JP2008194743A - レーザ加工システムおよびレーザ加工システムを用いた製造方法 - Google Patents

レーザ加工システムおよびレーザ加工システムを用いた製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ワーク保持体の振動を無くし、ワークに高品質の溶接および印字加工をすることが可能なレーザ加工システムおよび製造方法を提供する。
【解決手段】モーターにより回転駆動される第1回転体と、該第1回転体と機械的に接続されて回転駆動されワークを保持して回転駆動させる第2回転体と、を備える加工システムにおいて、前記第1回転体と前記第2回転体側を接続可能にする接続手段を有し、該接続手段は、前記第1回転体と前記第2回転体側を接続していないとき、前記第1回転体の駆動軸と直角方向に所定範囲内で摺動自在に第1回転体に取付けられていることを特徴とする加工システム。
【選択図】図5

Description

本発明は、レーザ加工システム、特にインデックス装置を備えたレーザ加工システムおよびこのシステムを用いた製造方法に関する。
従来、特願2005−339250にも記載されているように、エンジン燃料噴射弁用ノズルボディに溶接およびマーキング(印字)加工をする、図6、図7に示すレーザ加工システム101が知られていた。図6は、従来のレーザ加工システム101の概観図であり、図7は、従来のレーザ加工システム101のワーク(被加工物)を回転させる駆動機構の模式図である。
図6において、2はワーク11の溶接部にレーザ光を照射するレーザ加工ヘッド、3はワーク11を保持し回転させるワーク保持体(後述する第2回転体)、4はワーク11の溶接近傍をカバーし、溶接時に溶接屑が周囲に飛散するのを防止するカバー、5はカバー4とワーク11間にカバーガスを噴出するガス供給部、6はワーク保持体3を載置する回転テーブル16を有しワーク保持体3を搬送するインデックス装置である。そして、33はモーターMにより回転駆動される第1回転体、34はワーク保持体3と接続して回転を伝達する第3回転体、135は第3回転体34と接続可能にするための第1回転体33に固定された接続手段である。
レーザ加工システム101の作動を説明する。まず、ワーク保持体3に保持されたワーク11が溶接位置に搬送され、カバー4が下降してワーク11外周をカバーする。ほぼ同時に、図7に示すように(図4も参照)、第1回転体33およびモーターMが上方へ移動して、第3回転体34と係合接続する。これにより、モーターMの回転が、第1回転体および第3回転体を介してワーク保持体3へ伝達される。その後、ワーク11を回転させながら、ワーク11の溶接部に、カバーに設けられた円形やスリット状の穴を通してレーザ光を照射し、ワーク11の所定箇所を溶接する。
このような従来のレーザ加工システムでは、ワーク11を回転させて溶接するとき、ワーク保持体に振動が発生し、溶接部の溶け込み深さがばらつき高品質の溶接が確保できないという問題があった。また同様に、従来のレーザ加工システムでは、ワーク11の表面に印字を施すとき、ワーク保持体3の振動によりレーザ光焦点が変動して印字が不鮮明となる問題もあった。
この振動の原因は、図7に示すように、第1回転体33に固定された接続手段135の軸芯と相手側の第3回転体34の軸芯がずれていることである。すなわち、第1回転体33が上方へ移動して、第3回転体35と係合接続するとき、相互の軸芯がずれているため、接続手段135の凸型係合部135aが、第3回転体34の凹型係合部34aをこじるように嵌合係合する。この芯ずれxによる係合部34aのこじれが振動の原因となる。この芯ずれは、第3回転体34、第1回転体33を構成する各部品および回転テーブル16、モーター支持体(図示せず)の機械加工公差が集積して発生するものである。
このような芯ずれの問題は、インデックス装置を有する加工システムにおいて、顕著に助長される。すなわち、インデックス装置には、複数のワーク保持体3と第3回転体34の組合せ体が配置されており、一つの第1回転体33に固定された接続手段135は、各加工工程において複数の上記各組合せ体と係合する。このため、一つの接続手段35を一つの上記組合せ体と芯合わせ調整をしても、その調整状態において別の上記組合せ体との係合時に芯が合わないという事態が起きる。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ワーク保持体の振動を無くし、ワークに高品質の溶接および印字加工をすることが可能なレーザ加工システムおよび製造方法を提供することである。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、特許請求の範囲の各請求項に記載の加工システムおよびこの加工システムを用いたワークの製造方法を提供する。
請求項1に記載の発明によれば、加工システムは、前記第1回転体と前記第2回転体側を接続可能にする接続手段を有し、該接続手段は、前記第1回転体と前記第2回転体側を接続していないとき、前記第1回転体の駆動軸と直角方向に所定範囲内で摺動自在に第1回転体に取付けられていることを特徴とする。
接続手段が、第1回転体の駆動軸と直角方向に所定範囲内で摺動自在に第1回転体に取付けられている。このため、接続手段を第2回転体側へ接続するとき、第2回転体側の相手側部材の芯ずれに適応して接続手段が、第1回転体の駆動軸と直角方向に摺動して接続される。これにより、接続手段の係合部が、相手側部材の係合部をこじるように嵌合係合することは無くなる。これにより、ワーク保持体に振動が発生することは無くなる。
請求項2に記載の発明によれば、加工システムは、前記所定範囲が、前記第1回転体と前記第2回転体側が接続することに関連する部品の芯ずれに関する加工公差の集積値以上であることを特徴とする。前記所定範囲の必要値を規定したものである。
請求項3に記載の発明によれば、加工システムは、前記接続手段が、凹凸嵌合により接続する手段であることを特徴とする。コストが低く耐久性のある接続手段の形状を提供するものである。
請求項4に記載の発明によれば、加工システムは、回転テーブルと、該回転テーブルを回転させる駆動装置とを有するインデックス装置をさらに備え、前記第2回転体は、前記回転テーブル上で回転可能に載値され、前記モーターおよび前記第1回転体は、前記回転テーブルの外部に配置されていることを特徴とする。インデックス装置によりワークを加工する場合には、複数の工程において、一つの第1回転体と複数の第2回転体とが接続されるため、第1回転体と第2回転体との相互間の芯ずれの範囲は広がる。このため、請求項1の特徴的構成要件による芯ずれが無くなることによる作用効果は顕著となる。また、インデックス装置により、加工効率が向上する。
請求項5に記載の発明によれば、加工システムは、複数の該加工ヘッドが、一つの前記第2回転体に保持された一つのワークにレーザビーム印字を施す第1加工ヘッドと、別の前記第2回転体に保持された別のワークにレーザビーム溶接を施す第2加工ヘッドと、から構成されることを特徴とする。一つの加工システムで、ワークに印字および溶接加工をすることが可能な構成を提供するものである。
請求項6に記載の発明によれば、加工システムは、前記回転テーブルの外部に配置されワークにレーザビームを発する複数の加工ヘッドを備え、前記接続手段は、前記第1回転体と前記第2回転体とを接続していないとき、前記第1回転体の駆動軸と直角方向に所定範囲内で摺動自在に第1回転体に取付けられていることを特徴とする。請求項1、4、5の構成要件を集約して独立請求項にしたものである。
請求項7に記載の発明によれば、ワークの製造方法は、前記第2回転体が複数個設けられ、各々の前記第2回転体に保持された各々の前記ワークについて、順次、前記第1工程から前記第6工程までの加工を連続して実施し、各々の前記ワークのいずれかの前記工程が同時に実行されることを特徴とする。効率的なワークの製造方法を提供するものである。
請求項8に記載の発明によれば、ワークの製造方法は、前記ワークが、エンジン燃料噴射弁用ノズルボディであることを特徴とする。
以下、本発明の実施形態であるレーザ加工システム1を、図1〜5を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるレーザ加工システム1の説明図である。
1は、本発明のレーザ加工システムである。2は、ワーク(被加工物)11の溶接部にレーザ光を照射するレーザ加工ヘッドである。3は、ワーク11を保持し回転させるワーク保持体(第2回転体)である。4は、ワーク11の溶接近傍をカバーし、溶接時に溶接屑が周囲に飛散するのを防止するカバーであり、レーザ加工システム1のフレーム17のスライドベース18に移動可能に取り付けられたスライド台19に取り付けられ、上下動可能に設けられている。また、スライド台19には、スライド台を貫通してカバー内に進入し、溶接時にワーク11を上方から押えるワーク押え20が上下動可能に設けられている。
5は、カバー4とワーク11間にカバーガスを噴出するガス供給部である。6は、複数のワーク保持体3が配置される回転テーブル16と、該回転テーブル16を回転させる駆動装置(図示せず)とを有するインデックス装置である。
7は、インデックス装置6に設けたブラシ部である。ブラシ部7は、カバー4内を掃除する内部ブラシ8と、カバー4に設けた穴などを掃除する外部ブラシ9を具備している。11は、溶接されるワークである。12は、光源とカメラを設けた検査部である。15は、溶接部を照らす照明である。
図2は、本発明の一実施形態であるレーザ加工システム1を用いた溶接の説明図である。
本実施の形態では、ワーク保持体3は、円盤状のベース部材21とその中央部に取り付けられた筒状の支持部22よりなっており、該支持部22に仮組みされたワーク11の基部が挿入され、ワーク11を支持するようになっている。また、ワーク保持体3のベース部材21は、回転テーブル16に軸受けなどを介して回転できるように取り付けられた回転支持部材23に固定されており、ワーク11を回転できるように支持している。
ワーク11の溶接の際には、カバー4及びワーク押え20がともに下降し、カバーで溶接部24を覆うとともに、ワーク押え20によってワーク11を上方から押えて固定した後、カバー4に設けられた円形やスリット状の穴を通して、レーザ加工ヘッド(第2加工ヘッド)からレーザ光を溶接部に照射し、ワーク11を回転させながら、溶接部24の円周溶接が行われる。
本発明の一実施形態であるレーザ加工システム1を用いた印字も、別のレーザ加工ヘッド(第1加工ヘッド)を使用して、上記と同様にして実行される。印字内容は、2次元コード、製品番号、製造日等である。
図3は、本発明の一実施形態であるレーザ加工システム1で用いられるインデックス装置6の平面図である。
インデックス装置6は、所定の位置に位置決め回転できる回転テーブル16を有し、回転テーブル16には、ワーク保持体3が所定間隔を置いて回転テーブル16に対して自転可能に複数個配置されており、ワーク保持体間には、ブラシ部7あるいは光源14が配置されている。回転テーブル16は、矢印方向すなわち反時計方向に回転する。
図3の態様は、レーザ光が照射される溶接加工位置が90度の間隔をおいて2箇所(2B、2C)ある場合のワーク保持体3、ブラシ部7、光源14の配置を表しており、4個のワーク保持体3a〜3dが90度の間隔をおいて配置され、4箇所のワーク保持体間のうち、ワーク保持体3aを間に挟んでブラシ部7a、7bが2箇所、ワーク保持体3cを間に挟んで光源14a、14bが2箇所配置されている。
図4は、本発明の一実施形態であるレーザ加工システム1で用いられるレーザ加工ヘッド2と第1回転体33、第2回転体3、第3回転体34との関係を示す詳細図である。図4では、第3回転体34と第1回転体33とは接続されていない状態を表している。第1回転体33と第3回転体34とは歯車部34bにより噛み合っている。Mは第1回転体33と接続されたモーターである。第1回転体33およびモーターMの一体化された装置は、図示しない上下移動手段により上下に直線移動が可能となっている。モーターMおよび第1回転体33は、回転テーブル16の外部に配置されている。
第1回転体33およびモーターMの一体化された装置が、図4において上方へ移動して、第1回転体に取付けられた接続手段35(図5参照)の係合凸部35aが、第3回転体34の係合凹部34aに嵌合挿入されると、第1回転体33が、第3回転体34を介して第2回転体3と機械的に接続する。すると、モーターMの回転が、第1回転体33、第3回転体34、第2回転体3を介してワーク11へ伝達してワーク11が回転することとなる。ちなみに、ワーク11の回転速度は、1秒間に約1回転(約60rpm)である。
図5は、第1回転体33に取付けられた接続手段35の詳細図である。(a)は接続手段35の側面断面図であり、図4のZ部を拡大した図である。(b)は(a)の接続手段35を上方から視た平面図である。36は、接続手段35を第1回転体33に取付け後にこれを外さないための制限手段であり、ボルトの形状をしているが、通常のボルトの使用方法と異なる。すなわち、制限手段36は、その不完全ねじ部36bを第1回転体33の雌ねじ部にねじ込むことにより、第1回転体33に固定されている。そして、制限手段36は、接続手段35のプレート部35dとの間に微小隙間δを有する「座面」36cを備えている。この微小隙間δの存在により、接続手段35は、第1回転体33の駆動軸33xと直角方向に摺動自在となる。
接続手段35は、第1回転体33と第3回転体34(第2回転体側)を接続していないとき、第1回転体33の駆動軸33xと直角方向に所定範囲(±ε)内で摺動自在に第1回転体に取付けられている。この所定範囲は、前記第1回転体と前記第2回転体側が接続することに関連する部品の芯ずれに関する加工公差の集積値以上とすべきである。すなわち、第3回転体34、第1回転体33を構成する各部品および回転テーブル16、モーター支持体(図示せず)の芯ずれに関する機械加工公差の集積値以上とすべきである。通常、自動車用エンジン燃料噴射弁用ノズルボディに溶接およびマーキング加工をするレーザ加工システムにおいて、εは、0.025mmとなる。
なお、この摺動方向は、図5(a)の両方向矢印により示されている。接続手段35は、全体が板状であり、その中央に凸形係合部35aを有している。凸形係合部35aは、二つの対向する平面部35bを有している。一方、接続手段35の相手側である第3回転体34は、凸形係合部35aが嵌合挿入される凹形係合部34a(図4参照)を有している。この凹形係合部34aには、凸形係合部35aの対向平面部35bと微小隙間を有して対面する二つの対向する平面部34b(図示せず)を有している。この両方の対向平面部34b、35bの当接によりモーターの回転トルクが第3回転体34へ伝達され、最終的にワークを保持する第2回転体3へ伝達される。
以上のような接続手段35の取付け構造により、接続手段35の凸形係合部35aが、相手側である第3回転体34の凹形係合部34aに嵌合挿入されるとき、二つの係合部の相対的芯ずれは、芯ずれを無くすように接続手段35が軸直角方向へ自在に摺動するため、ゼロとなる。こうして、二つの係合部の間のこじれは発生しなくなる。すなわち、このこじれに起因するワークの回転振動は大幅に低減される。
次に、モーターMから第1回転体33、接続手段35、第3回転体34への回転の伝達を説明する。モーターMと第1回転体33は一体化されているため、モーターMの回転速度は第1回転体33の回転速度と同じとなる。そして、第1回転体33の回転トルクは、第1回転体33に固定された制限手段36の制限手段軸部円筒面36aと接続手段35のプレート相手側孔部円筒面35cとの当接により、接続手段35へ伝達される。接続手段35から第3回転体34へは、接続手段35の凸形係合部35aと第3回転体34の凹形係合部34aを介して回転トルクが伝達される。そして、第3回転体34から第2回転体3へ回転トルクが伝達され、ワークが回転することとなる。なお、第3回転体34を省略して、第2回転体(ワーク保持体)3に凹形係合部を設け、接続手段35の凸形係合部35aと係合させる構成とすることも勿論可能である。
次に、本発明の一実施形態であるレーザ加工システム1の作動工程を、図3を参照して説明する。
図3に示すように、位置Sにおいて、ワーク11を搬入して、インデックス装置6の回転テーブル16上に載置されたワーク保持体(第2回転体)3dにワーク11dを取付けて保持する(第1工程)。ワーク保持体3dは、回転テーブル16に対して自転可能である。インデックス装置6の回転テーブル16のワーク保持体3dに取付けたワーク11を、回転テーブル16を回転作動して印字加工位置(第1加工位置)まで移動させる(第2工程)。
第1加工位置は、第1加工ヘッド2Aが配置されている位置であり、カバー4Aの下の位置である。ワーク11が加工位置に移動されると、第1加工位置において、モーターM、第1回転体33および接続手段35を上方へ移動させ、接続手段35を第3回転体34に係合させ、第1回転体33と第2回転体3側を接続する(第3工程)。次に、カバー4及びワーク押え20がともに下降し、カバーで溶接部24を覆うとともに、ワーク押え20によってワーク11を上方から押えて固定する。次に、モーターMを作動させてワーク11を回転させながらレーザ加工ヘッド2Aからレーザ光を照射し、ワーク11の側面に印字加工する(第4工程)。
印字が終了すると、カバー4とワーク押え20は上昇し、モーターM、第1回転体33および接続手段35を下方へ移動させ、接続手段35と第3回転体34の係合を解除し、接続手段35による接続を解除する。そして、回転テーブル16を、第2加工ヘッド2Bによりワークを溶接加工する第2加工位置まで回転させる(第5工程)。第2加工位置は、第2加工ヘッド2Bが配置されている位置であり、カバー4Bの下の位置である。ワークが第2加工位置にセットされると、第3工程と同様な接続工程およびワーク押え工程を経て、第2回転体3dを回転させながら、第2加工ヘッド2Bによりワークを溶接加工する(第6工程)。
以下、第6工程が完了すれば、第5工程と同様な接続解除工程およびワーク押え解除工程を経て、回転テーブル16を第3加工位置へ回転させる(第7工程)。第3加工位置において、第3工程と同様な接続工程およびワーク押え工程を経て、第2回転体3dを回転させながら、第3加工ヘッド2Cによりワークを溶接加工する(第8工程)。この溶接加工は、第6工程で実行されるワークの溶接部位とは別の部位において実行される。第8工程が完了すれば、第5工程と同様な接続解除工程およびワーク押え解除工程を経て、回転テーブル16を最初のワーク搬入位置Sへ回転させる(第9工程)。位置Sにおいて、ワークは、ワーク保持体3dから取外され搬出される。これにより、第9工程において、最初のワーク搬入位置Sがワーク搬出位置となる。
以下、上記と同様の工程が繰り返される。
なお、ワーク保持体3は、回転テーブル16上に4個載置されている。ワーク11dが第1加工位置にあるとき、すなわち第3工程にあるとき、別のワーク11aをワーク搬入位置Sより、ワーク保持体3aに取付けて保持する。同様にして、さらに別なワーク11b、11cが時間差を置いてワーク保持体3b、3cに取付けられて保持される。こうして、通常、4個のワーク11が一つの回転テーブル16上に4個のワーク保持体3に保持されてレーザ加工が並行して実施されることとなる。こうして、各々のワーク保持体3a,b,c,dに保持された各々のワーク11a,b,c,dについて、順次、前記第1工程から前記第6工程までの加工を連続してかつ並行して実施する。これにより、製造効率が大幅に上昇する。すなわち、各々のワークのいずれかの工程が同時に実行されることとなる。
以上のように、ワーク保持体の振動を無くし、ワークに高品質の溶接および印字加工をすることが可能なレーザ加工システムおよび製造方法が提供される。
本発明に係るレーザ加工システムの概略的な説明図である。 図1のレーザ加工システムを用いた溶接の説明図である。 図1のレーザ加工システムの回転テーブルの平面図である。 図1のレーザ加工システムのワーク保持体を回転駆動させる機構の断面図である。 図1のレーザ加工システムのワーク保持体側と接続する接続手段の説明図である。 従来のレーザ加工システムの概略的な説明図である。 図6のレーザ加工システムのワーク保持体側と接続する接続手段の模式図である。
符号の説明
1 レーザ加工システム
2 レーザ加工ヘッド
3 ワーク保持体
4 カバー
5 ガス供給部
6 インデックス装置
7 ブラシ部
11 ワーク(被加工物)
12 検査部
13 カメラ
14 光源
15 照明
16 回転テーブル
17 フレーム
18 スライドベース
19 スライド台
20 ワーク押え
21 ベース部材
22 筒状の支持部
23 回転支持部材
24 溶接部
25 ベース部材
26 円筒部材
101 レーザ加工システム

Claims (8)

  1. モーター(M)により回転駆動される第1回転体(33)と、該第1回転体(33)と機械的に接続されて回転駆動されワーク(11)を保持して回転駆動させる第2回転体(3)と、を備える加工システム(1)において、
    前記第1回転体(33)と前記第2回転体(3)側を接続可能にする接続手段(35)を有し、
    該接続手段(35)は、前記第1回転体(33)と前記第2回転体(3)側を接続していないとき、前記第1回転体(33)の駆動軸(33x)と直角方向に所定範囲(±ε)内で摺動自在に前記第1回転体(33)に取付けられていることを特徴とする加工システム(1)。
  2. 前記所定範囲(±ε)は、前記第1回転体(33)と前記第2回転体(3)側が接続することに関連する部品の芯ずれ(x)に関する加工公差の集積値以上であることを特徴とする請求項1に記載の加工システム(1)。
  3. 前記接続手段(35)は、凹凸嵌合により接続する手段であることを特徴とする請求項1または2に記載の加工システム(1)。
  4. 回転テーブル(16)と、該回転テーブル(16)を回転させる駆動装置とを有するインデックス装置(6)をさらに備え、
    前記第2回転体(3)は、前記回転テーブル(16)上で回転可能に載値され、前記モーター(M)および前記第1回転体(33)は、前記回転テーブル(16)の外部に配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の加工システム(1)。
  5. 複数の組の前記モーター(M)と前記第1回転体(33)と前記第2回転体(3)と、
    前記回転テーブル(16)の外部に配置され、ワーク(11)にレーザビームを発する複数の加工ヘッド(2)と、を備え、
    複数の該加工ヘッド(2)は、一つの前記第2回転体(3)に保持された一つのワーク(11)にレーザビーム印字を施す第1加工ヘッド(2A)と、別の前記第2回転体(3)に保持された別のワーク(11)にレーザビーム溶接を施す第2加工ヘッド(2B、2C)と、から構成されることを特徴とする請求項4に記載の加工システム(1)。
  6. 回転テーブル(16)と該回転テーブル(16)を回転させる駆動装置とを有するインデックス装置(6)と、モーター(M)により回転駆動される第1回転体(33)と、該第1回転体(33)と機械的に接続されてワーク(11)を保持して回転駆動させる第2回転体(3)と、前記第1回転体(33)と前記第2回転体(3)側を接続可能にする接続手段(35)と、前記回転テーブル(16)の外部に配置されワーク(11)にレーザビームを発する複数の加工ヘッド(2)と、を備える加工システム(1)において、
    複数の組の前記モーター(M)と前記第1回転体(33)と前記第2回転体(3)を備え、
    複数の前記加工ヘッド(2)は、一つの前記第2回転体に保持された一つのワーク(11)にレーザビーム印字を施す第1加工ヘッド(2A)と、別の前記第2回転体に保持された別のワーク(11)にレーザビーム溶接を施す第2加工ヘッド(2B、2C)と、から構成され、
    前記接続手段(35)は、前記第1回転体(33)と前記第2回転体(3)とを接続していないとき、前記第1回転体(33)の駆動軸(33x)と直角方向に所定範囲(±ε)内で摺動自在に第1回転体に取付けられていることを特徴とする加工システム(1)。
  7. 回転テーブル(16)と該回転テーブル(16)を回転させる駆動装置とを有するインデックス装置と、モーター(M)により回転駆動される第1回転体(33)と、該第1回転体(33)と機械的に接続されてワーク(11)を保持して回転駆動させる第2回転体(3)と、前記第1回転体(33)と前記第2回転体(3)側を接続可能にする接続手段(35)と、前記回転テーブル(16)の外部に配置されワーク(11)にレーザビームを発する複数の加工ヘッド(2)と、を備える加工システム(1)であって、前記接続手段(35)は、前記第1回転体(33)と前記第2回転体(3)とを接続していないとき、前記第1回転体(33)の駆動軸(33x)と直角方向に所定範囲(±ε)内で摺動自在に前記第1回転体(33)に取付けられている加工システム(1)、を使用して、前記回転テーブル(16)上で複数の加工工程を経て製造するワーク(11)の製造方法であって、
    前記回転テーブル(16)上に載置され、前記回転テーブル(16)に対して自転可能な前記第2回転体(3)にワーク(11)を保持する第1工程と、
    前記回転テーブル(16)を、第1加工ヘッド(2A)によりワーク(11)を加工する第1加工位置まで回転させる第2工程と、
    前記第1加工位置において、前記接続手段により前記第1回転体(33)と前記第2回転体(3)側を接続する第3工程と、
    前記第2回転体(3)を回転させながら、前記第1加工ヘッド(2A)により前記ワーク(11)を加工する第4工程と、
    前記接続手段(35)による前記接続を解除し、前記回転テーブル(16)を、第2加工ヘッド(2B)によりワーク(11)を加工する第2加工位置まで回転させる第5工程と、
    前記第2加工ヘッド(2B)によりワーク(11)を加工する第6工程と、を有し、
    前記第2回転体(3)が複数個設けられ、各々の前記第2回転体(3)に保持された各々の前記ワーク(11)について、順次、前記第1工程から前記第6工程までの加工を連続して実施し、各々の前記ワーク(11)のいずれかの前記工程が同時に実行されることを特徴とするワークの製造方法。
  8. 前記ワーク(11)は、エンジン燃料噴射弁用ノズルボディであることを特徴とするワークの製造方法。
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