制御する灯火制御装置を提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、本発明に係る灯火制御装置の構成例を示すブロック図であり、灯火制御装置100は、車両に搭載された灯火装置8を自動制御する装置であって、制御部1、ナビゲーションシステム2、明るさセンサ3、ライトスイッチ4、個人識別装置5、車両状態検出センサ6、記憶装置7、及び、灯火装置8から構成される。
制御部1は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備えたコンピュータであって、例えば、周辺環境判定手段10、運転操作内容検知手段11、灯火操作内容検知手段12、灯火操作環境記憶手段13及び灯火制御手段14のそれぞれに対応するプログラムをROMに記憶しながら、各手段に対応する処理をCPUに実行させる。
ナビゲーションシステム2は、地図画像を表示させながら目的地までの経路を案内する装置であり、例えば、ダイクストラ法を用いて現在地から目的地までの最適(最短)経路を探索し、探索した最短経路を表示装置に表示させながら車輌を目的地に導くよう経路案内を実行する。
なお、現在地は、車輌に搭載されたGPS(Global Positioning System)が取得する位置情報に基づいて特定され、目的地は、タッチパネル等の操作入力装置を介して運転者により入力される。
また、GPSは、車両の現在位置を検出するための車両位置検出手段であり、例えば、GPS受信機によりGPSアンテナを介してGPS衛星が出力するGPS信号に基づいて車両の現在位置を測位・演算する。測位方法は、単独測位又は相対測位(干渉測位を含む。)等の如何なる方法であってもよいが、好ましくは精度の高い相対測位が用いられる。この際、車両の現在位置は、操舵角センサ、車速センサ、ジャイロセンサ等の各種センサの出力や、ビーコン受信機またはFM多重受信機等を介して受信される各種情報に基づいて補正されてもよい。
明るさセンサ3は、車両周辺の明るさを検出するためのセンサであり、例えば、受ける光によって内部電気抵抗が変化するCdS(硫化カドニウム)を用いたセンサがある。
また、明るさセンサ3は、例えば、車体ボディ上の一カ所に配置されてもよいが、建物等の影による局所的な影響を避けるため、車体ボディ上の複数の位置に分散配置され、各センサによる測定値を平均して車両周辺の明るさを検出するようにしてもよい。
ライトスイッチ4は、灯火装置8を手動で操作するためのスイッチであり、例えば、ステアリングコラムに取り付けられる棒状のコンビネーションスイッチであって、運転者が灯火装置8の点灯又は消灯を切り替えたり、灯火装置8の配光(ハイビームとロービームとの間の切り替え、及び、上下左右の照射角の調節を含む。)又は光量等を調節したり、或いは、灯火装置8を自動モード(登録情報に基づいて灯火装置8が自動的に制御される状態をいう。)にセットしたりするために利用される。
個人識別装置5は、個人を識別するための装置であり、例えば、スマートキーやICカードに記憶されたID番号を読み取ることで運転者を識別する。
また、個人識別装置5は、運転者が調節したシートポジション(リクライニング角度、シート前後位置、ヘッドレスト位置等の値で構成される。)と登録されたシートポジションとを比較することで、運転者を識別するようにしてもよく、指紋認証装置、静脈認証装置又は虹彩認証装置等を用いて運転者を識別するようにしてもよい。
車両状態検出センサ6は、車両状態を検出するためのセンサであり、例えば、シフト位置センサ、操舵角センサ、車速センサ、加速度センサ、ブレーキセンサ又はアクセルセンサ等がある。
記憶装置7は、灯火制御装置100が所定の演算を行うために必要とする各種情報を記憶するための装置であり、例えば、過去に運転者が灯火装置8を操作したときの環境に関する情報(以下、「灯火操作環境情報」とする。)を集めた灯火操作環境データベース70(以下、「灯火操作環境DB70」とする。)、又は、地図情報を集めた地図情報データベース等を格納する。
図2は、灯火操作環境DB70の構成例を示す図であり、灯火操作環境DB70の各レコードは、運転者ID、灯火操作位置、周辺環境、運転操作内容、灯火操作内容の各項目から構成される。なお、灯火操作環境DB70は、レコードを追加した日時やレコードを抽出(アクセス)した日時を記憶するようにしてもよい。
「運転者ID」は、運転者を識別するための番号であり、「灯火操作位置」は、運転者が灯火装置8を操作した地点の位置情報(経度、緯度、高度)であって、ナビゲーションシステム2のGPSにより取得される。
また、「周辺環境」は、灯火操作位置により特定される地点における周辺環境の種類であり、例えば、自宅の駐車場、勤め先の駐車場、最寄りのガソリンスタンド、最寄り駅のロータリー等の特定の地点を表す詳細な区分(例えば、識別番号等である。)が記憶されるが、ガソリンスタンド一般、住宅街、繁華街、高速道路等の包括的な区分が記憶されてもよい。詳細な区分を用いた場合には、運転者の好みを詳細に学習できるという利点があり、包括的な区分を用いた場合には、類似する周辺環境に共通する運転者の好みを柔軟に学習できるという利点がある。
「運転操作内容」は、運転者が灯火装置8の手動操作を行った時点(以下、「灯火操作時」という。)を含む所定期間において運転者が行った運転操作の内容であり、例えば、シフト位置を「R(後退)」にセットする操作を示す値(例えば、識別番号等である。)、又は、ステアリングホイールを所定角度以上回転させる操作を示す値等が記憶される。
灯火操作時を含む所定期間を対象とするのは、運転者が所定の運転操作を行った直後に灯火装置8を操作する場合と、運転者が所定の運転操作を行う直前に灯火装置8を操作する場合とがあり、運転者の灯火操作に対する好みを推定する上で両者を同等に扱うためである。
「灯火操作内容」は、運転者が行った灯火操作の内容であり、例えば、前照灯を点灯若しくは消灯させる操作を示す値(例えば、識別番号等である。)、前照灯の配光を調節する操作を示す値、又は、室内灯の光量を低減させる操作を示す値等が記憶される。
灯火装置8は、車両に搭載された光源であり、例えば、前照灯、車幅灯、尾灯、霧灯、室内灯等があって、車室内に設置されたライトスイッチ4が手動操作されることにより制御され、或いは、制御部1からの制御命令により自動制御される。
次に、制御部1が有する各種手段について説明する。
周辺環境判定手段10は、車両の周辺環境の種類を判定するための手段であり、例えば、GPSが出力する車両の位置情報と記憶装置7に格納された地図情報データベースに記憶された情報とに基づいて周辺環境の種類を判定する。
運転操作内容検知手段11は、車両状態検出センサ6の出力に基づいて運転操作の内容を検知するための手段であり、例えば、ブレーキセンサの出力に基づいてブレーキ操作の有無、ブレーキペダルの踏み込み量、サイドブレーキ操作の有無等の車両操作内容を検知する。
また、運転操作内容検知手段11は、シフト位置センサの出力に基づいてシフトがR(後退)レンジにセットされたことを検知したり、操舵角センサの出力に基づいて車両の進行方向が変更されたことを検知したりする。
また、運転操作内容検知手段11は、車両状態検出センサ6の出力に基づいて所定の運転操作(例えば、操舵角を所定角度以上とする操作、シフト位置をR(後退)レンジにセットする操作等をいう。)を検知すると、検知した運転操作を示す値(例えば、識別番号である。)とその時刻とを運転操作履歴として記憶装置7に記録する。
運転操作内容検知手段11は、運転操作履歴を継続的にリングバッファメモリ等に記録し、記録から所定時間が経過した運転操作履歴を別の運転操作履歴で上書きしたり、消去したりするようにしてもよい。
灯火操作内容検知手段12は、灯火装置8の操作内容を検知するための手段であり、例えば、ステアリングコラムに取り付けられた前照灯操作用レバーが手動操作されたことを検出して、前照灯の点灯若しくは消灯が行われたこと、又は、前照灯の配光調整若しくは光量調整が行われたこと等を検知する。
灯火操作環境記憶手段13は、灯火操作環境情報を記憶するための手段であり、例えば、灯火操作時における車両の位置情報と灯火操作時を含む所定期間に制御部1によって記録された直近の運転操作の内容と灯火操作の内容とを灯火操作環境DB70に記憶する。運転者の灯火操作の好みを学習するためである。
なお、灯火操作環境記憶手段13は、灯火操作時を含む所定期間に制御部1によって記録された直近の運転操作の内容と灯火操作の内容とに対応付けて、灯火操作時における車両の位置情報の代わりに、周辺環境判定手段10によって判定された車両の周辺環境を灯火操作環境DB70に記憶するようにしてもよい。
運転者が特定の一地点において実行した灯火操作に基づく学習結果を、周辺環境が等しい又は近似する他の地点に対して類推適用し、運転者の好みに応じた灯火装置8の自動制御をより積極的に実行させるためである。
また、運転者は、液晶ディスプレイ等の表示装置に灯火操作環境情報を表示させながら、タッチパネル等の操作入力装置を介して、灯火操作環境記憶手段13が記憶した灯火操作環境情報を削除、或いは、変更するようにしてもよい。誤って記憶された灯火操作環境情報によって灯火装置8が自動制御されるのを防止するためである。
なお、灯火制御装置100は、最後に抽出(アクセス)された時点から所定期間が経過したレコードを自動的に削除するようにしてもよい。使用されない灯火操作環境情報に基づいて運転者の好みを学習するのは不適切となるからである。
灯火制御手段14は、灯火装置8を自動制御するための装置であり、例えば、GPSが出力する車両の位置情報と灯火操作環境DB70に記憶された灯火操作位置とを比較し、現在位置と灯火操作位置とが合致した場合であって、かつ、その灯火操作位置に対応する運転操作内容が行われたときに、その灯火操作位置に対応する灯火操作内容を再現させるようにする。
例えば、灯火制御手段14は、図2に示すように、GPSの出力に基づいて車両が灯火操作位置A(X1、Y1、Z1)から所定範囲内に接近したことを検出した場合にシフト位置を監視し始め、シフト位置がR(後退)レンジにセットされたときに、駐車のための運転操作が開始されたと推定して、前照灯の光量を所定レベルまで低減させるようにする(例えば、30%低減させる。)。
また、灯火制御手段14は、GPSの出力と地図情報DBとに基づいて車両がガソリンスタンド(灯火操作位置B(X2、Y2、Z2)以外の地点であってもよい。)に接近したことを検出した場合に操舵角を監視し始め、操舵角が所定角度以上となった場合に、車両が道路を逸脱しガソリンスタンドに進入したと推定して、前照灯を消灯させるようにしてもよい。
また、灯火制御手段14は、GPSの出力と地図情報DBとに基づいて車両がガソリンスタンド(灯火操作位置B(X2、Y2、Z2)以外の地点であってもよい。)に接近したことを検出した場合に車速を監視し始め、車両が停車した場合に、車両がガソリンスタンドに進入したと推定して、前照灯を消灯させるようにしてもよい。
また、灯火制御手段14は、GPSの出力と地図情報DBとに基づいて車両が交差点に接近したことを検出した場合にサイドブレーキの作動状態を監視し始め、サイドブレーキが使用されたことを検知した場合に、車両が赤信号で停止したと推定して、前照灯を消灯させるようにしてもよい。
次に、図3を参照しながら、灯火制御装置100が灯火操作に対する運転者の好みを学習する処理(灯火操作学習処理)について説明する。なお、図3は、灯火操作学習処理の流れを示すフローチャートである。
なお、運転者は、車両のイグニッションをオンさせた時点で、個人識別装置5により識別された上で運転者ID(図2参照。)が割り当てられているものとする。
最初に、灯火制御装置100は、ライトスイッチ4の出力に基づいて灯火装置8が手動操作されたか否かを判定し(ステップS1)、灯火装置8が手動で操作されない限り(ステップS1のNO)、そのままの状態で待機する。
灯火装置8が手動で操作されたと判定した場合(ステップS1のYES)、灯火制御装置100は、その灯火装置8における灯火操作の内容とGPSが出力する車両の位置情報とを対応付けて灯火操作環境DB70に記憶する(ステップS2)。
さらに、灯火制御装置100は、灯火操作時を含む所定期間(例えば、前後一分間である。)に発生した直近の運転操作の内容を上記情報に対応付けて灯火操作環境DB70に記憶し(ステップS3)、所定地点における灯火操作に対する運転者の好みを蓄積して学習に供するようにする。
次に、図4を参照しながら、灯火制御装置100が灯火装置8を自動的に制御する処理(灯火自動制御処理)について説明する。なお、図4は、灯火自動制御処理の流れを示すフローチャートであり、灯火制御装置100は、灯火自動制御処理を周期的に繰り返し実行するものとする。
なお、灯火制御装置100は、車両のイグニッションをオンさせた時点に割り当てられた運転者ID(図2参照。)を有するレコードのみを抽出しているものとする。灯火操作位置に接近した場合に、現在車両を運転する運転者の好みを迅速に見つけ出すためである。また、灯火装置8は、自動モードに設定されているものとする。
最初に、灯火制御装置100は、GPSが出力する車両の位置情報を取得し(ステップS10)、灯火操作環境DB70を参照して、取得した位置情報から所定範囲(例えば、10メートル)内に灯火操作位置が存在するか否かを判定する(ステップS11)。
取得した位置情報から所定範囲内に灯火操作位置が存在しないと判定した場合(ステップS11のNO)、灯火制御装置100は、灯火自動制御処理を一旦終了させ、所定時間経過後にステップS10から処理を再開させる。
取得した位置情報から所定範囲内に灯火操作位置が存在すると判定した場合(ステップS11のYES)、灯火制御装置100は、再度、灯火操作環境DB70を参照して、その灯火操作位置に対応する運転操作内容を抽出し、対応する運転操作内容が運転操作内容検知手段11により記録された直近の運転操作履歴に存在するか否かを判定する(ステップS12)。
対応する運転操作内容が直近の運転操作履歴に存在しない場合(ステップS12のNO)、灯火制御装置100は、灯火自動制御処理を一旦終了させ、所定時間経過後にステップS10から処理を再開させる。
一方、対応する運転操作内容が直近の運転操作履歴に存在する場合(ステップS12のYES)、灯火制御装置100は、再度、灯火操作環境DB70を参照してその灯火操作位置に対応する灯火操作内容を抽出し、抽出した灯火操作内容を自動的に実行させる(ステップS13)。
以上の構成により、灯火制御装置100は、運転者による灯火装置8の操作タイミングを灯火操作時の車両位置又は周辺環境、及び、灯火操作時の運転操作内容に基づいて詳細に学習するので、状況によって変化する運転者の好みに応じて灯火装置8を柔軟に自動制御することができる。
次に、図5を参照しながら、別の灯火自動制御処理について説明する。なお、図5は、別の灯火自動制御処理の流れを示すフローチャートであり、灯火制御装置100は、図5の灯火自動制御処理を周期的に繰り返し実行するものとする。また、ステップS22以降は、図4に示す処理と共通するために説明を省略する。
なお、灯火制御装置100は、図4に示す灯火自動制御処理の場合と同様、車両のイグニッションをオンさせた時点に割り当てられた運転者ID(図2参照。)を有するレコードのみを抽出しているものとする。灯火操作位置に接近した場合に、現在車両を運転する運転者の好みを迅速に見つけ出すためである。
最初に、灯火制御装置100は、明るさセンサ3が出力する車両周辺の照度(例えば、単位「ルクス」で表される。)を取得し(ステップS20)、取得した照度と個人識別装置5によって識別される運転者毎に登録された閾値とを比較する(ステップS21)。
閾値が運転者毎に登録されるのは、運転者によって明るさの感じ方が異なることを考慮し、運転者の好みに対してより柔軟に対応できるようにするためである。
なお、灯火制御装置100は、過去の灯火操作時における車両周辺の照度を閾値として灯火操作環境DB70に記憶するようにしてもよく、液晶ディスプレイ等の表示装置に閾値登録画面を表示させながら、タッチパネル等の操作入力装置を介してその登録を運転者に変更させるようにしてもよい。
過去の灯火操作時における車両周辺の照度を閾値として灯火操作環境DB70に記憶する場合、灯火制御装置100は、灯火操作位置毎に照度の閾値を設定することが可能となり、場所によって異なる明るさの感じ方にも柔軟に対応することが可能となる。
照度が閾値以上の場合(ステップS21のNO)、灯火制御装置100は、灯火装置8を点灯させることなく、灯火自動制御処理を一旦終了させ、所定時間経過後にステップS20から処理を再開させる。この場合、車両周辺が十分明るいため、灯火装置8を点灯させる必要がないと判断されるからである。なお、照度が閾値以上の場合に、灯火装置8を消灯させる処理を実行させるようにしてもよい。
一方、照度が閾値未満の場合(ステップS21のYES)、灯火制御装置100は、図4で説明した処理を実行させるようにする。
以上の構成により、灯火制御装置100は、運転者による灯火装置8の操作タイミングを灯火操作時の車両位置又は周辺環境、灯火操作時の運転操作内容、及び、車両周辺の明るさに基づいて詳細に学習するので、状況によって変化する運転者の好みに応じて灯火装置8を更に柔軟に自動制御することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなしに上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述の実施例において、灯火制御装置100は、照度の閾値を運転者毎に登録しておき、明るさセンサ3が出力する照度に基づいて灯火装置8を自動制御するが、時刻に基づいて灯火装置8を自動制御するようにしてもよい。明るさセンサ3を省略して、灯火制御装置100の構成、及び、灯火自動制御処理を簡略化するためである。
また、灯火制御装置100は、過去の灯火操作環境情報に基づいて、前照灯ばかりでなく、他の灯火装置を自動制御するようにしてもよく、例えば、灯火制御手段14により、GPSの出力と地図情報DBとに基づいて車両が高速道路を走行していることを検出した場合に車速を監視し始め、車速が所定速度以下となった場合に、渋滞が発生したと推定して、ハザードランプの点滅を自動的に開始させるようにしてもよい。
灯火制御装置の構成例を示すブロック図である。 灯火操作環境データベースの構成例を示す図である。 灯火操作学習処理の流れを示すフローチャートである。 灯火自動制御処理の流れを示すフローチャート(その1)である。 灯火自動制御処理の流れを示すフローチャート(その2)である。
符号の説明
1 制御部
2 ナビゲーションシステム
3 明るさセンサ
4 ライトスイッチ
5 個人識別装置
6 車両状態検出センサ
7 記憶装置
8 灯火装置
10 周辺環境判定手段
11 運転操作内容検知手段
12 灯火操作内容検知手段
13 灯火操作環境記憶手段
14 灯火制御手段
70 灯火操作環境データベース
100 灯火制御装置

Claims (5)

  1. 車両位置を検出する車両位置検出手段と、
    運転操作内容を検知する運転操作内容検知手段と、
    灯火装置が手動で操作された場合における該灯火装置の操作内容を検知する灯火操作内容検知手段と、
    灯火操作内容、車両位置及び運転操作内容を対応付けて記憶する灯火操作環境記憶手段と、
    現在の車両位置及び運転操作内容と前記灯火操作環境記憶手段が記憶した車両位置及び運転操作内容とが合致する場合に前記灯火操作環境記憶手段が記憶した車両位置に対応する灯火操作内容を実行させる灯火制御手段と、
    を備える灯火制御装置。
  2. 車両位置を検出する車両位置検出手段と、
    運転操作内容を検知する運転操作内容検知手段と、
    車両位置と地図情報とに基づいて周辺環境を判定する周辺環境判定手段と、
    灯火装置が手動で操作された場合における灯火装置の操作内容を検知する灯火操作内容検知手段と、
    灯火操作内容、周辺環境及び運転操作内容を対応付けて記憶する灯火操作環境記憶手段と、
    現在の周辺環境及び運転操作内容と前記灯火操作環境記憶手段が記憶した周辺環境及び運転操作内容とが合致する場合に前記灯火操作環境記憶手段が記憶した周辺環境に対応する灯火操作内容を実行させる灯火制御手段と、
    を備える灯火制御装置。
  3. 前記運転操作内容検知手段は、車両を停止させる操作、車両の向きを変える操作、又は、車両を後進させる操作を検知する、
    請求項1又は2に記載の灯火制御装置。
  4. 運転者を識別する運転者識別手段を更に備え、
    前記灯火操作環境記憶手段は、前記運転者識別手段が識別した運転者毎に情報を対応付けて記憶し、
    前記灯火制御手段は、運転者が合致する場合に限り、対応する灯火操作内容を実行させる、
    請求項1乃至3の何れか一項に記載の灯火制御装置。
  5. 車両周辺の明るさを検出する明るさ検出手段を更に備え、
    前記灯火制御手段は、前記明るさ検出手段が所定の明るさを検出した場合に限り、対応する灯火操作内容を実行させる、
    請求項1乃至4の何れか一項に記載の灯火制御装置。
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