JP2008191287A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】青色層50Bと同一色の色層からなる色補正層50Sが白色サブ画素10Wの一部に設けられているので、カラーフィルタ層50に含まれる色層とは異なる光吸収層を別途設けなくても済むことになる。このような光吸収層を別途設けなくても済むため、カラーフィルタ層50を構成するのに必要な部材数、カラーフィルタ層50を形成する工数が増えることを回避することができる。加えて、表示に用いる青色層50Bと同一色の色層を色補正層50Sとしたので、本来の色調を維持することも可能となる。これにより、コストを低減しつつ、白色の色調を補正することが可能な液晶表示装置1を得ることができる。
【選択図】図2
Description
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、コストを低減しつつ、白色の色調を補正することが可能な液晶表示装置を提供することにある。
本発明によれば、白色サブ画素の色調を補正する色補正層が表示に用いられる第1の色層と同一色の色層からなるので、カラーフィルタ層に含まれる色層とは異なる光吸収層を別途設けずに済むことになる。このような光吸収層を別途設けずに済むため、カラーフィルタ層を構成するのに必要な部材数、カラーフィルタ層を形成する工数が増えることを回避することができる。加えて、表示に用いられる第1の色層と同一色の色層を色補正層として用いるため、本来の色調を維持することも可能となる。これにより、コストを低減しつつ、白色の色調を補正することが可能な液晶表示装置を得ることができる。
本発明は、赤色、緑色、青色、白色によってフルカラー表示を行う液晶表示装置におけるものである。本発明によれば、色補正層が、平面視で白色サブ画素に重なる領域の一部に設けられ、赤色層、緑色層及び青色層のうち少なくとも1つの色層と同一色の色層からなるので、カラーフィルタ層に含まれる色層とは異なる光吸収層を別途設けずに済むことになる。このような光吸収層を別途設けずに済むため、カラーフィルタ層を構成するのに必要な部材数、カラーフィルタ層を形成する工数が増えることを回避することができる。加えて、表示に用いられる赤色層、緑色層、青色層と同一色の色層を色補正層として用いるため、本来の色調を維持することも可能となる。これにより、コストを低減しつつ、白色の色調を補正することが可能な液晶表示装置を得ることができる。
一般的に、液晶表示装置を構成する一対の基板によって光にわずかに黄色が着色されることが知られている。赤色光と緑色光とを組み合わせて黄色光を表示可能であることが知られており、黄色光と青色光とを組み合わせて(赤色光、緑色光、青色光を組み合わせることになるため)白色光を表示可能であることが知られている。本発明によれば、色補正層が、青色層と同一色の色層からなることとしたので、白色サブ画素で表示される光の一部が青色に着色されることになる。この青色光と組み合わせることで、一対の基板によって着色された黄色光を効率的に白色光に補正することができる。
また、白色光に含まれる青色成分が強いほど、当該白色光の白さが強く認識されることが知られている。本発明によれば、色補正層が青色層と同一色の色層からなるので、白色サブ画素による表示光のうち青色光の光量が多くなる。これにより、白色サブ画素からの表示光に含まれる青色成分が強くなるため、当該表示光を見る者に対して白さを強く認識させることが可能になるという利点もある。
従来のカラーフィルタ層によって白色光を表示した場合、当該表示光には緑色成分が強く含まれ、赤色成分及び青色成分は緑色成分に比べて弱くなって表示される。本発明によれば、色補正層が赤色層及び青色層と同一色の色層からなるので、表示光を構成する赤色光及び青色光の光量を多くすることができる。これにより、赤色光、緑色光、青色光の光量のバランスを調節することができる。
本発明によれば、赤色サブ画素、緑色サブ画素及び青色サブ画素のうち色補正層に含まれる色層と同一色の色層が設けられたサブ画素が、白色サブ画素に隣接して配列されていることとしたので、カラーフィルタ層を形成する際には、隣接するサブ画素に同一色の色層を一工程で形成することができる。これにより、カラーフィルタ層の形成工程が簡単になる。
本発明によれば、色補正層が、平面視で白色サブ画素に重なる領域内のうち複数の領域に設けられていることとしたので、色補正層による色光を白色サブ画素の複数の領域で分散させて生成させることができる。このため、白色サブ画素からの光の色調を精度良く調節することが可能となる。
本発明によれば、色補正層が、平面視で白色サブ画素に重なる領域のほぼ全面にストライプ状に設けられていることとしたので、色補正層による色光を白色サブ画素のほぼ全面で生成させることができる。これにより、白色サブ画素からの光の色調を更に高精度に調節することが可能となる。また、色補正層が白色サブ画素のほぼ全面に配置されることによって、当該色補正層の層厚によるカラーフィルタ層の層厚の偏りが平均化されるという利点もある。
本発明によれば、色補正層が設けられた領域の周辺領域に光を透過可能な平坦化層が設けられていることとしたので、カラーフィルタ層の層厚を白色サブ画素内で確実に平坦化することができる。
本発明によれば、平坦化層が一方の基板の液晶層側のほぼ全面に設けられていることとしたので、カラーフィルタ層の液晶層側のほぼ全面を平坦化することができる。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態を図面に基づき説明する。以下の図では、各部材を認識可能な大きさとするため、縮尺を適宜変更している。
図1に示すように、液晶表示装置1は、液晶パネル2と、バックライト3と、フレキシブル基板Fとを主体として構成されている。液晶パネル2とバックライト3とは平面視で重なるように配置されており、図1では液晶パネル2のみが示されている。フレキシブル基板Fには電源回路等が形成されている。
TFTアレイ基板4は、例えばガラスや石英等の透光性の高い材料から形成された基材4aと、この基材4aの液晶側に形成された画素電極48と、この画素電極48に電気信号を供給するスイッチング素子47と、画素電極48、スイッチング素子47を覆うように形成された配向膜46と、基材4aの外側(液晶層6とは反対側)に貼付された偏光板49とを主体として構成されている。
基材5aは、基材4aと同様に例えばガラスや石英等の透光性の高い材料から形成された矩形の板状部材である。カラーフィルタ層50は、基材5aの液晶層6側に平面視でサブ画素10に重なるように設けられた色層である。このカラーフィルタ層50は、例えば有機材料や無機材料など公知の材料からなる赤色層50R、緑色層50G、青色層50Bの3色の色層と、色補正層50Sとからなる。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。第1実施形態と同様、以下の図では、各部材を認識可能な大きさとするため、縮尺を適宜変更している。
図4は、本実施形態に係る液晶表示装置101のうち1画素の平面構成を示す図であり、第1実施形態における図3に対応している。図5は、図4におけるB−B断面に沿った構成を示す図である。本実施形態では、画素及びその近傍の構成が第1実施形態とは異なっており、他の構成は第1実施形態とほぼ同様になっている。したがって、以下では画素の構成を中心に説明する。
次に、本発明の第3実施形態を説明する。第1実施形態と同様、以下の図では、各部材を認識可能な大きさとするため、縮尺を適宜変更している。
図6は、本実施形態に係る液晶表示装置201のうち1画素の平面構成を示す図であり、第1実施形態における図3に対応している。図7は、図6におけるC−C断面に沿った構成を示す図である。本実施形態では、画素及びその近傍の構成が第1実施形態とは異なっており、他の構成は第1実施形態とほぼ同様になっている。したがって、以下では画素の構成を中心に説明する。
次に、本発明の第4実施形態を説明する。第1実施形態と同様、以下の図では、各部材を認識可能な大きさとするため、縮尺を適宜変更している。
図8は、本実施形態に係る液晶表示装置301のうち1画素の平面構成を示す図であり、第1実施形態における図3に対応している。図9は、図8におけるD−D断面に沿った構成を示す図である。本実施形態では、画素及びその近傍の構成が第1実施形態とは異なっており、他の構成は第1実施形態と同様になっている。したがって、以下では画素の構成を中心に説明する。
次に、本発明の第5実施形態を説明する。第1実施形態と同様、以下の図では、各部材を認識可能な大きさとするため、縮尺を適宜変更している。
図10は、本実施形態に係る液晶表示装置401のうち1画素の平面構成を示す図であり、第1実施形態における図3に対応している。図11は、図10におけるE−E断面に沿った構成を示す図である。本実施形態では、画素及びその近傍の構成が第1実施形態とは異なっており、他の構成は第1実施形態と同様になっている。したがって、以下では画素の構成を中心に説明する。
例えば、上記実施形態においては、バックライトからの光を表示面側に透過して表示する透過表示型の液晶表示装置を例に挙げて説明したが、これに限られることはない。例えば、TFTアレイ基板とカラーフィルタ基板との間に光反射層を設けて表示面側からの光を当該表示面に反射して表示する反射表示型の液晶表示装置であっても本発明の適用は可能である。また、サブ画素の一部のみに光反射膜を設け、サブ画素の一部分ではバックライトからの光を透過表示し、サブ画素の他部分では光反射膜で反射した光を反射表示する、いわゆる半透過反射型の液晶表示装置であっても本発明の適用は勿論可能である。
Claims (9)
- 液晶層を挟持するように対向配置され、少なくとも第1の色を表示する第1サブ画素と白色を表示可能な白色サブ画素とを含む複数のサブ画素が平面視でマトリクス状に配列された一対の基板と、
前記一対の基板のうち一方の基板の前記液晶層側であって平面視で前記第1サブ画素に重なる領域に設けられ光に前記第1の色を着色する第1の色層と、前記一方の基板の前記液晶層側であって平面視で前記白色サブ画素に重なる領域の一部に設けられ前記第1の色層と同一色の色層からなる色補正層とを有するカラーフィルタ層と
を具備することを特徴とする液晶表示装置。 - 液晶層を挟持するように対向配置され、赤色を表示する赤色サブ画素、緑色を表示する緑色サブ画素、青色を表示する青色サブ画素及び白色を表示可能な白色サブ画素を有する複数のサブ画素が平面視でマトリクス状に配列された一対の基板と、
前記一対の基板のうち一方の基板の前記液晶層側に、
平面視で前記赤色サブ画素に重なる領域に設けられた赤色層と、
平面視で前記緑色サブ画素に重なる領域に設けられた緑色層と、
平面視で前記青色サブ画素に重なる領域に設けられた青色層と、
平面視で前記白色サブ画素に重なる領域の一部に設けられ前記赤色層、前記緑色層及び前記青色層のうち少なくとも1つの色層と同一色の色層からなる色補正層と、
を有するカラーフィルタ層と、
を具備することを特徴とする液晶表示装置。 - 前記色補正層が、前記青色層と同一色の色層からなる
ことを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。 - 前記色補正層が、前記赤色層及び前記青色層と同一色の色層からなる
ことを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。 - 前記赤色サブ画素、前記緑色サブ画素及び前記青色サブ画素のうち前記色補正層に含まれる色層と同一色の色層が設けられたサブ画素が、前記白色サブ画素に隣接して配列されている
ことを特徴とする請求項2乃至請求項4のうちいずれか一項に記載の液晶表示装置。 - 前記色補正層が、平面視で前記白色サブ画素に重なる領域内のうち複数の領域に設けられている
ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちいずれか一項に記載の液晶表示装置。 - 前記色補正層が、平面視で前記白色サブ画素に重なる領域のほぼ全面にストライプ状に設けられている
ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のうちいずれか一項に記載の液晶表示装置。 - 前記一方の基板の前記液晶層側であって平面視で前記白色サブ画素に重なる領域のうち少なくとも前記色補正層が設けられた領域の周辺領域には、光を透過可能な平坦化層が設けられている
ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のうちいずれか一項に記載の液晶表示装置。 - 前記平坦化層が、前記一方の基板の前記液晶層側のほぼ全面に設けられている
ことを特徴とする請求項8に記載の液晶表示装置。
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