JP2001186507A - 映像監視システム - Google Patents
映像監視システムInfo
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- JP2001186507A JP2001186507A JP37174399A JP37174399A JP2001186507A JP 2001186507 A JP2001186507 A JP 2001186507A JP 37174399 A JP37174399 A JP 37174399A JP 37174399 A JP37174399 A JP 37174399A JP 2001186507 A JP2001186507 A JP 2001186507A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 防犯用や防災用の映像監視情報を建造物の従
業員、購買担当者、顧客担当者に配信する際に肖像権や
プライバシー保護が担保できる映像監視システムを提供
する。 【解決手段】 建造物内又は建造物近傍の映像情報を建
造物内又は建造物近傍に設置された画像表示端末に配信
する建造物映像情報配信部１０と、前記映像情報のうち
肖像権又はプライバシーに係る領域を隠蔽処理する肖像
権保護部２０と、画像表示端末を視聴している者が正当
権限を有していることを確認したときは、前記隠蔽処理
がなされていない映像情報を該画像表示端末に配信する
施設管理権確認部３０を具備する映像監視システムであ
る。
業員、購買担当者、顧客担当者に配信する際に肖像権や
プライバシー保護が担保できる映像監視システムを提供
する。 【解決手段】 建造物内又は建造物近傍の映像情報を建
造物内又は建造物近傍に設置された画像表示端末に配信
する建造物映像情報配信部１０と、前記映像情報のうち
肖像権又はプライバシーに係る領域を隠蔽処理する肖像
権保護部２０と、画像表示端末を視聴している者が正当
権限を有していることを確認したときは、前記隠蔽処理
がなされていない映像情報を該画像表示端末に配信する
施設管理権確認部３０を具備する映像監視システムであ
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、食堂、駐車場、車
寄せ等に設置される監視カメラからの映像情報を建造物
の防災管理センタばかりでなく、建造物の従業員や顧客
向けに配信する場合の改良に関する。
寄せ等に設置される監視カメラからの映像情報を建造物
の防災管理センタばかりでなく、建造物の従業員や顧客
向けに配信する場合の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、建造物の防災管理センタでは、食
堂、駐車場、車寄せ等の建造物の主要箇所に監視カメラ
を設置して、不法侵入者の監視や火災・損壊等の発生監
視を行っている。他方、建造物の従業員は、食堂の混み
具合は食堂に行かなければ分らず、例えば昼休み時間に
郵便局や銀行に行く用事がある場合には、食事と用事を
どのような順序でこなすのが良いか事前に計画できない
という課題があった。また、購買担当者や顧客担当者が
自社の建造物で顧客と打合せをする場合に、顧客が何時
到着するかは顧客の内線電話での連絡や携帯電話からの
事前連絡がなければ判らないと言う課題があった。ここ
で、建造物には、工場、オフィスビル、公共施設等が含
まれる。
堂、駐車場、車寄せ等の建造物の主要箇所に監視カメラ
を設置して、不法侵入者の監視や火災・損壊等の発生監
視を行っている。他方、建造物の従業員は、食堂の混み
具合は食堂に行かなければ分らず、例えば昼休み時間に
郵便局や銀行に行く用事がある場合には、食事と用事を
どのような順序でこなすのが良いか事前に計画できない
という課題があった。また、購買担当者や顧客担当者が
自社の建造物で顧客と打合せをする場合に、顧客が何時
到着するかは顧客の内線電話での連絡や携帯電話からの
事前連絡がなければ判らないと言う課題があった。ここ
で、建造物には、工場、オフィスビル、公共施設等が含
まれる。
【０００３】そこで、防犯用や防災用の映像監視情報を
建造物の従業員、購買担当者、顧客担当者に配信すれ
ば、建造物の利用者にとって利便性が高まる。例えば、
建造物の従業員は食堂の混み具合によって、食事と業務
の順序を決定することができる。また、購買担当者や顧
客担当者は顧客が自社の建造物の車止めや出入口に到着
したことを映像監視情報により認識できるので、購買担
当者や顧客担当者は顧客が到着するまでの時間他の仕事
に専念できるし、顧客が到着すれば迅速に対応できる。
建造物の従業員、購買担当者、顧客担当者に配信すれ
ば、建造物の利用者にとって利便性が高まる。例えば、
建造物の従業員は食堂の混み具合によって、食事と業務
の順序を決定することができる。また、購買担当者や顧
客担当者は顧客が自社の建造物の車止めや出入口に到着
したことを映像監視情報により認識できるので、購買担
当者や顧客担当者は顧客が到着するまでの時間他の仕事
に専念できるし、顧客が到着すれば迅速に対応できる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、防犯用や防災
用の映像監視情報を建造物内又は建造物近傍の従業員、
購買担当者、顧客担当者にそのまま配信したのでは、肖
像権やプライバシー保護上の問題がある。例えば、上級
役員が対応すべき顧客が駐車場に到着したことを認識す
るのは、対応する上級役員のみでよく、他の従業員や他
社には知られないほうが良い。
用の映像監視情報を建造物内又は建造物近傍の従業員、
購買担当者、顧客担当者にそのまま配信したのでは、肖
像権やプライバシー保護上の問題がある。例えば、上級
役員が対応すべき顧客が駐車場に到着したことを認識す
るのは、対応する上級役員のみでよく、他の従業員や他
社には知られないほうが良い。
【０００５】本発明は上述する課題を解決するもので、
防犯用や防災用の映像監視情報を建造物の従業員、購買
担当者、顧客担当者に配信する際に肖像権やプライバシ
ー保護が担保できる映像監視システムを提供することを
目的とする。
防犯用や防災用の映像監視情報を建造物の従業員、購買
担当者、顧客担当者に配信する際に肖像権やプライバシ
ー保護が担保できる映像監視システムを提供することを
目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の映像監視システムは、建造物内又は建造物近傍の映
像情報を建造物内又は建造物近傍に設置された画像表示
端末に配信する建造物映像情報配信部１０と、前記映像
情報のうち肖像権又はプライバシーに係る領域を隠蔽処
理する肖像権保護部２０と、画像表示端末を視聴してい
る者が正当権限を有していることを確認したときは、前
記隠蔽処理がなされていない映像情報を該画像表示端末
に配信する施設管理権確認部３０を具備することを特徴
とするものである。
明の映像監視システムは、建造物内又は建造物近傍の映
像情報を建造物内又は建造物近傍に設置された画像表示
端末に配信する建造物映像情報配信部１０と、前記映像
情報のうち肖像権又はプライバシーに係る領域を隠蔽処
理する肖像権保護部２０と、画像表示端末を視聴してい
る者が正当権限を有していることを確認したときは、前
記隠蔽処理がなされていない映像情報を該画像表示端末
に配信する施設管理権確認部３０を具備することを特徴
とするものである。
【０００７】このように構成された装置において、建造
物映像情報配信部１０は、建造物内又は建造物近傍の映
像情報を建造物内又は建造物近傍に設置された画像表示
端末に配信する。肖像権保護部２０は、映像情報のうち
肖像権又はプライバシーに係る領域を隠蔽処理すること
で、建造物内又は建造物近傍の不特定多数の視聴者に映
像情報を配信しても、建造物内又は建造物近傍の平穏が
維持されると共に、被撮影者の肖像権又はプライバシー
保護を行う。施設管理権確認部３０は、画像表示端末を
視聴している者が正当権限を有していることを確認した
ときは、隠蔽処理がなされていない映像情報を該画像表
示端末に配信することで、正当権限を有している者には
自然な映像情報を配信する。
物映像情報配信部１０は、建造物内又は建造物近傍の映
像情報を建造物内又は建造物近傍に設置された画像表示
端末に配信する。肖像権保護部２０は、映像情報のうち
肖像権又はプライバシーに係る領域を隠蔽処理すること
で、建造物内又は建造物近傍の不特定多数の視聴者に映
像情報を配信しても、建造物内又は建造物近傍の平穏が
維持されると共に、被撮影者の肖像権又はプライバシー
保護を行う。施設管理権確認部３０は、画像表示端末を
視聴している者が正当権限を有していることを確認した
ときは、隠蔽処理がなされていない映像情報を該画像表
示端末に配信することで、正当権限を有している者には
自然な映像情報を配信する。
【０００８】好ましくは、請求項２に記載のように、建
造物内又は建造物近傍の映像情報は、食堂、駐車場、車
寄せ、出入口の少なくとも１箇所である構成とすると、
建造物内又は建造物近傍に居る人にとって通常必要とさ
れる場所の映像情報が得られる。また、請求項３に記載
のように、隠蔽処理は、映像情報に含まれる人を一色に
塗りつぶす処理である構成とすると、肖像権やプライバ
シー保護が簡単な構成で、且つリアルタイムに行える。
塗りつぶす人の領域は、顔部分のみでも良く、また服装
を含む肖像全体でも良い。
造物内又は建造物近傍の映像情報は、食堂、駐車場、車
寄せ、出入口の少なくとも１箇所である構成とすると、
建造物内又は建造物近傍に居る人にとって通常必要とさ
れる場所の映像情報が得られる。また、請求項３に記載
のように、隠蔽処理は、映像情報に含まれる人を一色に
塗りつぶす処理である構成とすると、肖像権やプライバ
シー保護が簡単な構成で、且つリアルタイムに行える。
塗りつぶす人の領域は、顔部分のみでも良く、また服装
を含む肖像全体でも良い。
【０００９】また、請求項４に記載のように、正当権限
は、建造物内又は建造物近傍の防災管理又は防犯管理で
ある構成とすると、防災管理又は防犯管理用の専用映像
監視システムを構築することなく、汎用の建造物映像情
報配信部が必要とする映像情報が得られる。また、請求
項５に記載のように、正当権限は、予め来客予約をして
ある部署に設置された画像表示端末に対して、来客予定
場所の映像情報を来客予定時間の近傍に付与する構成と
すると、肖像権やプライバシー保護がなされない状態が
無制限に継続することを防止できる。
は、建造物内又は建造物近傍の防災管理又は防犯管理で
ある構成とすると、防災管理又は防犯管理用の専用映像
監視システムを構築することなく、汎用の建造物映像情
報配信部が必要とする映像情報が得られる。また、請求
項５に記載のように、正当権限は、予め来客予約をして
ある部署に設置された画像表示端末に対して、来客予定
場所の映像情報を来客予定時間の近傍に付与する構成と
すると、肖像権やプライバシー保護がなされない状態が
無制限に継続することを防止できる。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図１は、本発明の一実施の形態を説
明する構成ブロック図である。図において、監視カメラ
は建造物内又は建造物近傍の食堂１ａ、駐車場１ｂ、車
寄せ・出入口１ｃに設置されており、映像情報をリアル
タイムで撮影している。建造物近傍には建造物の敷地が
含まれる。建造物映像情報配信部１０は、監視カメラで
撮影された食堂１ａ、駐車場１ｂ、車寄せ・出入口１ｃ
の映像情報を、画像情報利用者４の画像表示端末向け
に、食堂利用者用画像情報３ａ、駐車場利用者用画像情
報３ｂ、車寄せ・出入口利用者用画像情報３ｃとして配
信する。また、建造物映像情報配信部１０は、防災セン
タ・施設管理者２の画像表示端末向けにも、食堂利用者
用画像情報３ａ、駐車場利用者用画像情報３ｂ、車寄せ
・出入口利用者用画像情報３ｃを監視カメラで撮影され
た状態の映像情報として配信する。
の形態を説明する。図１は、本発明の一実施の形態を説
明する構成ブロック図である。図において、監視カメラ
は建造物内又は建造物近傍の食堂１ａ、駐車場１ｂ、車
寄せ・出入口１ｃに設置されており、映像情報をリアル
タイムで撮影している。建造物近傍には建造物の敷地が
含まれる。建造物映像情報配信部１０は、監視カメラで
撮影された食堂１ａ、駐車場１ｂ、車寄せ・出入口１ｃ
の映像情報を、画像情報利用者４の画像表示端末向け
に、食堂利用者用画像情報３ａ、駐車場利用者用画像情
報３ｂ、車寄せ・出入口利用者用画像情報３ｃとして配
信する。また、建造物映像情報配信部１０は、防災セン
タ・施設管理者２の画像表示端末向けにも、食堂利用者
用画像情報３ａ、駐車場利用者用画像情報３ｂ、車寄せ
・出入口利用者用画像情報３ｃを監視カメラで撮影され
た状態の映像情報として配信する。
【００１１】肖像権保護部２０は、映像情報のうち肖像
権又はプライバシーに係る領域を隠蔽処理して画像情報
利用者４の画像表示端末向けに配信するもので、例えば
人物の顔や服装の部分を一色に塗りつぶして、外観は人
であることを認識できるが、具体的な人物の特定は出来
ないようにする。肖像権保護部２０の画像処理の具体的
な構成は、例えば特開平９−２７５５２３号公報や特開
平９−２９７８３６号公報に開示されている技術を転用
して用いる。
権又はプライバシーに係る領域を隠蔽処理して画像情報
利用者４の画像表示端末向けに配信するもので、例えば
人物の顔や服装の部分を一色に塗りつぶして、外観は人
であることを認識できるが、具体的な人物の特定は出来
ないようにする。肖像権保護部２０の画像処理の具体的
な構成は、例えば特開平９−２７５５２３号公報や特開
平９−２９７８３６号公報に開示されている技術を転用
して用いる。
【００１２】施設管理権確認部３０は、画像表示端末を
視聴している画像情報利用者４が正当権限を有している
ことを確認したときは、隠蔽処理がなされていない映像
情報を画像表示端末に配信する。正当権限の確認は、予
め定められたパスワードを用いても良く、また人物毎に
権限が付与されている場合は指紋、声紋、又は虹彩の模
様で人物の同一性を認証しても良い。また、正当権限
は、来客予定の事前登録により来客予定場所の到着予定
時刻近傍にだけ付与して、他の場所や到着予定時刻外は
付与しない構成とすると、セキュリティの確保が行え
る。
視聴している画像情報利用者４が正当権限を有している
ことを確認したときは、隠蔽処理がなされていない映像
情報を画像表示端末に配信する。正当権限の確認は、予
め定められたパスワードを用いても良く、また人物毎に
権限が付与されている場合は指紋、声紋、又は虹彩の模
様で人物の同一性を認証しても良い。また、正当権限
は、来客予定の事前登録により来客予定場所の到着予定
時刻近傍にだけ付与して、他の場所や到着予定時刻外は
付与しない構成とすると、セキュリティの確保が行え
る。
【００１３】このように構成された装置の動作を次に説
明する。図２は肖像権保護部の作用を示す一般画像表示
端末向けの配信映像で、図２（Ａ）は背景映像、図２
（Ｂ）は監視カメラで撮影された現在映像、図２（Ｃ）
は肖像権保護を行った配信画像を示している。ここで
は、背景映像として食堂を例示している。食堂では、入
口扉５ａ、待ち人エリア５ｂ、食堂内５ｃ、見本品展示
棚５ｄ等の食堂設備が背景映像となる。食事時となる
と、待ち人エリア５ｂに行列する利用者５ｅが映し出さ
れるが、監視カメラで撮影された現在映像では利用者の
識別が可能な態様で映し出されているので、防災センタ
・施設管理者２も利用できる態様となっている。肖像権
保護部２０は、背景映像と現在映像の差分領域５ｆを同
一色で塗りつぶして、画像情報利用者４の画像表示端末
向けに配信する。食堂利用者に対する映像としては、待
ち行列の人数が把握できれば充分と考えられる為であ
る。
明する。図２は肖像権保護部の作用を示す一般画像表示
端末向けの配信映像で、図２（Ａ）は背景映像、図２
（Ｂ）は監視カメラで撮影された現在映像、図２（Ｃ）
は肖像権保護を行った配信画像を示している。ここで
は、背景映像として食堂を例示している。食堂では、入
口扉５ａ、待ち人エリア５ｂ、食堂内５ｃ、見本品展示
棚５ｄ等の食堂設備が背景映像となる。食事時となる
と、待ち人エリア５ｂに行列する利用者５ｅが映し出さ
れるが、監視カメラで撮影された現在映像では利用者の
識別が可能な態様で映し出されているので、防災センタ
・施設管理者２も利用できる態様となっている。肖像権
保護部２０は、背景映像と現在映像の差分領域５ｆを同
一色で塗りつぶして、画像情報利用者４の画像表示端末
向けに配信する。食堂利用者に対する映像としては、待
ち行列の人数が把握できれば充分と考えられる為であ
る。
【００１４】差分領域５ｆには利用者の他に、移動する
車両や物体も含まれるが、このような移動体も塗りつぶ
される。移動は横方向の移動が主たるもので、奥行き方
向の移動は被写体の画面内での大きさの変化として認識
される。差分領域５ｆには、肖像権として保護に値する
程度の画像領域が必要であり、樹木の葉が風で揺れた程
度では移動と認識しないようにする。また、移動速度も
歩行者が移動する程度のものを肖像権保護の対象とし、
走り去る車両は保護対象外とする。三次元画像の場合に
は、車寄せ・出入口１ｃに停車している車両の奥行き情
報のみを抽出し、車寄せ・出入口１ｃから遠く離れた場
所における人物は肖像権保護の対象から外すと良い。
車両や物体も含まれるが、このような移動体も塗りつぶ
される。移動は横方向の移動が主たるもので、奥行き方
向の移動は被写体の画面内での大きさの変化として認識
される。差分領域５ｆには、肖像権として保護に値する
程度の画像領域が必要であり、樹木の葉が風で揺れた程
度では移動と認識しないようにする。また、移動速度も
歩行者が移動する程度のものを肖像権保護の対象とし、
走り去る車両は保護対象外とする。三次元画像の場合に
は、車寄せ・出入口１ｃに停車している車両の奥行き情
報のみを抽出し、車寄せ・出入口１ｃから遠く離れた場
所における人物は肖像権保護の対象から外すと良い。
【００１５】次に、来客を予定している画像情報利用者
４の画像表示端末向けに配信する場合を説明する。来客
は車寄せ・出入口１ｃに設置された監視カメラで撮影さ
れた車寄せ・出入口利用者用画像情報３ｃとして配信さ
れるが、待受け人としては誰が車寄せ・出入口１ｃに到
着したか判断できる映像情報が欲しい。そこで、施設管
理権確認部３０に対して正当権限を有していることをパ
スワードや事前の来客予約で認識させる。すると、肖像
権保護部２０を経由しない監視カメラで撮影された状態
の映像情報が建造物映像情報配信部１０より待受け人の
視聴している画像表示端末向けに配信される。これによ
り、待受け人は映像情報を視聴して、車寄せ・出入口１
ｃに顧客が到着したか確認できる。好ましくは、駐車場
や車寄せ・出入口１ｃに停車している車両のナンバープ
レート情報を配信しても良い。
４の画像表示端末向けに配信する場合を説明する。来客
は車寄せ・出入口１ｃに設置された監視カメラで撮影さ
れた車寄せ・出入口利用者用画像情報３ｃとして配信さ
れるが、待受け人としては誰が車寄せ・出入口１ｃに到
着したか判断できる映像情報が欲しい。そこで、施設管
理権確認部３０に対して正当権限を有していることをパ
スワードや事前の来客予約で認識させる。すると、肖像
権保護部２０を経由しない監視カメラで撮影された状態
の映像情報が建造物映像情報配信部１０より待受け人の
視聴している画像表示端末向けに配信される。これによ
り、待受け人は映像情報を視聴して、車寄せ・出入口１
ｃに顧客が到着したか確認できる。好ましくは、駐車場
や車寄せ・出入口１ｃに停車している車両のナンバープ
レート情報を配信しても良い。
【００１６】尚、上記実施例においては肖像権保護部の
作用として背景映像と現在映像の差分領域を同一色で塗
りつぶす場合を示したが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、人物について標準映像テンプレートを定義
して、この標準映像テンプレートを差分領域の人物につ
いて適用し、犬や猫の動物の場合にはそのまま映像情報
を提供する構成としても良い。また、背景映像と現在映
像の差分領域が画面中大きくなる場合には、肖像権を侵
害しない程度のモザイク模様とすると良い。
作用として背景映像と現在映像の差分領域を同一色で塗
りつぶす場合を示したが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、人物について標準映像テンプレートを定義
して、この標準映像テンプレートを差分領域の人物につ
いて適用し、犬や猫の動物の場合にはそのまま映像情報
を提供する構成としても良い。また、背景映像と現在映
像の差分領域が画面中大きくなる場合には、肖像権を侵
害しない程度のモザイク模様とすると良い。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
肖像権保護部が映像情報のうち肖像権又はプライバシー
に係る領域を隠蔽処理する構成としたので、建造物内又
は建造物近傍の不特定多数の視聴者に映像情報を配信し
ても、建造物内又は建造物近傍の平穏が維持されると共
に、被撮影者の肖像権又はプライバシー保護を行うこと
ができる。施設管理権確認部が、画像表示端末を視聴し
ている者が正当権限を有していることを確認したとき
は、隠蔽処理がなされていない映像情報を該画像表示端
末に配信する構成としたので、正当権限を有している者
には自然な映像情報を配信して被撮影者のプライバシー
を保護しつつ、視聴者が待ち人をしている場合の利便性
を高めている。
肖像権保護部が映像情報のうち肖像権又はプライバシー
に係る領域を隠蔽処理する構成としたので、建造物内又
は建造物近傍の不特定多数の視聴者に映像情報を配信し
ても、建造物内又は建造物近傍の平穏が維持されると共
に、被撮影者の肖像権又はプライバシー保護を行うこと
ができる。施設管理権確認部が、画像表示端末を視聴し
ている者が正当権限を有していることを確認したとき
は、隠蔽処理がなされていない映像情報を該画像表示端
末に配信する構成としたので、正当権限を有している者
には自然な映像情報を配信して被撮影者のプライバシー
を保護しつつ、視聴者が待ち人をしている場合の利便性
を高めている。
【図１】 本発明の一実施の形態を説明する構成ブロッ
ク図である。
ク図である。
【図２】 肖像権保護部の作用を示す一般画像表示端末
向けの配信映像である。
向けの配信映像である。
１０ 建造物映像情報配信部 ２０ 肖像権保護部 ３０ 施設管理権確認部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 恒博 東京都港区芝浦三丁目４番１号 株式会社 エヌ・ティ・ティファシリティーズ内 (72)発明者 本圖 有 東京都港区芝浦三丁目４番１号 株式会社 エヌ・ティ・ティファシリティーズ内 (72)発明者 青木 忠一 東京都港区芝浦三丁目４番１号 株式会社 エヌ・ティ・ティファシリティーズ内 Ｆターム(参考） 5C054 AA02 AA05 CA04 CC03 CH02 EA01 EA03 EA05 FC12 FE21 FF02 HA18 5C064 BA02 BB02 CA05 CA11 CA18 CB01 CC04
Claims (5)
- 【請求項１】 建造物内又は建造物近傍の映像情報を建
造物内又は建造物近傍に設置された画像表示端末に配信
する建造物映像情報配信部と、 前記映像情報のうち肖像権又はプライバシーに係る領域
を隠蔽処理する肖像権保護部と、 画像表示端末を視聴している者が正当権限を有している
ことを確認したときは、前記隠蔽処理がなされていない
映像情報を該画像表示端末に配信する施設管理権確認部
と、 を具備することを特徴とする映像監視システム。 - 【請求項２】 前記建造物内又は建造物近傍の映像情報
は、食堂、駐車場、車寄せ、出入口の少なくとも１箇所
であることを特徴とする請求項１に記載の映像監視シス
テム。 - 【請求項３】 前記隠蔽処理は、前記映像情報に含まれ
る人を一色に塗りつぶす処理であることを特徴とする請
求項１に記載の映像監視システム。 - 【請求項４】 前記正当権限は、建造物内又は建造物近
傍の防災管理又は防犯管理であることを特徴とする請求
項１に記載の映像監視システム。 - 【請求項５】 前記正当権限は、予め来客予約をしてあ
る部署に設置された画像表示端末に対して、来客予定場
所の映像情報を来客予定時間の近傍に付与することを特
徴とする請求項１に記載の映像監視システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP37174399A JP4236785B2 (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 映像監視システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP37174399A JP4236785B2 (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 映像監視システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001186507A true JP2001186507A (ja) | 2001-07-06 |
| JP4236785B2 JP4236785B2 (ja) | 2009-03-11 |
Family
ID=18499227
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP37174399A Expired - Fee Related JP4236785B2 (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 映像監視システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4236785B2 (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003046745A (ja) * | 2001-07-30 | 2003-02-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 画像処理装置および画像処理方法 |
| EP1388802A2 (en) * | 2002-07-30 | 2004-02-11 | Omron Corporation | Face identification device and face identification method |
| JP2005117163A (ja) * | 2003-10-03 | 2005-04-28 | Canon Inc | カメラサーバ装置及びその制御方法、並びにコンピュータプログラム及びコンピュータ可読記憶媒体 |
| JP2005236464A (ja) * | 2004-02-18 | 2005-09-02 | Hitachi Ltd | 監視カメラ映像配信システム |
| JP2006054719A (ja) * | 2004-08-12 | 2006-02-23 | Hitachi Ltd | 画像処理装置、画像処理システム |
| US7289563B2 (en) * | 2002-06-27 | 2007-10-30 | Hitachi, Ltd. | Security camera system |
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