JP4258486B2 - 車両用運転者支援装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両を安全且つ快適に運転できるように運転者を支援する車両用運転者支援装置に関する。
近年、車両の走行安全性能を高めるための技術が進歩し、車両には安全走行に向けて運転者を支援する様々な支援装置が取り付けられるようになった。例えば、急ブレーキ時のタイヤロックを防止しステアリング操作も可能とするアンチ・ロック・ブレーキング制御装置、走行時に車線内走行を維持できるようにステアリング操作を支援するレーン・キーピング・制御装置、すべりやすい路面などでの発進、加速の際に生ずる駆動輪のスリップを検出して自動的にエンジン出力を下げブレーキも働かせてスリップを抑制するトラクション・コントロール装置等である。
これらの安全運転支援装置は危険発生を検出ないし予知して回避させるものであるが、安全走行のためには運転者が危険状態の発生しそうなことを前もって知り、安全運転支援装置の作動前に通常の運転操作によって危険状態を回避できることが望ましい。
また、車両には走行特性、走行性能とは直接には関係しないものの、乗車環境の快適化、使い勝手の向上等を目的とした制御装置も数多く搭載されるようになってきている。例えば、ウインドウ開度自動調整装置、ワイパー自動制御装置、照明自動調整装置、ドアロック自動制御装置、車両盗難警報装置等である。しかし、これらの装置は多くの人を満足させられるように万人向けの平均的制御を行なうように調整されている。従って、必ずしも個々の運転者の感性や好みを満足させるようには差動しない。
特開2003−50605号公報
本発明はこのような背景からなされたもので、その課題は、車両に搭載された安全運転支援装置が作動する前に作動が予想されることを運転者に知らせ、安全運転支援装置の作動前に運転者が通常操作により危険状態を回避できるように支援する装置、及び乗車環境の快適化、使い勝手の向上等を目的とした制御装置の制御を個々の運転者の感性や好みにあったものとなるようカスタマイズすることを支援する装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、車両における乗車環境の快適化、使い勝手の向上等を目的とした各種快適運転支援装置の作動の仕方を運転者の好みに合わせてカスタマイズする車両用運転者支援装置であって、車両の現在位置を検出する位置検出手段と、快適運転支援装置の作動とその作動の仕方の情報を取得する快適装置作動情報取得手段と、取得した作動の仕方の情報を運転者に提示してその作動の仕方が運転者の好みに合うものであったか否かの回答を求める作動内容可否回答取得手段と、その回答が否定的なものであった場合にそれに代わる一ないし複数の作動の仕方を提示して運転者による選択を受ける代替え作動内容取得手段と、その代替え作動内容取得手段にて取得した作動の仕方と作動装置名とを位置検出手段にて検出した作動地点に対応付けて記憶する代替え作動情報記憶手段と、走行時に位置検出手段により検出した自車位置が代替え作動情報記憶手段の記憶する作動地点と一致した場合には、その作動地点に対応付けて記憶した作動装置に対して記憶した代わりの作動の仕方に従って作動するように指示を与える代替え作動指示手段と、を備えることを特徴とする車両用運転者支援装置である。
ここで、作動の仕方には作動の開始条件も含む。このような構成の運転者支援装置によれば、快適運転支援装置の作動の仕方を運転者の好みに合った作動の仕方にカスタマイズしていくことができ、運転者は次第に自分の好みに合った快適な運転を楽しむことができるようになる効果を奏する。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用運転者支援装置において、代替え作動情報記憶手段は作動地点に対応付けて作動時期をも記憶しておき、代替え作動指示手段は、自車位置が代替え作動情報記憶手段の記憶する作動地点と一致することに加えて時期もその作動地点に対応付けて記憶した作動時期に一致すると判断される場合に、その作動地点に対応付けて記憶した作動装置に対して記憶した代わりの作動の仕方に従って作動するように指示を与えることを特徴とする。
ここで、時期とは、季節、月、時間帯等を指す。このような構成の運転者支援装置によれば、時期をも考慮して快適運転支援装置の作動の仕方をカスタマイズすることが可能となる。従って、作動地点のみに合わせてカスタマイズする場合に比べて一層好みに合った快適運転が可能となる効果を奏する。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の車両用運転者支援装置において、快適運転支援装置にはウインドウ開度自動調整装置、ワイパー自動制御装置、照明自動調整装置、ドアロック自動制御装置、車両盗難警報装置、交通情報受信装置、ハザード自動制御装置、内外気自動切り換え装置の何れか一つ以上を含むことを特徴とする。
これらの装置は何れも乗車環境の快適化、使い勝手の向上等を目的とする装置である。従って、これらの作動の仕方をカスタマイズできれば運転者は次第に自分の好みに合った快適な運転を楽しむことができるようになる効果を奏する。
以下、本発明に係る車両用運転者支援装置の一実施の形態につき図面を参照して説明する。図1は、その車両用運転者支援装置1、及びそれに接続される安全運転支援装置10、快適運転支援装置20の構成をブロック図で示したものである。
車両用運転者支援装置1は、制御回路2、GPS受信機3、操作スイッチ群4、表示装置5、音声出力装置6、LANインターフェイス7、磁気ディスク装置(以下、HDDという。)8を備えて構成される。
制御回路2は車両用運転者支援装置1の全体動作を制御するものでマイクロコンピュータを主体に構成されており、内部には周知のCPU、RAM、ROM、これらを接続するバスライン、電源回路等を備える。
GPS受信機(位置検出手段に相当する。)3は、自車の現在位置を検出するためのもので複数のGPS用人工衛星からの電波を受信して車両の現在位置を算出し制御回路2に伝える。なお、位置検出手段としては、他に距離センサ、車体方位センサ、速度センサ等もGPS受信機3による検出位置の補正を行なうために併用されることがある。
操作スイッチ群4は、制御回路2にコマンドやデータを入力するためのもので、例えばカラー液晶ディスプレイ上に形成されたタッチスイッチ、リモコンスイッチ等で構成される。表示装置5は、運転者への情報伝達用に使用されるもので、例えばカラー液晶ディスプレイで構成される。音声出力装置6は、制御回路2からの出力情報を人工音声に変えて運転者に伝えるためのものある。
HDD8内には道路地図を含む地図データベースと車両用運転者支援装置1の各種機能を発揮させるために必要なプログラムが記憶されている。また、後述する各種機能を発揮させ過程で取得した各種データもこのHDD8内に記憶される。なお、プログラムには、後述する本発明特有の機能を発揮させるためのプログラムの他に一般的なナビゲーション機能を実行するためのプログラム、例えばGPS受信機3により算出された位置座標を道路上に位置付けて自車の現在位置を確定するマップマッチング処理機能、目的地や経由地の指定を受けて現在位置から目的地までの経路を探索する経路探索機能、その経路探索結果に応じた走行経路を地図画面上に表示して誘導する経路誘導機能などを実行するプログラムが含まれる。
制御回路2はLANインターフェイス7を介して車内LAN30に接続されている。この車内LAN30には安全運転支援装置10、快適運転支援装置20が接続されており、制御回路2はそれら装置の動作状況についての情報を取得したり、逆に動作指示を与えたりできるようになっている。
安全運転支援装置10は、車両の安全走行のために運転者を支援するための装置であって危険状態の発生を検出ないし予知してその危険を自動的に回避させる動作を行なわせるものである。安全運転支援装置10としては、例えば、アンチ・ロック・ブレーキング制御装置11、レーン・キーピング制御装置12、トラクション・コントロール装置13、ブレーキ・アシスト制御装置14、車両横滑り防止制御装置(図示せず。)等がある。
アンチ・ロック・ブレーキング制御装置11は、急ブレーキ時に車輪のロックを防ぐことで車両の安定を図るとともに操舵を可能とする装置である。各車輪ごとに制御され、悪天候時などに特に効果が大きい。最近は標準装備される車が多くなり安全装備の代表的な装置である。
レーン・キーピング制御装置12は、車線内走行を維持できるようステアリング操作を支援し、運転負荷を軽減する制御装置である。通常、車線逸脱警報機能と車線維持支援機能から成り立っている。高速道路等の運転時に白(黄)線をCCDカメラで認識し、電動パワーステアリングの制御でレーンに沿った走行をしやすいように運転者のステアリング操作を支援する装置である。
トラクション・コントロール装置13は、すべりやすい路面などでの発進、加速の際に生ずる駆動輪のスリップを検出して自動的にエンジン出力を下げ、ブレーキも働かせてスリップを抑制する装置である。
ブレーキ・アシスト制御装置14は、レーザ・レーダ・センサ等で前方障害物との距離を検出し、その距離があらかじめ設定された安全距離を下回ったときに運転者に危険警報を出すとともにブレーキ踏み込み時にブレーキ圧を補助制動させて踏力をアシストする装置である。
快適運転支援装置20は、乗車環境の快適化、使い勝手の向上等を目的とする支援装置である。車両の走行特性、走行性能には直接には関係しない。快適運転支援装置20としては、例えば、ウインドウ開度自動調整装置21、ワイパー自動制御装置22、照明自動調整装置23、ドアロック自動制御装置24、車両盗難警報装置25、それに交通情報受信装置、ハザード自動制御装置、内外気自動切り換え装置(何れも図示せず。)等がある。
ウインドウ開度自動調整装置21はウインドウの開度を自動調整する装置で、例えば車両がドライブスルー・ショップで停車した時や有料道路の出口料金所で停車した時などには自動的にウインドウを全開し、出口料金所では半開とし、その後に走行開始した時には全閉状態に戻す等の調整を自動で行なう装置である。このような装置によれば運転者は手動操作の手間を省くことができる。
ワイパー自動制御装置22は、雨滴センサで雨滴を検出してワイパーを自動的にON/OFFすると共にその揺動速度、揺動角度を自動調整する装置である。
照明自動調整装置23は、車外の照度を検出して薄暮時にはテールランプ系を自動的に点灯させたり、夜間やトンネル内を走行する際にはヘッドランプを自動的に点灯させたり、周囲の明るさに依存して計器盤の照明を自動調整したりする装置である。このような装置によれば運転者は手動で照明をON/OFFしたり、その明るさを調整したりする手間を省くことができる。
ドアロック自動制御装置24は、走行状態、車両位置等の情報に基づいてドアロックのON/OFFを自動で行なう装置である。例えば、車両が走行開始したら直ちにドアをロクする、走行開始から所定時間経過後にロックする、所定速度に達した時点でロックする、自宅駐車場での停車から所定時間後に運転者側ドアをアンロックする等の制御を行なう装置である。
車両盗難警報装置25は、運転者が車両を離れている間に車両盗難と判断される異常状態が検出されたときにその旨を運転者の携帯する携帯端末に通報する装置である。この車両盗難警報装置25では、運転者が車両を離れてから異常状態検出のためのセンサが動作開始するまでの時間が設定される。その時間は、駐車場所により運転者の好みに合わせて設定される。
次に、このような構成の下で本実施形態の車両用運転者支援装置1が発揮する特有の機能について説明する。最初に安全運転支援装置10に関連する機能について図2に示した制御フローを参照して説明する。安全運転支援装置10は、車両に危険状態が発生したこと、あるいは発生しそうなことを予知して危険状態を回避させる動作を行なわせるものである。しかし、車両の安全走行のためには安全運転支援装置10の作動する前に運転者が危険状態の発生しそうなことを知り、安全運転支援装置10の助けを借りることなく通常操作によって危険状態を回避できることが望ましい。図2の制御フローは、このような通常操作によって危険状態を回避できるようにするため、危険状態の発生しそうなことを前もって運転者に知らせる支援を行なうものである。この制御フローは制御回路2により実行される。
最初のステップS1では、安全運転支援装置10に属する何れかの装置が作動したか否かを判定する。この判定は、図1に示した安全運転支援装置10に属する各装置の作動状態を制御回路2が周期的にチェックして判定してもよいし、各装置が作動した場合に割込み信号により制御回路2に知らせるようにしてもよい。
何れかの安全運転支援装置の作動を検出した場合にはステップS2に移り、制御回路2は作動した安全運転支援装置を特定する。この特定はLANインターフェイス7と車内LAN30を介して行なう。作動した装置を特定したならばステップS3に移り、その作動内容をその装置から取得する。
続くステップS4では、その作動地点を特定するために自車位置の検出を行なう。自車位置はGPS受信機3が検出した自車位置座標に対して制御回路2内でマップマッチング処理を行ない、地図データベースに含まれる道路地図の道路上に位置付けることにより確定する。
こうして自車位置が確定し、作動地点が判明したならばステップS5に移る。ステップS5では、ステップS2、S3で取得した作動装置名とその作動内容をステップS4で確定した作動地点に対応付けて記憶する。地図データベースに含まれる道路地図は、各道路の交差点、曲がり点、行き止まり等をノード、それぞれのノード間の道路をリンク(道路区間に相当する。)と定義し、そのリンクを接続することにより道路地図を構成したものである。各リンクには両端のノードを特定する番号が属性情報として記憶されている。作動地点は後で利用し易いように、図3に示すようなリンク番号、走行方向を特定するための始点ノード、始点ノードから作動地点までの距離とにより特定しておく。
そして、図3に示すようにその作動地点情報に対応付けて作動装置名とその作動内容を記憶する。これらのデータはHDD8内に記憶領域を設けて記憶しておく。このようにして、図2の制御フローを実行することにより安全運転支援装置10が作動したときの作動地点と作動装置名、作動内容とが記憶されていく。
次に、このようにして記憶した安全運転支援装置10の作動情報を利用する場合について説明する。図4はその場合の制御フローを表わしたものである。このフローも制御回路2が実行するフローである。
ステップA1〜A3までは、目的地までの走行経路を決定するフローである。最初のステップA1では、出発地、目的地、経由地の入力を受ける。枠外に記載した指差しマークは運転者の操作を含むことを意味する。ステップA2では、入力された情報に基づいてダイクストラ法などの経路探索プログラムにより目的地までの経路を探索する。経路は条件を変えて数種類探索される。探索された経路は、表示装置5上に表示して運転者による選択を受ける。これにより目的地までの走行経路が確定する(ステップA3)。
走行経路が確定したならば、その走行経路に沿って目的地までの経路誘導が開始される(ステップA4)。経路誘導は経路誘導プログラムにより実行される。経路誘導の途中では、周期的に自車位置の検出を行なう(ステップA5)。この自車位置の検出は図2のステップS4の場合と同様にして行なう。
自車位置を検出したならば、予定の走行経路上であって現在位置から所定距離以内の道路上に安全運転支援装置10が作動した地点が存在するか否かをチェックする(ステップS6)。このチェックは、図2のステップS5にて記憶した図3に例示したような情報を参照して行なう。
所定距離内にそのような作動地点が存在しない場合にはステップS5に戻る。存在した場合には、その作動地点について記憶された内容、即ち、作動装置名、作動内容を読み出す(ステップS7)。そして、その内容を運転者に表示装置5、音声出力装置6を使用して提示する(ステップS8)。その際には、現在位置からその作動地点までの距離も知らせる。
このようにして本実施形態の車両用運転者支援装置1では、安全運転支援装置10が作動した場合にその作動装置名、作動内容を作動地点情報に対応付けて記憶しておく。そして、次回にその地点に差しかかった場合に前ってその内容を運転者に知らせるため運転者は発生しそうな危険状態を前もって知ることができる。これにより運転者は、安全運転支援装置10を作動させることなく通常の運転操作でもってその危険状態の発生を回避することができる。従って、安全運転支援装置10の作動により危険状態が回避される場合に比べて、安全性がより高まる効果を奏する。
次に、快適運転支援装置20に関連する機能について説明する。快適運転支援装置20は、前にも説明したように乗車環境の快適化、使い勝手の向上等を目的とする支援装置である。その目的を効果的に達成するために、本実施形態の車両用運転者支援装置1は各快適運転支援装置の作動の仕方を個々の運転者の気に入るようにカスタマイズする支援を行なう。
図5の制御フローは、運転者が気に入る作動の仕方を作動地点情報に対応付けて記憶するフローである。この制御フローも制御回路2により実行される。最初のステップB1では、快適運転支援装置20に属する何れかの装置が作動したか否かの判定を行なう。この判定の仕方は図1のステップS1の場合と同様であり、快適運転支援装置20の作動状態を制御回路2が周期的にチェックするか、各装置が作動した時に割込み信号により制御回路2に知らせることで行なう。
作動を検出した場合にはステップB2にて作動装置名を取得し、次にその作動の仕方に関する情報を取得する(ステップB3)。ステップB4では作動地点を特定するために自車位置を検出する。作動地点は図1のステップS4の場合と同様にリンク番号、走行方向を特定するための始点ノード、始点ノードから作動地点までの距離とにより特定しておく。
続くステップB5では、作動した快適運転支援装置の作動の仕方が運転者が満足できる、気に入った作動の仕方であったか否かの問いかけを行なう。例えば、作動した装置が照明自動調整装置23でありその作動内容が前照灯の点灯開始であったとする。この場合には、例えば図6に例示したような画面を表示装置5に表示する。そして、自動点灯した時の周辺の明るさ(暗さ)加減は適当であったか否か、即ち、点灯して欲しい暗さの時に点灯したか否かの問いかけを行ないそれに対する回答を求める(ステップB6)。問いかけの際には音声出力装置6を併用しても良い。
運転者は画面上の「YES」、「NO」の何れかの釦を押して回答する。なお、回答が「YES」の場合にも一々、釦を押すのは煩わしい。このため、画面表示から所定時間内に何れの釦も押されなかった場合には「YES」の回答と見なすようにしておくと良い。また、回答を音声で行ない、音声認識装置を用いて認識するようにしてもよい。
図6に示した例は照明自動調整装置23の前照灯点灯開始の場合であったが、夜間に計器パネルの照明を点灯させた場合にはその明るさ加減、室内灯を点灯させた場合にはその明るさ加減が適当であったか否か等の問いかけを行なう。ウインドウ開度自動調整装置21が作動してウインドウが開けられた場合には、例えばその開度が適当であったか否かの問いかけを行なう。ワイパー自動制御装置22が作動開始した場合には、例えばその開始時期、開始条件が適当であったか否か、その揺動速度、揺動角度が適当であるか否か等の問いかけを行なう。ドアロック自動開閉装置24が作動した場合には、例えばドアロック開閉のタイミングは適当であったか否かの問いかけを行なう。また、車両盗難警報装置25の場合には、例えば警報監視が必要であったか否か、振動検出で警報を出す場合には異常検出の感度が適当であったか否か、等の問いかけを行なう。
運転者の回答が「YES」であった場合には、ステップB1に戻る。回答が「NO」であった場合にはステップB7に移る。ステップB7では、「NO」と回答された作動の仕方についての代替え案を1ないし複数提示して運転者に選択を求める。例えば、図6に示した照明自動調整装置23の前照灯点灯開始時の明るさ加減についての問いかけに「NO」の回答があった場合には、図7に例示するような画面を表示装置5に表示して選択を求める。この場合には、周辺が「もう少し明るい状態から点灯開始する。」、「もう少し暗い状態になってから点灯開始する。」の2つの選択肢を示している。他の快適運転支援装置の作動による問いかけに対する回答が「NO」であった場合にも、それぞれの作動の仕方に対する代替え作動案を提示して選択を求める。
選択を求められた運転者はその代替え作動案の中から好みの案を選択して回答する(ステップB8)。選択を受けたならば制御回路2は、選択された代替え作動案をステップB4で検出した作動地点に対応つけて記憶する。記憶は安全運転支援装置10の場合と同じく図8に例示するように作動地点を特定するリンク番号、始点ノード、始点ノードからの距離に対応付けて作動装置名と選択された代替え作動案を記憶する。これらのデータはHDD8内に記憶領域を設けて記憶しておく。このように図5の制御フローを実行することにより快適運転支援装置20の代替え作動案が作動地点に対応付けて順次記憶されていく。
次に、このようにして記憶した情報を利用する場合について説明する。図9はその場合の制御フローを表わしたものである。この制御フローも制御回路2が実行するフローである。
ステップC1〜C3までは、目的地までの走行経路を決定するフローである。最初のステップC1では、出発地、目的地、経由地の入力を受ける。ステップC2では、入力された情報に基づいてダイクストラ法などの経路探索プログラムにより目的地までの経路を探索する。探索した経路は表示装置5上に表示して運転者による選択を受けることにより走行経路が確定する(ステップC3)。走行経路が確定したならば、その走行経路に沿って目的地までの経路誘導を開始する(ステップC4)。
経路誘導の途中では周期的に自車位置の検出を行なう(ステップC5)。この自車位置の検出は図2のステップS4の場合と同様である。自車位置を検出したならば、現在位置が図5のステップB9において代替え作動案を記憶した作動地点と一致するか否かの判定を行なう(ステップC6)。判定では、検出位置が作動地点から一定距離以内にあれば一致しているとみなす。一致しない場合はステップC5に戻る。
一致した場合には、その作動地点に対応付けて記憶している内容、即ち、作動装置名、代替え作動案を読み出す(ステップC7)。そして、その代替え作動案の情報を該当する作動装置に提供しその作動する時はその代替え作動案に従って作動するように指示する(ステップC8)。代替え作動案を受けた作動装置は、提供された作動案によって指定される動作についてはその代替え作動案に従った作動を行なう。
例えば、現在位置が図8中の照明自動調整装置23のリンク番号L210、始点ノードN220、始点ノードからの距離100mに一致していた場合には、照明自動調整装置23に対する代替え作動案として「周辺照度200ルックスで前照灯点灯」が読み出される。読み出された情報は照明自動調整装置23に提供される。すると、情報提供を受けた照明自動調整装置23は、前照灯を点灯する基準となる周辺照度をその地点については200ルックスに変更する。従って、照明自動調整装置23が前照灯を点灯する標準値(デフォルト値)が250ルックスであったとしても、その地点では200ルックス以下でないと前照灯が点灯されない。即ち、運転者が前回選択した条件に従って動作が行なわれることになる。
このようにして本実施形態の車両用運転者支援装置1では、快適運転支援装置20が作動した場合には、その作動の仕方の適否について運転者の回答を求め、運転者の好みに合わない場合には代替え案を示して選択を受ける。代替え案の選択を受けた場合にはその内容を作動地点に対応付けて記憶しておく。そして、次回にその地点に差しかかった場合には、前もってその記憶情報を該当する快適運転支援装置に提供する。提供を受けた装置はその地点については作動基準を提供を受けた代替え案に変更して作動する。従って、その地点については運転者の好みに合った動作が行なわれることになる。このようにして快適運転支援装置20の作動の仕方が運転者の好みに合わせてカスタマイズされることから、本実施形態によれば運転者は次第に自分の好みに合った快適な運転を楽しむことができるようになる。
なお、上記の快適運転支援装置20に関連する制御では快適運転支援装置20の作動時期は記憶しなかったが、作動時期も同時に記憶しておくとよい。その場合には、次回以降に記憶した情報を支援装置に提供するのは、現在位置が記憶した作動地点と一致し、且つ時期が記憶した作動時期とほぼ一致した場合とする。このようにすれば、時期をも考慮した作動の仕方にカスタマイズすることが可能となる。例えば、ウインドウ開度自動調整装置21の場合には、同じ作動地点でも夏場は開度100%、冬場は開度50%とする等のカスタマイズが可能となる。このよう作動時期に応じてもカスタマイズの内容を変えられるようにすれば、作動地点情報にのみ合わせてカスタマイズする場合に比べて一層好みに合った快適運転が可能となる。
本発明に係る車両用運転者支援装置1の構成を表わすブロック図である。 安全運転支援装置10の作動状況を記憶する制御フローである。 安全運転支援装置10の作動に関する記憶情報を説明する図である。 安全運転支援装置10の作動を予告する制御フローである。 快適運転支援装置20の作動と運転者の好みの作動案を記憶する制御フローである。 快適運転支援装置20の作動の仕方の適否を問い合わせる画面例である。 快適運転支援装置20の作動の仕方の代替え案の選択を求める画面例である。 快適運転支援装置20の代替え作動案の記憶の仕方を説明する図である。 快適運転支援装置20に対して代替え作動案を提供する制御フローである。
符号の説明
図面中、1は車両用運転者支援装置、10は安全運転支援装置、11はアンチ・ロック・ブレーキング制御装置、12はレーン・キーピング制御装置、13はトラクション・コントロール装置、14はブレーキ・アシスト制御装置、20は快適運転支援装置、21はウインドウ開度自動調整装置、22はワイパー自動制御装置、23は照明自動調整装置、24はドアロック自動制御装置、25は車両盗難警報装置を示す。

Claims (3)

  1. 車両における乗車環境の快適化、使い勝手の向上等を目的とした各種快適運転支援装置の作動の仕方を運転者の好みに合わせてカスタマイズする車両用運転者支援装置であって、
    車両の現在位置を検出する位置検出手段と、
    前記快適運転支援装置の作動とその作動の仕方の情報を取得する快適装置作動情報取得手段と、
    前記取得した作動の仕方の情報を運転者に提示して該作動の仕方が運転者の好みに合うものであったか否かの回答を求める作動内容可否回答取得手段と、
    前記回答が否定的なものであった場合にそれに代わる一ないし複数の作動の仕方を提示して運転者による選択を受ける代替え作動内容取得手段と、
    該代替え作動内容取得手段にて取得した作動の仕方と作動装置名とを前記位置検出手段にて検出した作動地点に対応付けて記憶する代替え作動情報記憶手段と、
    走行時に前記位置検出手段により検出した自車位置が前記代替え作動情報記憶手段の記憶する作動地点と一致した場合には、該作動地点に対応付けて記憶した作動装置に対して記憶した前記作動の仕方に従って作動するように指示を与える代替え作動指示手段と、を備えることを特徴とする車両用運転者支援装置。
  2. 請求項1に記載の車両用運転者支援装置において、前記代替え作動情報記憶手段は前記作動地点に対応付けて作動時期をも記憶しておき、
    前記代替え作動指示手段は、自車位置が前記代替え作動情報記憶手段の記憶する作動地点と一致することに加えて時期も該作動地点に対応付けて記憶した作動時期に一致すると判断される場合に、該作動地点に対応付けて記憶した作動装置に対して記憶した前記作動の仕方に従って作動するように指示を与えることを特徴とする車両用運転者支援装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用運転者支援装置において、前記快適運転支援装置にはウインドウ開度自動調整装置、ワイパー自動制御装置、照明自動調整装置、ドアロック自動制御装置、車両盗難警報装置、交通情報受信装置、ハザード自動制御装置、内外気自動切り換え装置の何れか一つ以上を含むことを特徴とする車両用運転者支援装置。
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