JP2008191884A - 画像処理方法、画像処理装置、画像処理プログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

画像処理方法、画像処理装置、画像処理プログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、固定された撮像装置によって撮影された画像中の被写体のプライバシーを保護するときに、照明状況が変化し、被写体が一時静止する場合にも精度良く被写体を検出できるようにすることで、その保護を確実に実現する技術の提供を目的とする。
【解決手段】背景画像の推定画像を記憶する第1の記憶手段を備えて、入力画像と推定背景画像との差異を評価することで被写体の画像部分を抽出する。被写体画像部分を抽出できない場合には、入力画像を基準背景画像として第2の記憶手段に登録し、抽出できた場合には、入力画像と第1の記憶手段に記憶される推定背景画像と第2の記憶手段に記憶される基準背景画像とに基づいて、第1の記憶手段に記憶される推定背景画像を更新することで、第1の記憶手段に記憶される背景画像が現時点のものになるようにする。そして、抽出した被写体画像部分に対してプライバシー保護のための画像変換を施す。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮像装置によって撮影される被写体のプライバシーの保護を実現する画像処理方法及びその装置と、その画像処理方法の実現に用いられる画像処理プログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体とに関する。
人物や車両などの移動物体は、映像中でプライバシーを保護すべき被写体として重要である。映像中においてこのような移動物体を検出できれば、ぼかしなどの画像変換処理を施すことにより、その被写体のプライバシーを保護することができる。これを実現するにあたり、映像中から移動物体を検出する技術が重要となる。
画像処理の分野では、移動物体を検出する従来技術が多くある。
例えば、あらかじめ移動物体が存在しないときの基準となる画像を取得し、この画像を背景画像として記憶しておき、背景画像と現時点の入力画像との差分を取ることにより移動物体を検出する方法がある(例えば、特許文献1参照)。
また、逐次取得された最近の数フレームの画像の加重平均算出や最頻値算出などの統計処理により、動的に作成した背景画像と現時点の入力画像との差分を取ることにより移動物体を検出する方法もよく利用されている。この方法では、照明の変化に応じて背景画像も更新されていくため、照明の変化に対して比較的安定して移動物体を検出することができる。
また、異なる時刻に撮影された画像と現時点の入力画像との差分を取ることにより移動物体を検出する方法(いわゆるフレーム間差分法)もよく利用されている。
特開平7−302328号公報
しかしながら、あらかじめ移動物体が存在しないときの基準となる画像を取得し、この画像を背景画像として記憶しておき、背景画像と現時点の入力画像との差分を取ることにより移動物体を検出するという方法では、撮影場所の照明状況が変化した際に安定して移動物体を検出することが難しくなるという問題がある。
また、逐次取得された最近の数フレームの画像の加重平均算出や最頻値算出などの統計処理により、動的に作成した背景画像と現時点の入力画像との差分を取ることにより移動物体を検出するという方法では、照明の変化に応じて背景画像も更新されていくため、照明の変化に対して比較的安定して移動物体を検出することができるものの、移動物体が一定時間以上停止した場合に、移動物体が背景画像の中に入り込むことで差分が検出されなくなり、その結果として移動物体が検出されなくなるという問題がある。
また、異なる時刻に撮影された画像と現時点の入力画像との差分を取ることにより移動物体を検出するという方法では、照明の変化に対して比較的安定であるものの、移動物体が一時静止した場合に検出ができなくなるという問題がある。
このように、従来の移動物体検出方法では、照明状況が変化する場合で、さらに、一時静止するような移動物体がある場合に、安定に検出することができず、被写体のプライバシーを保護する処理の精度が低くなるという問題があった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、照明状況が変化する場合で、かつ、一時静止するような被写体がある場合にも精度良く被写体を検出し、安定に被写体のプライバシーを保護することを実現する新たな画像処理技術の提供を目的とする。
この目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、固定された撮像装置によって撮影される画像を入力として、その入力画像に含まれる被写体のプライバシーを保護するために、(1)被写体の背景となる画像についての現時点における推定画像である推定背景画像を記憶する第1の記憶手段と、(2)入力画像と第1の記憶手段に記憶される推定背景画像との差異を評価することで、被写体の画像部分を抽出する抽出手段と、(3)抽出手段が被写体画像部分を抽出できない場合に、入力画像を基準背景画像として第2の記憶手段に登録する登録手段と、(4)入力画像と第1の記憶手段に記憶される推定背景画像と第2の記憶手段に記憶される基準背景画像とに基づいて、第1の記憶手段に記憶される推定背景画像を更新する更新手段と、(5)抽出手段の抽出した被写体画像部分に対して、プライバシー保護のための画像変換を施す変換手段とを備えるように構成する。
以上の各処理手段が動作することで実現される本発明の画像処理方法はコンピュータプログラムでも実現できるものであり、このコンピュータプログラムは、適当なコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して提供されたり、ネットワークを介して提供され、本発明を実施する際にインストールされてCPUなどの制御手段上で動作することにより本発明を実現することになる。
このように構成される本発明の画像処理装置では、初期設定として、撮像装置により撮影された被写体の含まれていない背景画像を第1及び第2の記憶手段に登録する。ここで、撮像装置により撮影されることになる被写体については、移動していることもあるし、一時静止していることもある。
この後、撮像装置により撮影された被写体のプライバシー保護のための画像処理の実行に入って、撮像装置により撮影された画像を入力すると、第1の記憶手段から推定背景画像を読み出して、入力画像とその読み出した推定背景画像との差分などを算出することで、被写体の画像部分を抽出する。
ここで、この抽出処理では、入力画像と推定背景画像との差分などにより被写体の画像部分を抽出することから、被写体が一時静止している場合にも、被写体の画像部分を抽出できることになる。
この抽出処理で被写体の画像部分を抽出できない場合には、入力画像を基準背景画像として第2の記憶手段に登録する。さらに、このとき、第2の記憶手段に登録する基準背景画像に基づいて、第1の記憶手段に記憶される推定背景画像を更新することもある。
このようにして、第2の記憶手段には、被写体の含まれない入力画像が撮影されるときに、その入力画像が基準背景画像として登録されることになることで、時間経過とともに明るさが変化するような場合にも、それに合わせる形態で、基準背景画像が記憶されることになる。
一方、入力画像と推定背景画像との差分などに基づく抽出処理において、被写体の画像部分を抽出できる場合には、入力画像と第1の記憶手段に記憶される推定背景画像と第2の記憶手段に記憶される基準背景画像とに基づいて、第1の記憶手段に記憶される推定背景画像を更新する。
例えば、図1(a)に示すように、(i)被写体画像部分以外の画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分については、同一位置に係る入力画像の画素値に基づいて更新画像を算出して、その画像部分の更新を行い、(ii)被写体画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分については、被写体画像部分以外の画像部分に対応付けられる基準背景画像の画素値と被写体画像部分以外の画像部分に対応付けられる推定背景画像の画素値とに基づいて対応関係式(図1(a)中に示す関数f)を導出して、その導出した対応関係式と被写体画像部分に対応付けられる基準背景画像の画素値とに基づいて更新画像を算出して、その画像部分の更新を行う。
このとき、被写体画像部分の抽出位置の履歴情報に基づいて、これまでに被写体が位置しなかった画像部分を特定して、その特定した画像部分の画素値を使って対応関係式を導出することがある。
また、例えば、図1(b)に示すように、(i)被写体画像部分以外の画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分については、同一位置に係る入力画像の画素値に基づいて更新画像を算出して、その画像部分の更新を行い、(ii)被写体画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分については、被写体画像部分以外の画像部分に対応付けられる基準背景画像の画素値と被写体画像部分に対応付けられる基準背景画像の画素値とに基づいて対応関係式(図1(b)中に示す関数f)を導出して、その導出した対応関係式と被写体画像部分以外に対応付けられる推定背景画像の画素値とに基づいて更新画像を算出して、その画像部分の更新を行う。
また、例えば、図1(c)に示すように、抽出した被写体が一時静止している場合には、(i)被写体画像部分以外の画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分については、同一位置に係る入力画像の画素値に基づいて更新画像を算出して、その画像部分の更新を行い、(ii)被写体画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分については、被写体画像部分に対応付けられる入力画像の画素値と被写体画像部分に対応付けられる一時静止状態発生時の入力画像の画素値とに基づいて対応関係式(図1(c)中に示す関数f)を導出して、その導出した対応関係式と被写体画像部分に対応付けられる基準背景画像の画素値とに基づいて更新画像を算出して、その画像部分の更新を行う。
このとき、抽出した被写体の画像部分の画素値に代えて、抽出した被写体の周囲の画像部分の画素値を用いて対応関係式を導出することがある。
このようにして、第1の記憶手段には、現時点における推定背景画像(背景画像を推定したもの)が記憶されることになる。
これから、入力画像と推定背景画像との差分などに基づく抽出処理において、被写体の画像部分を正確に抽出できることになる。
このようにして、被写体の画像部分を抽出すると、続いて、その抽出した被写体画像部分に対して、ぼかし処理やモザイク処理などのようなプライバシー保護のための画像変換を施す。
以上説明したように、本発明によれば、照明が変化した場合にでも、さらに、移動したり一時静止する被写体が存在する場合にでも、現時点における背景画像を高精度に推定することができるようになり、これにより、被写体が移動したり、被写体が短い時間や長い時間の間一時静止する場合にも、被写体の画像部分を正確に抽出することができるようになる。
これから、本発明によれば、人間や車両などの被写体のプライバシーを確実に保護することができるようになる。
以下、実施の形態に従って本発明を詳細に説明する。
図2に、本発明を具備する画像処理装置1の一実施形態例を図示する。
本発明の画像処理装置1は、固定された撮像装置2を使って監視などの処理を行うときに、撮像装置2により撮影された映像中の被写体を自動的に検出し、その検出した被写体に対してぼかしの画像処理を施すことによりプライバシーを保護する処理を行うものであって、この処理を実現するために、画像入力部10と、推定背景画像保存部11と、背景画像差分部12と、マスク画像保存部13と、基準背景画像保存部14と、背景画像生成部15と、ぼかし処理部16と、画像出力部17とを備える。
ここで、本発明の画像処理装置1を実施するにあたり、ハードウェアとしては、カメラなどの撮像装置2、本発明に示す画像処理を行う計算機、画像処理結果を表示するモニタなどの画像表示装置を用いて実現することができる。なお、本発明は、なんらかの入力画像に対してプライバシーを保護した画像を生成し出力するまでのものであり、撮像装置2や入力画像の種類や画像表示装置については特に限定しない。また、画像処理を行うハードウェアについては、汎用の計算機、処理ロジックを実装したボード、チップなど様々なものが考えられるがここでは、それについて特に限定しない。
次に、本発明の画像処理装置1の備える各処理部について説明する。
画像入力部10は、撮像装置2により撮影された画像(静止画系列や映像ストリームなど)を入力する。
推定背景画像保存部11は、明るさが時々刻々と変化する背景画像の推定画像(推定背景画像)を保存する。
背景画像差分部12は、画像入力部10の入力した入力画像と推定背景画像保存部11に保存される推定背景画像との差分を算出することで、被写体(移動していることもあるし、一時静止していることもある)の画像部分を抽出するとともに、その抽出した被写体の画像部分を1(0でもよい)とし、被写体以外の画像部分を0(1でもよい)とする画素値を持つマスク画像を生成してマスク画像保存部13に登録する。さらに、被写体の画像部分を抽出できない場合には、画像入力部10の入力した入力画像を基準背景画像として基準背景画像保存部14に登録するとともに、画像入力部10の入力した入力画像に基づいて、推定背景画像保存部11に保存される推定背景画像を更新する。
背景画像生成部15は、背景画像差分部12が被写体の画像部分を抽出した場合に、マスク画像保存部13に保存されるマスク画像を参照しつつ、画像入力部10の入力した入力画像と、推定背景画像保存部11に保存される推定背景画像と、基準背景画像保存部14に保存される基準背景画像とに基づいて、現時点における推定背景画像を生成して、推定背景画像保存部11に保存される推定背景画像をその生成したものに更新する。
ぼかし処理部16は、背景画像差分部12の抽出した被写体の画像部分に対して、ぼかしの画像処理を施す。
画像出力部17は、マスク画像保存部13に保存されるマスク画像を参照しつつ、画像入力部10の入力した入力画像と、ぼかし処理部16がぼかした画像部分とを合成して出力する。
図3及び図4に、このように構成される本発明の画像処理装置1の実行するフローチャートを図示する。
次に、このフローチャートに従って、このように構成される本発明の画像処理装置1の実行する処理について説明する。
本発明の画像処理装置1は、画像処理を開始すると、図3及び図4のフローチャートに示すように、先ず最初に、ステップS100で、処理開始直後の被写体の存在しない状態で撮像装置2が撮影した画像を初期背景画像として、基準背景画像保存部14及び推定背景画像保存部11に登録する。
続いて、ステップS101で、撮像装置2の撮影した画像を入力する。続いて、ステップS102で、入力した画像の各画素について、その画素の画素値と、推定背景画像保存部11に保存される推定背景画像の持つ該当する位置の画素の画素値との差分値を算出する。
続いて、ステップS103で、ステップS102で算出した差分値の絶対値があらかじ設定した閾値以上である画素が存在するのか否かを判断することで、入力画像中に被写体が存在するのか否かを判断する。
ここで、このとき用いる閾値については、実験に従って、明るさの変化に影響を受けない被写体のみが安定して検出される値を求めることで定めてもよい。以下の閾値設定についても同様である。
この判断処理に従って、入力画像中に被写体が存在することを判断するとき、すなわち、ステップS102で算出した差分値の絶対値の中にあらかじ設定した閾値以上である画素(これらの画素の集合が被写体の画像部分となる)が存在することを判断するときには、ステップS104に進んで、被写体の画像部分を1とし、被写体以外の画像部分を0とする画素値を持つマスク画像を生成して、それをマスク画像保存部13に登録する。
ここで、被写体の一部が背景の画素値と近い値を持つ場合には、差分が小さくなり、部分的に被写体の検出結果が欠損してしまうケースが発生する。このような部分的な欠損を抑制する処理として、画像間の差分値を検出した後、その差分値の画像においてモルフォロジフィルタを施すことにより(例えば、膨張処理と収縮処理とをセットで行う closing処理など。CG−ARTS協会の「ディジタル画像処理」に詳細な記述がある)、部分的な欠損を抑制することができる。
また、入力画像の画素値と推定背景画像の画素値との差分をとることにより被写体部分を検出する処理は、画素値の差分の代わりに、画素値の比を算出し、実験により明るさの変化が入らないよう移動物体のみが安定して検出される範囲を求めておき、比がその範囲内に入っていることで被写体として算出するという方法を用いてもよい。
続いて、ステップS105で、ステップS102の差分処理により抽出した被写体の画像部分に対して、ぼかし処理を施す。
ここで、ぼかし処理としては、ガウシアンフィルタ、平均値フィルタなどの線形フィルタを用いてもよいし、画像を一定のサイズの矩形に分割し、分割されたブロック内の画素値をある画素値に置き換える処理でもよい。被写体を視認しにくくなるような処理であれば、ここでは、その方法は特に限定しない。
続いて、ステップS106で、マスク画像保存部13に保存されるマスク画像を参照して、入力画像とぼかし処理を施した画像部分とを合成して出力することで、ぼかし処理を施した入力画像を出力する。
続いて、ステップS107で、マスク画像保存部13に保存されるマスク画像を参照して、入力画像の持つ被写体以外の画像部分の画素値と、同じ位置にある推定背景画像の画像部分の画素値との加重平均をとり、その算出結果を、その画像部分についての新たな推定背景画像の画素値として推定背景画像保存部11に保存することで、被写体以外の画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分を更新する。
ここで、加重平均をとる際に、推定背景画像の加重値を0、入力画像の加重値を1とする、つまり、推定背景画像の被写体以外の画像部分の画素値を現時点の入力画像の画素値と置き換えるようにしてもよい。
続いて、ステップS108で、被写体以外の画像部分に対応付けられる基準背景画像の画像部分の画素値に対する統計量と、被写体以外の画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分の画素値に対する統計量とを算出する。
ここで、画素値に対する統計量としては、画素値の平均、分散、再頻値、最大値、最小値など値として表現される統計量や、画素値のヒストグラムなどの分布として表現されるものがあるが、ここでは特に限定せず、画像の画素値の変化を反映することのできる統計量であれば、どのようなものでもよい。
続いて、ステップS109で、ステップS108で算出した2つの統計量の差異を評価して、その差異が大きい場合には、これから説明するステップS110,ステップS111の処理を行い、その差異が大きくない場合には、この処理を省略する。
続いて、ステップS110で、ステップS108で算出した2つの統計量同士を比較して、被写体以外の画像部分に対応付けられる基準背景画像の画像部分の画素値に画素値変換を施すことにより、それぞれの統計量の差異が最小となるような変換係数を算出することで、被写体以外の画像部分に対応付けられる基準背景画像の画像部分の画素値から、被写体以外の画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分の画素値への変換式を導出する。
例えば、平均値を利用した場合では、y=ax(xが変換前画素値、yが変換後画素値)のaのような画素値のスケーリングパラメータ(変換係数)を求めることができる。
このときには、
a=(推定背景画像の画素値の平均値/基準背景画像の画素値の平均値)
として変換係数aを算出すれば、基準背景画像の画素値に対して上記変換係数aを掛けた変換画像の平均値は、推定背景画像の画素値の平均値と一致することになる。
また、平均値と分散が一致するような変換係数として、y=ax+b(xが変換前画素値、yが変換後画素値)のa(スケーリング),b(オフセット)の値を求めることも可能である。ヒストグラムのような分布をマッチングする方法(ヒストグラムマッチング法)は、既に様々な方法が提案されており、これらを用いることで、このa,bを求めることが実現可能である。
ヒストグラムマッチング法では、図5に示すように、2つのヒストグラムの中心と幅を合わせるように、変換係数a,bを推定することで、
lp =a×lr +b
lp :推定背景画像の画素値
lr:基準背景画像の画素値
というような変換式を導出することになる。
続いて、ステップS111で、ステップS110で導出した変換式に対して、被写体の画像部分に対応付けられる基準背景画像の画像部分の画素値を代入することで、被写体の画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分の画素値を算出して、その算出結果を、その画像部分についての新たな推定背景画像の画素値として推定背景画像保存部11に保存することで、被写体の画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分を更新する。
このようにして、ステップS107,ステップS111の処理に従って、照明状況が変化する場合でも、さらに、移動したり一時静止する被写体が存在する場合にも、その時点における背景画像の推定画像となる推定背景画像が求められることになる。
続いて、ステップS112で、キー操作など所定のプログラムインタフェースから終了指示が出された場合や、実行時に指定された終了条件(指定時刻や指定処理枚数等)を満たした場合には、処理を終了し、そうでない場合には、ステップS101の処理に戻って、新たな入力画像を入力して処理を続行していく。
一方、ステップS103の判断処理に従って、入力画像中に被写体が存在しないことを判断するときには、ステップS113に進んで、入力画像を基準背景画像保存部14に登録することで、基準背景画像保存部14に保存される基準背景画像を更新する。
続いて、ステップS114で、入力画像の画素値と、同じ位置にある推定背景画像の画素値との加重平均をとり、その算出結果を、新たな推定背景画像の画素値として推定背景画像保存部11に保存することで、推定背景画像を更新する。
ここで、加重平均をとる際に、推定背景画像の加重値を0、入力画像の加重値を1とする、つまり、推定背景画像の画素値を現時点の入力画像の画素値と置き換えるようにしてもよい。
そして、このステップS113,ステップS114の処理を終えると、ステップS112に進んで、キー操作など所定のプログラムインタフェースから終了指示が出された場合や、実行時に指定された終了条件(指定時刻や指定処理枚数等)を満たした場合には、処理を終了し、そうでない場合には、ステップS101の処理に戻って、新たな入力画像を入力して処理を続行していく。
このようにして、本発明の画像処理装置1によれば、図6に示すように、照明が変化した場合にでも、さらに、移動したり一時静止する被写体が存在する場合にでも、現時点における背景画像を高精度に推定することができるようになり、これにより、被写体が移動したり、被写体が短い時間や長い時間の間一時静止する場合にも、被写体の画像部分を正確に抽出することができるようになる。
これから、本発明の画像処理装置1によれば、人間や車両などの被写体のプライバシーを確実に保護することができるようになる。
図7及び図8に、図2のように構成される本発明の画像処理装置1の実行する他のフローチャートを図示する。
図7及び図8に示すフローチャートと、図3及び図4に示すフローチャートとの違いは、図3及び図4に示すフローチャートでは、ステップS110,ステップS111の処理に従って、図1(a)に示すような形で、被写体の画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分を更新するのに対して、図7及び図8に示すフローチャートでは、図1(b)に示すような形で、被写体の画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分を更新するようにしている点である。
この処理を行うために、図7及び図8に示すフローチャートでは、図3及び図4に示すフローチャートのステップS110の処理に代えてステップS110αの処理を実行し、図3及び図4に示すフローチャートのステップS111の処理に代えてステップS111αの処理を実行する。
すなわち、図7及び図8に示すフローチャートを実行する場合には、ステップS109の判断処理を介してステップS110αの処理に入ると、被写体以外の画像部分に対応付けられる基準背景画像の画像部分の画素値から、被写体の画像部分に対応付けられる基準背景画像の画像部分の画素値への変換式を導出する。
続いて、ステップS111αで、ステップS110αで導出した変換式に対して、被写体以外の画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分の画素値を代入することで、被写体の画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分の画素値を算出して、その算出結果を、その画像部分についての新たな推定背景画像の画素値として推定背景画像保存部11に保存することで、被写体の画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分を更新する。
例えば、基準背景画像内の画素間の距離ri,k と、画素値の比(もしくは差)di,k (=|log(Ik /Ii )|)との重みづけした指標Di,k (=ω1 ×ri,k +ω2 ×di,k )を用いて、図9に示すように、被写体の画像部分に位置する基準背景画像の画素Ik と、被写体以外の画像部分に位置する基準背景画像の画素Ii とについて最も相関の高い組み合わせ(最も指標Di,k が小さくなる組み合わせ)を求めることで、画素Ii の画素値から画素Ik の画素値への変換式(例えば、Ik =a×Ii )を導出する。このとき、基準背景画像内をブロック化し、ブロック内の平均といった統計量により、最も相関のブロック同士を求めて推定してもよい。
そして、この求めた画素Ii と画素Ik との組み合わせについて、この求めた変換式を使って、推定背景画像の画素値について変換を行うことで、被写体の画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分を更新するのである。
このようにして、本発明の画像処理装置1では、図7及び図8に示すフローチャートを実行する場合には、図1(b)に示すような形で、被写体の画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分を更新するように処理するのである。
図10に、本発明の画像処理装置1の他の実施形態例を図示する。ここで、図2に示すものと同一のものについては同一の記号で示してある。
図10に示す本発明の画像処理装置1では、図2に示す本発明の画像処理装置1の備えるマスク画像保存部13が、背景画像差分部12の生成した最新のマスク画像をそのままの形で保存する最新マスク画像保存部130(図2に示すマスク画像保存部13に相当するもの)と、これまでに背景画像差分部12の生成したマスク画像を重畳する形で保存する重畳マスク画像保存部131とを備える。
さらに、図10に示す本発明の画像処理装置1では、新たに、重畳マスク画像保存部131の保存する重畳マスク画像に基づいて、入力画像に含まれる被写体の通過しなかった画像部分を検出する非通過部分検出部200を備える。
すなわち、マスク画像は、前述したように、被写体の画像部分を1とし、被写体以外の画像部分を0とする画素値を持つものであることから、これを重畳することで生成される重畳マスク画像は、これまでに被写体が存在した画像部分を1とし、これまでに被写体が存在しなかった画像部分を0とする画素値を持つことになる。
これから、非通過部分検出部200は、重畳マスク画像保存部131に保存される重畳マスク画像の持つ画素値0の画像部分を特定することで、入力画像に含まれる被写体の通過しなかった画像部分を検出することになる。この検出結果の情報については、背景画像生成部15に提供されることになる。
図11及び図12に、図10のように構成される本発明の画像処理装置1の実行するフローチャートを図示する。
図11及び図12に示すフローチャートと、図3及び図4に示すフローチャートとの違いは、図11及び図12に示すフローチャートが、ステップS104とステップS105との間に新たにステップS200の処理を実行するという点と、これに合わせて、図3及び図4に示すフローチャートのステップS108の処理に代えてステップS108βの処理を実行し、図3及び図4に示すフローチャートのステップS110の処理に代えてステップS110βの処理を実行するという点である。
すなわち、図10のように構成される本発明の画像処理装置1では、ステップS104で、被写体の画像部分を1とし、被写体以外の画像部分を0とする画素値を持つマスク画像を生成して、それを最新マスク画像保存部130に登録すると、続くステップS200で、その生成したマスク画像を重畳マスク画像保存部131の保存する重畳マスク画像に対して重畳する形で書き込む。
これに続けて、前述したステップS105〜ステップS107の処理を実行すると、ステップS108βの処理に入って、重畳マスク画像保存部131の保存する重畳マスク画像に従って被写体の非通過の画像部分を検出して、その非通過の画像部分に対応付けられる基準背景画像の画像部分の画素値に対する統計量と、その非通過の画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分の画素値に対する統計量とを算出する。
続いて、ステップS109で、ステップS108βで算出した2つの統計量の差異を評価して、その差異が大きい場合には、これから説明するステップS110β,ステップS111の処理を行い、その差異が大きくない場合には、この処理を省略する。
続いて、ステップS110βで、ステップS108βで算出した2つの統計量同士を比較して、非通過の画像部分に対応付けられる基準背景画像の画像部分の画素値に画素値変換を施すことにより、それぞれの統計量の差異が最小となるような変換係数を算出することで、非通過の画像部分に対応付けられる基準背景画像の画像部分の画素値から、非通過の画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分の画素値への変換式を導出する。
続いて、ステップS111で、ステップS110βで導出した変換式に対して、被写体の画像部分に対応付けられる基準背景画像の画像部分の画素値を代入することで、被写体の画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分の画素値を算出して、その算出結果を、その画像部分についての新たな推定背景画像の画素値として推定背景画像保存部11に保存することで、被写体の画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分を更新する。
このようにして、図10のように構成される本発明の画像処理装置1では、図13に示すように、これまで被写体が通過しなかった画像部分を求めて、その非通過の画像部分を使って基準背景画像の画素値から推定背景画像の画素値への変換式を導出することで、被写体の画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分を更新するように処理するのである。
推定背景画像に含まれる非通過の画像部分は推定により求めたものではないので、この構成を採ることで、被写体の画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分をより正確に更新することができるようになる。
図14に、本発明の画像処理装置1の他の実施形態例を図示する。ここで、図2に示すものと同じものについては同一の記号で示してある。
図14に示す本発明の画像処理装置1では、図1(c)に示すような形で、被写体の画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分を更新することを実現する。
この形態による更新処理を実現するために、図14に示す本発明の画像処理装置1では、図2に示す本発明の画像処理装置1の備える背景画像差分部12が、新たに、これまでに生成した規定の枚数のマスク画像を蓄積するマスク画像蓄積部300と、今回の入力画像に基づいて生成したマスク画像とマスク画像蓄積部300に蓄積されるマスク画像とに基づいて、被写体が一時静止状態に入ったのか否かを検出する一時静止状態発生検出部301とを備える。
さらに、図14に示す本発明の画像処理装置1では、新たに、一時静止状態発生検出部301が被写体の一時静止状態の発生を検出するときに、一時静止状態発生検出部301からの指示に従ってそのときの入力画像を保存することで、被写体の一時静止発生時の画像を保存する一時静止発生時画像保存部302を備える。この一時静止発生時画像保存部302の保存する一時静止発生時画像については、背景画像生成部15に提供されることになる。
図15及び図16に、図14のように構成される本発明の画像処理装置1の実行するフローチャートを図示する。
次に、このフローチャートに従って、図14のように構成される本発明の画像処理装置1の実行する処理について説明する。
図14のように構成される本発明の画像処理装置1は、画像処理を開始すると、図15及び図16のフローチャートに示すように、先ず最初に、ステップS300で、処理開始直後の被写体の存在しない状態で撮像装置2が撮影した画像を初期背景画像として、基準背景画像保存部14及び推定背景画像保存部11に登録する。ここで、このステップS300で実行する処理は、前述したステップS100で実行する処理と同じである。
続いて、ステップS301で、撮像装置2の撮影した画像を入力する。ここで、このステップS301で実行する処理は、前述したステップS101で実行する処理と同じである。
続いて、ステップS302で、入力した画像の各画素について、その画素の画素値と、推定背景画像保存部11に保存される推定背景画像の持つ該当する位置の画素の画素値との差分値を算出する。ここで、このステップS302で実行する処理は、前述したステップS102で実行する処理と同じである。
続いて、ステップS303で、ステップS302で算出した差分値の絶対値があらかじ設定した閾値以上である画素が存在するのか否かを判断することで、入力画像中に被写体が存在するのか否かを判断する。ここで、このステップS303で実行する処理は、前述したステップS103で実行する処理と同じである。
この判断処理に従って、入力画像中に被写体が存在しないことを判断するときには、ステップS304に進んで、入力画像を基準背景画像保存部14に登録することで、基準背景画像保存部14に保存される基準背景画像を更新する。ここで、このステップS304で実行する処理は、前述したステップS113で実行する処理と同じである。
続いて、ステップS305で、入力画像の画素値と、同じ位置にある推定背景画像の画素値との加重平均をとり、その算出結果を、新たな推定背景画像の画素値として推定背景画像保存部11に保存することで、推定背景画像を更新する。ここで、このステップS305で実行する処理は、前述したステップS114で実行する処理と同じである。
続いて、ステップS306で、終了要求が発行されたのか否かを判断して、終了要求が発行された場合には、処理を終了し、そうでない場合には、ステップS301の処理に戻って、新たな入力画像を入力して処理を続行していく。ここで、このステップS306で実行する処理は、前述したステップS112で実行する処理と同じである。
一方、ステップS303の判断処理に従って、入力画像中に被写体が存在することを判断するときには、ステップS307に進んで、被写体の画像部分を1とし、被写体以外の画像部分を0とする画素値を持つマスク画像を生成して、それをマスク画像保存部13に登録するとともに、マスク画像蓄積部300に蓄積する。
続いて、ステップS308で、マスク画像蓄積部300に蓄積されるマスク画像(今回の入力画像に基づいて生成したマスク画像も含まれる)の位置が変化しているのか否かを判断することで、被写体が一時静止状態に入ったのか否かを判断する。
この判断処理に従って、被写体が一時静止状態に入ったことを判断するときには、ステップS309に進んで、入力画像を被写体の一時静止発生時の画像として一時静止発生時画像保存部302に保存し、一方、被写体が一時静止状態に入っていないことを判断するときには、このステップS309の処理を行わない。
続いて、ステップS310で、ステップS302の差分処理により抽出した被写体の画像部分に対して、ぼかし処理を施す。ここで、このステップS310で実行する処理は、前述したステップS105で実行する処理と同じである。
続いて、ステップS311で、マスク画像保存部13に保存されるマスク画像を参照して、入力画像とぼかし処理を施した画像部分とを合成して出力することで、ぼかし処理を施した入力画像を出力する。ここで、このステップS311で実行する処理は、前述したステップS106で実行する処理と同じである。
続いて、ステップS312で、マスク画像保存部13に保存されるマスク画像を参照して、入力画像の持つ被写体以外の画像部分の画素値と、同じ位置にある推定背景画像の画像部分の画素値との加重平均をとり、その算出結果を、その画像部分についての新たな推定背景画像の画素値として推定背景画像保存部11に保存することで、被写体以外の画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分を更新する。ここで、このステップS312で実行する処理は、前述したステップS107で実行する処理と同じである。
続いて、ステップS313で、ステップS308の処理に従って被写体が一時静止状態に入ったという判断結果が得られたのかを確認して、被写体が一時静止状態に入ったという判断結果が得られなかったことを確認するときには、ステップS314に進んで、被写体以外の画像部分に対応付けられる基準背景画像の画像部分の画素値に対する統計量と、被写体以外の画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分の画素値に対する統計量とを算出する。ここで、このステップS314で実行する処理は、前述したステップS108で実行する処理と同じである。
続いて、ステップS315で、ステップS314で算出した2つの統計量の差異を評価して、その差異が大きい場合には、これから説明するステップS316,ステップS317の処理を行い、その差異が大きくない場合には、この処理を省略する。ここで、このステップS315で実行する処理は、前述したステップS109で実行する処理と同じである。
続いて、ステップS316で、ステップS314で算出した2つの統計量同士を比較して、被写体以外の画像部分に対応付けられる基準背景画像の画像部分の画素値に画素値変換を施すことにより、それぞれの統計量の差異が最小となるような変換係数を算出することで、被写体以外の画像部分に対応付けられる基準背景画像の画像部分の画素値から、被写体以外の画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分の画素値への変換式を導出する。ここで、このステップS316で実行する処理は、前述したステップS110で実行する処理と同じである。
続いて、ステップS317で、ステップS316で導出した変換式に対して、被写体の画像部分に対応付けられる基準背景画像の画像部分の画素値を代入することで、被写体の画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分の画素値を算出して、その算出結果を、その画像部分についての新たな推定背景画像の画素値として推定背景画像保存部11に保存することで、被写体の画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分を更新する。ここで、このステップS317で実行する処理は、前述したステップS111で実行する処理と同じである。
続いて、ステップS318で、終了要求が発行されたのか否かを判断して、終了要求が発行された場合には、処理を終了し、そうでない場合には、ステップS301の処理に戻って、新たな入力画像を入力して処理を続行していく。ここで、このステップS318で実行する処理は、前述したステップS112で実行する処理と同じである。
一方、ステップS313で、被写体が一時静止状態に入ったという判断結果が得られたことを確認する場合には、ステップS319に進んで、一時静止発生時画像の持つ被写体の画像部分の画素値に対する統計量と、入力画像の持つ被写体の画像部分の画素値に対する統計量とを算出する。
続いて、ステップS320で、ステップS319で算出した2つの統計量の差異を評価して、その差異が大きい場合には、これから説明するステップS321,ステップS322の処理を行い、その差異が大きくない場合には、この処理を省略する。
続いて、ステップS321で、ステップS319で算出した2つの統計量同士を比較して、一時静止発生時画像の持つ被写体の画像部分の画素値に画素値変換を施すことにより、それぞれの統計量の差異が最小となるような変換係数を算出することで、一時静止発生時画像の持つ被写体の画像部分の画素値から、入力画像の持つ被写体の画像部分の画素値への変換式を導出する。
続いて、ステップS322で、ステップS321で導出した変換式に対して、被写体の画像部分に対応付けられる基準背景画像の画像部分の画素値を代入することで、被写体の画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分の画素値を算出して、その算出結果を、その画像部分についての新たな推定背景画像の画素値として推定背景画像保存部11に保存することで、被写体の画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分を更新する。
続いて、ステップS323で、終了要求が発行されたのか否かを判断して、終了要求が発行された場合には、処理を終了し、そうでない場合には、ステップS301の処理に戻って、新たな入力画像を入力して処理を続行していく。ここで、このステップS323で実行する処理は、前述したステップS112で実行する処理と同じである。
このようにして、図14のように構成される本発明の画像処理装置1では、被写体が一時静止する場合には、ステップS321,ステップS322の処理に従って、図17(a)に示すように、被写体の画像部分を参照画像とする図1(c)に示すような形で変換式を導出することで、被写体の画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分を更新し、被写体が一時静止していない場合には、ステップS316,ステップS317の処理に従って、図17(b)に示すように、被写体以外の画像部分を参照画像とする図1(a)に示すような形で変換式を導出することで、被写体の画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分を更新するように処理するのである。
図18及び図19に、図14のように構成される本発明の画像処理装置1の実行する他のフローチャートを図示する。
図18及び図19に示すフローチャートと、図15及び図16に示すフローチャートとの違いは、図15及び図16に示すフローチャートでは、一時静止発生時画像の持つ被写体の画像部分の画素値と、入力画像の持つ被写体の画像部分の画素値とに基づいて、被写体の画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分の更新に用いる変換式を導出するのに対して、図18及び図19に示すフローチャートでは、一時静止発生時画像の持つ被写体周辺の画像部分の画素値と、入力画像の持つ被写体周辺の画像部分の画素値とに基づいて、被写体の画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分の更新に用いる変換式を導出するようにしている点である。
この処理を行うために、図18及び図19に示すフローチャートでは、図15及び図16に示すフローチャートのステップS319の処理に代えてステップS319γの処理を実行し、図15及び図16に示すフローチャートのステップS321の処理に代えてステップS321γの処理を実行する。
すなわち、図18及び図19に示すフローチャートを実行する場合には、ステップS313の判断処理を介してステップS319γの処理に入ると、一時静止発生時画像の持つ被写体周辺の画像部分の画素値に対する統計量と、入力画像の持つ被写体周辺の画像部分の画素値に対する統計量とを算出する。
続いて、ステップS320で、ステップS319γで算出した2つの統計量の差異を評価して、その差異が大きい場合には、これから説明するステップS321γ,ステップS322の処理を行い、その差異が大きくない場合には、この処理を省略する。
続いて、ステップS321γで、ステップS319γで算出した2つの統計量同士を比較して、一時静止発生時画像の持つ被写体周辺の画像部分の画素値に画素値変換を施すことにより、それぞれの統計量の差異が最小となるような変換係数を算出することで、一時静止発生時画像の持つ被写体周辺の画像部分の画素値から、入力画像の持つ被写体周辺の画像部分の画素値への変換式を導出する。
これから後の処理については、図15及び図16に示すフローチャートの処理と変わるところはない。
このようにして、図14のように構成される本発明の画像処理装置1では、図15及び図16に示すフローチャートを実行する場合には、図20(a)に示すように、一時静止発生時画像の持つ被写体の画像部分の画素値と、入力画像の持つ被写体の画像部分の画素値とに基づいて、被写体の画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分の更新に用いる変換式を導出するのに対して、図18及び図19に示すフローチャートを実行する場合には、図20(b)に示すように、一時静止発生時画像の持つ被写体周辺の画像部分の画素値と、入力画像の持つ被写体周辺の画像部分の画素値とに基づいて、被写体の画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分の更新に用いる変換式を導出するように処理するのである。
被写体の全体で見るよりも、被写体の周辺の方が被写体の明るさをより反映していることがあるので、この構成を採ることで、そのような場合に、被写体の画像部分に対応付けられる推定背景画像の画像部分をより正確に更新することができるようになる。
本発明は、固定された撮像装置によって撮影される画像を入力として、その入力画像に含まれる被写体のプライバシーを保護することを実現する場合に適用できるものであり、人間や車両などの被写体のプライバシーを確実に保護することができるようになる。
本発明の実行する処理の説明図である。 本発明の画像処理装置の一実施形態例である。 本発明の画像処理装置の実行するフローチャートである。 本発明の画像処理装置の実行するフローチャートである。 ヒストグラムマッチング法の説明図である。 本発明の画像処理装置の実行する処理の説明図である。 本発明の画像処理装置の実行するフローチャートである。 本発明の画像処理装置の実行するフローチャートである。 本発明の画像処理装置の実行する処理の説明図である。 本発明の画像処理装置の他の実施形態例である。 本発明の画像処理装置の実行するフローチャートである。 本発明の画像処理装置の実行するフローチャートである。 本発明の画像処理装置の実行する処理の説明図である。 本発明の画像処理装置の他の実施形態例である。 本発明の画像処理装置の実行するフローチャートである。 本発明の画像処理装置の実行するフローチャートである。 本発明の画像処理装置の実行する処理の説明図である。 本発明の画像処理装置の実行するフローチャートである。 本発明の画像処理装置の実行するフローチャートである。 本発明の画像処理装置の実行する処理の説明図である。
符号の説明
1 画像処理装置
2 撮像装置
10 画像入力部
11 推定背景画像保存部
12 背景画像差分部
13 マスク画像保存部
14 基準背景画像保存部
15 背景画像生成部
16 ぼかし処理部
17 画像出力部

Claims (10)

  1. 固定された撮像装置によって撮影される画像を入力として、その入力画像に含まれる被写体の画像を処理する画像処理方法であって、
    被写体の背景となる画像についての現時点における推定画像である推定背景画像を記憶する第1の記憶手段から、その推定背景画像を読み出す過程と、
    入力画像と前記読み出した推定背景画像との差異を評価することで、被写体の画像部分を抽出する過程と、
    前記被写体画像部分を抽出できない場合に、入力画像を基準背景画像として第2の記憶手段に登録する過程と、
    入力画像と前記第1の記憶手段に記憶される推定背景画像と前記第2の記憶手段に記憶される基準背景画像とに基づいて、前記第1の記憶手段に記憶される推定背景画像を更新する過程と、
    前記抽出した被写体画像部分に対して、プライバシー保護のための画像変換を施す過程とを備えることを、
    特徴とする画像処理方法。
  2. 請求項1に記載の画像処理方法において、
    前記更新する過程では、(i)前記被写体画像部分以外の画像部分に対応付けられる前記推定背景画像の画像部分については、同一位置に係る入力画像の画素値に基づいて更新画像を算出し、(ii)前記被写体画像部分に対応付けられる前記推定背景画像の画像部分については、前記被写体画像部分以外の画像部分に対応付けられる前記基準背景画像の画素値と前記被写体画像部分以外の画像部分に対応付けられる前記推定背景画像の画素値とに基づいて対応関係式を導出して、その導出した対応関係式と前記被写体画像部分に対応付けられる前記基準背景画像の画素値とに基づいて更新画像を算出することを、
    特徴とする画像処理方法。
  3. 請求項2に記載の画像処理方法において、
    前記被写体画像部分の抽出位置の履歴情報に基づいて、これまでに被写体が位置しなかった画像部分を特定する過程を備え、
    前記更新する過程では、前記特定した画像部分の画素値を使って前記対応関係式を導出することを、
    特徴とする画像処理方法。
  4. 請求項1に記載の画像処理方法において、
    前記更新する過程では、(i)前記被写体画像部分以外の画像部分に対応付けられる前記推定背景画像の画像部分については、同一位置に係る入力画像の画素値に基づいて更新画像を算出し、(ii)前記被写体画像部分に対応付けられる前記推定背景画像の画像部分については、前記被写体画像部分以外の画像部分に対応付けられる前記基準背景画像の画素値と前記被写体画像部分に対応付けられる前記基準背景画像の画素値とに基づいて対応関係式を導出して、その導出した対応関係式と前記被写体画像部分以外に対応付けられる前記推定背景画像の画素値とに基づいて更新画像を算出することを、
    特徴とする画像処理方法。
  5. 請求項1に記載の画像処理方法において、
    前記更新する過程では、前記抽出した被写体が一時静止している場合には、(i)前記被写体画像部分以外の画像部分に対応付けられる前記推定背景画像の画像部分については、同一位置に係る入力画像の画素値に基づいて更新画像を算出し、(ii)前記被写体画像部分に対応付けられる前記推定背景画像の画像部分については、前記被写体画像部分に対応付けられる入力画像の画素値と前記被写体画像部分に対応付けられる一時静止状態発生時の入力画像の画素値とに基づいて対応関係式を導出して、その導出した対応関係式と前記被写体画像部分に対応付けられる前記基準背景画像の画素値とに基づいて更新画像を算出することを、
    特徴とする画像処理方法。
  6. 請求項5に記載の画像処理方法において、
    前記更新する過程では、前記抽出した被写体の画像部分の画素値に代えて、前記抽出した被写体の周囲の画像部分の画素値を用いて前記対応関係式を導出することを、
    特徴とする画像処理方法。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の画像処理方法において、
    前記登録する過程では、前記第2の記憶手段に登録する前記基準背景画像に基づいて、前記第1の記憶手段に記憶される前記推定背景画像を更新することを、
    特徴とする画像処理方法。
  8. 固定された撮像装置によって撮影される画像を入力として、その入力画像に含まれる被写体の画像を処理する画像処理装置であって、
    被写体の背景となる画像についての現時点における推定画像である推定背景画像を記憶する第1の記憶手段と、
    入力画像と前記第1の記憶手段に記憶される推定背景画像との差異を評価することで、被写体の画像部分を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段が被写体画像部分を抽出できない場合に、入力画像を基準背景画像として第2の記憶手段に登録する登録手段と、
    入力画像と前記第1の記憶手段に記憶される推定背景画像と前記第2の記憶手段に記憶される基準背景画像とに基づいて、前記第1の記憶手段に記憶される推定背景画像を更新する更新手段と、
    前記抽出手段の抽出した被写体画像部分に対して、プライバシー保護のための画像変換を施す変換手段とを備えることを、
    特徴とする画像処理装置。
  9. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の画像処理方法の実現に用いられる処理をコンピュータに実行させるための画像処理プログラム。
  10. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の画像処理方法の実現に用いられる処理をコンピュータに実行させるための画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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