JP2008194783A - 管材搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送時に管材が離脱したり、回転することなく支持する。
【解決手段】管材搬送ラインL上に配置された管材Pの後端開口部に挿脱自在と成す様に拡縮径可能に設けた先端部58と、該先端部58の後方に連続して管材P後端面に当接可能な環状段部59とを設けた支持棒55を管材搬送ラインL上で往復動自在に設ける。
【選択図】図13

Description

本発明は、管材搬送ライン下流に設置された管材切断装置等の加工機へ管材を搬送する管材搬送装置に関する。
従来、管材の管材搬送ライン下流に設置した管材切断装置に対し前記管材搬送ライン上流から管材を保持した押出手段を前進させる様にした管材搬送装置が見受けられる(例えば特許文献1)。
この管材搬送装置は、コンベアに上記押出手段を固定して成り、該押出手段は、その前面に突設した管材外径と同径の円柱状の大径部と、該大径部の前面に突設した管材内径より小径の円柱状の小径部とから成る管材保持具を突設している。
そして、管材の後端開口部に小径部を挿入すると共に、管材の後端面を大径部前面に当接させ、管材切断装置の本体に設けた挿通穴に管材の先端を挿入し、押出手段の前進により前記本体の挿通穴において管材を所定長さ押出して本体内に設けた切断刃により切断する様に成している。
特開昭60−118419号公報(図3、4)
しかしながら、上記管材搬送装置における管材保持具は、管材後端を堅固に固定した構成でなく、管材後端を単に管材搬送ライン下流へ押圧するだけであると共に、管材の先端は管材切断装置本体の挿通穴に挿入されているに過ぎないから、切断時にコンベアを停止させてもその慣性力により管材は前方へずれ動くことになり、切断時に管材保持具の大径部は管材後端面に当接しておらず、所望寸法に管材を切断できない。
更に、上記管材切断装置の切断刃は、その本体内の左右に設けた押切刃ではあるが、上記の様に管材が挿通穴内に挿入されているだけのため、切断刃が管材の周壁に接触すると、挿通穴内で管材が回転してしまうために、切断不良を生ずる課題を有している。
そこで、本発明では、搬送時に管材が離脱したり、回転することなく支持できる管材搬送装置を提供する。
このため、本発明に係る管材搬送装置は、管材搬送ライン上に配置された管材の後端開口部に挿脱自在と成す様に拡縮径可能に設けた先端部と、該先端部の後方に連続して管材後端面に当接可能な環状段部とを設けた支持棒を管材搬送ライン上で往復動自在に設けたことを特徴とする。
又、支持棒は、先端から環状段部を経た後方に渡って周方向に複数分割して縦割り片を設け、支持棒の軸芯上には、縦割り片の先端から環状段部の間に順次に連続する大径孔及びテーパー孔と、該テーパー孔の最小径部から支持棒の後端へ渡って連続する小径孔とから成る連通孔を形成し、該連通孔には、先端にテーパー孔内面に摺接可能な円錐部を膨出形成した心棒を遊挿して成り、支持棒後端より突出する心棒基端を引張及び引張解除する心棒操作手段を設けたことを特徴とする。
更に、管材搬送ライン上に配置された管材の後端を管材搬送ライン上流に配置した支持棒の先端部に外嵌する管材送り機構部を設け、該管材送り機構部は、管材の半円に対応する凹溝を周設した押えローラーと受けローラーとを、各ローラーの凹溝が管材の上下を挟持する様に管材搬送ラインの上方及び下方の夫々に昇降自在に設ける共に、前記両ローラーで挟持した管材を管材搬送ライン上流側へ繰り出して支持棒の先端部に外嵌する様に一方のローラーを回転駆動させることを特徴とする。
要するに請求項1に係る発明は、管材搬送ライン上に配置された管材の後端開口部に挿脱自在と成す様に拡縮径可能に設けた先端部と、該先端部の後方に連続して管材後端面に当接可能な環状段部とを設けた支持棒を管材搬送ライン上で往復動自在に設けたので、支持棒の先端部を縮径させて管材搬送ライン上の管材の後端開口部に挿入すると共に、環状段部に管材後端面に当接させた状態で、先端部を拡径させることにより、その先端部を管材の後端内に抜止め係合させて管材に支持棒を接続固定でき、かかる状態で支持棒を管材搬送ライン上で前進させることにより、管材搬送ライン下流に設置された管材切断装置等の加工機へ管材を回転させることなく直進させられ、加工のために支持棒を一旦停止しても、支持棒から管材が抜け出すこともないから、加工機で管材を例えば切断する場合、所望する長さを以て管材を切断できるし、加工機における切断刃等の工具が管材に接触しても管材はその軸回りに回転することがないので、管材における加工位置が定まるため、良好な切断等の加工を実行できる。
請求項2に係る発明によれば、支持棒は、先端から環状段部を経た後方に渡って周方向に複数分割して縦割り片を設け、支持棒の軸芯上には、縦割り片の先端から環状段部の間に順次に連続する大径孔及びテーパー孔と、該テーパー孔の最小径部から支持棒の後端へ渡って連続する小径孔とから成る連通孔を形成し、該連通孔には、先端にテーパー孔内面に摺接可能な円錐部を膨出形成した心棒を遊挿して成り、支持棒後端より突出する心棒基端を引張及び引張解除する心棒操作手段を設けたので、該心棒操作手段による心棒の引張により、その先端の円錐部をテーパー孔内面に摺接させて先端の縦割り片が拡開して管材後端の内周面を圧接でき、これにより管材後端に支持棒の先端部を強固に固定でき、上記と同様なる効果を奏することができる。
又、心棒操作手段による心棒の引張解除により、縦割り片の上記拡開状態を解除できるので、かかる状態で容易に管材の後端開口部に支持棒の先端部を挿入できたり、或いは管材内で拡開している縦割り片による管材内周面への圧接状態を解除して管材後端から支持棒の先端部を離脱させることができる。
しかも、心棒先端の円錐部は、縦割り片の上記各状態において、常に支持棒内に存しているため、例えば加工機による管材の切断加工等において、管材の後端付近を切断する様な場合でも、心棒が邪魔とならず、支持棒の先端部に近接する位置での切断をも可能としている。
請求項3に係る発明によれば、管材搬送ライン上に配置された管材の後端を管材搬送ライン上流に配置した支持棒の先端部に外嵌する管材送り機構部を設け、該管材送り機構部は、管材の半円に対応する凹溝を周設した押えローラーと受けローラーとを、各ローラーの凹溝が管材の上下を挟持する様に管材搬送ラインの上方及び下方の夫々に昇降自在に設ける共に、前記両ローラーで挟持した管材を管材搬送ライン上流側へ繰り出して支持棒の先端部に外嵌する様に一方のローラーを回転駆動させたので、管材の後端を確実に支持棒の先端部に外嵌できるため、管材搬送ライン上に管材を供給するだけで自動的に管材を管材搬送ラインに沿って搬送できる等その実用的効果甚だ大である。
以下本発明の実施の形態としての実施例を図面に基づいて説明する。
図1は管材加工システムの全体構造を示す一部破断概略断面図、図2は管材搬送路の平面図を示す。
この管材加工システムは、長尺状の管材Pの管材搬送ラインLの下流に設けた管材加工機1と、該管材加工機1へと管材Pを導く管材搬送ラインLを設けた管材搬送路2と、該管材搬送路2上の管材搬送ラインLへ管材Pを供給する管材供給装置3と、該管材供給装置3によって供給された管材Pを管材搬送ラインLに沿って管材加工機1へ搬送する管材搬送装置4とから主に構成されている。
管材加工機1は、管材搬送装置4にて所定長さ単位毎に間歇的に管材搬送路2上を平行状態で搬送供給される複数の長尺状の管材Pを所定長さに切断する管材切断装置であり、図3〜5に示す様に、門型フレーム5内に各管材Pを上下で挟持する一対のクランプ手段6、7を前後に所定間隔Sを置いて設けると共に、フレーム5の右側外方に始点Xを有し、前後のクランプ手段6、7の間(間隔S)を往復動自在に横切る回転式切断刃(丸鋸)8を設けている。
フレーム5は、天板5aを上端間に架設した左右側壁5bに上記間隔Sに対応する回転式切断刃8の出入口9をスリット状に開口形成し、該出入口9に沿って設けた回転式切断刃8の横断路10より後方の左右側壁5bの下方に設置面に接地する脚部5cを延設している。
脚部5cの前方となるフレーム5の前方下部には、フレーム5の右側外方から左側に渡って横手に長いベッド11を設置し、該ベット11上に図示しない駆動機構手段にてベット11の長手方向を往復移動するサドル12を配置し、該サドル12上に回転式切断刃8の駆動モータ13を固定している。
又、サドル12には、回転式切断刃8が始点Xに位置した時に、フレーム5の前方開口部に受け口14aを対応させた切断後の管材Pの排出用シュータ14を固定している。
クランプ手段6、7の夫々は、同一水平面上に設置され、各管材Pの下半円側を載上支持する同形のV字溝15a、16aを複数平行に形成した管材受けブロック15、16と、該管材受けブロック15、16の上方に上下動自在に配置され、各管材Pの上半円側を押圧支持する同形のV字溝17a、18aを形成した管材押えブロック17、18とから構成されている。
管材押えブロック17、18は、その長さ方向全域に渡って左右一対のV字溝17a、18aをの夫々を刻設して成り、フレーム5の天板5aにおいて、その上面前方及び底面後方の夫々に、ロッド19a、20aの先端を下方に指向させたクランプシリンダ19、20を設置し、各ロッド19a、20aの先端には、アダプタ21、22を介して管材押えブロック17、18を左右揺動自在に枢支している。
尚、前方のクランプシリンダ19は、そのロッド19aが天板5aを貫通する様に成している。
管材受けブロック15、16は、フレーム5の左右側壁5bの間に架設される横(左右)幅を夫々有すると共に、前後長のみを夫々に異にした平板状に形成され、フレーム5内において、同一水平面上で出入口9を介した前後の夫々に配置する様に左右側壁5b間に架設固定して成り、管材受けブロック15、16の各上面には、管材押えブロック17、18の各V字溝17a、18aに正対する様に、その長さ方向全域に渡って同形のV字溝15a、16aの夫々を左右方向に平行に刻設している。
管材搬送路2は、図1、2に示す様に、管材加工機1の後方に連続して設けた所定長さを有するローラーコンベヤから成り、その左右には、前後に長い側壁23、23aを平行配置し、該側壁23、23a間には、その長手方向に所定間隔を置いて複数のローラー24、24a…を回転自在に支持し、該ローラー24、24a…にて管材Pの搬送面2aを構成している。
搬送面2aは、管材受けブロック15、16のV字溝15a、16aに載置される管材Pの最下部に外接する水平面上に合致すると共に、V字溝15a、16aの軸線に対応した複数の管材搬送ラインLを並列配置し、各管材搬送ラインLに対応して各管材Pを並列配置するに十分な幅を有している。
管材供給装置3は、図1、2に示す様に、管材搬送路2の上方に、各管材搬送ラインLに対し軸線を平行とする複数の管材Pを縦列状に積み重ねて保持するストッカ25を配置して成り、該ストッカ25は、管材Pの前後端面の夫々に対向する前壁27及び後壁27aを設け、該前壁27及び後壁27aは、管材搬送路2の右側壁23の上流側及び左側壁23aの下流の夫々に隣接して立設した支柱26、26aに支持されている。
前壁27及び後壁27aは所定面積を有する同形の方形板状に形成され、支柱26、26aの上端の夫々に片持梁状に立設固定されることにより、管材搬送路2の上方で管材Pの全長に相当する間隔を置いて対向配置している。
前壁27及び後壁27aの前面(但し、前壁27及び後壁27aの基本構成は同一のため、前壁27の詳細図は省略し、後壁27aの詳細を示す図6、7に基づき説明する。)には、各管材搬送ラインLの上方で平行に縦列配置される各管材列F毎に仕切る隔壁28を所定間隔置きに突設し、隣接する隔壁28の上端間及び下端間の各間隙を管材Pの導入口29及び排出口30と成している。
又、前後壁27、27aには、各管材列F毎に設けた排出口30に臨む最下段管材P1の前後端下部に係合離脱可能な下段ピン31と、最下段管材P1の直上の管材(以下、直上管材と称する。)P2の前後端開口部に挿脱可能な上段ピン32とを出没自在に設けている。
下段ピン31及び上段ピン32の基端の夫々は、横手に長い帯状の支持板33、33aの前面に固定されると共に、該支持板33、33aの背面中間部位が前壁27及び後壁27aの後方に設置されたストッカシリンダ34、34aのロッドの先端に固定され、これにより各管材列F毎に設けた下段ピン31同士及び上段ピン32同士を連動させている。
そして、上段及び下段ピン31、32の出没操作にて管材搬送路2における各管材搬送ラインL上に最下段管材P1を落下供給すると共に、ストッカ25内の各管材列Fにおける管材P2、Pを下段へ順送りする様に成している。
尚、管材Pは、全て同一口径のものがストッカ25に保持されるが、その口径は、管材Pが隣接する隔壁28間に一列に積み重ねられて最下段管材P1の前後端下部を下段ピン31の上側縁が当接支持した状態で、直上管材P2の前後端開口部に上段ピン32が図示の様に管材Pの中心でなくとも挿入可能であれば、その範囲内で変更可能である。
又、管材搬送路2において、各管材搬送ラインLの左右側方には、管材供給装置3による管材Pの落下供給時に、管材搬送路2上面より上方へ突出する案内体35を出没自在に設けている。
この案内体35は、ウレタンゴム等の緩衝材を所定長さの棒状に形成して成り、管材搬送路2においてストッカ25の前後方に対応したローラー24、24a…の前後間隔に並列配置されている(図1、2参照)。
各案内体35は、図8、9に示す様に、管材搬送路2の側壁23、23a間に回転自在に架設した支持杆36に直角に突設し、該支持杆36の中間部には、案内体35に対し所定角度を以てクランク37を突設し、前後の支持杆36の各クランク37を連接杆38にて枢着連結し、該連接杆38の一端を管材搬送路2の下部適所に基端が揺動自在に枢着された案内シリンダ39のロッドの先端に枢着している。
又、管材搬送路2において、少なくとも落下供給される管材Pの前後端側に対応する位置には、管材Pの半円に対応する弧状の凹溝40a、41aを各管材搬送ラインLに対応して軸方向に並列する様に周設したウレタンゴム等の緩衝材から成る受けローラー40、41を、管材落下供給時に管材搬送路2の搬送面2aより上方へ突出し、管材受承後に搬送面2aより下方へ没入する様に昇降自在に設けている。
この受けローラー40、41は、図8、10、11に示す様に、帯状のローラー支持板42、43の長手方向両端に立設した軸受けに回転自在に支持されると共に、管材搬送路2の側壁23、23a間の下方に架設した帯状の基板44、45の中央に立設した昇降シリンダ46、47のロッドの先端にローラー支持板42、43の中央底部を固定している。
そして、基板44、45の前後左右に直立させた案内棒48、49をローラー支持板42、43に摺動自在に挿通させ、昇降シリンダ46、47の作動で伸縮するロッドに応じ、ローラー支持板42、43が安定して昇降する様に成しており、受けローラー40、41の上限は、凹溝40a、41aの底部が搬送面2aに対応する様に成し、下限は受けローラー40、41の上端が搬送面2aより下方へ位置する様に設定している。
又、管材搬送ラインLの上流側に対応する後方の受けローラー41には、前方の受けローラー40に装備していない回動機構部50を設けている。
この回動機構部50は、図8、10に示す様に、ローラー支持板43の右側下部にL字板状のモータベース51を垂下形成し、該モータベース51の水平部に送りモータ52を固定し、該送りモータ52の駆動軸に固定した駆動プーリーと受けローラー41の右側に取付けた従動プーリー間にベルト53を掛け渡し、送りモータ52の駆動により、受けローラー41を後方へ回転する様に成している。
尚、本実施例では、後方の受けローラー41にのみ回動機構部50を設けたが、前方の受けローラー40にも、同様に回動機構部50を設けても良い。
受けローラー41は、管材搬送路2上流の上方に昇降自在に設けた押えローラー54とにより、後述の管材搬送装置4における支持棒55への管材送り機構部56と成している。
押えローラー54は、受けローラー40、41と同様に、各管材搬送ラインLに対応する弧状の凹溝54aを軸方向に並列する様に周設したウレタンゴム等の緩衝材から成り、ストッカ25の後壁27a下端に平行に設置されている。
押えローラー54を回転自在に支持する支軸は、その右端が押えシリンダ57のロッドの先端に直角に取付けられており、押えシリンダ57は、ストッカ25の後壁27a背面下部にストッカシリンダ34、34aを固定する様に架設したコ字状基板の右側に前方降下状に傾斜配置している。
そして、受けローラー40、41が上昇して管材Pを受承した後、押えシリンダ57が作動してそのロッドが伸長することにより、押えローラー54を受けローラー40、41が受承している管材P上へ向かって斜め前方へ降下させ、押えローラー54の各凹溝54aと受けローラー40、41の各凹溝40a、41aの間に各管材Pの上下を挟持する様に設定され、その後に受けローラー41が送りモータ52の作動により回動して各管材Pを後方(管材搬送ラインL上流側)へ繰り出す様に成している(図10〜12参照)。
尚、管材搬送装置4における管材送り機構部56は、受けローラー41を回転駆動する様に成したものを示したが、回動機構部50を廃して、押えローラー54を後方へ回転駆動する様に構成しても良い。
管材搬送装置4は、図13〜16に示す様に、各管材搬送ラインL上に配置された管材Pの後端開口部に挿脱自在と成す様に拡縮径可能に設けた先端部58と、該先端部58の後方に連続して管材P後端面に当接可能な環状段部59とを設けた支持棒55を並列配置した走行体60を管材搬送路2上で往復動自在に設けている。
走行体60は、管材搬送路2の上流から下流側へ渡ってその左側壁23a外側に上方突出する様に隣接配置したリニアレール61に沿って管材搬送路2上を往復走行するものにして、管材搬送路2の上流を起点として、管材供給装置3から管材搬送路2上の各管材搬送ラインL上に各管材Pが落下供給され、管材送り機構部56により各管材Pが上記の如く後方へ繰り出され、その各後端が各支持棒55の先端部に外嵌されるまで前記起点に待機する様に設定されている。
具体的に、走行体60は、平面視方形枠状に形成されたフレーム62を設け、該フレーム62において、その前枠62a前面には、各支持棒55を各管材搬送ラインLに対応する様に突設し、後枠62b背面には、左側へ突設した水平基板の左端に略コ字状のリニアガイド63を立設して成り、該リニアガイド63をリニアレール61に跨乗装着している。
リニアガイド63上には、走行モータ64が固定され、該走行モータ64に連繋してリニアガイド63内に配した駆動歯車(図示せず)をリニアガイド63上端右側に歯が下向きに突設したラック61aに噛合し、走行モータ64の駆動で駆動歯車が正逆回転することによりラック61a(リニアレール61)に沿って走行体60を往復走行させる様に成している。
又、後枠62bの右側端には、管材搬送路2の右側壁23上を転動する走行輪65を設けている。
支持棒55は、筒状に形成され、先細り状に形成した先端から環状段部59を経た後方に渡って周方向に複数分割して縦割り片66を設けている。
支持棒55の軸芯上には、縦割り片66の先端から環状段部59の間に順次に連続する大径孔67及びテーパー68孔と、該テーパー孔68の最小径部から支持棒55の後端へ渡って連続する小径孔69とから成る連通孔70を形成している。
連通孔70には、先端にテーパー孔68内面に摺接可能な円錐部71aを膨出形成した心棒71を遊挿して成り、支持棒55後端よりフレーム62の前枠62aを貫通して突出する心棒71基端を引張及び引張解除する心棒操作手段72を設けている。
心棒操作手段72は、フレーム62の前枠62a後方で平行配置すると共に、隣接する二本の心棒71毎にその基端を固定した複数の可動板73と、各可動板73にロッド74aの先端を直角に固定した複数の心棒シリンダ74とから成り、該心棒シリンダ74は、その基端を可動板73の後方で平行にフレーム62の左右側壁間に架設したシリンダベース75に固定している。
そして、心棒操作手段72は、管材送り機構部56により後方の支持棒55へ繰り出された各管材Pの後端が各支持棒55に外嵌されて管材P後端面が環状段部59に当接した時点で、心棒シリンダ74が作動してロッド74aを収縮させてその状態を維持する様に設定される。
尚、心棒操作手段72は、2本の心棒71に対し1基の心棒シリンダ74を可動板73を介して連結したものを示したが、各心棒71毎に心棒シリンダ74を連結しても良い。
上記の様に構成された管材加工システムにあっては、予めストッカ25に複数の管材Pを収容する。
即ち、下段のストッカシリンダ34にて前後壁27、27aより突出させた下段ピン31が最下段管材P1の前後端下部を係合支持し、その上部に積み重なる直上管材P2の前後端開口部に、上段のストッカシリンダ34aにて前後壁27、27aより上段ピン32を突出させることで直上管材P2を係合可能に支持させ、その上部にその他の管材Pを積み重ねることにより、ストッカ25には各管材搬送ラインL上方で平行な管材列Fを並列保持し、各管材列Fの最下段管材P1を排出口30を介して搬送面2a上の各管材搬送ラインLの上方で対向配置させた落下供給可能な状態と成している。
最下段管材P1の管材搬送路2への落下供給に際しては、先ず、案内体35と受けローラー40、41が管材搬送路2の搬送面2aから上方へ突出する。
案内体35は、案内シリンダ39が作動することにて、そのロッドを収縮させて連接杆38を引張してクランク37を直立させることにより、それまで搬送路2aの下方で保持されていた水平状態から前傾して搬送路2aから上方へ突出する。
受けローラー40、41は、昇降シリンダ46、47の作動で上方へ伸長するロッドにて、ローラー支持板42、43が案内棒48、49に沿って前後にずれ動くことなく上昇することにより、凹溝40a、41aの底部が搬送面2aに対応する様に搬送面2aの下方からその上方へ突出する。
そして、ストッカ25において、下段ピン31を前後壁27、27a内に没入させることにより、最下段管材P1の保持状態を解除し、各排出口30から搬送面2a上に複数並設した管材搬送ラインLの夫れに各最下段管材P1を一挙に落下供給する。
この時、直上管材P2はその前後端開口部に上段ピン32が挿入されているため、該上段ピン32に直上管材P2の前後端開口部が係合支持されて落下せず、その上方の他の管材Pを受け止めて管材列Fを保持している。
次いで下段ピン31を前後壁27、27a内より突出させ、上段ピン32を前後壁内27、27aに没入させることにより、ストッカ25内の管材P2、Pを下段へ順送りして新たに最下段に配置された管材P2を待機させ、その直上の管材Pの前後端開口部に上段ピン32を挿入する様に突出させて、次の管材供給の準備を整える。
上記の様に搬送面2a上へ落下する各管材P(P1)は、案内体35が搬送面2a上の各管材搬送ラインLの左右側方に上方へ突出しているため、各管材Pが搬送面2a上で跳ね上がったり、転がったりして搬送面2a上でばらけることがなく、各管材Pを各管材搬送ラインL上に整然と対応配置させられる。
更に、受けローラー40、41が搬送面2aより上方へ突出しているので、各管材Pは直に搬送面2a上に叩きつけられることなく、落下による衝撃を受けローラー40、41の材質特性により緩衝して各管材P表面を傷つけずに各凹溝40a、41a内に個別に受承できるため、各管材Pを各管材搬送ラインL上に正確にして確実に対応配置させられる。
受けローラー40、41の各凹溝40a、41a内に各管材Pが受承されると、案内シリンダ39の作動にてそのロッドが伸長して上記と逆の手順で案内体35を搬送面2aの下方で水平状態に復位させて没入させる。
続いて、押えシリンダ57の作動によりそのロッドが伸長して押えローラー54をストッカ25の後壁27aの下端側から受けローラー40、41が受承している管材P上に配置させ、その凹溝40a、41aと押えローラー54の凹溝54a間に管材Pを挟持する。
その後、送りモータ52が作動して受けローラー41を回転駆動させ、両ローラー40、41、54で挟持した各管材Pを管材搬送ラインL上流側へ繰り出す。
これにより、各管材Pの後端が各支持棒55に外嵌されて各管材Pの後端面が各支持棒55の環状段部59に当接した時点で、送りモータ52は停止する。
次に、心棒シリンダ74が作動してロッド74aを収縮させることにより、ロッド74aは可動板73を介して心棒71を引張し、心棒71の円錐部71aがテーパー孔68内面をその最小径部側へ摺動するため、先端の各縦割り片66は拡径することになり、該縦割り片66の外面は管材Pの内周面を圧接し、管材Pの後端に支持棒55の先端部58を強固に挿嵌固定して両者は一体的に連結される。
かかる状態において、走行モータ64が作動することにより、リニアレール61のラック61aに噛合している駆動歯車が回動し、走行体60はリニアレール61に沿って搬送面2a上を前進する。
走行体60が所定距離前進して各管材Pの先端が、管材加工機1における後方の管材受けブロック16の各V字溝16a内に位置すると、昇降シリンダ46、47及び押えシリンダ57が作動して各ロッドを収縮させることにより、受けローラー40、41は搬送面2aの下方へ没入し、押えローラー57は後壁27aの下端側へ復位する。
走行体60は、継続して走行し、各管材Pが前方の管材受けブロック15の各V字溝15a内の所定位置まで到達すると、一旦端停止する。
走行体60の上記走行中において、各支持棒55の先端部58は上記の様に各縦割り片66の拡開にて管材Pの後端内に強固に挿嵌固定されているため、各管材Pを回転させることなく直進させられ、走行体60を一旦停止しても、各支持棒55から各管材Pが抜け出すこともないので、各V字溝15a内における各管材Pは、その先端から回転式切断刃8の横断路10までの長さを、設定された切断長に正確にして確実に一致させられ、管材Pにおける加工(切断)位置を定められると共に、切断時に各管体Pは回転することがないので、管材Pを所望寸法で良好に切断することが可能となる。
一方、管材加工機1では、各管材Pの先端側前後の下半円側は、横断路6を介して各V字溝15a、16a上に支持されており、かかる状態において、クランプシリンダ19、20が作動し、そのロッド19a、20aが降下することで、各管材押えブロック17、18の各V字溝17a、18aが各管材Pの上半円側を跨乗する様に押圧して支持する。
次に、駆動モータ13とサドル12の駆動機構手段が作動し、回転式切断刃8を回転させると共に、サドル12をベッド11上で左側へ移動させ、回転式切断刃8を各クランプ手段6、7の共通する横断路10に沿って移動させる。
これにより、クランプ手段6、7間を回転式切断刃8が各管材Pを切断しながら横断する。
そして、全ての管材Pが切断されると、回転式切断刃8は、横断路10を後退して始点Xへと復位する。
その後、クランプシリンダ19、20がロッド19a、20aを上昇させて管材押えブロック17、18による管材Pに対する押圧状態を解除し、続いて走行体60によって各管材Pが所定長さ前進することで次の切断作業に移行し、この一連の動作が繰り返し行われることで管材Pを連続的に切断する。
管材受けブロック15上の切断された管材Pは、切断により分離された管材受けブロック16上の各管材Pの先端が走行体60によって管材受けブロック15上へ前進することで前方へ押し出されてフレーム5の前方開口部よりシュータ14へ排出される。
各管材Pの切断が終了すると、走行体60は管材搬送路2の上流の待機位置へ後退して復位する。
管材加工システムの全体構造を示す一部破断概略断面図である。 管材搬送路の平面図である。 管材加工機の正面図である。 管材加工機の断面図である。 図4の要部拡大図である。 管材供給装置の要部を示す一部省略断面図である。 図1のA−A切断線における管材供給装置の主要部を示す拡大正面図である。 案内体と受けローラーを示す一部省略拡大平面図である。 案内体の突出状態を示す一部省略拡大断面図である。 管材受承時の案内体と管材送り機構部を示す一部省略拡大正面図である。 管材送り機構部の管材繰り出し状態を示す一部省略拡大断面図である。 管材送り機構部の管材繰り出し状態を示す一部省略拡大正面図である。 管材搬送装置の平面図である。 管材搬送装置の正面図である。 図14のB−B断面図である。 支持棒の要部を示す拡大断面図である。
符号の説明
40 受けローラー
40a 凹溝
41 受けローラー
41a 凹溝
54 押えローラー
54a 凹溝
55 支持棒
56 管材送り機構部
58 先端部
59 環状段部
66 縦割り片
67 大径孔
68 テーパー孔
69 小径孔
70 連通孔
71 心棒
71a 円錐部
72 心棒操作手段
L 管材搬送ライン
P 管材

Claims (3)

  1. 管材搬送ライン上に配置された管材の後端開口部に挿脱自在と成す様に拡縮径可能に設けた先端部と、該先端部の後方に連続して管材後端面に当接可能な環状段部とを設けた支持棒を管材搬送ライン上で往復動自在に設けたことを特徴とする管材搬送装置。
  2. 支持棒は、先端から環状段部を経た後方に渡って周方向に複数分割して縦割り片を設け、支持棒の軸芯上には、縦割り片の先端から環状段部の間に順次に連続する大径孔及びテーパー孔と、該テーパー孔の最小径部から支持棒の後端へ渡って連続する小径孔とから成る連通孔を形成し、該連通孔には、先端にテーパー孔内面に摺接可能な円錐部を膨出形成した心棒を遊挿して成り、支持棒後端より突出する心棒基端を引張及び引張解除する心棒操作手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の管材搬送装置。
  3. 管材搬送ライン上に配置された管材の後端を管材搬送ライン上流に配置した支持棒の先端部に外嵌する管材送り機構部を設け、該管材送り機構部は、管材の半円に対応する凹溝を周設した押えローラーと受けローラーとを、各ローラーの凹溝が管材の上下を挟持する様に管材搬送ラインの上方及び下方の夫々に昇降自在に設ける共に、前記両ローラーで挟持した管材を管材搬送ライン上流側へ繰り出して支持棒の先端部に外嵌する様に一方のローラーを回転駆動させることを特徴とする請求項1又は2記載の管材搬送装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6094408A (ja) * 1983-10-28 1985-05-27 Sumitomo Chem Co Ltd 重合体スラリ−の処理方法
JPS60118419A (ja) * 1983-11-30 1985-06-25 Matsushita Electric Works Ltd 切断機

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