JP2008193362A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブレ補正機能を備えるカメラ等の撮像装置における、起動時と撮影時にカメラを握り直さなくてもよい、より便利な撮像方法を提供する。
【解決手段】撮像装置1は、ブレを検出する手ブレ検出部11を備える。撮像装置1の制御部15は、この手ブレ検出部11により検出されたブレ検出値が所定の閾値以上になったことを検出した場合に「振動があった」と判定し、「振動があった」と判定された場合に、撮像装置1の起動制御や撮影制御などを行う。所定の閾値は、好適には、微細な振動で検出される値ではなく、装置の操作者が装置を手で持って振ったと推定することができる程度に大きい値である。この値は操作者が所望の値に決められるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置に関し、特に、ブレ補正機能を備える撮像装置に関する。
従来の撮像装置には、ユーザビリティに関して、下記の問題点があった。
従来のカメラでは、電源スイッチを押して、カメラを起動する。この場合、例えばカメラを握っている状態で人差し指だけに力を入れて、電源スイッチを押す必要があり、撮影時には、適切なカメラの握り方に直さなければならなかった。
また、カメラを起動した後、シャッターを押す場合、起動スイッチとシャッタースイッチが異なる場所にあると、撮影時に握りなおす必要があり、起動とシャッターに2アクション必要であった。また、シャッターの位置に正確に指をかける必要があり、撮影したい場面でのシャッターチャンスを逃す場合もあった。
一方で、近年の技術進歩により、駆動装置が小型化され、コンパクトカメラにおいても像ブレ補正装置の搭載が可能となり、カメラの揺れを検出可能となっている(例えば、特許文献1及び特許文献2)。
特開2001−153663号公報 特開平07−295007号公報
しかしながら、上記従来技術は、カメラの揺れを検出可能とするものにとどまり、上記のユーザビリティに関する問題点を直接解消するものではなかった。
そこで本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、ブレ補正機能を備えるカメラ等の撮像装置における、起動時と撮影時にカメラを握り直さなくてもよい、より便利な撮像方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、ブレを検出するブレ検出手段と、該ブレ検出手段により検出されたブレ検出値が所定の閾値以上になったことを検出した場合に振動があったと判定する振動判定手段と、該振動判定手段により振動があったと判定された場合に、装置の起動制御および撮像を行う撮影制御の少なくとも一方の制御を行う制御手段と、を有することを特徴とする撮像装置である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の撮像装置において、前記装置の起動制御および撮像を行う撮影制御の少なくとも一方の制御を行うために、操作者による操作指示を受け付ける操作手段と、該操作手段により前記装置の起動制御および撮像を行う撮影制御の少なくとも一方の制御が行われるモード、又は、前記振動判定手段による判定結果にしたがって前記制御手段により前記装置の起動制御および撮像を行う撮影制御の少なくとも一方の制御が行われるモード、のいずれか1つを、操作者が選択する選択手段と、を有することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の撮像装置において、装置の取扱環境に合わせて製品駆動モードと工場駆動モードとを有し、装置が前記工場駆動モードにあるときは、前記制御手段は、前記振動判定手段による判定結果にしたがってする前記装置の起動制御および撮像を行う撮影制御の少なくとも一方の制御を行わないことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項記載の撮像装置において、前記ブレ検出値の前記所定の閾値を、操作者の操作により操作者の所望の値に設定する設定手段を有することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項記載の撮像装置において、前記振動判定手段による判定に基づいて前記制御手段が前記起動制御を行う撮像装置であって、操作者が装置を操作するためのスイッチのうち少なくとも1つ以上が押されたことを検知する操作検知手段を有し、第1の所定の時間を経過しても前記操作検知手段による検知がなかった場合に、装置の主要な部分への電力供給を遮断するローパワーモードを備え、装置が前記ローパワーモードにあるときでなければ、前記振動判定手段による判定結果にしたがって前記制御手段により前記起動制御が行われないことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の撮像装置において、スイッチが押されていることを検知する手段を有し、前記スイッチが押されているときでなければ、前記振動判定手段による判定結果にしたがって前記制御手段によって行われる前記起動制御が、行われないことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項記載の撮像装置において、前記振動判定手段による判定に基づいて前記制御手段が前記撮影制御を行う撮像装置であって、該撮影制御は、制御の開始の時点から、第2の所定の時間を経過した後、撮像を行う制御であることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の撮像装置において、前記撮影制御は、撮像を行う時点に、撮像を行う旨を所定の音声を鳴らすことによって操作者に注意を促す制御であることを特徴とする。
本発明によれば、ブレ補正機能を備えるカメラ等の撮像装置における、起動時と撮影時にカメラを握り直さなくてもよい、より便利な撮像方法を提供することができる。
〔第1の実施形態〕
以下に、添付図面を参照して、本発明による実施形態に係る撮像装置及び撮像方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。まず、本実施の形態に係る撮像装置の構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る撮像装置1は、レンズ2と、絞り3と、撮像素子4と、A/D変換器5と、画像処理部6と、画像記録部7と、画像表示部8と、操作指令部9と、撮影モード選択部10と、手ブレ検出部11と、像ブレ補正部12と、静止画モード補正量演算部13と、動画モード補正量演算部14と、制御部15とを備えて構成される。
そして、概略的には、撮影モード選択部10の選択結果に応じて、静止画モード補正量演算部13又は動画モード補正量演算部14において、手ブレ検出部11によって検出された手ブレに基づいて像ブレ補正部12の補正量を演算し、この補正量に基づいて像ブレ補正部12を駆動することによって像ブレを補正する。
図1において、レンズ2は、被写体像を撮像素子4上に結像するためのレンズであり、絞り3は、被写体像の光量を制限するためのものである。撮像素子4は、レンズ2及び絞り3を通過する被写体像を電気信号に変換して画像信号として出力する回路であり、具体的には、CCD(電荷結合素子)を用いることができる。A/D変換器5は、撮像素子4から入力される画像信号をデジタル信号化して画像処理に適した画像データとして出力する回路であり、画像処理部6は、A/D変換器5から入力される画像データに対して各種の補正処理や圧縮処理を行う回路であり、画像記録部7は、画像処理部6によって画像処理が行われた画像データを記録するメモリである。画像表示部8は、撮像素子4によって現在取り込まれている画像(スルー画像)や、画像記録部7によって記録される直前の画像、画像記録部7によって記録されている画像などを表示するディスプレイであり、具体的には、LCD(液晶表示装置)などを用いることができる。また、バックライトを消すことによって消費電力を抑えることができる。操作指令部9は、画像記録部7における記録の開始/停止/削除や、画像表示部8における画像の再生、レリーズなどの撮像装置1の操作を指令するユーザインターフェースである。撮影モード選択部10は、静止画を撮像する静止画を撮像する静止画撮影モード又は動画を撮像する動画撮影モードのいずれかを選択するユーザインターフェースである。手ブレ検出部11は、撮像装置1本体の手ブレを検出する検出部である。ここで、本実施の形態における手ブレ検出部11の具体的構成を説明する。
図2は、図1に示した手ブレ検出部11の具体的構成を示すブロック図である。図2に示すように、本実施の形態における手ブレ検出部11は、ジャイロ21と、ローパスフィルタ22と、ハイパスフィルタ23と、増幅器24とを備えて構成される。図2において、ジャイロ21は、手ブレによるある軸方向の回転角速度を検出する検出部である。なお、本実施の形態では、ある軸方向の回転角速度を検出するものを示したが、撮像面に平行で互いに略直交する2軸の回りの回転角変位に関する物理量を検出するものや、光軸周りの回転角変位に関する物理量を検出するもの、他の2軸のうちの少なくとも一方の検出を併せ持ったものでもよい。また、ローパスフィルタ22及びハイパスフィルタ23は、所定の範囲の周波数帯域の回転角速度のみを通過させ、ノイズやオフセット混入を除去する濾波器であり、増幅器24は、このローパスフィルタ22及びハイパスフィルタ23を通過した回転角速度の信号を増幅する回路である。
なお、本実施の形態では、図1に示す静止画モード補正量演算部13においてハイパスフィルタを設けない構成としたので、このローパスフィルタ22及びハイパスフィルタ23のカットオフ周波数は静止画撮影モードの補正量演算に適した値(広範囲の周波数帯域を通過させる値)に設定される。図1において、像ブレ補正部12は、静止画モード補正量演算部13又は動画モード補正量演算部14によって演算された静止画モード補正量又は動画モード補正量に基づいて像ブレを補正する補正部である。
本実施の形態では、撮像素子4を補正量に相当する距離だけ平行移動する像ブレ補正部12を示したが、補正レンズをシフトさせるものや、可変頂角プリズムを用いるものでもよい。また、静止画撮影モードと動画撮影モードとで像ブレ補正部12を異なる構成にしてもよく、電子式の像ブレ補正方式を用いてもよい。静止画モード補正量演算部13は、撮影モード選択部10によって静止画撮影モードが選択された場合に、手ブレ検出部11によって検出された手ブレに基づいて、像ブレ補正部12の補正量を演算する回路である。
ここで、本実施の形態における静止画モード補正量演算部13の具体的構成について説明する。図3は、図1に示した静止画モード補正量演算部13の具体的構成を示すブロック図である。図3に示すように、本実施の形態における静止画モード補正量演算部13は、積分器31と、乗算器32とを備えて構成される。積分器31は、手ブレ検出部11によって検出された回転角速度を手ブレ補正開始時点から積分して、手ブレ補正開始時点からの撮像装置1本体の回転角変位を算出する回路である。具体的には、以下に示す式に基づいて算出する。
i(t)←i(t)×T+i(t−1)
(ただし、i(t):時間tにおける回転角速度、T:サンプリング間隔)
また、乗算器32は、積分器31から入力された回転角変位に所定の係数を乗じて、静止画モード補正量を算出する回路である。具体的には、以下に示す式に基づいて算出する。
o(t)=A×i(t)
(ただし、o(t):静止画モード補正量、A:所定係数)
なお、本実施の形態では、図2に示したように、手ブレ検出部11におけるローパスフィルタ22及びハイパスフィルタ23のカットオフ周波数を、静止画撮影モードの補正量演算に適した値に設定するので、静止画モード補正量演算部13は、ハイパスフィルタを備えない構成となる。
図1において、動画モード補正量演算部14は、撮影モード選択部10によって動画撮影モードが選択された場合に、手ブレ検出部11によって検出された手ブレに基づいて、像ブレ補正部12の補正量を演算する回路である。
ここで、本実施の形態における動画モード補正量演算部14の具体的構成について説明する。図4は、図1に示した動画モード補正量演算部14の具体的構成を示すブロック図である。図4に示すように、本実施の形態における動画モード補正量演算部14は、ハイパスフィルタ41と、積分器42と、乗算器43とを備えて構成される。ハイパスフィルタ41は、手ブレ検出部11によって検出された回転角速度のうちの所定の高周波数帯域の回転角速度のみを通過させる濾波器である。なお、このハイパスフィルタ41のカットオフ周波数は、図2に示したハイパスフィルタ23のカットオフ周波数よりも高周波数側にある動画撮影モードの補正量演算に適した値(大振幅の低周波数帯域を通過させない値)に設定される。具体的には、以下に示す式に基づいてハイパスフィルタ41を通過する回転角速度が算出される。
j(t)=B×{i(0),・・・,i(N−2)}t
(ただし、j(t):時間tにおけるハイパスフィルタ41を通過した回転角速度、B:ハイパスフィルタ41を形成する行ベクトル、i(0)〜i(N−2):手ブレ検出部11によって検出された時間t=0〜t=N−2における回転角速度)
また、積分器42は、ハイパスフィルタ41を通過した回転角速度を手ブレ補正開始時点から積分して、手ブレ補正開始時点からの撮像装置1本体の回転角変位を算出する回路である。具体的には、以下に示す式に基づいて算出する。
j(t)←j(t)×T+j(t−1)
(ただし、j(t):ハイパスフィルタ41を通過した時間tにおける回転角速度、T:サンプリング間隔)
また、乗算器43は、積分器42から入力された回転角変位に所定の係数を乗じて、動画モード補正量を算出する回路である。具体的には、以下に示す式に基づいて算出する。
o(t)=C×i(t)
(ただし、o(t):動画モード補正量、C:所定係数)
なお、本実施の形態では、静止画モード補正量演算部13及び動画モード補正量演算部14において、ある軸周りの回転角速度に基づいて像ブレ補正部12の補正量を演算する場合を示したが、他の軸周りの回転角速度をも検出して補正量を演算してもよい。このように2軸以上の回転角速度を用いて演算する場合、並列的に演算を行うのが望ましいが、逐次的に演算を行ってもよい。
図5は、図1に示した像ブレ補正部12の補正機構を示した概略図である。支持板51には左右方向アクチュエータ53が固定され、左右方向アクチュエータ53の駆動軸54が撮像素子支持板52に結合されている。左右方向アクチュエータ53を駆動すると左右方向に撮像素子支持板52を動かすことができる。上下方向アクチュエータ55は、撮像装置1本体に固定され、上下方向アクチュエータ55の駆動軸56が支持板51に結合されている。上下方向アクチュエータ55を駆動すると上下方向に支持板51を動かすことができる。これにより、前述した補正量o(t)に応じて撮像素子4を動かし、像ブレを補正することができる。
また、上下方向アクチュエータ55、左右方向アクチュエータ53及びこれらを含めた像ブレ補正部12(像ブレ補正機構)は、例えばコンパクトカメラに組み入れることのできるサイズとすると、例えば10mm以上といったような大きなブレ補正まで対応することはできず、また、撮像素子4の移動可能範囲を大きくできたとしても、瞬時に大きな距離を移動するのにも限界がある。
次に、本実施形態の第1の動作例(起動制御)を説明する。
図1において、制御部15は、撮像装置1の各部を制御する処理部である。操作指令部9におけるボタンの操作によって、簡単起動モードのモードオン/モードオフ設定や、静止画/動画などの撮影モードの選択などができる。
簡単起動モードが選択されていない場合には、通常通り、電源スイッチが押されたときに起動処理を行う。具体的には、撮影モードで起動する場合は、図示しないレンズ駆動モータを駆動することによって、レンズ2を撮影可能な位置に駆動し、画像表示部8によって、撮像素子4によって現在取り込まれている画像(スルー画像)を表示する。また、再生モードに設定されている場合は、画像記録部7によって記録される直前の画像や画像記録部7によって記録されている画像を表示する。撮影モードや再生モードは、操作指令部9におけるボタン操作によって設定される。
一方、簡単起動モードが設定されている場合は、手ブレ検出部11によって回転角速度の信号を検出し、静止画モード補正量演算部13によって像ブレ補正量を計算する。この、回転角速度の検出から、像ブレ補正量の計算を繰り返し、検出した角速度の絶対値が所定の閾値Athより大きくなるまで待つ。絶対値がAthより大きくなったら、起動処理を行う。これにより、簡単起動モードでは、ユーザがカメラを振ることによって、撮影可能状態や再生状態にすることができる。
前述のAthは、操作指令部9におけるボタンの操作によって、予め初期値を持ち、また、複数の選択値の中から選択設定できるようになっている。したがって、少しの振り方では起動しないようにも設定できる。
次に、本動作例の主要な制御を図7及び図8のフローチャート図を参照して説明する。図7において、ステップS701において、制御部15は、簡単起動モードが設定されているかチェックする。設定されていればステップS702に進み、設定されていなければステップS705に進む。ステップS705では、通常通り電源スイッチが押されたかをチェックし、押されていればステップS74に進み、押されていなければステップS701に戻る。ステップS704では、装置の起動を実行する処理を行い、起動制御を終了する。
簡単起動モードが設定されている場合は、ステップS701のチェックにてステップS702に進み、回転角変位量を算出したあと、ステップS703に進む。ステップS702の処理は図8を参照して説明する。ステップS703ではステップS702で算出した回転角変位量が所定の範囲内であるか否かをチェックする。所定の範囲内であればステップS701に戻る。所定の範囲を超えていれば、ステップS704に進み、装置の起動を実行する処理を行い、起動制御を終了する。
図8を参照して、図7のステップS702で処理を実行する回転角変位量を算出するフローについて説明する。図8において、回転角の変位量を算出する処理は、まずステップS801で手ブレ検出部11や静止画モード補正量演算部13の回路電源をONにし、ステップS802で手ブレ検出部11が角速度の検出を行い、静止画モード補正量演算部13が回転角変位量の算出を行い、また、ステップS803で補正量の計算を行う。算出が終わるとステップS805で回路電源をOFFする。
上記動作例では、静止画モード補正量演算部13で回転角変位量の算出を行うとしたが、動画モード補正量演算部14で行うこととしてもよい。両者で異なる処理には、例えば、動画モードで、角速度の検出で検出したデータの低域をカットする処理が加わるなどがある。
また、簡単起動モードへの移行を所定の時間経過してもスイッチの操作が検出されない場合に移行するようにしてもよい。また、同じく簡単起動モードへの移行を、電源スイッチを長く押し続けられたことを検出した場合に移行するようにしてもよい。
その場合は、少なくとも1以上のスイッチが押されたことを検出する機能を、撮像装置1が有する各手段のいずれかに担わせて、スイッチの操作が所定の時間経過しても検出されない場合に自動的に撮像装置の主電源を切ったローパワーモードに移行する。そして、ローパワーモードでのみ起動ステップへ移行できるようにする。
このようにした場合、明示的に主電源を切った場合はブレ検出によって起動しないため、より便利な撮像装置を提供することができるという効果を奏する。
次に、本実施形態の第2の動作例(起動制御)を説明する。
本動作例において、図1において、制御部15は、上記動作例1で説明した処理に加えて、例えば図示しない通信手段を経由して、工場での撮像装置1の調整状態か、調整が完了した製品モード状態かが設定できるようになっている。また、シャッターボタンの検出により、押下状態か、離された状態かを検出できるようになっている。
ここで、工場での調整中で、簡単起動モードが選択されていない場合、かつ、静止画でない撮影モードで、シャッターボタンが押下されていない場合は、通常通り、電源スイッチが押されたときに起動制御を行う。具体的な起動制御については、上記第1の動作例と同じである。
一方、工場での調整が完了した製品モードで、簡単起動モードが設定されており、静止画像モードかつ、シャッターボタンが押下された状態では、手ブレ検出部11によって回転角速度の信号を検出し、静止画モード補正量演算部13によって像ブレ補正量を計算する。以下の処理については、上記第1の動作例と同じである。
次に、本動作例の主要な制御を図9のフローチャート図を参照して説明する。図9において、図7と共通する動作については、同じ符号を振り、説明を省略する。図9において、本動作例の起動制御は、まずステップS901で制御部15が製品モードであるか否かをチェックする。製品モードであれば、次に、ステップS701で簡単起動モードであるか否かをチェックし、簡単起動モードであれば、ステップS902で撮影モードであるか否かをチェックする。撮影モードであれば、ステップS903でシャッターボタンが押下状態(ON)であるか否かをチェックし、押下状態であれば、ステップS702に進む。
本動作例の効果を説明する。本動作例は、例えば、カメラを起動する際、大きめの力量で押されないと電源スイッチが反応しないようなスイッチにしたり電源スイッチ周辺に凸部を設けたりして、例えば、カメラをカバンにしまった状態で何か他のものに接触することによって誤ってカメラが起動してレンズが繰り出されてしまうというような不便を回避している場合において、有利である。シャッターを押さない状態でカメラが振動しても起動せず、シャッターを押しながらカメラを振ったら確実に起動するため、より便利な撮像方法をユーザに提供することができる。
また、上記動作例は、カメラを工場で生産するときに、カメラを振動させながら工場での調整を行うことが想定されるとき、カメラが調整中に起動してレンズが繰り出され、工場での調整に支障を来すことが考えられる場合において、有利である。例えば製品駆動モードと工場駆動モードを有することによって、工場駆動モードでは誤って起動することのない、より便利な撮像装置を提供することができる。
また、上記動作例は、起動スイッチによって起動ステップを行うモードと、ブレ検出ステップによって起動ステップを行うモード等を用意することによって、ユーザの使用状態に応じて選択設定ができるようにしたので、確実に安易に起動しないようにユーザが設定することができる。
また、上記動作例は、起動ステップに移行するためのブレ量が選択できるようにしているので、ユーザの使用状態に応じて、大きく振らないと起動しないようにしたり、少し振るだけで起動するように選択ができ、例えばカバンにしまった場合には、安易に起動しないように設定できる。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明の他の実施の形態(撮影制御)を説明する。本実施形態は、上記第1の実施形態と主要部を同一とするが、実行すべき制御が撮影制御である点が主に異なる。以下、上記第1の実施形態と異なる点を主に説明する。
図1において、制御部15は、撮像装置1の各部を制御する処理部である。操作指令部9におけるボタンの操作によって、簡単撮影モードのモードオン/モードオフ設定ができる。
簡単撮影モードが選択されていない場合には、通常通り、シャッターボタンが押されたときに撮影開始ステップを行う。
一方、簡単撮影モードが設定されている場合は、手ブレ検出部11によって回転角速度の信号を検出し、静止画モード補正量演算部13によって像ブレ補正量を計算する。この、回転角速度の検出から、像ブレ補正量の計算を繰り返し、検出した角速度の絶対値が所定の閾値Athより大きくなるまで待つ。絶対値がAthより大きくなったら、撮像開始ステップを行う。これにより、簡単撮影モードでは、ユーザがカメラを振ることによって、撮影することができる。
前述のAthは、操作指令部9におけるボタンの操作によって、予め初期値を持ち、また、複数の選択値の中から選択設定できるようになっている。したがって、少しの振り方では撮影しないようにも設定できる。
また、撮像開始ステップでは、タイマー16により、時間カウントを開始し、所定時間経過したら、手ブレ検出部11に像ブレ補正開始信号を送出し、静止画撮影モードの像ブレ補正処理を実行する。その後、像ブレ補正部12に像ブレ補正終了信号を送出して、ブレ補正処理を完了した後、撮像素子4への露光を行い撮像処理を行う。タイマー16は、撮像開始ステップが始まり撮影制御に移行してからの時間をカウントするのである。
なお、本実施形態においては、撮像処理を行うタイミングで、スピーカー17によりシャッター音を鳴らし(単なるブザー音でもよい)、画像表示部8上に、図6に例示する撮像開始アイコン60を短時間表示する。
また、制御部15は、電源CNT信号により、像ブレ補正処理中に手ブレ検出部11や像ブレ補正部12の電子回路の電源をONし、それ以外の場合には電源をOFFし、消費電力を抑えられるようになっている。
さらに、撮像装置1の電源がONされ、撮影モード選択部10の設定モードが、静止画撮影モード、又は、動画撮影モードの場合に、撮像素子4から得た画像を画像表示部8に常時表示するモニタリングが開始される。モニタリングでは、静止画モードであっても、常時、動画モードの像ブレ補正が行われる。
また、動画撮影モードが選択されている場合には、シャッターボタン(若しくは、レリーズボタン又は記録開始ボタン)が押下されると、動画撮影モードの像ブレ補正処理を常時行い、次に再度シャッターボタンが押下される(又は、記録終了ボタンが押下される)と、動画撮影モードの像ブレ補正を終了する。
次に、本実施形態の主要な制御を図10及び図11のフローチャート図を参照して説明する。図10において、ステップS1001にて、簡単撮影モードに設定されているか否かをチェックする。設定されていれば、ステップS1002に進み、設定されていなければステップS1005に進む。ステップS1005では、通常通りシャッターボタンが押されたか否かをチェックし、押されていれば、図11のステップS1104へ進み、押されていなければ、ステップS1001に戻る。
簡単撮影モードが設定されている場合は、ステップS1001のチェックにてステップS1002に進み、回転角変位量を算出したあと、ステップS1003に進む。ステップS1002の処理は、上記第1の実施形態の説明において、図8を参照して説明したものと同様である。ステップS1003ではステップS1002で算出した回転角変位量が所定の範囲内であるか否かをチェックする。所定の範囲内であればステップS1001に戻る。所定の範囲を超えていれば、ステップS1004に進み、撮影制御を実行する処理を行う。この、ステップS1004における撮影制御の詳細については図11を参照して説明する。
図11を参照すると、本実施形態の撮影制御の詳細動作例が示されている。図11において、本実施形態の撮影制御は、まず、ステップS1101で時間カウントを開始する。これは、制御部15の指示を受けてタイマー16が撮影制御の開始(これを、「撮像開始ステップ」という)からの時間を計測するものである。
ステップS1102では、ステップS1101でカウントが始まった時間が、所定の時間を経過したか否かをチェックする。経過していない場合は、所定の時間が経過するまで待つ。経過している場合は、ステップS1103に進む。ステップS1103では、スピーカー17から音声を鳴らし、画像表示部8に(図6で例示した)撮像開始アイコン60を表示する。次に、ステップS1104に進み、像ブレ補正を行い、ステップS1105に進む。ステップS1105では撮像を行う処理を行い、本実施形態の撮影制御を終える。
上記実施形態によれば、カメラを振るだけで撮影することができるので、シャッターチャンスを逃さない、より便利な撮像装置又は撮像方法を提供することができる。
また、上記実施形態によれば、ただカメラを振ることで撮影を行うだけでは、撮影画像がブレ画像になってしまうことに対して、所定の時間経過後にシャッターを切る(撮像を行う)よう構成したので、ブレの少ない画像を得る可能性が高くなる、より便利な撮像装置又は撮像方法を提供することができる。
ところで、カメラの固定が不安定なときにレリーズボタンやシャッターボタンを押してしまい、撮影の瞬間大きく手ブレし、補正可能量以上にぶれた場合には、像ブレ補正装置が搭載されていても補正しきれない場合もある。このような場合にいつまで手ブレしないように手に力を入れていればいいのかわからず使いにくかったり、失敗撮影に気がつきにくかったりということが、手ブレ補正機構が搭載されているカメラでも起こりえる。しかしながら、上記実施形態によれば、撮像ステップに移行した場合に、所定の音声を鳴らすようにして、撮影画像にブレを少なくするように注意を促すことができる。
本発明による好適な実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 図1に示した手ブレ検出部11の具体的構成を示すブロック図である。 図1に示した静止画モード補正量演算部13の具体的構成を示すブロック図である。 図1に示した動画モード補正量演算部14の具体的構成を示すブロック図である。 図1に示した像ブレ補正部12の補正機構を示した概略図である。 図1に示した画像表示部8の表示例を示す図である。 本実施形態の第1の動作例を示すフローチャート図である。 本実施形態の回転角変位量算出処理の動作例を示すフローチャート図である。 本実施形態の第2の動作例を示すフローチャート図である。 本発明による他の実施形態の動作例を示すフローチャート図(その1)である。 本発明による他の実施形態の動作例を示すフローチャート図(その2)である。
符号の説明
1 撮像装置
2 レンズ
3 絞り
4 撮像素子
5 A/D変換器
6 画像処理部
7 画像記録部
8 画像表示部
9 操作指令部
10 撮影モード選択部
11 手ブレ検出部
12 像ブレ補正部
13 静止画モード補正量演算部
14 動画モード補正量演算部
15 制御部
16 タイマー
17 スピーカー
21 ジャイロ
22 ローパスフィルタ
23 ハイパスフィルタ
24 増幅器
31 積分器
32 乗算器
41 ハイパスフィルタ
42 積分器
43 乗算器
51 支持板
52 撮像素子支持板
53 左右方向アクチュエータ
54 駆動軸
55 上下方向アクチュエータ
56 駆動軸
60 撮像開始アイコン

Claims (8)

  1. ブレを検出するブレ検出手段と、
    該ブレ検出手段により検出されたブレ検出値が所定の閾値以上になったことを検出した場合に振動があったと判定する振動判定手段と、
    該振動判定手段により振動があったと判定された場合に、装置の起動制御および撮像を行う撮影制御の少なくとも一方の制御を行う制御手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記装置の起動制御および撮像を行う撮影制御の少なくとも一方の制御を行うために、操作者による操作指示を受け付ける操作手段と、
    該操作手段により前記装置の起動制御および撮像を行う撮影制御の少なくとも一方の制御が行われるモード、又は、前記振動判定手段による判定結果にしたがって前記制御手段により前記装置の起動制御および撮像を行う撮影制御の少なくとも一方の制御が行われるモード、のいずれか1つを、操作者が選択する選択手段と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 装置の取扱環境に合わせて製品駆動モードと工場駆動モードとを有し、装置が前記工場駆動モードにあるときは、前記制御手段は、前記振動判定手段による判定結果にしたがってする前記装置の起動制御および撮像を行う撮影制御の少なくとも一方の制御を行わないことを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。
  4. 前記ブレ検出値の前記所定の閾値を、操作者の操作により操作者の所望の値に設定する設定手段を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の撮像装置。
  5. 前記振動判定手段による判定に基づいて前記制御手段が前記起動制御を行う撮像装置であって、
    操作者が装置を操作するためのスイッチのうち少なくとも1つ以上が押されたことを検知する操作検知手段を有し、
    第1の所定の時間を経過しても前記操作検知手段による検知がなかった場合に、装置の主要な部分への電力供給を遮断するローパワーモードを備え、
    装置が前記ローパワーモードにあるときでなければ、前記振動判定手段による判定結果にしたがって前記制御手段により前記起動制御が行われないことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の撮像装置。
  6. スイッチが押されていることを検知する手段を有し、前記スイッチが押されているときでなければ、前記振動判定手段による判定結果にしたがって前記制御手段によって行われる前記起動制御が、行われないことを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
  7. 前記振動判定手段による判定に基づいて前記制御手段が前記撮影制御を行う撮像装置であって、
    前記撮影制御は、制御の開始の時点から、第2の所定の時間を経過した後、撮像を行う制御であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の撮像装置。
  8. 前記撮影制御は、撮像を行う時点に、撮像を行う旨を所定の音声を鳴らすことによって操作者に注意を促す制御であることを特徴とする請求項7記載の撮像装置。
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