JP2008191920A - 数値制御装置、加工プログラム一覧表示制御プログラム及び加工プログラム一覧表示制御プログラム記録媒体 - Google Patents

数値制御装置、加工プログラム一覧表示制御プログラム及び加工プログラム一覧表示制御プログラム記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 加工プログラムのプログラムリストを表示させた際に、使用する工具の割当てが完了しているか否かが加工プログラム毎に同時に分かり、加工作業の取り掛かりを迅速化できるようにすることである。
【解決手段】 加工プログラムメモリに記憶されている複数の加工プログラムの各々について、工具情報エリアに工具情報が記憶されているか否かが検索され(S23)、工具情報が記憶されていた加工プログラムの各「加工プログラムエリア」に、工具割当て完了情報が夫々追加して記憶される(S25)。加工プログラムのリスト表示に際して、リスト表示のための表示情報が夫々読み込まれ(S26)、工具割当て完了情報が記憶された加工プログラムのプログラム番号に記号「○」が表示される(S27)。
【選択図】 図8

Description

本発明は、加工プログラムに基づいてNC工作機械を制御する数値制御装置に関し、特に加工に際して使用する工具の割当て状態を画面上で確認できるようにした数値制御装置、加工プログラム一覧表示制御プログラム及び加工プログラム一覧表示制御プログラム記録媒体に関する。
従来、NC工作機械を数値制御する数値制御装置においては、不揮発性の記憶部に予め記憶した複数種類の加工プログラムの何れかを用いて、加工工程が変わる毎に、自動工具交換装置により主軸に装着する工具が交換され、この工具をX軸とY軸とに夫々移動させて、ワークに加工を施すようになっている。そこで、加工プログラムによる加工制御に先立って、使用する工具の工具情報を加工プログラムに予め設定する、所謂工具割当て作業を行なうようにしている。
例えば、特許文献1に記載の工作機械は、加工プログラムの編集に際して、表示されたメニューに応じて順次編集する場合に、加工データモードを選択し、各加工工程毎に加工プログラム表に基づいて必要な数値を設定すると共に、工具の割当てを実行する。この工具割当て制御においては、加工の種類に応じた工具パターン一覧表より(前加工)データが読み込まれ、加工の種類に応じた工具が工具一覧表より選択され、工具番号を用いて使用工具エリアに書き込むようにしてある。
このように、新規の加工プログラムを作成する毎に、使用する工具の割当て作業を行なうようにしている。しかし、加工プログラムによっては、使用する工具が予め割当てられていない場合もある。そこで、作業者がプログラム選択画面で、もし、この工具の割当てをしていない加工プログラムを選択して使用する場合には、使用する工具の割当てがなされていない未完成であることがアラームにより警告されるようになっている。
特公平4−48572号公報(第5〜6頁、図20)
特許文献1に記載の工作機械においては、前述したように、制御装置の不揮発性記憶部に記憶した複数の加工プログラムのプログラム番号がプログラム選択画面にリスト表示された表示状態において、使用する工具の割当てが完了しているのか否かが分からないという問題がある。しかも、加工プログラムを選択して、工具の割当てが完了していないことからアラームされたとき、その後に工具の割当て作業を行なうことになり、加工作業の取り掛かりが非常に遅くなるという問題がある。
本発明の目的は、加工プログラムのプログラムリストを表示させた際に、使用する工具の割当てが完了しているか否かが加工プログラム毎に同時に分かり、加工作業の取り掛かりを迅速化できるようにすることである。
請求項1の数値制御装置は、加工プログラムによりこれに含まれる工具情報で指定される工具を用いてワークに加工を施すように制御する数値制御装置において、複数の加工プログラムを記憶したプログラム記憶手段と、ディスプレイを有する表示手段及びこの表示手段を制御する表示制御手段と、プログラム記憶手段に記憶された複数の加工プログラムの各々について、工具情報を記憶しているか否かを検索する検索手段と、複数の加工プログラムのプログラム番号と検索結果とを対応付けて表示手段に表示させるように表示制御手段に指令する表示指令手段と備えたものである。
プログラム記憶手段に複数の加工プログラムが記憶されている場合に、これら複数の加工プログラムの各々について工具情報を記憶しているか否かが検索され、加工プログラムのプログラム番号と検索結果とが対応付けて表示される。それ故、作業者は何れの加工プログラムの工具割当てについて、完了しているのか否かが一目で分かる。
請求項2の数値制御装置は、請求項1において、複数種類の加工処理の各々において使用する1叉は複数の工具の種類と使用順序を含む工具種類順序テーブルと、複数の工具の諸元情報を含む工具諸元テーブルとを記憶した工具情報記憶手段と、加工プログラム叉は加工プログラムの内容を表す加工プログラム対応情報により指示される複数の工具を、工具種類順序テーブルと工具諸元テーブルとに基づいて選定して工具情報を作成し、加工プログラムに書き込む工具情報作成手段とを備えたものである。
請求項3の数値制御装置は、請求項1において、前記各加工プログラムは加工プログラム情報を記憶する加工プログラムエリアと工具情報を記憶する工具情報エリアとを有し、検索手段は工具情報エリアの工具情報を検索するものである。
請求項4の数値制御装置は、請求項1〜3の何れかにおいて、前記表示指令手段は、少なくとも複数のプログラム番号と検索結果とを対応付けてテーブル形式で表示させるように表示制御手段に指令するものである。
請求項5の加工プログラム一覧表示制御プログラムは、複数の前記加工プログラムを記憶したプログラム記憶手段とディスプレイを含む表示手段とを有し且つプログラム記憶手段から読み込んだ加工プログラムによりこれに含まれる工具情報で指定される工具を用いてワークに加工を施すように制御する数値制御装置のコンピュータに実行させる加工プログラム一覧表示制御プログラムにおいて、プログラム記憶手段に記憶された複数の加工プログラムの各々について、工具情報を記憶しているか否かを検索する検索ルーチンと、複数の加工プログラムのプログラム番号と検索結果とを対応付けて表示手段に表示させる表示指令ルーチンとを有するものである。
加工プログラム一覧表示制御プログラムは、検索ルーチンと、表示指令ルーチンとを有するので、この加工プログラム一覧表示制御プログラムを数値制御装置のコンピュータに実行させることにより、請求項1と同様に作用する。
請求項6の加工プログラム一覧表示制御プログラムは、請求項5において、前記各加工プログラムは加工プログラム情報を記憶する加工プログラムエリアと工具情報を記憶する工具情報エリアとを有し、検索ルーチンは工具情報エリアの工具情報を検索するものである。
請求項7の加工プログラム一覧表示制御プログラム記録媒体は、請求項5に記載の加工プログラム一覧表示制御プログラムを読出し可能に記録したもである。この場合、加工プログラム一覧表示制御プログラム記録媒体から加工プログラム一覧表示制御プログラムを読出して、数値制御装置のコンピュータで加工プログラム編集制御が実行されるので、請求項1と同様に作用する。
請求項1の発明によれば、加工プログラムによりこれに含まれる工具情報で指定される工具を用いてワークに加工を施すように制御する数値制御装置において、プログラム記憶手段と、表示手段及び表示制御手段と、検索手段と、表示指令手段と備えたので、プログラム記憶手段に記憶している複数の加工プログラムの各々について工具情報を記憶しているか否かが検索され、加工プログラムのプログラム番号と検索結果とが対応付けて表示されるので、作業者は工具割当てが完了しているか否かが加工プログラム毎に一目で分かり、加工作業の取り掛かりを迅速化することができる。
請求項2の発明によれば、複数種類の加工処理の各々において使用する1叉は複数の工具の種類と使用順序を含む工具種類順序テーブルと、複数の工具の諸元情報を含む工具諸元テーブルとを記憶した工具情報記憶手段と、加工プログラム叉は加工プログラムの内容を表す加工プログラム対応情報により指示される複数の工具を、工具種類順序テーブルと工具諸元テーブルとに基づいて選定して工具情報を作成し、加工プログラムに書き込む工具情報作成手段とを備えたので、加工プログラム叉は加工プログラムの内容を表す加工プログラム対応情報を作成するだけで、加工プログラムに使用する工具の工具情報を確実に作成することができる。その他請求項1と同様の効果を奏する。
請求項3の発明によれば、前記各加工プログラムは加工プログラム情報を記憶する加工プログラムエリアと工具情報を記憶する工具情報エリアとを有し、検索手段は工具情報エリアの工具情報を検索するので、工具情報が工具情報エリアに記憶されている場合でも、作業者は工具割当てが完了しているか否かが加工プログラム毎に一目で分かり、加工作業の取り掛かりを迅速化することができる。その他請求項1と同様の効果を奏する。
請求項4の発明によれば、前記表示指令手段は、少なくとも複数のプログラム番号と検索結果とを対応付けてテーブル形式で表示させるように表示制御手段に指令するので、テーブル形式による表示により、プログラム記憶手段に記憶している加工プログラムのプログラム数が多い場合でも、作業者は工具割当てが完了しているか否かが一目瞭然に分かる。その他請求項1〜3の何れかと同様の効果を奏する。
請求項5の発明によれば、加工プログラム一覧表示制御プログラムは、工具情報を記憶しているか否かを検索する検索ルーチンと、複数の加工プログラムのプログラム番号と検索結果とを対応付けて表示手段に表示させる表示指令ルーチンとを有するので、この加工プログラム一覧表示制御プログラムを数値制御装置のコンピュータに実行させることにより、請求項1と同様の効果を奏することができる。
請求項6の発明によれば、前記各加工プログラムは加工プログラム情報を記憶する加工プログラムエリアと工具情報を記憶する工具情報エリアとを有し、検索ルーチンは工具情報エリアの工具情報を検索するので、請求項3と同様の効果を奏することができる。その他請求項5と同様の効果を奏する。
請求項7の発明によれば、加工プログラム一覧表示制御プログラム記録媒体は、請求項5に記載の加工プログラム一覧表示制御プログラムを読出し可能に記録したので、加工プログラム一覧表示制御プログラム記録媒体から加工プログラム一覧表示制御プログラムを読出して、数値制御装置のコンピュータで加工プログラム編集制御を実行させることができ、請求項1と同様の効果を奏することができる。
本実施例の数値制御装置、加工プログラム一覧表示制御プログラム及び加工プログラム一覧表示制御プログラム記録媒体は、プログラムメモリに記憶している全ての加工プログラムの各々について、使用する工具の工具情報が記憶されているか否かを検索し、加工プログラムのプログラム番号と検索結果とをテーブル形式でディスプレイに表示するようにしてある。
NC工作機械1は、図1に示すように、工作機械本体2と、工具を用いてワークに各種の加工処理を施すように工作機械本体2を制御する数値制御装置3からなっている。工作機械本体2には、図示しない主軸を回転させる主軸モータ21と、主軸をX方向に移動させるX軸モータ22と、主軸をY方向に移動させるY軸モータ23と、主軸を上下に移動させるZ軸モータ24と、複数の工具を収納した工具マガジン26を有するツールチェンジャー25等から構成されている。
次に、工作機械本体2を加工制御する数値制御装置3について説明する。
数値制御装置3は、CPU31とこのCPU31に接続されたROM32とRAM33とプログラムメモリ34とを有するマイクロコンピュータからなる制御装置30と、モータ駆動回路35等からなっている。工作機械本体2に設けられた操作パネル5のキーボード6と液晶ディスプレイ7は、この制御装置30に夫々接続されている。モータ駆動回路35は、工作機械本体2の各モータ21〜24と工具マガジンを夫々駆動可能になっている。
ROM32には、工作機械本体2を駆動制御する各種の制御プログラム、液晶ディスプレイ7に各種の表示情報を表示させる表示制御プログラム、後述する本願特有の工具割当て制御の制御プログラムと、加工プログラム一覧表示制御の制御プログラム等が記憶されている。RAM33には、更に、各工具に関する諸元情報を含む工具諸元テーブルが記憶されている。但し、このRAM33は常にバックアップ電源でバックアップされており、NC工作機械1のメインスイッチが遮断されても、RAM33の記憶内容は記憶保持されるようになっている。
例えば、工具番号「01」〜「06」の各々について、「工具名」と、「必要寸法」と、「工具長」及び「使用残時間(分)」のデータが夫々記憶されている。この工具諸元情報に、「ドリル」、「センタ穴ドリル」、「面取り工具」及び「座削付ドリル」等の工具名を登録するときに必要な寸法は、図示のようである。例えば、「ドリル」であれば、「先端角α」、「外径ΦD」及び「刃長」等があり、「座削付ドリル」であれば更に「小径Φd」及び「小径長さ」が必要とされる。また、「センタ穴ドリル」については、これらの他に「センタ角θ」が必要とされる。
「タップ」については、「クイ付部長」、「外径・呼び」、「ピッチ・山数」、「刃長」及び「ねじ方向」が必要な寸法である。「面取り工具」の必要寸法は、小径Φd、センタ角θ及び外径ΦD等である。ROM32には、図3に示すように、複数種類の加工処理の各々において使用する1又は複数の工具の種類と使用順序を含む工具種類順序テーブルが記憶されている。
例えば、「面取り有り」と「面取り無し」の各場合について、「センタ穴」、「穴明け」、「タップ」、「座付穴明」、「座付タップ」、「上面削り」、「リーマ」及び「座付リーマ」等の各種加工処理に必要な工具の種類と収容順序が記憶されている。例えば、「面取り有り」の「タップ」加工については、「1.センタ穴ドリル、2.ドリル、3.面取り工具、4.タップ」が記憶されている。例えば、「面取り無し」の「座付穴明」加工については、「1.センタ穴ドリル、2.座削付ドリル」が記憶されている。
RAM33には、加工制御に必要な各種パラメータ、加工制御実行中の変数やフラグ等が一時的に記憶される。プログラムメモリ34(プログラム記憶手段)には、加工制御の為の複数種類の加工プログラムがプログラム番号を対応付けて記憶されている。各加工プログラムは、図5示すように、プログラム番号を記憶する番号エリアと、加工プログラム情報を記憶する加工プログラムエリアと、工具情報を記憶する工具情報エリアとからなっている。
加工プログラムエリアには、ワークに加工処理を施す加工プログラムの内容を表すために、図4に示す加工プログラム対応情報が記憶される。この加工プログラム対応情報においては、工程番号「01」の加工処理において先ず「タップ加工」を行い、工程番号「02」の加工処理において「座付穴明加工」を行なうものである。
そこで、工具情報エリアには、加工処理の各々において使用する1又は複数の工具番号を順次列挙した工具情報が記憶されるようになっている。ここで、液晶ディスプレイ7及びこれを駆動する駆動回路から表示手段が構成され、表示制御プログラムを実行する制御装置30等から表示制御手段が構成されている。
次に、数値制御装置3の制御装置30により実行される工具割当て制御について、図6に基づいて説明する。但し、図中の符号Si(i=11、12、13・・・)は各ステップである。
加工プログラムを編集する編集モードにおいて、この制御が開始されると、先ず、割当て回数Nに初期値「0」がセットされ(S11)、その割当て回数Nが1つインクリメントされる(S12)。次に、加工プログラム対応情報(図4参照)から割当て回数Nで指示される工程番号の加工処理が読み出される(S13)。
割当て回数Nが「01」の場合、工程番号「01」であり、図4の加工プログラム対応情報に基づいて、加工処理として最初の「タップ加工」が読み出される。次に、この読み出された加工処理に応じた工具が工具種類順序テーブルから読み込まれる(S14)。この実施例における工程番号「01」の加工処理は「面取り有りのタップ加工」であるため、このタップ加工に必要な「1.センタ穴ドリル」、「2.ドリル」、「3.面取り工具」及び「4.タップ」が、図3の工具種類順序テーブルから読み込まれる。
次に、加工処理に応じた工具が、工具諸元テーブル(図2参照)から選定され、工具番号を用いて工具情報エリアに工具情報として書き込まれる(S15)。この場合、図5の工具情報エリアには、図7に示すように、工程番号「01」には、03(センタ穴ドリル、02(ドリル)、04(面取り工具)、05(タップ)が記憶される。次に、プログラムエンドでない場合には(S16:No)、S12〜S16が繰返して実行される。プログラムエンドの場合には(S16:Yes)、この制御を終了する。
即ち、この実施例では、図4の加工プログラム対応情報から、次の工程番号「02」の「座付穴明加工(面取り無し)」について、図3の工具パターン一覧表から「1.センタ穴ドリル」及び「2.座削付きドリル」が読み込まれ、図2の工具諸元テーブルから該当する工具の工具番号が選定され、工具情報エリアに工具情報として書き込まれる。その結果、図5の工具情報エリアには、図7に示すように、03(センタ穴ドリル)、06(座削付ドリル)が工具情報として書き込まれる。そして、最終の加工工程であってプログラムエンドの場合には(S16:Yes)、この制御を終了する。
次に、加工プログラム一覧表示制御について、図8に基づいて説明する。
この制御が開始されると、先ず、加工プログラムの読出しカウンタの読出しカウント値Pに初期値「0」がセットされ(S21)、その読出しカウント値Pが1つインクリメントされる(S22)。次に、この読出しカウント値Pで指示するP番目の加工プログラムに有する工具情報エリア内に、工具情報が記憶されているか否かが検索される(S23)。即ち、前述した工具割当て制御が実行されて、工具情報エリア内に工具情報が記憶されているか否かが検索される。
ここで、前述した工具割当て制御が実行された場合には、加工プログラムに使用する全ての工具の工具情報が確実に工具情報アリアに記憶される。しかし、加工プログラム対応情報に基づいて工具割当て制御が実行されていない場合には、工具情報アリアには、工具が割当てられていないことを示す特殊なコード情報(全て「0」又は「F」からなる未書込み情報)が記憶されている。そこで、この工具情報の検索に際して、特殊なコード情報が記憶されているか否かで検索するようになっている。
次に、検索の結果、工具情報が検出されたときには(S24:Yes)、工具割当て完了情報が加工プログラムエリアの所定アドレスに追加して書き込まれる(S25)。次に、加工プログラムのリスト表示に必要な表示情報が読み込まれる(S26)。即ち、番号エリアから「プログラム番号」のデータと、加工プログラムエリアから「割当て完了情報」のデータ及び「コメント」のデータとが夫々読み込まれる。
次に、S26で読み込んだリストの表示情報がリスト表示画面にテーブル形式で表示される(S27)。このテーブル形式によるリスト表示において、工具の割当て完了情報については、加工プログラムのプログラム番号と対応付けて記号「○」が表示される。それ故、このS27を実行する制御装置30が表示指令手段に相当する。
次に、読出しカウンタの読出しカウント値Pで指示する加工プログラムが、プログラムメモリ34に記憶されている複数の加工プログラムの最終加工プログラムでない場合には(S28:No)、S22〜S28が繰返して実行される。そして、読出しカウント値Pで指示する加工プログラムが最終加工プログラムの場合には(S28:Yes)、この制御を終了する。
ここで、 図3に示す工具種類順序データを記憶したROM32及び図2に示す工具諸元テーブルのデータを記憶したRAM33が工具情報記憶手段に相当する。加工プログラム一覧表示制御のS23が検索ルーチンに相当し、このS23を実行する制御装置30が検索手段に相当する。加工プログラム一覧表示制御のS27が表示指令ルーチンに相当し、このS27を実行する制御装置30が表示指令手段に相当する。工具割当て制御のS13〜S15を実行する制御装置30が工具情報作成手段に相当する。
次に、加工プログラム一覧表示制御の作動について説明する。
プログラムメモリ34に記憶されている複数の加工プログラムの各々について、工具情報エリアに記憶している工具情報について検索した結果、図9に示すように、プログラム番号「0001」、「0010」、「0018」・・・の加工プログラムに限って工具情報が記憶されていたので、これら工具情報が記憶されていた加工プログラムの各「加工プログラムエリア」に、割当て完了情報「完了」が夫々追加して記憶される。
そして、各加工プログラムについて、リスト表示のための表示情報が夫々読み込まれるので、液晶ディスプレイ7のリスト表示画面には、図10に示すように、複数の加工プログラムに関する複数の項目「プログラム番号」と、「工具割当て」と、「コメント」と、「作成日」毎に、夫々記憶された情報が表示される。この場合、項目「工具割当て」については、工具割当て完了情報として「完了」が記憶されたプログラム番号「0001」、「0010」、「0018」・・・に限って記号「○」が表示される。
ここで、使用する工具の割当てが完了している旨を、「完了」で表示してもよく、要するに、工具の割当て済みが分かるように識別表示されればよい。このように、作業者は加工プログラムの一覧表と同時に、使用する工具の割当てが既に完了しているか否かが一目瞭然に分かる。それ故、何れの加工プログラムの工具割当てがなされていないのかが、加工作業を開始する前段階において事前に分かり、加工作業の取り掛かりを迅速化することができる。
前述した加工プログラム一覧表示制御の制御プログラムを記録する記録媒体は、ROM32に限定されるものではなく、フレキシブルディスク、CD−ROM、メモリスティック、等の種々の不揮発性メモリであってもよく、これらの不揮発メモリに加工プログラム一覧表示制御の制御プログラムを読出し可能に記録するようにしてもよい。
次に、前記実施例を部分的に変更した変更形態について説明する。
1)図8に示す加工プログラム一覧表示制御の一部を変更し、工具割当て完了情報が記載されている加工プログラムのプログラム番号を表示先頭部に纏めるようにしてもよい。この場合、図11に示すように、加工プログラム一覧表示に際して、工具割当てが完了しており、記号「○」を表示する加工プログラムから順次表示する。
本発明の数値制御装置を有するNC工作機械の構成図である。 工具諸元テーブルに記憶した工具の諸元情報を示す図表である。 工具種類順序テーブルに記憶した工具の種類と使用順序を示す図表である。 加工プログラム対応情報を示す図表である。 加工プログラム記憶した記憶データのデータ構成を示す図表である。 工具割当て制御のフローチャートである。 工具情報エリアの記憶データを示す図表である。 加工プログラム一覧表示制御のフローチャートである。 加工プログラムの表示情報リストを示す図表である。 加工プログラムの一覧表示の表示例を示す図である。 加工プログラムの一覧表示の変更形態を示す図である。
符号の説明
3 数値制御装置
7 液晶ディスプレイ
30 制御装置
32 ROM
33 RAM
34 プログラムメモリ

Claims (7)

  1. 加工プログラムによりこれに含まれる工具情報で指定される工具を用いてワークに加工を施すように制御する数値制御装置において、
    複数の前記加工プログラムを記憶したプログラム記憶手段と、
    ディスプレイを有する表示手段及びこの表示手段を制御する表示制御手段と、
    前記プログラム記憶手段に記憶された複数の加工プログラムの各々について、前記工具情報を記憶しているか否かを検索する検索手段と、
    前記複数の加工プログラムのプログラム番号と検索結果とを対応付けて前記表示手段に表示させるように前記表示制御手段に指令する表示指令手段と、
    備えたことを特徴とする数値制御装置。
  2. 複数種類の加工処理の各々において使用する1叉は複数の工具の種類と使用順序を含む工具種類順序テーブルと、複数の工具の諸元情報を含む工具諸元テーブルとを記憶した工具情報記憶手段と、
    加工プログラム叉は加工プログラムの内容を表す加工プログラム対応情報により指示される複数の工具を、工具種類順序テーブルと工具諸元テーブルとに基づいて選定して前記工具情報を作成し、前記加工プログラムに書き込む工具情報作成手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の数値制御装置。
  3. 前記各加工プログラムは加工プログラム情報を記憶する加工プログラムエリアと工具情報を記憶する工具情報エリアとを有し、前記検索手段は前記工具情報エリアの工具情報を検索することを特徴とする請求項1に記載の数値制御装置。
  4. 前記表示指令手段は、少なくとも前記複数のプログラム番号と検索結果とを対応付けてテーブル形式で表示させるように前記表示制御手段に指令することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の数値制御装置。
  5. 複数の前記加工プログラムを記憶したプログラム記憶手段とディスプレイを含む表示手段とを有し且つ前記プログラム記憶手段から読み込んだ加工プログラムによりこれに含まれる工具情報で指定される工具を用いてワークに加工を施すように制御する数値制御装置のコンピュータに実行させる加工プログラム一覧表示制御プログラムにおいて、
    前記プログラム記憶手段に記憶された複数の加工プログラムの各々について、前記工具情報を記憶しているか否かを検索する検索ルーチンと、
    前記複数の加工プログラムのプログラム番号と検索結果とを対応付けて前記表示手段に表示させる表示指令ルーチンと、
    を有することを特徴とする加工プログラム一覧表示制御プログラム。
  6. 前記各加工プログラムは加工プログラム情報を記憶する加工プログラムエリアと工具情報を記憶する工具情報エリアとを有し、前記検索ルーチンは前記工具情報エリアの工具情報を検索することを特徴とする請求項5に記載の加工プログラム一覧表示制御プログラム。
  7. 請求項5に記載の加工プログラム一覧表示制御プログラムを読出し可能に記録した加工プログラム一覧表示制御プログラム記録媒体。
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