JP2008193485A - 投影装置およびカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】投影制御時の消費電力を低減する投影装置を得る。
【解決手段】投影装置は、光学像を投影する投射ユニット20と、被写体像を撮像する撮像ユニット10と、投射ユニット20が投影中に所定間隔で光学像を含む領域を撮像ユニット10に撮像させ、撮像ユニット10が取得した被写体像の変化の有無を判定する判定手段1と、判定手段1が被写体像の変化無しを判定した場合に投射ユニット20に投影を停止させる制御手段1とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、投影装置およびカメラに関する。
投射型表示装置にスクリーンセンサを備え、スクリーンセンサによる検出信号を用いて投影光量を制御する技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2005−301307号公報
従来技術ではスクリーンセンサを常に作動させるため、消費電力がかさむという問題があった。
(1)本発明による投影装置は、光学像を投影する投射ユニットと、被写体像を撮像する撮像ユニットと、投射ユニットが投影中に所定時間間隔で光学像を含む領域を撮像ユニットに撮像させ、撮像ユニットが取得した被写体像の変化の有無を判定する判定手段と、判定手段が被写体像の変化無しを判定した場合に投射ユニットに投影を停止させる制御手段とを備えることを特徴とする。
(2)本発明による投影装置は、光学像を投影する投射ユニットと、被写体像を撮像する撮像ユニットと、投射ユニットが非投影中に所定時間間隔で投影先を含む領域を撮像ユニットに撮像させ、撮像ユニットが取得した被写体像の変化の有無を判定する判定手段と、判定手段が被写体像の変化有りを判定した場合に投射ユニットに投影を開始させる制御手段とを備えることを特徴とする。
(3)請求項1または2に記載の投影装置において、判定手段は、撮像ユニットが取得した被写体像の変動幅が所定画素数を超える場合に変化有りを判定し、被写体像の変動幅が所定画素数を超えなければ変化無しを判定することが好ましい。
(4)請求項3に記載の投影装置において、判定手段は、操作部材からの操作信号に応じて所定画素数を変更することが好ましい。
(5)請求項3または4に記載の投影装置において、判定手段はさらに、投射ユニットが投影中に撮像ユニットが取得した被写体像の輝度変化および色の変化の少なくとも一方について変化の有無を判定することが好ましい。
(6)請求項5に記載の投影装置において、制御手段はさらに、判定手段が輝度変化有りを判定した場合に投射ユニットに投影像の輝度を補正させることが好ましい。
(7)請求項5または6に記載の投影装置において、制御手段はさらに、判定手段が色変化有りを判定した場合に投射ユニットに投影像の色温度を補正させることが好ましい。
(8)請求項5〜7のいずれか一項に記載の投影装置はさらに、投射ユニットの温度を検出する温度センサを備えてもよい。この場合の判定手段は、投射ユニットが投影中に温度センサによって所定間隔で検出される温度が所定値を超えて変化した場合にのみ少なくとも一方について変化の有無を判定することが好ましい。
(9)請求項5〜8のいずれか一項に記載の投影装置において、制御手段は、投射ユニットに所定の判定用領域を含めた像を投影させることが好ましい。判定手段は、撮像ユニットが取得した被写体像の判定用領域から少なくとも一方について変化の有無を判定することが好ましい。
(10)本発明によるカメラは、請求項1〜9のいずれか一項に記載の投影装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、投影制御時の消費電力を低減できる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態によるプロジェクタ付き電子カメラ(以下、PJ内蔵電子カメラと呼ぶ)を前方から見た図である。PJ内蔵電子カメラは、撮像部10および投射部20(プロジェクタ)を有する。図1において、PJ内蔵電子カメラの正面には、撮像部10を構成する撮像光学系11と、投射部20を構成する投影光学系21とが設けられている。PJ内蔵電子カメラは、机上などに載置された状態または不図示のクレードル上に載置された状態で、PJ内蔵電子カメラの前方のスクリーンなどに向けて投射部20から画像などの情報を投影する。
図2は、投影中のPJ内蔵電子カメラを例示する図である。PJ内蔵電子カメラは、投影時にも撮像部10を起動可能に構成されている。これによりPJ内蔵電子カメラは、自らの投影像を撮像することができる。図2において、PJ内蔵電子カメラの背面に配設されている表示部5に、撮像部10で撮像されているモニタ画像が表示されている。
図1および図2において、PJ内蔵電子カメラの上面にはレリーズボタン6Aが設けられている。
図3は、PJ内蔵電子カメラの構成を説明するブロック図である。図3においてPJ内蔵電子カメラは、撮像部10と、投射部20と、制御部1と、フラッシュメモリ2と、SDメモリ(以後SDRAMという)3と、外部インターフェイス(I/F)回路4と、表示部5と、操作部材6と電源回路7とを備え、電池8と、着脱可能なメモリカードなどの記録媒体50が実装される。
制御部1は、たとえばRISC(縮小命令セットコンピュータ)によって構成される。制御部1は、制御プログラムに基づいて、カメラ内各部から入力される信号を用いて所定の演算を行うなどして、カメラ内各部に対する制御信号を送出することにより、PJ内蔵電子カメラの撮影動作および投影動作をそれぞれ制御する。フラッシュメモリ2は、制御プログラムを格納する。SDRAM3は、撮像部10によって取得された画像データを一時的に格納するバッファメモリとして使用される。
外部インターフェイス回路4は、制御部1からの指示により不図示のケーブルまたは無線通信ユニットを介して外部機器(パーソナルコンピュータ、クレードルなど)との間でコマンドおよびデータ、ビデオ信号などを送受信する。
表示部5は液晶表示器などによって構成され、制御部1からの指示により画像やテキストなどの情報を表示する。テキスト情報は、PJ内蔵電子カメラの操作メニュー、メッセージなどである。操作部材6はレリーズボタン6Aを含み、操作されたボタンやスイッチに対応する操作信号を制御部1へ送出する。記録媒体50は不揮発性メモリによって構成され、制御部1の指示によりデータの書き込み、保存および読み出しが可能である。
電源回路7は、電池8の電圧をカメラ内各ブロックで必要な電圧に変換する。電源回路7はさらに、制御部1からの指示により、各ブロックへの通電のオン/オフを切替る。
撮像部10は撮像光学系11、撮像素子12およびAFE/TG回路13を有し、制御部1からの指示に応じて撮影を行う。撮像光学系11は、撮像素子12の撮像面上に被写体像を結像させる。撮像素子12としては、CCDやCMOS撮像素子などが用いられる。
AFE/TG回路13は、AFE(Analog Front End)ブロックにおいて、撮像素子12から出力される光電変換信号(蓄積電荷)に対するアナログ処理(ゲインコントロールなど)を行う。また、TGブロックにおいて、撮像素子11の撮像動作に必要なタイミング信号を生成し、生成した信号を撮像素子12へ供給する。アナログ処理後の撮像信号は、AFE/TG回路13内のA/D変換部でディジタルデータに変換された後、制御部1内の画像処理部へ送られる。
投射部20は、投影光学系21、液晶パネル22、LED光源23、および温度センサ24を含む。LED光源23は、供給電流に応じた明るさで液晶パネル22を照明する。液晶パネル22は、制御部1からの駆動信号に応じて光像を生成する。投影光学系21は、液晶パネル22で変調された光を投射する。
投射部20は、記録媒体50内に保存されている画像データの他、撮像部10で撮像されている画像データ、外部インターフェイス回路4を介して外部機器から供給される画像データまたはビデオ信号による再生画像を投影可能に構成されている。制御部1は、操作部材6からの操作信号で指示された上記いずれかの投影ソースに基づいて液晶パネル駆動信号を生成し、生成した液晶パネル駆動信号を液晶パネル22へ供給する。
温度センサ24は、LED光源23の近傍(たとえばLED光源23が実装されている不図示の基板)の温度を検出し、温度検出信号を制御部1へ送信する。
PJ内蔵電子カメラは、撮像部10で撮影を行う撮影モードと、投射部20から情報を投影する投影モードとを有する。本実施形態は、投影モードにおいて「パワーセーブモード」が指示された場合の動作に特徴を有するので、この動作を中心に説明する。「パワーセーブモード」は、投影モードにおいて無駄な投影を抑制するモードである。
図4および図5は、パワーセーブモードの場合に制御部1が実行する発光制御処理の流れを説明するフローチャートである。制御部1は、操作部材6を構成するパワーセーブスイッチ(不図示)がオン操作されており、投影スイッチ(不図示)からオン操作信号が入力されると、図4による処理を起動する。
図4のステップS1において、制御部1は電源回路7へ指示を送り、投射部20への電源供給を開始させてステップS2へ進む(投射部電源オン)。液晶パネル駆動信号が液晶パネル22へ供給され、LED光源23が点灯されれば投影が開始される。ステップS2において、制御部1は電源回路7へ指示を送り、撮像部10への電源供給を開始させてステップS3へ進む(撮像部電源オン)。これにより、撮像部100の撮影準備が整う。なお、撮像光学系10の撮影画角に投射部20による投影先であるスクリーンを含むように撮像光学系10がズーム調節されている。
ステップS3において、制御部1は撮像部10へ指示を送り、スクリーン上の投影像200を撮影させてステップS4へ進む。この場合の撮影はレリーズボタン6Aが操作された場合の撮影と異なり、画像データをSDRAM3内に一時的に格納するのみで記録媒体50への記録はしない。また、表示部5に対するモニタ画像表示も行わない(表示部5への通電オフ)。
ステップS4において、制御部1は電源回路7へ指示を送り、撮像部10への電源供給を終了させてステップS5へ進む(撮像部電源オフ)。ステップS5において、制御部1は、タイマー1の計時をスタートさせてステップS6へ進む。ステップS6において、制御部1は、タイマー2の計時をスタートさせてステップS7へ進む。
ステップS7において、制御部1はあらかじめ設定されている所定時間が経過したか否かを判定する。制御部1は、タイマー2による計時時間が、たとえば10秒に達した場合にステップS7を肯定判定してステップS8へ進み、タイマー2による計時時間が10秒に達しない場合にはステップS7を否定判定し、当該判定処理を繰り返す。
ステップS8において、制御部1は電源回路7へ指示を送り、撮像部10への電源供給を開始させてステップS9へ進む(撮像部電源オン)。これにより、再び撮像部100の撮影準備が整う。
ステップS9において、制御部1は撮像部10へ指示を送り、スクリーン上の投影像200を撮影させてステップS10へ進む。ステップS3の場合と同様に、画像データをSDRAM3内に一時的に格納するのみで記録媒体50へ記録せず、表示部5に対するモニタ画像表示も行わない。SDRAM3内に画像データを格納する場合、前回撮影した画像データ上へ上書きしないように別領域(異なるアドレス空間)に格納する。
ステップS10において、制御部1は電源回路7へ指示を送り、撮像部10への電源供給を終了させてステップS11へ進む(撮像部電源オフ)。ステップS11において、制御部1は画像比較を行う。具体的には、SDRAM3内に格納した直近の撮影画像と前回の撮影画像とを比較してステップS12へ進む。
ステップS12において、制御部1は画像変化の有無を判定する。制御部1は、画像比較した撮影画面のいずれかの位置において、たとえば、100画素以上の変動幅で被写体像が変化(移動)している場合はステップS12を肯定判定してステップS5へ戻る。ステップS5へ戻る場合は、タイマー1の計時を再スタートさせて投射部20による投影を継続しながら、10秒ごとに撮像部10を起動させて画像比較を行う。
制御部1は、画像比較した撮影画面の中に、100画素以上の変動幅で被写体像が変化(移動)した領域が存在しない場合はステップS12を否定判定してステップS13へ進む。なお、投影する投影像が変化した場合には、被写体像が変化したとは判断しない。撮像領域で投影像以外の変化があった場合に被写体像が変化したと判断する。
ステップS13において、制御部1はあらかじめ設定されている所定時間が経過したか否かを判定する。制御部1は、タイマー1による計時時間が、たとえば10分に達した場合にステップS13を肯定判定してステップS14へ進み、タイマー1による計時時間が10分に達しない場合にはステップS13を否定判定してステップS6へ戻る。ステップS6へ戻る場合は、タイマー1の計時と投射部20による投影とをそれぞれ継続しながら、10秒ごとに撮像部10を起動させて画像比較を行う。
ステップS14において、制御部1は電源回路7へ指示を送り、投射部20への電源供給を終了させて図4による処理を終了する(投射部電源オフ)。これにより、投射部20の投影が自動的に停止する。
制御部1は、パワーセーブモードにおいて図4による処理を終了してから上記タイマー2の判定時間(上記例の場合は10秒)が経過すると、図5による処理を起動する。なお、この状態では投射部20の投影は停止している。図5のステップS51において、制御部1は電源回路7へ指示を送り、撮像部10への電源供給を開始させてステップS52へ進む(撮像部電源オン)。これにより、撮像部100の撮影準備が整う。
ステップS52において、制御部1は撮像部10へ指示を送り、投影先であるスクリーンを撮影させてステップS53へ進む。この場合も、画像データをSDRAM3内に一時的に格納するのみで記録媒体50へ記録せず、表示部5に対するモニタ画像表示も行わない。
ステップS53において、制御部1は電源回路7へ指示を送り、撮像部10への電源供給を終了させてステップS54へ進む(撮像部電源オフ)。ステップS54において、制御部1は、タイマー2の計時をスタートさせてステップS55へ進む。
ステップS55〜ステップS59までの処理は、ステップS7〜ステップS11までの処理と同様なので説明を省略する。
ステップS60において、制御部1は画像変化の有無を判定する。制御部1は、画像比較をした撮影画面のいずれかの位置において、たとえば、100画素以上の変動幅で被写体像が変化(移動)している場合はステップS60を肯定判定してステップS61へ進む。ステップS61へ進む場合は、停止中の投射部20による投影を再開させる場合である。
たとえば、PJ内蔵電子カメラのユーザーがポインティングデバイス100を操作してスクリーン上へポインタ100Aを照射する。ポインティングデバイス100からの光は、スクリーン上に輝点を作る。スクリーン上で散乱したポインタ100Aの光は、撮像部10で撮像される撮影画面に含まれる。このように、画像比較する撮影画面の中ポインタ100Aが含まれるか否か、またはポインタ100Aの位置が変動しているか否かによって画像変化の有無を判定可能である。
ステップS61において、制御部1は電源回路7へ指示を送り、投射部20への電源供給を再開させて図5による処理を終了する(投射部電源オフ)。これにより、液晶パネル駆動信号が液晶パネル22へ供給され、LED光源23が点灯されれば投射部20の投影が自動的に始まる。この場合の制御部1は、図4のステップS2へ進み、上述した処理を繰り返す。
一方、制御部1は、ステップS59で画像比較した撮影画面の中に、100画素以上の変動幅で被写体像が変化(移動)した領域が存在しない場合はステップS60を否定判定してステップS62へ進む。
ステップS62において、制御部1は、タイマー3の計時をスタートさせてステップS63へ進む。ステップS63において、制御部1はあらかじめ設定されている所定時間が経過したか否かを判定する。制御部1は、タイマー3による計時時間が、たとえば10分に達した場合にステップS63を肯定判定してステップS56へ戻り、タイマー3による計時時間が10分に達しない場合にはステップS63を否定判定して当該判定処理を繰り返す。ステップS56へ戻る場合は、投射部20の投影停止を継続しつつ、10分ごとに撮像部10を起動させて画像比較を行う。
上述した画像比較の際(ステップS11、ステップS59)の際に100画素分の変動幅を判定閾値としたが、この値は適宜変更してよい。たとえば、撮影画角に対して投影像200(スクリーン)が小さければ100画素より少なくし、撮影画角と投影像200が同等であれば100画素とする。また、操作部材6からの操作信号に応じて変更可能としてもよい。載置台の振動による投影像の揺れを画像変化と誤判定してしまう場合には、操作信号に応じて判定閾値を100画素以上へ変更する。
以上説明した実施形態によれば、以下の作用効果が得られる。
(1)投射部20による投影中にスクリーン上の投影像200を含む範囲を撮像部10によって所定間隔で撮像させ、取得した被写体像の変化無しを判定した場合に(ステップS12を否定判定)投射部20による投影を停止させた(ステップS14)。所定間隔で撮像するため、連続して撮影を繰り返す場合に比べて消費電力を低減できる。また、撮影時を除き撮像部10への通電をオフさせたので、撮像部10への通電を継続する場合に比べて消費電力を低減できる。
(2)投射部20による非投影中に投影先のスクリーンを含む範囲を撮像部10によって所定間隔で撮像させ、取得した被写体像の変化有りを判定した場合に(ステップS60を肯定判定)投射部20による投影を開始させた(ステップS61)。所定間隔で撮像するため、連続して撮影を繰り返す場合に比べて消費電力を低減できる。また、撮影時を除き撮像部10への通電をオフさせたので、撮像部10への通電を継続する場合に比べて消費電力を低減できる。
(3)被写体像の変化の有無は、撮影画面のいずれかの位置において100画素以上の変動幅で被写体像が変化(移動)するか否かで判定したので、PJ内蔵電子カメラの載置台もしくはスクリーンの振動によって生じる撮像部10撮像画像(被写体像)の揺れ(変化)を検出対象から除外できる。一方、ポインティングデバイス100によるスクリーン上のポインタ100Aの動きや、ユーザーが撮影画角内で振る指示棒の動きを確実に検出し、PJ内蔵電子カメラから離れた位置で非投影中の投射部20を投影開始させることができる。
(4)上記変動幅を判定する画素数を変更可能に構成したので、判定閾値100画素において載置台の振動等による投影像の揺れを画像変化と誤判定してしまう場合には、判定閾値を100画素以上へ変更して誤判定を避けることができる。
(変形例1)
投射部20による投影中に投影像の色温度補正を行うようにしてもよい。この場合の制御部1は、上述した図4の処理と並行して図6の色温度補正処理を行う。図6のステップS81において、制御部1は電源回路7へ指示を送り、撮像部10への電源供給を開始させてステップS82へ進む(撮像部電源オン)。これにより、撮像部100の撮影準備が整う。
ステップS82において、制御部1は撮像部10へ指示を送り、投影像(スクリーン)を撮影させてステップS83へ進む。この場合も、画像データをSDRAM3内に一時的に格納するのみで記録媒体50へ記録せず、表示部5に対するモニタ画像表示も行わない。
ステップS83において、制御部1は投射部20へ指示を送り、所定の色温度補正および輝度補正を行う。具体的には、撮像部10が撮影した画像データから白領域を抽出し、当該領域についてのカラーバランスを所定値に近づける(RGB比率を略1:1:1)ように液晶パネル駆動信号のカラーバランスを変更する。変更後のカラーバランス調整値は、上記白領域のみでなく投影画面の全域に適用する。また、上記判定した白領域から得られる輝度を所定輝度に近づけるようにLED光源23へ供給する電流値を変更する。なお、抽出した白領域についてのカラーバランスが許容範囲内であれば、液晶パネル駆動信号のカラーバランスを維持する。また、抽出した白領域から得られる輝度が許容範囲内であれば、LED光源23へ供給する電流値を維持する。
ステップS84において、制御部1は電源回路7へ指示を送り、撮像部10への電源供給を終了させてステップS85へ進む(撮像部電源オフ)。ステップS85において、制御部1は、温度センサ24から温度検出信号を入力してステップS86へ進む(温度検出1)。
ステップS86において、制御部1は、タイマー4の計時をスタートさせてステップS87へ進む。ステップS87において、制御部1はあらかじめ設定されている所定時間が経過したか否かを判定する。制御部1は、タイマー4による計時時間が、たとえば10秒に達した場合にステップS87を肯定判定してステップS88へ進み、タイマー4による計時時間が10秒に達しない場合にはステップS87を否定判定し、当該判定処理を繰り返す。
ステップS88において、制御部1は、温度センサ24から温度検出信号を入力してステップS89へ進む(温度検出2)。ステップS89において、制御部1は、直近に検出した2つの温度の温度差を算出してステップS90へ進む。
ステップS90において、制御部1は温度変化の有無を判定する。制御部1は、温度差が所定値(たとえば2度)以上である場合にステップS90を肯定判定してステップS81へ戻る。ステップS81へ戻る場合は、投射部20による投影中に撮像部10を起動して色温度補正および輝度補正を行う場合である。
一方、制御部1は、温度差が所定値(たとえば2度)未満である場合にステップS90を否定判定してステップS86へ戻る。ステップS86へ戻る場合は、タイマー4の計時を再スタートさせて投射部20による投影を継続しながら、10秒ごとに温度変化を検出する。
以上説明した変形例1によれば、LED光源23の近傍の温度が所定値を超えて変化した場合(ステップS90を肯定判定)にLED光源10の発光輝度の調整および液晶パネル駆動信号のカラーバランスを調整するようにした。一般に、LED光源10は温度が変化すると発光量の変化や色温度の変化を招く。LED光源23の温度が所定値以上変動した場合に発光輝度の調整や液晶パネル駆動信号のカラーバランスを調整することにより、投影像の明るさの変化や色味の変化を抑えることができ、投影像の画質低下を防止できる。
(変形例2)
LED光源10の発光輝度の調整および液晶パネル駆動信号のカラーバランスを調整する代わりに、いずれか一方のみを調整するようにしてもよい。また、LED光源10の発光輝度を調整するための温度差検出閾値と、液晶パネル駆動信号のカラーバランスを調整するための温度差検出閾値とを異ならせてもよい。
(変形例3)
変形例1では、撮像部10が撮影した画像データから白領域を抽出し、抽出領域の画像データを用いてLED光源10の発光輝度の調整および液晶パネル駆動信号のカラーバランスの調整を行うようにした。撮像部10が撮影した画像データから白領域を抽出する代わりに、投射部20が投影する画像データの一部に白領域を含めてもよい。この場合の制御部1は、撮像部10が撮影した画像データのうち、投影する画像データに含めた白領域に対応する撮影画像データを用いてLED光源10の発光輝度の調整、液晶パネル駆動信号のカラーバランスの調整を行う。
投影する画像データへの白領域の含め方は、投影画面内の所定領域に含めてもよいし、スクリーンを観察する人に不快感を与えない程度の短時間に白画像を投影させるようにしてもよい。
LED光源10の発光輝度調整および液晶パネル駆動信号のカラーバランス調整は、上述したようにLED光源23の温度変化が所定値を超えた場合の他に、投射部20による投影が開始された時点で毎回行うようにしてもよい。このように制御すれば、投射部20の起動当初の色温度、発光輝度の状態を保つことができる。
以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。各タイマーの計時時間や判定閾値は、適宜変更して構わない。
本発明の一実施の形態によるPJ内蔵電子カメラを前方から見た図である。 投影中のPJ内蔵電子カメラを例示する図である。 PJ内蔵電子カメラの構成を説明するブロック図である。 制御部が実行する発光制御処理の流れを説明するフローチャートである。 制御部が実行する発光制御処理の流れを説明するフローチャートである。 制御部が実行する色温度補正処理の流れを説明するフローチャートである。
符号の説明
1…制御部
6…操作部材
7…電源回路
10…撮像部
20…投射部
23…LED光源
24…温度センサ

Claims (10)

  1. 光学像を投影する投射ユニットと、
    被写体像を撮像する撮像ユニットと、
    前記投射ユニットが投影中に所定時間間隔で前記光学像を含む領域を前記撮像ユニットに撮像させ、前記撮像ユニットが取得した被写体像の変化の有無を判定する判定手段と、
    前記判定手段が前記被写体像の変化無しを判定した場合に前記投射ユニットに投影を停止させる制御手段とを備えることを特徴とする投影装置。
  2. 光学像を投影する投射ユニットと、
    被写体像を撮像する撮像ユニットと、
    前記投射ユニットが非投影中に所定時間間隔で前記投影先を含む領域を前記撮像ユニットに撮像させ、前記撮像ユニットが取得した被写体像の変化の有無を判定する判定手段と、
    前記判定手段が前記被写体像の変化有りを判定した場合に前記投射ユニットに投影を開始させる制御手段とを備えることを特徴とする投影装置。
  3. 請求項1または2に記載の投影装置において、
    前記判定手段は、前記撮像ユニットが取得した被写体像の変動幅が所定画素数を超える場合に変化有りを判定し、前記被写体像の変動幅が所定画素数を超えなければ変化無しを判定することを特徴とする投影装置。
  4. 請求項3に記載の投影装置において、
    前記判定手段は、操作部材からの操作信号に応じて前記所定画素数を変更することを特徴とする投影装置。
  5. 請求項3または4に記載の投影装置において、
    前記判定手段はさらに、前記投射ユニットが投影中に前記撮像ユニットが取得した被写体像の輝度変化および色の変化の少なくとも一方について変化の有無を判定することを特徴とする投影装置。
  6. 請求項5に記載の投影装置において、
    前記制御手段はさらに、前記判定手段が前記輝度変化有りを判定した場合に前記投射ユニットに投影像の輝度を補正させることを特徴とする投影装置。
  7. 請求項5または6に記載の投影装置において、
    前記制御手段はさらに、前記判定手段が前記色変化有りを判定した場合に前記投射ユニットに投影像の色温度を補正させることを特徴とする投影装置。
  8. 請求項5〜7のいずれか一項に記載の投影装置において、
    前記投射ユニットの温度を検出する温度センサをさらに備え、
    前記判定手段は、前記投射ユニットが投影中に前記温度センサによって所定間隔で検出される温度が所定値を超えて変化した場合にのみ前記少なくとも一方について変化の有無を判定することを特徴とする投影装置。
  9. 請求項5〜8のいずれか一項に記載の投影装置において、
    前記制御手段は、前記投射ユニットに所定の判定用領域を含めた像を投影させ、
    前記判定手段は、前記撮像ユニットが取得した被写体像の前記判定用領域から前記少なくとも一方について変化の有無を判定することを特徴とする投影装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の投影装置を備えることを特徴とするカメラ。
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