JP2008193359A - 撮像モジュール及び撮像素子パッケージ - Google Patents
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Abstract
【課題】小型の撮像モジュールおよび撮像素子パッケージを提供する。
【解決手段】レンズ鏡筒ユニット110と撮像回路ユニット120を一体化した撮像モジュール100において、撮像回路ユニット120は、被写体像をデジタル画像データとして出力する単一の撮像素子パッケージ130を具備しており、この撮像素子パッケージ130は、被写体像を光電変換する撮像素子131と、この撮像素子131の出力信号をデジタル変換するA/D変換回路133と、外部からの制御信号に基づいてA/D変換回路133の出力画像をトリミング処理する読出回路135と、この読出回路135でトリミングされた画像を所定のサイズに調整する拡大回路136を含んでいる。このため、外部からの制御信号によって切り出し位置を変えることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】レンズ鏡筒ユニット110と撮像回路ユニット120を一体化した撮像モジュール100において、撮像回路ユニット120は、被写体像をデジタル画像データとして出力する単一の撮像素子パッケージ130を具備しており、この撮像素子パッケージ130は、被写体像を光電変換する撮像素子131と、この撮像素子131の出力信号をデジタル変換するA/D変換回路133と、外部からの制御信号に基づいてA/D変換回路133の出力画像をトリミング処理する読出回路135と、この読出回路135でトリミングされた画像を所定のサイズに調整する拡大回路136を含んでいる。このため、外部からの制御信号によって切り出し位置を変えることができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、撮像モジュール及び撮像素子パッケージに関し、詳しくはレンズユニットと撮像回路ユニットからなる、いわゆる撮像モジュールと、この撮像モジュールに搭載される撮像素子パッケージに関する。
デジタルカメラ等の撮像装置は複数のユニットの組み合わせから構成されている。その中で、特に、レンズユニットと撮像回路ユニットを複合した撮像モジュールは、撮像装置の主要部分である。近年では、この撮像モジュール単体でも取引対象となってきている。
ところで、近年、デジタルカメラは小型化が進んでおり、撮像モジュールに関しても、小型化の要求が強くなってきており、撮像素子とその周辺回路を実装基板上に効率的に配置する技術が提案されている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
特開2003−219227号公報
特開2005−085976号公報
上述の如く、撮像モジュールの小型化に関して、種々の提案がなされているが、撮像系の電気回路としては、撮像素子以外に撮像素子駆動回路、アナログ信号処理回路、AD変換回路等、種々の回路が必要である。このため、それぞれのICパッケージを基板上に配置する従来の実装方法では、基板面積が大きくなり、撮像モジュールの小型は困難であった。また、最近のデジタルカメラにおいては、ズーム機構が必須となってきており、ズーム機構を組み込んだ撮像モジュールでは、光学系の小型化に限界がある。したがって、これらの事情により、撮像モジュール単体での小型化は困難であった。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、小型の撮像モジュールおよび撮像素子パッケージを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため第1の発明に係わる撮像モジュールは、レンズユニットと撮像回路ユニットを一体化した撮像モジュールにおいて、上記撮像回路ユニットは、被写体像をデジタル画像データとして出力する単一の撮像素子パッケージを具備しており、この撮像素子パッケージは、被写体像を光電変換する撮像素子と、この撮像素子の出力信号をデジタル変換するA/D変換回路と、外部からの制御信号に基づいて上記A/D変換回路の出力画像をトリミング処理する切出回路と、上記切出回路でトリミングされた画像を所定のサイズに調整する拡大回路を含んでいる。
第2の発明に係わる撮像モジュールは、上記第1の発明において、上記切出回路は、上記制御信号に応じて、上記トリミングを行なう切り出し座標と切り出し範囲を変更する。
また、第3の発明に係わる撮像モジュールは、上記第1の発明において、上記制御信号に応じて切り出し座標と切り出し範囲の組み合わせを記憶する記憶回路を含み、上記切出回路は上記記憶回路に記憶された上記組み合わせに従って、上記トリミング処理を行なう。
さらに、第4の発明に係わる撮像モジュールは、上記第1の発明において、上記拡大回路は、上記トリミングされた画像を補間演算により画素データ数を増加させ、上記所定のサイズに調整する。
また、第3の発明に係わる撮像モジュールは、上記第1の発明において、上記制御信号に応じて切り出し座標と切り出し範囲の組み合わせを記憶する記憶回路を含み、上記切出回路は上記記憶回路に記憶された上記組み合わせに従って、上記トリミング処理を行なう。
さらに、第4の発明に係わる撮像モジュールは、上記第1の発明において、上記拡大回路は、上記トリミングされた画像を補間演算により画素データ数を増加させ、上記所定のサイズに調整する。
上記目的を達成するため第5の発明に係わる撮像モジュールは、レンズユニットと、撮像回路ユニットを一体化した撮像モジュールにおいて、上記撮像回路ユニットは、被写体像をデジタル画像データとして出力する単一の撮像素子パッケージを具備しており、この撮像素子パッケージは、被写体像を光電変換してデジタル画像データに変換する撮像手段と、上記デジタル画像データに対して電子ズーム処理を行なう電子ズーム手段を含む。
第6の発明に係わる撮像モジュールは、上記第5の発明において、上記電子ズーム処理は、外部からの制御信号に基づいて実行される。
また、第7の発明に係わる撮像モジュールは、上記第5の発明において、上記電子ズーム処理は、テレ側のデジタル画像データを出力する際には、補間演算により画素データ数を増加させる。
また、第7の発明に係わる撮像モジュールは、上記第5の発明において、上記電子ズーム処理は、テレ側のデジタル画像データを出力する際には、補間演算により画素データ数を増加させる。
上記目的を達成するため第8の発明に係わる撮像素子パッケージは、被写体像を光電変換する撮像素子と、この撮像素子を駆動する駆動回路と、上記撮像素子の出力信号をデジタル変換するA/D変換回路と、外部からの制御信号に基づいて上記A/D変換回路の出力画像をトリミング処理する切出回路と、この切出回路でトリミングされた画像を所定のサイズに調整する拡大回路とを1つのパッケージ内に収容している。
また、第9の発明に係わる撮像素子パッケージは、上記第8の発明において、上記撮像素子を含む基板と、他の回路を含む基板とが積層されている。
また、第9の発明に係わる撮像素子パッケージは、上記第8の発明において、上記撮像素子を含む基板と、他の回路を含む基板とが積層されている。
本発明によれば、画像をトリミング処理する切出回路と、この切出回路でトリミングされた画像を所定のサイズに調整する拡大回路を有しており、またはデジタル画像データに対して電子ズーム処理を行なう電子ズーム手段を有しているので、小型の撮像モジュールおよび撮像素子パッケージを提供することができる。
以下、図面に従って本発明を適用した撮像モジュール、及びこの撮像モジュールに組み込む撮像素子パッケージを用いて好ましい実施形態について説明する。この撮像モジュールは焦点距離可変の撮影光学系と、この撮影光学系によって結像される被写体像を光電変換する撮像素子と、この撮像素子から出力される画像信号を処理するための回路を備えている。
撮像モジュール100と、この撮像モジュール100と組み合わされるカメラ本体200の主として電気的構成について、図1を用いて説明する。撮像モジュール100内のレンズ鏡筒ユニット110内には、被写体像を結像するための撮影光学系112が配置され、この撮影光学系112はレンズ駆動機構114によって焦点調節と焦点距離調節が行われる。
撮影光学系112の光路上には、撮像素子131の受光光量を調節するためのNDフィルタ113が配置されている。NDフィルタ113は透過光量を変化させることのできる光学素子であり、NDフィルタの代わりに絞り装置を用いても良い。このNDフィルタ113は光量調節機構115に接続され、駆動される。なお、光量調節機構115およびレンズ駆動機構114は、撮像モジュール100と組み合わされるカメラ本体200から制御信号を受け駆動される。
撮像モジュール100内の撮像回路ユニット120内であって、撮影光学系112の光路上には、赤外カットフィルタおよびローパスフィルタ121が配置されている。ローパスフィルタは、被写体像の高周波成分をカットし、低周波のみを通過させるための光学的フィルタであり、また赤外カットフィルタは、赤外光成分をカットする光学的フィルタである。
赤外カットフィルタおよびローパスフィルタ121の背後であって、撮影光学系112の光路上には、撮像素子ユニット130が配置されている。撮像素子ユニット130内には、撮像素子131が配置されており、被写体像を光電変換し、アナログ画像信号を出力する。撮像素子131としては、CCD(Charge Coupled Devices)や、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の二次元撮像素子を用いる。
撮像素子131は、撮像素子駆動回路139に接続されており、この撮像素子駆動回路139は、カメラ本体200内のシーケンスコントローラ(以下、CPUと略する)201によって制御される。撮像素子131は、アナログ画像信号をアナログ信号処理回路132に出力する。
アナログ信号処理回路132は、アナログ画像信号の増幅処理等を行い、A/D変換回路133に出力する。A/D変換回路133はアナログ画像信号をデジタルに変換し、この画像データを、SDRAM等の一時記憶メモリ134に出力し、一時記憶メモリ134は画像データの一時記憶を行う。一時記憶メモリ134は、記憶した画像データを読出回路135に出力する。
この読出回路(切出回路)135は、後述するように、一時記憶メモリ134に記憶された撮像領域全体に対応するデジタル画像データの中から、ズーミング指令に応じて、画像データの切り出し(トリミング)を行う回路である。読出回路135は設定回路137に接続しており、この設定回路137は、ズーミング指令を出力するCPU201と記憶回路138に接続されている。
記憶回路138はズーミングに応じた切り出し位置(座標)と、そのときの切り出し範囲を記憶している。なお、記憶回路138は、電気的に書き換え可能な、例えば、E2PROM等の不揮発性メモリであるであるが、個々の製品に係わらず一律の値でも構わない場合にはROMでも良い。
読出回路135の出力は、拡大回路136に接続されている。読出回路135によって読み出されるデジタル画像は、ズーミングによってその読み出し範囲(切り出し範囲)が変化し、テレ側(長焦点距離側)の場合には、読み出される画像データの画素データ数は少なくなる。このように、画素データ数が少なくなった場合でも、一定の画素データ数の画像データを出力するように、拡大回路136は、補間演算等により画像データの数を増加させている。これらの読出回路135、拡大回路136、設定回路137および記憶回路138等によって電子ズーム手段が構成される。
拡大回路135はカメラ本体200内の画像処理回路203に接続されている。画像処理回路203の出力は、液晶モニタ駆動回路205に接続され、液晶モニタ駆動回路205の出力は液晶モニタ206に接続されている。画像処理回路203は、拡大回路136から出力されるデジタル画像データのデジタル的増幅(デジタルゲイン調整処理)、色補正、ガンマ(γ)補正、コントラスト補正、白黒・カラーモード処理、スルー画像処理といった各種の画像処理を行なう。画像処理回路203によって処理されたデジタル画像データは、液晶モニタ駆動回路205において液晶モニタ206の表示用の映像信号に変換され、液晶モニタ206に表示される。
また、画像処理回路203の出力は記録媒体制御回路210に接続され、この記録媒体制御回路210の出力は記録媒体211に接続される。被写体像のデジタル画像データがJPEG形式やMPEG形式等に圧縮され記録媒体制御回路210によって、記録媒体211に記録される。また液晶モニタ206には、撮影にあたって被写体像の観察用画像と、記録媒体211に記録された被写体像の再生画像の表示がなされる。
カメラ本体200内には、ズームボタン(不図示)が設けられており、このズームボタンに連動するズームスイッチ213がCPU201に接続されている。ズームボタンは撮影光学系112の焦点距離を長焦点側や短焦点側にズーミングを行う場合に操作するボタンであって、ズーミング操作に応じてズームスイッチ213から、そのズーミング方向がCPU201に伝えられる。CPU201は、ズーミング方向を含むズーミング指示を設定回路137に伝達する。
また、CPU201は、撮像モジュール100内の光量調節機構115に光量調節信号を送信し、レンズ駆動機構114に合焦駆動のための制御信号を送信する。なお、図示しないが、画像記録開始を指示するためのレリーズスイッチ等の各種スイッチもCPU201に接続されている。
次に、撮像モジュール100の構造について、図2を用いて説明する。図2は撮像モジュール100の断面図であり、レンズ鏡筒ユニット110の移動枠116に撮影光学系112は固定されている。移動枠116は固定枠117に保持されており、レンズ駆動用アクチュエータ114aによって、撮影光学系112の光軸方向に沿って進退自在に制御される。なお、レンズ駆動用アクチュエータ114aは、レンズ駆動機構114の一部であり、撮影光学系112のピント合わせ用モータや、焦点距離調節用のモータ等によって構成される。
また、固定枠117には、撮影光学系112の光路中に介挿自在なNDフィルタ113が設けられ、このNDフィルタ113は、NDフィルタ駆動用アクチュエータ115aによって駆動される。なお、NDフィルタ駆動用アクチュエータ115aは、光量調節機構115の一部である。撮影光学系112の光軸上には、赤外カットフィルタおよびローパスフィルタ121と、撮像素子ユニット130が配置されている。撮像素子ユニット130は撮像素子基板118に保持されており、この撮像素子基板118は、ネジ119によって固定枠117に固定されている。
次に、撮像素子ユニット130の構成について、図3を用いて説明する。撮像素子ユニット130は、公知のシステム・イン・パッケージ(SiP)技術を利用して、基板・チップを積層している。一般に、撮像素子の画素数が増えると、転送速度を速くしないと、カメラの動作シーケンスが遅くなってしまうという問題がある。SiP技術を用いれば、配線を短くすることができるので、動作クロックが高速化されても、不要輻射の軽減が可能となる。
撮影光学系112によって結像された被写体像を光電変換する撮像素子131の裏面側には第1スペーサー164aが配置されている。この第1スペーサー164aを挟んで、撮像素子131の裏面側にはアナログ信号処理回路132、A/D変換回路133および撮像素子駆動回路139等からなる種々の回路を含む第1回路基板162が配置されている。この第1回路基板162の裏面側には第2スペーサー164bが配置され、この第2スペーサー164bを挟んで、第1回路基板162の裏面側には一時記憶メモリ134、読出回路135、拡大回路136、設定回路137および記憶回路138を含む第2回路基板163が配置されている。
これらの撮像素子131、第1スペーサー164a、第1回路基板162、第2スペーサー164bおよび第2回路基板163が積層され、撮像素子ユニット130内の薄い基板であるインターポーザ166上に配置されている。撮像素子131、第1回路基板162および第2回路基板163内の各回路素子は、それぞれボンディングワイヤ165および電極167を介して外部の回路と接続している。各部材の周囲はパッケージ169で囲まれており、また撮像素子131の受光面側にはカバーガラス168が設けられているので、内部は気密状態に保持され、ゴミ等の侵入を防止することができる。
以上の如く構成されている本発明の一実施形態の動作、特にズーミング動作について説明する。撮影光学系112によって撮像素子131上に結像された被写体像は、アナログ画像信号に変換され、アナログ信号処理回路132によって増幅処理等を施される。そして、A/D変換回路133によってデジタル画像データに変換され、一時記憶メモリ134に記憶される。このときのデジタル画像データは、図4(A)に示すように、撮像可能領域301に対応する画像データが記憶されている。
カメラ本体200内のズームスイッチ213によって入力されたズーミング操作情報に基づいて、CPU201は設定回路137にズーミング方向を含むズーミング指示を出力する。設定回路137は、ズーミング指示に基づいて、記憶回路138から切り出し座標と、対応する切り出し範囲を示すデータを読み出す。すなわち、テレ方向のズーミング指示がなされた場合には、現在設定されている焦点距離に対応する切り出し座標から順次、テレ側の切り出し座標を選択し、この切り出し座標に対応する切り出し範囲を選択する。一方、ワイド側のズーミング指示がなされた場合には、ワイド側に切り出し座標を順次選択し、また切り出し範囲も選択する。
読出回路135は、設定回路137から出力されるズーミング指示に従った切り出し座標と切り出し範囲に基づいて、一時記憶メモリ134に記憶されたデジタル画像から読み出しを行なう。このとき、読出領域の最大範囲に対応する切り出し座標は切り出し基準座標(x0、y0)303であり、このとき読み出される範囲が切り出し基準範囲304である。ズーミング指示に応じて、その切り出し座標と切り出し範囲は変化していく。
読出回路136によって読み出されたデジタル画像データは、拡大回路136に出力される。拡大回路136は、読み出されたデジタル画像データの画素が少ない場合には、補間演算を行い、画素データ数を増加させ、一定数以上の画素データ数にして出力する。例えば、図4(A)に示すように、切り出し座標(x1、y1)305で切り出し範囲306にズーミングを行なった場合には、このままでは、画素数が少ないので、拡大回路136によって補間演算を行い、図4(B)に示すように、切り出し基準範囲304とほぼ同等のサイズ・画素データ数のデジタル画像データを出力する。
このように、ズーミング操作に応じて、読出回路135は読み出し範囲を変え、テレ側にズーミングされるにつれ、読み出される画素データ数は減少するが、拡大回路136によって画素データ数を増加させて、一定の画素数の画像データを出力するようにしている。
拡大回路136から出力されるデジタル画像データは、カメラ本体200に出力され、カメラ本体200内の液晶モニタ206に表示され、また記録媒体211に記録される。カメラ本体200としては、実施形態のような構成は必ずしも必要ではないが、撮像モジュール100に対して、ズーミング指示の出力端や、拡大回路136からデジタル画像データの入力端等の接続部を設ける必要がある。
以上のように本発明の実施形態における、レンズ鏡筒ユニット110と撮像回路ユニット120を一体化した撮像モジュール100において、撮像回路ユニット120は、被写体像をデジタル画像データとして出力する単一の撮像素子パッケージ130を具備しており、この撮像素子パッケージ130は、被写体像を光電変換する撮像素子131と、この撮像素子131の出力信号をデジタル変換するA/D変換回路133と、外部からの制御信号に基づいてA/D変換回路133の出力画像をトリミング処理する読出回路(切出回路)135と、この読出回路135でトリミングされた画像を所定のサイズに調整する拡大回路136を含んでいる。このため、外部からの制御信号によって切り出し位置を変えることのできる、小型の撮像モジュールを提供することができる。
また、本実施形態においては、撮像モジュール100の外部からズーミング指示を入力することにより、画像の切り出し座標を変更し、ズーミングを行なうことができるので、ズーミング機能を有する小型の撮像モジュールを提供することができる。
さらに、本実施形態においては、切り出し座標と、その切り出し範囲を組み合わせて、記憶回路138に記憶しているので、撮像モジュール外部からの制御信号に応じて、順次、記録回路からデータを読み出せばよいので、高速に画像の切り出し処理を行なうことができる。また記憶回路138は、不揮発性メモリで構成されているので、記憶回路135の給電が停止されても、データを失うことがない。また、不揮発性メモリは、電気的に書き換え可能であるので、個々の製品ごとに調整値を変更することも容易である。
さらに、本実施形態においては、拡大回路136によって、画像の拡大、すなわち切り出し基準範囲304と同等のサイズ・画素数となるように、拡大処理を行なっているので、いつも所定サイズの画像を出力することができる。このため、カメラ本体200側では、所定サイズの画像データにするための画像処理を行なう必要がない。
さらに、本実施形態においては、撮像素子ユニット(撮像素子パッケージ)130内の各チップ基板はSiP(システム・イン・パッケージ)実装で構成されている。このため撮像素子周辺の回路をコンパクトにすることができ、レンズ鏡筒内に必要な部品を納めることができ、撮像モジュール全体の小型化を図ることができ、運搬性が良いという利点がある。
なお、本実施形態においては、拡大回路136は、切り出し基準範囲304と同等の画像サイズになるように、拡大処理(補間演算)を行なっていたが、これに限らず、切り出し範囲が中間程度の画像サイズより、小さい場合に、この中間サイズとなるように拡大処理を行なうようにしても良い。なた、中間サイズより大きい画像の場合には、間引き演算により画像サイズを小さくしても良い。このように、拡大回路136から出力される画像サイズ(画素数)の基準範囲は、適宜、変更可能である。
また、本実施形態においては、撮像素子ユニット130は、SiP実装として、チップを積層するチップスタック型であったが、これに限らず、例えば、チップオンチップ型でも勿論良い。また、記憶回路138には切り出し座標と切り出し範囲の両方を組み合わせて記憶していたが、切り出し座標のみを記憶し、切り出し範囲は演算により求めるようにしても勿論構わない。
本発明の実施形態の説明にあたっては、デジタルカメラ本体と撮像モジュール組み合わせを例に挙げたが、デジタルカメラとしては一眼レフタイプやコンパクトタイプのデジタルカメラ等のいずれでも良く、またこれらのデジタルカメラ以外の専用機に組み込まれるような電子撮像装置と組み合わせる撮像モジュールにも本発明を適用できることは勿論である。
100・・・撮像モジュール、110・・・レンズ鏡筒ユニット、112・・・撮影光学系、113・・・NDフィルタ、114・・・レンズ駆動機構、114a・・・レンズ駆動用アクチュエータ、115・・・光量調節機構、115a・・・NDフィルタ駆動用アクチュエータ、116・・・移動枠、117・・・固定枠、118・・・撮像素子基板、119・・・ネジ、120・・・撮像回路ユニット、121・・・赤外カットフィルタおよびローパスフィルタ、130・・・撮像素子ユニット、131・・・撮像素子、132・・・アナログ信号処理回路、133・・・A/D変換回路、134・・・一時記憶メモリ、135・・・読出回路、136・・・拡大回路、137・・・設定回路、138・・・記憶回路、162・・・第1回路基板、163・・・第2回路基板、164a・・・第1スペーサー、164b・・・第2スペーサー、165・・・ボンディングワイヤ、166・・・インターポーザ、167・・・電極、168・・・カバーガラス、169・・・パッケージ、200・・・カメラ本体、201・・・CPU、203・・・画像処理回路、205・・・液晶モニタ駆動回路、206・・・液晶モニタ、210・・・記録媒体制御回路、211・・・記録媒体、213・・・ズームスイッチ、301・・・撮像可能領域、303・・・切り出し基準座標、304・・・切り出し基準範囲、305・・・切り出し座標、306・・・切り出し範囲
Claims (9)
- レンズユニットと撮像回路ユニットを一体化した撮像モジュールにおいて、
上記撮像回路ユニットは、被写体像をデジタル画像データとして出力する単一の撮像素子パッケージを具備しており、この撮像素子パッケージは、
被写体像を光電変換する撮像素子と、
この撮像素子の出力信号をデジタル変換するA/D変換回路と、
外部からの制御信号に基づいて上記A/D変換回路の出力画像をトリミング処理する切出回路と、
上記切出回路でトリミングされた画像を所定のサイズに調整する拡大回路と、
を含んでいることを特徴とする撮像モジュール。 - 上記切出回路は、上記制御信号に応じて、上記トリミングを行なう切り出し座標と切り出し範囲を変更することを特徴とする請求項1に記載の撮像モジュール。
- 上記制御信号に応じて切り出し座標と切り出し範囲の組み合わせを記憶する記憶回路を含み、上記切出回路は上記記憶回路に記憶された上記組み合わせに従って、上記トリミング処理を行なうことを特徴とする請求項1に記載の撮像モジュール。
- 上記拡大回路は、上記トリミングされた画像を補間演算により画素データ数を増加させ、上記所定のサイズに調整することを特徴とする請求項1に撮像モジュール。
- レンズユニットと、撮像回路ユニットを一体化した撮像モジュールにおいて、
上記撮像回路ユニットは、被写体像をデジタル画像データとして出力する単一の撮像素子パッケージを具備しており、この撮像素子パッケージは、
被写体像を光電変換してデジタル画像データに変換する撮像手段と、
上記デジタル画像データに対して電子ズーム処理を行なう電子ズーム手段と、
を含んでいることを特徴とする撮像モジュール。 - 上記電子ズーム処理は、外部からの制御信号に基づいて実行されることを特徴とする請求項5に記載の撮像モジュール。
- 上記電子ズーム処理は、テレ側のデジタル画像データを出力する際には、補間演算により画素データ数を増加させることを特徴とする請求項5に記載の撮像モジュール。
- 被写体像を光電変換する撮像素子と、
この撮像素子を駆動する駆動回路と、
上記撮像素子の出力信号をデジタル変換するA/D変換回路と、
外部からの制御信号に基づいて上記A/D変換回路の出力画像をトリミング処理する切出回路と、
この切出回路でトリミングされた画像を所定のサイズに調整する拡大回路と、
を1つのパッケージ内に収容したことを特徴とする撮像素子パッケージ。 - 上記撮像素子を含む基板と、他の回路を含む基板とが積層されていることを特徴とする請求項8に記載の撮像素子パッケージ。
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